JP2004513961A

JP2004513961A - Oily lotion for paper products

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Publication number: JP2004513961A
Application number: JP2002544047A
Authority: JP
Inventors: フス　ジェイ　シー; シック　リチャード　エル; ライト　オードラ　エス; パケット　ナンシー　ジェイ
Original assignee: キンバリー　クラーク　ワールドワイド　インコーポレイテッド
Priority date: 2000-11-21
Filing date: 2001-11-15
Publication date: 2004-05-13
Also published as: KR20030062348A; AU2002228714A1; MXPA03004418A; CA2427329A1; BR0115555A; WO2002041868A3; WO2002041868A2; EP1335703A2; CN1476324A; ZA200303293B

Abstract

ローション組成物を塗布した紙製品が提供される。本発明の一実施形態において、ローション組成物は、油及び油溶性のスキンコンディショニング剤を含有することができる油成分と、脂肪アルコール及びワックスを含有することができる固形成分と、水溶性スキンコンディショニング成分と、乳化剤とを含む。典型的には、ローション組成物の付加レベルは、重量で紙製品の約１％から約１０％までの間である。その結果、該紙製品は、使用者の手を乾燥させるのに用いることができ、同時に、皮膚に特定の利点を与えることができる。A paper product coated with the lotion composition is provided. In one embodiment of the present invention, the lotion composition comprises an oil component that can contain an oil and an oil-soluble skin conditioning agent, a solid component that can contain a fatty alcohol and a wax, and a water-soluble skin conditioning component. And an emulsifier. Typically, the added level of the lotion composition is between about 1% and about 10% by weight of the paper product. As a result, the paper product can be used to dry the hands of the user, while at the same time providing certain benefits to the skin.

Description

【０００１】
（背景技術）
ハンドタオルのような吸収性紙製品は、一般に、手洗い中に使用者の皮膚についた流体を吸収するのに使用される。このような紙製品は、皮膚から流体を吸収し、皮膚を乾燥させるように設計されている。しかしながら、人の手や皮膚を洗浄するために用いられることが多い石鹸含有物により、角質層から油分、脂質、及び天然のスキンコンディショナー及び保湿剤が除去されて皮膚が過剰に乾燥し、紅斑、鱗屑、鱗片、及び亀裂のような種々の皮膚の問題に見舞われる恐れがある。また、細菌及びウイルスのような微生物の蔓延又は繁殖により引き起こされる種々の病気に罹りやすい環境では、通常、手を洗う人が多い。
従って、現在、容易に使用者の皮膚に移行して過剰な乾燥及び他の皮膚関連の問題を抑制可能な製剤を含有する紙製品が必要とされている。
【０００２】
（発明の開示）
本発明は、使用者の皮膚を乾燥させると共に、該使用者の皮膚の調子を整えることができる紙製品に関する。本発明の一実施形態によれば、種々の成分を含むローション組成物が紙製品に塗布される。典型的には、ローション組成物の付加レベルは、重量で紙製品の約１％から約１０％までの間である。ローション組成物は、一般に、種々の成分を含有することができる。例えば、ローション組成物は、重量で該ローション組成物の約７０％までの量の油成分を含有する。油成分は、油、油溶性スキンコンディショニング剤等のような種々の異なる含有物を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態において、油としてワセリンを用いることができる。更に、所望であれば、油溶性スキンコンディショニング剤として、トリ（カプリル／カプリン酸）グリセリドを用いてもよい。
【０００３】
また、ローション組成物は、重量でローション組成物の約６０％までの量の固形成分（即ち、約２５℃以下で固体）を含む。固形成分は、幾つかの異なる含有物を含むことができる。例えば、幾つかの実施形態において、固形成分は、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール又はその組み合わせのような１つ又はそれ以上の脂肪アルコールを含むことができる。更に、固形成分は、天然ワックス、石油ワックス、シリコーンワックス、合成ワックス、又はその組み合わせのような１つ又はそれ以上のワックスを含むこともできる。
【０００４】
上記の成分のほか、ローションは、重量でローション組成物の約８０％までの量で任意選択的に水溶性スキンコンディショニング成分も含む。幾つかの実施形態において、例えば、水溶性スキンコンディショニング成分は、グリセリンのような湿潤剤を含むことができる。所望であれば、任意選択的な乳化剤成分も、重量でローションの約３５％までの量で、水溶性スキンコンディショニング成分と共に用いることができる。幾つかの実施形態において、乳化剤成分は、ＨＬＢ数が約５を下回る、１つ又はそれ以上の乳化剤を含むことができる。このような乳化剤の例の１つは、ステアリン酸グリセリルである。
【０００５】
本発明の別の実施形態によれば、使用者の皮膚を乾燥させ、該使用者の皮膚の調子を整えるための紙製品を生成する工程が開示される。この工程は、繊維ウェブを形成する段階と、ウェブを通気乾燥し、水を除去する段階と、その後、ローションの付加レベルが重量で前記紙製品の約１％から約１０％までの間となるように、乾燥ウェブをローション組成物で処理する段階とを含む。例えば、幾つかの実施形態において、ローション組成物は、紙ウェブ上に印刷することができる。他の実施形態では、ローション組成物はまた、紙ウェブ上に噴霧することもできる。
【０００６】
本明細書に示すいかなる所与の範囲も、含まれる範囲より狭い全ての範囲を含むよう意図されている点に留意されたい。例えば、４５〜９０の範囲は、５０〜９０、４５〜８０、４６〜８９、及び同等のものもまた含むことになる。従って、９５％から９９．９９９％の範囲は、例えば、９６％から９９．１％、９６．３％から９９．７％、及び９９．９１％から９９．９９９％も含む。
本発明の他の特徴及び様態を以下に詳細に説明する。
【０００７】
（発明を実施するための最良の形態）
次に本発明の種々の実施形態を詳細に参照し、その１つ又はそれ以上の実施例を以下に述べることにする。各実施例は、本発明の説明のためのものであり、本発明を制限するものではない。実際、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、種々の変更形態及び変形形態が可能であることは、当業者には明らかであろう。例えば、一実施形態の一部として図示又は説明した特徴を別の実施形態に用いて、更に別の実施形態を形成することができる。従って、本発明は、添付の請求項及びその同等物の範囲内に含まれるこのような変更形態及び変形形態も含むことを意図する。
【０００８】
一般に、本発明は、人の皮膚を手当てするのに有用なローションを含有する紙製品に関する。詳細には、ローションは、油成分及び固形成分、任意選択的に水溶性スキンコンディショニング成分、任意選択的に乳化剤成分、及び他のスキンコンディショニング剤、抗菌剤等のような他の種々の含有物を含む。本発明のローションに用いる含有物に特定のものを選択し、その量を特定の量にすると、紙製品に塗布したときに相乗作用を引き起こすことができることが分かっている。更に、本発明のローションは、比較的低度の付加レベルで紙製品に塗布して、得られる紙製品の吸収性を維持できることも分かっている。その結果、本発明の紙製品は、洗浄後に皮膚を乾燥させ、同時に、微生物の繁殖、皮膚病、皮膚乾燥等を抑制するような特定の利点を皮膚に与えることができる。
【０００９】
本発明により作られる紙製品には、タオル、拭き材、ナプキン、ティシュペーパー、トイレットペーパー、及び同様のもののような種々の種類の製品を含むことができる。紙製品は、一般に、１つ又は複数の層を有する紙ウェブから生成することができる。また、所望の特性に応じて、紙製品は、１つ又は複数のプライを含有し、各プライが１つ又はそれ以上の層を含むことができる。紙製品の坪量は、特定の用途に応じて変えることができる。例えば、ある実施形態では、紙製品の坪量が、約１から約５０ポンド／２，８８０平方フィート（即ちリーム）であり、約５から約４５ポンド／リームの間である実施形態もある。例えば、紙タオルは、坪量が約１０から約４５ポンド／リームであるように形成されることもあり、ある実施形態では約２０から約３０ポンド／リームの間で形成されることもある。
【００１０】
上述のように、本発明の紙製品には、種々の成分を含有するローションを塗布する。例えば、ローションは、油溶性スキンコンディショニング剤等のような１つ又はそれ以上の油類及び／又は油溶性含有物類を含有する油成分を含有する。組成物中の油成分の量は、一般に様々とすることができる。例えば、油成分の量は、ある実施形態では重量で組成物中の７０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約２０％から約６０％の間とすることができ、またある実施形態では重量で組成物の約３０％から約５０％の間とすることができる。
【００１１】
本発明で用いることができる油には、ワセリンのような石油又は鉱物油、ミンク油及びラノリン油のような動物油、大豆ステロール、ヒマワリ油、及びアボカド油のような植物油、及びアルキルメチルシリコーンのようなシリコーン油が含まれるが、これに限定されない。例えば、一実施形態においては、油としてワセリン、ヒマワリ種子油、及び／又は大豆ステロールを用いると、本発明で特に効果的であることが判明した。更に、用いる油の量は、重量で組成物の７０％までとすることができ、幾つかの実施形態重量では組成物の約１０％から約６０％の間とすることもできる。
【００１２】
更にまた、上述のように、幾つかの実施形態では、油溶性スキンコンディショニング剤を用いることもできる。スキンコンディショニング剤は、一般に、皮膚の保湿、皮膚の柔軟化、皮膚の保護及び同様のことにより皮膚の特定の特性を高めることができる何らかの材料を言う。例えば、スキンコンディショニング剤は、更に皮膚を保湿し、過乾燥及びそれに関連する種々の皮膚病を抑制することができる。用いる油溶性スキンコンディショニング剤の量は、重量で組成物の１５％までとすることができ、幾つかの実施形態では約１％から約１０％の間である。
【００１３】
用いることができる適切な油溶性スキンコンディショニング剤には、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリル／カプリン混合酸、トリ（カプリル／カプリン酸）グリセリド（例えば、Ｃｒｏｄａ，Ｉｎｃ．により販売されているＣｒｏｄａｍｏｌ　ＧＴＣＣ）、コレステロール、ラウリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ステアリン酸、ステアロール（植物）、安息香酸メチルグルセス２０、Ｃ_１２〜Ｃ_１５安息香酸アルキル（例えば、Ｆｉｎｅｔｅｘ，Ｉｎｃ．により販売されているＦｉｎｓｏｌｖ（登録商標）ＴＮ）のような安息香酸の直鎖状第１級アルキルエステル、エトキシル化セチルステアリルアルコール、Ｆｉｎｓｏｌｖ（登録商標）ＳＬＢ１０１又はＳＬＢ２０１（Ｆｉｎｉｔｅｘ　Ｃｏｒｐ．より販売）等が含まれるが、これに限定されない。例えば、特に効果的な油溶性スキンコンディショニング剤の１つは、トリ（カプリル／カプリン酸）グリセリドであることが判明している。
【００１４】
上記のような油成分を用いると、これで作られるローション組成物に幾つかの利点をもたらすことができる。例えば、油成分の含有物は、使用者の皮膚に塗布されると、保湿剤として働くことができる。具体的には、油成分の含有物は、幾つかの場合では、紙製品を用いた後でも、使用者の皮膚が水分を保持する能力を高める。水分を保持することにより、使用者の皮膚は、過乾燥になりにくくなるほか、紅斑のような特定の皮膚の問題が生じにくくなる。更に、油成分の含有物は、皮膚表面上又は角質層内に留まって潤滑剤として働き、鱗片化を減少させて皮膚の外観を改善することにより、皮膚が、柔らかく滑らかで柔軟な外観を維持するのを助けることもできる。
【００１５】
油成分に加え、本発明のローションは、種々の他の材料を含有することもできる。例えば、上述のように、本発明のローションは、典型的には約２５℃以下で固体である１つ又はそれ以上の含有物を含む固形成分を含有する。例えば、本発明で用いることができる固体含有物には、脂肪アルコール、ワックス及び同様のものが含まれるが、これに限定されない。一般に、固形成分の量は、用いる油成分の量に応じて様々とすることができる。例えば、組成物中の固形成分の量は、ある実施形態では重量で組成物の約６０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約１０％から約５０％の間とすることができ、またある実施形態では重量で組成物の約１５から約４０％の間とすることができる。
【００１６】
例えば、固形成分に用いることができる適切な脂肪アルコールには、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール（セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物）、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールを含む、炭素鎖の長さがＣ_１４〜Ｃ_３０のアルコールが含まれるが、これに限定されない。他の適切な脂肪アルコールは、Ｋｌｏｆｔａ他に付与された米国特許第５，８３０，４８７号、及びＬｕｕ他に付与された米国特許第５，８７１，７６３号に記載されており、これらの特許は、引用により全体が本明細書に組み込まれる。脂肪アルコール含有物は、重量で組成物の約５０％まで、ある実施形態では重量で組成物の約５％から約４０％までの間、またある実施形態では重量で組成物の約１０％から約３０％までの間のような、一般に、種々の量で存在することができる。
【００１７】
また更に、上述のように、固形成分は、種々のワックス含有物を含むこともできる。例えば、適切なワックスには、蜜蝋及びカルナウバ蝋のような天然ワックス、パラフィン及びセレシンワックスのような石油ワックス、アルキルメチルシロキサンのようなシリコーンワックス、又は合成蜜蝋及び合成マッコウ鯨ワックスのような合成ワックスが含まれるが、これに限定されない。ワックス含有物は、一般に、種々の量で組成物内に存在することができる。例えば、ワックス含有物は、重量で組成物の約２０％までの量で存在することができ、重量で組成物の約１％から約１５％までの間の実施形態もあり、重量で組成物の約５％から約１０％までの間の実施形態もある。
【００１８】
ローションの固形成分は、幾つかの実施形態では、紙製品の表面に堆積されると、油成分が実質的に紙の内部に入り込むことを抑制する。従って、ある種の液体製剤で処理した紙製品と比較すると、本発明で得られるローションでは、紙製品の表面に保持される割合が大きく、その表面からローションが使用者の皮膚に接触して移行し、種々の利点がもたらされる。更にまた、特定の例では、固形成分の含有物は、使用者の皮膚に鎮静感を与えることもできる。また、組成物が製品の実質的に表面に効果的に配置されているため、付加レベルを低度にして使用し、低価格で同じ利点を与えることができる。
【００１９】
例えば、本発明の発明者は、脂肪アルコールとワックスの組み合わせが、ローションを紙製品の表面に保持し、使用者の皮膚に更に容易に移行できるようにするのを助けるのに特に有用であることを発見した。例えば、一実施形態において、セチルアルコール及び／又はステアリルアルコールをセレシンワックスのような１つ又はそれ以上のワックス類と共に用いることができる。例えば、この実施形態では、セチルアルコールは、重量でローションの約３０％までの量、詳細には重量でローションの約５％から約１５％までの間の量で存在することができ、ステアリルアルコールは、重量でローションの約２０％までの量、詳細には重量でローションの約５％から約１５％の間の量で存在することができる。更に、ワックス含有物は、この実施形態では、重量で組成物の約５％から約１０％の間の量で存在することができる。
【００２０】
上述の成分のほか、本発明のローションは、１つ又はそれ以上の水溶性スキンコンディショニング剤を含有する水溶性スキンコンディショニング成分を任意選択的に含むこともできる。「水溶性」という用語は、親水性・親油性バランス（ＨＬＢ）数が、７又はそれよりも大きい化合物を言う。ＨＬＢ指数は、当技術分野では公知であり、化合物の親水性と親油性溶液傾向の間のバランスを測定する尺度である。ＨＬＢ尺度は、１からほぼ１００までの範囲であり、数が小さければ親油性傾向が高く、数が大きければ、親水性傾向が高いことを表している。
幾つかの実施形態において、水溶性スキンコンディショニング化合物は、重量でローション組成物の約８０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約６０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約１０％から約４０％の間とすることができる。
【００２１】
例えば、一実施形態において、水溶性のスキンコンディショニング化合物は、湿潤剤（即ち、水に対して親和性を有する化合物）を含むことができる。湿潤剤は、一般に、本発明のローションに幾つかの利点をもたらすことができる。例えば、上述のように、紙製品に塗布したローションは、使用後、使用者の手に移行することができる。このローションは、水に親和性がある湿潤剤を含有するため、使用者の皮膚上での水分保持を促進し、経皮水損失を抑制することができる。ローション組成物内に用いられる湿潤剤の量は、様々とすることができる。例えば、湿潤剤の量は、幾つかの実施形態では重量でローション組成物の約３５％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約２０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約５％から約２０％の間とすることができる。
【００２２】
本発明で用いることができる適切な水溶性の湿潤剤の例には、グリセリンと、ＰＯＥ−２６グリセリン、ＰＯＥ−７グリセリン、ソルビトール、１，２，６−ヘキサントリオールソルビトール、及びヒドロキシプロピルソルビトールのようなエトキシル化グリセリンと、ＰＣＡナトリウムのようなホスフィン酸カルボン酸（ＰＣＡ）及びその塩と、乳酸、乳酸ナトリウム、及びグリコール酸のようなα−ヒドロキシ酸及びその塩と、グルタミン酸グルコースのようなグルコース誘導体と、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、１，３−ブチレングリコール、トリエチレングリコール、及びジプロピレングリコールを含むポリアルキレングリコール及びアルキレンポリオール及びその誘導体と、マルトデキストリン、マルチトール、マンニトール、ジリトール、ポリアスパラギン酸ナトリウム、エトキシル化ひまし油、Ｌｉｐｏ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓから入手可能な種々の湿潤剤（例えばアセトアミドＭＥＡ、エトキシル化グリセリン、ラクトアミドＭＥＡ等）及び同様のもののような他の水溶性湿潤剤とが含まれるが、これに限定されない。例えば、本発明の発明者らは、グリセリンが、使用者の皮膚に潤いを与え、過乾燥及び皮膚の他の問題を防ぐのに特に有用であるとすることができることを発見した。例えばグリセリンは、幾つかの実施形態において、重量でローション組成物の約３５％までの量で用いることができ、ある実施形態では重量で組成物の約２０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約１０％から約２０％の間とすることができる。
【００２３】
更にまた、ローション組成物には、上述のスキンコンディショニング剤のほか、他のスキンコンディショニング剤を用いることもできる。例えば、本発明に用いるのに好適とすることができるスキンコンディショニング剤には、ジメチコン、リン脂質ＳＶ、（即ちステアラミドプロピルＰＧ−ジモニウムクロリドフォスフェート及びセチルアルコール）等が含まれるが、これに限定されない。更に他の適切なスキンコンディショニング剤は、Ｓｍｉｔｈ他に付与された米国特許第４，５５９，１５７号、Ｓｍｉｔｈ他に付与された第４，６９０，８２１号、Ｋｌｏｆｔａ他に付与された第５，８３０，４８７号、及びＬｕｕ他に付与された第５，８７１，７６３号に記載されており、尚、これらの特許は、引用により全体が本明細書に組み入まれる。また、以上又は以下に記載の含有物（例えば油、脂肪アルコール、乳化剤等）及び／又は他の含有物は、いずれもスキンコンディショニング剤としても働くことができることは当然理解されるであろう。
【００２４】
上述の成分のほか、ローション組成物は、１つ又はそれ以上の乳化剤を含有する乳化剤成分を任意選択的に含むことができる。全ての場合において必要であるものではないが、乳化剤は、ローション内の特定の含有物を安定化するのに役立つことができる。用いる場合には、乳化剤成分は、一般に、重量で組成物の約３５％までの量で存在することができ、ある実施例では重量で組成物の約１％から約３０％の間とすることができ、またある実施例では重量で組成物の約５％から約２５％の間とすることができる。
【００２５】
本発明で用いることができる適切な乳化剤には、脂肪酸のアルキレンオキシドエステル、脂肪酸のアルキレンオキシドジエステル、脂肪酸のアルキレンオキシドエーテル等が含まれるが、これに限定されない。このような乳化剤の例には、セテス−２、セテス−６、セテス−１０、セテス−１２、セテアレス−６、セテアレス−１０、セテアレス−１２、セテアレス−２０、ステアレス−２、ステアレス−６、ステアレス−１０、ステアレス−１２、ステアレス−２０、ステアレス−２１、ステアリン酸ＰＥＧ−６、ステアリン酸ＰＥＧ−１０、ステアリン酸ＰＥＧ−１００、ステアリン酸ＰＥＧ−１２、ステアリン酸ＰＥＧ−１０グリセリル、ステアリン酸ＰＥＧ−２０グリセリル、牛脂脂肪酸ＰＥＧ−８０グリセリル、牛脂脂肪酸ＰＥＧ−２００グリセリル、ヤシ脂肪酸ＰＥＧ−３０グリセリル、ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−８０グリセリル、ジラウリン酸ＰＥＧ−８、ジステアリン酸ＰＥＧ−１０、ステアリン酸グリコール、ステアリン酸プロピレングリコール、ジステアリン酸グリコール、ラウリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、及びその混合物が含まれるが、これに限定されない。
【００２６】
更に別の適切な乳化剤には、ラウレス−４、モノラウリン酸ポリエチレングリコール２０ソルビタン（ポリソルベート２０）、ポリエチレングリコール−５−大豆ステロール、ジステアリン酸ＰＰＧ−２メチルグルコースエーテル、ポリソルベート８０、リン酸セチル、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリソルベート６０、トリオレイン酸ポリオキシエチレン２０ソルビタン（ポリソルベート８５）、モノラウリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタン、ジステアリン酸スクロース、オレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン４ラウリルエーテルステアリン酸ナトリウム、イソステアリン酸ポリグリセリル−４、及びその混合物を含むことができる。上述の乳化剤のほか、更に他の種類の乳化剤を用いることもできる。例えば、本発明に用いることができる他の適切な乳化剤は、ＳａＮｏｇｕｅｉｒａ．Ｊｒ．他に付与された米国特許第６，００１，３７７号に記載されており、尚、この特許は、引用により全体を本明細書に組み込まれる。
【００２７】
一実施形態において、ＨＬＢ数が約５よりも小さいような、比較的ＨＬＢが小さい乳化剤を用いて、水溶性スキンコンディショニング化合物の１つ又はそれ以上の含有物を安定化できることが分かっている。更にまた、ＨＬＢ数が比較的小さい乳化剤は、使用中にローションが水を吸収する能力を高め、本発明の紙製品の吸収特性を高めることもできる。例えば、ＨＬＢ数が比較的小さい適切な乳化剤の例には、ステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸スクロース、ステアレス−２、ステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸グリコール、ジステアリン酸グリコール、ステアリン酸プロピレングリコール、セテス−２、トリステアリン酸ソルビタン、ラウリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル等が含まれるが、これに限定されない。
【００２８】
使用時には、ＨＬＢ数が比較的小さい乳化剤は、重量で組成物の約３５％まで、ある実施形態では重量で組成物の約１％から約３０％の間、またある実施形態では重量で組成物の約５％から約２５％の間のような種々の量で存在することができる。例えば、本発明の発明者らは、ステアリン酸グリセリルが、グリセリンのような水溶性含有物を安定化するＨＬＢ数が比較的小さい乳化剤として特に有用とすることができることを発見した。また、実際、ステアリン酸グリセリルが、使用者の皮膚に潤いを与えるのを助けることができることも分かっている。例えば、一実施形態において、ステアリン酸グリセリルは、重量で組成物の約１０％から約２５％の間の量で用いることができる。
ＨＬＢ数が比較的小さい乳化剤のほか、ＨＬＢ数が約５を超えるような比較的大きい乳化剤を用いて、本発明のローション内に含まれる特定の水溶性及び／又は水不溶性含有物を安定化することができることは当然理解されであろう。
【００２９】
上述のように、本発明のローション組成物には、種々の他の含有物も用いることができる。例えば、幾つかの実施形態では、抗菌剤（即ち、ウイルス、細菌、菌類、及び他の微生物の増殖を抑制することができる添加剤）をローション組成物に組み込み、使用者の皮膚を消毒及び／又は特定の微生物が更に蔓延するのを抑制することができる。典型的には、本発明に用いられる抗菌剤は、生物学的適合性がある。抗菌剤は、油成分中に可溶であってもよく、浮遊物として油中に存在してもよい。例えば、本発明に用いることができる適切な抗菌剤には、グルコン酸クロルヘキシジンと、パラクロロメタキシレノール（ＰＣＭＸ）と、塩化ベンゼトニウムと、カルボン酸キトサンピロリドンのようなキトサンと、２，４，４’−トリクロロ−２’−ヒドロキシジフェニルエーテル（トリクロサン）等とが含まれるが、これに限定されない。他の適切な抗菌剤は、Ｌｕｕ他付与された米国特許第５，８７１，７６３号、Ｈｏａｎｇ他に付与された米国特許第５，３３４，３８８号、及びＭｉｔｒａ他に付与された米国特許第５，６８６，０８９号に記載されているが、これらの特許は、引用により全体が本明細書に組み込まれる。
【００３０】
本発明のローション組成物に用いる抗菌剤の量は、一般に様々とすることができる。例えば、幾つかの実施形態において、抗菌剤の量は、重量で組成物の約２０％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約１０％までとすることができ、またある実施形態では重量で組成物の約０．０１％から約５％の間とすることができる。
更に、幾つかの実施形態においては、ローションは、１つ又はそれ以上の保存料も含むことができる。保存料は、使用の前及び／又は後に、紙製品上の特定の微生物の繁殖を抑制することができる。更にまた、ローション組成物が、使用者の皮膚に移行すると、保存料は、そこでも微生物の繁殖を抑制することができる。本発明のローション組成物に用いる保存料の量は、一般に様々とすることができる。例えば、幾つかの実施形態では、保存料の量を重量で組成物の約５％までとすることができ、ある実施形態では重量で組成物の約３％までとすることができ、またある実施形態では重量で組成物の約０．１％から約２％の間とすることができる。
【００３１】
本発明に用いることができる適切な保存料には、Ｍａｃｋｓｔａｔ　Ｈ６６（イリノイ州シカゴのＭｃｌｎｔｙｒｅ　Ｇｒｏｕｐから入手可能）、ＤＭＤＭヒダントイン（例えば、ニュージャージー州フェアローンのＬｏｎｚａ，Ｉｎｃ．のＧｌｙｄａｎｔ　Ｐｌｕｓ（商標））、ブチルカルボン酸ヨードプロピニル、Ｋａｔｈｏｎ（ペンシルベニア州フィラデルフィアのＲｏｈｍ　ａｎｄ　Ｈａｓｓ）、メチルパラベン、プロピルパラベン、２−ブロモ−２−ニトロプロパン−１，３−ジオール、安息香酸、アミダゾリジニルウレア、ジアゾリジニルウレア及び同様のものが含まれるが、これに限定されない。また、特定の一実施形態において、ＮＩＰＡ　Ｈａｒｄｗｉｃｋから「Ｐｈｅｎｏｎｉｐ」という名称で入手される保存料を用いることができる。他の適切な保存料には、「Ｇｅｒｍａｌｌ　１１５」（アミダゾリジニルウレア）、「Ｇｅｒｍａｌｌ　ＩＩ」（ジアゾリジニルウレア）、及び「Ｇｅｒｍａｌｌ　Ｐｌｕｓ」（ジアゾリジニルウレア及びブチルカルボン酸ヨードプロピニル）のようなＳｕｔｔｏｎ　Ｌａｂｓから販売されているものが含まれる。
【００３２】
また、消費者に対する利点をより高めるために、他の含有物も用いることができる。例えば、用いることができる種類の含有物には、抗座瘡活性剤（座瘡斑点、座瘡吹き出物、黒色腫れ物、及び白色腫れ物を減らすために用いられる薬剤）、消泡剤（製造中の発泡傾向を低減させる）、防腐剤、抗酸化剤（製品完全性）、収斂剤−化粧品（皮膚に張り感又はちくちく感を引き起こす）、収斂剤−薬物（皮膚又は粘膜に塗布した時、滲出、排出、又は出血を抑制する薬剤であり、凝固蛋白により作用する）、生物添加剤（製品の効能又は消費者訴求を高める）、着色剤（製品を着色する）、脱臭剤（不快臭を減少又は消失させ、身体表面に悪臭が形成されるのを防ぐ）、外用鎮痛剤（皮膚感覚受容体を抑制することにより局所鎮痛、麻酔、又は止痒作用を有し、皮膚感覚受容体を刺激することにより局所反対刺激作用を有する局所塗布薬）、フィルム形成剤（乾燥すると皮膚上に連続フィルムを生成することにより、皮膚上に活性含有物を保持する）、香料（消費者訴求）、乳白剤（製品の外観の透明度又は透過度を減少させる）、皮膚剥離剤（αヒドロキシ酸及びβヒドロキシ酸のような皮膚細胞の代謝回転の速度を速くする含有物）、皮膚保護剤（損傷した又は露出した皮膚、又は粘膜表面を有害な又は不快な刺激物から保護する薬剤）、日焼け止め剤（波長２９０から３２０ナノメートルのＵＶ領域の光の少なくとも８５％を吸収するが、波長が３２０ナノメートルより長いＵＶ光を透過する含有物）、及び界面活性剤（洗浄剤、乳化剤、可溶化剤、及び／又は懸濁剤として）が含まれるが、これに限定されない。例えば、一実施形態において、重量でローション組成物の約０．０００５％から約０．００５％の間の量でアロエベラ粉末を用いることができる。
【００３３】
本明細書では種々の含有物を別個に説明したが、１つの含有物によって、その含有物以上の機能を完全に又は部分的に達成する可能性があることを理解されたい。例えば、本発明のローションに用いられる油を、スキンコンディショニング剤としても作用させることができる。
また、幾つかの実施形態において、本発明のローション組成物は、無水、即ちほぼ水を含まない。水の量を最低限にすることにより、得られる組成物は、紙製品の表面により容易に保持されて、使用者の皮膚に移行できる場合がある。また、幾つかの例では、水の利用量を少なくすることにより、種々の種類の微生物の繁殖を抑制することができる。しかしながら、組成物中に少量の水が存在してもよいことを理解されたい。例えば、幾つかの実施形態において、ローション組成物の水含有量は、重量で紙製品の約５％よりも少く、ある実施形態では重量で紙製品の約１％よりも少なく、またある実施形態では重量で紙製品の約０．５％よりも少ない。
【００３４】
上述のローション組成物を形成すると、該組成物は紙製品に塗布することができる。紙製品は、当技術分野で公知の何らかの製紙工程で形成することができる。例えば、本発明の製紙工程には、しぼ寄せ、エンボス加工、湿式成形、二重しぼ寄せ、カレンダ加工のほか、紙ウェブを形成する他の公知の段階を用いることができる。本発明の特定の一実施形態では、非しぼ寄せ通気乾燥のような非圧縮乾燥技術を用いて紙製品を形成している。ある場合には、非しぼ寄せ通気乾燥紙製品は、良好な吸収性及び湿潤弾力性を有することができる。非しぼ寄せ通気乾燥技術の幾つかの実施例は、Ｃｏｏｋ他に付与された米国特許第５，０４８，５８９号、Ｓｕｄａｌｌ他に付与された第５，３９９，４１２号、Ｈｅｒｍａｎｓ他に付与された第５，５１０，００１号、Ｒｕｇｏｗｓｋｉ他に付与された第５，５９１，３０９号、及びＷｅｎｄｔ他に付与された第６，０１７，４１７号に開示されており、これらは、引用により全体が本明細書に組み込まれる。
【００３５】
例えば、非しぼ寄せ通気乾燥は、一般に、（１）セルロース繊維、水、及び任意選択的にデボンダ及び湿潤強化剤のような他の添加物の完成紙料を形成する段階と、（２）小孔付き移動ベルト上に完成紙料を堆積し、該小孔付き移動ベルトの上に繊維ウェブを形成する段階と、（３）繊維ウェブに通気乾燥を行い、水を除去する段階と、（４）小孔付き移動ベルトから乾燥した繊維ウェブを取り除く段階とを含む。
【００３６】
幾つかの実施形態において、乾燥すると、上述のローション組成物を塗布することができる。一般に、本発明のローション組成物は、種々の方法を用いて紙製品に塗布することができる。例えば、一実施形態において、組成物は、直接又は間接（オフセット）のいずれかでグラビア印刷を用いて、紙製品の表面に塗布することができる。グラビア印刷は、紙製品上への組成物の分布の制御及び移行速度を良好に行なうことができる場合がある。更に、フレキソ印刷、噴霧（例えばＷＥＫＯ）、ホットメルト接着剤噴霧（例えばＮｏｒｄｓｏｎ）、ブレード、飽和剤、コーティング、液滴投入、及び泡沫塗布のような他の塗布法を用いることもできる。
【００３７】
また、ローション組成物は、製品を乾燥した後、製品の外表面の一方又は両方に塗布することもできる。マルチプライ紙製品を用いる場合には、ローション組成物は、プライを合わせた後又はプライを合わせる前に塗布することができる。個々のプライは、積層又はブレンド（一様）、しぼ寄せ又は非しぼ寄せ、通気乾燥又は湿式成形とすることができる。例えば、一実施形態において、紙製品は、非しぼ寄せ通気乾燥紙製品である。
【００３８】
また、ローションを紙製品に塗布する別の方法を用いることができる。例えば、最初に、ローションの幾つかの含有物を多孔性の送達媒体に取り込んだ後に紙製品に塗布して、乾燥中及びローションが使用者の皮膚に移行した後に、含有物が、制御可能に放出されるようにすることができる。例えば、用いることができる送達媒体には、マイクロスポンジ、マイクロカプセル、シクロデキストリン及びその誘導体、リポゾーム、ポリマースポンジ、及び噴霧乾燥デンプンが含まれるが、これに限定されない。例えば、幾つかの実施形態において、ローション組成物が、重量でローションの約２５％までの量でマイクロカプセルを含むことができ、ある実施例では重量でローションの約１０％まで含むことができ、またある実施例では重量でローションの約０．２％から約５％の間の量を含むことができる。
【００３９】
例えば、「マイクロスポンジ」の例は、Ｗｏｎに付与された米国特許第４，６９０，８２５号に記載されており、この特許は、引用により全体が本明細書に組み込まれる。有用とすることができる別の送達媒体は、ＰＯＬＹ−ＰＯＲＥ（登録商標）Ｌ２００のようなスポンジ様の材料である。また、本発明での使用に好適とすることができるマイクロカプセルの一例は、ＰＯＬＹ−ＰＯＲＥ（登録商標）Ｅ２００（イリノイ州アーリントンハイツのＣｈｅｍｄａｌ　Ｃｏｒｐ．）であり、この送達体は、送達媒体の重量の１０倍を超える添加剤を含有することができる柔らかい中空の球を有する。
【００４０】
ローションの付加レベルは、一般に、製品特質に関して組成物に望む効果及び特定の組成物に応じて様々とすることができる。本明細書で用いる場合、「付加レベル」という用語は、ローション組成物で処理した紙製品の重量から処理する前の紙製品の重量を引き、この計算した重量を処理した紙製品の重量で割って１００を掛けたものである。例えば、組成物の付加レベルは、紙製品の重量ベースで、約１から約１０重量パーセントまでとすることができ、ある実施形態では約１から約６重量パーセントまでとすることができ、ある実施形態では約１から約５重量パーセントまでとすることができ、またある実施形態では約１から約３重量パーセントまでとすることができる。
本発明は、以下の例を参照してより理解することができる。
【００４１】
例１
本発明による紙製品に用いるためのローションを形成することができることを実証した。詳細には、以下の特徴を有するＡ、Ｂ、及びＣのラベルを付けた３つのローションを形成した。
【００４２】
【表１】
表１　ローション組成物の成分

【００４３】
ローション組成物は、全ての成分を約７５℃の温度で溶解するまで混合することにより調製した。
【００４４】
例２
紙製品が、乾燥中に使用者の皮膚の状態を整えることができることを実証した。最初に以下の組成を有するローションを形成した。
【００４５】
【表２】
表２　ローション組成物の成分

【００４６】
ローション組成物は、全ての成分を約７５℃の温度で溶解するまで混合することにより調製した。その後、得られたローションは、手動の印刷ロールを使用して、付加レベルが重量でハンドタオルの６％になるように、上述のような方法で作った非しぼ寄せ通気乾燥ハンドタオルに手動で塗布した。タオルは、重量でウェブの５０％の量の再生繊維と、重量でウェブの５０％の量のＰｉｃｔｏｕ北部針葉樹繊維とで作った。Ｐｉｃｔｏｕ繊維は、従来の精製技術を用いて８分間精製した。次に、この完成紙料を機械箱に入れてブレンドした。また、Ｈｅｒｃｕｌｅｓ，Ｉｎｃ．のＫｙｍｅｎｅ（登録商標）５５７Ｈ湿潤強化剤も、２０ポンド／トンの量で機械箱に入れた。更に、その後、Ｗｉｔｃｏ　Ｃ−６００１イミダゾリンベースの柔軟剤を１．５ポンド／トンの量で機械箱に入れた。繊維の完成紙料は、次に、紙ウェブにし、通気乾燥機を用いて乾燥した。得られたハンドタオルの坪量は、２５ポンド／リームであった。
【００４７】
ハンドタオルを作った後、処理したハンドタオルの特質を、次の手順を用いて未処理のハンドタオルと比較した。最初に、１４人の看護婦が、ＩＶＯＲＹ（登録商標）固形石鹸で４回手を洗浄し、折り畳まれた未処理のタオルで手を乾燥させた。各洗浄中、看護婦の手に１５秒間石鹸泡を塗り入念に洗った。
その後、被験者は、更に４回手を洗い、本発明の処理ハンドタオルで手を乾燥させた。第１回目及び第４回目の洗浄後に用いたタオルの数を記録した。５分間の待機時間の後、看護婦は、更に４回手を洗った。最後に、各タオルの全体の手触り及び乾燥能力を比較するように看護婦に頼んだ。
表３は、未処理試料に対し、第１回目及び第４回目の洗浄の後に手を乾燥するために対応する数のタオルを用いた被験者のパーセントを示している。
【００４８】
【表３】
表３　タオル使用（未処理試料）

【００４９】
表４は、処理試料に対し、第１回目及び第４回目の洗浄の後に手を乾燥するために対応する数のタオルを用いた被験者のパーセントを示している。
【００５０】
【表４】
表４　タオル使用（処理試料）

【００５１】
表３及び表４に示すように、ローション組成物をハンドタオルに加えても、タオルが手を乾燥させる能力に実質的に影響しなかった。例えば、第１回目の洗浄で、手を乾燥するのに４枚のタオルが必要であった被験者のパーセントが、７．０％から１４％に増加しただけである。
また、試料を用いた後の被験者の手の種々の他の特質を以下の表５に示している。
【００５２】
【表５】
表５　手の特質

【００５３】
上に示すように、本発明のハンドタオルは、用いると使用者の皮膚に幾つかの有益な効果をもたらすことができる。
【００５４】
更に、ローションが、皮膚の水分及び皮膚障壁特性に影響を及ぼすことができることも試験した。詳細には、９人の被験者を、最初に、７０°Ｆ、相対湿度５０％に制御した部屋に２０分間順応させた。順応させる際に、各被験者には、標準テンプレートを用いて、掌側前腕上に４つの６３ｃｍ^２の試験部位の輪郭を描いた。一連のベースラインの測定は、Ｓｋｉｃｏｎ−２００　Ｃｏｎｄｕｃｔａｎｃｅ　Ｍｅｔｅｒ（皮膚水和の測定）及びＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）Ｓｙｓｔｅｍｓ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ（皮膚障壁損傷の測定）を用いて各試験部位に行った。Ｓｋｉｃｏｎ　Ｍｅｔｅｒでは、各６３ｃｍ^２の試験部位に対し５回伝導度を読み取り、平均した。ＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔでは、各試験部位で１秒ごとに４回読み取り、平均した。
【００５５】
次に、試験部位をＩｖｏｒｙ（登録商標）固形石鹸で洗い、適切なハンドタオル（未処理のタオル及び表２のローションで処理したタオル）で乾燥させた。洗浄は、技術者が、その部位を１０秒間濡らし、第１指と第２指を円形に動かしてＩｖｏｒｙ（登録商標）石鹸で３０秒間泡立て、１５秒間又は部位の石鹸が完全に無くなるまで必要ならばそれ以上の間すすいだ。拭き取りには、各タオルを四つ折にし、次に八つ折りにした。試験部位は、垂直に保持したタオルの一方の側面で下向きに動かして拭き、裏返して他方の側面で拭いた。技術者は、両手を互いに隣接させて各部位の上端から始め、タオルのできるだけ多くの部分が試験部位に確実に接触するように、下向きに動かした。部位を水で濡らし（５秒間）、次に隣接する１／４部分を用いた。乾燥段階は、上述のように更に３回繰り返し、タオル全体を確実に用いるようにした。
【００５６】
この手順は、４日間続けて、一日に４回、各１５分を繰り返した。最後に洗って１時間後に、Ｓｋｉｃｏｎ−２００電気伝導度計及びＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）ＳｙｓｔｅｍｓＩｎｓｔｒｕｍｅｎｔを用いて測定を行った。毎日、合計４枚の未処理のタオル及び４枚の処理済みタオルを用いた。５日目に、ベースライン読み取りのみを行った。Ｓｋｉｃｏｎの結果は、以下の表６に示し、ＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）の結果は、表７に示す。
表６及び表７に示すデータは、未処理タオル及び処理済みタオルに対し、５日間にわたる各日での洗浄前（「ｂ」という）及び一日の最後の洗浄後（「ａ」という）での１日目ベースラインからの平均パーセント変化を表す。ＳｋｉＣｏｎ値がベースラインから低下することは、皮膚水和特性の低下を表し、ＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）値がベースラインから増大することは、皮膚障壁の損傷が増大することを表す。
【００５７】
【表６】
表６　Ｓｋｉｃｏｎ結果（皮膚水和特性）

【００５８】
表６に示すように、本発明により処理したタオルでは、未処理のタオルと比較して水分伝導性が改善された。例えば、５日後では、未処理のタオルの水分伝導性は、最初のベースライン水分伝導性より２１％低下したが、処理済みタオルでは同じままであった。
【００５９】
【表７】
表７　ＤｅｒｍＬａｂ（登録商標）結果（皮膚障壁損傷特性）

【００６０】
表７に示すように、本発明により処理したタオルでは、未処理のタオルに比較して皮膚障壁特性が改善された。例えば、５日後では、未処理のタオルの皮膚障壁損傷は、最初のベースラインの読みから３１４％増大したが、処理済みタオルでは、２１１％増大したのみであった。
【００６１】
例３
紙製品が、使用者の皮膚を乾燥する間に、皮膚の調子を整えることができることを実証した。最初に、以下の組成を有するローションを作った。
【００６２】
【表８】
表８　ローション組成物の成分

＊ジメチコンの７５％を封入したマイクロスポンジ
【００６３】
ローション組成物は、全ての成分を約７５℃の温度で溶解するまで混合することにより調製した。その後、得られたローションは、手動の印刷ロールを使用して、付加レベルが重量でハンドタオルの５％になるように、上述のような方法で作った非しぼ寄せ通気乾燥ハンドタオルに手動で塗布した。タオルは、例２に記載したように作った。
【００６４】
ハンドタオルを作った後、以下の手順を用いて、本発明のハンドタオルの特性を未処理のハンドタオルと比較した。最初に、１４人の看護婦が、ＩＶＯＲＹ（登録商標）固形石鹸で４回手を洗浄し、折り畳まれた未処理のタオルで手を乾燥させた。各洗浄中、看護婦の手に１５秒間石鹸泡を塗り入念に洗った。
その後、被験者は、更に４回手を洗い、本発明の処理ハンドタオルで手を乾燥させた。第１回目及び第４回目の洗浄後に用いたタオルの数を記録した。５分間の待機時間の後、看護婦は、更に４回手を洗った。最後に、各タオルの全体の手触り及び乾燥能力を比較するように看護婦に頼んだ。
【００６５】
表９は、未処理試料に対し、第１回目及び第４回目の洗浄の後に手を乾燥するために対応する数のタオルを用いた被験者のパーセントを示している。
【００６６】
【表９】
表９　タオル使用（未処理試料）

【００６７】
表１０は、処理試料に対し、第１回目及び第４回目の洗浄の後に手を乾燥するために対応する数のタオルを用いた被験者のパーセントを示している。
【００６８】
【表１０】
表１０　タオル使用（処理済み試料）

【００６９】
表９及び表１０に示すように、ローション組成物をハンドタオルに加えても、タオルが手を乾燥させる能力に実質的に影響しなかった。例えば、第４回目の洗浄で、手を乾燥するのに４枚のタオルが必要であった被験者のパーセントが、０．０％から３．０％に増加しただけである。
【００７０】
また、試料を用いた後の被験者の手の種々の他の特質を以下の表１１に示している。
【００７１】
【表１１】
表１１　手の特質

【００７２】
上に示すように、本発明のハンドタオルは、用いると使用者の皮膚に幾つかの有益な効果をもたらすことができる。
更に、ローションが、皮膚の水分伝導性に影響を及ぼすことができることも試験した。詳細には、例２に述べた方法で、未処理タオル及び処理済みタオルの水分伝導性を試験した。Ｓｋｉｃｏｎ及びＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）結果を、以下の表１２及び表１３に示す。表１２及び表１３に示すデータは、未処理タオル及び処理済みタオルに対し、５日間にわたる各日での洗浄前（「ｂ」という）及び一日の最後の洗浄後（「ａ」という）での１日目ベースラインからの平均パーセント変化を表す。ＳｋｉＣｏｎ値がベースラインから低下することは、皮膚水和特性の低下を表し、ＤｅｒｍａＬａｂ（登録商標）値がベースラインから増大することは、皮膚障壁の損傷が増大することを表す。
【００７３】
【表１２】
表１２　Ｓｋｉｃｏｎ結果（皮膚水和特性）

【００７４】
表１２に示すように、本発明により処理したタオルでは、未処理のタオルと比較して水分伝導性が改善された。例えば、５日後では、未処理のタオルの水分伝導性は、最初のベースライン水分伝導性より２１％低下したが、処理済みタオルでは最初のベースライン水分伝導性より３％小さくなっただけである。
【００７５】
【表１３】
表１３　ＤｅｒｍＬａｂ（登録商標）結果（皮膚障壁損傷特性）

【００７６】
表１３に示すように、本発明により処理したタオルでは、未処理のタオルに比較して皮膚障壁特性が改善された。例えば、５日後では、未処理のタオルの皮膚障壁損傷は、最初のベースラインの読みから３１４％増大したが、処理済みタオルでは、１８３％増大したのみであった。
【００７７】
従って、上記の代表的な例に示されるように、本発明の紙製品は、使用者に多数の利点を提供することができる。具体的には、本発明のローションに用いる含有物に特定のものを選択し、その量を特定の量とすることにより、紙製品に塗布したときに相乗効果をもたらすこと分かっている。例えば、紙製品に塗布したローションは、使用中に使用者の皮膚を保湿するのを助けることができるほか、使用者側に留まって引き続き保湿作用を及ぼすことができる。幾つかの場合では、ローションは、紙製品を用いた後でも使用者の皮膚が水を保持する能力を高めることができる。水を保持することにより、使用者の皮膚は、過乾燥を防止できるほか、紅斑のような特定の皮膚の問題の発生を抑えることができる。更に、ローションは、皮膚表面又は角質層内に留まって潤滑剤として作用し、鱗片化を低減すると共に皮膚の外観を改善することができることにより、皮膚が、柔らく滑らかで、且つ柔軟な外観を維持するのに役立つことができる。幾つかの例では、ローションは、使用者の皮膚を消毒し、種々の微生物の繁殖及び／又は蔓延を抑制するのに役立つこともできる。
【００７８】
また、本発明によって得られる、ローションの低い付加レベルの結果として、これで作る紙製品は、人の皮膚を乾燥させる能力も保持することができる。従って、例えば、最初に、従来の石鹸を用いて手を洗うことができる。その後、本発明の紙製品を用いて濡れた皮膚を乾燥させることができる。
本発明をその特定の実施形態に関して詳細に記載したが、上記事項を理解すれば、このような実施形態の変更形態、変形形態、及び同等物を容易に行なうことができることを当業者であれば理解するであろう。従って、本発明の範囲は、添付の請求項の範囲及びその全ての同等物の範囲であるとみなされる。[0001]
(Background technology)
Absorbent paper products, such as hand towels, are commonly used to absorb fluids on the user's skin during hand washing. Such paper products are designed to absorb fluid from the skin and dry the skin. However, soap-containing materials, which are often used to clean human hands and skin, remove oils, lipids, and natural skin conditioners and moisturizers from the stratum corneum, resulting in excessive drying of the skin, erythema, Various skin problems such as scales, scales, and fissures may be encountered. Also, in an environment susceptible to various diseases caused by the spread or propagation of microorganisms such as bacteria and viruses, many people usually wash their hands.
Accordingly, there is presently a need for a paper product containing a formulation that can be easily transferred to the user's skin to prevent excessive drying and other skin-related problems.
[0002]
(Disclosure of the Invention)
The present invention relates to a paper product capable of drying a user's skin and conditioning the skin of the user. According to one embodiment of the present invention, a lotion composition comprising various components is applied to a paper product. Typically, the added level of the lotion composition is between about 1% and about 10% by weight of the paper product. Lotions compositions can generally contain various components. For example, a lotion composition contains an oil component in an amount up to about 70% of the lotion composition by weight. The oil component can include a variety of different inclusions, such as oils, oil-soluble skin conditioning agents, and the like. For example, in some embodiments, petrolatum can be used as the oil. Further, if desired, tri (capryl / capric acid) glyceride may be used as the oil-soluble skin conditioning agent.
[0003]
The lotion composition also includes a solid component (ie, solid at about 25 ° C. or less) in an amount up to about 60% of the lotion composition by weight. The solid component can include several different inclusions. For example, in some embodiments, the solid component can include one or more fatty alcohols, such as cetyl alcohol, stearyl alcohol, cetearyl alcohol, aralkyl alcohol, behenyl alcohol, or a combination thereof. Further, the solid component can include one or more waxes, such as natural waxes, petroleum waxes, silicone waxes, synthetic waxes, or combinations thereof.
[0004]
In addition to the above ingredients, the lotion also includes a water-soluble skin conditioning ingredient, optionally in an amount up to about 80% of the lotion composition. In some embodiments, for example, the water-soluble skin conditioning component can include a humectant, such as glycerin. If desired, an optional emulsifier component can also be used with the water-soluble skin conditioning component in an amount up to about 35% of the lotion by weight. In some embodiments, the emulsifier component can include one or more emulsifiers having an HLB number below about 5. One example of such an emulsifier is glyceryl stearate.
[0005]
According to another embodiment of the present invention, a process for drying a user's skin and producing a paper product for conditioning the user's skin is disclosed. The process includes forming a fibrous web, air drying the web and removing water, and then the applied level of the lotion is between about 1% and about 10% by weight of the paper product. Treating the dry web with the lotion composition. For example, in some embodiments, the lotion composition can be printed on a paper web. In other embodiments, the lotion composition can also be sprayed onto the paper web.
[0006]
It should be noted that any given range given herein is intended to include all ranges that are smaller than the included range. For example, a range of 45-90 will also include 50-90, 45-80, 46-89, and the like. Thus, a range of 95% to 99.999% also includes, for example, 96% to 99.1%, 96.3% to 99.7%, and 99.91% to 99.999%.
Other features and aspects of the present invention are described in detail below.
[0007]
(Best Mode for Carrying Out the Invention)
Reference will now be made in detail to various embodiments of the invention, one or more examples of which are set forth below. Each example is provided by way of explanation of the invention, not limitation of the invention. In fact, it will be apparent to those skilled in the art that various modifications and variations can be made without departing from the scope or spirit of the invention. For example, features illustrated or described as part of one embodiment, can be used on another embodiment to yield a still further embodiment. Thus, it is intended that the present invention covers such modifications and variations as come within the scope of the appended claims and their equivalents.
[0008]
In general, the present invention relates to paper products containing lotions useful for treating human skin. In particular, the lotion comprises an oil component and a solid component, optionally a water-soluble skin conditioning component, optionally an emulsifier component, and various other ingredients such as other skin conditioning agents, antimicrobial agents, and the like. Including. It has been found that selecting particular ingredients for use in the lotions of the present invention, and making the quantities specific, can cause a synergistic effect when applied to paper products. In addition, it has been found that the lotions of the present invention can be applied to paper products at relatively low added levels to maintain the absorbency of the resulting paper product. As a result, the paper products of the present invention can provide the skin with certain benefits such as drying the skin after washing and at the same time inhibiting the growth of microorganisms, dermatosis, skin dryness and the like.
[0009]
Paper products made in accordance with the present invention can include various types of products such as towels, wipes, napkins, tissue paper, toilet paper, and the like. Paper products can generally be produced from a paper web having one or more layers. Also, depending on the properties desired, the paper product may contain one or more plies, each ply including one or more plies. The basis weight of the paper product can be varied depending on the particular application. For example, in certain embodiments, the basis weight of the paper product is from about 1 to about 50 pounds / 2,880 square feet (or reams), and in some embodiments, between about 5 to about 45 pounds / reams. For example, the paper towel may be formed to have a basis weight of about 10 to about 45 pounds / ream, and in some embodiments, between about 20 to about 30 pounds / ream.
[0010]
As described above, a lotion containing various components is applied to the paper product of the present invention. For example, lotions contain an oil component that contains one or more oils and / or oil-soluble inclusions, such as an oil-soluble skin conditioning agent. The amount of the oil component in the composition can generally vary. For example, the amount of the oil component can be up to 70% by weight of the composition in some embodiments, and between about 20% and about 60% by weight of the composition in some embodiments. And in some embodiments, between about 30% to about 50% by weight of the composition.
[0011]
Oils that can be used in the present invention include petroleum or mineral oils such as petrolatum, animal oils such as mink oil and lanolin oil, vegetable oils such as soy sterols, sunflower oil, and avocado oil, and alkyl methyl silicones. But not limited thereto. For example, in one embodiment, the use of petrolatum, sunflower seed oil, and / or soy sterol as the oil has been found to be particularly effective in the present invention. Further, the amount of oil used can be up to 70% of the composition by weight, and in some embodiments can be between about 10% to about 60% of the composition by weight.
[0012]
Furthermore, as described above, in some embodiments, an oil-soluble skin conditioning agent may be used. Skin conditioning agents generally refer to any material that can enhance certain properties of the skin by moisturizing the skin, softening the skin, protecting the skin and the like. For example, skin conditioning agents can further moisturize the skin and suppress overdrying and various skin diseases associated therewith. The amount of oil-soluble skin conditioning agent used can be up to 15% by weight of the composition, and in some embodiments is between about 1% to about 10%.
[0013]
Suitable oil-soluble skin conditioning agents that can be used include capric acid, caproic acid, caprylic acid, mixed caprylic / capric acid, tri (caprylic / capric acid) glyceride (eg, Crodamol sold by Croda, Inc.). GTCC), cholesterol, lauric acid, magnesium stearate, myristic acid, oleic acid, palmitic acid, pentaerythritol, sorbitol, stearic acid, stearol (plant), methyl gluses benzoate 20, C ₁₂ ~ C _Fifteen Linear primary alkyl esters of benzoic acid such as alkyl benzoates (eg, Finsolv® TN sold by Finetex, Inc.), ethoxylated cetylstearyl alcohol, Finsolv® SLB101 or SLB201 (sold by Finitex Corp.) and the like, but are not limited thereto. For example, one particularly effective oil-soluble skin conditioning agent has been found to be tri (capryl / capric acid) glyceride.
[0014]
The use of oil components as described above can provide several benefits to lotion compositions made therefrom. For example, the inclusion of an oil component can act as a humectant when applied to the skin of a user. Specifically, the inclusion of an oil component in some cases enhances the ability of the user's skin to retain moisture even after using the paper product. By retaining moisture, the user's skin is less likely to over-dry and less prone to certain skin problems such as erythema. Furthermore, the content of the oil component remains on the skin surface or in the stratum corneum and acts as a lubricant, thereby reducing the scale and improving the appearance of the skin, so that the skin maintains a soft, smooth and flexible appearance. It can help you do that.
[0015]
In addition to the oil component, the lotions of the present invention can also contain various other ingredients. For example, as described above, the lotions of the present invention contain a solid component that includes one or more ingredients that are typically solid at or below about 25 ° C. For example, solid inclusions that can be used in the present invention include, but are not limited to, fatty alcohols, waxes and the like. Generally, the amount of solid component can vary depending on the amount of oil component used. For example, the amount of the solid component in the composition can be up to about 60% by weight of the composition in some embodiments, and from about 10% to about 50% by weight of the composition in some embodiments. And in some embodiments, between about 15 to about 40% by weight of the composition.
[0016]
For example, suitable fatty alcohols that can be used in the solid component include carbon chain lengths, including, for example, cetyl alcohol, stearyl alcohol, cetearyl alcohol (a mixture of cetyl alcohol and stearyl alcohol), aralkyl alcohol, and behenyl alcohol. Saga C ₁₄ ~ C ₃₀ , But is not limited to. Other suitable fatty alcohols are described in U.S. Patent No. 5,830,487 to Klofta et al. And U.S. Patent No. 5,871,763 to Luu et al. , Incorporated herein by reference in its entirety. The fatty alcohol content can be from about 50% to about 40% of the composition by weight, in some embodiments from about 5% to about 40% of the composition by weight, and in some embodiments from about 10% to about 10% by weight of the composition. Generally, it can be present in various amounts, such as up to about 30%.
[0017]
Still further, as described above, the solid component can also include various wax-containing materials. For example, suitable waxes include natural waxes such as beeswax and carnauba wax, petroleum waxes such as paraffin and ceresin wax, silicone waxes such as alkylmethylsiloxanes, or synthetic waxes such as synthetic beeswax and synthetic spermacea whale wax. , But is not limited to this. The wax content can generally be present in the composition in various amounts. For example, the wax content can be present in an amount up to about 20% of the composition by weight, and in some embodiments, between about 1% to about 15% of the composition by weight, In some embodiments, between about 5% and about 10% of the
[0018]
The solids component of the lotion, in some embodiments, when deposited on the surface of the paper product, substantially inhibits the oil component from penetrating into the paper. Therefore, compared to paper products treated with certain liquid preparations, the lotion obtained according to the present invention has a greater proportion of the lotion retained on the surface of the paper product, from which the lotion comes into contact with the skin of the user. However, various advantages are provided. Furthermore, in certain instances, the inclusion of a solid component can also provide a soothing sensation to the skin of the user. Also, because the composition is effectively disposed on the substantially surface of the product, it can be used at a lower level of addition, providing the same benefits at a lower cost.
[0019]
For example, the inventors of the present invention have found that the combination of fatty alcohol and wax is particularly useful in helping to retain the lotion on the surface of the paper product and make it easier to transfer to the user's skin. Was found. For example, in one embodiment, cetyl alcohol and / or stearyl alcohol can be used with one or more waxes, such as ceresin wax. For example, in this embodiment, cetyl alcohol can be present in an amount up to about 30% of the lotion by weight, particularly between about 5% to about 15% of the lotion by weight, Can be present in an amount up to about 20% of the lotion by weight, particularly between about 5% and about 15% of the lotion by weight. Further, the wax content may be present in this embodiment in an amount between about 5% to about 10% by weight of the composition.
[0020]
In addition to the components described above, the lotions of the present invention can also optionally include a water-soluble skin conditioning component containing one or more water-soluble skin conditioning agents. The term "water soluble" refers to compounds having a hydrophilic / lipophilic balance (HLB) number of 7 or greater. The HLB index is known in the art and is a measure that measures the balance between a compound's hydrophilicity and its lipophilic solution tendency. The HLB scale ranges from 1 to nearly 100, with lower numbers indicating higher lipophilicity and higher numbers indicating higher hydrophilicity.
In some embodiments, the water-soluble skin conditioning compound can comprise up to about 80% of the lotion composition by weight, and in some embodiments, up to about 60% of the composition by weight. In embodiments, it may be between about 10% to about 40% by weight of the composition.
[0021]
For example, in one embodiment, the water-soluble skin conditioning compound can include a humectant (ie, a compound that has an affinity for water). Wetting agents can generally provide several benefits to the lotions of the present invention. For example, as described above, a lotion applied to a paper product can be transferred to a user's hand after use. Since this lotion contains a humectant having an affinity for water, it can promote water retention on the skin of the user and suppress transdermal water loss. The amount of wetting agent used in the lotion composition can vary. For example, the amount of humectant can be up to about 35% by weight of the lotion composition in some embodiments, and up to about 20% by weight of the composition in some embodiments, In embodiments, it may be between about 5% to about 20% by weight of the composition.
[0022]
Examples of suitable water-soluble wetting agents that can be used in the present invention include glycerin and such as POE-26 glycerin, POE-7 glycerin, sorbitol, 1,2,6-hexanetriol sorbitol, and hydroxypropyl sorbitol. Ethoxylated glycerin, phosphinic carboxylic acid (PCA) such as sodium PCA and salts thereof, α-hydroxy acid and salts thereof such as lactic acid, sodium lactate and glycolic acid, and glucose derivatives such as glucose glutamate And polyalkylene glycol and alkylene polyol including propylene glycol, dipropylene glycol, polypropylene glycol, polyethylene glycol, 1,3-butylene glycol, triethylene glycol, and dipropylene glycol And its derivatives with maltodextrin, maltitol, mannitol, diritol, sodium polyaspartate, ethoxylated castor oil, various wetting agents available from Lipo Chemicals (eg, acetamido MEA, ethoxylated glycerin, lactamide MEA, etc.) and the like. Such as, but not limited to, other water-soluble wetting agents. For example, the inventors of the present invention have discovered that glycerin can moisturize a user's skin and may be particularly useful in preventing overdrying and other skin problems. For example, glycerin can be used in some embodiments in amounts up to about 35% of the lotion composition by weight, and in some embodiments up to about 20% of the composition by weight. In form, it can be between about 10% to about 20% by weight of the composition.
[0023]
Still further, in the lotion composition, in addition to the above-mentioned skin conditioning agents, other skin conditioning agents can be used. For example, skin conditioning agents that may be suitable for use in the present invention include dimethicone, phospholipid SV, (ie, stearamidopropyl PG-dimonium chloride phosphate and cetyl alcohol), and the like. Not limited. Still other suitable skin conditioning agents are U.S. Patent Nos. 4,559,157 to Smith et al., 4,690,821 to Smith et al., And 5,830 to Klofta et al. No. 5,487,763 to Luu et al., Which are hereby incorporated by reference in their entirety. It will also be appreciated that any of the ingredients described above or below (eg, oils, fatty alcohols, emulsifiers, etc.) and / or other ingredients can also act as skin conditioning agents.
[0024]
In addition to the components described above, the lotion composition can optionally include an emulsifier component containing one or more emulsifiers. Although not required in all cases, emulsifiers can help stabilize certain ingredients within the lotion. When used, the emulsifier component can generally be present in an amount up to about 35% of the composition by weight, and in some embodiments, between about 1% to about 30% by weight of the composition. And in some embodiments, between about 5% to about 25% by weight of the composition.
[0025]
Suitable emulsifiers that can be used in the present invention include, but are not limited to, alkylene oxide esters of fatty acids, alkylene oxide diesters of fatty acids, alkylene oxide ethers of fatty acids, and the like. Examples of such emulsifiers include Ceteth-2, Ceteth-6, Ceteth-10, Ceteth-12, Ceteareth-6, Ceteareth-10, Ceteareth-12, Ceteareth-20, Steareth-2, Steareth-6, Steareth. -10, steareth-12, steareth-20, steareth-21, PEG-6 stearate, PEG-10 stearate, PEG-100 stearate, PEG-12 stearate, PEG-10 stearate glyceryl, PEG-stearate 20 glyceryl, tallow fatty acid PEG-80 glyceryl, tallow fatty acid PEG-200 glyceryl, coconut fatty acid PEG-30 glyceryl, coconut fatty acid PEG-80 glyceryl, dilaurate PEG-8, distearate PEG-10, glycol stearate, stearic acid propylene Recall, glycolic distearate, glyceryl laurate, glyceryl oleate, and mixtures include, but are not limited thereto.
[0026]
Still other suitable emulsifiers include laureth-4, polyethylene glycol 20 sorbitan monolaurate (polysorbate 20), polyethylene glycol-5-soy sterol, PPG-2 methyl glucose ether distearate, polysorbate 80, cetyl phosphate, cetyl phosphate. Potassium, diethanolamine cetyl phosphate, polysorbate 60, polyoxyethylene 20 sorbitan trioleate (polysorbate 85), sorbitan monolaurate, sorbitan tristearate, sorbitan stearate, sucrose distearate, sorbitan oleate, polyoxyethylene 4 lauryl ether stearin Sodium acid, polyglyceryl-4 isostearate, and mixtures thereof. In addition to the emulsifiers mentioned above, other types of emulsifiers can also be used. For example, other suitable emulsifiers that can be used in the present invention are described in SaNogueira. Jr. No. 6,001,377, which is hereby incorporated by reference in its entirety.
[0027]
In one embodiment, it has been found that relatively low HLB emulsifiers, such as an HLB number less than about 5, can be used to stabilize the content of one or more of the water-soluble skin conditioning compounds. Furthermore, emulsifiers having a relatively low HLB number can increase the ability of the lotion to absorb water during use, and can also enhance the absorption properties of the paper product of the present invention. For example, examples of suitable emulsifiers having a relatively low HLB number include glyceryl stearate, sucrose distearate, steareth-2, sorbitan stearate, glycol stearate, glycol distearate, propylene glycol stearate, ceteth-2, tris. Examples include, but are not limited to, sorbitan stearate, glyceryl laurate, glyceryl oleate, and the like.
[0028]
In use, the emulsifier having a relatively low HLB number may comprise up to about 35% of the composition by weight, in some embodiments between about 1% to about 30% of the composition by weight, and in some embodiments, the composition by weight. Can be present in various amounts, such as between about 5% to about 25%. For example, the inventors of the present invention have discovered that glyceryl stearate can be particularly useful as an emulsifier with a relatively low HLB number that stabilizes water-soluble inclusions such as glycerin. In fact, it has also been found that glyceryl stearate can help moisturize the skin of the user. For example, in one embodiment, glyceryl stearate can be used in an amount between about 10% and about 25% by weight of the composition.
Emulsifiers having a relatively low HLB number as well as relatively large emulsifiers having an HLB number of more than about 5 are used to stabilize certain water-soluble and / or water-insoluble ingredients contained in the lotions of the present invention. It will be appreciated that it is possible.
[0029]
As mentioned above, various other ingredients can be used in the lotion composition of the present invention. For example, in some embodiments, an antimicrobial agent (ie, an additive that can inhibit the growth of viruses, bacteria, fungi, and other microorganisms) is incorporated into the lotion composition to disinfect and / or disinfect the user's skin. Alternatively, it is possible to further suppress the spread of a specific microorganism. Typically, the antimicrobial agents used in the present invention are biocompatible. The antimicrobial agent may be soluble in the oil component or may be present in the oil as a suspension. For example, suitable antibacterial agents that can be used in the present invention include chlorhexidine gluconate, parachloromethaxylenol (PCMX), benzethonium chloride, chitosan such as chitosan pyrrolidone carboxylate, 2,4,4 '. -Trichloro-2'-hydroxydiphenyl ether (triclosan) and the like, but are not limited thereto. Other suitable antimicrobial agents are described in U.S. Pat. No. 5,871,763 to Luu et al., U.S. Pat. No. 5,334,388 to Hoang et al., And U.S. Pat. No., 686,089, which patents are hereby incorporated by reference in their entirety.
[0030]
The amount of antimicrobial agent used in the lotion compositions of the present invention can generally vary. For example, in some embodiments, the amount of antimicrobial agent can be up to about 20% of the composition by weight, in some embodiments up to about 10% of the composition by weight, and In some embodiments, it can be between about 0.01% to about 5% by weight of the composition.
Further, in some embodiments, the lotion can also include one or more preservatives. Preservatives can inhibit the growth of certain microorganisms on paper products before and / or after use. Furthermore, as the lotion composition migrates to the user's skin, the preservative can also inhibit the growth of microorganisms there. The amount of preservative used in the lotion compositions of the present invention can generally vary. For example, in some embodiments, the amount of preservative can be up to about 5% of the composition by weight, in some embodiments, up to about 3% of the composition by weight, and In embodiments, it can be between about 0.1% to about 2% by weight of the composition.
[0031]
Suitable preservatives that can be used in the present invention include Macstat H66 (available from McClunty Group, Chicago, Ill.), DMDM hydantoin (eg, Glydant Plus ™ from Lonza, Inc., Fairlawn, NJ), Iodopropynyl butylcarboxylate, Kathon (Rohm and Hass, Philadelphia, PA), methylparaben, propylparaben, 2-bromo-2-nitropropane-1,3-diol, benzoic acid, amidazolidinyl urea, diazolidinyl urea Rare and similar, but not limited to. Also, in one particular embodiment, a preservative obtained from NIPA Hardwick under the name "Phenonip" can be used. Other suitable preservatives include "Germall 115" (amidazolidinyl urea), "Germall II" (diazolidinyl urea), and "Germall Plus" (diazolidinyl urea and iodopropynyl butyl carboxylate). Such as those sold by Sutton Labs.
[0032]
Other inclusions can also be used to further enhance the benefits for the consumer. For example, the types of inclusions that can be used include anti-acne actives (agents used to reduce acne spots, acne breakouts, melanomas, and white swellings), antifoams (foaming during manufacture) Preservatives, antioxidants (product integrity), astringents-cosmetics (causes tightness or tingling on the skin), astringents-drugs (exudation, excretion when applied to skin or mucous membranes) Or bleeding inhibitor, acting by coagulation protein), biological additives (enhancing product efficacy or consumer appeal), coloring agents (coloring the product), deodorants (reducing or eliminating unpleasant odors) To prevent the formation of offensive odor on the body surface), external analgesic (which has local analgesic, anesthetic or antipruritic action by suppressing skin sensory receptors, and stimulates skin sensory receptors Stations with local counterstimulatory effects Coating agents), film-forming agents (dried to form a continuous film on the skin, thereby retaining the active ingredients on the skin), fragrances (consumer appeal), opacifiers (transparency or transparency of the appearance of the product) Skin exfoliants (inclusions that increase the rate of skin cell turnover, such as α-hydroxy acids and β-hydroxy acids), skin protection agents (harmful to damaged or exposed skin, or mucosal surfaces) Or agents that protect against unpleasant irritants), sunscreens (containing at least 85% of the light in the UV range from 290 to 320 nanometers but transmitting UV light longer than 320 nanometers). , And surfactants (as detergents, emulsifiers, solubilizers, and / or suspending agents). For example, in one embodiment, aloe vera powder can be used in an amount between about 0.0005% and about 0.005% of the lotion composition by weight.
[0033]
Although the various ingredients have been described separately herein, it is to be understood that one ingredient may achieve more or all of the functions of that ingredient. For example, the oil used in the lotion of the present invention can also act as a skin conditioning agent.
Also, in some embodiments, the lotion compositions of the present invention are anhydrous, ie, substantially free of water. By minimizing the amount of water, the resulting composition may be more easily retained by the surface of the paper product and transfer to the user's skin. Also, in some cases, by reducing the amount of water used, the growth of various types of microorganisms can be suppressed. However, it should be understood that small amounts of water may be present in the composition. For example, in some embodiments, the water content of the lotion composition is less than about 5% by weight of the paper product, in some embodiments less than about 1% by weight of the paper product, and in some embodiments. Is less than about 0.5% of paper products by weight.
[0034]
Having formed the above-mentioned lotion composition, the composition can be applied to paper products. Paper products can be formed by any papermaking process known in the art. For example, the papermaking process of the present invention can employ graining, embossing, wet forming, double graining, calendaring, as well as other known steps of forming a paper web. In one particular embodiment of the present invention, the paper product is formed using a non-compression drying technique, such as non-grit through-air drying. In some cases, the non-wrinkled through-dried paper product can have good absorbency and wet elasticity. Some examples of non-grain through-air drying techniques are given in U.S. Pat. No. 5,048,589 to Cook et al., And 5,399,412 to Sudall et al., And Hermans et al. No. 5,510,001, No. 5,591,309 to Rugowski et al. And No. 6,017,417 to Wendt et al., Which are hereby incorporated by reference in their entirety. Incorporated in the specification.
[0035]
For example, non-grain through-air drying generally comprises the steps of (1) forming a furnish of cellulose fibers, water, and optionally other additives such as debonders and wet strength agents; Depositing the furnish on the perforated moving belt and forming a fibrous web on the perforated moving belt; (3) air drying the fibrous web to remove water; (4) ) Removing the dried fibrous web from the perforated moving belt.
[0036]
In some embodiments, once dried, the lotion composition described above can be applied. Generally, the lotion compositions of the present invention can be applied to paper products using a variety of methods. For example, in one embodiment, the composition can be applied to the surface of a paper product using gravure printing, either directly or indirectly (offset). Gravure printing may be able to control the distribution of the composition on the paper product and provide good transfer rates. In addition, other application methods such as flexographic printing, spraying (eg, WEKO), hot melt adhesive spraying (eg, Nordson), blades, saturants, coatings, drop dosing, and foam application can be used.
[0037]
Alternatively, the lotion composition can be applied to one or both of the outer surfaces of the product after the product has dried. If a multiply paper product is used, the lotion composition can be applied after the plies have been combined or before the plies have been combined. The individual plies can be laminated or blended (uniform), wrinkled or non-wrinkled, through-air dried or wet molded. For example, in one embodiment, the paper product is a non-textured through-dried paper product.
[0038]
Alternatively, other methods of applying the lotion to the paper product can be used. For example, first, some of the contents of the lotion may be incorporated into the porous delivery vehicle and then applied to the paper product so that during drying and after the lotion has transferred to the user's skin, the contents can be controlled. Can be released. For example, delivery vehicles that can be used include, but are not limited to, microsponges, microcapsules, cyclodextrin and derivatives thereof, liposomes, polymer sponges, and spray-dried starch. For example, in some embodiments, the lotion composition can include microcapsules in an amount up to about 25% of the lotion by weight, and in some examples can include up to about 10% of the lotion by weight; Also, some embodiments may include between about 0.2% and about 5% of the lotion by weight.
[0039]
For example, an example of a "microsponge" is described in U.S. Patent No. 4,690,825 to Won, which is incorporated herein by reference in its entirety. Another delivery vehicle that may be useful is a sponge-like material such as POLY-PORE® L200. Also, one example of a microcapsule that may be suitable for use in the present invention is POLY-PORE® E200 (Chemdal Corp., Arlington Heights, Ill.), Which has a delivery vehicle weight of Has soft hollow spheres that can contain more than 10 times the additive.
[0040]
The level of lotion added can generally vary depending on the desired effect of the composition on the product attributes and the particular composition. As used herein, the term "additional level" refers to the weight of the paper product treated with the lotion composition minus the weight of the paper product before processing, and dividing the calculated weight by the weight of the treated paper product. Multiplied by 100. For example, the added level of the composition can be from about 1 to about 10 weight percent, and in some embodiments, from about 1 to about 6 weight percent, based on the weight of the paper product. In form, it can be from about 1 to about 5 weight percent, and in some embodiments, from about 1 to about 3 weight percent.
The invention can be better understood with reference to the following examples.
[0041]
Example 1
It has been demonstrated that lotions can be formed for use in paper products according to the present invention. Specifically, three lotions labeled A, B, and C having the following characteristics were formed.
[0042]
[Table 1]
Table 1 Components of lotion composition

[0043]
The lotion composition was prepared by mixing all ingredients at a temperature of about 75 ° C until dissolved.
[0044]
Example 2
It was demonstrated that the paper product could condition the user's skin during drying. First, a lotion having the following composition was formed.
[0045]
[Table 2]
Table 2 Components of lotion composition

[0046]
The lotion composition was prepared by mixing all ingredients at a temperature of about 75 ° C until dissolved. The resulting lotion is then manually applied to a non-textured through-dry hand towel made in the manner described above, using a manual printing roll, so that the added level is 6% by weight of the hand towel. Applied. Towels were made of regenerated fiber in an amount of 50% by weight of the web and northern Pictou softwood fiber in an amount of 50% by weight of the web. Pictou fibers were purified for 8 minutes using conventional purification techniques. The furnish was then blended in a machine box. Also, Hercules, Inc. Kymene® 557H wet enhancer was also placed in the machine box at an amount of 20 pounds / ton. In addition, the Witco C-6001 imidazoline based softener was then placed in the machine box at a rate of 1.5 lb / ton. The fiber furnish was then made into a paper web and dried using a through-air dryer. The basis weight of the resulting hand towel was 25 pounds / ream.
[0047]
After the hand towels were made, the characteristics of the treated hand towels were compared to the untreated hand towels using the following procedure. First, 14 nurses washed their hands four times with IVORY® bar soap and dried hands with folded untreated towels. During each wash, the hands of the nurses were soaped with soap foam for 15 seconds and washed thoroughly.
Thereafter, the subjects washed their hands four more times and dried their hands with the treated hand towel of the present invention. The number of towels used after the first and fourth washes was recorded. After a waiting time of 5 minutes, the nurse washed his hands four more times. Finally, the nurse was asked to compare the overall feel and drying ability of each towel.
Table 3 shows the percentage of subjects who used the corresponding number of towels to dry their hands after the first and fourth washes for the untreated samples.
[0048]
[Table 3]
Table 3 Use of towel (untreated sample)

[0049]
Table 4 shows the percentage of subjects who used the corresponding number of towels to dry their hands after the first and fourth washes for the treated samples.
[0050]
[Table 4]
Table 4 Use of towel (processed sample)

[0051]
As shown in Tables 3 and 4, adding the lotion composition to the hand towel did not substantially affect the ability of the towel to dry hands. For example, the first wash only increased the percentage of subjects who needed four towels to dry their hands from 7.0% to 14%.
Also, various other characteristics of the subject's hand after using the sample are shown in Table 5 below.
[0052]
[Table 5]
Table 5 Hand characteristics

[0053]
As indicated above, the hand towels of the present invention can have several beneficial effects on a user's skin when used.
[0054]
In addition, it was tested that the lotion could affect skin moisture and skin barrier properties. Specifically, nine subjects were first acclimated to a room controlled at 70 ° F. and 50% relative humidity for 20 minutes. Upon adaptation, each subject was given four 63 cm on the volar forearm using the standard template. ² The test site was outlined. A series of baseline measurements were taken at each test site using the Skicon-200 Conductance Meter (measurement of skin hydration) and DermaLab® Systems Instruments (measurement of skin barrier damage). At the Skicon Meter, 63cm each ² The conductivity was read five times for each test site and averaged. For the DermaLab® Instrument, four readings were taken every second at each test site and averaged.
[0055]
The test site was then washed with Ivory® bar soap and dried with a suitable hand towel (untreated towel and towel treated with the lotion in Table 2). Cleaning is performed by a technician moistening the area for 10 seconds, moving the first and second fingers in a circular motion and lathering with Ivory® soap for 30 seconds, if necessary for 15 seconds or until the area is completely free of soap. Rinse for more. For wiping, each towel was folded in four and then eight. The test site was wiped down on one side of a towel held vertically and wiped upside down on the other side. The technician started with the hands next to each other at the top of each site and moved downward to ensure that as much of the towel as possible touched the test site. The site was wet with water (5 seconds) and then the adjacent quarter was used. The drying step was repeated three more times as described above to ensure that the entire towel was used.
[0056]
This procedure was repeated four times a day for 15 minutes each, lasting 4 days. One hour after the last wash, measurements were taken using a Skicon-200 conductivity meter and DermaLab (R) Systems Instruments. Every day, a total of 4 untreated towels and 4 treated towels were used. On day 5, only a baseline reading was taken. Skicon results are shown in Table 6 below, and DermaLab® results are shown in Table 7.
The data shown in Tables 6 and 7 are for untreated and treated towels before each day ("b") and after the last wash ("a") of each day for 5 days. Represents the average percent change from baseline on day 1. A decrease in SkiCon value from baseline indicates a decrease in skin hydration properties, and an increase in DermaLab® value from baseline indicates an increase in skin barrier damage.
[0057]
[Table 6]
Table 6 Skicon results (skin hydration properties)

[0058]
As shown in Table 6, the towels treated according to the present invention had improved water conductivity as compared to untreated towels. For example, after 5 days, the moisture conductivity of the untreated towel was 21% lower than the original baseline moisture conductivity, but remained the same for the treated towel.
[0059]
[Table 7]
Table 7 DerLab® results (skin barrier damage properties)

[0060]
As shown in Table 7, towels treated according to the present invention had improved skin barrier properties compared to untreated towels. For example, after 5 days, untreated towels increased skin barrier damage by 314% from the initial baseline reading, whereas treated towels increased only 211%.
[0061]
Example 3
It was demonstrated that the paper product could condition the skin while drying the user's skin. First, a lotion having the following composition was made.
[0062]
[Table 8]
Table 8 Components of lotion composition

* Micro sponge containing 75% dimethicone
[0063]
The lotion composition was prepared by mixing all ingredients at a temperature of about 75 ° C until dissolved. The resulting lotion is then manually applied to a non-textured through-dry hand towel made in the manner described above, using a manual print roll, such that the added level is 5% by weight of the hand towel. Applied. Towels were made as described in Example 2.
[0064]
After the hand towels were made, the properties of the hand towels of the present invention were compared to untreated hand towels using the following procedure. First, 14 nurses washed their hands four times with IVORY® bar soap and dried hands with folded untreated towels. During each wash, the hands of the nurses were soaped with soap foam for 15 seconds and washed thoroughly.
Thereafter, the subjects washed their hands four more times and dried their hands with the treated hand towel of the present invention. The number of towels used after the first and fourth washes was recorded. After a waiting time of 5 minutes, the nurse washed his hands four more times. Finally, the nurse was asked to compare the overall feel and drying ability of each towel.
[0065]
Table 9 shows the percentage of subjects who used the corresponding number of towels to dry their hands after the first and fourth washes for the untreated samples.
[0066]
[Table 9]
Table 9 Use of towel (untreated sample)

[0067]
Table 10 shows the percentage of subjects who used the corresponding number of towels to dry their hands after the first and fourth washes for the treated samples.
[0068]
[Table 10]
Table 10 Use of towel (processed sample)

[0069]
As shown in Tables 9 and 10, addition of the lotion composition to the hand towel did not substantially affect the ability of the towel to dry hands. For example, in the fourth wash, the percentage of subjects who needed four towels to dry their hands only increased from 0.0% to 3.0%.
[0070]
Also, various other characteristics of the subject's hand after using the sample are shown in Table 11 below.
[0071]
[Table 11]
Table 11 Hand characteristics

[0072]
As indicated above, the hand towels of the present invention can have several beneficial effects on a user's skin when used.
In addition, it was tested that lotions could affect the water conductivity of the skin. In particular, the untreated and treated towels were tested for moisture conductivity in the manner described in Example 2. The Skicon and DermaLab® results are shown in Tables 12 and 13 below. The data shown in Tables 12 and 13 are for untreated and treated towels before each day ("b") and after the last wash ("a") of each day for 5 days. Represents the average percent change from baseline on day 1. A decrease in SkiCon value from baseline indicates a decrease in skin hydration properties, and an increase in DermaLab® value from baseline indicates an increase in skin barrier damage.
[0073]
[Table 12]
Table 12 Skicon results (skin hydration properties)

[0074]
As shown in Table 12, the towels treated according to the present invention had improved water conductivity as compared to untreated towels. For example, after 5 days, the moisture conductivity of the untreated towel dropped 21% below the original baseline moisture conductivity, whereas the treated towel only dropped 3% below the original baseline moisture conductivity. .
[0075]
[Table 13]
Table 13 DermLab® results (skin barrier damage properties)

[0076]
As shown in Table 13, the towels treated according to the present invention had improved skin barrier properties compared to untreated towels. For example, after 5 days, skin barrier damage on untreated towels increased by 314% from the initial baseline reading, but only 183% on treated towels.
[0077]
Thus, as shown in the representative examples above, the paper product of the present invention can provide a number of benefits to the user. Specifically, it has been found that by selecting a specific substance to be used in the lotion of the present invention and setting the amount to a specific amount, a synergistic effect is obtained when applied to paper products. For example, a lotion applied to a paper product can help moisturize the user's skin during use, and can remain on the user's side and continue to exert a moisturizing effect. In some cases, the lotion can increase the ability of the user's skin to retain water even after using the paper product. By retaining the water, the user's skin can be prevented from over-drying, and the occurrence of specific skin problems such as erythema can be suppressed. Further, the lotion stays on the skin surface or in the stratum corneum and acts as a lubricant, and can reduce the scale and improve the appearance of the skin, so that the skin has a soft, smooth, and soft appearance. Can help maintain. In some instances, the lotion can also disinfect the user's skin and help control the growth and / or spread of various microorganisms.
[0078]
Also, as a result of the low added level of lotion obtained by the present invention, the paper products made therefrom can also retain the ability to dry human skin. Thus, for example, one can first wash his hands with conventional soap. Thereafter, the wet skin can be dried using the paper product of the present invention.
Although the present invention has been described in detail with respect to particular embodiments thereof, those skilled in the art will recognize that changes, modifications, and equivalents to such embodiments may be readily made by understanding the foregoing. Will understand. Accordingly, the scope of the invention is deemed to be within the scope of the appended claims and all equivalents thereof.

Claims

An absorbent paper product for drying a user's skin and conditioning the skin of the user,
Paper web,
A lotion composition that is applied to the paper web at an additional level of between about 1% and about 10% by weight of the paper product;
Including
The lotion composition,
i) an oil component in an amount up to about 70% of the lotion composition by weight, the oil component comprising at least one oil and at least one oil-soluble skin conditioning agent;
ii) a solid component in an amount up to about 60% of the lotion composition by weight, the solid component comprising a material selected from the group consisting of fatty alcohols, waxes, and combinations thereof;
iii) optionally, a water-soluble skin conditioning ingredient in an amount up to about 80% of the lotion composition;
iv) optionally, an emulsifier component in an amount up to about 35% of the lotion composition by weight;
A paper product comprising:

The paper product of claim 1, wherein the oil component comprises between about 30% and about 50% of the lotion composition by weight.

The paper product of claim 1, wherein the at least one oil is present in an amount between about 10% and about 60% of the lotion composition by weight.

The paper product of claim 1, wherein the at least one oil comprises petrolatum.

The paper product of claim 1, wherein the at least one oil-soluble skin conditioning agent is present in an amount between about 1% and about 10% by weight of the lotion composition.

The paper product of claim 1, wherein the at least one oil-soluble skin conditioning agent comprises tri (caprylic / capric acid) glyceride.

The paper product of claim 1, wherein the solids component comprises between about 15% and about 40% by weight of the lotion composition.

The paper product of claim 1, wherein the solid component comprises at least one fatty alcohol in an amount between about 10% and about 30% of the lotion composition by weight.

The paper product of claim 1, wherein the fatty alcohol comprises cetyl alcohol, stearyl alcohol, cetearyl alcohol, aralkyl alcohol, behenyl alcohol, or a combination thereof.

The paper product of claim 1, wherein the solid component comprises at least one wax in an amount between about 5% and about 10% of the lotion composition by weight.

The paper product of claim 1, wherein the wax comprises a natural wax, a petroleum wax, a silicone wax, a synthetic wax, or a combination thereof.

The paper product of claim 1, wherein the water-soluble skin conditioning component comprises between about 10% and about 40% by weight of the lotion composition.

The paper product of claim 1, wherein the skin conditioning component comprises a wetting agent.

14. The paper product of claim 13, wherein the humectant comprises glycerin.

The paper product of claim 1, wherein the emulsifier component comprises between about 5% and about 25% by weight of the lotion composition.

The paper product of claim 1, wherein the emulsifier component comprises at least one emulsifier having an HLB number of less than about 5.

17. The paper product of claim 16, wherein the at least one emulsifier comprises between about 5% and about 25% by weight of the lotion composition.

17. The paper product of claim 16, wherein the at least one emulsifier comprises glyceryl stearate.

The paper product of claim 1, wherein the added level of the lotion is between about 1% and about 6% by weight of the paper product.

The paper product of claim 1, wherein the added level of the lotion is between about 1% and about 3% by weight of the paper product.

The paper product of claim 1, wherein the lotion composition further comprises an antimicrobial agent.

The paper product of claim 1, wherein the basis weight of the paper product is between about 1 to about 50 pounds / ream.

The paper product of claim 1, wherein the paper product is a towel having a basis weight of about 10 to about 45 pounds / ream.

An absorbent paper towel for drying a user's skin and toning the user's skin, the basis weight being from about 10 to about 45 pounds / ream;
Paper web,
A substantially water-free lotion composition, applied to the paper web such that the added level is between about 1% and about 10% by weight of the paper towel;
Including
The lotion composition,
i) at least one oil in an amount of up to about 70% by weight of the lotion composition and between about 10% and about 60% by weight of the lotion composition; and An oil component comprising at least one oil-soluble skin conditioning agent in an amount between about 1% and about 10% of the oil component;
ii) an amount up to about 60% of the lotion composition by weight, comprising at least one fatty alcohol and optionally a wax, wherein the fatty alcohol is from about 10% to about 10% by weight of the lotion composition. A solid component constituting up to 30%;
iii) a water-soluble skin conditioning ingredient in an amount up to about 80% of the lotion composition by weight, comprising at least one wetting agent;
iv) at least one of an amount up to about 35% of the lotion composition by weight, wherein the HLB number is less than about 5 and comprising between about 5% and about 25% by weight of the lotion composition; An emulsifier component including an emulsifier,
A paper towel comprising:

The paper product of claim 24, wherein the at least one oil comprises petrolatum.

The paper product of claim 24, wherein the at least one oil-soluble skin conditioning agent comprises tri (caprylic / capric acid) glyceride.

The paper product of claim 24, wherein the at least one fatty alcohol comprises cetyl alcohol, stearyl alcohol, cetearyl alcohol, aralkyl alcohol, behenyl alcohol, or a combination thereof.

The paper product of claim 24, wherein the wax comprises a natural wax, a petroleum wax, a silicone wax, a synthetic wax, or a combination thereof.

The paper product of claim 24, wherein the at least one wetting agent comprises glycerin.

The paper product of claim 24, wherein the at least one emulsifier comprises glyceryl stearate.

25. The paper product of claim 24, wherein the applied level of the lotion is between about 1% and about 6% by weight of the paper product.

The paper product of any preceding claim, wherein the applied level of the lotion is between about 1% and about 3% by weight of the paper product.

The paper product of claim 24, wherein the lotion composition further comprises an antimicrobial agent.

A method of drying a user's skin to produce a paper product for conditioning the user's skin, comprising:
Making a web from at least one furnish comprising fibers and water;
Removing the water by air drying the web;
Thereafter, treating the dried web with a lotion composition such that the added level is between about 1% and about 10% by weight of the paper product;
The lotion composition,
i) an oil component in an amount up to about 70% of the lotion composition by weight, the oil component comprising at least one oil and at least one oil-soluble skin conditioning agent;
ii) a solid component in an amount up to about 60% of the lotion composition by weight, the solid component comprising a material selected from the group consisting of fatty alcohols, waxes, and combinations thereof;
iii) optionally, a water-soluble skin conditioning ingredient in an amount up to about 80% of the lotion composition;
iv) optionally, an emulsifier component in an amount up to about 35% of the lotion composition by weight;
A method comprising:

35. The method of claim 34, wherein said lotion composition is printed on said paper web.

35. The method of claim 34, wherein the lotion composition is sprayed on the paper web.

35. The method of claim 34, wherein the at least one oil is present in an amount between about 10% and about 60% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the at least one oil-soluble skin conditioning agent is present in an amount between about 1% and about 10% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the solid component comprises at least one fatty alcohol in an amount between about 10% and about 30% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the solid component comprises at least one wax in an amount between about 5% and about 10% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the water-soluble skin conditioning component comprises between about 10% and about 40% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the emulsifier component comprises at least one emulsifier having an HLB number less than about 5.

43. The method of claim 42, wherein the at least one emulsifier comprises between about 5% and about 25% by weight of the lotion composition.

35. The method of claim 34, wherein the applied level of the lotion is between about 1% and about 6% by weight of the paper product.

35. The method of claim 34, wherein the applied level of the lotion is between about 1% and about 3% by weight of the paper product.

35. The method of claim 34, wherein said lotion composition further comprises an antimicrobial agent.

35. The method of claim 34, wherein the paper product is a towel having a basis weight between about 10 and about 45 pounds / ream.