JP2004342746A - 固体撮像装置及び固体撮像装置の出力方法 - Google Patents

固体撮像装置及び固体撮像装置の出力方法 Download PDF

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Yoshihiro Hayakawa
良広 早川
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Abstract

【課題】均一に高解像度が得られる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の画素11を一定ピッチで1次元配列し、その1次元配列が互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列10a〜10dと、第1及び第2画素列10a,10bの間に配置される第1CCDレジスタ20aと、第3及び第4画素列10c,10dの間に配置される第2CCDレジスタ20bと、第1及び第2画素列10a,10bから供給する信号電荷を制御する第1及び第2シフトゲート31a,31bと、第3及び第4画素列10c,10dから供給する信号電荷を制御する第3及び第4シフトゲート31c,31dと、第1及び第2CCDレジスタ20a,20bの端部を集合する方向に配置され、転送された信号電荷を選択的に検出する電荷検出部40とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置に係り、特に1出力当たり複数の画素列を有する固体撮像装置及び固体撮像装置の出力方法。
【0002】
【従来の技術】
固体撮像装置のひとつであるリニアイメージセンサは、画素を線状に配置した画素列により構成される。各画素列で光電変換により発生した信号電荷は、シフトゲートを介して、CCDレジスタに転送される。転送された信号電荷は、CCDレジスタ内を順次移動し、出力回路に転送される。出力回路は、各画素列に対応して設けられており、各出力回路からは、出力信号が出力される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−359366号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
リニアイメージセンサの読み取り解像度は、リニアイメージセンサ内に配列する画素の個数で決まる。読み取り解像度を上げるには、配列される画素の数を増やせば良いが、画素の寸法(ピクセルサイズ)を変えずに画素の数を増すとリニアイメージセンサが大型化し、光学系の設計上の負担が大きくなる。そこで、リニアイメージセンサの大型化を避けるためにピクセルサイズを小さくして画素の数を増やすと、微細加工技術上の制約から高解像度化が制限されてしまう。一方、ピクセルサイズを小さくせず、単に画素を一列に並べて配置する方法では、画素と画素の間では感度を得られず解像度の低下の原因となっている。
【0005】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、均一に高解像度が得られる固体撮像装置及び固体撮像装置の出力方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、(イ)複数の画素を一定ピッチで1次元配列し、その1次元配列が互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列と、(ロ)第1及び第2画素列の間に配置され、第1及び第2画素列の複数の画素で発生した信号電荷をそれぞれ転送する第1CCDレジスタと、(ハ)第3及び第4画素列の間に配置され、第3及び第4画素列の複数の画素で発生した信号電荷をそれぞれ転送する第2CCDレジスタと、(ニ)第1及び第2画素列からそれぞれ第1CCDレジスタに供給する第1及び第2画素列の複数の画素で発生した信号電荷を制御する第1及び第2シフトゲートと、(ホ)第3及び第4画素列からそれぞれ第2CCDレジスタに供給する第3及び第4画素列の複数の画素で発生した信号電荷を制御する第3及び第4シフトゲートと、(ヘ)第1及び第2CCDレジスタの端部を集合する方向に配置され、第1及び第2CCDレジスタを介して転送された信号電荷を選択的に検出する電荷検出部とを備える固体撮像装置であることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、(イ)複数の画素を一定ピッチで1次元配列し、その1次元配列が互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列に光信号を入射するステップと、(ロ)第1〜第4画素列の複数の画素で光信号を信号電荷に変換するステップと、(ハ)第1及び第2画素列の複数の画素で発生した信号電荷を第1CCDレジスタに移送し、第3及び第4画素列の複数の画素で発生した信号電荷を第2CCDレジスタに移送するステップと、(ニ)第1〜第4画素列の複数の画素で発生した信号電荷を、第1及び第2CCDレジスタを介して電荷検出部へ転送するステップと、(ホ)電荷検出部に転送された第1〜第4画素列の複数の画素で発生した信号電荷を出力信号に変換し、出力するステップとを含む固体撮像装置の出力方法であることを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0009】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置1aは、図1に示すように、画素が1次元配列され、互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列10a〜10dを備えるリニアイメージセンサである。そしてこのリニアイメージセンサは、第1画素列10a及び第2画素列10bの間に配置された第1CCDレジスタ20aと、第3画素列10c及び第4画素列10dの間に配置された第2CCDレジスタ20bと、第1及び第2画素列からそれぞれ第1CCDレジスタに供給する信号電荷を制御する第1及び第2シフトゲートと、第3及び第4画素列からそれぞれ第2CCDレジスタに供給する信号電荷を制御する第3及び第4シフトゲートと、第1及び第2CCDレジスタ20a,20bの端部に配置された電荷検出部40とを備える。更に、固体撮像装置1aは、第1〜第3オーバーフロードレイン領域50a〜50cを備える。更に、第1CCDレジスタ20a及び第2CCDレジスタ20bは、第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4をそれぞれ備える。また、第1CCDレジスタ20a及び第2CCDレジスタ20bは、それぞれ第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4に隣接する転送電極が第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2となるように違えて配置される。
【0010】
第1画素列10aは、p型半導体層(Si層)に燐(P)、アンチモン (Sb)、及びヒ素 (As)等のn型不純物をドープして形成されたn型半導体領域からなる複数の画素11によって構成されている。第1画素列10aには、例えば、1万5千個の画素11が配列されている。画素11としては、pn接合ダイオード(フォトダイオード)等の光電変換素子が使用可能である。第2、第3、及び第4画素列10b〜10cは、第1画素列10aである。
【0011】
第1シフトゲート31aは、図1に示すように、第1画素列10aと第1CCDレジスタ20aとの間に配置される。第2シフトゲート31bは、第2画素列10bと第1CCDレジスタ20aとの間に配置される。第3シフトゲート31cは、第3画素列10cと第2CCDレジスタ20bとの間に配置される。第4シフトゲート31dは、第4画素列10dと第2CCDレジスタ20bとの間に配置される。第1〜第4シフトゲート31a〜31dの材料としては、ポリシリコン、シリサイド、及び金属等を用いることができる。
【0012】
第1CCDレジスタ20aには、MOSゲート構造の第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2が交互に設けられたp型半導体層である。第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2の材料としては、ポリシリコン、シリサイド、及び金属等を用いることができる。図2(a)には、第1転送電極φ1部の構造を示した。図2(a)に示すように、第1CCDレジスタ20aは、p型半導体層の上にシリコン酸化膜等のゲート絶縁膜(図示せず)を設け、そのゲート絶縁膜の上に第1転送電極φ1を設けた構造である。第1CCDレジスタ20aは、第1及び第2画素列10a,10bの各画素11で発生した信号電荷を、第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2を介して順次転送する。ここで、MOSゲート構造の第1転送電極φ1がハイ(H)レベル、且つ第2転送電極φ2がロー(L)レベルのときには、MOSゲート構造によるゲート絶縁膜を介しての静電誘導効果により、第2転送電極φ2下の領域から第1転送電極φ1下の領域へ信号電荷が転送される。逆に、第1転送電極φ1がLレベル、且つ第2転送電極φ2がHレベルのときには、第1転送電極φ1下の領域から第2転送電極φ2下の領域へ信号電荷が転送される。また、第2CCDレジスタ20bは、第1CCDレジスタ20aと同じ構造であり、第2CCDレジスタ20bも、第3及び第4画素列10c,10dで発生した信号電荷を同様に転送する。
【0013】
MOSゲート構造の第1サミングゲート電極φ3は、図1及び図3(a)に示すように、第1CCDレジスタ20aの電荷検出部40側の端部と電荷検出部40の間に配置される。第1サミングゲート電極φ3は、第1CCDレジスタ20aを順次転送されてきた信号電荷を電荷検出部40のフローティング領域42に移送するタイミングを調整する。また、MOSゲート構造の第2サミングゲート電極φ4は、図1に示すように、第2CCDレジスタ20bの電荷検出部40側の端部と電荷検出部40の間に配置される。第2サミングゲート電極φ4は、第2CCDレジスタ20bを順次転送されてきた信号電荷を電荷検出部40のフローティング領域42に移送するタイミングを調整する。
【0014】
電荷検出部40は、図3(a)に示すように、p型半導体層の表面に設けたMOSゲート構造の出力ゲート電極41、n型半導体領域からなるフローティング領域42、MOSゲート構造のリセット電極43、及びn型半導体領域からなるリセットドレイン領域44を有する。出力ゲート電極41は、駆動パルスによって第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2を介して、図3(a)に示す第1サミングゲート電極φ3下の領域に転送された信号電荷をフローティング領域42に注入する電極である。フローティング領域42で検出された信号電荷は、電位変化として、図1に示した出力アンプ45に伝えられる。出力アンプ45は、伝えられた電位変化を増幅して出力信号を出力する。図3(a)に示したリセット電極43は、フローティング領域42をリース、リセットドレイン領域44をドレインとするMOSトランジスタのゲート電極である。
【0015】
第1オーバーフロードレイン領域50aは、図1に示すように、第1画素列10aを第1シフトゲート31aとで挟むように、第1画素列10aに隣接して配置される。第2オーバーフロードレイン領域50bは、第2画素列10bと第3画素列10cの間に配置される。第3オーバーフロードレイン領域50cは、第4画素列10dを第4シフトゲート31dとで挟むように、第4画素列10dに隣接して配置される。第1〜第3オーバーフロードレイン領域50a〜50cは、それぞれp型半導体層にn型不純物をドープして形成されたn型半導体領域である。
【0016】
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置1aの出力方法を図1〜図3を参照しながら説明する。
【0017】
(イ)まず、図1に示す固体撮像装置1aに光信号が入射する。第1画素列10aの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・を発生する。第2画素列10bの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・を発生する。第3画素列10cの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・を発生する。第4画素列10dの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・を発生する。光電変換されて発生した信号電荷は、例えば、図2(b)に示す信号電荷Q11及び信号電荷Q21のように、それぞれ第1画素列10a及び第2画素列10bの画素11自身のn型半導体領域がp型半導体層に形成するポテンシャルの井戸に蓄積される。また、画素11で自身が形成するポテンシャルの井戸の蓄積容量を超えて発生した余剰電荷Qexは、図2(b)に示すように、第1オーバーフロードレイン領域50a及び第2オーバーフロードレイン領域50bにそれぞれ吸収される。他の画素11で発生した信号電荷も同様である。
【0018】
(ロ)次に、図1の内側の第2シフトゲート31b及び第3シフトゲート31c、並びに第1転送電極φ1にHレベルのパルスを印加することによって、図1の内側の第2画素列10bの信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、及び第3画素列10cの信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・を、それぞれ第1CCDレジスタ20a及び第2CCDレジスタ20bに移送する。図2(c)には、図2(a)に示す第2シフトゲート31b及び第1転送電極φ1にHレベルのパルスを印加することによって、第2画素列10bの画素11自身に蓄積された信号電荷Q21を第1CCDレジスタ20aに移送する(読み出す)場合を示した。
【0019】
(ハ)移送された信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、及び信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・は、それぞれ第1及び第2CCDレジスタ10a,10bの第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2を介して順次転送されて、図1に示した第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4まで転送される。例えば、図3(b)に示す信号電荷Q21は、第2転送電極φ2下の領域に蓄積され、第2転送電極φ2にはHレベルのパルスが印加されている状態である。そして、図4(c)に示すように、第2転送電極φ2にLレベル、且つ第1サミングゲート電極φ3にHレベルのパルスを印加すると、信号電荷Q21は、第1サミングゲート電極φ3下の領域に転送される。更に、図4(d)に示すように、第1サミングゲート電極φ3にLレベルのパルスを印加することで、信号電荷Q21は、電荷検出部40のフローティング領域42に転送される。このとき、信号電荷Q22は、第2転送電極φ2にHレベルのパルスが印加されるので第2転送電極φ2下の領域に転送される。フローティング領域42に転送された信号電荷Q21は、図1に示した出力アンプ45を介して、外部のメモリ(図示せず)に送出され、保存される。その後、図3(a)に示すリセット電極43にHレベルのパルスを印加して、フローティング領域42に残余している信号電荷Q21がリセットドレイン領域44に移送されることでリセットされる。このようにして、フローティング領域42に蓄積された信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・は、図1に示した出力アンプ45を介して、第2出力信号として外部のメモリに順次送出され、保存される。また同様に、フローティング領域42に蓄積された信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・は、第3出力信号として外部のメモリに順次送出され、保存される。フローティング領域42に残存する信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、及び信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・はそれぞれ、第2出力信号及び第3出力信号として送出され次第、リセットドレイン領域44に移送されて順次リセットされる。
【0020】
(ニ)次に、図1の外側の第1シフトゲート31a及び第4シフトゲート31d、並びに第2転送電極φ2にHレベルのパルスを印加することによって、図1の外側の第1画素列10aの信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び第4画素列10dの信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・をそれぞれ第1CCDレジスタ20a及び第2CCDレジスタ20bに移送する。
【0021】
(ホ)移送された信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、それぞれ第1及び第2CCDレジスタ10a,10bの第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2を介して順次転送されて、第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4まで転送される。そして、転送された信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、電荷検出部40のフローティング領域42へ送られる。フローティング領域42に蓄積された信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・は、図1に示した出力アンプ45を介して第1出力信号として外部のメモリに順次送出され、保存される。また同様に、フローティング領域42に蓄積された信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、第4出力信号として外部のメモリに順次送出され、保存される。フローティング領域42に残存する信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・はそれぞれ、第1出力信号及び第4出力信号として送出され次第、リセットドレイン領域44に移送されて順次リセットされる。
【0022】
(ヘ)次に、外部のメモリにおいて、保存されている第1〜第4出力信号は、合成されて1つの出力信号として出力される。
【0023】
第1の実施の形態に係る固体撮像装置1aによれば、1出力当たりに複数の画素列を有し、且つ複数の画素列は互いに画素がずれるように配置されることで、画素と画素の間で解像度を得られなかった所を他の画素列の画素で補完することができるので均一に解像度が得られる。更に、第1の実施の形態に係る固体撮像装置1aによれば、ピクセルサイズを小さくせず、画素の数を増やすことができるので高解像度が得られる。
【0024】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bは、図5に示すように、図1に示した固体撮像装置1aに対して第1CCDレジスタ20a及び第2CCDレジスタ20bにそれぞれ第4オーバーフロードレイン領域50d及び第5オーバーフロードレイン領域50eを更に備える点が異なる。他は図1に示した固体撮像装置1aと実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
【0025】
第4オーバーフロードレイン領域50dは、図5及び図6(a)に示すように、第1サミングゲート電極φ3から第1CCDレジスタ20cの電荷検出部40側に対向する側の端部まで、第1CCDレジスタ20cの中央部に設けられている。つまり、第1CCDレジスタ20cは、第4オーバーフロードレイン領域50dによって、第1内側CCDレジスタ21aと第1外側CCDレジスタ21bに分けられる。また、第5オーバーフロードレイン領域50eは、図5に示すように、第2サミングゲート電極φ4から第2CCDレジスタ20dの電荷検出部40側に対向する側の端部まで、第2CCDレジスタ20dの中央部に設けられている。つまり、第2CCDレジスタ20dは、第5オーバーフロードレイン領域50eによって、第2内側CCDレジスタ22aと第2外側CCDレジスタ22bに分けられる。
【0026】
第1外側CCDレジスタ21bは、第1画素列10aの各画素11から信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・を移送してくる領域と第1サミングゲート電極φ3との間の領域で、転送電極の数を第1内側CCDレジスタ21aの転送電極より1つ多くしてある。転送電極を1つ多くすることで、第1サミングゲート電極φ3に隣接する転送電極は、例えば図5に示すように、第1内側CCDレジスタ21aでは第2転送電極φ2となり、第1外側CCDレジスタ21bでは第1転送電極φ1となるので、互いに異なる。また、第2外側CCDレジスタ22bは、第4画素列10dの各画素11から信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・を移送してくる領域と第1サミングゲート電極φ3との間の領域で、転送電極の数を第2内側CCDレジスタ22aの転送電極より1つ多くしてある。転送電極を1つ多くすることで、第2サミングゲート電極φ4に隣接する転送電極は、例えば図5に示すように、第2内側CCDレジスタ22aでは第1転送電極φ1となり、第2外側CCDレジスタ22bでは第2転送電極φ2となるので、互いに異なる。尚、第1内側CCDレジスタ21a及び第2内側CCDレジスタ22aの第1及び第2サミングゲート電極φ3,φ4と隣接する転送電極は、互いに異なるように配置される。第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4に隣接する転送電極が互いに異なることで、一方の転送電極にHレベルのパルスが印加されたとき他方の転送電極はLレベルのパルスが印加される。
【0027】
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bの出力方法を図5〜図10を参照しながら説明する。
【0028】
(イ)まず、図5に示す固体撮像装置1bに光信号が入射する。第1画素列10aの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・を発生する。第2画素列10bの各画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・を発生する。第3画素列10cの画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・を発生する。また、第4画素列10dの画素11に入射した光信号は光電変換され、信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・を発生する。光電変換されて発生した信号電荷は、例えば、図6(b)に示す信号電荷Q11及び信号電荷Q21のように、それぞれ第1画素列10a及び第2画素列10bの画素11自身のn型半導体領域がp型半導体層に形成するポテンシャルの井戸に蓄積される。また、画素11で自身が形成するポテンシャルの井戸の蓄積容量を超えて発生した余剰電荷Qexは、図6(b)に示すように、第1オーバーフロードレイン領域50a及び第2オーバーフロードレイン領域50bにそれぞれ吸収される。他の画素11で発生した信号電荷も同様である。
【0029】
(ロ)次に、図10に示す時刻t1のとき、図5の内側の第2シフトゲート31b及び第3シフトゲート31c、並びに第1転送電極φ1にHレベルのパルスが印加されることによって、図5の内側の第2画素列10bの信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、及び第3画素列10cの信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・をそれぞれ第1内側CCDレジスタ21a及び第2内側CCDレジスタ22aの第1転送電極φ1下の領域に移送する。図7(c)には、図6(a)に示す第2シフトゲート31b及び第1転送電極φ1にHレベルのパルスを印加することによって、第2画素列10bの画素11自身に蓄積された信号電荷Q21を第1内側CCDレジスタ21aに移送する(読み出す)場合を示した。そして、第1転送電極φ1下の領域に移送された信号電荷Q21のうち第1転送電極φ1下の領域の容量を超えた余剰電荷Qexは、図7(c)に示すように、第4オーバーフロードレイン領域50dに吸収される。
【0030】
(ハ)次に、図10に示す時刻t2のとき、図5の外側の第1シフトゲート31a及び第4シフトゲート31d、並びに第2転送電極φ2にHレベルのパルスが印加されることによって、図5の外側の第1画素列10aの信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び第4画素列10dの信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・をそれぞれ第1外側CCDレジスタ21b及び第2外側CCDレジスタ22bの第2転送電極φ2下の領域に移送する。図7(d)には、図6(a)に示す第1シフトゲート31a及び第2転送電極φ2にHレベルのパルスを印加することによって、第1画素列10aの画素11自身に蓄積された信号電荷Q11を第1外側CCDレジスタ21bに移送する(読み出す)場合を示した。そして、第2転送電極φ2下の領域に移送された信号電荷Q11のうち第2転送電極φ2下の領域の容量を超えた余剰電荷Qexは、図7(d)に示すように、第4オーバーフロードレイン領域50dに吸収される。このとき、前述した信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、及び信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・は、第1転送電極φ1がLレベルで第2転送電極φ2がHレベルとなるので、第1転送電極φ1下の領域から第2転送電極φ2下の領域に転送される。
【0031】
(ニ)信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・、及び信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、それぞれ第1転送電極φ1及び第2転送電極φ2を介して順次転送されて、第1サミングゲート電極φ3及び第2サミングゲート電極φ4まで転送される。例えば、図8(b)に示す信号電荷Q11は、第1転送電極φ1下の領域にあり、第1転送電極φ1にはHレベルのパルスが印加されている状態である。そして、図10に示す時刻t3のとき、図9(c)に示すように、図8(a)に示す第1転送電極φ1にLレベルのパルスを印加し、且つ第1サミングゲート電極φ3にHレベルのパルスを印加すると、信号電荷Q11は第1サミングゲート電極φ3下の領域に転送される。このとき、信号電荷Q12は、第2転送電極φ2にHレベルのパルスが印加されるので第2転送電極φ2下の領域に転送される。
【0032】
(ホ)次に、図10に示す時刻t4のとき、図9(d)に示すように、信号電荷Q11は第1サミングゲート電極φ3にLレベルのパルスを印加することで、電荷検出部40のフローティング領域42に転送される。このとき、第1転送電極φ1にLレベルのパルス及び第1サミングゲート電極φ3にHレベルのパルスが印加されるので、第2内側CCDレジスタ22aの信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・のいずれかが第2サミングゲート電極φ4下の領域に転送される。フローティング領域42に転送された信号電荷Q11は、第2サミングゲート電極φ4がHレベルからLレベルになるときに同期して電荷検出部40から、図5に示す出力アンプ45を介して出力信号として出力される。その後、図8(a)に示すリセット電極43にHレベルのパルスを印加して、フローティング領域42に残余している信号電荷Q11がリセットドレイン領域44に移送されることでリセットされる。
【0033】
(ヘ)次に、図10に示す時刻t5のとき、信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・のいずれかは、第2サミングゲート電極φ4にLレベルのパルスを印加することで電荷検出部40のフローティング領域42に転送される。このとき、第2転送電極φ2にLレベルのパルス及び第1サミングゲート電極φ3にHレベルのパルスが印加されるので、第1内側CCDレジスタ21aの信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・のいずれかが第1サミングゲート電極φ3下の領域に転送される。フローティング領域42に転送された信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・は、第1サミングゲート電極φ3がHレベルからLレベルになるときに同期して電荷検出部40から、図5に示す出力アンプ45を介して出力信号として出力される。その後、図8(a)に示すリセット電極43にHレベルのパルスを印加して、フローティング領域42に残余している信号電荷Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・がリセットドレイン領域44に移送されることでリセットされる。
【0034】
(ト)次に、図10に示す時刻t6のとき、信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・のいずれかは、第1サミングゲート電極φ3にLレベルのパルスを印加することで電荷検出部40のフローティング領域42に転送される。このとき、第2転送電極φ2にLレベルのパルス及び第2サミングゲート電極φ4にHレベルのパルスが印加されるので、第2外側CCDレジスタ22bの信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・のいずれかが第2サミングゲート電極φ4下の領域に転送される。フローティング領域42に転送された信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・は、第2サミングゲート電極φ4がHレベルからLレベルになるときに同期して電荷検出部40から、図5に示す出力アンプ45を介して出力信号として出力される。その後、図8(a)に示すリセット電極43にHレベルのパルスを印加して、フローティング領域42に残余している信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・がリセットドレイン領域44に移送されることでリセットされる。
【0035】
(チ)次に、図10に示す時刻t7のとき、信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・のいずれかは、第2サミングゲート電極φ4にLレベルのパルスを印加することで電荷検出部40のフローティング領域42に転送される。このとき、第1転送電極φ1にLレベルのパルス及び第1サミングゲート電極φ3にHレベルのパルスが印加されるので、第1外側CCDレジスタ21bの信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・のいずれかが第2サミングゲート電極φ4下の領域に転送される。フローティング領域42に転送された信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、第1サミングゲート電極φ3がHレベルからLレベルになるときに同期して電荷検出部40から、図5に示す出力アンプ45を介して出力信号として出力される。その後、図8(a)に示すリセット電極43にHレベルのパルスを印加して、フローティング領域42に残余している信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・がリセットドレイン領域44に移送されることでリセットされる。
【0036】
第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bによれば、1出力当たりに複数の画素列を有し、且つ複数の画素列は互いに画素がずれるように配置されることで、画素と画素の間で解像度を得られなかった所を他の画素列の画素で補うことができるので均一に解像度が得られる。更に、第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bによれば、ピクセルサイズを小さくせず、画素の数を増やすことができるので高解像度が得られる。更に、第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bは、複数の画素列と同数のCCDレジスタを有することで、各画素列で発生した信号電荷を時系列に読み出すことができる。出力信号が時系列に読み出せることで、固体撮像装置1bをもちいるときはメモリに保存して出力信号を並び替えをする工程が不要である。よって、固体撮像装置1bは信号をメモリに保存する工程を省くことができる。
【0037】
(第2の実施の形態の変形例)
本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置1cは、図11に示すように、図5に示した固体撮像装置1bに対して、第1外側CCDレジスタ21bにMOSゲート構造の第1スイッチゲート60a及びn型半導体領域からなる第1ドレイン領域61aを更に備える点と、第2外側CCDレジスタ22bにMOSゲート構造の第2スイッチゲート60b及びn型半導体領域からなる第2ドレイン領域61bを更に備える点が異なる。他は図5に示した固体撮像装置1bと実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
【0038】
第1ドレイン領域61aは、図11及び図12(a)に示すように、第1外側CCDレジスタ21bの電荷検出部40側の端部から分岐して設けられている。第1スイッチゲート60aは、図11及び図12(a)に示すように、第1ドレイン領域61aと第1外側CCDレジスタ21bの電荷検出部40側の端部との間に設けられている。図12(a)に示す第1スイッチゲート60aにLレベルのパルスが印加されたときは、図12(b)に示すように、第1外側CCDレジスタ21bで転送する信号電荷Q11は、第1ドレイン領域61aに移送されない。一方、第1スイッチゲート60aにHレベルのパルスが印加されたとき、図12(c)に示すように、信号電荷Q11を第1ドレイン領域61aに移送する。移送された信号電荷Q11は、第1ドレイン領域61aに吸収される。第1画素列10aで発生した他の信号電荷Q12,Q13,Q14,・・・・・も同様に第1ドレイン領域61aに吸収される。
【0039】
また、第2ドレイン領域61bは、図11に示すように、第2外側CCDレジスタ22bの電荷検出部40側の端部から分岐して設けられている。第2スイッチゲート60bは、図11に示すように、第1ドレイン領域61aと第1外側CCDレジスタ21bの電荷検出部40側の端部との間に設けられている。第2スイッチゲート60bにLレベルのパルスが印加されたときは、第2外側CCDレジスタ22bで転送する信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、第2ドレイン領域61bに移送されない。一方、第2スイッチゲート60bにHレベルのパルスが印加されたとき、信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・を第2ドレイン領域61bに移送する。移送された信号電荷Q41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、第2ドレイン領域61bに吸収される。
【0040】
したがって、第1及び第2スイッチゲート60a,60bにLレベルのパルスがそれぞれ印加されたとき、固体撮像装置1cは図5に示した固体撮像装置1bと同じ動作をする。一方、第1及び第2スイッチゲート60a,60bにHレベルのパルスが印加されたとき、図11の外側の第1画素列10aで発生した信号電荷Q11,Q12,Q13,Q14,・・・・・、及び第4画素列10dで発生したQ41,Q42,Q43,Q44,・・・・・は、第1及び第2ドレイン領域61a,61bにそれぞれ掃き捨てられるため出力信号として出力されない。
【0041】
固体撮像装置1cは、第1及び第2スイッチゲート60a,60bにHレベルのパルスを印加したとき、外側に配置されている第1画素列10a及び第4画素列10dで発生した信号電荷はドレイン領域61a,61bに吸収されるため、考慮しなくて良い。したがって、図13に示すように、第1サミングゲート電極φ3には第1転送電極φ1と同じパルス、第2サミングゲート電極φ4には第2転送電極φ2と同じパルスをそれぞれ印加すれば良い。
【0042】
第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置1cによれば、第1及び第2スイッチゲート60a,60bを備えることによって、第1画素列10a及び第4画素列10dで発生した信号電荷が第1及び第2ドレイン領域61a,61bに吸収されるので解像度は落ちるが早い読み出しが可能になる。
【0043】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
【0044】
第1の実施の形態に係る固体撮像装置1aを用いてカラーリニアイメージセンサとするときは、例えばR・G・Bのカラーフィルターがそれぞれ載置された3個の固体撮像装置1aが並列に配置される。それぞれの固体撮像装置1aからは、各色の出力信号が出力されるので、カラーリニアイメージセンサとすることができる。カラーフィルターは、それぞれの固体撮像装置1aの少なくとも画素列10a〜10d上に載置されていれば良い。上述においては、固体撮像装置1aを用いてカラーリニアイメージセンサとしたが、第2の実施の形態に係る固体撮像装置1b及び第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置1cを用いても構わない。
【0045】
第2の実施の形態に係る固体撮像装置1bは、図5に示すように、第4オーバーフロードレイン領域50d及び第5オーバーフロードレイン領域50eを用いて第1及び第2CCDレジスタ20c,20dを区画していたが、図14に示すように、LOCOS素子分離及びSTI素子分離等による素子分離領域52によって区画しても良い。
【0046】
また、第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置1cは、図11に示したように第1スイッチゲート60a及び第1ドレイン領域61aを第1外側CCDレジスタ21bに設け、第2スイッチゲート60b及び第2ドレイン領域61bを第2外側CCDレジスタ22bに設けたが、第1及び第2スイッチゲート60a,60b、並びに第1及び第2ドレイン領域61a,61bを第1内側CCDレジスタ21a及び第2内側CCDレジスタ22aに設けて図11の内側の第2画素列10b及び第3画素列10cで発生した信号電荷Q21,Q22,Q23,Q24,・・・・・、Q31,Q32,Q33,Q34,・・・・・を第1及び第2ドレイン領域61a,61bで吸収するようにしても構わない。
【0047】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、均一に高解像度が得られる固体撮像装置及び固体撮像装置の出力方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の平面図である。
【図2】図2(a)は、図1のA−A方向から見た断面図であり、図2(b)及び図2(c)は、図2(a)の断面図の対応するポテンシャル図である。
【図3】図3(a)は、図1のB−B方向から見た断面図であり、図3(b)は、図3(a)の断面図に対応するポテンシャル図(その1)である。
【図4】図4(c)は、図3(a)の断面図に対応するポテンシャル図(その2)であり、図4(d)は、図3(a)の断面図に対応するポテンシャル図(その3)である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置の平面図である。
【図6】図6(a)は、図5のC−C方向から見た断面図であり、図6(b)は、図6(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その1)である。
【図7】図7(c)は、図6(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その2)である。図7(d)は、図6(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その3)である。
【図8】図8(a)は、図5のD−D方向から見た断面図であり、図8(b)は、図8(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その1)である。
【図9】図9(c)は、図8(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その2)である。図9(d)は、図8(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その3)である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置の4画素列読み出し時のタイミングチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の平面図である。
【図12】図12(a)は、図11のE−E方向から見た断面図であり、図12(b)は、図12(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その1)である。図12(c)は、図12(a)の断面図の対応するポテンシャル図(その2)である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の内側画素列読み出し時のタイミングチャートである。
【図14】その他の実施の形態に係る固体撮像装置の断面図である。
【符号の説明】
φ1…第1転送電極
φ2…第2転送電極
φ3…第1サミングゲート電極
φ4…第2サミングゲート電極
1a〜1c…固体撮像装置
3…シフトゲート
10a…第1画素列
10b…第2画素列
10c…第3画素列
10d…第4画素列
11…画素
20a…第1CCDレジスタ
20b…第2CCDレジスタ
20c…第1CCDレジスタ
20d…第2CCDレジスタ
21a…第1内側CCDレジスタ
21b…第1外側CCDレジスタ
22a…第2内側CCDレジスタ
22b…第2外側CCDレジスタ
31a…第1シフトゲート
31b…第2シフトゲート
31c…第3シフトゲート
31d…第4シフトゲート
40…電荷検出部
41…出力ゲート電極
42…フローティング領域
43…リセット電極
44…リセットドレイン領域
45…出力アンプ
50a…第1オーバーフロードレイン領域
50b…第2オーバーフロードレイン領域
50c…第3オーバーフロードレイン領域
50d…第4オーバーフロードレイン領域
50e…第5オーバーフロードレイン領域
52…素子分離領域
60…スイッチゲート
61…ドレイン領域

Claims (10)

  1. 複数の画素を一定ピッチで1次元配列し、該1次元配列が互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列と、
    前記第1及び第2画素列の間に配置され、前記第1及び第2画素列の前記複数の画素で発生した信号電荷をそれぞれ転送する第1CCDレジスタと、
    前記第3及び第4画素列の間に配置され、前記第3及び第4画素列の前記複数の画素で発生した信号電荷をそれぞれ転送する第2CCDレジスタと、
    前記第1及び第2画素列からそれぞれ前記第1CCDレジスタに供給する前記第1及び第2画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を制御する第1及び第2シフトゲートと、
    前記第3及び第4画素列からそれぞれ前記第2CCDレジスタに供給する前記第3及び第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を制御する第3及び第4シフトゲートと、
    前記第1及び第2CCDレジスタの端部を集合する方向に配置され、前記第1及び第2CCDレジスタを介して転送された前記信号電荷を選択的に検出する電荷検出部
    とを備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1画素列に隣接して配置され、前記第1画素列の前記複数の画素で発生した余剰電荷を吸収する第1オーバーフロードレイン領域と、
    前記第2及び第3画素列の間に配置され、前記第2及び第3画素列の前記複数の画素で発生した余剰電荷を吸収する第2オーバーフロードレイン領域と、
    前記第4画素列に隣接して配置され、前記第4画素列の前記複数の画素で発生した余剰電荷を吸収する第3オーバーフロードレイン領域
    とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部と前記電荷検出部の間に配置され、前記第1及び第2画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を時系列に読み出す第1サミングゲート電極と、
    前記第2CCDレジスタと前記電荷検出部の間に配置された、前記第3及び第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を時系列に読み出す第2サミングゲート電極
    とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1サミングゲート電極から前記第1CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部に対向する側の端部まで、前記第1CCDレジスタの中央部に設けられた第4オーバーフロードレイン領域と、
    前記第2サミングゲート電極から前記第2CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部に対向する側の端部まで、前記第2CCDレジスタの中央部に設けられた第5オーバーフロードレイン領域
    とを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1及び第2サミングゲート電極から前記第1及び第2CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部に対向する側の端部まで、前記第1及び第2CCDレジスタの中央部にそれぞれ設けられた素子分離領域を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部から分岐して設けられ、前記第1画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を吸収する第1ドレイン領域と、
    前記第1ドレイン領域と前記第1CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部との間に設けられ、前記第1ドレイン領域に移送する前記第1画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を制御する第1スイッチゲート
    とを更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第2CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部から分岐して設けられ、前記第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を吸収する第2ドレイン領域と、
    前記第2ドレイン領域と前記第2CCDレジスタの前記電荷検出部側の端部との間に設けられ、前記第2ドレイン領域に移送する前記第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を制御する第2スイッチゲート
    とを更に備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 複数の画素を一定ピッチで1次元配列し、該1次元配列が互いに1/4ピッチずれるように平行配列された第1〜第4画素列に光信号を入射するステップと、
    前記第1〜第4画素列の前記複数の画素で前記光信号を信号電荷に変換するステップと、
    前記第1及び第2画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を第1CCDレジスタに移送し、前記第3及び第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を第2CCDレジスタに移送するステップと、
    前記第1〜第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を、前記第1及び第2CCDレジスタを介して電荷検出部へ転送するステップと、
    前記電荷検出部に転送された前記第1〜第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を出力信号に変換し、出力するステップ
    とを含むことを特徴とする固体撮像装置の出力方法。
  9. 前記電荷検出部へ転送するステップは、前記第1〜第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を、それぞれ前記第1〜第4画素列毎に転送する段階を含むことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置の出力方法。
  10. 前記出力するステップは、前記第1〜第4画素列の前記複数の画素で発生した前記信号電荷を時系列に前記出力信号に変換し、出力する段階を含むことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置の出力方法。
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