JP2004256261A - バケットエレベータのバケット - Google Patents

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一良 川島
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Abstract

【課題】付着性の高い粉粒体等の運搬物の付着を防止する。
【解決手段】運搬物16を収容したバケット15がバケットエレベータ10の走行に伴い上端部に至り、バケット15を反転させて内部の運搬物16を排出する際、バケット15の底板155内面に滑動自在に配設した鎖23が、自重により開口部19に向けて移動してバケット底板155から離反する。この状態で、運搬物16を排出した後のバケット15は、バケットエレベータ10の走行に伴い下方に移動して下端部に至り、該下端部においてバケット15が元の姿勢に復帰する際に、バケット底板155から離反していた前記鎖23がバケット底部155を打撃かつ滑動し、その際に生じる振動等によりバケット15の隅部等に付着していた運搬物16が掻き落される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バケットエレベータのバケット、特に付着性及び粘着性の強い運搬物用のバケットエレベータに用いて好適なバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
水分を含み、付着し易い石炭、粘土、石膏等の粉粒体からなる運搬物を運搬するバケットエレベータは、該バケットエレベータの下部で運搬物を掬い上げ、上部でスプロケットの回転につれてバケットも回転し、該バケット内の運搬物を排出するものである。しかし、運搬物が付着性の高い粉粒体の場合は、該粉粒体がバケット内に付着したままとなって、排出しきれずに、バケットの戻り回転に伴ない戻り側バケットへ戻ってしまう。
【0003】
すなわち、従来、前記バケットが鋼板からなる場合は、該バケットは、運搬物の収容空間を形成する両側部、前部、背部及び底部を構成する板材を溶接して剛体的に構成されたもの(角底バケット)、又は、前部、背部及び底部を一体に曲げ成形したもの(丸底バケット)が知られているが、いずれの場合も、バケットの底部と両側部との間に形成される隅部に運搬物が付着し易く、この付着を防止するため、以下のような手段が講じられていた。
【0004】
(1)バケットの内面に、超高分子ポリエチレン等の付着性の低い樹脂を接着剤で貼付けたり、又はボルト止めする。
(2)小形サイズのバケットでは、バケット自体を付着性が低くかつ滑りの良い樹脂製を用いる。
(3)バケット自体を、粉粒体の滑りが良いように表面仕上げしたステンレス鋼とすることもある(この場合、腐食を防ぐことが付着を防止する役目になる)。
(4)図12に示すように、バケット15’を構成する左右側板153’,154’と底部155’とを一体にプレス加工にて成形し、付着し易い隅の部分が形成されないように丸くして、丸底かつ側面丸形状とする(なお、符号21’はバケット取付具である)。
(5)図13に示すように、バケット15’の形状を底の浅い半径の大きな丸底形状にする(すなわち、半球状とする)。
(6)運搬物を収容したバケットの外面を、ハンマーリング装置により打撃を加え、振動によりバケット内面に付着した付着物を除去する。
(7)ゴム等の弾性体シートをバケットの底部に形成し、コンベヤ上部でのバケット転回時に、シートが弾性変形したり垂下することにより運搬物を排出する(例えば特許文献1参照)。
(8)バケットの底部に鎖網を形成し、該鎖網に運搬物が付着しないようにしてバケットの転回時に運搬物を払出す(例えば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開昭58−7718号公報
【特許文献2】
実公平7−34008号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した(1)〜(8)の従来技術には、次のような課題があった(番号は前述した番号に対応する)。
【0007】
(1)鋼製のバケット内面に接着剤で樹脂を貼り付ける方法では、コストが高く、また樹脂が剥がれ易い。また、ボルト止めによる方法では、穴が合わせ難く、長期間のうちに、ボルト周りを核に付着が徐々に成長してしまう。
(2)全体を付着性の低い樹脂製にしたバケットでは、成形に金型が必要であり、多額の型費を含む製作費が必要となるので、バケットエレベータのような多種少量生産には適していない。また、大形バケットは装置上の技術的課題から製作が容易ではない。
(3)表面仕上げしたステンレス鋼を使用したバケットでは、コストが高く、またバケット隅部の付着防止効果が十分ではない。
(4)図12に示したように、バケット15’の側板153’,154’と底部155’とを一体成形して、バケット底の隅部を丸く成形する方法では金型が必要であり、費用が増大して多種少量生産には適さない。
(5)図13に示したように、バケット15’の底を大きな丸底形状とすると、バケットの容量を確保するためには、大きな外形寸法(L)となり、ケーシングも大きなものが必要となる。また、エレベータは大きな設置面積が必要となり、装置価格や設備費用が高くなる。更に、荷こぼれが大きく、誘導排出形では運搬は困難である。
(6)ハンマーリング装置による付着防止手段では、エレベータバケットが連続して回動しているために、バケット底部に近い所に設置することは困難であり、バケット底部の隅部に付着した付着物を除去できない。このため、長期間使用によって徐々に付着量が拡大し、バケットの運搬容量不足となってしまう。
(7)ゴムシート等の可撓体をバケット底部に形成するのでは、可撓体が厚いと自重による変形が困難となり、運搬物が付着したままとなる一方、可撓体が薄いと耐久性に課題が残る。
(8)バケットの底部全面を鎖網にて形成するものでは、運搬物に微粉が含まれると鎖の隙間からこぼれてしまう。
【0008】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、付着性の高い粉粒体等の運搬物の付着を効果的に防止し得るバケットエレベータのバケットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、上方が開口し、かつ運搬物(16)を収容し得る収容空間(20)が形成されたバケットエレベータ(10)のバケット(15)において、
前記収容空間(20)の底部(155)内面に、長手方向に延びる可撓性部材(23)を滑動自在に配設し、
バケット反転時に、前記可撓性部材(23)が自重により開口部(19)に向けて移動して前記底部(155)から離反すると共に、バケット復帰時に、前記可撓性部材(23)が少なくとも前記底部(155)を打撃しかつ滑動して該底部(155)に付着した運搬物(16)を除去する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のバケットエレベータのバケットにおいて、前記収容空間(20)は、平坦面からなる両側部(153,154)、前部(151)、背部(152)及び前記底部(155)にて形成され、
前記可撓性部材(23)は、その両端部を前記前部(151)及び前記背部(152)に固定しかつその長手方向を前記両側部(153,154)と略々平行な平面に延びるように配置された、ことを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のバケットエレベータのバケットにおいて、前記可撓性部材(23)の長手方向の中途部に所定重量のウェイト(24)を取付けた、ことを特徴とする。
【0012】
[作用]
本発明によれば、運搬物(16)を収容したバケット(15)がバケットエレベータ(10)の走行に伴い上端部に至り、該バケット(15)を反転させて内部の運搬物(16)を排出する際、バケット(15)の底部(155)内面に滑動自在に配設された長手方向に延びる可撓性部材(23)が、自重により開口部(19)に向けて移動してバケット底部(155)から離反する。
【0013】
この状態で、運搬物(16)を排出した後のバケット(15)は、バケットエレベータ(10)の走行に伴い下方に移動して下端部に至り、該下端部においてバケット(15)が元の姿勢に復帰する際に、バケット底部(155)から離反していた前記可撓性部材(23)が該バケット底部(155)を打撃したり該バケット底部(155)を滑動し、その際に生じる振動等によりバケット(15)の隅部等に付着していた運搬物(16)は除去され、かつ付着した運搬物(16)もその成長が抑制される。
【0014】
なお、括弧内の符号は図面を参照するためのもので、本発明を何ら限定するものではない。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、運搬物を収容し得る収容空間の底部内面に、長手方向に延びる可撓性部材を滑動自在に配設し、バケット反転後のバケット復帰時に、前記可撓性部材が少なくとも前記底部を打撃等するので、このとき加えられる振動等により、付着性の高い粉粒体等の運搬物の付着を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は、本発明を適用し得るバケットエレベータの概略図である。
【0018】
同図において、バケットエレベータ10は、ケーシング11を有しており、該ケーシング11の上部及び下部に夫々スプロケット12,13が配設されている。これらスプロケット12,13間には、チェーン14が巻き掛けられており、該チェーン14には、その間に挟持されて多数のバケット15がチェーン走行方向に沿って所定間隔で連続して取り付けられている。なお、ケーシング11には、その一側下部に運搬物の投入口17が設けられ、また、他側上部には運搬物の排出口18が設けられている。
【0019】
前記バケット15は、図2に示される溶接構造の角底バケット、又は図3に示される丸底バケットが用いられていて、これらのバケット15は、上方に開口部19を有すると共に、運搬物16を収容し得る収容空間20が形成されている。この収容空間20は、平坦面からなる左右側板153,154と前板151、背板152、及び底板155にて区画されている。また、前記各板の端面は、溶接等の固定手段により溶着固定されている。このため、角底バケット及び丸底バケットでは、底板155と左右側板153,154との間、更に角底バケットでは、底板155と前板151及び背板152との間には、運搬物16が付着し易い隅部が形成されることになる。なお、左右側板153,154の外面には、バケット取付具21が固定されていて、該バケット取付具21にはアタッチメント(図示せず)を介して前述のチェーン14が装着されている。
【0020】
図4(a)(b)に示すように、バケット15の前板151と背板152の内面であって、かつ左右の側板153,154に近接する位置には、止め金具22が固定されている。そして、この止め金具22に装着されたフック部22aに、長手方向に延びる鎖(可撓性部材)23の両端が取付けられていて、該鎖23の長手方向が、左右の側板153,154と略々平行な平面に延びるように配置されている。これにより、前記鎖23は、底板155の内面を自由に滑動自在とされている。また、この鎖23の長手方向の略々中間部には、金属や合成樹脂からなる所定重量のウェイト24がボルト25により該鎖23に固定されている(図4(b)参照)。
【0021】
特に、本実施形態では、前記鎖23の長手方向が、底板155と左右の側板153,154との隅部に沿って配設されることで、該隅部に付着した付着物を前記ウェイト24の作用と相まって除去するのが目的であるため、該鎖23がバケット内面で前後左右に滑動自在かつ底板155に対し接離自在となるように十分に撓んだ状態に取付けられる。これにより、後述するように、前記ウェイト24が底板155を打撃して振動を加えたり、該底板155の内面を自由に滑動することで、バケット15に収容された運搬物16の該バケット15への付着が防止される。
【0022】
なお、本実施形態では、鎖23にウェイト24を取付けた場合について説明しているが、必ずしも鎖23にウェイト24を取付けなければならないわけではなく、例えばウェイト24を取付けずに鎖23のみを用いても良い。この場合は、鎖23自身が底板155内を滑動したり底板155を打撃することで、運搬物がバケット15に付着するのが防止される。
【0023】
また、前記鎖23は、図5に示すように、底板155の左右方向の端部に配置するのみでなく、左右方向の略々中央位置にも配置すれば一層効果的である。この場合は、バケット15の底板155と左右の側板153,154との間の隅部に付着する付着物を除去するのみでなく、バケット15の左右方向の中途部に付着する付着物をも除去することができる。
【0024】
なお、前記鎖23は、特にウェイト24を取付けない場合には、重量の大きい鋼製のものを用いるのが好ましいが、例えば樹脂製やステンレス製等のように付着物が付着しにくいものを用いることもできる。但し、樹脂製の鎖の場合は軽量でもあり、該鎖自身の打撃や滑動による付着物の除去はあまり期待できないため、中間にウェイト24を取付けることが必須となる。
【0025】
前記ウェイト24は、図6に示すように、断面の中央に長手方向に沿って、鎖23が挿通される孔24aが貫通形成されていて、その断面形状は三角形や五角形等の多角形状や丸形状のものが用いられる。なお、ウェイト24は適度の重量のものであれば材質は問わず、かつバケット15の底板155を打撃かつ滑動できるものであれば何でも良い。また、ウェイト24の大きさや重量もバケット15の大きさによって任意に選択することができる。
【0026】
図7は、前記ウェイト24を鎖23の長手方向に沿って移動自在に取り付けた実施の形態を示している。すなわち、この実施の形態では、ウェイト24に形成された孔24aに鎖23を移動自在に挿通すると共に、該鎖23の長手方向の適位置に離間して位置決め金具26,26を取付けている。こうして、ウェイト24は2つの位置決め金具26,26の間を自由に移動することができる。
【0027】
図8(a)(b)は、断面四角形のウェイト24をボルト25にて鎖23に固定すると共に、該ウェイト24には断面四角形の爪片27が一体的に固定された実施の形態を示している。また、図8(c)は、ウェイト24の断面を丸形とした場合の実施の形態を示している。前記爪片27は、ウェイト24と一体に移動してバケット15の内面に付着した付着物を引っ掻いて掻き取る作用をなす。
【0028】
図9(a)(b)は、可撓性部材としての鎖23の代りに、ベルト又はロープ33を使用した実施の形態を示している。そして、前記と同様に、このベルト又はロープ33の長手方向の中途部には、所定重量のウェイト24がボルト25にて固定されている。図9(b)の一点鎖線で示した部分は、後述するように、バケット15が反転して運搬物が開口部19から排出される際に、ウェイト24付きのベルト又はロープ33も底板155から離反して開口部19側に移動した状態を示しており、バケット15の復帰時には前記ウェイト24が底板155を打撃して該底板155に振動を加える。そして、このときの振動によりバケット15の内面に付着した付着物を掻き落す。
【0029】
なお、ベルト又はロープ33へのウェイト24の取付け個数は、1個に限らず、図10に示すように、複数個(図では3個)のウェイト24を取付けても良い。また、前述した可撓性部材として、本実施形態では鎖23やベルト又はロープ33を用いたが、その材質は付着性の小さいものが良く、また滑らかに曲がるものであってかつ適度の強度があれば何でも良い。
【0030】
次いで、本実施形態の作用について説明する。
【0031】
図1において、ケーシング11の下方の投入口17から投入された付着性及び粘着性の強い運搬物16は、連続して移動するバケット15に収納され、チェーン14の走行に伴って上方に運搬される。バケット15が上端に至ると、上部スプロケット12とチェーン14との噛合いにより、バケット15は反転され、該バケット15に収納されている運搬物16は、その開口部19から1つ前のバケット15の前板151に案内されつつ排出口18から外部に排出される。
【0032】
この際、例えば図9(b)に示されるように、バケット15の底板155に配設されたベルト又はロープ33、及びウェイト24も、重力により運搬物16と共に開口部19に向かって移動してバケット15の底板155から離反する。こうして、運搬物16は、慣性により勢いよくバケット15から排出され、反転部である排出口18の付近において運搬物16は完全に排出される。なお、このときベルト又はロープ33(及びウェイト24)は、両端を止め金具22に固定された状態で開口部19に向け垂下された状態となっている。
【0033】
次いで、バケット15が下端に至り、下部スプロケット13の付近において、バケット15が運搬物16を投入可能な状態に復帰する直前に、ベルト又はロープ33、及びウェイト24がバケット15の底板155に復帰しようとして、該底板155及びその周囲の左右側板153,154を打撃してバケット15に振動を付与すると共に、打撃後は該底板155を含むバケット内面を慣性で自由に滑動する。これにより、特にバケット底板155の隅部に付着した運搬物16が底板155から剥離し、バケット反転時に新たな運搬物と共に排出され、又は一部の付着物が残ったとしても、次回の打撃等によりその付着成長が防止される。
【0034】
こうして、前記ウェイト24はコンベヤの運転中にバケット15内で、該バケット15の動きにつれて滑動して運搬物16の付着成長を防止すると共に、付着したものをケーシング11の下部の投入口17から上部の排出口18に至る間、スプロケット12,13の回転毎にバケット15の底板155等を打撃して振動を与え、かつ滑動して付着物を引掻くので、長期間の使用の間にバケット15の内壁に付着物が固着するのを防止すると共に、該固着した付着物が成長するのが防止される。
【0035】
この場合、例えば図7に示すように、鎖23にウェイト24を固定することなく移動自在に取り付けた場合は、ウェイト24は2つの位置決め金具26,26の間の経路を自由に移動することができるため、バケット15の反転後の復帰時に該ウェイト24は底板155等の周辺を広範囲に亘って打撃しかつ滑動するため、運搬物16の付着防止作用が一層促進されることになる。
【0036】
次に、図11(a)(b)は、バケット15の底部の隅を切り欠いた実施の形態を示している。
【0037】
すなわち、この実施の形態では、丸形の底板155と前板151及び背板152との接線位置A,Bよりも下方の位置(前記接線位置A,Bと底板155の曲率中心Oとのなす角度θ)に亘って、左右方向に所定幅sだけ切り欠いて切欠部28が形成されている。そして、この切欠部28を覆うように前記ベルト又はロープ33が配置されている。この実施形態によれば、運搬物をバケット15に搬入するとき、前記切欠部28から多少の荷こぼれが生じ得るが、該切欠部28を覆うベルト又はロープ33によって荷こぼれが防止されると共に、付着性の運搬物の場合は荷こぼれは一層少なくなるであろうと考えられる。更に、底板155と左右側板153,154との間には隅部が存在しなくなるため、バケット15の内部に付着物が付着するのを防止することができる。
【0038】
なお、本発明は、従来例で説明した図12及び図13のバケットにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得るバケットエレベータの概略側面図である。
【図2】(a)は角底バケットの正面図、(b)はその側面図である。
【図3】(a)は丸底バケットの正面図、(b)はその側面図である。
【図4】(a)は可撓性部材として鎖を用いた丸底バケットの正面図、(b)はその側面図である。
【図5】バケットの左右方向の中央部にも可撓性部材を配置した丸底バケットの正面図である。
【図6】(a)は断面三角形のウェイトを示す図、(b)は断面五角形のウェイトを示す図である。
【図7】ウェイトを固定せずに鎖に挿通した状態を示す図である。
【図8】(a)は断面四角形のウェイトに爪片を固定した状態の正面図であり、(b)はその側面図、(c)は断面丸形のウェイトに爪片を固定した状態の正面図である。
【図9】(a)は可撓性部材としてベルト又はロープを用いた丸底バケットの正面図、(b)はその側面図である。
【図10】可撓性部材としてのベルト又はロープに、3個のウェイトを取付けた実施の形態を示す図である。
【図11】(a)は底部の隅を切り欠いた丸底バケットの正面図、(b)はその側面図である。
【図12】(a)は丸底で側面丸形状のバケットの従来例の正面図、(b)はその側面図である。
【図13】大きな半球状の丸底バケットの従来例の側面図である。
【符号の説明】
10 バケットエレベータ
12 スプロケット(上)
13 スプロケット(下)
14 チェーン
15 バケット
16 運搬物
17 投入口
18 排出口
19 開口部
20 収容空間
23 鎖(可撓性部材)
24 ウェイト
33 ベルト又はロープ(可撓性部材)
151 前板
152 背板
153 側板(左)
154 側板(右)
155 底板

Claims (3)

  1. 上方が開口し、かつ運搬物を収容し得る収容空間が形成されたバケットエレベータのバケットにおいて、
    前記収容空間の底部内面に、長手方向に延びる可撓性部材を滑動自在に配設し、
    バケット反転時に、前記可撓性部材が自重により開口部に向けて移動して前記底部から離反すると共に、バケット復帰時に、前記可撓性部材が少なくとも前記底部を打撃しかつ滑動して該底部に付着した運搬物を除去する、
    ことを特徴とするバケットエレベータのバケット。
  2. 前記収容空間は、平坦面からなる両側部、前部、背部及び前記底部にて形成され、
    前記可撓性部材は、その両端部を前記前部及び前記背部に固定しかつその長手方向を前記両側部と略々平行な平面に延びるように配置された、
    ことを特徴とする請求項1記載のバケットエレベータのバケット。
  3. 前記可撓性部材の長手方向の中途部に所定重量のウェイトを取付けた、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のバケットエレベータのバケット。
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