JP2004345189A - インクジェット記録方法、インク及び記録媒体 - Google Patents

インクジェット記録方法、インク及び記録媒体 Download PDF

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百美 青木
Takanori Kamoto
貴則 加本
Yorihisa Tsubaki
頼尚 椿
Hiromi Nakatsu
裕美 中津
Seita Suzuki
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Abstract

【課題】画像濃度および鮮明度が高く、ヒゲ状の色滲みがない、高画質品位の記録画像を形成することができるインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】記録媒体上にインク液滴を吐出させて記録を行うインクジェット記録法であって、前記インク液滴には、少なくともポリエステル樹脂が含まれる一方、前記記録媒体には、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が塗布または吐着され、前記ポリエチレンイミンの重量平均分子量が、7.5×10以上であり、かつ、前記ポリビニルピロリドンが、シリコンをコアとし、ポリビニルピロリドンをシェルとして構成する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、普通紙タイプの記録紙にインクを吐出させて行なうインクジェット記録方法、インク及び記録媒体に係り、特に、水性カラーインクを利用するインクジェット記録に適する普通紙タイプの記録紙を用いたインクジェット記録方法、及び、その記録方法に使用されるインク、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、デジタル方式の画像記録手段として、ドット単位で、複数種のインクを個々に印刷でき、カラー化、高密度化、更には、記録の高速化などが、装置の大型化を伴わず容易に達成できることから、多くの分野への適用が注目されている。
【0003】
このようなインクジェット記録方式において使用されるインク組成物には、吐出安定性ならびに記録媒体に対する浸透性および乾燥性に優れていることが要求される。吐出安定性に優れるインク組成物は、記録媒体の内部または裏面まで浸透せず、表面から浅い部分に浸透する適度な浸透性を示し、しかも記録媒体上で速やかに乾燥して定着するので、画像濃度および鮮明度が高く、ヒゲ状の色滲み(フェザリング)などがない高品位の記録画像を形成することができる。
【0004】
しかしながら、インクジェット記録において一般的に普通紙と称されるPPC紙ではその表面形状、粗さ、サイズ剤など千差万別で、その性質が異なるため、印字品位に問題が生じることが多い。この問題を解決すべくコート層を設けたいわゆるコート紙と呼ばれる紙がある。例えば、多孔質の無機粒子(珪藻土)をコートして色材を無機粒子で捕捉して滲みやフェザリングを抑制する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、その以前に、ポリカチオン高分子電解質を含有させた手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。これによれば、染料との組み合わせにより画像の耐水性を向上させ、画素径を小さくして解像度を高くすると共に、印刷後の乾燥定着を早くし、しかもインクのノズル詰まりを防止できる効果が発揮されるとしている。
【0006】
一方、前記の問題に対してインクジェット用のインク組成物では、種々の界面活性剤が配合されている。例えば、水溶性染料、ジエチレングリコールなどの有機溶剤および水を含む組成物に、界面活性剤として前記組成物の0.0001〜10重量%のアセチレングリコール・エチレンオキシド付加物を配合することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
また、染料または顔料、グリセリン、チオジグリコール、尿素などの有機溶剤、非イオン界面活性剤であるアセチレングリコール・エチレンオキシド付加物および水を含有するインク組成物を、加熱している記録媒体に吐出するインクジェット記録方法も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【0008】
一方、水溶性染料、エチレングリコールなどの多価アルコールおよび水中におけるミセル濃度での表面張力が20〜50dyne/cmを示す界面活性剤を含有し、残部が水であるインク組成物が提案されている(例えば、特許文献5参照)。この従来技術によれば、特定の性質を有する界面活性剤を添加することによって、インク組成物の表面張力を下げ、記録媒体へのインク浸透性を高めることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開平1−216881号公報(明細書3頁左下欄下から3行〜4頁左上欄上から10行)
【特許文献2】
特許公報昭61−59239号公報(明細書2頁左欄20行〜29行)
【特許文献3】
特開昭56−5871号公報(明細書2頁右下欄1行〜3頁右上欄5行)
【特許文献4】
特開平11−129460号公報(段落「0037」〜「0041」)
【特許文献5】
特開昭55−29546号公報(明細書2頁右下欄3行〜20行)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に記載のインクジェット記録媒体では、十分な効果が発現されることなく,逆に品位を損ねる場合もありうる。即ち、日光に当たるところでは、一般に、画像に褪色ないしは変色が生じやすいが、ポリカチオン物質を含有する場合には、褪色や変色が促進されることが知られている。
【0011】
また、特許文献1に記載の記録方法では、褪色や変色を防止することはできたとしても、多孔質の無機粒子(珪藻土)を被記録材上にコートするためには、バインダーを必要とし、また、被記録材上に無機粒子を満遍なく分散させるのも容易ではない。
【0012】
そして、特許文献3に記載のインク組成物(記録液)は、特に高速印刷時の吐出安定性、記録媒体に対する乾燥性、記録画像におけるフェザリングの有無、記録画像の鮮明度などの点で十分満足できる性能を有していない。
【0013】
さらに、特許文献4に記載のインクジェット記録方法では、一日あたり数百枚、時には数千枚に及ぶ印刷を行なうこともあり、その場合には、記録媒体を加熱するための消費電力が大きくなりすぎるので、この記録方法は現実的でない。さらに高速印字を行なう場合には、熱の伝わり方にむらが生じて、記録画像の画質を高品位に保てなくなる。
【0014】
一方、特許文献5に記載の従来技術では、インク組成物が記録媒体へ浸透しすぎるので、フェザリングが生じたり、画像濃度および鮮明度が低下し、記録画像の画質品位が不充分になることを避けることができない。
【0015】
以上のように、インクジェット方式では、インク組成物の記録媒体上での浸透性および乾燥性の向上と、記録画像の画質品位の向上と、をいかに両立させるかが大きな課題になっている。
【0016】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、画像濃度および鮮明度が高く、ヒゲ状の色滲みがない、高画質品位の記録画像を形成することができるインクジェット記録方法、インク及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェット記録方法は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
(1)少なくともポリエステル樹脂を含ませたインクを記録媒体上に吐出させて画像の記録を行うインク吐出工程と、前記記録媒体に、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸させる液体含浸工程と、含むことを特徴とする。
【0018】
このインクジェット記録方法においては、記録媒体表面および内部にシリコンを含有するポリビニルピロリドンとポリエチレンイミンを同時に存在させたところに、色材を乗せることによって印字品位(例えば、滲み、ベタの均一性、画像濃度向上)、裏写りが改良される。
【0019】
このようなインクジェット記録方法における記録媒体の作成と、記録媒体上に色材を乗せるインクについて説明すると、まず、記録媒体の作成は、前述した塗工液を、表面に特殊なコート層を設けない紙に対してロールコーター、エアナイフコーター、ブレードコーターなどにより記録媒体表面に塗工する方法と、紙に含浸させる方法がある。
【0020】
また、本発明は、ポリエステル樹脂を含むインク組成物を記録媒体上に付着させることによって画像を記録する記録方法であり、ポリエステル樹脂を含有したインク組成物を用いることを特徴とするインクジェット記録方法である。
【0021】
このポリエステル樹脂は、従来からのインク中の色材を記録媒体へ結着させる効果だけでなく、ポリエチレンイミンやポリビニルピロリドンと相互作用し、インク組成物を凝集(フロキュレーション)させる効果をも奏する。ただし、インク中にポリエステル樹脂を一定量以上添加すると、インクの増粘や吐出不良といった影響が生じる。
【0022】
また、本発明は、ポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンを表面あるいは内部に存在させた記録媒体に対して、インクヘッドから吐出されるインク液滴が、記録媒体上に付着されることにより記録されることを特徴とする記録方法である。
【0023】
カチオン性樹脂のポリエチレンイミンが記録媒体表面に存在し、アニオン性を有するインクと相互作用をして凝集することによって、記録媒体表面上に均一な画像が形成され、さらに凝集によってインクの横方向への拡がりが抑えられて滲みが改善される。
【0024】
しかしながら、このポリエチレンイミンは、記録媒体中多量に含まれると、光や高温多湿の環境下において白紙部分が黄変してしまうといった問題がある。そこで、本発明の方法では、ポリエステル樹脂をインク組成物中に含ませることにより、ポリエチレンイミンの量およびポリエステル樹脂の量を共に軽減でき、これにより、同程度の記録画像を作成することが可能になり、かつ紙の黄変をなくす効果を得ることができる。
【0025】
また、本発明の方法は、シリコン含有ポリビニルピロリドン中の撥水性のシリコンを媒体中に存在させることによって、インクの浸透を抑制する。しかしながら、シリコンを含有したポリビニルピロリドンは、滲みや裏写りには効果があるものの、色再現性においてポリエチレンイミンに劣る。
【0026】
そこで、両者(ポリビニルピロリドンとポリエチレンイミン)を共存させることによって、普通紙に印字した時にも滲みや裏写りもなく、ベタの均一性に優れた画像となる。本発明によれば、記録媒体へインクヘッドからインク組成物の液滴を吐出し、この液滴を記録媒体上に付着させることによって得られる記録画像は、画像濃度および鮮明度が高く、ヒゲ状の色滲みなどがなく、極めて良好な画質品位を有する。
【0027】
このようなインクジェット記録方法では、(2)インク吐出工程前に液体含浸工程を行ってもよく、(3)インク吐出工程中に液体含浸工程を行ってもよく、(4)インク吐出工程後に液体含浸工程を行ってもよい。なお、インク吐出工程中に液体含浸工程を行うとは、例えば、記録媒体1枚分のインク吐出工程中の適当な時期に、記録媒体に対して液体を含浸させればよい。
【0028】
このようなインクジェット記録方法にあっては、以下のような点をも特徴としている。
【0029】
(5)前記ポリエチレンイミンの重量平均分子量が7.5×10以上であることを特徴とする。
【0030】
この方法のように、分子量750,000以上のポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンをコート液に含ませた場合、インクと混合すると凝集が生じ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0031】
(6)前記シリコンを含有するポリビニルピロリドンが、シリコンをコアとし、ポリビニルピロリドンをシェルとすることを特徴とする。
【0032】
この方法のように、シリコンをコアとし、ポリビニルピロリドンをシェルとすることで、記録媒体に対するコート液として安定し、インクと混合した場合に、凝集が生じやすくなり、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0033】
(7)前記ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有率は、前記記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mgの範囲であることを特徴とする。
【0034】
この方法のように、ポリビニルピロリドンの含有比率を、記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mgの範囲に設定することで、ポリエチレンイミン及びシリコンが、インク組成物中に存在する色材あるいは顔料といった固形分と相互作用し、インクを凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0035】
(8)前記ポリエステル樹脂量は、前記インク中0.5〜13重量%含まれることを特徴とする。
【0036】
この方法のように、ポリエステル樹脂を、インク中に0.5〜13重量%含ませることで、インクの定着性、耐水性等を向上させることができる。
【0037】
(9)前記インク中に、顔料を含んでいることを特徴とする。
【0038】
この方法のように、インク中に顔料を含ませることで、その顔料がポリエチレンイミン及びシリコンと相互作用し、インクを凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0039】
(10)前記ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを、繊維状パルプを主体とし、その表面に特殊なコート層を設けない紙に対して塗工することを特徴とする。
【0040】
繊維状パルプとポリビニルピロリドンの親和性が良好であるため、この方法のように、繊維状パルプを主体とし、その表面に特殊なコート層を設けない紙に対してポリビニルピロリドンを塗工することで、含浸しやすくなるため、紙に対するポリビニルピロリドンの定着性が向上し、インクを満遍なく凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0041】
(11)ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸させた記録媒体上に吐出されるインクであって、前記インク中には、少なくともポリエステル樹脂が含まれることを特徴とする。
【0042】
この構成においては、インクが、少なくともポリエステル樹脂を含む。従って、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸(塗布または吐出)させた記録媒体に対して前記インクを吐出させることによって得られる記録画像は、画像濃度及び鮮明度が高く、滲みや裏写りのない、極めて良好な記録画像を得ることができる。
【0043】
(12)少なくともポリエステル樹脂が含まれるインクが塗着されることによって記録が行われる記録媒体であって、前記記録媒体には、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が含浸されていることを特徴とする。
【0044】
この構成においては、記録媒体には、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が含浸されている。従って、少なくともポリエステル樹脂を含むインクを、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、記録媒体に含浸されたポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が含浸された記録媒体に対して吐出させることによって得られる記録画像は、画像濃度及び鮮明度が高く、滲みや裏写りのない、極めて良好な記録画像を得ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のインクジェット記録方法の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、前述のとおり、少なくともポリエステル樹脂を含むインク組成物と、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、ポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を塗布または吐出させた記録媒体を用いる。
【0046】
本発明に係るインク組成物に含有されるポリエステル樹脂は、インクの定着性、耐水性等を向上させる目的で使用されており、水溶性のあるものであれば、特に限定されることはない。添加量としては0.5〜13重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
【0047】
一方、本発明に係る記録媒体に塗工する液に含まれるポリエチレンイミンは、重量平均分子量7.5×10以上とし、ポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有率は、記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mg、好ましくは0.01〜0.1mgである。
【0048】
本発明に係るポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの記録媒体における役割は、上記2種類の成分が、インク組成物中に存在する色材あるいは顔料といった固形分と相互作用し、インクの凝集を起こさせることである。
【0049】
インクジェット用記録方式において、記録時にインクヘッドから吐出されるインク液滴量は、通常2〜70pl(ピコリットル)程度であり、本発明の効果を持たせるための記録媒体におけるコート液量、すなわちポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有率は、インク液滴量に順じて変更する必要がある。
【0050】
例えば、ポリビニルピロリドンの必要最小含有量は、インクヘッドから吐出される単色1滴分のインクを凝集させることが可能なポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの量を、記録媒体に含有していれば良いこととなる。
【0051】
一方、単色ではなく、2次色のようなインク液を重ねて画像を形成する場合には、記録媒体上においてインク吐出時における1滴ごとのインク液量よりも液滴が重なっている分だけ、インク液体積が増加していると考えられる。このように、記録媒体上では同じ面積でも画像形成段階において、インク液量が増大している場所が局所的に生じることが考えられる。
【0052】
このような場合には、増大したインク液量に対応してポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有率も増加させる必要がある。そこで、記録媒体の単位面積あたりにおけるポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有比率は上記記載の範囲が好ましいという結果に至った。
【0053】
即ち、ポリビニルピロリドンの含有率は、記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mgであり、0.01〜0.1mgが好ましい。0.01mg未満では、インク液滴を記録媒体上に付着させる効果が少なく、フェザリング等の滲みやが改善されない。また、0.15mgより多いと紙面上でのインクの凝集が激しくなり、ベタ画像にスジが目立つ。また、普通紙として利用する場合、普通紙としての風合いや取り扱い性に欠けることも懸念される。
【0054】
本発明に係る記録媒体は、普通紙としての風合いや取り扱い性(表面形状や物理的特性等)に関して、従来のPPC紙に比べて遜色がなく、更に黄変のない保存安定性に優れたものである。
【0055】
本発明に係るインクの色材として使用される顔料としては、公知のものをいずれも使用できるけれども、人体に対する安全性に優れているものが好ましい。青色顔料としては、例えば、ピグメントブルー1、2、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17、22、21、60、64などを用いることができる。
【0056】
赤色顔料としては、例えば、ピグメントレッド1、2、3、5、10、16、23、30、31、48:1、48:2、49:1、52、53:1、57:1、58:4、63、122、209、ピグメントバイオレッド19などを用いることができる。
【0057】
黄色顔料としては、例えば、ピグメントイエロー3、12、13、14、15、23、55、74、83、93、95、97、128、138、150、154、167、180、193などを用いることができる。顔料は1種類を単独で使用でき、または、同色系もしくは異色系のものを2種類以上併用可能である。
【0058】
本発明に係る顔料においては、その表面にカルボキシル基またはスルホン酸基を導入してなる自己分散型顔料を用いることが好ましい。自己分散型顔料は、水中での分散性を有しているので、その使用によって、インク組成物の吐出安定性、記録媒体への浸透性および乾燥性などをさらに向上させることができる。
【0059】
顔料表面にカルボキシル基またはスルホン酸基を導入するには公知の方法を採用することができ、例えば、酸、カップリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処理、酸化/還元処理、カプセル化処理などを挙げることができる。
【0060】
顔料のインク中における含有量は制限されるものではないが、本発明のインク全量(全重量)に対する0.1〜13重量%、好ましくは1〜10重量%含有される。含有量が0.1重量%未満では印字濃度が不十分となり、13重量%超では、粘度の増大やインクジェット記録用インクとして用いた場合にノズルの目詰まりをおこす可能性がある。
【0061】
本発明に係るコート液およびインク組成物には、記録媒体への浸透性を高める観点から、浸透促進剤を含有してもよい。浸透促進剤としては、水溶液の表面張力の低下作用を有するものが用いられ、水溶性有機溶剤およびノニオン系界面活性剤を用いることが好ましい。
【0062】
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、低級アルコール類(エタノール、プロパノール等)、カルビトール類(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等)、グリコールエーテル類(エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル等)が挙げられ、これらの1種または2種類以上が用いられる。
【0063】
また、前記ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が挙げられる。前記水溶性有機溶剤の含有量としては、特に制限はないが、例えば、1〜50%、さらに好ましくは2〜30%が好適な範囲である。また、前記ノニオン性界面活性剤の含有量は、通常0.01〜5重量%、好ましくは、0.01〜3重量%の範囲で選択される。
【0064】
本発明に係るコート液およびインク組成物は、その好ましい特性を損なわない範囲で、防カビ剤、pH調整剤、キレート化剤、防錆剤、紫外線吸収剤などの、インクジェット用インク組成物の一般的な添加剤を含んでいても良い。防カビ剤としては、例えば、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビタン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキシドナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウムなどが挙げられる。
【0065】
pH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン類、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなどのアルカリ金属硝酸塩等が挙げられる。
【0066】
キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミルニ酢酸ナトリウム等が挙げられる。防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
【0067】
また、紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、シアノアクリレート化合物等が挙げられる。添加剤は1種を単独で使用できまたは2種類以上を併用できる。
【0068】
さらに、本発明のコート液およびインク組成物は、必要に応じて、酸化防止剤、消泡剤、粘度調整剤、目詰まり防止剤などを含んでいても良い。また、本発明のコート液の物性としては、表面張力が50dyn/cm以下で、粘度が1Pa・s以下であると、記録媒体に対する塗工性が良好となり、より好ましい。
【0069】
以下に、実施例と比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明における好ましい例を示すが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0070】
〔実施例1〕
(コート液および紙の調整)
LUPASOL PS 8重量%
(BASF社製 ポリエチレンイミン、分子量;750,000)
PVP/Si−10 1重量%
(ISP社製 ポリビニルピロリドンにポリメチルシリコンを内包)
ジエチレングリコール 10重量%
1,2−ヘキサンジオール 8重量%
サーフィノール2502 1重量%
(エアープロダクツ社製 非イオン界面活性剤)
イオン交換水 残量
上記各成分を混合し、25℃で1時間攪拌後、本発明のコート液を調整した。このコート液をシャープ社製NM紙に、転写方式のゴムローラーを用いて固形分濃度が0.07mg/cm になるように塗布を行ない、塗工紙を作成した。
【0071】
(インクの調整)
カーボンブラック 7重量%
ジエチレングリコール 8重量%
グリセリン 8重量%
トリエチレングリコールモノブチルエーテル 4重量%
サーフィノール465 1.5重量%
(エアープロダクツ社製 非イオン界面活性剤)
バイロナールMD−1400 2重量%
(東洋紡社製 ポリエステル樹脂)
イオン交換水 残量
上記各成分を混合し、25℃で1時間攪拌後、1.2μmのメンブランフィルタを用いて濾過し、インク組成物を得た。
【0072】
〔実施例2〕
コート液中のポリエチレンイミンをLUPASOL SK(BASF社製、分子量;2,000,000)にした他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0073】
〔実施例3〕
コート液の塗工量を固形分濃度0.03mg/cm に変更した他は、実施例2と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0074】
〔実施例4〕
コート液の塗工量を固形分濃度0.15mg/cm に変更した他は、実施例2と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0075】
〔実施例5〕
インク組成物中のポリエステル樹脂量を0.5重量%に変更した他は、実施例2と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0076】
〔実施例6〕
インク組成物中のポリエステル樹脂量を4重量%に変更した他は、実施例2と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0077】
〔実施例7〕
インク組成物中のポリエステル樹脂量を10重量%に変更した他は、実施例2と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0078】
〔比較例1〕
コート液中のポリエチレンイミンをLUPASOL HF(BASF社製、分子量;25,000)にした他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0079】
〔比較例2〕
コート液の塗工量を固形分濃度0.006mg/cm に変更した他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0080】
〔比較例3〕
コート液の塗工量を固形分濃度0.18mg/cm に変更した他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0081】
〔比較例4〕
インク組成物中のポリエステル樹脂量を0.3重量%に変更した他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0082】
〔比較例5〕
インク組成物中のポリエステル樹脂量を15重量%に変更した他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。この場合には、インクが吐出されず、評価できなかった。
【0083】
〔比較例6〕
インク組成物中のカーボンブラックをProject Fast Black2 (染料、AVECIA社製)に変更した他は、実施例1と同様にして塗工紙およびインク組成物を得た。
【0084】
〔比較例7〕
塗工していないNM紙に変更し、その他を実施例1と同様にしてインク組成物を得た。
【0085】
《試験1》
〈印字濃度〉
インクジェットプリンタ〔商品名;AJ1100、シャープ(株)製〕のインクヘッドを本発明のインクヘッドに交換できるように改造し、このプリンタを用いてベタ印字を行ない、印字濃度を調査した。印字濃度はX−Lite938を用いて測定した。未塗工の紙における印字濃度に比べて濃度が0.1以上上昇しているものを「○」、0.1以内の範囲で変化しないものを「△」、0.1以上低下したものを「×」で評価した。
【0086】
〈フェザリング〉
各試験紙に特定のパターンを印刷して、該パターンのライン幅を測定し、未塗工紙の場合のライン幅を100とし、それに対する相対値として評価を行なった。80未満のものを「○」、80〜100のものを「△」、100超のものを「×」で評価した。
【0087】
〈裏写り〉
2枚のベタ印字部を表同士重ね合わせたときの裏面の印字濃度[a]、1枚のベタ印字部表面に白紙の同種類の紙を重ねたときの印字濃度[b]をそれぞれX−Lite938を用いて測定した。[a]−[b]の値を算出し、0.04以下なら「○」、0.04以上0.06以下なら「△」、0.06以上であれば「×」と評価した。
【0088】
各実施例1〜7および各比較例1〜8について行った試験1の結果を表1に示す。
【0089】
【表1】
Figure 2004345189
【0090】
表1の結果より、ポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンを規定範囲内で紙に存在させ、ポリエステル樹脂を含むインクで作成した画像は、印字濃度、フェザリング、裏写りともに改善されていることがわかった。
【0091】
《試験2》
実施例1、2、5および比較例1で得られたコート液とインクを混合して、フロキュレーション(凝集)が生じるか否かを試験した。フロキュレーションが生じる場合には「○」、生じない場合には「×」で目視評価した。
【0092】
試験2の評価結果を表2に示す。
【0093】
【表2】
Figure 2004345189
【0094】
表2より分子量750,000以上のポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンをコート液に含んだ場合、インクと混合するとフロキュレーションを生じることがわかる。これらの組み合わせの場合、良好な記録画像が得られることが表1からも判る。
【0095】

【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
【0096】
(1)〜(4)インク液滴を吐出させて行なうインクジェット記録法で、少なくともポリエステル樹脂を含むインクと、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を塗布または吐出させた記録媒体とを用いることによって得られる記録画像は、画像濃度及び鮮明度が高く、滲みや裏写りのない、極めて良好な記録画像を得ることができる。
【0097】
(5)分子量7.5×10以上のポリエチレンイミンおよびシリコンを含有するポリビニルピロリドンをコート液に含ませるので、インクと混合すると凝集が生じ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0098】
(6)シリコンをコアとし、ポリビニルピロリドンをシェルとするので、記録媒体に対するコート液として安定し、インクと混合した場合に、凝集が生じやすくなり、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0099】
(7)ポリビニルピロリドンの含有比率を、記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mgの範囲に設定するので、ポリエチレンイミン及びシリコンが、インク組成物中に存在する色材あるいは顔料といった固形分と相互作用し、インクを凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0100】
(8)ポリエステル樹脂を、インク中に0.5〜13重量%含ませるので、インクの定着性、耐水性等を向上させることができる。
【0101】
(9)インク中に顔料を含ませるので、その顔料がポリエチレンイミン及びシリコンと相互作用し、インクを凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0102】
(10)ポリビニルピロリドンを、繊維状パルプを主体とし、その表面に特殊なコート層を設けない紙に対して塗工するので、繊維間にポリビニルピロリドンが含浸しやすくなるため、紙に対するポリビニルピロリドンの定着性が向上し、インクを満遍なく凝集させることができ、高い画像濃度や鮮明度を得ることができ、色滲みのない良好な画質品位を得ることができる。
【0103】
(11)インクには、少なくともポリエステル樹脂が含まれるので、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸(塗布または吐出)させた記録媒体に対して、前記インクを吐出させることによって得られる記録画像は、画像濃度及び鮮明度が高く、滲みや裏写りのない、極めて良好な記録画像を得ることができる。
【0104】
(12)記録媒体には、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が含浸されているので、少なくともポリエステル樹脂を含むインクを、記録を行なう前、同時、記録後のいずれかにおいて、前記記録媒体に対して吐出させることによって得られる記録画像は、画像濃度及び鮮明度が高く、滲みや裏写りのない、極めて良好な記録画像を得ることができる。

Claims (12)

  1. 少なくともポリエステル樹脂を含ませたインクを記録媒体上に吐出させて画像の記録を行うインク吐出工程と、
    前記記録媒体に、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸させる液体含浸工程と、含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記インク吐出工程前に、前記液体含浸工程を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記インク吐出工程中に、前記液体含浸工程を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記インク吐出工程後に、前記液体含浸工程を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記ポリエチレンイミンの重量平均分子量が7.5×10以上であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  6. 前記シリコンを含有するポリビニルピロリドンが、シリコンをコアとし、ポリビニルピロリドンをシェルとすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  7. 前記ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンの含有率は、前記記録媒体1平方センチメートルあたり0.01〜0.15mgの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  8. 前記ポリエステル樹脂量は、前記インク中0.5〜13重量%含まれることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  9. 前記インク中に、顔料を含んでいることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  10. 前記ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを、繊維状パルプを主体とし、その表面に特殊なコート層を設けない紙に対して塗工することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  11. ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液を含浸させた記録媒体上に吐出されるインクであって、
    前記インク中には、少なくともポリエステル樹脂が含まれることを特徴とするインク。
  12. 少なくともポリエステル樹脂が含まれるインクが塗着されることによって記録が行われる記録媒体であって、
    前記記録媒体には、ポリエチレンイミン及びシリコンを含有するポリビニルピロリドンを含む液が含浸されていることを特徴とする記録媒体。
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