JP2004272579A - オンラインサービス提供システム、コミュニケーション管理装置とそのプログラム、ならびにコミュニケーション管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしで実際にコミュニケーションが行われた様子を適切に管理することが可能とする。
【解決手段】イベント検出部32aは、第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関するイベントの発生を検出する。単位時間計時部32bは、イベント検出部32aがイベントの発生を検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する。そしてコミュニケーション期間判定部32cは、計時が行われていない状況にてイベントの発生が検出されたタイミングから終了信号が出力されるタイミングまでを1回のコミュニケーション期間として判定する。
【選択図】 図2
【解決手段】イベント検出部32aは、第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関するイベントの発生を検出する。単位時間計時部32bは、イベント検出部32aがイベントの発生を検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する。そしてコミュニケーション期間判定部32cは、計時が行われていない状況にてイベントの発生が検出されたタイミングから終了信号が出力されるタイミングまでを1回のコミュニケーション期間として判定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしでコミュニケーションを行うことを可能とするオンラインゲームやチャットなどのようなオンラインサービスを提供するオンラインサービス提供システム、このシステムで利用されるコミュニケーション管理装置とそのプログラム、ならびにコミュニケーション管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシステムにおいては、コミュニケーションの履歴を取っておき、同じ相手と再度出逢ったときに履歴をユーザに提示することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1は、ユーザの分身であるアバターを、サイバースペース内でユーザが任意に移動させることを可能とする。そして、互いに異なるアバターAとアバターBとが予め定められた空間に同時に存在する場合に、上記のアバターAとアバターBとがコンタクトしていると判断する。例えば、サーバースペース内に設定された「公園」にアバターAとアバターBとが同時に居る場合、アバターAとアバターBとがコンタクトしていると判断する。そして、このコンタクトの判断に基づいて、「コンタクト日時」、「コンタクト時間」、「累積回数」、あるいは「累積時間」などの情報を履歴データとして記録している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−184790号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため特許文献1の技術では、仮想空間内でアバターどうしが近接しただけでそのアバターどうしがコンタクトしたことと判断される。この判断に当り、実際に会話などのコミュニケーションをアバターどうしが行ったかどうかは考慮されない。このため、例えば、2時間に渡り会話した相手についてであっても、同じ映画館で2時間に渡り偶然同時に映画を見ていただけの相手についてであっても、「コンタクト時間」はいずれも「2時間」となる。
【0006】
従って、「コンタクト時間」を参照しても、親密な相手であるか否かは判定できない。つまり、特許文献1の技術により記録される「コンタクト日時」、「コンタクト時間」、「累積回数」、あるいは「累積時間」などのデータは、相手との親密度を判断する基準にはなり得ない。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、ユーザどうしで実際にコミュニケーションが行われた様子を適切に管理することを可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関する所定のイベントの発生を検出する。すでに計時中であっても上記のイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する。そして最初に計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定することとした。
【0009】
このような手段を講じたことにより、第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関する何らかのイベントが発生したときに計時が開始される。この後、計時が継続されているときには、同様のイベントが発生する毎に計時途中の時間がリセットされ続け、最終的に単位時間を計時し終えるまで計時が継続されたときのその時刻までが1回のコミュニケーション期間として判定される。従って、離散的に発生する第1のユーザと第2のユーザとの間のコミュニケーションに関するイベントの発生間隔が所定の単位時間よりも小さければ、それらのイベントは1回のコミュニケーションと判定すべき一連のイベントであると判断する。そしてこの一連のイベントが行われた期間をコミュニケーション期間と判定するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係るオンラインサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように本実施形態のオンラインサービス提供システムは、プラットフォームサーバ1、少なくとも1つのコンテンツサーバ2および複数のクライアント端末3を含む。なお、図1においては、複数のコンテンツサーバ2を含む例を示している。そしてこれらのプラットフォームサーバ1、コンテンツサーバ2およびクライアント端末3は、ネットワーク4を介して互いに通信可能である。ネットワーク4としては、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークが適用できる。
【0011】
プラットフォームサーバ1は、ユーザ情報管理モジュール11、遭遇ユーザリスト管理モジュール12、記憶媒体13およびネットワークインタフェース14を含む。
【0012】
ユーザ情報管理モジュール11は、このオンラインサービス提供システムで提供するオンラインサービスのユーザに関する各種のユーザ情報を管理している。ユーザ情報管理モジュール11は、上記のユーザ情報に基づいてユーザ認証などのように、オンラインサービスを提供するためのプラットフォームを提供するための周知の処理を行う。
【0013】
遭遇ユーザリスト管理モジュール12は、クライアント端末3から送信される遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cを記憶媒体13に記憶して管理する。遭遇ユーザリスト管理モジュール12は、遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cに基づいてクライアント端末3へ情報提供を行う。
【0014】
記憶媒体13は、例えばハードディスクなどである。記憶媒体13は、遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cや、その他の各種情報を記憶する。
【0015】
ネットワークインタフェース14は、ネットワーク4を介してコンテンツサーバ2やクライアント端末3と通信を行う。
【0016】
コンテンツサーバ2は、プラットフォームサーバ1により提供されるプラットフォームの上でコンテンツサービスを提供する。コンテンツサーバ2が提供するコンテンツサービスは、オンラインゲームサービスやチャットサービスなどであり、例えば既存のサービスがそのまま利用できる。
【0017】
図2はクライアント端末3の構成を示すブロック図である。
図2に示すようにクライアント端末3は、クライアントモジュール31、コミュニケーション管理モジュール32、記憶媒体33およびネットワークインタフェース34を含む。
【0018】
クライアントモジュール31は、例えばソフトウェアモジュールを、汎用のコンピュータ装置などに実行させることで実現される。クライアントモジュール31は、コンテンツサーバ2により提供されるコンテンツサービスにおけるクライアント側の各種処理を行う。コンテンツサービスが既存のものであるならば、クライアントモジュール31は既存のものを利用できる。具体的には例えば、クライアントモジュール31は、コンテンツサーバ2から送信される背景や他のクライアント端末3のユーザ(以下、他ユーザと称する)の属性などの情報などに基づいて仮想空間を再現し、これを自クライアント端末3のユーザ(以下、自ユーザと称する)に提示する。またクライアントモジュール31は、仮想空間に存在する他ユーザの発言内容を自ユーザに提示したり、自ユーザが指定する発言内容を他ユーザに伝えるべくコンテンツサーバ2へ送信するなどして、自ユーザが他ユーザとコミュニケーションを行えるようにする。なお、クライアントモジュール31がコンテンツサーバ2と上記のコンテンツサービスにおいて授受する情報は以下においてはサービス情報と称する。
【0019】
コミュニケーション管理モジュール32は、例えばソフトウェアモジュールを、汎用のコンピュータ装置などに実行させることで実現される。上記のソフトウェアモジュールは、予め上記コンピュータ装置に内蔵された記録媒体に記憶させておいても良いし、CD−ROMなどのようなリムーバブルな記録媒体に格納して、あるいはネットワークを介して配布されるプログラムを上記コンピュータ装置にインストールすることとしても良い。
【0020】
コミュニケーション管理モジュール32はさらに、イベント検出部32a、単位時間計時部32b、コミュニケーション期間判定部32c、遭遇回数計数部32d、合計コミュニケーション時間算出部32e、親密度判定部32f、フレンド・イグノアリスト更新部32g、リスト送信部32hおよびログ記録部32iを含む。
【0021】
イベント検出部32aは、クライアントモジュール31により授受されるサービス情報を解析し、自ユーザと他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントの発生を検出する。イベント検出部32aは、発生したイベントでのコミュニケーションの相手も検出する。自ユーザと他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントとは、例えば文字の会話、音声の会話、データのやり取り、アバターの身振り手振りなどである。なお、どのイベントをイベント検出部32aの検出対象とするかは固定的に定めておいてもよいし、ユーザ指定などに応じて柔軟に定めても良い。
【0022】
単位時間計時部32bは、計時動作を行っていないときには、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されたときに計時動作を開始する。単位時間計時部32bは、計時動作を行っているときには、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されたときに計時動作をリセットする。単位時間計時部32bは、所定の単位時間を計時し終えたときに計時動作を停止し、タイムアップ信号を出力する。単位時間計時部32bは、複数の他ユーザのそれぞれに関して上記の動作を並列的に行える。
【0023】
コミュニケーション期間判定部32cは、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されるタイミングと、単位時間計時部32bからタイムアップ信号が出力されるタイミングとに基づいて、自ユーザが他ユーザとコミュニケーションしていた期間(以下、コミュニケーション期間と称する)を相手毎に判定する。
【0024】
遭遇回数計数部32dは、コミュニケーション期間判定部32cによる判定結果に基づいて、仮想空間にて自ユーザが他ユーザと遭遇した回数(以下、遭遇回数と称する)を相手毎に計数する。なお、以下において「遭遇」とは、自ユーザと他ユーザとの間で実際に会話などのコミュニケーションが行われた場合を指し、自ユーザと他ユーザとが単に近接しただけの場合を含まない。遭遇回数計数部32dは、計数した遭遇回数を記憶媒体33に記憶された遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0025】
合計コミュニケーション時間算出部32eは、仮想空間にて自ユーザが他ユーザとコミュニケーションした合計時間(以下、合計コミュニケーション時間と称する)を相手毎に算出する。合計コミュニケーション時間算出部32eは、算出した合計コミュニケーション時間を遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0026】
親密度判定部32fは、遭遇回数、合計コミュニケーション時間、あるいはユーザ指示を考慮して自ユーザに対する他ユーザの親密度を相手毎に判定する。親密度判定部32fは、判定した親密度を遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0027】
フレンド・イグノアリスト更新部32gは、親密度判定部32fにより判定された親密度に基づいて、記憶媒体33に記憶されているフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dを更新する。
【0028】
リスト送信部32hは、記憶媒体33に記憶されている遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33c、あるいはイグノアリスト33dが更新された場合に、その更新されたリストをプラットフォームサーバ1へと送信する。
【0029】
ログ記録部32iは、クライアントモジュール31により送受信されるサービス情報のうちの一部をサービスログ33aとして記憶媒体33に記録する。
【0030】
記憶媒体33は、例えばハードディスクなどである。記憶媒体33は、サービスログ33a、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dや、その他の各種情報を記憶する。
【0031】
ネットワークインタフェース34は、ネットワーク4を介してプラットフォームサーバ1やコンテンツサーバ2と通信を行う。
【0032】
次に以上のように構成されたオンラインサービス提供システムの動作につき説明する。なお、オンラインサービスを実現するための動作は周知の動作であるので、ここではその説明は省略する。そしてここでは、コミュニケーション管理モジュール32の動作を中心に説明する。
【0033】
図3はコミュニケーション管理モジュール32におけるコミュニケーション管理処理のフローチャートである。
コミュニケーション管理モジュール32では、自ユーザが複数の相手と並列的にコミュニケーションしている状況にあっては、このコミュニケーション管理処理を相手毎に並列的に実行する。
【0034】
このためにコミュニケーション管理モジュール32にてイベント検出部32aはステップST1において、既に実行しているコミュニケーション管理処理の対象となっている相手とは異なる新たな相手(以下、今回遭遇相手と称する)とのイベントが発生するのを待ち受けている。すなわち、例えば相手Aおよび相手Bをそれぞれ対象とするコミュニケーション管理処理を既に実行しているのならば、イベント検出部32aは相手Aおよび相手B以外の他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントが発生するのを待ち受けるのである。そして新たな相手とのイベントの発生をイベント検出部32aが検出したならば、ステップST2においてコミュニケーション期間判定部32cが、現在時刻をコミュニケーションの開始時刻として定める。またステップST3において単位時間計時部32bが、計時動作を起動する。
【0035】
こののちにステップST4およびステップST5においてコミュニケーション期間判定部32cが単位時間計時部32bがタイムアップするのを、またイベント検出部32aが今回遭遇相手とのイベントが発生するのを待ち受ける。
【0036】
この状態にて、今回遭遇相手とのイベントの発生をイベント検出部32aが検出したならば、ステップST6において単位時間計時部32bが、計時動作をリセットする。そしてこののち、ステップST4およびステップST5の待ち受け状態に戻る。
【0037】
かくして、図4に示すように、同一の相手とのイベントが単位時間よりも短い間隔で発生するならば、新たにイベントが発生した時点を始点として単位時間の計時が再開される。すなわち、単位時間計時部32bが計時動作を行う期間が延長されて行く。
【0038】
そして、新たなイベントが発生することなく単位時間が経過したならば、単位時間計時部32bがタイムアップし、タイムアップ信号を出力する。これに応じてステップST7においてコミュニケーション期間判定部32cが、現在時刻を終了時刻として定める。続いてステップST8においてコミュニケーション期間判定部32cが、図4に示すようにステップST2にて定めた開始時刻からステップST7にて定めた終了時刻までの期間をコミュニケーション期間と判定し、このコミュニケーション期間の所要時間としてコミュニケーション時間を算出する。
【0039】
さて、記憶媒体33に記憶される遭遇ユーザリスト33bは、例えば図5に示すようなデータ構造で過去に行われたコミュニケーションに関わる各種の情報を示す。
【0040】
図5に示すように遭遇ユーザリスト33bは、相手毎のデータレコードR1,R2を含む。なおユーザには、そのユーザを一意に識別できるユーザIDが割り当てられているが、同一ユーザであっても異なる複数の名前を使用して仮想空間内に存在することが可能な場合がある。この場合、相手毎のデータレコードR1,R2は名前毎に設ける。
【0041】
相手毎のデータレコードには、コンテンツ毎のデータレコードが含まれる。図5の例では、データレコードR1にはデータレコードR11,R12が含まれる。すなわち、同一の相手であっても、遭遇したコンテンツが異なるのならば、別々のデータレコードに分ける。
【0042】
コンテンツ毎のデータレコードには、「親密度」「合計遭遇回数」「合計コミュニケーション時間」の各情報と、コミュニケーション期間毎の管理情報とが含まれる。図5の例では、データレコードR11には、管理情報R111,R112…が含まれる。コミュニケーション期間毎の管理情報には、「遭遇時刻」「コミュニケーション時間」「その他コンテンツ関連情報」の各情報が含まれる。「遭遇時刻」は、コミュニケーション期間判定部32cにより1回として判定されたコミュニケーション期間の開始時刻に相当する。「コミュニケーション時間」は、同じデータレコードに含まれる「遭遇時刻」から始まったコミュニケーション期間に関するコミュニケーション時間である。「その他コンテンツ関連情報」は、データ(コンテンツで使う道具やアバターの服飾など)の取引を行うことができるコンテンツにて行われた取引の内容や、麻雀などの対戦ゲームなどのコンテンツにおける勝敗の情報などの任意の情報である。この「その他コンテンツ関連情報」にどのような情報を記録するかは任意であり、例えばユーザに指定させるようにしても良い。
【0043】
そこでコミュニケーション期間判定部32cは、ステップST2にて定めた開始時刻を「遭遇時刻」として示すとともに、ステップST8にて算出したコミュニケーション時間を示した管理情報を遭遇ユーザリスト33bへ追加する。
【0044】
次にステップST10において合計コミュニケーション時間算出部32eが、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された合計コミュニケーション時間を遭遇ユーザリスト33bから読み出し、この合計コミュニケーション時間をステップST8にて算出したコミュニケーション時間を加算した値に更新する。
【0045】
続いてステップST11において遭遇回数計数部32dが、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された合計遭遇回数を1つ増加する。
【0046】
さらにステップST12において親密度判定部32fが、上記のように更新した後の合計コミュニケーション時間および合計遭遇回数を考慮して、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された親密度を更新する。親密度判定部32fは、例えば以下のように親密度を判定する。
【0047】
(1) 第1の方法
合計遭遇回数を変数xとした関数yを用意しておき、このyを親密度にする。例えば、
y=x・n
として関数yを定めておく。この場合、遭遇する度に親密度がnずつ増やすこととなる。なお係数nの値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0048】
(2) 第2の方法
合計コミュニケーション時間を変数xとした関数yを用意しておき、このyを親密度にする。例えば、
y=x/a・n
として関数yを定めておく。この場合、合計コミュニケーション時間が一定時間aに達する度に親密度がnずつ増やすこととなる。なお係数nの値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0049】
(3) 第3の方法
コミュニケーション時間を変数xとした関数yを用意しておき、遭遇終了の度にyの値だけ親密度を増加する。この場合、1回ずつのコミュニケーション期間の長さに応じた数値を積算した値が親密度とされることとなる。コミュニケーション期間の長さに応じて積算する数値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0050】
(4) 第4の方法
上記の第1乃至第3の方法の2つまたは3つを組み合わせる。
【0051】
なお、上記の各方法において、関数yは非線形でもよい。
【0052】
ところで親密度判定部32fは、上記にように親密度を自動更新する他に、ユーザによる親密度の増減の指示に応じても親密度を更新する。例えば、ユーザにより指定された数値だけ親密度を増減する。
【0053】
ステップST13およびステップST14においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、ステップST12にて更新されたのちの親密度が、第1しきい値以上、第2しきい値以上第1しきい値未満、あるいは第2しきい値未満のいずれであるかを確認する。そして親密度が第1しきい値以上であるならば、ステップST15においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をフレンドリスト33cへ登録する。これに対して親密度が第2しきい値未満であるならば、ステップST16においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をイグノアリスト33dへ登録する。親密度が第2しきい値以上第1しきい値未満であるならば、ステップST17においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dから除外する。
【0054】
以上のようにしてフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dの更新が終了したならば、続いてステップST18においてリスト送信部32hが、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dをプラットフォームサーバ1へ送信するべく、ネットワークインタフェース34を介してネットワーク4へと送出する。なおこのとき、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dは、実際に更新されている場合にのみ送信するようにしても良い。また各リストは、その全てを送信するのではなく、更新された事項のみを送信するようにしても良い。
【0055】
プラットフォームサーバ1では、クライアント端末3から上述のように送出された遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dがネットワークを介して到来すると、これらをネットワークインタフェース14が受信し、遭遇ユーザ管理モジュール12へ与える。遭遇ユーザ管理モジュール12は、上記の遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dを反映させるように、記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cを更新する。なお、記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cは、複数のクライアント端末3からそれぞれ送られてくる遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dをそれぞれ取り纏めたものである。遭遇ユーザリスト33bのデータ構造の一例を図6に示す。
【0056】
ところでクライアント端末3のコミュニケーション管理モジュール32では、クライアントモジュール31により授受されるサービス情報の全てをログ記録部32iが一時的に記憶媒体33に記録している。そしてログ記録部32iは、コミュニケーション期間判定部32cにより新たにコミュニケーション期間が判定された場合に、記憶媒体33に記録してあるサービス情報の一部をサービスログ33aに追加することで、ログの記録を行う。
【0057】
次にログ記録部32iによるログの記録の動作につき説明する。
ログ記録部32iはログ記録範囲の先頭を、コミュニケーション期間判定部32cにより判定されたコミュニケーション期間の開始時刻から一定時間を遡った時刻とする。またログ記録部32iはログ記録範囲の後端を、コミュニケーション期間の終了時刻から一定時間が経過した時刻とする。そしてログ記録部32iは、一時的に記憶してあるサービス情報から上記のように定めたログ記録範囲のサービス情報を取り出し、これをサービスログ33aに追加する。
【0058】
ところで、複数のコミュニケーション期間が同時期に生じていると、それぞれのコミュニケーション期間に基づいて定まるログ記録範囲の一部が重複する場合がある。この場合、図7に示すように、重複する複数のログ記録範囲を1つのログ記録範囲に置き換えてログ記録を行うようにしても良い。置き換える1つのログ記録範囲は、複数のログ記録範囲のそれぞれの先頭のうちで最も早い時刻を先頭とし、また複数のログ記録範囲のそれぞれの後端のうちで最も遅い時刻を後端とする。このようにすれば、同一のサービス情報がサービスログ33aに重複して含まれることがなくなり、サービスログ33aのデータ量を低減することができる。
【0059】
一方、図8に示すように、個々のログ記録範囲に対応するサービス情報を相手毎のログとしてそれぞれサービスログ33aに追加することとしても良い。このようにすれば、サービスログ33aに含まれる情報の管理や利用が容易となる。
【0060】
なお、サービスログ33aとして記録する情報は、必ずしもログ記録範囲内のサービス情報の全てである必要はなく、ユーザが認識できる程度に過去の状況を再現できる水準の情報を記録すれば良い。サービスログ33aとして記録して有効な情報は、例えばチャットサービスであるならば、会話記録(例えばテキストならばテキスト、音声ならば音声、画像を利用するならばその画像、入力されたタイミング)である。メッセージサービスならば、最も至近に交わしたメッセージ記録である。アバターを利用したネットワークRPGゲームならば、ユーザに提供している表示画面・音声などを再現するために必要となる情報(例えば、アバターの姿形・アバターの位置・動作情報・ユーザ間の会話情報・例えば敵キャラクタや街の住人などの非ユーザオブジェクトの位置・動作情報・ネットワーク空間内の時刻など)である。ネットワーク将棋・囲碁・麻雀他テーブルゲームならば、対局を再生できる譜面情報や対局中に交わした会話記録である。対戦型のアクションゲームならば、対戦を再生するのに必要な情報(キャラクタの位置情報・入力操作情報・入力タイミング)や会話記録である。また、サービスログ33aの記憶のために使用できる領域が少ない場合は、上記のような各種の情報をさらに断片的にサービスログ33aに追加するようにしても良い。
【0061】
さて、以上のようにして記憶媒体33に記憶されたサービスログ33a、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dは、例えばクライアントモジュール31において以下のようにして利用することが可能である。
【0062】
(1) 自ユーザと他ユーザとの遭遇が発生した場合に、遭遇ユーザリストを照会して、今回遭遇した他ユーザと過去に遭遇しているかどうかを判定する。そして、「遭遇済」や「未遭遇」の意味する印を表示することで、今回遭遇した他ユーザと過去に遭遇しているかどうかを自ユーザに通知する。
【0063】
(2) 自ユーザと他ユーザとの遭遇が発生した場合に、他ユーザの親密度を印等によって自ユーザに通知する。このときさらに、一定値以上の親密度の場合のみ印を表示したり、特定の親密度の印だけを表示したりするように表示にフィルタをかけるよういしても良い。
【0064】
(3) 認識可能な遭遇済みユーザをリスト表示したり、そのような他ユーザの位置を地図または座標系に記したりしても良い。
【0065】
(4) 過去に遭遇した他ユーザと新たに遭遇した場合には、サービスログ33aを利用して過去の遭遇の状況を再現して自ユーザに提示する。これは、自動的に行っても良いし、ユーザによる開始指示に応じて行っても良い。このとき、前回の遭遇の状況を再現することが基本となる。しかし、ユーザ指示などに応じてそれよりも前の遭遇の状況を再現することとしても良い。また、前回の遭遇が今回とは別コンテンツによるサービス提供下であった場合は、前回の遭遇の状況の再現は行わずに、今回のコンテンツでの過去の遭遇状況を優先して再現することとしても良い。また、過去の遭遇状況の全てを再現するのではなく、ダイジェストにして再現するようにしても良い。ダイジェストを作成する場合にどの部分を抽出するかはコンテンツのサービス内容に依存する。会話が主な再生内容の場合などは単位時間あたりのログデータの量が大きい部分を取り出すなどの方法が考えられる。
【0066】
(5) 自ユーザの指示に応じてフレンドリスト33cに登録された他ユーザを自ユーザに提示する。これにより、自ユーザは自分に親しいユーザを確認することが可能になる。
【0067】
(6) 自ユーザの指示に応じてイグノアリスト33dに登録された他ユーザを自ユーザに提示する。これにより、自ユーザは自分と親しくないユーザを確認することが可能になる。
【0068】
一方、プラットフォームサーバ1にて記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cは、以下のようにして利用できる。
【0069】
遭遇ユーザリスト13aに基づいて、あるユーザに関する情報(接続状況、各利用コンテンツに関する情報、個人情報など)を他のユーザに提示する。これにより、各ユーザは他のユーザによるコミュニケーションの状況を認識することができるようになる。なおこのとき、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cの登録情報に基づいて、提示する情報を制限するようにしても良い。すなわち例えば、あるユーザAの情報をユーザBが閲覧しようとしているときに、ユーザAとユーザBとの合計遭遇回数や合計コミュニケーション時間、使用したコミュニケーション手段などを遭遇ユーザリスト13aから判断して、これに基づいて提示する情報量を変更する。あるいは、ユーザBがユーザAのフレンドリストに登録されているか、イグノアリストに登録されているか、あるいはいずれにも登録されていないのかに応じて提示する情報量を変更するようにしても良い。
【0070】
以上のように本実施形態によれば、実際のコミュニケーションに関わるイベントの発生状況に応じて1回のコミュニケーション期間を判定しているので、単に近接しているだけの場合などを除き、実際にコミュニケーションが行われている状況を正しく管理することが可能となる。
【0071】
しかも、個々のイベントの所要期間を1回のコミュニケーション期間とするのではなく、単位時間を超えない時間間隔で発生するイベントは、いずれも同一のコミュニケーション期間におけるイベントとして1回のコミュニケーション期間を判定しているので、会話を行う場合などのようにイベントが離散的にしか生じない状態でコミュニケーションが行われている場合でも、1回の発言のみを1回のコミュニケーションと判断してしまうようなことが無く、一連の会話を1回のコミュニケーションとして適正に判定することができる。
【0072】
そして、このように適正に判定されたコミュニケーション期間の合計回数を計数したり、合計コミュニケーション時間を算出したりすることで、コミュニケーションの実行状況を管理するために有益な情報を得ることができる。
【0073】
さらに、ユーザどうしの親密度を、上記のように取得された合計回数や合計コミュニケーション時間に基づいて判定するので、ユーザどうしの実際の親密さにより近い親密度を判定することが可能である。従って、このように判定された親密度に基づいて、ユーザどうしの親密さを適正に確認することができる。
【0074】
さらに、このような適正な親密度に基づくことで、実状に即したフレンドリストおよびイグノアリストを自動生成することが可能である。
【0075】
また、上記のように適正に判定されたコミュニケーション期間に授受されたサービス情報を含むログ記録範囲の情報をサービスログ33aに記録しておくことで、過去のコミュニケーション期間でのコミュニケーションの内容を確認するのに適切なログを得ることができる。なお本実施形態では、ログ記録範囲をコミュニケーション期間よりも前後に大きくしていることにより、コミュニケーションが開始される直前およびコミュニケーションが終了された直後の状況についても確認することが可能である。
【0076】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えばコミュニケーション管理モジュール32は、プラットフォームサーバ1やコンテンツサーバ2に設けても良い。
【0077】
コミュニケーション管理モジュール32に含まれる機能を、プラットフォームサーバ1、コンテンツサーバ2およびクライアント端末3に任意に分散して配置しても良い。
【0078】
ログ記録範囲は、少なくともコミュニケーション期間を含んでいれば良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0079】
【発明の効果】
ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしで実際にコミュニケーションが行われた様子を適切に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオンラインサービス提供システムの構成を示すブロック図。
【図2】図1中のクライアント端末3の構成を示すブロック図。
【図3】図2中のコミュニケーション管理モジュール32におけるコミュニケーション管理処理のフローチャート。
【図4】コミュニケーション期間の判定方法を示す図。
【図5】図2中の遭遇ユーザリスト33bのデータ構造を示す図。
【図6】図1中の遭遇ユーザリスト13aのデータ構造を示す図。
【図7】サービスログの記録方法を示す図。
【図8】サービスログの記録方法を示す図。
【符号の説明】
1…プラットフォームサーバ、2…コンテンツサーバ、3…クライアント端末、4…ネットワーク、31…クライアントモジュール、32…コミュニケーション管理モジュール、32a…イベント検出部、32b…単位時間計時部、32c…コミュニケーション期間判定部、32d…遭遇回数計数部、32e…合計コミュニケーション時間算出部、32f…親密度判定部、32g…フレンド・イグノアリスト更新部、32h…リスト送信部、32i…ログ記録部、33…記憶媒体、33a…サービスログ、33b…遭遇ユーザリスト、33c…フレンドリスト、33d…イグノアリスト、34…ネットワークインタフェース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしでコミュニケーションを行うことを可能とするオンラインゲームやチャットなどのようなオンラインサービスを提供するオンラインサービス提供システム、このシステムで利用されるコミュニケーション管理装置とそのプログラム、ならびにコミュニケーション管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシステムにおいては、コミュニケーションの履歴を取っておき、同じ相手と再度出逢ったときに履歴をユーザに提示することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1は、ユーザの分身であるアバターを、サイバースペース内でユーザが任意に移動させることを可能とする。そして、互いに異なるアバターAとアバターBとが予め定められた空間に同時に存在する場合に、上記のアバターAとアバターBとがコンタクトしていると判断する。例えば、サーバースペース内に設定された「公園」にアバターAとアバターBとが同時に居る場合、アバターAとアバターBとがコンタクトしていると判断する。そして、このコンタクトの判断に基づいて、「コンタクト日時」、「コンタクト時間」、「累積回数」、あるいは「累積時間」などの情報を履歴データとして記録している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−184790号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため特許文献1の技術では、仮想空間内でアバターどうしが近接しただけでそのアバターどうしがコンタクトしたことと判断される。この判断に当り、実際に会話などのコミュニケーションをアバターどうしが行ったかどうかは考慮されない。このため、例えば、2時間に渡り会話した相手についてであっても、同じ映画館で2時間に渡り偶然同時に映画を見ていただけの相手についてであっても、「コンタクト時間」はいずれも「2時間」となる。
【0006】
従って、「コンタクト時間」を参照しても、親密な相手であるか否かは判定できない。つまり、特許文献1の技術により記録される「コンタクト日時」、「コンタクト時間」、「累積回数」、あるいは「累積時間」などのデータは、相手との親密度を判断する基準にはなり得ない。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、ユーザどうしで実際にコミュニケーションが行われた様子を適切に管理することを可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関する所定のイベントの発生を検出する。すでに計時中であっても上記のイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する。そして最初に計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定することとした。
【0009】
このような手段を講じたことにより、第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関する何らかのイベントが発生したときに計時が開始される。この後、計時が継続されているときには、同様のイベントが発生する毎に計時途中の時間がリセットされ続け、最終的に単位時間を計時し終えるまで計時が継続されたときのその時刻までが1回のコミュニケーション期間として判定される。従って、離散的に発生する第1のユーザと第2のユーザとの間のコミュニケーションに関するイベントの発生間隔が所定の単位時間よりも小さければ、それらのイベントは1回のコミュニケーションと判定すべき一連のイベントであると判断する。そしてこの一連のイベントが行われた期間をコミュニケーション期間と判定するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係るオンラインサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように本実施形態のオンラインサービス提供システムは、プラットフォームサーバ1、少なくとも1つのコンテンツサーバ2および複数のクライアント端末3を含む。なお、図1においては、複数のコンテンツサーバ2を含む例を示している。そしてこれらのプラットフォームサーバ1、コンテンツサーバ2およびクライアント端末3は、ネットワーク4を介して互いに通信可能である。ネットワーク4としては、例えばIP(Internet Protocol)ネットワークが適用できる。
【0011】
プラットフォームサーバ1は、ユーザ情報管理モジュール11、遭遇ユーザリスト管理モジュール12、記憶媒体13およびネットワークインタフェース14を含む。
【0012】
ユーザ情報管理モジュール11は、このオンラインサービス提供システムで提供するオンラインサービスのユーザに関する各種のユーザ情報を管理している。ユーザ情報管理モジュール11は、上記のユーザ情報に基づいてユーザ認証などのように、オンラインサービスを提供するためのプラットフォームを提供するための周知の処理を行う。
【0013】
遭遇ユーザリスト管理モジュール12は、クライアント端末3から送信される遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cを記憶媒体13に記憶して管理する。遭遇ユーザリスト管理モジュール12は、遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cに基づいてクライアント端末3へ情報提供を行う。
【0014】
記憶媒体13は、例えばハードディスクなどである。記憶媒体13は、遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cや、その他の各種情報を記憶する。
【0015】
ネットワークインタフェース14は、ネットワーク4を介してコンテンツサーバ2やクライアント端末3と通信を行う。
【0016】
コンテンツサーバ2は、プラットフォームサーバ1により提供されるプラットフォームの上でコンテンツサービスを提供する。コンテンツサーバ2が提供するコンテンツサービスは、オンラインゲームサービスやチャットサービスなどであり、例えば既存のサービスがそのまま利用できる。
【0017】
図2はクライアント端末3の構成を示すブロック図である。
図2に示すようにクライアント端末3は、クライアントモジュール31、コミュニケーション管理モジュール32、記憶媒体33およびネットワークインタフェース34を含む。
【0018】
クライアントモジュール31は、例えばソフトウェアモジュールを、汎用のコンピュータ装置などに実行させることで実現される。クライアントモジュール31は、コンテンツサーバ2により提供されるコンテンツサービスにおけるクライアント側の各種処理を行う。コンテンツサービスが既存のものであるならば、クライアントモジュール31は既存のものを利用できる。具体的には例えば、クライアントモジュール31は、コンテンツサーバ2から送信される背景や他のクライアント端末3のユーザ(以下、他ユーザと称する)の属性などの情報などに基づいて仮想空間を再現し、これを自クライアント端末3のユーザ(以下、自ユーザと称する)に提示する。またクライアントモジュール31は、仮想空間に存在する他ユーザの発言内容を自ユーザに提示したり、自ユーザが指定する発言内容を他ユーザに伝えるべくコンテンツサーバ2へ送信するなどして、自ユーザが他ユーザとコミュニケーションを行えるようにする。なお、クライアントモジュール31がコンテンツサーバ2と上記のコンテンツサービスにおいて授受する情報は以下においてはサービス情報と称する。
【0019】
コミュニケーション管理モジュール32は、例えばソフトウェアモジュールを、汎用のコンピュータ装置などに実行させることで実現される。上記のソフトウェアモジュールは、予め上記コンピュータ装置に内蔵された記録媒体に記憶させておいても良いし、CD−ROMなどのようなリムーバブルな記録媒体に格納して、あるいはネットワークを介して配布されるプログラムを上記コンピュータ装置にインストールすることとしても良い。
【0020】
コミュニケーション管理モジュール32はさらに、イベント検出部32a、単位時間計時部32b、コミュニケーション期間判定部32c、遭遇回数計数部32d、合計コミュニケーション時間算出部32e、親密度判定部32f、フレンド・イグノアリスト更新部32g、リスト送信部32hおよびログ記録部32iを含む。
【0021】
イベント検出部32aは、クライアントモジュール31により授受されるサービス情報を解析し、自ユーザと他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントの発生を検出する。イベント検出部32aは、発生したイベントでのコミュニケーションの相手も検出する。自ユーザと他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントとは、例えば文字の会話、音声の会話、データのやり取り、アバターの身振り手振りなどである。なお、どのイベントをイベント検出部32aの検出対象とするかは固定的に定めておいてもよいし、ユーザ指定などに応じて柔軟に定めても良い。
【0022】
単位時間計時部32bは、計時動作を行っていないときには、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されたときに計時動作を開始する。単位時間計時部32bは、計時動作を行っているときには、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されたときに計時動作をリセットする。単位時間計時部32bは、所定の単位時間を計時し終えたときに計時動作を停止し、タイムアップ信号を出力する。単位時間計時部32bは、複数の他ユーザのそれぞれに関して上記の動作を並列的に行える。
【0023】
コミュニケーション期間判定部32cは、イベント検出部32aによりイベント発生が検出されるタイミングと、単位時間計時部32bからタイムアップ信号が出力されるタイミングとに基づいて、自ユーザが他ユーザとコミュニケーションしていた期間(以下、コミュニケーション期間と称する)を相手毎に判定する。
【0024】
遭遇回数計数部32dは、コミュニケーション期間判定部32cによる判定結果に基づいて、仮想空間にて自ユーザが他ユーザと遭遇した回数(以下、遭遇回数と称する)を相手毎に計数する。なお、以下において「遭遇」とは、自ユーザと他ユーザとの間で実際に会話などのコミュニケーションが行われた場合を指し、自ユーザと他ユーザとが単に近接しただけの場合を含まない。遭遇回数計数部32dは、計数した遭遇回数を記憶媒体33に記憶された遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0025】
合計コミュニケーション時間算出部32eは、仮想空間にて自ユーザが他ユーザとコミュニケーションした合計時間(以下、合計コミュニケーション時間と称する)を相手毎に算出する。合計コミュニケーション時間算出部32eは、算出した合計コミュニケーション時間を遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0026】
親密度判定部32fは、遭遇回数、合計コミュニケーション時間、あるいはユーザ指示を考慮して自ユーザに対する他ユーザの親密度を相手毎に判定する。親密度判定部32fは、判定した親密度を遭遇ユーザリスト33bに反映させる。
【0027】
フレンド・イグノアリスト更新部32gは、親密度判定部32fにより判定された親密度に基づいて、記憶媒体33に記憶されているフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dを更新する。
【0028】
リスト送信部32hは、記憶媒体33に記憶されている遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33c、あるいはイグノアリスト33dが更新された場合に、その更新されたリストをプラットフォームサーバ1へと送信する。
【0029】
ログ記録部32iは、クライアントモジュール31により送受信されるサービス情報のうちの一部をサービスログ33aとして記憶媒体33に記録する。
【0030】
記憶媒体33は、例えばハードディスクなどである。記憶媒体33は、サービスログ33a、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dや、その他の各種情報を記憶する。
【0031】
ネットワークインタフェース34は、ネットワーク4を介してプラットフォームサーバ1やコンテンツサーバ2と通信を行う。
【0032】
次に以上のように構成されたオンラインサービス提供システムの動作につき説明する。なお、オンラインサービスを実現するための動作は周知の動作であるので、ここではその説明は省略する。そしてここでは、コミュニケーション管理モジュール32の動作を中心に説明する。
【0033】
図3はコミュニケーション管理モジュール32におけるコミュニケーション管理処理のフローチャートである。
コミュニケーション管理モジュール32では、自ユーザが複数の相手と並列的にコミュニケーションしている状況にあっては、このコミュニケーション管理処理を相手毎に並列的に実行する。
【0034】
このためにコミュニケーション管理モジュール32にてイベント検出部32aはステップST1において、既に実行しているコミュニケーション管理処理の対象となっている相手とは異なる新たな相手(以下、今回遭遇相手と称する)とのイベントが発生するのを待ち受けている。すなわち、例えば相手Aおよび相手Bをそれぞれ対象とするコミュニケーション管理処理を既に実行しているのならば、イベント検出部32aは相手Aおよび相手B以外の他ユーザとのコミュニケーションに関わるイベントが発生するのを待ち受けるのである。そして新たな相手とのイベントの発生をイベント検出部32aが検出したならば、ステップST2においてコミュニケーション期間判定部32cが、現在時刻をコミュニケーションの開始時刻として定める。またステップST3において単位時間計時部32bが、計時動作を起動する。
【0035】
こののちにステップST4およびステップST5においてコミュニケーション期間判定部32cが単位時間計時部32bがタイムアップするのを、またイベント検出部32aが今回遭遇相手とのイベントが発生するのを待ち受ける。
【0036】
この状態にて、今回遭遇相手とのイベントの発生をイベント検出部32aが検出したならば、ステップST6において単位時間計時部32bが、計時動作をリセットする。そしてこののち、ステップST4およびステップST5の待ち受け状態に戻る。
【0037】
かくして、図4に示すように、同一の相手とのイベントが単位時間よりも短い間隔で発生するならば、新たにイベントが発生した時点を始点として単位時間の計時が再開される。すなわち、単位時間計時部32bが計時動作を行う期間が延長されて行く。
【0038】
そして、新たなイベントが発生することなく単位時間が経過したならば、単位時間計時部32bがタイムアップし、タイムアップ信号を出力する。これに応じてステップST7においてコミュニケーション期間判定部32cが、現在時刻を終了時刻として定める。続いてステップST8においてコミュニケーション期間判定部32cが、図4に示すようにステップST2にて定めた開始時刻からステップST7にて定めた終了時刻までの期間をコミュニケーション期間と判定し、このコミュニケーション期間の所要時間としてコミュニケーション時間を算出する。
【0039】
さて、記憶媒体33に記憶される遭遇ユーザリスト33bは、例えば図5に示すようなデータ構造で過去に行われたコミュニケーションに関わる各種の情報を示す。
【0040】
図5に示すように遭遇ユーザリスト33bは、相手毎のデータレコードR1,R2を含む。なおユーザには、そのユーザを一意に識別できるユーザIDが割り当てられているが、同一ユーザであっても異なる複数の名前を使用して仮想空間内に存在することが可能な場合がある。この場合、相手毎のデータレコードR1,R2は名前毎に設ける。
【0041】
相手毎のデータレコードには、コンテンツ毎のデータレコードが含まれる。図5の例では、データレコードR1にはデータレコードR11,R12が含まれる。すなわち、同一の相手であっても、遭遇したコンテンツが異なるのならば、別々のデータレコードに分ける。
【0042】
コンテンツ毎のデータレコードには、「親密度」「合計遭遇回数」「合計コミュニケーション時間」の各情報と、コミュニケーション期間毎の管理情報とが含まれる。図5の例では、データレコードR11には、管理情報R111,R112…が含まれる。コミュニケーション期間毎の管理情報には、「遭遇時刻」「コミュニケーション時間」「その他コンテンツ関連情報」の各情報が含まれる。「遭遇時刻」は、コミュニケーション期間判定部32cにより1回として判定されたコミュニケーション期間の開始時刻に相当する。「コミュニケーション時間」は、同じデータレコードに含まれる「遭遇時刻」から始まったコミュニケーション期間に関するコミュニケーション時間である。「その他コンテンツ関連情報」は、データ(コンテンツで使う道具やアバターの服飾など)の取引を行うことができるコンテンツにて行われた取引の内容や、麻雀などの対戦ゲームなどのコンテンツにおける勝敗の情報などの任意の情報である。この「その他コンテンツ関連情報」にどのような情報を記録するかは任意であり、例えばユーザに指定させるようにしても良い。
【0043】
そこでコミュニケーション期間判定部32cは、ステップST2にて定めた開始時刻を「遭遇時刻」として示すとともに、ステップST8にて算出したコミュニケーション時間を示した管理情報を遭遇ユーザリスト33bへ追加する。
【0044】
次にステップST10において合計コミュニケーション時間算出部32eが、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された合計コミュニケーション時間を遭遇ユーザリスト33bから読み出し、この合計コミュニケーション時間をステップST8にて算出したコミュニケーション時間を加算した値に更新する。
【0045】
続いてステップST11において遭遇回数計数部32dが、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された合計遭遇回数を1つ増加する。
【0046】
さらにステップST12において親密度判定部32fが、上記のように更新した後の合計コミュニケーション時間および合計遭遇回数を考慮して、今回遭遇相手および今回利用されたコンテンツに関するデータレコードに示された親密度を更新する。親密度判定部32fは、例えば以下のように親密度を判定する。
【0047】
(1) 第1の方法
合計遭遇回数を変数xとした関数yを用意しておき、このyを親密度にする。例えば、
y=x・n
として関数yを定めておく。この場合、遭遇する度に親密度がnずつ増やすこととなる。なお係数nの値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0048】
(2) 第2の方法
合計コミュニケーション時間を変数xとした関数yを用意しておき、このyを親密度にする。例えば、
y=x/a・n
として関数yを定めておく。この場合、合計コミュニケーション時間が一定時間aに達する度に親密度がnずつ増やすこととなる。なお係数nの値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0049】
(3) 第3の方法
コミュニケーション時間を変数xとした関数yを用意しておき、遭遇終了の度にyの値だけ親密度を増加する。この場合、1回ずつのコミュニケーション期間の長さに応じた数値を積算した値が親密度とされることとなる。コミュニケーション期間の長さに応じて積算する数値は、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0050】
(4) 第4の方法
上記の第1乃至第3の方法の2つまたは3つを組み合わせる。
【0051】
なお、上記の各方法において、関数yは非線形でもよい。
【0052】
ところで親密度判定部32fは、上記にように親密度を自動更新する他に、ユーザによる親密度の増減の指示に応じても親密度を更新する。例えば、ユーザにより指定された数値だけ親密度を増減する。
【0053】
ステップST13およびステップST14においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、ステップST12にて更新されたのちの親密度が、第1しきい値以上、第2しきい値以上第1しきい値未満、あるいは第2しきい値未満のいずれであるかを確認する。そして親密度が第1しきい値以上であるならば、ステップST15においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をフレンドリスト33cへ登録する。これに対して親密度が第2しきい値未満であるならば、ステップST16においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をイグノアリスト33dへ登録する。親密度が第2しきい値以上第1しきい値未満であるならば、ステップST17においてフレンド・イグノアリスト更新部32gが、今回遭遇相手をフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dから除外する。
【0054】
以上のようにしてフレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dの更新が終了したならば、続いてステップST18においてリスト送信部32hが、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dをプラットフォームサーバ1へ送信するべく、ネットワークインタフェース34を介してネットワーク4へと送出する。なおこのとき、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dは、実際に更新されている場合にのみ送信するようにしても良い。また各リストは、その全てを送信するのではなく、更新された事項のみを送信するようにしても良い。
【0055】
プラットフォームサーバ1では、クライアント端末3から上述のように送出された遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dがネットワークを介して到来すると、これらをネットワークインタフェース14が受信し、遭遇ユーザ管理モジュール12へ与える。遭遇ユーザ管理モジュール12は、上記の遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dを反映させるように、記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cを更新する。なお、記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cは、複数のクライアント端末3からそれぞれ送られてくる遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dをそれぞれ取り纏めたものである。遭遇ユーザリスト33bのデータ構造の一例を図6に示す。
【0056】
ところでクライアント端末3のコミュニケーション管理モジュール32では、クライアントモジュール31により授受されるサービス情報の全てをログ記録部32iが一時的に記憶媒体33に記録している。そしてログ記録部32iは、コミュニケーション期間判定部32cにより新たにコミュニケーション期間が判定された場合に、記憶媒体33に記録してあるサービス情報の一部をサービスログ33aに追加することで、ログの記録を行う。
【0057】
次にログ記録部32iによるログの記録の動作につき説明する。
ログ記録部32iはログ記録範囲の先頭を、コミュニケーション期間判定部32cにより判定されたコミュニケーション期間の開始時刻から一定時間を遡った時刻とする。またログ記録部32iはログ記録範囲の後端を、コミュニケーション期間の終了時刻から一定時間が経過した時刻とする。そしてログ記録部32iは、一時的に記憶してあるサービス情報から上記のように定めたログ記録範囲のサービス情報を取り出し、これをサービスログ33aに追加する。
【0058】
ところで、複数のコミュニケーション期間が同時期に生じていると、それぞれのコミュニケーション期間に基づいて定まるログ記録範囲の一部が重複する場合がある。この場合、図7に示すように、重複する複数のログ記録範囲を1つのログ記録範囲に置き換えてログ記録を行うようにしても良い。置き換える1つのログ記録範囲は、複数のログ記録範囲のそれぞれの先頭のうちで最も早い時刻を先頭とし、また複数のログ記録範囲のそれぞれの後端のうちで最も遅い時刻を後端とする。このようにすれば、同一のサービス情報がサービスログ33aに重複して含まれることがなくなり、サービスログ33aのデータ量を低減することができる。
【0059】
一方、図8に示すように、個々のログ記録範囲に対応するサービス情報を相手毎のログとしてそれぞれサービスログ33aに追加することとしても良い。このようにすれば、サービスログ33aに含まれる情報の管理や利用が容易となる。
【0060】
なお、サービスログ33aとして記録する情報は、必ずしもログ記録範囲内のサービス情報の全てである必要はなく、ユーザが認識できる程度に過去の状況を再現できる水準の情報を記録すれば良い。サービスログ33aとして記録して有効な情報は、例えばチャットサービスであるならば、会話記録(例えばテキストならばテキスト、音声ならば音声、画像を利用するならばその画像、入力されたタイミング)である。メッセージサービスならば、最も至近に交わしたメッセージ記録である。アバターを利用したネットワークRPGゲームならば、ユーザに提供している表示画面・音声などを再現するために必要となる情報(例えば、アバターの姿形・アバターの位置・動作情報・ユーザ間の会話情報・例えば敵キャラクタや街の住人などの非ユーザオブジェクトの位置・動作情報・ネットワーク空間内の時刻など)である。ネットワーク将棋・囲碁・麻雀他テーブルゲームならば、対局を再生できる譜面情報や対局中に交わした会話記録である。対戦型のアクションゲームならば、対戦を再生するのに必要な情報(キャラクタの位置情報・入力操作情報・入力タイミング)や会話記録である。また、サービスログ33aの記憶のために使用できる領域が少ない場合は、上記のような各種の情報をさらに断片的にサービスログ33aに追加するようにしても良い。
【0061】
さて、以上のようにして記憶媒体33に記憶されたサービスログ33a、遭遇ユーザリスト33b、フレンドリスト33cおよびイグノアリスト33dは、例えばクライアントモジュール31において以下のようにして利用することが可能である。
【0062】
(1) 自ユーザと他ユーザとの遭遇が発生した場合に、遭遇ユーザリストを照会して、今回遭遇した他ユーザと過去に遭遇しているかどうかを判定する。そして、「遭遇済」や「未遭遇」の意味する印を表示することで、今回遭遇した他ユーザと過去に遭遇しているかどうかを自ユーザに通知する。
【0063】
(2) 自ユーザと他ユーザとの遭遇が発生した場合に、他ユーザの親密度を印等によって自ユーザに通知する。このときさらに、一定値以上の親密度の場合のみ印を表示したり、特定の親密度の印だけを表示したりするように表示にフィルタをかけるよういしても良い。
【0064】
(3) 認識可能な遭遇済みユーザをリスト表示したり、そのような他ユーザの位置を地図または座標系に記したりしても良い。
【0065】
(4) 過去に遭遇した他ユーザと新たに遭遇した場合には、サービスログ33aを利用して過去の遭遇の状況を再現して自ユーザに提示する。これは、自動的に行っても良いし、ユーザによる開始指示に応じて行っても良い。このとき、前回の遭遇の状況を再現することが基本となる。しかし、ユーザ指示などに応じてそれよりも前の遭遇の状況を再現することとしても良い。また、前回の遭遇が今回とは別コンテンツによるサービス提供下であった場合は、前回の遭遇の状況の再現は行わずに、今回のコンテンツでの過去の遭遇状況を優先して再現することとしても良い。また、過去の遭遇状況の全てを再現するのではなく、ダイジェストにして再現するようにしても良い。ダイジェストを作成する場合にどの部分を抽出するかはコンテンツのサービス内容に依存する。会話が主な再生内容の場合などは単位時間あたりのログデータの量が大きい部分を取り出すなどの方法が考えられる。
【0066】
(5) 自ユーザの指示に応じてフレンドリスト33cに登録された他ユーザを自ユーザに提示する。これにより、自ユーザは自分に親しいユーザを確認することが可能になる。
【0067】
(6) 自ユーザの指示に応じてイグノアリスト33dに登録された他ユーザを自ユーザに提示する。これにより、自ユーザは自分と親しくないユーザを確認することが可能になる。
【0068】
一方、プラットフォームサーバ1にて記憶媒体13に記憶された遭遇ユーザリスト13a、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cは、以下のようにして利用できる。
【0069】
遭遇ユーザリスト13aに基づいて、あるユーザに関する情報(接続状況、各利用コンテンツに関する情報、個人情報など)を他のユーザに提示する。これにより、各ユーザは他のユーザによるコミュニケーションの状況を認識することができるようになる。なおこのとき、フレンドリスト13bおよびイグノアリスト13cの登録情報に基づいて、提示する情報を制限するようにしても良い。すなわち例えば、あるユーザAの情報をユーザBが閲覧しようとしているときに、ユーザAとユーザBとの合計遭遇回数や合計コミュニケーション時間、使用したコミュニケーション手段などを遭遇ユーザリスト13aから判断して、これに基づいて提示する情報量を変更する。あるいは、ユーザBがユーザAのフレンドリストに登録されているか、イグノアリストに登録されているか、あるいはいずれにも登録されていないのかに応じて提示する情報量を変更するようにしても良い。
【0070】
以上のように本実施形態によれば、実際のコミュニケーションに関わるイベントの発生状況に応じて1回のコミュニケーション期間を判定しているので、単に近接しているだけの場合などを除き、実際にコミュニケーションが行われている状況を正しく管理することが可能となる。
【0071】
しかも、個々のイベントの所要期間を1回のコミュニケーション期間とするのではなく、単位時間を超えない時間間隔で発生するイベントは、いずれも同一のコミュニケーション期間におけるイベントとして1回のコミュニケーション期間を判定しているので、会話を行う場合などのようにイベントが離散的にしか生じない状態でコミュニケーションが行われている場合でも、1回の発言のみを1回のコミュニケーションと判断してしまうようなことが無く、一連の会話を1回のコミュニケーションとして適正に判定することができる。
【0072】
そして、このように適正に判定されたコミュニケーション期間の合計回数を計数したり、合計コミュニケーション時間を算出したりすることで、コミュニケーションの実行状況を管理するために有益な情報を得ることができる。
【0073】
さらに、ユーザどうしの親密度を、上記のように取得された合計回数や合計コミュニケーション時間に基づいて判定するので、ユーザどうしの実際の親密さにより近い親密度を判定することが可能である。従って、このように判定された親密度に基づいて、ユーザどうしの親密さを適正に確認することができる。
【0074】
さらに、このような適正な親密度に基づくことで、実状に即したフレンドリストおよびイグノアリストを自動生成することが可能である。
【0075】
また、上記のように適正に判定されたコミュニケーション期間に授受されたサービス情報を含むログ記録範囲の情報をサービスログ33aに記録しておくことで、過去のコミュニケーション期間でのコミュニケーションの内容を確認するのに適切なログを得ることができる。なお本実施形態では、ログ記録範囲をコミュニケーション期間よりも前後に大きくしていることにより、コミュニケーションが開始される直前およびコミュニケーションが終了された直後の状況についても確認することが可能である。
【0076】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えばコミュニケーション管理モジュール32は、プラットフォームサーバ1やコンテンツサーバ2に設けても良い。
【0077】
コミュニケーション管理モジュール32に含まれる機能を、プラットフォームサーバ1、コンテンツサーバ2およびクライアント端末3に任意に分散して配置しても良い。
【0078】
ログ記録範囲は、少なくともコミュニケーション期間を含んでいれば良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0079】
【発明の効果】
ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしで実際にコミュニケーションが行われた様子を適切に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオンラインサービス提供システムの構成を示すブロック図。
【図2】図1中のクライアント端末3の構成を示すブロック図。
【図3】図2中のコミュニケーション管理モジュール32におけるコミュニケーション管理処理のフローチャート。
【図4】コミュニケーション期間の判定方法を示す図。
【図5】図2中の遭遇ユーザリスト33bのデータ構造を示す図。
【図6】図1中の遭遇ユーザリスト13aのデータ構造を示す図。
【図7】サービスログの記録方法を示す図。
【図8】サービスログの記録方法を示す図。
【符号の説明】
1…プラットフォームサーバ、2…コンテンツサーバ、3…クライアント端末、4…ネットワーク、31…クライアントモジュール、32…コミュニケーション管理モジュール、32a…イベント検出部、32b…単位時間計時部、32c…コミュニケーション期間判定部、32d…遭遇回数計数部、32e…合計コミュニケーション時間算出部、32f…親密度判定部、32g…フレンド・イグノアリスト更新部、32h…リスト送信部、32i…ログ記録部、33…記憶媒体、33a…サービスログ、33b…遭遇ユーザリスト、33c…フレンドリスト、33d…イグノアリスト、34…ネットワークインタフェース。
Claims (13)
- ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしでコミュニケーションを行うことを可能とするオンラインサービス提供システムにおいて、
前記仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間のコミュニケーションに関するイベントの発生を検出する検出手段と、
時間を計時するものであって、前記検出手段がイベントの発生を検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する計時手段と、
前記計時手段が最初の計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定するコミュニケーション期間判定手段とを具備したことを特徴とするオンラインサービス提供システム。 - ネットワーク上に形成した仮想空間内で遭遇したユーザどうしでコミュニケーションを行うことを可能とするオンラインサービス提供システムにて利用されるコミュニケーション管理装置において、
前記仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間のコミュニケーションに関するイベントの発生を検出する検出手段と、
時間を計時するものであって、前記検出手段がイベントの発生が検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する計時手段と、
前記計時手段が最初の計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定するコミュニケーション期間判定手段とを具備したことを特徴とするコミュニケーション管理装置。 - 前記コミュニケーション期間を含むある期間において前記オンラインサービス提供システムから前記第1のユーザが授受する、少なくとも前記イベントに関連する情報を記録する記録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のコミュニケーション管理装置。
- 現在から一定時間を遡った時点から、前記第1のユーザが前記オンラインサービス提供システムから授受した、少なくとも前記仮想空間を再現するのに必要とする情報を保持しておく保持手段をさらに備え、
前記記録手段は、前記計時を行っていないときに前記イベントの発生を検出したときは、前記保持手段が保持している前記イベントが発生する以前の前記情報と、前記コミュニケーション期間に前記第1のユーザが授受した前記イベントに関連する情報とを記録することを特徴とする請求項3に記載のコミュニケーション管理装置。 - 前記コミュニケーション期間判定手段により前記コミュニケーション期間と判定した回数を計数する計数手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のコミュニケーション管理装置。
- 前記計数手段により計数された回数から、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の親密度を判定する親密度判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のコミュニケーション管理装置。
- 前記コミュニケーション期間判定手段が判定したコミュニケーション期間の始期から終期までの経過時間を算出する算出手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載のコミュニケーション管理装置。
- 前記算出手段により算出した経過時間に比例して、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の親密度を判定する親密度判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のコミュニケーション管理装置。
- 前記算出手段が算出した前記コミュニケーション期間の経過時間を累積加算して記憶するコミュニケーション累積時間記憶手段と、
該コミュニケーション累積時間記憶手段に記憶した累積時間から前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の親密度を判定する親密度判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のコミュニケーション管理装置。 - 前記第1のユーザとコミュニケーションを行った第2のユーザと、前記親密度判定手段により判定した該第2のユーザとの親密度とを該対応付けて記憶する親密度記憶手段と、
前記親密度記憶手段に記憶した親密度から、該親密度が第1のしきい値以上の親密度を持つ第2のユーザの一覧からなるフレンドリストを生成するフレンドリスト生成手段と、
前記第1のしきい値よりも低い第2のしきい値以下の親密度を持つ第2のユーザの一覧からなるイグノアリストを生成するイグノアリスト生成手段とをさらに具備することを特徴とする請求項6、請求項8および請求項9のいずれか1項に記載のコミュニケーション管理装置。 - 前記親密度記憶手段に記憶した親密度を前記親密度判定手段に依らずに変更する変更手段をさらに具備したことを特徴とする請求項10に記載のコミュニケーション装置。
- コンピュータを、
ネットワーク上に形成された仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関するイベントの発生を検出する検出手段と、
時間を計時するものであって、前記検出手段がイベントの発生を検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始し、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力する計時手段と、
前記計時手段が最初の計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定するコミュニケーション期間判定手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - ネットワーク上に形成された仮想空間内での第1のユーザと第2のユーザとの間でのコミュニケーションに関する所定のイベントの発生を検出し、
前記イベントの発生を検出したときには、すでに計時中であってもこのイベントの発生を検出したときから所定の単位時間が経過したかどうかを判断するために行う計時を開始するとともに、該計時により前記単位時間が経過したと判断したときは計時を終了したことを出力し、
最初に計時を始めたときから、前記出力があるときまでを1回のコミュニケーション期間として判定することを特徴とするコミュニケーション管理方法。
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