JP2004303191A - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
紙幣の真偽判定結果が不確定であった紙幣の鑑別能力を上げ、真偽判定能力を向上させる。
【解決手段】
搬送機構によって搬送される紙葉類の特徴を検出する検出器と、検出部から得られる信号を増幅する増幅器と、増幅部にて増幅したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器でA/D変換した信号を用いて紙葉類の真偽を判定する判定手段を有し、検出器の信号読み取り精度を変更する制御部を備え、判定手段で不確定と判定された場合、制御部によって紙葉類の判定能力が高くなるように、検出器の増幅率または分解能を変更し、再度、紙葉類の真偽判定を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は紙葉類取扱装置に関し、特に現金自動支払預金装置(以下ATMと言う)や自動両替装置などの紙幣を取り扱う装置における紙幣の真偽判定能力の向上に関するものである。
ATMなどの紙葉類取扱装置では普通複数種の紙幣が取扱われ、鑑別ユニットで紙幣の金種及び真偽を判定している。この鑑別ユニットで偽と判定された紙幣は装置から放出して顧客へ返却し、ATMに取り込まないようにする方式が従来は採られてきた。一方、偽券の使用者を特定し、使用された偽券を証拠として確保するために、偽券を顧客に返却しない方式に対する要求も高まっている。還流型のATMは顧客から入金された紙幣を出金するための紙幣として使用しており、非還流型に比べて、不足紙幣の補充及び金庫からの紙幣の回収等の保守作業を減らすことができる。この還流型のATMの使用効率を向上させるためには、装置に預け入れられた紙幣を出金用の紙幣として極力使用することが望ましいが、同時に偽券を出金しないことが必要で、紙幣の真偽判定能力の向上が必要となっている。
この種の技術として、例えば特開平10−302112号公報(特許文献1)には、鑑別部で紙幣が偽と判定された場合、その紙幣をリジェクトさせずに、その紙幣の搬送速度を低速に設定して再鑑別する技術が開示されている。
また、特開2000−348234号公報(特許文献2)には、媒体鑑別システム用端末装置に概略真偽判定手段を備え、媒体の真偽判定用データをホストコンピュータに転送して詳細な真偽判定を行う技術が開示されている。
特開平10−302112号公報
特開2000−348234号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、紙幣の搬送速度を低速にして再鑑別を行うので、その処理のためにより時間がかかるという問題がある。また、特許文献2の技術では、端末装置で一旦入金処理を終了させた後、ホストコンピュータで詳細な鑑別を行うために、再鑑別を行うまでに時間がかかる。
これに対処するために、ホストコンピュータが行う鑑別方法と同一の鑑別方法を端末装置で採用して詳細な鑑別を行うことも考えられる。その場合、入金口に投入される可能性のある金種、または少なくとも紙葉類取扱装置が入金処理する金種については、真偽判定が確実に行われなければならず、判定に使う紙葉類の特徴量が読み取れるように、読み取る信号の範囲(以下ダイナミックレンジと称す)を広くする方が好ましい。しかし、同じA/D変換器を用いる場合には、ダイナミックレンジを広くすると、ダイナミックレンジが狭い場合に比べて信号の量子化単位が大きくなり、紙葉類の細かな特徴が見えにくくなるという問題が予想される。
本発明の目的は、紙葉類の真偽判定を精度よく行える紙葉類取扱装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、紙幣の真偽判定により不確定と判定された紙幣に対する鑑別能力を上げ、真偽判定能力を向上させることにある。
本発明は、鑑別部における紙葉類の真偽判定によって不確定と判定された場合、紙葉類の真偽判定能力が高くなるように検出器の増幅率または分解能を変更して設定し、その不確定の紙葉類を鑑別部で再度真偽判定を行うように構成するものである。
即ち、搬送機構によって搬送される紙葉類の特徴を検出する検出器と、検出部から得られる信号を増幅する増幅器と、増幅部にて増幅したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器でA/D変換した信号を用いて紙葉類の真偽を判定する判定手段を有すると共に、検出器からの信号の読み取り精度を変更する制御部から成り、判定手段で不確定と判定された場合、制御部によって紙葉類の判定能力が高くなるように条件の設定を変更し、不確定と判定された紙葉類を検出器へ搬送して、再び判定手段で真偽判定を行うものである。
好ましい例においては、制御部は増幅器の増幅率を変更したり、又はA/D変換器の入力範囲を変更する。例えば増幅率は紙幣の金種に対応して変更するのが好ましい。
本発明はまた紙幣の鑑別処理方法としても把握され、その方法は、鑑別を行うために紙幣を鑑別部に送るステップと、検出器によって該紙幣の特徴を検出するステップと、検出器からの信号を処理して紙幣の真偽判定を行うステップと、真偽判定の結果、正当であると判定された真券、真券にあるべき特徴が欠落している偽券、真券にあるべき特徴は備えているがその許容誤差を逸脱している不確定券、及び金種判定できなかった不明券、の少なくとも4種に分けて処理するステップと、不確定券と判定された券がある場合、紙幣の鑑別精度を高めるように検出器からの信号の増幅率または分解能を変更して設定するステップと、変更後の状態で、不確定券を再度鑑別部に送り、検出器で紙幣の特徴を検出するステップとを有する。
本発明によれば、紙葉類の真偽判定結果が不確定である紙葉類に対する、鑑別部の分解能を変更することによってその紙葉類の鑑別能力を向上させることができる。また不確定の紙葉類を再度鑑別処理することにより偽券を排除する能力を向上できる。
以下、実施例を用いて本発明を説明する。
図1は本発明の一実施例によるATMの構成を示す図である。
図において、101は入出金部であり、ATMの使用者が紙幣を投入する場所である。102は投入された紙幣を1枚1枚分離する紙幣分離部である。103は紙幣を搬送する搬送路である。104は紙幣の金種および真偽を判定する鑑別部である。105は鑑別部104内に配置された、紙幣の特徴を検出するセンサであり、例えば光学センサや磁気センサが使用される。106は紙幣を一時的に保持するための一時集積部である。107はATMの使用者に紙幣を返却するための返却搬送路(単に搬送路とも言う)である。108は紙幣を保管するための紙幣収納庫(以下単に収納庫と言う)である。収納庫108は複数の収納庫からなり、鑑別部104における紙幣の判定結果に応じて、紙幣はリジェクト券収納庫、又は千円券、五千円券、一万円券用の収納庫に夫々収納される。還流式のATMの場合、リジェクト券収納庫には還流しない紙幣が収納され、千円〜万円券の収納庫には還流用の紙幣が収納される。なお、搬送路107aは図示するとおり入出金部101近傍の搬送路であり、特に後述する不確定の紙幣を再鑑別時に搬送する部分を示す。
入金取引時、ATMの使用者が入出金部101に1枚または複数の紙幣を投入すると、入出金部101内に設置された紙幣分離部102は紙幣を一枚一枚分離する。分離された紙幣は搬送路103を経由して鑑別部104に送られる。鑑別部104ではセンサ105により紙幣の特徴が検出され、その特徴から紙幣の金種および真偽判定が行なわれる。鑑別部104における判定結果に従って、紙幣は真券、偽券、不確定券、不明券の4種類に分類される。
真券は紙幣が正当であると判定されたものである。偽券は真券にあるべき特徴が欠落しているものである。不確定券は真券にあるべき特徴は備えているが、その許容誤差を逸脱しているものである。不明券は金種判定できなかった紙幣で、搬送異常、折れ券、破れ券などが含まれる。
この不確定券の処理に関して本実施例で特徴的に扱われる。不確定券は、例えば千円、五千円、一万円などの紙幣の大きさや地紋に関する判定結果は許容範囲内であるが、紙幣の汚れのため或いは鑑別部のセンサの感度や性能のばらつきのために、判定結果が許容範囲外になるものである。
次に図6のフローチャートを参照して上述の4種類に分類される紙幣の鑑別処理の動作について説明する。
入出金部101にセットされた紙幣は、分離部102で一枚一枚分離されて、鑑別部104に搬送される(S1)。そして鑑別部104で金種および真偽判定(第1モード)が行なわれる(S2)。真偽判定によって紙幣が不確定であると判定された場合には、紙幣は返却搬送路107を通して入出金部101に搬送される(S10)。本実施例によれば、紙幣の判定能力が高くなる、即ちセンサの検出精度が高くなるように、鑑別部104のセンサの条件の設定を変更して(S11)、一度不確定と判定された紙幣を鑑別部104で再度判定する。尚、ステップS11における条件の変更の例については、図2及び3を参照して後述する。さて、入出金部101近傍に戻された紙幣は搬送路107aを通って再び鑑別部104に搬送され(S1)、鑑別部104で再び金種・真偽が判定される(第2モード)。鑑別部104における真偽判定(即ち第1モード及び第2モード)によって、その紙幣が偽券または不明券と判定された場合には、その紙幣は入出金部101に搬送され、使用者に返却される(S12、S13)。また鑑別部104において真券と判定された場合には(S6)、その紙幣は一時集積部106に一旦保持される(S7)。そして使用者が案内画面に表示された合計金額を参照して入金内容の確認の入力を行うと、その紙幣は紙幣収納庫108に収納される(S9)。なお、案内画面にて使用者が取消を選択すると、一時集積部10に一時的に保管された紙幣を入出金部101に返却する(以下、同じ)。
次に図7のフローチャートを参照して上述の4種類に分類される紙幣の鑑別処理の動作について説明する。この鑑別処理は他の実施例を示し、図6と同じステップには同一符号を付す。特徴的なところは、不確定券であることをカウントすることと(S14)、鑑別部の条件設定の変更が違う点(S11a、S11b)にある。
入出金部101にセットされた紙幣は、分離部102で一枚一枚分離されて、鑑別部104に搬送される(S1)。そして鑑別部104で金種および真偽判定(第1モード)が行なわれる(S2)。真偽判定によって紙幣が不確定であると判定された場合には、紙幣は返却搬送路107を通して入出金部101に搬送される(S12)。本実施例によれば、紙幣の判定能力が高くなる、即ちセンサの検出精度が高くなるように、鑑別部104のセンサの条件の設定を変更して(S11a、S11b)、一度不確定と判定された紙幣を鑑別部104で再度判定する。尚、ステップS11aまたはS11bにおける条件の変更の例については、図2及び3を参照して後述する。さて、入出金部101に戻された紙幣は再び鑑別部104に搬送され(S1)、鑑別部104で再び金種・真偽が判定される(第2モード)。鑑別部104における真偽判定(即ち第1モード及び第2モード)によって、その紙幣が偽券または不明券と判定された場合には、その紙幣は入出金部101に搬送され、使用者に返却される(S12、S13)。また鑑別部104において真券と判定された場合には(S6)、その紙幣は一時集積部106に一旦保持される(S7)。そして使用者が案内画面に表示された合計金額を参照して入金内容の確認の入力を行うと、その紙幣は紙幣収納庫108に収納される(S9)。
第2モードにおいて紙幣が不確定券と判定された場合、即ち再鑑別においても再度不確定券と判定された場合(S14)は再度入出金部107に搬送されることはなく偽券および不明券の判定(S4、S5)に進み、紙幣は偽券か不明券として使用者に返却される。入出金部101には、第1モードが適用される前の紙幣と、第1モード(又は第2モード)によって不確定券、偽券、および不明券と判定された紙幣とを分離する機構を備えることで、両者が混在することはない。また、上記の実施例では第1モードによって不確定券、偽券、および不明券と判定された紙幣はいずれも入出金部101に搬送されるが、これらを全て第2モードで再び搬送してもよいし、不確定券のみを第2モードで搬送し、偽券及び不明券は第2モードで搬送しない方式としても良い。
上記実施例では、収納庫108に収納される紙幣が真券に限られる場合であり、この場合の鑑別精度を高める方法である。尚、図4の例では不明券を使用者に返却しているが、返却する代りに不明券のための収納庫を用意して、そこに不明券を収納することもできる。例えば複数ある収納庫108の1つを不明券用に使用してもよい。
次に図8に示すフローチャートを参照して紙幣の鑑別処理に関する他の実施例について説明する。尚、図6と同じステップには同一符号を付す。図6の例に比べてステップ15乃至18を追加したことが相違する。
図6と同様にまず、入出金部101内の紙幣は分離部102で一枚一枚分離されて、鑑別部104に搬送される(S1)。鑑別部104で金種および真偽判定が行なわれる(S2)。この真偽判定によって紙幣が不確定券であると判定された場合には、その紙幣は入出金部101に搬送される(S10)。併せて鑑別部104の条件の設定が変更される(S11a、S11b)。そして紙幣は再び鑑別部104に搬送される(S1)。鑑別部104における条件の変更は、増幅器の増幅率を変更したり(S11a)、A/D変換器の入力範囲を変更すること(S11b)で行なわれる。紙幣の再鑑別によって再び不確定券と判定された場合には、その紙幣は一時集積部106に保持される(S15)。その紙幣及び使用者の情報を記憶部205(図2)に記録した(S16)後に、使用者に入金内容を確認し(S17)、その紙幣は収納庫108に収納される(S18)。
紙幣が偽券と判定された場合も同様にS15からS18の手順をとる。鑑別部104で不明券と判定された紙幣は入出金部101に搬送され(S12)、使用者に返却される(S13)。鑑別部104で真券と判定された(S6)紙幣は一時集金部106に一旦保持される(S7)。そして使用者が入金内容の確認を行うと(S8)、収納庫108に収納される(S9)。
上記図8に示す実施例では、偽券と不確定券を使用者に返却しない例であり、記憶部205に記憶した内容から、後々偽券の使用者を追跡して特定するために利用され得る。また、偽券と不確定券を別々に収納庫108に収納してもよい。尚、第2の実施例において再鑑別によって再び不確定券と判定された場合にはその紙幣を不確定券として扱ったが、再鑑別を行う回数を3回、4回とさらに増やしてもよい。
次に図9に示すATMの構成を用いて他の実施例を説明する。尚、図1と同じ装置には同一符号を付す。図1の例に比べて109、110を追加したことが相違する。また、図1の装置では再鑑別時に直接入出金口部101近傍の搬送路(107a)を利用して紙幣を搬送できる形態を採用するが、図9の装置ではその形態を採用せず、搬送路を簡略化している。
図において、101は入出金部であり、ATMの使用者が紙幣を投入する場所である。102は投入された紙幣を1枚1枚分離する紙幣分離部である。103は紙幣を搬送する搬送路である。104は紙幣の金種および真偽を判定する鑑別部である。105は鑑別部104内に配置された、紙幣の特徴を検出する検出器である。106は紙幣を一時的に保持するための一時集積部である。107はATMの使用者に紙幣を返却するための返却搬送路である。108は紙幣を保管するための紙幣収納庫である。109はリジェクト券収納庫で還流に適さない紙幣を収納する。110は偽券収納庫で鑑別部104によって偽券と判定された紙幣を収納する。
次に、図9のATM構成での紙幣の鑑別処理に関する実施例を図10に示すフローチャートを参照して説明する。尚、図8と同じステップには同一符号を付す。図8の例に比べてステップ18を変更し、不確定券と判定された場合の処理をステップ19としたことが相違する。
図8と同様にまず、入出金部101内の紙幣は分離部102で一枚一枚分離されて、鑑別部104に搬送される(S1)。鑑別部104で金種および真偽判定が行なわれる(S2)。この真偽判定によって紙幣が不確定券であると判定された場合には、図10に示す不確定券処理が行われる(S19)。この不確定券処理については後述する。鑑別部104で紙幣が偽券と判定された場合は紙幣は一時集積部106に保持される(S15)。紙幣及び使用者の情報を記憶部205に記録した(S16)後に、使用者に入金内容を確認し(S17)、紙幣は収納庫110に収納される(S18)。
鑑別部104で紙幣が不明券と判定された場合には紙幣を入出金部101に搬送し(S12)、紙幣を使用者に返却する(S13)。鑑別部104で真券と判定された紙幣は一時集金部106に一旦保持され(S7)、使用者が入金内容の確認を行う(S8)と、収納庫108に収納される(S9)。
次に図11に示すフローチャートを参照して図10のステップS19における不確定券処理について説明する。鑑別部104において紙幣が不確定券と判定された場合は、紙幣を一時集積部106に保持し(S20)、使用者に入金内容を確認する(S21)。次に図8の場合と同様に増幅器の増幅率を変更したり(S23a)、A/D変換部の入力範囲を変更し(S23b)、鑑別部104の条件を変更する。そして紙幣を鑑別部104に搬送し(S24)、金種・真偽判定を行う(S25)。なお、図1及び図9の装置レイアウトでは鑑別部と一時集積部との間の搬送路は正逆に紙幣を搬送でき、また鑑別部と収納庫を接続する搬送路も紙幣を正逆方向の搬送できる。
このステップS25の判定で紙幣が偽券または不確定券または不明券と判定された場合は紙幣及び使用者の情報を記録し(S31)、紙幣を収納庫109に収納する(S32)。収納庫109に収納した紙幣は出金用の紙幣として使用しない。紙幣が真券と判定された場合は収納庫108に収納し(S30)、出金用の紙幣として使用する。
上記図9及び図10に示す実施例では、不確定券を入出金部101に搬送せずに2回目の鑑別を行うため、図8の場合に比べて紙幣の入金処理時間が短縮でき、ATMの利便性が高まる。
次に、図2に示す鑑別部104の構成例を参照して、紙幣の再鑑別時における検出条件の変更について説明する。
図2において、201は紙幣202を搬送するためのローラであり、紙幣を両側から挟んで搬送する。105は紙幣202の特徴を検出する複数の検出器である。検出器105の種類としては、光源から紙幣に光をあて、紙幣からの反射光を検出するもの、紙幣の透過光を検出するもの、紙幣に印刷されたインクの磁気を検出するもの、紙幣の厚さを検出するものなどがあり、特定の検出器に限定されるものではない。勿論これらの検出器を複数組み合わせて使用してもよい。203は検出器105から検出されたアナログ信号を増幅する増幅器である。増幅器203は制御部206からの制御信号によって増幅率を変更できる。増幅器203の出力信号はA/D変換器204でディジタル信号に変換される。制御部206は増幅器203、A/D変換器204、記憶部205を制御する。
A/D変換器204からのディジタル信号は画像情報を含む紙幣情報であり、それは記憶部205に記憶される。A/D変換器204の上限値よりも大きな電圧が入力された場合、A/D変換器からの出力は上限値の値が出力され、下限値よりも小さな電圧がA/D変換器204に入力された場合、出力は下限値の値が出力される。この上限値と下限値の間の入力はA/D変換器204でディジタル信号に変換され、出力される。
制御部206は、記憶部205に記憶された紙幣情報を使って紙幣の金種及び真偽判定を行う。その後、制御部206で得られた金種情報、真偽情報を用いて、紙幣取引装置で入金動作が行なわれる。
次に、鑑別部104の検出条件を変更する例について説明する。
図3はセンサの出力信号の増幅率を変更する場合の例を示す。図の縦軸は増幅器203からの出力電圧で、横軸は搬送された紙幣の位置をそれぞれ表す。301は増幅器203の出力電圧である。302はA/D変換器204の入力電圧の上限値であり、303はA/D変換器204の入力電圧の下限値である。通常の増幅率では、取り扱う全金種の紙幣の出力電圧が上限値302と下限値303の間に入るように設定されている。この様に設定することで、出力が大きい紙幣の場合でもA/D変換器204の出力が飽和することなく、制御装置206で真偽判定することができる。
しかし、この増幅率に設定した場合、出力電圧が小さな金種では(a)に示すように上限電圧と下限電圧の範囲の一部分しか使用しない。A/D変換器204は上限電圧と下限電圧の範囲を決まった数(たとえば8ビットのA/D変換器では256)に分割するため、微小な信号のレベルは小さくなり、分解能が小さくなる。
そこで本実施例では分解能を増やすことを考えた。つまり、増幅器203を通常の増幅率に設定した状態で搬送した紙幣が不確定券と判別され、再鑑別する場合には金種判定によって候補となった金種に対応した増幅率に増幅器203を設定する。この場合、(b)に示すように出力電圧が大きくなり、分解能が向上する。これによって紙幣の特徴をより精密に検出でき、鑑別性能が向上する。増幅率を変更する前の出力電圧が(a)のように30レベルであったものが、増幅率を変更することにより(b)のように200レベルに増え、真券と判定する領域を詳細に設定することができ、鑑別精度が向上する。
次に、図4を参照して鑑別部104の検出条件を変更する他の例について説明する。
この例は、(a)に示すように増幅器203の出力がある程度得られる紙幣に適用するのが好ましい。このような紙幣の場合には、増幅器203の出力電圧が上限電圧302を越えられないために、増幅率をあまり上げることができない。そのために上述した図3の方法では改善効果は小さい。これに対して図4の手法は、A/D変換器の入力上限電圧302と下限電圧303を変更する。
図4において、図3と同様に縦軸は増幅器203からの出力電圧で、横軸は搬送された紙幣の位置をそれぞれ表す。304は上限電圧302を制御装置206にて設定し直した値で、305は上限電圧303を制御装置206にて設定し直した値である。このように(a)の上限値304と下限値305の間をA/D変換入力範囲に設定したときの増幅器203の出力電圧を(b)に示す。(a)で紙幣の情報として有意な範囲が30レベルである紙幣が、A/D変換器の入力上限値304と下限値305の範囲を狭くすることによって、(b)に示すように150レベルに広がる。この様に設定することにより紙幣の細かな特徴が得られ、鑑別精度が向上する。
このように、本発明における再鑑別時の条件変更として、1度鑑別した紙幣をもう一度鑑別部を通してそのデータの取り方で変更する方法を採用している。つまり、最初の紙幣搬送によって得られた紙幣データを演算によって加工してその加工データから再度鑑別を行う方法も考えられるが、本発明ではこの方法を採用していない。つまり、この方法では紙幣データの精度を上げることはできないためである。
これについて図5を用いて説明する。図で301は増幅器の出力電圧である。306は増幅器の出力電圧をA/D変換器で変換した値である。307は真券と判定する領域で、この領域にA/D変換した値が入っていた場合、制御部206は紙幣を真券と判定する。308は不確定券と判定する領域で、この領域にA/D変換した値が入っていた場合、制御部206は紙幣を不確定券と判定する。309は偽券と判定する領域で、この領域にA/D変換した値が入っていた場合、制御部206は紙幣を偽券と判定する。図(a)は通常の増幅率で紙幣を搬送した場合の増幅器の出力電圧である。この出力電圧をA/D変換すると図(b)のようになる。A/D変換器は増幅器の出力電圧を離散的な値に変換するため、A/D変換した値306は正確に増幅器の出力301を再現できず、誤差を生じる。この誤差の大きさと紙幣の信号の大きさとが近づくと、紙幣の判定が困難になる。
図(b)ではA/D変換した値306は不確定券と判定される領域308にあるため、不確定と判定され、図7,図8,図11の実施例では再び紙幣を搬送する。ここでA/D変換器の入力範囲を変更し,紙幣を搬送した場合にはこの図(c)に示すような出力が得られる。つまり、A/D変換入力範囲を細かくすることで図(c)の垂直線(Y軸)の目盛りを細かくなり、よって、図(c)では変換される離散的な値がより細かくなっているため、A/D変換した値306が図(b)に比べて増幅器の出力電圧301に近づいている。これは紙幣の情報がより忠実に得られたことを示していることであり、真券と判定する領域307と偽券と判定する領域の境界もより細かく設定でき,鑑別性能を向上することができる。
一方、最初の搬送時に得られた図(b)の値を制御部206で変換して再度鑑別を行う方法も考えられるが,A/D変換後の値の精度を上げることはできない。つまり、一旦取得したデータを加工して詳細にすることはできない。例えば図(d)に示すように制御部206の内部で定数倍(3倍)しても、その出力値が3倍になるだけであり(Y軸目盛り参照)、結局、細かな紙幣情報は得られない。
本発明はセンサ出力の分解能を向上させる方法のため、鑑別方式を大きく変更せずに判定精度を向上でき、鑑別アルゴリズムの開発は容易となる。また、鑑別部を特定の金種に最適化する必要がなく、同一の鑑別部を多くの金種に適用することができ、装置の汎用性が高まる。
上記実施例によれば、図7、図8及び図11のフローチャート図に示す例では、増幅器の増幅率を変更する方法と(S11a)、A/D変換器の入力範囲を変更して(S11b)紙幣の鑑別性能を向上する方法を示しているが、条件変更の制御対象としてS11a,11bの両方、又はいずれか一方のみを採用しても良い。
本発明は、上述したATMのような紙幣取引装置に限定されず、例えば宝くじ券の現金引換装置や小切手取扱装置における宝くじ券や小切手の真偽判別など、他の紙葉類取扱装置にも適用できる。
本発明の一実施例によるATMの構成図である。 ATMにおける紙幣の鑑別部の構成例を示す図である。 鑑別部の増幅器の出力波形図である。 他の例による鑑別部の増幅器の出力波形図である。 本発明の一実施例による鑑別部の増幅器の出力波形及びA/D変換後の出力波形である。 本発明の一実施例による紙幣の鑑別処理の動作フローチャートである。 本発明の他の実施例による紙幣の鑑別処理の動作フローチャートである。 本発明の他の実施例による紙幣の鑑別処理の動作フローチャートである。 本発明の他の実施例によるATMの構成図である。 本発明の他の実施例による紙幣の鑑別処理の動作フローチャートである。 本発明の他の実施例による紙幣の鑑別処理の動作フローチャートである。
符号の説明
101:入出金部、102:紙幣分離部、103:搬送路、104:鑑別部、105:検出器、106:一時集積部、107:返却搬送路、108:紙幣収納庫、109:リジェクト券収納庫、110:偽券収納庫、201:ローラ、202:紙幣、203:増幅器、204:A/D変換器、205:記憶部、206:制御部、301:増幅器の出力電圧、302:A/D変換器の上限電圧、303:A/D変換器の下限電圧、304:変更したA/D変換器の上限電圧、305:変更したA/D変換器の下限電圧、306:増幅器の出力をA/D変換した値、307:真券と判定する領域、308:不確定券と判定する領域、309:偽券と判定する領域

Claims (9)

  1. 搬送機構によって搬送される紙葉類の特徴を検出する検出部と、該検出部から得られる信号を増幅する増幅器と、該増幅部にて増幅したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器でA/D変換した信号を用いて紙葉類の真偽を判定する判定手段と、該検出部の信号読み取り精度を変更する制御部とを有し、該判定手段で該紙葉類の真偽判定結果が不確定と判定された場合、該制御部によって紙葉類の判定能力が前記不確定と判定したときに比べて高くなるように条件の設定を変更し、不確定と判定された該紙葉類を該検出部へ搬送して、再び該判定手段で真偽判定を行うことを特徴とする紙葉類取扱装置。
  2. 前記制御部は、前記増幅器の増幅率を変更することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  3. 前記制御部は、前記増幅器の増幅率の変更を金種に対応して変更することを特徴とする請求項2記載の紙葉類取扱装置。
  4. 前記制御部は、前記A/D変換器の入力上限値と下限値の範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  5. 前記制御部は、該A/D変換器の上限値と下限値の範囲を狭くするように条件を設定することを特徴とする請求項3記載の紙葉類取扱装置。
  6. 該判定手段によって不確定と判定された紙葉類には、真券にあるべき特徴は検出されたが許容誤差を超えている紙葉類を含むことを特徴とする請求項1記載の紙葉類取扱装置。
  7. 紙幣取扱装置における紙幣の鑑別処理方法において、鑑別を行うために紙幣を鑑別部に送るステップと、検出部によって該紙幣の特徴を検出するステップと、該検出部からの信号を処理して紙幣の金種及び真偽判定を行うステップと、真偽判定の結果、正当であると判定された真券、真券にあるべき特徴が欠落している偽券、真券にあるべき特徴は備えているがその許容誤差を逸脱している不確定券、及び金種判定できなかった不明券、の少なくとも4種に分けて処理するステップと、不確定券と判定された券がある場合、紙幣の鑑別精度を高めるように検出部の増幅率または分解能を変更して設定するステップと、変更後の状態で、不確定券を再度鑑別部に送り、検出部で紙幣の特徴を検出するステップと、を有する紙幣の鑑別処理方法。
  8. 前記変更設定ステップでは、A/D変換器の入力範囲を変更することを特徴とする請求項7記載の鑑別処理方法。
  9. 前記真偽判定の結果、不明券は利用者に返却し、再度の判定で不確定券と判定されたもの及び偽券と判定されたものは、装置内に収納し、再度の判定で不明券と判定されたものは利用者に返却することを特徴とする請求項7記載の鑑別処理方法。
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