JP2004360769A - フォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型させることなく、あらゆる方向からの作動油の侵入を防ぎ、作動油の噴き出しを防止することができるフォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置を提供する。
【解決手段】ブリーザ装置6は、ブリーザ管7と、電磁ソレノイドバルブ8とを備え、ブリーザ管7は基端側開口部7bが作動油タンク1内に連通するように作動油タンク1の上部に固設されている。電磁ソレノイドバルブ8は、通電部8aと、ロッド8bと、弁部8cとを備えている。電磁ソレノイドバルブ8は制御装置によって作動油がブリーザ管7を介して噴出するおそれがあると判断すると開口部7bを閉塞する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトには、作動油タンクが搭載され、その作動油タンクから作動油がリフトシリンダ、ティルトシリンダ等、各種の油圧機器に供給される。この種の作動油タンクには、息抜きのためにブリーザ装置が設けられている。ブリーザ装置には、タンク内の霧状になった作動油(ミスト)が外部に排出されないように、フィルタが設けられている。また、ブリーザ装置には、タンクが揺れてタンク内の作動油が同ブリーザを介して外部に噴出さないように波返し板を配置したブリーザ装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1のブリーザ装置では、波返し板はタンク上部に形成した開口部の下方の同開口部に対して相対向して配置されたものである。波返し板は、下方から開口部に向かって突き上げるような作動油に対して有効に作用するが、横方向から侵入する作動油は有効に作用しない。また、特許文献1のブリーザ装置では、構造が複雑で部品点数が多く問題であった。
【0004】
そこで、図6に示すように、作動油タンク31に取り付けたブリーザ管32の取付孔を覆うように、同作動油タンク31の内側に金属板をV字状に折り曲げ形成したブラケット33を取り付けたブリーザ装置が提案されている。この場合、部品点数も少なく、ブラケット33は金属板をV字状に折り曲げ形成した簡単な構成でコスト的に優れている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−310701公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のブラケット33を備えたブリーザ装置は、前後方向(X矢印方向)に揺れる作動油については、その侵入をブラケット33にて有効に低減できるが、左右方向に揺れる作動油については遮るものがないためその侵入を許すことになっていた。そこで、侵入する作動油を外に噴き出さないように、ブリーザ装置の配管を上方に伸ばすことが考えられる。しかし、ブリーザ装置の配管を上方に伸ばすことは、装置全体を大型化させるとともに、限られたスペースでの配管を取り廻す必要がありレイアウトに制約があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされるものであって、その目的は、大型させることなく、あらゆる方向からの作動油の侵入を防ぎ、作動油の噴き出しを防止することができるフォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ブリーザ管を、その基端側開口部がフォークリフト用作動油タンク内に連通するように、その作動油タンクの上部に固設したフォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置において、前記ブリーザ管の開口部を開閉する電磁ソレノイドバルブと、前記電磁ソレノイドバルブに駆動電流を供給する駆動手段と、作動油の状態を検出するための検出手段と、前記検出手段の検出信号に基づいて前記作動油タンク内の作動油が前記ブリーザ管を介して外部に噴出するおそれがあるかどうか判断し、噴出するおそれがあると判断した時、前記駆動手段を介して前記電磁ソレノイドバルブにて前記ブリーザ管の開口部を閉塞させる制御手段とを備えたことを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、制御手段は検出手段からの検出信号に基づいて作動油タンク内の作動油の状態を判断する。制御手段は作動油タンク内の作動油が外部に噴出するおそれがあると判断すると、駆動手段を介して電磁ソレノイドバルブに電流を供給する。電磁ソレノイドバルブはブリーザ管の開口部を閉塞し、ブリーザ管から作動油が噴出することを防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したフォークリフト用の実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0010】
図1はフォークリフト用作動油タンクの側面図、図2は作動油タンクの平面図、図3は作動油タンクの側断面図を示す。図1〜図3において、作動油タンク1は箱形状をなし、その上面には給油管2を備え、その給油管2から作動油を作動油タンク1内に充填するようになっている。
【0011】
作動油タンク1の下方の側面には、導出管3が設けられており、この導出管3から作動油タンク1内の作動油が各油圧機器(図示しない)に供給されるようになっている。一方、作動油タンク1の上面には、第1の導入管4と、第2の導入管5とが備えられている。第1の導入管4は、前記各油圧機器に供給された作動油を作動油タンク1内に導入する。又、第2の導入管5は、前記各油圧機器から排出される空気を作動油タンク1内に導入するようになっている。又、作動油タンク1の上面にはブリーザ装置6が設けられている。
【0012】
ブリーザ装置6は、図3及び図4に示すようにブリーザ管7と、電磁ソレノイドバルブ8とを有している。ブリーザ管7は、円筒状をなし、その管路7aの基端側開口部7bが作動油タンク1内に連通するように同作動油タンク1に貫通固設されている。ブリーザ管7の外周面には、複数の連通孔7cが形成され、作動油タンク1は開口部7b、管路7a及び連通孔7cを介して外部と連通している。
【0013】
電磁ソレノイドバルブ8は、通電部8a、ロッド8b、弁部8cとを有している。通電部8aは、ブリーザ管7の先端開口部を閉塞するように設けられ、ボビンにコイルを巻回した電磁コイルよりなる。通電部8aは、そのボビン内にロッド8bを軸線方向に摺動可能に支持するとともに、図示しない弾性部材にてロッド8bを反通電部8a側(下方)に常に付勢している。そして、通電部8aは、電磁コイルに駆動電流としての電流を流すと(励磁すると)、ロッド8bを弾性部材の付勢力に抗して通電部8a側の作用位置まで引き上げるようになっている。反対に、電磁コイルへの電流の供給を遮断(非励磁)すると、ロッド8bは弾性部材の付勢力によって下方の原位置まで押し下げられるようになっている。
【0014】
ロッド8bの先端部は、前記ブリーザ管7の基端側開口部7bから作動油タンク1内に突出されていて、その突出した先端部には弁部8cが取着されている。弁部8cは前記基端側開口部7bを閉塞する大きさで形成されている。そして、弁部8cは、前記ロッド8bが作用位置に引き上げられているとき、図4に2点鎖線で示す開口部7bを閉じる閉塞位置に案内される。反対に、弁部8cは、前記ロッド8bが原位置に引き下げられているとき、図4に実線で示す開口部7bを開放する開放位置に案内される。
【0015】
従って、電磁ソレノイドバルブ8は、非励磁のとき、弁部8cを開放位置に案内してブリーザ管7による外部との連通を可能にし、作動油タンク1内と外部との空気の出入りを可能にしている。反対に、電磁ソレノイドバルブ8は、励磁しているとき、弁部8cを閉塞位置に案内してブリーザ管7による外部との連通を遮断し、作動油タンク1内の作動油が外部に噴き出すことを不能にしている。
【0016】
また、弁部8cを取着したロッド8bには、その中心軸線上に細孔8dが貫通形成されていて、作動油タンク1内と外部との空気の出入りを可能にしている。細孔8dの内径は、作動油が作動油タンク1内で揺れても、細孔8dに侵入することができず外部に噴き出ることがない大きさに設定されている。
【0017】
次に、電磁ソレノイドバルブ8を通電制御する電気的構成を図5に示す電気ブロック回路に従って説明する。
検出手段としての油面検出センサ9は、作動油タンク1内の作動油の油面高さを検出するセンサであって、その油面高さの情報を検出信号として制御装置10に出力する。本実施例では、複数個の油面検出センサ9を、作動油タンク1内において、前記ブリーザ管7の開口部7b周辺に設けている。従って、複数個の油面検出センサ9によって、ブリーザ管7の開口部7b周辺の油面高さが検出される。つまり、作動油タンク1が揺れて作動油が作動油タンク1内で波打つ時には、各油面検出センサ9は作動油の波の高さを検出し制御装置10に出力する。
【0018】
制御手段としての制御装置10は、各油面検出センサ9からの検出信号を入力し、それらの検出信号に基づいて作動油がブリーザ管7を介して外部に噴出するほど作動油タンク1内で作動油が波打っているかどうか、作動油タンク1内の作動油の状態を判断する。つまり、制御装置10は、各油面検出センサ9の検出信号に基づいて算出したブリーザ管7の開口部7b周辺の油面高さが、作動油がブリーザ管7内に侵入するおそれがある予め定めた油面高さに達したかどうか判断する。制御装置10は、ブリーザ管7の開口部7b周辺の油面高さが予め定めた油面高さに達したと判断したとき、作動油がブリーザ管7を介して外部に噴出するおそれがあると判断して駆動回路11に駆動制御信号を出力する。
【0019】
なお、本実施形態では、制御装置10は作動油が外部に噴出するおそれがあると判断すると予め定めた時間だけ駆動制御信号を出力し続けるようになっている。つまり、制御装置10は作動油が外部に噴出するおそれがあると判断した後に、短時間に外部に噴出するおそれがなくなったと判断しても、駆動制御信号を消失させずに予め定めた時間だけ駆動制御信号を出力し続けるようになっている。そして、制御装置10は、駆動制御信号を出力し続ける間に、再び噴出するおそれがあると判断した時、前記予め定めた時間を更新し駆動制御信号を出力し続ける。
【0020】
駆動手段としての駆動回路11は、前記制御装置10からの前記駆動制御信号に応答して前記電磁ソレノイドバルブ8の通電部8aの電磁コイルに電流を供給する。従って、制御装置10が作動油タンク1内の作動油がブリーザ管7を介して外部に噴出するおそれがあると判断して駆動制御信号を出力したとき、駆動回路11は、電磁ソレノイドバルブ8の通電部8aを励磁する。その結果、電磁ソレノイドバルブ8は、弁部8cを引き上げて開口部7bを閉塞する。
【0021】
次に、上記のように構成したブリーザ装置6の特徴を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、制御装置10は、各油面検出センサ9からの検出信号に基づいて作動油タンク1内の作動油が波打ってブリーザ管7を介して外部に噴出するおそれがあると判断すると、駆動回路11を介して電磁ソレノイドバルブ8を作動させてブリーザ管7の開口部7bを閉塞するようにした。
【0022】
従って、あらゆる方向からブリーザ管7の開口部7bに侵入しようとする作動油を完全に遮断でき、作動油を外部に噴出させることを防止することができる。
(2)本実施形態によれば、電磁ソレノイドバルブ8には、作動油タンク1内と外部とを連通する細孔8dを形成したので、開口部7bを閉塞した状態でも該細孔8dから作動油を噴出させることなく作動油タンク1内の息抜きを行うことができる。
【0023】
なお、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記実施形態では、制御装置10は作動油の状態を知るために油面検出センサ9を用いたが、これに限定されるものではなく、作動油が波打つ要因を検出することができる例えば加速度センサ等を使って実施してもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ブリーザ装置は、大型化させることなく、あらゆる方向からの作動油の侵入を防ぎ、作動油の噴き出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォークリフト用作動油タンクを説明するための側面図。
【図2】フォークリフト用作動油タンクを説明するための平面図。
【図3】フォークリフト用作動油タンクを説明するための側断面図。
【図4】ブリーザ装置の形状を説明するための断面図。
【図5】ブリーザ装置の電気ブロック回路図。
【図6】従来のブリーザ装置を説明するための側断面図。
【符号の説明】
1…作動油タンク、6…ブリーザ装置、7…ブリーザ管、7b…開口部、8…電磁ソレノイドバルブ、9…検出手段としての油面検出センサ、10…制御手段としての制御装置、11…駆動手段としての駆動回路。

Claims (1)

  1. ブリーザ管を、その基端側開口部がフォークリフト用作動油タンク内に連通するように、その作動油タンクの上部に固設したフォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置において、
    前記ブリーザ管の開口部を開閉する電磁ソレノイドバルブと、
    前記電磁ソレノイドバルブに駆動電流を供給する駆動手段と、
    作動油の状態を検出するための検出手段と、
    前記検出手段の検出信号に基づいて前記作動油タンク内の作動油が前記ブリーザ管を介して外部に噴出するおそれがあるかどうか判断し、噴出するおそれがあると判断した時、前記駆動手段を介して前記電磁ソレノイドバルブにて前記ブリーザ管の開口部を閉塞させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするフォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101284371B1 (ko) 2008-12-09 2013-07-09 현대중공업 주식회사 선박 화물탱크의 에어벤트를 통한 유체화물의 유출방지장치
WO2013123794A1 (zh) * 2012-02-23 2013-08-29 湖南三一智能控制设备有限公司 一种保压液压油箱

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