JP2005013714A - 屋内空間殺菌方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 次亜塩素酸含有殺菌水を噴霧時に生成しつつ、手軽に使用可能な屋内空間殺菌方法及び装置を提供する。
【解決手段】 屋内空間殺菌装置100においては、本装置内に電解機構を有し、霧化するための処理液は、カセットタンク101の中に、次亜塩素酸水溶液として、別の容器内で混合生成したものを入れるか、混合式の生成装置や電解式の機械により生成した次亜塩素酸水溶液を入れるか、又は、本装置内で電解処理をする場合は、電解用の塩酸と少量の塩化ナトリウム混合溶液か、単に塩酸水溶液などを入れるように成っていて、また、空気の流れはモータ121によりプロペラ113が回転し比較的強い搬送流を、発生をさせ、手が回転体のプロペラ113に触れないような危険防止部材114がある、プロペラ113の前に噴霧吐出口112があり、音の少ない噴霧状態で屋内空間殺菌を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、従来、公開公報により公開されている、次亜塩素酸水溶液による超音波発振機構を用いた噴霧による空間殺菌方法及び装置に関し、特に、食品業界のみならず、MRSA,VRA,その他、世界的に空間感染が問題になったSARSの感染拡大防止を可能にするものであり、その上、その識別や予防のため、インフルエンザウイルスに対する感染の流行防止をも同時に可能にする、家庭や病院内の環境衛生を作り出す技術分野に関するもので、特に電解生成しながら、超音波振動による噴霧化を行う装置や次亜塩素酸含有殺菌水の生成機械を持たない所でも利用できるようにした機械を提供し、同時に、それを利用した装置から出る、風音による騒音を無くす技術分野に関する。
従来から、次亜塩素酸濃度が10ppmから20ppmの水溶液を20ミクロンから80ミクロンの粒子径にして、噴霧する空間噴霧殺菌方法及び装置についっては知られていた。しかし、これらの方法にはシャワー状に近い噴霧のため室内が、霧で、もやってしまい、食品製造現場とか、病室でも患者がいる時には使用できないと言う問題が在った。
又、消毒用アルコール液を噴射して、病室内のMRSAを殺菌しようとしても、アルコールは気管から直接血液に吸収されるため、アルコール中毒を、引き起しなど、アルコールアレルギーの多い日本人には使用できないものであった。又、アルコール自体が手あれの原因になり、女性の多い職場で使用するには、この問題は作業者の悩みであった。
又、アルコールは使用し続けると耐性菌が発生するため、もっと殺菌スペクトルの広い、ウイルスから真菌まで、殺菌できて、耐性菌の生まれない、しかも手あれもしない殺菌剤がないかと、求められていた。
近年、次亜塩素酸の水溶液が非常に幅広い、ほとんど全ての菌に、殺菌力があることが知られている、(例えば、特公平6―73675号特許公報参照)しかも、近年、手あれが殆どなく、アレルギー性もないことが認められてきた。しかし、空間を殺菌するには、ある程度の大きさの噴霧粒子径がないと、菌に作用する事が出来ないと考えられてきた。
また、超音波による噴霧から発生する、殺菌水の微細な粒子は0.2ミクロンから20ミクロンと小さく、このような微細な粒子は直ぐに気化して水蒸気となり、全く、効果がないと信じられていた。しかも、実験において、29.4m(単位は1mx1m)の広さがある病室において、200ppmを1時間、超音波噴霧器により噴霧した後では、MRSAは全ての場所で陰性となったがしかし、こうした技術は広く知られていなかった。
公開公報の特開平11−169441や特開平10−316517などに、次亜塩素酸水溶液の生成とこの殺菌水溶液による空間殺菌の技術開示があるが、いずれも噴霧装置とは別の電解もしくは混合式の殺菌水生成機械から生成された次亜塩素酸水溶液を使用するもので、次亜塩素酸生成機械が無い地域でも使用できる、次亜塩素酸水溶液を利用した、空間殺菌方法が解決されていなかった。
又、塩酸分が主体の液を使用する、次亜塩素酸電解生成機が噴霧装置に、組み込まれる場合に、生成濃度の安定化が難しいなどの問題や、pHが酸性に成り過ぎると、塩素ガスのように毒性の強いガスの発生があり、イオン交換水を使用して、塩酸水溶液を生成した液を電解したときの、pHが下がり過ぎる問題が解決していなかった。
超音波霧化装置に塩酸電解を行なう機構を組み込む場合、問題になるのは、生成濃度とpHの関係を目的の状態にして霧化しないと目的が得られないことである。例えば、電解をしすぎると、PHが下がりすぎ、塩素ガスが発生し身体に有害であり、また、電解が不足するとpHが塩酸で低く成っているばかりか、生成濃度も目的の濃度に達しないなど極めて小型化が難しい課題があり、しかも制御しにくいなどの問題があった。
又、公開公報の特願平10−316517に開示された技術には、実際に製作してみると、送風時に発生する風の流れが、機械内の、囲い壁に衝突しながら送送られるため、発生する衝突音が騒音となり、静かな病室などで使用するには、患者さんの睡眠に、妨げとなる問題があった。
又、次亜塩素酸水溶液を生成して保管すると、長い間安定して保管することが難しく、50℃ぐらいの気温では1週間もしないの内に、濃度が半減してしまうという問題が在った、このため、夏場や東南アジアには温度管理のない倉庫などで保管されることが、多く、東南アジアでの空間殺菌装置が販売できなかった。又、日本でも夏場などには、使用される液の販売ができない等の問題があった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、小型の詰め替え容器、例えば、次亜塩素酸として作って置くのではなく図8と図9に示すような安価な容器により、生成装置のない地域で、作りたての次亜塩素酸水溶液で空間噴霧の高い効果を得られるようにすること、又は、塩酸電解方式によって次亜塩素酸水溶液を生成する場合、塩酸を希釈するのに、品質の安定化のため、イオン交換水を使用するので、電解した場合、次亜塩素酸水溶液のpHが下がりすぎて、ガスが発生することの改善及び、屋内空間が、病室などのように騒音が問題になる、ところでも使用できる静かな噴霧を可能にする空間殺菌の方法と装置を提供することにある。
一つには、小型の詰め替え容器、例えば、次亜塩素酸として作って置くのではなく図8と図9に示すような安価な容器により、30ppm〜500ppmでpH5.5〜6.8程度の中性に近いの範囲に調整できるようにして各々の液を保存し、使用する時に、少なくても2つ以上の薬剤を、混合反応させて生成させ、濃度の安定した次亜塩素酸水溶液提供するのが好ましい。
又、この場合は次亜塩素酸ソーダーの濃度が安定的に維持されるよう、苛性ソーダ溶液を添加したものと、内容器などに充填した塩酸水溶液を使用して作りたての次亜塩素酸水溶液が生成できるようにして空間噴霧の高い効果を得られるようにするのが望ましい。
また、塩酸電解方式によって次亜塩素酸水溶液を精製する場合、生成機械に使用する、塩酸水溶液は原水が一般的飲料水である場合は、すでに、陽イオンが含まれており、電解するとアルカリ化が起こり電解により生成塩酸を中はしてpHが下がり過ぎないようになるが、
カセット式の次亜塩素酸水溶液を供給する場合は、どうしても、品質の安定化のためにイオン交換水を使用するので、苛性ソーダを入れ塩酸と反応させて塩化ナトリウムを精製させるか又は、始めから塩酸水溶液を作る薄め水に塩化ナトリウムを添加して電解液を生成するか、又は軟水器を使用して、カルシュウムやカリウムやマグネシウムとナトリウムを置換して置くかした水溶液で塩酸を薄めて濃度調整をするのが望ましい。
超音波霧化装置に塩酸電解を行なう機構を組み込む場合、問題になるのは、生成濃度とpHの関係を目的の状態にして霧化しないと目的が得られないことである。例えば、電解をしすぎると、次亜塩素酸と等モルの塩酸が生成し、PHが下がりすぎ、塩素ガスが発生し身体に有害である。また、電解が不足するとpHが塩酸で下がったままで、生成濃度も目的の濃度に達しないなど極めて小型化が難しかった、この解決として、次亜塩素酸水溶液に予め塩化ナトリウムなどを添加して電解する解決の方法が望ましい。
また、空間殺菌を行なう場合は、大きな粒子の殺菌水(次亜塩素酸濃度が30ppm〜500ppmの次亜塩素酸水溶液)では噴霧すればするほど、室内は高湿度になり、しかも霧がかつて、人がいられない状態に成る、その割には、単位体積当りに収納できる水粒子の表面積は、粒子が大きい程少なくなる。
この反面、小さな粒子にすればこの問題は解決しても、粒子径が小さいため気化する時間も早く、菌と接触するまでの時間を短縮できるよう工夫が必要に成る。これを解決するには、一般の超音波加湿器とは違う、遠くまで届く強力な搬送流の空気の流れが必要に成る。
しかし、こうした要素を持つ商品を小型化するには、小型のファンによって強力な搬送流を発生させるため、どうしても回転数が高くなり、回転音が大きくなる、又、風の流れを一つの方向に向ける場合は風をガイドして、しかも出口を狭くしないと強い流れが生まれない、風を強制するため隔壁と風が衝突する音は一層大きな騒音となる。
これを解決するには音の出ない送風ファンの前に霧化機の噴霧放出口を持って来ることにより解決する、しかし、回転体が人体に接触しないように危険防止部材を付けると、ここに霧化した次亜塩素酸水溶液が析出して、垂れて来るため商品としては完成しない。そのため、デザイン的にも商品価値が在ってこの問題が発生しないような危険防止部材を開発するのが最も望ましい。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図9は本発明による屋内空間殺菌に関する方法と、殺菌装置の実施例を示す図である。
図1において、屋内空間殺菌装置100を表す。本装置において、霧化に利用される液がどのように噴霧されるかを、順を追って説明すると、まず、霧化するための処理液の流れは、カセットタンク101の中に、次亜塩素酸水溶液として、別の容器内で混合生成したものを入れるか、混合式の生成装置や電解式の機械により生成した次亜塩素酸水溶液を入れるか、又は、電解処理をする場合は、電解用の塩酸と少量の塩化ナトリウム混合溶液か、単に塩酸水溶液などを入れるように成っていて、カセット式の構造のものが好ましい。また、説明上これらの液を以下の説明では総称して、被処理液と呼ぶ。
カセットタンク101は先端のピン102aが第一液室103の底に在る底ピン102bに当り、突き上げられて開口し、第一液室103に流れ出す、この時カセットタンク101の容器バルブ102の下面まで液が満ちると空気取り入れが出来なくなり、しかも、カセットタンク101の上部にてきる、負圧状態とタンク内の液重量がバランスして排出が停止する。
又、被処理液は図1に示された図に表示されていないが、図から見て裏側を通りながら、電解槽部104に送られて通路107を通り、流路調整板119により流入する風量を調整される、この流路調整板119はスライド式でネジにより固定が出来る構造になっているのが良い。
調整された流入した風量は発振室108に至り、ここで、3個の超音波発信器109により霧化されて、霧化室110に上昇して、可動ジャバラ111を通り噴霧吐出口112から噴霧される。この時、超音波発信器109のいずれかが周波数の他のものより低いか高いかに調整して、発生する霧化粒子径の、大きさの幅を、大きくしても良い。
また、空気の流れはモータ121によりプロペラ113が回転し比較的強い搬送流発生させる、この風の取り入れ方向は、図1の矢印の方向で、手や人体が回転体のプロペラ113に触れないようにする、危険防止部材114のモータ121側から噴霧吐出口112に向かうように成っている。
また、危険防止部材114は支え部120により多少の寝かせ動作が可能に成っていて、搬送流と噴霧流の流れを変えられるのが、好ましい。
この時、プロペラ113により発生した送風流はその一部が取り入れ口117から発振空間接続路118を通り霧化室110に至り、霧化された次亜塩素酸水溶液の微細な粒子を霧化室110から可動ジャバラ111へ送り出し、噴霧吐出口112から噴霧するように成っていると良い。
図1の下部には電源部122があり電解槽部104と第一液室103とに連通する排水管路124があり電解槽部104に第一液室103から逆流しないように、逆流防止球123が球重量で電解槽部に転がる方向に傾斜がついており、この管路と接続された排水バルブ125から排水されるように接続されている。又、この排水バルブ125は図では手動式であるが、電動式、例えば、モーターバルブや電磁弁が好ましい。
図2においては、屋内空間殺菌装置100の図1における、矢印記号II―IIの矢印方向から切断するようにして、見た状態を図示するものである。
液の流れに従って第一液室103から発振室108までを説明する。発振室108に描かれた3つの超音波発振器109においては、何れかを、振動数の違うものに変更しても良い。液はカセットタンク101から第一液室103に満ちた後、薬液は矢印の流れに沿って、電解槽通路131を通り電解槽部104に図面上側から下側に電解されながら移動する、この時、電解槽部104の3枚のマイナス電極104Aと2枚のプラス電極104Bの間を通り徐々に電解される。電極の枚数はこれ以上に多くして製作しても良い。
このとき、塩酸水溶液においては次亜塩素酸と塩酸に等しいモル数だけ分解され塩酸濃度は水溶液中のアルカリミネラル分から電解により生成される水酸化物により中和して所定の次亜塩素酸濃度とpHに成る。これはイオン交換水(純水)により、塩酸水溶液を生成した場合はアルカリミネラル分が無いため、pHが下がりすぎる問題が在った。
そこで、本発明において、塩酸水溶液の中に塩化ナトリウムを添加するか、硬水を軟水器によりナトリウムを多量に含む水で塩酸を希釈して精製するか、次亜塩素酸ソーダー水溶液と塩酸水溶液を別の容器内で混合生成して、これをカセットタンク101に充填して使用する、この場合は電解のスイッチをOFFにして、電解は行わないのが良い、このように、どのような使用方法でも噴霧ができるような機械が考えられている。
もちろん、図6に示す自動給水装置200は、配管により外部から電解処理前の液を圧力供給する場合か、又は、外部次亜塩素酸水溶液による殺菌水を電解や混合によって、生成する機械から次亜塩素酸水溶液を圧力供給する場合において使用される。電解処理前の液の場合は電解を行い、すでに次亜塩素酸水溶液と成っている液を供給する場合は、電解のスイッチはOFFにして、おくことが必要である。
しかし、長期間管路内で滞留して次亜塩素酸濃度が著しく低下した場合は電解をONにして、濃度を引き上げることができる。このような、機構には図6に示されたように給水電磁弁201から液を供給して、フロート水位計202で給水電磁弁201の開閉と第一液室103や電解糟部104の排水を制御するのが望ましい。
この場合のフロート水位計202にはマグネット204の磁力で、リードスイッチ203aと203bを作動させて信号を検出する方法で設定水位の上限と下限を決めることや、排水電磁弁227や電解糟部104の出口扉105の開閉を行う開閉電磁弁106で開閉するのが望ましい。
図3においては、図2に示す矢視記号IV―IVの矢印方向で切断した電解糟部104の電極と液の流れを示すものである。電解槽通路131から電解糟部104に流入する通路は下側にあり出口部は上側にあり、流入する液の水位は、上昇しながら電解が進行してき、このとき、出口部にある出口扉105は閉じている、電解槽部104に液が所定の水位まで溜り、しかも、所定の時間電解が経過すると開閉電磁弁106が作動して出口扉105を開くように成っているのが望ましい。
図4においては図3とほぼ同じ構造であるが、図5に示された断面構造図は図4に示された矢視記号IV―IV矢視に従い切断した図でありこの切断切断線上の一部が相違しているため、相違した部分を説明する。ここで、図5に循環ポンプ管路室133に循環ポンプ135があり、循環モータ134により駆動している、電解槽通路131に在る隔壁132の下部に開口する取り入れ口137から電解槽部104内の各電極間に配置された順路リブ136の間を、電解されながら、流れて上昇する。
出口高さに達したところで入り口側に開口した循環路口138に向かって再び循環ポンプ135によりもどされる、このとき、一部が発振室108側へ流入する。このように大部分の液が再電解しながら濃度とphを調整されて、発振室108から霧化されるようになっているのが好ましい。
図8及び図9は次亜塩素酸水溶液生成容器400の構造がどのようになっているかを図示したものである。
図8において次亜塩素酸水溶液生成容器400の断面図を示す。キャップ405を回して容器本体401の下方に締め込むと切断具412が下がり内容器402の、口の所のフランジ部403を、切断具412の刃411の部分が、これを切断し、内容器402は下に沈み、次亜塩素酸ソーダー水溶液408の中に落ちて、塩酸水溶液409と次亜塩素酸ソーダー水溶液408は互いに混合する。
こうして所定の濃度とpHの次亜塩素酸水溶液が生成される。このときの、次亜塩素酸ナトリウムには塩分濃度の少ないものでも、塩酸と次亜塩素酸ナトリウムの中和反応から塩化ナトリウムが生成されるのでpHが下がり過ぎることはない。
図9はキャップ405の保管時の様子を示した図である。切断具412が逆向きにセットされて収納してあり、刃411が内容器402のフランジ部403を切断できないようにしてある、又、内容器402の上部フランジ面404の上に、液漏れ防止のため配置してある。これは図8においては取り除いて締め付けることで、刃411がフランジ部403を切断できるように設計されているのが望ましい。
図7においては、屋内空間殺菌装置100が、人々301が集まる室内307に設置された場合のシステム関連図である。入り口部に通ずる通路には、人の通過を検知するセンサー310が、人が通過するのを検知して、一定の人数に成ったら、屋内空間殺菌装置100が作動して噴霧が開始される。ここに供給される次亜塩素酸水溶液は次亜塩素酸水溶液生成装置302から、供給される圧力送水式であり、コントロラー305により、作動時間及び休止時間が、プログラミングされている、又このプログラムは、自由に現地で設定できるものが望ましい。
近年テロや地域戦争において細菌兵器が使用されるようになったが、これらの細菌は感染力を故意に強化した菌種であり、敏速な対応が必要である、しかし、古くから使用されているアルコールや塩化ベンザルコニュームなどはこうした菌種には殆ど効果がない。
又、C型やB型肝炎などはウイルスのため殺菌が困難である、しかし、こうした菌のほかに中国やアフリカから人類が接触したことのない菌種が人の往来が、激しい近代社会においては、先進国の一般社会生活の中に、運ばれて、SARSウイルスのように、国の経済を危うくしてしまう。しかも、今回、世界を恐れさせたSARSウイルスは、空気感染力が極めて強く、病室内の空間殺菌が、どうしても必要である、しかし、人が治療されている病室において、人体に害が無く、SARSウイルスに有効な空間殺菌方法は市場に機器として販売されていない。
本発明はこうした事態を防ぐため、近年注目を集めている、エイズウイルスやSARSウイルスの他のも、真菌、MRSA、O157大腸菌、バンコマイシン耐性菌なども、簡単に殺菌できて、しかも人体に殆ど傷害を与えない。次亜塩素酸水溶液による空間殺菌方法及びその装置を、簡単に使用できて、救急車の緊急時の室内殺菌を含めてあらゆる屋内の空間殺菌に使用できる。また食品の衛生管理、たとえばHACCP(ハセップ基準)のためにも、また軍隊のテロに対する細菌防衛にも使用でき、このような場合は、次亜塩素酸濃度は500ppm程度まで高いものも使用でき、しかも長期間安定的に保存ができる。容器式の簡単な次亜塩素酸水生成容器、市販のハンディータイプのスプレ−式殺菌装置にも取り付く物で、安価に、空間殺菌を可能にする。しかも手軽に使える商品として市場に供給しようとするものであるから、現代のバイオ科学時代に、21世紀の人類とウイルスとの、戦いの社会に、健康と安全を作り出す効果がある。
本発明の第一の実施形態を示し、屋内空間殺菌装置の形態を示す 屋内空間殺菌装置の図1の矢視記号にしたがって上部から見た断面図の形態を示す 図2の矢視記号にしたがって見た、電解槽部の、断面図の形態を示す 本発明における電解槽部に循環機構がある、図1の矢視記号にしたがって見た断面図形態を示す 図4の矢視記号にしたがって見た電解槽部のえきの流れを循環させる機構の詳細を示す 屋内空間殺菌装置に外部から被処理液を又は次亜塩素酸水溶液を供給する装置の機構を示す 本発明における屋内殺菌装置の利用に関するシステムや配管方法及びコントロールの方法を示す。 本発明に於ける次亜塩素酸水溶液生成容器の断面形状を示す。 次亜塩素酸水溶液生成容器のキャップ部の断面形状を示す。
符号の説明
100 屋内空間殺菌装置
200 自動給水装置
400 次亜塩素酸水溶液生成容器
101 カセットタンク
102 容器バルブ
102a ピン
102b 底ピン102b
103 第一液室
104 電解槽部
107 通路
108 発振室
109 超音波発振器
110 霧化室
111 可動ジャバラ

Claims (8)

  1. 超音波発振装置を用い、1ミクロン〜20ミクロンの粒子径の噴霧を生成する機構を有するものにおいて、次亜塩素酸濃度が30ppm〜500ppmの次亜塩素酸水溶液の生成工程と送風ファンと該送風ファンと人体の接触を防止する危険防止部材と、送風ファンから生じる空気の流と前記噴霧を混合させ、所定の屋内空間を殺菌する機構を有し、送風ファンの前に前記噴霧吐出口を配置し、前記次亜塩素酸水溶液の噴霧が該危険防止部材に接触しないようにして行われることを特徴とする屋内空間殺菌方法。
  2. 前記次亜塩素酸水溶液を生成工程が水に直接又は軟水器を介して塩化ナトリウムを添加するか、苛性ソーダを添加した水により生成した、塩酸水溶液、或は塩化ナトリウムを添加した塩酸水溶液を、又は塩酸水溶液を、無隔膜電解機構を用い、10ボルト以下の直流電解により生成することを特徴とする請求項1記載の屋内空間方法。
  3. 超音波発振機構を用い、1ミクロン〜20ミクロンの粒子径の噴霧を生成する機構を有する超音波噴霧生成装置において、次亜塩素酸水溶液の濃度が30ppm〜500ppmの次亜塩素酸水溶液を供給する機構と、前記噴霧を搬送する送風ファン機構を有し、該送風ファンから生じる空気の流と前記噴霧を混合させ、所定の屋内空間を殺菌する前記噴霧吐出口が、前記送風ファンの前にある、手などが送風ファンに接触することを防止する危険防止部材の位置にデザイン的には一体的に配置され、前記次亜塩素酸水溶液の噴霧が該危険防止部材に接触しないように、前記吐出口が構成されていることを特徴とする屋内空間殺菌装置。
  4. 前記、次亜塩素酸水溶液を供給する機構が、塩酸水溶液を電解するか又は、次亜塩素酸ソーダー水溶液と塩酸水溶液を混合して生成した、次亜塩素酸水溶液を供給し、電動バルブを介して給水量の制御が行われることを特徴とする請求項3記載の屋内空間殺菌装置。
  5. 超音波発振機構を用い、1ミクロン〜20ミクロンの粒子径の噴霧を生成する機構を有する超音波噴霧生成装置において、次亜塩素酸ナトリウムア水溶液と塩酸水溶液を1つの容器内に収納し、互いに混合しないよう、いずれかの液が1つの内容器に充填され、使用時に前記容器のキャップを外し、内容器切断用具を用い前記容器内の液を混合して生成した、次亜塩素酸濃度が30ppm〜500ppmの次亜塩素酸水溶液を機械内の液供給方法がカセット式であるカセット容器に供給して行われる次亜塩素酸水溶液の供給機構と、該供給機構が前記噴霧を搬送する送風ファン機構を有し、該送風ファンから生じる空気の流と前記噴霧を混合させ、所定の屋内空間を殺菌する前記噴霧吐出口が、前記送風ファンの前に位置していることを特徴とする請求項3記載の屋内空間殺菌装置。
  6. 超音波発振機構を用い、1ミクロン〜20ミクロンの粒子径の噴霧を生成する機構を有する超音波噴霧生成装置において、次亜塩素酸濃度が30ppm〜500ppmの次亜塩素酸水溶液を生成する機構と、前記噴霧を搬送する送風ファン機構を有し、前記送風ファンから生じる空気の流と前記噴霧を混合させ、所定の屋内空間を殺菌する前記噴霧吐出口が、前記送風ファンの前に配置され、前記次亜塩素酸水溶液を生成する機構が、水に直接又は軟水器を介して塩化ナトリウムを添加するか、苛性ソーダを添加した水により生成した、塩酸水溶液、或は塩化ナトリウムを添加した塩酸水溶液、又は塩酸水溶液を、無隔膜電解機構を用い、10ボルト以下の直流電解により、生成する機構であることを特徴とする屋内空間殺菌装置。
  7. 前記噴霧吐出口から出る、前記次亜塩素酸水溶液の噴霧が、送風ファンと人体の接触を防止する危険防止部材に、接触しないように、前記吐出口を配置したことを特徴とする請求項6に記載の屋内空間殺菌装置。
  8. 前記、無隔膜電解機構が、電解槽上部排水口近傍より入り口部近傍に、循環ポンプ機構を有するバイパス回路を設け、電解槽上部排水口近傍まで電解により生成された次亜塩素酸水溶液を、再び電解槽の入り口部付近に還流する、循環管路を有する電解機構であることを更に特徴とする請求項6記載の屋内空間殺菌装置。
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