JP2004246296A

JP2004246296A - Hingeless spectacle frame and its forming method

Info

Publication number: JP2004246296A
Application number: JP2003038788A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Nishikawa; 弘晃西川
Original assignee: Miyake Design Jimusho KK
Current assignee: Miyake Design Jimusho KK
Priority date: 2003-02-17
Filing date: 2003-02-17
Publication date: 2004-09-02

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hingeless spectacle frame, which enables soft-touch clamping while making good uses of advantages of hingeless structure, and its forming method. <P>SOLUTION: A solid round rod 12 of a metal material with superior elasticity is drawn by swaging into a round rod 14 which has a different diameter and difference in elasticity due to the difference in diameter is used to form the hingeless spectacle frame 10. Namely, a browbar an end piece, and a temple are formed integrally of the different-diameter round bar 14 having an endpiece equivalent part 14b and a temple equivalent part 14c formed to diameters where elasticity is obtained and a browbar equivalent part 14a formed to a diameter where no elasticity is obtained. Consequently, the endpiece 14b and temple 14c can be deformed without deforming the browbar 14a, and then tension of the temple can be obtained over a wide range. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ばね性に優れた金属材料からブロ−バ、エンドピ−ス、テンプルを一体に成形してなるヒンジレス眼鏡フレ−ムおよびその成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
眼鏡フレ−ムとして、レンズ回りの縁（リム）の全て、またはその下半部を除いたリムレス眼鏡フレ−ムの人気が高い。リムレス眼鏡フレ−ムでは、除去したリムに相当する重量だけ、軽量化できるとともに、広い視界が確保できる。また、透明感のある明るいイメ−ジが生じて、デザイン的にも優れた眼鏡フレ−ムが得られる。
【０００３】
リムレス眼鏡フレ−ムにおいては、たとえば、特開平７−１８１４３２号公報、特開平７−３０１７７０号公報に開示するように、左右のレンズを中央においてブリッジで連結するとともに、エンドピ−ス（「智」または「ヨロイ」ともいう）と称するＬ字部材の一端にレンズがビス止めされ、他端に蝶番（ヒンジ）を介してテンプル（つる）が取付けられて、パット付のパッドア−ムがブリッジにロ−付けされている。
【０００４】
レンズに固定されたエンドピ−スにテンプルは蝶番を介して連結されているため、テンプルをレンズ側に折り込むことができる。そして、テンプルをレンズ側に折り込んでコンパクトにしてから放置したり、ケ−スに収納して持ち運んだりしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
蝶番を設けることによって、テンプルの折り込みが可能となり、リムレス眼鏡フレ−ムにおいても、蝶番の存在は当然のものとして考えられている。眼鏡、つまりは、眼鏡フレ−ムを購入する場合、使用者に合わせたフィッティングと称する調整がなされる。
【０００６】
強くも弱くもない適度のテンション（締付力）のもとで、ほお骨上に眼鏡フレ−ムをソフトなタッチで保持することが望まれる。そのため、眼鏡フレ−ムの購入時には、使用者の顔のサイズ（横幅、経幅）に応じて、エンドピ−スやテンプルを外側に押し広げたり、内側に押し込んだり（縮めたり）して、フィッティング（調整）がなされている。
【０００７】
ここで、エンドピ−スはレンズを固定するものであり剛性が必要であるのに対して、テンプルはほお骨上に眼鏡フレ−ムを保持する柔軟性を必要とし、別部材、たとえば、テンプルは柔軟性を持つ金属材料から、エンドピ−スは剛性を持つ金属材料から成形されている。
【０００８】
そして、エンドピ−スを押し広げたり、押し込むフィッティングは工具を使用しないと難しいのに対して、テンプルに対するフィッティングは手で容易に行える。そのため、多くの場合、フィッティングはテンプルを押し広げたり、押し込んだりして、テンプルに対して集中的になされている。しかし、テンプルに集中的になされるフィッティングによって、テンプルが局所的に大きく変形し、眼鏡フレ−ムのフォルムが崩れるおそれがある。
【０００９】
ここで、テンプルを押し広げたり、押し込むような力がテンプルに加えられると、この力はエンドピ−スとテンプルとを連結する蝶番にも作用する。フィッティングは、眼鏡フレ−ムの購入時だけでなく、購入後の使用時においてもしばしばなされ、テンプルに加えた力が蝶番にその都度作用する。蝶番はそれぞれの連結端をビスで枢支する構成となっており、テンプルの押し広げ、押し込みを繰返すと、蝶番のねじが緩んでガタが生じ易く、ガタが生じるとテンプルのテンションが低下して、再度のフィッティングが必要となる。そして、眼鏡フレ−ムの不良、修理は蝶番に集中しており、蝶番は構造上最大のウィ−クポイントとなっている。
【００１０】
蝶番を除去した眼鏡フレ−ムとして、たとえば、特開平１０−３９２６１号公報に開示するものがある。ここでは、ニッケル・チタン系超弾性合金線材の丸棒をスウェージング加工して長さ方向で径の異なる異径の丸棒を成形し、この異径の丸棒にプレス加工を加え、エンドピ−ス、テンプルの連結部に薄板状部分（薄板部）をエンドピ−ス、テンプルと一体に成形してヒンジレスの眼鏡フレ−ムを構成している。
【００１１】
エンドピ−ス、テンプルの連結部を湾曲可能な薄板部（薄板状部分）とすることにより、テンプルにテンションを生じるばね性が確保され、この薄板部のばね性を利用して、テンプルの折り込みを可能としている。そして、このヒンジレス眼鏡フレ−ムでは、蝶番がないため蝶番のねじの緩みに起因するガタの発生はない。
【００１２】
ここで、テンプルと一体のエンドピ−スは、レンズのリムにロウ付けされたり、リムレスのレンズに直接ねじ止めされて、レンズに対して固定される。しかし、エンドピ−スをレンズのリムにロウ付けする構成では、テンプルの変形（押し広げ、押し込み、折り込み）の際、テンプルに加わる力が、エンドピ−スとレンズのリムとの連結部（ロウ付け部）に繰り返し作用して、ロウ付け部の破損するおそれがある。
【００１３】
エンドピ−スをリムレスのレンズに直接ねじ止めする構成では、テンプルの変形時にテンプルに加えられる力が、エンドピ−スを介してレンズに作用してレンズを破壊するおそれがある。さらに、この構成では、左右のレンズはブリッジに固定されているにすぎないため、テンプルに力を加えるとこの力がレンズに直接伝達されてレンズをブリッジの回りで動かして、目とレンズとの距離がずれたり、レンズに対する光の入射角に変化を生じるなどのレンズ面の歪みが生じて、フィッティングのやり直しが必要となる。
【００１４】
特開２００１−１９４６２９号公報のリムレス眼鏡フレ−ムでは、テンプルをブロ−バに連結し、ブロ−バにロ−付けしたブリッジにレンズを固定している。この構成では、テンプルに加えられた力はブロ−バに作用し、レンズに伝達されないため、ブリッジの回りでのレンズの動きが防止され、レンズ面の歪みが生じない。また、テンプルに隣接する位置で、ブロ−バにＵ字状の屈曲部が形成され、テンプルからブロ−バに作用、伝達される力をこの屈曲部で吸収してブロ−バの変形を防止するように構成されている。しかしながら、このリムレス眼鏡フレ−ムでは従来と同様に蝶番が使用されており、蝶番のねじの緩みによってガタが発生し、蝶番に固有な問題点は解消されていない。
【００１５】
ヒンジレス眼鏡フレ−ムとして、米国特許第５３６７３４４号公報に開示するものがある。この米国特許では、テンプル、エンドピ−スだけでなくブロ−バも含めてばね線（スプリングワイヤ）で一体成形している。ここでは、その成形方法について述べていないが、ばね線として一定の直径のものを使用しているものと思われる。そして、エンドピ−スとなる部分を（プレス加工によって）板ばね状の平坦部に成形してばね性を確保してテンプルの折り込みを可能としている。もちろん、ヒンジレスであるため、蝶番のねじの緩みに起因するガタの発生はない。
【００１６】
ここでは、テンプル、エンドピ−ス、ブロ−バが一体成形されており、（特開平１０−３９２６１号公報における）エンドピ−スをレンズのリムにロウ付けする構成が採用されず、破損しやすいロウ付け部がない。もちろん、蝶番もない。そのため、不良、修理の少ないヒンジレス眼鏡フレ−ムが得られる。
【００１７】
眼鏡フレ−ムを一体成形したヒンジレスタイプとして、ニッケル・チタン合金などのばね性に優れた金属材料をプレス加工してテンプル、ブリッジ、レンズ枠を一体成形したものが、実願平４−７６６６１号（実開平６−４０９２１号）のマイクロフィルムに開示されている。この構成では、全体的に形状記憶させているが、ヒンジに相当する部分を形状記憶させないことによって、ばね性を確保してテンプルの折り込みを可能としている。
【００１８】
上記特開平１０−３９２６１号公報、米国特許第５３６７３４４号公報、実願平４−７６６６１号（実開平６−４０９２１号）のマイクロフィルムに開示するヒンジレス眼鏡フレ−ムのいずれにおいても、そのヒンジ相当部分であるエンドピ−スのばね性によってテンプルにテンションを生じている。しかしながら、ヒンジ相当部分であるエンドピ−スのばね性のもとでテンプルにテンションが生じ、テンプルはばね性を持たないため、エンドピ−スのばね性によるテンションのみでテンプルがほお骨上に保持されているにすぎない。
【００１９】
このようにテンプルのテンションがヒンジ相当部分であるエンドピ−スのばね性のみで生じる構成では、テンプルのテンションがエンドピ−スで集中的に発生し、ほお骨をテンプルが強く締め付け、ソフトタッチでの締め付けを困難としている。そして、ほお骨をテンプルが強く締め付ることにより、ヒンジレス眼鏡フレ−ムは使用者に圧迫感、不快感を与えて、長時間の着用を難しくしている。
【００２０】
この発明の目的は、ヒンジレスの利点を生かしながら、ソフトタッチの締め付けを可能としたヒンジレス眼鏡フレ−ムおよびその成形方法の提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
この発明では、ばね性に優れた金属材料の中実丸棒をスウェ−ジングによる延伸加工で、直径の異なる丸棒を成形し、直径の相違によるばね性の相違を利用してヒンジレス眼鏡フレ−ムを成形することとしている。
【００２２】
スウェ−ジングによる延伸加工によれば、丸棒の長さ方向で直径の相違する部分を任意に成形でき、ブロ−バ相当部分でばね性を生じない直径に、エンドピ−ス相当部分、テンプル相当部分でばね性を生じる直径となる、直径の異なる丸棒が成形できる。そして、この異径の丸棒からエンドピ−ス、ブロ−バ、テンプルを一体成形している。
【００２３】
この構成では、エンドピ−スはもちろんテンプルにおいても、しかもテンプルの全長においてばね性が生じ、ばね性が広範囲で得られる。そのため、エンドピ−スのばね性およびテンプル自体のばね性によるテンションで、テンプルはその全長においてほお骨に均一に接し、テンプルの締め付けがソフトタッチでなされる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【００２５】
図１は、この発明に係るヒンジレス眼鏡フレ−ム１０の成形方法の工程を示し、それぞれの工程において、ヒンジレス眼鏡フレ−ムは正面から図示されている。まず、ばね性に優れた金属材料の中実丸棒、たとえばチタン合金の中実丸棒１２が、ＣＮＣスウェ−ジングマシンによるスウェ−ジングで延伸加工されて直径の変化する丸棒（異径の丸棒）１４が成形される（図１（Ａ）（Ｂ）参照）。たとえば、スウェ−ジングによる延伸加工で、中実丸棒１２は５倍程度の長さに延伸される。
【００２６】
スウェ−ジングによる延伸加工によって長手方向に断面形状の変化した異径の丸棒１４においては、その直径に応じたばね性が得られる。つまり、直径が小さいほど大きなばね性が得られる。そして、スウェ−ジングによる延伸加工によれば、長さ方向でばね性の相違する部分が任意に得られ、種々のばね性を持つ丸棒１４が容易に成形される。
【００２７】
スウェ−ジングによる延伸加工によってその長手方向で直径の異なる丸棒１４を成形し、この異径の丸棒を基材として、図１（Ｅ）に示すようなヒンジレス眼鏡フレ−ム１０が成形される。図１（Ｂ）からわかるように、この基材（異径の丸棒）１４において、エンドピ−ス（エンドピ−ス相当部分）１４ｂ、テンプル（テンプル相当部分）１４ｃはばね性を生じる直径（小径）に成形され、中央部のブロ−バ（ブロ−バ相当部分）１４ａはばね性を生じない直径（大径）に成形されている。また、ブロ−バ１４ａにおいて、ブリッジとなる中央部分１４ａ’、および、エンドピ−ス１４ｂに隣接する端部分１４ａ”が、他の部分に対して大径となっている。
【００２８】
エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃは、ばね性を生じる直径にいずれも成形され、エンドピ−ス、テンプルに相当する部分で異径の丸棒１４はほぼ同じ直径となっている。また、テンプル１４ｃの末端はばね性を生じない大径となっている。
【００２９】
丸棒１４に曲げ加工、プレス加工が加えられ、たとえば、５回の曲げ加工と５回のプレス加工を経て図１（ｃ）に示す形状に丸棒は加工される。
【００３０】
図１（ｃ）に示す形状における断面形状を図２に示す。なお、図２（Ａ）は図１（ｃ）と同じ図（正面図）であり、図２（Ｂ）は平面図を示し、ブロ−バの中央部分（ブリッジ）１４’の線Ａ−Ａに沿った断面を図２（Ｃ−ａ）に、ブロ−バの端部分１４ａ”の線Ｂ−Ｂに沿った断面を図２（Ｃ−ｂ）に、テンプル１４ｃの中間部の線Ｃ−Ｃに沿った断面を図２（Ｃ−ｃ）に、テンプル末端の線Ｄ−Ｄに沿った断面を図２（Ｃ−ｄ）に示す。なお、図２（Ｃ−ａ）〜図２（Ｃ−ｄ）においては５倍に拡大されている。ここで、図２（Ｃ−ａ）〜図２（Ｃ−ｄ）の断面形状は一例であり、これに限定されないことはいうまでもない。
【００３１】
図２（Ｃ−ａ）〜図２（Ｃ−ｄ）からわかるように、エンドピ−ス１４ｂ、および、末端を除くテンプル１４ｃにはプレス加工が加えられず、なおも円形断面が維持されている。これに対して、ブロ−バ１４ａにはプレス加工が施され、中央部分（ブリッジ）１４ａ’は略半円形断面に、端部分１４ａ”は水平方向に伸びた矩形断面に変形している。また、テンプル末端にもプレス加工が施されて、縦長の略楕円形に変形されている。
【００３２】
図１に戻ってさらに説明すると、図１（Ｃ）の形状に、さらに２回の上下方向の曲げ加工が加えられて図１（Ｄ）に示す形状に変形され、仕上げの磨き加工が施される。そして、前後方向の曲げ加工が加えられて、図１（Ｅ）、図３にその最終形状を示す眼鏡フレ−ム１０が成形される。図１（Ｅ）、図からよくわかるように、この眼鏡フレ−ム１０はヒンジレスであるとともにリムレスとなる。
【００３３】
もちろん、最終的には、図４（Ａ）（Ｂ）に示すように、パッドア−ム１６がブリッジ１４ａ’にロウ付けされ、さらに、ノ−ズパッド１７がパッドア−ムに取付けられて、眼鏡フレ−ム１０が成形される。ここで、ノ−ズパッド１７をパッドア−ム１６に予め取付けてから、パッドア−ムをブリッジ１４ａ’にロウ付けしてもよい。そして、たとえば、パッドア−ム１６から伸びた位置決めピン（図示しない）がレンズ端面の位置決め孔（図示しない）に係合されるとともに、レンズ１８がパッドア−ムにビス止めされて、最終製品としての（ヒンジレス・リムレスの）眼鏡２０が得られる。
【００３４】
この発明によれば、ブロ−バ１４ａ、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃは、ばね性に優れた金属材料をスウェ−ジングして得られた異径の丸棒１４のうち、ブロ−バはばね性を生じない直径の部分から、エンドピ−ス、テンプルはばね性を生じる直径の部分から成形されている。そのため、ブロ−バ１４ａではばね性が発生せず、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃにおいてのみばね性が発生する。
【００３５】
ブロ−バ１４ａではばね性が発生せず、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃにおいてのみばね性が発生するため、ブロ−バを変形させることなく、エンドピ−ス、テンプルがばね性のもとで変形できる。そして、エンドピ−ス１４ｂはもちろんテンプル１４ｃにおいても、しかもテンプルの全長において、ばね性が確保されて、テンプルのテンションが広範囲で得られる。そのため、テンプルはそのテンションのもとでほお骨に均一に接し、テンプルの締め付けがソフトタッチでなされる。したがって、使用者に圧迫感、不快感を与えることはなく、眼鏡２０の長時間の着用が可能となる。
【００３６】
なお、耳に係合されるテンプル１４ｃの末端では、ばね性を生じさせる必要がなく、逆にばね性を持つと、変形して耳から外れやすい。そのため、テンプル１４ｃの末端は図１（Ｂ）に示すように、異径の丸棒１４の段階でばね性を生じない直径に成形されて、変形が防止されている。そして、耳に係合しやすいように、図２（Ｃ−ｄ）に示すように、扁平な形状にプレス加工されている。
【００３７】
実施例では、テンプル１４ｃの末端を除いて、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃに相当する部分で異径の丸棒１４はほぼ同じ直径とされ、ほぼ同一の直径のもとでエンドピ−ス、テンプルが成形されている。そのため、ほぼ同一のばね性のもとで、エンドピ−ス、テンプルは円滑に変形し、均一でソフトなテンションをテンプルに生じさせることができる。
【００３８】
眼鏡フレ−ム１０は、ブロ−バ１４ａ、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃを異径の丸棒１４から一体成形したヒンジレス眼鏡フレ−ムであり、蝶番（ヒンジ）はないから、蝶番のねじの緩みなどの蝶番に起因する不良、修理と無関係となる。また、エンドピ−スのロウ付けもなく、ロウ付けの破損に悩まされることもない。
【００３９】
ブロ−バ１４ａはばね性を持たないため、ブロ−バを変形させることなく、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃを変形させることができ、テンプルに加えた力がブロ−バ１４ａやレンズに伝達されてレンズの歪みを生じることもない。そのため、眼鏡フレ−ム１０のフィッティングが容易、正確に行える。
【００４０】
さらに、エンドピ−ス１４ｂだけでなく、テンプル１４ｃにもばね性があり、テンプルは広い範囲で円滑に変形できる。そのため、フィッティングにおいて、眼鏡フレ−ム１０のフォルムを崩すような局所的な大きな変形をテンプルに生じさせることもない。
【００４１】
ブロ−バ１４ａ、エンドピ−ス１４ｂ、テンプル１４ｃを一体成形しているため、ノ−ズパッド付パッドア−ム１６をブロ−バのブリッジ１４ａ’に設けるだけで、または、パッドア−ムをロウ付けしてからノ−ズパッドをパッドア−ムに取付けるだけでよく、１または２という僅かな後工程で眼鏡フレ−ム１０が成形できる。
【００４２】
ばね性に優れた金属材料として、ニッケル・チタン合金、ベリリウム合金、ニッケルを主成分とするハイニッケル合金、ステンレス鋼、銅合金などを使用できる。ばね性に優れた種々の金属材料で試みたところ、ＢＳチタン（バイオソフトチタン）と称する高強度超弾性チタン・ジルコニウム合金（β系チタン合金）の中実丸棒をスウェ−ジングして延伸加工した異径の丸棒１４から成形すると、最適なばね性を持つ軽量の眼鏡フレ−ム１０が得られた
【００４３】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、ブロ−バ、エンドピ−ス、テンプルは、ばね性に優れた金属材料をスウェ−ジングで延伸加工された中実丸棒から、エンドピ−ス、テンプルがばね性を持ち、ブロ−バがばね性を持たないように、一体成形されているため、ブロ−バを変形させることなく、エンドピ−ス、テンプルを変形させることができる。そして、レンズの歪みを生じることなく、眼鏡フレ−ムのフィッティングが容易、正確に行える。
【００４４】
また、エンドピ−スはもちろんテンプルにおいてもばね性が確保され、テンプルのテンションが広範囲で得られるため、テンプルはそのテンションのもとでその全長においてほお骨に均一に接し、テンプルの締め付けがソフトタッチでなされる。
【００４５】
眼鏡フレ−ムは、ブロ−バ、エンドピ−ス、テンプルを異径の丸棒から一体成形したヒンジレス眼鏡フレ−ムであるから、蝶番（ヒンジ）のねじの緩みなどの蝶番に起因する不良、修理はない。また、破損しやすいロウ付けもなく、ロウ付けの破損に悩まされることもない。
【００４６】
請求項２記載の発明によれば、請求項１記載の発明の効果に加えて、曲げ加工、プレス加工によって所望の最終形状のヒンジレス眼鏡フレ−ムが得られる。
【００４７】
請求項３記載の発明によれば、ブロ−バを変形させることなく、エンドピ−ス、テンプルを変形させて、テンプルの締め付けがソフトタッチでなされるヒンジレス眼鏡フレ−ムが成形できる。また、ブロ−バ、エンドピ−ス、テンプルを一体成形しているため、ノ−ズパッド付パッドア−ムをブロ−バのブリッジに設けるだけで、または、パッドア−ムをロウ付けしてからノ−ズパッドをパッドア−ムに取付けるだけでよく、１または２という僅かな後工程のみで、ヒンジレス眼鏡フレ−ムが成形できる。
【００４８】
請求項４記載の発明によれば、請求項３記載の発明と同様の効果に加えて、エンドピ−ス、テンプルのばね性がほぼ同一であるため、エンドピ−ス、テンプルは円滑に変形し、均一でソフトなテンションをテンプルに生じさせるヒンジレス眼鏡フレ−ムが成形できる。
【００４９】
請求項５記載の発明によれば、先行する請求項記載の発明の効果に加えて、テンプル末端が変形せず、耳から外れ難いヒンジレス眼鏡フレ−ムが成形できる。
【００５０】
請求項６記載の発明によれば、先行する請求項記載の発明の効果に加えて、最適なばね性を持つ軽量の眼鏡フレ−ムが成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るヒンジレス眼鏡フレ−ムを成形する工程図である。
【図２】成形工程の途中を示す図であり、（Ａ）は図１の（Ｃ）に等しい正面図、（Ｂ）は平面図、（Ｃ−ａ）〜（Ｃ−ｄ）は（Ａ）の線Ａ−Ａ、Ｂ−Ｂ、Ｃ−Ｃ、Ｄ−Ｄに沿った拡大断面図である。
【図３】一体成形の完了したヒンジレス眼鏡フレ−ムの平面図である。
【図４】（Ａ）はパッドア−ムがブリッジにロウ付けされたヒンジレス眼鏡フレ−ムの平面図、（Ｂ）はノ−ズパッドをパッドア−ムに取付け、レンズをブリッジにビス止めしたヒンジレス眼鏡の平面図である。
【符号の説明】
１０ヒンジレス眼鏡フレ−ム
１２ばね性に優れた金属材料の中実丸棒
１４スウェ−ジングで延伸加工された異径の丸棒
１４ａブロ−バ（ブロ−バ相当部分）
１４ａ’ ブロ−バの中央部分（ブリッジ）
１４ａ” ブロ−バの端部分
１４ｂエンドピ−ス（エンドピ−ス相当部分）
１４ｃテンプル（テンプル相当部分）
１６パッドア−ム
１７ノ−ズパッド
１８レンズ
２０ヒンジレス眼鏡[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a hingeless eyeglass frame in which a prober, an end piece, and a temple are integrally formed from a metal material having excellent spring properties, and a method of forming the same.
[0002]
[Prior art]
As an eyeglass frame, a rimless eyeglass frame excluding the entire rim (rim) around the lens or the lower half thereof is popular. In the rimless spectacle frame, the weight can be reduced by the weight corresponding to the removed rim, and a wide field of view can be secured. In addition, a transparent and bright image is produced, and a spectacle frame excellent in design can be obtained.
[0003]
In a rimless spectacle frame, for example, as disclosed in JP-A-7-181432 and JP-A-7-301770, the left and right lenses are connected at the center by a bridge, and an end piece ("Ji") is used. A lens is screwed to one end of an L-shaped member called "Yoroi", and a temple is attached to the other end via a hinge, and a pad arm with a pad is attached to the bridge. -Attached.
[0004]
Since the temple is connected to the end piece fixed to the lens via the hinge, the temple can be folded toward the lens. The temple is folded into the lens side to make it compact and then left alone, or stored in a case and carried.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The provision of the hinge enables the temple to be folded, and the presence of the hinge is naturally considered in the rimless spectacle frame. When purchasing spectacles, that is, spectacle frames, an adjustment called fitting is made for the user.
[0006]
It is desired to hold the spectacle frame on the cheekbone with a soft touch under a moderate tension (tightening force) that is neither strong nor weak. Therefore, when purchasing the eyeglass frame, the end piece or the temple is pushed outward or pushed inward (shrinked) in accordance with the size (width, width) of the user's face, and fitting is performed. (Adjustment) has been made.
[0007]
Here, the end piece is for fixing the lens and needs rigidity, whereas the temple needs flexibility for holding the spectacle frame on the cheekbone, and another member such as a temple is flexible. The end piece is formed of a rigid metal material from a metallic material having flexibility.
[0008]
While it is difficult to push and unfold the end piece without using a tool, fitting to the temple can be easily performed by hand. Therefore, in many cases, the fitting is concentrated on the temple by pushing or pushing the temple. However, due to the fitting performed intensively on the temple, the temple may be locally deformed greatly, and the form of the spectacle frame may be broken.
[0009]
Here, when a force that pushes or pushes the temple is applied to the temple, this force also acts on the hinge connecting the end piece and the temple. Fitting is often performed not only at the time of purchase of the spectacle frame but also at the time of use after purchase, and the force applied to the temple acts on the hinge each time. The hinge has a structure that pivotally supports each connection end with a screw, and if the temple is repeatedly pushed and spread, the hinge screw is loosened and rattling is easy to occur, and if rattling occurs, the temple tension decreases. , A re-fitting is required. Defective and repairing of the spectacle frame is concentrated on the hinge, and the hinge is the largest weak point structurally.
[0010]
An example of the spectacle frame from which the hinge is removed is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 10-39261. Here, a round bar of a nickel-titanium-based superelastic alloy wire is swaged to form round bars of different diameters having different diameters in the length direction. A thin plate-like portion (thin plate portion) is integrally formed with the end piece and the temple at the connecting portion of the temple and the temple to form a hingeless eyeglass frame.
[0011]
By forming the connecting portion of the end piece and the temple as a bendable thin plate portion (thin plate portion), the spring property of generating tension in the temple is secured, and the temple is folded using the spring property of the thin plate portion. It is possible. In this hingeless spectacle frame, there is no hinge, so that there is no play due to loosening of the hinge screw.
[0012]
Here, the end piece integrated with the temple is fixed to the lens by being brazed to the rim of the lens or directly screwed to the rimless lens. However, in the configuration in which the end piece is brazed to the rim of the lens, the force applied to the temple when the temple is deformed (spread, push, or fold) causes the connection between the end piece and the rim of the lens (brazing). Section), and the brazing section may be damaged.
[0013]
In a configuration in which the end piece is directly screwed to the rimless lens, a force applied to the temple when the temple is deformed may act on the lens via the end piece to break the lens. Furthermore, in this configuration, the left and right lenses are only fixed to the bridge, so when a force is applied to the temple, this force is transmitted directly to the lens, causing the lens to move around the bridge and the eye to lens Distortion of the lens surface occurs, such as a shift in the distance or a change in the angle of incidence of light on the lens.
[0014]
In the rimless spectacle frame disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-194629, the temple is connected to a blower, and the lens is fixed to a bridge that is attached to the blower. In this configuration, since the force applied to the temple acts on the blower and is not transmitted to the lens, the movement of the lens around the bridge is prevented, and the lens surface is not distorted. Also, a U-shaped bent portion is formed on the prober at a position adjacent to the temple, and the force acting on and transmitted from the temple to the probe is absorbed by the bent portion to prevent deformation of the prober. It is configured to However, in this rimless spectacle frame, a hinge is used as in the prior art, and looseness of the hinge screw causes play, and the problem inherent to the hinge has not been solved.
[0015]
A hingeless eyeglass frame is disclosed in U.S. Pat. No. 5,367,344. In this U.S. patent, not only the temple and the end piece but also the blower are integrally formed by a spring wire (spring wire). Here, the forming method is not described, but it is considered that a spring wire having a constant diameter is used. The end piece is formed into a flat portion in the form of a leaf spring (by press working) so as to secure the resilience and allow the temple to be folded. Of course, since it is hingeless, there is no play due to loosening of the hinge screw.
[0016]
Here, the temple, the end piece, and the blower are integrally formed, and a structure in which the end piece is soldered to the rim of the lens (as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 10-39261) is not adopted, and the solder is easily broken. There is no attachment. Of course, there is no hinge. Therefore, a hingeless spectacle frame with few defects and repairs can be obtained.
[0017]
As a hingeless type in which an eyeglass frame is integrally formed, a temple, a bridge, and a lens frame are integrally formed by pressing a metal material having excellent spring properties such as a nickel-titanium alloy. No. (Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-40921). In this configuration, the shape is entirely memorized. However, by not storing the shape of the portion corresponding to the hinge, the temple can be folded while securing the spring property.
[0018]
Each of the hingeless eyeglass frames disclosed in the microfilms of JP-A-10-39261, U.S. Pat. No. 5,366,344, and Japanese Utility Model Application No. 4-76661 (Japanese Utility Model Application No. 6-40921) corresponds to the hinge. The temples are tensioned by the resiliency of the end pieces that are the parts. However, the temple is tensioned under the resiliency of the end piece, which is a hinge equivalent part, and the temple has no resilience, so the temple is held on the cheekbone only by the tension due to the resiliency of the end piece. It's just that.
[0019]
In such a configuration in which the temple tension is generated only by the spring property of the end piece corresponding to the hinge, the temple tension is intensively generated at the end piece, the temple strongly tightens the cheek bone, and the soft touch is tightened. Is difficult. When the temple is strongly tightened by the temple, the hingeless eyeglass frame gives the user a feeling of oppression and discomfort, making it difficult to wear for a long time.
[0020]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a hingeless spectacle frame capable of tightening a soft touch while taking advantage of a hingeless structure, and a method of forming the same.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a round bar having a different diameter is formed by extending a solid round bar of a metal material having excellent spring properties by swaging, and a hingeless eyeglass frame is formed by utilizing a difference in spring property due to a difference in diameter. The system is to be molded.
[0022]
According to the stretching process by swaging, a portion having a different diameter in the length direction of the round bar can be arbitrarily formed. Round rods of different diameters can be formed, the diameters of which produce springiness in the part. Then, end pieces, blowers, and temples are integrally formed from the round bars having different diameters.
[0023]
In this configuration, spring properties are generated not only in the end pieces but also in the temple and over the entire length of the temple, so that the spring property can be obtained in a wide range. Therefore, the temple is uniformly in contact with the cheekbones over its entire length due to the tension of the end pieces and the spring of the temple itself, and the temple is tightened by soft touch.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 shows the steps of a method for forming a hingeless spectacle frame 10 according to the present invention. In each step, the hingeless spectacle frame is illustrated from the front. First, a solid round bar of a metal material excellent in spring properties, for example, a solid round bar 12 of a titanium alloy is stretched by swaging by a CNC swaging machine to change a diameter of a round bar (of different diameter). A round bar 14 is formed (see FIGS. 1A and 1B). For example, the solid round bar 12 is stretched to a length of about five times by a stretching process by swaging.
[0026]
In the round bar 14 of different diameter whose cross-sectional shape has changed in the longitudinal direction by the stretching process by swaging, a spring property corresponding to the diameter is obtained. That is, the smaller the diameter, the greater the spring property. According to the stretching process by swaging, a portion having a different spring property in the length direction can be arbitrarily obtained, and the round bar 14 having various spring properties can be easily formed.
[0027]
A round bar 14 having a different diameter in the longitudinal direction is formed by a stretching process by swaging, and a hingeless spectacle frame 10 as shown in FIG. You. As can be seen from FIG. 1B, in the base material (round bar of different diameter) 14, the end pieces (end piece-equivalent portions) 14b and the temples (temple-equivalent portions) 14c have a diameter (small diameter) that produces spring properties. ), And a central blower (a part corresponding to the blower) 14a is formed to have a diameter (large diameter) that does not cause springiness. In the blower 14a, a central portion 14a 'serving as a bridge and an end portion 14a "adjacent to the end piece 14b have a larger diameter than other portions.
[0028]
Each of the end piece 14b and the temple 14c is formed to have a diameter that produces a spring property, and the round bars 14 having different diameters at portions corresponding to the end piece and the temple have substantially the same diameter. Further, the end of the temple 14c has a large diameter that does not cause springiness.
[0029]
The round bar 14 is subjected to bending and pressing. For example, the round bar is processed into a shape shown in FIG. 1C through five bending operations and five pressing operations.
[0030]
FIG. 2 shows a cross-sectional shape in the shape shown in FIG. 2 (A) is the same view (front view) as FIG. 1 (c), FIG. 2 (B) is a plan view, and the line AA of the central portion (bridge) 14 'of the blower. 2 (Ca), and a cross section along line BB of the end portion 14a ″ of the prober is shown in FIG. 2 (Cb). 2 (Cc) shows a cross section along C, and FIG.2 (Cd) shows a cross section along line DD at the end of the temple. 2 (Ca) to 2 (Cd) is an example, and it goes without saying that the present invention is not limited to this. .
[0031]
As can be seen from FIGS. 2 (Ca) to 2 (Cd), the end pieces 14b and the temples 14c excluding the ends are not subjected to press working, and the circular cross section is still maintained. . On the other hand, the blower 14a is subjected to press working, and the central portion (bridge) 14a 'is deformed into a substantially semicircular cross section, and the end portion 14a "is deformed into a rectangular cross section extending in the horizontal direction. The end of the temple is also pressed and deformed into a vertically long, substantially elliptical shape.
[0032]
Returning to FIG. 1, the description will be further made. The shape shown in FIG. 1 (C) is further bent twice in the up-down direction, deformed into the shape shown in FIG. 1 (D), and polished for finishing. You. Then, a bending process in the front-rear direction is applied to form the spectacle frame 10 whose final shape is shown in FIGS. As can be clearly seen from FIG. 1 (E) and FIG. 1, the spectacle frame 10 is hingeless and rimless.
[0033]
Of course, finally, as shown in FIGS. 4A and 4B, the pad arm 16 is brazed to the bridge 14a ', and the nose pad 17 is further attached to the pad arm, so that the spectacle frame is free. -The memory 10 is formed. Here, after the nose pad 17 is attached to the pad arm 16 in advance, the pad arm may be brazed to the bridge 14a '. Then, for example, a positioning pin (not shown) extending from the pad arm 16 is engaged with a positioning hole (not shown) in the lens end face, and the lens 18 is screwed to the pad arm, so that a final product is obtained. Glasses 20 (hingeless and rimless) are obtained.
[0034]
According to the present invention, the prober 14a, the end piece 14b, and the temple 14c are made of a different diameter round bar 14 obtained by swaging a metal material having excellent spring properties. The end pieces and temples are formed from a portion having a diameter which does not cause resiliency, and the end pieces and temples are formed from a portion having a diameter which causes resiliency. Therefore, the spring property does not occur in the blower 14a, but occurs only in the end piece 14b and the temple 14c.
[0035]
Since the spring property does not occur in the blower 14a and the spring property occurs only in the end piece 14b and the temple 14c, the end piece and the temple are deformed under the spring property without deforming the blower. it can. In addition to the end piece 14b as well as the temple 14c, and also over the entire length of the temple, the spring property is ensured, and the temple tension can be obtained in a wide range. Therefore, the temple uniformly contacts the cheekbone under the tension, and the temple is tightened with a soft touch. Therefore, the user does not feel a feeling of oppression or discomfort, and can wear the glasses 20 for a long time.
[0036]
At the end of the temple 14c to be engaged with the ear, there is no need to generate a spring property. Conversely, if it has the spring property, the temple is easily deformed and detached from the ear. Therefore, as shown in FIG. 1 (B), the end of the temple 14c is formed into a diameter that does not cause springiness at the stage of the round bar 14 having a different diameter, thereby preventing deformation. And, as shown in FIG. 2 (C-d), it is pressed into a flat shape so as to be easily engaged with the ear.
[0037]
In this embodiment, except for the end of the temple 14c, the round bars 14 having different diameters at portions corresponding to the end piece 14b and the temple 14c have substantially the same diameter. Is molded. Therefore, the end pieces and the temple can be smoothly deformed under substantially the same spring property, and a uniform and soft tension can be generated on the temple.
[0038]
The spectacle frame 10 is a hingeless spectacle frame in which a prober 14a, an end piece 14b, and a temple 14c are integrally formed from round bars 14 having different diameters. Since there is no hinge, there is no hinge screw. Defects caused by hinges such as looseness, and have nothing to do with repairs. In addition, there is no brazing of the end pieces, and there is no worry about breakage of the brazing.
[0039]
Since the blower 14a has no spring property, the end piece 14b and the temple 14c can be deformed without deforming the blower, and the force applied to the temple is transmitted to the blower 14a and the lens. No lens distortion occurs. Therefore, fitting of the spectacle frame 10 can be performed easily and accurately.
[0040]
Further, not only the end piece 14b but also the temple 14c has a spring property, and the temple can be smoothly deformed in a wide range. Therefore, in the fitting, a large local deformation such as breaking the shape of the spectacle frame 10 is not caused on the temple.
[0041]
Since the blower 14a, the end piece 14b, and the temple 14c are integrally formed, the pad arm 16 with a nose pad is simply provided on the bridge 14a 'of the blower, or the pad arm is brazed. After that, it is only necessary to attach the nose pad to the pad arm, and the spectacle frame 10 can be formed in a few post-processing steps of 1 or 2.
[0042]
Nickel-titanium alloys, beryllium alloys, high nickel alloys containing nickel as a main component, stainless steel, copper alloys, and the like can be used as metal materials having excellent spring properties. After trying various metallic materials with excellent spring properties, we swaged and stretched a solid round bar of high-strength superelastic titanium-zirconium alloy (β-titanium alloy) called BS titanium (biosoft titanium). When formed from the round rods 14 having different diameters, a light-weight spectacle frame 10 having an optimal spring property was obtained.
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the blower, the end piece and the temple are made of a solid round bar obtained by stretching a metal material having excellent spring properties by swaging. The end piece and the temple can be deformed without deforming the blower because the blower is integrally formed so that the blower does not have spring property. Then, the eyeglass frame can be easily and accurately fitted without causing lens distortion.
[0044]
In addition, the spring property is secured not only on the end piece but also on the temple, and the temple tension can be obtained in a wide range, so that the temple contacts the cheekbone uniformly over its entire length under that tension, and the temple is tightened with soft touch. Done.
[0045]
Since the spectacle frame is a hingeless spectacle frame in which a blower, an end piece, and a temple are integrally formed from round bars of different diameters, a defect caused by a hinge such as loosening of a hinge (hinge) screw. No repairs. In addition, there is no brazing that is easily broken, and there is no worry about breakage of the brazing.
[0046]
According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect, a hingeless spectacle frame having a desired final shape can be obtained by bending and pressing.
[0047]
According to the third aspect of the present invention, it is possible to form the hingeless spectacle frame in which the end pieces and the temple are deformed without deforming the blower, and the temple is tightened by soft touch. Also, since the blower, end piece and temple are integrally formed, the pad arm with a nose pad is simply provided on the bridge of the blower, or the pad arm is brazed before the pad arm is brazed. The hinge-less spectacle frame can be formed with only a few post-processing steps of 1 or 2 by simply attaching the pad to the pad arm.
[0048]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the same effect as the third aspect of the invention, the end pieces and the temples have substantially the same spring properties, so that the end pieces and the temples are smoothly deformed. A hingeless spectacle frame that produces a uniform and soft tension on the temple can be formed.
[0049]
According to the invention described in claim 5, in addition to the effect of the invention described in the preceding claim, a hingeless spectacle frame in which the temple end is not deformed and is hard to be detached from the ear can be formed.
[0050]
According to the invention described in claim 6, in addition to the effects of the invention described in the preceding claim, a lightweight spectacle frame having an optimal spring property can be formed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process chart for forming a hingeless spectacle frame according to the present invention.
FIGS. 2A and 2B are diagrams showing the middle of a molding step, wherein FIG. 2A is a front view equivalent to FIG. 1C, FIG. 2B is a plan view, and FIGS. 4) is an enlarged sectional view taken along lines AA, BB, CC, and DD of FIG.
FIG. 3 is a plan view of the hingeless spectacle frame that has been integrally molded.
FIG. 4A is a plan view of a hingeless eyeglass frame in which a pad arm is brazed to a bridge, and FIG. 4B is a hingeless eyeglass in which a nose pad is attached to the pad arm and a lens is screwed to the bridge. FIG.
[Explanation of symbols]
10 Hingeless eyeglass frame 12 Solid round bar of metal material excellent in springability 14 Round bar 14a of different diameter stretched by swaging Blower (equivalent to blower)
14a 'Central part of bridge (bridge)
14a "End portion of probe 14b End piece (part corresponding to end piece)
14c Temple (Temple equivalent part)
16 pad arm 17 nose pad 18 lens 20 hingeless glasses

Claims

When a solid round bar of a metal material with excellent spring properties is drawn by swaging, a diameter that does not cause spring property at the part corresponding to the blower, and a diameter that causes spring property at the part corresponding to the end piece and the temple are obtained by swaging. A hingeless spectacle frame having end pieces, a blower, and a temple formed by molding round bars having different diameters and integrally forming the round bars.

When a solid round bar of a metal material with excellent spring properties is drawn by swaging, a diameter that does not cause spring property at the part corresponding to the blower, and a diameter that causes spring property at the part corresponding to the end piece and the temple are obtained by swaging. A hingeless spectacle frame provided with an integrally formed end piece, blower, and temple formed by forming round bars having different diameters and subjecting the round bar to bending and pressing.

When a solid round bar of a metal material with excellent spring properties is drawn by swaging, a diameter that does not cause spring property at the part corresponding to the blower, and a diameter that causes spring property at the part corresponding to the end piece and the temple are obtained by swaging. A method of forming a hingeless spectacle frame in which round bars having different diameters are formed, and a hingeless spectacle frame integrally formed with a prober, an end piece and a temple is formed from the round bar.

4. The hingeless spectacle frame according to claim 3, wherein, in the round bars having different diameters, the end piece-corresponding portion and the temple-corresponding portion are formed to have substantially the same diameter except for the end of the temple-corresponding portion.

The hingeless eyeglass frame according to claim 3 or 4, wherein the round bars having different diameters are formed to have a diameter that does not cause springiness at the end of the temple-equivalent portion.

The method for forming a hingeless eyeglass frame according to claim 3, wherein the metal material having excellent spring properties is a β-titanium alloy.