JP2004334323A - データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル化されたトレーディングカードの交換を容易に行う。
【解決手段】半導体メモリ30が着脱自在に装着される第1のスロット3及び第2のスロット4を備え、メモリ制御部20が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記録し、また、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記録する。
【選択図】 図3
【解決手段】半導体メモリ30が着脱自在に装着される第1のスロット3及び第2のスロット4を備え、メモリ制御部20が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記録し、また、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記録する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所謂トレーディングカードに記載されているデータがデジタルデータとして記憶されている半導体記憶装置が装着され、この半導体記憶装置に記憶されているデータを再生することが可能なデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トレーディングカードは、特定のジャンルに関連した絵や写真が印刷されたカードである。ユーザは、娯楽として、多数枚のトレーディングカードを収集したり、収集したカードを使用してゲームを行う。
【0003】
トレーディングカードは、通常複数枚で1パックとされており、1パックずつ販売されている。すなわち、1枚では販売されていない。したがって、ユーザは、トレーディングカードを収集するために、トレーディングカードのパックを複数購入する。しかし、ユーザは、トレーディングカードのパックを複数購入すると、例えば同じカードが2枚集まってしまうなどの事態が生じることにより不要なカードを入手してしまう。
【0004】
また、プレミアがついたトレーディングカードや製造中止となったトレーディングカードなどは、流通している枚数が少ないなどの理由により入手が困難となる。
【0005】
そこで、ユーザの間では、トレーディングカードの交換が行われている。トレーディングカードを交換することにより、ユーザは、所望のトレーディングカードを効率良く入手することが容易となる。
【0006】
以上説明したトレーディングカードは、紙などの有体物によって製造されている。したがって、ユーザは、トレーディングカードを多数枚収集すると、保管場所を確保しにくくなることから保管が困難となり、紛失し易くなる。
【0007】
また、トレーディングカードは、有体物で構成されているために多数枚持ち運ぶことが困難である。したがって、収集したトレーディングカードの枚数が多くなると、例えば交換のためにユーザ同士で持ち寄るときに所有する全てのトレーディングカードを持ち寄ることが不可能となり、他のユーザが入手を希望しているカードを自分が所有しているにも拘わらず自宅に置いてきてしまったなどの事態が生じ易くなるため、満足できる交換が成立しないなどの不都合が生じる虞がある。
【0008】
そこで、トレーディングカードに印刷されている絵や写真などをデジタルデータに変換し、変換したデジタルデータ(以下、トレカデータという。)を大容量の記憶装置に記録するとともに、この記憶装置からデジタルデータを読み出すことが可能な携帯端末が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−245269号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図15に示すように、以上説明した携帯端末100は、トレカデータが記憶されているメモリカードである記憶部101と、プログラムが記憶されているROM(Read Only Memory)102と、インターネットを介してサーバとの間でデータ通信を行う通信制御部103と、ROM102に記憶されているプログラムに従って各部を制御する制御部104と、他の携帯端末との間でデータ通信を行う端末接続部105とを備える。
【0011】
携帯端末100では、メモリカードに記憶されているトレカデータを交換するときに、先ず、端末接続部105を介して有線接続や無線接続により他の携帯端末と接続する。そして、交換するトレカデータを選択して他の携帯端末に対して送信するとともに、他の携帯端末から送信されたトレカデータを受信することによって、トレカデータの交換を行う。
【0012】
しかしながら、携帯端末100では、トレカデータを交換するときに、他の携帯端末との間で接続を確立することが不可欠となる。したがって、例えば他の携帯端末との間で有線接続を確立するために必要なコネクタが断線しているなどの問題が生じ、他の携帯端末との間で接続を確立できないときには、トレカデータの交換が不可能となる。
【0013】
また、携帯端末100では、トレカデータの交換を行うために複数の携帯端末が必要となり、例えば一方のユーザが携帯端末を所持していないときなどには、トレカデータの交換が成立しないなどの不都合が生じる。
【0014】
本発明は、以上説明した従来の問題点を鑑みて提案されたものであり、複数の半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータを簡易に交換することが可能であるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明を適用したデータ処理装置は、リムーバブルな半導体記憶装置が、着脱自在に装着される複数の記憶装置装着手段と、少なくとも上記半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を表示する表示手段と、上記半導体記憶装置に記憶されたデータに対して各種処理を行うデータ処理手段とを備え、上記データ処理手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータ及び上記コンテンツデータの使用条件を規定するライセンスを読み出して、他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記録し、上記表示手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像と、上記他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像とを、同時に表示することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0017】
図1に示すように、本発明を適用したデータ処理装置1は、略直方体である外筐体2を備える。外筐体2は、長手方向の端面2a,2bに、それぞれ略半円柱形状である凸部2c,2dが設けられており、凸部2c,2dはほぼ同じサイズとされている。また、凸部2cは、一方の側面2eと接触する位置に設けられ、凸部2dは他方の側面2fと接触する位置に設けられる。すなわち、凸部2cと凸部2dとは、外筐体2を主面側から見たときに、互い違いとなる位置に設けられる。また、図2(A)に示すように、外筐体2の端面2aには凸部2cに隣接した位置に第1のスロット3が設けられ、図2(B)に示すように、外筐体2の端面2bには凸部2dに隣接した位置に第2のスロット4が設けられる。すなわち、図2(A)に示すように、端面2aには凸部2cと第1のスロット3とが設けられており、図2(B)に示すように、端面2bには凸部2dと第2のスロット4とが設けられている。
【0018】
外筐体2の主面には、長方形の液晶ディスプレイ(以下、LCDという。)5が設けられている。また、凸部2c,2dには、それぞれ第1の操作ボタン6と第2の操作ボタン7とが設けられている。また、外筐体2には、紐や鎖などを取り付ける取り付け部8が設けられる。本実施の形態では、取り付け部8は、第1のスロット3と隣接した頂点2gに設けられている。
【0019】
また、図3に示すように、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のスロット3に接続している第1のインターフェイス(以下、I/Fという。)11と、第2のスロット4に接続している第2のI/F12とを備える。
【0020】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出された画像データをデコードするビデオデコーダ13と、ビデオデコーダ13によってデコードされた画像データに基づいてLCD5を駆動するLCDドライバ14と、図示しないプリンタなどが接続され、ビデオデコーダ13によってデコードされた画像データを出力する出力端子15とを備える。
【0021】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出された音声データをデコードするオーディオデコーダ16と、オーディオデコーダ16によってデコードされた音声データに基づいた音声を出力するスピーカ17とを備える。
【0022】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、外部装置との間でデータを送受信する通信部19と、第1のスロット3及び第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に対するデータの記録や読み出しを制御するメモリ制御部20と、第1の操作ボタン6、第2の操作ボタン7、ビデオデコーダ13、LCDドライバ14、オーディオデコーダ16、通信部19、メモリ制御部20などを制御するシステム制御部21とを備える。
【0023】
第1のスロット3、及び第2のスロット4には、それぞれ半導体メモリ30が装着される。すなわち、データ処理装置1は、半導体メモリ30を2つ装着することができる。第1のスロット3及び第2のスロット4に半導体メモリ30が装着されると、半導体メモリ30に記憶されているデータは、システム制御部21による制御に基づいて、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出され、ビデオデコーダ13、オーディオデコーダ16、又はメモリ制御部20に供給される。
【0024】
半導体メモリ30は、例えばメモリスティック(商標)など、所謂SSFDC(Solid State Flexible Disk Card)と略称されるフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いたメモリカードや、所謂ミニチュアカードなどの記憶装置である。
【0025】
また、半導体メモリ30には、所謂トレーディングカードに記載されるキャラクターの画像データなどのコンテンツデータを暗号化したデータにデジタル著作権管理(DRM;Digital Rights Management)情報などの管理情報が付加されたデータ(以下、管理情報付きコンテンツデータという。)と、コンテンツの暗号を解くためのライセンスとを含むトレーディングカードデータ(以下、トレカデータという。)を記録できる。
【0026】
トレカデータを半導体メモリ30に記録することにより、多数枚のトレーディングカードに相当するトレカデータを、半導体メモリ30に記録することが可能となる。すなわち、多数枚のトレーディングカードに相当するトレカデータを半導体メモリ30に記録することにより、多数枚のトレーディングカードを保存することにより生じる保存スペースの増大などの問題を回避することが可能となる。
【0027】
また、トレーディングカードに印刷されているキャラクターの画像をデジタルデータにすることにより、トレーディングカードに印刷されているキャラクターを使用した電子ゲームを実現することが可能となり、トレーディングカードの活用方法を更に増やすことが可能となる。
【0028】
また、トレーディングカードに印刷されているキャラクターの画像をデジタルデータとすることにより、LCD5に立体的なキャラクターを表示することが可能となるため、キャラクターを立体とすることが可能となる。
【0029】
なお、以下では、トレカデータが記憶されている半導体メモリ30を、トレカメモリという。
【0030】
ここで、トレカデータの構成について説明する。本実施の形態では、トレカデータの構成、すなわち、管理情報付きコンテンツデータ及びライセンスの構成は、以下に説明する通りとなる。
【0031】
管理情報付きコンテンツデータは、図4に示すように、コンテンツ情報、デジタル権利管理(Digital Right Management ;以下、DRMという。)情報、ライセンスID、イネーブリングキーブロック(Enabling Key Block;以下、EKBという。)、EKBから生成されたキーKEKBCを用いて暗号化されたコンテンツキーKcとしてのデータKEKBC(Kc)、コンテンツキーKcを使用して暗号化されたコンテンツデータから構成される。
【0032】
コンテンツ情報は、コンテンツデータを識別するためのコンテンツID、そのコンテンツのコーデック方式などの情報を含む。
【0033】
DRM情報には、コンテンツデータの使用規則及び状態と、URL(Uniform Resource Locator)が含まれている。使用規則及び状態には、例えばコンテンツデータの再生回数やコピー回数などが記述される。また、URLは、ライセンスIDで規定されるライセンスを取得するときアクセスするアドレス情報である。
【0034】
EKBは、図5に示されるようなツリー構造を構成する各リーフ(最下段のノード)に対応するデバイスに、新たに更新されたキーを配布するための暗号化キーによって構成される。
【0035】
例えば、図6に示すEKBは、ノードキーの更新の必要なブロックのみが更新可能なデータ構成を持つブロックデータとして構成される。図6(A)に示すEKBは、図5に示すツリー構造中のデバイス0、1、2において、世代tの更新ノードキーを配布することを目的として形成されたブロックデータである。図5から明らかなように、デバイス0、1は更新ノードキーとしてK(t)00、K(t)0、K(t)Rが必要であり、デバイス2は、更新ノードキーとしてK(t)001、K(t)00、K(t)0、K(t)Rが必要である。なお、図5中KRがKEKBCに対応する。
【0036】
コンテンツデータは、キャラクターの画像データである。また、コンテンツデータは、キャラクターのテーマ曲、キャラクターに付与されたポイント、キャラクターに付与されたアイテムなどのデータを含んでいても良い。本実施の形態では、複数のコンテンツデータを収集すること、並びにゲームの実行などによりキャラクターに付与されたポイントを所定の点数以上とすること、キャラクターに所定のアイテムが付与されることによって、キャラクターのランクを上げることができる。
【0037】
また、ライセンスは、図7に示すように、使用条件、リーフID、デバイスノードキー(Device Node Key;以下、DNKという)を含む。
【0038】
使用条件は、ライセンスに基づいてコンテンツを使用することが可能な使用期限、ライセンスに基づいてコンテンツをダウンロードすることが可能なダウンロード期限、チェックアウト回数、最大チェックアウト回数、コンテンツをコピーすることが可能な回数(許されるコピー回数)、ライセンスに基づいてコンテンツをCD−Rに記録することができる権利、PD(Portable Device)にコピーすることができる権利、ライセンスを所有権(買い取り状態)に移行できる権利、使用ログを取る義務などを含む。
【0039】
リーフIDは、特開2002−297816号公報に詳述されているTシステムにより規定されるそのライセンスに割り当てられた識別情報を表す。DNKは、そのライセンスに対応するEKBに含まれる暗号化されているコンテンツキーKcを複合するのに必要なデバイスノードキーである。
【0040】
以上説明した構成のトレカデータでは、暗号化されたコンテンツデータを使用するために、ライセンスが必要となる。
【0041】
図3に戻り、LCD5は、LCDドライバ14によって駆動されることにより、ビデオエンコーダによってエンコードされた画像データに基づいた画像を表示する。また、LCD5は、システム制御部21による制御に基づいて、対向する長辺の中心線L−L’を境界として、第1の操作ボタン6側に位置する第1の領域5aと、第2の操作ボタン7側に位置する第2の領域5bとの2つの領域に分けられる。そして、第1の領域5aには第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいた表示がなされ、第2の領域5bには第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいた表示がなされる。
【0042】
なお、画像を表示するディスプレイは、LCDに限定されない。例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイでも良い。しかし、ディスプレイをLCDとすることにより、表示されているキャラクターの色を容易に変化させることが可能となる。
【0043】
第1の操作ボタン6及び第2の操作ボタン7は、例えばLCD5に表示する画像を選択したり、スピーカ17からの音声の出力を制御するなど、各部の動作を制御するために操作する。また、第1の操作ボタン6は、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータの処理を制御し、第2の操作ボタン7は、第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータの処理を制御する。
【0044】
本実施の形態では、第1の操作ボタン6及び第2の操作ボタン7は、図中矢印X,Yに示すように、外筐体2の側面2e,2fに沿った方向に回動可能とされているとともに、押圧可能とされている。例えば、ユーザは、第1の操作ボタン6がLCD5に表示する画像を選択する設定とされているときには、第1の操作ボタン6を回動させることによってLCD5に表示する画像を変化させ、所望の画像がLCD5に表示されたときに第1の操作ボタンを押圧することによって、LCD5に表示される画像を選択する。
【0045】
ビデオデコーダ13は、システム制御部21の制御に基づいて、半導体メモリ30に記憶されている画像データを読み出して、伸張処理などのデコード処理を施す。ビデオデコーダ13が第1及び第2のスロット3,4に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データを読み出すと、ビデオデコーダ13には、半導体メモリ30に記憶されている画像データが、第1及び第2のI/F11,12を介して供給される。そして、ビデオデコーダ13は、供給された画像データにデコード処理を施す。デコードされた画像データは、LCDドライバ14に供給される。
【0046】
LCDドライバ14は、システム制御部21の制御と供給されたビデオデコーダ13から供給された画像データとに基づいてLCD5を駆動し、LCD5に画像を表示させる。また、LCDドライバ14は、第1の領域5aを、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいて駆動し、第2の領域5bを、第2のスロット4に装着された半導体メモリに30に記憶されているデータに基づいて駆動する。
【0047】
以上説明したようにLCDドライバ14がLCD5を駆動することによって、LCD5上には、図8に示すように、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データに基づいた画像とを、同時に表示することが可能となる。したがって、データ処理装置1によれば、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータとを、同時に確認することが可能となる。
【0048】
オーディオデコーダ16は、半導体メモリ30に記憶されている音声データを読み出して、伸張処理などのデコード処理を施す。オーディオデコーダ16が第1及び第2のスロット3,4に装着された半導体メモリ30に記憶されている音声データを読み出すと、オーディオデコーダ16には、半導体メモリ30に記憶されている音声データが、第1及び第2のI/F11,12を介して供給される。そして、オーディオデコーダ16は、供給された音声データにデコード処理を施す。デコードされた音声データは、D/A変換された後にスピーカ17に対して供給される。スピーカ17は、供給された音声データに基づいて、音声を出力する。
【0049】
通信部19は、システム制御部21の制御に基づいて、インターネットを介して後述するコンテンツサーバなどの外部装置にアクセスし、外部装置との間でデータの送受信を行う。通信部19は、送信するデータを変調して外部装置へ送信するとともに、外部装置から送信されたデータを受信して復調する。なお、外部装置との間のデータの送受信については、詳細を後述する。
【0050】
メモリ制御部20は、システム制御部21による制御に基づいて、トレカデータのコピー、ムーブ、交換を行う。詳述すると、トレカデータのコピーを行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3又は第2のスロット4のうち一方に装着されたトレカメモリに記憶されているトレカデータを、他方に装着されたトレカメモリに記録する。また、トレカデータのムーブを行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3及び第2のスロット4のうち一方に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータを、消去するとともに他方に装着されているトレカメモリに記録する。また、トレカデータの交換を行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3に装着されているトレカメモリから第2のスロット4に装着されているトレカメモリへのトレカデータのムーブと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリから第1のスロット3に装着されているトレカメモリへのトレカデータのムーブとを行う。
【0051】
メモリ制御部20が以上説明した動作を行うことにより、データ処理装置1は、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、第1のスロット3に装着されているトレカメモリと第2のスロット4に装着されているトレカメモリとの間で交換することが容易となる。
【0052】
システム制御部21は、各部を制御する。例えば、システム制御部21は、第1のスロット3に装着されたトレカメモリや第2のスロット4に装着されたトレカメモリに記憶されている暗号化されたコンテンツデータに対して、ライセンスを使用して暗号解読処理を施した後に、ビデオデコーダ13やオーディオデコーダ16へ供給する。
【0053】
また、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御することにより、トレカデータのコピー、ムーブ、交換を実行する。
【0054】
また、システム制御部21は、第1のスロット3及び第2のスロット4のうち一方にトレカメモリが装着され、他方に所定のゲームを実行するゲーム用アプリケーションプログラムが記憶された半導体メモリ30が装着されたときには、トレカメモリに記憶されているコンテンツデータを使用しながら、ゲーム用アプリケーションプログラムを再生し、ゲームを実行する。すなわち、システム制御部21は、トレカメモリに記憶されているキャラクターの画像データやポイントを使用して所定のゲームを実行する。また、システム制御部21は、ゲームを行うことによって例えばキャラクターの有するポイントが増加したりキャラクターが所定のアイテムを獲得するなど、コンテンツデータに変化が生じたときには、コンテンツデータを変更する。
【0055】
また、システム制御部21は、通信部19を制御することにより、外部装置との間でのデータの送受信を制御する。また、システム制御部21は、通信部19が受信したデータを半導体メモリ30に記録する。
【0056】
以上説明したデータ処理装置1は、図9に示すように、インターネット40を介して、データ処理装置1に対して管理情報付きコンテンツデータを送信するコンテンツデータサーバ41と、データ処理装置1に対してライセンスを送信するライセンスサーバ42と、データ処理装置1に対する課金処理を行う課金サーバ43と接続する。
【0057】
コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求に応じて、データ処理装置1に対して管理情報付きコンテンツデータを送信する。例えば、ユーザが新たなトレカデータを購入するときに、データ処理装置1は、コンテンツデータサーバ41に対して管理情報付きコンテンツデータを送信するように要求する。コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1から管理情報付きコンテンツデータを送信する要求を受信すると、データ処理装置1に対して、管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0058】
コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1に対して、管理情報付きコンテンツデータを1回送信するときに、複数キャラクター分の管理情報付きコンテンツデータを送信する。例えば、キャラクター10個分の管理情報付きコンテンツデータを送信する。また、所謂プレミアムがついているキャラクターの管理情報付きコンテンツデータの販売数を、少なく設定している。
【0059】
また、コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求に応じて、トレカメモリに記憶されているデータの更新を行う。具体的には、トレカメモリに特定のジャンルのトレカデータが所定の数以上記憶されたときや、ゲームにより獲得したポイントが所定の点数以上となったときなどに、データ処理装置1は、トレカメモリに記憶されているキャラクターを1ランク上げる要求をコンテンツデータサーバ41に対して送信する。コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求を受信すると、受信したデータに基づいて、データ処理装置1に対して1ランク上のキャラクターの管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0060】
なお、トレカデータは、キャラクターのランクが上がることにより、例えば許されるコピー回数が少なくなったり、キャラクターの有するポイントが増加するなど、キャラクター以外のデータも変化する。また、高いランクのキャラクターほど価格が上がる。
【0061】
ライセンスサーバ42は、データ処理装置1からライセンスデータを送信する要求が送信されると、例えば課金サーバ43がデータ処理装置1に対して課金処理を行うことが可能であるか否かを判断することなどによって、データ処理装置1が管理情報付きコンテンツデータの使用が可能であるか否かを判断し、管理情報付きコンテンツデータの使用が可能であると判断したときには、データ処理装置1に対してライセンスデータを送信する。
【0062】
課金サーバ43は、ライセンスサーバ42がライセンスデータを送信したデータ処理装置1に対して、課金処理を行う。
【0063】
つぎに、図10〜図13に示すフローチャートを使用して、データ処理装置1の動作について説明する。
【0064】
図10に示すように、電源がオンとなると、先ず、ステップST1で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、データ処理装置1の動作が記載されているメニュー画面を表示させる。メニュー画面には、「トレカデータ再生」、「トレカデータコピー」、「トレカデータムーブ」、「トレカデータ交換」、「ゲーム」、「トレカデータ購入」、「キャラクターランクアップ」というメニューが記載されている。
【0065】
ユーザが所望のメニューを選択すると、ステップST2に進む。ステップST2では、システム制御部21は、「トレカデータ再生」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ再生」が選択されたときにはステップST3に進み、「トレカデータ再生」が選択されていないときにはステップST10に進む。
【0066】
次に、ステップST3で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、再生するトレカデータを選択するための画面を表示させる。再生するトレカデータを選択するための画面には、例えばトレカメモリに記憶されているコンテンツデータの認識IDが並べて表示されている。
【0067】
ユーザが所望のトレカデータを選択すると、ステップST4に進む。ステップST4では、システム制御部21は、第1のスロット3及び第2のスロット4に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出して暗号を解読し、ビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。なお、コンテンツデータに音声データが含まれるときには、システム制御部21は、音声データをオーディオデコーダ16に供給する。
【0068】
次に、ステップST5で、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、デコードされたコンテンツデータに基づいた画像をLCD5に表示させる。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0069】
また、ステップST10で、システム制御部21は、「トレカデータコピー」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータコピー」が選択されたときにはステップST11に進み。「トレカデータコピー」が選択されないときにはステップST20に進む。
【0070】
次に、ステップST11で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータが記憶されているトレカメモリ、すなわちコピー元となるトレカメモリが装着されているスロットを、選択する画面を表示させる。
【0071】
ユーザがスロットを選択すると、トレカデータのコピー元となるトレカメモリと、コピー先となるトレカメモリとが決定する。そして、ステップST12に進む。ステップST12では、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0072】
ユーザがコピーするトレカデータを選択すると、ステップST13に進む。ステップST13で、システム制御部21は、選択されたトレカデータのコンテンツデータをコピー元となるトレカメモリから読み出して、暗号を解読した後にビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0073】
次に、ステップST14で、システム制御部21の制御に基づいてLCDドライバ14がLCD5を駆動して、ステップST14でデコードされたコンテンツデータに基づいた画像を表示させる。
【0074】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザが選択されたトレカデータをコピーするか否かを決定すると、ステップST15に進む。ステップST15では、システム制御部21は、トレカデータをコピーする決定がされたか否かを判断し、トレカデータをコピーする決定がされたと判断したときにはステップST16に進み、トレカデータをコピーしない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0075】
ステップST16では、トレカデータをコピーする。すなわち、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御して、選択されたトレカデータを、コピー先のトレカメモリに記録する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了する。
【0076】
また、図11に示すように、ステップST20で、システム制御部21は、「トレカデータムーブ」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータムーブ」が選択されたときにはステップST21に進み。「トレカデータムーブ」が選択されないときにはステップST30に進む。
【0077】
次に、ステップST21で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、ムーブするトレカデータが記憶されているトレカメモリ、すなわちムーブ元となるトレカメモリが装着されているスロットを選択するための画面を表示させる。
【0078】
ユーザがスロットを選択すると、トレカデータのムーブ元となるトレカメモリと、ムーブ先となるトレカメモリとが決定する。そして、ステップST22に進む。ステップST22では、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0079】
ユーザがコピーするトレカデータを選択すると、ステップST23に進む。ステップST23で、システム制御部21は、選択されたトレカデータのコンテンツデータをムーブ元となるトレカメモリから読み出して、暗号を解読した後にビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13が、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0080】
次に、ステップST24で、システム制御部21の制御に基づいて、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、ステップST23でデコードされたコンテンツデータに基づいた画像を表示させる。
【0081】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザが選択されたトレカデータをムーブするか否かを決定すると、ステップST25に進む。ステップST25で、システム制御部21は、トレカデータをムーブする決定がされたか否かを判断し、トレカデータをムーブする決定がされたと判断したときにはステップST26に進み、トレカデータをムーブしない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0082】
ステップST26では、トレカデータをムーブする。すなわち、システム制御部21はメモリ制御部20を制御して、選択されたトレカデータをムーブ先のトレカメモリに記録する。また、システム制御部21はメモリ制御部20を制御して、ムーブ元のトレカメモリからムーブしたトレカデータを消去する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0083】
また、ステップST30で、システム制御部21は、「トレカデータ交換」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ交換」が選択されたときにはステップST31に進み。「トレカデータ交換」が選択されないときにはステップST40に進む。
【0084】
次に、ステップST31で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、交換するトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0085】
ユーザが交換するトレカデータを選択すると、ステップST32に進む。ステップST32で、システム制御部21は、第1のスロット3に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出してビデオデコーダ13に供給するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出してビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0086】
次に、ステップST33で、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、第1の領域5aに第1のスロット3に装着されているトレカメモリから供給されたコンテンツデータに基づいた画像を表示するとともに、第2の領域5bに第2のスロット4に装着されているトレカメモリから供給されたコンテンツデータに基づいた画像を表示する。
【0087】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザがLCD5に画像が表示されたトレカデータを交換するか否かを決定すると、ステップST34に進む。ステップST34で、システム制御部21は、トレカデータを交換する決定がされたか否かを判断し、トレカデータを交換する決定がされたと判断したときにはステップST35に進み、トレカデータを交換しない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0088】
次に、ステップST35で、選択されたトレカデータの交換を行う。すなわち、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御して、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータの中で選択されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータの中で選択されているトレカデータとを交換する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0089】
また、図12に示すように、ステップST40で、システム制御部21は、「ゲーム」が選択されたか否かを判断する。「ゲーム」が選択されたときにはステップST41に進み、「ゲーム」が選択されないときにはステップST50に進む。
【0090】
ステップST41で、システム制御部21は、ゲーム用アプリケーションプログラムが記憶されている半導体メモリ30からゲーム用アプリケーションプログラムを読み出すとともに、トレカメモリから所望のコンテンツデータを読み出す。
【0091】
次に、ステップST42では、システム制御部21は、コンテンツデータを使用してゲーム用アプリケーションプログラムを実行する。そして、ゲーム用アプリケーションプログラムが終了すると、ステップST43に進む。
【0092】
次に、ステップST43では、システム制御部21は、例えばポイントが増えることなどによってコンテンツデータが変更したか否かを判断する。コンテンツデータが変更したときにはステップST44に進み、変更していないときにはデータ処理装置1の動作を終了させる。
【0093】
次に、ステップST44では、システム制御部21は、コンテンツデータを変更する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0094】
また、図13に示すように、ステップST50では、システム制御部21は、「トレカデータ購入」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ購入」が選択されたときにはステップST51に進み、「トレカデータ購入」が選択されないときにはステップST70に進む。
【0095】
ステップST51では、システム制御部21は、通信部19を制御し、コンテンツデータサーバ41にアクセスさせる。
【0096】
次に、ステップST52で、ユーザが購入するトレカデータを指定すると、システム制御部21は、通信部19からインターネット40を介してコンテンツデータサーバ41に対して指定されたトレカデータを通知する。コンテンツデータサーバ41は、指定されたトレカメモリのデータを受信すると、データ処理装置1に対して、指定されたトレカメモリを構成する管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0097】
次に、ステップST53で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41から送信された管理情報付きコンテンツデータを、通信部19を介して受信する。
【0098】
次に、ステップST54で、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータを、トレカメモリに記録する。
【0099】
次に、ステップST55で、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータから、ライセンスIDに対応するURLを取得する。
【0100】
次に、ステップST56で、システム制御部21は、取得したURLにアクセスする。具体的には、通信部19を介してインターネット40からライセンスサーバ42にアクセスが行われる。取得したURLにアクセスされると、ライセンスサーバ42は、ユーザに対して、ライセンスを指定するライセンス指定情報と、ユーザIDと、パスワードの入力を要求する。
【0101】
ステップST57で、システム制御部21は、ユーザに対するライセンスサーバ42の要求を、LCDドライバ14を制御してLCD5に表示させる。ユーザは、この表示に基づいて、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを入力する。なお、本実施の形態では、ユーザID及びパスワードは、ユーザがインターネット40を介してライセンスサーバ42にアクセスすることによって、事前に取得されている。
【0102】
次に、ステップST58で、システム制御部21は、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを取り込む。
【0103】
次に、ステップST59で、通信部19を制御し、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを、インターネット40を介してライセンスサーバ42に送信させる。ライセンスサーバ42は、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを受信すると、データ処理装置1に対してライセンスを送信する。なお、ライセンスサーバ42は、後述する方法によって、データ処理装置1に対してライセンスを送信するか否かを判断し、ライセンスを送信しない判断をしたときには、データ処理装置1に対してライセンスを送信しない。
【0104】
次に、ステップST60で、システム制御部21は、ライセンスサーバ42からライセンスを受信したか否かを判断する。ライセンスを受信したときにはステップST61に進み、システム制御部21は、ライセンスをトレカメモリに記録した後にデータ処理装置1の動作を終了させる。また、ライセンスを受信しないときには、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0105】
なお、ステップST55以降の処理は、コンテンツデータの使用時に行っても良い。
【0106】
また、ステップST70では、システム制御部21は、「キャラクターランクアップ」が選択されたか否かを判断する。「キャラクターランクアップ」が選択されたときにはステップST71に進み、「キャラクターランクアップ」が選択されないときには、ステップST1に戻る。
【0107】
ステップST71では、システム制御部21は、通信部19を制御し、コンテンツデータサーバ41にアクセスさせる。コンテンツデータサーバ41は、ユーザに対して、ユーザID及びパスワードの入力と、キャラクターのランクアップをするトレカデータの添付を要求する。
【0108】
ステップST72で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41の要求を、LCDドライバ14を制御してLCD5に表示させる。ユーザは、この表示に基づいて、ユーザID、パスワードを入力し、トレカデータを添付する。
【0109】
次に、ステップST73で、システム制御部21は、ユーザID、パスワード、トレカデータを取り込む。
【0110】
次に、ステップST74で、システム制御部21は、通信部19を制御し、ユーザID、パスワード、トレカデータを、インターネット40を介してコンテンツデータサーバ41に送信させる。コンテンツデータサーバ41は、ユーザID、パスワード、トレカデータを受信すると、キャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを、データ処理装置1に対して送信する。なお、コンテンツデータサーバ41は、例えば添付されたトレカデータがキャラクターを更新するための条件を満たしていないなどの理由により、キャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを、データ処理装置1に対して送信しない判断をしたときには、データ処理装置1に対して送信されたトレカデータを返信する。
【0111】
次に、ステップST75で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41からキャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを受信したか否かを判断する。受信したときにはステップST76に進み、受信しないときにはST77に進む。
【0112】
ステップST76では、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータを、トレカメモリに記録した後、ステップST55に進み、ライセンスを取得する。
【0113】
また、ステップST77では、システム制御部21は、コンテンツデータサーバから返信されたトレカデータを受信し、トレカメモリに記録した後、データ処理装置の動作を終了させる。
【0114】
つぎに、ライセンスサーバ42がデータ処理装置1に対してライセンスを送信する方法、及び課金サーバ43がデータ処理装置1に対して課金する方法について、図14に示すフローチャートを使用して説明する。
【0115】
先ず、ステップST101で、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1からアクセスを受けるまで待機する。データ処理装置1からアクセスを受けると、ステップST102に進む。
【0116】
ステップST102で、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対して、ユーザID、パスワード、並びにライセンスIDの送信を要求する。
【0117】
次に、ステップST103で、データ処理装置1からユーザID、パスワード、ライセンスIDが送信されると、ライセンスサーバ42は、送信されたユーザID、パスワード、ライセンスIDを受信し、取り込む。
【0118】
次に、ステップST104で、ライセンスサーバ42は、課金サーバ43にアクセスし、ユーザIDとパスワードに対応するユーザの与信処理を要求する。課金サーバ43は、インターネット40を介してライセンスサーバ42から与信処理の要求を受けると、そのユーザIDとパスワードに対応するユーザの過去の支払い履歴などを調査し、そのユーザが、過去にライセンスの対価を支払っていない実績があるか否かを調べ、支払っていない実績がない場合には、ライセンスの付与を許容する与信結果を送信し、支払っていない実績がある場合には、ライセンス付与の不許可の与信結果を送信する。
【0119】
次に、ステップST105で、ライセンスサーバ42は、課金サーバ43から送信された与信結果を受信し、受信した与信結果がライセンスの付与を許容する与信結果であるか否かを判定し、ライセンスの付与が許容されていない場合にはステップST106に進み、許容されている場合にはステップST107に進む。
【0120】
ステップST106では、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対して、ライセンスを送信できない旨のメッセージを送信し、処理を終了させる。
【0121】
また、ステップST107では、ライセンスサーバ42は、ステップST103の処理で取り込まれたライセンス指定情報に対応するライセンスを選択する。
【0122】
次に、ステップST108では、ライセンスサーバ42は、選択したライセンスに対応して1つのDNKとリーフIDとを割り当てる。
【0123】
次に、ステップST109では、ライセンスサーバ42は、ステップST107で選択されたライセンスに対応づけられている使用条件を選択する。或いはまた、ステップST102の処理でユーザから使用条件が指定された場合には、その使用条件が必要に応じて予め用意されている使用条件に付加される。
【0124】
次に、ステップST110では、ステップST109で選択した使用条件を、ステップST108で割り当てたDNKとリーフIDとに対応付けて付加する。
【0125】
次に、ステップST111では、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対してライセンスを送信する。
【0126】
次に、ステップST112で、ライセンスサーバ42は、ステップST111で送信したライセンスを、ステップST102の処理で取り込まれたユーザID及びパスワードに対応させて記録する。
【0127】
次に、ステップST113において、ライセンスサーバ42は、課金処理を実行する。具体的には、ライセンスサーバ42が、課金サーバ43に、そのユーザIDとパスワードに対応するユーザに対する課金処理を要求する。そして、課金サーバ43が、この課金処理の要求に基づいて、そのユーザに対する課金処理を実行する。
【0128】
なお、本実施の形態では、コンテンツデータサーバ41と、ライセンスサーバ42と、課金サーバ43とを、それぞれ異なる装置としたが、1つの装置としても良い。
【0129】
また、課金サーバ43を備えずに、コンテンツデータサーバ41とライセンスサーバ42とを一体化とするとともに現金を投入するためのスロットを設けた装置を店舗などに設置し、ユーザがスロットに現金を投入したときに、データ処理装置1が、コンテンツデータサーバ41とライセンスサーバ42とが一体化した装置と接続する構成としても良い。また、データ処理装置1が、コンテンツデータサーバ41及びライセンスサーバ42が一体化した装置とUSB(Universal Serial Bus)を介して接続する構成としても良い。
【0130】
また、コンテンツサーバ42は、データ処理装置1に対して、所定のゲームを実行するためのアプリケーションソフトウェアを送信しても良い。
【0131】
なお、本実施の形態では、複数のトレカデータを収集すること、キャラクターに付与されるポイントを所定の点数以上とすること、キャラクターに所定のアイテムが付与されることにより、キャラクターのランクを上げるルールとしたが、他のルールとしても良い。例えば、キャラクターに付与されたポイントが所定の点数以上となったときに、商品交換所で商品と交換可能なクーポン券が発行されるルールとしても良い。
【0132】
また、本実施の形態では、データ処理装置1がコンテンツサーバ42にアクセスすることにより、キャラクターをランクアップしたが、キャラクターをランクアップするためのソフトウェアが、データ処理装置1のROM(Read Only Memory;図示せず。)に記憶されていても良い。
【0133】
以上説明したように、本発明を適用したデータ処理装置1は、メモリ制御部20が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記録し、また、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記録する。
【0134】
したがって、データ処理装置1によれば、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、第1のスロット3に装着されているトレカメモリと第2のスロット4に装着されているトレカメモリとの間で交換することが容易となる。
【0135】
また、データ処理装置1では、LCD5が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像とを、同時に表示する。
【0136】
したがって、データ処理装置1によれば、ユーザは、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータとを、同時に確認することが可能となる。
【0137】
すなわち、データ処理装置1によれば、ユーザは、例えばトレカデータのムーブ、コピー、及び交換をするときなどに、トレカメモリに記憶されているトレカデータを一通り確認すること、所望のトレカデータを選択すること、コピー、ムーブ、及び交換の対象となっているトレカデータが所望のトレカデータである旨を確認することなどを、容易に行うことが可能となる。
【0138】
【発明の効果】
本発明に係るデータ処理装置は、リムーバブルな半導体記憶装置が、着脱自在に装着される複数の記憶装置装着手段と、少なくとも半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を表示する表示手段と、半導体記憶装置に記憶されたデータに対して各種処理を行うデータ処理手段とを備えており、処理手段は、記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータ及びこのコンテンツデータの使用条件を規定するライセンスを、他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記録する。
【0139】
したがって、本発明に係るデータ処理装置によれば、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、複数の半導体記憶装置の間で交換することが容易となる。
【0140】
また、本発明に係るデータ処理装置では、表示手段が、複数の記憶装置装着手段に装着された半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を、同時に表示する。
【0141】
したがって、本発明に係るデータ処理装置によれば、ユーザは、複数の半導体記憶装置に記憶されている画像データを、同時に確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置を示す平面図である。
【図2】同データ処理装置を示す側面図である。
【図3】同データ処理装置を示すブロック図である。
【図4】半導体メモリに記録される管理情報付きコンテンツデータの構成を示す図である。
【図5】DRMで管理されるキーの構成を示す図である。
【図6】EKBの構成を示す図である。
【図7】半導体メモリに記録されるライセンスの構成を示す図である。
【図8】LCDに、第1のスロットに装着されたトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロットに装着されたトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像とが表示されている状態を示す図である。
【図9】本発明を適用したデータ処理装置が、インターネットを介してコンテンツデータサーバ、ライセンスサーバ、課金サーバと接続している状態を示す模式図である。
【図10】同データ処理装置が、コンテンツデータを再生するとき、並びにトレカデータをコピーするときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図11】同データ処理装置が、トレカデータをムーブするとき、並びにトレカデータを交換するときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図12】同データ処理装置が、ゲーム用アプリケーションデータを実行するときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図13】同データ処理装置が、トレカデータを購入するとき、並びにキャラクターのランクアップをするときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図14】ライセンスサーバがライセンスを送信するとき、並びに課金サーバが課金を行うときの処理を説明するフローチャートである。
【図15】従来の携帯端末を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置、3 第1のスロット、4 第2のスロット、5 LCD、6 第1の操作ボタン、7 第2の操作ボタン、11 第1のI/F、12 第2のI/F、13 ビデオデコーダ、14 LCDドライバ、15 出力端子、16 オーディオデコーダ、17 スピーカ、19 通信部、20 メモリ制御部、21 システム制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、所謂トレーディングカードに記載されているデータがデジタルデータとして記憶されている半導体記憶装置が装着され、この半導体記憶装置に記憶されているデータを再生することが可能なデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トレーディングカードは、特定のジャンルに関連した絵や写真が印刷されたカードである。ユーザは、娯楽として、多数枚のトレーディングカードを収集したり、収集したカードを使用してゲームを行う。
【0003】
トレーディングカードは、通常複数枚で1パックとされており、1パックずつ販売されている。すなわち、1枚では販売されていない。したがって、ユーザは、トレーディングカードを収集するために、トレーディングカードのパックを複数購入する。しかし、ユーザは、トレーディングカードのパックを複数購入すると、例えば同じカードが2枚集まってしまうなどの事態が生じることにより不要なカードを入手してしまう。
【0004】
また、プレミアがついたトレーディングカードや製造中止となったトレーディングカードなどは、流通している枚数が少ないなどの理由により入手が困難となる。
【0005】
そこで、ユーザの間では、トレーディングカードの交換が行われている。トレーディングカードを交換することにより、ユーザは、所望のトレーディングカードを効率良く入手することが容易となる。
【0006】
以上説明したトレーディングカードは、紙などの有体物によって製造されている。したがって、ユーザは、トレーディングカードを多数枚収集すると、保管場所を確保しにくくなることから保管が困難となり、紛失し易くなる。
【0007】
また、トレーディングカードは、有体物で構成されているために多数枚持ち運ぶことが困難である。したがって、収集したトレーディングカードの枚数が多くなると、例えば交換のためにユーザ同士で持ち寄るときに所有する全てのトレーディングカードを持ち寄ることが不可能となり、他のユーザが入手を希望しているカードを自分が所有しているにも拘わらず自宅に置いてきてしまったなどの事態が生じ易くなるため、満足できる交換が成立しないなどの不都合が生じる虞がある。
【0008】
そこで、トレーディングカードに印刷されている絵や写真などをデジタルデータに変換し、変換したデジタルデータ(以下、トレカデータという。)を大容量の記憶装置に記録するとともに、この記憶装置からデジタルデータを読み出すことが可能な携帯端末が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−245269号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図15に示すように、以上説明した携帯端末100は、トレカデータが記憶されているメモリカードである記憶部101と、プログラムが記憶されているROM(Read Only Memory)102と、インターネットを介してサーバとの間でデータ通信を行う通信制御部103と、ROM102に記憶されているプログラムに従って各部を制御する制御部104と、他の携帯端末との間でデータ通信を行う端末接続部105とを備える。
【0011】
携帯端末100では、メモリカードに記憶されているトレカデータを交換するときに、先ず、端末接続部105を介して有線接続や無線接続により他の携帯端末と接続する。そして、交換するトレカデータを選択して他の携帯端末に対して送信するとともに、他の携帯端末から送信されたトレカデータを受信することによって、トレカデータの交換を行う。
【0012】
しかしながら、携帯端末100では、トレカデータを交換するときに、他の携帯端末との間で接続を確立することが不可欠となる。したがって、例えば他の携帯端末との間で有線接続を確立するために必要なコネクタが断線しているなどの問題が生じ、他の携帯端末との間で接続を確立できないときには、トレカデータの交換が不可能となる。
【0013】
また、携帯端末100では、トレカデータの交換を行うために複数の携帯端末が必要となり、例えば一方のユーザが携帯端末を所持していないときなどには、トレカデータの交換が成立しないなどの不都合が生じる。
【0014】
本発明は、以上説明した従来の問題点を鑑みて提案されたものであり、複数の半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータを簡易に交換することが可能であるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明を適用したデータ処理装置は、リムーバブルな半導体記憶装置が、着脱自在に装着される複数の記憶装置装着手段と、少なくとも上記半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を表示する表示手段と、上記半導体記憶装置に記憶されたデータに対して各種処理を行うデータ処理手段とを備え、上記データ処理手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータ及び上記コンテンツデータの使用条件を規定するライセンスを読み出して、他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記録し、上記表示手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像と、上記他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像とを、同時に表示することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0017】
図1に示すように、本発明を適用したデータ処理装置1は、略直方体である外筐体2を備える。外筐体2は、長手方向の端面2a,2bに、それぞれ略半円柱形状である凸部2c,2dが設けられており、凸部2c,2dはほぼ同じサイズとされている。また、凸部2cは、一方の側面2eと接触する位置に設けられ、凸部2dは他方の側面2fと接触する位置に設けられる。すなわち、凸部2cと凸部2dとは、外筐体2を主面側から見たときに、互い違いとなる位置に設けられる。また、図2(A)に示すように、外筐体2の端面2aには凸部2cに隣接した位置に第1のスロット3が設けられ、図2(B)に示すように、外筐体2の端面2bには凸部2dに隣接した位置に第2のスロット4が設けられる。すなわち、図2(A)に示すように、端面2aには凸部2cと第1のスロット3とが設けられており、図2(B)に示すように、端面2bには凸部2dと第2のスロット4とが設けられている。
【0018】
外筐体2の主面には、長方形の液晶ディスプレイ(以下、LCDという。)5が設けられている。また、凸部2c,2dには、それぞれ第1の操作ボタン6と第2の操作ボタン7とが設けられている。また、外筐体2には、紐や鎖などを取り付ける取り付け部8が設けられる。本実施の形態では、取り付け部8は、第1のスロット3と隣接した頂点2gに設けられている。
【0019】
また、図3に示すように、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のスロット3に接続している第1のインターフェイス(以下、I/Fという。)11と、第2のスロット4に接続している第2のI/F12とを備える。
【0020】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出された画像データをデコードするビデオデコーダ13と、ビデオデコーダ13によってデコードされた画像データに基づいてLCD5を駆動するLCDドライバ14と、図示しないプリンタなどが接続され、ビデオデコーダ13によってデコードされた画像データを出力する出力端子15とを備える。
【0021】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出された音声データをデコードするオーディオデコーダ16と、オーディオデコーダ16によってデコードされた音声データに基づいた音声を出力するスピーカ17とを備える。
【0022】
また、データ処理装置1は、外筐体2の内部に、外部装置との間でデータを送受信する通信部19と、第1のスロット3及び第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に対するデータの記録や読み出しを制御するメモリ制御部20と、第1の操作ボタン6、第2の操作ボタン7、ビデオデコーダ13、LCDドライバ14、オーディオデコーダ16、通信部19、メモリ制御部20などを制御するシステム制御部21とを備える。
【0023】
第1のスロット3、及び第2のスロット4には、それぞれ半導体メモリ30が装着される。すなわち、データ処理装置1は、半導体メモリ30を2つ装着することができる。第1のスロット3及び第2のスロット4に半導体メモリ30が装着されると、半導体メモリ30に記憶されているデータは、システム制御部21による制御に基づいて、第1のI/F11及び第2のI/F12を介して読み出され、ビデオデコーダ13、オーディオデコーダ16、又はメモリ制御部20に供給される。
【0024】
半導体メモリ30は、例えばメモリスティック(商標)など、所謂SSFDC(Solid State Flexible Disk Card)と略称されるフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いたメモリカードや、所謂ミニチュアカードなどの記憶装置である。
【0025】
また、半導体メモリ30には、所謂トレーディングカードに記載されるキャラクターの画像データなどのコンテンツデータを暗号化したデータにデジタル著作権管理(DRM;Digital Rights Management)情報などの管理情報が付加されたデータ(以下、管理情報付きコンテンツデータという。)と、コンテンツの暗号を解くためのライセンスとを含むトレーディングカードデータ(以下、トレカデータという。)を記録できる。
【0026】
トレカデータを半導体メモリ30に記録することにより、多数枚のトレーディングカードに相当するトレカデータを、半導体メモリ30に記録することが可能となる。すなわち、多数枚のトレーディングカードに相当するトレカデータを半導体メモリ30に記録することにより、多数枚のトレーディングカードを保存することにより生じる保存スペースの増大などの問題を回避することが可能となる。
【0027】
また、トレーディングカードに印刷されているキャラクターの画像をデジタルデータにすることにより、トレーディングカードに印刷されているキャラクターを使用した電子ゲームを実現することが可能となり、トレーディングカードの活用方法を更に増やすことが可能となる。
【0028】
また、トレーディングカードに印刷されているキャラクターの画像をデジタルデータとすることにより、LCD5に立体的なキャラクターを表示することが可能となるため、キャラクターを立体とすることが可能となる。
【0029】
なお、以下では、トレカデータが記憶されている半導体メモリ30を、トレカメモリという。
【0030】
ここで、トレカデータの構成について説明する。本実施の形態では、トレカデータの構成、すなわち、管理情報付きコンテンツデータ及びライセンスの構成は、以下に説明する通りとなる。
【0031】
管理情報付きコンテンツデータは、図4に示すように、コンテンツ情報、デジタル権利管理(Digital Right Management ;以下、DRMという。)情報、ライセンスID、イネーブリングキーブロック(Enabling Key Block;以下、EKBという。)、EKBから生成されたキーKEKBCを用いて暗号化されたコンテンツキーKcとしてのデータKEKBC(Kc)、コンテンツキーKcを使用して暗号化されたコンテンツデータから構成される。
【0032】
コンテンツ情報は、コンテンツデータを識別するためのコンテンツID、そのコンテンツのコーデック方式などの情報を含む。
【0033】
DRM情報には、コンテンツデータの使用規則及び状態と、URL(Uniform Resource Locator)が含まれている。使用規則及び状態には、例えばコンテンツデータの再生回数やコピー回数などが記述される。また、URLは、ライセンスIDで規定されるライセンスを取得するときアクセスするアドレス情報である。
【0034】
EKBは、図5に示されるようなツリー構造を構成する各リーフ(最下段のノード)に対応するデバイスに、新たに更新されたキーを配布するための暗号化キーによって構成される。
【0035】
例えば、図6に示すEKBは、ノードキーの更新の必要なブロックのみが更新可能なデータ構成を持つブロックデータとして構成される。図6(A)に示すEKBは、図5に示すツリー構造中のデバイス0、1、2において、世代tの更新ノードキーを配布することを目的として形成されたブロックデータである。図5から明らかなように、デバイス0、1は更新ノードキーとしてK(t)00、K(t)0、K(t)Rが必要であり、デバイス2は、更新ノードキーとしてK(t)001、K(t)00、K(t)0、K(t)Rが必要である。なお、図5中KRがKEKBCに対応する。
【0036】
コンテンツデータは、キャラクターの画像データである。また、コンテンツデータは、キャラクターのテーマ曲、キャラクターに付与されたポイント、キャラクターに付与されたアイテムなどのデータを含んでいても良い。本実施の形態では、複数のコンテンツデータを収集すること、並びにゲームの実行などによりキャラクターに付与されたポイントを所定の点数以上とすること、キャラクターに所定のアイテムが付与されることによって、キャラクターのランクを上げることができる。
【0037】
また、ライセンスは、図7に示すように、使用条件、リーフID、デバイスノードキー(Device Node Key;以下、DNKという)を含む。
【0038】
使用条件は、ライセンスに基づいてコンテンツを使用することが可能な使用期限、ライセンスに基づいてコンテンツをダウンロードすることが可能なダウンロード期限、チェックアウト回数、最大チェックアウト回数、コンテンツをコピーすることが可能な回数(許されるコピー回数)、ライセンスに基づいてコンテンツをCD−Rに記録することができる権利、PD(Portable Device)にコピーすることができる権利、ライセンスを所有権(買い取り状態)に移行できる権利、使用ログを取る義務などを含む。
【0039】
リーフIDは、特開2002−297816号公報に詳述されているTシステムにより規定されるそのライセンスに割り当てられた識別情報を表す。DNKは、そのライセンスに対応するEKBに含まれる暗号化されているコンテンツキーKcを複合するのに必要なデバイスノードキーである。
【0040】
以上説明した構成のトレカデータでは、暗号化されたコンテンツデータを使用するために、ライセンスが必要となる。
【0041】
図3に戻り、LCD5は、LCDドライバ14によって駆動されることにより、ビデオエンコーダによってエンコードされた画像データに基づいた画像を表示する。また、LCD5は、システム制御部21による制御に基づいて、対向する長辺の中心線L−L’を境界として、第1の操作ボタン6側に位置する第1の領域5aと、第2の操作ボタン7側に位置する第2の領域5bとの2つの領域に分けられる。そして、第1の領域5aには第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいた表示がなされ、第2の領域5bには第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいた表示がなされる。
【0042】
なお、画像を表示するディスプレイは、LCDに限定されない。例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイでも良い。しかし、ディスプレイをLCDとすることにより、表示されているキャラクターの色を容易に変化させることが可能となる。
【0043】
第1の操作ボタン6及び第2の操作ボタン7は、例えばLCD5に表示する画像を選択したり、スピーカ17からの音声の出力を制御するなど、各部の動作を制御するために操作する。また、第1の操作ボタン6は、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータの処理を制御し、第2の操作ボタン7は、第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータの処理を制御する。
【0044】
本実施の形態では、第1の操作ボタン6及び第2の操作ボタン7は、図中矢印X,Yに示すように、外筐体2の側面2e,2fに沿った方向に回動可能とされているとともに、押圧可能とされている。例えば、ユーザは、第1の操作ボタン6がLCD5に表示する画像を選択する設定とされているときには、第1の操作ボタン6を回動させることによってLCD5に表示する画像を変化させ、所望の画像がLCD5に表示されたときに第1の操作ボタンを押圧することによって、LCD5に表示される画像を選択する。
【0045】
ビデオデコーダ13は、システム制御部21の制御に基づいて、半導体メモリ30に記憶されている画像データを読み出して、伸張処理などのデコード処理を施す。ビデオデコーダ13が第1及び第2のスロット3,4に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データを読み出すと、ビデオデコーダ13には、半導体メモリ30に記憶されている画像データが、第1及び第2のI/F11,12を介して供給される。そして、ビデオデコーダ13は、供給された画像データにデコード処理を施す。デコードされた画像データは、LCDドライバ14に供給される。
【0046】
LCDドライバ14は、システム制御部21の制御と供給されたビデオデコーダ13から供給された画像データとに基づいてLCD5を駆動し、LCD5に画像を表示させる。また、LCDドライバ14は、第1の領域5aを、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されているデータに基づいて駆動し、第2の領域5bを、第2のスロット4に装着された半導体メモリに30に記憶されているデータに基づいて駆動する。
【0047】
以上説明したようにLCDドライバ14がLCD5を駆動することによって、LCD5上には、図8に示すように、第1のスロット3に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロット4に装着された半導体メモリ30に記憶されている画像データに基づいた画像とを、同時に表示することが可能となる。したがって、データ処理装置1によれば、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータとを、同時に確認することが可能となる。
【0048】
オーディオデコーダ16は、半導体メモリ30に記憶されている音声データを読み出して、伸張処理などのデコード処理を施す。オーディオデコーダ16が第1及び第2のスロット3,4に装着された半導体メモリ30に記憶されている音声データを読み出すと、オーディオデコーダ16には、半導体メモリ30に記憶されている音声データが、第1及び第2のI/F11,12を介して供給される。そして、オーディオデコーダ16は、供給された音声データにデコード処理を施す。デコードされた音声データは、D/A変換された後にスピーカ17に対して供給される。スピーカ17は、供給された音声データに基づいて、音声を出力する。
【0049】
通信部19は、システム制御部21の制御に基づいて、インターネットを介して後述するコンテンツサーバなどの外部装置にアクセスし、外部装置との間でデータの送受信を行う。通信部19は、送信するデータを変調して外部装置へ送信するとともに、外部装置から送信されたデータを受信して復調する。なお、外部装置との間のデータの送受信については、詳細を後述する。
【0050】
メモリ制御部20は、システム制御部21による制御に基づいて、トレカデータのコピー、ムーブ、交換を行う。詳述すると、トレカデータのコピーを行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3又は第2のスロット4のうち一方に装着されたトレカメモリに記憶されているトレカデータを、他方に装着されたトレカメモリに記録する。また、トレカデータのムーブを行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3及び第2のスロット4のうち一方に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータを、消去するとともに他方に装着されているトレカメモリに記録する。また、トレカデータの交換を行うときには、メモリ制御部20は、第1のスロット3に装着されているトレカメモリから第2のスロット4に装着されているトレカメモリへのトレカデータのムーブと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリから第1のスロット3に装着されているトレカメモリへのトレカデータのムーブとを行う。
【0051】
メモリ制御部20が以上説明した動作を行うことにより、データ処理装置1は、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、第1のスロット3に装着されているトレカメモリと第2のスロット4に装着されているトレカメモリとの間で交換することが容易となる。
【0052】
システム制御部21は、各部を制御する。例えば、システム制御部21は、第1のスロット3に装着されたトレカメモリや第2のスロット4に装着されたトレカメモリに記憶されている暗号化されたコンテンツデータに対して、ライセンスを使用して暗号解読処理を施した後に、ビデオデコーダ13やオーディオデコーダ16へ供給する。
【0053】
また、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御することにより、トレカデータのコピー、ムーブ、交換を実行する。
【0054】
また、システム制御部21は、第1のスロット3及び第2のスロット4のうち一方にトレカメモリが装着され、他方に所定のゲームを実行するゲーム用アプリケーションプログラムが記憶された半導体メモリ30が装着されたときには、トレカメモリに記憶されているコンテンツデータを使用しながら、ゲーム用アプリケーションプログラムを再生し、ゲームを実行する。すなわち、システム制御部21は、トレカメモリに記憶されているキャラクターの画像データやポイントを使用して所定のゲームを実行する。また、システム制御部21は、ゲームを行うことによって例えばキャラクターの有するポイントが増加したりキャラクターが所定のアイテムを獲得するなど、コンテンツデータに変化が生じたときには、コンテンツデータを変更する。
【0055】
また、システム制御部21は、通信部19を制御することにより、外部装置との間でのデータの送受信を制御する。また、システム制御部21は、通信部19が受信したデータを半導体メモリ30に記録する。
【0056】
以上説明したデータ処理装置1は、図9に示すように、インターネット40を介して、データ処理装置1に対して管理情報付きコンテンツデータを送信するコンテンツデータサーバ41と、データ処理装置1に対してライセンスを送信するライセンスサーバ42と、データ処理装置1に対する課金処理を行う課金サーバ43と接続する。
【0057】
コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求に応じて、データ処理装置1に対して管理情報付きコンテンツデータを送信する。例えば、ユーザが新たなトレカデータを購入するときに、データ処理装置1は、コンテンツデータサーバ41に対して管理情報付きコンテンツデータを送信するように要求する。コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1から管理情報付きコンテンツデータを送信する要求を受信すると、データ処理装置1に対して、管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0058】
コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1に対して、管理情報付きコンテンツデータを1回送信するときに、複数キャラクター分の管理情報付きコンテンツデータを送信する。例えば、キャラクター10個分の管理情報付きコンテンツデータを送信する。また、所謂プレミアムがついているキャラクターの管理情報付きコンテンツデータの販売数を、少なく設定している。
【0059】
また、コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求に応じて、トレカメモリに記憶されているデータの更新を行う。具体的には、トレカメモリに特定のジャンルのトレカデータが所定の数以上記憶されたときや、ゲームにより獲得したポイントが所定の点数以上となったときなどに、データ処理装置1は、トレカメモリに記憶されているキャラクターを1ランク上げる要求をコンテンツデータサーバ41に対して送信する。コンテンツデータサーバ41は、データ処理装置1からの要求を受信すると、受信したデータに基づいて、データ処理装置1に対して1ランク上のキャラクターの管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0060】
なお、トレカデータは、キャラクターのランクが上がることにより、例えば許されるコピー回数が少なくなったり、キャラクターの有するポイントが増加するなど、キャラクター以外のデータも変化する。また、高いランクのキャラクターほど価格が上がる。
【0061】
ライセンスサーバ42は、データ処理装置1からライセンスデータを送信する要求が送信されると、例えば課金サーバ43がデータ処理装置1に対して課金処理を行うことが可能であるか否かを判断することなどによって、データ処理装置1が管理情報付きコンテンツデータの使用が可能であるか否かを判断し、管理情報付きコンテンツデータの使用が可能であると判断したときには、データ処理装置1に対してライセンスデータを送信する。
【0062】
課金サーバ43は、ライセンスサーバ42がライセンスデータを送信したデータ処理装置1に対して、課金処理を行う。
【0063】
つぎに、図10〜図13に示すフローチャートを使用して、データ処理装置1の動作について説明する。
【0064】
図10に示すように、電源がオンとなると、先ず、ステップST1で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、データ処理装置1の動作が記載されているメニュー画面を表示させる。メニュー画面には、「トレカデータ再生」、「トレカデータコピー」、「トレカデータムーブ」、「トレカデータ交換」、「ゲーム」、「トレカデータ購入」、「キャラクターランクアップ」というメニューが記載されている。
【0065】
ユーザが所望のメニューを選択すると、ステップST2に進む。ステップST2では、システム制御部21は、「トレカデータ再生」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ再生」が選択されたときにはステップST3に進み、「トレカデータ再生」が選択されていないときにはステップST10に進む。
【0066】
次に、ステップST3で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、再生するトレカデータを選択するための画面を表示させる。再生するトレカデータを選択するための画面には、例えばトレカメモリに記憶されているコンテンツデータの認識IDが並べて表示されている。
【0067】
ユーザが所望のトレカデータを選択すると、ステップST4に進む。ステップST4では、システム制御部21は、第1のスロット3及び第2のスロット4に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出して暗号を解読し、ビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。なお、コンテンツデータに音声データが含まれるときには、システム制御部21は、音声データをオーディオデコーダ16に供給する。
【0068】
次に、ステップST5で、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、デコードされたコンテンツデータに基づいた画像をLCD5に表示させる。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0069】
また、ステップST10で、システム制御部21は、「トレカデータコピー」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータコピー」が選択されたときにはステップST11に進み。「トレカデータコピー」が選択されないときにはステップST20に進む。
【0070】
次に、ステップST11で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータが記憶されているトレカメモリ、すなわちコピー元となるトレカメモリが装着されているスロットを、選択する画面を表示させる。
【0071】
ユーザがスロットを選択すると、トレカデータのコピー元となるトレカメモリと、コピー先となるトレカメモリとが決定する。そして、ステップST12に進む。ステップST12では、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0072】
ユーザがコピーするトレカデータを選択すると、ステップST13に進む。ステップST13で、システム制御部21は、選択されたトレカデータのコンテンツデータをコピー元となるトレカメモリから読み出して、暗号を解読した後にビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0073】
次に、ステップST14で、システム制御部21の制御に基づいてLCDドライバ14がLCD5を駆動して、ステップST14でデコードされたコンテンツデータに基づいた画像を表示させる。
【0074】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザが選択されたトレカデータをコピーするか否かを決定すると、ステップST15に進む。ステップST15では、システム制御部21は、トレカデータをコピーする決定がされたか否かを判断し、トレカデータをコピーする決定がされたと判断したときにはステップST16に進み、トレカデータをコピーしない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0075】
ステップST16では、トレカデータをコピーする。すなわち、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御して、選択されたトレカデータを、コピー先のトレカメモリに記録する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了する。
【0076】
また、図11に示すように、ステップST20で、システム制御部21は、「トレカデータムーブ」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータムーブ」が選択されたときにはステップST21に進み。「トレカデータムーブ」が選択されないときにはステップST30に進む。
【0077】
次に、ステップST21で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、ムーブするトレカデータが記憶されているトレカメモリ、すなわちムーブ元となるトレカメモリが装着されているスロットを選択するための画面を表示させる。
【0078】
ユーザがスロットを選択すると、トレカデータのムーブ元となるトレカメモリと、ムーブ先となるトレカメモリとが決定する。そして、ステップST22に進む。ステップST22では、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、コピーするトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0079】
ユーザがコピーするトレカデータを選択すると、ステップST23に進む。ステップST23で、システム制御部21は、選択されたトレカデータのコンテンツデータをムーブ元となるトレカメモリから読み出して、暗号を解読した後にビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13が、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0080】
次に、ステップST24で、システム制御部21の制御に基づいて、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、ステップST23でデコードされたコンテンツデータに基づいた画像を表示させる。
【0081】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザが選択されたトレカデータをムーブするか否かを決定すると、ステップST25に進む。ステップST25で、システム制御部21は、トレカデータをムーブする決定がされたか否かを判断し、トレカデータをムーブする決定がされたと判断したときにはステップST26に進み、トレカデータをムーブしない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0082】
ステップST26では、トレカデータをムーブする。すなわち、システム制御部21はメモリ制御部20を制御して、選択されたトレカデータをムーブ先のトレカメモリに記録する。また、システム制御部21はメモリ制御部20を制御して、ムーブ元のトレカメモリからムーブしたトレカデータを消去する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0083】
また、ステップST30で、システム制御部21は、「トレカデータ交換」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ交換」が選択されたときにはステップST31に進み。「トレカデータ交換」が選択されないときにはステップST40に進む。
【0084】
次に、ステップST31で、システム制御部21は、LCDドライバ14を制御して、LCD5に、交換するトレカデータを選択するための画面を表示させる。
【0085】
ユーザが交換するトレカデータを選択すると、ステップST32に進む。ステップST32で、システム制御部21は、第1のスロット3に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出してビデオデコーダ13に供給するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリから選択されたトレカデータのコンテンツデータを読み出してビデオデコーダ13に供給する。そして、ビデオデコーダ13は、供給されたコンテンツデータをデコードする。
【0086】
次に、ステップST33で、LCDドライバ14がLCD5を駆動して、第1の領域5aに第1のスロット3に装着されているトレカメモリから供給されたコンテンツデータに基づいた画像を表示するとともに、第2の領域5bに第2のスロット4に装着されているトレカメモリから供給されたコンテンツデータに基づいた画像を表示する。
【0087】
そして、例えば第1及び第2の操作ボタン6,7を押圧することなどによって、ユーザがLCD5に画像が表示されたトレカデータを交換するか否かを決定すると、ステップST34に進む。ステップST34で、システム制御部21は、トレカデータを交換する決定がされたか否かを判断し、トレカデータを交換する決定がされたと判断したときにはステップST35に進み、トレカデータを交換しない決定がされたと判断したときには、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0088】
次に、ステップST35で、選択されたトレカデータの交換を行う。すなわち、システム制御部21は、メモリ制御部20を制御して、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータの中で選択されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータの中で選択されているトレカデータとを交換する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0089】
また、図12に示すように、ステップST40で、システム制御部21は、「ゲーム」が選択されたか否かを判断する。「ゲーム」が選択されたときにはステップST41に進み、「ゲーム」が選択されないときにはステップST50に進む。
【0090】
ステップST41で、システム制御部21は、ゲーム用アプリケーションプログラムが記憶されている半導体メモリ30からゲーム用アプリケーションプログラムを読み出すとともに、トレカメモリから所望のコンテンツデータを読み出す。
【0091】
次に、ステップST42では、システム制御部21は、コンテンツデータを使用してゲーム用アプリケーションプログラムを実行する。そして、ゲーム用アプリケーションプログラムが終了すると、ステップST43に進む。
【0092】
次に、ステップST43では、システム制御部21は、例えばポイントが増えることなどによってコンテンツデータが変更したか否かを判断する。コンテンツデータが変更したときにはステップST44に進み、変更していないときにはデータ処理装置1の動作を終了させる。
【0093】
次に、ステップST44では、システム制御部21は、コンテンツデータを変更する。そして、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0094】
また、図13に示すように、ステップST50では、システム制御部21は、「トレカデータ購入」が選択されたか否かを判断する。「トレカデータ購入」が選択されたときにはステップST51に進み、「トレカデータ購入」が選択されないときにはステップST70に進む。
【0095】
ステップST51では、システム制御部21は、通信部19を制御し、コンテンツデータサーバ41にアクセスさせる。
【0096】
次に、ステップST52で、ユーザが購入するトレカデータを指定すると、システム制御部21は、通信部19からインターネット40を介してコンテンツデータサーバ41に対して指定されたトレカデータを通知する。コンテンツデータサーバ41は、指定されたトレカメモリのデータを受信すると、データ処理装置1に対して、指定されたトレカメモリを構成する管理情報付きコンテンツデータを送信する。
【0097】
次に、ステップST53で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41から送信された管理情報付きコンテンツデータを、通信部19を介して受信する。
【0098】
次に、ステップST54で、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータを、トレカメモリに記録する。
【0099】
次に、ステップST55で、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータから、ライセンスIDに対応するURLを取得する。
【0100】
次に、ステップST56で、システム制御部21は、取得したURLにアクセスする。具体的には、通信部19を介してインターネット40からライセンスサーバ42にアクセスが行われる。取得したURLにアクセスされると、ライセンスサーバ42は、ユーザに対して、ライセンスを指定するライセンス指定情報と、ユーザIDと、パスワードの入力を要求する。
【0101】
ステップST57で、システム制御部21は、ユーザに対するライセンスサーバ42の要求を、LCDドライバ14を制御してLCD5に表示させる。ユーザは、この表示に基づいて、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを入力する。なお、本実施の形態では、ユーザID及びパスワードは、ユーザがインターネット40を介してライセンスサーバ42にアクセスすることによって、事前に取得されている。
【0102】
次に、ステップST58で、システム制御部21は、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを取り込む。
【0103】
次に、ステップST59で、通信部19を制御し、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを、インターネット40を介してライセンスサーバ42に送信させる。ライセンスサーバ42は、ライセンス指定情報、ユーザID、パスワードを受信すると、データ処理装置1に対してライセンスを送信する。なお、ライセンスサーバ42は、後述する方法によって、データ処理装置1に対してライセンスを送信するか否かを判断し、ライセンスを送信しない判断をしたときには、データ処理装置1に対してライセンスを送信しない。
【0104】
次に、ステップST60で、システム制御部21は、ライセンスサーバ42からライセンスを受信したか否かを判断する。ライセンスを受信したときにはステップST61に進み、システム制御部21は、ライセンスをトレカメモリに記録した後にデータ処理装置1の動作を終了させる。また、ライセンスを受信しないときには、システム制御部21は、データ処理装置1の動作を終了させる。
【0105】
なお、ステップST55以降の処理は、コンテンツデータの使用時に行っても良い。
【0106】
また、ステップST70では、システム制御部21は、「キャラクターランクアップ」が選択されたか否かを判断する。「キャラクターランクアップ」が選択されたときにはステップST71に進み、「キャラクターランクアップ」が選択されないときには、ステップST1に戻る。
【0107】
ステップST71では、システム制御部21は、通信部19を制御し、コンテンツデータサーバ41にアクセスさせる。コンテンツデータサーバ41は、ユーザに対して、ユーザID及びパスワードの入力と、キャラクターのランクアップをするトレカデータの添付を要求する。
【0108】
ステップST72で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41の要求を、LCDドライバ14を制御してLCD5に表示させる。ユーザは、この表示に基づいて、ユーザID、パスワードを入力し、トレカデータを添付する。
【0109】
次に、ステップST73で、システム制御部21は、ユーザID、パスワード、トレカデータを取り込む。
【0110】
次に、ステップST74で、システム制御部21は、通信部19を制御し、ユーザID、パスワード、トレカデータを、インターネット40を介してコンテンツデータサーバ41に送信させる。コンテンツデータサーバ41は、ユーザID、パスワード、トレカデータを受信すると、キャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを、データ処理装置1に対して送信する。なお、コンテンツデータサーバ41は、例えば添付されたトレカデータがキャラクターを更新するための条件を満たしていないなどの理由により、キャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを、データ処理装置1に対して送信しない判断をしたときには、データ処理装置1に対して送信されたトレカデータを返信する。
【0111】
次に、ステップST75で、システム制御部21は、コンテンツデータサーバ41からキャラクターが更新されたトレカデータの管理情報付きコンテンツデータを受信したか否かを判断する。受信したときにはステップST76に進み、受信しないときにはST77に進む。
【0112】
ステップST76では、システム制御部21は、受信した管理情報付きコンテンツデータを、トレカメモリに記録した後、ステップST55に進み、ライセンスを取得する。
【0113】
また、ステップST77では、システム制御部21は、コンテンツデータサーバから返信されたトレカデータを受信し、トレカメモリに記録した後、データ処理装置の動作を終了させる。
【0114】
つぎに、ライセンスサーバ42がデータ処理装置1に対してライセンスを送信する方法、及び課金サーバ43がデータ処理装置1に対して課金する方法について、図14に示すフローチャートを使用して説明する。
【0115】
先ず、ステップST101で、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1からアクセスを受けるまで待機する。データ処理装置1からアクセスを受けると、ステップST102に進む。
【0116】
ステップST102で、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対して、ユーザID、パスワード、並びにライセンスIDの送信を要求する。
【0117】
次に、ステップST103で、データ処理装置1からユーザID、パスワード、ライセンスIDが送信されると、ライセンスサーバ42は、送信されたユーザID、パスワード、ライセンスIDを受信し、取り込む。
【0118】
次に、ステップST104で、ライセンスサーバ42は、課金サーバ43にアクセスし、ユーザIDとパスワードに対応するユーザの与信処理を要求する。課金サーバ43は、インターネット40を介してライセンスサーバ42から与信処理の要求を受けると、そのユーザIDとパスワードに対応するユーザの過去の支払い履歴などを調査し、そのユーザが、過去にライセンスの対価を支払っていない実績があるか否かを調べ、支払っていない実績がない場合には、ライセンスの付与を許容する与信結果を送信し、支払っていない実績がある場合には、ライセンス付与の不許可の与信結果を送信する。
【0119】
次に、ステップST105で、ライセンスサーバ42は、課金サーバ43から送信された与信結果を受信し、受信した与信結果がライセンスの付与を許容する与信結果であるか否かを判定し、ライセンスの付与が許容されていない場合にはステップST106に進み、許容されている場合にはステップST107に進む。
【0120】
ステップST106では、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対して、ライセンスを送信できない旨のメッセージを送信し、処理を終了させる。
【0121】
また、ステップST107では、ライセンスサーバ42は、ステップST103の処理で取り込まれたライセンス指定情報に対応するライセンスを選択する。
【0122】
次に、ステップST108では、ライセンスサーバ42は、選択したライセンスに対応して1つのDNKとリーフIDとを割り当てる。
【0123】
次に、ステップST109では、ライセンスサーバ42は、ステップST107で選択されたライセンスに対応づけられている使用条件を選択する。或いはまた、ステップST102の処理でユーザから使用条件が指定された場合には、その使用条件が必要に応じて予め用意されている使用条件に付加される。
【0124】
次に、ステップST110では、ステップST109で選択した使用条件を、ステップST108で割り当てたDNKとリーフIDとに対応付けて付加する。
【0125】
次に、ステップST111では、ライセンスサーバ42は、データ処理装置1に対してライセンスを送信する。
【0126】
次に、ステップST112で、ライセンスサーバ42は、ステップST111で送信したライセンスを、ステップST102の処理で取り込まれたユーザID及びパスワードに対応させて記録する。
【0127】
次に、ステップST113において、ライセンスサーバ42は、課金処理を実行する。具体的には、ライセンスサーバ42が、課金サーバ43に、そのユーザIDとパスワードに対応するユーザに対する課金処理を要求する。そして、課金サーバ43が、この課金処理の要求に基づいて、そのユーザに対する課金処理を実行する。
【0128】
なお、本実施の形態では、コンテンツデータサーバ41と、ライセンスサーバ42と、課金サーバ43とを、それぞれ異なる装置としたが、1つの装置としても良い。
【0129】
また、課金サーバ43を備えずに、コンテンツデータサーバ41とライセンスサーバ42とを一体化とするとともに現金を投入するためのスロットを設けた装置を店舗などに設置し、ユーザがスロットに現金を投入したときに、データ処理装置1が、コンテンツデータサーバ41とライセンスサーバ42とが一体化した装置と接続する構成としても良い。また、データ処理装置1が、コンテンツデータサーバ41及びライセンスサーバ42が一体化した装置とUSB(Universal Serial Bus)を介して接続する構成としても良い。
【0130】
また、コンテンツサーバ42は、データ処理装置1に対して、所定のゲームを実行するためのアプリケーションソフトウェアを送信しても良い。
【0131】
なお、本実施の形態では、複数のトレカデータを収集すること、キャラクターに付与されるポイントを所定の点数以上とすること、キャラクターに所定のアイテムが付与されることにより、キャラクターのランクを上げるルールとしたが、他のルールとしても良い。例えば、キャラクターに付与されたポイントが所定の点数以上となったときに、商品交換所で商品と交換可能なクーポン券が発行されるルールとしても良い。
【0132】
また、本実施の形態では、データ処理装置1がコンテンツサーバ42にアクセスすることにより、キャラクターをランクアップしたが、キャラクターをランクアップするためのソフトウェアが、データ処理装置1のROM(Read Only Memory;図示せず。)に記憶されていても良い。
【0133】
以上説明したように、本発明を適用したデータ処理装置1は、メモリ制御部20が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記録し、また、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータのうち所定のトレカデータを消去するとともに、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記録する。
【0134】
したがって、データ処理装置1によれば、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、第1のスロット3に装着されているトレカメモリと第2のスロット4に装着されているトレカメモリとの間で交換することが容易となる。
【0135】
また、データ処理装置1では、LCD5が、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像とを、同時に表示する。
【0136】
したがって、データ処理装置1によれば、ユーザは、第1のスロット3に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータと、第2のスロット4に装着されているトレカメモリに記憶されているトレカデータとを、同時に確認することが可能となる。
【0137】
すなわち、データ処理装置1によれば、ユーザは、例えばトレカデータのムーブ、コピー、及び交換をするときなどに、トレカメモリに記憶されているトレカデータを一通り確認すること、所望のトレカデータを選択すること、コピー、ムーブ、及び交換の対象となっているトレカデータが所望のトレカデータである旨を確認することなどを、容易に行うことが可能となる。
【0138】
【発明の効果】
本発明に係るデータ処理装置は、リムーバブルな半導体記憶装置が、着脱自在に装着される複数の記憶装置装着手段と、少なくとも半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を表示する表示手段と、半導体記憶装置に記憶されたデータに対して各種処理を行うデータ処理手段とを備えており、処理手段は、記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータ及びこのコンテンツデータの使用条件を規定するライセンスを、他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記録する。
【0139】
したがって、本発明に係るデータ処理装置によれば、ライセンスによって著作権管理されているコンテンツデータを、複数の半導体記憶装置の間で交換することが容易となる。
【0140】
また、本発明に係るデータ処理装置では、表示手段が、複数の記憶装置装着手段に装着された半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を、同時に表示する。
【0141】
したがって、本発明に係るデータ処理装置によれば、ユーザは、複数の半導体記憶装置に記憶されている画像データを、同時に確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置を示す平面図である。
【図2】同データ処理装置を示す側面図である。
【図3】同データ処理装置を示すブロック図である。
【図4】半導体メモリに記録される管理情報付きコンテンツデータの構成を示す図である。
【図5】DRMで管理されるキーの構成を示す図である。
【図6】EKBの構成を示す図である。
【図7】半導体メモリに記録されるライセンスの構成を示す図である。
【図8】LCDに、第1のスロットに装着されたトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像と、第2のスロットに装着されたトレカメモリに記憶されている画像データに基づいた画像とが表示されている状態を示す図である。
【図9】本発明を適用したデータ処理装置が、インターネットを介してコンテンツデータサーバ、ライセンスサーバ、課金サーバと接続している状態を示す模式図である。
【図10】同データ処理装置が、コンテンツデータを再生するとき、並びにトレカデータをコピーするときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図11】同データ処理装置が、トレカデータをムーブするとき、並びにトレカデータを交換するときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図12】同データ処理装置が、ゲーム用アプリケーションデータを実行するときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図13】同データ処理装置が、トレカデータを購入するとき、並びにキャラクターのランクアップをするときに行う処理を説明するフローチャートである。
【図14】ライセンスサーバがライセンスを送信するとき、並びに課金サーバが課金を行うときの処理を説明するフローチャートである。
【図15】従来の携帯端末を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置、3 第1のスロット、4 第2のスロット、5 LCD、6 第1の操作ボタン、7 第2の操作ボタン、11 第1のI/F、12 第2のI/F、13 ビデオデコーダ、14 LCDドライバ、15 出力端子、16 オーディオデコーダ、17 スピーカ、19 通信部、20 メモリ制御部、21 システム制御部
Claims (7)
- リムーバブルな半導体記憶装置が、着脱自在に装着される複数の記憶装置装着手段と、
少なくとも上記半導体記憶装置に記憶されている画像データに基づいた画像を表示する表示手段と、
上記半導体記憶装置に記憶されたデータに対して各種処理を行うデータ処理手段とを備え、
上記データ処理手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータ及び上記コンテンツデータの使用条件を規定するライセンスを読み出して、他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記録し、
上記表示手段は、上記記憶装置装着部のうち1つに装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像と、上記他の記憶装置装着部に装着された半導体記憶装置に記憶されているコンテンツデータに基づいた画像とを、同時に表示すること
を特徴とするデータ処理装置。 - 上記表示手段は、液晶ディスプレイであること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記データ処理手段は、上記記憶装置装着手段のうち1つにアプリケーションプログラムが記憶されている半導体記憶装置が装着され、他の記憶装置装着部にコンテンツデータが記憶されている半導体記憶装置が装着されたときには、上記コンテンツデータを使用して、上記アプリケーションプログラムを実行すること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記複数の記憶装置装着手段と、上記表示部と、上記処理部とは、携帯可能な形状に形成された外筐体に収納されること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 通信網を介してサーバとの間でデータ通信を行う通信手段を備え、
上記通信手段は、上記サーバから上記コンテンツデータ及び上記ライセンスを受信し、
上記データ処理手段は、上記通信手段によって受信された上記コンテンツデータ及び上記ライセンスを、上記半導体記憶装置に記録すること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記通信手段は、上記データ送信装置からアプリケーションプログラムを受信し、
上記データ処理手段は、上記通信手段によって受信された上記アプリケーションプログラムを、複数の上記半導体記憶装置のうち1つに記録すること
を特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。 - 上記通信手段は、携帯可能な形状に形成された外筐体に収納されること
を特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003125735A JP2004334323A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2003125735A JP2004334323A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | データ処理装置 |
Publications (1)
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JP2004334323A true JP2004334323A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33502910
Family Applications (1)
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JP2003125735A Withdrawn JP2004334323A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | データ処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004334323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006070609A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Access Co., Ltd. | デジタルカードデータ配信方法、デジタルカード表示方法およびプログラム、ならびに情報端末装置 |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003125735A patent/JP2004334323A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006070609A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Access Co., Ltd. | デジタルカードデータ配信方法、デジタルカード表示方法およびプログラム、ならびに情報端末装置 |
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