JP2004501688A - 変化するバルジ及びロールを持つゴルフクラブ打球プレート - Google Patents
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Abstract
変化するロール曲率半径及び変化するバルジ曲率半径を持つ打球プレート(30)を有するゴルフクラブヘッド(20)が開示される。打球プレート(30)は、中心から外れたショットを補正する必要のある、全体としてゴルフクラブヘッド(20)の前面のヒールエンド(32)からトオエンド(34)に向けて伸長する大きい表面積を持つのが好ましい。打球プレート(30)はフェアウェイタイプのゴルフクラブヘッド又はドライバータイプのゴルフクラブヘッドに使用することができる。打球プレート(30)は好ましくはスチール又はチタンからなる。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、ゴルフクラブの打球プレートに関する。より特定すると、本発明は、可変バルジ及びロールを持つゴルフボール打球プレートに関する。
背景技術
ゴルフボールのフックとスライスを抑制するために、ゴルフクラブ製造者は水平面で凸状の曲率を持ち(バルジ)、垂直面で凸状の曲率半径を持つ(ロール)フェースを持つクラブを製造してきた。このバルジ半径はフックとスライスを減少する傾向を少なくし、一方、ロール半径はバルジ半径に対してスピンを減らして距離の損失を少なくする。代表的には、フェースは1つのバルジ曲率半径を持ち、一つのロール曲率半径を持つ。
【0002】
現在においては、深い、即ちより円形に近いフェースを持ち大きい体積(300cm3を超える)の高い性能のゴルフクラブがゴルフクラブ製造業者により導入されている。この高性能の大容量のゴルフクラブヘッドは一般的に代表的なゴルファーにとって、より大きいティショットを与えている。しかしながら、この大きなフェースの表面領域は従来のゴルフクラブよりフックやスライスとなる中心を外れたショットにつながりやすい。したがって、現在の高い性能の大容量のゴルフクラブヘッドはより大きな距離を与えるが、カリフォルニア、カールスバーグのキャラウェイゴルフカンパニーから出ているBIGGEST BIG BERTHA(登録商標)のような以前のゴルフクラブヘッドより有難さが多くない。
【0003】
多くのパーシモンウッドは、ゴルフクラブヘッドの外見を改善するために、上部トオ側の象限(四分円)と下部ヒール側の象限の丸みを除いている。
【0004】
この丸みの除去はフェースのバルジ曲率半径とロール曲率半径に影響を与える。このような例としてCALLAWAY(登録商標)CLASSIC SERIES があり、これはキャラウェイ ゴルフ カンパニイにより80年代において販売されたものである。原出願が仏国において1992年に出願されたビンセント(Vincent)の米国特許第5,415,405号、「ゴルフクラブヘッドの打球面」は少なくとも異なる半径の3つのバルジ曲率半径を隣接する仮想のバルジラインに沿って持っている。
【0005】
1991年に出願された日本の出願公開された第05177018号、「ゴルフクラブヘッド」は、フェースの中心における曲率より大きな曲率を持つ凸状に湾曲したフェースを開示している。
【0006】
1986年に出願されたKinney の米国特許第4,725,062号、「ウッドタイプゴルフクラブヘッド」は単一の垂直ロールと単一の水平バジルを持つ丸いフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0007】
1998年に米国において203563号として原出願されたヨーロッパ特許出願第1005882号は少なくとも二つのバルジ曲率半径を持つフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0008】
Schmidt の米国特許第4,367,878号、「ゴルフクラブヘッド」はパラボラ形状のフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0009】
1969年に出願されたSolheim の米国特許第3,625,518号、「複合曲線を持つソール及び/又は打球フェースを持つゴルフクラブヘッド」は打球フェースの楕円スウィートスポットに対して複合バルジ曲面と複合ロール曲面を持つウッドのゴルフクラブを開示している。
【0010】
1995年に出願されたMikame 他の米国特許第5,681,228号、「ゴルフクラブヘッド」は、ゴルフクラブヘッドの重心深さに両方が関連する1つのバルジ曲面と1つのロール曲面を持つ。
【0011】
1983年に出願されたGebauer の米国特許出願4,508,349号はクラブヘッドのヒールに向けて増加し、クラブヘッドのトオに向けて減少するバルジ曲率半径を持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0012】
先行技術は変化するバルジ及びロール曲面を持つフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示しているが、この先行技術は大きいサイズで高容積のゴルフクラブヘッドのための特別の変化するバルジ及びロール曲面を与えることに成功していない。
【0013】
発明の開示
本発明は、変化するロール曲率半径と変化するバルジ曲率半径を持ち中心を外れたショットを補正することのできる高性能で大体積のゴルフクラブヘッドに向けられている。更に、打撃プレートはゴルフボールとのインパクトの間、より優れた追従性を与えるために厚さの変化する領域を有している。
【0014】
本発明の1つの態様は、クラウン、ソール、ヒールエンド、トオエンド及び打撃プレートを持つボディを有するゴルフクラブヘッドである。打撃プレートは中心領域の垂直方向に沿って第1のロール半径を持ち、上部トオ象限(四分円)又は下部ヒール象限に沿う第2の半径をロール半径を持つ。打撃プレートは他の上部トオ象限又は下部ヒール象限にロール半径を持つようにしてもよい。
【0015】
本発明の他の態様は、クラウン、ソール、ヒールエンド、トオエンド、及び打撃プレートを持つボディを含むゴルフクラブヘッドである。打撃プレートは、垂直中央領域に沿った第1のバルジ半径と上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第2のバルジ半径を持つ。打撃プレートは、他の上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を持つようにしてもよい。
【0016】
更に、本発明の他の態様は、ゴルフクラブヘッドの打撃プレートである。打撃プレートは、打撃プレートの垂直方向中央領域に沿う第1のロール半径と、打撃プレートの上部トオ象限に沿う第2のロール半径と打撃プレートの下部ヒール象限に第3のロール半径と、打撃領域の水平中央領域に沿う第1バルジ半径と、打撃プレートの上部トオ象限に沿う第2のバルジ半径と、打撃プレート下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を持つ。
【0017】
本発明の最良の実施モード
図1−8に示されるように、ゴルフクラブヘッドは全体として20で示される。ゴルフクラブヘッド20はクラウン24、ソール26、リボン28及び打撃プレート30を持つボディ22を有する。打撃プレート30は全体として、ゴルフクラブヘッド20の前部のヒールエンド32からトオエンドに延びている。打撃プレート30は独特の変化するバルジと変化するロールを持っている。変化するバルジと変化するロールは以下に詳細に説明される。本体22は好ましくは開口38を通して図示されないシャフトの先端を受け入れる内部ホーゼル36を持つ。ゴルフクラブヘッドは好ましくはチタニウム、チタニウム合金、ステンレススチールのような金属材料、最も好ましくは鍛造チタニウム材料からなるボディ22を持つ。
【0018】
ボディ22は好ましくは大きい体積で、より好ましくは300cm3より大きく、最も好ましくは350cm3である。このボディ22は好ましくは215グラム未満の重さを持ち、最も好ましくは、180グラムと205グラムの間である。ボディ22は中空内部を持つ。
【0019】
打撃プレート30は線41,43,45及び47により画成される複数の領域40,42,44、及び46に区画され、各々は異なる厚さ又は異なる厚さの範囲を持つ。打撃プレートの外面53はゴルフボールとインパクトするために実質的にスムースで、打撃プレートの内面55は厚さが変化して非平坦な表面を形成し以下にさらに詳細に説明するようにインパクトの確率に従って曲面状とされている。打撃プレートは単一構造をなし、ボディ22と同じ材料か又は別の材料とされる。打撃プレート30に関連して単一の用語は打撃プレートは単一片でリブや付加的重りのような内面を持たない打撃プレートを意味する。点線41で示され、ベース厚みを持つた中央領域40は領域40,42,44,46のうちで最も厚いことが好ましい。ベース厚みは0.260インチ〜0.060インチの範囲で、好ましくは0.150インチ〜0.075インチ、最も好ましくは0.145インチ〜0.090インチの範囲である。境界領域42は中央領域40の厚みと第1の周辺領域44の間の厚みの範囲を持ち、好ましくは、0.150インチ〜0.090インチの範囲で、最も好ましくは0.140インチ〜0.080インチの範囲である。第1の周辺領域44は0.110インチ〜0.040インチの範囲の厚さを持ち、好ましくは0.105インチ〜0.050インチ、最も好ましくは0.100インチ〜0.075インチの範囲である。
【0020】
第2の周辺領域46は好ましくは打球プレートの領域40,42,44及び46のうちで最も薄い。第2の周辺領域46は0.085インチ〜0.010インチの範囲の厚さ、好ましくは0.080インチ〜0.045インチの範囲、最も好ましくは0.075インチ〜0.050インチの範囲である。
【0021】
好ましい実施例においては、図1Aに示されるように、中央領域は0.145インチ〜0.090インチの範囲の厚さで、境界領域42は0.140インチ〜0.080インチの範囲、第1の周辺領域44は0.105インチ〜0.050インチの範囲、第2の周辺領域46は0.075インチ〜0.050インチの範囲の厚さを持っている。
【0022】
好ましくは、図1Aに示されるように、中央領域40は打球プレート30のコアフェース49の面積の5%〜15%である。コアフェース49は中央領域40、境界領域42及び第1周辺領域44として定義される。この打球プレート30のコアフェース領域は4,80平方インチ〜5.50平方インチの範囲の面積を持ち、好ましくは、5.10平方インチ〜5.40平方インチ、最も好ましくは5.38平方インチである。境界領域42は好ましくはコアフェース49の面積の35%〜50%で、第1の周辺領域44は好ましくはコアフェース面積の40〜55%である。好ましい実施例においては、中央領域はコアフェース49の面積の8.8%で、境界領域はコアフェース49の面積の42.2%、第1の周辺領域44はコアフェース49の面積の50%である。
【0023】
図6−8Aは、本発明の打球プレートの変化するバルジ及びロールを示している。変化するバルジ及びロールをより良く説明するために、打球プレート30は4つの象限、上部ヒール象限56、下部ヒール象限57、上部トオ象限58、及び下部トオ象限59に区画される。打球プレート30は略、打球プレート30の垂直中央区域に沿って存在する第1のロール曲率半径60を持つ。打球プレート30は上部トオ領域58に存在する第2のロール曲率半径61を持つ。第1のローッル曲率半径60の曲率半径は第2のロール曲率半径61とは異なる。打球プレートは下部ヒール象限57に第3のロール曲率半径を持つ。第1のロール曲率半径60の曲率半径は第3のロール曲率半径62と異なる。好ましい実施例においては、第2の曲率半径61は第3の曲率半径62とは異なるが、他の実施例では両者は等しい。
【0024】
打球プレート30は、また、打球プレート30の略水平中央区域に沿って存在する第1のバルジ曲率半径63を持つ。打球プレート30は上部トオ象限58に存在する第2のバルジ曲率半径64を持つ。打球プレート30は下部ヒール象限57に存在する第3のバルジ曲率半径65を持つ。第1のバルジ曲率半径63の曲率半径は第3のバルジ曲率半径65とは異なる。好ましい実施例では、第2のバルジ曲率半径64と第3のバルジ曲率半径65とは異なり、他の実施例では同じである。
【0025】
図6Bに示されるように、第3のロール曲率半径62は下部ヒール象限57の一部に沿って存在し、垂直線に沿って上に連続し、その曲率半径は第1のロール曲率半径60に移行する。図6Cに示されるように、第2のロール曲率半径61は上部トオ象限58の一部に沿って存在し、垂直方向に下がり、この曲率半径は第1のロール曲率半径60に移行する。
【0026】
図7Aに示されるように、打球プレート30の水平中央点は一定の第1のバルジ曲率半径63をヒールからトオに向けて持っている。図7Bに示されるように、第3のバルジ曲率半径65は下部ヒール象限57の一部に沿って存在し、水平方向にトオエンド34に向けて連続し、この曲率半径は第1のバルジ曲率半径63に移行している。図7Cに示されるように、第2のバルジ曲率半径64は上部トオ象限58の一部に沿って存在し、水平方向にヒールエンド32の方向に続き、この曲率半径は第1のバルジ曲率半径60へ移行する。
【0027】
他の実施例では、T点において、第1のバルジ曲率半径63は下部ヒール象限57及び上部トオ象限58において複数の曲率半径に移行する。したがって、一つのバルジ曲率半径64と65の代わりに、複数のバルジ曲率半径を持つ。打球プレートは同様にロール曲率半径を持つ。
【0028】
好ましくは第1のロール曲率半径60は約11.00インチで、第2のロール曲率半径61は約9.353インチ、第3のロール曲率半径62は8.071インチである。好ましくは、第1のバルジ曲率半径63は約10.50インチ、第2のバルジ曲率半径64は約10.15インチ、第3のバルジ曲率半径65は約9.963インチである。しかしながら、当業者であれば本発明の範囲と内容を離れない範囲において他の曲率半径が使用できることは理解できるであろう。
【0029】
表1は、ドライバー(ロフト7°から12°)とフェアウェイウッド(2番ウッドから9番ウッド)の好ましい実施例の中央領域40、第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46の厚みを規定するものである。
【0030】
【表1】
図1Bのから得られる打撃プレート30の断面は図9−16に示される。図9は、打撃プレート30のスコアラインにもかかわらず比較的スムースな外側面と反対の打撃プレート30の曲面状の内側面55上の中央垂直区域の中央領域40、境界領域42、第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46の断面を示している。図10及び11は中央区域の隣接する両サイドの垂直断面を示し、境界領域42と第1の周辺領域44と第2の周辺領域46のみを含む。図12は、好ましい実施例における一体化した内部ホーゼル36の壁を持つ打撃プレート30のヒールエンド32における垂直断面を示す。図12は他に第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46を示している。内部ホーゼル36の壁は打撃プレート30と一体的に示されているが、他の実施例では打撃プレート30の内側表面からずれた内部ホーゼルを持つ。図13は打撃プレート30のトオエンド34の垂直断面を示し、第1の周辺領域44と第2周辺領域46のみを含んでいる。
【0031】
図14打撃プレート30の水平中央区域の水平断面を示す図で、中央領域40、境界領域42、第1の周辺領域44、第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36の壁を示している。図15は、打撃プレート30の水平中央区域の下の水平断面を示し、境界領域42、第1の周辺領域44,第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36の壁のみを含む。図16は、打撃プレート30の水平中央区域のさらに下の水平断面を示し、第1の周辺領域44、第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36のみを含む。
【0032】
厚みが変化する1つの好ましい実施例とともに打撃プレートについて説明したが、本発明の範囲と精神から離れない範囲で他の厚みの変化パターンが使用できる。このような厚みの変化のパターンは、ここに参照として組み込まれる米国特許第5,830,084、5,971,868及び6、007、432号に記載されている。
【0033】
打撃プレート30はその上に各特定のスコアラインにおける各領域40,42及び46の厚みに影響を与える複数のスコアラインを有している。
【0034】
スコアライン75のより詳細な説明は、ここに全体が参照として組み入れられている、継続中の1999年11月1日に出願された、「ゴルフクラブフェースの湾曲状スコアライン」のタイトルの米国特許出願09/431,518号に詳細に説明されている。
【0035】
打撃プレート30の厚みの変化は、また、最も厚い領域40、42、44及び46を打撃プレート30の中心領域40に分布させることを可能とし、これにより、打撃プレート30にフレキシビリティを与え、ゴルフボールとのインパクトの間打撃プレート30の順応性を高めてエネルギー損失を減らし距離を増大させる。打撃プレート30の変化するロール曲率半径と打撃プレート30の変化するバルジ曲率半径は中心を外れたショットを補正することを可能にする。打撃プレート30の大きい表面積は、打撃プレート30の変化するロール曲率半径と変化するバルジ曲率半径30を、距離を増しつつフック及びスライスを阻止するようにする必要がある。
【0036】
打撃プレート30は好ましくはステンレススチールから造られる。これに替えて、打撃プレート30はチタン、チタン合金材料からも造ることができる。更に、他の実施例では、打撃プレート30は鉄−ボロン、ニッケル−銅、ニッケル−窒化物、等のガラス体金属で造ることもできる。さらに、打撃プレート30をセラミック、合成材料や他の金属で造られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図1A】変化するフェースの厚みを重複させ、スコアラインを除いた図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図1B】変化するフェース厚さのパターンを上に重複させた図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図2】図1のゴルフクラブヘッドのトオサイド視図である。
【図3】図1のゴルフクラブヘッドの底面視図である。
【図4】図1のゴルフクラブヘッドの上面視図である。
【図5】図1のゴルフクラブヘッドのヒールサイド視図である。
【図6】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図6A】図6のA−A線断面図である。
【図6B】図6のB−B線断面図である。
【図6C】図6のC−C線断面図である。
【図7】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図7A】図7のA−A線断面図である。
【図7B】図7のB−B線断面図である。
【図7C】図7のC−C線断面図である。
【図8】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図8A】図8のゴルフクラブヘッドの平面図である。
【図9】図1Bの9−9線断面図である。
【図10】図1Bの10−10線の断面図である。
【図11】図1Bの11−11線の断面図である。
【図12】図1Bの12−12線の断面図である。
【図13】図1Bの13−13線の断面図である。
【図14】図1Bの14−14線の断面図である。
【図15】図1Bの15−15線の断面図である。
【図16】図1Bの16−16線の断面図である。
技術分野
本発明は、ゴルフクラブの打球プレートに関する。より特定すると、本発明は、可変バルジ及びロールを持つゴルフボール打球プレートに関する。
背景技術
ゴルフボールのフックとスライスを抑制するために、ゴルフクラブ製造者は水平面で凸状の曲率を持ち(バルジ)、垂直面で凸状の曲率半径を持つ(ロール)フェースを持つクラブを製造してきた。このバルジ半径はフックとスライスを減少する傾向を少なくし、一方、ロール半径はバルジ半径に対してスピンを減らして距離の損失を少なくする。代表的には、フェースは1つのバルジ曲率半径を持ち、一つのロール曲率半径を持つ。
【0002】
現在においては、深い、即ちより円形に近いフェースを持ち大きい体積(300cm3を超える)の高い性能のゴルフクラブがゴルフクラブ製造業者により導入されている。この高性能の大容量のゴルフクラブヘッドは一般的に代表的なゴルファーにとって、より大きいティショットを与えている。しかしながら、この大きなフェースの表面領域は従来のゴルフクラブよりフックやスライスとなる中心を外れたショットにつながりやすい。したがって、現在の高い性能の大容量のゴルフクラブヘッドはより大きな距離を与えるが、カリフォルニア、カールスバーグのキャラウェイゴルフカンパニーから出ているBIGGEST BIG BERTHA(登録商標)のような以前のゴルフクラブヘッドより有難さが多くない。
【0003】
多くのパーシモンウッドは、ゴルフクラブヘッドの外見を改善するために、上部トオ側の象限(四分円)と下部ヒール側の象限の丸みを除いている。
【0004】
この丸みの除去はフェースのバルジ曲率半径とロール曲率半径に影響を与える。このような例としてCALLAWAY(登録商標)CLASSIC SERIES があり、これはキャラウェイ ゴルフ カンパニイにより80年代において販売されたものである。原出願が仏国において1992年に出願されたビンセント(Vincent)の米国特許第5,415,405号、「ゴルフクラブヘッドの打球面」は少なくとも異なる半径の3つのバルジ曲率半径を隣接する仮想のバルジラインに沿って持っている。
【0005】
1991年に出願された日本の出願公開された第05177018号、「ゴルフクラブヘッド」は、フェースの中心における曲率より大きな曲率を持つ凸状に湾曲したフェースを開示している。
【0006】
1986年に出願されたKinney の米国特許第4,725,062号、「ウッドタイプゴルフクラブヘッド」は単一の垂直ロールと単一の水平バジルを持つ丸いフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0007】
1998年に米国において203563号として原出願されたヨーロッパ特許出願第1005882号は少なくとも二つのバルジ曲率半径を持つフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0008】
Schmidt の米国特許第4,367,878号、「ゴルフクラブヘッド」はパラボラ形状のフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0009】
1969年に出願されたSolheim の米国特許第3,625,518号、「複合曲線を持つソール及び/又は打球フェースを持つゴルフクラブヘッド」は打球フェースの楕円スウィートスポットに対して複合バルジ曲面と複合ロール曲面を持つウッドのゴルフクラブを開示している。
【0010】
1995年に出願されたMikame 他の米国特許第5,681,228号、「ゴルフクラブヘッド」は、ゴルフクラブヘッドの重心深さに両方が関連する1つのバルジ曲面と1つのロール曲面を持つ。
【0011】
1983年に出願されたGebauer の米国特許出願4,508,349号はクラブヘッドのヒールに向けて増加し、クラブヘッドのトオに向けて減少するバルジ曲率半径を持つゴルフクラブヘッドを開示している。
【0012】
先行技術は変化するバルジ及びロール曲面を持つフェースを持つゴルフクラブヘッドを開示しているが、この先行技術は大きいサイズで高容積のゴルフクラブヘッドのための特別の変化するバルジ及びロール曲面を与えることに成功していない。
【0013】
発明の開示
本発明は、変化するロール曲率半径と変化するバルジ曲率半径を持ち中心を外れたショットを補正することのできる高性能で大体積のゴルフクラブヘッドに向けられている。更に、打撃プレートはゴルフボールとのインパクトの間、より優れた追従性を与えるために厚さの変化する領域を有している。
【0014】
本発明の1つの態様は、クラウン、ソール、ヒールエンド、トオエンド及び打撃プレートを持つボディを有するゴルフクラブヘッドである。打撃プレートは中心領域の垂直方向に沿って第1のロール半径を持ち、上部トオ象限(四分円)又は下部ヒール象限に沿う第2の半径をロール半径を持つ。打撃プレートは他の上部トオ象限又は下部ヒール象限にロール半径を持つようにしてもよい。
【0015】
本発明の他の態様は、クラウン、ソール、ヒールエンド、トオエンド、及び打撃プレートを持つボディを含むゴルフクラブヘッドである。打撃プレートは、垂直中央領域に沿った第1のバルジ半径と上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第2のバルジ半径を持つ。打撃プレートは、他の上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を持つようにしてもよい。
【0016】
更に、本発明の他の態様は、ゴルフクラブヘッドの打撃プレートである。打撃プレートは、打撃プレートの垂直方向中央領域に沿う第1のロール半径と、打撃プレートの上部トオ象限に沿う第2のロール半径と打撃プレートの下部ヒール象限に第3のロール半径と、打撃領域の水平中央領域に沿う第1バルジ半径と、打撃プレートの上部トオ象限に沿う第2のバルジ半径と、打撃プレート下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を持つ。
【0017】
本発明の最良の実施モード
図1−8に示されるように、ゴルフクラブヘッドは全体として20で示される。ゴルフクラブヘッド20はクラウン24、ソール26、リボン28及び打撃プレート30を持つボディ22を有する。打撃プレート30は全体として、ゴルフクラブヘッド20の前部のヒールエンド32からトオエンドに延びている。打撃プレート30は独特の変化するバルジと変化するロールを持っている。変化するバルジと変化するロールは以下に詳細に説明される。本体22は好ましくは開口38を通して図示されないシャフトの先端を受け入れる内部ホーゼル36を持つ。ゴルフクラブヘッドは好ましくはチタニウム、チタニウム合金、ステンレススチールのような金属材料、最も好ましくは鍛造チタニウム材料からなるボディ22を持つ。
【0018】
ボディ22は好ましくは大きい体積で、より好ましくは300cm3より大きく、最も好ましくは350cm3である。このボディ22は好ましくは215グラム未満の重さを持ち、最も好ましくは、180グラムと205グラムの間である。ボディ22は中空内部を持つ。
【0019】
打撃プレート30は線41,43,45及び47により画成される複数の領域40,42,44、及び46に区画され、各々は異なる厚さ又は異なる厚さの範囲を持つ。打撃プレートの外面53はゴルフボールとインパクトするために実質的にスムースで、打撃プレートの内面55は厚さが変化して非平坦な表面を形成し以下にさらに詳細に説明するようにインパクトの確率に従って曲面状とされている。打撃プレートは単一構造をなし、ボディ22と同じ材料か又は別の材料とされる。打撃プレート30に関連して単一の用語は打撃プレートは単一片でリブや付加的重りのような内面を持たない打撃プレートを意味する。点線41で示され、ベース厚みを持つた中央領域40は領域40,42,44,46のうちで最も厚いことが好ましい。ベース厚みは0.260インチ〜0.060インチの範囲で、好ましくは0.150インチ〜0.075インチ、最も好ましくは0.145インチ〜0.090インチの範囲である。境界領域42は中央領域40の厚みと第1の周辺領域44の間の厚みの範囲を持ち、好ましくは、0.150インチ〜0.090インチの範囲で、最も好ましくは0.140インチ〜0.080インチの範囲である。第1の周辺領域44は0.110インチ〜0.040インチの範囲の厚さを持ち、好ましくは0.105インチ〜0.050インチ、最も好ましくは0.100インチ〜0.075インチの範囲である。
【0020】
第2の周辺領域46は好ましくは打球プレートの領域40,42,44及び46のうちで最も薄い。第2の周辺領域46は0.085インチ〜0.010インチの範囲の厚さ、好ましくは0.080インチ〜0.045インチの範囲、最も好ましくは0.075インチ〜0.050インチの範囲である。
【0021】
好ましい実施例においては、図1Aに示されるように、中央領域は0.145インチ〜0.090インチの範囲の厚さで、境界領域42は0.140インチ〜0.080インチの範囲、第1の周辺領域44は0.105インチ〜0.050インチの範囲、第2の周辺領域46は0.075インチ〜0.050インチの範囲の厚さを持っている。
【0022】
好ましくは、図1Aに示されるように、中央領域40は打球プレート30のコアフェース49の面積の5%〜15%である。コアフェース49は中央領域40、境界領域42及び第1周辺領域44として定義される。この打球プレート30のコアフェース領域は4,80平方インチ〜5.50平方インチの範囲の面積を持ち、好ましくは、5.10平方インチ〜5.40平方インチ、最も好ましくは5.38平方インチである。境界領域42は好ましくはコアフェース49の面積の35%〜50%で、第1の周辺領域44は好ましくはコアフェース面積の40〜55%である。好ましい実施例においては、中央領域はコアフェース49の面積の8.8%で、境界領域はコアフェース49の面積の42.2%、第1の周辺領域44はコアフェース49の面積の50%である。
【0023】
図6−8Aは、本発明の打球プレートの変化するバルジ及びロールを示している。変化するバルジ及びロールをより良く説明するために、打球プレート30は4つの象限、上部ヒール象限56、下部ヒール象限57、上部トオ象限58、及び下部トオ象限59に区画される。打球プレート30は略、打球プレート30の垂直中央区域に沿って存在する第1のロール曲率半径60を持つ。打球プレート30は上部トオ領域58に存在する第2のロール曲率半径61を持つ。第1のローッル曲率半径60の曲率半径は第2のロール曲率半径61とは異なる。打球プレートは下部ヒール象限57に第3のロール曲率半径を持つ。第1のロール曲率半径60の曲率半径は第3のロール曲率半径62と異なる。好ましい実施例においては、第2の曲率半径61は第3の曲率半径62とは異なるが、他の実施例では両者は等しい。
【0024】
打球プレート30は、また、打球プレート30の略水平中央区域に沿って存在する第1のバルジ曲率半径63を持つ。打球プレート30は上部トオ象限58に存在する第2のバルジ曲率半径64を持つ。打球プレート30は下部ヒール象限57に存在する第3のバルジ曲率半径65を持つ。第1のバルジ曲率半径63の曲率半径は第3のバルジ曲率半径65とは異なる。好ましい実施例では、第2のバルジ曲率半径64と第3のバルジ曲率半径65とは異なり、他の実施例では同じである。
【0025】
図6Bに示されるように、第3のロール曲率半径62は下部ヒール象限57の一部に沿って存在し、垂直線に沿って上に連続し、その曲率半径は第1のロール曲率半径60に移行する。図6Cに示されるように、第2のロール曲率半径61は上部トオ象限58の一部に沿って存在し、垂直方向に下がり、この曲率半径は第1のロール曲率半径60に移行する。
【0026】
図7Aに示されるように、打球プレート30の水平中央点は一定の第1のバルジ曲率半径63をヒールからトオに向けて持っている。図7Bに示されるように、第3のバルジ曲率半径65は下部ヒール象限57の一部に沿って存在し、水平方向にトオエンド34に向けて連続し、この曲率半径は第1のバルジ曲率半径63に移行している。図7Cに示されるように、第2のバルジ曲率半径64は上部トオ象限58の一部に沿って存在し、水平方向にヒールエンド32の方向に続き、この曲率半径は第1のバルジ曲率半径60へ移行する。
【0027】
他の実施例では、T点において、第1のバルジ曲率半径63は下部ヒール象限57及び上部トオ象限58において複数の曲率半径に移行する。したがって、一つのバルジ曲率半径64と65の代わりに、複数のバルジ曲率半径を持つ。打球プレートは同様にロール曲率半径を持つ。
【0028】
好ましくは第1のロール曲率半径60は約11.00インチで、第2のロール曲率半径61は約9.353インチ、第3のロール曲率半径62は8.071インチである。好ましくは、第1のバルジ曲率半径63は約10.50インチ、第2のバルジ曲率半径64は約10.15インチ、第3のバルジ曲率半径65は約9.963インチである。しかしながら、当業者であれば本発明の範囲と内容を離れない範囲において他の曲率半径が使用できることは理解できるであろう。
【0029】
表1は、ドライバー(ロフト7°から12°)とフェアウェイウッド(2番ウッドから9番ウッド)の好ましい実施例の中央領域40、第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46の厚みを規定するものである。
【0030】
【表1】
図1Bのから得られる打撃プレート30の断面は図9−16に示される。図9は、打撃プレート30のスコアラインにもかかわらず比較的スムースな外側面と反対の打撃プレート30の曲面状の内側面55上の中央垂直区域の中央領域40、境界領域42、第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46の断面を示している。図10及び11は中央区域の隣接する両サイドの垂直断面を示し、境界領域42と第1の周辺領域44と第2の周辺領域46のみを含む。図12は、好ましい実施例における一体化した内部ホーゼル36の壁を持つ打撃プレート30のヒールエンド32における垂直断面を示す。図12は他に第1の周辺領域44及び第2の周辺領域46を示している。内部ホーゼル36の壁は打撃プレート30と一体的に示されているが、他の実施例では打撃プレート30の内側表面からずれた内部ホーゼルを持つ。図13は打撃プレート30のトオエンド34の垂直断面を示し、第1の周辺領域44と第2周辺領域46のみを含んでいる。
【0031】
図14打撃プレート30の水平中央区域の水平断面を示す図で、中央領域40、境界領域42、第1の周辺領域44、第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36の壁を示している。図15は、打撃プレート30の水平中央区域の下の水平断面を示し、境界領域42、第1の周辺領域44,第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36の壁のみを含む。図16は、打撃プレート30の水平中央区域のさらに下の水平断面を示し、第1の周辺領域44、第2の周辺領域46、及び内部ホーゼル36のみを含む。
【0032】
厚みが変化する1つの好ましい実施例とともに打撃プレートについて説明したが、本発明の範囲と精神から離れない範囲で他の厚みの変化パターンが使用できる。このような厚みの変化のパターンは、ここに参照として組み込まれる米国特許第5,830,084、5,971,868及び6、007、432号に記載されている。
【0033】
打撃プレート30はその上に各特定のスコアラインにおける各領域40,42及び46の厚みに影響を与える複数のスコアラインを有している。
【0034】
スコアライン75のより詳細な説明は、ここに全体が参照として組み入れられている、継続中の1999年11月1日に出願された、「ゴルフクラブフェースの湾曲状スコアライン」のタイトルの米国特許出願09/431,518号に詳細に説明されている。
【0035】
打撃プレート30の厚みの変化は、また、最も厚い領域40、42、44及び46を打撃プレート30の中心領域40に分布させることを可能とし、これにより、打撃プレート30にフレキシビリティを与え、ゴルフボールとのインパクトの間打撃プレート30の順応性を高めてエネルギー損失を減らし距離を増大させる。打撃プレート30の変化するロール曲率半径と打撃プレート30の変化するバルジ曲率半径は中心を外れたショットを補正することを可能にする。打撃プレート30の大きい表面積は、打撃プレート30の変化するロール曲率半径と変化するバルジ曲率半径30を、距離を増しつつフック及びスライスを阻止するようにする必要がある。
【0036】
打撃プレート30は好ましくはステンレススチールから造られる。これに替えて、打撃プレート30はチタン、チタン合金材料からも造ることができる。更に、他の実施例では、打撃プレート30は鉄−ボロン、ニッケル−銅、ニッケル−窒化物、等のガラス体金属で造ることもできる。さらに、打撃プレート30をセラミック、合成材料や他の金属で造られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図1A】変化するフェースの厚みを重複させ、スコアラインを除いた図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図1B】変化するフェース厚さのパターンを上に重複させた図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図2】図1のゴルフクラブヘッドのトオサイド視図である。
【図3】図1のゴルフクラブヘッドの底面視図である。
【図4】図1のゴルフクラブヘッドの上面視図である。
【図5】図1のゴルフクラブヘッドのヒールサイド視図である。
【図6】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図6A】図6のA−A線断面図である。
【図6B】図6のB−B線断面図である。
【図6C】図6のC−C線断面図である。
【図7】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図7A】図7のA−A線断面図である。
【図7B】図7のB−B線断面図である。
【図7C】図7のC−C線断面図である。
【図8】本発明の打撃プレートを持つゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図8A】図8のゴルフクラブヘッドの平面図である。
【図9】図1Bの9−9線断面図である。
【図10】図1Bの10−10線の断面図である。
【図11】図1Bの11−11線の断面図である。
【図12】図1Bの12−12線の断面図である。
【図13】図1Bの13−13線の断面図である。
【図14】図1Bの14−14線の断面図である。
【図15】図1Bの15−15線の断面図である。
【図16】図1Bの16−16線の断面図である。
Claims (31)
- クラウンと、ソールと、ヒールエンドと、トオエンドを持つボディと;
垂直中央区域に沿う第1のロール半径及び上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第2のロール半径を持つ打撃プレートを有するゴルフクラブヘッド。 - 打撃プレートの他の上部トオ象限又は下部ヒール領域に沿う第3のロール半径を有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のロール半径は約11.0インチであり、第2のロール半径は約9.3インチである請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のロール半径は約11.0インチであり、第2のロール半径は約9.3インチであり、第3のロール半径は約8.1インチである請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
- 打撃プレートは、更に、水平中央区域に沿う第1のバルジ半径と上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第2のバルジ半径とを有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 他の上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を更に有する請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のバルジ半径は約10.50インチであり、第2のバジル半径は約10.15インチである請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のバルジ半径は約10.50インチであり、第2のバジル半径は約10.15インチであり、第3のバルジ半径は約9.96インチである請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打撃プレートは、更に、中央領域、境界領域、第1の周辺領域を有し、前記中央領域は第1の厚さとコアフェース外部面積の5%〜15%を占め、前記境界領域は前記中央領域を取り囲み、コアフェース外部面積の35%〜50%を占め、第1の周辺領域は前記境界領域を取り囲み、コアフェース外部面積の40%〜55%を占め、前記第1の周辺領域は前記第1の厚さより小さい厚さを持ち、前記境界領域は前記第1の厚さから第2の厚さに移行する厚さを有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 中央領域は0.120インチ〜0.145インチの範囲の厚さを有する請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打球プレートは、チタン、チタン合金、スチール、ガラス体金属、セラミック、複合材料、カーボン材料、カーボンファイバー材料、他の繊維材料及びそれらの混合材の群から選択される材料からなる請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 中央領域はコアフェース面積の約8.8%を占め、境界領域はコアフェース面積の42.2%を占め、第1の周辺領域はコアフェース面積の50%を占める請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1の周辺領域は0.110インチ〜0.075インチの範囲の厚さを有する請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記第1の周辺領域を取り囲み、0.045インチ〜0.080インチの範囲の厚さを持つ第2の周辺領域を更に有する請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打撃プレートのコアフェース面積は4.80平方インチ〜5.20平方インチの範囲にある請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- ボディは中空内部を有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- ボディは300立方センチメンターより大きい体積と200グラム未満の重量を持つ請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打撃プレートは毎時100マイルの速度におけるボールとのインパクトの2000回に耐えうる耐久性を持つ請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- クラウンと、ソールと、ヒールエンドと、トオエンドを持つボディと;
垂直中央区域に沿う第1のバルジ半径及び上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第2のバルジ半径を持つ打撃プレートを有するゴルフクラブヘッド。 - 打撃プレートの他の上部トオ象限又は下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径を更に有する請求項19に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のバルジ半径は約10.50インチで、第2のバルジ半径は約10.15インチである請求項19に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1のバルジ半径は約10.50インチで、第2のバルジ半径は約10.15インチで、第3のバルジ半径が約9.96インチである請求項20に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打球プレートは、更に、中央領域、境界領域、第1の周辺領域を有し、前記中央領域は第1の厚さとコアフェース外部面積の5%〜15%を占め、前記境界領域は前記中央領域を取り囲み、コアフェース外部面積の35%〜50%を占め、第1の周辺領域は前記境界領域を取り囲み、コアフェース外部面積の40%〜55%を占め、前記第1の周辺領域は前記第1の厚さより小さい厚さを持ち、前記境界領域は前記第1の厚さから第2の厚さに移行する厚さを有する請求項20に記載のゴルフクラブヘッド。
- 中央区域は0.120インチ〜0.145インチの範囲の厚さを持つ請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打球プレートは、チタン、チタン合金、スチール、ガラス体金属、セラミック、複合材料、カーボン材料、カーボンファイバー材料、他の繊維材料及びそれらの混合材の群から選択される材料からなる請求項19に記載のゴルフクラブヘッド。
- 第1の周辺領域は0.110インチ〜0.075インチの範囲の厚さを持つ請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打球プレートのコアフェース面積は4.80平方インチ〜5.20平方インチである請求項19に記載のゴルフクラブヘッド。
- ボディは300立方センチメートルより大きい体積と200グラム未満の重量を持つ請求項19に記載のゴルフクラブヘッド。
- 打球プレートの垂直中央区域に沿う第1のロール半径と、 打球プレートの上部トオ象限に沿う第2のロール半径と、
打球プレートの下部ヒール象限に沿う第3のロール半径と、
打球プレートの水平中央区域に沿う第1のバルジ半径と、
打球プレーとの上部トオ象限に沿う第2のバルジ半径と、
打球プレートの下部ヒール象限に沿う第3のバルジ半径とを有するゴルフクラブヘッドの打球プレート。 - 第1、第2及び第3のロール半径は、夫々、垂直中央区域と、上部トオ象限と下部ヒール象限の一部のみに沿っており、第1、第2及び第3のバルジ半径は、夫々、水平中央区域と、上部トオ象限と、下部ヒール象限の一部にのみ沿っている請求項29に記載の打撃プレート。
- 第1のロール半径は約11.0インチで、第2のロール半径は約9.3インチで、第3のロール半径は約8.1インチ、第1のバルジ半径は約10.50インチ、第2のバルジ半径は10.15インチ、第3のバルジ半径は約9.96インチである請求項29に記載のゴルフクラブ。
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