JP2004352393A - シート材搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート材の幅中心に対して非対称に配置されている搬送ローラ対を有するシート材搬送装置において、斜行搬送を防止する。
【解決手段】シート材の搬送方向を返還しシート材を案内する搬送ガイド手段と、
該搬送ガイド手段の搬送上流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第一の搬送手段と、
前記搬送手段の搬送下流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第二の搬送手段と、
該第二の搬送手段の搬送方向上流側に配置され、該第二の搬送手段の各ローラ材に近接する位置に自由端側を構成し、他端の搬送方向上流側は装置の固定位置に固定され、シート材先端の一部分を前記搬送ガイド手段によらずに前記第二搬送手段の各ローラ材へ搬送案内可能な可撓性のガイドと
を配置構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】シート材の搬送方向を返還しシート材を案内する搬送ガイド手段と、
該搬送ガイド手段の搬送上流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第一の搬送手段と、
前記搬送手段の搬送下流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第二の搬送手段と、
該第二の搬送手段の搬送方向上流側に配置され、該第二の搬送手段の各ローラ材に近接する位置に自由端側を構成し、他端の搬送方向上流側は装置の固定位置に固定され、シート材先端の一部分を前記搬送ガイド手段によらずに前記第二搬送手段の各ローラ材へ搬送案内可能な可撓性のガイドと
を配置構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を搬送するローラ搬送機構とシート材の搬送進行方向を変更する搬送ガイドと擁するシート材搬送装置に関し、また詳しくはプリンタ、複写機、ファクシミリあるいはワープロ等の情報処理機器の画像記録部に応用できる、シート材を搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ローラによるシート材搬送系においては、ローラ系が搬送方向に直角な方向に延伸するローラ軸上に複数の円筒系ゴムローラ材を併設した構成をとることが一般的になされ、特に機構を簡素化するために2個のみによる円筒ゴムローラ材でローラ軸軸上に配置構成することが多い。
【0003】
搬送方向に対して直角な方向でのシートのサイズ長をシート材の幅と称すると、複数種の幅のシート材を搬送させる場合、最小の幅のシート材に対しても安定的に搬送進行させるには少なくとも最小の幅のシート材に上記2個のゴムローラ材が当接する配置構成をとるのが一般的である。
【0004】
画像記録装置に応用する場合、記録データのフォーマット上、記録面上の左端側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材に対しても、記録面の左端側に相当する側のシート材の端部はいずれも同一となるように載置するように配置を構成する。
【0005】
上述の載置構成で上記2個のゴムローラ材が最小の幅のシート材に当接する配置構成をとると、最大のシート材の幅に対してはシート材の幅方向中心に対して上記2個のローラ材は非対称的に配置されることとなる。
【0006】
また、プリンタ等の画像記録部の本体に対しては、その下層位置に配置構成される給紙装置内で水平に積載されたシート材である記録紙を給送して上方へ搬送し、さらにシート材の表裏を反転させるように、所謂Uターンをしての画像記録部へ搬送するシート材搬送装置がある。この場合、最大幅のシート材の幅方向中心に対して上記2個のローラ材が非対称的に配置されたローラ対系が搬送方向の上流側と下流側に配置され、その間に搬送方向を返還するための搬送ガイドが配置される。
【0007】
図3は上記に説明した給紙搬送系の従来例を示している。
【0008】
画像の記録を受けるシート材101はカセット110内で記録面を下方にして積載される。
【0009】
搬送方向(矢印E)に対して直角な方向でのシート材101のサイズ長をシート材101の幅と称すると、搬送できる紙サイズがA4からA3サイズの場合、それぞれ幅は図中の記号A4及びA3で示している。
【0010】
記録データのフォーマット上、記録面上での左右端の内、片側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材1をカセット110内に載置する際は、記録面上の画像形成基準位置に相当する側のシート材101の端部101aはいずれも同一の位置とするように配置を構成される。
【0011】
給送ローラ112の主要部はシート材101の幅方向に延伸する軸部112aと所定の間隔をおいて軸部と一体的に構成された2個のローラ材112b、112cからなり、これら2個のローラ材112b、112cはA4サイズのシート材幅方向中心103に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材の幅中心104とは非対称位置関係となる。
【0012】
給送ローラ102が矢印F方向に回転することによってシート材101は略水平方向に搬送力を得て矢印E方向に搬送される。
【0013】
積載されたシート材101の搬送方向前方には分離斜面113が構成配置され、給送ローラ112によって搬送力を受けたシート材101は、最上位のシート材101のみが斜面との摩擦力よりも給送ローラ112による給送力の方が勝って分離斜面113を登り、また下位のシート材101は分離斜面113摩擦より静止力を受けので、最上位のシート材101は下位のシート材101から分離されて給送される。
【0014】
搬送方向前方には固定された固定搬送ガイド114が配置され、給送ローラ112によって給送されたシート材101の先端に接触しつつ、その搬送方向を上方(矢印H)へ返還する。
【0015】
固定搬送ガイド114で形成される搬送路中に搬送ローラ系120が構成配置されている。搬送ローラ系120はシート材101の幅方向に延伸する軸部115aとこれと一体的に結合されたゴム製の搬送ローラ材115b、115cと不図示の回転駆動手段とで構成される搬送駆動ローラ115と、それぞれの搬送ローラ材115b,115cに圧接して従動回転可能で固定搬送ガイド114に回転自在に支持された搬送コロ116、117とで構成され、それぞれのローラニップ部118,119を構成する。
【0016】
上記搬送ローラ材115b,115cはA4サイズのシート材幅方向中心103に対してほぼ対称的に配置されている。しかし、A3サイズのシート材幅方向中心104とは非対称位置関係となる。
【0017】
上記搬送駆動ローラ115が矢印G方向に回転することによってシート材101を矢印H方向へ搬送する。
【0018】
固定搬送ガイド114の搬送方向(矢印H)の下流は、不図示であるが、カセット110内におけるシート材101の表裏に対して反転させるUターンパスが構成され、画像形成部へシート材101を搬送できるようになっている。
【0019】
また、最大のシート材の幅に対して給送ローラを対称に配置した結果、それ以外の幅のシート材に対して給送ローラは非対称的に配置されることとなるものもある(例えば特許文献1参照)。
【0020】
【特許文献1】
特開2002−255430号公報(第6頁、図6)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなシート材の搬送構成によれば、前記搬送ローラ材115b,115cの配置とA3サイズのシート材の幅中心とは非対称位置関係となるため、これによる弊害が発生する。
【0022】
シート材101が給送ローラ112によって搬送され、分離斜面部113を乗り越えた時点でのシート材101の先端部の挙動は、給送ローラ112で圧接される基準側(101a側)は給送ローラ112の拘束力を受けやすく、下方の分力成分受ける。その一方、非基準側(101b側)は給紙ローラの拘束力を受けづらく、自由度が高い。シート材101先端部130の非基準側(101b側)が固定搬送ガイド114に到達すると、シート材の搬送進行力が勝り、固定搬送ガイド114のガイド面114aに接触しつつ、ガイド面114aに倣って基準側(101a側)よりも先行して固定搬送ガイド114のガイド面114aを上昇移動する。これは、図中の点線で示すようにシート材101の先端130が傾斜して固定搬送ガイド114のガイド面114aに沿って搬送移動することなり、シート材101の先端130は基準側ローラ材115aのニップ部118に進入する次期よりも非基準側のローラ材115cのニップ部119に進入する次期の方が早くなる。この結果、さらに下流方向へシート材101が搬送されると、シート材101は斜行し、本装置を画像記録装置に応用した場合は画像がシート材101に対して傾斜する現象やもしくは搬送不良が生じる原因となった。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート材搬送装置は上記課題に対して
シート材の搬送方向を返還しシート材を案内する搬送ガイド手段と、
該搬送ガイド手段の搬送上流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第一の搬送手段と、
前記搬送手段の搬送下流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第二の搬送手段と、
該第二の搬送手段の搬送方向上流側に配置され、該第二の搬送手段の各ローラ材に近接する位置に自由端側を構成し、他端の搬送方向上流側は装置の固定位置に固定され、シート材先端の一部分を前記搬送ガイド手段によらずに前記第二搬送手段の各ローラ材へ搬送案内可能な可撓性のガイドと
を配置構成することとした。
【0024】
また、上記構成に付して
前記第一の搬送手段と第二の搬送手段はそれぞれ2個のローラ材を有し、使用対象とするシート材の搬送方向に直角な方向の幅に対する中心位置に対して
前記2つのローラ材の配置が非対称位置にある場合により効果を発揮する。
【0025】
さらに、前記の幅が異なるシート材を積載する際に幅方向の一方の端部を幅方向において同じ載置位置に載置するシート材搬送装置であって、
前記第二の搬送手段の2個のローラ材と前記各可撓性ガイドの自由端までの距離において前記同じ載置位置とする側の前記ローラ材と可撓性ガイドの自由端までの距離が他方側のそれよりも大きくならないこととし、斜行に対してより効果を発揮する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
【実施例】
図1は本発明のシート材搬送装置の主要構成実施例を示す図である。
【0028】
本実施例はプリンタ等画像記録部の本体に対し、その下層位置に配置構成される給紙装置内の水平に積載されたシート材である記録紙を給送して搬送ガイドによって上方へ搬送し、さらにシート材の表裏を反転させるような所謂Uターンパスを介しての画像記録部へ搬送する装置例である。
【0029】
画像の記録を受けるシート材1はカセット10内記録面を下方にして積載される。
【0030】
搬送方向(矢印A)に対して直角な方向でのシート材1のサイズ長をシート材1の幅と称すると、搬送できる紙サイズがA4からA3サイズの場合、それぞれ幅は図中の記号A4及びA3で示している。
【0031】
記録データのフォーマット上、記録面上での左右端の内、片側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材1をカセット10内に載置する際は、記録面上の画像形成基準位置に相当する側のシート材1の端部1aはいずれも同一の位置とするように配置を構成される。
【0032】
給送ローラ12の主要部はシート材1の幅方向に延伸する軸部12aと所定の間隔をおいて軸部と一体的に構成された2個のローラ材12b、12cからなり、これら2個のローラ材12b、12cはA4サイズのシート材幅方向中心3に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材の幅中心4とは非対称位置関係となる。
【0033】
給送ローラ12が矢印B方向に回転することによってシート材1は略水平方向に搬送力を得て矢印A方向に搬送される。
【0034】
積載されたシート材1の搬送方向前方には分離斜面13が構成配置され、給送ローラ12によって搬送力を受けたシート材1は、最上位のシート材1のみが斜面との摩擦力よりも給送ローラ12による給送力の方が勝って分離斜面13を登り、また下位のシート材1は分離斜面13摩擦より静止力を受けので、最上位のシート材1は下位のシート材1から分離されて給送される。
【0035】
搬送方向前方には固定された固定搬送ガイド14が配置され、給送ローラ12によって給送されたシート材1の先端に接触しつつ、その搬送方向を上方(矢印C)へ返還する。
【0036】
固定搬送ガイド14で形成される搬送路中に搬送ローラ系20が構成配置されている。
【0037】
搬送ローラ系20はシート材1の幅方向に延伸する軸部15aとこれと一体的に結合されたゴム製の搬送ローラ材15b、15cと不図示の回転駆動手段とで構成される搬送駆動ローラ15と、それぞれの搬送ローラ材15b,15cに圧接して従動回転可能で固定搬送ガイド14に回転自在に支持された搬送コロ16、17とで構成され、それぞれのローラニップ部18,19を構成する。
【0038】
上記搬送ローラ材15b,15cはA4サイズのシート材幅方向中心3に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材幅方向中心4とは非対称位置関係となる。
【0039】
上記搬送駆動ローラ15が矢印D方向に回転することによってシート材1を矢印C方向へ搬送する。
【0040】
固定搬送ガイド14の搬送方向Cの下流は、不図示であるが、カセット10内におけるシート材1の表裏に対して反転させるUターンパスが構成され、画像形成部へシート材1を搬送できるようになっている。
【0041】
シート材1が搬送ローラ系20へ至る搬送パス内には固定搬送ガイド14のガイド面14aよりも搬送上流方向側に臨出配置され、自由端21a、22bが各ローラニップ部18,19の搬送上流側に近接し、その下方端側はシート材搬送パスに影響しない箇所で固定された可撓性ガイド21,22が構成されており、シート材1の先端における搬送ローラ系20の各ニップ部18,19に至る箇所は、実質的に固定搬送ガイド14のガイド面によらず、可撓性ガイド21,22によって案内されることになる。
【0042】
可撓性ガイド21,22は、例えば適度の剛性のある樹脂製シートやばね性金属薄板で形成される。
【0043】
さらに、可撓性ガイド21の自由端21aからローラニップ部18までの距離は可撓性ガイド22の自由端22aからローラニップ部19に比して同じか大きくならないようにしている。これはシート材1が上流側からローラニップ部18に至る実質的な搬送距離がローラニップ19に至る実質的搬送距離に比して同じか短いことを意味し、従来例のようなA3サイズで非基準側(101b側)が先行してローラニップ部18にシート材1の先端30が進入する次期が遅れる事象に対して、実質的搬送距離を短くしてローラニップ部18へ進入する時期を短縮補正するものである。
【0044】
上記の機構構成でシート材1の給送搬送を開始すると、給送ローラ12が矢印B方向に回転することによってシート材1は略水平方向(矢印A方向)に搬送力を得る。
【0045】
積載されたシート材1の搬送方向前方には分離斜面13が構成配置され、給送ローラ12によって搬送力を受けたシート材1は、最上位のシートのみが分離斜面13との摩擦力よりも給送ローラ12による給送力のほうが勝ることになって最上位のシート材1のみが斜面を登って分離されて給送される。
【0046】
この後、シート材1の先端30は2つの可撓性ガイド21、22に当接する。固定搬送ガイド14による搬送方向の返還角度が大きくとも、また分離斜面13から固定搬送ガイド14のガイド面までの距離を小さくとも、可撓性であるがゆえにシート材1への給送負荷が衝撃的に増加するのを防止しつつ、安定的に搬送方向を返還することが可能となる。
【0047】
ここで装置全体の小型化について言及すると、小型化するためにはシート材の搬送空間を小さくする必要があるが、搬送空間を小さくするには固定搬送ガイド14による搬送方向の返還角度が大きくし、分離斜面13から固定搬送ガイド14までの距離を小さくする必要がある。
【0048】
仮に可撓性ガイド21、22がなく、剛性のある固定型のガイドで上記の配置構成で装置全体を小型化しようとすると搬送負荷が衝撃的に増加し、搬送不良を招くことが多くなって小型化は困難となる。これに比して本発明の可撓性ガイド21、22は上述のように有効に機能する。
【0049】
図2は上記実施例における部分断面図である。
【0050】
可撓性ガイド21,22は固定搬送ガイド14のガイド面よりも上流側に臨出し、その自由端21a、22bは搬送ローラ系20のニップ部18,19まで近接しているので、シート材1の先端30におけるニップ部18,19に至るべき部分の搬送長は実質的に短くなり、シート材1が搬送されると、このシート材1の先端30は固定搬送ガイド14のガイド面14aに沿って搬送移動する他の領域の先端30部分よりも先行して図中点線のように可撓性ガイド21,22を撓めつつ、ニップ部18,19へ至ろうとする。したがって従来例のようにA3サイズのシート材1の非基準側先端1b側で給送ローラ12による下方への拘束力がないために、固定搬送ガイド14のガイド面14aに沿って他の領域部分より先に上昇進行しようとしても可撓性ガイド21,22による作用によって互いに相殺され、搬送中、シート材1の先端30が搬送ローラ系20の基準側のニップ部18と非基準側のニップ部19とに進入する時間差がほとんど無くなることになり、シート材1の先端30は図中点線のようにまっすぐに搬送ローラ15の各ニップ部18,19へ進入する。
【0051】
さらに、可撓性ガイド21の自由端21aからローラニップ部18までの距離は、可撓性ガイド22の自由端22aからローラニップ19までの距離と比して同じか短くしている。これは、シート材1が上流側からニップ部18に至る実質的な搬送距離がニップ19に至る実質的搬送距離に比して同じか短いことを意味し、従来例のようなA3サイズでシート材1の先端30の非基準側(1b側)が先行する反面、基準側(1a側)のニップ部18に進入する時期が遅れる事象に対して、実質的搬送距離を短くしてニップ部18へ進入する次期を短縮補正するものであり、使用する紙種や配置スペースを考慮して実験的に微調整位置を求め、さらに搬送精度と搬送安定性を上げることができるものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、簡素なローラ搬送系のままで、シート材の幅中心に対して非対称に偏移して配置されている搬送ローラ対系を擁するシート材搬送装置に対して、可撓性ガイドの活用により斜行搬送を防止することができる。
【0053】
また、装置本体の小型化を維持しつつ、搬送負荷の衝撃的増加を防止して、不送などの搬送不良を防止することができる。
【0054】
さらに、可撓性ガイドと下流側ローラ搬送系までの距離を設定することによりさらに搬送精度と搬送安定性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材搬送装置の主要構成実施例を示す図。
【図2】本発明のシート材搬送装置の構成実施例における部分断面図。
【図3】シート材搬送系の従来例を示す図。
【符号の説明】
1 シート材
12 給送ローラ
13 分離斜面
14 固定搬送ガイド
20 搬送ローラ系
21,22 可撓性ガイド
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材を搬送するローラ搬送機構とシート材の搬送進行方向を変更する搬送ガイドと擁するシート材搬送装置に関し、また詳しくはプリンタ、複写機、ファクシミリあるいはワープロ等の情報処理機器の画像記録部に応用できる、シート材を搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ローラによるシート材搬送系においては、ローラ系が搬送方向に直角な方向に延伸するローラ軸上に複数の円筒系ゴムローラ材を併設した構成をとることが一般的になされ、特に機構を簡素化するために2個のみによる円筒ゴムローラ材でローラ軸軸上に配置構成することが多い。
【0003】
搬送方向に対して直角な方向でのシートのサイズ長をシート材の幅と称すると、複数種の幅のシート材を搬送させる場合、最小の幅のシート材に対しても安定的に搬送進行させるには少なくとも最小の幅のシート材に上記2個のゴムローラ材が当接する配置構成をとるのが一般的である。
【0004】
画像記録装置に応用する場合、記録データのフォーマット上、記録面上の左端側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材に対しても、記録面の左端側に相当する側のシート材の端部はいずれも同一となるように載置するように配置を構成する。
【0005】
上述の載置構成で上記2個のゴムローラ材が最小の幅のシート材に当接する配置構成をとると、最大のシート材の幅に対してはシート材の幅方向中心に対して上記2個のローラ材は非対称的に配置されることとなる。
【0006】
また、プリンタ等の画像記録部の本体に対しては、その下層位置に配置構成される給紙装置内で水平に積載されたシート材である記録紙を給送して上方へ搬送し、さらにシート材の表裏を反転させるように、所謂Uターンをしての画像記録部へ搬送するシート材搬送装置がある。この場合、最大幅のシート材の幅方向中心に対して上記2個のローラ材が非対称的に配置されたローラ対系が搬送方向の上流側と下流側に配置され、その間に搬送方向を返還するための搬送ガイドが配置される。
【0007】
図3は上記に説明した給紙搬送系の従来例を示している。
【0008】
画像の記録を受けるシート材101はカセット110内で記録面を下方にして積載される。
【0009】
搬送方向(矢印E)に対して直角な方向でのシート材101のサイズ長をシート材101の幅と称すると、搬送できる紙サイズがA4からA3サイズの場合、それぞれ幅は図中の記号A4及びA3で示している。
【0010】
記録データのフォーマット上、記録面上での左右端の内、片側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材1をカセット110内に載置する際は、記録面上の画像形成基準位置に相当する側のシート材101の端部101aはいずれも同一の位置とするように配置を構成される。
【0011】
給送ローラ112の主要部はシート材101の幅方向に延伸する軸部112aと所定の間隔をおいて軸部と一体的に構成された2個のローラ材112b、112cからなり、これら2個のローラ材112b、112cはA4サイズのシート材幅方向中心103に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材の幅中心104とは非対称位置関係となる。
【0012】
給送ローラ102が矢印F方向に回転することによってシート材101は略水平方向に搬送力を得て矢印E方向に搬送される。
【0013】
積載されたシート材101の搬送方向前方には分離斜面113が構成配置され、給送ローラ112によって搬送力を受けたシート材101は、最上位のシート材101のみが斜面との摩擦力よりも給送ローラ112による給送力の方が勝って分離斜面113を登り、また下位のシート材101は分離斜面113摩擦より静止力を受けので、最上位のシート材101は下位のシート材101から分離されて給送される。
【0014】
搬送方向前方には固定された固定搬送ガイド114が配置され、給送ローラ112によって給送されたシート材101の先端に接触しつつ、その搬送方向を上方(矢印H)へ返還する。
【0015】
固定搬送ガイド114で形成される搬送路中に搬送ローラ系120が構成配置されている。搬送ローラ系120はシート材101の幅方向に延伸する軸部115aとこれと一体的に結合されたゴム製の搬送ローラ材115b、115cと不図示の回転駆動手段とで構成される搬送駆動ローラ115と、それぞれの搬送ローラ材115b,115cに圧接して従動回転可能で固定搬送ガイド114に回転自在に支持された搬送コロ116、117とで構成され、それぞれのローラニップ部118,119を構成する。
【0016】
上記搬送ローラ材115b,115cはA4サイズのシート材幅方向中心103に対してほぼ対称的に配置されている。しかし、A3サイズのシート材幅方向中心104とは非対称位置関係となる。
【0017】
上記搬送駆動ローラ115が矢印G方向に回転することによってシート材101を矢印H方向へ搬送する。
【0018】
固定搬送ガイド114の搬送方向(矢印H)の下流は、不図示であるが、カセット110内におけるシート材101の表裏に対して反転させるUターンパスが構成され、画像形成部へシート材101を搬送できるようになっている。
【0019】
また、最大のシート材の幅に対して給送ローラを対称に配置した結果、それ以外の幅のシート材に対して給送ローラは非対称的に配置されることとなるものもある(例えば特許文献1参照)。
【0020】
【特許文献1】
特開2002−255430号公報(第6頁、図6)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなシート材の搬送構成によれば、前記搬送ローラ材115b,115cの配置とA3サイズのシート材の幅中心とは非対称位置関係となるため、これによる弊害が発生する。
【0022】
シート材101が給送ローラ112によって搬送され、分離斜面部113を乗り越えた時点でのシート材101の先端部の挙動は、給送ローラ112で圧接される基準側(101a側)は給送ローラ112の拘束力を受けやすく、下方の分力成分受ける。その一方、非基準側(101b側)は給紙ローラの拘束力を受けづらく、自由度が高い。シート材101先端部130の非基準側(101b側)が固定搬送ガイド114に到達すると、シート材の搬送進行力が勝り、固定搬送ガイド114のガイド面114aに接触しつつ、ガイド面114aに倣って基準側(101a側)よりも先行して固定搬送ガイド114のガイド面114aを上昇移動する。これは、図中の点線で示すようにシート材101の先端130が傾斜して固定搬送ガイド114のガイド面114aに沿って搬送移動することなり、シート材101の先端130は基準側ローラ材115aのニップ部118に進入する次期よりも非基準側のローラ材115cのニップ部119に進入する次期の方が早くなる。この結果、さらに下流方向へシート材101が搬送されると、シート材101は斜行し、本装置を画像記録装置に応用した場合は画像がシート材101に対して傾斜する現象やもしくは搬送不良が生じる原因となった。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート材搬送装置は上記課題に対して
シート材の搬送方向を返還しシート材を案内する搬送ガイド手段と、
該搬送ガイド手段の搬送上流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第一の搬送手段と、
前記搬送手段の搬送下流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第二の搬送手段と、
該第二の搬送手段の搬送方向上流側に配置され、該第二の搬送手段の各ローラ材に近接する位置に自由端側を構成し、他端の搬送方向上流側は装置の固定位置に固定され、シート材先端の一部分を前記搬送ガイド手段によらずに前記第二搬送手段の各ローラ材へ搬送案内可能な可撓性のガイドと
を配置構成することとした。
【0024】
また、上記構成に付して
前記第一の搬送手段と第二の搬送手段はそれぞれ2個のローラ材を有し、使用対象とするシート材の搬送方向に直角な方向の幅に対する中心位置に対して
前記2つのローラ材の配置が非対称位置にある場合により効果を発揮する。
【0025】
さらに、前記の幅が異なるシート材を積載する際に幅方向の一方の端部を幅方向において同じ載置位置に載置するシート材搬送装置であって、
前記第二の搬送手段の2個のローラ材と前記各可撓性ガイドの自由端までの距離において前記同じ載置位置とする側の前記ローラ材と可撓性ガイドの自由端までの距離が他方側のそれよりも大きくならないこととし、斜行に対してより効果を発揮する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
【実施例】
図1は本発明のシート材搬送装置の主要構成実施例を示す図である。
【0028】
本実施例はプリンタ等画像記録部の本体に対し、その下層位置に配置構成される給紙装置内の水平に積載されたシート材である記録紙を給送して搬送ガイドによって上方へ搬送し、さらにシート材の表裏を反転させるような所謂Uターンパスを介しての画像記録部へ搬送する装置例である。
【0029】
画像の記録を受けるシート材1はカセット10内記録面を下方にして積載される。
【0030】
搬送方向(矢印A)に対して直角な方向でのシート材1のサイズ長をシート材1の幅と称すると、搬送できる紙サイズがA4からA3サイズの場合、それぞれ幅は図中の記号A4及びA3で示している。
【0031】
記録データのフォーマット上、記録面上での左右端の内、片側が画像形成基準位置となり、幅の異なる各種シート材1をカセット10内に載置する際は、記録面上の画像形成基準位置に相当する側のシート材1の端部1aはいずれも同一の位置とするように配置を構成される。
【0032】
給送ローラ12の主要部はシート材1の幅方向に延伸する軸部12aと所定の間隔をおいて軸部と一体的に構成された2個のローラ材12b、12cからなり、これら2個のローラ材12b、12cはA4サイズのシート材幅方向中心3に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材の幅中心4とは非対称位置関係となる。
【0033】
給送ローラ12が矢印B方向に回転することによってシート材1は略水平方向に搬送力を得て矢印A方向に搬送される。
【0034】
積載されたシート材1の搬送方向前方には分離斜面13が構成配置され、給送ローラ12によって搬送力を受けたシート材1は、最上位のシート材1のみが斜面との摩擦力よりも給送ローラ12による給送力の方が勝って分離斜面13を登り、また下位のシート材1は分離斜面13摩擦より静止力を受けので、最上位のシート材1は下位のシート材1から分離されて給送される。
【0035】
搬送方向前方には固定された固定搬送ガイド14が配置され、給送ローラ12によって給送されたシート材1の先端に接触しつつ、その搬送方向を上方(矢印C)へ返還する。
【0036】
固定搬送ガイド14で形成される搬送路中に搬送ローラ系20が構成配置されている。
【0037】
搬送ローラ系20はシート材1の幅方向に延伸する軸部15aとこれと一体的に結合されたゴム製の搬送ローラ材15b、15cと不図示の回転駆動手段とで構成される搬送駆動ローラ15と、それぞれの搬送ローラ材15b,15cに圧接して従動回転可能で固定搬送ガイド14に回転自在に支持された搬送コロ16、17とで構成され、それぞれのローラニップ部18,19を構成する。
【0038】
上記搬送ローラ材15b,15cはA4サイズのシート材幅方向中心3に対してほぼ対称的に配置されている。したがって、A3サイズのシート材幅方向中心4とは非対称位置関係となる。
【0039】
上記搬送駆動ローラ15が矢印D方向に回転することによってシート材1を矢印C方向へ搬送する。
【0040】
固定搬送ガイド14の搬送方向Cの下流は、不図示であるが、カセット10内におけるシート材1の表裏に対して反転させるUターンパスが構成され、画像形成部へシート材1を搬送できるようになっている。
【0041】
シート材1が搬送ローラ系20へ至る搬送パス内には固定搬送ガイド14のガイド面14aよりも搬送上流方向側に臨出配置され、自由端21a、22bが各ローラニップ部18,19の搬送上流側に近接し、その下方端側はシート材搬送パスに影響しない箇所で固定された可撓性ガイド21,22が構成されており、シート材1の先端における搬送ローラ系20の各ニップ部18,19に至る箇所は、実質的に固定搬送ガイド14のガイド面によらず、可撓性ガイド21,22によって案内されることになる。
【0042】
可撓性ガイド21,22は、例えば適度の剛性のある樹脂製シートやばね性金属薄板で形成される。
【0043】
さらに、可撓性ガイド21の自由端21aからローラニップ部18までの距離は可撓性ガイド22の自由端22aからローラニップ部19に比して同じか大きくならないようにしている。これはシート材1が上流側からローラニップ部18に至る実質的な搬送距離がローラニップ19に至る実質的搬送距離に比して同じか短いことを意味し、従来例のようなA3サイズで非基準側(101b側)が先行してローラニップ部18にシート材1の先端30が進入する次期が遅れる事象に対して、実質的搬送距離を短くしてローラニップ部18へ進入する時期を短縮補正するものである。
【0044】
上記の機構構成でシート材1の給送搬送を開始すると、給送ローラ12が矢印B方向に回転することによってシート材1は略水平方向(矢印A方向)に搬送力を得る。
【0045】
積載されたシート材1の搬送方向前方には分離斜面13が構成配置され、給送ローラ12によって搬送力を受けたシート材1は、最上位のシートのみが分離斜面13との摩擦力よりも給送ローラ12による給送力のほうが勝ることになって最上位のシート材1のみが斜面を登って分離されて給送される。
【0046】
この後、シート材1の先端30は2つの可撓性ガイド21、22に当接する。固定搬送ガイド14による搬送方向の返還角度が大きくとも、また分離斜面13から固定搬送ガイド14のガイド面までの距離を小さくとも、可撓性であるがゆえにシート材1への給送負荷が衝撃的に増加するのを防止しつつ、安定的に搬送方向を返還することが可能となる。
【0047】
ここで装置全体の小型化について言及すると、小型化するためにはシート材の搬送空間を小さくする必要があるが、搬送空間を小さくするには固定搬送ガイド14による搬送方向の返還角度が大きくし、分離斜面13から固定搬送ガイド14までの距離を小さくする必要がある。
【0048】
仮に可撓性ガイド21、22がなく、剛性のある固定型のガイドで上記の配置構成で装置全体を小型化しようとすると搬送負荷が衝撃的に増加し、搬送不良を招くことが多くなって小型化は困難となる。これに比して本発明の可撓性ガイド21、22は上述のように有効に機能する。
【0049】
図2は上記実施例における部分断面図である。
【0050】
可撓性ガイド21,22は固定搬送ガイド14のガイド面よりも上流側に臨出し、その自由端21a、22bは搬送ローラ系20のニップ部18,19まで近接しているので、シート材1の先端30におけるニップ部18,19に至るべき部分の搬送長は実質的に短くなり、シート材1が搬送されると、このシート材1の先端30は固定搬送ガイド14のガイド面14aに沿って搬送移動する他の領域の先端30部分よりも先行して図中点線のように可撓性ガイド21,22を撓めつつ、ニップ部18,19へ至ろうとする。したがって従来例のようにA3サイズのシート材1の非基準側先端1b側で給送ローラ12による下方への拘束力がないために、固定搬送ガイド14のガイド面14aに沿って他の領域部分より先に上昇進行しようとしても可撓性ガイド21,22による作用によって互いに相殺され、搬送中、シート材1の先端30が搬送ローラ系20の基準側のニップ部18と非基準側のニップ部19とに進入する時間差がほとんど無くなることになり、シート材1の先端30は図中点線のようにまっすぐに搬送ローラ15の各ニップ部18,19へ進入する。
【0051】
さらに、可撓性ガイド21の自由端21aからローラニップ部18までの距離は、可撓性ガイド22の自由端22aからローラニップ19までの距離と比して同じか短くしている。これは、シート材1が上流側からニップ部18に至る実質的な搬送距離がニップ19に至る実質的搬送距離に比して同じか短いことを意味し、従来例のようなA3サイズでシート材1の先端30の非基準側(1b側)が先行する反面、基準側(1a側)のニップ部18に進入する時期が遅れる事象に対して、実質的搬送距離を短くしてニップ部18へ進入する次期を短縮補正するものであり、使用する紙種や配置スペースを考慮して実験的に微調整位置を求め、さらに搬送精度と搬送安定性を上げることができるものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、簡素なローラ搬送系のままで、シート材の幅中心に対して非対称に偏移して配置されている搬送ローラ対系を擁するシート材搬送装置に対して、可撓性ガイドの活用により斜行搬送を防止することができる。
【0053】
また、装置本体の小型化を維持しつつ、搬送負荷の衝撃的増加を防止して、不送などの搬送不良を防止することができる。
【0054】
さらに、可撓性ガイドと下流側ローラ搬送系までの距離を設定することによりさらに搬送精度と搬送安定性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材搬送装置の主要構成実施例を示す図。
【図2】本発明のシート材搬送装置の構成実施例における部分断面図。
【図3】シート材搬送系の従来例を示す図。
【符号の説明】
1 シート材
12 給送ローラ
13 分離斜面
14 固定搬送ガイド
20 搬送ローラ系
21,22 可撓性ガイド
Claims (3)
- シート材の搬送方向を返還しシート材を案内する搬送ガイド手段と、
該搬送ガイド手段の搬送上流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第一の搬送手段と、
前記搬送手段の搬送下流側に配置され、シート材の面に平行で搬送方向と直角な方向に延伸する軸上に少なくとも2つのローラ材を構成する第二の搬送手段と、
該第二の搬送手段の搬送方向上流側に配置され、該第二の搬送手段の各ローラ材に近接する位置に自由端側を構成し、他端の搬送方向上流側は装置の固定位置に固定され、シート材先端の一部分を前記搬送ガイド手段によらずに前記第二搬送手段の各ローラ材へ搬送案内可能な可撓性のガイドと
を配置構成するシート材搬送装置。 - 前記第一の搬送手段と第二の搬送手段はそれぞれ2個のローラ材を有し、使用対象とするシート材の搬送方向に直角な方向の幅に対する中心位置に対して前記2つのローラ材の配置が非対称位置にある特許請求項1のシート材搬送装置。
- 前記の幅が異なるシート材を積載する際に幅方向の一方の端部を幅方向において同じ載置位置に載置するシート材搬送装置であって、前記第二の搬送手段の2個のローラ材と前記各可撓性ガイドの自由端までの距離において前記同じ載置位置とする側の前記ローラ材と可撓性ガイドの自由端までの距離が他方側のそれよりも大きくならないことを特徴とする請求項2のシート材搬送装置。
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2003
- 2003-05-27 JP JP2003149195A patent/JP2004352393A/ja not_active Withdrawn
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