JP2005021797A - 有機性廃棄物の処理方法 - Google Patents

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Sadaaki Murakami
定瞭 村上
Koichi Watanabe
幸市 渡邉
Makoto Kitano
誠 北野
Kiyoshi Kajitani
清志 梶谷
Katsutoshi Atsumi
勝利 渥美
Akishi Hori
晃士 堀
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Sadaaki Murakami
定瞭 村上
Ohbayashi Corp
株式会社大林組
Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd
石川島播磨重工業株式会社
Kurita Water Ind Ltd
栗田工業株式会社
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    • Y02W30/20Waste processing or separation

Abstract

【課題】高温高圧水処理を含む有機性廃棄物の処理方法において、高温高圧水で有機性廃棄物を溶解処理する際に、副産物である難生分解性物質の生成を抑制する方法を提供する。
【解決手段】本発明の有機性廃棄物の処理方法は、少なくとも有機性廃棄物を高温高圧水で溶解する工程と、該溶解液を生物学的に処理する工程とを有し、前記高温高圧水で有機性廃棄物を溶解する工程において、電子受容体を添加し難生分解性副産物の生成を抑制することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機性廃棄物の処理方法に関し、特に処理途上において難生分解性副産物の生成を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機性廃棄物の処理方法の一つとして、高温高圧水処理と微生物処理を融合した方法が例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3等に開示されている。この方法は、水の沸点(100℃、0.1MPa)以上、臨界点(374℃、22MPa)以下の高温高圧水を用いて固形状の天然由来廃棄物(以下、有機性廃棄物と言う)を易生分解性の溶解物質へ変換し、この溶解物質を好気性又は嫌気性の微生物により二酸化炭素又はメタン等へ変換する技術である。
【0003】
このような有機性廃棄物の処理方法では、高温高圧水の有する加水分解能により有機性廃棄物を解重合して糖やアミノ酸等の生体基本分子(モノマー)又はこれら数個から数十個重合した多糖やペプチド等のオリゴマーからなる易生分解性物質へ変換し、この低分子物質を微生物で分解することにより有機性廃棄物を高速で高効率に処理可能としている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−218295号公報
【特許文献2】
特開2001−9410号公報
【特許文献3】
特開2002−66507号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機性廃棄物を高温高圧水で溶解処理すると次のような課題が生じ得る。つまり、有機性廃棄物を高温高圧水で溶解処理すると、易生分解性物質が生成すると同時に、難生分解性物質が副産物として生成し、後段の微生物処理工程における処理効率を低下させる場合がある。ここで、一般的に高温高圧水の操作温度が高くなるほど、また処理時間が長くなるほど、副産物の生成する割合が高くなる。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、有機性廃棄物を高温高圧水にて処理する工程を含む有機性廃棄物の処理方法において、高温高圧水で有機性廃棄物を溶解処理する際に、副産物である難分解性物質の生成を抑制する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者は鋭意検討した結果、難生分解性副産物の生成を抑制して、易生分解性物質の生成率を高める有機性廃棄物の高温高圧水処理方法を見出し、本発明に到達した。
【0008】
すなわち、本発明の有機性廃棄物の処理方法は、少なくとも有機性廃棄物を高温高圧水で溶解する工程(溶解工程)と、該溶解液を生物学的に処理する工程(生物処理工程)とを有する有機性廃棄物の処理方法であって、前記高温高圧水で有機性廃棄物を溶解する工程において、電子受容体を添加し難生分解性副産物の生成を抑制することを特徴とする。
【0009】
このような処理方法によれば、溶解工程において難生分解性の副産物の生成を抑制することができると同時に、易生分解性物質の生成量が増加して、後段の生物処理工程での分解効率を増加させることが可能となる。
【0010】
上記有機性廃棄物の処理方法では、前記電子受容体として少なくとも酸素、空気、過酸化水素のいずれかを用いることができる。例えば過マンガン酸カリウムや重クロム酸カリウム等の金属元素を電子受容体とする薬剤を用いると、高温高圧水処理において該電子受容体由来の固形残渣が発生したり、高温高圧水処理液中に有害な重金属が残存したりするが、上記のように酸素、空気或いは過酸化水素等の非金属系の電子受容体を用いれば、添加した電子受容体に由来する固形残渣が発生したり、有害重金属が処理液中に残存したりすることがなくなる。
【0011】
また、上記有機性廃棄物の処理方法に適用可能な有機性廃棄物としては、例えば家庭や事業所等から排出される厨芥、食品廃棄物、生物汚泥、動植物残渣等の生物由来のものを例示することができる。すなわち、本発明によれば、水分を多量に含み腐敗性で処理が困難である天然由来の有機性廃棄物を効果的に処理することができるのである。
【0012】
また、前記溶解工程は、密封容器内に水と有機性廃棄物を入れ、100℃〜374℃、0.1MPa〜22MPaの条件で加熱処理することにより行うものとすることができる。このように100℃〜374℃、0.1MPa〜22MPaの条件で高温高圧水を用いることにより、有機系廃棄物を効率的に溶解することが可能となり、有機性廃棄物を一層効果的に処理することが可能となる。
【0013】
また、本発明の処理方法においては、前記溶解工程において前記有機性廃棄物が低分子状の易生分解性物質に変換される一方、前記生物処理工程では、好気性又は嫌気性の微生物により前記易生分解性物質が分解される。すなわち本発明の処理方法によると、溶解工程において難分解性物質が生成し難いため、好気性又は嫌気性の微生物のいずれを用いた場合にも高効率で分解が行われることとなる。
【0014】
以下、本発明の原理を説明する。
高温高圧水処理と微生物処理とを組み合わせた有機性廃棄物の処理方法は、生物由来の高分子物質を高温高圧水の加水分解力で解重合・低分子化して水に溶解させ、この低分子状の溶解性有機物を微生物により二酸化炭素又はメタンへ変換する技術である。
【0015】
ここで、高温高圧水中では様々な反応が進行する。臨界点以下の高温高圧水は、酸・アルカリの性質が極めて強く、糖やアミノ酸等が脱水縮合・重合した生体高分子物質(炭水化物やタンパク質)を解重合して低分子化する。この解重合反応は高温高圧水での加水分解反応(イオン反応)によるものである。しかし、一方で生成した低分子物質である糖やアミノ酸等はラジカル反応である脱炭酸・脱アミノ基・再結合等により有機酸、アルコール、炭化水素、炭素等へ変換される。ここで問題となるのは、炭化、炭化水素化、分岐分子化、環分子化等のラジカル反応により、石炭、原油、天然ガス成分類似物質が生成することである。
【0016】
このような高温高圧水による処理において電子受容体を共存させると、高温高圧水処理により有機性廃棄物から生成したラジカル電子を電子受容体が捕捉するため、生成ラジカルを消滅させることができる。このとき、電子受容体がラジカル電子を捕捉したことによるラジカル消滅反応と、生成したラジカル同士の結合や他分子の水素引き抜き等のラジカル反応とは競争関係にあるので、ラジカル反応を完全に抑制することは困難であるが、ラジカルの消滅量に応じて副産物の生成量を消滅できる。
【0017】
すなわち、例えば高温高圧水中でラジカルA・(・はラジカル電子)が生成したとする。このとき、電子受容体はラジカルA・からラジカル電子・を捕捉するため、ラジカルA・は陽イオンAとなり、ラジカル反応は停止する。一方で、ラジカルA・は、そのラジカル電子・が捕捉される前に、他のラジカルB・と結合して化合物A:Bを生成したり、他の分子R:Hの水素H・を引き抜き、水素化してA:Hとなったりする。ここで、電子受容体がラジカルA・からラジカル電子・を引き抜き陽イオンAが生成される反応と、A・とB・とが結合してA:Bが生成される反応と、或いは水素引き抜きによるA:Hの生成反応とは競争関係にあるので、電子受容体の共存によりA・のラジカル反応を完全に抑制することはできない。しかし、電子受容体がラジカル電子・を捕捉することにより生成する陽イオンAの生成量に比例してラジカル反応を抑制することができる。
【0018】
ところで、以前より有機性廃棄物の処理に用いられている酸化剤共存下での高温高圧水反応(湿式酸化や超臨界酸化)では、等モル又は過剰モルの酸化剤を添加して有機物を二酸化炭素等へ無機化することが目的であるが、本発明に含まれる高温高圧水反応では、有機物に対して少量モルの酸化剤(電子受容体)を添加してラジカル反応を抑制し、加水分解反応(イオン反応)を優先させることを目的としている。
【0019】
湿式酸化や超臨界酸化の欠点は、有機物を無機化するので嫌気性生物の融合によるバイオガス生産が困難となることである。加えて、触媒添加が必要であることと酸化剤を多量に添加するため反応器(反応装置)が腐食する課題がある。
【0020】
本発明での電子受容体の共存下の高温高圧反応では、電子引き抜き反応(酸化反応)量に対応して潜在エネルギーが減少するが、その添加量が少量であって、難生分解性物質の生成量が減少して易生分解性物質の生成量が酸化反応量を上回ったとき、後段での生物処理工程により分解率が向上し、嫌気性生物処理ではバイオガス生産量が増加することとなる。また、本発明では、電子受容体の添加量は、有機性廃棄物に対して少量モルであり、さらに湿式反応や超臨界酸化のような高温条件ではないことから、装置材料の腐食も軽減される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態である有機性廃棄物の処理方法について、図1を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態の処理方法に好適な処理装置の一例を説明するための概略構成図であり、下水汚染、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物を高温高圧水装置1で溶解して嫌気性生物処理装置2に移送して処理し、バイオガスを回収するものである。
【0022】
有機性廃棄物スラリー11は、高温高圧水処理装置1に導入され、電子受容体12と混合されて加熱・溶解される。生成した溶解液13は嫌気性生物処理装置2に導入・処理されてバイオガス21及び消化液22となる。
【0023】
上記有機性廃棄物スラリー11は、固形状の有機性廃棄物を破砕して水と混合したものであり、また生物学的処理施設より排出される汚泥等については数%から10%程度に濃縮されたものである。
【0024】
高温高圧水処理装置1は、耐圧容器に有機性廃棄物スラリー11及び電子受容体12を導入して混合・加熱し、所定温度に所定時間保持した後、冷却して処理液を取り出す回分式でもよく、また、有機性廃棄物スラリー11及び電子受容体12の導入・混合部、加熱部、所定温度で所定時間滞留させる反応部、冷却部、減圧部、気液分離部から構成される連続式でもよく、いずれも公知のものが適用される。
【0025】
嫌気性生物処理装置2は、嫌気性消化槽又はUASBやIC等の高速嫌気性処理装置のいずれでも良い。高速嫌気性処理装置を用いる場合には、溶解液13中に残存する固形残渣を除去した液体分のみを導入する。なお、嫌気性生物処理装置2の代わりに、活性汚泥処理装置等の好気性生物処理装置を用いて溶解液13中の有機物質を二酸化炭素等に無機化しても良い。また、嫌気性生物処理装置2又は好気性生物処理装置から排出される余剰汚泥を上記有機性廃棄物スラリー11と混合して高温高圧水装置1に導入しても良い。
【0026】
電子受容体12として過酸化水素等の液体の導入には高圧ポンプを用い、酸素等の気体の導入には高圧容器から直接又は密封容器に保存した液体を加温して導入するなど、公知の方法を採用することができる。電子受容体12の添加量は、例えば過酸化水素を例にとると、有機物量に対して重量比で10%〜30%程度とするのが良い。
【0027】
(実施例)
本実施の形態で示した装置を用いた処理方法について、以下の評価を行った。
つまり、有機性廃棄物として下水処理場より発生する混合汚泥を用い、電子受容体として過酸化水素を用いて、難生分解性副産物の抑制効果を調べた。
【0028】
下水汚泥は宇部市東部浄化センターの混合汚泥(平均SS濃度;12,000mg/l、VSS/VS=0.81)を用い、これを有機性廃棄物スラリーとして用いた。すなわち、100mlのインコネル製容器(攪拌用ステンレス球3個内蔵)に40mlの混合汚泥及び所定量の過酸化水素(30%)を入れて、振動攪拌下、昇温30分、所定温度(反応温度)での保持1時間(反応時間)、冷却30分とし、その処理液を分析した。
【0029】
ここでは、反応温度100℃〜350℃の高温高圧水による混合汚泥の処理特性を調べた。図2に混合汚泥の可溶化率を示す。混合汚泥のSSについては、10℃〜200℃と200℃〜300℃の2段階で汚泥が溶解している。図3に余剰汚泥についての可溶化率を示すが、余剰汚泥の可溶化率は200℃以上では一定となっている。このことから、混合汚泥の可溶化の第一段階は主として余剰汚泥によるものであり、第二段階は主として混合汚泥中の初沈汚泥に起因するものと思われる。特に初沈汚泥には、トイレットペーパーや野菜等の植物繊維に由来する繊維分が含まれ、この繊維分は250℃以上で溶解し始め、300℃以上では完全に溶解する。
【0030】
次に、高温高圧水による混合汚泥の溶解液のTOC及びBODを、各反応温度について測定した。TOCは原汚泥が溶解した有機物質量の指標として、BODは生成した生分解性質量の指標として用いた。
【0031】
図4にその結果を示す。TOCは250℃付近で最大値を示している。一般に、有機物の高温高圧水反応では、高分子物質の低分子化による溶解に続いて、脱炭酸反応による炭酸ガスの生成に加えて、低分子化物質がさらに低分子化してガス化が進行する逐次反応である。したがって、TOCすなわち溶解性有機物が250℃付近で最大値を示したものと思われる。
【0032】
TOCは250℃付近で最大値を示すのに対して、BODは200℃〜250℃で最大値を示す。BODの最大値がTOCより低い温度であるのは、高温では難生分解性の副産物が生成することによるものである。
【0033】
反応温度100℃〜350℃、過酸化水素の添加量(汚泥のVSSに対する重量比)0〜1.0の範囲で、混合汚泥の水熱処理特性を調べた。SS、VSSの可溶化率(固形分の溶解した割合)、溶解液のTOC、BODについて、過酸化水素の添加効果を調べたところ、いずれの水熱温度においても、各項目とも増加した。また、各水熱温度に対する各項目の平均値を図5に示す。このように過酸化水素の添加量(混合汚泥に対する重量比)が0.2〜0.3である場合において、最大の増加率が認められる。
【0034】
過酸化水素の少ない添加量では、可溶化率及び溶解量はいずれも増加するが、多い添加量では減少している。少ない添加量では、電子受容体によってラジカル電子が引き抜かれ、脱炭酸や脱アミノ基などのラジカル反応が抑制され、易生分解性物質の生成量が増加している。一方、多い添加量では、酸化反応による有機化合物の無機化が生じるため二酸化炭素の生成量が増大し、水熱処理液中のTOC、BODが減少したものと思われる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の有機性廃棄物の処理方法によれば、有機性廃棄物を高温高圧水中で低分子化・溶解するとき、電子受容体を添加することにより難生分解性副産物の生成を抑制することができる。特に、高温高圧水と微生物を組み合わせた有機性廃棄物の処理においては、後段の微生物による分解率の向上が達成できる。さらに、高温高圧水処理液中のBOD(生分解物質量)が増加するので、微生物工程として嫌気性微生物を適用する場合には、メタンガスの回収量が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機性廃棄物の処理方法について一実施の形態を示す概略構成図。
【図2】各反応温度における下水混合汚泥の可溶化率を示す図。
【図3】各反応温度における下水余剰汚泥の可溶化率を示す図。
【図4】各反応温度における下水混合汚泥のTOC及びBODを示す図。
【図5】過酸化水素添加による下水混合汚泥の可溶化率及び溶解液のTOC及びBODの増加率を示す図。
【符号の説明】
1…高温高圧水処理装置、2…嫌気性生物処理装置、11…有機性廃棄物スラリー、12…電子受容体、13…溶解液、21…バイオガス、22…消化液

Claims (6)

  1. 少なくとも有機性廃棄物を高温高圧水で溶解する工程と、該溶解液を生物学的に処理する工程とを有する有機性廃棄物の処理方法であって、
    前記高温高圧水で有機性廃棄物を溶解する工程において、電子受容体を添加し難生分解性副産物の生成を抑制することを特徴とする有機性廃棄物の処理方法。
  2. 前記電子受容体として、非金属性の電子受容体を用いることを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の処理方法。
  3. 前記電子受容体として、少なくとも酸素、空気、過酸化水素のいずれかを用いることを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の処理方法。
  4. 前記有機性廃棄物は家庭や事業所等から排出される厨芥、食品廃棄物、生物汚泥、動植物残渣等の生物由来のものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の処理方法。
  5. 前記有機性廃棄物を高温高圧水で溶解する工程は、密封容器内に水と有機性廃棄物を入れ、100℃〜374℃、0.1MPa〜22MPaの条件で加熱処理することにより行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の処理方法。
  6. 前記有機性廃棄物を高温高圧水で溶解する工程において、前記有機性廃棄物が低分子状の易生分解性物質に変換される一方、
    該溶解液を生物学的に処理する工程では、好気性又は嫌気性の微生物により前記易生分解性物質を分解することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の処理方法。
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