JP2004350984A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】水冷式の除湿手段を備えたものにおいて、乾燥のために使用する冷却水の使用量を少なくする。
【解決手段】ドラム12内の空気を循環させる空気循環路20において、送風ファン23の上流側に位置させて吸気口27を設け、水槽10内と給水管34を介して連津した注水ケース5に排気口62を設ける。ドラム12内の洗濯物を乾燥させる乾燥行程において、送風ファン23の送風作用により、吸気口27から外気が空気循環路20内に導入されると共に、水槽10内の湿気を含んだ空気の一部が注水ケース5の排気口62から排出される。このとき、注水ケース5内を通る空気は外気により冷却され、湿気が除去されるようになり、注水ケース5を簡易的な熱交換器として利用できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水冷式の除湿手段を備えた洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ドラム式の洗濯乾燥機においては、ドラムを収容する水槽(外槽)の外部に水槽内(ドラム内)と連通する空気循環路を設け、この空気循環路中に、送風手段としての送風ファンと、加熱手段としてのヒータと、除湿手段として水冷式の熱交換器とを設けた構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。ドラムには、多数の連通孔が形成されていて、ドラム内と水槽内とはその連通孔を介して連通している。
【0003】
この様な構成のものにおいては、ドラム内の洗濯物を乾燥させる乾燥運転の際に、ヒータにて加熱された温風が水槽内(ドラム内)に供給され、ドラム内の空気が空気循環路を通して循環される。このとき、洗濯物の湿気を含んだ温かい空気は、ドラムから空気循環路に排出され、その空気循環路の熱交換器において、供給される冷却水により冷却されて熱交換され、湿気が凝縮して除去される。湿気が除去された空気は、再びヒータにより加熱されてドラム内に供給される。このようにして、ドラム内の洗濯物が乾燥される。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−114286(段落[0010]、[0011])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来構成のものでは、空気循環路を通して循環される循環空気をすべて熱交換器内を通して冷却水と熱交換させるようにしているため、乾燥のために使用する冷却水の量が多く、ランニングコストが高くなるという問題があった。
ちなみに、従来では、乾燥用のヒータの出力の約6割の熱量を回収しようとすると、毎分0.5L程度の冷却水が必要であり、乾燥する洗濯物容量が多く、乾燥時間が長い場合には、60〜80Lの水を乾燥の冷却に使用していた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水冷式の除湿手段を備えたものにおいて、乾燥のために使用する冷却水の使用量を少なくすることができる洗濯乾燥機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明は、外箱内に配設された水槽と、この水槽内に回転可能に配設され、前記水槽内と連通する連通孔を有すると共に洗濯物が収容されるドラムと、前記水槽の外部に前記ドラム内と連通するように設けられた空気循環路と、この空気循環路中に設けられ、前記ドラム内の空気を前記空気循環路を通して循環させる送風手段と、この送風手段により前記ドラム内に供給される空気を加熱する加熱手段と、前記空気循環路中に設けられ、前記ドラムから排出された空気を水により冷却して除湿する除湿手段と、前記水槽の外部に当該水槽内と給水路を介して連通するように設けられ、給水手段から供給される水を前記給水路を通して前記水槽へ案内する注水ケースとを備えた洗濯乾燥機において、前記空気循環路における前記送風手段の上流側に位置させて外気を導入する吸気口を設けると共に、前記注水ケースに当該注水ケース内の空気を排出する排気口を設けたことを特徴とする。
【0008】
上記した構成においては、送風手段の送風作用により、ドラム内の空気が空気循環路を通して循環され、その過程で、ヒータにより加熱された温風がドラム内の洗濯物に供給されて洗濯物が乾燥され、洗濯物の湿気を含んだ空気が除湿手段において冷却水により冷却されて除湿される。
【0009】
また、このとき、送風手段の上流側に設けられた吸気口から外気が空基循環路に導入されると共に、水槽内の空気の一部が、給水路及び注水ケースを通り、排気口から排出される。その給水路及び注水ケースを通る空気は、洗濯物の湿気を含んだ空気であり、注水ケースを通過する際に当該注水ケースを介して外気により冷却され、その空気に含まれた湿気が凝縮して除去されるようになる。従って、注水ケースが簡易的な熱交換器となり、水槽内の湿気の一部をこの注水ケースにおいて除去できるようになる。このため、水槽内(ドラム内)の空気の湿気を、すべて空気循環路中の除湿手段において冷却水により冷却して除去する場合に比べて、乾燥のために使用する冷却水の使用量を少なくできるようになる。
この場合、吸気口の開口面積と排気口の開口面積とがほぼ同一なるように設定することが好ましい(請求項2の発明)。
【0010】
請求項3の発明は、注水ケースは上部に開閉可能な蓋を備え、排気口は、前記蓋の周囲部に設けられていることを特徴とする。これによれば、排気口から外部へ排出される空気が、機内側へ流入することを極力防止することができる。
請求項4の発明は、蓋に、下方へ凸となり、当該蓋の下面に結露した水滴を注水ケース内に滴下させる滴下案内部を設けたことを特徴とする。これによれば、蓋の下面に結露した水滴は、滴下案内部に沿って注水ケース内に滴下し易くなる。このため、蓋の下面に結露した水滴が機外へ流れ出ることを防止できる。
【0011】
請求項5の発明は、蓋に金属板をインサート成形したことを特徴とする。これによれば、蓋に熱伝導率の良好な金属板を設けることで、注水ケースにおける空気の冷却性能が向上し、除湿性能を向上できる。これに伴い、排気口から排出される空気に含まれる湿気の量を一層少なくできるようになる。
請求項6の発明は、蓋の周縁部に、蓋の内面に結露した水滴を受ける水受け部を設けたことを特徴とする。これによれば、蓋の内面に結露した水滴は水受け部に受けられるようになるので、水滴が機外へ流れ出ることを防止できる。
【0012】
請求項7の発明は、ドラム内の洗濯物を乾燥させる洗濯物乾燥行程の後に、除湿手段に冷却水を用いないで注水ケース内を乾燥させる注水ケース乾燥行程を行うことを特徴とする。これによれば、冷却水を用いない注水ケース乾燥行程を行うことで、注水ケース内を乾燥させることができる。このため、例えば注水ケースを洗剤ケースとして使用する場合において、予約のために注水ケース内に粉末洗剤を投入しておいても、その洗剤が固まってしまうようなことを極力防止できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図7を参照して説明する。まず、図2にはドラム式の洗濯乾燥機の外観が示されている。この図2において、洗濯乾燥機の本体1の外殻は、矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の上面に装着されたトップカバー3とから構成されている。このうち、トップカバー3には、その中央部に洗濯物出入口を開閉する二つ折れ式の外蓋4が設けられ、左側部の後部側に、洗剤投入ケースを兼ねる注水ケース5が設けられ、右側部の前部側に操作パネル6が設けられている。また、トップカバー3の後部には後部カバー7が装着されていて、この後部カバー7部分には、2つのホース接続口8,9が露出している。このうちの一方のホース接続口8は水道水を給水するためのもので、他方のホース接続口9は、ポンプ水(風呂水)を吸水するためのものである。
【0014】
外箱2の内部には、図3に示すように、ドラム状をなす水槽10が弾性支持機構11を介して配設されていると共に、この水槽10内に、洗濯物を収容するドラム12が配設されている。このドラム12は、ほぼ水平方向に指向する軸13を中心に回転可能に設けられ、その軸13に直結されたアウタロータ形のドラムモータ14により回転駆動される構成となっている。ドラム12の胴部12aには多数の連通孔15が形成されていて、この連通孔15を介してドラム12内と水槽10内とが連通している。また、ドラム12の胴部12aには、これに形成された開口部を開閉するドラム蓋16が設けられ、水槽10の胴部10aの上部にも、これに形成された開口部を開閉する内蓋17が設けられている。
【0015】
そして、上記水槽10の外部には、ドラム12内と連通する空気循環路20(図1参照)が設けられている。この空気循環路20には、加熱手段としてのヒータ21を収容したヒータケース22と、送風手段を構成する送風ファン23を備えたファンケース24と、水冷式の除湿手段を構成するダクト状の熱交換器25とが設けられている。この場合、ヒータケース22内には、ヒータ21として、800Wの第1のヒータと550Wの第2のヒータとがある。熱交換器25の上部には、熱交換器25内に冷却水を散水するための散水口26が設けられている。空気循環路20の一端部20aは、水槽10の一方の側板10bを貫通してドラム12の一方の側板12bの中心部において当該ドラム12内と連通し、他端部20bは、水槽10の一方の側板10bの下部において水槽10内と連通している。従って、この空気循環路20は、一端部20aがドラム12内と直接連通し、他端部20bは、ドラム12の連通孔15を介してドラム12内と連通している。
【0016】
この場合、ヒータ21を収容したヒータケース22は、空気循環路20の一端部20a側に配置され、熱交換器25は他端部20b側に配置され、ファン23を備えたファンケース24は、ヒータケース22と熱交換器25との間に配置されている。そして、空気循環路20において、ファン23の上流側となる熱交換器25の上部には、外気導入用の吸気口27が設けられている。この場合、吸気口27は直径が約10mmの円形の開口部にて構成されていて、その開口面積は約88.5mmとなっている。
【0017】
次に、上記注水ケース5に関係した部分について、図4〜図6を参照して説明する。注水ケース5は、上面が開口した矩形容器状をなすケース本体30と、このケース本体30の長手方向の側壁30aの外面側に取り付けられた水路形成部材31と、ケース本体30の上面開口部を開閉する蓋32とから構成されている。このうち、ケース本体30の底部30bは、図5に示すように後方に向けて下降傾斜する傾斜状をなしていて、後壁30cの下部に排水口33が形成されている。排水口33には、給水路を構成する給水管34の一端部34aが接続され、給水管34の他端部34bは、上記水槽10の側板10cにおける上部に接続されている。従って、注水ケース5は、水槽10の外部において給水管34を介して水槽10内と連通していて、注水ケース5内に水が供給されると、その水は排水口33から給水管34を通って水槽10内に供給される構成となっている。上記水路形成部材31は、ケース本体30の側壁30aとの間に3つの水路35,36,37を形成している。
【0018】
上記水槽10へ給水する給水手段として、図4に示すように、水道水を供給するための給水弁ユニット38と、風呂水を供給するためのポンプ装置39とを備えている。このうち、給水弁ユニット38は、第1〜第3の給水弁40,41、42と、上記ホース接続口8とを有している。また、ポンプ装置39は、吐出口43と、上記ホース接続口9とを有している。これら給水弁ユニット38とポンプ装置38は上記トップカバー3の後部に配置され、ホース接続口8,9が後部カバー7から露出している。
【0019】
そして、給水弁ユニット38の第1の給水弁40は、上記3つの水路35,36,37のうちの中段の水路36と連通し、第2の給水弁41は、最下段の水路37と連通し、第3の給水弁42は、前記熱交換器25の散水口26に連通するように接続される。また、ポンプ装置39の吐出口43は、最上段の水路35と連通するように接続される。
ケース本体30の右側壁30aには、4個の給水口44a〜44dが形成されている。このうち前部側の給水口44aは最下段の水路37と連通し、中間の2個の給水口44b、44cは中段の水路36と連通し、後部側の給水口44dは最上段の水路35と連通している。
【0020】
上記ケース本体30の内部には、内部ケース48が着脱可能に収容されている。この内部ケース48には、図5に示すように、粉末洗剤を貯留するための洗剤貯留部49と、液状の柔軟仕上げ剤を貯留するための柔軟仕上げ剤貯留部50と、液状の漂白剤を貯留するための漂白剤貯留部51とが区画形成されている。内部ケース48の装着状態で、当該内部ケース48の底部下面と、本体ケース30の底部30b上面との間には隙間が形成されている。洗剤貯留部49の底部49aは後方に向けて下降傾斜していて、後部壁49b(図5において左側)に開口部52が形成されている。柔軟仕上げ剤貯留部50及び漂白剤貯留部51には、周知構成のサイホン機構53が設けられている。このサイホン機構53は、底壁部から上方へ向けて突設された内筒部54と、この内筒部54に対して隙間を存した状態で被せるように配置されたキャップ状の外筒部55とから構成されている。
【0021】
また、内部ケース48の右側壁48aには、図4に示すように、上記ケース本体30に設けた4個の給水口44a〜44dに対応した位置に給水受口56a〜56dが形成されていて、ケース本体30内に内部ケース48を装着した状態で、これら給水口44a〜44dとこれと対応する給水受口56a〜56dとが連通し給水が可能となる。
【0022】
ここで、給水受口56dまたは56cから洗剤貯留部49内に水が供給されると、その水は、後部の開口部52からケース本体30の底部30b側へ流れ、排水口33から給水管34を通り、水槽10へ供給される。このとき、洗剤貯留部49内に粉末洗剤が貯留されていた場合には、その洗剤は水と共に水槽10へ供給される。
また、給水受口56bから柔軟仕上げ剤貯留部50内に水が供給されると、その水は柔軟仕上げ剤貯留部50内に一旦貯留され、その貯留された水の水位が上昇し、サイホン機構53の内筒部54の上端開口部を超えると、サイホン機構の作用により、内筒部54を通してケース本体30側へ排出される。このとき、柔軟仕上げ剤貯留部50内に柔軟仕上げ剤が貯留されている場合には、その柔軟仕上げ剤は水と共に水槽10へ供給される。
さらに、給水受口56aから漂白剤貯留部51内に水が供給されると、上記柔軟仕上げ剤貯留部50の場合と同様に、その水は漂白剤貯留部51内に一旦貯留され、その貯留された水の水位が上昇し、サイホン機構53の内筒部54の上端開口部を超えると、サイホン機構の作用により、内筒部54を通してケース本体30側へ排出される。このとき、漂白剤貯留部50内に漂白剤が貯留されている場合には、その漂白剤は水と共に水槽10へ供給される。
【0023】
上記内部ケース48の上部には、遮水カバー57が着脱可能に装着されている。この遮水カバー57は、上部の枠部58と、この枠部58から内方に向かって下降傾斜する3個の庇部59とを有した構成となっていて、これら庇部59が、上記給水受口56a〜56dに対して隙間を存した状態で対向するように配置されている(図6参照)。従って、給水受口56a〜56dから内部ケース48内に水が供給された際に、その水の勢いが強い場合、水は庇部59により下方に向きが向けられるようになっている。
【0024】
一方、上記注水ケース5の蓋32は、左側部32aの前後両端部に設けられた軸部60がトップカバー4に回動可能に取り付けられ、右側部32bに設けられた弾性係合片61がトップカバー4の上端部に係脱可能に係合するようになっている。そして、この蓋32の周囲部のうち当該蓋32の左側部32aとトップカバー4との間には、当該左側部32aの長手方向に沿って隙間が形成され、この隙間を排気口62としている。この排気口62は、注水ケース5内と連通している。この場合、この排気口62の開口面積は、上記吸気口27の開口面積とほぼ同一となるように設定されている。
【0025】
さて、上記構成において、乾燥行程について、図7も参照して説明する。図7は、乾燥行程に関係した主な制御部品の動作状態を示している。斜線を施した部分が動作状態であることを示している。
乾燥行程においては、まず、初期検知を行う。この初期検知では、排水弁モータを作動させて、水槽10に連通した排水弁を開放させると共に、給水弁ユニット38の第3の給水弁42を開放させて熱交換器25の散水口26に水を供給し、図示しない水温センサにより水温を検知する。
【0026】
次に、ドラム12内の洗濯物の容量検知を行う。この容量検知においては、ドラムモータ14によりドラム12を一旦回転させて断電し、その惰性回転時におけるドラム12(ロータ)の回転速度の変化を図示しない回転センサにより検出することに基づき行う。またこのときから、乾燥用のヒータ21における第1及び第2のヒータを通電すると共に、乾燥用の送風ファン23を駆動させる。
【0027】
送風ファン23が駆動されると、その送風作用により、ヒータ21で加熱された空気が、図1の黒矢印で示すように、空気循環路20を通ってドラム12内に供給されると共に、洗濯物の湿気を奪った空気の大部分が、連通孔15から水槽10内に出た後、空気循環路20を通って熱交換器25内に排出される。熱交換器25内に排出された湿気を含んだ空気は、散水口26から供給される水により冷却され、湿気が凝縮されて除去されるようになる。熱交換器25において湿気が除去された空気は、ファンケース24内へ戻り、再びヒータ21を通ってドラム12内に供給されるようになる。凝縮された水は、図示しない排水口から外部へ排出される。
【0028】
ここで、空気循環路20において、送風ファン23の上流側には吸気口27が設けられ、また、水槽10に給水管34を通して連通した注水ケース5には排気口62が設けられているため、送風ファン23が駆動される際には、図1に白抜き矢印で示すように、吸気口27から外気が空気循環路20に導入される。その導入された外気は、他の循環空気と共にヒータ12により加熱されてドラム12内に供給される。そして、ドラム12内の空気の一部(吸気口27から導入される外気に対応する量の空気)は、連通孔15から水槽10内に出た後、給水管34を通り注水ケース5内に流れ込む。注水ケース5内に流れ込んだ空気は、図5及び図6に矢印で示すように流れ、排気口62から外部へ排出される。このとき、注水ケース5の特に蓋32は、外面が機外に露出していて外気により冷却され易い。このため、注水ケース5内に流れ込んだ空気に含まれた湿気が、この注水ケース5内において冷却されて凝縮され、蓋32の下面などに結露する。結露した水は、注水ケース5から給水管34を通して水槽10側へ戻される。
【0029】
このように、空気循環路20を通して循環する空気(黒矢印参照)と、吸気口27から外気が導入されると共に、その導入された分の空気が注水ケース5を通して排気口62から排出される空気(白抜き矢印参照)とによって、ドラム12内の洗濯物が乾燥されるようになる。
【0030】
この後、第1乾燥検知が行われる。ここでは、熱交換器25に設けられた上記水温センサにより、熱交換した後の凝縮水の温度変化を検知することに基づき、予め設定された設定値となるまで行われる。次の第2乾燥検知では、水槽10に設けられた温度センサ(図示せず)により水槽10内の温度変化を検知することに基づき、予め設定された乾燥率に達するまで行われる。この第2乾燥検知の後、予め設定された仕上げ時間分、乾燥が行われる。これにより、洗濯物を乾燥させるための洗濯物乾燥行程が終了する。
【0031】
次に、注水ケース5内を乾燥させるための注水ケース乾燥行程が15分間行われる。この注水ケース乾燥行程では、第3の給水弁42は閉鎖すると共に、乾燥用のヒータ12のうち第2のヒータは断電する。これにより、湿気をほとんど含まない乾燥空気が注水ケース5内へ供給されるようになり、その乾燥空気により注水ケース5内が乾燥されるようになる。
【0032】
次に、冷却行程が10分間行われる。この冷却行程では、乾燥用のヒータ12の第1のヒータも断電する一方、第3の給水弁42を再度開放して散水口26から散水する。以上により、乾燥行程が終了する。なお、第1乾燥検知から冷却行程までは、基本的にドラムモータ14によりドラム12が回転される。
【0033】
上記した実施例においては、次のような効果を得ることができる。
空気循環路20における送風ファン23の上流側に位置させて外気を導入する吸気口27を設けると共に、水槽10内と連通した注水ケース5に当該注水ケース5内の空気を排出する排気口62を設けた構成としたので、ドラム12内の洗濯物を乾燥させる洗濯物乾燥行程において、注水ケース5が簡易的な熱交換器となり、水槽10内の湿気の一部をこの注水ケース5において除去できるようになる。このため、水槽内(ドラム内)の空気の湿気を、すべて空気循環路中の除湿手段において冷却水により冷却して除去する場合に比べて、乾燥のために使用する冷却水の使用量を少なくできるようになる。
【0034】
この場合、吸気口27の開口面積と排気口62の開口面積をほぼ同一となるように設定したことにより、効率が良い。
上記排気口62は、本体1の上部に設置された注水ケース5の上部の蓋32の周囲に設けているので、その排気口62から外部へ排出される空気が、機内側へ流入することを極力防止することができる。
【0035】
ドラム12内の洗濯物を乾燥させる洗濯物乾燥行程の後に、熱交換器25の散水口26に冷却水を供給しないで注水ケース5内を乾燥させる注水ケース乾燥行程を行うようにしたことにより、注水ケース5を簡易的な熱交換器として利用しながらも、その注水ケース5内を乾燥させることができる。このため、本実施例のように注水ケース5を洗剤ケースとして使用する場合において、予約のために注水ケース5内に粉末洗剤を投入しておいても、その洗剤が固まってしまうようなことを極力防止できるようになる。
【0036】
図8は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、注水ケース5における蓋32には、下方へ凸となる滴下案内部65を一体に形成している。この滴下案内部65の下面は、蓋32のほぼ中央部に向かうに従って下降傾斜している。
このような構成とした場合には、蓋32の下面に結露した水滴は、その滴下案内部65の下端部65aから注水ケース5内の内部ケース48に滴下して回収され易くなる。このため、蓋32の下面に結露した水滴が機外へ流れ出ることを極力防止できるようになる。
【0037】
図9は本発明の第3実施例を示したものであり、この第3実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、蓋32のほぼ中央部に、熱伝導性が良好な金属板67をインサート成形により設けている。この金属板67は、上面も下面も露出している。
このような構成とした場合には、蓋32に熱伝導率の良好な金属板67を設けることで、注水ケース5における空気の冷却性能が向上し、除湿性能を向上できる。これに伴い、排気口62から排出される空気に含まれる湿気の量を一層少なくできるようになる。
【0038】
図10は本発明の第4実施例を示したものであり、この第4実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、トップカバー3において、排気口62の下方に位置させて、蓋32の長手方向に沿って上面が開口した溝状の水受け部70を一体に設けている。
このような構成とした場合には、蓋32の内面を伝って滴下する水滴をその水受け部70にて受けられるようになるので、水滴が機外へ流れ出ることを極力防止できるようなる。
【0039】
本発明は、上記した各実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
空気循環路20における吸気口27部分に、当該吸気口27を開閉する弁を設け、その弁を制御して、吸気口27から外気を導入する場合と外気を導入しない場合とを制御することで、注水ケース5側へ流れる風量を制御することができる。例えば、吸気口27を閉鎖した場合には、吸気口27から外気が導入されなくなるため、注水ケース5側へ流れる空気は殆どなく、空気循環路20を通して流れる空気はすべて循環するようになるので、乾燥を早くすることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、空気循環路における送風手段の上流側に位置させて外気を導入する吸気口を設けると共に、水槽内と連通した注水ケースに当該注水ケース内の空気を排出する排気口を設けた構成としたので、注水ケースが簡易的な熱交換器となり、水槽内の湿気の一部をこの注水ケースにおいて除去できるようになる。これにより、水冷式の除湿手段を備えたものにおいて、水槽内(ドラム内)の空気の湿気を、すべて空気循環路中の除湿手段において冷却水により冷却して除去する場合に比べて、乾燥のために使用する冷却水の使用量を少なくできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、乾燥時の空気の流れを示すための原理的な構成図
【図2】洗濯乾燥機の外観斜視図
【図3】概略的に示した縦断正面図
【図4】注水ケース部分の分解斜視図
【図5】注水ケース部分の縦断側面図
【図6】注水ケース部分の縦断正面図
【図7】乾燥行程における各部品の動作状態を示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図9】本発明の第3実施例を示す図6相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図6相当図
【符号の説明】
1は本体、2は外箱、3はトップカバー、5は注水ケース、10は水槽、12はドラム、14はドラム、15は連通孔、20は空気循環路、21はヒータ(加熱手段)、22はヒータケース、23は送風ファン(送風手段)、24はファンケース、25は熱交換器(除湿手段)、26は散水口、27は吸気口、30はケース本体、32は蓋、34は給水管(給水路)、38は給水弁ユニット(給水手段)、39はポンプ装置(給水手段)、42は第3の給水弁、62は排気口、65は滴下案内部、67は金属板、70は水受け部を示す。

Claims (7)

  1. 外箱内に配設された水槽と、
    この水槽内に回転可能に配設され、前記水槽内と連通する連通孔を有すると共に洗濯物が収容されるドラムと、
    前記水槽の外部に前記ドラム内と連通するように設けられた空気循環路と、
    この空気循環路中に設けられ、前記ドラム内の空気を前記空気循環路を通して循環させる送風手段と、
    この送風手段により前記ドラム内に供給される空気を加熱する加熱手段と、
    前記空気循環路中に設けられ、前記ドラムから排出された空気を水により冷却して除湿する除湿手段と、
    前記水槽の外部に当該水槽内と給水路を介して連通するように設けられ、給水手段から供給される水を前記給水路を通して前記水槽へ案内する注水ケースとを備えた洗濯乾燥機において、
    前記空気循環路における前記送風手段の上流側に位置させて外気を導入する吸気口を設けると共に、前記注水ケースに当該注水ケース内の空気を排出する排気口を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 吸気口の開口面積と排気口の開口面積とがほぼ同一となるように設定したことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 注水ケースは上部に開閉可能な蓋を備え、排気口は、前記蓋の周囲部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 蓋に、下方へ凸となり、当該蓋の下面に結露した水滴を注水ケース内に滴下させる滴下案内部を設けたことを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
  5. 蓋に金属板をインサート成形したことを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
  6. 蓋の周縁部に、蓋の内面に結露した水滴を受ける水受け部を設けたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
  7. ドラム内の洗濯物を乾燥させるための洗濯物乾燥行程の後に、除湿手段に冷却水を用いないで注水ケース内を乾燥させる注水ケース乾燥行程を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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