JP2004241918A - 動画像の画像圧縮符号化方法及び装置 - Google Patents

動画像の画像圧縮符号化方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】追跡法アルゴリズムと同等の演算量でかつ高画質とすることが可能な勾配法を用いた画像圧縮符号化を提供する。
【解決手段】現画像に対する予測画像を参照画像と動きベクトルから生成する動画像の画像圧縮符号化方法において、マクロブロックを、マクロブロックより小さい複数のサブブロックに分割し、サブブロックごとに動きベクトルを探索する。次に、各サブブロックを、各サブブロックの欠けている部分を補完してマクロブロックに拡張し、次に、複数のサブブロックについて得られたベクトルの中からもっとも評価値の小さい最適ベクトルを動きベクトルと決定する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像の画像符号化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯情報端末機器が著しく普及し、いつでも、どこでも、だれとでも会話し、動画像を送ることができるようになった。したがって、限られた電池容量での長時間動作の需要が拡大している。
【0003】
動画像の圧縮を行うMPEGエンコーダでは、動き補償予測器で画像間の動きを予測して予測符号化を行う。ここで、現画像において、参照画像の中で最もよくマッチングするマクロブロックの位置を見つけ、その位置の画像を予測画像とし、その位置を動きベクトル情報として伝送する。この動きベクトルを用いて動きを補償して符号化を行う。動きベクトルを決定するために用いられるブロックマッチングの手法として全探索法が用いられる。全探索法を用いるMPEGエンコーダにおいて、演算処理は、大部分が動き補償予測器の演算処理であるので、動き補償予測器の低消費電力化が必要不可欠である。
【0004】
ブロックマッチングに用いられる全探索法とは、網羅的に探索を行う手法である。この手法では、現画像のマクロブロック(TB:16×16画素のテンプレートブロック)について、参照画像の探索範囲(SW:サーチウィンドウ)内のすべてのマクロブロックについて、評価値としてたとえば歪値のブロック内総和(差分自乗和)を計算し、それが最小となるものを動きベクトル(Vx, Vy)として検出する。ここで探索範囲が±16×±16の場合は、32のベクトルを計算することになる。全探索法は、すべてのベクトルについて計算するため、画像の質が非常によいが、演算量が膨大になってしまう。
【0005】
全探索法に比べて演算量を著しく削減できる手法として、追跡法(たとえば非特許文献1)や勾配法(たとえば非特許文献2)がある。追跡法では、まず初期ベクトルを計算する。ここで、上ベクトル、右上ベクトル、左ベクトルの中で最も評価値E(たとえば差分自乗和)が小さくなるベクトルを初期ベクトルとして選択する。次に、周囲4近傍のブロックマッチングを半画素精度で行って、最小値の方向にマクロブロックを半画素精度で移動させる。この処理を繰り返し、極小値に移動したと判定すると、処理を終了する。
【0006】
勾配法は、最急降下法の1種であり、ある探索点における評価値Eの微係数を計算し、その微係数の示す下り勾配の最も急な方向に向かって評価値を計算して評価値が最小値となるベクトルを求め動きベクトルと決定する。具体的には、まず初期動きベクトルの評価値を計算する。次に、微係数を計算して、その方向に向かって評価値Eを計算し、1次元探索を行って最小値を決定する。この方法では、微係数を計算し、その方向の評価値のみを計算するので、演算量が少なくなる。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−79760号公報
【特許文献2】
特開2000−102016号公報
【非特許文献1】
H. Nakayama et al., ”An MPEG−4 Video LSI with an Error−Resilient CodecCore based on a Fast Motion Estimation”, Proc. ISSCC 2002, 22−2, 2002
【非特許文献2】
M. Takabayashi et al., ”A Fast Motion Vector Detection based on Gradient Method”, Technical Report of IEICE, IE2001−74, Sep., 2001
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
動き予測の演算処理においては、さらに低演算量化や高画質化が望ましい。ところで、勾配法は、初期値によって局所解に非常に陥りやすいという欠点がある。そのため、最適な動きベクトルを検出できず、画質が劣化してしまうことがある。したがって、演算量を削減できるとともに、画質を劣化しない演算処理が望ましい。
【0009】
なお、後で説明するように,本発明では探索のためにマクロブロックより小さいサブブロックを用いているが、マクロブロック内に複雑な動きがある場合、実際の動きと異なる動きベクトルを選定するという問題を解決するため、特許文献1,2に記載された動き補償予測器では、マクロブロックを8×8画素のサブブロックに分割し、サブブロック単位でブロックマッチングを行っている。4個のサブブロックについての4個の動きベクトルを求めて、適当な動きベクトルを設定する。
【0010】
この発明の目的は、追跡法アルゴリズムと同等の演算量でかつ高画質とすることが可能な勾配法を用いた画像圧縮符号化を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る動画像の画像符号化方法では、現画像に対する予測画像を参照画像と動きベクトルから生成する動画像の画像圧縮符号化方法において、マクロブロックを、マクロブロックより小さい複数のサブブロックに分割し、次に、サブブロックの初期動きベクトルを選択する。次に、TBi,jが現画像のテンプレートブロック内の画素位置(i,j)における画素値を表し、SWi,jが予測画像のサーチウィンドウ内の画素位置(i,j)における画素値を表し、Vx、Vyがベクトル値を表わすとき、各サブブロックに対して、それぞれ独立して、現画像と参照画像との差を表す評価値E
【数8】
Figure 2004241918
と、その微係数
【数9】
Figure 2004241918

【数10】
Figure 2004241918
を計算して、微係数が示す下り勾配の最も急な方向に向かって評価値Eを計算する。次に、各サブブロックを、各サブブロックの欠けている部分を補完してマクロブロックに拡張し、次に、複数のサブブロックについて得られたベクトルの中からもっとも評価値の小さい最適ベクトルを動きベクトルと決定する。また、本発明に係る画像符号化装置は、上記の画像符号化処理における動き補償予測を演算する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
【0013】
図1は、MPEG符号化において用いられる画像圧縮などを行う標準の画像エンコーダの構成を示す。符号化対象の現画像の画像データとフレーム情報が入力される。差分回路10では現画像と予測画像との差分が求められ、差分は、離散コサイン変換回路12で離散コサイン変換され、量子化回路14で量子化される。その後、エントロピー符号化回路16で量子化データの符号化がされた後、圧縮されたデータはバッファ18を経てビットストリームとして出力される。一方、量子化データは、逆量子化回路20と逆DCT回路22を経て復号されて加算器24で予測画像と加算され、元のデータに再構成される。動き補償予測器26では、参照画像から現画像を予測する動きベクトルが決定され、予測画像が作成される。
【0014】
動き補償予測器24における動きベクトルの決定において、従来の勾配法では、まず初期動きベクトルVを計算して探索点を求める。評価値Eを歪値のブロック内総和(差分自乗和)で表わすと、探索点における評価値Eは、TBi,jが現フレームのテンプレートブロック(符号化対象画像)の画素位置(i,j)における画素値を表し、SWi,jが予測画像(たとえば前フレーム画像)のサーチウィンドウの画素位置(i,j)における画素値を表すとすると、以下の通りである。
【数11】
Figure 2004241918
(ここに、i,jは、テンプレートブロックの画素位置を表す0〜15の整数)。上述の初期探索点で評価値Eの微係数(勾配)を計算して、微係数が示す下り勾配の最も急な方向に向かって評価値Eを計算し、1次元探索を行って最小値を決定する。
【0015】
従来は、探索は、ブロックマッチングをするときのマクロブロック(16×16=256画素)の単位で行っていた。しかし、小さいサイズの画像、細かい画像(空間周波数の高い画像)などの場合、マクロブロックのサイズが大きすぎるため、最適な動きベクトルが決定できず、画質が劣化してしまう危険性がある。そこで、マクロブロックより小さいサブブロックの単位で探索を行ったところ、画質が向上することがわかった。以下に説明する例では、サブブロックは、マクロブロックを4つに分割した1つのブロック(8画素×8画素のブロック)とする。ただし、サブブロックとはマクロブロックより小さいサイズのブロックをいい、8画素×8画素のサイズには限定されない。
【0016】
図2は、高画質化のためサブブロック探索を導入した勾配法のアルゴリズムを示す。画像の中の1つのマクロブロックについて、まず初期動きベクトルを選択する(S10)。次に、マクロブロック探索を行う(S12)。「マクロブロック探索」とは、前述のマクロブロックの単位での探索をいう。また、これと並列に、サブブロック探索を行う(S14)。「サブブロック探索」とは、マクロブロックより小さいサイズのサブブロックの単位での探索をいう。次に、得られた評価値の中での最小値を判定する(S16)。ここで、マクロブロック探索結果と、4つのサブブロックのそれぞれについての探索結果の5種類のベクトルの評価値Eをすべて計算し、最適なベクトルを選択して、動きベクトルとする。最後に、最終調整を行う(S18)。最終調整では、以上の探索結果を中心に、半画素精度で周囲8点または4点に対して探索する。これにより、半画素精度で動きベクトルを決定する。
【0017】
ここでは、マクロブロック探索とサブブロック探索とを並列に行うので、処理時間が短縮できる。一方、マクロブロック探索の後で、その結果を参照してサブブロック探索を行うようにしてもよい。これにより動きベクトルをより精度よく決定できる。
【0018】
マクロブロック探索(S12)においては、評価値Eの微係数
【数12】
Figure 2004241918
【数13】
Figure 2004241918
を計算し(S20)、微係数の表わすの方向に向かって評価値Eを計算し、1次元探索を行って最小値を決定する(S22)。
【0019】
サブブロック探索(S14)においては、まず、マクロブロック(16画素×16画素)をサブブロック(8画素×8画素)に分割する(S30)。ここで、図3に示すように、1つのマクロブロック(MB)が4つのサブブロック(SBa、SBb、SBc、SBd)に分割される。
【0020】
次に、サブブロックの初期ベクトルを選択する(S32)。なお、マクロブロック検索(S12)とサブブロック検索(S14)を並列に行う場合、サブブロックの初期ベクトルはマクロベクトルの初期ベクトルと等しいベクトルとするが、マクロブロック検索(S12)の後でサブブロック検索(S14)を行う場合、サブブロックの初期ベクトルは、マクロブロックの最適ベクトルと等しいベクトルとする。
【0021】
次に、図4に示すように、各サブブロックに対して、それぞれ独立して、マクロブロック探索と同様に、評価値Eの微係数
【数14】
Figure 2004241918
【数15】
Figure 2004241918
を計算して(S34)、評価値を計算して探索方向
【数16】
Figure 2004241918
でベクトル(Vx, Vy)の探索を行う(S36)。(なお、後で説明するように探索方向は丸める。)低演算量化のため、探索点(動きベクトル)の範囲は狭いことが望ましい。そこで、画質と探索点の範囲との関連を調べ、探索範囲を±16×±16と決定する。ここで、探索方向に向かって評価値E
【数17】
Figure 2004241918
を計算し、図5に示すように、1次元探索を行って最小値を決定する。1次元探索では、探索方向に向かって所定のステップ幅(たとえば1画素)で評価値を計算して行き、評価値が増加したら探索を終了する。ここで、探索を終了した1つ手前の微係数を計算し、そこでの微係数で表わされる探索方向θ’を計算する。θ’がθと同じでなければその方向で1次元探索を行う。θ’がθと同じであれば探索を終了する。マクロブロック検索(S12)とサブブロック検索(S14)を並列に行う場合は、マクロブロックも検索し最適ベクトルを探す。
【0022】
次に、サブブロックをマクロブロックに拡張する(S38)。ここで、図6に示すように、各サブブロックの欠けている部分を補完するように拡張する。
【0023】
局所解に陥らないようにするため、サブブロック探索もマクロブロック探索も、微係数と評価値の計算を、n階層で行う。図7に示すように、階層画像は、処理を簡単にするため、1/4サンプリング(間引き)で生成する。n+1階層画像は、n階層画像の画像を1/2に間引いた画像であり、n階層画像の4分の1の画素数からなる。サブブロック探索では、1階層画像は、8×8画素からなり、マクロブロック探索では、1階層画像は、16×16画素からなる。上位階層から順に動きベクトルの探索を行う。たとえば3階層の場合、図8に示すように、3階層探索(S50)、2階層探索(S52)、1階層探索(S50)の順に探索を行う。探索範囲は、3階層では±4×±4、2階層では±8×±8、1階層では±16×±16である。各階層で、前述の微係数の計算と評価値の計算を行い、間引きをしない一番下の階層(1階層)で動きベクトルを決定する。上位階層では下位階層よりもスムージング効果が働くので、局所解に陥る確率を低減でき、画質の向上を図れる。
【0024】
最小値の判定(S16)では、4つのサブブロック探索(及びマクロブロックへの拡張)の結果及びマクロブロック探索の結果の5種類のベクトルの評価値Eをすべて計算する。そして、最適なベクトルを選択し、動きベクトルとする。サブブロックだけを行う場合は、ここで、各サブブロックについて得られたベクトルの中から最適ベクトルを選択すればよい。
【0025】
最後に、最終調整(S18)では、全画素精度で求めた結果に対し、半画素精度で周囲8近傍または周囲4近傍のブロックマッチングを行い、動きベクトルの補正を行う。図9を用いて説明すると、実線で描かれた円は整数画素を表し、破線で描かれた円は半画素を表す。ここで、半画素での値は、4近傍の場合、注目画素とその反対側に隣接する画素の値の平均値として求め、8近傍の場合、注目画素を含む4近傍の画素の値の平均値として求める。勾配法で求めた動きベクトル(実線)を中心に、周囲反画素精度の8近傍(または4近傍)の中から最適な動きをベクトル検索する。また、この最終調整を、必要に応じて複数回繰り返すことにより、画質の改善が図れる。さらに、動きベクトルを半画素精度で得られるので、動きベクトルの精度が向上し画質を改善できる。
【0026】
演算においては、VLSI化のために、以下の点を考慮する。
(1)微係数と評価値はすべて整数画素精度で計算する。
(2)微係数を計算するとき、探索方向は周囲の8近傍方向に丸め込みを行う。
(3)探索ステップ幅は、微係数の値によって変化せず、常に1画素とする。
(4)階層画像の生成には、前に述べたように、1/4サブサンプリングを用いる。
(5)また、微係数の算出に必要な画素は、マクロブロック+周囲1画素となる。しかし、ハードウェア化の容易性から、周囲1画素はマクロブロックの端の画素で代用する。
【0027】
探索方向の8近傍丸め込みについて図10により説明する。8近傍方向とは、注目画素の上、下、左、右および4つの斜めの方向D1〜D8(図では▲1▼〜▲8▼で示す)である。探索方向を決定するときに周囲の8近傍方向D1〜D8に探索方向を丸める。探索のステップ幅は1画素である。
(1)第1象限にtanθがある場合(0°≦θ≦90°すなわちdx>0かつdy>0)、
|dx|>2*|dy|のとき、探索方向はD1とする。
2*|dx|<|dy|のとき、探索方向はD3とする。
その他のとき、探索方向はD2とする。
(2)第2象限にtanθがある場合(90°≦θ≦180°すなわちdx<0かつdy>0)、
|dx|>2*|dy|のとき、探索方向はD5とする。
2*|dx|<|dy|のとき、探索方向はD3とする。
その他のとき、探索方向はD4とする。
(3)第3象限にtanθがある場合(180°≦θ≦270°すなわちdx<0かつdy<0)、
|dx|>2*|dy|のとき、探索方向はD5とする。
2*|dx|<|dy|のとき、探索方向はD7とする。
その他のとき、探索方向はD6とする。
(4)第4象限にtanθがある場合(270°≦θ≦360°すなわちdx>0かつdy<0)、
|dx|>2*|dy|のとき、探索方向はD1とする。
2*|dx|<|dy|のとき、探索方向はD7とする。
その他のとき、探索方向はD8とする。
ここで、dxはx微分を表わし、dyはy微分を表わす。したがって、たとえば、θ=31°であれば、D2方向に丸める。
【0028】
また、サブブロックまたはマクロブロックが参照画像の境界をはみ出る場合は境界探索法を採用する。「境界探索法」とは、参照画像の上下左右の境界をそれぞれ反対側の画素で補完する探索法である。左右の場合の例を説明すると、図11の概念図に示すように、もし探索範囲のブロックが左端をはみ出してしまう場合、通常は左側で探索を終了するが、境界探索法では、はみ出した部分を補完し、探索を続行する。この境界探索法により、画像全体が左右上下にゆっくりと移動しているような場合、大きな効果が得られる。なお、双方向予測を行えば同じ結果が得られるが、演算量が約2倍に大きくなってしまう。
【0029】
最後に、全画素精度で得られた判定結果について、半画素精度で最終調整を行う(S50)。ここで、n階層探索の結果に対し周囲の8近傍(または4近傍)のすべての評価値を計算し、動きベクトルの誤差を半画素単位で調整する。
【0030】
次に、シミュレーション結果を示す。ここで、表1〜表5は、QCIF画像(176×144画素)についてのシミュレーション結果であり。表6〜表10は、CIF画像(352×288画素)についてのシミュレーション結果を示す。ここで、探索範囲は、いずれの場合も±16×±16画素である。また、探索法の表記について説明すると、FSは、全探索法を表す。ここで、MSEは、評価値として差分自乗和平均を用いることを表し、MAEは、評価値として差分絶対値和を用いることを表し、1/4MAEは、1/4サブサンプリングを用いた差分絶対値和を表す。1/4サブサンプリングとは、縦横それぞれ2画素ごとのサンプリングであり、候補となるベクトルの数は4分の1となる。GRSは、追跡法を表す。ここで、H2とH1は2階層と1階層を表す。GDSは、従来の勾配法を表し、GDS+SBが本発明のサブブロックを用いた勾配法を表す。ここで、(Hn,p:q:r)において、Hnは探索の階層がn階層であることを表し、p:q:rは、3階層目、2階層目、1階層目での探索回数を表す。また、基本とは、境界探索法を用いない方法により動きベクトルを求めたことを表し、「境界」とは、さらに境界探索法を用いたことを表す。「8近傍最終調整」とはさらに周囲8近傍の最終調整を行ったことを表し、「4近傍最終調整」とはさらに周囲4近傍の最終調整を行ったことを表す。
【0031】
表1は、サンプル画像(QCIF−salesman)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表1】
Figure 2004241918
【0032】
表2は、サンプル画像(QCIF−Susie)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表2】
Figure 2004241918
【0033】
表3は、サンプル画像(QCIF−mobile & calendar)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表3】
Figure 2004241918
【0034】
表4は、サンプル画像(QCIF−bus)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表4】
Figure 2004241918
【0035】
表5は、サンプル画像(QCIF−flower garden)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表5】
Figure 2004241918
【0036】
次に、CIF画像(352×288画素)の場合のシミュレーション結果を説明する。表6は、サンプル画像(salesman)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表6】
Figure 2004241918
【0037】
表7は、サンプル画像(CIF−Susie)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表7】
Figure 2004241918
【0038】
表8は、サンプル画像(CIF−mobile & calendar)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表8】
Figure 2004241918
【0039】
表9は、サンプル画像(CIF−bus)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表9】
Figure 2004241918
【0040】
表10は、サンプル画像(CIF−flower garden)に対して各種探索法を用いたときのシミュレーション結果を示す。
【表10】
Figure 2004241918
【0041】
図12は、QCIF画像における演算量と画質との関係を示し、図13は、CIF画像における演算量と画質との関係を示す。なお、これらの図に示したのは、高画質1モード(サブブロック探索、基本+4近傍最終調整)と高画質2モード(サブブロック探索、基本+8近傍最終調整)の他、低演算量1モード(マクロブロック探索、基本+4近傍最終調整)、低演算量2モード(マクロブロック探索、基本+8近傍最終調整)及び追跡法であり、各データは上述のシミュレーションの対象とした画像の平均である。これらのシミュレーション結果から分かるように、勾配法は、全探索法に比べると、演算量は大幅に削減でき、従って消費電力が大幅に削減できる。追跡法や低演算量1モード、低演算量2モードと比べると、高画質2モードと高画質1モードが、いずれも演算量は2倍程度に増加するが、画質が全探索法と同じ程度に優れている。高画質1モードと高画質2モードの中では、高画質2モードの方が画質がよい。画像と演算量とはトレードオフの関係にある。したがって、これらの複数のモードを導入して使用者が選択できるようにしてもよい。
【0042】
次に、サブブロック探索を行うMPEGエンコーダ(画像圧縮符号化装置)のアーキテクチャについて説明する。このMPEGエンコーダにおいて、動き補償予測器はサブブロック探索を行って動きベクトルを決定する。図14は、この動き補償予測器の主要なブロックを示し、図15は、その構成を別の観点から書いたものである。動き補償予測器は、上述の4つのモード(高画質モード1、高画質モード2、低演算量モード1、低演算量モード2)で動作するように構成されている。VLSIアーキテクチャの特徴は、(1)評価値・微係数計算部における評価値と微係数の計算が可能な1つの演算素子の採用、(2)16個の演算素子を並列に接続したSIMDデータパスの採用、(3)画像データキャッシュのための低消費電力の3ポートRAMの画像メモリの搭載である。前述の演算素子の採用により、1つの演算素子に適当な画素データと制御信号を入力することにより、評価値と微係数の計算に必要な各種の演算が可能である。また、16個の演算素子の並列接続により、1サイクルで16画素(探索ブロックの1ライン)の計算ができる。また、画像データキャッシュ(TBメモリとSWメモリ)は低消費電力のメモリ素子を採用するので、メモリの消費電力が大幅に削減できる。これ等の特徴により、消費電力を見積もると、動き補償予測器についてサブmWを達成する見通しがたった。
【0043】
図14の動き補償予測器の構成について説明すると、シーケンサ102は、CPUバスインタフェース100とCPUバスを介してCPU(図示しない)に接続される。また、SWメモリ114とTBメモリ116は、メモリバスインタフェース112とメモリバスを介してフレームメモリ(図示しない)に接続される。TBメモリ116は、動きベクトル検出のためのテンプレートブロックデータを格納するRAMである。3階層探索を行うため、階層ごとにテンプレートブロックを持つ。16×16画素のサイズを備え、現在のマクロブロックの処理中に次のマクロブロックのデータが書きこまれる。SWメモリ114は、動きベクトル検出のためのテンプレートブロックデータを格納するRAMである。3階層探索を行うため、階層ごとにテンプレートブロックを持つ。各階層での最大探索範囲は3階層では±4×±4、2階層では±8×±8、1階層では±16×±16である。現在のマクロブロックの処理中に次のマクロブロックの画像データをライトするために必要な画素数は、3階層で4×10画素、2階層で8×20画素、1階層で16×40画素である。シーケンサ102は、制御状態レジスタ104を含み、制御状態レジスタ104には、CPUから各種パラメータ、コマンドなどが設定され、また、探索により得られた評価値Eや動きパラメータVx,Vyが記憶される。このパラメータなどには、サーチウィンドウのベースアドレスとオフセット、サーチウィンドウの探索範囲、初期ベクトル、動きベクトル検出コマンド、割込みのための動きベクトル検出開始情報、探索して点の数が含まれる。また、シーケンサ102は、パイプラインレジスタ106を含み、この回路は、評価値と微係数の計算に最適化されたパイプライン構成を採る。SWリードアドレス生成回路108とTBリードアドレス生成回路110は、シーケンサ102からのパラメータに応じて、SWメモリ114とTBメモリ116にアドレス、たとえば画素位置(i, j)や(i+Vx, j+Vy)に対応するアドレスを出力する。SWメモリ114の画素データは評価値・微係数計算部120に出力され、また、TBメモリ116の画素データはクロスパス118を経て評価値・微係数計算部120に出力される。実際には、評価値・微係数計算部120の中の演算素子が並列に演算を行い、評価値・微係数計算部120の中の加算回路が演算素子の演算結果を加算して、評価値とx微係数、y微係数を出力する。評価値・微係数計算部120は、制御信号に応じて評価値、x微係数、y微係数などの異なる種類の演算を行う。なお、演算素子にハーフペルブレンダを搭載することにより半画素精度の探索が可能である。
【0044】
なお、図15において、AGはSWリードアドレス生成回路108とTBリードアドレス生成回路110に対応し、SEQはシーケンサ102に対応し、TBはTBメモリ116に対応し、SW0〜SW7は複数のSWメモリに対応し、PEは演算素子に対応し、ATは加算回路に対応する。16個の演算素子PEを備えるので、評価値・微係数の計算を16画素/サイクルで実行できる。探索範囲でこの演算を繰り返して、その演算結果を加算回路で加算して、得られた結果(評価値と微係数)を出力する。
【0045】
CPUがフレームごとに制御状態レジスタ104にフレーム単位のパラメタ(サーチウィンドウのサイズ、動きベクトル検出コマンド)を設定する。さらに、CPUがマクロブロックごとにフレームメモリからTBメモリ116とSWメモリ114に画像データを書き込む。また、CPUが、マクロブロックごとに、制御状態レジスタ104にマクロブロック単位のパラメタ(ベース、オフセットアドレス、探索範囲、初期ベクトル数、カレントテンプレートバッファ)を設定する。
【0046】
次に、マクロブロックごとの動き検出を行う。CPUが、制御状態レジスタ104の動き検出開始レジスタにコマンド数、割り込みのパラメタを設定して、動き検出を開始する。動き検出処理では、マクロブロックごとに、制御状態レジスタ104のパラメータに従い、シーケンサが、TBアドレス生成回路110、SWアドレス生成回路108及び評価値・微係数計算部120、ATヘ制御信号を出力する。TBアドレス生成回路116、SWアドレス生成回路114は、シーケンサ102の制御信号に従ってTBメモリ116とSWメモリ114ヘアドレスを出力し、TBメモリ116とSWメモリ114は、評価値・微係数計算部120へ画素データを出力する。評価値・微係数計算部120は、シーケンサ102の制御信号に従って、TBメモリ116とSWメモリ114から画素データを入力し、評価値と微係数を計算し、動きベクトルを検出し、動きベクトルを制御状態レジスタ104へ出力する。
【0047】
一方、サブブロックごとの動き検出を行う。CPUが、制御状態レジスタ104の動き検出開始レジスタにコマンド数、割り込みのパラメタを設定して、動き検出を開始する。動き検出処理では、サブブロックごとに、制御状態レジスタ104のパラメータに従い、シーケンサ102が、TBアドレス生成回路110、SWアドレス生成回路108及び評価値・微係数計算部120、ATヘ制御信号を出力する。TBアドレス生成回路110、SWアドレス生成回路108は、シーケンサ102の制御信号に従ってTBメモリ116とSWメモリ114ヘアドレスを出力し、TBメモリ116とSWメモリ114は、評価値・微係数計算部120へ画素データを出力する。評価値・微係数計算部120は、シーケンサ102の制御信号に従って、TBメモリ116とSWメモリ114から画素データを入力し、評価値と微係数を計算し、動きベクトルを検出し、動きベクトルを制御状態レジスタ104へ出力する。
【0048】
次に、最終調整を行う。ここで、制御状態レジスタ104のパラメータに従い、シーケンサ102が、TBアドレス生成回路110、SWアドレス生成回路108及び評価値・微係数計算部120、ATヘ制御信号を出力する。TBアドレス生成回路110、SWアドレス生成回路108は、シーケンサ102の制御信号に従ってTBメモリ116とSWメモリ114ヘアドレスを出力し、TBメモリ116とSWメモリ114は、評価値・微係数計算部120へ画素データを出力する。ただし、SWデータは、ハーフペルブレンダで半画素単位で処理される。評価値・微係数計算部120は、制御信号に従って、画素データを使って評価値計算と微係数計算を行い、動きベクトルを制御状態レジスタ104へ書き込む。
【0049】
最後に、マクロブロックごとにCPUが制御状態レジスタ104の動きベクトルを読み出す。
【0050】
この回路構成の特徴は評価値・微係数計算部120を用いて評価値と微係数を計算することであり、評価値・微係数計算部120については以下に説明する。図16は、評価値と微係数の両方を計算する演算素子PEのブロック図である。先に説明したように、評価値と微係数の計算において、TBi,j−SWi+Vx,j+Vyの減算、SWi−1,j−SWi+1,j、SWi,j+1−SWi,j−1といったx方向差分とy方向差分の演算、2つのそれらの因子の乗算、及び、乗算結果の加算が必要である。ここで、iは、0〜7や0〜15の範囲で変化され、得られた結果が加算される。16個の演算素子PEを備えるので、1サイクルで1ラインの16画素についての計算が並列して行える。評価値と微係数の両方を計算できる構成を備えるので、1種の演算素子PEで動き検出に必要な計算が可能となる。表11は、この演算素子PEへの入出力信号を示す。
【0051】
【表11】
Figure 2004241918
【0052】
8ビットの画素データとクリア信号clrが第1〜第5のAND素子に並列に入力可能であり、その出力値が第1〜第5のレジスタREGに記憶される。これらの5個のレジスタを用いることにより差分演算において、両隣の画素値の差を用いることができ、上述のx微係数とy微係数が計算できる。AND素子への入力データは、表11に示されるように、TBメモリからの入力t、SWメモリからの入力(左隣の画素)s0、SWメモリからの入力s1、SWメモリからの入力(右隣の画素)s2、SWメモリからの入力(右隣または左隣の画素)s3である。これらのAND素子への入力は、シーケンサ102からのコントロール信号ctrlにより制御される。第1と第3のレジスタREGのデータは、直接にマルチプレクサMUXに入力されるとともに、さらに別のレジスタREGで記憶された後、同じマルチプレクサMUXに入力される。第1のマルチプレクサの出力は、スイッチ回路SPPと第1の減算回路に送られる。第2のレジスタの出力はスイッチ回路SPPに送られる。第2のマルチプレクサの出力は、直接に及びハーフペルブレンダHPBを介してスイッチ回路SPPに送られ、また、レジスタを介して、第3のマルチプレクサMUXに送られる。ハーフペルブレンダHPBは、コントロール信号ctrl_hpb(表12参照)により制御される。第4のレジスタの出力はスイッチ回路SPPに送られる。第5のレジスタの出力は第3のマルチプレクサMUXに送られる。第3のマルチプレクサMUXの出力信号は、直接に、及び、別のレジスタREGで記憶された後に、スイッチ回路SPPに送られる。スイッチ回路SPPは制御信号ctrlにより制御される。スイッチ回路SPPの3つの出力信号は、第1の減算回路の他方の入力と、第2の減算回路の2つの入力に送られる。スイッチ回路SPPは、9つの入力信号を入力可能であり、3つの出力信号を出力可能である。具体的には、シーケンサ102は、スイッチ回路SPPへのコントロール信号ctrlと第1〜第3のマルチプレクサMUXへの信号に応じて、図17〜図27に示すように、入力信号の出力先を切り換える。スイッチ回路SPPは、具体的には、複数の各種スイッチ素子を組み合わせて構成されるが、その詳細な構成の説明は省略する。第1と第2の減算回路の出力信号はそれぞれレジスタを介して乗算回路に送られ、乗算結果はレジスタに記憶され、出力される。
【0053】
コントロール信号ctrlは、探索モードの指定、探索階層の指定、サブブロック探索の指定、TBサイズの指定、ステップ幅の指定を含む。探索モードは、初期値計算、x微係数計算、y微係数計算、評価値計算、一次元探索、4近傍最終調整、8近傍最終調整を含む。
【0054】
ハーフペルブレンダHPBを制御するコントロール信号ctrl_hpbを、演算素子PEの内部にデコーダを設けて発生させている。表12は、デコーダへの入力信号ctrl[3:0]と出力信号ctrl_pel[3:0]との対応を示す。
【0055】
【表12】
Figure 2004241918
【0056】
図17〜図27は、それぞれ、演算素子PEの状態図を示す。
【0057】
図17は、演算素子の評価値計算において(TB −SW が計算されている状態を表す。
【0058】
図18は、演算素子のx微係数計算(左端: i=0)において(TB −SW )(TB −SW )が計算されている状態を表し、図19は、演算素子のx微係数計算(左端、右端以外)において(TB −SW )(SWi−1 −SWi+1 )が計算されている状態を表し、図20は、演算素子のx微係数計算(右端:i=15)において(TB15 −SW15 )(SW14 −SW15 )が計算されている状態を表す。なお、微係数の算出に必要な画素は、マクロブロック+周囲1画素となるが、ハードウェア化の容易性のため、周囲1画素はマクロブロックの端の画素で代用している。
【0059】
図21は、演算素子のy微係数計算(1階層/上端:y=0)において(TB −SW )(SW −SW )が計算されている状態を表す。図22は、演算素子のy微係数計算(1階層/上端及び下端以外)において(TB −SW )(SW −SW )が計算されている状態を表す。図23は、演算素子のy微係数計算(1階層/下端:y=15)において(TB 15−SW 15)(SW 14−SW 15)が計算されている状態を表す。
【0060】
図24は、演算素子のy微係数計算(2行読み込み[2,3階層]/サイクル1)において偶数行について(TB −SW )(SW −SW )が計算されている状態を表す。図25は、演算素子のy微係数計算(2行読み込み[2,3階層]/サイクル2,4)において偶数行について(TBi2 i4 i6−SWi1 i3 i7)(SWi1 i3 i5−SWi3 i5 i7)が、奇数行について(TBi1 i3 i5−SWi1 i3 i7)(SWi0 i2 i4−SWi2 i4 i6)が計算されている状態を表す。図26は、演算素子のy微係数計算(2行読み込み[2,3階層]/サイクル5)において奇数行について(TBi7−SWi7)(SWi6−SWi7)が計算されている状態を表す。
【0061】
図27は、演算素子の最終調整計算において(TB −SW が計算されている状態を表す。ここで、ハーフペルブレンダHPBで計算された信号HSが用いられる。
【0062】
また、図28〜図32は、それぞれ、評価値計算時、x微係数計算時、y微係数計算時(1階層)、y微係数計算時(2,3階層)、最終計算時のタイミング図である。
【0063】
ハーフペルブレンダ(HPB)は半画素のデータを出力する。ハーフペルブレンダを用いることにより半画素精度での探索が可能になる。半画素の生成の概略を、図33を用いて説明する。ここで、Xは整数画素の位置を示し、○は、半画素の位置を表す。A、B、C、D、E、F、G、H、Iは、それぞれ、対応する位置の整数画素の画素データを表し、a、b、c、d、f、g、h、iは、それぞれ、対応する位置での半画素の画素データを表す。たとえば、a、b、cは、以下のように計算される。
a=(A+B+C+D)/4
b=(B+D)/2
c=(A+B)/2
d、f〜iも同様に計算される。
【0064】
表13は、ハーフペルブレンダの入出力信号を表す。
【表13】
Figure 2004241918
【0065】
図34は、ハーフペルブレンダ(HPB)の構成を示す。デマルチプレクサDEMUXに入力された入力信号を基に、半画素値が生成され、マルチプレクサMUXから出力される。その構成の詳細な説明は省略する。図35は、ハーフペルブレンダのタイミング図を示す。制御信号sw1_regに対応して8個の半画素データa〜iが順次出力されていく。
【0066】
【発明の効果】
動画像の圧縮符号化における動き補償予測において、サブブロック探索を導入するので、全探索法に比べて、演算量が大幅に削減できる一方、画質があまり劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像符号化器のブロック図
【図2】サブブロック探索を導入した勾配法のアルゴリズムを示すフローチャート
【図3】サブブロックへの分割を示す図
【図4】サブブロックに対しそれぞれ独立に探索することを示す図
【図5】1次元探索の状況を示す図
【図6】サブブロックをマクロブロックに拡張する処理を示す図
【図7】階層画像の生成を説明するための図
【図8】階層探索を示すフローチャート
【図9】最終調整を説明するための図
【図10】探索方向の8近傍丸め込みと4近傍丸め込みを説明するための図
【図11】境界探索法を説明するための図
【図12】QCIF画像における演算量と画質との関係を示すグラフ
【図13】CIF画像における演算量と画質との関係を示すグラフ
【図14】サブブロック探索を行う動き補償予測器の全体ブロック図
【図15】動き補償予測器の別のブロック図
【図16】演算素子のブロック図
【図17】演算素子の評価値計算における状態を表す図
【図18】演算素子のx微係数計算(左端)における状態を表す図
【図19】演算素子のx微係数計算(左端、右端以外)における状態を表す図
【図20】演算素子のx微係数計算(右端)における状態を表す図
【図21】演算素子のy微係数計算(1階層)における状態を表す図
【図22】演算素子のy微係数計算(1階層)における状態を表す図
【図23】演算素子のy微係数計算(1階層)における状態を表す図
【図24】演算素子のy微係数計算(2,3階層)における状態を表す図
【図25】演算素子のy微係数計算(2,3階層)における状態を表す図
【図26】演算素子のy微係数計算(2,3階層)における状態を表す図
【図27】演算素子の最終調整計算における状態を表す図
【図28】評価値計算時のタイミング図
【図29】x微係数計算時のタイミング図
【図30】y微係数計算時(1階層)のタイミング図
【図31】y微係数計算時(2,3階層)のタイミング図
【図32】最終調整計算時のタイミング図
【図33】半画素の生成の概略を説明するための図
【図34】ハーフペルブレンダのブロック図
【図35】ハーフペルブレンダのタイミング図
【符号の説明】
24 動き補償予測器、 102 シーケンサ102、 104 制御状態レジスタ、 114 SWメモリ、 116 TBメモリ、 108 SWリードアドレス生成回路、 110 TBリードアドレス生成回路、 120 評価値・微係数計算部、 PE 演算素子、 ADDER TREE 加算回路。

Claims (9)

  1. 現画像に対する予測画像を参照画像と動きベクトルから生成する動画像の画像圧縮符号化方法において、
    マクロブロックを、マクロブロックより小さい複数のサブブロックに分割し、
    次に、サブブロックの初期動きベクトルを選択し、
    次に、TBi,jが現画像のテンプレートブロック内の画素位置(i,j)における画素値を表し、SWi,jが予測画像のサーチウィンドウ内の画素位置(i,j)における画素値を表し、Vx、Vyがベクトル値を表わすとき、各サブブロックに対して、それぞれ独立して、現画像と参照画像との差を表す評価値E
    Figure 2004241918
    と、その微係数
    Figure 2004241918

    Figure 2004241918
    を計算して、微係数が示す下り勾配の最も急な方向に向かって評価値Eを計算し、
    次に、各サブブロックを、各サブブロックの欠けている部分を補完してマクロブロックに拡張し、
    次に、複数のサブブロックについて得られたベクトルの中からもっとも評価値の小さい最適ベクトルを動きベクトルと決定する
    画像圧縮符号化方法。
  2. さらに、マクロブロックについて、評価値とその微係数を計算し、微係数が表す方向に向かって所定ステップ幅で評価値を計算して、評価値が最小となるベクトルを決定し、この決定したベクトルを、前記のサブブロックの初期ベクトルとすることを特徴とする請求項1に記載された画像圧縮符号化方法。
  3. さらに、マクロブロックについて、評価値とその微係数を計算し、微係数が表す方向に向かって所定ステップ幅で評価値を計算して、評価値が最小となるベクトルを決定し、
    サブブロックにより決定されたベクトルとマクロブロックにより決定されたベクトルの中で最小の評価値を有するベクトルを採用する
    ことを特徴とする請求項1に記載された画像圧縮符号化方法。
  4. 前記の微係数の計算と評価値の計算をn階層(nは自然数)で行い、(m+1)階層画像はm階層画像(mはn以下の自然数)の1/4サンプリングで生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された画像圧縮符号化方法。
  5. さらに、マクロブロックまたはサブブロックが参照画像の上、下、左または右の境界をはみ出す場合、はみ出した側と反対の側の画素で補完して探索を続行することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された画像圧縮符号化方法。
  6. TBi,jが現画像のテンプレートブロックの位置(i,j)における画素値を表し、SWi,jが予測画像のサーチウィンドウの位置(i,j)における画素値を表し、Vx、Vyがベクトル値を表わすとき、評価値E
    Figure 2004241918
    と、その微係数
    Figure 2004241918

    Figure 2004241918
    を計算して、微係数が示す下り勾配の最も急な方向に向かって評価値Eを計算し、動きベクトルを決定する画像符号化装置であって、
    マクロブロックのサイズのテンプレートブロックのデータを記憶するテンプレートブロックメモリと、
    サーチウィンドウのデータを記憶するサーチウィンドウメモリと、
    探索点や探索範囲内の画素データのアドレスを発生し、テンプレートブロックメモリとサーチウィンドウメモリに出力するアドレス生成回路と、
    テンプレートブロックメモリと、サーチウィンドウメモリの画素データを入力して、TBi,jが現画像のテンプレートブロック内の画素位置(i,j)における画素値を表し、SWi,jが参照画像のサーチウィンドウ内の画素位置(i,j)における画素値を表し、Vx、Vyがベクトル値を表わすとき、
    Figure 2004241918
    と、(i+V,j+V)位置でのx方向の画素値の差分とy方向の画素値の差分、及び、それらの積を、探索範囲の1ラインについて並列に計算する16個の演算素子と、探索範囲の各ラインの演算素子の演算結果を加算して評価値Eとその微係数を求める加算回路とからなる評価値・微係数計算部と、
    評価値・微係数計算部の計算結果より動きベクトルを生成するベクトル生成回路と、
    評価値・微係数計算部に評価値と微係数のいずれを演算するかを設定し、アドレス生成回路を制御して、マクロブロックより小さいサブブロックについて探索範囲内を設定して演算を繰り返させて、その演算結果を加算回路に加算させ、得られた評価値と微係数を出力させるシーケンサと
    を備える画像圧縮符号化装置。
  7. 前記の演算素子は、
    テンプレートブロックメモリからの画素データ、サーチウィンドウメモリからの画素データ、及び、サーチウィンドウメモリからの隣の画素データを記憶する複数のレジスタと
    +入力端子への入力値と−入力端子への入力値との差を演算する第1と第2の減算回路と、
    ライン方向に垂直な方向に遅延する遅延回路を含み、前記のシーケンサからの制御信号に応じて、前記のレジスタに記憶されている画素データ、または、遅延回路により遅延した画素データを、第1と第2の減算回路のいずれかの入力端子に導く接続回路と、
    第1と第2の減算回路の出力データを乗算する乗算回路と
    からなることを特徴とする請求項6に記載された画像圧縮符号化装置。
  8. 前記のレジスタは、テンプレートブロックメモリからの画素データを記憶する第1レジスタ、サーチウィンドウメモリからの左隣の画素データを記憶する第2レジスタ、サーチウィンドウメモリからの画素データを記憶する第3レジスタ、サーチウィンドウメモリからの右隣の画素データを記憶する第4レジスタ、サーチウィンドウメモリからの右隣または左隣の画素のデータを記憶する第5レジスタを含むことを特徴とする請求項7に記載された画像圧縮符号化装置。
  9. 前記の演算素子が、さらに、サーチウィンドウメモリからの画素データから半画素のデータを生成するハーフペルブレンダを備えることを特徴とする請求項6に記載された画像圧縮符号化装置。
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