JP2004264921A - 非接触icカードの通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コマンド体系やセキュリティ・アルゴリズムなど仕様が相違する複数種類の非接触ICカードに対応して通信処理を行なう。
【解決手段】ICカードとやり取りされるコマンドまたは応答結果を読取装置では処理せずに、スルーコマンドと呼ぶICカードの種類に依存しないコマンドで包み込み、処理をコントローラ・モジュールに委譲することによって、ICカードの種類に依らない読取装置とする。ICカードの種類に依存するコマンドと処理手順は、コントローラ・モジュール内の入れ替え可能な当該カードに対応したソフトウェア・モジュールが請け負う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次コイルと2次コイルの間で電磁誘導作用を利用して伝送を行なう非接触通信システムに係り、特に、1次コイルを備えたカード読取装置側から送出される電磁波からなる質問信号に応答して、2次コイルを備えたICカードが負荷変動によって応答信号を送出する非接触ICカードの通信システム及び通信方法に関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、所定のカード検知手続を経て、所定のコマンド体系及びセキュリティ・アルゴリズムを使用してカード読取装置が非接触ICカードと通信処理を行なう非接触ICカードの通信システム及び通信方法に係り、特に、コマンド体系やセキュリティ・アルゴリズムなど仕様が相違する複数種類の非接触ICカードに対応して通信処理を行なう非接触ICカードの通信システム及び通信方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
局所で適用可能な無線通信手段の一例として、非接触ICカードを挙げることができる。
【0004】
この種の無線通信には、一般に、電磁誘導の原理に基づいて実現される。すなわち、少なくともメモリ機能を有するICカードと、ICカードのメモリに対して読み書きアクセスをするカード・リーダ/ライタで構成され、1次コイルとしてのICカード側のループ・コイルと2次コイルとしてのカード・リーダ/ライタ側のアンテナが系として1個のトランスを形成している。そして、カード・リーダ/ライタ側からICカードに対して、電力と情報を同じく電磁誘導作用により伝送し、ICカード側では供給された電力によって駆動してカード・リーダ/ライタ側からの質問信号に対して応答することができる。
【0005】
カード・リーダ/ライタ側では、アンテナに流す電流を変調することで、ICカード上のループ・コイルの誘起電圧が変調を受けるという作用により、カード・リーダ/ライタからICカードへのデータ送信を行なうことができる。また、ICカードは、ループ・コイルの端子間の負荷変動により、ICカード・リーダ/ライタ側のアンテナ端子間のインピーダンスが変化してアンテナの通過電流や電圧が変動するという作用により、カード・リーダ/ライタへの返信を行なう。
【0006】
ICカードに代表される非接触・近接通信システムは、操作上の手軽さから、広範に普及し始めている。例えば、暗証コードやその他の個人認証情報、電子チケットなどの価値情報などをICカードに格納しておくことにより、キャッシュ・ディスペンサやコンサート会場の出入口、駅の改札口などに設置されたカード・リーダ/ライタは、利用者がかざしたICカードに非接触でアクセスして、認証処理を行なうことができる。
【0007】
図9には、非接触通信を用いて実現される改札システム1の構成を模式的に描いている。ユーザは移動期間中も非接触ICカード2を携行している。また、改札機4は、駅の改札口などに設けられて、通過扉8の開閉操作を用いて、課金処理の有無やその他の権限の有無に応じてユーザの通過の是非を制御する。カード読み書き装置6は、改札機4に設置して用いられ、改札を通過しようとすると、ユーザが所持するICカード2にアクセスしてデータを読み書きする。
【0008】
カード読み書き装置6は常にICカードに対してポーリング・コマンドを送信している。そして、ユーザがICカード2を所持したまま改札機4に接近すると、改札機4上に設置されたカード読み書き装置6はICカード2が近づいてきたことを検知(カード発見)して、ICカード2との間で通信(衝突回避、カード特定)を行なう。そして、ユーザに対する課金処理や相互認証処理を経て、その通過が許可されたときには通過扉8を開成して、ユーザの改札口の通過を認める。
【0009】
最近では、微細化技術の向上とも相俟って、比較的大容量のメモリ空間を持つICカードが出現している。大容量メモリ付きのICカードによれば、複数のアプリケーション(又はサービス)を同時に格納しておくことができるので、1枚のICカードを複数の用途に利用することができる。例えば、1枚のICカード上に、電子決済を行なうための電子マネーや、特定のコンサート会場に入場するための電子チケットなど、多数のサービスを格納しておくことにより、1枚のICカードをさまざまな用途に適用させることができる。
【0010】
また、各デバイスにICカード及びカード・リーダ/ライタ双方の機能を装備することにより、ICカード技術を汎用性のある双方向の近接通信インターフェースとして利用することができる。例えば、コンピュータや情報家電機器のような機器どうしで近接通信システムが構成される場合には、通信は一対一で行われる。また、ある機器が非接触ICカードのような機器以外の相手デバイス(カードと呼ぶ)と通信することも可能であり、この場合においては、1つの機器と複数のカードにおける一対多の通信を行なうアプリケーションも考えられる。
【0011】
ICカードは急速に普及してきているが、その反面、複数のインターフェース規格が混在するという問題がある。例えば、ISO/IEC 14443において近接型非接触ICカードの国際標準化が図られたが、TypeAとTypeBという2種類の仕様がある。このため、リーダはどちらのタイプのカードが動作空間に侵入してきたかを検知するため、周期的、交互にそれぞれのリクエストコマンドを送出している(例えば、非特許文献1参照)。この他にも、ICカードやカード読取装置を製造・販売するカード・ベンダ各社によって区々のICカードのインターフェース規格が提供されている。また、たとえ同じインターフェイス規格であってもコマンド体系が異なる、というのが現状である。
【0012】
非接触ICカード技術において、規格が異なると互換性が得られず、仮に規格が同じであっても互換性が得られないことの方が多い、ということが最大の問題である。何故ならば、それぞれ規格毎にある部分までの仕様は規定されているものの、それ以外の仕様が独自に策定され以下の点で互換性が得られないからである。
【0013】
(1)上位層プロトコルの相違
(2)コマンド体系の相違
(3)コマンド実行手順の相違
(4)セキュリティ・アルゴリズムの相違
(5)カード上のメモリ空間におけるデータ構造の相違
【0014】
例えば、セキュリティ・アルゴリズムについては、相互認証方式、データ通信時の暗号化方式、チェックサムやMAC(Message Authentication Code)の生成方法などが含まれるが、これらはセキュリティの問題もあり、カード・ベンダ各社は仕様を完全に公開していない。
【0015】
また、物理・電気仕様を始めとし最低限の仕様については、ISO/IEC 14443では、タイプ毎に、初期化、衝突回避、カード特定などのカード読取装置がICカードを検知したときに行なう手続について規定しているが、カード特定後の手続に関しては厳格に取り決められていない。このため、カード特定後のカード読み取りやその他のコマンドに関してはカード・ベンダ各社の間で区々であり、同じインターフェース規格内であっても、互換性が保たれていないというのが現状である。
【0016】
このようなカード・ベンダ毎の規格の相違を解決するために、例えば、単一のカード読取装置のICチップ上にカード種類に応じた処理(ファームウェア)を焼き付ける、という方法が採られている。例えば、図10に示す例では、カード読取装置内のICチップのROM(Read Only Memory)には、A社が提供するカード仕様に対応した処理ファームウェアと、B社が提供するカード仕様に対応した処理ファームウェアが焼き付けられており、アンテナを介して検知されたカードに応じて該当する処理ファームウェアを選択的に実行し、各ベンダのカードに対応するようになっている。
【0017】
図10に示す例によれば、異なるカード・ベンダによる非接触ICカードの処理を単一のカード読取装置によって行なうことができる。しかしながら、新種のカードに対応するためには、ICチップ内のファームウェアの焼き直しという作業が発生する。このため、開発のためのコストと入れ替え作業に伴うメンテナンス・コストが必要である。また、カード・ベンダによっては、カード処理に係るセキュリティ・アルゴリズムを公開していないことから、すべての場合においてこの手法を適用することはできない。
【0018】
このようなカード・ベンダ毎の規格の相違を解決する他の方法として、ICチップ上への処理焼付けの代わりに、カード依存の処理をチップ・モジュール状のハードウェアに格納し、カード読取装置のスロットに挿入するという方法が挙げられる。例えば、図11に示す例では、カード読取装置にはカード処理用チップ・モジュールを交換可能に挿入するためのチップ・モジュール・スロットが複数配設されている。そして、A社が提供するカード仕様に対応した処理用チップ・モジュールと、B社が提供するカード仕様に対応した処理用チップ・モジュールを各スロットに挿入しておくことにより、アンテナを介して検知されたカードに応じて該当する処理ファームウェアを選択的に実行し、A社及びB社の各ベンダのカードに対応することができる。また、他のベンダのカードにさらに対応したい場合には、チップ・モジュールを取り外し交換すればよい。
【0019】
図11に示す例によれば、異なるカード・ベンダによる非接触ICカードの処理を単一のカード読取装置によって行なうことができる。しかしながら、この方式では読取装置に挿入することができるチップ・モジュールの数が制限されるために、1台の読取装置で対応できるカード種に制限がある。また、カードの処理を変更したりカード種類を変更したりする際には、新たにチップ・モジュールを開発し、カード読取装置を分解してチップ・モジュールを物理的に挿し替えるという作業が発生する。
【0020】
このように、上述した方法はいずれも1台の読取装置で複数種のカード処理を実現しているものの、あらかじめ決められたカード種以外への対応は容易でない。
【0021】
昨今、公共交通機関のAFC(Automatic Fare Collection)システムを中心として、ベンダ毎の相違の影響を受けないオープンなシステムの構築要件が増えてきている。これは、従来のAFCシステムが、特定のカード・ベンダやカード読取装置ベンダに依存せざるを得ず、安価で柔軟性の高いAFCシステムの構築を困難なものにしていたことと、近年の非接触ICカードの普及によってさまざまなタイプのカードや読取装置が市場に出てきたことにより、自由度の高いAFCシステムの構築が現実的なものになってきたことに拠る。
【0022】
【非特許文献1】
伊賀亨治外著「RFIDハンドブック―非接触ICカードの原理と応用―」p.175−187(株式会社ソフトウェア工学研究所)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所定のカード検知手続を経て、所定のコマンド体系及びセキュリティ・アルゴリズムを使用してカード読取装置が非接触ICカードと通信処理を好適に行なうことができる、優れた非接触ICカードの通信システム及び通信方法を提供することにある。
【0024】
本発明のさらなる目的は、コマンド体系やセキュリティ・アルゴリズムなど仕様が相違する複数種類の非接触ICカードに対応して通信処理を行なうことができる、優れた非接触ICカードの通信システム及び通信方法を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、それぞれ異なるコマンド体系からなる複数の非接触ICカード仕様に対応した非接触ICカードの通信システムであって、
非接触ICカード仕様毎に相違するカード依存コマンドの処理を行なうコントローラ・モジュール部と、
非接触ICカードから受信したカード依存コマンドをスルー・コマンドに包んで処理を前記コントローラ・モジュール部に委譲するとともに、前記コントローラ・モジュールから受け渡されたスルー・コマンドからカード依存コマンドを取り出して非接触ICカードに送出するスルー・リーダ部と、
を具備することを特徴とする非接触ICカードの通信システムである。
【0026】
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。また、ここで言う「非接触ICカード仕様」とは、電気特性とデータリンク・レベルのプロトコルを定義する「インターフェース規格(interface specification)」に、少なくとも初期化および衝突防止手順、アプリケーションレベルのコマンド、アプリケーションレベルのプロトコル、およびセキュリティ要件を定義したものである。
【0027】
ここで、前記スルー・リーダ部は、カード検出、衝突回避、カード特定を含む各非接触ICカード・インターフェース規格に共通するカード特定手続きを実行する。
【0028】
したがって、本発明に係る非接触ICカードの通信システムによれば、ICカードとカード読取装置との間でやり取りされるコマンド又は応答結果を、カード読取装置としてのスルー・リーダ部では処理せずに、スルー・コマンドと呼ぶICカードの種類に依存しないコマンドで包み込み、処理をコントローラ・モジュール部に委譲することによって、ICカードの種類に依らないカード読取装置を構成することができる。
【0029】
前記コントローラ・モジュール部は、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド体系を含んだ複数のソフトウェア・モジュールを選択的に実行し、非接触ICカードからのカード依存コマンドの処理を行なうとともに、非接触ICカードへのカード依存コマンドを生成する。各ソフトウェア・モジュールは、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド群とセキュリティ・アルゴリズム、通信処理手順を記述したプログラム単位で、非接触ICカード仕様毎にモジュール化されたものである。
【0030】
また、前記コントローラ・モジュールは、非接触ICカード仕様の相違に依存しない処理を実行する共通処理実行ソフトウェア・モジュールをさらに備えている。
【0031】
ソフトウェア・モジュールは、例えばシステム導入時やメンテナンス時に、外部サーバなどからコントローラ・モジュール部内にダウンロードされる。
【0032】
したがって、本発明に係る非接触ICカードの通信システムによれば、ICカードの種類に依存するコマンドと処理手順は、コントローラ・モジュール部内の入れ替え可能な当該カードに対応したソフトウェア・モジュールが請け負う。このソフトウェア・モジュールを入れ替えることで、新種のICカードへの対応や既存のICカードの処理内容変更が、ソフトウェアの入れ替えのみで容易に行なうことができる。
【0033】
また、前記コントローラ・モジュール部は、ソフトウェア・モジュール同士が互いに干渉しないためのアプリケーション・ファイアウォール機能と、ソフトウェア・モジュールがコントローラ・モジュールのリソースに不正にアクセスすることを防ぐための安全な実行環境を提供することが好ましい。
【0034】
また、前記コントローラ・モジュール部は、複数のカード読取装置で共用され、各スルー・リーダ部からカード依存コマンドの処理を委譲されるように構成することができる。
【0035】
この場合、それぞれのスルー・リーダ部は、非接触通信エリアに存在するカードから応答信号が得られた場合には、受信したカード依存コマンドをスルー・コマンドに包んで、一元的なコントローラ・モジュール部にその処理を委譲する。そして、コントロール・モジュール部では、捕捉されたカードに対応するソフトウェア・モジュールが起動して、カード依存コマンドを生成し、これをスルー・コマンドに包んで、処理要求元のスルー・リーダ部に返す。そして、スルー・リーダ部は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのままカードに送信する。
【0036】
このような構成によれば、コントローラ・モジュール機能を一元的に集中管理することができるとともに、必要なソフトウェア・モジュールのダウンロード作業を1回で済ますことができるので、低コスト化、メンテナンスの簡素化を実現することができるとともに、システムの拡張などを比較的容易に行なうことができる。
【0037】
本発明によれば、特定ベンダのカードと特定ベンダの読取装置からシステムを構成する必要がなくなるので、交通事業者など非接触ICカード・システムを構築する者にとって、システム構成要素の調達が容易になるとともに、ベンダに依存しない柔軟なシステム設計が可能になる。
【0038】
また、本発明によれば、カード処理内容の変更や新種カードの導入といった状況に際して、読取装置を物理的に撤去したり分解したりすることなく、外部からのソフトウェアの入れ替えによって新規のカード仕様に対応できることで、メンテナンス・コストを削減することができる。
【0039】
また、本発明によれば、カード種類に特有の処理やセキュリティ・アルゴリズムなど、カード・ベンダが非公開としている情報はソフトウェア・モジュール内に隠蔽されるため、カード・ベンダ毎の機密情報は保護される。
【0040】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0042】
本発明は、コマンド体系などベンダ毎に規格が異なる複数の非接触ICカードを、単一の読取システムで処理する方式に関するものである。
【0043】
図1には、本発明の一実施形態に係る非接触ICカード型のカード読取システム10の構成を模式的に示している。同図に示すカード読取システム10は、主に、カード種類毎に用意された複数又は単一のソフトウェア・モジュール11A,11B,…と、ソフトウェア・モジュール11を実行するコントローラ・モジュール12と、物理・電気的な下位層プロトコル・レベルで非接触ICカード20A,20B,…と通信を行なうスルー・リーダ13とで構成される。
【0044】
ソフトウェア・モジュール11は、カード種類に応じたコマンド群とセキュリティ・アルゴリズムや通信の処理手順を記述したプログラム単位で、カード種類毎に存在する(モジュール化されている)。また、カード種類に依らない処理を行なう共通処理実行ソフトウェア・モジュール14と呼ぶソフトウェア・モジュールも存在する。
【0045】
本実施形態では、共通処理実行ソフトウェア・モジュール14は、検知されたカードの種類を判定し、処理を該当するカード用のソフトウェア・モジュール11に振り分ける処理を行なうとともに、スルー・コマンドの処理(後述)を行なう。また、ここで言うカード種類に依らない処理には、ソフトウェア・モジュール11から渡された暗号化パラメータに従って暗号化処理を行なうAES又はDESエンジンの呼び出しなどが含まれる。
【0046】
各社カード用のソフトウェア・モジュール11並びに共通処理実行ソフトウェア・モジュール14は、システム導入時やメンテナンス時に、外部サーバ30などからコントローラ・モジュール12内にダウンロードされる。このダウンロード過程で、第三者によって盗聴されソフトウェア・モジュールを解析又は改竄されることを防ぐため、ソフトウェア・モジュール11のダウンロードは耐タンパ性のあるICチップ15により安全な仕組みで実施され、ICチップ15内に保管される。
【0047】
コントローラ・モジュール12は、ICチップ内に格納されている共通処理実行ソフトウェア・モジュール14並びに各社カード仕様に対応したソフトウェア・モジュール11を実行する。本実施形態では、コントローラ・モジュール12は、ソフトウェア・モジュール11同士が互いに干渉しないためのアプリケーション・ファイアウォール機能と、ソフトウェア・モジュール11がコントローラ・モジュール12のリソースに不正にアクセスすることを防ぐための安全な実行環境を提供している。
【0048】
スルー・リーダ13は、カード検知時におけるカード初期化、衝突回避、カード特定などの物理・電気的な下位層プロトコル・レベルで非接触ICカード20A,20B,…と通信を行なう。すなわち、スルー・リーダ13は、カードと通信を行なうが、カードからの応答結果に応じた処理は行わずに、コントローラ・モジュール12にその処理を委譲する。
【0049】
図2には、カードからの応答を読み取るときのカード読取システム10の動作を示している。スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16では、カードからの応答を受けとると、応答結果を「スルー・コマンド」と呼ぶ、カードの種類に依存しないコマンド中に包み込んだ状態でコントローラ・モジュール12に送信する。スルー・コマンドの処理は、カード依存コマンドの盗聴や改竄などの不正使用から保護するため、耐タンパ性のあるICチップ17上で実装される。
【0050】
コントローラ・モジュール12内では、ソフトウェア・モジュールを実行して、スルー・コマンドに含まれているカード依存コマンドの処理を行なう。すなわち、共通処理実行ソフトウェア・モジュール14は、カードの種類を判定し、処理を該当するカード用のソフトウェア・モジュール11に振り分ける。そして、対応するソフトウェア・モジュール11が起動され、カード種類に応じたコマンド処理並びに通信処理手順が実行される。
【0051】
また、図3には、カードにコマンドを発行するときのカード読取システム10の動作を示している。ソフトウェア・モジュール11は、カード種別に応じたコマンド群を備えており、カード依存のコマンドを生成することができる。カードにコマンドを送信する場合には、コントローラ・モジュール12は、カード依存コマンドをスルー・コマンドで包んで、スルー・リーダ13に送信する。スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのままカードに送信する。スルー・コマンドの処理は、カード依存コマンドの盗聴や改竄などの不正使用から保護するため、耐タンパ性のあるICチップ17上で実装される(同上)。
【0052】
図4には、本実施形態に係るカード読取システム10が非接触ICカードとデータ通信を行なうための動作シーケンス例を示している。
【0053】
共通実行処理ソフトウェア・モジュール14は、スルー・リーダ13に対しカード捕捉の指示を発行する。スルー・リーダ13は、これに応答して、カード規格毎に相違するカード捕捉信号を交互に発生する。
【0054】
ここで、スルー・リーダ13の非接触通信エリアに存在するカードAから応答信号が得られた場合には、スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、受信した応答コマンドをスルー・コマンドに包んで、共通処理実行ソフトウェア14に送る。
【0055】
共通処理実行ソフトウェア・モジュール14は、カードの種類を判定し、処理を該当するカードA用のソフトウェア・モジュール11Aに振り分け、コマンド処理を委譲する。
【0056】
カードA用のソフトウェア・モジュール11Aは、カードAに対応するコマンド処理、セキュリティ・アルゴリズム、並びに通信処理手順を装備している。ソフトウェア・モジュール11Aがカード依存のコマンドを生成すると、共通処理実行ソフトウェア・モジュール14はこれをスルー・コマンドに包んで、スルー・リーダ13に送信する。スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのままカードに送信する。
【0057】
また、スルー・リーダ13の非接触通信エリアに存在するカードBから応答信号が得られた場合には、スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、受信した応答コマンドをスルー・コマンドに包んで、共通処理実行ソフトウェア14に送る。
【0058】
共通処理実行ソフトウェア・モジュール14は、カードの種類を判定し、処理を該当するカードB用のソフトウェア・モジュール11Bに振り分け、コマンド処理を委譲する。
【0059】
カードB用のソフトウェア・モジュール11Bは、カードBに対応するコマンド処理、セキュリティ・アルゴリズム、並びに通信処理手順を装備している。ソフトウェア・モジュール11Bがカード依存のコマンドを生成すると、共通処理実行ソフトウェア・モジュール14はこれをスルー・コマンドに包んで、スルー・リーダ13に送信する。スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのままカードに送信する。
【0060】
図5には、本発明に係る非接触ICカードの読取システムを電車などの運賃自動回収装置(Fare Collection Device)に適用した例を示している。
【0061】
同図に示す例では、運賃自動回収装置は、スルー・リーダ13とコントローラ・モジュール12を備え、A社、B社、並びにC社のカード・ベンダ毎に相違するインターフェース仕様に対応したカードを読み取ることができる。
【0062】
コントローラ・モジュール12は、ソフトウェア・モジュール11同士が互いに干渉しないためのアプリケーション・ファイアウォール機能と、ソフトウェア・モジュール11がコントローラ・モジュール12のリソースに不正にアクセスすることを防ぐための安全な実行環境を提供している。
【0063】
運賃自動回収装置は、A社、B社、並びにC社それぞれの非接触ICカード仕様に対応するために、各社のカード処理用ソフトウェア・モジュール11A,11B,11Cを外部サーバ30からダウンロードしておく。ダウンロード過程で第三者によって盗聴されソフトウェア・モジュールを解析又は改竄されることを防ぐため、ソフトウェア・モジュール11のダウンロードは耐タンパ性のあるICチップ15により安全な仕組みで実施され、ICチップ15内に保管されている。
【0064】
スルー・リーダ13は、カード検知時におけるカード初期化、衝突回避、カード特定などの物理・電気的な下位層プロトコル・レベルで非接触ICカード20A,20B,…と通信を行なう。すなわち、スルー・リーダ13は、カードと通信を行なうが、カードからの応答結果に応じた処理は行わずに、コントローラ・モジュール12にその処理を委譲する。
【0065】
スルー・リーダ13は、コントローラ・モジュール12からのカード捕捉の指示に応答して、各社のカード規格毎に相違するカード捕捉信号を交互に発生する。
【0066】
ここで、スルー・リーダ13の非接触通信エリアに存在するカードから応答信号が得られた場合には、スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、カード依存の応答コマンド(proprietary command)をスルー・コマンド(through−command)に包んで、これをそのままコントロール・モジュール12に送り、コマンドの処理を委譲する。
【0067】
コントロール・モジュール12では、捕捉されたカードに対応するソフトウェア・モジュールが起動して、カード依存コマンドを生成し、これをスルー・コマンドに包んで、スルー・リーダ13に渡す。スルー・リーダ13内のスルー・コマンド処理部16は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのまま非接触ICカードに送信する。
【0068】
スルー・リーダ13における、カード依存コマンドをスルー・コマンドに包む処理や、スルー・コマンドからカード依存コマンドを取り出して送出する処理は、スルー・コマンドAPI(Application Programming Interface)によって実行される。スルー・コマンドAPI自体は、カード依存コマンドを処理しないので、すべてのカード・インターフェース仕様において共通化することができる。
【0069】
図6及び図7には、例えば駅構内に設置される運賃自動回収システムの構成例を示している。駅構内には、複数台の運賃自動回収装置が、例えば改札口毎に設置されている。
【0070】
図6に示す例では、それぞれの運賃自動回収装置が別個にコントローラ・モジュール13を搭載しており、各コントローラ・モジュール13に必要なソフトウェア・モジュールがダウンロードされる。
【0071】
一方、図7に示す例では、コントローラ・モジュール13が複数台の運賃回収装置によって共用されている。各運賃回収装置は、スルー・リーダ13のみからなる。それぞれのスルー・リーダ13は、非接触通信エリアに存在するカードから応答信号が得られた場合には、受信したカード依存コマンドをスルー・コマンドに包んで、一元的なコントローラ・モジュール12にその処理を委譲する。コントロール・モジュール12では、捕捉されたカードに対応するソフトウェア・モジュールが起動して、カード依存コマンドを生成し、これをスルー・コマンドに包んで、処理要求元のスルー・リーダ13に返す。そして、スルー・リーダ13は、スルー・コマンドからカード依存のコマンドを取り出し、そのまま非接触ICカードに送信する。
【0072】
図7に示す例の場合、コントローラ・モジュール機能を一元的に集中管理することができるとともに、必要なソフトウェア・モジュールのダウンロード作業を1回で済ますことができるので、低コスト化、メンテナンスの簡素化を実現することができるとともに、システムの拡張を比較的容易に行なうことができる。
【0073】
図8には、コントローラ・モジュール12の機能構成を示している。
【0074】
コントローラ・モジュール12は、オペレーティング・システム(OS)と、Java仮想マシン(JavaVM)と、JavaAPIとの組み合わせからなるプラットフォームで構成されている。本発明を実現するために、プラットフォームは、このような構成に限定されないが、さまざまなカード・ベンダによる自由なアプリケーション開発を確保するためには、オープンで一般的な実行環境であることが好ましい。
【0075】
JavaVMは、Java言語で記述されたプログラムを解釈して実行する仮想的なコンピュータであり、Javaコンパイラによってバイト・コードに変換されたJavaプログラムを実行する。また、JavaAPIは、関係するクラスやインターフェースのライブラリとしてグループ化(パッケージ)されている。JavaAPIとJavaVMにより、プログラムとハードウェアは絶縁されている。
【0076】
コントロール・モジュール12は、各カード・ベンダによるカード処理用ソフトウェア・モジュール11を保管する。ソフトウェア・モジュール11は、各カード・ベンダの仕様に対応したコマンド体系やセキュリティ・アルゴリズムなどのすべての通信処理手順を包んでモジュール化したものであり、Javaアプレットとして記述されている。
【0077】
Javaアプレットは、Java言語で記述された小規模なアプリケーションであり、WWW技術を利用して配布することができる。すなわち、Javaアプレットを事前にコンパイルしWWWサーバに登録しておき、HTMLドキュメント中で“<applet>”というタグで指定する。
【0078】
コントロール・モジュール12は、必要なカード処理用ソフトウェア・モジュールを外部サーバ30からダウンロードする。ソフトウェア・モジュールをダウンロードする過程では、機密性が確保される必要がある。
【0079】
コントロール・モジュール12のプラットフォーム上では、ソフトウェア・モジュール11同士が互いに干渉しないためのアプリケーション・ファイアウォール機能と、ソフトウェア・モジュール11がコントローラ・モジュール12の保護リソースに不正にアクセスすることを防ぐための安全な実行環境が提供されている。Javaのプラットフォームでは、off−the−shelf(既成)のセキュリティ機構が用意されている。
【0080】
また、ダウンロード過程で第三者によって盗聴されソフトウェア・モジュール11が解析又は改竄されることを防ぐため、耐タンパ性のあるICチップ上に実装される。
【0081】
コントローラ・モジュール12は、DES(Data EncryptionStandard)やAES(Advanced Encryption Standard)などの暗号化コプロセッサを装備しており、より高速な暗号化・復号処理を実現することができる。
【0082】
また、コントローラ・モジュール12には、ソフトウェア・コンポーネントなどをキャッシュ(一時記憶)するための拡張メモリが装備されている。
【0083】
これら暗号化コプロセッサや拡張メモリとコントローラ・モジュール12とを相互接続する各バスには、盗聴を防止するためのスクランブリング機構が設けられている。
【0084】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0085】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、所定のカード検知手続を経て、所定のコマンド体系及びセキュリティ・アルゴリズムを使用してカード読取装置が非接触ICカードと通信処理を好適に行なうことができる、優れた非接触ICカードの通信システム及び通信方法を提供することができる。
【0086】
また、本発明によれば、コマンド体系やセキュリティ・アルゴリズムなど仕様が相違する複数種類の非接触ICカードに対応して通信処理を行なうことができる、優れた非接触ICカードの通信システム及び通信方法を提供することができる。
【0087】
本発明によれば、特定の非接触ICカード仕様を満たした1種類以上の非接触ICカードを供給するベンダのカードと特定ベンダの読取装置からシステムを構成する必要がなくなるので、交通事業者など非接触ICカード・システムを構築する者にとって、システム構成要素の調達が容易になるとともに、非接触ICカード仕様に依存しない柔軟なシステム設計が可能になる。
【0088】
また、本発明によれば、カード処理内容の変更や新種カードの導入といった状況に際して、読取装置を物理的に撤去したり分解したりすることなく、外部からのソフトウェアの入れ替えによって新規のカード・インターフェース仕様に対応できることで、メンテナンス・コストを削減することができる。
【0089】
また、本発明によれば、カード種類に特有の処理やセキュリティ・アルゴリズムなど、カード・ベンダが非公開としている情報はソフトウェア・モジュール内に隠蔽されるため、カード・ベンダ毎の機密情報は保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る非接触ICカード型のカード読取システム10の構成を模式的に示した図である。
【図2】カードからの応答を読み取るときのカード読取システム10の動作を説明するための図である。
【図3】カードにコマンドを発行するときのカード読取システム10の動作を説明するための図である。
【図4】カード読取システム10が非接触ICカードとデータ通信を行なうための動作シーケンス例を示した図である。
【図5】本発明に係る非接触ICカードの読取システムを電車などの運賃自動回収装置(Fare Collection Device)に適用した例を示した図である。
【図6】運賃自動回収システムの構成例を示した図である。
【図7】運賃自動回収システムの構成についての他の例を示した図である。
【図8】コントローラ・モジュール12の機能構成を示した図である。
【図9】非接触通信を用いて実現される改札システムの構成を模式的に示した図である。
【図10】単一のカード読取装置のICチップ上にカード種類に応じた処理を焼き付けることにより異なるカード・ベンダによる非接触ICカードの処理を単一のカード読取装置で行なう従来方法を説明するための図である。
【図11】カード依存の処理をチップ・モジュール状のハードウェアに格納し、カード読取装置のスロットに挿入することにより異なるカード・ベンダによる非接触ICカードの処理を単一のカード読取装置で行なう従来方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10…カード読取システム
11…ソフトウェア・モジュール
12…コントローラ・モジュール
13…スルー・リーダ
14…共通処理実行ソフトウェア・モジュール
15…ICチップ
16…スルー・コマンド処理部
17…ICチップ
20…非接触ICカード
30…サーバ

Claims (16)

  1. それぞれ異なるコマンド体系からなる複数の非接触ICカード仕様に対応した非接触ICカードの通信システムであって、
    非接触ICカード仕様毎に相違するカード依存コマンドの処理を行なうコントローラ・モジュール部と、
    非接触ICカードから受信したカード依存コマンドをスルー・コマンドに包んで処理を前記コントローラ・モジュール部に委譲するとともに、前記コントローラ・モジュールから受け渡されたスルー・コマンドからカード依存コマンドを取り出して非接触ICカードに送出するスルー・リーダ部と、
    を具備することを特徴とする非接触ICカードの通信システム。
  2. 前記スルー・リーダ部は、カード検出、衝突回避、カード特定を含む各非接触ICカード・インターフェース規格に共通するカード特定手続きを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の非接触ICカードの通信システム。
  3. 前記コントローラ・モジュール部は、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド体系を含んだ複数のソフトウェア・モジュールを選択的に実行し、非接触ICカードからのカード依存コマンドの処理を行なうとともに、非接触ICカードへのカード依存コマンドを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の非接触ICカードの通信システム。
  4. 前記コントローラ・モジュールは、非接触ICカード仕様のコマンド体系の相違に依存しない処理を実行する共通処理実行ソフトウェア・モジュールをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカードの通信システム。
  5. ソフトウェア・モジュールは、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド群とセキュリティ・アルゴリズム、通信処理手順を記述したプログラム単位で、非接触ICカード仕様毎にモジュール化されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカードの通信システム。
  6. 前記コントローラ・モジュール部は、ソフトウェア・モジュール同士が互いに干渉しないためのアプリケーション・ファイアウォール機能と、ソフトウェア・モジュールがコントローラ・モジュールのリソースに不正にアクセスすることを防ぐための安全な実行環境を提供する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカードの通信システム。
  7. ソフトウェア・モジュールを外部サーバから前記コントローラ・モジュール部にダウンロードするダウンロード処理部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカードの通信システム。
  8. 前記コントローラ・モジュール部は、複数のスルー・リーダ部からカード依存コマンドの処理を委譲される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の非接触ICカードの通信システム。
  9. それぞれ異なるコマンド体系からなる複数の非接触ICカード仕様に対応した非接触ICカードの通信方法であって、
    非接触ICカードから受信したカード依存コマンドをスルー・コマンドに包んで、非接触ICカード仕様毎の相違に依存しないカード非依存の処理を行なうステップと、
    スルー・コマンドからカード依存コマンドを取り出して、対応する非接触ICカード仕様に従ったカード依存の処理を行なうステップと、
    を具備することを特徴とする非接触ICカードの通信方法。
  10. 対応する非接触ICカード仕様に従ったカード依存コマンドを生成してスルー・コマンドに包むステップと、
    スルー・コマンドからカード依存コマンドを取り出して、非接触ICカードに送出するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の非接触ICカードの通信方法。
  11. カード検出、衝突回避、カード特定を含む各非接触ICカード・インターフェース規格に共通するカード特定手続きを実行するステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載の非接触ICカードの通信方法。
  12. 前記のカード依存の処理を行なうステップでは、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド体系を含んだ複数のソフトウェア・モジュールを選択的に実行し、非接触ICカードからのカード依存コマンドの処理を行なうとともに、非接触ICカードへのカード依存コマンドを生成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の非接触ICカードの通信方法。
  13. 前記のカード依存の処理を行なうステップは、非接触ICカード仕様の相違に依存しない共通処理の実行を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の非接触ICカードの通信方法。
  14. ソフトウェア・モジュールは、それぞれの非接触ICカード仕様に対応したコマンド群とセキュリティ・アルゴリズム、通信処理手順を記述したプログラム単位で、非接触ICカード仕様毎にモジュール化されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載の非接触ICカードの通信方法。
  15. 前記のカード依存の処理を行なうステップでは、ソフトウェア・モジュール同士が互いに干渉することなく、且つ、ソフトウェア・モジュールが安全に実行されるようにリソースへのアクセスが制限されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載の非接触ICカードの通信方法。
  16. ソフトウェア・モジュールを外部サーバからダウンロードするステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項12に記載の非接触ICカードの通信方法。
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