【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データモジュールの接続方法及び接続回路に係り、特に、ＣＤＭＡ回線に接続するモデム等のデータモジュールとＰＣ等の端末との接続に使用して好適なデータモジュールの接続方法及び接続回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ＰＣ等の端末をモデム等のデータモジュールを介して通信回線に接続し、ＰＣ等の端末を通信回線を介して外部装置に接続して使用する形態のシステムが多くなってきている。この種のシステムは、モデムと端末とをＲＳ２３２Ｃと呼ばれるシリアルインタフェースの一種であるＵＡＲＴにより接続し、ＰＣが、モデム、通信回線を介して通信回線の先に接続されている通信相手との通信を行ったり、ＰＣとモデムとの間で制御信号の授受を行ったりすることができる。
【０００３】
図４は固定電話回線に接続可能なモデム等のデータモジュールが取ることができるモードを説明する図である。固定電話回線に接続するデータモジュールが取ることができるモードとしては、図に示すように、オフラインモード（Ｏｆｆ Ｌｉｎｅ Ｍｏｄｅ）と、オンラインモード（Ｏｎ Ｌｉｎｅ Ｍｏｄｅ）と、オンラインコマンドモード（Ｏｎ Ｌｉｎｅ Ｃｏｍａｎｄ Ｍｏｄｅ）との３つのモードがある。オフラインモードは、電源投入直後等で、何の機能を行っていない状態である。そして、このモードにおいて、データモジュールに接続されている端末からＵＡＲＴを介してＡＴＤコマンドによる発呼を行って、回線接続を確立した後にオンラインモードとなり、端末は、通信回線を介して通信回線の先に接続されている通信相手との通信を行うことが可能となる。
【０００４】
オンラインモードの状態で端末からデータモジュールに対してＡＴコマンド等を送信しようとする場合、すなわち、端末とデータモジュールとの間で制御信号等の授受を行おうとする場合、＋＋＋コマンドを送信する。これにより、データモジュールは、オンラインコマンドモードとなり、ＰＣとモデムとの間で制御信号の授受を行うことが可能となり、例えば、ＰＣとモデムとの間でＡＴコマンド等を用いたデータの送受を行うことができる。
【０００５】
オンラインコマンドモードの状態で、ＴＡＴコマンド等を送信すれば、データモジュールは、再びオンラインモードに移行する。また、オンラインコマンドモード、オンラインモードの状態で、ＤＴＲ信号をディセーブルすることにより、データモジュールをオフラインモードに移行させることができる。
【０００６】
前述で説明したように、固定電話回線に接続するデータモジュールは、３つのモードを備えて、ＰＣ等の端末が、データモジュール、通信回線を介して通信回線の先に接続されている通信相手との通信を行ったり、ＰＣとデータモジュールとの間で制御信号の授受を行ったりすることができる。
【０００７】
最近、ＣＤＭＡデータモジュールを使用して、ＰＣ等の端末を無線通信回線を介して外部と接続する形態のシステムも運用されるようになっている。
【０００８】
図５はＣＤＭＡによる無線通信回線に接続可能なＣＤＭＡデータモジュールが取ることができるモードを説明する図である。
【０００９】
ＣＤＭＡデータモジュールは、図に示すようにオフラインモードと、オンラインモードとの２つのモードしか取ることができない。そして、このオフラインモードにおいて、データモジュールに接続されている端末からＡＴＤコマンドによる発呼を行って、回線接続を確立した後にオンラインモードとなり、端末は、通信回線を介して通信回線の先に接続されている通信相手との通信を行うことが可能なパケットデータ通信モードとなる。しかし、ＣＤＭＡデータモジュールは、固定電話回線に接続するデータモジュールの場合のように、オンラインモード時に、＋＋＋コマンドを発してオンラインコマンドモードに移行する仕様を備えていないため、オンラインモードとなった後には、ＰＰＰパケットデータのみの授受を行うことができるだけで、ＡＴコマンド等を受け付けることができない。
【００１０】
このため、従来、ＣＤＭＡデータモジュールは、ＵＡＲＴ１、ＵＡＲＴ２の２つのインタフェースを設け、ＰＰＰパケットの授受をＵＡＲＴ１を用いて行い、無線リンク確立後にデータモジュールと端末との間でのデータの授受、例えば、端末が受信電力（アンテナ本数の表示）、送信電力等のＣＤＭＡデータモジュール内のリアルタイム情報を取得する必要がある場合、ＵＡＲＴ２を用いて行うようにされている。
【００１１】
図６は前述したような従来技術によるＣＤＭＡデータモジュールと端末とを接続するインタフェース回路を説明する図である。図６において、１１はＣＤＭＡデータモジュール、１２は端末の制御装置である。
【００１２】
図６に示すように、ＣＤＭＡデータモジュール１１と端末の制御装置１２との間を接続するインタフェースは、ＵＡＲＴ１及びＵＡＲＴ２の２組のインタフェースにより構成されている。ＵＡＲＴ１インタフェースは、ＤＴＲ（データターミナルレディー）、ＤＳＲ（データセットレディー）、ＲＩ（リング）、ＤＣＤ（データキャリアディテクト）、ＲＴＳ（リングトゥセンド）、ＣＴＳ（クリアトゥセンド）、ＴＸＤ（データ送信）、ＲＸＤ（データ受信）及び接地の各インタフェースにより構成される。また、ＵＡＲＴ２インタフェースは、ＴＸＤ（データ送信）及びＲＸＤ（データ受信）のインタフェースにより構成されている。
【００１３】
そして、ＵＡＲＴ１インタフェースは、ＲＴＳ／ＣＴＳのフロー制御を行っているが、ＵＡＲＴ２インタフェースは、フロー制御を行っていない。また、ＵＡＲＴ１インタフェースは、オフラインモードでＡＴコマンドの処理、パケット通信時にＰＰＰデータ（ＨＤＬＣパケット）の授受を行っている。
【００１４】
また、ＣＤＭＡデータモジュール１１と端末の制御装置１２との間は、電源ライン及び電源を制御するラインにより接続されるが、それらは、本発明と直接関連するものではないので、説明を省略する。
【００１５】
なお、ＵＡＲＴインタフェースを使用する無線通信に関する従来技術として、例えば、特許文献１等に記載された技術が知られている。
【００１６】
【特許文献１】
特開平１１−３５５８４８号公報
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、従来技術によるＣＤＭＡモジュールは、インタフェースとして、ＵＡＲＴ１、ＵＡＲＴ２の２つのインタフェースを備えるため、端末等がこのＣＤＭＡモジュールを使用するシステムは、端末等の制御装置にＵＡＲＴ入出力デバイスを２組用意するする必要があり、このため、ＵＡＲＴ回路とコネクタピンとを２組設けなければならず、そのための費用が余分に必要となるという問題点を有している。また、端末の制御装置に使用されるハードウェアの構成によっては、ハードウェア内のＵＡＲＴリソースの２組をＣＤＭＡデータモジュール側に割り当てることができない場合があるという問題点を有している。
【００１８】
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、端末等の制御装置にＵＡＲＴ入出力デバイスを１組設けるだけで、データモジュールの２組のＵＡＲＴインタフェースを使用可能とし、コストの低減を図ることを可能としたデータモジュールの接続方法及び接続回路を提供することにある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、２組のＵＡＲＴインタフェース有し、ＣＤＭＡ回線への接続を行うデータモジュールと端末に設けられ１組のＵＡＲＴインタフェースを有する制御装置とを接続するデータモジュールの接続方法において、端末の制御装置からのＵＡＲＴ切り替え制御信号により、端末の制御装置のＵＡＲＴインタフェースのＴＸＤ、ＲＸＤの端子を、データモジュールにおける２組のＵＡＲＴのＴＸＤ、ＲＸＤの端子の一方の組の端子に選択的に接続することにより達成される。
【００２０】
また、前記目的は、前記データモジュールにおける２組のＵＡＲＴインタフェースの一方が、前記端末の制御装置が前記データモジュール、通信回線を介した通信のためのインタフェースであり、他方が、前記端末の制御装置と前記データモジュールとが制御信号の授受を行うためのインタフェースであることにより達成される。
【００２１】
さらに、前記目的は、２組のＵＡＲＴインタフェース有し、ＣＤＭＡ回線への接続を行うデータモジュールと端末に設けられ１組のＵＡＲＴインタフェースを有する制御装置とを接続するデータモジュールの接続回路において、前記データモジュールの２組のＵＡＲＴインタフェースのそれぞれのＴＸＤ、ＲＸＤの端子と、前記端末の制御装置のＵＡＲＴインタフェースのＴＸＤ、ＲＸＤの端子との間にＵＡＲＴ切り替え制御回路を備え、該ＵＡＲＴ切り替え制御回路が、端末の制御装置からのＵＡＲＴ切り替え制御信号により、端末の制御装置のＵＡＲＴインタフェースのＴＸＤ、ＲＸＤの端子を、データモジュールにおける２組のＵＡＲＴのＴＸＤ、ＲＸＤの端子の一方の組の端子に選択的に接続することにより達成される。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデータモジュールと端末との接続方法及び回路の実施形態を図面により詳細に説明する。
【００２３】
図１は本発明が前提とするプロトコルシーケンスについて説明する図であり、本発明の実施形態を説明する前に、まず、図１により、本発明が前提とするプロトコルシーケンスについて説明する。
【００２４】
従来技術の欄で説明したように、ＵＡＲＴ１インタフェースは、ＲＴＳ／ＣＴＳのフロー制御を行っているが、ＵＡＲＴ２インタフェースは、フロー制御を行っていない。また、ＵＡＲＴ１インタフェースは、オフラインモードでＡＴコマンドの処理、パケット通信時にＰＰＰデータ（ＨＤＬＣパケット）の授受を行っている。そして、ＵＡＲＴ１インタフェースでのＡＴコマンド及びＰＰＰパケットのプロトコルシーケンスは、図１に示すように、１つのコマンド送信（Ｒｅｑｕｅｓｔ Ｐａｃｋｅｔ）に対して、そのコマンドに対するレスポンス受信（Ｒｅｓｐｏｎｓｅ Ｐａｃｋｅｔ）で完結するシーケンスである。例えば、ＡＴコマンドにより発呼を行う際、ＡＴＤ＃＃＃＃コマンドの送信に対して、必ずＯＫやＣＯＮＮＥＴのレスポンスを受けることになる。
【００２５】
前述したように本発明が前提とするプロトコルシーケンスは、１つのコマンド送信に対して、そのコマンドに対するレスポンス受信で完結するプロトコルシーケンスであり、複数のコマンド送信に対して、それらのコマンドに対するレスポンスが順不同で得られるようなプロトコルシーケンスではない。
【００２６】
図２は本発明の一実施形態でのＣＤＭＡデータモジュールと端末とを接続するインタフェース回路を説明する図、図３は本発明の一実施形態でのプロトコルシーケンスの例について説明する図である。図２において、１３はＵＡＲＴ切り替え制御回路、１４〜１７はゲート回路であり、他の符号は図６の場合と同一である。
【００２７】
図２に示す本発明の実施形態でのＣＤＭＡデータモジュール１１と端末の制御装置１２との間を接続するインタフェースは、図６を参照して説明した従来技術におけるＣＤＭＡデータモジュール１１におけるＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子及びＵＡＲＴ２のＴＸＤ、ＲＸＤの端子と、端末の制御装置１２におけるＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子との間にＵＡＲＴ切り替え制御回路１４を設けて構成される。そして、端末の制御装置１２にＵＡＲＴ切り替え制御回路１４内の複数のゲート回路を制御するＵＡＲＴ切り替え制御信号を出力する端子を設け、端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子を、ＣＤＭＡデータモジュール１１におけるＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子またはＵＡＲＴ２のＴＸＤ、ＲＸＤの端子に選択的に接続可能としたものである。
【００２８】
ＵＡＲＴ切り替え制御回路１４は、ＣＤＭＡデータモジュール１１におけるＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子を端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子に接続するゲート回路１４、１５と、ＣＤＭＡデータモジュール１１におけるＵＡＲＴ２のＴＸＤ、ＲＸＤの端子を端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子に接続するゲート回路１６、１７とを備えて構成される。そして、ゲート回路１４、１５と、ゲート回路１６、１７とは、端末の制御装置１２から出力される“１”、“０”のＵＡＲＴ切り替え制御信号により排他的に、すなわち、これらの一方がＣＤＭＡデータモジュール１１と端末の制御装置１２とを接続しているとき、他方は、接続を遮断するように制御される。
【００２９】
次に、前述したように構成されるインタフェースを持つＣＤＭＡデータモジュール１１と端末の制御装置１２との間での通信におけるプロトコルシーケンスの例を図３を参照して説明する。
【００３０】
いま、端末の制御装置１２が、ＵＡＲＴ切り替え信号によりＵＡＲＴ切り替え制御回路１３を端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子をＣＤＭＡデータモジュールのＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子に接続（シーケンス３０１）し、ＵＡＲＴ１のＲＴＳ信号をイネーブルとし、ＵＡＲＴ１用のボーレートに変更し、ＣＤＭＡデータモジュールのＵＡＲＴ１を使用して、ＰＰＰリクエストパケットデータを送信（シーケンス３０２）し、そのレスポンス（応答）パケットを受信（シーケンス３０３）したものとする。
【００３１】
前述の時点で、端末の制御装置１２が、ＣＤＭＡデータモジュール１１のＵＡＲＴ２を使用して、特殊モニタコマンド通信を行おうとするものとする。この場合、端末の制御装置１２は、まず、ＵＡＲＴ切り替え信号によりＵＡＲＴ切り替え制御回路１３を端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１のＴＸＤ、ＲＸＤの端子をＣＤＭＡデータモジュールのＵＡＲＴ２のＴＸＤ、ＲＸＤの端子に接続（シーケンス３０４）し、ＵＡＲＴ１のＲＴＳ信号をディセーブルとし、ＵＡＲＴ２用のボーレートを、例えば、ＵＡＲＴ２用の１１５．２Ｋｂｐｓに変更する。これにより、ＣＤＭＡデータモジュール１１からの送信要求が禁止状態にされ、以後、ＣＤＭＡデータモジュール１１は、端末の制御装置１２のＵＡＲＴ１によるＰＰＰパケットデータ送信を保留する。
【００３２】
次に、端末の制御装置１２は、ＣＤＭＡデータモジュール１１のＵＡＲＴ２に対して、特殊モニタコマンドを使用して各種リアルタイムモニタ情報を取得する。図示例では、モニタ特殊リクエストパケット１の送信とこれに対するレスポンスパケット１の受信（シーケンス３０５、３０６）、それに続くモニタ特殊リクエストパケット２の送信とこれに対するレスポンスパケット２の受信（シーケンス３０７、３０８）を示している。
【００３３】
その後、再び、ＵＡＲＴ切り替え制御信号をＵＡＲＴ１側に切り替えた後に、ＵＡＲＴ１のＲＴＳ制御線をイネーブル状態にすることにより、ＣＤＭＡデータモジュール１１のＵＡＲＴ１からＰＰＰパケットデータの送信が、前述したシーケンス３０１〜３０３の場合と同様に可能となる（シーケンス３０９〜３１３）。
【００３４】
前述した本発明の実施形態によれば、端末等の制御装置にＵＡＲＴ入出力デバイスを１組設けるだけで、データモジュールの２組のＵＡＲＴインタフェースを使用可能とし、コストの低減を図ることができ、また、端末等の制御装置に使用されるハードウェア内でＵＡＲＴリソースが足りなくなるようなことを防止することができる。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、データモジュールと端末の制御装置と接続を、低コストで行うことができ、端末等の制御装置に使用されるハードウェア内でＵＡＲＴリソースが足りなくなるようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が前提とするプロトコルシーケンスについて説明する図である。
【図２】本発明の一実施形態でのＣＤＭＡデータモジュールと端末とを接続するインタフェース回路を説明する図である。
【図３】本発明の一実施形態でのプロトコルシーケンスの例について説明する図である。
【図４】固定電話回線に接続可能なモデム等のデータモジュールが取ることができるモードを説明する図である。
【図５】ＣＤＭＡによる無線通信回線に接続可能なＣＤＭＡデータモジュールが取ることができるモードを説明する図である。
【図６】前述したような従来技術によるＣＤＭＡデータモジュールと端末とを接続するインタフェース回路を説明する図である。
【符号の説明】
１１ ＣＤＭＡデータモジュール
１２ 端末の制御装置
１３ ＵＡＲＴ切り替え制御回路
１４〜１７ ゲート回路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a data module connection method and connection circuit, and more particularly to a data module connection method and connection circuit suitable for connection between a data module such as a modem connected to a CDMA line and a terminal such as a PC. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, there has been an increasing number of systems in which a terminal such as a PC is connected to a communication line via a data module such as a modem, and a terminal such as a PC is connected to an external device via the communication line for use. In this type of system, a modem and a terminal are connected by a UART that is a type of serial interface called RS232C, and a PC communicates with a communication partner connected to a communication line via a modem and a communication line. Or a control signal can be exchanged between the PC and the modem.
[0003]
FIG. 4 is a diagram for explaining modes that can be set by a data module such as a modem connectable to a fixed telephone line. As shown in the drawing, the modes that can be taken by the data module connected to the fixed telephone line are an offline mode (Off Line Mode), an online mode (On Line Mode), and an online command mode (On Line Command Mode). There are three modes: The offline mode is a state in which no function is performed, for example, immediately after the power is turned on. In this mode, the terminal connected to the data module makes a call using an ATD command via the UART and establishes the line connection, and then enters the online mode, and the terminal connects to the end of the communication line via the communication line. It is possible to perform communication with a communication partner connected to.
[0004]
When transmitting an AT command or the like from the terminal to the data module in the online mode, that is, when transmitting or receiving a control signal or the like between the terminal and the data module, a +++ command is transmitted. As a result, the data module enters the online command mode, and can transmit and receive control signals between the PC and the modem. For example, data is transmitted and received between the PC and the modem using an AT command or the like. be able to.
[0005]
If a TAT command or the like is transmitted in the online command mode, the data module shifts to the online mode again. Further, by disabling the DTR signal in the online command mode and the online mode, the data module can be shifted to the offline mode.
[0006]
As described above, the data module connected to the fixed telephone line has three modes, and a terminal such as a PC communicates with a communication partner connected to the end of the communication line via the data module and the communication line. , And exchange of control signals between the PC and the data module.
[0007]
Recently, a system in which a terminal such as a PC is connected to the outside via a wireless communication line using a CDMA data module has been operated.
[0008]
FIG. 5 is a diagram illustrating modes that can be taken by a CDMA data module that can be connected to a wireless communication line by CDMA.
[0009]
The CDMA data module can take only two modes, an offline mode and an online mode, as shown in the figure. In this offline mode, the terminal connected to the data module makes a call using an ATD command to establish a line connection, and then enters the online mode. The terminal is connected to the end of the communication line via the communication line. This is the packet data communication mode in which communication can be performed with the communication partner. However, since the CDMA data module does not have a specification to issue a +++ command and shift to the online command mode in the online mode as in the case of the data module connected to the fixed telephone line, the CDMA data module is not provided after the online mode. , Only the PPP packet data can be exchanged, and AT commands and the like cannot be accepted.
[0010]
For this reason, conventionally, a CDMA data module is provided with two interfaces, UART1 and UART2, performs transmission and reception of PPP packets using UART1, and transmits and receives data between the data module and the terminal after a wireless link is established. When the terminal needs to acquire real-time information in the CDMA data module such as the reception power (display of the number of antennas) and the transmission power, the UART2 is used to perform this.
[0011]
FIG. 6 is a diagram illustrating an interface circuit for connecting a CDMA data module and a terminal according to the related art as described above. In FIG. 6, reference numeral 11 denotes a CDMA data module, and reference numeral 12 denotes a terminal control device.
[0012]
As shown in FIG. 6, the interface connecting between the CDMA data module 11 and the control device 12 of the terminal includes two sets of interfaces UART1 and UART2. The UART1 interface includes DTR (data terminal ready), DSR (data set ready), RI (ring), DCD (data carrier detect), RTS (ring to send), CTS (clear to send), TXD (data transmission), It is composed of RXD (data reception) and ground interfaces. The UART2 interface is composed of a TXD (data transmission) and an RXD (data reception) interface.
[0013]
The UART1 interface performs RTS / CTS flow control, but the UART2 interface does not perform flow control. The UART1 interface processes an AT command in the offline mode and exchanges PPP data (HDLC packet) during packet communication.
[0014]
Further, the CDMA data module 11 and the control device 12 of the terminal are connected by a power supply line and a line for controlling the power supply, but they are not directly related to the present invention, and therefore, the description is omitted.
[0015]
As a conventional technique related to wireless communication using a UART interface, for example, a technique described in Patent Document 1 or the like is known.
[0016]
[Patent Document 1]
JP 11-355848 A
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the CDMA module according to the related art has two interfaces, UART1 and UART2, as interfaces. Therefore, a system in which a terminal or the like uses this CDMA module requires two UART input / output devices for a control device such as a terminal. It is necessary to prepare a set, and therefore, two sets of the UART circuit and the connector pin must be provided, and there is a problem that extra cost is required. Further, depending on the configuration of hardware used for the control device of the terminal, there is a problem that two sets of UART resources in the hardware cannot be allocated to the CDMA data module side.
[0018]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described problems of the prior art, and to provide a UART input / output device in a control device such as a terminal so that two UART interfaces of a data module can be used, thereby reducing costs. It is an object of the present invention to provide a connection method and a connection circuit of a data module, which can realize the following.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the object is to provide a method for connecting a data module having two sets of UART interfaces for connecting to a CDMA line and a control device provided in a terminal and having one set of UART interfaces. In response to a UART switching control signal from the terminal control device, the terminal of the UART interface of the terminal control device is selectively connected to one of the two sets of TXD and RXD terminals of the two UARTs in the data module. This is achieved by connecting to
[0020]
Also, the object is that one of the two sets of UART interfaces in the data module is an interface for the control device of the terminal to communicate via the data module and the communication line, and the other is a control device of the terminal. And the data module are interfaces for transmitting and receiving control signals.
[0021]
In addition, the object is to provide a data module connection circuit for connecting a data module having two sets of UART interfaces and connecting to a CDMA line and a control device provided in a terminal and having one set of UART interfaces. A UART switching control circuit is provided between the TXD and RXD terminals of each of the two sets of UART interfaces of the module and the TXD and RXD terminals of the UART interface of the control device of the terminal. Terminal of the UART interface of the control device of the terminal is selectively connected to the terminal of one of the two sets of TXD and RXD terminals of the UART in the data module by the UART switching control signal from the control device of the terminal. It is achieved by doing.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a method and a circuit for connecting a data module to a terminal according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 is a diagram illustrating a protocol sequence assumed by the present invention. Before describing an embodiment of the present invention, a protocol sequence assumed by the present invention will be described first with reference to FIG.
[0024]
As described in the section of the related art, the UART1 interface performs RTS / CTS flow control, but the UART2 interface does not perform flow control. The UART1 interface processes an AT command in the offline mode and exchanges PPP data (HDLC packet) during packet communication. As shown in FIG. 1, the protocol sequence of the AT command and the PPP packet in the UART1 interface is a sequence completed for one command transmission (Request Packet) by receiving a response to the command (Response Packet). . For example, when an outgoing call is made by an AT command, an OK or CONNECT response is always received in response to the transmission of the ATD #### command.
[0025]
As described above, the protocol sequence presupposed by the present invention is a protocol sequence that is completed by receiving a response to a command for one command transmission, and the response to those commands is not random for a plurality of command transmissions. It is not a protocol sequence as obtained in
[0026]
FIG. 2 is a diagram illustrating an interface circuit for connecting a CDMA data module and a terminal according to an embodiment of the present invention, and FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a protocol sequence according to an embodiment of the present invention. 2, 13 is a UART switching control circuit, 14 to 17 are gate circuits, and other symbols are the same as those in FIG.
[0027]
The interface connecting the CDMA data module 11 and the terminal control device 12 in the embodiment of the present invention shown in FIG. 2 is the TXD of the UART1 in the CDMA data module 11 in the prior art described with reference to FIG. The UART switching control circuit 14 is provided between the RXD terminal and the UART2 TXD and RXD terminals and the UART1 TXD and RXD terminal in the terminal control device 12. Then, a terminal for outputting a UART switching control signal for controlling a plurality of gate circuits in the UART switching control circuit 14 is provided in the terminal control device 12, and the TXD and RXD terminals of the UART1 of the terminal control device 12 are connected to the CDMA data. In the module 11, the UART1 can be selectively connected to the TXD and RXD terminals of the UART1 or to the TXD and RXD terminals of the UART2.
[0028]
The UART switching control circuit 14 includes gate circuits 14 and 15 for connecting the TXD and RXD terminals of the UART1 of the CDMA data module 11 to the TXD and RXD terminals of the UART1 of the terminal control device 12, and the UART2 of the CDMA data module 11. Gate circuits 16 and 17 are provided for connecting the terminals of TXD and RXD to the terminals of TXD and RXD of UART1 of the control device 12 of the terminal. The gate circuits 14 and 15 and the gate circuits 16 and 17 are exclusively controlled by a UART switching control signal of “1” or “0” output from the control device 12 of the terminal, that is, one of them is CDMA. When the data module 11 is connected to the control device 12 of the terminal, the other is controlled to cut off the connection.
[0029]
Next, an example of a protocol sequence in communication between the CDMA data module 11 having the interface configured as described above and the control device 12 of the terminal will be described with reference to FIG.
[0030]
Now, the terminal control device 12 connects the UART switching control circuit 13 with the UART1 TXD and RXD terminals of the terminal control device 12 to the UART1 TXD and RXD terminals of the CDMA data module by the UART switching signal (sequence 301). Then, the RTS signal of the UART1 is enabled, the baud rate for the UART1 is changed, the PPP request packet data is transmitted (sequence 302) using the UART1 of the CDMA data module, and the response (response) packet is received (sequence). 303).
[0031]
At this point, it is assumed that the control device 12 of the terminal intends to perform the special monitor command communication using the UART2 of the CDMA data module 11. In this case, the control device 12 of the terminal first connects the UART switching control circuit 13 with the TXD and RXD terminals of the UART1 of the control device 12 of the terminal to the TXD and RXD terminals of the UART2 of the CDMA data module by a UART switching signal ( Sequence 304), the RTS signal of UART1 is disabled, and the baud rate for UART2 is changed to, for example, 115.2 Kbps for UART2. As a result, the transmission request from the CDMA data module 11 is disabled, and thereafter, the CDMA data module 11 suspends the PPP packet data transmission by the UART1 of the control device 12 of the terminal.
[0032]
Next, the control device 12 of the terminal acquires various real-time monitor information for the UART 2 of the CDMA data module 11 using a special monitor command. In the illustrated example, the transmission of the monitor special request packet 1 and the reception of the response packet 1 in response thereto (sequences 305 and 306), the subsequent transmission of the monitor special request packet 2 and the reception of the response packet 2 in response thereto (sequences 307 and 308). Is shown.
[0033]
After that, the UART switching control signal is again switched to the UART1 side, and then the RTS control line of the UART1 is enabled, so that the transmission of the PPP packet data from the UART1 of the CDMA data module 11 is performed in the above-described sequence 301 to 303. This becomes possible as in the case (sequences 309 to 313).
[0034]
According to the above-described embodiment of the present invention, by providing one set of UART input / output devices in a control device such as a terminal, two sets of UART interfaces of data modules can be used, and cost can be reduced. In addition, it is possible to prevent a shortage of UART resources in hardware used for a control device such as a terminal.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the connection between the data module and the control device of the terminal can be performed at low cost, and the UART resources may be insufficient in the hardware used for the control device such as the terminal. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a protocol sequence on which the present invention is based.
FIG. 2 is a diagram illustrating an interface circuit that connects a CDMA data module and a terminal according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a protocol sequence according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating modes that can be set by a data module such as a modem connectable to a fixed telephone line.
FIG. 5 is a diagram illustrating modes that a CDMA data module connectable to a wireless communication line using CDMA can take;
FIG. 6 is a diagram illustrating an interface circuit for connecting a CDMA data module and a terminal according to the related art as described above.
[Explanation of symbols]
11 CDMA Data Module 12 Terminal Control Device 13 UART Switching Control Circuits 14-17 Gate Circuit
