JP2004296630A - チョークコイルおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

チョークコイルおよびそれを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004296630A
JP2004296630A JP2003085049A JP2003085049A JP2004296630A JP 2004296630 A JP2004296630 A JP 2004296630A JP 2003085049 A JP2003085049 A JP 2003085049A JP 2003085049 A JP2003085049 A JP 2003085049A JP 2004296630 A JP2004296630 A JP 2004296630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
coil
radiator
heat
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003085049A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Matsutani
伸哉 松谷
Tsuneji Imanishi
恒次 今西
Shusuke Uematsu
秀典 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003085049A priority Critical patent/JP2004296630A/ja
Priority to CNB2004100086013A priority patent/CN1312707C/zh
Priority to US10/806,385 priority patent/US7158001B2/en
Publication of JP2004296630A publication Critical patent/JP2004296630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
    • H01F2017/046Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core helical coil made of flat wire, e.g. with smaller extension of wire cross section in the direction of the longitudinal axis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F2017/048Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with encapsulating core, e.g. made of resin and magnetic powder
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2847Sheets; Strips
    • H01F2027/2861Coil formed by folding a blank
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F21/00Variable inductances or transformers of the signal type
    • H01F21/12Variable inductances or transformers of the signal type discontinuously variable, e.g. tapped
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F37/00Fixed inductances not covered by group H01F17/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)

Abstract

【課題】従来のケースに被われた巻線形インダクタンス部品では、小型・低背化、高周波・大電流化に対応しきれず、発熱の問題にも充分に対処するものではなかった。
【解決手段】本発明は、金属板を打ち抜き折り曲げて構成した端子および/または中間タップ一体型のコイル5と、このコイル5を内部に埋設した磁性体7とからなり、この磁性体7の表面に熱伝導性に優れた材質の放熱体8を設けた構成とした。これによって小型・低背で放熱性能が良く、構造的にも安定したチョークコイルを提供することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子機器に搭載されるDC/DCコンバータなどに利用可能なチョークコイルおよびそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年ますます電子機器の小型化・薄型化が進むにつれチョークコイル自身の小型化・薄型化が、さらにまたCPUなどのLSIの高速化・高集積化に対応した高周波域で数A〜数十Aの高電流の供給能力が要望されており、CPUやチョークコイルなどによる発熱の問題は年々深刻になってきている。
【0003】
このような熱の問題は、従来の巻線型のインダクタンス部品においてはコアおよび巻線の周囲に放熱性の高い樹脂剤を密着形成し、熱伝導の高い材質のケースで被うことで解決しようとしていた(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−267313号公報(第73ページ、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のケースに被われた巻線形インダクタンス部品では、小型・低背化、高周波・大電流化に対応しきれず、発熱の問題にも充分に対処できるものではなかった。
【0006】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、小型・低背でも放熱性の良いチョークコイルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、金属板を打ち抜き折り曲げて構成した端子および/または中間タップ一体型のコイルと、このコイルを内部に埋設した磁性体とからなり、この磁性体の表面に熱伝導性に優れた材質の放熱体を設けたチョークコイルとした。これによって小型・低背でも放熱性が良く、構造的にも安定したチョークコイルを提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、金属板を打ち抜き折り曲げて構成した端子および/または中間タップ一体型のコイルと、このコイルを内部に埋設した磁性体とからなり、この磁性体の表面に熱伝導性に優れた材質の放熱体を設けたチョークコイルである。これによりチョークコイル自身やチョークコイルの近くに設置されるCPU、その他搭載部品の発した熱を放熱することができ、電子機器の動作性を損なわないものとすることができる。
【0009】
また、放熱体を磁性体の上面および/または下面に設けたチョークコイルとすることで、チョークコイルを実装する基板を介して放熱することができる。
【0010】
また、放熱体を磁性体の上面から側面を通じ下面へと延長して形成したチョークコイルとすることにより放熱性の優れたものとなる。
【0011】
また、放熱体をコイルの空心部分の直上から放射状に広げるように形成したチョークコイルとすることで、放熱体に温度上昇の原因となる渦電流が発生するのを防ぐことができる。
【0012】
また、放熱体に複数の平行に並んだスリットを設けたチョークコイルとすることにより、スリットに沿って空気が流れる構造とし、放熱を素早く行なうことができる。
【0013】
また、可撓性を有する材料で放熱体を構成したことにより、CPUなどのヒートシンクなどに密着して設置した場合、被密着物の形状に対応して変形することができ、ヒートシンクの熱を確実に吸収して放熱を効果的に行なうことができる。
【0014】
また、磁性体をフェライト磁性体、フェライト磁性粉末と絶縁樹脂との複合体あるいは軟磁性体合金粉末と絶縁性樹脂との複合体のうち少なくとも一種類以上により構成することにより、高周波に対応可能なチョークコイルとすることができる。
【0015】
以上に挙げたチョークコイルはいずれも小型・大電流に対応した電子機器を実現することとなる。
【0016】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0017】
(実施例1)
まず端子一体型のコイルは図1(a)に示すように、銅や銀などの金属平板をエッチングまたは打ち抜きにより形成され、リング状に切り抜いた3つの円弧状部1およびそこから延長される2つの端子2からなる。
【0018】
この打ち抜き平板は、各円弧状部1がつながっている折りたたみ部3にて互いに中心点が重なるように折り曲げられる。これにより図1(b)のように、複数の円弧状部1はコイル部4となり、2つの端子2はコイル部4の中心に対して放射状に設けられた形となることで、端子一体型のコイル5を形成する。
【0019】
なお、端子一体型のコイル5の巻数は特に整数となるわけではなく、従来のコイル同様、1.5ターン、1.75ターン等と自由にでき、サイズやインダクタンス値等に関しても同様である。
【0020】
コイル部4を形成する円弧状部1には短絡の防止を目的とした絶縁皮膜層6が設けられる。そのため折りたたむ際に隙間を設けること無く重ねていくことができ、小型化、低背化、また占積率の良いコイルの実現が可能である。
【0021】
これに対し、折りたたみ部3には絶縁皮膜層6を設けないこととする。円弧状部1を重ねる際に、折曲された折りたたみ部3の外側と内側における膨張伸縮具合の違いによって絶縁皮膜層6の破れが発生する恐れがあるからである。
【0022】
次に磁性体7は、軟磁性体合金粉末にシリコーン樹脂を3.3重量部加えて混合し、メッシュを通して整粒粉末とした複合磁性体を用いる。軟磁性体合金粉末は、水アトマイズ法にて作成した平均粒径13μmのFe(50)Ni(50)軟磁性体合金粉末とする。
【0023】
なお、本発明の実施例1の磁性体7は軟磁性体合金粉末の一粒一粒がそれぞれ絶縁性樹脂で被われているものである。この軟磁性体合金粉末は優れた飽和磁束密度を有する反面、抵抗が低く渦電流損失が大きくなってしまう。よって軟磁性体合金粉末の粉末粒子を絶縁性樹脂で被った複合体とすることでこの問題を解決し、高周波に対応できるものとした。
【0024】
さらに、この磁性体7はコイル部4となる複数の円弧状部1どうしの間に入ることとなってもそれ自身絶縁が確保されているので、ショートの心配も少なく、占積率の高い低背なコイル部4とすることができる。また磁性体7の中に複数個の端子一体型のコイル5を埋設する場合は端子一体型のコイル5間のショートや、実装後の他の部品とのショートなどを低減することができる。
【0025】
また、軟磁性体合金粉末の組成はFe,Ni,Coを合計量で90重量%以上含み、かつこの軟磁性体合金粉末の充填率が65から90体積%とすることにより、飽和磁束密度が高く、かつ透磁率の高い複合磁性体である磁性体7を得ることができる。また、この軟磁性体合金粉末の平均粒径を1〜100μmとすると、渦電流の低減に効果的である。
【0026】
磁性体7はフェライト磁性体、もしくはフェライト磁性粉末と絶縁性樹脂との複合体でも同様の効果が得られるものとする。軟磁性体合金粉末よりも抵抗は高くなるが、その抵抗でもって渦電流の発生を防ぐものなので、高周波への対応が可能である。
【0027】
さて、チョークコイルは、上記磁性体7の中に上記端子一体型のコイル5を配置することによって構成される。まず上記端子一体型のコイル5の空心部やコイル部4を被うこととなる磁性体7が、コイル部4の形に沿うように上下に分かれて形作られる。この半硬化の磁性体7でコイル部4を挟み、圧力3ton/cmを加え、150℃にて1時間ほど加熱処理をして磁性体7をさらに硬化させる。
【0028】
さらに、硬化させた磁性体7の上部表面および下部表面に平板状の放熱体8を設ける。放熱体8は銅板からなり、表面には酸化防止のためニッケルの層をスパッタ、メッキ、蒸着などにより形成する。また磁性体7の下部表面に設ける放熱体8の端部には、磁性体7の側面から突出した端子2を折り込むための凹部8aを設ける。
【0029】
また、端子2の露出部には銅や銀の金属平板の酸化防止剤としてNiの下地層9が形成される。さらにそのNiの下地層9の酸化防止とハンダ濡れを良くするために、ハンダまたはSnの表面層10が構成される。このように表出された全ての端子2は、チョークコイルの底面および底面に隣接する面に沿って折り曲げるので、端子2を外側に引き出したものに比べ、高密度な実装が可能となる。
【0030】
図2(a)はこのように完成されたチョークコイルの斜視図、図2(b)はその断面図である。また図3は斜めからみたチョークコイルの透視図である。
【0031】
なお、上記磁性体7は、四角柱とすることが好ましい。これは自動実装のための吸引を確実にしたいためである。なお、実装の向きや端子の極性を示すこともあるので、角を落としたり、多角形、円柱などとしてもよい。また少なくとも上面が平坦であれば吸着が容易となる。
【0032】
本発明の実施例1のチョークコイルは、その上面および下面に放熱体8を設けたものである。チョークコイルの上面の放熱体8は、チョークコイル自身の発した熱を上部へと放出したり、逆にCPUなどから熱をもらって周囲へと逃がす効果を有する。この際、ヒートシンクなどと密着して設置すると、より熱を逃しやすくなる。
【0033】
また下面の放熱体8はチョークコイル自身の発した熱、または隣接するCPUからの熱も実装基板へと逃がす効果を有する。なお、放熱体8は実装基板の構造によって好みの場所に形成することができ、異なる放熱の経路にも対応できるものである。
【0034】
また本発明の実施例1では放熱体8は銅板としたが、銅に限らずアルミニウムなどその他熱伝導性に優れた材質を用いることで、更なる効果が期待できるものであり、その形成方法に関しても、貼付け、埋め込み、スパッタ、蒸着、めっきなどで形成することで構造的に安定した、外部からの力にも耐え得るものとすることができる。
【0035】
また、その形状に関しても磁性体7の一つの表面全てを被う必要はなく、円形や磁性体7の表面積よりも小さな四角形など好みの形に成形可能である。
【0036】
(実施例2)
図4(a)は本発明の実施例2のチョークコイルの斜視図であり、図4(b)はその断面図である。中間タップおよび端子一体型のコイル11を内蔵する磁性体7の表面にコイル11の空心部に対応する位置から放射状に広がり、磁性体7の側面へと延長されるように放熱体8を埋め込んで形成したものである。
【0037】
中間タップおよび端子一体型のコイル11は図5に示すように、本発明の実施例1の端子一体型のコイル5の複数の円弧状部1のうちの1つから中間タップ12を突出させて形成したものである。
【0038】
その他の構成は本発明の実施例1と同様である。
【0039】
以下上記構成による効果を説明する。
【0040】
本発明の実施例2のチョークコイルは磁性体7の上面のコイル11の空心部に対応する部分から側面を通って底面へと延長されるように放射状に放熱体8が形成されており、自然対流によって周囲に放熱しやすい構造となっている。またチョークコイルの近傍に配置されているCPUの熱も吸収して基板へと逃がすことが可能となる。
【0041】
さらに、上記放射状に広がる放熱体8とすることにより、発熱を防止する効果も得ることができる。通常コイル11に電流を流した場合、そのコイル11の中心を貫くような磁束が存在する。この磁束は中央から放射状に広がり、コイル11の側面を通って再度コイル11の中心へと戻る磁気回路を形成するが、放熱体8に金属材料を用いた場合は渦電流が発生しやすくなり、発熱の抑制が難しい。しかしながら上記のように渦電流を分断するように放射状に広がる放熱体8とすれば、発熱の少ないチョークコイルとすることができる。なお放射状に形成した放熱体8の長さを短くして上面だけ、あるいは下面だけとしてもよい。
【0042】
(実施例3)
図6(a)は本発明の実施例3におけるチョークコイルの斜視図、図6(b)は図6(a)のA−A’断面図である。2つの端子一体型のコイル5を横に並べて内部に埋設した磁性体7には、上部表面およびその面に隣接する二つの側面に放熱体8を形成し、その放熱体8には複数のスリット13を一定の間隔をあけて設けた。その他の構成は本発明の実施例1と同様である。
【0043】
この構成とすることにより、スリット13に沿って空気が流れるようにし、空冷によって熱を素早く下げて行くことができる。
【0044】
なお本発明の実施例3では放熱体8を上面およびその面に隣接する2つの面のみにスリット13を設け、その間隔を一定としたが、基板や搭載機器の配置などに応じて磁性体7のいずれの面に形成してもよい。
【0045】
またスリット13の方向、間隔に関しても一定にせずともよく、放熱方向やその他の電子部品との位置関係によって決めてよいものである。
【0046】
(実施例4)
図7はマルチフェーズ方式を用いた電子機器の電源回路であり、チョークコイル14とコンデンサ15で積分回路が形成されている。そこに、入力端子16、スイッチング素子17と、電源回路の出力にはCPUなどの負荷18が接続される。
【0047】
本発明の実施例4のチョークコイル14には2つの端子一体型のコイル5が埋設されており、これら2つのコイル5により複数個のDC/DCコンバータを位相制御し並列に運転する。この回路構成とすることにより高周波・大電流化が可能となり、特に本発明のチョークコイル14を搭載することにより熱問題が低減される。
【0048】
図8は本発明の実施例4のチョークコイル14の斜め上方からみた斜視図である。チョークコイル14は、縦に重ねた2つの端子一体型のコイル5と磁性体7とからなり、上部表面および下部表面に放熱体8を設けてある。この放熱体8は金属の粉や繊維が混在した弾性体からなるので、熱伝導性が良く、可撓性を有するものである。なお下部表面の放熱体8には端子2との短絡を防ぐための凹部8aを設ける。その他の構成は本発明の実施例1と同様である。
【0049】
チョークコイル14は上部に形成した放熱体8がCPUのヒートシンクの下部に接するように設ける。このため、可撓性を有する放熱体8はヒートシンクの形状に沿うこととなり、常に接触表面積が最大になる。つまり、上記構成とすることにより放熱効果の高いチョークコイル14の提供が可能となる。
【0050】
また、上記本発明の実施例1から4によらず、放熱体8はその他の電子部品の配置に応じて、磁性体7のどの面に設けても同様の効果を得ることができる。
【0051】
またその形状にしても、平板と放射状のものや、可撓性を持ったものと一定の間隔をあけてスリットを形成したものなど、様々な目的に応じて組み合わせが可能である。
【0052】
さらに、磁性体7の中に埋設されるコイルの種類も、複数の端子一体型のコイル5や複数の端子およびタップ一体型のコイル11を組み合わせて用いることができる。そして横並び、縦並び、V字並びやコイル部分の噛み合わせなどの配置が可能である。
【0053】
なお、本発明のチョークコイルは上記のマルチフェーズ方式を用いた電源回路に限らず、その他高周波化・大電流化に対応可能な電源回路に用いることでも同様の効果を得ることができる。
【0054】
また、本発明のチョークコイルはパソコンや、携帯電話などの電子機器に用いることが好ましい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば金属板を打ち抜き折り曲げて構成した端子および/または中間タップ一体型のコイルと、このコイルを内部に埋設した磁性体とからなり、この磁性体の表面に熱伝導性に優れた材質の放熱体を設けることで、小型・低背でも放熱性能が良く、構造的にも安定したチョークコイルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)折りたたみ前の端子一体型のコイル上面図
(b)同斜視図
【図2】(a)本発明のチョークコイルの斜視図
(b)同断面図
【図3】本発明のチョークコイルの斜め上方から見た透視図
【図4】(a)本発明のその他のチョークコイルの斜視図
(b)同断面図
【図5】本発明の中間タップおよび端子一体型のコイルの斜視図
【図6】(a)本発明のその他のチョークコイルの斜視図
(b)同断面図
【図7】本発明のチョークコイルを用いた電子機器の電源回路図
【図8】本発明のその他のチョークコイルの斜め上方から見た透視図
【符号の説明】
1 円弧状部
2 端子
3 折りたたみ部
4 コイル部
5 端子一体型のコイル
6 絶縁皮膜層
7 磁性体
8 放熱体
9 下地層
10 表面層

Claims (8)

  1. 金属板を打ち抜き折り曲げて構成した端子および/または中間タップ一体型のコイルと、このコイルを内部に埋設した磁性体とからなり、この磁性体の表面に熱伝導性に優れた材質の放熱体を設けたチョークコイル。
  2. 放熱体を磁性体の上面および/または下面に設けた請求項1記載のチョークコイル。
  3. 放熱体を磁性体の上面から側面を通じ下面へと延長して形成した請求項2記載のチョークコイル。
  4. 放熱体をコイルの空心部分の直上から放射状に広げるように形成した請求項1記載のチョークコイル。
  5. 放熱体に複数の平行に並んだスリットを設けた請求項1記載のチョークコイル。
  6. 放熱体を可撓性を有する材料で構成した請求項1〜5のいずれか1つに記載のチョークコイル。
  7. 磁性体を、フェライト磁性体、フェライト磁性粉末と絶縁樹脂との複合体あるいは軟磁性体合金粉末と絶縁性樹脂との複合体のうち少なくとも一種類以上により構成した請求項1〜6のいずれか1つに記載のチョークコイル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のチョークコイルを用いたDC/DCコンバータを搭載した電子機器。
JP2003085049A 2003-03-26 2003-03-26 チョークコイルおよびそれを用いた電子機器 Pending JP2004296630A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003085049A JP2004296630A (ja) 2003-03-26 2003-03-26 チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
CNB2004100086013A CN1312707C (zh) 2003-03-26 2004-03-12 扼流圈及使用其的电子设备
US10/806,385 US7158001B2 (en) 2003-03-26 2004-03-23 Choke coil and electronic device using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003085049A JP2004296630A (ja) 2003-03-26 2003-03-26 チョークコイルおよびそれを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004296630A true JP2004296630A (ja) 2004-10-21

Family

ID=32985098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003085049A Pending JP2004296630A (ja) 2003-03-26 2003-03-26 チョークコイルおよびそれを用いた電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7158001B2 (ja)
JP (1) JP2004296630A (ja)
CN (1) CN1312707C (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105158A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Tokyo Coil Engineering Kk インダクタ用コイル構造及びインダクタ
JP2010182941A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Denso Corp リアクトル
JP2012526390A (ja) * 2009-05-04 2012-10-25 クーパー テクノロジーズ カンパニー 小型シールド磁性部品及び製造方法
WO2013132883A1 (ja) * 2012-03-09 2013-09-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 コイル及びコイルの製造方法
CN107134346A (zh) * 2016-02-26 2017-09-05 阿尔卑斯电气株式会社 电感元件
WO2019208004A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 インダクタ
JP2019197804A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 Tdk株式会社 コイル部品およびコイル装置
CN112466632A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 乾坤科技股份有限公司 一种具有电感的元件及形成电感器的方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2726077Y (zh) * 2004-07-02 2005-09-14 郑长茂 电感器
US8378777B2 (en) * 2008-07-29 2013-02-19 Cooper Technologies Company Magnetic electrical device
US8466764B2 (en) 2006-09-12 2013-06-18 Cooper Technologies Company Low profile layered coil and cores for magnetic components
US8941457B2 (en) * 2006-09-12 2015-01-27 Cooper Technologies Company Miniature power inductor and methods of manufacture
JP4466684B2 (ja) * 2007-06-12 2010-05-26 トヨタ自動車株式会社 リアクトル
CN101325122B (zh) * 2007-06-15 2013-06-26 库帕技术公司 微型屏蔽磁性部件
US9859043B2 (en) 2008-07-11 2018-01-02 Cooper Technologies Company Magnetic components and methods of manufacturing the same
US8659379B2 (en) 2008-07-11 2014-02-25 Cooper Technologies Company Magnetic components and methods of manufacturing the same
US7692525B1 (en) * 2008-09-30 2010-04-06 Rockwell Automation Technologies, Inc. Power electronic module with an improved choke and methods of making same
US7911308B2 (en) * 2008-11-26 2011-03-22 Rippel Wally E Low thermal impedance conduction cooled magnetics
JP5505075B2 (ja) * 2010-05-17 2014-05-28 アルプス・グリーンデバイス株式会社 コイル封入圧粉磁心
TWI438792B (zh) * 2011-01-04 2014-05-21 Cyntec Co Ltd 電感器
RU2515505C2 (ru) * 2012-10-16 2014-05-10 Александр Юрьевич Гончаров Устройство охлаждения индуктивного элемента
TW201421211A (zh) * 2012-11-16 2014-06-01 Primax Electronics Ltd 無線充電裝置
JP6273483B2 (ja) * 2013-01-31 2018-02-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 コイル部品
KR20150080797A (ko) * 2014-01-02 2015-07-10 삼성전기주식회사 세라믹 전자 부품
TWI578342B (zh) * 2014-08-21 2017-04-11 乾坤科技股份有限公司 電感及製造電感之方法
JP6965858B2 (ja) * 2018-09-19 2021-11-10 株式会社村田製作所 表面実装インダクタおよびその製造方法
CN109616305A (zh) * 2018-11-27 2019-04-12 山东航天电子技术研究所 一种三相一体穿芯式电流互感器
TWM613014U (zh) * 2020-12-15 2021-06-11 飛宏科技股份有限公司 水冷式電感結構

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04267313A (ja) 1991-02-22 1992-09-22 Murata Mfg Co Ltd 巻線型インダクタンス部品
US5210513A (en) * 1992-03-20 1993-05-11 General Motors Corporation Cooling of electromagnetic apparatus
US6198375B1 (en) * 1999-03-16 2001-03-06 Vishay Dale Electronics, Inc. Inductor coil structure
WO1998006113A1 (en) * 1996-08-01 1998-02-12 Philips Electronics N.V. Choke
JP2002043131A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Taiyo Yuden Co Ltd インダクタンス素子及びインダクタンス素子の製造方法
US6392519B1 (en) * 2000-11-03 2002-05-21 Delphi Technologies, Inc. Magnetic core mounting system
TW579052U (en) * 2002-08-14 2004-03-01 Delta Electronics Inc Transformer with thermal paste for heat conduction

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105158A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Tokyo Coil Engineering Kk インダクタ用コイル構造及びインダクタ
JP2010182941A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Denso Corp リアクトル
JP2012526390A (ja) * 2009-05-04 2012-10-25 クーパー テクノロジーズ カンパニー 小型シールド磁性部品及び製造方法
WO2013132883A1 (ja) * 2012-03-09 2013-09-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 コイル及びコイルの製造方法
CN107134346A (zh) * 2016-02-26 2017-09-05 阿尔卑斯电气株式会社 电感元件
WO2019208004A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 インダクタ
JPWO2019208004A1 (ja) * 2018-04-27 2021-05-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 インダクタ
JP7170199B2 (ja) 2018-04-27 2022-11-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 インダクタ
JP2019197804A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 Tdk株式会社 コイル部品およびコイル装置
JP7124429B2 (ja) 2018-05-09 2022-08-24 Tdk株式会社 コイル部品およびコイル装置
US11443888B2 (en) 2018-05-09 2022-09-13 Tdk Corporation Coil component and coil device
CN112466632A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 乾坤科技股份有限公司 一种具有电感的元件及形成电感器的方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20040189430A1 (en) 2004-09-30
CN1534695A (zh) 2004-10-06
CN1312707C (zh) 2007-04-25
US7158001B2 (en) 2007-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004296630A (ja) チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
JP4378956B2 (ja) チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
JP5763747B2 (ja) 小型のパワーインダクタ及び製造方法
US7920039B2 (en) Thermally enhanced magnetic transformer
KR102680820B1 (ko) 인덕터
US20070035013A1 (en) Module with built-in circuit elements
JP6008160B1 (ja) ノイズフィルタ
KR101138031B1 (ko) 인덕터
JP6195627B2 (ja) 電磁誘導機器
JP5553040B2 (ja) 電子部品
JP5012066B2 (ja) 電源モジュール
US11756985B2 (en) Substrate-compatible inductors with magnetic layers
JP2005005287A (ja) インダクタンス部品とそれを用いた電子機器
US20120229986A1 (en) Power conversion system using ferromagnetic enclosure with embedded winding to serve as magnetic component
JP2010165951A (ja) リアクトル及びコイル成形体
US11798735B2 (en) Wireless charger
WO2004040599A1 (en) A circuit board with a planar magnetic element
JP2008199721A (ja) 電源モジュール
JP2004363568A (ja) 回路素子内蔵モジュール
JP2005109173A (ja) 非接触充電器用平面磁気素子
JP2004327523A (ja) インダクタンス部品およびそれを用いた電子機器
WO2016136421A1 (ja) トランスおよび電力変換装置
JP2020150059A (ja) インダクタ
US11778773B2 (en) Choke structure with water cooling
JP2004349400A (ja) 熱伝導性回路基板およびそれを用いたパワーモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060106

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325