JP2004305496A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可変表示器12の表示画面を、3行3列のマトリクス状に配置された9個の表示領域に区画する。待機状態では、5個の表示領域が図柄表示領域121となっており、他の4個の表示領域が演出表示領域122となっている。図柄表示領域121の図柄変動が開始すると(図3(a)参照)、5個であった図柄表示領域121が増加される場合(図3(b)参照)と、5個のまま維持される場合(図3(c)参照)と、減少される場合(図3(d)参照)とがある。その後に3個以上の図柄表示領域121に同一図柄が停止表示すれば大当たりとなる。
【効果】遊技者の期待感を高めることができる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
始動口に遊技球が入るのに応答して大当たり抽選を行い、この大当たり抽選の結果が大当たりであれば、遊技者に有利な(多数個の賞球を獲得可能な)大当たり遊技を実行するパチンコ機が知られている。大当たり抽選の結果は、たとえば、複数の図柄表示領域にそれぞれ複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示器によって表示される。
【0003】
この種のパチンコ機の中には、たとえば、可変表示器の表示画面を、3行3列のマトリクス状に配置された9個の図柄表示領域に区画し、各図柄表示領域の図柄を変動させて、所定の停止ライン上(左右方向または斜め方向)に3個の同一図柄が停止した場合に大当たりとなるようなパチンコ機がある(たとえば、特許文献1参照)。
また、このように比較的多くの図柄表示領域に図柄を変動表示可能なパチンコ機の中には、所定の停止ライン上に同一図柄が停止した場合に大当たりとなるのではなく、複数の図柄表示領域に所定数以上の同一図柄が停止した場合に大当たりとなるようなパチンコ機もある(たとえば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−117404号公報
【特許文献2】
特開平6−246043号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、可変表示器の表示に関連して、遊技の興趣がより向上された遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、3個以上の表示領域(12a〜12i)を備え、当該表示領域のうちの2個以上の表示領域に同一図柄が停止表示された場合に当たりとなる遊技機であって、上記3個以上の表示領域は、それぞれ、図柄を変動表示するための図柄表示領域(121)と、図柄を変動表示しない図柄非表示領域(122)とに切り替わるようになっており、上記図柄表示領域は、2個以上存在することを特徴とする遊技機である。
【0007】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
上記遊技機は、たとえば、上記3個以上の表示領域を有する可変表示器(12)を備えている。
この構成によれば、表示領域を図柄表示領域と図柄非表示領域とに切り替えることができるので、図柄表示領域の個数を変化(増加または減少)させることができる。図柄表示領域の個数を増加させた場合、所定数(2個以上)の表示領域に同一図柄が停止する可能性が高く、当たりとなる可能性が高いという印象を遊技者に与えることができる。この場合、遊技者の期待感を高めることができるので、可変表示器の表示に関連して、遊技の興趣がより向上する。
【0008】
請求項2記載の発明のように、上記表示領域(12a〜12i)を4個以上有し、3個以上の表示領域に同一図柄が停止表示された場合に当たりとなるような構成であってもよい。
また、請求項3記載の発明のように、上記表示領域(12a〜12i)は、当たりとなるために必要な数の図柄表示領域を残して、図柄非表示領域(122)となり得るような構成であれば、図柄表示領域の個数が当たりとなるために必要な数(同一図柄が停止表示されて当たりとなるための表示領域の個数)よりも少なくなって、大当たりとなる可能性が全くなくなるといったことがないので、遊技者が興ざめするのを防止できる。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記表示領域(12a〜12i)を9個有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機である。
この場合、請求項5記載の発明のように、上記表示領域(12a〜12i)は、3行3列のマトリクス状に配置されていてもよい。
また、請求項6記載の発明のように、上記表示領域(12a〜12i)は、6個以下の範囲内で図柄非表示領域(122)となり得るようになっていてもよい。
【0010】
請求項7記載の発明は、上記図柄非表示領域(122)は、演出を行うための演出表示領域であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機である。
この構成によれば、図柄表示領域以外の表示領域(図柄非表示領域)で演出を行うことにより、遊技の興趣をさらに向上できる。
この場合、上記図柄非表示領域(122)には、キャラクタが表示されるようになっていてもよい。
【0011】
請求項8記載の発明は、上記図柄表示領域(122)の個数が多いほど、当たりとなる可能性が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機である。
この構成によれば、図柄表示領域の個数が多いほど、当たりとなる可能性(期待度)が高くなる。上述の通り、図柄表示領域の個数が多くなるほど、遊技者は当たりとなる可能性が高いという印象を受けるので、期待度をそれに対応させることによって、遊技を単純で分かりやすくすることができる。したがって、遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣がさらに向上する。
【0012】
上記3個以上の表示領域(12a〜12i)には、待機状態(図柄変動表示が行われていない状態)で所定数の図柄表示領域(121)が含まれ、他の表示領域は図柄非表示領域(122)となっていて、図柄表示領域を増加させる場合には、待機状態で図柄非表示領域(122)となっていた表示領域を図柄表示領域(121)に切り替える(30,S8)一方、図柄表示領域数を減少させる場合には、待機状態で図柄表示領域(121)となっていた表示領域を図柄非表示領域(122)に切り替える(30,S9)ようになっていてもよい。
【0013】
この構成によれば、各表示領域が図柄表示領域または図柄非表示領域にランダムに切り替わるような構成と比較して、図柄表示領域が変化(増加または減少)したことが遊技者に分かりやすい。したがって、遊技の興趣がより向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ機の構成を示す正面図である。このパチンコ機は、遊技盤1と、発射装置(図示せず)から遊技盤1に向けて発射する遊技球の勢いを調節するためのハンドル2と、発射装置から遊技盤1に向けて発射すべき遊技球を貯留しておくための上皿3と、上皿3に貯留しきれない遊技球を受けるための下皿4とを備えている。
【0015】
遊技盤1の周縁には、発射装置から発射された遊技球を遊技盤1の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール11が配置されている。遊技盤1には、多数本の障害釘(図示せず)が配設されており、ガイドレール11に沿って遊技盤1の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤1の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って落下していく。
遊技盤1のほぼ中央には、たとえば液晶表示器により構成される可変表示器12が配置されている。可変表示器12の表示画面は、たとえば、3行3列のマトリクス状に配置されたの計9個の表示領域12a〜12iに区画されていて、各表示領域12a〜12iにそれぞれ異なる表示内容(図柄やキャラクタなど)を表示できるようになっている。9個の表示領域12a〜12iのうち所定の表示領域(図柄表示領域121;図2参照)には、それぞれ複数種類の図柄(たとえば、「0」〜「9」の数字)を変動表示できる。
【0016】
可変表示器12の下方には、遊技球が入球可能な始動口13が配置されている。この始動口13に遊技球が入ると、図示しない賞球払出装置により予め定める個数の賞球(遊技球)が上皿3に払い出されると共に、遊技者に有利な(多数個の賞球を獲得可能な)大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。
可変表示器12の図柄表示領域121の図柄は、たとえば、始動口13に遊技球が入るのに応答して一斉に変動(高速変動)を開始する。後に詳述するが、可変表示器12に表示される図柄表示領域121の個数は、図柄変動開始後に変化(増加または減少)する場合がある。複数の図柄表示領域121の図柄は、所定時間経過後に停止されるようになっていて、それら複数の図柄表示領域121に停止表示された同一図柄の個数によって、大当たり抽選の結果が大当たりであるか否かが表示される。この実施形態では、たとえば、大当たり抽選の結果が大当たりの場合には、3個以上の図柄表示領域121に同一図柄が停止表示されるようになっていて、大当たり抽選の結果がはずれの場合には、複数の図柄表示領域121にすべて異なる図柄が停止表示されるか、または、2個の図柄表示領域121に同一図柄が停止表示されるようになっている。
【0017】
始動口13の下方には、たとえば、左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な大入賞口14が配置されている。この大入賞口14に関連して、大入賞口14に遊技球を案内する開状態および大入賞口14に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な開閉板15が設けられている。すなわち、開閉板15は、遊技盤1の盤面に沿った状態で大入賞口14を閉塞して、大入賞口14に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、大入賞口14の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に倒伏することにより、大入賞口14を開放して、大入賞口14上に落下してくる遊技球を大入賞口14内に導き入れることができる。
【0018】
大当たり遊技では、所定時間または所定個数の遊技球が大入賞口14に入るまで開閉板15を開状態にするといった動作を1ラウンドとし、この1ラウンド中に大入賞口14に入った遊技球のうち少なくとも1個が大入賞口14内の特別領域(いわゆるVゾーン)を通過していれば、次のラウンドを実行するといったようにして、開閉板15による大入賞口14の開放動作が所定の最大ラウンド継続数だけ行われる。大入賞口14への遊技球の入球に対しては、予め定める個数の賞球が上皿3に払い出されるようになっている。大当たり遊技では、容易に遊技球が大入賞口14に入るので、遊技者は多数個の賞球を獲得することができる。
【0019】
始動口13および大入賞口14に入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤1の下部に形成されたアウト球回収口16から機内に回収される。遊技盤1には、遊技球の流れに影響を与えるための風車や、遊技球の入球に対して賞球が付与されるだけの一般入賞口などが配置されていてもよい。
図2は、可変表示器12の待機状態における表示画面の一例を示す図である。
図1および図2を参照して、待機状態(始動口13への入球に基づく図柄変動表示が行われていない状態)では、9個の表示領域12a〜12iのうち中央の表示領域12eおよび4隅の表示領域12a,12c,12g,12iの計5個の表示領域が、複数種類の図柄(「0」〜「9」の数字)を変動表示可能な図柄表示領域121となっていて、その他の4個の表示領域12b,12d,12f,12hが、キャラクタを表示させて演出を行うための演出表示領域122となっている。
【0020】
図3は、始動口13に遊技球が入った場合の可変表示器12の表示の流れを説明するための図である。図柄表示領域121に示す白抜き矢印は、その図柄表示領域121の図柄が変動中であることを表している(以下同様)。
始動口13に遊技球が入ると、図2に示したような待機状態から、可変表示器12の図柄表示領域121の図柄が変動を開始する(図3(a)参照)。この実施形態では、図柄表示領域121の図柄が変動を開始すると、5個であった図柄表示領域121の個数が増加される場合(図3(b)参照)と、5個のまま維持される場合(図3(c)参照)と、減少される場合(図3(d)参照)とがある。図柄表示領域121の個数は、増加される場合には6〜9個のいずれかとなり、減少される場合には3個または4個となる。
【0021】
図柄表示領域121の個数を増加させた場合、3個以上の表示領域12a〜12iに同一図柄が停止する可能性が高く、大当たりとなる可能性が高いという印象を遊技者に与えることができる。この場合、遊技者の期待感を高めることができるので、遊技の興趣がより向上する。
この実施形態では、図柄変動領域121の個数が多くなるほど、その後に3個以上の図柄表示領域121に同一図柄が停止して大当たりとなる可能性(大当たり期待度)が高くなるように設定されている。上述の通り、図柄表示領域121の個数が多くなるほど、遊技者は大当たりとなる可能性が高いという印象を受けるので、大当たり期待度をそれに対応させることによって、遊技を単純で分かりやすくすることができる。したがって、遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣がさらに向上する。
【0022】
また、この実施形態では、図柄変動開始後、各表示領域12a〜12iは大当たりとなるために必要な数(同一図柄が停止表示されて大当たりとなるための表示領域の個数)である3個以上の図柄表示領域121を残して、図柄非表示領域122に切り替わり得る。したがって、図柄表示領域121の個数が大当たりとなるために必要な数(3個)よりも少なくなって、大当たりとなる可能性が全くなくなるといったことがないので、遊技者が興ざめするのを防止できる。
【0023】
図4は、このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
図4を参照して、このパチンコ機の制御回路は、たとえば、マイクロコンピュータで構成された制御部30を備えている。制御部30は、たとえば、制御の中枢となるCPU、制御時に必要なデータが書き込まれるRAM、プログラムソフトが記憶されたROMなどを含む。
制御部30には、始動口13に入る遊技球を検知して信号を出力する始動口センサ131が接続されていて、始動口センサ131が出力する信号が制御部30に入力されるようになっている。
【0024】
一方、制御部30には、可変表示器12、開閉板15などが制御対象として接続されており、制御部30は、始動口センサ131からの検知信号などに基づいて、これらの制御対象の動作を制御する。すなわち、制御部30は、始動口センサ131からの検知信号などに基づいて各種抽選を行い、その抽選結果に基づいて、可変表示器12や開閉板15などの動作を制御する。
図5は、始動口13に遊技球が入るのに応答して制御部30が行う制御内容を示すフローチャートである。
【0025】
図5を参照して、遊技者によってハンドル2が操作されて遊技が行われている間、制御部30は、始動口センサ131からの検知信号の入力の有無を監視している(ステップS1)。そして、始動口13に遊技球が入るのに応答して、始動口センサ131から検知信号が入力されると(ステップS1でYES)、制御部30は、大当たり抽選を行う(ステップS2)。
その後、制御部30は、図柄表示領域121の個数(図柄表示領域数)を決定するための図柄表示領域数抽選を行う(ステップS3)。この図柄表示領域数抽選では、制御部30は、大当たり抽選の結果が大当たりの場合とはずれの場合とで異なる抽選テーブルを用いて抽選を行う。より具体的には、大当たり抽選の結果が大当たりの場合には、図柄表示領域数抽選で決定される図柄表示領域121の個数が多く(たとえば、6〜9個)なる確率が高い抽選テーブルが用いられる一方、大当たり抽選の結果がはずれの場合には、図柄表示領域数抽選で決定される図柄表示領域121の個数が少なく(たとえば、3個または4個)なる確率が高い抽選テーブルが用いられる。
【0026】
図柄表示領域数抽選では、可変表示器12の9個の表示領域12a〜12iのうち、いずれの表示領域を図柄表示領域121にするかも決定されるようになっている。この実施形態では、図柄表示領域数抽選によって図柄表示領域121を増加させると決定された場合、待機状態で図柄表示領域121となっている表示領域12a,12c,12e,12g,12iの他に、演出表示領域122の中から図柄表示領域121に切り替える表示領域が決定される。一方、図柄表示領域数抽選によって図柄表示領域121を減少させると決定された場合には、待機状態で演出表示領域122となっている表示領域12b.12d.12f.12hの他に、図柄表示領域121の中から演出表示領域122に切り替える表示領域が決定される。
【0027】
図柄表示領域数抽選が実行された後、制御部30は、その図柄表示領域数抽選で決定した各図柄表示領域121に停止させる図柄を決定するための停止図柄抽選を行い(ステップS4)、待機状態で可変表示器12に表示されている5個の図柄表示領域121の図柄の変動を開始させる(ステップS5;図3(a)参照)。停止図柄抽選では、たとえば、図柄表示領域数抽選で決定された図柄表示領域数の分だけ停止図柄が決定され、その決定された各停止図柄をいずれの図柄表示領域121に停止させるかはランダムに決定される。したがって、大当たり抽選の結果が大当たりの場合、停止図柄抽選では、3個以上の同一図柄を含む図柄表示領域数分の停止図柄が決定され、それらの3個以上の同一図柄を停止させる図柄表示領域121をいずれの図柄表示領域121にするかはランダムに決定される。
【0028】
図柄表示領域数抽選で決定された図柄表示領域数が3個または4個の場合、すなわち、図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域121を減少させると決定された場合には(ステップS6でYES)、制御部30は、図柄表示領域121を減少させる演出(図柄表示領域数減少演出)を行うことにより、可変表示器12に表示されている5個の図柄表示領域121を決定された図柄表示領域数に減少させる(ステップS9;図3(d)参照)。
【0029】
一方、図柄表示領域数抽選で決定された図柄表示領域数が6〜9個の場合、すなわち、図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域121を増加させると決定された場合には(ステップS6でNO、ステップS7でYES)、制御部30は、図柄表示領域121を増加させる演出(図柄表示領域数増加演出)を行うことにより、可変表示器12に表示されている5個の図柄表示領域121を決定された図柄表示領域数に増加させる(ステップS8;図3(b)参照)。
【0030】
また、図柄表示領域数抽選で決定された図柄表示領域数が5個の場合、すなわち、図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域数を5個のままで維持すると決定された場合には(ステップS7でNO)、制御部30は、図柄表示領域数を増減させる演出を行うことなく、図3(a)に示したような図柄変動状態を維持する(図3(c)参照)。
その後、大当たり抽選の結果が大当たりの場合には(ステップS10でYES)、制御部30は、変動している各図柄表示領域121に停止図柄抽選で決定した図柄を停止させることにより、3個以上の図柄表示領域121に同一図柄を停止させた後(大当たり停止表示;ステップS11)、大当たり遊技を実行する(ステップS12)。一方、大当たり抽選の結果がはずれの場合には(ステップS10でNO)、制御部30は、変動している各図柄表示領域121に停止図柄抽選で決定した図柄を停止させることにより、複数の図柄表示領域121にすべて異なる図柄を停止表示させるか、または、2個の図柄表示領域121に同一図柄を停止表示させる(はずれ停止表示;ステップS13)。
【0031】
この実施形態では、たとえば、図柄表示領域121の図柄が停止するまでの間に、図柄表示領域121以外の表示領域(演出表示領域122)でキャラクタを用いた演出が行われるようになっている。これにより、遊技の興趣をさらに向上できる。
制御部30は、はずれ停止表示後(ステップS13)または大当たり遊技終了後(ステップS12)、可変表示器12の9個の表示領域12a〜12iのうち、中央の表示領域12eおよび4隅の表示領域12a,12c,12g,12iを図柄表示領域121にするとともに、その他の4個の表示領域12b,12d,12f,12hを演出表示領域122にすることにより、図柄表示領域数を5個に戻して、可変表示器12の表示画面を図2に示すような待機状態とする(ステップS14)。その後、再び始動口13に遊技球が入れば(ステップS1でYES)、制御部30は、図5のステップS2以降の制御を再び実行することとなる。
【0032】
図6は、図柄表示領域数増加演出時の可変表示器12の表示態様を説明するための図である。
図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域121を増加させると決定された場合には(図5のステップS7でYES)、図6(a)に示すような待機状態から図柄表示領域121の図柄が変動開始されるとともに、演出表示領域122のうち、図柄表示領域数抽選によってその後に図柄表示領域121に切り替えると決定された演出表示領域122(この例では、2行目1列目の表示領域12dと、2行目3列目の表示領域12f)にハートマークが表示される(出現する)ことにより、図柄表示領域数増加演出が行われる(図6(b)参照)。
【0033】
その後、図柄表示領域数増加演出が行われた演出表示領域122(表示領域12d,12f)の図柄が変動を開始する(図6(c)参照)。これにより、図柄表示領域数抽選で決定された個数(この例では、7個)の図柄表示領域121が変動状態となる。
そして、所定時間が経過した後、すべての図柄表示領域121の図柄が同時に停止して、図柄変動動作が終了する(図6(d)参照)。この例では、7個の図柄表示領域121のうち3個の図柄表示領域121(表示領域12a,12e,12f)に同一図柄「3」が停止(大当たり停止表示)されており、この後に大当たり遊技が実行される。
【0034】
図7は、図柄表示領域数減少演出時の可変表示器12の表示態様を説明するための図である。
図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域121を減少させると決定された場合には(図5のステップS6でYES)、図7(a)に示すような待機状態から図柄表示領域121の図柄が変動開始されるとともに、図柄表示領域121のうち、図柄表示領域数抽選によってその後に演出表示領域122に切り替えると決定された図柄表示領域121(この例では、3行目1列目の表示領域12gと、3行目3列目の演出表示領域12i)に下方からキャラクタが登場表示されることにより、図柄表示領域数減少演出が行われる(図7(b)参照)。
【0035】
そして、図柄表示領域数減少演出が行われた図柄表示領域121(表示領域12g,12i)が演出表示領域となり(図7(c)参照)、これにより、図柄表示領域数抽選で決定された個数(この例では、3個)の図柄表示領域121が変動状態となる。
その後、所定時間が経過すると、すべての図柄表示領域121の図柄が同時に停止して、図柄変動動作が終了する(図7(d)参照)。この例では、3個の図柄表示領域121にそれぞれ異なる図柄が停止(はずれ停止表示)されている。
【0036】
図8は、図柄表示領域数が5個のまま維持される場合の可変表示器12の表示態様を説明するための図である。
図柄表示領域数抽選の結果、図柄表示領域数が5個と決定された場合には(図5のステップS7でNO)、図8(a)に示すような待機状態から図柄表示領域121の図柄が変動開始される際、図柄表示領域122は図柄表示領域122のまま維持され、演出表示領域122は演出表示領域122のまま維持される(図8(b)参照)。これにより、図柄表示領域数抽選で決定された個数(5個)の図柄表示領域121が変動状態となる。
【0037】
その後、所定時間が経過すると、すべての図柄表示領域121の図柄が同時に停止して、図柄変動動作が終了する(図8(c)参照)。この例では、5個の図柄表示領域121にそれぞれ異なる図柄が停止(はずれ停止表示)されている。
この実施形態では、図柄表示領域数増加演出が行われる場合には、待機状態で演出表示領域122となっていた表示領域が図柄表示領域121に切り替わることによって図柄表示領域121が増加し、図柄表示領域数減少演出が行われる場合には、待機状態で図柄表示領域121となっていた表示領域が演出表示領域122に切り替わることによって図柄表示領域121が減少するので、各表示領域12a〜12iが図柄表示領域121または演出表示領域122にランダムに切り替わるような構成と比較して、図柄表示領域121が変化(増加または減少)したことが遊技者に分かりやすい。したがって、遊技の興趣がより向上する。
【0038】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、表示領域12a〜12iの個数は、9個に限らず、3個以上であれば他の個数であってもよい。この場合、複数の表示領域は、3行3列のマトリクス状に配置された構成に限らず、2行2列などのマトリクス状に配置されていてもよいし、マトリクス状に配置されていなくてもよい。
【0039】
図柄表示領域121以外の表示領域(図柄非表示領域)は、キャラクタを表示して演出を行うものに限らず、他の演出を行うような構成であってもよいし、演出を行わないような構成であってもよい。
可変表示器12は、大当たり抽選の結果を表示するためのものに限らず、他の抽選の結果を表示するためのものであってもよい。
上記実施形態では、パチンコ機を例にとって説明したが、この発明は、パチンコ機以外の他の遊技機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパチンコ機の構成を示す正面図である。
【図2】可変表示器の待機状態における表示画面の一例を示す図である。
【図3】始動口に遊技球が入った場合の可変表示器の表示の流れを説明するための図である。
【図4】このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】始動口に遊技球が入るのに応答して制御部が行う制御内容を示すフローチャートである。
【図6】図柄表示領域数増加演出時の可変表示器の表示態様を説明するための図である。
【図7】図柄表示領域数減少演出時の可変表示器の表示態様を説明するための図である。
【図8】図柄表示領域数が5個のまま維持される場合の可変表示器の表示態様を説明するための図である。
【符号の説明】
12 可変表示器
12a〜12i 表示領域
121 図柄表示領域
122 演出表示領域
30 制御部
Claims (8)
- 3個以上の表示領域を備え、当該表示領域のうちの2個以上の表示領域に同一図柄が停止表示された場合に当たりとなる遊技機であって、
上記3個以上の表示領域は、それぞれ、図柄を変動表示するための図柄表示領域と、図柄を変動表示しない図柄非表示領域とに切り替わるようになっており、
上記図柄表示領域は、2個以上存在することを特徴とする遊技機。 - 上記表示領域を4個以上有し、
3個以上の表示領域に同一図柄が停止表示された場合に当たりとなることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 上記表示領域は、当たりとなるために必要な数の図柄表示領域を残して、図柄非表示領域となり得ることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
- 上記表示領域を9個有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
- 上記表示領域は、3行3列のマトリクス状に配置されていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
- 上記表示領域は、6個以下の範囲内で図柄非表示領域となり得ることを特徴とする請求項4または5記載の遊技機。
- 上記図柄非表示領域は、演出を行うための演出表示領域であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
- 上記図柄表示領域の個数が多いほど、当たりとなる可能性が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。
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