JP2004346634A - 梁鋼材と柱鉄筋との接合構造 - Google Patents

梁鋼材と柱鉄筋との接合構造 Download PDF

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Akinobu Nakazawa
昭伸 中澤
Mitsuo Kobayashi
光男 小林
Takashi Suwada
高士 須和田
Hirobumi Yoshikawa
寛文 吉川
Fumio Sasaki
文雄 佐々木
Shinichi Nawata
信一 縄田
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ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KENKYUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
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ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KENKYUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
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Abstract

【課題】多数の柱鉄筋を配筋できるようにする。また、梁鋼材に多数の柱鉄筋を取り付けた場合の梁鋼材側の強度を確保する。
【解決手段】梁鋼材(2)の外側面の柱鉄筋定着位置に鉄筋用継手ブラケット(10)を固着し、柱鉄筋(12)の先端を継手ブラケットに取り付けて、柱鉄筋を梁鋼材に接合する。梁鋼材の柱鉄筋定着位置近傍の内側面(5)に補強部材(8)を取り付けるとよい。補強部材を柱鉄筋の配列と一致させて又は略平行に取り付けるとよい。梁鋼材はH形鋼からなり、補強部材はH形鋼の柱鉄筋定着位置近傍の梁フランジ(3)の内側面(5)と、この内側面に連続する梁ウェブ(6)と、梁ウェブに連続する反対側の梁フランジの内側面とに溶着された全面補強板(8)からなるとよい。柱鉄筋が鉄骨鉄筋コンクリート柱の柱鉄筋であるとき、補強部材は柱を中心に柱鉄筋の配列よりも外側に取り付けられるとよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、梁鋼材と柱鉄筋との接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート柱(以下、RC柱ともいう)、鉄骨鉄筋コンクリート柱(以下、SRC柱ともいう)等の柱鉄筋を梁鋼材、例えば、鉄骨鉄筋コンクリート梁(以下、SRC梁ともいう)の鉄骨部、鉄骨梁(以下、S梁ともいう)等に接合する接合構造として、SRC梁の鉄骨部、S梁等の梁フランジに貫通孔を設け、この貫通孔に柱鉄筋を通したり、あるいは梁フランジに柱鉄筋を直接溶着する等の方法も考えられる。
【0003】
しかしながら、前者については、SRC梁、S梁等の耐力を低下させ、また後者については、現場溶接のため信頼性に欠け、極めて作業性が悪い等の問題がある。このため、従来の柱鉄筋を梁鋼材に接合する接合構造としては、主筋である柱鉄筋をSRC梁の鉄骨部、S梁等を避けて、その周囲に通して配筋するのが一般的な方法となっている(例えば、特許文献参照)。
【0004】
【特許文献】
特開平11−100900号公報(第1−4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の柱鉄筋を梁鋼材に接合する接合構造は、主筋である柱鉄筋を、SRC梁の鉄骨部、S梁等を避けて、その周囲に通して配筋する。つまり、柱鉄筋は柱の角部近傍にだけ配筋される形となる。このため、柱の周囲に多数の鉄筋を配筋することができず、柱鉄筋について充分な鉄筋耐力を確保することが難しいという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、貫通孔等によって梁鋼材の耐力を低下させることがなく、また信頼性と作業性とを損なうことなく、多数の柱鉄筋を配筋することができ、これにより充分な鉄筋耐力を確保することができる梁鋼材と柱鉄筋との接合構造を提供することを課題とする。
【0007】
また、梁鋼材に多数の柱鉄筋を取り付けた場合、梁鋼材側において、鉄筋耐力を受けるだけの充分な強度を確保することが困難となり、結果的に所望の鉄筋耐力を得ることができなくなるおそれもある。
【0008】
本発明はこのような問題も解決するためになされたもので、梁鋼材に多数の柱鉄筋を取り付けた場合にも、梁鋼材側において充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができる梁鋼材と柱鉄筋との接合構造を提供することも課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、梁鋼材の外側面の柱鉄筋定着位置に鉄筋用継手ブラケットを固着し、柱鉄筋の先端を継手ブラケットに取り付けて柱鉄筋を梁鋼材に接合することにある。
【0010】
このように、柱鉄筋の先端を梁鋼材に接合することにより、多数の柱鉄筋を配筋することが可能となる。また、梁鋼材には鉄筋貫通孔を設けないから、梁鋼材の耐力を低下させることがない。さらに、施工前に工場において継手ブラケットを梁鋼材に取り付けておけば、現場においては柱鉄筋を継手ブラケットに取り付けるだけであるから、鉄筋の接合作業は信頼性が高く、作業性にも優れたものとなる。
【0011】
例えば、梁鋼材は、鉄骨鉄筋コンクリート梁の鉄骨部又は鉄骨梁である。
【0012】
例えば、継手ブラケットはねじ鉄筋用継手ブラケットからなり、柱鉄筋はねじ鉄筋からなり、柱鉄筋の先端が継手ブラケットにねじ込まれて柱鉄筋が梁鋼材に取り付けられる。又は、継手ブラケットはメートルねじ用ねじ孔を有し、柱鉄筋の先端に継手を介してメートルねじ用ボルトが取り付けられ、このボルトが継手ブラケットのねじ孔にねじ込まれて柱鉄筋が梁鋼材に取り付けられる。
【0013】
梁鋼材の柱鉄筋定着位置近傍の内側面に補強部材を取り付けるとよい。このように、梁鋼材の柱鉄筋定着位置近傍の内側面に補強部材を取り付けることにより、梁鋼材側において鉄筋耐力を受けるための充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができるようになる。なお、柱鉄筋定着位置近傍には、各柱鉄筋の梁鋼材に対する応力作用領域が広く含まれる。
【0014】
補強部材を柱鉄筋の配列と一致させて又は略平行に取り付けるとよい。このようにすれば、鉄筋耐力の確保において補強部材がより直接的に作用するようになる。
【0015】
例えば、梁鋼材は、H形鋼からなり、補強部材は、H形鋼の柱鉄筋定着位置近傍の梁フランジの内側面と、この内側面に連続する梁ウェブと、梁ウェブに連続する反対側の梁フランジの内側面とに溶着された全面補強板からなる。
【0016】
柱鉄筋が鉄骨鉄筋コンクリート柱の柱鉄筋であるとき、補強部材は、柱を中心に柱鉄筋の配列よりも外側に取り付けられるとよい。柱がSRC柱の場合には、その鉄骨柱が邪魔となり、補強部材を柱鉄筋の配列に一致させて溶接することが困難な場合がある。しかしながら、補強部材を柱を中心に柱鉄筋の配列よりも外側に取り付けることにより、梁鋼材に対する補強部材の溶接作業が極めて容易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第1の発明の実施の形態を、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、SRC梁1とRC柱11を構築する場合を示す。図1(a)及び(b)に示すように、SRC梁1は、一例としてのH形鋼からなる鉄骨部2を有する。現場に搬送される前に工場において、鉄骨部2の梁フランジ3の上面(外側面)4に、一例としてのねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット10を各柱鉄筋定着位置に溶着(固着)する。なお、図1に示す継手ブラケット10の数は各柱鉄筋12の配列につき3個であるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、1ないし2個、あるいは4個以上であってもよい。
【0019】
また、鉄骨部2の梁フランジ3の内側面5と、この内側面5に連続する梁ウェブ6と、この梁ウェブ6に連続する反対側の梁フランジ3の内側面5とに、全面補強板8をそれぞれ溶着して取り付ける。補強板8は、各柱鉄筋定着位置に、かつ柱鉄筋12の配列と一致させてそれぞれ取り付けられる。補強板8の厚さは、柱鉄筋12の耐力に充分に応じたものとされる。
【0020】
図2に示すように、ねじ鉄筋用のねじ孔を有する継手ブラケット10に、ねじ鉄筋からなる柱鉄筋12の先端をねじ込んでそれぞれ取り付ける。柱鉄筋12に予め仮付けしておいた止めナット13を締めつけて、柱鉄筋12を継手ブラケット10に固定する。図1(a)及び(b)に示すように、他の柱鉄筋14、梁鉄筋15、フープ筋16、スターラップ17等の必要な配筋を行なう。コンクリート18を打設して、SRC梁1とRC柱11を構築する。
【0021】
上述のSRC梁1とRC柱11において、継手ブラケット10は施工前に工場において溶着されるから精度がよく信頼性の高いものが得られ、SRC梁1の鉄骨部2は鉄筋貫通孔がないから十分な耐力が保持され、鉄筋の接合作業は各柱鉄筋12の先端を継手ブラケット10にねじ込むだけであるから容易かつ迅速に施工でき、作業性に優れる。
【0022】
また、上述のSRC梁1とRC柱11は、SRC梁1の鉄骨部2の内側面5に補強部材、特に全面補強板8を取り付けたから、SRC梁1の鉄骨部2側において柱鉄筋12の耐力に応じた充分な強度を確保することができる。さらに、補強板8を梁フランジ3の内側面5の柱鉄筋定着位置に、かつ柱鉄筋12の配列に一致させて取り付けたことにより、鉄筋耐力の確保において補強板8がより直接的に作用する。したがって、この梁鋼材と柱鉄筋との接合構造は、SRC梁1の鉄骨部2に多数の柱鉄筋12を取り付けた場合にも、SRC梁1の鉄骨部2側において充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができる。
【0023】
なお、上述のSRC梁1とRC柱11において、板状の補強部材を取り付けたが、これに限定されるものではなく、その形状はどのようなものであってもよい。また、補強板を必ずしもSRC梁の鉄骨部の内側面の柱鉄筋定着位置に取り付ける必要はなく、その近傍に取り付けてもよい。なお、近傍には、各柱鉄筋12のSRC梁1の鉄骨部2に対する応力作用領域が広く含まれる。
【0024】
補強板を、必ずしも柱鉄筋の配列と一致させて、さらには平行ないし略平行に取り付ける必要もない。補強板は必ずしも全面補強板とする必要はなく、リブ状の補強板であってもよい。SRC梁の鉄骨部は、必ずしもH形鋼に限定されるものではなく、どのような形状のものでもよい。
【0025】
また、SRC梁1の鉄骨部2の梁フランジ3の上面4にねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット10を固着し、この継手ブラケット10にねじ鉄筋からなる柱鉄筋12をねじ込んで取り付けたが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示すように、メートルねじ用ねじ孔を有する平板状の継手ブラケット23を、SRC梁の鉄骨部20の梁フランジ21の上面(外側面)22に固着する。そして、異形鉄筋等からなる柱鉄筋26の先端に、例えば圧着式継手25を介してメートルねじ用ボルト24を取り付け、ボルト24を継手ブラケット23にねじ込んで、柱鉄筋26を継手ブラケット23に取り付けることもできる。
【0026】
この場合にも、継手ブラケット23は施工前に工場において溶着できるから精度がよく信頼性の高いものが得られ、鉄筋の接合作業は柱鉄筋26の先端のボルト24を継手ブラケット23にねじ込むだけであるから容易かつ迅速に施工でき、作業性に優れる。SRC梁の鉄骨部と継手ブラケットと柱鉄筋の接合構造は、その他様々な形態が考えられる。
【0027】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第2の発明の実施の形態を、図4を参照して詳細に説明する。
【0028】
図4は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、SRC梁41とSRC柱47を構築する場合を示す。図4(a)及び(b)に示すように、SRC梁41の鉄骨部42の上部に、SRC柱47の鉄骨柱48が溶着される。SRC梁41の鉄骨部42の梁フランジ43の内側面44と、この内側面44に連続する梁ウェブ45と、梁ウェブ45に連続する反対側の梁フランジ43の内側面44とに、全面補強板46をそれぞれ溶着して取り付ける。補強板46は、溶接時の作業性を考慮して、各柱鉄筋定着位置からわずかに外側にずれた位置(柱鉄筋定着位置近傍)に、かつ柱鉄筋49の配列と平行にそれぞれ取り付けられる。
【0029】
なお、各柱鉄筋49の鉄骨部42に対する応力作用領域であれば、図4(a)に示すものよりもさらに左右外側にずれた位置に、補強板46を取り付けることもできる。その他は、上述の図1に示したSRC梁1の鉄骨部2と柱鉄筋12の接合構造と同様である。
【0030】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第3の発明の実施の形態を、図5を参照して詳細に説明する。
【0031】
図5は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、S梁61とRC柱71を構築する場合を示す。図5(a)及び(b)に示すように、このS梁61には、例えばH形鋼が用いられ、施工前に工場において、S梁61の梁フランジ63の上面(外側面)64に、一例としてのねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット70を各柱鉄筋定着位置に溶着(固着)する。また、S梁61の梁フランジ63の内側面65と、この梁フランジ63の内側面65に連続する梁ウェブ66と、梁ウェブ66に連続する梁フランジ63の内側面65とに、全面補強板68をそれぞれ溶着して取り付ける。補強板68は、各柱鉄筋定着位置に、かつ柱鉄筋72の配列と一致させてそれぞれ取り付けられる。補強板68の厚さは、柱鉄筋72の耐力に充分に対応したものとされる。
【0032】
上述の第1の発明の実施の形態と同様に、継手ブラケット70に、主筋としてのねじ鉄筋からなる柱鉄筋72をそれぞれねじ込んで取り付ける。柱鉄筋72に予め仮付けしておいた図示しない止めナットを締め上げて、柱鉄筋72を継手ブラケット70に固定する。フープ筋77等の必要な配筋を行なう。コンクリート78を打設して、S梁61とRC柱71を構築する。
【0033】
上述のS梁61とRC柱71において、継手ブラケット70は工場において溶着されるから精度がよく信頼性の高いものが得られ、S梁61は鉄筋貫通孔がないから十分な耐力が保持され、鉄筋の接合作業は各柱鉄筋72を継手ブラケット70にねじ込むだけであるから容易かつ迅速に施工でき、作業性に優れる。
【0034】
また、上述のS梁61とRC柱71は、S梁61の内側面65に補強部材、特に全面補強板68を取り付けたから、S梁61側において柱鉄筋72の耐力に応じた充分な強度を確保することができる。また、補強板68をS梁61の内側面65の柱鉄筋定着位置に、かつ柱鉄筋72の配列と一致させて取り付けたことにより、鉄筋耐力の確保において補強板68がより直接的に作用する。したがって、本梁鋼材と柱鉄筋との接合構造は、多数の柱鉄筋72をS梁61に取り付けた場合にも、S梁61側において充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができる。
【0035】
なお、上述のS梁とRC柱において、板状の補強部材を取り付けたが、これに限定されるものではなく、その形状はどのようなものであってもよい。また、補強板を必ずしもS梁の内側面の柱鉄筋定着位置に取り付ける必要はなく、その近傍に取り付けてもよい。近傍には、各柱鉄筋72のS梁61に対する応力作用領域が広く含まれる。補強板を、必ずしも柱鉄筋の配列と一致させて、さらには平行ないし略平行に取り付ける必要もない。補強板は必ずしも全面補強板とする必要はなく、リブ状の補強板であってもよい。S梁は、必ずしもH形鋼に限定されるものではない。
【0036】
さらに、S梁61の上面64にねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット70を固着し、この継手ブラケット70にねじ鉄筋からなる各柱鉄筋72を接合したが、これに限定されるものではない。上述の第1の発明の実施の形態の、図3に示すものと同様の形態とすることもできる。S梁と継手ブラケットと柱鉄筋の接合構造は、その他様々な形態が考えられる。
【0037】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第4の発明の実施の形態を、図6を参照して詳細に説明する。
【0038】
図6は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、S梁81とSRC柱87を構築する場合を示す。図6(a)及び(b)に示すように、S梁81の上部にSRC柱87の鉄骨柱88が溶着される。S梁81の梁フランジ83の内側面84と、この内側面84に連続する梁ウェブ85と、梁ウェブ85に連続する反対側の梁フランジ83の内側面84とに、全面補強板86をそれぞれ溶着して取り付ける。補強板86は、溶接時の作業性を考慮して、各柱鉄筋定着位置からわずかに外側にずれた位置(柱鉄筋定着位置近傍)に、かつ柱鉄筋89の配列と平行にそれぞれ取り付けられる。
【0039】
なお、各柱鉄筋89のS梁81に対する応力作用領域であれば、図6(a)に示すものよりもさらに左右外側にずれた位置に、補強板86を取り付けることもできる。その他は、上述の図5に示したS梁61と柱鉄筋72の接合構造と同様である。
【0040】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第5の発明の実施の形態を、図7を参照して詳細に説明する。
【0041】
図7は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、SRC柱91,92とSRC梁101を構築する場合を示す。図7(a)及び(b)に示すように、上層のSRC柱91の鉄骨柱93と、下層のSRC柱92の鉄骨柱94とが連続する。鉄骨柱93,94に、例えばH形鋼からなるSRC梁101の鉄骨部102を接合する。鉄骨部102の梁フランジ103,104の外側面105,106には、施工前に工場において、一例としてのねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット95,96が各柱鉄筋定着位置にそれぞれ溶着(固着)される。
【0042】
また、梁フランジ103の内側面107と、この梁フランジ103の内側面107に連続する梁ウェブ109と、梁ウェブ109に連続する反対側の梁フランジ104の内側面108とに、全面補強板97が溶着される。補強板97は、溶接時の作業性を考慮して、各柱鉄筋定着位置からわずかに外側にずれた位置(柱鉄筋定着位置近傍)に、かつ柱鉄筋98,99の配列と平行にそれぞれ取り付けられる。補強板97の厚さは、柱鉄筋98,99の耐力に充分に対応したものとされる。
【0043】
上述の第1の発明の実施の形態と同様に、継手ブラケット95,96に、主筋としてのねじ鉄筋からなる柱鉄筋98,99をそれぞれねじ込んで取り付ける。柱鉄筋98,99に予め仮付けしておいた図示しない止めナットを締めつけて、柱鉄筋98,99を継手ブラケット95,96に固定する。他の柱鉄筋110、梁鉄筋111、フープ筋112、スターラップ113等の必要な配筋を行なう。コンクリート115を打設して、SRC柱91,92とSRC梁101を構築する。
【0044】
上述のSRC柱91,92とSRC梁101は、継手ブラケット95,96が工場において溶着されるから精度がよく信頼性の高いものが得られ、SRC梁101の鉄骨部102は鉄筋貫通孔がないから十分な耐力が保持され、鉄筋の接合作業は各柱鉄筋98,99を継手ブラケット95,96にねじ込むだけであるから容易かつ迅速に施工でき、作業性に優れる。
【0045】
また、上述のSRC柱91,92とSRC梁101において、SRC梁101の鉄骨部102の内側面107,108に補強部材、特に全面補強板97を取り付けたから、SRC梁101の鉄骨部102側において柱鉄筋98,99の耐力に応じた充分な強度を確保することができる。また、補強板97をSRC梁101の鉄骨部102の上下の梁フランジ103,104の内側面107,108の柱鉄筋定着位置近傍に、かつ柱鉄筋98,99の配列と平行に取り付けたことにより、鉄筋耐力の確保において補強板97がより直接的に作用する。したがって、この梁鋼材と柱鉄筋との接合構造は、多数の柱鉄筋98,99をSRC梁101の鉄骨部102に取り付けた場合にも、鉄骨部102側において充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができる。
【0046】
なお、上述のSRC柱とSRC梁において、板状の補強部材を取り付けたが、これに限定されるものではなく、その形状はどのようなものであってもよい。また、各柱鉄筋のSRC梁の鉄骨部に対する応力作用領域であれば、図7(a)に示すものよりもさらに左右外側にずれた位置に、補強板を取り付けることもできる。補強板は必ずしも全面補強板とする必要はなく、リブ状の補強板であってもよい。SRC梁の鉄骨部は、必ずしもH形鋼に限定されるものではない。
【0047】
また、SRC梁101の鉄骨部102の上下梁フランジ103,104の外側面105,106にねじ鉄筋用カプラ型継手ブラケット95,96を溶着し、この継手ブラケット95,96にねじ鉄筋からなる各柱鉄筋98,99を接合したが、これに限定されるものではない。上述の第1の発明の実施の形態の、図3に示すものと同様の形態とすることもできる。SRC梁の鉄骨部と継手ブラケットと柱鉄筋の接合構造は、その他様々な形態が考えられる。
【0048】
さらに、上述のSRC柱91,92とSRC梁101においては、柱鉄筋98,99をSRC梁101の鉄骨部102の梁フランジ103,104に接合したが、これに限定されるものではなく、SRC柱の梁連結部等の外側面に接合することもできる。その場合には、補強部材もその梁連結部等の内側面に取り付けられる。
【0049】
本発明に係る梁鋼材と柱鉄筋との接合構造の第6の発明の実施の形態を、図8を参照して詳細に説明する。
【0050】
図8は、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造により、RC柱121とSRC柱122とSRC梁123を構築する場合を示す。図8(a)及び(b)に示すように、上層がRC柱121で構築される点を除き、その他は、上述の図7に示したSRC柱91,92とSRC梁101との接合構造と同様である。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造は、梁鋼材の外側面の柱鉄筋定着位置に鉄筋用継手ブラケットを固着し、柱鉄筋の先端を継手ブラケットに取り付けて柱鉄筋を梁鋼材に接合するから、貫通孔等により梁鋼材の耐力を低下させることがなく、かつ信頼性と作業性とを損なうことなく、多数の柱鉄筋を配筋することができ、これにより充分な鉄筋耐力を確保することができるという優れた効果を奏する。
【0052】
また、梁鋼材の柱鉄筋定着位置近傍の内側面に補強部材を取り付ければ、梁鋼材に多数の柱鉄筋を取り付けた場合にも、梁鋼材側において充分な強度を確保することができ、これにより所望の鉄筋耐力を得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態を示し、(a)はSRC梁とRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線I−Iにおける断面図である。
【図2】図1の柱鉄筋と継手ブラケットの取付状態を示す正面断面図である。
【図3】図2とは別の柱鉄筋と継手ブラケットの取付状態を示す正面断面図である。
【図4】第2の発明の実施の形態を示し、(a)はSRC梁とSRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線IV−IVにおける断面図である。
【図5】第3の発明の実施の形態を示し、(a)は鉄骨梁とRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線V−Vにおける断面図である。
【図6】第4の発明の実施の形態を示し、(a)は鉄骨梁とSRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線VI−VIにおける断面図である。
【図7】第5の発明の実施の形態を示し、(a)は鉄骨梁とSRC柱とSRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線VII−VII における断面図である。
【図8】第6の発明の実施の形態を示し、(a)は鉄骨梁とRC柱とSRC柱を示す正面断面図であり、(b)は(a)の矢線VIII−VIIIにおける断面図である。
【符号の説明】
1 SRC梁
2 鉄骨部
3 梁フランジ
4 上面
5 内側面
6 梁ウェブ
8 補強板
11 RC柱
10 継手ブラケット
12 柱鉄筋
13 止めナット
14 柱鉄筋
15 梁鉄筋
16 フープ筋
17 スターラップ
18 コンクリート
20 鉄骨部
21 梁フランジ
22 上面
23 継手ブラケット
24 ボルト
25 圧着式継手
26 柱鉄筋
41 SRC梁
42 鉄骨部
43 梁フランジ
44 内側面
45 梁ウェブ
46 補強板
47 SRC柱
48 鉄骨柱
49 柱鉄筋
61 S梁
63 梁フランジ
64 上面
65 内側面
66 梁ウェブ
68 補強板
70 継手ブラケット
71 RC柱
72 柱鉄筋
77 フープ筋
78 コンクリート
81 S梁
83 梁フランジ
84 内側面
85 梁ウェブ
86 補強板
87 SRC柱
88 鉄骨柱
89 柱鉄筋
91,92 SRC柱
93,94 鉄骨柱
95,96 継手ブラケット
97 補強板
98,99 柱鉄筋
101 SRC梁
102 鉄骨部
103,104 梁フランジ
105,106 外側面
107,108 内側面
109 梁ウェブ
110 柱鉄筋
111 梁鉄筋
112 フープ筋
113 スターラップ
115 コンクリート
121 RC柱
122 SRC柱
123 SRC梁

Claims (6)

  1. 梁鋼材(2,20,42,61,81,102)の外側面(4,22,64,105,106)の柱鉄筋定着位置に鉄筋用継手ブラケット(10,23,70,95,96)を固着し、柱鉄筋(12,26,49,72,89,98,99)の先端を前記継手ブラケットに取り付けて前記柱鉄筋を前記梁鋼材に接合することを特徴とする梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
  2. 前記梁鋼材は、鉄骨鉄筋コンクリート梁(1,41,101,123)の鉄骨部(2,20,42,102)又は鉄骨梁(61,81)であることを特徴とする請求項1に記載の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
  3. 前記梁鋼材(2,20,42,61,81,102)の前記柱鉄筋定着位置近傍の内側面(5,44,65,84,107,108)に補強部材(8,46,68,86,97)を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
  4. 前記補強部材(8,46,68,86,97)を前記柱鉄筋(12,26,49,72,89,98,99)の配列と一致させて又は略平行に取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
  5. 前記梁鋼材(2,20,42,61,81,102)は、H形鋼からなり、前記補強部材(8,46,68,86,97)は、前記H形鋼の前記柱鉄筋定着位置近傍の梁フランジ(3,21,43,63,83,103,104)の内側面(5,44,65,84,107,108)と前記内側面に連続する梁ウェブ(6,45,66,85,109)と前記梁ウェブに連続する反対側の梁フランジの内側面とに溶着された全面補強板(8,46,68,86,97)からなることを特徴とする請求項3又は4に記載の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
  6. 前記柱鉄筋が鉄骨鉄筋コンクリート柱(47,87,91,92,122)の柱鉄筋(49,89,98,99)であるとき、前記補強部材(46,86,97)は、前記柱を中心に前記柱鉄筋の配列よりも外側に取り付けられることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の梁鋼材と柱鉄筋との接合構造。
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