JP2004343458A - Radio terminal device and radio base station retrieval processing program - Google Patents

Radio terminal device and radio base station retrieval processing program Download PDF

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JP2004343458A JP2003137933A JP2003137933A JP2004343458A JP 2004343458 A JP2004343458 A JP 2004343458A JP 2003137933 A JP2003137933 A JP 2003137933A JP 2003137933 A JP2003137933 A JP 2003137933A JP 2004343458 A JP2004343458 A JP 2004343458A
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    • Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a radio terminal device which shortens an overall time necessary for base station retrieval, reduces a power consumption necessary for the base station retrieval, and is made to belong to a base station desired by a user. <P>SOLUTION: An SSID (Service Set ID) of the base station to which the radio terminal device belongs is set in an SSID list storage part 11. Also, the SSID of the base station to which the radio terminal device belongs is recorded in an attribute history storage part 13. Then, an SSID priority management part 12 acquires the list of the SSID set in the SSID list storage part 11 or the history list of the SSID recorded in the attribute history storage part 13, and transmits the acquired history list to a Scan management part 4. The Scan management part 4 requests the Scan processing part 5 to perform retrieval of the base station from an SSID of the highest retrieval priority acquired by the SSID priority management part 12 in order, and the retrieval of the base station is performed. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ＬＡＮ技術を用いた無線端末装置及び無線基地局検索処理プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂなどの高速な無線通信方式を利用したＬＡＮインフラが普及しており、このＬＡＮインフラの普及に伴い、同じネットワークエリア内で、異なる管理ドメインや認証ドメインを保持する複数の無線ＬＡＮネットワークが存在するという状況が一般的となっている。
【０００３】
このようなネットワーク環境において、無線端末が帰属すべき基地局を検索する必要が生じた場合に、従来の無線端末では、各基地局が保有する管理ドメインを識別するためのＳＳＩＤ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ ＩＤ）を、全ての基地局から収集し、その中から無線端末が帰属可能なＳＳＩＤについて検索動作を実行し、基地局からの応答があれば、その基地局に帰属するという処理動作が行われていた。この処理動作を、Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎと呼ばれる。Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎは、一定時間、アクセスポイント（ＡＰ）が出すビーコン信号をモニタする方式であり、受信したビーコン信号を基に同期を確立することとなる。
【０００４】
また、本発明より先に出願された技術文献として、基地局と通信している端末局が、無線セル間を移動し、複数の基地局と通信できる状況になった場合に、以前と同一のネットワークにつながる基地局を、自律的に選択して、通信を継続することを可能とする無線ＬＡＮシステムがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
この特許文献１は、移動前に端末局が帰属していた基地局の基地局情報を記憶保持する基地局情報記憶部を設け、移動後に端末局が受信した複数の基地局情報を、基地局情報記憶部の基地局情報と比較し、移動前と同一の基地局情報を持つ基地局に帰属することとしている。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００３−３７８６０号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎは、無線ＬＡＮネットワーク圏内に存在する全ての基地局のＳＳＩＤを収集する作業に時間がかかり、無線電力をより多く消費することとなる。また、近年ではセキュリティ確保の観点からＳＳＩＤを公表しない基地局や、ネットワーク環境が増えつつあり、このようなネットワーク環境ではＰａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎは役に立たないこととなる。
【０００８】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、基地局検索にかかるまでの所要時間を短縮し、また、基地局検索に必要な消費電力を削減し、ユーザが希望する基地局に、効率的に帰属させる無線端末装置及び無線基地局検索処理プログラムを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような特徴を有する。
請求項１記載の発明は、帰属可能な基地局の帰属情報を予め優先順に記憶する基地局記憶手段と、基地局記憶手段に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局を検索する基地局検索手段と、を有することを特徴とする。
【００１０】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の無線端末装置において、基地局検索手段は、帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局に自動的に帰属させることを特徴とする。
【００１１】
請求項３記載の発明は、請求項１または２記載の無線端末装置において、帰属可能な基地局の帰属情報を基地局記憶手段に設定する帰属情報設定手段を更に有し、基地局検索手段は、帰属情報設定手段により基地局記憶手段に設定した帰属情報の優先順に従って帰属可能な基地局を検索することを特徴とする。
【００１２】
請求項４記載の発明は、請求項１から３の何れか１項に記載の無線端末装置において、基地局検索手段は、基地局記憶手段に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局が検出されない場合は、自局の無線圏内に位置する全ての基地局の帰属情報を収集し、該収集した帰属情報を基に、無線圏内に位置する帰属可能な基地局に帰属することを特徴とする。
【００１３】
請求項５記載の発明は、請求項１から４の何れか１項に記載の無線端末装置において、基地局検索手段により検出した帰属可能な基地局に無線端末装置を帰属した基地局の帰属情報の履歴を記憶する帰属情報履歴記憶手段を更に有し、基地局検索手段は、基地局記憶手段に記憶された帰属情報に従って帰属可能な基地局を検索する前に、帰属情報履歴記憶手段に記憶された帰属情報の履歴に従って帰属可能な基地局を検索し、帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出できない場合に、基地局記憶手段に記憶された帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出することを特徴とする。
【００１４】
請求項６記載の発明は、請求項５記載の無線端末装置において、帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を削除する帰属情報履歴削除手段を更に有することを特徴とする。
【００１５】
請求項７記載の発明は、請求項６記載の無線端末装置において、帰属情報履歴削除手段は、帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報のうち、予め定めた一定時間を経過した帰属情報のみを削除することを特徴とする。
【００１６】
請求項８記載の発明は、請求項６または７記載の無線端末装置において、帰属情報履歴削除手段は、帰属情報履歴記憶手段に記憶した全ての帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出できない場合に、帰属情報履歴記憶手段に記憶した全ての帰属情報を削除することを特徴とする。
【００１７】
請求項９記載の発明は、請求項６から８の何れか１項に記載の無線端末装置において、帰属情報履歴削除手段は、無線端末装置の電源を切断してから電源を投入するまでの時間が、予め定めた一定時間を経過した際に、帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を削除することを特徴とする。
【００１８】
請求項１０記載の発明は、請求項５から９の何れか１項に記載の無線端末装置において、帰属情報履歴記憶手段は、基地局検索手段により帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局の帰属情報を最新の帰属情報として、帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を更新することを特徴とする。
【００１９】
請求項１１記載の発明は、請求項５から１０の何れか１項に記載の無線端末装置において、帰属情報履歴記憶手段に記憶する帰属情報の最大個数を設定する帰属情報履歴個数設定手段を有することを特徴とする。
【００２０】
請求項１２記載の発明は、請求項１から５の何れか１項に記載の無線端末装置において、基地局検索手段は、無線端末装置の電源が投入された際、無線端末装置が現在位置する基地局の無線圏内から別の無線圏内に移動した際、無線端末装置が現在帰属している基地局との同期が外れた際、無線端末装置の設定を変更した際、動作中のアプリケーションからの要求があった際、基地局検索要求が発生した際に、基地局検索手段による検索が行われることを特徴とする。
【００２１】
請求項１３記載の発明は、各種情報を記憶する記憶部と、帰属可能な基地局の検索を制御する制御部と、を有する無線端末装置において実行される無線基地局検索処理プログラムであって、制御部に、外部から優先順に入力された帰属可能な基地局の帰属情報を記憶部に記憶する基地局記憶処理と、基地局記憶処理により記憶部に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局を検索する基地局検索処理と、を実行させることを特徴とする。
【００２２】
請求項１４記載の発明は、請求項１３記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、基地局検索処理により帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局に無線端末装置を自動的に帰属させることを特徴とする。
【００２３】
請求項１５記載の発明は、請求項１３または１４記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、基地局検索処理は、基地局記憶処理により記憶部に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局が検出されない場合は、無線圏内に位置する全ての基地局の帰属情報を収集し、該収集した帰属情報を基に、無線圏内に位置する帰属可能な基地局に帰属させることを特徴とする。
【００２４】
請求項１６記載の発明は、請求項１３から１５の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、基地局検索処理により検出した帰属可能な基地局に無線端末装置が帰属した基地局の帰属情報の履歴を記憶部に記憶する帰属情報履歴記憶処理を制御部に実行させ、基地局検索処理は、基地局記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報に従って検索する前に、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報の履歴に従って帰属可能な基地局を検索し、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出できない場合に、基地局記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出することを特徴とする。
【００２５】
請求項１７記載の発明は、請求項１６記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報の履歴を削除する帰属情報履歴削除処理を制御部に実行させることを特徴とする。
【００２６】
請求項１８記載の発明は、請求項１７記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴削除処理は、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報のうち、予め定めた一定時間を経過した帰属情報のみを削除することを特徴とする。
【００２７】
請求項１９記載の発明は、請求項１７または１８記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴削除処理は、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した全ての帰属情報に従って帰属可能な基地局を検出できない場合に、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した全ての帰属情報を削除することを特徴とする。
【００２８】
請求項２０記載の発明は、請求項１７から１９の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴削除処理は、無線端末装置の電源を切断してから電源を投入するまでの時間が、予め定めた一定時間を経過した際に、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報の履歴を削除することを特徴とする。
【００２９】
請求項２１記載の発明は、請求項１６から２０の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴記憶処理は、基地局検索処理により帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局の帰属情報を最新の帰属情報として、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶した帰属情報の履歴を更新することを特徴とする。
【００３０】
請求項２２記載の発明は、請求項１６から２１の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、帰属情報履歴記憶処理により記憶部に記憶する帰属情報の最大個数を設定する帰属情報履歴個数設定処理を制御部に実行させることを特徴とする。
【００３１】
請求項２３記載の発明は、請求項１３から１６の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラムにおいて、基地局検索処理は、無線端末装置の電源が投入された際、無線端末装置が現在位置する基地局の無線圏内から別の無線圏内に移動した際、無線端末装置が現在帰属している基地局との同期が外れた際、無線端末装置の設定を変更した際、動作中のアプリケーションからの要求があった際、基地局検索要求が発生した際に、基地局検索処理による検索が実行されることを特徴とする。
【００３２】
【発明の実施の形態】
（発明の特徴）
まず、図１を参照しながら本発明にかかる無線端末装置の特徴について説明する。
【００３３】
図１において、無線端末１０１と、４つの無線基地局Ａと、Ｂと、Ｃと、Ｄと、が存在する。なお、それぞれの無線基地局は、ＳＳＩＤ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ ＩＤ）として、無線基地局Ａが“ｏｔｈｅｒｎｅｔ”を保有し、無線基地局Ｂが、“ｍｙｎｅｔ１”を保有し、無線基地局Ｃが、“ｍｙｎｅｔ２”を保有し、無線基地局Ｄが“ｍｙｎｅｔ２”を保有する。ＳＳＩＤ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ ＩＤ）は、ＩＥＥＥ８０２．１１で定義され、サービス単位や管理ドメインを区別するための識別子である。また、無線端末１０１は、ＳＳＩＤを指定して無線基地局を検索することができる。
【００３４】
なお、無線端末１０１は、無線基地局Ｂと、Ｃと、Ｄと、に帰属することができるが、無線基地局Ａには帰属することはできないものとする。また、無線端末１０１は、図２に示す、ＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）、および、帰属履歴を保持しているとする。
【００３５】
また、図１において、無線基地局を中心として形成されている円は、中心にある無線基地局の電波が届くエリアを示す。なお、無線基地局Ａと、Ｂと、Ｃと、Ｄと、は、それぞれお互いに干渉しない無線チャネルを使用しているものとする。
【００３６】
まず、無線端末１０１が、無線基地局Ｂの無線圏内に位置しており、無線基地局Ｂに帰属しているとする。その後、無線基地局Ａと、Ｃと、の無線エリアがオーバーラップする位置（図１に示す斜線領域）へ、無線端末１０１が移動したとする（▲１▼）。このとき、無線端末１０１は、無線基地局Ｂの圏外に移動したことを契機に、図２に示す、無線端末１０１が保持するＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）、および、帰属履歴に従ってＳＳＩＤの検索を開始する。
【００３７】
まず、無線端末１０１は、図２に示す帰属履歴に従い、ＳＳＩＤが“ｍｙｎｅｔ１”の無線基地局を検索する。しかし、図１に示すように、無線基地局Ａと、Ｃと、の無線エリアがオーバーラップする位置（斜線領域）では、無線端末１０１は、無線基地局Ｂからの電波が届かないため、この検索は失敗する。
【００３８】
次に、無線端末１０１は、帰属履歴の検索が終了したので、図２に示すＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）の検索を開始する。ＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）の最初のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ１”であるが、このＳＳＩＤは、既に検索済みであるのでスキップし、次のＳＳＩＤが“ｍｙｎｅｔ２”の無線基地局を検索する。
【００３９】
この検索により、無線基地局Ｃが検出されるので、無線端末１０１は、この無線基地局Ｃに帰属する。そして、図３に示すように、無線端末１０１が帰属した無線基地局Ｃが保有する“ｍｙｎｅｔ２”を、帰属履歴リストの最初の優先度を持つＳＳＩＤとして登録する。このようにユーザが、あらかじめＳＳＩＤリストを無線端末１０１に設定しておくことで、無線端末１０１が帰属できない無線基地局Ａを検索する処理を省略することができる。
【００４０】
次に、無線端末１０１が無線基地局Ｃの圏外に移動し、基地局Ｄの圏内に移動したとする（▲２▼）。すると、無線端末１０１は、無線基地局Ｃの無線圏外に移動したことを契機に、上記と同じ方法でＳＳＩＤの検索を開始する。なお、ＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）、および、帰属履歴リストは、上記の無線基地局Ｂから、無線基地局Ａと、Ｃと、の無線エリアがオーバーラップする位置に移動した際（▲１▼）の処理動作により、図３に示すように更新されており、無線端末１０１は、まず帰属履歴リストの最初にあるＳＳＩＤが“ｍｙｎｅｔ２”の無線基地局を検索する。すると、無線基地局Ｄが検出されるので、無線端末１０１は、この無線基地局Ｄに帰属する。
【００４１】
次に、無線端末１０１が帰属した無線基地局Ｄの保有する“ｍｙｎｅｔ２”を帰属履歴リストの先頭に移動させ、帰属履歴リストを更新する（なお、“ｍｙｎｅｔ２”は、既に先頭にあるので、順位は変化しない）。このように、直前に帰属していたＳＳＩＤは、再度帰属する可能性が高く、また、一般的に同じ管理ドメインにある無線基地局は、同じＳＳＩＤで設定されている場合が多いので、帰属履歴リストを先に検索することにより、ＳＳＩＤ検索の回数を減らすことができる。
【００４２】
なお、この無線端末１０１は、無線端末１０１の電源が投入された際、もしくは、無線端末１０１が現在位置する基地局の無線エリアから別の無線エリアに移動した際（ハンドオーバ）、もしくは、無線端末１０１が現在帰属している基地局との同期が外れた際、もしくは、ユーザが無線端末１０１の設定を変更した際、もしくは、動作中のアプリケーションからの要求があった場合、もしくは、その他の基地局検索要求が発生した場合に、帰属可能な基地局の検索を行うこととする。
【００４３】
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる無線端末装置の実施の形態について説明する。
【００４４】
（第１の実施の形態）
まず、第１の実施の形態について説明する。
第１の実施の形態は、図４に示すように、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（Ｒ）による有線ＬＡＮネットワーク１２１、１２２が敷設されている。有線ＬＡＮネットワーク１２１には、ＩＥＥＥ８０２．１１標準に準拠した無線ＬＡＮ基地局１１１が接続されている。また、有線ＬＡＮネットワーク１２２は、無線ＬＡＮ基地局１１２、１１３が接続されている。なお、無線ＬＡＮ基地局１１１、１１２、１１３の電波が届く通信可能範囲は、各無線ＬＡＮ基地局を中心として形成される円の内側のエリアとなる。
【００４５】
無線ＬＡＮ基地局１１１のＳＳＩＤは、“ｏｔｈｅｒｎｅｔ”に設定されており、無線ＬＡＮ基地局はこのＳＳＩＤをビーコンにより定期的にブロードキャストしている。
【００４６】
無線ＬＡＮ基地局１１２のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ１”に設定されており、また、無線ＬＡＮ基地局１１３のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ２”に設定されている。なお、これら２つの無線ＬＡＮ基地局１１２、１１３は、このＳＳＩＤを公開していない。すなわち、無線ＬＡＮ端末１０１が、Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎ、もしくは、ＳＳＩＤを“ＡＮＹ”に設定したＡｃｔｉｖｅ Ｓｃａｎを行っても、これらの無線ＬＡＮ基地局１１２、１１３を検索することはできないこととなる。
【００４７】
なお、Ａｃｔｉｖｅ Ｓｃａｎとは、ＳＳＩＤを無線ＬＡＮ端末１０１から出し、その応答でアクセスポイント（ＡＰ）を探す検索方式である。
【００４８】
第１の実施の形態における無線ＬＡＮ端末１０１は、図６に示すように、Ｓｃａｎトリガ検出部１と、同期管理部２と、ユーザインタフェース３と、Ｓｃａｎ管理部４と、Ｓｃａｎ処理部５と、モデム６と、送信部７と、受信部８と、切り替えスイッチ９と、アンテナ１０と、ＳＳＩＤリスト記憶部１１と、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２と、の内部構成を構築している。
【００４９】
このように、第１の実施の形態における無線ＬＡＮ端末１０１は、図５に示す、従来の無線ＬＡＮ端末に加えて、ＳＳＩＤリスト記憶部１１と、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２と、が新たに追加されて構築されている。なお、ＳＳＩＤリスト記憶部１１は、ユーザまたは管理者があらかじめ、無線ＬＡＮ端末１０１が使用できる無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤを登録しておく記憶部である。また、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、以下で述べるような処理に従って、無線ＬＡＮ端末１０１が検索するＳＳＩＤ、および、そのＳＳＩＤの検索優先順位を決定する部分である。
【００５０】
なお、無線ＬＡＮ端末１０１は、図４に示す有線ネットワーク１２２に接続されているすべての無線ＬＡＮ基地局、すなわち、無線ＬＡＮ基地局１１２、１１３の使用は許可されているが、有線ネットワーク１２１の使用は許可されていないものとする。従って、ユーザは、無線ＬＡＮ端末１０１のユーザインタフェースを使用して、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に、図７に示すＳＳＩＤリストを設定しておくこととなる。
【００５１】
（第１の実施の形態における処理動作）
次に、第１の実施の形態における無線ＬＡＮ端末１０１の処理動作について説明する。
【００５２】
なお、無線ＬＡＮ端末１０１は、図４に示すように、無線ＬＡＮ基地局１１２に帰属しているものとする。このとき、無線ＬＡＮ端末１０１が無線ＬＡＮ基地局１１２の圏外に移動し、無線ＬＡＮ基地局１１１、および、無線ＬＡＮ基地局１１３の何れからも電波がとどく範囲（図４の斜線領域）に移動したとする（▲１▼）。
【００５３】
このとき、無線ＬＡＮ端末１０１の具備するＳｃａｎトリガ検出部１は、無線ＬＡＮ端末１０１が帰属していた無線ＬＡＮ基地局１１２の圏外に移動したことを検知する。そして、これを契機として、Ｓｃａｎトリガ検出部１は、Ｓｃａｎ管理部４に無線ＬＡＮ基地局の検索を指示する。この指示により、Ｓｃａｎ管理部４は、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２により得られる検索優先度の高いＳＳＩＤから順番に、Ｓｃａｎ処理部５に対して無線ＬＡＮ基地局の検索を要求し、無線ＬＡＮ基地局の検索を行う。このアルゴリズムを図８に示す。以下、図８に示すアルゴリズムについて説明する。
【００５４】
まず、Ｃｈａｎｎｅｌ等のパラメータを設定し（ステップＳ８０１）、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定された優先順位が１位のアクセスポイント（ＡＰ）のＳＳＩＤを設定する（ステップＳ８０２）。次に、Ｓｃａｎ処理を行い（ステップＳ８０３）、アクセスポイント（ＡＰ）を検出したか否かを判定する（ステップＳ８０４）。この判定により、アクセスポイント（ＡＰ）を検出した場合は（ステップＳ８０４／ＹＥＳ）、同一のＳＳＩＤのアクセスポイント（ＡＰ）を複数検出したか否かを判定し、複数のＡＰを検出した場合は、最も受信品質の良いＡＰを選択することで（ステップＳ８０５）、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定されたアクセスポイント（ＡＰ）を検出して、処理を終了する。
【００５５】
また、ステップＳ８０４の判定において、アクセスポイント（ＡＰ）が検出されな場合は（ステップＳ８０４／ＮＯ）、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定された全てのＳＳＩＤリストのＳｃａｎ処理が完了したか否かを判定し（ステップＳ８０６）、該判定により、Ｓｃａｎ処理が完了したと判定した場合は（ステップＳ８０６／ＹＥＳ）、アクセスポイント（ＡＰ）が検出されないまま処理を終了する。
【００５６】
また、ステップＳ８０６の判定において、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定された全てのＳＳＩＤリストのＳｃａｎ処理が完了していないと判定した場合は（ステップＳ８０６／ＮＯ）、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定されたＳＳＩＤリストの優先順位を１つ下げたアクセスポイント（ＡＰ）のＳＳＩＤを設定し（ステップＳ８０７）、再び、ステップＳ８０３に戻り、同様の処理を繰り返す。
【００５７】
この図８に示すアルゴリズムに従うと、第１の実施の形態における無線ＬＡＮ端末１０１の具備するＳＳＩＤ優先順位管理部１２が、まず、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定された、図７に示す検索リスト中の最も高い優先度を持つＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ１”について、ＳＳＩＤの検索を行う。なお、この“ｍｙｎｅｔ１”についてのＳＳＩＤの検索では無線ＬＡＮ基地局は検出されないので、次に、優先度を１つ下げ、図７に示す検索リストの２番目のＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ２”を検索する。すると、無線ＬＡＮ基地局１１３が検出されるので、Ｓｃａｎ管理部４は、無線ＬＡＮ端末１０１を、この無線ＬＡＮ基地局１１３に帰属させる。すなわち２回目の検索で帰属が完了する。
【００５８】
従来の無線ＬＡＮ端末１０１の場合は、図４に示すように、無線ＬＡＮ端末１０１が、移動した場合（▲１▼）、Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎ（図９参照）、もしくは、ＳＳＩＤを“ＡＮＹ”に設定したＡｃｔｉｖｅ Ｓｃａｎ（図１０参照）を行うが、この処理を行うと、無線ＬＡＮ基地局１１１が検索されることになる。しかし、無線ＬＡＮ基地局１１１が接続されている有線ネットワーク１２１は、無線ＬＡＮ端末１０１の接続を許可していないので、無線ＬＡＮ端末１０１は、ネットワークに接続することができない。
【００５９】
また、有線ネットワーク１２１が、無線ＬＡＮ端末１０１の接続を許可している場合でも、セキュリティ確保のために無線ＬＡＮ基地局１１１がＳＳＩＤを非公開としている場合は、同様に、無線ＬＡＮ端末１０１が、図４に示すように移動した場合は、図５に示す従来の無線ＬＡＮ端末のＰａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎ、もしくは、ＳＳＩＤを“ＡＮＹ“に設定したＡｃｔｉｖｅ Ｓｃａｎによる検索では、いかなる無線ＬＡＮ基地局も検索されず、無線ＬＡＮ基地局への接続を無線ＬＡＮ端末が行うことができない。
【００６０】
このように、第１の実施の形態では、無線ＬＡＮ端末１０１にＳＳＩＤリスト記憶部１１を設け、そのＳＳＩＤリスト記憶部１１にＳＳＩＤ検索リストを設定することで、無線ＬＡＮ端末１０１が使用できないネットワークに接続してしまうことを防ぐことが可能となる。また、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に、ＳＳＩＤを非公開としている検索リストを設定し、Ａｃｔｉｖｅ ＳｃａｎによりＳＳＩＤを検索することで、ＳＳＩＤを非公開としている無線ＬＡＮ基地局にも接続することが可能となる。
【００６１】
また、ＳＳＩＤの検索に優先度を持たせ、ユーザがより使用頻度の高いＳＳＩＤの優先順位をＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定しておくことで、検索にかかる平均回数を減らすことができる。
【００６２】
（第２の実施の形態）
次に、第２の実施の形態について説明する。
第２の実施の形態は、図１１に示すように、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（Ｒ）による有線ＬＡＮネットワーク２２１、２２２が敷設されている。有線ＬＡＮネットワーク２２１には、ＩＥＥＥ８０２．１１標準に準拠した無線ＬＡＮ基地局２１１が接続されている。また、有線ＬＡＮネットワーク２２２には、ＩＥＥＥ８０２．１１標準に準拠した無線ＬＡＮ基地局２１２、２１３および２１４が接続されている。なお、無線ＬＡＮ基地局の電波が届く通信可能範囲は、無線ＬＡＮ基地局を中心とする円で示した範囲となる。
【００６３】
有線ネットワーク２２１に接続された無線ＬＡＮ基地局２１１のＳＳＩＤは、“ｏｔｈｅｒｎｅｔ”に設定されている。また、有線ネットワーク２２２は２つの管理ドメインに分かれており、一方の管理ドメインには、無線ＬＡＮ基地局２１３および無線ＬＡＮ基地局２１４が、他方の管理ドメインには、無線ＬＡＮ基地局２１２が接続されている。通常、ＳＳＩＤは、管理ドメインごとに別個のものを設定するので、無線ＬＡＮ基地局２１２のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ１”に、無線ＬＡＮ基地局２１３と２１４のＳＳＩＤは“ｍｙｎｅｔ２”に、それぞれ設定されている。
【００６４】
なお、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、図１２に示すように、Ｓｃａｎトリガ検出部１と、同期管理部２と、ユーザインタフェース３と、Ｓｃａｎ管理部４と、Ｓｃａｎ処理部５と、モデム６と、送信部７と、受信部８と、切り替えスイッチ９と、アンテナ１０と、ＳＳＩＤリスト記憶部１１と、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２と、帰属履歴記憶部１３と、の内部構成を構築している。このように、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、従来の無線ＬＡＮ端末に加えて、ＳＳＩＤリスト記憶部１１と、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２と、帰属履歴記憶部１３と、が新たに追加された内部構成を構築する。
【００６５】
ＳＳＩＤリスト記憶部１１には、ユーザまたは管理者が、あらかじめ無線ＬＡＮ端末２０１が使用できる無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤを設定しておく。
帰属履歴記憶部１３には、無線ＬＡＮ端末２０１が最近帰属した無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤリストが記録される。なお、この帰属履歴記憶部１３に記録可能なＳＳＩＤの最大個数をユーザが設定することも可能である。
ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、以下で述べるような処理に従って、無線ＬＡＮ端末２０１が検索するＳＳＩＤ、およびそのＳＳＩＤの検索優先順位を決定する。
【００６６】
なお、無線ＬＡＮ端末２０１は、有線ネットワーク２２２に接続されているすべての無線ＬＡＮ基地局、すなわち、無線ＬＡＮ基地局２１２、２１３、２１４の使用が許可されているが、無線ＬＡＮ端末２０１は、有線ネットワーク２２１の使用は許可されていないものとする。また、無線ＬＡＮ端末２０１は、図１１に図示していない、別の場所に存在する無線ＬＡＮ基地局にも接続することができ、この無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤは“ｍｙｎｅｔ３”とする。
【００６７】
従って、ユーザは、無線ＬＡＮ端末２０１のユーザインタフェースを使用して、あらかじめ、図１３に示すようなＳＳＩＤリストを、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定しておく。
【００６８】
（第２の実施の形態における処理動作）
次に、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１の処理動作について説明する。
なお、無線ＬＡＮ端末２０１は、無線ＬＡＮ基地局２１２に帰属しており、無線ＬＡＮ端末２０１の具備する帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストが図１４に示すように記録されているものとする。このとき、無線ＬＡＮ端末２０１が無線ＬＡＮ基地局２１２の圏外に移動し、無線ＬＡＮ基地局２１１および無線ＬＡＮ基地局２１３のいずれからも電波がとどく範囲（図１１に示す斜線領域）に移動したとする（▲１▼）。
【００６９】
このとき、無線ＬＡＮ端末２０１の具備するＳｃａｎトリガ検出部１は、無線ＬＡＮ端末２０１が帰属していた基地局２１２の圏外に移動したことを検出し、これを契機として、Ｓｃａｎトリガ検出部１は、Ｓｃａｎ管理部４に無線ＬＡＮ基地局の検索を指示する。この指示により、Ｓｃａｎ管理部４は、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２により得られる検索優先度の高いＳＳＩＤから順番に、Ｓｃａｎ処理部５に対して、無線ＬＡＮ基地局の検索を要求し、無線ＬＡＮ基地局の検索を行う。
【００７０】
まず、無線ＬＡＮ端末２０１の具備するＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストにある図１４に示すＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ１”を持つ無線ＬＡＮ基地局の検索を要求する。しかし、この検索は失敗する。
【００７１】
次に、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１の検索リストにある、図１３に示すＳＳＩＤそれぞれについての検索を要求する。すると、検索リストの２番目の“ｍｙｎｅｔ２”をもつ無線ＬＡＮ基地局２１３が検出されるので、Ｓｃａｎ管理部４は、無線ＬＡＮ端末２０１を、“ｍｙｎｅｔ２”をもつ無線ＬＡＮ基地局２１３に帰属させる。すなわち、３回目の検索で無線ＬＡＮ端末２０１の帰属が完了する。
【００７２】
次に、無線ＬＡＮ端末２０１の無線ＬＡＮ基地局２１３への帰属が完了すると、同期管理部２は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１の帰属履歴リストにその“ｍｙｎｅｔ２”のＳＳＩＤを記録し、帰属履歴リストを更新する。これにより、ＳＳＩＤリスト記憶部１１の帰属履歴リストは図１５のように更新される。
【００７３】
次に、無線ＬＡＮ端末２０１が、無線ＬＡＮ基地局２１３の圏外へ移動し、無線ＬＡＮ基地局２１４の圏内に移動したとする（▲２▼）。すると、無線ＬＡＮ端末２０１は、上記と同様な処理を行い、無線ＬＡＮ基地局２１３の圏外へ移動したことを契機に、無線ＬＡＮ端末２０１は、無線ＬＡＮ基地局の検索を開始するが、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１によると、まず、図１５に示す帰属履歴リストのＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ２”が検索される。すると、無線ＬＡＮ基地局２１４が検索されるので、無線ＬＡＮ２０１は、この無線ＬＡＮ基地局２１４に帰属する。すなわち１回の検索で、無線ＬＡＮ基地局を検索することができる。
【００７４】
そして、無線ＬＡＮ端末２０１が、無線ＬＡＮ基地局２１４に帰属した際、無線ＬＡＮ端末２０１が帰属しているＳＳＩＤに変化がないため、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストは更新されず、図１５に示す帰属履歴リストのままとなる。
【００７５】
次に、無線ＬＡＮ端末２０１が無線ＬＡＮ基地局２１４の圏外へ移動し、再度無線ＬＡＮ基地局２１２の圏内に戻ったとする（▲３▼）。すると、上記の処理と同様に無線ＬＡＮ端末２０１は、無線ＬＡＮ基地局２１４の圏外へ移動したことを契機に、無線ＬＡＮ端末２０１は、無線ＬＡＮ基地局の検索を開始するが、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１によると、まず図１５に示す帰属履歴リストのＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ２”が検索される。しかし、ＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ２”の無線ＬＡＮ基地局は検出されないので、帰属履歴リストの次のＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ１”が検索される。すると、無線ＬＡＮ基地局２１２が検出されるので、無線ＬＡＮ端末２０１は、無線ＬＡＮ基地局２１２に帰属する。すなわち、２回の検索で無線ＬＡＮ基地局を検索することができる。そして、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストは図１６のように更新される。
【００７６】
このように、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、帰属履歴記憶部１３を設け、該設けた帰属履歴記憶部１３に帰属履歴を記録することで、検索リストのみの検索に比べて検索回数を少なくすることが可能となる。これは、無線ＬＡＮ端末２０１の移動がほとんどの場合、限られたＳＳＩＤを保持する無線ＬＡＮ基地局間で行われるため、最近帰属したＳＳＩＤほど、再度、無線ＬＡＮ端末２０１が帰属する可能性が高く、無線ＬＡＮ端末２０１の具備するＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定した検索リストのすべてのＳＳＩＤを検索するのは効率が悪いからである。
【００７７】
なお、帰属履歴記憶部１３に記録された全ての帰属履歴リストの検索が終了した際に、続けて、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定したＳＳＩＤリストを用いて、無線ＬＡＮ基地局の検索を行うことも可能である。この場合、帰属履歴記憶部１３に記録された全ての帰属履歴リストは、無線ＬＡＮ基地局に帰属することができないこととなるため、自動的に帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストを全て消去するように設定することも可能である。
【００７８】
また、帰属履歴記憶部１３に記録された帰属履歴リストの検索から、続けて、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定したＳＳＩＤリストを用いて検索するように設定した場合に、帰属履歴記憶部１３に記録された全ての帰属履歴リストを検索せずに、予め、帰属履歴リストから検索するＳＳＩＤの数を設定し、その設定した数までの検索が完了した際に、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定したＳＳＩＤリストの検索に移行するように設定することも可能である。
【００７９】
このように、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１と、帰属履歴記憶部１３と、を設け、該設けたＳＳＩＤリスト記憶部にＳＳＩＤ検索リストを設定し、帰属履歴記憶部１３に帰属履歴を記録することで、以下のような効果を奏する。
ＳＳＩＤ検索リストおよび帰属履歴を持たない従来の無線ＬＡＮ端末は、無線ＬＡＮ基地局２１２から無線ＬＡＮ基地局２１３に移動した際に（▲１▼）、無線ＬＡＮ端末が全ての無線ＬＡＮ基地局を検索すると、無線ＬＡＮ端末が帰属できない無線ＬＡＮ基地局２１１を帰属してしまう可能性があるが、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１を設け、該設けたＳＳＩＤリスト記憶部１１に、無線ＬＡＮ端末２０１が帰属可能な無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤ検索リストを、予めユーザが設定することで、無線ＬＡＮ端末２０１が帰属できない無線ＬＡＮ基地局２１１への検索を回避することが可能となる。
【００８０】
また、帰属履歴を持たない無線ＬＡＮ端末では、無線基地局２１３から無線ＬＡＮ基地局２１４に移動した際（▲２▼）、および、無線ＬＡＮ基地局２１４から無線ＬＡＮ基地局２１１に移動した際（▲３▼）に、無線ＬＡＮ端末２０１が、図１３に示す検索リストのみに基づいてＳＳＩＤを検索すると、無線基地局２１３から無線ＬＡＮ基地局２１４に移動した際（▲２▼）に、２回の検索を必要とする。また、無線ＬＡＮ基地局２１４から無線ＬＡＮ基地局２１１に移動した際（▲３▼）に、３回の検索を必要とするが、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１は、帰属履歴記憶部１３を設け、該設けた帰属履歴記憶部１３に帰属履歴を記録し、この帰属履歴を用いて検索を行うことで、無線ＬＡＮ端末２０１は、無線基地局２１３から無線ＬＡＮ基地局２１４に移動した際（▲２▼）に、図１４に示す帰属履歴を用いて検索が行われるため、１回の検索で完了する。また、無線ＬＡＮ基地局２１４から無線ＬＡＮ基地局２１１に移動した際（▲３▼）に、図１５に示す帰属履歴を用いて検索が行われるため、２回の検索で完了することが可能となる。
【００８１】
（第３の実施の形態）
次に、第３の実施の形態について説明する。
第３の実施の形態は、図１７のように、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（Ｒ）による有線ＬＡＮネットワーク３２１、３２２が敷設されており、有線ＬＡＮネットワーク３２１には、ＩＥＥＥ８０２．１１標準に準拠した無線ＬＡＮ基地局３１１、３１２が接続されている。また、有線ＬＡＮネットワーク３２２は、ＩＥＥＥ８０２．１１標準に準拠した無線ＬＡＮ基地局３１３、３１４が接続されている。なお、無線ＬＡＮ基地局の電波が届く通信可能範囲は、基地局を中心とする円で示した範囲となる。
【００８２】
なお、第３の実施の形態では、有線ＬＡＮネットワーク３２１と、有線ＬＡＮネットワーク３２２と、は地理的に離れた場所に位置しており、両者の間を移動するには十分な時間を必要とする。
【００８３】
無線ＬＡＮ基地局３１１のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ１”に設定されており、無線ＬＡＮ基地局３１２のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ２”に設定されている。また、無線ＬＡＮ基地局３１３のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ３”に設定されており、無線ＬＡＮ基地局３１４のＳＳＩＤは、“ｍｙｎｅｔ４”に設定されている。
【００８４】
第３の実施の形態における無線ＬＡＮ端末３０１は、第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１と同様の内部構成を構築しており、図１７に示す２つの有線ネットワーク３２１、３２２および４つの無線ＬＡＮ基地局３１１、３１２、３１３、３１４すべての使用を許可されている。また、無線ＬＡＮ端末３０１は、帰属履歴リストを保持することができ、最近帰属した無線ＬＡＮ基地局のＳＳＩＤのリストを保持することとする。
【００８５】
また、ユーザは、無線ＬＡＮ端末３０１の具備するＳＳＩＤリスト記憶部１１に、ユーザ自身が利用する頻度の高いＳＳＩＤの順に設定し、図１８に示す優先順位のＳＳＩＤ検索リストを保持することとなる。
【００８６】
（第３の実施の形態における処理動作）
次に、第３の実施の形態における無線ＬＡＮ端末３０１の処理動作について説明する。
なお、無線ＬＡＮ端末３０１は、無線ＬＡＮ基地局３１３に帰属しており、無線ＬＡＮ端末３０１の具備する帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストが図１９に示すように記録されているとする。このとき、ユーザが無線ＬＡＮ端末３０１の電源を切断し、無線ＬＡＮ基地局３１１の圏内へ移動した後（▲１▼）、無線ＬＡＮ端末３０１の電源を投入したとする。
【００８７】
第３の実施の形態における無線ＬＡＮ端末３０１は、無線ＬＡＮ端末３０１のＳｃａｎトリガ検出部１が、無線ＬＡＮ端末３０１の電源が投入されたことを契機として、Ｓｃａｎ管理部４に無線ＬＡＮ基地局の検索を指示し、この指示によりＳｃａｎ管理部４は、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２により得られる検索優先度の高いＳＳＩＤから順番に、Ｓｃａｎ処理部５に対して無線ＬＡＮ基地局の検索を要求し、無線ＬＡＮ基地局の検索を行うこととする。
【００８８】
なお、無線ＬＡＮ端末３０１は、無線ＬＡＮ端末３０１の具備するＳＳＩＤ優先順位管理部１２が、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストにある図１９に示すＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ３”を検索候補とするが、無線ＬＡＮ基地局３１３の場所から無線ＬＡＮ基地局３１１の場所へ移動する時間が十分長いため、帰属履歴記憶部１３のＳＳＩＤは古くなっているため消去されることとなる。また、図１９の２番目のリストにあるＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ４”も同様に消去される。
【００８９】
この帰属履歴記憶部１３に記録した帰属履歴の消去を実行する際の方法としては、閾値を基に判定する方法が考えられ、無線ＬＡＮ端末３０１の電源を切断してから、電源を投入するまでの時間が、予め無線ＬＡＮ端末３０１に設定した所定の閾値を超えたか否かを判定し、所定の閾値を超えた際に、帰属履歴記憶部１３に記録した帰属履歴の消去を実行するように設定することも可能である。また、ユーザが無線ＬＡＮ端末３０１の具備する操作部から操作し、帰属履歴記憶部１３に記録した帰属履歴の消去を実行するように設定することも可能である。また、帰属履歴記憶部１３に帰属履歴を記録する際に、その日時等を一緒に記録し、一定時間以上帰属されていないＳＳＩＤを自動的に帰属履歴リストから消去することも可能である。
【００９０】
このように、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストのＳＳＩＤがすべて古かったため、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストが消去され、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定されたＳＳＩＤリストの優先度に従って検索を開始する。ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、このＳＳＩＤリストの最初のＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ１”で検索すると、無線ＬＡＮ基地局３１１が検索されるので、無線ＬＡＮ端末３０１は、無線ＬＡＮ基地局３１１に帰属する。すなわち１回目の検索で帰属が完了する。
【００９１】
次に、無線ＬＡＮ基地局への帰属が完了すると、帰属履歴記憶部１３の帰属履歴リストにそのＳＳＩＤ“ｍｙｎｅｔ１”を記録する。このとき、帰属履歴記憶部１３が記憶しているＳＳＩＤリストは図２０のように更新される。
【００９２】
このように、第３の実施の形態における無線ＬＡＮ端末３０１は、無線ＬＡＮ端末３０１の具備する帰属履歴記憶部１３に記録された、使用されていない古い帰属履歴を削除することで、より頻繁に使用するＳＳＩＤが優先的に検索されることになり、スキャンの回数を減らすことができる。第２の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１では３回のスキャンが必要となるところ、第３の実施の形態における無線ＬＡＮ端末２０１では、１回のスキャンで無線ＬＡＮ基地局を検出することが可能となる。
【００９３】
このように、本発明にかかる無線端末装置は、無線端末装置が帰属可能な基地局のＳＳＩＤを優先順にＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定する。また、無線端末装置が帰属した基地局のＳＳＩＤを帰属履歴記憶部１３に記録する。そして、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２は、ＳＳＩＤリスト記憶部１１に設定したＳＳＩＤのリスト、または、帰属履歴記憶部１３に記録したＳＳＩＤの履歴リストを取得し、該取得した履歴リストをＳｃａｎ管理部４に送信する。Ｓｃａｎ管理部４は、ＳＳＩＤ優先順位管理部１２により得られる検索優先度の高いＳＳＩＤから順番に、Ｓｃａｎ処理部５に対して基地局の検索を要求し、基地局の検索を行う。これにより、基地局検索にかかるまでの所要時間を短縮し、また、基地局検索に必要な消費電力を削減し、ユーザが希望する基地局に、効率的に帰属させることが可能となる。
【００９４】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
例えば、上記実施の形態において、基地局の検索を行った結果、無線端末に帰属可能な基地局が検出されなかった場合に、無線端末が位置するネットワークエリア内に存在する全ての基地局のＳＳＩＤを収集し、そのエリア内に存在する何れかの基地局に帰属するようにすることも可能である。以下に、その一例を、図２１を参照しながら説明する。
【００９５】
例えば、図８に示すアルゴリズムにおいて、Ｓｃａｎ処理が完了したと判定した場合は（ステップＳ８０６／ＹＥＳ）、アクセスポイント（ＡＰ）が検出されないまま処理を終了するとしたが、処理を終了せずに、ＳＳＩＤの設定を“ＡＮＹ”とし（ステップＳ２１０８）、Ｓｃａｎ処理を行う（ステップＳ２１０９）。そして、そのＳｃａｎ処理により、アクセスポイント（ＡＰ）が検出されたか否かを判定する（ステップＳ２１１０）。そして、この判定により、アクセスポイント（ＡＰ）が検出されない場合は（ステップＳ２１１０／ＮＯ）、アクセスポイント（ＡＰ）を検出せずに、処理を終了する。また、このステップＳ２１１０の判定により、アクセスポイント（ＡＰ）が検出された場合には（ステップＳ２１１０／ＹＥＳ）、その検出されたアクセスポイント（ＡＰ）の中から最も受信品質の良いアクセスポイント（ＡＰ）を選択し、無線端末に登録されていない未登録のアクセスポイント（ＡＰ）を検出して処理を終了することとなる。
【００９６】
このように、無線端末に登録されたＳＳＩＤを用いて基地局の検索を行った結果、無線端末に帰属可能な基地局が検出されなかった場合に、無線端末が位置するネットワークエリア内に存在する全ての基地局のＳＳＩＤを収集し、そのエリア内に存在する何れかの基地局に帰属することが可能となる。
【００９７】
また、本実施の形態における無線端末装置における処理動作をプログラムとして、無線基地局との無線通信が可能な移動体通信端末装置において実行させることでも、本実施の形態における無線端末装置を構築することは可能である。
【００９８】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は以下のような効果を奏する。
本発明にかかる無線端末装置及び無線基地局検索処理プログラムは、無線端末装置が帰属可能な基地局の帰属情報（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ ＩＤ、以下ＳＳＩＤとする）を優先順に無線端末装置に設定し、また、無線端末装置が帰属した基地局の帰属情報（ＳＳＩＤ）の履歴を無線端末装置に記録する。そして、その設定した帰属情報（ＳＳＩＤ）のリスト、または、記録した帰属情報（ＳＳＩＤ）の履歴リストを基に、検索優先度の高い帰属情報（ＳＳＩＤ）から順番に基地局の検索を行う。これにより、基地局検索にかかるまでの所要時間を短縮し、また、基地局検索に必要な消費電力を削減し、ユーザが希望する基地局に、効率的に帰属させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる無線端末装置が帰属可能な基地局を検索する際の無線ネットワーク構成を示す図である。
【図２】本発明にかかる無線端末装置が保持するＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）と、無線端末装置が帰属した基地局の帰属履歴のリスト（帰属履歴）を示す構成図である。
【図３】本発明にかかる無線端末装置が保持するＳＳＩＤ検索優先度リスト（優先度）と、無線端末装置が帰属した基地局の帰属履歴のリスト（帰属履歴）を示す構成図（図１に示す▲１▼の移動完了時における図）である。
【図４】第１の実施の形態における無線端末装置が帰属可能な基地局を検索する際の無線ネットワーク構成を示す図である。
【図５】従来の無線端末装置の内部構成を示す図である。
【図６】第１の実施の形態における無線端末装置の内部構成を示す図である。
【図７】第１の実施の形態における無線端末装置の具備するＳＳＩＤリスト記憶部が保持するＳＳＩＤリストを示す図である。
【図８】第１の実施の形態における無線端末装置が帰属可能な基地局を検索する際の処理動作を示すフローチャートである。
【図９】従来の無線端末装置における、帰属可能な基地局を検索する際の処理動作（Ｐａｓｓｉｖｅ Ｓｃａｎ）を示すフローチャートである。
【図１０】従来の無線端末装置における、帰属可能な基地局を検索する際の処理動作（Ａｃｔｉｖｅ Ｓｃａｎ）を示すフローチャートである。
【図１１】第２の実施の形態における無線端末装置が帰属可能な基地局を検索する際の無線ネットワーク構成を示す図である。
【図１２】第２の実施の形態における無線端末装置の内部構成を示す図である。
【図１３】第２の実施の形態における無線端末装置の具備するＳＳＩＤリスト記憶部に設定するＳＳＩＤリストを示す図である。
【図１４】第２の実施の形態における無線端末装置の具備する帰属履歴記憶部に記録されているＳＳＩＤ帰属履歴リスト（図１１に示す基地局２１２に帰属時）を示す図である。
【図１５】第２の実施の形態における無線端末装置が図１１に示す基地局２１３（▲１▼の移動時）に帰属を完了した際に更新されるＳＳＩＤ帰属履歴リストを示す図である。
【図１６】第２の実施の形態における無線端末装置が図１１に示す基地局２１２（▲３▼の移動時）に帰属を完了した際に更新されるＳＳＩＤ帰属履歴リストを示す図である。
【図１７】第３の実施の形態における無線端末装置が帰属可能な基地局を検索する際の無線ネットワーク構成を示す図である。
【図１８】第３の実施の形態における無線端末装置の具備するＳＳＩＤリスト記憶部に設定するＳＳＩＤリストを示す図である。
【図１９】第３の実施の形態における無線端末装置の具備する帰属履歴記憶部に記録されているＳＳＩＤ帰属履歴リスト（図１７に示す基地局３１３に帰属時）を示す図である。
【図２０】第３の実施の形態における無線端末装置が図１７に示す基地局３１１（▲１▼の移動時）に帰属を完了した際に更新されるＳＳＩＤ帰属履歴リストを示す図である。
【図２１】本発明にかかる無線端末装置が保持するＳＳＩＤに従って、帰属可能な基地局が検出されない場合に、無線圏内に位置する全ての基地局の帰属情報を収集し、該収集した帰属情報を基に、無線圏内に位置する帰属可能な基地局に帰属する処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ Ｓｃａｎトリガ検出部
２ 同期管理部
３ ユーザインタフェース
４ Ｓｃａｎ管理部
５ Ｓｃａｎ処理部
６ モデム
７ 送信部
８ 受信部
９ 切り替えスイッチ
１０ アンテナ
１１ ＳＳＩＤリスト記憶部
１２ Ｓｃａｎ優先順位管理部
１３ 帰属履歴記憶部
１０１ 無線ＬＡＮ端末
１１１、１１２、１１３ 無線ＬＡＮ基地局
１２１、１２２ 有線ネットワーク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wireless terminal device using wireless LAN technology and a wireless base station search processing program.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, a LAN infrastructure using a high-speed wireless communication system such as IEEE802.11b has become widespread, and with the spread of this LAN infrastructure, a plurality of wireless LANs holding different management domains and authentication domains within the same network area. The situation where a network exists is common.
[0003]
In such a network environment, when it becomes necessary to search for a base station to which a wireless terminal belongs, a conventional wireless terminal uses an SSID (Service Set ID) for identifying a management domain held by each base station. Was collected from all the base stations, a search operation was performed on the SSID to which the wireless terminal could belong, and if there was a response from the base station, a processing operation of belonging to the base station was performed. . This processing operation is called a passive scan. Passive Scan is a method of monitoring a beacon signal output from an access point (AP) for a fixed time, and establishes synchronization based on a received beacon signal.
[0004]
Further, as a technical document filed prior to the present invention, when a terminal station communicating with a base station moves between radio cells and becomes capable of communicating with a plurality of base stations, the same as before. There is a wireless LAN system capable of autonomously selecting a base station connected to a network and continuing communication (for example, see Patent Literature 1).
[0005]
This patent document 1 provides a base station information storage unit for storing base station information of a base station to which a terminal station belongs before moving, and stores a plurality of base station information received by the terminal station after moving. Compared to the base station information in the information storage unit, it belongs to the base station having the same base station information as before the movement.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2003-37860 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in Passive Scan, it takes time to collect the SSIDs of all the base stations existing within the wireless LAN network area, and the wireless scan consumes more wireless power. In recent years, base stations and network environments that do not disclose the SSID are increasing from the viewpoint of security assurance. In such a network environment, Passive Scan becomes useless.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and reduces the time required for searching for a base station, and also reduces the power consumption required for searching for a base station. It is an object of the present invention to provide a wireless terminal device and a wireless base station search processing program to which the mobile terminal device belongs.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
To achieve this object, the present invention has the following features.
According to the first aspect of the present invention, the base station storage means for storing the belonging information of the base stations to which it can belong in advance in a priority order, and searches for the base station to which it can belong in accordance with the priority order of the belonging information stored in the base station storage means. And a base station searching means.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to the first aspect, when the base station search means detects a base station to which the mobile station can belong, the base station search means automatically causes the base station to belong to the detected base station. I do.
[0011]
The invention according to claim 3 is the wireless terminal device according to claim 1 or 2, further comprising belonging information setting means for setting belonging information of a belonging base station in the base station storage means, wherein the base station search means is provided. In addition, the present invention is characterized in that a search is made for a base station to which the user can belong in accordance with the priority order of the belonging information set in the base station storage means by the belonging information setting means.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the first to third aspects, the base station search means can belong in accordance with the priority order of the belonging information stored in the base station storage means. If no base station is detected, collect the belonging information of all the base stations located within the radio range of the own station and, based on the collected belonging information, belong to the belonging base station located within the radio range. It is characterized by.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the first to fourth aspects, belonging information of the base station that has assigned the wireless terminal device to the assignable base station detected by the base station searching means. The base station searching means further stores a belonging information history storing means before searching for a base station which can be belonging according to the belonging information stored in the base station storing means. A search is made for a base station that can be attached according to the history of the assigned belonging information, and if the base station that can be attached cannot be detected according to the belonging information stored in the belonging information history storage unit, It is characterized by detecting a possible base station.
[0014]
According to a sixth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to the fifth aspect, there is further provided a belonging information history deleting means for deleting a history of the belonging information stored in the belonging information history storing means.
[0015]
According to a seventh aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to the sixth aspect, the belonging information history deleting means deletes only belonging information that has passed a predetermined time from among the belonging information stored in the belonging information history storage means. It is characterized by being deleted.
[0016]
According to an eighth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to the sixth or seventh aspect, the belonging information history deleting means cannot detect a belonging base station according to all belonging information stored in the belonging information history storing means. In addition, all the belonging information stored in the belonging information history storage unit is deleted.
[0017]
According to a ninth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the sixth to eighth aspects, the belonging information history deleting means sets a time from when the power of the wireless terminal device is turned off to when the power is turned on. However, when a predetermined period of time has elapsed, the history of the belonging information stored in the belonging information history storage means is deleted.
[0018]
According to a tenth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the fifth to ninth aspects, when the belonging information history storage unit detects a belonging base station by the base station search unit, The history of the belonging information stored in the belonging information history storage unit is updated using the detected belonging information of the base station as the latest belonging information.
[0019]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the fifth to tenth aspects, there is provided a membership information history number setting means for setting a maximum number of attribution information stored in the attribution information history storage means. It is characterized by the following.
[0020]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the wireless terminal device according to any one of the first to fifth aspects, when the power of the wireless terminal device is turned on, the base station search means locates the wireless terminal device at the current position. When moving from the radio range of the base station to another radio range, when the wireless terminal device is out of synchronization with the base station to which it currently belongs, when the setting of the wireless terminal device is changed, When a request is issued and a base station search request is issued, a search is performed by a base station search unit.
[0021]
The invention according to claim 13 is a wireless base station search processing program executed in a wireless terminal device having a storage unit for storing various information, and a control unit for controlling the search for an identifiable base station, In the control unit, a base station storage process of storing the belonging information of the base station that can be belonging inputted from the outside in a priority order in the storage unit, and belonging to the base station according to the priority order of the belonging information stored in the storage unit by the base station storage process. And a base station search process for searching for a possible base station.
[0022]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to the thirteenth aspect, when a base station that can be attributed to is detected by the base station search processing, the wireless terminal device is automatically set to the detected base station. It is characterized by belonging.
[0023]
According to a fifteenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to the thirteenth or fourteenth aspect, the base station search processing can be performed according to a priority order of the belonging information stored in the storage unit by the base station storage processing. If no base station is detected, collect the belonging information of all the base stations located in the radio range and, based on the collected belonging information, attribute to the belonging base station located in the radio range. I do.
[0024]
According to a sixteenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to any one of the thirteenth to fifteenth aspects, the base station in which the wireless terminal device has belonged to the identifiable base station detected by the base station search processing. The control unit causes the control unit to execute a belonging information history storage process of storing the history of the belonging information in the storage unit. The base station search process performs a process of storing the belonging information history before searching according to the belonging information stored in the storage unit by the base station storage process. When the base station that can be attached is searched according to the history of the belonging information stored in the storage unit by the storage processing, and the base station that can be attached according to the belonging information stored in the storage unit cannot be detected by the belonging information history storage processing, the base station storage is performed. The method is characterized in that a base station that can be attached is detected according to the attribution information stored in the storage unit by the processing.
[0025]
According to a seventeenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to the sixteenth aspect, the control unit executes a belonging information history deletion process of deleting a history of the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storing process. It is characterized by the following.
[0026]
According to an eighteenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to the seventeenth aspect, the belonging information history deletion processing includes setting a predetermined fixed time period among the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage processing. It is characterized in that only the belonging information that has passed is deleted.
[0027]
According to a nineteenth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to the seventeenth or eighteenth aspect, the belonging information history deletion processing is performed based on all belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage processing. When a station cannot be detected, all belonging information stored in the storage unit is deleted by belonging information history storage processing.
[0028]
According to a twentieth aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to any one of the seventeenth to nineteenth aspects, in the belonging information history deletion processing, the power of the wireless terminal device is turned off and then turned on. When a predetermined time period elapses before, the history of the belonging information stored in the storage unit is deleted by the belonging information history storing process.
[0029]
According to a twenty-first aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to any one of the sixteenth to twentieth aspects, the belonging information history storage processing is performed when a belonging base station is detected by the base station search processing. In addition, the history of the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage processing is updated using the detected belonging information of the base station as the latest belonging information.
[0030]
According to a twenty-second aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to any one of the sixteenth to twenty-first aspects, the membership information for setting the maximum number of the membership information stored in the storage unit by the membership information history storage processing. It is characterized by causing the control unit to execute a history number setting process.
[0031]
According to a twenty-third aspect of the present invention, in the wireless base station search processing program according to any one of the thirteenth to sixteenth aspects, the base station search processing is performed when the wireless terminal device is powered on. When moving from the radio range of the current base station to another radio range, when the wireless terminal device is out of synchronization with the base station to which it currently belongs, when the setting of the wireless terminal device is changed, When a request from an application or a base station search request is issued, a search is performed by base station search processing.
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Features of the invention)
First, the features of the wireless terminal device according to the present invention will be described with reference to FIG.
[0033]
In FIG. 1, a wireless terminal 101 and four wireless base stations A, B, C, and D exist. It should be noted that each of the wireless base stations has an SSID (Service Set ID) in which the wireless base station A holds “othernet”, the wireless base station B holds “mynet1”, and the wireless base station C holds “mynet2”. , And the wireless base station D owns “mynet2”. An SSID (Service Set ID) is defined by IEEE 802.11 and is an identifier for distinguishing a service unit or a management domain. Further, the wireless terminal 101 can search for a wireless base station by designating the SSID.
[0034]
Note that the radio terminal 101 can belong to the radio base stations B, C, and D, but cannot belong to the radio base station A. Further, it is assumed that the wireless terminal 101 holds the SSID search priority list (priority) and the belonging history shown in FIG.
[0035]
In FIG. 1, a circle formed around the wireless base station indicates an area where radio waves of the wireless base station at the center reach. It is assumed that the radio base stations A, B, C, and D use radio channels that do not interfere with each other.
[0036]
First, it is assumed that the wireless terminal 101 is located within the wireless range of the wireless base station B and belongs to the wireless base station B. Thereafter, it is assumed that the wireless terminal 101 has moved to a position where the wireless areas of the wireless base stations A and C overlap (the hatched area shown in FIG. 1) ((1)). At this time, when the wireless terminal 101 moves out of the area of the wireless base station B, the wireless terminal 101 uses the SSID search priority list (priority) held by the wireless terminal 101 and the SSID Start the search.
[0037]
First, the wireless terminal 101 searches for a wireless base station whose SSID is “mynet1” according to the belonging history shown in FIG. However, as shown in FIG. 1, at a position where the wireless areas of the wireless base stations A and C overlap (shaded area), the radio terminal 101 does not receive radio waves from the wireless base station B. Search fails.
[0038]
Next, since the search for the belonging history has been completed, the wireless terminal 101 starts searching the SSID search priority list (priority) shown in FIG. The first SSID in the SSID search priority list (priority) is "mynet1", but since this SSID has already been searched, it is skipped and the next SSID is searched for a wireless base station with "mynet2".
[0039]
Since the wireless base station C is detected by this search, the wireless terminal 101 belongs to the wireless base station C. Then, as shown in FIG. 3, “mynet2” held by the wireless base station C to which the wireless terminal 101 belongs is registered as the SSID having the first priority in the belonging history list. By setting the SSID list in the wireless terminal 101 in advance by the user in this way, the process of searching for the wireless base station A to which the wireless terminal 101 cannot belong can be omitted.
[0040]
Next, it is assumed that the wireless terminal 101 moves out of the area of the wireless base station C and moves in the area of the base station D ((2)). Then, the wireless terminal 101 starts searching for an SSID by the same method as described above, when the wireless terminal 101 moves out of the wireless range of the wireless base station C. It should be noted that the SSID search priority list (priority) and the belonging history list are stored when the wireless area of the wireless base stations A and C moves from the wireless base station B to a position where the wireless areas of the wireless base stations A and C overlap (▲ By the processing operation of 1)), the wireless terminal 101 is updated as shown in FIG. 3, and first searches the wireless base station whose SSID is “mynet2” at the beginning of the belonging history list. Then, since the wireless base station D is detected, the wireless terminal 101 belongs to the wireless base station D.
[0041]
Next, “mynet2” held by the wireless base station D to which the wireless terminal 101 belongs is moved to the top of the belonging history list, and the belonging history list is updated (because “mynet2” is already at the top, Does not change). As described above, the SSID that has just belonged is likely to belong again, and generally, the wireless base stations in the same management domain are often set with the same SSID. By searching the list first, the number of SSID searches can be reduced.
[0042]
The wireless terminal 101 is turned on when the power of the wireless terminal 101 is turned on, when the wireless terminal 101 moves from the wireless area of the base station where the wireless terminal 101 is currently located to another wireless area (handover), or when the wireless terminal 101 When the base station 101 is out of synchronization with the base station to which the wireless terminal 101 currently belongs, when the user changes the setting of the wireless terminal 101, when there is a request from an operating application, or when another base station is used. When a station search request occurs, a search is made for a base station to which the user can belong.
[0043]
Hereinafter, embodiments of a wireless terminal device according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0044]
(First Embodiment)
First, a first embodiment will be described.
In the first embodiment, as shown in FIG. 4, wired LAN networks 121 and 122 based on Ethernet (R) are installed. The wired LAN network 121 is connected to a wireless LAN base station 111 based on the IEEE 802.11 standard. The wired LAN network 122 is connected to the wireless LAN base stations 112 and 113. Note that the communicable range in which radio waves of the wireless LAN base stations 111, 112, and 113 reach is an area inside a circle formed around each wireless LAN base station.
[0045]
The SSID of the wireless LAN base station 111 is set to “othernet”, and the wireless LAN base station periodically broadcasts this SSID by using a beacon.
[0046]
The SSID of the wireless LAN base station 112 is set to “mynet1”, and the SSID of the wireless LAN base station 113 is set to “mynet2”. Note that these two wireless LAN base stations 112 and 113 do not disclose this SSID. In other words, even if the wireless LAN terminal 101 performs a passive scan or an active scan in which the SSID is set to “ANY”, the wireless LAN terminal 101 cannot search for these wireless LAN base stations 112 and 113.
[0047]
Note that Active Scan is a search method in which an SSID is output from the wireless LAN terminal 101 and an access point (AP) is searched for in response to the SSID.
[0048]
As shown in FIG. 6, the wireless LAN terminal 101 according to the first embodiment includes a scan trigger detection unit 1, a synchronization management unit 2, a user interface 3, a scan management unit 4, a scan processing unit 5, The internal configuration of the modem 6, the transmission unit 7, the reception unit 8, the changeover switch 9, the antenna 10, the SSID list storage unit 11, and the SSID priority management unit 12 is constructed.
[0049]
As described above, the wireless LAN terminal 101 according to the first embodiment additionally includes the SSID list storage unit 11 and the SSID priority management unit 12 in addition to the conventional wireless LAN terminal illustrated in FIG. Has been built. The SSID list storage unit 11 is a storage unit in which a user or an administrator registers in advance the SSID of a wireless LAN base station that can be used by the wireless LAN terminal 101. The SSID priority management unit 12 is a part that determines the SSID to be searched by the wireless LAN terminal 101 and the search priority of the SSID according to the processing described below.
[0050]
Note that the wireless LAN terminal 101 is permitted to use all wireless LAN base stations connected to the wired network 122 shown in FIG. Is not permitted. Therefore, the user uses the user interface of the wireless LAN terminal 101 to set the SSID list shown in FIG.
[0051]
(Processing Operation in First Embodiment)
Next, a processing operation of the wireless LAN terminal 101 according to the first embodiment will be described.
[0052]
It is assumed that the wireless LAN terminal 101 belongs to the wireless LAN base station 112 as shown in FIG. At this time, the wireless LAN terminal 101 moves out of the area of the wireless LAN base station 112, and moves to a range where radio waves reach both the wireless LAN base station 111 and the wireless LAN base station 113 (the hatched area in FIG. 4). ((1)).
[0053]
At this time, the scan trigger detection unit 1 included in the wireless LAN terminal 101 detects that the wireless LAN terminal 101 has moved out of the area of the wireless LAN base station 112 to which the wireless LAN terminal 101 belongs. Then, triggered by this, the scan trigger detection unit 1 instructs the scan management unit 4 to search for a wireless LAN base station. In response to this instruction, the scan management unit 4 requests the scan processing unit 5 to search for a wireless LAN base station in order from the SSID with the highest search priority obtained by the SSID priority order management unit 12, and Perform a search. This algorithm is shown in FIG. Hereinafter, the algorithm shown in FIG. 8 will be described.
[0054]
First, parameters such as Channel are set (step S801), and the SSID of the access point (AP) having the first priority set in the SSID list storage unit 11 is set (step S802). Next, a scan process is performed (step S803), and it is determined whether an access point (AP) has been detected (step S804). By this determination, if an access point (AP) is detected (step S804 / YES), it is determined whether or not a plurality of access points (APs) having the same SSID are detected. If a plurality of APs are detected, By selecting the AP having the best reception quality (step S805), the access point (AP) set in the SSID list storage unit 11 is detected, and the process is terminated.
[0055]
If the access point (AP) is not detected in the determination of step S804 (step S804 / NO), it is determined whether or not the scan processing of all the SSID lists set in the SSID list storage unit 11 has been completed. Then, if it is determined that the scanning process has been completed (step S806 / YES), the process ends without detecting an access point (AP).
[0056]
If it is determined in step S806 that the scanning process of all the SSID lists set in the SSID list storage unit 11 has not been completed (step S806 / NO), the setting is performed in the SSID list storage unit 11. The SSID of the access point (AP) whose priority in the SSID list is lowered by one is set (step S807), and the process returns to step S803 again to repeat the same processing.
[0057]
According to the algorithm shown in FIG. 8, the SSID priority management unit 12 included in the wireless LAN terminal 101 according to the first embodiment first sets the SSID priority management unit 12 in the search list shown in FIG. Is searched for the SSID “mynet1” having the highest priority. Since the wireless LAN base station is not detected in the search for the SSID for "mynet1," the priority is lowered by one and the second SSID "mynet2" in the search list shown in FIG. 7 is searched. Then, since the wireless LAN base station 113 is detected, the scan management unit 4 causes the wireless LAN terminal 101 to belong to the wireless LAN base station 113. That is, the attribution is completed in the second search.
[0058]
In the case of the conventional wireless LAN terminal 101, as shown in FIG. 4, when the wireless LAN terminal 101 moves ((1)), Passive Scan (see FIG. 9), or the SSID is set to "ANY". Active Scan (see FIG. 10) is performed. When this process is performed, the wireless LAN base station 111 is searched. However, since the wired network 121 to which the wireless LAN base station 111 is connected does not permit connection of the wireless LAN terminal 101, the wireless LAN terminal 101 cannot connect to the network.
[0059]
Also, even when the wired network 121 permits connection of the wireless LAN terminal 101, if the wireless LAN base station 111 keeps the SSID private for security, the wireless LAN terminal 101 When the mobile terminal moves as shown in FIG. 4, the conventional wireless LAN terminal shown in FIG. 5 does not search any wireless LAN base station by the passive scan or the active scan in which the SSID is set to “ANY”. The wireless LAN terminal cannot connect to the wireless LAN base station.
[0060]
As described above, in the first embodiment, the SSID list storage unit 11 is provided in the wireless LAN terminal 101, and the SSID search list is set in the SSID list storage unit 11, so that the wireless LAN terminal 101 can use a network that cannot be used. It is possible to prevent connection. In addition, by setting a search list that keeps the SSID private in the SSID list storage unit 11 and searching for the SSID by Active Scan, it is possible to connect to a wireless LAN base station that keeps the SSID private. .
[0061]
Also, by giving priorities to SSID searches and setting priorities of SSIDs that are more frequently used by the user in the SSID list storage unit 11, the average number of searches can be reduced.
[0062]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment will be described.
In the second embodiment, as shown in FIG. 11, wired LAN networks 221 and 222 based on Ethernet (R) are laid. A wireless LAN base station 211 compliant with the IEEE 802.11 standard is connected to the wired LAN network 221. Further, to the wired LAN network 222, wireless LAN base stations 212, 213 and 214 based on the IEEE 802.11 standard are connected. Note that the communicable range in which radio waves of the wireless LAN base station can reach is a range indicated by a circle centered on the wireless LAN base station.
[0063]
The SSID of the wireless LAN base station 211 connected to the wired network 221 is set to “othernet”. The wired network 222 is divided into two management domains. One management domain is connected to the wireless LAN base station 213 and the wireless LAN base station 214, and the other management domain is connected to the wireless LAN base station 212. ing. Normally, a different SSID is set for each management domain. Therefore, the SSID of the wireless LAN base station 212 is set to “mynet1”, and the SSIDs of the wireless LAN base stations 213 and 214 are set to “mynet2”. I have.
[0064]
Note that the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment includes, as shown in FIG. 12, a scan trigger detection unit 1, a synchronization management unit 2, a user interface 3, a scan management unit 4, a scan processing unit 5, , Modem 6, transmission unit 7, reception unit 8, changeover switch 9, antenna 10, SSID list storage unit 11, SSID priority order management unit 12, and belonging history storage unit 13 Is building. As described above, the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment is different from the conventional wireless LAN terminal in that the SSID list storage unit 11, the SSID priority management unit 12, and the belonging history storage unit 13 are newly added. Build the internal configuration added to.
[0065]
In the SSID list storage unit 11, a user or an administrator sets in advance the SSID of a wireless LAN base station that can be used by the wireless LAN terminal 201.
The belonging history storage unit 13 records the SSID list of the wireless LAN base station to which the wireless LAN terminal 201 has recently belonged. The maximum number of SSIDs that can be recorded in the belonging history storage unit 13 can be set by the user.
The SSID priority management unit 12 determines the SSID to be searched by the wireless LAN terminal 201 and the search priority of the SSID according to the processing described below.
[0066]
Note that the wireless LAN terminal 201 is permitted to use all wireless LAN base stations connected to the wired network 222, that is, the wireless LAN base stations 212, 213, and 214. It is assumed that use of the network 221 is not permitted. Also, the wireless LAN terminal 201 can be connected to a wireless LAN base station that is not shown in FIG. 11 but exists in another place, and the SSID of this wireless LAN base station is “mynet3”.
[0067]
Therefore, the user sets an SSID list as shown in FIG. 13 in the SSID list storage unit 11 in advance using the user interface of the wireless LAN terminal 201.
[0068]
(Processing Operation in Second Embodiment)
Next, a processing operation of the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment will be described.
It is assumed that the wireless LAN terminal 201 belongs to the wireless LAN base station 212, and the belonging history list of the belonging history storage unit 13 included in the wireless LAN terminal 201 is recorded as shown in FIG. At this time, it is assumed that the wireless LAN terminal 201 moves out of the area of the wireless LAN base station 212 and moves into a range where radio waves reach both the wireless LAN base station 211 and the wireless LAN base station 213 (the hatched area shown in FIG. 11). Yes (1).
[0069]
At this time, the scan trigger detection unit 1 included in the wireless LAN terminal 201 detects that the wireless LAN terminal 201 has moved out of the area of the base station 212 to which the wireless LAN terminal 201 belongs, and in response to this, the scan trigger detection unit 1 , And instructs the Scan management unit 4 to search for a wireless LAN base station. With this instruction, the Scan management unit 4 requests the scan processing unit 5 to search for a wireless LAN base station in order from the SSID with the highest search priority obtained by the SSID priority order management unit 12, and Search for stations.
[0070]
First, the SSID priority management unit 12 included in the wireless LAN terminal 201 requests a search for a wireless LAN base station having the SSID “mynet1” shown in FIG. However, this search fails.
[0071]
Next, the SSID priority management unit 12 requests a search for each of the SSIDs shown in the search list of the SSID list storage unit 11 shown in FIG. Then, since the wireless LAN base station 213 having the second “mynet2” in the search list is detected, the Scan management unit 4 causes the wireless LAN terminal 201 to belong to the wireless LAN base station 213 having “mynet2”. That is, the assignment of the wireless LAN terminal 201 is completed in the third search.
[0072]
Next, when the belonging of the wireless LAN terminal 201 to the wireless LAN base station 213 is completed, the synchronization management unit 2 records the SSID of “mynet2” in the belonging history list of the SSID list storage unit 11, and stores the belonging history list. Update. Thus, the belonging history list in the SSID list storage unit 11 is updated as shown in FIG.
[0073]
Next, it is assumed that the wireless LAN terminal 201 moves out of the area of the wireless LAN base station 213 and moves into the area of the wireless LAN base station 214 ((2)). Then, the wireless LAN terminal 201 performs the same processing as described above, and when the wireless LAN terminal 201 moves out of the area of the wireless LAN base station 213, the wireless LAN terminal 201 starts searching for the wireless LAN base station. According to the wireless LAN terminal 201 in the embodiment, first, the SSID “mynet2” in the belonging history list shown in FIG. 15 is searched. Then, the wireless LAN base station 214 is searched, so that the wireless LAN 201 belongs to the wireless LAN base station 214. That is, the wireless LAN base station can be searched by one search.
[0074]
Then, when the wireless LAN terminal 201 belongs to the wireless LAN base station 214, there is no change in the SSID to which the wireless LAN terminal 201 belongs, so the belonging history list in the belonging history storage unit 13 is not updated, and FIG. The membership history list shown in.
[0075]
Next, it is assumed that the wireless LAN terminal 201 moves out of the area of the wireless LAN base station 214 and returns to the area of the wireless LAN base station 212 again ([3]). Then, similarly to the above processing, when the wireless LAN terminal 201 moves out of the area of the wireless LAN base station 214, the wireless LAN terminal 201 starts searching for the wireless LAN base station. According to the wireless LAN terminal 201 of the embodiment, first, the SSID “mynet2” in the belonging history list shown in FIG. 15 is searched. However, since the wireless LAN base station with the SSID “mynet2” is not detected, the next SSID “mynet1” in the belonging history list is searched. Then, since the wireless LAN base station 212 is detected, the wireless LAN terminal 201 belongs to the wireless LAN base station 212. That is, the wireless LAN base station can be searched by two searches. Then, the belonging history list in the belonging history storage unit 13 is updated as shown in FIG.
[0076]
As described above, the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment includes the belonging history storage unit 13 and records the belonging history in the provided belonging history storage unit 13 so that the wireless LAN terminal 201 can be compared with the search using only the search list. The number of searches can be reduced. In most cases, the movement of the wireless LAN terminal 201 is performed between the wireless LAN base stations holding a limited SSID. Therefore, the more recently assigned SSID, the higher the possibility that the wireless LAN terminal 201 belongs again. This is because it is inefficient to search all SSIDs in the search list set in the SSID list storage unit 11 of the wireless LAN terminal 201.
[0077]
When the search of all the belonging history lists recorded in the belonging history storage unit 13 is completed, the search for the wireless LAN base station is continuously performed using the SSID list set in the SSID list storage unit 11. Is also possible. In this case, since all the belonging history lists recorded in the belonging history storage unit 13 cannot be belonging to the wireless LAN base station, all the belonging history lists in the belonging history storage unit 13 are automatically deleted. It is also possible to set as follows.
[0078]
Further, when the search is performed using the SSID list set in the SSID list storage unit 11 after the search of the belonging history list recorded in the belonging history storage unit 13, the search is performed in the belonging history storage unit 13. Without searching all the belonging history lists, the number of SSIDs to be searched from the belonging history list is set in advance, and when the search up to the set number is completed, the SSID set in the SSID list storage unit 11 is set. It is also possible to set to shift to list search.
[0079]
As described above, the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment includes the SSID list storage unit 11 and the belonging history storage unit 13, sets the SSID search list in the provided SSID list storage unit, Recording the belonging history in the history storage unit 13 has the following effects.
When the conventional wireless LAN terminal having no SSID search list and no belonging history moves from the wireless LAN base station 212 to the wireless LAN base station 213 ((1)), the wireless LAN terminal searches all the wireless LAN base stations. Then, the wireless LAN terminal 201 may belong to the wireless LAN base station 211 to which the wireless LAN terminal cannot belong. However, the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment includes the SSID list storage unit 11 and the provided SSID list. The user sets in advance the SSID search list of the wireless LAN base station to which the wireless LAN terminal 201 can belong in the storage unit 11 so as to avoid searching for the wireless LAN base station 211 to which the wireless LAN terminal 201 cannot belong. Becomes possible.
[0080]
In the case of a wireless LAN terminal having no belonging history, when the mobile terminal moves from the wireless base station 213 to the wireless LAN base station 214 ((2)) and when the mobile LAN terminal moves from the wireless LAN base station 214 to the wireless LAN base station 211 ( In (3)), when the wireless LAN terminal 201 searches for the SSID based only on the search list shown in FIG. 13, when the wireless LAN terminal 201 moves from the wireless base station 213 to the wireless LAN base station 214 ((2)), twice. Need search. Further, when moving from the wireless LAN base station 214 to the wireless LAN base station 211 ((3)), three searches are required. However, the wireless LAN terminal 201 in the second embodiment stores the belonging history. The wireless LAN terminal 201 moves from the wireless base station 213 to the wireless LAN base station 214 by providing the unit 13 and recording the belonging history in the provided belonging history storage unit 13 and performing a search using the belonging history. At this time ((2)), the search is performed using the belonging history shown in FIG. 14, so that the search is completed by one search. Further, when moving from the wireless LAN base station 214 to the wireless LAN base station 211 ((3)), the search is performed using the belonging history shown in FIG. 15, so that the search can be completed by two searches. Become.
[0081]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described.
In the third embodiment, as shown in FIG. 17, wired LAN networks 321 and 322 based on Ethernet (R) are laid, and the wired LAN network 321 has a wireless LAN base station 311 based on the IEEE 802.11 standard. , 312 are connected. The wired LAN network 322 is connected to wireless LAN base stations 313 and 314 based on the IEEE802.11 standard. Note that the communicable range in which radio waves of the wireless LAN base station can reach is a range indicated by a circle centered on the base station.
[0082]
In the third embodiment, the wired LAN network 321 and the wired LAN network 322 are located at geographically distant places, and a sufficient time is required to move between them. .
[0083]
The SSID of the wireless LAN base station 311 is set to “mynet1”, and the SSID of the wireless LAN base station 312 is set to “mynet2”. The SSID of the wireless LAN base station 313 is set to “mynet3”, and the SSID of the wireless LAN base station 314 is set to “mynet4”.
[0084]
The wireless LAN terminal 301 according to the third embodiment has the same internal configuration as the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment, and includes two wired networks 321 and 322 and four wireless networks illustrated in FIG. Use of all LAN base stations 311, 312, 313, 314 is permitted. In addition, the wireless LAN terminal 301 can hold a belonging history list, and holds a list of SSIDs of wireless LAN base stations that have recently belonged.
[0085]
In addition, the user sets the SSIDs in the SSID list storage unit 11 of the wireless LAN terminal 301 in the order of the SSIDs that the user frequently uses, and holds the SSID search list having the priority shown in FIG.
[0086]
(Processing Operation in Third Embodiment)
Next, a processing operation of the wireless LAN terminal 301 according to the third embodiment will be described.
It is assumed that the wireless LAN terminal 301 belongs to the wireless LAN base station 313 and that the belonging history list of the belonging history storage unit 13 included in the wireless LAN terminal 301 is recorded as shown in FIG. At this time, it is assumed that the user turns off the power of the wireless LAN terminal 301, moves to the area of the wireless LAN base station 311 ((1)), and then turns on the power of the wireless LAN terminal 301.
[0087]
In the wireless LAN terminal 301 according to the third embodiment, the Scan trigger detection unit 1 of the wireless LAN terminal 301 sends the scan management unit 4 a wireless LAN base station The search is instructed, and the scan management unit 4 requests the scan processing unit 5 to search for the wireless LAN base station in order from the SSID having the highest search priority obtained by the SSID priority order management unit 12 according to the instruction, A search for a wireless LAN base station is performed.
[0088]
In the wireless LAN terminal 301, the SSID priority management unit 12 included in the wireless LAN terminal 301 uses the SSID “mynet3” shown in FIG. 19 in the belonging history list of the belonging history storage unit 13 as a search candidate. Since the time to move from the location of the LAN base station 313 to the location of the wireless LAN base station 311 is sufficiently long, the SSID of the belonging history storage unit 13 is deleted because it is old. Also, the SSID “mynet4” in the second list in FIG. 19 is deleted in the same manner.
[0089]
As a method of deleting the belonging history recorded in the belonging history storage unit 13, a method of making a determination based on a threshold value can be considered. The method is from turning off the power of the wireless LAN terminal 301 to turning on the power. Is determined whether or not the time exceeds a predetermined threshold value set in advance in the wireless LAN terminal 301, and when the time exceeds the predetermined threshold value, the deletion of the belonging history recorded in the belonging history storage unit 13 is performed. It is also possible to set. It is also possible to set so that the user operates the operation unit provided in the wireless LAN terminal 301 to delete the belonging history recorded in the belonging history storage unit 13. In addition, when the belonging history is recorded in the belonging history storage unit 13, it is also possible to record the date and time and the like at the same time, and to automatically delete from the belonging history list the SSID that has not been belonging for a certain period of time.
[0090]
Since the SSIDs of the belonging history list in the belonging history storage unit 13 are all old, the belonging history list in the belonging history storage unit 13 is deleted, and the SSID priority management unit 12 is set in the SSID list storage unit 11. The search is started according to the priority of the SSID list. When the SSID priority management unit 12 searches for the first SSID “mynet1” in the SSID list, the wireless LAN base station 311 is searched, so that the wireless LAN terminal 301 belongs to the wireless LAN base station 311. That is, the attribution is completed in the first search.
[0091]
Next, when belonging to the wireless LAN base station is completed, the SSID “mynet1” is recorded in the belonging history list of the belonging history storage unit 13. At this time, the SSID list stored in the belonging history storage unit 13 is updated as shown in FIG.
[0092]
As described above, the wireless LAN terminal 301 according to the third embodiment deletes the unused belonging history recorded in the belonging history storage unit 13 included in the wireless LAN terminal 301 more frequently, so that the wireless LAN terminal 301 can delete the belonging history more frequently. The SSID to be used is preferentially searched, and the number of scans can be reduced. Although the wireless LAN terminal 201 according to the second embodiment requires three scans, the wireless LAN terminal 201 according to the third embodiment can detect a wireless LAN base station with one scan. It becomes.
[0093]
As described above, the wireless terminal device according to the present invention sets the SSIDs of base stations to which the wireless terminal devices can belong in the SSID list storage unit 11 in order of priority. Also, the SSID of the base station to which the wireless terminal device belongs is recorded in the belonging history storage unit 13. Then, the SSID priority management unit 12 acquires the list of SSIDs set in the SSID list storage unit 11 or the history list of SSIDs recorded in the belonging history storage unit 13, and stores the acquired history list in the Scan management unit 4. Send to The scan management unit 4 requests the scan processing unit 5 to search for a base station in order from the SSID with the highest search priority obtained by the SSID priority order management unit 12, and searches for a base station. As a result, it is possible to reduce the time required for searching for a base station, to reduce the power consumption required for searching for a base station, and to efficiently assign the user to a desired base station.
[0094]
The above-described embodiment is a preferred embodiment of the present invention, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
For example, in the above embodiment, if a base station that can be attributed to a wireless terminal is not detected as a result of searching for a base station, the SSIDs of all base stations existing in the network area where the wireless terminal is located Can be collected and assigned to any of the base stations existing in the area. An example will be described below with reference to FIG.
[0095]
For example, in the algorithm shown in FIG. 8, when it is determined that the Scan process has been completed (step S806 / YES), the process is terminated without detecting the access point (AP). Is set to “ANY” (step S2108), and a scan process is performed (step S2109). Then, it is determined whether or not an access point (AP) has been detected by the scanning process (step S2110). If the access point (AP) is not detected (step S2110 / NO), the process ends without detecting the access point (AP). If an access point (AP) is detected (step S2110 / YES) as a result of the determination in step S2110, the access point (AP) having the best reception quality among the detected access points (AP) is determined. Is selected, an unregistered access point (AP) not registered in the wireless terminal is detected, and the process ends.
[0096]
As described above, when the base station is searched using the SSID registered in the wireless terminal and no base station belonging to the wireless terminal is detected, the base station exists in the network area where the wireless terminal is located. It is possible to collect the SSIDs of all the base stations and to belong to any of the base stations existing in the area.
[0097]
Further, the processing operation in the wireless terminal device according to the present embodiment may be executed as a program in a mobile communication terminal device capable of wireless communication with a wireless base station, thereby constructing the wireless terminal device according to the present embodiment. Is possible.
[0098]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention has the following effects.
A wireless terminal device and a wireless base station search processing program according to the present invention set, in a wireless terminal device, priority information of a base station to which the wireless terminal device can belong (Service Set ID, hereinafter referred to as SSID); The history of the belonging information (SSID) of the base station to which the wireless terminal device belongs is recorded in the wireless terminal device. Then, based on the set list of the belonging information (SSID) or the history list of the recorded belonging information (SSID), the base station is searched in order from the belonging information (SSID) with the highest search priority. As a result, it is possible to reduce the time required for searching for a base station, reduce the power consumption required for searching for a base station, and efficiently assign the user to a desired base station.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a wireless network configuration when a wireless terminal device according to the present invention searches for a base station to which it can belong.
FIG. 2 is a configuration diagram showing an SSID search priority list (priority) held by the wireless terminal device according to the present invention and a list of belonging histories of base stations to which the wireless terminal device belongs (attachment history).
FIG. 3 is a configuration diagram showing an SSID search priority list (priority) held by the wireless terminal device according to the present invention and a list of belonging histories of base stations to which the wireless terminal device belongs (affiliation history) (FIG. 1). FIG. 7 is a diagram (1) at the time of completion of the movement of (1).
FIG. 4 is a diagram illustrating a wireless network configuration when a wireless terminal device according to the first embodiment searches for a base station to which the wireless terminal device can belong.
FIG. 5 is a diagram showing an internal configuration of a conventional wireless terminal device.
FIG. 6 is a diagram illustrating an internal configuration of the wireless terminal device according to the first embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating an SSID list held by an SSID list storage unit included in the wireless terminal device according to the first embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a processing operation when the wireless terminal device according to the first embodiment searches for a base station to which the wireless terminal device can belong.
FIG. 9 is a flowchart showing a processing operation (passive scan) when searching for a base station to which the wireless terminal device can belong in the conventional wireless terminal device.
FIG. 10 is a flowchart showing a processing operation (Active Scan) in a conventional wireless terminal device when searching for a base station to which it can belong.
FIG. 11 is a diagram illustrating a wireless network configuration when a wireless terminal device according to the second embodiment searches for a base station to which the wireless terminal device can belong.
FIG. 12 is a diagram illustrating an internal configuration of a wireless terminal device according to the second embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating an SSID list set in an SSID list storage unit included in the wireless terminal device according to the second embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating an SSID belonging history list (at the time of belonging to the base station 212 shown in FIG. 11) recorded in a belonging history storage unit included in the wireless terminal device according to the second embodiment.
FIG. 15 is a diagram showing an SSID belonging history list updated when the wireless terminal device according to the second embodiment completes belonging to the base station 213 (at the time of (1) movement) shown in FIG.
FIG. 16 is a diagram showing an SSID belonging history list updated when the wireless terminal device according to the second embodiment completes belonging to the base station 212 (at the time of movement of (3)) shown in FIG.
FIG. 17 is a diagram illustrating a wireless network configuration when a wireless terminal device according to the third embodiment searches for a base station to which the wireless terminal device can belong.
FIG. 18 is a diagram illustrating an SSID list set in an SSID list storage unit included in the wireless terminal device according to the third embodiment.
FIG. 19 is a diagram illustrating an SSID belonging history list (at the time of belonging to the base station 313 shown in FIG. 17) recorded in a belonging history storage unit included in the wireless terminal device according to the third embodiment.
FIG. 20 is a diagram showing an SSID belonging history list updated when the wireless terminal device according to the third embodiment completes belonging to the base station 311 (when (1) moves) shown in FIG.
FIG. 21 collects belonging information of all base stations located within a radio range when no belonging base station is detected according to the SSID held by the wireless terminal device according to the present invention, and collects the belonging information. 4 is a flowchart showing a processing operation belonging to a base station that can be located within a wireless service area.
[Explanation of symbols]
1 Scan trigger detector
2 Synchronization management unit
3 User interface
4 Scan Management Department
5 Scan processing unit
6 Modem
7 Transmission section
8 Receiver
9 Changeover switch
10 Antenna
11 SSID list storage unit
12 Scan priority management unit
13 Attribution history storage
101 wireless LAN terminal
111, 112, 113 Wireless LAN base station
121, 122 Wired network

Claims (23)

帰属可能な基地局の帰属情報を予め優先順に記憶する基地局記憶手段と、
前記基地局記憶手段に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局を検索する基地局検索手段と、
を有することを特徴とする無線端末装置。Base station storage means for storing in advance the belonging information of the belonging base stations in priority order;
Base station search means for searching for a base station to which the mobile station can belong, according to the priority order of the belonging information stored in the base station storage means,
A wireless terminal device comprising: 前記基地局検索手段は、
前記帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局に自動的に帰属させることを特徴とする請求項１記載の無線端末装置。The base station search means,
2. The wireless terminal device according to claim 1, wherein when the base station to which the mobile station can belong is detected, the mobile station is automatically assigned to the detected base station. 前記帰属可能な基地局の帰属情報を前記基地局記憶手段に設定する帰属情報設定手段を更に有し、
前記基地局検索手段は、前記帰属情報設定手段により前記基地局記憶手段に設定した帰属情報の優先順に従って前記帰属可能な基地局を検索することを特徴とする請求項１または２記載の無線端末装置。Further comprising belonging information setting means for setting the belonging information of the belonging base station in the base station storage means,
The wireless terminal according to claim 1, wherein the base station search unit searches for the base station to which the mobile station can belong in accordance with a priority order of the home information set in the base station storage unit by the home information setting unit. apparatus. 前記基地局検索手段は、
前記基地局記憶手段に記憶された帰属情報の優先順に従って、前記帰属可能な基地局が検出されない場合は、自局の無線圏内に位置する全ての基地局の帰属情報を収集し、該収集した帰属情報を基に、前記無線圏内に位置する帰属可能な基地局に帰属することを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載の無線端末装置。The base station search means,
According to the priority order of the belonging information stored in the base station storage means, if the belonging base station is not detected, the belonging information of all the base stations located within the radio range of the own station is collected and the collected information is collected. The wireless terminal device according to any one of claims 1 to 3, wherein the wireless terminal device belongs to an accessible base station located in the wireless area based on the belonging information. 前記基地局検索手段により検出した帰属可能な基地局に無線端末装置を帰属した前記基地局の帰属情報の履歴を記憶する帰属情報履歴記憶手段を更に有し、
前記基地局検索手段は、前記基地局記憶手段に記憶された帰属情報に従って帰属可能な基地局を検索する前に、前記帰属情報履歴記憶手段に記憶された帰属情報の履歴に従って前記帰属可能な基地局を検索し、前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出できない場合に、前記基地局記憶手段に記憶された帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出することを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の無線端末装置。Further comprising: belonging information history storage means for storing a history of the belonging information of the base station that has belonged to the wireless terminal device to the belonging base station detected by the base station search means,
The base station search means, before searching for a base station that can be attached according to the belonging information stored in the base station storage means, the base station that can be attached according to the history of the belonging information stored in the belonging information history storage means. A station is searched, and if the belonging base station cannot be detected according to the belonging information stored in the belonging information history storage unit, the belonging base station is detected according to the belonging information stored in the base station storage unit. The wireless terminal device according to any one of claims 1 to 4, wherein: 前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を削除する帰属情報履歴削除手段を更に有することを特徴とする請求項５記載の無線端末装置。6. The wireless terminal device according to claim 5, further comprising: belonging information history deleting means for deleting a history of belonging information stored in said belonging information history storing means. 前記帰属情報履歴削除手段は、
前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報のうち、予め定めた一定時間を経過した帰属情報のみを削除することを特徴とする請求項６記載の無線端末装置。The belonging information history deletion means,
7. The wireless terminal device according to claim 6, wherein, of the belonging information stored in the belonging information history storage unit, only the belonging information after a predetermined period of time is deleted. 前記帰属情報履歴削除手段は、
前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した全ての帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出できない場合に、前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した全ての帰属情報を削除することを特徴とする請求項６または７記載の無線端末装置。The belonging information history deletion means,
7. The method according to claim 6, wherein when the base station to which the user can belong is not detected in accordance with all the belonging information stored in the belonging information history storage unit, all the belonging information stored in the belonging information history storage unit is deleted. Or the wireless terminal device according to 7. 前記帰属情報履歴削除手段は、
無線端末装置の電源を切断してから電源を投入するまでの時間が、予め定めた一定時間を経過した際に、前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を削除することを特徴とする請求項６から８の何れか１項に記載の無線端末装置。The belonging information history deletion means,
The time from when the power of the wireless terminal device is turned off to when the power is turned on, when a predetermined period of time has elapsed, the history of the belonging information stored in the belonging information history storage unit is deleted. The wireless terminal device according to claim 6. 前記帰属情報履歴記憶手段は、
前記基地局検索手段により前記帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局の帰属情報を最新の帰属情報として、前記帰属情報履歴記憶手段に記憶した帰属情報の履歴を更新することを特徴とする請求項５から９の何れか１項に記載の無線端末装置。The belonging information history storage means,
When detecting the belonging base station by the base station searching means, updating the belonging information history stored in the belonging information history storage means with the detected belonging information of the base station as the latest belonging information. The wireless terminal device according to claim 5, wherein: 前記帰属情報履歴記憶手段に記憶する帰属情報の最大個数を設定する帰属情報履歴個数設定手段を有することを特徴とする請求項５から１０の何れか１項に記載の無線端末装置。11. The wireless terminal device according to claim 5, further comprising: a belonging information history number setting unit that sets a maximum number of belonging information items stored in the belonging information history storage unit. 12. 前記基地局検索手段は、
無線端末装置の電源が投入された際、無線端末装置が現在位置する基地局の無線圏内から別の無線圏内に移動した際、無線端末装置が現在帰属している基地局との同期が外れた際、無線端末装置の設定を変更した際、動作中のアプリケーションからの要求があった際、基地局検索要求が発生した際に、前記基地局検索手段による検索が行われることを特徴とする請求項１から５の何れか１項に記載の無線端末装置。The base station search means,
When the wireless terminal device is powered on, when the wireless terminal device moves from the wireless range of the base station where it is currently located to another wireless range, the wireless terminal device loses synchronization with the base station to which the wireless terminal device currently belongs. In this case, when the setting of the wireless terminal device is changed, when there is a request from an operating application, or when a base station search request occurs, the search by the base station search means is performed. Item 6. The wireless terminal device according to any one of Items 1 to 5. 各種情報を記憶する記憶部と、帰属可能な基地局の検索を制御する制御部と、を有する無線端末装置において実行される無線基地局検索処理プログラムであって、
前記制御部に、
外部から優先順に入力された帰属可能な基地局の帰属情報を前記記憶部に記憶する基地局記憶処理と、
前記基地局記憶処理により前記記憶部に記憶された帰属情報の優先順に従って、帰属可能な基地局を検索する基地局検索処理と、
を実行させることを特徴とする無線基地局検索処理プログラム。A storage unit that stores various information, and a control unit that controls a search for an identifiable base station, a wireless base station search processing program executed in a wireless terminal device having:
In the control unit,
A base station storage process of storing the belonging information of the belonging base stations that can be belonging input in priority order from the outside, in the storage unit,
A base station search process for searching for a base station that can be assigned according to the priority order of the attribution information stored in the storage unit by the base station storage process;
And a wireless base station search processing program. 前記基地局検索処理により前記帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局に前記無線端末装置を自動的に帰属させることを特徴とする請求項１３記載の無線基地局検索処理プログラム。14. The non-transitory computer-readable storage medium according to claim 13, wherein, when the base station that can be assigned is detected by the base station search processing, the wireless terminal device is automatically assigned to the detected base station. . 前記基地局検索処理は、
前記基地局記憶処理により前記記憶部に記憶された帰属情報の優先順に従って、前記帰属可能な基地局が検出されない場合は、無線圏内に位置する全ての基地局の帰属情報を収集し、該収集した帰属情報を基に、前記無線圏内に位置する帰属可能な基地局に帰属させることを特徴とする請求項１３または１４記載の無線基地局検索処理プログラム。The base station search processing,
According to the priority order of the belonging information stored in the storage unit by the base station storage process, if the belonging base station is not detected, the belonging information of all the base stations located in the radio range is collected, and the collected information is collected. The wireless base station search program according to claim 13, wherein the information is assigned to an assignable base station located in the wireless area based on the assigned information. 前記基地局検索処理により検出した帰属可能な基地局に前記無線端末装置が帰属した前記基地局の帰属情報の履歴を前記記憶部に記憶する帰属情報履歴記憶処理を前記制御部に実行させ、
前記基地局検索処理は、前記基地局記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報に従って検索する前に、前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報の履歴に従って前記帰属可能な基地局を検索し、前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出できない場合に、前記基地局記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出することを特徴とする請求項１３から１５の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラム。The control unit executes a belonging information history storage process of storing the history of the belonging information of the base station belonging to the wireless terminal device to the belonging base station detected by the base station search process in the storage unit,
The base station search processing is performed by the base station storage processing, before searching according to the belonging information stored in the storage unit, by the belonging information history storage processing, according to the history of the belonging information stored in the storage unit. When searching for a station, if the base station that can be assigned cannot be detected according to the attribution information stored in the storage unit by the attribution information history storage processing, the assignment is performed according to the attribution information stored in the storage unit by the base station storage processing. The wireless base station search processing program according to any one of claims 13 to 15, wherein a possible base station is detected. 前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報の履歴を削除する帰属情報履歴削除処理を前記制御部に実行させることを特徴とする請求項１６記載の無線基地局検索処理プログラム。17. The non-transitory computer-readable storage medium according to claim 16, wherein the control unit causes the control unit to execute a belonging information history deletion process of deleting a history of the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage process. 前記帰属情報履歴削除処理は、
前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報のうち、予め定めた一定時間を経過した帰属情報のみを削除することを特徴とする請求項１７記載の無線基地局検索処理プログラム。The belonging information history deletion processing includes:
18. The non-transitory computer-readable storage medium according to claim 17, wherein, of the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storing process, only the belonging information after a predetermined period of time is deleted. 前記帰属情報履歴削除処理は、
前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した全ての帰属情報に従って前記帰属可能な基地局を検出できない場合に、前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した全ての帰属情報を削除することを特徴とする請求項１７または１８記載の無線基地局検索処理プログラム。The belonging information history deletion processing includes:
In the case where the belonging base station cannot be detected according to all the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage process, all the belonging information stored in the storage unit is deleted by the belonging information history storage process. The radio base station search processing program according to claim 17 or 18, wherein: 前記帰属情報履歴削除処理は、
前記無線端末装置の電源を切断してから電源を投入するまでの時間が、予め定めた一定時間を経過した際に、前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報の履歴を削除することを特徴とする請求項１７から１９の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラム。The belonging information history deletion processing includes:
When the time from when the power of the wireless terminal device is turned off to when the power is turned on exceeds a predetermined time, the history of the belonging information stored in the storage unit is deleted by the belonging information history storing process. The wireless base station search processing program according to any one of claims 17 to 19, wherein: 前記帰属情報履歴記憶処理は、
前記基地局検索処理により前記帰属可能な基地局を検出した際に、該検出した基地局の帰属情報を最新の帰属情報として、前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶した帰属情報の履歴を更新することを特徴とする請求項１６から２０の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラム。The belonging information history storage processing includes:
When detecting the belonging base station by the base station search processing, the belonging information of the detected base station is regarded as the latest belonging information, and the history of the belonging information stored in the storage unit by the belonging information history storage processing. The wireless base station search processing program according to any one of claims 16 to 20, wherein the program is updated. 前記帰属情報履歴記憶処理により前記記憶部に記憶する帰属情報の最大個数を設定する帰属情報履歴個数設定処理を前記制御部に実行させることを特徴とする請求項１６から２１の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラム。22. The control unit according to claim 16, wherein the control unit executes a belonging information history number setting process of setting a maximum number of belonging information items stored in the storage unit by the belonging information history storing process. The wireless base station search processing program described in the above. 前記基地局検索処理は、
無線端末装置の電源が投入された際、無線端末装置が現在位置する基地局の無線圏内から別の無線圏内に移動した際、無線端末装置が現在帰属している基地局との同期が外れた際、無線端末装置の設定を変更した際、動作中のアプリケーションからの要求があった際、基地局検索要求が発生した際に、前記基地局検索処理による検索が実行されることを特徴とする請求項１３から１６の何れか１項に記載の無線基地局検索処理プログラム。The base station search processing,
When the wireless terminal device is powered on, when the wireless terminal device moves from the wireless range of the base station where it is currently located to another wireless range, the wireless terminal device loses synchronization with the base station to which the wireless terminal device currently belongs. When the setting of the wireless terminal device is changed, when a request from an operating application is issued, when a base station search request is generated, a search by the base station search process is performed. A wireless base station search processing program according to any one of claims 13 to 16.
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