JP2004505915A - メトホルミンおよび5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体を含む薬剤組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、有効成分として、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体を含む薬剤組成物に関する。
Description
【0001】
本発明は、有効成分として、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、およびWO97/47612に記載の5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体を含む薬剤組成物に関する。
【0002】
本発明の対象はさらに、高血糖、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病における高血糖を低減することを意図した医薬製剤を調製するための、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体の使用である。
【0003】
メトホルミンは、主としてその抗高血糖活性のために知られており、インスリン非依存性糖尿病の治療に広く用いられている。インスリン非依存性糖尿病の場合、メトホルミンはインスリンに対する感度を向上することが知られているので、メトホルミンはさらにインスリンと組み合わせて患者に投与される。
【0004】
多数の2,4−チアゾリジンジオン誘導体が、抗高血糖剤および低脂血剤として記載されており、したがって抗糖尿病剤として記載されている(Takeda、特許EP193256、およびSankyo、特許EP207581)。これらの化合物は、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)の活性化剤である。
【0005】
糖尿病を治療するために、いくつかの2,4−チアゾリジンジオン誘導体とビグアニド、より具体的にはメトホルミンとの組合せがすでに記載されている(Takeda、特許出願EP749751、およびSmithkline Beecham、特許出願WO98/57634)。
【0006】
糖尿病は、種々の病的発現を示す慢性疾患である。糖尿病は、脂質および糖代謝の障害、ならびに循環障害を伴う。多くの場合、糖尿病は種々の病理学的合併症に進行する傾向がある。したがって、糖尿病を罹患している各個人に適合した治療法を見出すことが必要である。
【0007】
PPARγの転写活性において活性を有さない5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオンと、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンとの特定の組合せはこれまで記載されておらず、特定の利点、特に体重増加および/または血液希釈がないことを提示していない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、グルコースの使用を著しく改善できる組成物を提供することである。
【0009】
本発明の目的はさらに、インスリンの分泌に影響を及ぼさないが、代謝性インスリン抵抗性症候群に活性を示す、糖尿病の治療に適した組成物を提供することである。
【0010】
本発明の目的は、最後に、高インスリン血症のない糖尿病患者に特に適した組成物を提供することである。
【0011】
これらの目的、および他の目的は、有効成分として、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および式(I)の化合物を1種または複数の薬剤として許容される賦形剤と組み合わせて含む薬剤組成物に関する本発明によって達成される。
【0012】
この組成物は、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病の治療に特に適している。この組成物は、インスリン非依存性糖尿病における高血糖を低減するのに特に適している。
【0013】
式(I)の化合物は、以下のように定義される。
【0014】
【化3】
【0015】
式中、Aは、2から16個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和炭化水素基を表し、
Dは、1つまたは複数のヘテロ原子を含むことができるホモまたはヘテロ炭素含有単環、2環、または3環式芳香族構造を表し、
Xは、水素、1から6個の炭素原子を有するアルキル基、1から6個の炭素原子を有するアルコキシ基、アルコキシ基およびアルキル基が上に定義されたとおりであるアルコキシアルキル基、1または2個のヘテロ原子を任意選択で環中に含む1または2個の環を有する、たとえばフェニル、またはα−もしくはβ−ナフチルなどの芳香族環式構造として定義されたアリール基、アルキル基が上に定義されたとおりであり、アリール基が上に定義されたとおりであり、任意選択で1つまたは複数の置換基を有するアリールアルキル基、アリールアルキル部およびアリール部が上に定義されたとおりであるアリールアルキルアリール基、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、アミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、スルホニル、スルホン、スルホンアミド、スルファモイル、アルキルスルホニルアミノ、アシルアミノ、トリフルオロメトキシから選択された、その芳香族構造の置換基を表し、
nは、1から3の整数であり、
ただし、Aがブチル基を表す場合、
【0016】
【化4】
【0017】
は4−クロロフェニル基を表さない。
【0018】
上文において、芳香族基Dのうちでは、ホモカルボニル含有構造としてフェニル、α−ナフチル、β−ナフチル、アントラセン、またはフルオレニル基を挙げることができる。ヘテロ環式芳香族基のうちでは、ピリジル、あるいはキノリニルまたはカルバゾリル環を挙げることができる。
【0019】
Dは、好ましくはフェニル、またはナフチル基を表す。
【0020】
1から6個の炭素原子を有するアルキル基のうちでは、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、またはヘキシル基を挙げることができる。1から6個の炭素原子を有するアルコキシ基のうちでは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、またはイソブトキシ基を挙げることができる。ハロゲン基のうちでは、特にフッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を挙げることができる。
【0021】
鎖Aは、任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基、またはフェニル基で置換された、飽和しているか、あるいは1つまたは複数のエチレン性不飽和を有する、2から16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖炭化水素鎖である。直鎖アルキル基の例として、特に2価のエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、またはヘキサデシル基を挙げることができる。分枝鎖アルキル鎖のうちでは、特に2価の2−エチルヘキシル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル、1−メチルヘキシル、または3−メチルヘプチル基を挙げることができる。モノヒドロキシアルキル鎖のうちでは、2または3個の炭素原子を有する基、たとえば2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、または3−ヒドロキシプロピルなどが好ましい。ポリヒドロキシアルキル鎖のうちでは、3から6個の炭素原子および2から5個のヒドロキシル基を有する基、たとえば2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4−トリヒドロキシブチル、または2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチル、あるいはペンタエリトリトール基などが好ましい。2から16個の炭素原子を有し、1つまたは複数のエチレン不飽和を有する炭化水素鎖のうちでは、特に2価アリル基を挙げることができる。
【0022】
2価エチル、またはプロピル基が好ましい。
【0023】
本発明はさらに、一般式(I)の化合物の互変異性体、これらの化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、およびエピマー、ならびにそれらの溶媒化合物に関する。
【0024】
チアゾリジン環が有するケトン官能基は、エノール化され、モノエノールを生じ得ると想定することが可能である。
【0025】
チアゾリジンジオン誘導体は、この場合、塩にすることができ、塩基性塩の形態で存在することができる。
【0026】
一般式(I)の化合物の塩基性塩の例には、薬理学的に許容される塩、たとえばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アミン塩、および同じ型の他の塩(アルミニウム、鉄、ビスマスなど)などが含まれる。薬理学的に許容されないアミン塩は、同定、精製、または分割の手段として働くことができる。
【0027】
本発明による一般式(I)の化合物のうちで、一般に好ましい化合物としてより具体的には、
・5−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−(2−フェノキシエチル)チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−{[1−ヒドロキシ−2−(4−フルオロフェノキシ)]エチル}チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−{[2−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェノキシ)]プロピル}チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[1−メチル−2−フェノキシエチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(CRE16336)
・5−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(2−ナフチルオキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、および薬理学的に許容されるそれらの塩を挙げることができる。
【0028】
これらの化合物は、特許出願WO97/47612に記載されている。
【0029】
5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(CRE16336)の使用が好ましい。
【0030】
本発明によれば、メトホルミン、または1,1−ジメチルビグアニドは、薬剤として許容されるその塩の一形態、たとえば塩酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩(embonate)、クロロフェノキシ酢酸塩、グリコール酸塩、パルモエート(palmoate)、アスパラギン酸塩、メタンスルホン酸塩、マレイン酸塩、p−クロロフェノキシ酪酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、シクロヘキサンカルボン酸塩、ヘキサン酸塩、オクタン酸塩、デカン酸塩、ヘキサデカン酸塩、オクタデカン酸塩、ベンゼンスルホン酸、トリメトキシ安息香酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、アダマンタンカルボン酸塩、グリコキシル酸塩、グルタミン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、グルコース1−リン酸塩、硝酸塩、亜硫酸塩、ジチオン酸塩、リン酸塩、ドベシレート(dobesilate)、チオクト酸塩、馬尿酸塩、3−ベンズアミドプロパン酸塩、グルクロン酸塩、L−ピロリドン−5−カルボン酸塩、コール酸塩、α−グルコース−1−リン酸塩、アルギン酸塩、4−アミノ安息香酸塩、およびコンドロイチン硫酸との塩などの形態で投与することができる。
【0031】
これらの塩のなかで、塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、およびクロロフェノキシ酢酸塩が特に好ましい。
【0032】
メトホルミンの薬剤として許容される塩は、それ自体知られている方法でメトホルミンに対応する酸を作用させることによって得られる。
【0033】
本発明の組成物は、治療上有効量の種々の有効成分を含有する。したがってその結果、メトホルミン、および式(I)の化合物のそれぞれの量の比はさまざまである。
【0034】
好ましくは、メトホルミンまたは薬剤として許容されるその塩の、式(I)の化合物に対する重量比は、1/1から好ましくは40/1、より好ましくは2/1から20/1である。
【0035】
本発明の組成物は、好ましくは非経口的に、より好ましくは経口的に投与されるが、たとえば直腸投与などの他の投与経路も除外されない。
【0036】
経口投与を想定している場合、本発明の組成物は、ゼラチンカプセル、発泡性錠剤、非被覆または被覆錠剤、袋剤、糖衣錠剤、経口液剤またはアンプル、微顆粒剤、または持続放出性形態で存在する。
【0037】
非経口投与が想定されている場合、本発明の組成物は、緩性静脈注入用のアンプルまたはバイアルに充填された注射用の液剤または懸濁剤の形態で存在する。
【0038】
経口投与用形態は、活性物質を種々の型の賦形剤またはビヒクル、たとえば充填剤、崩壊剤、結合剤、着色剤、フレーバー中和剤などと混合し、続いてその混合物を成形することによって調製される。
【0039】
着色剤は、製剤用に認可されたものなら何でもよい。
【0040】
フレーバー中和剤の例には、ココアパウダー、ハッカ、ボルネオール、粉末桂皮が含まれる。
【0041】
結合剤の例として、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸、カルボマー、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、エチルセルロース、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリメタクリレート、マルトデキストリン、液状グルコース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、およびグアーガムを挙げることができる。
【0042】
崩壊剤として、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、グアーガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、メチルセルロース、微結晶性セルロース、ポラクリンリンカリウム、粉末セルロース、ゼラチン化デンプン、アルギン酸ナトリウム、およびデンプングリコール酸ナトリウムを用いることができる。
【0043】
充填剤は、たとえばセルロース、乳糖、リン酸水素カルシウム、および微結晶性セルロースである。
【0044】
この錠剤は、1種または複数の潤滑剤の存在下で顆粒を圧縮することによって通常の方法で得ることができる。適した潤滑剤は、ステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリン、パルミトステアリン酸グリセリン、水素化ヒマシ油、水素化植物油、低脂鉱油、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルク、およびステアリン酸亜鉛である。これらの錠剤は、その後、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはエチルセルロースなど、溶液または懸濁液中ポリマーでコートすることができる。
【0045】
これを行うために用いられる顆粒は、たとえば湿式顆粒化法を用いて、有効成分と1種または複数の賦形剤、たとえば結合剤、崩壊剤、および充填剤などとの混合物から調製される。
【0046】
硬質カプセルを得るためには、有効成分と適切な充填剤(たとえば乳糖)との混合物を、任意選択でステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、またはステアリン酸亜鉛などの潤滑剤の存在下、空のゼラチンカプセルに組み入れる。
【0047】
軟質カプセルまたはゼラチンカプセルは、有効成分を適切な溶媒(たとえばポリエチレングリコール)に溶解し、次いで軟質カプセルに組み入れることによって調製される。
【0048】
非経口投与用形態は、有効成分を緩衝剤、安定剤、保存剤、可溶化剤、等張化剤、および懸濁化剤と混合することによって通常の方法で得られる。既知の技法に従って、次いでこれらの混合物を滅菌し、静脈注射剤の形にパッケージする。
【0049】
緩衝剤として、当分野の技術者は有機リン酸塩をベースとする緩衝剤を用いることができる。
【0050】
懸濁化剤の例には、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アカシア、およびカルボキシメチルセルロースナトリウムが含まれる。
【0051】
可溶化剤の例には、ポリオキシエチレン、ポリソルベート80、ニコチンアミド、またはマクロゴールで固化したヒマシ油が含まれる。
【0052】
さらに、本発明による有用な安定剤は、亜硫酸ナトリウムおよびメタ亜硫酸ナトリウムであり、一方、p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、クレゾール、およびクロロクレゾールを保存剤として挙げることができる。経口液剤または懸濁剤を調製するためには、有効成分を、分散剤、湿潤剤、懸濁化剤(たとえばポリビニルピロリドン)、保存剤(メチルパラベンまたはプロピルパラベンなど)、フレーバー中和剤、または着色剤と共に、適切なビヒクルに溶解または懸濁する。
【0053】
座剤を調製するには、有効成分を、ポリエチレングリコール、または半合成グリセリドなどの適切なベース成分と既知の方法で混合する。
【0054】
マイクロカプセルを調製するには、有効成分を、適切な希釈剤、適切な安定剤、活性物質の持続放出を促進する薬剤、または中核を形成するための他の任意の型の添加剤と化合し、次いでそれを適切なポリマー(たとえば水溶性樹脂、または水不溶性樹脂)でコートする。この目的には、当分野の技術者に知られている技法を使用する。
【0055】
このようにして得られたマイクロカプセルはその後、任意選択で適切な投与単位に製剤する。
【0056】
本発明の対象はさらに、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病の治療を意図した医薬配合物を調製するために、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンを、上に定義した式(I)の化合物と組み合わせて使用することである。
【0057】
本発明の別の態様によれば、本発明は、インスリン非依存性糖尿病における高血糖の低減を意図した医薬配合物を調製するために、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンを、式(I)の前記化合物と組み合わせて使用することである。
【0058】
本発明の対象はさらに、哺乳動物において、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病を治療するための方法であって、前記哺乳動物に本発明による組成物を投与することを含む方法である。
【0059】
メトホルミンは、上に定義したどの塩の形態で提供することもできるが、メトホルミンのまま、または塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、またはクロロフェノキシ酢酸塩の形態での使用が好ましい。
【0060】
メトホルミンまたはその塩、および式(I)の化合物が同一投与単位に組み込まれるとき、この投与単位は、好ましくは50から1000mgのメトホルミンを含む。有利には、この投与単位は、この場合、12.5から50mgの式(I)の化合物を含む。用量は当然ながら、投与方法、治療上の指標、患者の年齢、および状態に依存する。一般に、1日量は、メトホルミン100から2000mgの間、式(I)の化合物25から100mgである。
【0061】
具体的であるが、非限定的な本発明の実施例を以下に示す。
【0062】
実施例1
以下の組成を有する錠剤を調製する。
【0063】
【表1】
【0064】
実施例2
以下の組成を有する錠剤を調製する。
【0065】
【表2】
【0066】
CRE16336とメトホルミンの合剤
高血糖の治療におけるこの合剤の有益な効果に関する試験
薬理学的検査
メトホルミンとCRE16336の合剤の抗糖尿病効果を、インスリン非依存性糖尿病の実験モデル、nOSTZラットにおいて研究した。
【0067】
このモデルは、出生日にストレプトゾトシン(STZ)100mg/kgを静脈注射することによって作製した。
【0068】
このモデルの特徴は
・高血糖
・基礎低インスリン血症の不在
・グルコース不耐性
・インスリン抵抗性の不在である。
【0069】
実験プロトコル
グループを均質化するために、2時間の絶食後、高血糖値に基づいて選択した後に、38匹の雄のnOSTZラットを用いた。
【0070】
次いでそれを4つのグループに分けた。
【0071】
・コントロールnOSTZグループ
・25mg/kgのメトホルミンで処置したグループ
・12.5mg/kgのCRE16336で処置したグループ
・25mg/kgのメトホルミン、および12.5mg/kgのCRE16336で処置したグループ
糖尿病の動物における高血糖の程度を評価するために、この検査に5匹の雄のWistarラットを加えた。
【0072】
4日間、午前8時から9時の間に、供試物(product)を経口で投与した。処置4日後、供試物の最終投与の2時間後、あらかじめ麻酔したラットの尾から血液サンプルを採取することによって血糖症、インスリン血症、および乳酸血症について判定した。
【0073】
結果
【0074】
【表3】
【0075】
解説
処置(プラシーボ)4日後、コントロールnOSTZラットにおける血糖症は、「ナーシング」効果のために低減する。しかしながら、Wistarラットの134±5mg/dlに対してこれらの動物では169±6mg/dlであり、依然として高血糖症が存在する。
【0076】
非常に低用量のメトホルミンまたはCRE16336による処置は、nOSTZラットにおいて高血糖症を緩和しない。
【0077】
単剤治療処置とは異なり、非有効用量で投与されたメトホルミンとCRE16336の組合せは、高血糖において著しい低減を誘発し、31mg/dl退行する(コントロールグループの169±6mg/dlに対して138±63mg/dl)。
【0078】
メトホルミンとCRE16336の組合せは、個別に投与した場合にこれら2種の供試物が高血糖症に効果を及ぼさない投与量で、血糖の正常化をもたらす。
本発明は、有効成分として、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、およびWO97/47612に記載の5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体を含む薬剤組成物に関する。
【0002】
本発明の対象はさらに、高血糖、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病における高血糖を低減することを意図した医薬製剤を調製するための、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオン型誘導体の使用である。
【0003】
メトホルミンは、主としてその抗高血糖活性のために知られており、インスリン非依存性糖尿病の治療に広く用いられている。インスリン非依存性糖尿病の場合、メトホルミンはインスリンに対する感度を向上することが知られているので、メトホルミンはさらにインスリンと組み合わせて患者に投与される。
【0004】
多数の2,4−チアゾリジンジオン誘導体が、抗高血糖剤および低脂血剤として記載されており、したがって抗糖尿病剤として記載されている(Takeda、特許EP193256、およびSankyo、特許EP207581)。これらの化合物は、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)の活性化剤である。
【0005】
糖尿病を治療するために、いくつかの2,4−チアゾリジンジオン誘導体とビグアニド、より具体的にはメトホルミンとの組合せがすでに記載されている(Takeda、特許出願EP749751、およびSmithkline Beecham、特許出願WO98/57634)。
【0006】
糖尿病は、種々の病的発現を示す慢性疾患である。糖尿病は、脂質および糖代謝の障害、ならびに循環障害を伴う。多くの場合、糖尿病は種々の病理学的合併症に進行する傾向がある。したがって、糖尿病を罹患している各個人に適合した治療法を見出すことが必要である。
【0007】
PPARγの転写活性において活性を有さない5−フェノキシアルキル−2,4−チアゾリジンジオンと、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンとの特定の組合せはこれまで記載されておらず、特定の利点、特に体重増加および/または血液希釈がないことを提示していない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、グルコースの使用を著しく改善できる組成物を提供することである。
【0009】
本発明の目的はさらに、インスリンの分泌に影響を及ぼさないが、代謝性インスリン抵抗性症候群に活性を示す、糖尿病の治療に適した組成物を提供することである。
【0010】
本発明の目的は、最後に、高インスリン血症のない糖尿病患者に特に適した組成物を提供することである。
【0011】
これらの目的、および他の目的は、有効成分として、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および式(I)の化合物を1種または複数の薬剤として許容される賦形剤と組み合わせて含む薬剤組成物に関する本発明によって達成される。
【0012】
この組成物は、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病の治療に特に適している。この組成物は、インスリン非依存性糖尿病における高血糖を低減するのに特に適している。
【0013】
式(I)の化合物は、以下のように定義される。
【0014】
【化3】
【0015】
式中、Aは、2から16個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和炭化水素基を表し、
Dは、1つまたは複数のヘテロ原子を含むことができるホモまたはヘテロ炭素含有単環、2環、または3環式芳香族構造を表し、
Xは、水素、1から6個の炭素原子を有するアルキル基、1から6個の炭素原子を有するアルコキシ基、アルコキシ基およびアルキル基が上に定義されたとおりであるアルコキシアルキル基、1または2個のヘテロ原子を任意選択で環中に含む1または2個の環を有する、たとえばフェニル、またはα−もしくはβ−ナフチルなどの芳香族環式構造として定義されたアリール基、アルキル基が上に定義されたとおりであり、アリール基が上に定義されたとおりであり、任意選択で1つまたは複数の置換基を有するアリールアルキル基、アリールアルキル部およびアリール部が上に定義されたとおりであるアリールアルキルアリール基、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、アミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、スルホニル、スルホン、スルホンアミド、スルファモイル、アルキルスルホニルアミノ、アシルアミノ、トリフルオロメトキシから選択された、その芳香族構造の置換基を表し、
nは、1から3の整数であり、
ただし、Aがブチル基を表す場合、
【0016】
【化4】
【0017】
は4−クロロフェニル基を表さない。
【0018】
上文において、芳香族基Dのうちでは、ホモカルボニル含有構造としてフェニル、α−ナフチル、β−ナフチル、アントラセン、またはフルオレニル基を挙げることができる。ヘテロ環式芳香族基のうちでは、ピリジル、あるいはキノリニルまたはカルバゾリル環を挙げることができる。
【0019】
Dは、好ましくはフェニル、またはナフチル基を表す。
【0020】
1から6個の炭素原子を有するアルキル基のうちでは、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、またはヘキシル基を挙げることができる。1から6個の炭素原子を有するアルコキシ基のうちでは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、またはイソブトキシ基を挙げることができる。ハロゲン基のうちでは、特にフッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を挙げることができる。
【0021】
鎖Aは、任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基、またはフェニル基で置換された、飽和しているか、あるいは1つまたは複数のエチレン性不飽和を有する、2から16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖炭化水素鎖である。直鎖アルキル基の例として、特に2価のエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、またはヘキサデシル基を挙げることができる。分枝鎖アルキル鎖のうちでは、特に2価の2−エチルヘキシル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル、1−メチルヘキシル、または3−メチルヘプチル基を挙げることができる。モノヒドロキシアルキル鎖のうちでは、2または3個の炭素原子を有する基、たとえば2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、または3−ヒドロキシプロピルなどが好ましい。ポリヒドロキシアルキル鎖のうちでは、3から6個の炭素原子および2から5個のヒドロキシル基を有する基、たとえば2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4−トリヒドロキシブチル、または2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチル、あるいはペンタエリトリトール基などが好ましい。2から16個の炭素原子を有し、1つまたは複数のエチレン不飽和を有する炭化水素鎖のうちでは、特に2価アリル基を挙げることができる。
【0022】
2価エチル、またはプロピル基が好ましい。
【0023】
本発明はさらに、一般式(I)の化合物の互変異性体、これらの化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、およびエピマー、ならびにそれらの溶媒化合物に関する。
【0024】
チアゾリジン環が有するケトン官能基は、エノール化され、モノエノールを生じ得ると想定することが可能である。
【0025】
チアゾリジンジオン誘導体は、この場合、塩にすることができ、塩基性塩の形態で存在することができる。
【0026】
一般式(I)の化合物の塩基性塩の例には、薬理学的に許容される塩、たとえばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アミン塩、および同じ型の他の塩(アルミニウム、鉄、ビスマスなど)などが含まれる。薬理学的に許容されないアミン塩は、同定、精製、または分割の手段として働くことができる。
【0027】
本発明による一般式(I)の化合物のうちで、一般に好ましい化合物としてより具体的には、
・5−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−(2−フェノキシエチル)チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−{[1−ヒドロキシ−2−(4−フルオロフェノキシ)]エチル}チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−{[2−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェノキシ)]プロピル}チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[1−メチル−2−フェノキシエチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(CRE16336)
・5−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
・5−[2−(2−ナフチルオキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、および薬理学的に許容されるそれらの塩を挙げることができる。
【0028】
これらの化合物は、特許出願WO97/47612に記載されている。
【0029】
5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン(CRE16336)の使用が好ましい。
【0030】
本発明によれば、メトホルミン、または1,1−ジメチルビグアニドは、薬剤として許容されるその塩の一形態、たとえば塩酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩(embonate)、クロロフェノキシ酢酸塩、グリコール酸塩、パルモエート(palmoate)、アスパラギン酸塩、メタンスルホン酸塩、マレイン酸塩、p−クロロフェノキシ酪酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、シクロヘキサンカルボン酸塩、ヘキサン酸塩、オクタン酸塩、デカン酸塩、ヘキサデカン酸塩、オクタデカン酸塩、ベンゼンスルホン酸、トリメトキシ安息香酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、アダマンタンカルボン酸塩、グリコキシル酸塩、グルタミン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、グルコース1−リン酸塩、硝酸塩、亜硫酸塩、ジチオン酸塩、リン酸塩、ドベシレート(dobesilate)、チオクト酸塩、馬尿酸塩、3−ベンズアミドプロパン酸塩、グルクロン酸塩、L−ピロリドン−5−カルボン酸塩、コール酸塩、α−グルコース−1−リン酸塩、アルギン酸塩、4−アミノ安息香酸塩、およびコンドロイチン硫酸との塩などの形態で投与することができる。
【0031】
これらの塩のなかで、塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、およびクロロフェノキシ酢酸塩が特に好ましい。
【0032】
メトホルミンの薬剤として許容される塩は、それ自体知られている方法でメトホルミンに対応する酸を作用させることによって得られる。
【0033】
本発明の組成物は、治療上有効量の種々の有効成分を含有する。したがってその結果、メトホルミン、および式(I)の化合物のそれぞれの量の比はさまざまである。
【0034】
好ましくは、メトホルミンまたは薬剤として許容されるその塩の、式(I)の化合物に対する重量比は、1/1から好ましくは40/1、より好ましくは2/1から20/1である。
【0035】
本発明の組成物は、好ましくは非経口的に、より好ましくは経口的に投与されるが、たとえば直腸投与などの他の投与経路も除外されない。
【0036】
経口投与を想定している場合、本発明の組成物は、ゼラチンカプセル、発泡性錠剤、非被覆または被覆錠剤、袋剤、糖衣錠剤、経口液剤またはアンプル、微顆粒剤、または持続放出性形態で存在する。
【0037】
非経口投与が想定されている場合、本発明の組成物は、緩性静脈注入用のアンプルまたはバイアルに充填された注射用の液剤または懸濁剤の形態で存在する。
【0038】
経口投与用形態は、活性物質を種々の型の賦形剤またはビヒクル、たとえば充填剤、崩壊剤、結合剤、着色剤、フレーバー中和剤などと混合し、続いてその混合物を成形することによって調製される。
【0039】
着色剤は、製剤用に認可されたものなら何でもよい。
【0040】
フレーバー中和剤の例には、ココアパウダー、ハッカ、ボルネオール、粉末桂皮が含まれる。
【0041】
結合剤の例として、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸、カルボマー、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、エチルセルロース、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリメタクリレート、マルトデキストリン、液状グルコース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、およびグアーガムを挙げることができる。
【0042】
崩壊剤として、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、グアーガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、メチルセルロース、微結晶性セルロース、ポラクリンリンカリウム、粉末セルロース、ゼラチン化デンプン、アルギン酸ナトリウム、およびデンプングリコール酸ナトリウムを用いることができる。
【0043】
充填剤は、たとえばセルロース、乳糖、リン酸水素カルシウム、および微結晶性セルロースである。
【0044】
この錠剤は、1種または複数の潤滑剤の存在下で顆粒を圧縮することによって通常の方法で得ることができる。適した潤滑剤は、ステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリン、パルミトステアリン酸グリセリン、水素化ヒマシ油、水素化植物油、低脂鉱油、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルク、およびステアリン酸亜鉛である。これらの錠剤は、その後、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはエチルセルロースなど、溶液または懸濁液中ポリマーでコートすることができる。
【0045】
これを行うために用いられる顆粒は、たとえば湿式顆粒化法を用いて、有効成分と1種または複数の賦形剤、たとえば結合剤、崩壊剤、および充填剤などとの混合物から調製される。
【0046】
硬質カプセルを得るためには、有効成分と適切な充填剤(たとえば乳糖)との混合物を、任意選択でステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、またはステアリン酸亜鉛などの潤滑剤の存在下、空のゼラチンカプセルに組み入れる。
【0047】
軟質カプセルまたはゼラチンカプセルは、有効成分を適切な溶媒(たとえばポリエチレングリコール)に溶解し、次いで軟質カプセルに組み入れることによって調製される。
【0048】
非経口投与用形態は、有効成分を緩衝剤、安定剤、保存剤、可溶化剤、等張化剤、および懸濁化剤と混合することによって通常の方法で得られる。既知の技法に従って、次いでこれらの混合物を滅菌し、静脈注射剤の形にパッケージする。
【0049】
緩衝剤として、当分野の技術者は有機リン酸塩をベースとする緩衝剤を用いることができる。
【0050】
懸濁化剤の例には、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アカシア、およびカルボキシメチルセルロースナトリウムが含まれる。
【0051】
可溶化剤の例には、ポリオキシエチレン、ポリソルベート80、ニコチンアミド、またはマクロゴールで固化したヒマシ油が含まれる。
【0052】
さらに、本発明による有用な安定剤は、亜硫酸ナトリウムおよびメタ亜硫酸ナトリウムであり、一方、p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、クレゾール、およびクロロクレゾールを保存剤として挙げることができる。経口液剤または懸濁剤を調製するためには、有効成分を、分散剤、湿潤剤、懸濁化剤(たとえばポリビニルピロリドン)、保存剤(メチルパラベンまたはプロピルパラベンなど)、フレーバー中和剤、または着色剤と共に、適切なビヒクルに溶解または懸濁する。
【0053】
座剤を調製するには、有効成分を、ポリエチレングリコール、または半合成グリセリドなどの適切なベース成分と既知の方法で混合する。
【0054】
マイクロカプセルを調製するには、有効成分を、適切な希釈剤、適切な安定剤、活性物質の持続放出を促進する薬剤、または中核を形成するための他の任意の型の添加剤と化合し、次いでそれを適切なポリマー(たとえば水溶性樹脂、または水不溶性樹脂)でコートする。この目的には、当分野の技術者に知られている技法を使用する。
【0055】
このようにして得られたマイクロカプセルはその後、任意選択で適切な投与単位に製剤する。
【0056】
本発明の対象はさらに、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病の治療を意図した医薬配合物を調製するために、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンを、上に定義した式(I)の化合物と組み合わせて使用することである。
【0057】
本発明の別の態様によれば、本発明は、インスリン非依存性糖尿病における高血糖の低減を意図した医薬配合物を調製するために、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミンを、式(I)の前記化合物と組み合わせて使用することである。
【0058】
本発明の対象はさらに、哺乳動物において、糖尿病、より具体的にはインスリン非依存性糖尿病を治療するための方法であって、前記哺乳動物に本発明による組成物を投与することを含む方法である。
【0059】
メトホルミンは、上に定義したどの塩の形態で提供することもできるが、メトホルミンのまま、または塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、またはクロロフェノキシ酢酸塩の形態での使用が好ましい。
【0060】
メトホルミンまたはその塩、および式(I)の化合物が同一投与単位に組み込まれるとき、この投与単位は、好ましくは50から1000mgのメトホルミンを含む。有利には、この投与単位は、この場合、12.5から50mgの式(I)の化合物を含む。用量は当然ながら、投与方法、治療上の指標、患者の年齢、および状態に依存する。一般に、1日量は、メトホルミン100から2000mgの間、式(I)の化合物25から100mgである。
【0061】
具体的であるが、非限定的な本発明の実施例を以下に示す。
【0062】
実施例1
以下の組成を有する錠剤を調製する。
【0063】
【表1】
【0064】
実施例2
以下の組成を有する錠剤を調製する。
【0065】
【表2】
【0066】
CRE16336とメトホルミンの合剤
高血糖の治療におけるこの合剤の有益な効果に関する試験
薬理学的検査
メトホルミンとCRE16336の合剤の抗糖尿病効果を、インスリン非依存性糖尿病の実験モデル、nOSTZラットにおいて研究した。
【0067】
このモデルは、出生日にストレプトゾトシン(STZ)100mg/kgを静脈注射することによって作製した。
【0068】
このモデルの特徴は
・高血糖
・基礎低インスリン血症の不在
・グルコース不耐性
・インスリン抵抗性の不在である。
【0069】
実験プロトコル
グループを均質化するために、2時間の絶食後、高血糖値に基づいて選択した後に、38匹の雄のnOSTZラットを用いた。
【0070】
次いでそれを4つのグループに分けた。
【0071】
・コントロールnOSTZグループ
・25mg/kgのメトホルミンで処置したグループ
・12.5mg/kgのCRE16336で処置したグループ
・25mg/kgのメトホルミン、および12.5mg/kgのCRE16336で処置したグループ
糖尿病の動物における高血糖の程度を評価するために、この検査に5匹の雄のWistarラットを加えた。
【0072】
4日間、午前8時から9時の間に、供試物(product)を経口で投与した。処置4日後、供試物の最終投与の2時間後、あらかじめ麻酔したラットの尾から血液サンプルを採取することによって血糖症、インスリン血症、および乳酸血症について判定した。
【0073】
結果
【0074】
【表3】
【0075】
解説
処置(プラシーボ)4日後、コントロールnOSTZラットにおける血糖症は、「ナーシング」効果のために低減する。しかしながら、Wistarラットの134±5mg/dlに対してこれらの動物では169±6mg/dlであり、依然として高血糖症が存在する。
【0076】
非常に低用量のメトホルミンまたはCRE16336による処置は、nOSTZラットにおいて高血糖症を緩和しない。
【0077】
単剤治療処置とは異なり、非有効用量で投与されたメトホルミンとCRE16336の組合せは、高血糖において著しい低減を誘発し、31mg/dl退行する(コントロールグループの169±6mg/dlに対して138±63mg/dl)。
【0078】
メトホルミンとCRE16336の組合せは、個別に投与した場合にこれら2種の供試物が高血糖症に効果を及ぼさない投与量で、血糖の正常化をもたらす。
Claims (14)
- 有効成分として(i)任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態でもよいメトホルミン、および(ii)式(I)の化合物を、1種または複数の薬剤として許容される賦形剤と組み合わせて含む薬剤組成物であって、式(I)の化合物は、以下のように定義され、
Dは、1つまたは複数のヘテロ原子を含むことができるホモまたはヘテロ炭素含有単環、2環、または3環式芳香族構造を表し、
Xは、水素、1から6個の炭素原子を有するアルキル基、1から6個の炭素原子を有するアルコキシ基、アルコキシ基およびアルキル基が上に定義されたとおりであるアルコキシアルキル基、1または2個のヘテロ原子を任意選択で環中に含む1または2個の環を有する、たとえばフェニル、またはα−もしくはβ−ナフチルなどの芳香族環式構造として定義されたアリール基、アルキル基が上に定義されたとおりであり、アリール基が上に定義されたとおりであり、任意選択で1個または複数の置換基を有するアリールアルキル基、アリールアルキル部およびアリール部が上に定義されたとおりであるアリールアルキルアリール基、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、アミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、スルホニル、スルホン、スルホンアミド、スルファモイル、アルキルスルホニルアミノ、アシルアミノ、トリフルオロメトキシから選択された、芳香族構造の置換基を表し、
nは、1から3の整数であり、
ただし、Aがブチル基を表す場合、
- 糖尿病を治療するための請求項1に記載の組成物。
- インスリン非依存性糖尿病を治療するための請求項1または2に記載の組成物。
- メトホルミンまたは薬剤として許容されるその塩と、式(I)の化合物との重量比が、1/1から40/1であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の薬剤組成物。
- メトホルミンの塩が、塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、またはクロロフェノキシ酢酸塩であることを特徴とする前記請求項のいずれか一項に記載の薬剤組成物。
- 式(I)の化合物が、
5−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−(2−フェノキシエチル)チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{[1−ヒドロキシ−2−(4−フルオロフェノキシ)]エチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{[2−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェノキシ)]プロピル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−メチル−2−フェノキシエチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(2−ナフチルオキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、および薬理学的に許容されるそれらの塩から選択されることを特徴とする前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。 - 式Iの化合物が、5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオンであることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
- 経口投与に適している前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
- 糖尿病を治療することを意図した合剤を調製するための、請求項1で定義される式(I)の化合物と組み合わせた、任意選択で薬剤として許容されるその塩の一形態であるメトホルミンの使用。
- インスリン非依存性糖尿病を治療することを意図した合剤を調製するための請求項9に記載の使用。
- メトホルミンの塩が、塩酸塩、フマル酸塩、エンボン酸塩、またはクロロフェノキシ酢酸塩であることを特徴とする請求項9または10に記載の使用。
- 式(I)の化合物が、
5−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−(2−フェノキシエチル)チアゾリジン−2,4−ジオン、9
5−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{[1−ヒドロキシ−2−(4−フルオロフェノキシ)]エチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{[2−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェノキシ)]プロピル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−メチル−2−フェノキシエチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[2−(2−ナフチルオキシ)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、および薬理学的に許容されるそれらの塩から選択されることを特徴とする請求項9から11の一項に記載の使用。 - 前記合剤が、メトホルミンまたは薬剤として許容されるその塩の1つ、および式(I)の化合物を含む投与単位の形態で提供されることを特徴とする請求項9から12のいずれか一項に記載の使用。
- 前記投与単位が、50から1000mgのメトホルミン、および12.5から50mgの式(I)の化合物を含むことを特徴とする請求項13に記載の使用。
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