JP2004349963A - アナログ・デジタル放送受信装置 - Google Patents
アナログ・デジタル放送受信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004349963A JP2004349963A JP2003143797A JP2003143797A JP2004349963A JP 2004349963 A JP2004349963 A JP 2004349963A JP 2003143797 A JP2003143797 A JP 2003143797A JP 2003143797 A JP2003143797 A JP 2003143797A JP 2004349963 A JP2004349963 A JP 2004349963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- analog
- digital
- search
- digital broadcast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
【課題】地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の双方を受信可能なデジタル放送受信装置において、効率よくチャンネルサーチを行う。
【解決手段】地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の双方を受信可能なデジタル放送受信装置において、地上波アナログ放送のチャンネルサーチと地上波デジタル放送のチャンネルサーチを同時に実行し、地上波デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、地上波アナログ放送で既に受信できているチャンネルの周波数スキャンをスキップする。
【選択図】 図1
【解決手段】地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の双方を受信可能なデジタル放送受信装置において、地上波アナログ放送のチャンネルサーチと地上波デジタル放送のチャンネルサーチを同時に実行し、地上波デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、地上波アナログ放送で既に受信できているチャンネルの周波数スキャンをスキップする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の両方を受信できるアナログ・デジタル放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
関東・近畿・中京の3大広域圏では2003年末までに地上波デジタル放送が始まる予定で、その他の地域も2006年末までに開始される予定である。2011年くらいまではアナログ放送も継続される予定であり、過渡期はアナログ放送とデジタル放送が混在することになる予定である。
【0003】
またある地域で受信できるチャンネルを探すのは、チャンネルサーチと呼ばれる自動的に周波数ごとにチューナに選局が出来るかどうかの判定を行う機能が有用である。
【0004】
チャンネルサーチの基本的な仕組みはアナログもデジタルも同じだが、デジタル放送では、チャンネルを探す場合はチューナの選局後にNetwork Information Table(ネットワーク情報テーブル 以下NITと略す)を受信し、そこで伝送されるチャンネルデータを取得する必要がある。このため、デジタル放送ではチャンネルデータを取得するための時間が必要であり、アナログ放送と比較してチャンネルサーチに時間がかかる。例えばNITの再送周期を2秒とすると、最悪の場合、アナログ放送よりも1周波数あたり2秒遅れることになり、これが数十のチャンネルになると、それだけ遅延時間が長くなることになり、この遅延時間にどう対処するかが地上波デジタル放送受信装置における課題の1つとなっている。
【0005】
この解決例の1つとして特許文献1の技術がある。これは周波数(チャンネル)サーチを行い、各周波数がアナログ用かデジタル用か放送されていないかを判定する事により高速にサーチするものである。これはアナログ放送とデジタル放送が同一周波数に混在することはないためで、仮に混在している場合は混信し両方受信できなくなると考えられるためである。このようにサーチをする際に周波数同調後にチューナでアナログ放送かデジタル放送かを判定し、デジタルの判定を省く考えは存在する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−230689号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、すでにアナログのチャンネルが受信できている場合、周波数の同調は無駄である。受信できるアナログのチャンネルが事前に分かっているときは、デジタルのチャンネルサーチを行う際にアナログのチャンネルの周波数までもサーチしてしまうのは時間の無駄である。
【0008】
本発明の目的は、デジタルのチャンネルサーチを行う際に、より速くチャンネルサーチを行うことができるアナログ・デジタル放送受信装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、アナログ放送とデジタル放送の両方を受信できるアナログ・デジタル放送受信装置において、受信可能なアナログ放送のチャンネルをサーチして取得するアナログチャンネル取得手段と、受信可能なデジタル放送のチャンネルをサーチして取得するデジタルチャンネル取得手段と、前記デジタルチャンネル取得手段がデジタル放送のチャンネルサーチをする際に、前記アナログチャンネル取得手段により取得した受信可能なアナログ放送のチャンネルのサーチを前記デジタルチャンネル取得手段にスキップさせる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前回サーチした前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、情報を使用者に報知する手段とを具備し、前記制御手段は、前記両チャンネル管理手段に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、前記報知手段により前記相違に関する情報を報知することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、受信可能なチャンネルを登録して使用者が登録チャンネルを選択可能とする操作手段とを具備し、前記制御手段は、前記両チャンネル管理手段に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、新たに受信可能となったチャンネルは前記操作手段に登録し、受信不可能となったチャンネルは前記操作手段から削除することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記アナログ放送において放送されていないチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から放送されていない前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるアナログ・デジタル放送受信装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明によるアナログ・デジタル放送受信装置の一実施形態を示すブロック図である。
このアナログ・デジタル放送受信装置は、地上波アナログ放送及び地上波デジタル放送の電波を受信するアンテナ部11、受信した電波の検波を行う地上波デジタル放送用のチューナ部(デジタルチャンネル取得手段)12、電波から抽出された映像データと音声データが復号された後に出力されるディスプレイやスピーカ等からなる映像・音声出力部13、受信装置全体の動作を制御する制御部14、受信した電波の検波を行う地上波アナログ放送用のチューナ部(アナログチャンネル取得手段)15、受信可能な地上波アナログ放送のチャンネルを登録して管理するアナログチャンネル管理部16、受信可能な地上波デジタル放送のチャンネルを登録して管理するデジタルチャンネル管理部17から構成されている。
【0017】
以下に、このように構成された実施の形態による地上波アナログ・デジタル放送受信装置のチャンネルサーチの動作について説明する。
【0018】
図2は、従来のデジタル放送のチャンネルサーチ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101にて、チャンネルサーチをする最初の周波数を設定し、チャンネルサーチを開始する。制御部14は、ステップS102にてデジタルチューナ部12に対してTuning命令を実行し、ステップS103にてチューナステータスのチェックを行う。ステップS104にて選局できなかった場合、その後の処理を行わずにステップS107へ移動する。それ以降の処理はデジタル特有の処理で、ステップS105にてチューナから出ているTransport Stream(MPEGシステム規格にて規定されるトランスポートストリーム:以下TSと略す)データからNITやSIを受信し、ステップS106にて前記のデータからチャンネル対応表を作成する。ステップS107で次の周波数がある場合は次の周波数を設定し、ステップS102へ戻り、そうでない場合は処理を終える。
【0019】
図3にて本発明による地上波デジタル放送のチャンネルサーチ処理の流れを説明する。
ステップS201にて、制御部14は、チャンネルサーチをする最初の周波数を設定し、チャンネルサーチを開始する。次にステップS202にて、制御部14は、デジタルチューナ部12にチューニング動作を行わせる前に、アナログチューナ部15が地上波アナログ放送で受信できるかどうかの判定を行い、受信できないと判定した場合には、デジタルチューナ部12による地上波デジタル放送のスキャンが必要だということでステップS203へ移行する。受信できると判定した場合には、すでに地上波アナログ放送で受信できるため、地上波デジタル放送のスキャンは必要ないということで、S203からS207の間の処理をスキップする。
【0020】
地上波デジタル放送のスキャンが必要な場合、後は図2にて説明したものと同じように、制御部14は、ステップS203にてデジタルチューナ部12に対してTuning命令を実行し、ステップS204にてチューナステータスのチェックを行う。ステップS205にて選局できなかった場合、その後の処理を行わずに、ステップS208へ移動する。選局できた場合、ステップS206にてデジタルチューナ部12から出ているTSデータからNITやSIを受信する。ステップS207にて前記のデータからチャンネル対応表を作成し、デジタルチャンネル管理部17に登録する。ステップS208で次の周波数がある場合は次の周波数を設定し、ステップS202へ戻り、そうでない場合は処理を終える。
【0021】
従来の例と比べて分かるようにアナログ放送で受信できているチャンネルの場合、S203からS207の処理が不要であり、そのチャンネル分チャンネルサーチの処理を短縮できることになる。
【0022】
図4を参照して、本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置において、実際に時系列でどのような処理がなされているかを説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の時間的流れを示す説明図である。なお、デジタル放送のVHFにおける送信はない予定だが、理解を容易にするため、アナログ放送・デジタル放送ともそれぞれチャンネル1からサーチを行うものとする。また、図4において、下方向が時間軸を表し、デジタル放送がアナログ放送のサーチに比べて3倍の時間がかかることとする。
【0023】
図4に示す例では、まず、制御部14はアナログチューナ部15にチャンネル1から順に受信可能なチャンネルをスキャンさせる。まず、アナログチューナ部15はチャンネル1をサーチし、アナログ放送のチャンネル1が受信可能であることを検出する。そしてチャンネル1を受信可能なチャンネルデータとして、アナログチャンネル管理部16に登録する。次に、アナログチューナ部15にアナログ放送のチャンネル2のサーチを開始させると同時に、デジタル放送のチャンネル1のサーチが必要なくなったので、デジタルチューナ部12にデジタル放送のチャンネル2のサーチを開始させる。そして、アナログチューナ部15がアナログ放送のチャンネル2の同調に失敗すると、制御部14は、次のチャンネルのサーチをさせ、アナログ放送のチャンネル3,4が見つかる。それと同時に、デジタルチューナ部12がデジタル放送のチャンネル2のサーチを終了する。そして、チャンネル2を受信可能なチャンネルデータとして、デジタルチャンネル管理部17に登録する。
【0024】
続いて、アナログチューナ部12がチャンネル9の同調に失敗し、チャンネル8,10が受信可能チャンネルとして検出し、制御部14はアナログチャンネル管理部16に受信可能チャンネルとして登録する。その間、デジタルチューナ部12は、チャンネル6がアナログ放送の受信可能なチャンネルとして検出されているため、デジタルチューナ部12によるチャンネル6のサーチをスキップし、チャンネル7のサーチを行う。
【0025】
続いて、制御部14はアナログチューナ部15にチャンネル11のサーチを開始させる。その間、デジタルチューナ部12は、チャンネル8がアナログ放送の受信可能なチャンネルとして検出されているため、サーチをスキップし、チャンネル9のサーチを行う。
【0026】
本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置では、上述した処理を順次行うことにより、チャンネルサーチ処理が実行される。
【0027】
次に、アナログ放送が放送されていないと推測できる範囲においてデジタル放送のサーチを行うことにより、効率的にチャンネルサーチを行う方法について説明する。
【0028】
例えば、図5に示すように、姫路・明石の両方のアナログ放送を視聴可能な地域では、49チャンネル〜62チャンネルがアナログ放送のチャンネルとして連続して存在している。この地域において、仮に、デジタル放送のチャンネルサーチを62チャンネルから降順で行うとする。本来、図5に示す例では、62チャンネル〜49チャンネルのチャンネルサーチは無駄であるため、48チャンネルからチャンネルサーチを開始すればよいはずである。しかしながら、先に説明した方法では、アナログチューナ部15がアナログ放送のチャンネルサーチを終えるのを待つため、アナログ放送の49チャンネルのチャンネルサーチが終わった後に、初めて48チャンネルのチャンネルサーチを行うこととなる。
【0029】
そこで、アナログ放送に対するチャンネルサーチの待ち時間を無くして、効率よくチャンネルサーチを行う方法を次に述べる。
すなわち、図5に示すような特定地域における受信可能なチャンネルのデータベースをアナログチャンネル管理部16にあらかじめ用意する。制御部14が、ユーザからの地域設定入力に基づいて、その地域のアナログ放送用の受信可能チャンネルをアナログチャンネル管理部16から取得して、取得したチャンネルに対するチャンネルサーチを後回しに図3の手順に従いサーチを行う。つまり、データベースのチャンネル49〜69を飛ばしてチャンネル48から順にサーチを始め、さらにチャンネル30,19も飛ばして残りのチャンネルのサーチを行う。
【0030】
また、地上波アナログ放送で既にチャンネルサーチを行った場合に、その結果として受信可能なチャンネルをデータとしてアナログチャンネル管理部16に登録して、これに基づいて地上波アナログ放送で受信可能なチャンネルに対するチャンネルサーチを後回しにすることによっても、効率よくデジタル放送のチャンネルサーチを行うことができる。
【0031】
図6は、特定の地域において地上波アナログ放送で受信できるチャンネルのデータベースを示す模式図である。このデータベースが特定地域において前回サーチのときにアナログチャンネル管理部16に登録されており、まず制御部14は、これを除くチャンネル2,5,7,9…から先に図3の手順に従って順にサーチを行う。これらチャンネルのサーチが終了後、図6に記載のチャンネルについて、受信可能であるかを確認する意味でサーチを行う。こうして、効率よくチャンネルサーチを行うことができる。
【0032】
また、他の例として、図7に示すように、全国で使用されていないアナログ放送チャンネルのデータベースをアナログチャンネル管理部16に備える。そして、図7のチャンネル13,15,45,47を先にチャンネルサーチし、それが終わってから残りのチャンネルをサーチする。このことによっても、効率よくチャンネルサーチを行うことができる。
【0033】
また、アナログ放送のチャンネルサーチを行った後では、アナログチャンネル管理部16に、図8に示すように、地上波アナログ放送で新たにチャンネルサーチを行った結果と、前回チャンネルサーチを行った結果とが登録されている。そこで、制御部14は、今回のサーチ結果と前回のサーチ結果をアナログチャンネル管理部16から取得して比較し、相違があれば、この相違についてユーザに報知するようにしてもよい。図8に示す例では、比較結果としてチャンネル8がなくなっているので、例えばディスプレイ等にその旨を表示することにより、チャンネル8がなくなったことをユーザに報知すればよい。
【0034】
また、制御部14は、新たに受信可能としてチャンネル8が増える場合には、自動的にチャンネル8を操作手段としてのリモコンキーに割り当て登録してもよいし、チャンネル8が受信不可能となった場合には、リモコンキーから削除する。こうして、常に使用可能なキーがリモコンに登録されているので、ユーザは現在受信可能なチャンネルをすぐ選択できる。
【0035】
なお、アナログチャンネルについて記載したが、デジタルチャンネルについても、同様に今回のサーチ結果と前回のサーチ結果を比較して、相違している場合には、報知したり、リモコンに登録削除したりできる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係るデジタル放送受信装置によれば、地上波アナログ放送で既に受信できているチャンネルの周波数スキャンをスキップすることにより、効率よくチャンネルサーチを行い、チャンネルサーチに対するユーザの無駄な待ち時間を減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の一般的なデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】地上波アナログ放送で受信できているチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図5】特定の地域において地上波アナログ放送で受信できるチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の時間的流れを示す説明図である。
【図7】全国で使用されていない地上波アナログ放送のチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図8】地上波アナログ放送をチャンネルサーチした結果と前回チャンネルサーチした結果の比較を示す模式図である。
【符号の説明】
11 アンテナ部
12 デジタルチューナ部
13 映像・音声出力部
14 制御部
15 アナログチューナ部
16 アナログ放送チャンネル管理部
17 デジタル放送チャンネル管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の両方を受信できるアナログ・デジタル放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
関東・近畿・中京の3大広域圏では2003年末までに地上波デジタル放送が始まる予定で、その他の地域も2006年末までに開始される予定である。2011年くらいまではアナログ放送も継続される予定であり、過渡期はアナログ放送とデジタル放送が混在することになる予定である。
【0003】
またある地域で受信できるチャンネルを探すのは、チャンネルサーチと呼ばれる自動的に周波数ごとにチューナに選局が出来るかどうかの判定を行う機能が有用である。
【0004】
チャンネルサーチの基本的な仕組みはアナログもデジタルも同じだが、デジタル放送では、チャンネルを探す場合はチューナの選局後にNetwork Information Table(ネットワーク情報テーブル 以下NITと略す)を受信し、そこで伝送されるチャンネルデータを取得する必要がある。このため、デジタル放送ではチャンネルデータを取得するための時間が必要であり、アナログ放送と比較してチャンネルサーチに時間がかかる。例えばNITの再送周期を2秒とすると、最悪の場合、アナログ放送よりも1周波数あたり2秒遅れることになり、これが数十のチャンネルになると、それだけ遅延時間が長くなることになり、この遅延時間にどう対処するかが地上波デジタル放送受信装置における課題の1つとなっている。
【0005】
この解決例の1つとして特許文献1の技術がある。これは周波数(チャンネル)サーチを行い、各周波数がアナログ用かデジタル用か放送されていないかを判定する事により高速にサーチするものである。これはアナログ放送とデジタル放送が同一周波数に混在することはないためで、仮に混在している場合は混信し両方受信できなくなると考えられるためである。このようにサーチをする際に周波数同調後にチューナでアナログ放送かデジタル放送かを判定し、デジタルの判定を省く考えは存在する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−230689号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、すでにアナログのチャンネルが受信できている場合、周波数の同調は無駄である。受信できるアナログのチャンネルが事前に分かっているときは、デジタルのチャンネルサーチを行う際にアナログのチャンネルの周波数までもサーチしてしまうのは時間の無駄である。
【0008】
本発明の目的は、デジタルのチャンネルサーチを行う際に、より速くチャンネルサーチを行うことができるアナログ・デジタル放送受信装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、アナログ放送とデジタル放送の両方を受信できるアナログ・デジタル放送受信装置において、受信可能なアナログ放送のチャンネルをサーチして取得するアナログチャンネル取得手段と、受信可能なデジタル放送のチャンネルをサーチして取得するデジタルチャンネル取得手段と、前記デジタルチャンネル取得手段がデジタル放送のチャンネルサーチをする際に、前記アナログチャンネル取得手段により取得した受信可能なアナログ放送のチャンネルのサーチを前記デジタルチャンネル取得手段にスキップさせる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前回サーチした前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、情報を使用者に報知する手段とを具備し、前記制御手段は、前記両チャンネル管理手段に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、前記報知手段により前記相違に関する情報を報知することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、受信可能なチャンネルを登録して使用者が登録チャンネルを選択可能とする操作手段とを具備し、前記制御手段は、前記両チャンネル管理手段に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、新たに受信可能となったチャンネルは前記操作手段に登録し、受信不可能となったチャンネルは前記操作手段から削除することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記アナログ放送において放送されていないチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から放送されていない前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるアナログ・デジタル放送受信装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明によるアナログ・デジタル放送受信装置の一実施形態を示すブロック図である。
このアナログ・デジタル放送受信装置は、地上波アナログ放送及び地上波デジタル放送の電波を受信するアンテナ部11、受信した電波の検波を行う地上波デジタル放送用のチューナ部(デジタルチャンネル取得手段)12、電波から抽出された映像データと音声データが復号された後に出力されるディスプレイやスピーカ等からなる映像・音声出力部13、受信装置全体の動作を制御する制御部14、受信した電波の検波を行う地上波アナログ放送用のチューナ部(アナログチャンネル取得手段)15、受信可能な地上波アナログ放送のチャンネルを登録して管理するアナログチャンネル管理部16、受信可能な地上波デジタル放送のチャンネルを登録して管理するデジタルチャンネル管理部17から構成されている。
【0017】
以下に、このように構成された実施の形態による地上波アナログ・デジタル放送受信装置のチャンネルサーチの動作について説明する。
【0018】
図2は、従来のデジタル放送のチャンネルサーチ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101にて、チャンネルサーチをする最初の周波数を設定し、チャンネルサーチを開始する。制御部14は、ステップS102にてデジタルチューナ部12に対してTuning命令を実行し、ステップS103にてチューナステータスのチェックを行う。ステップS104にて選局できなかった場合、その後の処理を行わずにステップS107へ移動する。それ以降の処理はデジタル特有の処理で、ステップS105にてチューナから出ているTransport Stream(MPEGシステム規格にて規定されるトランスポートストリーム:以下TSと略す)データからNITやSIを受信し、ステップS106にて前記のデータからチャンネル対応表を作成する。ステップS107で次の周波数がある場合は次の周波数を設定し、ステップS102へ戻り、そうでない場合は処理を終える。
【0019】
図3にて本発明による地上波デジタル放送のチャンネルサーチ処理の流れを説明する。
ステップS201にて、制御部14は、チャンネルサーチをする最初の周波数を設定し、チャンネルサーチを開始する。次にステップS202にて、制御部14は、デジタルチューナ部12にチューニング動作を行わせる前に、アナログチューナ部15が地上波アナログ放送で受信できるかどうかの判定を行い、受信できないと判定した場合には、デジタルチューナ部12による地上波デジタル放送のスキャンが必要だということでステップS203へ移行する。受信できると判定した場合には、すでに地上波アナログ放送で受信できるため、地上波デジタル放送のスキャンは必要ないということで、S203からS207の間の処理をスキップする。
【0020】
地上波デジタル放送のスキャンが必要な場合、後は図2にて説明したものと同じように、制御部14は、ステップS203にてデジタルチューナ部12に対してTuning命令を実行し、ステップS204にてチューナステータスのチェックを行う。ステップS205にて選局できなかった場合、その後の処理を行わずに、ステップS208へ移動する。選局できた場合、ステップS206にてデジタルチューナ部12から出ているTSデータからNITやSIを受信する。ステップS207にて前記のデータからチャンネル対応表を作成し、デジタルチャンネル管理部17に登録する。ステップS208で次の周波数がある場合は次の周波数を設定し、ステップS202へ戻り、そうでない場合は処理を終える。
【0021】
従来の例と比べて分かるようにアナログ放送で受信できているチャンネルの場合、S203からS207の処理が不要であり、そのチャンネル分チャンネルサーチの処理を短縮できることになる。
【0022】
図4を参照して、本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置において、実際に時系列でどのような処理がなされているかを説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の時間的流れを示す説明図である。なお、デジタル放送のVHFにおける送信はない予定だが、理解を容易にするため、アナログ放送・デジタル放送ともそれぞれチャンネル1からサーチを行うものとする。また、図4において、下方向が時間軸を表し、デジタル放送がアナログ放送のサーチに比べて3倍の時間がかかることとする。
【0023】
図4に示す例では、まず、制御部14はアナログチューナ部15にチャンネル1から順に受信可能なチャンネルをスキャンさせる。まず、アナログチューナ部15はチャンネル1をサーチし、アナログ放送のチャンネル1が受信可能であることを検出する。そしてチャンネル1を受信可能なチャンネルデータとして、アナログチャンネル管理部16に登録する。次に、アナログチューナ部15にアナログ放送のチャンネル2のサーチを開始させると同時に、デジタル放送のチャンネル1のサーチが必要なくなったので、デジタルチューナ部12にデジタル放送のチャンネル2のサーチを開始させる。そして、アナログチューナ部15がアナログ放送のチャンネル2の同調に失敗すると、制御部14は、次のチャンネルのサーチをさせ、アナログ放送のチャンネル3,4が見つかる。それと同時に、デジタルチューナ部12がデジタル放送のチャンネル2のサーチを終了する。そして、チャンネル2を受信可能なチャンネルデータとして、デジタルチャンネル管理部17に登録する。
【0024】
続いて、アナログチューナ部12がチャンネル9の同調に失敗し、チャンネル8,10が受信可能チャンネルとして検出し、制御部14はアナログチャンネル管理部16に受信可能チャンネルとして登録する。その間、デジタルチューナ部12は、チャンネル6がアナログ放送の受信可能なチャンネルとして検出されているため、デジタルチューナ部12によるチャンネル6のサーチをスキップし、チャンネル7のサーチを行う。
【0025】
続いて、制御部14はアナログチューナ部15にチャンネル11のサーチを開始させる。その間、デジタルチューナ部12は、チャンネル8がアナログ放送の受信可能なチャンネルとして検出されているため、サーチをスキップし、チャンネル9のサーチを行う。
【0026】
本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置では、上述した処理を順次行うことにより、チャンネルサーチ処理が実行される。
【0027】
次に、アナログ放送が放送されていないと推測できる範囲においてデジタル放送のサーチを行うことにより、効率的にチャンネルサーチを行う方法について説明する。
【0028】
例えば、図5に示すように、姫路・明石の両方のアナログ放送を視聴可能な地域では、49チャンネル〜62チャンネルがアナログ放送のチャンネルとして連続して存在している。この地域において、仮に、デジタル放送のチャンネルサーチを62チャンネルから降順で行うとする。本来、図5に示す例では、62チャンネル〜49チャンネルのチャンネルサーチは無駄であるため、48チャンネルからチャンネルサーチを開始すればよいはずである。しかしながら、先に説明した方法では、アナログチューナ部15がアナログ放送のチャンネルサーチを終えるのを待つため、アナログ放送の49チャンネルのチャンネルサーチが終わった後に、初めて48チャンネルのチャンネルサーチを行うこととなる。
【0029】
そこで、アナログ放送に対するチャンネルサーチの待ち時間を無くして、効率よくチャンネルサーチを行う方法を次に述べる。
すなわち、図5に示すような特定地域における受信可能なチャンネルのデータベースをアナログチャンネル管理部16にあらかじめ用意する。制御部14が、ユーザからの地域設定入力に基づいて、その地域のアナログ放送用の受信可能チャンネルをアナログチャンネル管理部16から取得して、取得したチャンネルに対するチャンネルサーチを後回しに図3の手順に従いサーチを行う。つまり、データベースのチャンネル49〜69を飛ばしてチャンネル48から順にサーチを始め、さらにチャンネル30,19も飛ばして残りのチャンネルのサーチを行う。
【0030】
また、地上波アナログ放送で既にチャンネルサーチを行った場合に、その結果として受信可能なチャンネルをデータとしてアナログチャンネル管理部16に登録して、これに基づいて地上波アナログ放送で受信可能なチャンネルに対するチャンネルサーチを後回しにすることによっても、効率よくデジタル放送のチャンネルサーチを行うことができる。
【0031】
図6は、特定の地域において地上波アナログ放送で受信できるチャンネルのデータベースを示す模式図である。このデータベースが特定地域において前回サーチのときにアナログチャンネル管理部16に登録されており、まず制御部14は、これを除くチャンネル2,5,7,9…から先に図3の手順に従って順にサーチを行う。これらチャンネルのサーチが終了後、図6に記載のチャンネルについて、受信可能であるかを確認する意味でサーチを行う。こうして、効率よくチャンネルサーチを行うことができる。
【0032】
また、他の例として、図7に示すように、全国で使用されていないアナログ放送チャンネルのデータベースをアナログチャンネル管理部16に備える。そして、図7のチャンネル13,15,45,47を先にチャンネルサーチし、それが終わってから残りのチャンネルをサーチする。このことによっても、効率よくチャンネルサーチを行うことができる。
【0033】
また、アナログ放送のチャンネルサーチを行った後では、アナログチャンネル管理部16に、図8に示すように、地上波アナログ放送で新たにチャンネルサーチを行った結果と、前回チャンネルサーチを行った結果とが登録されている。そこで、制御部14は、今回のサーチ結果と前回のサーチ結果をアナログチャンネル管理部16から取得して比較し、相違があれば、この相違についてユーザに報知するようにしてもよい。図8に示す例では、比較結果としてチャンネル8がなくなっているので、例えばディスプレイ等にその旨を表示することにより、チャンネル8がなくなったことをユーザに報知すればよい。
【0034】
また、制御部14は、新たに受信可能としてチャンネル8が増える場合には、自動的にチャンネル8を操作手段としてのリモコンキーに割り当て登録してもよいし、チャンネル8が受信不可能となった場合には、リモコンキーから削除する。こうして、常に使用可能なキーがリモコンに登録されているので、ユーザは現在受信可能なチャンネルをすぐ選択できる。
【0035】
なお、アナログチャンネルについて記載したが、デジタルチャンネルについても、同様に今回のサーチ結果と前回のサーチ結果を比較して、相違している場合には、報知したり、リモコンに登録削除したりできる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係るデジタル放送受信装置によれば、地上波アナログ放送で既に受信できているチャンネルの周波数スキャンをスキップすることにより、効率よくチャンネルサーチを行い、チャンネルサーチに対するユーザの無駄な待ち時間を減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の一般的なデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】地上波アナログ放送で受信できているチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図5】特定の地域において地上波アナログ放送で受信できるチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルサーチ処理の時間的流れを示す説明図である。
【図7】全国で使用されていない地上波アナログ放送のチャンネルのデータベースを示す模式図である。
【図8】地上波アナログ放送をチャンネルサーチした結果と前回チャンネルサーチした結果の比較を示す模式図である。
【符号の説明】
11 アンテナ部
12 デジタルチューナ部
13 映像・音声出力部
14 制御部
15 アナログチューナ部
16 アナログ放送チャンネル管理部
17 デジタル放送チャンネル管理部
Claims (6)
- アナログ放送とデジタル放送の両方を受信できるアナログ・デジタル放送受信装置において、
受信可能なアナログ放送のチャンネルをサーチして取得するアナログチャンネル取得手段と、
受信可能なデジタル放送のチャンネルをサーチして取得するデジタルチャンネル取得手段と、
前記デジタルチャンネル取得手段がデジタル放送のチャンネルサーチをする際に、前記アナログチャンネル取得手段により取得した受信可能なアナログ放送のチャンネルのサーチを前記デジタルチャンネル取得手段にスキップさせる制御手段とを具備することを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のアナログ・デジタル放送受信装置において、受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、
前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のアナログ・デジタル放送受信装置において、
サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、
前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から前回サーチした前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネル以外のチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のアナログ・デジタル放送受信装置において、
前記アナログ放送において放送されていないチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段を具備し、
前記制御手段は、前記デジタルチャンネル取得手段が前記デジタル放送のチャンネルサーチを実行する際に、前記アナログチャンネル管理手段から放送されていない前記アナログチャンネルを取得し、該アナログチャンネルに対するサーチを先に前記デジタルチャンネル取得手段に実行させることを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のアナログ・デジタル放送受信装置において、
サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、
サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、
情報を使用者に報知する手段とを具備し、
前記制御手段は、少なくとも前記チャンネル管理手段の一方に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、前記報知手段により前記相違に関する情報を報知することを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のアナログ・デジタル放送受信装置において、
サーチした受信可能なアナログ放送のチャンネルに関するデータを登録するアナログチャンネル管理手段と、
サーチした受信可能なデジタル放送のチャンネルに関するデータを登録するデジタルチャンネル管理手段と、
受信可能なチャンネルを登録して使用者が登録チャンネルを選択可能とする操作手段とを具備し、
前記制御手段は、少なくとも前記チャンネル管理手段の一方に登録されている今回のチャンネルサーチの結果と、前回のチャンネルサーチの結果とを比較し、前記比較結果が相違した場合に、新たに受信可能となったチャンネルは前記操作手段に登録し、受信不可能となったチャンネルは前記操作手段から削除することを特徴とするアナログ・デジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143797A JP2004349963A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | アナログ・デジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143797A JP2004349963A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | アナログ・デジタル放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004349963A true JP2004349963A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33531465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003143797A Pending JP2004349963A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | アナログ・デジタル放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004349963A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259071A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Sharp Corp | 放送受信装置 |
KR100800784B1 (ko) | 2006-11-28 | 2008-02-01 | 엘지전자 주식회사 | 단일 튜너를 이용한 자동 채널 검색 방법 및 장치 |
EP1998447A2 (en) | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Vestel Elektronik Sanayi ve Ticaret A.S. | Method for estimating the type of broadcast for minimizing the time for channel installation |
WO2009018766A1 (en) * | 2007-08-08 | 2009-02-12 | Mediatek Inc. | Apparatuses and methods for scanning digital and analog television channels |
-
2003
- 2003-05-21 JP JP2003143797A patent/JP2004349963A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259071A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Sharp Corp | 放送受信装置 |
KR100800784B1 (ko) | 2006-11-28 | 2008-02-01 | 엘지전자 주식회사 | 단일 튜너를 이용한 자동 채널 검색 방법 및 장치 |
EP1998447A2 (en) | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Vestel Elektronik Sanayi ve Ticaret A.S. | Method for estimating the type of broadcast for minimizing the time for channel installation |
WO2009018766A1 (en) * | 2007-08-08 | 2009-02-12 | Mediatek Inc. | Apparatuses and methods for scanning digital and analog television channels |
US8724034B2 (en) | 2007-08-08 | 2014-05-13 | Mediatek Inc. | Apparatuses and methods for scanning television channels |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7788697B2 (en) | Digital broadcast receiver apparatus, digital broadcast receiving method and program | |
US8120712B2 (en) | Channel selection in a receiver for terrestrial digital television broadcasting | |
EP2416569B1 (en) | Digital broadcast receiver | |
US7177640B2 (en) | Method of scanning channel of digital television | |
JP4176519B2 (ja) | デジタル放送受信装置 | |
JP2004112079A (ja) | 放送受信装置及び放送受信方法 | |
JP2011130005A (ja) | デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法 | |
JP2004179718A (ja) | 放送受信装置 | |
US20070060082A1 (en) | Receiving apparatus | |
US8533769B2 (en) | Digital broadcast receiver and digital broadcast receiving method | |
US8521236B2 (en) | Mobile terminal capable of receiving mobile broadcast services and channel control method therefor | |
JP2005045508A (ja) | 受信装置および受信方法 | |
JP2004349963A (ja) | アナログ・デジタル放送受信装置 | |
JP2007288603A (ja) | 放送受信装置 | |
JP2004363806A (ja) | 放送受信装置及び放送受信方法 | |
JP2004064590A (ja) | 移動体用ディジタル放送受信装置 | |
JP2004312384A (ja) | アナログ・デジタル放送受信装置 | |
EP2493098A1 (en) | Radio broadcasting receiver | |
JP2004165861A (ja) | ディジタル放送受信装置 | |
JP2004320638A (ja) | デジタル放送受信装置 | |
JP2867494B2 (ja) | ラジオ・データ・システム | |
KR100657106B1 (ko) | 디지털 방송 수신기에서 자동 채널 설정 방법 | |
JP4734422B2 (ja) | 周波数設定プログラムおよび電子機器 | |
JP3075101U (ja) | 選局装置 | |
JP2010220208A (ja) | 放送受信機、放送受信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081014 |