JP2004529555A - 合成選択時間切り替え送信ダイバーシチ(ststd)方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
基地局(102)の共通チャネル送信機(112)は、さまざまな送信アンテナを介してパイロット基準信号(111)を移動局(140)に順次に伝える第一の搬送波信号を生成する。専用チャネル送信機は、音声および信号トラフィックを移動局(140)に伝える第二の搬送波を生成する。基地局(102)において、シーケンススイッチ(120)は、共通送信機(112)を、パイロット基準信号で変調された第一搬送波を順次に送信する送信アンテナ(118,128,138)の各々に順次につなぐ。複数のさまざまな受信アンテナ(150,160,170)は、各々送信アンテナ(118,128,138)の一つにそれぞれ対応しており、移動局(140)から信号を受信する。基地局受信機は、一つのアンテナが他の何れのアンテナよりも良好な信号対雑音値を有することを示す信号対雑音推定値を提供する。基地局(102)は、このアンテナを用いて、専用チャネルを移動局(140)に送信する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に通信システムに関し、特に、そのような電気通信システムにおける送信ダイバーシチを実現するための有効な方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信における重要な側面に送信ダイバーシチがある。送信ダイバーシチの向上により、チャネルを介して送信される情報が環境的な条件によって、より影響を受けないことが可能となる。これは特に、符号分割多重アクセス(CDMA)無線通信システムに当てはまる。
【0003】
CDMAシステムにおいては、直交送信ダイバーシチ(OTD)、時間切り替え送信ダイバーシチ(TSTD)、空間/時間切り替え送信ダイバーシチ(STS)などの多くの送信ダイバーシチ技術が提案されている。
【0004】
従来の無線通信システムにおいては、基地局、つまり固定局が移動局との通信に用いられる。基地局はまた、セル、セル内のセクタ、またはモバイルスイッチングセンタとも称される。従来の無線通信システムのための基地局は、現在、各送信アンテナに対する個別のパイロット基準信号である専用パイロット基準信号チャネルを用いる。パイロット基準信号チャネルは各CDMA基地局によって連続的に送信される、非変調の、直接拡散スペクトル信号である。パイロット基準信号チャネルにより、移動局は下りのCDMAチャネルのタイミングを得ることができ、コヒーレントな復調のための位相基準が提供される。パイロット信号はまたさらに、何時ハンドオフを行うか、つまり、一つの基地局から他の基地局へと移動局の制御を何時移すかを決定するための基地局間の信号強度比較のための手段を提供する。
【0005】
CDMA2000直接拡散下りリンク(基地局から移動局へと音声やシグナリングトラフィックなどのサービスオプションをトランスポートするための下りトラフィックチャネル)では、OTDを用いて、下りリンクの性能を向上させる。OTDは、同一ユーザのための下りリンクチャネルの信号を、符号化ビットを二つ(またはそれ以上)のデータストリームに分離して、送信することによって実現される。この符号化ビットストリームは異なるウォルシュコードで拡散された後に、二つ(またはそれ以上)の分離されたアンテナを介して送信され得る。ウォルシュコードは互いに直交する特性を有する波形のセットである。二つのコードは、コードの全周期にわたって加算されたときにクロス積(cross product)が零である場合に、直交である。拡散されたシーケンスは、同一セクタの全ユーザに対して同一である直交擬似雑音(PN)系列によりスクランブリングされる。従って、二つの出力ストリーム間の直交性が維持され、同一セル干渉が実質的に排除される。符号化されたデータを二つまたはそれ以上のデータストリームに分離することで、一ユーザ当たりの有効拡散コード数がOTDを用いない場合と同じになる。
【0006】
二つの送信アンテナの場合、ウォルシュコードを異なるアンテナに割り当てる典型的な一つの方法は、次の通りである。送信ダイバーシチを用いない場合のウォルシュコードWkの符長2mがあるデータレートに対して割り当てられたと仮定して、送信ダイバーシチを用いて、符号化されたビットストリームが二つに分離され、各アンテナの符号化ビットレートが元のレートの半分に減じられたとする。この結果、各ビットストリームは、符長2m+1のウォルシュコードにより拡散される。これらのコードはWkから、[Wk+Wk]と[Wk−Wk]を形成することにより、構成され得る。Wkの長さは本セクションにおいて、ウォルシュコード長として定義される。なお、異なる直交パイロット基準信号は異なるアンテナを介して送信される。換言すれば、共通パイロット基準信号は一つのアンテナを介して送信され、ダイバーシチパイロット基準信号は第二のアンテナを介して送信される。これにより、何れのアンテナから受信した信号に対しても、コヒーレントな検出が可能となる。
【0007】
時間ダイバーシチは多くのデジタル伝送システムに共通の技術である。CDMAシステムでは、適時インタリーブを用いて信号を拡散する前に、多くの誤り訂正符号を用いる。時間にわたってデータを分離することで、CDMAデータに突然の崩れがあった場合にも、音声信号にはこれに対応する崩れが生じなくなる。デコーダによりフレームが元に再構成される時に、崩れた音声データは実際のスピーチの相対的に長いストレッチ上に小片化され、音声品質に対する影響は小さなものとなる。崩れたデータを修正するために、最尤検出と共に誤り訂正が適用される。CDMAに用いられる固有の方式は、送信機側における畳み込み符号化と、受信機側で軟判定点を用いたビタビ復号である。長年の間、空間通信、とりわけ、静止衛星通信ネットワークにおいて用いられてきた、支配的に主要な誤り訂正技術は、畳み込み符号化とビタビ復号であった。
【0008】
時間ダイバーシチに関連してパスダイバーシチがある。パスダイバーシチは送信機から受信機までに、距離の異なる一つ以上のパスが存在することにより生じる。受信機側では、異なるパスを介して到来した、互いに時間的にシフトされた状態にある、同一信号に対する複数のバージョンが存在している。CDMAでは、複数の受信機を用いて、マルチパスを利用して、例えば、最も強い三つのマルチパス信号に照準を当て、これらを時間的にシフトして整合させ、それらを合算することで、個々の何れの信号成分よりも良い信号を生成する。複数の受信機の相関システムは、レイク受信機と呼ばれる。
【0009】
時間ダイバーシチとパスダイバーシチを示す信号を受信するために、受信機は一般にダイバーシチアンテナを用いる。「ダイバーシチアンテナ」という用語は、各々が異なる送受信特性を示すアンテナのグループを意味する。本発明の例証的な実施の形態では、二つのタイプのダイバーシチ、すなわち、空間ダイバーシチと偏波ダイバーシチに焦点を当てる。
【0010】
空間ダイバーシチとは、ある物理的距離(通常はおよそ数波長程度)を置いて分離された二つの受信アンテナを用い、合成されるその出力を個々の受信機に供給することを指す。フェージングは間隔を置いて配置された複数のアンテナに対して異なる影響を与えるので、このシステムにより、マルチパスフェージングの問題が克服される。空間ダイバーシチの原理においては、モバイルトランシーバが動き回っているとき、信号のピークとヌルのパターンを行ったり来たりすることが知られている。一つのアンテナにヌルの一つが当たると、受信信号強度が低下する。しかし、別のアンテナがある距離を置いて配置されている場合、そのアンテナは信号がヌルのエリアの範囲外にあり、よって、信号を許容信号レベルで受信できる場合がある。
【0011】
別のタイプのアンテナダイバーシチはアンテナの偏波に関係する。アンテナは垂直偏波、水平偏波、楕円偏波、または円偏波の何れかであることがよく知られている。一般に、信号は、受信アンテナの偏波が送信アンテナの偏波とマッチする場合に、最も良い状態で受信される。特定の偏波を有するアンテナを用いることで、受信機は、雑音源が生じる雑音信号に対して異なる偏波ベクトルを本質的に与える前記雑音源からの干渉を避けることができる。従って、受信信号に対する信号対雑音比は、それぞれ異なる偏波ベクトルを有する信号を対応する受信アンテナに対して同時に送信するアンテナのグループを用いることにより、分散される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
現在なされている全ての提案について、CDMAシステムにおける全てのアンテナダイバーシチ技術は、送信される各種信号について専用のダイバーシチパイロット基準信号を必要とする。送信された信号はOTDシステムにおけるように複数のデータストリームに分離されるか、あるいは分離されて全てのアンテナに対して同時に加えられる。空間ダイバーシチおよび偏波ダイバーシチの場合には、受信機は異なるフェージングパスの全てのアンテナからの受信信号を合成して、受信信号を正しく復元することができる。このような、各ダイバーシチアンテナで専用パイロット基準信号を用いる送信技術は、送信ダイバーシチを用いたチャネルフェージングの問題の克服に関する課題を解決した。しかしながら、システムのカバー範囲内の全ての受信機が異なるアンテナから正しく信号を復元することができることを確実にするように、専用パイロット基準信号は全てのアンテナによって十分な電力レベルで絶えず送信されるので、大きなオーバヘッドコストを生じることとなる。さらに、専用ダイバーシチパイロット基準信号を用いることにより、送受信機両方の複雑さおよび機器コストが大幅に増大することとなる。従って、アンテナダイバーシチに付随するシステムオーバヘッドコストを減らし、なお送信ダイバーシチを提供する方法が存在すれば有益である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、各送信アンテナに対する専用パイロット基準信号の使用を行わない代わりに、基地局の各送信アンテナに対するパイロット基準信号を連続で切り替える、すなわち、接続と切断を行う。本発明は、従来技術である各アンテナに対する個別パイロット基準信号トーンの利点を全て有し、上述の欠点の何れをも有しない。本発明は、機器の複雑さを減じつつ、より低い機器コストおよびメンテナンスコストで、従来技術と同一の結果を達成する。本発明の正確な本質ならびに他の目的および利点は、付随する図面に関連する以下の記載から容易に明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、無線通信システム100のための本発明に係る選択時間切り替え送信ダイバーシチ(STSTD)システムの例証的な実施の形態を示すものである。本システムは、現在の無線電気通信システムにおけるような各アンテナに対する専用パイロット基準信号を必要としない。図1に示されるように、複数の送信アンテナ118,128,138に対して、一つのパイロット基準信号111のみが用いられる。
【0015】
例証的なCDMA無線通信技術は通信チャネルのセットを用いて、基地局102と移動局140との間で通信を行う。通信チャネルは下りチャネルおよび上りチャネルとして分類される。例証的なCDMAシステムにおいては、全てのCDMAチャネルは、互いに直交であるように注意して選択された、チャネルで用いられるウォルシュコードにより区別される。定義上は、送信信号119,129,139は基地局102から移動局140へと送信されるので、下りチャネルにより伝搬される。同じく定義上は、送信信号144は移動局140から基地局102へと送信されるので、上りチャネルにより伝搬される。
【0016】
基地局102からの全ての信号119,129,139に対する下りチャネルは、一般に最低4つのチャネルを合成したものである。4つのチャネルは、パイロットチャネル、同期チャネル、ページングチャネル、および、トラフィックチャネルである。パイロットチャネルは、変調を受けておらず、最終拡散シーケンス(ショートシーケンス)により拡散された無変調の搬送波信号のみからなる。基地局102にリンクされた移動局140は、コヒーレント位相基準としてパイロットチャネルを用いる。パイロットチャネルにより、移動局140は下りCDMAチャネルのタイミングを得ることが可能となり、コヒーレント復調のための位相基準が提供され、複数の基地局間の信号強度比較のための手段が提供されて、何時ハンドオフを行うか、つまり何時一つの基地局から他の局へ移動局の制御を移すかを基地局が決定することが可能となる。他の三つの下りチャネル、すなわち、同期チャネル、ページングチャネル、およびトラフィックチャネルは同一のデータフローを用いるが、異なるデータがチャネル上で送られる。同期チャネルは時刻情報を送信し、これにより移動局140および基地局102が、リンクを確立するために両局により用いられるコードのベースを形成するために用いられるクロックを合わせることが可能となる。ページングチャネルは下りチャネルのためのデジタル制御チャネルである。トラフィックチャネルはアナログ音声チャネルと等価であり、実際の通話が行われる所である。下りトラフィックチャネルは、音声に加えて、基地局102から移動局140に対する移動電力制御情報を搬送する。従来のCDMAシステムにおいては、パイロットチャネル、同期チャネル、ページングチャネル、および、トラフィックチャネルは全て共通の搬送波信号を変調する。分離されたチャネルはそれぞれのウォルシュコードにより形成される。しかし、CDMA2000においては、共通チャネル(パイロット、同期、ページング)は、トラフィックチャネルにより変調される搬送波信号とは異なる周波数を有する搬送波信号を変調し得る。
【0017】
上りチャネルは一般的に少なくとも二つのチャネルを含む。送信信号144は、移動局140から基地局102に対して送信されるので、上りチャネルにおいて伝搬される。二つの上りチャネルはアクセスチャネルおよび上りトラフィックチャネルである。アクセスチャネルはデジタル制御チャネルである。アクセスチャネル上の通信には、登録要求、ページング応答、発呼が含まれる。トラフィックチャネルはアナログ音声チャネルと等価であり、移動局140から基地局102に対して、音声および移動電力制御情報を搬送する。
【0018】
上述したチャネルの幾つかは、ある期間、特定の移動局ユーザにより、前記ユーザ固有の音声情報またはデータ情報を搬送するのに専用で用いられるため、専用チャネルと称される。他の上述したチャネルは、同報用、制御チャネル用その他のために当該システムにおける複数のユーザにより共有されるため、共通チャネルと考えられる。図1に示される本実施の形態のSTSTD送信ダイバーシチ技術は、専用チャネルと共通チャネルとの両方に関する。
【0019】
本出願人の発明では、STSTD送信ダイバーシチ方法が基地局側で複数の送信アンテナ118,128,138および受信アンテナ150,160,170と用いられた場合に、図2に示されるプロセスが生じる。ステップ210では、共通チャネル送信機112がパイロットチャネル拡散信号で変調された無線周波数信号を含む第一搬送波信号113を生成する。ステップ212では、第一搬送波113がステップ218で生成されたパイロット基準信号111を基地局102から少なくとも一つの移動局140に対して通信するために用いられる。共通チャネル送信機112はパイロット基準信号111を用いた変調により、ステップ214において、シーケンススイッチ120を介して第一のアンテナグループの複数の送信アンテナ118,128,138の各々にシーケンス接続される第一搬送波信号113を生成する。シーケンススイッチはステップ216において、共通チャネル信号を送信するために一つの時点における一つのアンテナを選択する。
【0020】
本発明の例証的な実施の形態では、ステッピングモータ124が、共通チャネル送信機112の出力を切り替え、順次にカプラ116,126,136に、そして、これによって第一のアンテナグループのそれぞれの送信機アンテナに接続するシーケンススイッチ120を制御する。この代わりに送信機アンテナ118,128,136の間でのパイロット信号の切り替えにマルチプレクサが用いられても良い。本発明の例証的な実施の形態では、アンテナは切り替え速度1.25ミリセカンドで切り替えられる。切り替え速度は1.25ミリセカンド以上であっても良いと考えられる。
【0021】
本出願人の例証的な実施の形態の図1に示されるように、一つの時点で共通チャネル送信機により用いられる送信アンテナ118,128,138は何れか一つのみであるので、各送信アンテナについて、専用ダイバーシチパイロット基準信号生成器110を設けておく必要がない。
【0022】
従って、異なるアンテナを異なる時間間隔で用いることにより送信ダイバーシチが達成される。本出願人の実施の形態では、時間領域ダイバーシチ、空間ダイバーシチ、および、偏波ダイバーシチの組合せを用いることで、ただ一つのパイロット信号を送信しつつ、より良いダイバーシチが得られる。他の専用ダイバーシチパイロット基準信号を削除することで、送信機側と受信機側の両方のシステム上における複雑さが減じられる。さらに、これは同一周波数帯で送信される他の信号のための雑音レベルを低減する。他の専用ダイバーシチパイロット信号を削除することは、システムの収容キャパシティを増加させることにもなる。
【0023】
送信機信号119,129,139は、伝搬路を介して順次に送信され、移動局140によって受信される。図3は、移動局140のための受信プロセスを示す。
【0024】
移動局140は、大幅なダイバーシチゲインおよび干渉排除を達成することのできる複数素子アンテナアレーを含み得る。移動局140は、信号がアンテナ118,128,138間で順次に切り替えられても、基地局102から受信した平均共通パイロット基準信号に基づく位相推定を用いることにより、共通チャネルパイロット信号を復元することができる。
【0025】
図3に示すプロセスは、移動局によって用いられる送信機アンテナがそれぞれの受信アンテナに対する信号対雑音レベルを算出することにより決定され、最も良い信号対雑音値を提供する受信アンテナに基づいて、対応する送信アンテナを用いて、基地局に専用チャネル信号を送り返すことを示す。ステップ310において、移動局の全てのアンテナは基地局から同時に信号を受信する。ステップ312において、当該プロセスでは受信信号を比較するための性能指数(a figure of merit)が算出される。比較に基づいて、ステップ314では最も性能の良い受信アンテナに対応する送信アンテナが選択される。ステップ318の後、当該プロセスは分岐する。ステップ318では、選択された送信アンテナが基地局に対して信号を送信するために用いられるアンテナとして特定される一方、ステップ316では、共通チャネル上で受信された信号が処理されて、基準周波数と時間基準の設定、同期チャネルの復調、ページング信号を聞くこと、マスタタイムの設定、および、基地局にリモート受信機が登録されたという肯定応答の受信が行われる。
【0026】
移動局の呼び出しプロセスが図4に示されている。所望の番号がステップ410においてダイヤルされ、ステップ412において送信キーが押された後、図3のステップ314で選択された送信アンテナがステップ414で用いられて、呼要求信号が基地局に対して送信される。この例証的システムは、全ての受信アンテナを用いて、ステップ416において基地局からのページング信号を聞き、ステップ418においてページング信号から割り当てられたチャネル情報を抽出し、ステップ420において割り当てられたトラフィックチャネル上で専用チャネル情報を送信する。
【0027】
図1および図5を参照するに、移動局140からの送信信号144は、ステップ510において、基地局に位置している第二のアンテナグループ内の全てのアンテナにより同時に受信される。この第二のアンテナグループはそれぞれ各一つの送信機アンテナ118,128,138に対応する受信アンテナ150,160,170を含む。基地局はこの信号を受信して、何れのアンテナを用いて専用チャネル信号を前記基地局から移動局に対して送信するかを決定する。
【0028】
基地局102においては、専用チャネル送信機114はオプションとして、点線で示されるステップ516において、第二の搬送波信号115を生成する。専用チャネルは音声および信号トラフィックを基地局102から少なくとも一つの移動局140に対して通信するために用いられる。システムが従来のCDMAシステムである場合には、専用チャネルに用いられる搬送波信号は共通チャネルに用いられる搬送波信号と同一であるので、ステップ516においては第二の搬送波信号は生成されない。しかし、CDMA2000システムでは、ステップ516において第一の搬送波信号と異なる周波数を有する第二の搬送波信号が生成され得る。
【0029】
専用チャネル送信機114は送信アンテナ118,128または138の一つに接続されている。何れのアンテナを用いるかの選択は、ステップ510における受信機152,162,172による移動局140から送信された信号144の受信後に決定される。当該プロセスにおける次のステップであるステップ512では、受信信号の各々が信号対雑音推定器154において処理され、それぞれの信号対雑音比(SNR)の推定値が生成される。信号対雑音値は、S/N値推定器154により、リモート局140に対して専用チャネル信号を送信するのに用いられる一つの送信アンテナ118,128,138を選択するために用いられる。図3に示されたプロセスの場合のように、図4に示されたプロセスでは、最も高い信号対雑音値を有する受信アンテナに対応する送信アンテナが選択される。
【0030】
本発明では特定の実施の形態に言及した記載がなされているが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではない。従って、後尾の請求の範囲は明示的に上述された本発明の形式および実施の形態のみを包含するものではなく、この本旨を逸脱することなく、当業者に想到され得る他の形式および実施の形態をも包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】タイムシェアードパイロット基準信号生成器を用いる移動局と通信を行う基地局を示す図
【図2】第一搬送波の送信のためのプロセスフロー図
【図3】移動局受信プロセスのプロセスフロー図
【図4】移動局呼び出しプロセスのプロセスフロー図
【図5】基地局受信および第二搬送波送信プロセスのプロセスフロー図
【0001】
本発明は、一般に通信システムに関し、特に、そのような電気通信システムにおける送信ダイバーシチを実現するための有効な方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信における重要な側面に送信ダイバーシチがある。送信ダイバーシチの向上により、チャネルを介して送信される情報が環境的な条件によって、より影響を受けないことが可能となる。これは特に、符号分割多重アクセス(CDMA)無線通信システムに当てはまる。
【0003】
CDMAシステムにおいては、直交送信ダイバーシチ(OTD)、時間切り替え送信ダイバーシチ(TSTD)、空間/時間切り替え送信ダイバーシチ(STS)などの多くの送信ダイバーシチ技術が提案されている。
【0004】
従来の無線通信システムにおいては、基地局、つまり固定局が移動局との通信に用いられる。基地局はまた、セル、セル内のセクタ、またはモバイルスイッチングセンタとも称される。従来の無線通信システムのための基地局は、現在、各送信アンテナに対する個別のパイロット基準信号である専用パイロット基準信号チャネルを用いる。パイロット基準信号チャネルは各CDMA基地局によって連続的に送信される、非変調の、直接拡散スペクトル信号である。パイロット基準信号チャネルにより、移動局は下りのCDMAチャネルのタイミングを得ることができ、コヒーレントな復調のための位相基準が提供される。パイロット信号はまたさらに、何時ハンドオフを行うか、つまり、一つの基地局から他の基地局へと移動局の制御を何時移すかを決定するための基地局間の信号強度比較のための手段を提供する。
【0005】
CDMA2000直接拡散下りリンク(基地局から移動局へと音声やシグナリングトラフィックなどのサービスオプションをトランスポートするための下りトラフィックチャネル)では、OTDを用いて、下りリンクの性能を向上させる。OTDは、同一ユーザのための下りリンクチャネルの信号を、符号化ビットを二つ(またはそれ以上)のデータストリームに分離して、送信することによって実現される。この符号化ビットストリームは異なるウォルシュコードで拡散された後に、二つ(またはそれ以上)の分離されたアンテナを介して送信され得る。ウォルシュコードは互いに直交する特性を有する波形のセットである。二つのコードは、コードの全周期にわたって加算されたときにクロス積(cross product)が零である場合に、直交である。拡散されたシーケンスは、同一セクタの全ユーザに対して同一である直交擬似雑音(PN)系列によりスクランブリングされる。従って、二つの出力ストリーム間の直交性が維持され、同一セル干渉が実質的に排除される。符号化されたデータを二つまたはそれ以上のデータストリームに分離することで、一ユーザ当たりの有効拡散コード数がOTDを用いない場合と同じになる。
【0006】
二つの送信アンテナの場合、ウォルシュコードを異なるアンテナに割り当てる典型的な一つの方法は、次の通りである。送信ダイバーシチを用いない場合のウォルシュコードWkの符長2mがあるデータレートに対して割り当てられたと仮定して、送信ダイバーシチを用いて、符号化されたビットストリームが二つに分離され、各アンテナの符号化ビットレートが元のレートの半分に減じられたとする。この結果、各ビットストリームは、符長2m+1のウォルシュコードにより拡散される。これらのコードはWkから、[Wk+Wk]と[Wk−Wk]を形成することにより、構成され得る。Wkの長さは本セクションにおいて、ウォルシュコード長として定義される。なお、異なる直交パイロット基準信号は異なるアンテナを介して送信される。換言すれば、共通パイロット基準信号は一つのアンテナを介して送信され、ダイバーシチパイロット基準信号は第二のアンテナを介して送信される。これにより、何れのアンテナから受信した信号に対しても、コヒーレントな検出が可能となる。
【0007】
時間ダイバーシチは多くのデジタル伝送システムに共通の技術である。CDMAシステムでは、適時インタリーブを用いて信号を拡散する前に、多くの誤り訂正符号を用いる。時間にわたってデータを分離することで、CDMAデータに突然の崩れがあった場合にも、音声信号にはこれに対応する崩れが生じなくなる。デコーダによりフレームが元に再構成される時に、崩れた音声データは実際のスピーチの相対的に長いストレッチ上に小片化され、音声品質に対する影響は小さなものとなる。崩れたデータを修正するために、最尤検出と共に誤り訂正が適用される。CDMAに用いられる固有の方式は、送信機側における畳み込み符号化と、受信機側で軟判定点を用いたビタビ復号である。長年の間、空間通信、とりわけ、静止衛星通信ネットワークにおいて用いられてきた、支配的に主要な誤り訂正技術は、畳み込み符号化とビタビ復号であった。
【0008】
時間ダイバーシチに関連してパスダイバーシチがある。パスダイバーシチは送信機から受信機までに、距離の異なる一つ以上のパスが存在することにより生じる。受信機側では、異なるパスを介して到来した、互いに時間的にシフトされた状態にある、同一信号に対する複数のバージョンが存在している。CDMAでは、複数の受信機を用いて、マルチパスを利用して、例えば、最も強い三つのマルチパス信号に照準を当て、これらを時間的にシフトして整合させ、それらを合算することで、個々の何れの信号成分よりも良い信号を生成する。複数の受信機の相関システムは、レイク受信機と呼ばれる。
【0009】
時間ダイバーシチとパスダイバーシチを示す信号を受信するために、受信機は一般にダイバーシチアンテナを用いる。「ダイバーシチアンテナ」という用語は、各々が異なる送受信特性を示すアンテナのグループを意味する。本発明の例証的な実施の形態では、二つのタイプのダイバーシチ、すなわち、空間ダイバーシチと偏波ダイバーシチに焦点を当てる。
【0010】
空間ダイバーシチとは、ある物理的距離(通常はおよそ数波長程度)を置いて分離された二つの受信アンテナを用い、合成されるその出力を個々の受信機に供給することを指す。フェージングは間隔を置いて配置された複数のアンテナに対して異なる影響を与えるので、このシステムにより、マルチパスフェージングの問題が克服される。空間ダイバーシチの原理においては、モバイルトランシーバが動き回っているとき、信号のピークとヌルのパターンを行ったり来たりすることが知られている。一つのアンテナにヌルの一つが当たると、受信信号強度が低下する。しかし、別のアンテナがある距離を置いて配置されている場合、そのアンテナは信号がヌルのエリアの範囲外にあり、よって、信号を許容信号レベルで受信できる場合がある。
【0011】
別のタイプのアンテナダイバーシチはアンテナの偏波に関係する。アンテナは垂直偏波、水平偏波、楕円偏波、または円偏波の何れかであることがよく知られている。一般に、信号は、受信アンテナの偏波が送信アンテナの偏波とマッチする場合に、最も良い状態で受信される。特定の偏波を有するアンテナを用いることで、受信機は、雑音源が生じる雑音信号に対して異なる偏波ベクトルを本質的に与える前記雑音源からの干渉を避けることができる。従って、受信信号に対する信号対雑音比は、それぞれ異なる偏波ベクトルを有する信号を対応する受信アンテナに対して同時に送信するアンテナのグループを用いることにより、分散される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
現在なされている全ての提案について、CDMAシステムにおける全てのアンテナダイバーシチ技術は、送信される各種信号について専用のダイバーシチパイロット基準信号を必要とする。送信された信号はOTDシステムにおけるように複数のデータストリームに分離されるか、あるいは分離されて全てのアンテナに対して同時に加えられる。空間ダイバーシチおよび偏波ダイバーシチの場合には、受信機は異なるフェージングパスの全てのアンテナからの受信信号を合成して、受信信号を正しく復元することができる。このような、各ダイバーシチアンテナで専用パイロット基準信号を用いる送信技術は、送信ダイバーシチを用いたチャネルフェージングの問題の克服に関する課題を解決した。しかしながら、システムのカバー範囲内の全ての受信機が異なるアンテナから正しく信号を復元することができることを確実にするように、専用パイロット基準信号は全てのアンテナによって十分な電力レベルで絶えず送信されるので、大きなオーバヘッドコストを生じることとなる。さらに、専用ダイバーシチパイロット基準信号を用いることにより、送受信機両方の複雑さおよび機器コストが大幅に増大することとなる。従って、アンテナダイバーシチに付随するシステムオーバヘッドコストを減らし、なお送信ダイバーシチを提供する方法が存在すれば有益である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、各送信アンテナに対する専用パイロット基準信号の使用を行わない代わりに、基地局の各送信アンテナに対するパイロット基準信号を連続で切り替える、すなわち、接続と切断を行う。本発明は、従来技術である各アンテナに対する個別パイロット基準信号トーンの利点を全て有し、上述の欠点の何れをも有しない。本発明は、機器の複雑さを減じつつ、より低い機器コストおよびメンテナンスコストで、従来技術と同一の結果を達成する。本発明の正確な本質ならびに他の目的および利点は、付随する図面に関連する以下の記載から容易に明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、無線通信システム100のための本発明に係る選択時間切り替え送信ダイバーシチ(STSTD)システムの例証的な実施の形態を示すものである。本システムは、現在の無線電気通信システムにおけるような各アンテナに対する専用パイロット基準信号を必要としない。図1に示されるように、複数の送信アンテナ118,128,138に対して、一つのパイロット基準信号111のみが用いられる。
【0015】
例証的なCDMA無線通信技術は通信チャネルのセットを用いて、基地局102と移動局140との間で通信を行う。通信チャネルは下りチャネルおよび上りチャネルとして分類される。例証的なCDMAシステムにおいては、全てのCDMAチャネルは、互いに直交であるように注意して選択された、チャネルで用いられるウォルシュコードにより区別される。定義上は、送信信号119,129,139は基地局102から移動局140へと送信されるので、下りチャネルにより伝搬される。同じく定義上は、送信信号144は移動局140から基地局102へと送信されるので、上りチャネルにより伝搬される。
【0016】
基地局102からの全ての信号119,129,139に対する下りチャネルは、一般に最低4つのチャネルを合成したものである。4つのチャネルは、パイロットチャネル、同期チャネル、ページングチャネル、および、トラフィックチャネルである。パイロットチャネルは、変調を受けておらず、最終拡散シーケンス(ショートシーケンス)により拡散された無変調の搬送波信号のみからなる。基地局102にリンクされた移動局140は、コヒーレント位相基準としてパイロットチャネルを用いる。パイロットチャネルにより、移動局140は下りCDMAチャネルのタイミングを得ることが可能となり、コヒーレント復調のための位相基準が提供され、複数の基地局間の信号強度比較のための手段が提供されて、何時ハンドオフを行うか、つまり何時一つの基地局から他の局へ移動局の制御を移すかを基地局が決定することが可能となる。他の三つの下りチャネル、すなわち、同期チャネル、ページングチャネル、およびトラフィックチャネルは同一のデータフローを用いるが、異なるデータがチャネル上で送られる。同期チャネルは時刻情報を送信し、これにより移動局140および基地局102が、リンクを確立するために両局により用いられるコードのベースを形成するために用いられるクロックを合わせることが可能となる。ページングチャネルは下りチャネルのためのデジタル制御チャネルである。トラフィックチャネルはアナログ音声チャネルと等価であり、実際の通話が行われる所である。下りトラフィックチャネルは、音声に加えて、基地局102から移動局140に対する移動電力制御情報を搬送する。従来のCDMAシステムにおいては、パイロットチャネル、同期チャネル、ページングチャネル、および、トラフィックチャネルは全て共通の搬送波信号を変調する。分離されたチャネルはそれぞれのウォルシュコードにより形成される。しかし、CDMA2000においては、共通チャネル(パイロット、同期、ページング)は、トラフィックチャネルにより変調される搬送波信号とは異なる周波数を有する搬送波信号を変調し得る。
【0017】
上りチャネルは一般的に少なくとも二つのチャネルを含む。送信信号144は、移動局140から基地局102に対して送信されるので、上りチャネルにおいて伝搬される。二つの上りチャネルはアクセスチャネルおよび上りトラフィックチャネルである。アクセスチャネルはデジタル制御チャネルである。アクセスチャネル上の通信には、登録要求、ページング応答、発呼が含まれる。トラフィックチャネルはアナログ音声チャネルと等価であり、移動局140から基地局102に対して、音声および移動電力制御情報を搬送する。
【0018】
上述したチャネルの幾つかは、ある期間、特定の移動局ユーザにより、前記ユーザ固有の音声情報またはデータ情報を搬送するのに専用で用いられるため、専用チャネルと称される。他の上述したチャネルは、同報用、制御チャネル用その他のために当該システムにおける複数のユーザにより共有されるため、共通チャネルと考えられる。図1に示される本実施の形態のSTSTD送信ダイバーシチ技術は、専用チャネルと共通チャネルとの両方に関する。
【0019】
本出願人の発明では、STSTD送信ダイバーシチ方法が基地局側で複数の送信アンテナ118,128,138および受信アンテナ150,160,170と用いられた場合に、図2に示されるプロセスが生じる。ステップ210では、共通チャネル送信機112がパイロットチャネル拡散信号で変調された無線周波数信号を含む第一搬送波信号113を生成する。ステップ212では、第一搬送波113がステップ218で生成されたパイロット基準信号111を基地局102から少なくとも一つの移動局140に対して通信するために用いられる。共通チャネル送信機112はパイロット基準信号111を用いた変調により、ステップ214において、シーケンススイッチ120を介して第一のアンテナグループの複数の送信アンテナ118,128,138の各々にシーケンス接続される第一搬送波信号113を生成する。シーケンススイッチはステップ216において、共通チャネル信号を送信するために一つの時点における一つのアンテナを選択する。
【0020】
本発明の例証的な実施の形態では、ステッピングモータ124が、共通チャネル送信機112の出力を切り替え、順次にカプラ116,126,136に、そして、これによって第一のアンテナグループのそれぞれの送信機アンテナに接続するシーケンススイッチ120を制御する。この代わりに送信機アンテナ118,128,136の間でのパイロット信号の切り替えにマルチプレクサが用いられても良い。本発明の例証的な実施の形態では、アンテナは切り替え速度1.25ミリセカンドで切り替えられる。切り替え速度は1.25ミリセカンド以上であっても良いと考えられる。
【0021】
本出願人の例証的な実施の形態の図1に示されるように、一つの時点で共通チャネル送信機により用いられる送信アンテナ118,128,138は何れか一つのみであるので、各送信アンテナについて、専用ダイバーシチパイロット基準信号生成器110を設けておく必要がない。
【0022】
従って、異なるアンテナを異なる時間間隔で用いることにより送信ダイバーシチが達成される。本出願人の実施の形態では、時間領域ダイバーシチ、空間ダイバーシチ、および、偏波ダイバーシチの組合せを用いることで、ただ一つのパイロット信号を送信しつつ、より良いダイバーシチが得られる。他の専用ダイバーシチパイロット基準信号を削除することで、送信機側と受信機側の両方のシステム上における複雑さが減じられる。さらに、これは同一周波数帯で送信される他の信号のための雑音レベルを低減する。他の専用ダイバーシチパイロット信号を削除することは、システムの収容キャパシティを増加させることにもなる。
【0023】
送信機信号119,129,139は、伝搬路を介して順次に送信され、移動局140によって受信される。図3は、移動局140のための受信プロセスを示す。
【0024】
移動局140は、大幅なダイバーシチゲインおよび干渉排除を達成することのできる複数素子アンテナアレーを含み得る。移動局140は、信号がアンテナ118,128,138間で順次に切り替えられても、基地局102から受信した平均共通パイロット基準信号に基づく位相推定を用いることにより、共通チャネルパイロット信号を復元することができる。
【0025】
図3に示すプロセスは、移動局によって用いられる送信機アンテナがそれぞれの受信アンテナに対する信号対雑音レベルを算出することにより決定され、最も良い信号対雑音値を提供する受信アンテナに基づいて、対応する送信アンテナを用いて、基地局に専用チャネル信号を送り返すことを示す。ステップ310において、移動局の全てのアンテナは基地局から同時に信号を受信する。ステップ312において、当該プロセスでは受信信号を比較するための性能指数(a figure of merit)が算出される。比較に基づいて、ステップ314では最も性能の良い受信アンテナに対応する送信アンテナが選択される。ステップ318の後、当該プロセスは分岐する。ステップ318では、選択された送信アンテナが基地局に対して信号を送信するために用いられるアンテナとして特定される一方、ステップ316では、共通チャネル上で受信された信号が処理されて、基準周波数と時間基準の設定、同期チャネルの復調、ページング信号を聞くこと、マスタタイムの設定、および、基地局にリモート受信機が登録されたという肯定応答の受信が行われる。
【0026】
移動局の呼び出しプロセスが図4に示されている。所望の番号がステップ410においてダイヤルされ、ステップ412において送信キーが押された後、図3のステップ314で選択された送信アンテナがステップ414で用いられて、呼要求信号が基地局に対して送信される。この例証的システムは、全ての受信アンテナを用いて、ステップ416において基地局からのページング信号を聞き、ステップ418においてページング信号から割り当てられたチャネル情報を抽出し、ステップ420において割り当てられたトラフィックチャネル上で専用チャネル情報を送信する。
【0027】
図1および図5を参照するに、移動局140からの送信信号144は、ステップ510において、基地局に位置している第二のアンテナグループ内の全てのアンテナにより同時に受信される。この第二のアンテナグループはそれぞれ各一つの送信機アンテナ118,128,138に対応する受信アンテナ150,160,170を含む。基地局はこの信号を受信して、何れのアンテナを用いて専用チャネル信号を前記基地局から移動局に対して送信するかを決定する。
【0028】
基地局102においては、専用チャネル送信機114はオプションとして、点線で示されるステップ516において、第二の搬送波信号115を生成する。専用チャネルは音声および信号トラフィックを基地局102から少なくとも一つの移動局140に対して通信するために用いられる。システムが従来のCDMAシステムである場合には、専用チャネルに用いられる搬送波信号は共通チャネルに用いられる搬送波信号と同一であるので、ステップ516においては第二の搬送波信号は生成されない。しかし、CDMA2000システムでは、ステップ516において第一の搬送波信号と異なる周波数を有する第二の搬送波信号が生成され得る。
【0029】
専用チャネル送信機114は送信アンテナ118,128または138の一つに接続されている。何れのアンテナを用いるかの選択は、ステップ510における受信機152,162,172による移動局140から送信された信号144の受信後に決定される。当該プロセスにおける次のステップであるステップ512では、受信信号の各々が信号対雑音推定器154において処理され、それぞれの信号対雑音比(SNR)の推定値が生成される。信号対雑音値は、S/N値推定器154により、リモート局140に対して専用チャネル信号を送信するのに用いられる一つの送信アンテナ118,128,138を選択するために用いられる。図3に示されたプロセスの場合のように、図4に示されたプロセスでは、最も高い信号対雑音値を有する受信アンテナに対応する送信アンテナが選択される。
【0030】
本発明では特定の実施の形態に言及した記載がなされているが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではない。従って、後尾の請求の範囲は明示的に上述された本発明の形式および実施の形態のみを包含するものではなく、この本旨を逸脱することなく、当業者に想到され得る他の形式および実施の形態をも包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】タイムシェアードパイロット基準信号生成器を用いる移動局と通信を行う基地局を示す図
【図2】第一搬送波の送信のためのプロセスフロー図
【図3】移動局受信プロセスのプロセスフロー図
【図4】移動局呼び出しプロセスのプロセスフロー図
【図5】基地局受信および第二搬送波送信プロセスのプロセスフロー図
Claims (14)
- 基地局と少なくとも一つの移動局との間で送信ダイバーシチを実現するための通信システムであって、前記通信システムは、
前記基地局から前記少なくとも一つの移動局にパイロット基準信号を伝える第一の搬送波信号を生成する共通チャネル送信機と、
前記第一の搬送波信号を送信するように構成され、各々それぞれ異なる送信特性を有する複数の送信アンテナと、
前記共通チャネル送信機を前記送信アンテナグループの複数の送信アンテナの各々に順次につなぐパイロット基準信号シーケンススイッチと、
を有する。 - 前記複数の送信アンテナの少なくとも二つは空間ダイバーシチを示す、請求項1記載の通信システム。
- 前記複数の送信アンテナの少なくとも二つは偏波ダイバーシチを示す、請求項2記載の通信システム。
- 前記パイロット基準信号切り替え手段は、前記複数の送信アンテナを1.25ミリセカンド以上の切り替え速度で切り替えるステッピングモータを含む、請求項1記載の通信システム。
- 前記パイロット基準信号切り替え手段は、前記複数の送信アンテナを1.25ミリセカンド以上の切り替え速度で切り替えるマルチプレクサを含む、請求項1記載の通信システム。
- 複数の送信機アンテナから、専用チャネル送信機が専用チャネル信号を少なくとも一つの移動局に送信するために用いられる一つの送信機アンテナを選択する装置であって、
各々それぞれ一つの送信機アンテナに対応し、前記少なくとも一つの移動局から信号を受信する複数の受信アンテナと、
基地局に位置し、前記複数の受信アンテナの少なくとも二つのアンテナから信号を受信するように構成され、前記少なくとも二つのアンテナのうちの一つのアンテナが前記少なくとも二つのアンテナのうちの他の何れのアンテナよりも良好な信号対雑音値を有することを示す信号対雑音推定値を提供する受信機と、
前記受信機の出力に接続され、前記信号対雑音推定値を用いて、最も高い信号対雑音値を有する前記複数の受信アンテナの一つに対応する前記複数の送信アンテナの一つを前記専用チャネル送信機に接続するコントローラと、
を有する装置。 - 前記複数の受信アンテナの少なくとも二つは空間ダイバーシチを示す、請求項6記載の装置。
- 前記複数の受信アンテナの少なくとも二つは偏波ダイバーシチを示す、請求項7記載の装置。
- 基地局と少なくとも一つの移動局との間で送信ダイバーシチを実現するための方法であって、前記方法は、
前記基地局から前記少なくとも一つの移動局にパイロット基準信号を伝える第一の搬送波信号を生成するステップと、
各々それぞれ異なる送信特性を有する複数の送信アンテナの間で前記搬送波信号を順次に切り替えるステップと、
を有する。 - 前記複数の送信アンテナの間で前記搬送波信号を順次に切り替える前記ステップは、空間ダイバーシチを示す前記複数の送信アンテナの間で前記搬送波信号を順次に切り替えるステップを含む、請求項9記載の方法。
- 前記複数の送信アンテナの間で前記搬送波信号を順次に切り替える前記ステップは、空間ダイバーシチおよび偏波ダイバーシチを示す前記複数の送信アンテナの間で前記搬送波信号を順次に切り替えるステップを含む、請求項9記載の方法。
- 複数の送信機アンテナから、専用チャネル信号を少なくとも一つの移動局に送信するために用いられる一つの送信機アンテナを選択する方法であって、
少なくとも一つの移動局から少なくとも一つの信号を、各々それぞれ異なる一つの送信機アンテナに対応する複数の受信アンテナの各々において受信するステップと、
前記複数の受信アンテナの各々によって受信された信号に対する信号対雑音値をそれぞれ推定し、一つの受信アンテナに対する信号対雑音値を少なくとも二つのアンテナのうちの他の何れのアンテナの信号対雑音値よりも良好であると確認するステップと、
確認された信号対雑音値を有する受信アンテナに対応する送信アンテナを、専用チャネル信号を送信するための送信アンテナとして選択するステップと、
を有する方法。 - 少なくとも一つの信号を前記複数の受信アンテナの各々において受信する前記ステップは、それぞれ異なる空間特性を有するアンテナにおいて前記少なくとも一つの信号を受信する、請求項12記載の方法。
- 少なくとも一つの信号を前記複数の受信アンテナの各々において受信する前記ステップは、それぞれ異なる偏波特性を有するアンテナにおいて前記少なくとも一つの信号を受信する、請求項13記載の方法。
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