JP2004343655A - 画像形成装置及びそのジョブ実行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報により決定する。
【解決手段】画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置においてジョブを実行する際に、ジョブ優先度決定部C3が画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報C7によって決定してジョブ管理部C2で管理し、ジョブ処理部C4で複数のジョブのうち、その決定された優先度が高いジョブを選択して実行する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機等、画像形成装置のデジタル化に伴い、スキャナから読み取った画像データやパーソナルコンピュータ(PC)から通信を介して送られたPDL(Page Description Language)データをビットマップに展開した画像データを、画像形成装置内のハードディスクなどの記憶装置に一旦記憶し、その記憶装置から任意の画像データを読み出してプリントアウトする機能を備えたデジタル複写機等の画像形成装置が実用化されている。
【0003】
このようなデジタル複写機は、記憶容量の大きい記憶装置を搭載することで、コピー、ファクシミリ、PDLプリント等の複数の機能に対応するジョブを複数同時に受け付けて画像を記憶装置内に蓄積し、順次プリントアウトしたり、大量部数のコピーなど時間のかかるジョブがプリンタを占有しているときでも複数のジョブを記憶装置内に蓄積することにより、複数のジョブを受け付けたりできるように構成されている。
【0004】
しかしながら、上述の構成では、記憶装置内に保存されているジョブの優先度については、同種類のジョブでは受付順であり、ファックスプリントは優先度が低いというようにジョブの種類により優先度を決定しているのみであった。そのため、コピーの優先度がPDLプリントの優先度より高い場合は、一般の使用者が大量部数のコピーをしている間は、どんな使用権利を持ったユーザのプリントアウトであっても、出力ができないといった問題点があった。
【0005】
このような問題を解決するためには、個人認証を用いて使用権限によりユーザをカテゴリに分け、そのカテゴリによりジョブの優先度を決定することにより、ユーザ毎にジョブの制御を変更するといった方法が考えられる。
【0006】
このような問題を解決する技術として、個人認証を用いて画像処理システムのジョブの優先度を決定するものは、例えば、特許文献1に開示されている「画像処理システム」が挙げられる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−83280号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した個人認証を用いた画像処理システムでは、画像情報をデータベースとして通信ネットワーク上におき、ジョブの優先度は、通信ネットワークの資源制御のみに用いられており、画像データの入出力や画像処理などの画像形成を行うデバイスに対応したジョブには考慮されていなかった。そのため、適切な時間で最終的な出力をユーザに提供することは困難であった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報により決定することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置のジョブ実行方法であって、画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報によって決定する工程と、複数のジョブのうち、前記決定された優先度が高いジョブを選択して実行する工程とを有することを特徴とする。
【0010】
また上記目的を達成するために、本発明は、画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置であって、画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報によって決定する手段と、複数のジョブのうち、前記決定された優先度が高いジョブを選択して実行する手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
本実施形態では、画像形成装置としてネットワークに接続され、コピー機能、プリント機能、ファックス機能、などの複数の機能を有する複合装置を例に説明する。
【0013】
図1は、本実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、リーダ部1は原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0014】
画像入出力制御部3はリーダ部1及びプリンタ部2に接続され、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインタフェース部7、RIP(ラスターイメージプロセッサ)部8、操作部9、コア部10からなる。
【0015】
ファクシミリ部4は電話回線13を介して受信した圧縮画像データを伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送したり、コア部10から転送された画像データを圧縮し、圧縮された圧縮画像データを、電話回線13を介して送信したりする。また、送受信する画像データは、ストレージ部5に接続されたハードディスク6に一時的に保存することができる。
【0016】
ストレージ部5にはハードディスク6が接続されており、ストレージ部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのID番号とともにハードディスク6に記憶する。また、ストレージ部5はコア部10を介して転送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
【0017】
コンピュータインタフェース部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部10の間のインタフェースであり、PC/WS11と一対一のローカルインタフェース又はネットワーク12で接続されている。
【0018】
RIP部8はPC/WS11から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0019】
操作部9はタッチパネルディスプレイとハードキーとを備え、ユーザインタフェースにより、本画像形成装置への動作指示や動作設定等を行うものである。
【0020】
コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインタフェース部7、RIP部8、操作部9の間のデータの流れを制御するものである。
【0021】
図2は、図1に示したコア部10の概略構成を示すブロック図である。図2において、リーダ部1で読み取られた画像データはインタフェース102を介してデータ処理部101へ転送される。このデータ処理部101は、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理と画像データの圧縮又は伸長を行うものであり、画像データを格納するページメモリ105が接続されている。リーダ部1からデータ処理部101へ転送された画像データは、ページメモリ105に一時的に記憶された後、圧縮されてインタフェース100を介してストレージ部5へ転送される。
【0022】
また、コンピュータインタフェース部7を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)は、インタフェース100を介してデータ処理部101に転送され、更にRIP部8へ転送されて描画データに展開される。この描画データはデータ処理部101に転送された後、ストレージ部5へ転送される。
【0023】
また、ファクシミリ部4で受信された画像データは、インタフェース100を介してデータ処理部101へ転送された後、ストレージ部5へ転送される。また、ストレージ部5に蓄積された画像データは、データ処理部101へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインタフェース部7へ転送される。
【0024】
CPU103はメモリ104に記憶されている制御プログラム、及び操作部9から転送された制御コマンドに従って上述したような制御を行う。また、メモリ104はCPU103の作業領域としても使われる。
【0025】
このように、コア部10を中心に、ストレージ部5を介して原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0026】
図3は、本実施形態の画像形成装置におけるジョブ制御の単位を論理的に示す図である。ここで、ジョブ制御の単位は、複数ページを含む画像データ一纏まりに対する入力及び出力処理である。図3に示すように、制御されるジョブは画像入力ジョブと画像出力ジョブとに大別される。
【0027】
画像入力ジョブは、リーダ部1で読み取った画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブIJ1と、RIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブIJ2と、ファクシミリ部4で受信された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブIJ3と、コンピュータインタフェース部7から入力された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブIJ4とに分類される。
【0028】
そして、画像出力ジョブは、ストレージ部5から読み出した画像データを順次プリンタ部2へ出力する画像出力ジョブOJ1と、ストレージ部5から読み出した画像データを順次ファクシミリ部4へ出力する画像出力ジョブOJ2と、ストレージ部5から読み出した画像データを順次コンピュータインタフェース部7へ出力する画像出力ジョブOJ3とに分類される。
【0029】
図4は、複数のジョブを組み合わせた単位(以下、複合ジョブと呼ぶ)の一例を示す図である。図4に示す複合ジョブCJ1はPDLプリントジョブであり、画像入力ジョブIJ2と画像出力ジョブOJ1とを組み合わせた複合ジョブとして制御される。また、複合ジョブCJ2はコピージョブであり、画像入力ジョブIJ1と画像出力ジョブOJ1とを組み合わせた複合ジョブとして制御される。また、複合ジョブCJ3はPDL記録ジョブであり、画像入力ジョブIJ2のみで、複合ジョブとして制御される。また、複合ジョブCJ4はスキャンジョブであり、画像入力ジョブIJ1のみで、複合ジョブとして制御される。更に、複合ジョブCJ5はプリントジョブであり、画像出力ジョブOJ1のみで、複合ジョブとして制御される。
【0030】
尚、本実施形態では、複合ジョブは1つ以上のジョブを含む制御単位であり、例えば画像入力ジョブIJ1と画像入力ジョブIJ2と画像出力ジョブOJ3とを組み合わせて1複合ジョブとして扱っても良い。この複合ジョブは、リーダ部1で読み取った画像データとRIP部8で展開された画像データを合成してコンピュータへ出力するジョブである。
【0031】
次に、本実施形態の画像形成装置におけるユーザ認証と、認証されたユーザに応じてプリント優先順位制御を行う制御手順に関して説明する。
【0032】
図5は、本実施形態における画像形成装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。図5において、ユーザ認証部C1は、操作部9やコンピュータインタフェース部7から入力されたユーザ名とパスワードなどの個人を識別する情報からユーザを認証するモジュールである。
【0033】
ジョブ管理部C2は、ユーザが投入したジョブを保持し、その実行を管理するモジュールである。ジョブ優先度決定部C3は、認証されたユーザの使用権限などの情報から、ユーザの投入したジョブの優先度を決定するモジュールである。このモジュールはユーザの優先度管理テーブルを参照することができる。
【0034】
ジョブ処理部C4は、ユーザの投入したジョブの実行を処理するモジュールであり、ユーザが投入したジョブの数だけこのモジュールが生成される。デバイスドライバC5は、リーダ部1、プリンタ部2などの装置やデータ処理部101の画像の回転処理や変倍処理などの画像処理機能を扱うためのドライバである。
【0035】
デバイス管理部C6は、リーダ部1やプリンタ部2又はデータ処理部101の画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うデバイスがどのジョブによって使用されているかを管理するモジュールである。
【0036】
そして、ユーザ認証情報C7は、ユーザ認証部C1がユーザ認証を行うための情報である。この情報は、ストレージ部5に接続されているハードディスク6に保存されても良いし、ネットワーク上のサーバに置かれていても良い。
【0037】
図6は、ユーザの個人認証を行いジョブを投入する処理を示すフローチャートである。まずステップS601において、ユーザの個人認証を行うために、操作部9のディスプレイにユーザインタフェース画面を表示し、ユーザの個人認証に必要な情報を入力させる。本実施形態では、ユーザ名とパスワードを入力させるものとする。
【0038】
次に、ステップS602において、ステップS601で入力された個人認証のための情報に基づきユーザ認証部C1がユーザの認証を行う。この処理は、予め登録され、ハードディスク6若しくはネットワーク上のサーバに保存されているユーザ認証情報C7を参照してユーザの使用権限を調べる処理である。ここで、入力されたユーザ名がユーザ認証情報C7に登録されていない場合、新規ユーザとして登録作業を行うか、認証失敗として扱っても良い。
【0039】
次に、ステップS603において、ステップS602で行った認証が成功したか否かを判定し、認証が成功しなかった場合はステップS601の処理に戻る。また、認証が成功したと判定した場合はステップS604の処理に移り、ユーザからのジョブの投入を受け付ける。本実施形態では、コピージョブCJ2として、ユーザが操作部9から部数、用紙サイズ、給紙カセット、拡大縮小率、片面/両面、両面のとじ方向、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等、コピージョブの設定を入力する。
【0040】
次に、ステップS605において、ステップS604で入力されたコピージョブCJ2の設定に基づきコピージョブCJ2の情報を作成する。この際投入したユーザの認証情報もジョブの情報に含める。次に、ステップS606において、ジョブ優先度決定部C3でコピージョブCJ2の情報に含まれるユーザの認証情報に基づきジョブの優先度を決定し、ジョブの情報に含める。そして、ステップS607において、ジョブの情報を保持したジョブ処理部C4を生成し、ジョブ管理部C2で保持する。
【0041】
尚、本実施形態では、コピージョブCJ2を投入する場合を例に説明したが、PDLプリントジョブCJ1を投入する場合にもステップS601で個人認証のための情報をコンピュータインタフェース7を介してPC/WS11から入力した後、ステップS604でジョブの投入をコンピュータインタフェース7を介して入力することにより同様に実現することができる。また、その他の複合ジョブにおいても同様に実現することができる。
【0042】
次に、デバイスの使用許可を求めているジョブ処理部C4の中から、デバイス管理部C6が優先度の高いものに対してデバイスを優先的に使用させることで、ジョブの実行順序を制御する処理について説明する。
【0043】
図7は、本実施形態によるジョブの優先処理を説明するためのフローチャートである。この例では、複合ジョブであるPDLプリントジョブCJ1を投入し、PDLデータを変倍して出力するものとする。
【0044】
まずステップS701において、複合ジョブであるPDLプリントジョブCJ1の最初のジョブとして画像入力ジョブIJ2を生成する。このとき、画像入力ジョブIJ2の優先度はPDLプリントジョブCJ1と同じ優先度である。
【0045】
次に、ステップS702において、画像入力ジョブIJ2を開始し、ステップS703において、PC/WS11からコンピュータインタフェース部7を介して送られた印刷対象となる文書データをPDLデータとして受信する。
【0046】
次に、ステップS704において、受信したPDLデータをRIP部8で画像データに展開するために、デバイス管理部C6に対してRIP部8の使用許可を依頼する。このとき、RIP部8が他のジョブにより使用されていた場合、他のジョブが終了してRIP部8が使用できる状態になるまで待機することになる。その後、RIP部8が使用できる状態になると、デバイス管理部C6が管理するデバイスの中でRIP部8の空きを待っているジョブの中から最も優先度の高いジョブを選択する。そして、デバイス管理部C6は選択した優先度の高いジョブに対してRIP部8の使用許可を与える。
【0047】
これにより、優先度の高いジョブは優先度の低いジョブよりも早く処理を行うことができる。尚、ジョブの優先度は、そのジョブが投入されたとき、ステップS606においてジョブ優先度決定部C3が認証された認証情報によりユーザの使用権限などが登録されているユーザの優先度管理テーブルを参照して決定し、ジョブ管理部C2で管理されるジョブ処理部C4のジョブの情報に含まれているものである。
【0048】
次に、ステップS705において、デバイスドライバC5を操作してRIP部8の画像処理機能により、受信したPDLデータを画像データに展開してデータ処理部101へ転送する。次に、ステップS706において、画像データを変倍するために、データ処理部101の使用許可をデバイス管理部C6に依頼する。この処理は、ステップS704での処理と同様な処理である。
【0049】
次に、ステップS707において、デバイスドライバC5を操作してデータ処理部101の画像処理機能により、展開した画像データを変倍し、次のステップS708において、データ処理部101で変倍された画像データをストレージ部5のハードディスク6に記録する。この時、各種画像属性情報(解像度、画素数、等)も記録する。
【0050】
次に、ステップS709において、全てのページを処理し、画像データとしてハードディスク6に記録したか否かを判断する。ここでの判断の結果、処理していないページが残っている場合は、処理をステップS703に戻し、また全てのページを処理した場合には、処理をステップS710へ進める。
【0051】
このステップS710では、上述したステップS702で生成された画像入力ジョブを終了状態としてステップS711へ進む。そして、ステップS711において、複合ジョブであるPDLプリントジョブCJ1は画像出力ジョブOJ1を生成する。このとき、画像出力ジョブOJ1の優先度はPDLプリントジョブCJ1と同じ優先度である。
【0052】
次に、ステップS712において、画像出力ジョブOJ1を開始する。次に、ステップS713において、上述のステップS708でストレージ部5のハードディスク6に記録したページ毎の画像データを順次読み出して、インタフェース100を介してデータ処理部101へ転送する。
【0053】
次に、ステップS714において、プリントアウトのために、プリンタ部2の使用許可を上述したステップS704での処理と同様に依頼して待機する。次に、ステップS715において、データ処理部101に転送された画像データを、デバイスドライバC5を操作して、インタフェース102を介してプリンタ部2へ転送し、プリンタ部2で上述したように画像形成を行い、画像形成された画像がプリントアウトされる。
【0054】
次に、ステップS716において、ハードディスク6に記録されたページ毎の画像データが全てプリントアウトされたか否かを判定する。ここで、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップS713に戻し、また全てのページが処理された場合には、処理をステップS717へ進める。このステップS717では、上述のステップS711で生成された画像出力ジョブを終了状態としてステップS718へ進み、複合ジョブであるPDLプリントジョブCJ1を終了状態とし、一連の処理を終了する。
【0055】
尚、他のコピージョブCJ2やPDL記録ジョブCJ3などにおいても同様に、デバイスを使用する際にデバイス管理部C6に使用許可を求め、ジョブ優先度決定部C3が優先度の高いジョブを選択し、選択したジョブに優先的にデバイスの使用権限を与えることができる。
【0056】
本実施形態によれば、図6に示すステップS606において、使用権限の高いユーザに対してジョブ優先度を高くするようにすれば、使用権限の低いユーザのジョブより、使用権限の高いユーザのジョブを優先的に実行できる。
【0057】
また、複合ジョブが画像入力ジョブ又は画像出力ジョブを実行するに当たり、データ処理部101を用いて画像処理を行う場合、ページメモリ105等のシステムの資源を必要とする。その際に、配分する資源の量をジョブの優先度により決定しても良い。つまり、優先度の高いジョブには多くの資源を配分するという形態をとる。その結果、優先度の高いジョブはシステムの資源を優先的に使用することができるため、処理が早く行われるといった利点を得ることができる。
【0058】
また、本実施形態では、図6に示すステップS606において、ユーザの認証情報のみからジョブの優先度を決定しているが、ジョブの種類を判断材料とすることもできる。これにより、人物AのPDLプリントは人物BのPDLプリントより優先するが、人物Aのコピーは人物Bのプリントより優先されないといった細かい優先度の設定が可能となる。
【0059】
以上説明したように、実施形態によれば、ユーザの個人認証を行い、ユーザの使用権限に応じて出力を適切に制御することができる。
【0060】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0061】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0062】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0063】
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0064】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報により決定することにより、ユーザに応じた優先度に従ってジョブを実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したコア部10の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の画像形成装置におけるジョブ制御の単位を論理的に示す図である。
【図4】複数のジョブを組み合わせた単位の一例を示す図である。
【図5】本実施形態における画像形成装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図6】ユーザの個人認証を行いジョブを投入する処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態によるジョブの優先処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ストレージ部
6 ハードディスク
7 コンピュータインタフェース部
8 RIP(ラスターイメージプロセッサ)部
9 操作部
10 コア部
11 パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)
12 ネットワーク
13 電話回線
100 インタフェース
101 データ処理部
102 インタフェース
103 CPU
104 メモリ
105 ページメモリ

Claims (8)

  1. 画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置のジョブ実行方法であって、
    画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報によって決定する工程と、
    複数のジョブのうち、前記決定された優先度が高いジョブを選択して実行する工程とを有することを特徴とするジョブ実行方法。
  2. 前記画像形成に対応するジョブは、少なくとも画像データの入出力処理、画像処理を行うデバイスに対応するジョブであることを特徴とする請求項1記載のジョブ実行方法。
  3. 前記決定する工程は、ユーザの使用権限により前記ジョブの優先度を決定することを特徴とする請求項1記載のジョブ実行方法。
  4. 前記ユーザの認証情報により、複数のジョブが利用する画像形成装置の資源量を決定する工程を更に有することを特徴とする請求項1記載のジョブ実行方法。
  5. 前記決定する工程は、前記個人認証したユーザの認証情報とジョブの種類とに応じて前記ジョブの優先度を決定することを特徴とする請求項1記載のジョブ実行方法。
  6. 画像形成に対応する複数のジョブを実行して画像形成を行う画像形成装置であって、
    画像形成に対応するジョブの優先度を個人認証したユーザの認証情報によって決定する手段と、
    複数のジョブのうち、前記決定された優先度が高いジョブを選択して実行する手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータに請求項1記載のジョブ実行方法を実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2015044374A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 理想科学工業株式会社 印刷装置

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