JP2004278068A - 太陽光採光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を可及的に長時間にできる太陽光採光装置を提案する。
【解決手段】太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が前記太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が非反射面に形成された複数枚の帯状板12が、上下方向に所定の間隔を介して積層され、且つ帯状板12の各々が、回動可能に設けられており、前記太陽光を採光する時間内において、前記太陽光の水平面に対する入射角が最小のとき、間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部16bが、前記帯状板12の各々の室内側端部に傾斜して設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が前記太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が非反射面に形成された複数枚の帯状板12が、上下方向に所定の間隔を介して積層され、且つ帯状板12の各々が、回動可能に設けられており、前記太陽光を採光する時間内において、前記太陽光の水平面に対する入射角が最小のとき、間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部16bが、前記帯状板12の各々の室内側端部に傾斜して設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は太陽光採光装置に関し、更に詳細には太陽光を屋内の天井に向けて照射する太陽光採光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、図8に示す様に、家屋の窓100から入る太陽光を屋内102の天井104に向けて照射し、屋内102の全体を照明する太陽光採光装置106が用いられつつある。
かかる太陽光採光装置106としては、下記特許文献1に提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−170467号公報(特許請求の範囲、図1)
【0004】
特許文献1に提案されている太陽光採光装置を図9に示す。図9に示す太陽光採光装置106は、太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が拡散面に形成された複数枚の平板状の帯状板108,108・・が、上下方向に所定の間隙を介して積層されており、帯状板108,108・・の各々が、そのミラー面で反射された太陽光を屋内の天井に照射されるように、連結体110によって回動可能に設けられている。
更に、連結体110は、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する調整機構112に連結され、この調整機構112は、制御装置114によって制御されている。
この制御装置114では、帯状板108,108・・の各ミラー面への太陽光の入射角αに対し、帯状板108,108・・の各ミラー面で反射された反射光が屋内の天井に照射されるように、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する信号を調整機構112に発信する。かかる信号を受信した調整機構112では、連結体110を上方方向又は下方方向に移動し、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示す太陽光採光装置106では、図10(a)に示す様に、太陽の高度変化に因って太陽光の入射角αが変化したとき、帯状板108,108・・の各ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光T(以下、洩れ込み太陽光Tと称することがある)が発生する。この洩れ込み太陽光Tが照射される室内の箇所は、太陽光が直接照射されるため、室内の他の箇所に比較して極めて照度が高くなり、室内に著しいコントラストを形成する。このため、室内に居る人の目に悪い影響を与える。
この点、図9に示す太陽光採光装置106では、帯状板108,108・・の各々を、図10(a)に示す108′の位置まで回動することによって、洩れ込み太陽光Tを遮光して天井への反射光とすることができ、ミラー面で反射された太陽光の実施的全てを天井に反射できる。
ところで、図10(a)において、太陽光の入射角αは45°であったが、太陽の高度が低くなって太陽光の入射角αが40°となったとき、洩れ込み太陽光Tを遮光すべく、帯状板108,108・・の各傾斜角βを、図10(b)に示す傾斜角β′まで回動する。
【0006】
しかし、図10(b)に示す帯状板108,108・・の各ミラー面で反射された反射光の多くは、そのミラー面の上方に位置する帯状板108の下面によって遮光され、屋内の天井に照射される反射光は、ミラー面で反射された反射光の一部となる。このため、屋内の天井が暗くなり、屋内102を照明する蛍光灯等の電気照明設備を点灯することが必要となる。
また、図9に示す太陽光採光装置106についての本発明者等の検討によれば、洩れ込み太陽光Tを遮光すると共に、帯状板108のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射できる時間は、短時間であることが判明した。
そこで、本発明の課題は、上面がミラー面に形成され且つ回動可能に設けられた複数枚の帯状板を、所定間隙を介して上下方向に積層し、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を可及的に長時間にできる太陽光採光装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討した結果、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部を、帯状板の各々の室内側端部から延出された延出部を曲折して形成することによって、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を、平板状の帯状板108よりも長くできることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、太陽光を屋内の天井に向けて照射する太陽光採光装置において、該太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が前記太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成された複数枚の帯状板が、上下方向に所定の間隙を介して積層され、且つ前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、回動可能に設けられており、前記太陽光を採光する採光時間内において、前記太陽光の水平面に対する入射角が最小入射角のとき、前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく前記間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部が、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けられていることを特徴とする太陽光採光装置にある。
【0008】
かかる本発明において、遮光部を、最小入射角が15°で入射する太陽光を帯状板の各ミラー面で反射し、前記ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射するように、前記帯状板を回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光するように、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けることによって、日本国内の学校や事務所等において、その採光時間内に充分な太陽光を天井に採光できる。
この遮光部を、その上面をミラー面に形成すると共に、下面を照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成することにより、ミラー面で反射された太陽光の一部が、その上方の帯状板の下面で反射されて室内に入射されることを防止できる。
かかる遮光部を、帯状板の室内側端部に延出された延出部を上面側に曲折して形成し、前記帯状板の横断面形状をL字状とすることによって、本発明に用いる帯状板を容易に製造できる。
ここで、天井から照明されている室内に載置された物品等には影が形成され難いため、人の視覚で物品等を立体的に把握し難くなる。この点、帯状板及び遮光部の下面を、その下方のミラー面で反射された太陽光の一部を分散させて分散光として室内に照射できるように、分散面に形成することによって、帯状板及び遮光部の下面から照射される分散光によって物品等に影を形成でき、人の視覚で物品を容易に立体的に把握できる。
【0009】
本発明に係る太陽光採光装置では、太陽光を採光する採光時間内において、太陽光の入射角が最小入射角のとき、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できるように帯状板を回動しても、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を、帯状板の各々の室内側端部を曲折して形成した遮光部によって遮光できる。
その結果、太陽光を採光する採光時間内では、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できると共に、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる。
しかも、本発明に係る太陽光採光装置では、帯状板の各々の室内側端部を曲折して遮光部を形成しているため、図9に示す太陽光採光装置で用いた平板状の帯状板に比較して、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できる採光時間を長くできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る太陽光採光装置の一例を図1に示す。図1に示す太陽光採光装置10は、太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延びる複数枚の帯状板12,12・・が、上下方向に所定の間隙Pを介して積層されている。この帯状板12,12・・の各々は、その両端部の各近傍に挿通された紐体14,14によって連結されており、紐体14,14によって回動可能に設けられている。
かかる帯状板12は、図2に示す様に、樹脂から成る樹脂板12aの平坦部16aの上面に、太陽光を反射するミラー12bが貼着されている。ミラー12bは、一面側が反射面に形成されたアルミ箔等の金属箔の他面側を樹脂板12aの一面側に貼着することによって形成できる。また、樹脂板12aの一面側に、めっき膜や塗膜等を形成してミラー12bを形成してもよい。
一方、平坦部16aの下面は、樹脂板12aの樹脂面が露出されている粗面であり、下方に位置する帯状板12のミラー面で反射された太陽光が照射されても所定方向に反射することのない非反射面である。
この帯状板12は、その平坦部16aの室内側端部には、平坦部16aに対して傾斜角γで傾斜する遮光部16bが形成されている。この遮光部16bは、平坦部16aの室内側端部が延出された延出部分が上方に曲折されて形成されており、横断面形状はL字状である。
かかる遮光部16bの上面は、ミラー12bが延出されて反射面に形成されており、帯状板12,12間の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を所定方向に反射する。一方、遮光部16bの下面は、樹脂板12aが露出されている粗面であり、下方に位置する帯状板12のミラー面等で反射された太陽光が照射されても所定方向に反射することのない非反射面である。
【0011】
図2に示す遮光部16bは、図3(a)に示す様に、教室や事務所等において、太陽光を採光する採光時間内で太陽光の水平面に対する入射角θが最小入射角θMINのとき、帯状板12,12・・の各々が、その平坦部16aのミラー面で反射された太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように回動した際に、この平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる長さ及び傾斜角γであること要する。
具体的には、太陽光の最小入射角θMINを15°とすることが好ましい。日本国内において、太陽光の最小入射角θMINが15°となる太陽の高度に到達する時間は、夏季で午前7時ごろであり、冬季で午前9時ごろであるため、実用に耐えることができるからである。
【0012】
この場合、帯状板12の平坦部16aのミラー面で反射される反射光の水平面に対する角度θ0を大きくするように、帯状板12,12・・の各々を回動することによって、採光効率を向上できるが、帯状板12,12・・の各々を回動し過ぎて角度θ0が過大となると、平坦部16aのミラー面で反射される反射光の一部が上方の帯状板12によって遮光される。このため、反射光の角度θ0が45°となるように帯状板12,12・・の各々を回動することが好ましい。
この様に、反射光の角度θ0が45°となるように帯状板12,12・・の各々を回動したとき、遮光部16bの平坦部16aに対する傾斜角γは30°とすることによって、帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる。
ところで、遮光部16bの長さは、帯状板12,12の間隙長及び帯状板12の平坦部16aの長さによって異なる。このため、採用する帯状板12,12の間隙長及び帯状板12の平坦部16aの長さに適合する遮光部16bの長さを求める。
【0013】
図3(a)に示す様に、最小入射角θMINで入射する太陽光のうち、帯状板12,12・・を構成する各平坦部16aのミラー面で反射した反射光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、帯状板12,12・・を回動したとき、この平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部16bを具備する太陽光採光装置では、その遮光部16bでも、そのミラー面で太陽光を反射している。この遮光部16bで反射された太陽光は、上方の帯状板12の下面に照射される。
しかし、帯状板12の下面は、樹脂板12aが露出されている粗面であるため、帯状板12の下面に照射された太陽光は、乱反射されて分散される。分散された分散光の一部が、室内に照射されても、最早照度は低下しており眩しくはない。
【0014】
この様に、帯状板12の下面に照射された太陽光の一部が分散光として室内に照射されることは、室内に載置された物品等に影を形成でき、人の視覚で物品を容易に立体的に把握できる。
つまり、屋内の天井に照射された太陽光によって室内全体を照明する場合には、その室内に載置された物品等には影が形成され難いなる。このため、人の視覚で物品等を立体的に把握し難くなり、気分を悪くする人も出るおそれがある。
この点、帯状板12の下面に照射された太陽光の一部を分散光として室内に照射することによって、室内に載置された物品等に影を形成できるため、人の視覚で物品を容易に立体的に把握でき、視覚で物品等を立体的に把握し難いこと因るおそれを解消できる。
【0015】
太陽の高度が次第に高くなり、太陽光の入射角θが次第に大きくなると、帯状板12,12・・を構成する各平坦部16aのミラー面で反射した反射光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、帯状板12,12・・も回動する。
図3(b)は、太陽光の入射角θが30°の場合であり、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、略水平となっている。この場合も、遮光部16bのミラー面では、帯状板12の平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を反射し、上方の帯状板12の下面に照射している。帯状板12の下面に照射された太陽光は、乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されている。
図4(a)は、太陽光の入射角θが45°の場合であり、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも下方となるように傾斜されている。この場合、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
【0016】
更に、太陽の高度が高くなり、太陽光の入射角θが60°となったとき、図4(b)に示す様に、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも更に下方となるように傾斜される。この場合、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
日本において、太陽の高度が最も高くなる時期は夏至であって、夏至における太陽光の入射角θは75°である。太陽光の入射角θが75°となったときでも、図1に示す太陽光採光装置10では、図5に示す様に、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも更に下方となるように傾斜され、その傾斜度は最高となる。この場合でも、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
ここで、図3〜図5に示す様に、太陽の高度が高くなるに従って、帯状板12,12・・は回動し、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光を反射する帯状板12の反射面積が小さくなる。
しかし、太陽の高度が高くなるに従って太陽光の光量は増加するため、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光を反射する帯状板12の反射面積が減少しても、帯状板12の反射面で反射されて天井に反射される反射光量は殆ど変わらず、室内を充分に明るくでき充分に実用に耐えることができる。
【0017】
図3(a)(b)に示す場合には、遮光部16bの反射面で反射した太陽光を上方の帯状板12の下面に照射し、その下面で乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されている。
かかる分散光の一部が室内に照射されることを防止したい場合には、図6に示す様に、帯状板12,12・・の傾斜の程度を調整し、上方の帯状板12の下面で乱反射されて分散された分散光を室内に照射されてない状態とすることができる。
また、図4(a)(b)及び図5に示す場合の様に、帯状板12の平坦部16aのミラー面のみで反射した太陽光が上方の帯状板12の下面に照射されることなく天井に照射される場合は、室内に載置された物品等に影が形成され難い。
このため、図7に示す様に、天井に照射される反射光の光量を実質的に保持しつつ、平坦部16aのミラー面で反射した太陽光の一部を上方の帯状板12を構成する遮光部16bの下面に照射し、乱反射されて分散された分散光を室内に照射するようにしてもよい。
尚、図1に示す帯状板12,12・・の回動は、手動で行ってもよく、特許文献1に記載されている様に、自動的に行ってもよい。
【0018】
以上、説明してきた図1〜図7で用いた帯状板12は、樹脂板12aの一面側にアルミ箔等の金属箔を貼着してミラー12bとしたものであったが、アルミ板等の軽金属から成る金属板を用いてもよい。金属板を帯状板として用いる場合には、金属板の一面側にめっき等を施して太陽光を反射するミラー面に仕上ると共に、金属板の他面側を粗面に仕上る。
更に、遮光部16bは、金属板の長軸方向に沿った端部の一方をプレスにより曲折することによって形成できる。
また、図1〜図7で用いた帯状板12は、反射面が平坦な平坦部16aと遮光部16bとから構成されているが、平坦部16a及び/又は遮光部16bの反射面を曲面に形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る太陽光採光装置よれば、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を可及的に長時間にできる。
このため、この太陽光採光装置を、学校や事務所等に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽光採光装置の概要を説明するための概略図である。
【図2】図1に示す太陽光採光装置に用いる帯状板の横断面図である。
【図3】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図4】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図5】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図6】遮光部16bの下面で乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されることを防止する場合について説明する説明図である。
【図7】遮光部16bの下面で乱反射されて分散された分散光を室内に照射する場合について説明する説明図である。
【図8】室内の全体照明を説明する説明図である。
【図9】従来の太陽光採光装置の概要を説明する概要図である。
【図10】図9に示す太陽光採光装置の帯状板108,108・・に入射角αで入射する太陽光に対する帯状板108,108・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 太陽光採光装置
12 帯状板
12b ミラー
12a 樹脂板
14 紐体
16a 平坦部
16b 遮光部
P 間隙
γ 傾斜角
θ 入射角
θMIN 最小入射角
θ0 角度
【発明の属する技術分野】
本発明は太陽光採光装置に関し、更に詳細には太陽光を屋内の天井に向けて照射する太陽光採光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、図8に示す様に、家屋の窓100から入る太陽光を屋内102の天井104に向けて照射し、屋内102の全体を照明する太陽光採光装置106が用いられつつある。
かかる太陽光採光装置106としては、下記特許文献1に提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−170467号公報(特許請求の範囲、図1)
【0004】
特許文献1に提案されている太陽光採光装置を図9に示す。図9に示す太陽光採光装置106は、太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が拡散面に形成された複数枚の平板状の帯状板108,108・・が、上下方向に所定の間隙を介して積層されており、帯状板108,108・・の各々が、そのミラー面で反射された太陽光を屋内の天井に照射されるように、連結体110によって回動可能に設けられている。
更に、連結体110は、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する調整機構112に連結され、この調整機構112は、制御装置114によって制御されている。
この制御装置114では、帯状板108,108・・の各ミラー面への太陽光の入射角αに対し、帯状板108,108・・の各ミラー面で反射された反射光が屋内の天井に照射されるように、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する信号を調整機構112に発信する。かかる信号を受信した調整機構112では、連結体110を上方方向又は下方方向に移動し、帯状板108,108・・の各傾斜角βを調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示す太陽光採光装置106では、図10(a)に示す様に、太陽の高度変化に因って太陽光の入射角αが変化したとき、帯状板108,108・・の各ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光T(以下、洩れ込み太陽光Tと称することがある)が発生する。この洩れ込み太陽光Tが照射される室内の箇所は、太陽光が直接照射されるため、室内の他の箇所に比較して極めて照度が高くなり、室内に著しいコントラストを形成する。このため、室内に居る人の目に悪い影響を与える。
この点、図9に示す太陽光採光装置106では、帯状板108,108・・の各々を、図10(a)に示す108′の位置まで回動することによって、洩れ込み太陽光Tを遮光して天井への反射光とすることができ、ミラー面で反射された太陽光の実施的全てを天井に反射できる。
ところで、図10(a)において、太陽光の入射角αは45°であったが、太陽の高度が低くなって太陽光の入射角αが40°となったとき、洩れ込み太陽光Tを遮光すべく、帯状板108,108・・の各傾斜角βを、図10(b)に示す傾斜角β′まで回動する。
【0006】
しかし、図10(b)に示す帯状板108,108・・の各ミラー面で反射された反射光の多くは、そのミラー面の上方に位置する帯状板108の下面によって遮光され、屋内の天井に照射される反射光は、ミラー面で反射された反射光の一部となる。このため、屋内の天井が暗くなり、屋内102を照明する蛍光灯等の電気照明設備を点灯することが必要となる。
また、図9に示す太陽光採光装置106についての本発明者等の検討によれば、洩れ込み太陽光Tを遮光すると共に、帯状板108のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射できる時間は、短時間であることが判明した。
そこで、本発明の課題は、上面がミラー面に形成され且つ回動可能に設けられた複数枚の帯状板を、所定間隙を介して上下方向に積層し、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を可及的に長時間にできる太陽光採光装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討した結果、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部を、帯状板の各々の室内側端部から延出された延出部を曲折して形成することによって、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を、平板状の帯状板108よりも長くできることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、太陽光を屋内の天井に向けて照射する太陽光採光装置において、該太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が前記太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成された複数枚の帯状板が、上下方向に所定の間隙を介して積層され、且つ前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、回動可能に設けられており、前記太陽光を採光する採光時間内において、前記太陽光の水平面に対する入射角が最小入射角のとき、前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく前記間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部が、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けられていることを特徴とする太陽光採光装置にある。
【0008】
かかる本発明において、遮光部を、最小入射角が15°で入射する太陽光を帯状板の各ミラー面で反射し、前記ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射するように、前記帯状板を回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光するように、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けることによって、日本国内の学校や事務所等において、その採光時間内に充分な太陽光を天井に採光できる。
この遮光部を、その上面をミラー面に形成すると共に、下面を照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成することにより、ミラー面で反射された太陽光の一部が、その上方の帯状板の下面で反射されて室内に入射されることを防止できる。
かかる遮光部を、帯状板の室内側端部に延出された延出部を上面側に曲折して形成し、前記帯状板の横断面形状をL字状とすることによって、本発明に用いる帯状板を容易に製造できる。
ここで、天井から照明されている室内に載置された物品等には影が形成され難いため、人の視覚で物品等を立体的に把握し難くなる。この点、帯状板及び遮光部の下面を、その下方のミラー面で反射された太陽光の一部を分散させて分散光として室内に照射できるように、分散面に形成することによって、帯状板及び遮光部の下面から照射される分散光によって物品等に影を形成でき、人の視覚で物品を容易に立体的に把握できる。
【0009】
本発明に係る太陽光採光装置では、太陽光を採光する採光時間内において、太陽光の入射角が最小入射角のとき、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できるように帯状板を回動しても、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を、帯状板の各々の室内側端部を曲折して形成した遮光部によって遮光できる。
その結果、太陽光を採光する採光時間内では、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できると共に、ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる。
しかも、本発明に係る太陽光採光装置では、帯状板の各々の室内側端部を曲折して遮光部を形成しているため、図9に示す太陽光採光装置で用いた平板状の帯状板に比較して、ミラー面で反射した太陽光の実質的全てを屋内の天井に照射できる採光時間を長くできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る太陽光採光装置の一例を図1に示す。図1に示す太陽光採光装置10は、太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延びる複数枚の帯状板12,12・・が、上下方向に所定の間隙Pを介して積層されている。この帯状板12,12・・の各々は、その両端部の各近傍に挿通された紐体14,14によって連結されており、紐体14,14によって回動可能に設けられている。
かかる帯状板12は、図2に示す様に、樹脂から成る樹脂板12aの平坦部16aの上面に、太陽光を反射するミラー12bが貼着されている。ミラー12bは、一面側が反射面に形成されたアルミ箔等の金属箔の他面側を樹脂板12aの一面側に貼着することによって形成できる。また、樹脂板12aの一面側に、めっき膜や塗膜等を形成してミラー12bを形成してもよい。
一方、平坦部16aの下面は、樹脂板12aの樹脂面が露出されている粗面であり、下方に位置する帯状板12のミラー面で反射された太陽光が照射されても所定方向に反射することのない非反射面である。
この帯状板12は、その平坦部16aの室内側端部には、平坦部16aに対して傾斜角γで傾斜する遮光部16bが形成されている。この遮光部16bは、平坦部16aの室内側端部が延出された延出部分が上方に曲折されて形成されており、横断面形状はL字状である。
かかる遮光部16bの上面は、ミラー12bが延出されて反射面に形成されており、帯状板12,12間の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を所定方向に反射する。一方、遮光部16bの下面は、樹脂板12aが露出されている粗面であり、下方に位置する帯状板12のミラー面等で反射された太陽光が照射されても所定方向に反射することのない非反射面である。
【0011】
図2に示す遮光部16bは、図3(a)に示す様に、教室や事務所等において、太陽光を採光する採光時間内で太陽光の水平面に対する入射角θが最小入射角θMINのとき、帯状板12,12・・の各々が、その平坦部16aのミラー面で反射された太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように回動した際に、この平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる長さ及び傾斜角γであること要する。
具体的には、太陽光の最小入射角θMINを15°とすることが好ましい。日本国内において、太陽光の最小入射角θMINが15°となる太陽の高度に到達する時間は、夏季で午前7時ごろであり、冬季で午前9時ごろであるため、実用に耐えることができるからである。
【0012】
この場合、帯状板12の平坦部16aのミラー面で反射される反射光の水平面に対する角度θ0を大きくするように、帯状板12,12・・の各々を回動することによって、採光効率を向上できるが、帯状板12,12・・の各々を回動し過ぎて角度θ0が過大となると、平坦部16aのミラー面で反射される反射光の一部が上方の帯状板12によって遮光される。このため、反射光の角度θ0が45°となるように帯状板12,12・・の各々を回動することが好ましい。
この様に、反射光の角度θ0が45°となるように帯状板12,12・・の各々を回動したとき、遮光部16bの平坦部16aに対する傾斜角γは30°とすることによって、帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光できる。
ところで、遮光部16bの長さは、帯状板12,12の間隙長及び帯状板12の平坦部16aの長さによって異なる。このため、採用する帯状板12,12の間隙長及び帯状板12の平坦部16aの長さに適合する遮光部16bの長さを求める。
【0013】
図3(a)に示す様に、最小入射角θMINで入射する太陽光のうち、帯状板12,12・・を構成する各平坦部16aのミラー面で反射した反射光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、帯状板12,12・・を回動したとき、この平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部16bを具備する太陽光採光装置では、その遮光部16bでも、そのミラー面で太陽光を反射している。この遮光部16bで反射された太陽光は、上方の帯状板12の下面に照射される。
しかし、帯状板12の下面は、樹脂板12aが露出されている粗面であるため、帯状板12の下面に照射された太陽光は、乱反射されて分散される。分散された分散光の一部が、室内に照射されても、最早照度は低下しており眩しくはない。
【0014】
この様に、帯状板12の下面に照射された太陽光の一部が分散光として室内に照射されることは、室内に載置された物品等に影を形成でき、人の視覚で物品を容易に立体的に把握できる。
つまり、屋内の天井に照射された太陽光によって室内全体を照明する場合には、その室内に載置された物品等には影が形成され難いなる。このため、人の視覚で物品等を立体的に把握し難くなり、気分を悪くする人も出るおそれがある。
この点、帯状板12の下面に照射された太陽光の一部を分散光として室内に照射することによって、室内に載置された物品等に影を形成できるため、人の視覚で物品を容易に立体的に把握でき、視覚で物品等を立体的に把握し難いこと因るおそれを解消できる。
【0015】
太陽の高度が次第に高くなり、太陽光の入射角θが次第に大きくなると、帯状板12,12・・を構成する各平坦部16aのミラー面で反射した反射光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、帯状板12,12・・も回動する。
図3(b)は、太陽光の入射角θが30°の場合であり、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、略水平となっている。この場合も、遮光部16bのミラー面では、帯状板12の平坦部16aのミラー面で反射されることなく帯状板12,12の間隙Pを通過して室内に射し込む太陽光を反射し、上方の帯状板12の下面に照射している。帯状板12の下面に照射された太陽光は、乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されている。
図4(a)は、太陽光の入射角θが45°の場合であり、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも下方となるように傾斜されている。この場合、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
【0016】
更に、太陽の高度が高くなり、太陽光の入射角θが60°となったとき、図4(b)に示す様に、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも更に下方となるように傾斜される。この場合、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
日本において、太陽の高度が最も高くなる時期は夏至であって、夏至における太陽光の入射角θは75°である。太陽光の入射角θが75°となったときでも、図1に示す太陽光採光装置10では、図5に示す様に、帯状板12,12・・の各平坦部16aは、その室内側端部が水平線よりも更に下方となるように傾斜され、その傾斜度は最高となる。この場合でも、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光の全てを平坦部16aで反射して屋内の天井に照射できる。
ここで、図3〜図5に示す様に、太陽の高度が高くなるに従って、帯状板12,12・・は回動し、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光を反射する帯状板12の反射面積が小さくなる。
しかし、太陽の高度が高くなるに従って太陽光の光量は増加するため、帯状板12,12の間隙Pから入射される太陽光を反射する帯状板12の反射面積が減少しても、帯状板12の反射面で反射されて天井に反射される反射光量は殆ど変わらず、室内を充分に明るくでき充分に実用に耐えることができる。
【0017】
図3(a)(b)に示す場合には、遮光部16bの反射面で反射した太陽光を上方の帯状板12の下面に照射し、その下面で乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されている。
かかる分散光の一部が室内に照射されることを防止したい場合には、図6に示す様に、帯状板12,12・・の傾斜の程度を調整し、上方の帯状板12の下面で乱反射されて分散された分散光を室内に照射されてない状態とすることができる。
また、図4(a)(b)及び図5に示す場合の様に、帯状板12の平坦部16aのミラー面のみで反射した太陽光が上方の帯状板12の下面に照射されることなく天井に照射される場合は、室内に載置された物品等に影が形成され難い。
このため、図7に示す様に、天井に照射される反射光の光量を実質的に保持しつつ、平坦部16aのミラー面で反射した太陽光の一部を上方の帯状板12を構成する遮光部16bの下面に照射し、乱反射されて分散された分散光を室内に照射するようにしてもよい。
尚、図1に示す帯状板12,12・・の回動は、手動で行ってもよく、特許文献1に記載されている様に、自動的に行ってもよい。
【0018】
以上、説明してきた図1〜図7で用いた帯状板12は、樹脂板12aの一面側にアルミ箔等の金属箔を貼着してミラー12bとしたものであったが、アルミ板等の軽金属から成る金属板を用いてもよい。金属板を帯状板として用いる場合には、金属板の一面側にめっき等を施して太陽光を反射するミラー面に仕上ると共に、金属板の他面側を粗面に仕上る。
更に、遮光部16bは、金属板の長軸方向に沿った端部の一方をプレスにより曲折することによって形成できる。
また、図1〜図7で用いた帯状板12は、反射面が平坦な平坦部16aと遮光部16bとから構成されているが、平坦部16a及び/又は遮光部16bの反射面を曲面に形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る太陽光採光装置よれば、帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光すると共に、帯状板のミラー面で反射された太陽光の反射光の実質的全てを屋内の天井に照射し得る時間を可及的に長時間にできる。
このため、この太陽光採光装置を、学校や事務所等に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽光採光装置の概要を説明するための概略図である。
【図2】図1に示す太陽光採光装置に用いる帯状板の横断面図である。
【図3】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図4】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図5】図1に示す太陽光採光装置の帯状板12,12・・に入射角θで入射する太陽光に対する帯状板12,12・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【図6】遮光部16bの下面で乱反射されて分散された分散光の一部が室内に照射されることを防止する場合について説明する説明図である。
【図7】遮光部16bの下面で乱反射されて分散された分散光を室内に照射する場合について説明する説明図である。
【図8】室内の全体照明を説明する説明図である。
【図9】従来の太陽光採光装置の概要を説明する概要図である。
【図10】図9に示す太陽光採光装置の帯状板108,108・・に入射角αで入射する太陽光に対する帯状板108,108・・の動き及び反射方向を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 太陽光採光装置
12 帯状板
12b ミラー
12a 樹脂板
14 紐体
16a 平坦部
16b 遮光部
P 間隙
γ 傾斜角
θ 入射角
θMIN 最小入射角
θ0 角度
Claims (5)
- 太陽光を屋内の天井に向けて照射する太陽光採光装置において、
該太陽光が射し込む家屋の窓に対して左右方向に延び、上面側が前記太陽光を反射するミラー面に形成されていると共に、下面側が照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成された複数枚の帯状板が、上下方向に所定の間隙を介して積層され、
且つ前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、回動可能に設けられており、
前記太陽光を採光する採光時間内において、前記太陽光の水平面に対する入射角が最小入射角のとき、前記帯状板の各々が、そのミラー面で反射された前記太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく前記間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光する遮光部が、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けられていることを特徴とする太陽光採光装置。 - 遮光部が、最小入射角が15°で入射する太陽光を帯状板の各ミラー面で反射し、前記ミラー面で反射された太陽光の実質的全てが屋内の天井に照射されるように、前記帯状板を回動した際に、前記ミラー面で反射されることなく帯状板間の間隙を通過して室内に射し込む太陽光を遮光するように、前記帯状板の各々の室内側端部に傾斜して設けられている請求項1記載の太陽光採光装置。
- 遮光部は、その上面がミラー面に形成されていると共に、下面が照射された太陽光を所定方向に反射することのない非反射面に形成されている請求項1又は請求項2記載の太陽光採光装置。
- 遮光部が、帯状板の室内側端部に延出された延出部が上面側に曲折されて形成され、前記帯状板の横断面形状がL字状である請求項1〜3のいずれか一項記載の太陽光採光装置。
- 帯状板及び遮光部の下面が、その下方のミラー面で反射された太陽光の一部を分散させて分散光として室内に照射できるように、分散面に形成されている請求項1〜4のいずれか一項記載の太陽光採光装置。
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2003
- 2003-03-14 JP JP2003069045A patent/JP2004278068A/ja active Pending
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