JP2004322717A - 車両用ホイール及び車両用タイヤ - Google Patents

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龍一 木島
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Abstract

【課題】段差のある路面を乗り越える際においても、路面に対する接地幅を大きくでき、乗り心地を高められるようにする。
【解決手段】タイヤ2のうち、車両の内側に位置する内側サイドウォール2Bを車両の外側に位置する外側サイドウォール2Cよりも径方向に対する長さ寸法を長く設定する。また、内側サイドウォール2Bの長さ寸法及び外側サイドウォール2Cの長さ寸法に対応して、リム4の内側ビードシート部の外径を、外側ビードシート部の外径よりも小さく設定する。これにより、段差のある路面を乗り越える際に、アーム7と一体となった車輪1が連結部6Aを中心に回動して車両の内側に倒れるように大きく傾いたとしても、内側サイドウォール2Bを外側サイドウォール2Cよりも大きく弾性変形させて、タイヤ2の接地幅を広げるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に装備される車輪に用いて好適な車両用ホイール及び車両用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に装備される車輪は、車両用ホイールと、車両用ホイールの外周側に装着される車両用タイヤとによって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そこで、この種の従来技術による車輪を備えた車両について図5(a)及び(b)を参照して説明する。図5(a)は、従来技術による車両の模式図である。
【0004】
図5(a)において、車両のボディである車体101には、アーム102(実際は、ロアアーム、アッパアーム等の複数の部材によって構成される)を介して車輪103が連結されている。この車輪103は、車両用ホイール(図示せず)と、車両用ホイールの外周側に装着される車両用タイヤ104(以下、タイヤ104という)とによって構成されている。
【0005】
また、車体101とアーム102との間にはショックアブソーバ105が伸縮可能に設けられている。このショックアブソーバ105は、アーム102と共に車輪103を車体101に対して弾性支持するサスペンションを構成し、路面からの振動、衝撃等が車輪103に加えられたときに、この振動等を吸収し、乗り心地を高めるものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−201604号公報((問題点を解決するための手段)の欄、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来技術による車両は、車輪103に対して路面からの振動等が加えられたときには、ショックアブソーバ105が上下に伸縮しつつ、車輪103が、車体101に対するアーム102の連結部102Aを中心に図5(a)中の矢示a,a′方向へと回動するように構成されている。
【0008】
このため、ショックアブソーバ105のストローク量を大きく設定している車両、つまりサスペンションを軟らかめに設定している車両は、図5(b)に示すように段差のある路面を乗り越える際等において、タイヤ104が車両の内側に倒れるように斜めに大きく傾くようになる。
【0009】
そして、特に扁平率の大きな幅広のタイヤ104は、前記のように斜めに大きく傾くと、タイヤ104のうち車両の内側部分104Aだけが接地して、路面に対するタイヤ104の接地幅がW1となって小さくなり、その結果、乗り心地が悪くなるばかりでなく、トラクション性能が低下するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、段差のある路面を乗り越える際においても、路面に対する接地幅を大きくでき、乗り心地が高められると共に、トラクション性能を向上できるようにした車両用ホイール及び車両用タイヤを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した課題を解決するために以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、外周側に幅方向で離間して車両用タイヤのビード部が着座して取り付けられる一対のビードシート部を有してなる車両用ホイールにおいて、前記一対のビードシート部のうち車両の内側に位置するビードシート部は、車両の外側に位置するビードシート部に比較して、外径を小さく設定したことを特徴とする車両用ホイールである。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、車両用ホイールのうち、車両の内側に位置するビードシート部(以下、内側ビードシート部という)を、車両の外側に位置するビードシート部(以下、外側ビードシート部という)に比較して外径を小さく設定しているので、車両の内側に位置するサイドウォールが外側に位置するサイドウォールよりも径方向に長い車両用タイヤを車両用ホイールに装着する場合でも、車両用タイヤの各ビード部を、それぞれ内側ビードシート部、外側ビードシート部に安定して取り付けることができる。そして、このような車両用タイヤを車両用ホイールに装着することにより、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが車両の内側に倒れるように斜めに傾いたとしても、車両の内側に位置するサイドウォールを外側に位置するサイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤを路面に広く接地させることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、接地面を構成するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向両側から連続してそれぞれ径方向内側に延びた一対のサイドウォール部と、前記各サイドウォール部の内周端に連続して設けられて車両用ホイールのビードシート部に着座して取り付けられる一対のビード部とを有してなる車両用タイヤにおいて、前記一対のサイドウォールのうち車両の内側に位置するサイドウォールは、車両の外側に位置するサイドウォールに比較して、径方向に対する長さ寸法を長く設定したことを特徴とする車両用タイヤである。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、車両用タイヤのうち、車両の内側に位置するサイドウォール(以下、内側サイドウォールという)を外側に位置するサイドウォール(以下、外側サイドウォールという)よりも径方向に長く設定したので、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが斜めに傾いたとしても、内側サイドウォールを外側サイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤのトレッド部を路面に広く接地させることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、接地面を構成するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向両側から連続してそれぞれ径方向内側に延びた一対のサイドウォール部と、前記各サイドウォール部の内周端に連続して設けられて車両用ホイールのビードシート部に着座して取り付けられる一対のビード部とを有してなる車両用タイヤにおいて、前記一対のサイドウォールのうち車両の内側に位置するサイドウォールは、車両の外側に位置するサイドウォールに比較して、ばね力を小さく設定したことを特徴とする車両用タイヤである。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、車両用タイヤのうち、車両の内側に位置するサイドウォール(以下、内側サイドウォールという)を外側に位置するサイドウォール(以下、外側サイドウォールという)よりもばね力を小さく設定したので、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが斜めに傾いたとしても、内側サイドウォールを外側サイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤのトレッド部を路面に広く接地させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ホイール及び車両用タイヤを自動車に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図3の添付図面に従って詳細に説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態に係る車輪を単体で示す断面図であり、図2は、図1中の車輪を用いて段差のある路面を乗り越えるときの状態を示す車両の概略図である。
【0019】
図1に示すように、車輪1は、車両用タイヤ2(以下、タイヤ2という)と、ディスク3の外周側にリム4が設けられた車両用ホイール5(以下、ホイール5という)とによって構成され、リム4の外周側にはタイヤ2が装着されている。
【0020】
そして、図2に示すように、車輪1は、前記従来技術とほぼ同様に、車両のボディである車体6にアーム7を介して連結されている。また、車体6とアーム7との間にはショックアブソーバ8が伸縮可能に設けられている。このショックアブソーバ8は、アーム7と共に車輪1を車体6に対して弾性支持するサスペンションを構成し、路面からの振動、衝撃等が車輪1に加えられたときに、この振動等を吸収し、乗り心地を高めるものである。
【0021】
また、図1に示すようにタイヤ2は、路面に接地する接地面(図2参照)を構成するトレッド部2Aと、このトレッド部2Aの幅方向両端のうち車両の内側に位置する端部側から連続して径方向内側に延びた内側サイドウォール2Bと、トレッド部2Aの幅方向両端のうち車両の外側に位置する端部側から連続して径方向内側に延びた外側サイドウォール2Cと、内側サイドウォール2Bの内周端及び外側サイドウォール2Cの内周端にそれぞれ連続して設けられた一対のビード部2D,2Eとを有している。また、内側サイドウォール2Bの厚みと外側サイドウォール2Cの厚みはほぼ同一に形成されている。
【0022】
ここで、図1に示すように、タイヤ2は、内側サイドウォール2Bの径方向に対する長さ寸法d1が外側サイドウォール2Cの径方向に対する長さ寸法d2に比較して、長く(d1>d2)なるように設定されている。このため、タイヤ2は、トレッド部2Aに対する内側サイドウォール2Bの扁平率が例えば約50%となって大きくなるのに対し、トレッド部2Aに対する外側サイドウォール2Cの扁平率は例えば約30%となって小さくなる。
【0023】
なお、図2に示すように、内側サイドウォール2Bから車体6とアーム7との連結部7Aまでの距離をL1とし、外側サイドウォール2Cから車体6とアーム7との連結部7Aまでの距離をL2としたときに、図1に示すd1及びd2との関係は、(d1/L2)≒(d2/L1)となるように設定することが好ましい。
【0024】
また、図1及び図3に示すように、ホイール5のリム4には、車両の内側に位置する内側ビードシート部4Aと、車両の外側に位置する外側ビードシート部4Bとがリム4の幅方向に離間して設けられている。そして、これら各ビードシート部4A,4Bにはタイヤ2のビード部2D,2Eが着座して取り付けられている。また、リム4の幅方向両端側には、内側ビードシート部4A及び外側ビードシート部4Bからそれぞれ上向きに突出してリムフランジ4C,4Dが設けられている。
【0025】
ここで、図1に示すように、ホイール5のリム4のうち、内側ビードシート部4Aの外径D1は、外側ビードシート部4Bの外径D2よりも小さく(D1<D2)設定されている。
【0026】
このように構成される本実施の形態によると、走行時に車輪1に対して路面からの振動、衝撃等が加えられたときには、ショックアブソーバ8が上下に伸縮しつつ、車輪1が連結部7Aを中心に回動するようになる。
【0027】
ところで、サスペンションを軟らかめに設定した場合には、図2に示すように段差のある路面を乗り越えようとすると、アーム7と一体となった車輪1が連結部7Aを中心に回動して大きく傾くようになる。そして、扁平率の大きなタイヤ2をホイール5に装着した場合、前記のように車輪1が大きく傾くとタイヤ2の接地幅が小さくなる。
【0028】
そこで、本実施の形態は、タイヤ2のうち、内側サイドウォール2Bを外側サイドウォール2Cよりも径方向に対する長さ寸法を長く設定する構成としている。このため、前記のように車輪1が車両の内側に倒れるように傾いたときには、内側サイドウォール2Bを外側サイドウォール2Cよりも大きく弾性変形させることができる(図2参照)。
【0029】
従って、本実施の形態によれば、路面に対するタイヤ2のトレッド部2Aの接地幅W2を、前記従来技術で述べた接地幅W1よりも広げる(W2>W1)ことができ、その結果、トレッド部2Aを路面に安定して接地させることができ、乗り心地を高め、トラクション性能を向上することができる。
【0030】
また、図1に示すように、タイヤ2の内側サイドウォール2Bの径方向長さ及び外側サイドウォール2Cの径方向長さに対応して、リム4の内側ビードシート部4Aの外径D1を外側ビードシート部4Bの外径D2よりも小さく設定したので、タイヤ2のビード部2D,2Eをそれぞれ内側ビードシート部4A及び外側ビードシート部4Bに密着状態で安定して着座させることができ、タイヤ2のビード部2D,2Eとリム4との間のシール性を良好に保つことができる。
【0031】
また、図3に示すようにタイヤ2をホイール5に組み付けるときには、ビード部2Eよりも内径が大きなビード部2D側から、ビードシート部4Bよりも外径が小さなビードシート部4A側に向けてタイヤ2を組み付けることにより、タイヤ2のビード部2Dがリム4のリムフランジ4C等に干渉することなく、タイヤ2の組み付けを円滑に行うことができる。
【0032】
さらに、タイヤ2は、ドレッド部2Aに対する外側サイドウォール2Cの扁平率を、トレッド部2Aに対する内側サイドウォール2Bの扁平率よりも小さく設定できるから、車両の外側からみたタイヤ2の外観(意匠性)を向上させることができる。
【0033】
(第2の実施の形態)
次に、図4は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、タイヤの内側サイドウォールの厚みを外側サイドウォールの厚みに比較して、小さく設定したことにある。
【0034】
図4に示すように、本実施の形態に係る車輪21は、車両用タイヤ22(以下、タイヤ22という)と、ディスク23の外周側にリム24が設けられた車両用ホイール25(以下、ホイール25という)とによって構成され、リム24の外周側にはタイヤ22が装着されている。
【0035】
また、タイヤ22は、前記第1の実施の形態と同様に、トレッド部22A、内側サイドウォール22B、外側サイドウォール22C及びビード部22D,22Eを有している。しかし、本実施の形態は、図4に示すように、内側サイドウォール22Bの厚み寸法A1を外側サイドウォール2Cの厚み寸法A2よりも小さく(A1<A2)形成している点で、第1の実施の形態のものとは異なっている。このため、内側サイドウォール22Bのばね力、つまり、ばね定数K1は、外側サイドウォール22Cのばね力、つまり、ばね定数K2よりも小さく(K1<K2)設定される。
【0036】
なお、内側サイドウォール22Bから車体6とアーム7との連結部6Aまでの距離をL1(図2参照)とし、外側サイドウォール22Cから車体6とアーム7との連結部6Aまでの距離をL2(図2参照)としたときに、ばね定数K1及びK2との関係は、(K1/L1)≒(K2/L2)となるように設定することが好ましい。
【0037】
さらに、ホイール25のリム24は、第1の実施の形態と同様に、内側ビードシート部24A、外側ビードシート部24B及びリムフランジ24C,24Dを有している。
【0038】
しかし、本実施の形態は、内側ビードシート部24Aの外径D3と外側ビードシート部24Bの外径D4をほぼ同一に設定している点で、前記第1の実施の形態のものとは異なっている。
【0039】
このように構成される本実施の形態でも、タイヤ22の内側サイドウォール22Bのばね力を外側サイドウォール22Cのばね力よりも小さく設定したので、車輪21が段差のある路面を乗り越える際に、車輪21が車両の内側に倒れるように斜めに傾いたときには(図2参照)、内側サイドウォール22Bを外側サイドウォール22Cよりも大きく弾性変形させることができ、路面に対するトレッド部22Aの接地幅を広げてトレッド部22Aを路面に安定して接地させることができ、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0040】
なお、第2の実施の形態では、タイヤ22の内側サイドウォール22Bの厚みを内側サイドウォール2Cの厚みよりも小さく形成することにより、内側サイドウォール22Bのばね力を外側サイドウォール22Cのばね力よりも小さく設定する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限ることなく、例えば、内側サイドウォールの厚みと外側サイドウォールの厚みをほぼ同一に設定すると共に、内側サイドウォールを外側サイドウォールよりも軟質な材料を用いて形成してもよい。
【0041】
また、第1の実施の形態では、タイヤ2のうち、内側サイドウォール2Bを外側サイドウォール2Cよりも径方向に対する長さ寸法を長く設定すると共に、内側サイドウォール2Bの厚みと内側サイドウォール2Cの厚みをほぼ同一に形成する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限ることなく、例えば、内側サイドウォールを外側サイドウォールよりも径方向に対する長さ寸法を長く設定し、さらに、内側サイドウォールの厚みを外側サイドウォール2Cの厚みよりも小さく形成する構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、請求項1の発明によれば、車両の内側に位置するサイドウォールが外側に位置するサイドウォールよりも径方向に長い車両用タイヤを、車両用ホイールに装着する場合でも、車両用タイヤの各ビード部を、それぞれ車両の内側に位置するビードシート部及び車両の外側に位置するビードシート部に安定して取り付けることができ、これら各ビードシート部に対するビード部の密着性を高めることができる。そして、このような車両用タイヤを車両用ホイールに装着することにより、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが車両の内側に倒れるように斜めに傾いたとしても、車両の内側に位置するサイドウォールを外側に位置するサイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤを路面に広く接地させることができ、その結果、乗り心地を高められると共に、トラクション性能を向上することができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、車両用タイヤのうち、車両の内側に位置するサイドウォールを、外側に位置するサイドウォールに比較して、径方向に対する長さ寸法を長く設定したので、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが車両の内側に倒れるように斜めに傾いたとしても、車両の内側に位置するサイドウォールを外側に位置するサイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤのトレッド部を路面に広く接地させることができ、その結果、乗り心地を高められると共に、トラクション性能を向上することができる。
【0044】
請求項3に記載の発明によれば、車両の内側に位置するサイドウォールを外側に位置するサイドウォールよりもばね力を小さく設定したので、段差のある路面を乗り越える際等に、車両用タイヤが車両の内側に倒れるように斜めに傾いたとしても、車両の内側に位置するサイドウォールを外側に位置するサイドウォールよりも大きく弾性変形させ、この状態で車両用タイヤのトレッド部を路面に広く接地させることができ、その結果、乗り心地を高められると共に、トラクション性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車輪を単体で示す断面図である。
【図2】図1中の車輪を用いて段差のある路面を乗り越えるときの状態を示す車両の概略図である。
【図3】図1中のタイヤとホイールを分解した状態で示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る車輪を単体で示す断面図である。
【図5】従来技術による車両を示す概略図で、(a)は平坦な路面を走行しているときの状態を示す図、(b)は段差のある路面を乗り越えるときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1,21 車輪
2,22 車両用タイヤ
2A,22A トレッド部
2B,22B 内側サイドウォール
2C,22C 外側サイドウォール
2D,2E,22D,22E ビード部
3,23 ディスク
4,24 リム
4A,24A 内側ビードシート部
4B,24B 外側ビードシート部
5 車両用ホイール
6 車体
7 アーム
8 ショックアブソーバ

Claims (3)

  1. 外周側に幅方向で離間して車両用タイヤのビード部が着座して取り付けられる一対のビードシート部を有してなる車両用ホイールにおいて、前記一対のビードシート部のうち車両の内側に位置するビードシート部は、車両の外側に位置するビードシート部に比較して、外径を小さく設定したことを特徴とする車両用ホイール。
  2. 接地面を構成するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向両側から連続してそれぞれ径方向内側に延びた一対のサイドウォール部と、前記各サイドウォール部の内周端に連続して設けられて車両用ホイールのビードシート部に着座して取り付けられる一対のビード部とを有してなる車両用タイヤにおいて、
    前記一対のサイドウォールのうち車両の内側に位置するサイドウォールは、車両の外側に位置するサイドウォールに比較して、径方向に対する長さ寸法を長く設定したことを特徴とする車両用タイヤ。
  3. 接地面を構成するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向両側から連続してそれぞれ径方向内側に延びた一対のサイドウォール部と、前記各サイドウォール部の内周端に連続して設けられて車両用ホイールのビードシート部に着座して取り付けられる一対のビード部とを有してなる車両用タイヤにおいて、
    前記一対のサイドウォールのうち車両の内側に位置するサイドウォールは、車両の外側に位置するサイドウォールに比較して、ばね力を小さく設定したことを特徴とする車両用タイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007055481A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP6178529B1 (ja) * 2017-01-29 2017-08-09 博一 松下 キャンバー角対応タイヤ

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