JP2004320191A - 情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004320191A JP2004320191A JP2003108637A JP2003108637A JP2004320191A JP 2004320191 A JP2004320191 A JP 2004320191A JP 2003108637 A JP2003108637 A JP 2003108637A JP 2003108637 A JP2003108637 A JP 2003108637A JP 2004320191 A JP2004320191 A JP 2004320191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information terminal
- base station
- communication
- base stations
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させる。
【解決手段】移動体通信端末は、ステップS1において、基地局から位置情報を受信したと判定した場合、ステップS2に進み、受信した基地局の位置情報を、メモリで管理している位置情報と照合する。ステップS3において、移動体通信端末は、基地局から受信した位置情報が新しい位置情報であると判定した場合、ステップS4に進み、新しく受信した位置情報をメモリに追加する。ステップS5において、移動体通信端末は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数に応じて待ち受け画面を変更する。本発明は、例えば、携帯電話機などの移動体通信端末に適用することができる。
【選択図】 図5
【解決手段】移動体通信端末は、ステップS1において、基地局から位置情報を受信したと判定した場合、ステップS2に進み、受信した基地局の位置情報を、メモリで管理している位置情報と照合する。ステップS3において、移動体通信端末は、基地局から受信した位置情報が新しい位置情報であると判定した場合、ステップS4に進み、新しく受信した位置情報をメモリに追加する。ステップS5において、移動体通信端末は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数に応じて待ち受け画面を変更する。本発明は、例えば、携帯電話機などの移動体通信端末に適用することができる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることができるようにした情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信システムの通信品質評価方法としては、例えば、フィールドテストなどを用いて、移動体通信端末が同時に受信することができる基地局の数を調べることにより、通信システムの通信品質を評価するという方法が提案されている。
【0003】
また例えば、通信システムの通信品質を評価するだけでなく、通信システムの性能特性の変化に応じた情報を表示し、システムの現在の動作を視覚化するという方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特表平10−502794号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1には、基地局の数を利用して、移動体通信端末の動作に変化を与えるような技術は提案されていなかった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、基地局の数に応じて、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報端末装置は、基地局と通信する通信手段と、通信手段により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
所定の情報を表示する表示手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、表示手段により表示されている所定の情報を変更するようにすることができる。
【0009】
前記他の情報端末装置からの着呼を着信音で報知する報知手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている着信音の種類を変更するようにすることができる。
【0010】
前記他の情報端末装置からの着呼を光で報知する報知手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている光の発色を変更するようにすることができる。
【0011】
ゲームプログラムを実行する実行手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、実行手段により実行中のゲーム引数を、基地局の数に変更するようにすることができる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0015】
本発明においては、通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作が変更される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0017】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0018】
請求項1に記載の情報端末装置(例えば、図1の移動体通信端末1−1乃至1−3)は、基地局(例えば、図1の基地局2−1,2−2)と通信する通信手段(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理を実行する図2の受信レベル検出部27)と、通信手段により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更手段(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理を実行する図2のコントロール部42)とを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の情報端末装置は、所定の情報を表示する表示手段(例えば、図2のLCD50)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、表示手段により表示されている所定の情報(例えば、図6に示す画面101または図7に示す画面102)を変更することを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の情報端末装置は、他の情報端末装置からの着呼を着信音で報知する報知手段(例えば、図2のリンガ51)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている着信音の種類を変更することを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の情報端末装置は、他の情報端末装置からの着呼を光で報知する報知手段(例えば、図2のLED53)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている前記光の発色を変更することを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の情報端末装置は、ゲームプログラムを実行する実行手段(例えば、図8のステップS11の処理を実行する図2のCPU61)をさらに備え、変更手段は、実行手段により実行中のゲーム引数を、基地局の数に変更する(例えば、図8のステップS17の処理)ことを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の情報処理方法は、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とを含むことを特徴とする。
【0024】
請求項7に記載の記録媒体に記録されているプログラムは、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とを含むことを特徴とする。
【0025】
請求項8に記載のプログラムは、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る移動体通信ネットワークシステムの構成例を示す図である。このシステムにおいては、移動体通信網3に、固定無線端末である基地局2−1を介して移動体通信端末1−1,1−2が接続されているとともに、基地局2−2を介して移動体通信端末1−3が接続されている。
【0028】
基地局2−1,2−2(以下、基地局2−1,2−2を個々に区別する必要がない場合、単に基地局2と称する)は、移動体通信端末1−1乃至1−3を、例えば、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続の通信方式により無線接続し、大容量データを高速にデータ通信する。基地局2はまた、共通制御チャンネルを使って自己の位置情報を送信する。
【0029】
ここでW−CDMA方式は、スペクトル拡散を用いて、情報を広い帯域の電波に広げて送信するため、一部の帯域にノイズが混ざっても、他の帯域から信号を復調することができる。また、各チャンネルの情報を、ぞれぞれ異なる拡散符号を使って符号変調し、同じ周波数帯の電波に複数のチャンネルの通信を多重化して送信することができるため、受信側は、同じ拡散符号で復調することにより、特定のチャンネルの情報だけを受信することができる。
【0030】
移動体通信端末1−1乃至1−3(以下、移動体通信端末1−1乃至1−3を個々に区別する必要がない場合、単に移動体通信端末1と称する)は、基地局2−1,2−2とW−CDMA方式により大容量データを高速にデータ通信することができるので、音声通話に限らず、電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に及ぶデータ通信を実行することができる。
【0031】
移動体通信端末1はまた、基地局2から送信されてくる基地局の位置情報を定期的に受信し、自分が記憶している位置情報と照合し、一致している場合には、前回の照合時と同じセル内に位置していると判断し、待機状態に入る。一方、位置情報が一致しなくなった場合には(使用者が移動している場合には)、移動体通信端末1は、端末番号と新しい位置情報を、基地局2を介して、移動体通信網3の交換局11−1,11−2に接続されているHLR(Home Location Register)12,VLR(Visitor Location Register)13に送信する。これにより、HLR12,VLR13は、全ての移動体通信端末の位置情報を記憶し、全ての移動体通信端末が現在どの基地局のセル内に存在しているかを常に管理している。
【0032】
移動体通信網3は、交換局11−1,11−2、HLR12、VLR13、および移動体加入者管理用のデータベース(DB)14から構成されている。交換局11−1は、基地局2−1に接続され、交換局11−2は、基地局2−2に接続されており、相手先の移動体通信端末の電話番号に基づいて通信回線を接続し、呼び出し電波を発信する。交換局11−1,11−2はまた、全ての移動体通信端末の位置情報を記憶しているHLR12、VLR13、およびデータベース14に相互に接続されている。これにより、移動体通信端末1−1乃至1−3は、相互に通信を行うことができる。
【0033】
図1に示した移動体通信ネットワークシステムの例では、移動体通信端末1−1乃至1−3しか図示していないが、勿論、複数の移動体通信端末が移動体通信網3に接続されることは言うまでもない。
【0034】
図2は、移動体通信端末1の機能を示すブロック図である。
【0035】
共用部22は、アンテナ21で受信された受信信号を受信RF(Radio Frequency)部23に出力するとともに、送信RF部39より供給された送信信号をアンテナ21を介して送信する。
【0036】
受信RF部23は、アンテナ21および共用部22を介して受信した受信信号を低周波数成分にダウンコンバートし、乗算器24に出力する。乗算器24は、受信RF部23で周波数変換された音声信号、通信信号、または基地局2の位置情報に関する信号を、局発部25で発生される局部発振周波数の信号で復調し、受信A/D(Analog to Digital)変換部26に出力する。
【0037】
受信A/D変換部26は、乗算器24から入力された音声信号、通信信号、または基地局2の位置情報に関する信号をアナログデジタル変換処理し、受信レベル検出部27に出力する。受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データを3つの受信機81乃至83(図3)で受信し、それらのズレを補正し、合成したデータを受信復調部28に出力する。受信レベル検出部27はまた、受信A/D変換部26から入力された基地局2の位置情報に関するデータを、バス41を介してコントロール部42に供給する。
【0038】
受信復調部28は、受信レベル検出部27から入力された音声データを復調し、音声復号部29に出力する。受信復調部28はまた、受信レベル検出部27から入力された通信データを復調し、通信データ復号部32に出力する。
【0039】
音声復号部29は、受信復調部28で復調された音声データに所定の復号処理を施し、D/A(Digital to Analog)変換部30に出力する。D/A変換部30は、音声復号部29で復号された音声データをデジタルアナログ変換処理し、スピーカ31に出力する。スピーカ31は、D/A変換部30から入力された音声信号に対応する音声を出力する。
【0040】
通信データ復号部32は、受信復調部28で復調された通信データに所定の復号処理を施し、バス41を介してコントロール部42に出力する。
【0041】
マイクロフォン33は、音声通話モードにおいて、使用者の音声を集音し、A/D変換部34に出力する。A/D変換部34は、マイクロフォン33で集音された音声信号をアナログデジタル変換処理し、音声符号化部35に出力する。音声符号化部35は、A/D変換部34から入力された音声データに所定の符号化処理を施し、通信変調部36に出力する。
【0042】
通信データ符号化部40は、バス41を介してコントロール部42から供給された通信データ(例えば、後述するテキストデータ)に所定の符号化処理を施し、通信変調部36に出力する。
【0043】
通信変調部36は、音声符号化部35で符号化された音声データ、または通信データ符号化部40で符号化された通信データをI/Q成分に位相変換し、送信D/A変換部37に出力する。
【0044】
送信D/A変換部37は、通信変調部36で位相変換された音声データまたは通信データをデジタルアナログ変換処理し、乗算器38に出力する。乗算器38は、送信D/A変換部37から入力された音声信号または通信信号を、局振部25で発生される局部発振周波数の信号で変調し、送信RF部39に出力する。
【0045】
送信RF部39は、乗算器38から入力された音声信号または通信信号を、高周波数成分にコンバートして送信信号に変換した後、電力増幅し、共用部22およびアンテナ21を介して送信する。
【0046】
コントロール部42は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、およびEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)64で構成されており、移動体通信端末1の各部を統括的に制御する。
【0047】
CPU61は、ROM62に記憶されているプログラムに基づいて、各種の処理を実行する。ROM62は、CPU61が使用する各種プログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM63は、CPU61が各種の処理を実行する上で必要なデータや、各部との間でやり取りするデータなどを一時的に記憶する。EEPROM64は、移動体通信端末1の電源がオフされても、例えば、直前の設定条件などを記憶しておき、次の電源のオン時に、同じ設定を再現することができるようにするための設定パラメータなどを記憶する不揮発性メモリである。例えば、CPU61は、受信レベル検出部27から供給された、基地局2の位置情報を基地局番号に対応付け、基地局情報としてEEPROM64に記憶させる。その詳細は、図4を用いて後述する。
【0048】
コントロール部42は、データ通信モードにおいて、例えば、電子メールを送信する場合、キー操作部44の操作によって入力されたテキストデータを、バス41を介して通信データ符号化部40に出力する。コントロール部42はまた、データ通信モードにおいて、例えば、電子メールを受信する場合、通信データ復号部32から供給された元のテキストデータを、LCDインターフェース(I/F)49を介してLCD50に電子メールとして表示させる。
【0049】
コントロール部42はまた、受信レベル検出部27の受信機81乃至83(図3)がそれぞれ受信する信号の拡散符号を、バス41を介して設定する。
【0050】
キー操作部44は、「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー、電子メールキー、およびジョグダイヤルなどからなり、操作に対応した各種指示を、キーインターフェース43およびバス41を介して、コントロール部42に入力する。
【0051】
外部インターフェース45には、必要に応じて、外付けのドライブ71が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどのリムーバブルメディア72が適宜装着され、そこから読み出されたプログラムが、必要に応じてコントロール部42にインストールされる。
【0052】
外部インターフェース45はまた、外付けの情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)などと接続することができ、通信モデムを使用した情報処理の拡張ができるようになされている。
【0053】
カードドライブ47には、SIM(Subscriber Identity Module)カード48が適宜装着され、そこから読み出された個人情報が、必要に応じてカードインターフェース46を介してコントロール部42に供給される。すなわち、SIMカード48は、移動体通信端末1の契約者に関する個人情報を記録しており、カードドライブ47に装着することで利用者の識別に用いることができる。
【0054】
LCD(Liquid Crystal Display)50は、コントロール部42の制御の下、LCDインターフェース49を介して供給された、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、および画像などを表示する。
【0055】
リンガ51は、着信時に、コントロール部42の制御の下、擬声音(着信音)を発生して、着呼を使用者に報知する。バイブレータ52は、着信時に、コントロール部42の制御の下、振動を出力して、着呼を使用者に報知する。LED(Light−Emitting Diode)53は、着信時に、コントロール部42の制御の下、所定の光を発光して、着呼を使用者に報知する。
【0056】
図3は、受信A/D変換部26と受信レベル検出部27の詳細を示すブロック図である。
【0057】
受信A/D変換部26は、乗算器24から供給された音声信号または通信信号を、音声データまたは通信データに変換し、受信レベル検出部27の受信機81乃至83にそれぞれ出力するとともに、タイミング検出器84に出力する。
【0058】
タイミング検出器84は、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データに基づいて、受信データの始点を検出するためのタイミング情報を生成し、受信機81乃至83にそれぞれ供給する。
【0059】
受信機81乃至83は、それぞれ、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データを受信し、タイミング検出器84から供給されるタイミング情報に基づいてズレを補正した後、合成器85に出力する。合成器85は、受信機81乃至83からそれぞれ入力された音声データまたは通信データを合成して受信復調部28に出力する。これにより、移動体通信端末1は、安定した受信を実現することができる。
【0060】
受信機81乃至83はまた、コントロール部42からの制御に基づいて、受信する基地局の拡散符号が設定され、それぞれ異なるデータを受信することができる。これにより、移動体通信端末1は、ソフト・ハンドオーバ(複数の基地局と同時に通信すること)が可能になる。なお、コントロール部42は、各受信機81乃至83が、どの拡散符号を用いるかといった情報を管理しており、必要に応じてアプリケーション側に送出することもできる。
【0061】
図4は、EEPROM64が記憶する基地局情報の一例を表わしている。EEPROM64の各メモリ領域には、基地局番号に対応付けて、位置情報、および基地局群などの基地局情報が記憶されている。基地局番号は、各基地局にそれぞれ割り振られた固有の番号である。位置情報は、基地局の所在を示す情報である。基地局群は、同時に受信した複数の基地局を1つの群として扱うための情報である。図4の例では、“10”、“34”、“67”、“219”、“65”、“86”の基地局番号が“#1”の基地局群として扱われ、“432”、“54”、“67”、“235”、“40”、“76”、“150”の基地局番号が“#2”の基地局群として扱われている。
【0062】
次に、図5のフローチャートを参照して、移動体通信端末1が実行する、通信中の基地局数に応じて待ち受け画面を変化させる表示処理について説明する。この処理は、移動体通信端末1の本体の電源がオンされると、表示制御プログラムが起動されることにより実行される。また、この表示制御プログラムは、本体の電源がオンされている間、常時実行されるようにしてもよい。
【0063】
ステップS1において、受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、基地局2から位置情報を受信したか否かを判定し、基地局2の位置情報を受信するまで判定処理を繰り返す。そして、基地局2の位置情報を受信したと判定された場合、ステップS2に進み、受信レベル検出部27は、受信した基地局2の位置情報を、バス41を介してコントロール部42に供給する。コントロール部42のCPU61は、受信した基地局2の位置情報を、EEPROM64で管理している位置情報(図3)と照合する。
【0064】
ステップS3において、CPU61は、ステップS2の処理による照合の結果、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報であるか、すなわち、EEPROM64に記憶されていない位置情報であるか否かを判定し、新しい位置情報であると判定した場合、ステップS4に進む。ステップS4において、CPU61は、基地局2から新しく受信した位置情報をEEPROM64の空きメモリ領域に追加する。
【0065】
ステップS3において、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報ではない、すなわち、EEPROM64に既に記憶されている位置情報であると判定された場合、ステップS1に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0066】
ステップS5において、CPU61は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数に応じて、LCD50に表示させている待ち受け画面を変更する。具体的には、いま通信中の基地局数が“1”であった場合、CPU61は、この基地局数に応じて、例えば、図6に示されるような画面101に変更させる。また、いま通信中の基地局数が“2”であった場合、CPU61は、この基地局数に応じて、例えば、図7に示されるような画面102に変更させる。すなわち、CPU61は、基地局数に応じて変化させる、複数種類の画面データを保有しており、通信中の基地局数に応じた画面データをLCD50に供給し、そこに表示させる。
【0067】
ステップS5の処理の後、ステップS1に戻り、本体の電源がオフされるか、あるいは、表示制御プログラムの実行が終了されるまで、上述した処理が繰り返し実行される。
【0068】
このように、基地局2から新しく位置情報を受信(検出)することで、LCD50の待ち受け画面の表示を変化させることができる。またこのとき、画面表示を、図6に示すゴルフボールや図7に示すサッカーボールなどで表現する場合、基地局数と対応させるようにしてもよい。すなわち、いま通信中の基地局数が“2”であった場合、2個のゴルフボールや2個のサッカーボールを表示させるようにして、使用者に対し、通信可能な基地局数を視覚的に報知することもできる。
【0069】
また、画面表示の変化を起こさせるトリガは、通信中の基地局数だけでなく、例えば、通信中の基地局の基地局番号の総数に応じて、あるいは、過去から現在までに通信した基地局2の累計に応じて、LCD50の画面表示を変化させるようにしてもよく、これに限られるものではない。
【0070】
また、通信中の基地局数に応じてLCD50の画面表示を変化させるだけでなく、リンガ51が発生する着信音の種類を変化させたり、LED53が発光する光の発色を変化させるようにすることもできる。
【0071】
さらに、通信中の基地局数がランダムに変化することを利用して、ゲームプログラムの引数に適用することもできる。
【0072】
次に、図8のフローチャートを参照して、移動体通信端末1が実行する、通信中の基地局数をゲームプログラムの引数に利用するゲームプログラム処理について説明する。
【0073】
コントロール部42のCPU61は、使用者によりキー操作部44が操作され、所定のゲームプログラムの実行が指示されると、ステップS11において、そのゲームプログラム処理を開始する。ステップS12において、CPU61は、ゲームプログラム処理が終了したか否か、すなわち、いま実行中のゲームプログラムがゲームオーバしたか、あるいは、使用者によりキー操作部44が操作され、強制的にゲームプログラムが終了されたか否かを判定し、ゲームプログラム処理が終了していないと判定した場合、ステップS13に進む。
【0074】
ステップS13において、受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、基地局2から位置情報を受信したか否かを判定し、基地局2の位置情報を受信していないと判定した場合、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。そして、ステップS13において、基地局2の位置情報を受信したと判定された場合、ステップS14に進み、受信レベル検出部27は、受信した基地局2の位置情報を、バス41を介してコントロール部42に供給する。コントロール部42のCPU61は、受信した基地局2の位置情報を、EEPROM64で管理している位置情報(図3)と照合する。
【0075】
ステップS15において、CPU61は、ステップS14の処理による照合の結果、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報であるか、すなわち、EEPROM64に記憶されていない位置情報であるか否かを判定し、新しい位置情報であると判定した場合、ステップS16に進む。ステップS16において、CPU61は、基地局2から新しく受信した位置情報をEEPROM64の空きメモリ領域に追加する。
【0076】
ステップS15において、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報ではない、すなわち、EEPROM64に既に記憶されている位置情報であると判定された場合、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0077】
ステップS17において、CPU61は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数を、実行中のゲームプログラムのゲーム引数に利用する。
【0078】
ステップS17の処理の後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。そして、ステップS12において、ゲームプログラム処理が終了したと判定された場合、処理は終了される。
【0079】
このように、ランダムに変化する通信中の基地局数をゲーム引数に利用することで、単調になりがちなゲームプログラムが変化に富んだものとなる。
【0080】
以上のように、通信中の基地局数に応じて、LCD50の画面表示を変化させたり、リンガ51の着信音を変化させたり、あるいは、LED53の発色を変化させたりすることによって、さらには、通信中の基地局数がゲーム引数として利用されることによって、移動体通信端末1のエンタテイメント性が向上する。
【0081】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0082】
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどにより構成されるリムーバブルメディア72だけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM62などで構成される。
【0083】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0084】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、基地局の数に応じて、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることが可能となる。特に、基地局の数に応じて表示画面を変化させたり、基地局の数をゲーム引数に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体通信ネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図2】移動体通信端末の機能を示すブロック図である。
【図3】受信A/D変換部と受信レベル検出部の詳細を示すブロック図である。
【図4】EEPROMが記憶する基地局情報の一例を表わす図である。
【図5】移動体通信端末による表示処理を説明するフローチャートである。
【図6】表示画面の表示例を示す図である。
【図7】他の表示画面の表示例を示す図である。
【図8】移動体通信端末によるゲームプログラム処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1−1乃至1−3 移動体通信端末, 2−1,2−2 基地局, 3 移動体通信網, 27 受信レベル検出部, 42 コントロール部, 50 LCD, 51 リンガ, 53 LED, 61 CPU, 64 EEPROM
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることができるようにした情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信システムの通信品質評価方法としては、例えば、フィールドテストなどを用いて、移動体通信端末が同時に受信することができる基地局の数を調べることにより、通信システムの通信品質を評価するという方法が提案されている。
【0003】
また例えば、通信システムの通信品質を評価するだけでなく、通信システムの性能特性の変化に応じた情報を表示し、システムの現在の動作を視覚化するという方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特表平10−502794号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1には、基地局の数を利用して、移動体通信端末の動作に変化を与えるような技術は提案されていなかった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、基地局の数に応じて、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報端末装置は、基地局と通信する通信手段と、通信手段により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
所定の情報を表示する表示手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、表示手段により表示されている所定の情報を変更するようにすることができる。
【0009】
前記他の情報端末装置からの着呼を着信音で報知する報知手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている着信音の種類を変更するようにすることができる。
【0010】
前記他の情報端末装置からの着呼を光で報知する報知手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている光の発色を変更するようにすることができる。
【0011】
ゲームプログラムを実行する実行手段をさらに設けるようにすることができ、変更手段は、実行手段により実行中のゲーム引数を、基地局の数に変更するようにすることができる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、基地局と通信する通信ステップと、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0015】
本発明においては、通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作が変更される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0017】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0018】
請求項1に記載の情報端末装置(例えば、図1の移動体通信端末1−1乃至1−3)は、基地局(例えば、図1の基地局2−1,2−2)と通信する通信手段(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理を実行する図2の受信レベル検出部27)と、通信手段により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更手段(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理を実行する図2のコントロール部42)とを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の情報端末装置は、所定の情報を表示する表示手段(例えば、図2のLCD50)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、表示手段により表示されている所定の情報(例えば、図6に示す画面101または図7に示す画面102)を変更することを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の情報端末装置は、他の情報端末装置からの着呼を着信音で報知する報知手段(例えば、図2のリンガ51)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている着信音の種類を変更することを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の情報端末装置は、他の情報端末装置からの着呼を光で報知する報知手段(例えば、図2のLED53)をさらに備え、変更手段は、基地局の数に応じて、報知手段により報知されている前記光の発色を変更することを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の情報端末装置は、ゲームプログラムを実行する実行手段(例えば、図8のステップS11の処理を実行する図2のCPU61)をさらに備え、変更手段は、実行手段により実行中のゲーム引数を、基地局の数に変更する(例えば、図8のステップS17の処理)ことを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の情報処理方法は、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とを含むことを特徴とする。
【0024】
請求項7に記載の記録媒体に記録されているプログラムは、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とを含むことを特徴とする。
【0025】
請求項8に記載のプログラムは、基地局と通信する通信ステップ(例えば、図5のステップS1の処理または図8のステップS13の処理)と、通信ステップの処理により通信中の基地局の数に応じて、情報端末装置の動作を変更する変更ステップ(例えば、図5のステップS5の処理または図8のステップS17の処理)とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る移動体通信ネットワークシステムの構成例を示す図である。このシステムにおいては、移動体通信網3に、固定無線端末である基地局2−1を介して移動体通信端末1−1,1−2が接続されているとともに、基地局2−2を介して移動体通信端末1−3が接続されている。
【0028】
基地局2−1,2−2(以下、基地局2−1,2−2を個々に区別する必要がない場合、単に基地局2と称する)は、移動体通信端末1−1乃至1−3を、例えば、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続の通信方式により無線接続し、大容量データを高速にデータ通信する。基地局2はまた、共通制御チャンネルを使って自己の位置情報を送信する。
【0029】
ここでW−CDMA方式は、スペクトル拡散を用いて、情報を広い帯域の電波に広げて送信するため、一部の帯域にノイズが混ざっても、他の帯域から信号を復調することができる。また、各チャンネルの情報を、ぞれぞれ異なる拡散符号を使って符号変調し、同じ周波数帯の電波に複数のチャンネルの通信を多重化して送信することができるため、受信側は、同じ拡散符号で復調することにより、特定のチャンネルの情報だけを受信することができる。
【0030】
移動体通信端末1−1乃至1−3(以下、移動体通信端末1−1乃至1−3を個々に区別する必要がない場合、単に移動体通信端末1と称する)は、基地局2−1,2−2とW−CDMA方式により大容量データを高速にデータ通信することができるので、音声通話に限らず、電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に及ぶデータ通信を実行することができる。
【0031】
移動体通信端末1はまた、基地局2から送信されてくる基地局の位置情報を定期的に受信し、自分が記憶している位置情報と照合し、一致している場合には、前回の照合時と同じセル内に位置していると判断し、待機状態に入る。一方、位置情報が一致しなくなった場合には(使用者が移動している場合には)、移動体通信端末1は、端末番号と新しい位置情報を、基地局2を介して、移動体通信網3の交換局11−1,11−2に接続されているHLR(Home Location Register)12,VLR(Visitor Location Register)13に送信する。これにより、HLR12,VLR13は、全ての移動体通信端末の位置情報を記憶し、全ての移動体通信端末が現在どの基地局のセル内に存在しているかを常に管理している。
【0032】
移動体通信網3は、交換局11−1,11−2、HLR12、VLR13、および移動体加入者管理用のデータベース(DB)14から構成されている。交換局11−1は、基地局2−1に接続され、交換局11−2は、基地局2−2に接続されており、相手先の移動体通信端末の電話番号に基づいて通信回線を接続し、呼び出し電波を発信する。交換局11−1,11−2はまた、全ての移動体通信端末の位置情報を記憶しているHLR12、VLR13、およびデータベース14に相互に接続されている。これにより、移動体通信端末1−1乃至1−3は、相互に通信を行うことができる。
【0033】
図1に示した移動体通信ネットワークシステムの例では、移動体通信端末1−1乃至1−3しか図示していないが、勿論、複数の移動体通信端末が移動体通信網3に接続されることは言うまでもない。
【0034】
図2は、移動体通信端末1の機能を示すブロック図である。
【0035】
共用部22は、アンテナ21で受信された受信信号を受信RF(Radio Frequency)部23に出力するとともに、送信RF部39より供給された送信信号をアンテナ21を介して送信する。
【0036】
受信RF部23は、アンテナ21および共用部22を介して受信した受信信号を低周波数成分にダウンコンバートし、乗算器24に出力する。乗算器24は、受信RF部23で周波数変換された音声信号、通信信号、または基地局2の位置情報に関する信号を、局発部25で発生される局部発振周波数の信号で復調し、受信A/D(Analog to Digital)変換部26に出力する。
【0037】
受信A/D変換部26は、乗算器24から入力された音声信号、通信信号、または基地局2の位置情報に関する信号をアナログデジタル変換処理し、受信レベル検出部27に出力する。受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データを3つの受信機81乃至83(図3)で受信し、それらのズレを補正し、合成したデータを受信復調部28に出力する。受信レベル検出部27はまた、受信A/D変換部26から入力された基地局2の位置情報に関するデータを、バス41を介してコントロール部42に供給する。
【0038】
受信復調部28は、受信レベル検出部27から入力された音声データを復調し、音声復号部29に出力する。受信復調部28はまた、受信レベル検出部27から入力された通信データを復調し、通信データ復号部32に出力する。
【0039】
音声復号部29は、受信復調部28で復調された音声データに所定の復号処理を施し、D/A(Digital to Analog)変換部30に出力する。D/A変換部30は、音声復号部29で復号された音声データをデジタルアナログ変換処理し、スピーカ31に出力する。スピーカ31は、D/A変換部30から入力された音声信号に対応する音声を出力する。
【0040】
通信データ復号部32は、受信復調部28で復調された通信データに所定の復号処理を施し、バス41を介してコントロール部42に出力する。
【0041】
マイクロフォン33は、音声通話モードにおいて、使用者の音声を集音し、A/D変換部34に出力する。A/D変換部34は、マイクロフォン33で集音された音声信号をアナログデジタル変換処理し、音声符号化部35に出力する。音声符号化部35は、A/D変換部34から入力された音声データに所定の符号化処理を施し、通信変調部36に出力する。
【0042】
通信データ符号化部40は、バス41を介してコントロール部42から供給された通信データ(例えば、後述するテキストデータ)に所定の符号化処理を施し、通信変調部36に出力する。
【0043】
通信変調部36は、音声符号化部35で符号化された音声データ、または通信データ符号化部40で符号化された通信データをI/Q成分に位相変換し、送信D/A変換部37に出力する。
【0044】
送信D/A変換部37は、通信変調部36で位相変換された音声データまたは通信データをデジタルアナログ変換処理し、乗算器38に出力する。乗算器38は、送信D/A変換部37から入力された音声信号または通信信号を、局振部25で発生される局部発振周波数の信号で変調し、送信RF部39に出力する。
【0045】
送信RF部39は、乗算器38から入力された音声信号または通信信号を、高周波数成分にコンバートして送信信号に変換した後、電力増幅し、共用部22およびアンテナ21を介して送信する。
【0046】
コントロール部42は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、およびEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)64で構成されており、移動体通信端末1の各部を統括的に制御する。
【0047】
CPU61は、ROM62に記憶されているプログラムに基づいて、各種の処理を実行する。ROM62は、CPU61が使用する各種プログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM63は、CPU61が各種の処理を実行する上で必要なデータや、各部との間でやり取りするデータなどを一時的に記憶する。EEPROM64は、移動体通信端末1の電源がオフされても、例えば、直前の設定条件などを記憶しておき、次の電源のオン時に、同じ設定を再現することができるようにするための設定パラメータなどを記憶する不揮発性メモリである。例えば、CPU61は、受信レベル検出部27から供給された、基地局2の位置情報を基地局番号に対応付け、基地局情報としてEEPROM64に記憶させる。その詳細は、図4を用いて後述する。
【0048】
コントロール部42は、データ通信モードにおいて、例えば、電子メールを送信する場合、キー操作部44の操作によって入力されたテキストデータを、バス41を介して通信データ符号化部40に出力する。コントロール部42はまた、データ通信モードにおいて、例えば、電子メールを受信する場合、通信データ復号部32から供給された元のテキストデータを、LCDインターフェース(I/F)49を介してLCD50に電子メールとして表示させる。
【0049】
コントロール部42はまた、受信レベル検出部27の受信機81乃至83(図3)がそれぞれ受信する信号の拡散符号を、バス41を介して設定する。
【0050】
キー操作部44は、「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー、電子メールキー、およびジョグダイヤルなどからなり、操作に対応した各種指示を、キーインターフェース43およびバス41を介して、コントロール部42に入力する。
【0051】
外部インターフェース45には、必要に応じて、外付けのドライブ71が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどのリムーバブルメディア72が適宜装着され、そこから読み出されたプログラムが、必要に応じてコントロール部42にインストールされる。
【0052】
外部インターフェース45はまた、外付けの情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)などと接続することができ、通信モデムを使用した情報処理の拡張ができるようになされている。
【0053】
カードドライブ47には、SIM(Subscriber Identity Module)カード48が適宜装着され、そこから読み出された個人情報が、必要に応じてカードインターフェース46を介してコントロール部42に供給される。すなわち、SIMカード48は、移動体通信端末1の契約者に関する個人情報を記録しており、カードドライブ47に装着することで利用者の識別に用いることができる。
【0054】
LCD(Liquid Crystal Display)50は、コントロール部42の制御の下、LCDインターフェース49を介して供給された、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、および画像などを表示する。
【0055】
リンガ51は、着信時に、コントロール部42の制御の下、擬声音(着信音)を発生して、着呼を使用者に報知する。バイブレータ52は、着信時に、コントロール部42の制御の下、振動を出力して、着呼を使用者に報知する。LED(Light−Emitting Diode)53は、着信時に、コントロール部42の制御の下、所定の光を発光して、着呼を使用者に報知する。
【0056】
図3は、受信A/D変換部26と受信レベル検出部27の詳細を示すブロック図である。
【0057】
受信A/D変換部26は、乗算器24から供給された音声信号または通信信号を、音声データまたは通信データに変換し、受信レベル検出部27の受信機81乃至83にそれぞれ出力するとともに、タイミング検出器84に出力する。
【0058】
タイミング検出器84は、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データに基づいて、受信データの始点を検出するためのタイミング情報を生成し、受信機81乃至83にそれぞれ供給する。
【0059】
受信機81乃至83は、それぞれ、受信A/D変換部26から入力された音声データまたは通信データを受信し、タイミング検出器84から供給されるタイミング情報に基づいてズレを補正した後、合成器85に出力する。合成器85は、受信機81乃至83からそれぞれ入力された音声データまたは通信データを合成して受信復調部28に出力する。これにより、移動体通信端末1は、安定した受信を実現することができる。
【0060】
受信機81乃至83はまた、コントロール部42からの制御に基づいて、受信する基地局の拡散符号が設定され、それぞれ異なるデータを受信することができる。これにより、移動体通信端末1は、ソフト・ハンドオーバ(複数の基地局と同時に通信すること)が可能になる。なお、コントロール部42は、各受信機81乃至83が、どの拡散符号を用いるかといった情報を管理しており、必要に応じてアプリケーション側に送出することもできる。
【0061】
図4は、EEPROM64が記憶する基地局情報の一例を表わしている。EEPROM64の各メモリ領域には、基地局番号に対応付けて、位置情報、および基地局群などの基地局情報が記憶されている。基地局番号は、各基地局にそれぞれ割り振られた固有の番号である。位置情報は、基地局の所在を示す情報である。基地局群は、同時に受信した複数の基地局を1つの群として扱うための情報である。図4の例では、“10”、“34”、“67”、“219”、“65”、“86”の基地局番号が“#1”の基地局群として扱われ、“432”、“54”、“67”、“235”、“40”、“76”、“150”の基地局番号が“#2”の基地局群として扱われている。
【0062】
次に、図5のフローチャートを参照して、移動体通信端末1が実行する、通信中の基地局数に応じて待ち受け画面を変化させる表示処理について説明する。この処理は、移動体通信端末1の本体の電源がオンされると、表示制御プログラムが起動されることにより実行される。また、この表示制御プログラムは、本体の電源がオンされている間、常時実行されるようにしてもよい。
【0063】
ステップS1において、受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、基地局2から位置情報を受信したか否かを判定し、基地局2の位置情報を受信するまで判定処理を繰り返す。そして、基地局2の位置情報を受信したと判定された場合、ステップS2に進み、受信レベル検出部27は、受信した基地局2の位置情報を、バス41を介してコントロール部42に供給する。コントロール部42のCPU61は、受信した基地局2の位置情報を、EEPROM64で管理している位置情報(図3)と照合する。
【0064】
ステップS3において、CPU61は、ステップS2の処理による照合の結果、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報であるか、すなわち、EEPROM64に記憶されていない位置情報であるか否かを判定し、新しい位置情報であると判定した場合、ステップS4に進む。ステップS4において、CPU61は、基地局2から新しく受信した位置情報をEEPROM64の空きメモリ領域に追加する。
【0065】
ステップS3において、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報ではない、すなわち、EEPROM64に既に記憶されている位置情報であると判定された場合、ステップS1に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0066】
ステップS5において、CPU61は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数に応じて、LCD50に表示させている待ち受け画面を変更する。具体的には、いま通信中の基地局数が“1”であった場合、CPU61は、この基地局数に応じて、例えば、図6に示されるような画面101に変更させる。また、いま通信中の基地局数が“2”であった場合、CPU61は、この基地局数に応じて、例えば、図7に示されるような画面102に変更させる。すなわち、CPU61は、基地局数に応じて変化させる、複数種類の画面データを保有しており、通信中の基地局数に応じた画面データをLCD50に供給し、そこに表示させる。
【0067】
ステップS5の処理の後、ステップS1に戻り、本体の電源がオフされるか、あるいは、表示制御プログラムの実行が終了されるまで、上述した処理が繰り返し実行される。
【0068】
このように、基地局2から新しく位置情報を受信(検出)することで、LCD50の待ち受け画面の表示を変化させることができる。またこのとき、画面表示を、図6に示すゴルフボールや図7に示すサッカーボールなどで表現する場合、基地局数と対応させるようにしてもよい。すなわち、いま通信中の基地局数が“2”であった場合、2個のゴルフボールや2個のサッカーボールを表示させるようにして、使用者に対し、通信可能な基地局数を視覚的に報知することもできる。
【0069】
また、画面表示の変化を起こさせるトリガは、通信中の基地局数だけでなく、例えば、通信中の基地局の基地局番号の総数に応じて、あるいは、過去から現在までに通信した基地局2の累計に応じて、LCD50の画面表示を変化させるようにしてもよく、これに限られるものではない。
【0070】
また、通信中の基地局数に応じてLCD50の画面表示を変化させるだけでなく、リンガ51が発生する着信音の種類を変化させたり、LED53が発光する光の発色を変化させるようにすることもできる。
【0071】
さらに、通信中の基地局数がランダムに変化することを利用して、ゲームプログラムの引数に適用することもできる。
【0072】
次に、図8のフローチャートを参照して、移動体通信端末1が実行する、通信中の基地局数をゲームプログラムの引数に利用するゲームプログラム処理について説明する。
【0073】
コントロール部42のCPU61は、使用者によりキー操作部44が操作され、所定のゲームプログラムの実行が指示されると、ステップS11において、そのゲームプログラム処理を開始する。ステップS12において、CPU61は、ゲームプログラム処理が終了したか否か、すなわち、いま実行中のゲームプログラムがゲームオーバしたか、あるいは、使用者によりキー操作部44が操作され、強制的にゲームプログラムが終了されたか否かを判定し、ゲームプログラム処理が終了していないと判定した場合、ステップS13に進む。
【0074】
ステップS13において、受信レベル検出部27は、コントロール部42の制御の下、基地局2から位置情報を受信したか否かを判定し、基地局2の位置情報を受信していないと判定した場合、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。そして、ステップS13において、基地局2の位置情報を受信したと判定された場合、ステップS14に進み、受信レベル検出部27は、受信した基地局2の位置情報を、バス41を介してコントロール部42に供給する。コントロール部42のCPU61は、受信した基地局2の位置情報を、EEPROM64で管理している位置情報(図3)と照合する。
【0075】
ステップS15において、CPU61は、ステップS14の処理による照合の結果、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報であるか、すなわち、EEPROM64に記憶されていない位置情報であるか否かを判定し、新しい位置情報であると判定した場合、ステップS16に進む。ステップS16において、CPU61は、基地局2から新しく受信した位置情報をEEPROM64の空きメモリ領域に追加する。
【0076】
ステップS15において、基地局2から受信した位置情報が新しい位置情報ではない、すなわち、EEPROM64に既に記憶されている位置情報であると判定された場合、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0077】
ステップS17において、CPU61は、いま通信中の基地局数を計数し、その基地局数を、実行中のゲームプログラムのゲーム引数に利用する。
【0078】
ステップS17の処理の後、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。そして、ステップS12において、ゲームプログラム処理が終了したと判定された場合、処理は終了される。
【0079】
このように、ランダムに変化する通信中の基地局数をゲーム引数に利用することで、単調になりがちなゲームプログラムが変化に富んだものとなる。
【0080】
以上のように、通信中の基地局数に応じて、LCD50の画面表示を変化させたり、リンガ51の着信音を変化させたり、あるいは、LED53の発色を変化させたりすることによって、さらには、通信中の基地局数がゲーム引数として利用されることによって、移動体通信端末1のエンタテイメント性が向上する。
【0081】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0082】
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどにより構成されるリムーバブルメディア72だけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM62などで構成される。
【0083】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0084】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、基地局の数に応じて、移動体通信端末のエンタテイメント性を向上させることが可能となる。特に、基地局の数に応じて表示画面を変化させたり、基地局の数をゲーム引数に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体通信ネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図2】移動体通信端末の機能を示すブロック図である。
【図3】受信A/D変換部と受信レベル検出部の詳細を示すブロック図である。
【図4】EEPROMが記憶する基地局情報の一例を表わす図である。
【図5】移動体通信端末による表示処理を説明するフローチャートである。
【図6】表示画面の表示例を示す図である。
【図7】他の表示画面の表示例を示す図である。
【図8】移動体通信端末によるゲームプログラム処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1−1乃至1−3 移動体通信端末, 2−1,2−2 基地局, 3 移動体通信網, 27 受信レベル検出部, 42 コントロール部, 50 LCD, 51 リンガ, 53 LED, 61 CPU, 64 EEPROM
Claims (8)
- 他の情報端末装置と基地局を介して通信する情報端末装置において、
前記基地局と通信する通信手段と、
前記通信手段により通信中の前記基地局の数に応じて、前記情報端末装置の動作を変更する変更手段と
を備えることを特徴とする情報端末装置。 - 所定の情報を表示する表示手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記基地局の数に応じて、前記表示手段により表示されている前記所定の情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。 - 前記他の情報端末装置からの着呼を着信音で報知する報知手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記基地局の数に応じて、前記報知手段により報知されている前記着信音の種類を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。 - 前記他の情報端末装置からの着呼を光で報知する報知手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記基地局の数に応じて、前記報知手段により報知されている前記光の発色を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。 - ゲームプログラムを実行する実行手段をさらに備え、
前記変更手段は、前記実行手段により実行中のゲーム引数を、前記基地局の数に変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。 - 他の情報端末装置と基地局を介して通信する情報端末装置の情報処理方法において、
前記基地局と通信する通信ステップと、
前記通信ステップの処理により通信中の前記基地局の数に応じて、前記情報端末装置の動作を変更する変更ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 他の情報端末装置と基地局を介して通信する情報端末装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記基地局と通信する通信ステップと、
前記通信ステップの処理により通信中の前記基地局の数に応じて、前記情報端末装置の動作を変更する変更ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 他の情報端末装置と基地局を介して通信する情報端末装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記基地局と通信する通信ステップと、
前記通信ステップの処理により通信中の前記基地局の数に応じて、前記情報端末装置の動作を変更する変更ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108637A JP2004320191A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108637A JP2004320191A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004320191A true JP2004320191A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33470037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108637A Withdrawn JP2004320191A (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004320191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011211407A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nec Access Technica Ltd | 通信端末、無線lan監視方法、および無線lan監視プログラム |
JP2012178062A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nintendo Co Ltd | 通信システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003108637A patent/JP2004320191A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011211407A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nec Access Technica Ltd | 通信端末、無線lan監視方法、および無線lan監視プログラム |
JP2012178062A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nintendo Co Ltd | 通信システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7127237B2 (en) | Communication terminal having caller identification information display function | |
JP2002044729A (ja) | 携帯無線端末 | |
US7123903B2 (en) | Wireless telephone and wireless telephone system | |
KR101089016B1 (ko) | 무선 통신 단말 | |
JP2009267847A (ja) | 無線端末装置および無線ネットワークシステム | |
US5819174A (en) | Mobile telephone having an improved probability of receiving an incoming call | |
WO2008053869A1 (fr) | Terminal de communication sans fil, procédé de contrôle de communication de terminal de communication sans fil et système de communication sans fil | |
JP2004320191A (ja) | 情報端末装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム | |
JP4469233B2 (ja) | 携帯電話機 | |
KR100703485B1 (ko) | 현재 위치정보를 기초로 시간을 설정할 수 있는 비동기식이동 통신 단말기 및 이를 이용하여 시간을 설정하기 위한비동기식 이동 통신 시스템 및 방법 | |
JP4030271B2 (ja) | 移動通信端末 | |
US6658266B1 (en) | Mobile radio apparatus and control circuit thereof | |
KR100198747B1 (ko) | 개인 통신 시스템의 호출신호 재송출 방법 및 그 장치 | |
JP2008113235A (ja) | 無線通信端末 | |
JP2002359681A (ja) | 移動無線端末 | |
KR100703679B1 (ko) | 복수 개의 통신방식을 구비한 통신단말장치를 이용한 데이터 송/수신 방법 | |
KR19990001251U (ko) | 설정번호 부가 다이얼링기능을 갖는 휴대용 전화기 | |
JP3865387B2 (ja) | 移動体通信装置、チャネル切替方法及びプログラム | |
KR0165612B1 (ko) | 시간대별 접속 데이터를 이용한 통화접속 기능을 갖는 이동 단말기 및 그 접속 데이터를 이용한 통화접속 방법 | |
JP2000261852A (ja) | Cdma移動通信端末装置 | |
KR0121963B1 (ko) | 단말기의 위치 표시 방법 | |
KR100249673B1 (ko) | 링소리를 이용한 배터리 잔량 표시기능을 갖춘 이동단말기 | |
KR100245625B1 (ko) | 전화기의 입력번호 다이얼 대기방법 및 그 장치 | |
KR20040071969A (ko) | 착신벨 모드를 자동으로 전환하는 이동통신 단말기 및 그방법 | |
CN1361946A (zh) | 移动电信终端设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |