JP2005002572A - 掘削作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】掘削作業機6を備える上部構造体2を走行手段3の上部に旋回可能に設けた掘削作業車1において、上部構造体の下面に突出する補強用のリブ235を設けた。
【選択図】 図9
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘削作業機を備える上部構造体を走行手段の上部に旋回可能に設けた掘削作業車の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、掘削作業機を備える上部構造体である旋回フレームを、走行手段であるクローラ走行装置の上部に旋回可能に設けた掘削作業車の技術は公知となっている。
このような掘削作業車の上部構造体は、該掘削作業車を構成する他の構成部材を搭載する機能だけでなく、掘削作業機に加わる負荷に耐えるための構造物としての機能を兼ねている。従って、上部構造体(特に、掘削作業機が取り付けられる前端部から走行手段が旋回可能に取り付けられる旋回中心にかけての部位)には十分な強度をもたせるために、補強用のリブ(ウェブともいう)が上部構造体の上面に立設されている。例えば、特許文献1および特許文献2に記載の如くである。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2584032号公報
【特許文献2】
特許第3227124号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の従来の掘削作業車の如く補強用のリブが上部構造体の上面に立設される場合には、以下の問題がある。
第一に、上部構造体を小型化して旋回半径を小さくする場合、上部構造体上面の面積が小さくなるため、上面に補強用のリブが立設されていると、該上部構造体上に設けられる他の構成部材(エンジン、バッテリー、燃料タンク、リザーバタンク、油圧モータ、油圧ポンプ等)を配置する際の制約が多くなる。このことは、構成部材の配置により変化する前後左右の重量バランスや、油圧配管の総延長等を考慮する際の障害となる場合がある。
第二に、上部構造体上面に背の高いリブが立設されていると、作業者が上部構造体の側方から(手を差し入れる等して)メンテナンス等の作業することができず、上部構造体の上部に取り付けられた天板等を外して上方から作業をする必要があり、作業性が良くない場合がある。
本発明は以上の如き状況に鑑み、上部構造体の強度を十分に確保しつつ、上部構造体を小型化した場合でも上部構造体上面のスペースを有効利用することが可能であり、かつメンテナンス時の作業性に優れる掘削作業車を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、掘削作業機を備える上部構造体を走行手段の上部に旋回可能に設けた掘削作業車において、上部構造体の下面に突出する補強用のリブを設けたものである。
【0007】
請求項2においては、前記補強用のリブは、上部構造体の上面にも突出するものである。
【0008】
請求項3においては、前記補強用のリブは、上部構造体を走行手段に対して旋回させるために走行手段および旋回アクチュエータに設けられた互いに噛合する一対のギヤを被覆する被覆手段を兼ねるものである。
【0009】
請求項4においては、上部構造体の上面に形成された取付基部に支柱を取り付け、該支柱の上端に天板を取り付けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1はバックホーの側面図、図2はバックホーの正面図、図3はバックホーの背面図、図4はバックホーの平面図、図5は旋回フレーム上におけるエンジン等の配置を示す平面模式図、図6は旋回フレームの平面図、図7は旋回フレームの側面断面図、図8は左前上方から見た旋回フレームの斜視図、図9は左前下方から見た旋回フレームの斜視図、図10は旋回フレームの底面図、図11は支持部材の斜視図、図12はエンジンおよびラジエータが支持部材に取り付けられた状態を示す斜視図、図13はラジエータの正面図、図14は掘削作業車の旋回を示す平面図、図15はスイングシリンダの取付け部近傍の斜視図、図16は同じく取付け部のX―X矢視断面図、図17は排風プレートの後面図、図18は排風プレートの平面図、図19は後部固定部材への取付け状態を表す斜視図、図20は旋回フレーム後部の斜視図、図21はボンネットが後方に回動した状態を示す図、図22はボンネットが前方に回動した状態を示す図、図23はロックピンの取付け部材の斜視図、図24はロックピンの取付け部材の後面図、図25はロックピンの取付け部材の平面図、図26はロック機構の斜視図および正面図である。
【0011】
まず、図1から図5を用いて本発明の掘削作業車の実施例であるバックホー1の全体構成から説明する。なお、図4については説明の便宜上、掘削作業機6を省略している。
【0012】
バックホー1は、走行手段の一例であり、左右一対のクローラを装備したクローラ式走行装置3の上部にスイベルジョイント35を介して旋回フレーム2を旋回可能に取り付けた構成となっている。上部構造体である旋回フレーム2には、エンジン30、バッテリー31、燃料タンク32、リザーバタンク33、ラジエータ34、掘削作業機6等が配設される。旋回フレーム2の後部上面はボンネット4によって覆われ、該ボンネット4上には運転席5が配置される。旋回フレーム2の上面において、運転席5の前方かつ掘削作業機6の後方となる位置には掘削作業機6の各種操作(バケット7の回動、アーム6の回動、ブーム9の回動、ブームブラケット10の回動)や旋回フレーム2の旋回操作、クローラ式走行装置3を構成する左右のクローラの前後進操作、ブレード20の回動操作等を行うための操作レバー群が設けられたフロントコラム19が設けられる。
フロントコラム19下部からは両側方及び後方に天板240が延設され、天板240はフロントコラム19と一体形成されている。天板240は旋回フレーム2の前部上方に固設されている。前記運転席5の前部下方であって、天板240上を覆うように合成樹脂やゴム等で構成したステップ23が敷設され、作業者による作業時や走行時の足場が確保されている。
【0013】
前記旋回フレーム2の前部左右中央には取付部2aが設けられ、該取付部2aに掘削作業機6の基部が枢支される。掘削作業機6は、作業具となるバケット7とアーム8とブーム9とこれらを回動駆動する油圧式アクチュエータであるシリンダ(より具体的には、スイングシリンダ21、ブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシリンダ13)等で構成される。
【0014】
ブーム9の基部はブームブラケット10に前後回動可能に枢支され、該ブームブラケット10は前記取付部2aに旋回フレーム2に対して左右回動可能に支持される。該ブームブラケット10と旋回フレーム2との間にはスイングシリンダ21が介装され、該スイングシリンダ21の伸縮により掘削作業機6が旋回フレーム2に対して左右回動可能としている。
ブーム9の前面中途部(側面視で屈曲している部分の内側)とブームブラケット10との間にブームシリンダ11が介装され、該ブームシリンダ11の伸縮によりブーム9を上下に回動可能としている。
ブーム9の後面中途部(側面視で屈曲している部分の外側)とブーム9の先端に回動可能に取り付けられたアーム8根元部より上方に突設されたアームブラケット14との間にはアームシリンダ12が介装され、アームシリンダ12の伸縮によりアーム8を前後に回動可能としている。
【0015】
作業用アタッチメントであるバケット7は、回動支点8aにおいてアーム8の先端部に前後回動可能に枢支される。アームリンク15はアーム8の中途部先端寄りにその一端が回動可能に枢支され、アームリンク15の他端であるロッド側支持点15aと、バケット7の枢支点7aとに、バケットリンク16の両端がそれぞれ回動可能に枢支される。
アームブラケット14はアーム8の根元部より上方に突設され、該アームブラケット14に設けられたシリンダ側支持点14aと、ロッド側支持点15aとの間にバケットシリンダ13が介装される。該バケットシリンダ13が伸縮することによりバケット7の回動が行われる。
【0016】
以下では図5から図10および図14を用いて旋回フレーム2について詳細説明する。
旋回フレーム2は、本発明における掘削作業車の上部構造体の実施の一形態である。上部構造体は、掘削作業車において、走行手段であるクローラ走行装置3の上部に旋回可能に取り付けられる。また、上部構造体には掘削作業車の各構成部材(本実施例のバックホー1においては、エンジン30、バッテリー31、燃料タンク32、リザーバタンク33、ラジエータ34等)が配設され、掘削作業機6が上部構造体の前部に取り付けられる。
本発明の上部構造体である旋回フレーム2は、鋳造により一体成型され、その後部重量が大きくなるように形状が定められている。このように構成することにより、旋回フレーム2自体がカウンターウェイトの機能を兼ねている。
【0017】
旋回フレーム2は平面視でスイベルジョイント35を中心とした略円形から前部および左右側部を切除した形状であり、その前部中央は平面視で後方に窪んだ形状である。そして、旋回フレーム2の前部中央の窪んだ部分より取付部2aが旋回フレーム2の前方に突出する形で形成されている。該取付部2aには上下方向に貫通孔201が穿設され、掘削作業機6の根元部を構成するブームブラケット10が、ピンを介して旋回フレーム2に対して左右回動可能に枢着される。また、旋回フレーム2の左右前部は運転席5に着座した作業者の左右の足を載置するステップとなる部位であり、燃料タンク32やリザーバタンク33を配設するスペースとなる。旋回フレーム2の左右前部は取付部2aの前端よりも後方で、かつフロントコラム19の前端面よりも前方に位置されている。旋回フレーム2左右前部はそれぞれ所定の左右幅を有しており、上方に作業者の足を載せるに十分な幅とされている。
さらに、旋回フレーム2の右前部は、スイングシリンダ21が周囲の障害物等と干渉するのを保護する機能も兼ねる。
なお、以後の説明では、旋回フレーム2については取付部2aが突出している方向を「前方」と定義する。
【0018】
図14に示す如く、旋回フレーム2は、スイベルジョイント35の円中心を旋回中心54としている。そして、旋回中心54から取付部2a前端までの距離L1、もしくは旋回フレーム2の後端部50dまでの距離L2が、旋回フレーム2の旋回半径となる。
本実施例に係る旋回フレーム2においては、距離L2が旋回半径となるように形成されている。すなわち、旋回フレーム2の前部に掘削作業機6が取り付けられるため、前記距離L1よりも距離L2のほうが長く(L2>L1)なるように形成することで、該バックホー1の重量バランスが保たれるようにしている。
【0019】
旋回フレーム2は、その左右前部の左右両側の前角部50b・50bの外周形状が円弧とされ、後部における左右の後角部50cにおいても同様に外周形状が円弧とされている。旋回フレーム2の左右前部は、取付部2aの基部よりも前方に突出されるが、旋回中心54から前角部50bまでの距離L3が、旋回中心54から後角部50cまでの距離L4と同一もしくは短く(L4≧L3)なるように形成されている。
【0020】
後角部50cと後端部50dにおいては、略同円弧上となるように形成されている。本実施例においては、旋回フレーム2が左右旋回されると、これらは同一の旋回軌道57となる。つまり、旋回フレーム2は、前記距離L2と距離L4が同一(L2=L4)となるように形成されている。
【0021】
旋回フレーム2においては、旋回中心54から前角部50bまでの距離L3は、旋回半径たる距離L2(=L4)と同一、もしくは旋回半径たる距離L2(=L4)よりも短い(L3≦L2)。そのため、前角部50b・50bの旋回軌道56は、旋回フレーム2の旋回軌道57内に含まれる。
従って、旋回フレーム2の左右前部が前方に突出形成されても、旋回フレーム2の後部が旋回時に障害物と干渉しない位置では前角部50b・50bが障害物等に衝突することなく旋回フレーム2を左右旋回させることが可能であり、旋回フレーム2の旋回性が損なわれることがない。
換言すれば、距離L3が、距離L2もしくは距離L4と同一もしくは短い範囲で、旋回フレーム2の左右を突出形成させることで、旋回フレーム2の内部スペースを広く利用可能としたのである。
【0022】
つまり、本実施例においては、まず、旋回フレーム2のコンパクト化に際し、前記距離L1および旋回半径たる距離L2が短くなるように形成される。そして、前記距離L3を、該旋回半径と同一もしくは短くなるように形成させる。このように形成させる限りにおいて、該旋回フレーム2を前後方向に縮小させて、旋回フレーム2の旋回半径が小さくなるように成形した場合においても、該旋回フレーム2の旋回性を損なわず、かつ、旋回フレーム2の左右前部のスペースを最大限利用することができるのである。
【0023】
図7および図8に示す如く、旋回フレーム2の側壁は、その前部が後部に比べて低くなっている。これは、旋回フレーム2の後部重量を大きくしてカウンターウェイトとしての機能を持たせるためだけではなく、旋回フレーム2の前半部に配設される各構成部材(掘削作業機6の根元部、スイングシリンダ21、フロントコラム19、燃料タンク32、リザーバタンク33、油圧モータ205、スイベルジョイント35等)のメンテナンス時の作業性を保持し(すなわち、側方から手を差し入れて作業することを可能とし)、なおかつ旋回フレーム2自体の強度を確保するためである。なお、旋回フレーム2側面前部(側面後部に比べて低くなっている部分)には、図1に示す如く、カバー232R・232Lが着脱可能に取り付けられる。
【0024】
旋回フレーム2の前後左右略中央部にはジョイント開口部202が穿設され、該ジョイント開口部202を上下に貫通する形でスイベルジョイント35が配設される。また、該ジョイント開口部202の周囲にはボルト孔203・203・・・が形成され、該ボルト孔203・203・・・を用いて旋回フレーム2および該旋回フレーム2上に配設された構成部材群の重量を支持しつつ旋回するための軸受け(図示せず)が取り付けられる。
旋回フレーム2のジョイント開口部202よりも前方やや右側方寄りの位置にはモータ開口部204が穿設される。油圧モータ205は該モータ開口部204から下方に回転軸を突出した状態で、モータ開口部204の周囲に穿設されたボルト孔204a・204a・・・を用いて旋回フレーム2にボルト固定される。
油圧モータ205はクローラ走行装置3に対して旋回フレーム2を旋回駆動するための旋回アクチュエータの実施の一形態であり、その回転軸にはピニオンギヤ233(図10に図示)が外嵌され、該ピニオンギヤ233はクローラ走行装置3側に設けられたスイベルジョイント35を旋回中心とするギヤ234(図10に図示)と互いに噛合している。なお、以後の説明では、「旋回中心」とは、上部構造体(本実施例においては旋回フレーム2)が走行手段(本実施例においてはクローラ走行装置3)に対して旋回するときの中心を指すものとする。
【0025】
旋回フレーム2の取付部2aからジョイント開口部202にわたる部位は、掘削作業機6の作業時に大きな荷重が加わるため、旋回フレーム2の他の部位に比べて肉厚に構成されている。また、ジョイント開口部202周囲からやや後方かつ左右側方にかけての部位も肉厚に形成される。
【0026】
以下では、図15および図16を用いて旋回フレーム2内部におけるスイングシリンダ21基部の支持構造について以下に説明する。
旋回フレーム2の右側面近傍やや後方寄りとなる位置には、スイングシリンダ21の基部側(ボトム側)を枢支するための取付け部61が形成されている。取付け部61は断面視略L字状(階段状)に形成されて、下側上面61aと上側上面61bが形成されている。下側上面61aの中央には上下方向に取付け孔66が穿設され、上側上面61bにはネジ孔が複数穿設されている。下側上面61aと上側上面61bの高さの差はスイングシリンダ21の基部側の高さと略一致させ、取付け孔66の大きさはスイングシリンダ21の基部側に穿設された支持孔64と略同じ大きさとし、該支持孔64と取付け孔66に支持軸67を挿通して回動可能に軸支する構成とされている。
【0027】
支持軸67の上部は、固定プレート62の一端に固定される。本実施例では貫通させて溶接固定しているが、限定するものではない。該固定プレート62の他端にはネジ孔が開口され、上側上面61bに開口したネジ孔と一致させて、ボルト63・63を挿入して螺装固定するようにしている。このように、支持軸67が旋回フレーム2の内部の平板部51の一部に固定されることで、スイングシリンダ21の基部が旋回フレーム2に対して回動可能に軸支され、スイングシリンダ21の伸縮により掘削作業機6の左右回動を可能としている。
【0028】
従来においては、スイングシリンダの基部は、旋回フレームに断面視略コ字状に鋳型成形された取付け部にピン軸にて枢支されていた。かかる従来の取付け部のように、断面視略コ字状となるように旋回フレームを鋳型成形するには、該スイングシリンダの一側端部の介挿部に相当する場所に、入れ子部材を介挿させる必要があった。しかしながら、このような成形方法によると、前記入れ子部材の型破損や成形ミス等による欠損が生じ易く、鋳型の作製にコストを要する等の技術的な課題があった。
そこで、本実施例における取付け部61のように構成することで、下側上面61aの上方は開放された構成となる。従って、鋳型は上下方向に容易に抜くことができ、取付け部61を入れ子部材等を用いることなく容易に鋳型形成させることができる。結果として成形コストを低減させ、部材の欠損を防止可能である。
【0029】
また、図16(b)に示すように、前記取付け部61の上側上面61bに固定プレート62の後側面と当接する段部68を設けてもよい。このように構成することにより、スイングシリンダ21の伸縮時に固定プレート62にかかる荷重はボルト63だけでなく段部68にも分散されるので、取付け部61の強度が向上するとともにボルト63の変形を防止してメンテナンス時の作業性を向上させている。
【0030】
次に、旋回フレーム2の後部構造について以下に説明する。
図3および図8に示すように、旋回フレーム2の後部壁面において、左右略中央部上部に、下方に凹む凹部70が形成されている。該凹部70には、凹部70と略同形に形成されたラジエータ34からの排風用の排風プレート71が設置されている。図17および図18に示すように、該排風プレート71は、左右の両側辺が上方から下方にかけて内側に傾斜した正面視略台形状とされ、左右略中央が後方に(図18において上方)に湾曲されることで、旋回フレーム2の後部壁面の形状に沿うように形成されている。
【0031】
また、排風プレート71の上下中央より上方部には前記ラジエータ34用の排風口42・42が形成されている。排風口42の下方には、排風プレート71を固設するためのボルト挿通孔72が穿設されている。排風プレート71の前面には、後述する後部固定部材214に排風プレート71を配設するための取付けプレート73が固設されている。取付けプレート73には、前記ボルト挿通孔72と同軸芯上に取付け孔74が貫設されている。但し、排風口42は排風を通過させるのに十分な面積を有し、ボルト挿通孔72は排風プレート71を固定できるものであれば、その数及び位置は限定するものではない。
【0032】
図19および図20に示すように、排風プレート71は、後部固定部材214に着脱可能に配設されている。後部固定部材214にはラジエータ34が配設可能に形成されている。後部固定部材214の左右略中央後端には、ヒンジ取付部214dが形成されている。ヒンジ取付部214dには、排風プレート71に配設された取付けプレート73と、ボンネットヒンジ80とがボルト締結によって固定されている。このように、後部固定部材214は、ラジエータ34を載設するだけでなく、排風プレート71とボンネットヒンジ80とを固定し、旋回フレーム2の後方に配設する支持部材としての機能をも備えている。
【0033】
このように、旋回フレーム2の後部に配設されるラジエータ34の上下方向での固定位置を低くして、旋回フレーム2の上下方向をコンパクトにすることができる。このようなコンパクト化によって、前記ステップ23や運転席5の地表面からの高さを抑えることができ、バックホー1の重心を低くして安定性を向上させるとともに、作業者の乗降性を向上することができる。
そして、旋回フレーム2の後部に設けた排風プレート71に排風口42を穿設することにより、背面視で旋回フレーム2の後部壁面とラジエータ34の下部とが重なるほど低い位置にラジエータ34を配設しているにもかかわらず、ラジエータ34の排風が妨げられることがない。
【0034】
次に、ボンネット4の取付け構造および係止構造について以下に説明する。
本実施例に係る旋回フレーム2における、該ボンネット4の回動部材の取付け構造を図19から図21に示す。ボンネット4は、平板状部材を組み合わせたボンネットヒンジ80を介して旋回フレーム2に前後回動可能に配設されている。
ボンネットヒンジ80の一端は後部固定部材214のヒンジ取付部214dに着脱可能に締結され、他端はボンネット4の後方下端部に固設されている。
【0035】
すなわち、ボンネット4は、ボンネットヒンジ80を回動支点として、前後方向に回動されるようにしている。このように該回動支点が後方左右略中央に配設される構成とすることで、ボンネット4の回動角度を大きくすることができる。そのため、旋回フレーム2の後方において上方に突出するように配置されるエンジン30等の内部構成部材を、ボンネット4によって妨げられることなくメンテナンスすることができ、作業性に優れる。
【0036】
さらに、ヒンジ取付部214dには、排風プレート71が着脱可能に配設されているため、排風プレート71を取り外した後、ヒンジ取付部214dからボンネットヒンジ80の一側他端を脱離させることで、容易にボンネット4を旋回フレーム2から取り外すことができる。
【0037】
なお、本実施例に係る旋回フレーム2においては、前記ラジエータ34の側方に配置された図示せぬスライド式の係止ストッパによって、ボンネット4の後方回動位置が制御される。該係止ストッパによって、ボンネット4が後方に回動されたときの回動停止位置が決定されるとともに、ボンネット4自体の荷重によってボンネットヒンジ80が破損するのを防いでいる。
【0038】
一方、図22から図26に示すように、旋回フレーム2の前方には、ボンネット4の係止手段たるロックピン83が、以下のように設けられている。まず、フロントコラム19の後方であって、旋回フレーム2の左右略中央となるように、ステッププレート81が天板240に固設される。そのため、ステッププレート81の外縁が、天板240やフロントコラム19等に沿うような形状とされている。また、旋回フレーム2の内部前方には油圧モータ205や油圧ポンプ206等が配置されているため、ステッププレート81に中央部81aを形成し、油圧モータ205や油圧ポンプ206等を上方から被覆して、作業者の操作スペースを確保している。そして、油圧モータ205のメンテナンスを行う際には、ステッププレート81のみを取り外せばよく、作業性に優れる。
【0039】
そして、ステッププレート81は、中央部81aが上方に凸状となるように形成され、ステッププレート81の後部左右両端には支持スタンド82の取付け溝81b・81bが形成されている。取付け溝81b・81bに支持スタンド82の下端が固設され、支持スタンド82はパイプまたは鋼棒を正面視略コ字状に形成されて開口部を下方に向けて配設される。なお、ステッププレート81は前記天板240に配設されるため、ステッププレート81の外縁が、天板240やフロントコラム19等に沿うような形状とされている。
【0040】
支持スタンド82は、上部の水平部82aと、該水平部82aの左右両端部から前下方向に広がるように形成されたスタンド部82b・82bとで構成されている。スタンド部82b・82bの下方端部が、ステッププレート81の取付け溝81b・81bに固定されている。そして、水平部82aの左右中心に、ロックピン83が前方向に突出して配設されている。ロックピン83は、支持スタンド82と一体に形成しても、別体として取り付けてもよい。
【0041】
ロックピン83は、ボンネット4の前部下方に設けられたロック機構84に係止可能とされている。図26(a)および図26(b)に示すように、ロック機構84は、ボンネット4の前面の略中央近傍に配設されたレバー85により操作される。レバー85は、その枢軸がボンネット4前面から後面へと貫設され、該ボンネット4の内側面に固設された筒体86に挿嵌されている。レバー85の枢軸先端部には、フック87がレバー85と相対回転不能に固設されている。筒体86には、フック87の回転量を規制するストッパプレート88が固設されている。筒体86に巻きバネ89が挿嵌され、該巻きバネ89はフック87に係止され、フック87が巻きバネ89によりストッパプレート88側に回動するように付勢されている。
【0042】
フック87は、平板状に形成されて、ロックピン83がフック87の正面視略コ字状に形成された先端部87aに係止されるように構成されている。ストッパプレート88は側面視略Z字状に形成されており、前後水平部88bから下方向(図26(b)において下)に突出形成される水平部88aは、ロックピン83と当接可能に形成されている。また、ストッパプレート88の前後水平部88bの略中央部がフック87の中央部87bと当接可能に形成されている。
【0043】
そして、レバー85を、ロック機構84を解除する方向(図26(b)において反時計方向)に回動させると、フック87も同様の方向に回動される。つまり、ロックピン83の係止・解除が、かかるロック機構84におけるレバー85の操作のみによって可能となっているのである。なお、フック87の後端部87cがストッパプレート88の前後水平部88bの上部平面に当接されることによって、フック87の開放側への回動量が規制されるようにしている。
【0044】
上述のように、ロックピン83およびロック機構84を、ボンネット4の前方上下略中央に設けているため、旋回フレーム2が小型化することによって、旋回体の上下高さが低く、また、旋回フレーム2のボンネット4前方の操作スペースが狭くても、作業者がレバー85を操作しやすい。そのため、ボンネット4の開閉を容易に行うことができ、メンテナンス作業等を行う場合の労力を低減させることができる。
【0045】
なお、本実施例においては、ボンネット4をレバー85によって開閉させたり、ボンネットヒンジ81を後部固定部材214から離脱させてボンネット4を取り外したり、ステッププレート81を天板240から取り外したりして、その目的に応じた旋回フレーム2の取り扱いによって、旋回フレーム2の内部のメンテナンスを行うことができる。
【0046】
以下では、図5から図13を用いてエンジン30その他旋回フレーム2上に配設される構成部材群およびその配置について説明する。
【0047】
図5に示す如く、本実施例のバックホー1におけるエンジン30は、旋回フレーム2に対して縦置きされる。ここで、「縦置き」とは、エンジン30が、そのクランク軸の長手方向が上部構造体である旋回フレーム2の前後方向と略平行となる向きで旋回フレーム2に配設されることを指すものとする。このように、エンジン30を上部構造体に対して縦置きすることにより、上部構造体の左右幅を小さくすることが容易となり、バックホー1全体をコンパクトに構成することができる。
【0048】
エンジン30のクランク軸の前端側には油圧ポンプ206およびフライホイール207が設けられ、クランク軸の後端側には冷却用のファン208が設けられる。エンジン30は油圧ポンプ206を駆動させ、フロントコラム19内に配設された切替弁群に作動油を供給する。そして、フロントコラム19に設けられた各種操作レバーを操作することにより前記切替弁群を切替操作して作動油を圧送し、掘削作業機6を作動させるための油圧式アクチュエータであるブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシリンダ13およびスイングシリンダ21や、クローラ走行装置3に対して旋回フレーム2を旋回駆動するための油圧式アクチュエータである油圧モータ205や、クローラ走行装置3の左右のクローラを回転駆動させるための図示せぬ左右の油圧モータや、クローラ走行装置3に設けられたブレード(排土板)20を上下回動させるための油圧式アクチュエータであるブレードシリンダ227等を作動させる。
このとき、クローラ走行装置3に設けられた油圧式アクチュエータである左右のクローラを回転駆動させるための図示せぬ油圧モータに作動油を圧送する油圧配管と、ブレードシリンダ227に作動油を圧送する油圧配管とについては、その中途部にスイベルジョイント35が設けられている。
【0049】
バッテリー31はエンジン30のイグニッション等、バックホー1で使用される電力を供給するものであり、エンジン30の右側方に配置される。
【0050】
燃料タンク32はエンジン30の燃料を貯溜する容器であり、旋回フレーム2の右前部、かつスイングシリンダ21の上方となる位置に配置される。
【0051】
リザーバタンク33は作動油を貯溜する容器であり、油圧ポンプ206はリザーバタンク33の前部に設けられた作動油フィルタ33aを通過して異物等が濾過された後、該リザーバタンク33から作動油を吸引して各種油圧式アクチュエータに作動油を圧送する。また、各種油圧式アクチュエータから戻ってきた作動油はリザーバタンク33に回収される。リザーバタンク33は旋回フレーム2の左前部に配置される。
【0052】
ラジエータ34はエンジン30の冷却水を冷却するためのものであり、図13に示す如く、ラジエータ34はその上部に冷却水導入口34a、下部に冷却水戻り口34bがそれぞれ設けられる。エンジン30から図示せぬ冷却水ポンプにより送られてきた冷却水は、冷却水導入口34aからラジエータ34内部に供給される。ラジエータ34の放熱フィン34cはエンジン30の後部に設けられたファン208からの冷却風により強制冷却されており、冷却水は該放熱フィン34c内を通過しているときに熱伝導により冷却風と熱交換して冷却される。
冷却水は放熱フィン34c内を通過後、冷却水戻り口34bからエンジン30のウォータージャケットに戻される。
【0053】
ラジエータ34の上面にはラジエータキャップ34dが設けられるとともに、ラジエータ34の下部には冷却水抜取口34eが設けられる。
ラジエータキャップ34dはラジエータ34内の温度変化に起因する圧力変化を調整して略一定に保持するものであり、冷却水の抜き取り作業後には該ラジエータキャップ34dを外して冷却水を補充する。
図5に示す如く、冷却水抜取口34eには管228の一端が接続される。管228は可撓性のホース(ゴムホース等)で構成され、管228の他端は栓229により閉塞されている。そして、通常時(冷却水の抜き取りを行わないとき)には、旋回フレーム2内の構成部材間等の隙間(本実施例においては、エンジン30左側方と旋回フレーム2の側壁との間)に適宜配置しておく。
【0054】
このように構成することにより、ラジエータ34からの冷却水抜取作業を行う際には、冷却水の回収容器を用意し、該管228の栓229で閉塞されている端部を旋回フレーム2の外部まで引き出して栓229を外せば周囲に冷却水を飛散させることなく、また、ラジエータ34を着脱することなく、容易に冷却水を回収することが可能であり、作業性に優れる。なお、管の先端には栓に代えて開閉弁を設けても同様の効果を奏する。
【0055】
ラジエータ34は、旋回フレーム2の後部において、旋回フレーム2の後方面を向くように配置されている。ラジエータ34は、後面視において、エンジン30の後部に配設されたファン208の直後に配設されるため、ラジエータ34からエンジン30までの距離を短縮化することが可能となっている。また、後述するようにボンネット4および旋回フレーム2の後部には、排風口42が形成されている。そのため、ファン208によりラジエータ34やエンジン30の上部シリンダを冷却した排風が排風口42より旋回フレーム2の外部に放出される。
【0056】
図5に示す如く、本実施例のバックホー1においては、上部構造体である旋回フレーム2の前中央部には掘削作業機6が左右回動可能に配設され、右前部には燃料タンク32、左前部にはリザーバタンク33が配設される。
このように構成することにより、上部構造体上における配設スペースを有効に利用し、上部構造体を小型化して、旋回半径を小さくすることが可能である。
【0057】
本実施例においては、旋回フレーム2の前後左右略中央部にはスイベルジョイント35が配設され、該スイベルジョイント35よりも前方やや右側方には油圧モータ205が配設される。エンジン30は、旋回フレーム2の前後略中央部から後部にかけて縦置きされ、該エンジン30の左右中心(平面視でエンジン30のクランク軸の長手方向における軸線と略一致する)は、旋回フレーム2の左右中心に対して左側方にずれた(偏心した)位置に配設されている。また、エンジン30は、平面視でスイベルジョイント35と重なる位置に配置され、エンジン30の前端部には油圧ポンプ206が設けられ、エンジン30の後方(すなわち、ファン208と対面する位置)にはラジエータ34が配設される。エンジン30を旋回フレーム2の左右中心よりも左寄りに配置することにより、エンジン30の右側方には大きなスペースが生じる。このスペースにバッテリー31が配設される。また、油圧ポンプ206も上部構造体の左右中心よりも左寄りとなり、油圧モータ205と干渉しないので、油圧モータ205とエンジン30との前後方向の距離を縮めることが可能となる。
このように構成することにより、外形が大きい大容量のバッテリーを配設するスペースを確保しつつ、上部構造体を小型化して旋回半径を小さくすることが可能となる。なお、本実施例においてはエンジンが上部構造体に対して左寄りに配置されているがこれに限定されず、エンジンが上部構造体に対して右寄りに配置されてもよい。
【0058】
本実施例においては、エンジン30を構成する部材のうち、平面視でスイベルジョイント35と重なるのは、エンジン30前部に配置したフライホイール207(およびホイールカバー207a)の右側である。フライホイール207はエンジン30が作動していてもほとんど昇温することがない部材である。従って、エンジン30が発生する熱がスイベルジョイント35に影響をおよぼすことを防止することが可能である。
このように構成することにより、エンジン30をスイベルジョイント35により接近させて配置することが可能であり、上部構造体を小型化して、旋回半径を小さくすることが可能である。また、フライホイール207は正面視において略円形であり、平面視において略円錐台状であるため、中心よりずれた右下の前側外周面と旋回フレーム2の上面との間には、比較的大きな空間を構成することができ、その空間にスイベルジョイント35を配置することで、簡単なメンテナンス等は側方の隙間から行うことができる。
【0059】
また、本実施例においては、エンジン30が寄せられた左側方の前部に配置されたリザーバタンク33の右後方の角部が、エンジン30のフライホイール207を被覆するためのホイールカバー207aの形状(斜面)に合わせて斜めに形成されている。
このように構成することにより、上部構造体上面のスペースを有効利用し、上部構造体を小型化して旋回半径を小さくすることが可能となる。
【0060】
以上の如く、上部構造体である旋回フレーム2上に、掘削作業車であるバックホー1を構成する他の構成部材群を密集させて配置し、旋回フレーム2を小型化するためには、旋回フレーム2の上面に補強用のリブ等が立設されていない(すなわち、旋回フレーム2の上面が極力平滑である)ことが望ましい。
しかし、旋回フレーム2(特に、掘削作業機6が回動可能に取り付けられる取付部2aから旋回中心にかけての部位)には掘削作業時に大きな荷重が加わることから、該荷重が加わる部位については肉厚としたり、あるいは補強用のリブ等を設ける必要がある。
そこで、本実施例のバックホー1においては、従来の(特許文献1または特許文献2に記載の)掘削作業車の如く上部構造体の上面にリブを設けるのではなく、旋回フレーム2の下面に補強用のリブ235を設けた。
【0061】
図9および図10に示す如く、本実施例のバックホー1においては、取付部2aから二股状に分かれて旋回中心の後方にかけての部位は旋回フレーム2の下面側に突出し、補強用のリブ235を形成している。
このような補強用のリブを上部構造体の上面側に形成する場合、他の構成部材(エンジンやバッテリー等)を配設するスペースを避けて設ける必要があるため、せまいスペースで強度を確保しようとする結果、必然的にリブは薄く、突出量(リブの高さ)が大きいものとなってしまう。
一方、本実施例におけるリブ235は旋回フレーム2の下面側に突出していることから、他の構成部材(エンジンやバッテリー等)と干渉することがない。従って、旋回フレーム2の強度を十分に確保しつつ、旋回フレーム2上で他の構成部材を配置する際の自由度が上がり、他の構成部材を密集した状態で配置する等して旋回フレーム2を小型化し、旋回半径を小さくすることが可能である。
また、旋回フレーム2の上面側に突出量の大きい(高い)リブが設けられていないことから、作業者が側方から手を差し入れて作業することが容易であり、メンテナンス時の作業性にも優れる。
【0062】
なお、リブ235を旋回フレーム2の下面に設けることは、リブ235自身の形状の制約も少なくなることを意味している。すなわち、本実施例の如く、リブ235の下方への突出量を小さくし、その分厚く形成して(平面視での面積を大きくして)、旋回フレーム2の強度を確保することが可能である。このように構成することにより、リブ235がバックホー1の周囲の障害物等と干渉することを防止することが可能である。
【0063】
さらに、本実施例においては図6および図7に示す如く、リブ235が旋回フレーム2の下面側だけでなく、上面側にも突出している。このとき、リブ235は旋回フレーム2の下面側への突出により十分な強度を得ていることから、上面側への突出量を小さく構成することができ、旋回フレーム2上面に他の構成部材(エンジン30やバッテリー31等)を配置する際に邪魔になることがない。
【0064】
旋回フレーム2の下面側において、リブ235の後部を構成する右被覆部235aおよび左被覆部235bは、底面視略C字状に構成して、旋回フレーム2をクローラ走行装置3に対して旋回させるためにクローラ走行装置3に設けられたギヤ234と、油圧モータ205に設けられたピニオンギヤ233の周囲を覆うように形成されている。すなわち、リブ235は、互いに噛合する一対のギヤ(ピニオンギヤ233およびギヤ234)を被覆する手段を兼ねている。
このように構成することにより、リブ235は旋回フレーム2を補強する機能だけでなく、旋回フレーム2の旋回に係るギヤを保護する(周囲の障害物と該ギヤとが干渉したり、ギヤに異物等が噛み込む等して、ギヤに不具合が生じることを防止する)機能をも有することとなり、バックホー1の上部構造体の旋回に係る部位の信頼性が向上する。
【0065】
また、従来の掘削作業車においては、上部構造体の上面に高く突出したリブの上端部を、該上部構造体の上部を覆う天板等を取り付けるのに利用していたが、本実施例の旋回フレーム2の場合には、このような突出量の大きい(高い)リブが存在しない。
従って、本実施例の旋回フレーム2においては図7および図8に示す如く、旋回フレーム2の上面にボス状の取付基部236・237・238(本実施例では取付基部は三箇所としたが、一箇所以上であればよく、限定されない)を形成し、該取付基部236・237・238の上面にはネジ孔を穿設し、該ネジ孔を用いて旋回フレーム2に支柱239・239・239を取り付ける。該支柱239は六角柱に構成してスパナ等の工具を用いて容易に締付け固定できるようにしている。該支柱239・239・239の上端にはネジ孔を穿設し、ボルト等を用いて天板240を取り付けている。
なお、本実施例における支柱239は筒状または棒状の部材であるが、板状の部材でもよい。また、支柱239を変更することにより天板240上のステップの高さを変更することができる。
このように構成することにより、旋回フレーム2の上面に突出量が大きい突出物を形成する必要がないので、旋回フレーム2を鋳造により作製するのが容易となる。
【0066】
以下では図5、図6、図11、図12および図13を用いてエンジン30の旋回フレーム2への取付方法について説明する。
【0067】
エンジンのクランク軸の長手方向に沿って油圧ポンプ、エンジンおよびラジエータが略一直線に並ぶように配設する場合、油圧ポンプからラジエータまでの長さは、通常、エンジンの幅(平面視でエンジンのクランク軸の長手方向に略垂直な方向)よりも長くなる。
そこで、従来の掘削作業車においては、上部構造体の旋回半径が極力小さく、かつ平面視で上部構造体の旋回中心に位置するスイベルジョイントと重ならない位置にエンジンを配設するために、スイベルジョイントよりも後方においてエンジンを横置きしていた(このとき、エンジンのクランク軸の長手方向が上部構造体の左右方向と略一致する)。
このように、平面視でスイベルジョイントに重ならない位置にエンジンを配設するのは、スイベルジョイントの上方に上部構造体から容易に着脱できない構成部材(エンジン等)を配設すると、メンテナンス性が著しく損なわれることによる。
しかし、上記配設方法では、旋回フレームの左右幅を油圧ポンプからラジエータまでの長さよりも小さくすることができない。
【0068】
そこで、本実施例の掘削作業車であるバックホー1においては、平面視で上部構造体である旋回フレーム2の旋回中心に位置するスイベルジョイント35と重なる位置にエンジン30を縦置きに(エンジン30のクランク軸の長手方向が旋回フレーム2の前後方向に略一致する向きに)配置する。そして、エンジン30を縦置きした結果、エンジン30が旋回フレーム2の旋回中心に配置されるスイベルジョイント35に平面視で重なるものの、該スイベルジョイント35のメンテナンス時の作業性が損なわれることがないようにするべく、旋回フレーム2へのエンジン30の取付方法を工夫した。
【0069】
エンジン30は支持部材209に固定されており、該支持部材209は旋回フレーム2に着脱可能に取り付けられている。
支持部材209は、主に左右の基板210・211、前部固定部材212・213、前記左右の基板210・211の後部を平面視門型状に連結する後部固定部材214、防振部材215・215・・・、ボルト216・216・・・等で構成される。
【0070】
基板210と基板211とは左右略対称に形成されており、基板210は、主に胴体部210aと、前取付部210bと、後取付部210cとで構成され、基板211は、主に胴体部211aと、前取付部211bと、後取付部211cとで構成される。
【0071】
基板210の胴体部210aにはボルト孔(本実施例では四箇所)が穿設され、該ボルト孔を用いて基板210がエンジン30の右側面下部にボルト固定される。
基板210の前取付部210bは胴体部210aの前端に設けられる。前取付部210bの下方には防振部材215が配置され、さらに該防振部材215の下方には前部固定部材212が配置される。そして、前取付部210b、防振部材215および前部固定部材212はボルト216により貫通された状態で締結される。防振部材215は樹脂やゴム等の弾性体であり、エンジン30の振動を吸収して、振動が旋回フレーム2に伝播するのを軽減するものである。前部固定部材212にはボルト孔212a・212aが穿設され、該ボルト孔212a・212aおよび旋回フレーム2側に穿設されたボルト孔220・221を用いて、前部固定部材212が旋回フレーム2に対して着脱可能に取り付けられる(ボルト固定される)。
基板210の後取付部210cは胴体部210aの後端に設けられる。後取付部210cの下方には防振部材215が配置され、さらに該防振部材215の下方には後部固定部材214の支持部214aが配置される。そして、後取付部210c、防振部材215および支持部214aはボルト216により貫通された状態で締結される。
【0072】
基板211の胴体部211aにはボルト孔(本実施例では四箇所)が穿設され、該ボルト孔を用いて基板211がエンジン30の左側面下部にボルト固定される。
基板211の前取付部211bは胴体部211aの前端に設けられる。前取付部211bの下方には防振部材215が配置され、さらに該防振部材215の下方には前部固定部材213が配置される。そして、前取付部211b、防振部材215および前部固定部材213はボルト216により貫通された状態で締結される。防振部材215は樹脂やゴム等の弾性体であり、エンジン30の振動を吸収して、振動が旋回フレーム2に伝播するのを軽減するものである。前部固定部材213にはボルト孔213a・213aが穿設され、該ボルト孔213a・213aおよび旋回フレーム2側に穿設されたボルト孔222・223を用いて、前部固定部材213が旋回フレーム2に対して着脱可能に取り付けられる(ボルト固定される)。
基板211の後取付部211cは胴体部211aの後端に設けられる。後取付部211cの下方には防振部材215が配置され、さらに該防振部材215の下方には後部固定部材214の支持部214bが配置される。そして、後取付部211c、防振部材215および支持部214bはボルト216により貫通された状態で締結される。
【0073】
後部固定部材214は主に支持部214a、支持部214b、胴体部214c等で構成される。支持部214aは胴体部214cの右端部、支持部214bは胴体部214cの左端部より前方に突出している。
胴体部214cの左右端部にはそれぞれボルト孔217・217・・・が穿設され、該ボルト孔217・217・・・と、旋回フレーム2に設けられたボルト孔224・224およびボルト孔225・225とを用いて、後部固定部材214が旋回フレーム2に対して着脱可能に取り付けられる(ボルト固定される)。
【0074】
なお、本実施例においては、後部固定部材214の左右略中央によりヒンジ固定部214dが後上方に突設されており、該ヒンジ固定部214dにボンネット4を後方に回動可能に支持させるためのヒンジを固定する。このように構成することにより、ボンネット4を最後部位置でボンネット4を支持して、ボンネット4を大きく開けることが可能となり、また、後方に回動させるためのヒンジを固定する専用の部品を新たに設ける必要がなく、該後部固定部材214は後述するラジエータ34を固定する部材とボンネット4を支持する部材を兼ねて部品点数の削減に寄与する。
【0075】
また、本実施例においては、後部固定部材214はラジエータ34を旋回フレーム2に固定するための固定部材を兼ねている。
図13に示す如く、ラジエータ34の上下面にはそれぞれ突起230・230および突起231・231が設けられる。突起230・230および突起231・231はその表面が防振効果のあるゴムや樹脂等の弾性体で構成される。ラジエータ34の上面側の突起230・230は、正面視略門型の取付部材218の上面に設けられた係止孔に係止され、ラジエータ34の下面側の突起231・231は後部固定部材214の胴体部214cに穿設された係止孔214e・214eに係止される。取付部材218(図12)は後部固定部材214に取り付けられる。
【0076】
さらに、本実施例においてはエンジン30からの排気ガス中の煤成分を触媒により燃焼させて減少させるとともに排気ガスを徐々に膨張させて騒音を軽減して機外に排出するマフラ219がエンジン30の下方となる位置に配置される。また、マフラ219の外形は断面が略楕円形の円柱であり、エンジン30の下部に設けられたオイルパン30aよりも後方となる位置に横置きされる。
また、マフラ219の排気口219aは旋回フレーム2のマフラ開口部226と略一致し、マフラ219は前記基板211の胴体部211aにボルト固定される。
このように構成することにより、エンジン30の下方、かつオイルパン30aの後方のスペースを有効に利用することができ、上部構造体を小型化して旋回半径を小さくすることが可能となる。
【0077】
以上の如く、本実施例においては、支持部材209にエンジン30を固定し、該支持部材209を上部構造体である旋回フレーム2に着脱可能に取り付けることにより、支持部材209を旋回フレーム2に固定しているボルトを外すだけでエンジン30を旋回フレーム2から着脱することができる。従って、エンジン30の下方にスイベルジョイント35が位置する場合でも、スイベルジョイント35のメンテナンス時における作業性に優れる。
【0078】
また、支持部材209は基板210・211、防振部材215・215・・・を介して基板210・211を支持するとともに旋回フレーム2に着脱可能に取り付けられる固定部材(前部固定部材212・213および後部固定部材214)を備えているので、エンジン30の振動が旋回フレーム2側に伝播することを軽減することが可能である。
なお、本実施例においては、基板は二つの基板210・211で構成されていたが、一体としてもよく、あるいは基板が三つ以上の部材から構成されていても良く、限定されない。また、固定部材についても、本実施例においては計三つの部材(前部固定部材212・213および後部固定部材214)で構成されていたが、一体でもよく、前後二つの部材で構成されていてもよい。
【0079】
さらに、支持部材209(本実施例においては後部固定部材214)にラジエータ34を固定したので、支持部材209を旋回フレーム2から取り外してエンジン30を旋回フレーム2から取り外す時に、該エンジン30とラジエータ34とを一体的に取り外すことが可能である。従って、エンジンを旋回フレーム2から取り外すときにラジエータ34内の冷却水を予め抜き取り、ラジエータ34とエンジン30のウォータージャケットとを接続する配管を取り外すといった煩雑な作業を行う必要がなく、作業性に優れる。
なお、本実施例の場合、マフラ219も支持部材209に取り付けられており、エンジン30およびラジエータ34と一体的に取り外すことが可能である。従って、マフラ219をエンジン30の排気マニホールドから取り外す作業をせずともエンジン30を旋回フレーム2から取り外すことが可能であり、作業性に優れる。
【0080】
さらにまた、本実施例のバックホー1においては、エンジン30を縦置きしたが、該エンジン30を横置き(エンジン30のクランク軸の長手方向が上部構造体である旋回フレーム2の左右方向と平行となる向きにエンジン30を配置する)し、これに合わせて支持部材209も横置きしても良い。この場合、油圧ポンプをベルトおよびプーリまたはチェーンおよびスプロケット等を介して回転駆動し、エンジンの前方または後方に配置することで、エンジンの左右長さを抑えることが可能である。
【0081】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0082】
即ち、請求項1に示す如く、掘削作業機を備える上部構造体を走行手段の上部に旋回可能に設けた掘削作業車において、上部構造体の下面に突出する補強用のリブを設けたので、のである。
【0083】
請求項2に示す如く、前記補強用のリブは、上部構造体の上面にも突出するので、上部構造体の強度を十分に確保しつつ、上部構造体の上面に他の構成部材(エンジンやバッテリー等)を配置する際に邪魔になることがない。
【0084】
請求項3に示す如く、前記補強用のリブは、上部構造体を走行手段に対して旋回させるために走行手段および旋回アクチュエータに設けられた互いに噛合する一対のギヤを被覆する被覆手段を兼ねるので、上部構造体の旋回に係るギヤを保護する(周囲の障害物と該ギヤとが干渉したり、ギヤに異物等が噛み込む等して、ギヤに不具合が生じることを防止する)することができ、信頼性が向上する。
【0085】
請求項4に示す如く、上部構造体の上面に形成された取付基部に支柱を取り付け、該支柱の上端に天板を取り付けたので、上部構造体の上面に突出量が大きい突出物を形成する必要がなく、上部構造体を鋳造により作製するのが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの側面図。
【図2】バックホーの正面図。
【図3】バックホーの背面図。
【図4】バックホーの平面図。
【図5】旋回フレーム上におけるエンジン等の配置を示す平面模式図。
【図6】旋回フレームの平面図。
【図7】旋回フレームの側面断面図。
【図8】左前上方から見た旋回フレームの斜視図。
【図9】左前下方から見た旋回フレームの斜視図。
【図10】旋回フレームの底面図。
【図11】支持部材の斜視図。
【図12】エンジンおよびラジエータが支持部材に取り付けられた状態を示す斜視図。
【図13】ラジエータの正面図。
【図14】掘削作業車の旋回を示す平面図。
【図15】スイングシリンダの取付け部近傍の斜視図。
【図16】同じく取付け部のX―X矢視断面図。
【図17】排風プレートの後面図。
【図18】排風プレートの平面図。
【図19】後部固定部材への取付け状態を表す斜視図。
【図20】旋回フレーム後部の斜視図。
【図21】ボンネットが後方に回動した状態を示す図。
【図22】ボンネットが前方に回動した状態を示す図。
【図23】ロックピンの取付け部材の斜視図。
【図24】ロックピンの取付け部材の後面図。
【図25】ロックピンの取付け部材の平面図。
【図26】ロック機構の斜視図および正面図。
【符号の説明】
1 バックホー(掘削作業車)
2 旋回フレーム(上部構造体)
3 クローラ走行装置(走行手段)
205 油圧モータ(旋回アクチュエータ)
233 ピニオンギヤ
234 ギヤ
235 リブ
Claims (4)
- 掘削作業機を備える上部構造体を走行手段の上部に旋回可能に設けた掘削作業車において、上部構造体の下面に突出する補強用のリブを設けたことを特徴とする掘削作業車。
- 前記補強用のリブは、上部構造体の上面にも突出することを特徴とする請求項1に記載の掘削作業車。
- 前記補強用のリブは、上部構造体を走行手段に対して旋回させるために走行手段および旋回アクチュエータに設けられた互いに噛合する一対のギヤを被覆する被覆手段を兼ねることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掘削作業車。
- 上部構造体の上面に形成された取付基部に支柱を取り付け、該支柱の上端に天板を取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の掘削作業車。
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