JP2004237763A - Door trim structure for automobile - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドア本体の室内側を内装するドアトリム本体裏面側に、インサイドハンドルユニット等の取付け部品を装備した構成する自動車用ドアトリム構造に関する。
【０００２】
【特許文献１】
特開２００１‐３４７８３４公報（
【０００３】乃至
【０００４】、図２および図３）
【０００５】
【従来の技術】
従来この種構造例えばインサイドハンドルユニット取付け構造としては、例えば、図８および図９に示すようなものが知られている（特許文献１参照）。
【０００６】
図８および図９によれば、自動車のドア本体２１の車室内側をドアトリム本体２２により内装しており、ドアトリム本体２２のドア本体２１側の上端部における幅方向に湾曲折曲されたウェスト部２２ａが形成されており、ウェスト部２２ａの先端部は更に下方に延在して、フランジ部２２ｂを形成して、ドアトリム本体２２の剛性を出すようにしていると共に、フランジ部２２ｂには、ドアインナーシール２９が装着されている。
【０００７】
また、フランジ部２２ｂの近傍におけるドアトリム本体２２の上側部には、取付け部品例えばインサイドハンドルユニット２３が装備されている。
【０００８】
インサイドハンドルユニット２３は、その上下側部にそれぞれ取付けフランジ部２３ａ，２３ｂを形成し、両取付けフランジ部２３ａ，２３ｂには、リブ取付け孔２３ｃがそれぞれ形成されている。
【０００９】
また、ドアトリム本体２２のドア本体側に面する裏面において、ウェスト部２２ａのフランジ部２２ｂの近傍に、上部側取付けボス２４を立設すると共に、上部側取付けボス２４に対して下方に離間位置するように、下部側取付けボス２５を立設している。
【００１０】
そして、ドアトリム本体２２にインサイドハンドルユニット２３を装備するには、先ず、インサイドハンドルユニット２３をドアトリム本体２２の裏面側から添設することによって、リブ取付け孔２３ｃをそれぞれ上部側取付けボス２４及び下部側取付けボス２５に嵌合し、両取付けボス２４，２５の先端を高周波溶融等により加締めるか図示するように両取付けボス２４，２５にビス等の締着具２６を螺合等することにより、両取付けボス２４，２５と加締め部或いは締着部２６との間で、両取付けフランジ部２３ａ，２３ｂをそれぞれ挟着することによって行っている。この結果、インサイドハンドルユニット２３は、予めドアトリム本体２２に形成しておいたのぞき窓孔２２ｃを通して、ドアトリム本体２２の表面側すなわち車室内側に表出して、車室内側からハンドル２３ｄを揺動操作可能とし、ドア本体２１のドアロックを操作できるようになる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成する従来技術において、ドアトリム本体２１を成形するに当たっては、その上端部に下向きに延出するフランジ部２２ｂを有するウェスト部２２ａを形成しているために、成形金型として上下両成形型のほかに、図９において二点鎖線視するような移動駒２７を使用している。
【００１２】
移動駒２７は、上下両成型型によりドアトリム本体２２を成形した後は、矢印に示すように、下方に移動して型抜きされることになる。
【００１３】
しかしながら、ウェスト部２２ａのフランジ部２２ｂの近傍におけるドアトリム本体２２の上側部には、上部側取付けボス２４を形成したため、ウェスト部２２ａの形成のために移動駒２７が型開き時に上部側取り付けボス２４が邪魔になって、矢印方向に移動できないことになってしまう。
【００１４】
【特許文献２】
特開２００１−３４７８９６公報（
【００１５】乃至
【００１６】、図４）
【００１７】
このような事態は、特許文献２に示すようなツイータユニットにユニット取付けボスを設けて、ユニット取付けボスにビスを用いてツイータブラケットを取付けることによって、ドアトリム本体を挟着して、このドアトリム本体にツイータユニットを装備する場合に、ユニット取付けボス等がドアトリム本体の表裏両面に挿通させるための切欠き２８を形成した場合も、移動駒を用いることができないこと同様である。
【００１８】
このために、従来技術では、上部側取付けボス２４（或いは切欠き）に対向する部位におけるフランジ部２２ｂの一部を切欠くことによって、この部位においては移動駒２７を使用しない対策を取っていた。
【００１９】
この結果、フランジ部２２ｂに切欠き２８が形成されたために、ドアトリム本体２２の全体剛性を弱める結果となっていた。
【００２０】
そこで、ドアトリム本体２２の剛性を主に考慮して、インサイドハンドルユニット２３等の取付け部品をウェスト部２２ａから遠ざけて位置におけるドアトリム２２の裏面に装備するようにして、切欠き２８を廃止する対策が考えられるが、この場合、取付け部品のドアトリム本体２２の裏面側の取り付け位置が限定されて、設計自由度が制限されると共に、他の取付け部品の間で干渉してしまうおそれも出てくる。
【００２１】
本発明は、かかる点に鑑み、ドアトリム本体のウェスト部における切欠き部を設けずしてドアトリム本体の全体剛性を向上させると共に、ドアインサイドハンドルユニット等の取付け部品をウェスト部近傍におけるドアトリム本体の上端部に装備可能とした自動車用ドアトリム構造を提供することを目的としている。
【００２２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、自動車のドア本体の室内側をドアトリム本体により内装し、該ドアトリム本体の上端部に前記ドア本体側に湾曲折曲されたウェスト部を形成し、該ウェスト部の先端部に、下方に延在するフランジ部を形成すると共に、該フランジ部近傍における前記ドアトリム本体の前記ドア本体側に面する裏面の上側部に、インサイドハンドルユニット等の取付け部品を装備した自動車用ドアトリム構造であって、前記ドアトリム本体の前記裏面における前記フランジ部近傍又は前記取付け部品の上部側のいずれか一方に、当該他方側に開口する係合凹部を形成すると共に、該係合凹部に対して下方に離間位置するように、前記ドアトリム本体裏面に前記ドア本体側に延在突出する取付けボスを立設して、前記係合凹部に前記取付け部品の上部側又は前記フランジ部近傍のうちいずれか他方に形成した係止片を係合すると共に、前記取付けボスを前記取付け部品の下部側の取付け孔に嵌合して溶着或いは締着部品を用いて取着することにより、前記取付け部品を前記ドアトリム本体裏面の前記フランジ部近傍に装備したことを特徴とする。
【００２３】
かかる構成によって、本発明は、取付け部品の上部側を取付けるために、従来の取付けボス等に代えて係合凹部をドアトリム本体又は取付け部品側に形成したことにより、前記係合凹部を例えばドアトリム本体の裏面又は取付け部品に突設した板状のリブを切欠くことによって構成することができる。
【００２４】
そして、この板状のリブがドアトリム本体の上下方向に延在するように形成すれば、板状リブの延在方向と移動駒の移動方向が同一方向となるので、フランジ部付きのウェスト部の成形型として移動駒を使用することができる。
【００２５】
この結果、従来のようにフランジ部の一部を切欠く必要がなくなり、ドアトリム本体の全体剛性を高く保持することができる。
【００２６】
更に、係合凹部に係止片を係合することによって取付け部品をドアトリム本体に取付けたことによって、高周波溶融や締着具等の固定手段を廃止して、コストダウンを図ることができる。
【００２７】
と共に、前記係合凹部に係止片を係合することによって、取付け部品をウェスト部近傍におけるドアトリム本体の上端部側に装備することができ、当該取付け部品がドアトリム本体の他の取付け部品との間で干渉を起すことを防止でき、設計自由度が増すことになる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第１の実施の形態について、図１乃至図４を用いて説明する。
【００２９】
図１は、本発明に係る第１の実施の形態を採用した自動車用ドアトリム構造を車室側から描画した斜視図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は同じく一部を切欠くことによって要部を拡大して描画した斜視図、図４は同じく分解斜視図である。
【００３０】
図１乃至図４によれば、自動車のドア本体１の車室内側をドアトリム本体２により内装しており、ドアトリム本体２のドア本体１側の上端部における幅方向に湾曲折曲されたウェスト部２ａが形成されており、ウェスト部２ａの先端部は更に下方に延在して、フランジ部２ｂを形成して、ドアトリム本体２の剛性を出すようにしている。フランジ部２ｂにおけるドア本体１側には、ドアインナーシール９が装着されている。
【００３１】
また、フランジ部２ｂの近傍におけるドアトリム本体２２の上側部には、取付け部品例えばインサイドハンドルユニット３が装備されている。尚、取付け部品としては、インサイドハンドルユニット３の他に、デフロスタやパワーシートスイッチユニット等が挙げられる。
【００３２】
インサイドハンドルユニット３は、その上下側部にそれぞれ取付けフランジ部３ａ，３ｂを形成している。
【００３３】
取付けフランジ部３ａ，３ｂのうち、上側の取付けフランジ部３ａは、ウェスト部２ａ側に延在する板状を呈して構成しており、上端部中央部が切欠き３ｅに形成されている。
【００３４】
下側の取付けフランジ部３ｂの両側部には、互いに離間してそれぞれ膨出部３ｆが形成されていて、膨出部３ｆには、締着具例えばビス６のリブ取付け孔３ｃが形成されている。
【００３５】
ドアトリム本体２のドア本体１側に面する裏面において、ウェスト部２ａのフランジ部２ｂの近傍に、複数枚の板状リブ４が起立形成されており、板状リブ４は、その上端部４ａがウェスト部２ａに達していると共に、下端部４ｂがドアトリム本体２の下方に延在形成されている。また、下端部４ｂはその一部が切欠かれて、ドアトリム本体２の下方に開口する係合凹部４ｃが形成され、係合凹部４ｃはインサイドハンドルユニット３の上側の取付けフランジ部３ａが係合するようになっている。係合凹部４ｃのドア本体側は若干切欠くことによって背低部４ｅに形成されている。
【００３６】
ドアトリム本体２の裏面には、板状リブ４に離間してこれより下方において、下部側取付けボス５が互いに離間して一対起立形成されている。
【００３７】
下部側取付けボス５には、ビス６が螺合するねじ孔５ａが形成されている。
【００３８】
そして、ドアトリム本体２にインサイドハンドルユニット３を装備するには、先ず、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２の裏面側から添設することによって、上部側の取付けフランジ部３ａの切欠き３ｅを板状リブ４に形成した係合凹部４ｃの背低部４ｅに合わせた後、インサイドハンドルユニット３を上方に移動して取付けフランジ３ａを板状リブ４の係合凹部４ｃに嵌合し、次に、下側の取付けフランジ部３ｂ側のリブ取付け孔３ｃにビス６を挿通した後、ビス６を下部側取付けボス５の取付け孔としてのねじ孔５ａにそれぞれ螺合することによって行う。
【００３９】
この時、上側の取付けフランジ部３ａは、係合凹部４ｃに係合することになって、インサイドハンドルユニット３の上部側をドアトリム本体２の裏面側に固定し、インサイドハンドルユニット３の下部側は、ビス６及び下部側取付けボス５によって挟着され、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２の裏面側に固定装備されることになる。
【００４０】
この結果、インサイドハンドルユニット３は、予めドアトリム本体２に形成しておいたのぞき窓孔２ｃを通して、ドアトリム本体２の表面側すなわち車室内側に表出して、車室内側からハンドル３ｄを揺動操作可能とし、ドア本体１のドアロックを操作できるようになる。
【００４１】
かかる構成によって、インサイドハンドルユニット３の上部側を取付けるために、従来の取付けボス等に代えて係合凹部４ｃをドアトリム本体２に形成し、係合凹部４ｃをドアトリム本体２の裏面に突設した板状リブ４を切欠くことによって構成している。
【００４２】
そして、この板状リブ４がドアトリム本体２の上下方向に延在するように形成していることから、板状リブ４の延在方向と移動駒の移動方向が同一方向となるので、フランジ部２ｂ付きのウェスト部２ａの成形型として移動駒を使用することができることになる。
【００４３】
この結果、従来のようにフランジ部の一部を切欠く必要がなくなり、ドアトリム本体２の全体剛性を高く保持することができる。
【００４４】
と共に、係合凹部４ｃにインサイドハンドルユニット３の取付けフランジ部３ａを係止片として係合することによって、インサイドハンドルユニット３をウェスト部２ａ近傍におけるドアトリム本体２の上端部側に装備することができ、インサイドハンドルユニット３がドアトリム本体２の他の取付け部品（不図示）との間で干渉を起すことを防止でき、設計自由度が増すことになる。
【００４５】
また、ドアトリム本体２の裏面において、係合凹部４ｃに対して下方に位置する下部側取付けボスを突設しているが、下部取付けボス５はもはやウェスト部２ａのフランジ部２ｂに対向せず遠ざかっているので、この部位の成形において移動駒を使用することができること勿論である。
【００４６】
また、係合凹部４ｃにインサイドハンドルユニット３の取付けフランジ部３ａを係止片として係合することによって、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２に取付けるようにしたので、高周波溶融や締結具等の固定手段を廃止でき、コストダウンを図ることができる。
【００４７】
尚、インサイドハンドルユニットの下部は、下部側取付けボス５にビス６を螺合することによって、ドアトリム本体２の裏面側に取付けるようにしたが、これに限定されるものでなく、下部側取付けボス５にねじ孔を設ける代わりに、下部側取付けボス５の先端に細径の突起を形成し、該突起をインサイドハンドルユニット３のリブ取付け孔３ｃに挿通させた後、高周波溶融等により加締めて、この加締め部と下部側取付けボス５の肩部とで下部側の取付けフランジ部３ｂを挟着することによって、インサイドハンドルユニット３の下部側をドアトリム本体２の裏面側に固定するようにしても良い。
【００４８】
次に、図５乃至図７を用いて、本発明に係る第２の実施の形態について説明する。
【００４９】
図５は第２実施の形態における分解斜視図、図６は図５の太線矢印方向から描画したドアトリム本体の斜視図、図７は同じく上記図２に相当する断面図である。
【００５０】
図５乃至図７によれば、板状リブ４をカバーするように箱状のカバー体７がドアトリム本体２の裏面側に形成されており、カバー体７の下方部は、開口部７ａとなっており、カバー体７の正面壁７ｂの内面と板状リブ４との間が隙間Ｓを有して、この隙間によって、係合凹部４ｃを構成している。
【００５１】
また、インサイドハンドルユニット３の上部側の取付けフランジ部３ａは、中央部が突出して係止片８を構成している。
【００５２】
従って、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２の裏面側に装備するには、インサイドハンドルユニット３の上部側は、係止片８を係合凹部４ｃに係合することになり、また、下部側は上記第１の実施の形態と同様に、ビス６を用いて、下側の取付けフランジ部３ｂを下部側取付けボス５に螺着することになり、これによって、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２の裏面側に固定装備することになる。
【００５３】
上記第２の実施の形態において、板状リブ４を取り囲むようなカバー体７を形成したとしても、カバー体７の下方部は、開口部７ａとなっているために、カバー体７を構成する壁部が板状リブ４と同様ドアトリム本体２の上下方向に延在することになって、前記第１の実施の形態と同様にフランジ部２ｂ付きのウェスト部２ａの成形型として移動駒を使用することができることになる。
【００５４】
この結果、従来のようにフランジ部の一部を切欠く必要がなくなり、ドアトリム本体２の全体剛性を高く保持することができる。
【００５５】
と共に、係合凹部４ｃにインサイドハンドルユニット３の係止片８を係合することによって、インサイドハンドルユニット３をウェスト部２ａ近傍におけるドアトリム本体２の上端部側に装備することができ、インサイドハンドルユニット３がドアトリム本体２の他の取付け部品（不図示）との間で干渉を起すことを防止でき、設計自由度が増すことになる。
【００５６】
また、係合凹部４ｃにインサイドハンドルユニット８を係合することによって、インサイドハンドルユニット３をドアトリム本体２に取付けるようにしたので、高周波溶融や締結具等の固定手段を廃止でき、コストダウンを図ることができる。
【００５７】
尚、上記実施の形態においては、係合凹部４ｃをドアトリム本体２の裏面側における板状リブ４に形成し、インサイドハンドルユニット３の上側に取付けフランジ部３ａを形成したが、これに限定されるものでなく、取付けフランジ部３ａを板状リブとして利用して係合凹部４ｃを形成し、板状リブ４を取付けフランジ部３ａとすることも考えられる。この場合、係合凹部４ｃは、ドアトリム本体２の上方に開口することになる。
【００５８】
【発明の効果】
以上説明したように、取付け部品の上部側を取付けるために、従来の取付けボス等に代えて係合凹部をドアトリム本体に形成したことにより、前記係合凹部を例えばドアトリム本体の裏面に突設した板状のリブを切欠くことによって構成することができる。
【００５９】
そして、この板状のリブがドアトリム本体の上下方向に延在するように形成すれば、フランジ部付きのウェスト部の成形型として移動駒を使用することができる。
【００６０】
この結果、従来のようにフランジ部の一部を切欠く必要がなくなり、ドアトリム本体の全体剛性を高く保持することができる。
【００６１】
と共に、前記係合凹部に取付け部品の係止片を係合することによって、取付け部品をウェスト部近傍におけるドアトリム本体の上端部側に装備することができ、当該取付け部品がドアトリム本体の他の取付け部品との間で干渉を起すことを防止でき、設計自由度が増すことになる。
【００６２】
また、係合凹部に係止片を係合することによって取付け部品をドアトリム本体に取付けたことによって、高周波溶融や締着具等の固定手段を廃止して、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る第１の実施の形態を採用した自動車用ドアトリム構造を車室側から描画した斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】同じく一部を切欠くことによって要部を拡大して描画した斜視図である。
【図４】同じく分解斜視図である。
【図５】第２実施の形態における分解斜視図である。
【図６】図５の太線矢印方向から描画したドアトリム本体の斜視図である。
【図７】同じく、上記図２に相当する断面図である。
【図８】従来のドアトリム構造を描画した斜視図ある。
【図９】図８のＣ−Ｃ断面図である。
【符号の説明】
１ ドア本体
２ ドアトリム本体
２ａ ウェスト部
２ｂ フランジ部
３ インサイドハンドルユニット
３ａ 取付けフランジ部（係止片）
４ 板状リブ
４ｃ 係合凹部
５ 下部側取付けボス
６ ビス（締着具）
８ 係止片[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a door trim structure for an automobile, in which a mounting part such as an inside handle unit is provided on a rear surface side of a door trim main body inside a door main body of an automobile.
[0002]
[Patent Document 1]
JP-A-2001-347834 (
[0004] FIGS. 2 and 3)
[0005]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of structure, for example, an inside handle unit mounting structure, one shown in FIGS. 8 and 9 has been known (see Patent Document 1).
[0006]
According to FIGS. 8 and 9, the interior side of the door body 21 of the automobile is housed by the door trim body 22, and the waist portion is bent and bent in the width direction at the upper end of the door trim body 22 on the door body 21 side. The front end of the waist portion 22a is further extended downward to form a flange portion 22b so as to increase the rigidity of the door trim main body 22. An inner seal 29 is mounted.
[0007]
A mounting component, for example, an inside handle unit 23 is provided on an upper portion of the door trim main body 22 near the flange portion 22b.
[0008]
The inside handle unit 23 has mounting flange portions 23a and 23b formed on the upper and lower sides thereof, and a rib mounting hole 23c is formed in each of the mounting flange portions 23a and 23b.
[0009]
Further, on the back surface of the door trim body 22 facing the door body side, an upper mounting boss 24 is erected near the flange portion 22b of the waist portion 22a, and is separated downward from the upper mounting boss 24. As described above, the lower mounting boss 25 is provided upright.
[0010]
In order to equip the door trim main body 22 with the inside handle unit 23, first, the inside handle unit 23 is attached from the back side of the door trim main body 22 so that the rib mounting holes 23c are respectively formed on the upper side mounting boss 24 and the lower side. By fitting to the mounting bosses 25 and crimping the tips of the mounting bosses 24 and 25 by high-frequency melting or by screwing a fastener 26 such as a screw to the mounting bosses 24 and 25 as shown in the drawing. This is performed by clamping the mounting flange portions 23a and 23b between the mounting bosses 24 and 25 and the caulking portion or the fastening portion 26, respectively. As a result, the inside handle unit 23 is exposed to the front side of the door trim body 22, that is, the vehicle interior through the view window hole 22c formed in the door trim main body 22 in advance, and swings the handle 23d from the vehicle interior side. As a result, the door lock of the door body 21 can be operated.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art configured as described above, when forming the door trim body 21, since the waist portion 22a having the flange portion 22b extending downward is formed at the upper end thereof, the upper and lower portions are formed as a molding die. In addition to the molding die, a moving piece 27 as shown by a two-dot chain line in FIG. 9 is used.
[0012]
After forming the door trim main body 22 with both upper and lower molds, the movable piece 27 moves downward and is die-cut as shown by the arrow.
[0013]
However, since the upper mounting boss 24 is formed on the upper part of the door trim main body 22 near the flange portion 22b of the waist portion 22a, the moving piece 27 is formed when the mold is opened to form the waist portion 22a. Is in the way and cannot be moved in the direction of the arrow.
[0014]
[Patent Document 2]
JP-A-2001-347896 (
FIG. 4)
[0017]
In such a situation, a tweeter unit as shown in Patent Literature 2 is provided with a unit mounting boss, and a tweeter bracket is mounted on the unit mounting boss with a screw, so that the door trim body is sandwiched, and the door trim body is attached to the tweeter unit. In the case where the tweeter unit is provided, the moving piece cannot be used even when the unit mounting boss or the like forms the notch 28 for inserting the front and back surfaces of the door trim main body.
[0018]
For this reason, in the prior art, by taking out a part of the flange portion 22b at a portion facing the upper side mounting boss 24 (or the notch), a measure was taken not to use the movable piece 27 at this portion. .
[0019]
As a result, since the notch 28 was formed in the flange portion 22b, the overall rigidity of the door trim main body 22 was reduced.
[0020]
Therefore, taking into account mainly the rigidity of the door trim main body 22, a countermeasure to abolish the notch 28 by mounting an attachment component such as the inside handle unit 23 on the back surface of the door trim 22 at a position away from the waist portion 22a. However, in this case, the mounting position of the mounting component on the back surface side of the door trim main body 22 is limited, so that the degree of freedom of design is limited, and there is a possibility that interference occurs between other mounting components.
[0021]
In view of the above, the present invention improves the overall rigidity of the door trim main body without providing a cutout portion at the waist portion of the door trim main body, and attaches a mounting part such as the door inside handle unit to the upper end of the door trim main body near the waist portion. It is an object of the present invention to provide a door trim structure for an automobile that can be mounted on a part.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a door trim body on the interior side of a vehicle with a door trim body, and a waist portion bent at the upper end of the door trim body on the door body side. A downwardly extending flange portion is formed at the tip of the waist portion, and an attachment part such as an inside handle unit is provided on an upper portion of a rear surface of the door trim body near the door body near the flange portion. A door recess structure for an automobile, wherein an engagement recess opening to the other side is formed in one of the vicinity of the flange portion on the back surface of the door trim main body and the upper side of the attachment component, and the engagement recess is formed. A mounting boss is provided upright on the rear surface of the door trim main body so as to extend and project toward the door main body so as to be separated downward from the recess. A locking piece formed on the other of the upper side of the mounting component or the vicinity of the flange portion is engaged with the portion, and the mounting boss is fitted into a mounting hole on the lower side of the mounting component and welded or welded. The attachment part is provided near the flange on the back surface of the door trim main body by attaching using a fastening part.
[0023]
With this configuration, the present invention provides an engagement recess on the door trim body or the attachment component side instead of a conventional attachment boss or the like to attach the upper side of the attachment component. It can be configured by notching a plate-like rib protruding from the back surface or the mounting part.
[0024]
If the plate-like rib is formed so as to extend in the vertical direction of the door trim main body, the extending direction of the plate-like rib and the moving direction of the movable piece become the same direction. A moving piece can be used as a mold.
[0025]
As a result, it is not necessary to cut out a part of the flange portion as in the related art, and the overall rigidity of the door trim main body can be kept high.
[0026]
Further, by attaching the attachment component to the door trim main body by engaging the engagement piece with the engagement concave portion, fixing means such as high-frequency melting and fastening tools can be eliminated, thereby reducing costs.
[0027]
At the same time, by engaging the engaging piece with the engaging recess, the mounting component can be mounted on the upper end side of the door trim main body near the waist portion, and the mounting component can be attached to another mounting component of the door trim main body. Interference between them can be prevented, and the degree of freedom in design increases.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0029]
FIG. 1 is a perspective view of a door trim structure for an automobile employing a first embodiment of the present invention, which is drawn from the passenger compartment side, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is an exploded perspective view in which the main part is enlarged and drawn by notching, and FIG.
[0030]
According to FIGS. 1 to 4, the interior of the cabin of the door body 1 of the automobile is housed by the door trim body 2, and the waist portion is bent and bent in the width direction at the upper end of the door trim body 2 on the door body 1 side. 2a is formed, and the distal end of the waist portion 2a extends further downward to form a flange portion 2b so as to increase the rigidity of the door trim main body 2. A door inner seal 9 is attached to the flange 2b on the door body 1 side.
[0031]
On the upper side of the door trim main body 22 near the flange 2b, a mounting component, for example, an inside handle unit 3 is provided. In addition, as an attachment part, a defroster, a power seat switch unit, etc. other than the inside handle unit 3 are mentioned.
[0032]
The inside handle unit 3 has mounting flange portions 3a and 3b formed on upper and lower sides thereof, respectively.
[0033]
Of the mounting flanges 3a and 3b, the upper mounting flange 3a has a plate-like shape extending toward the waist 2a, and has a central upper end formed with a notch 3e.
[0034]
On both sides of the lower mounting flange 3b, bulging portions 3f are formed separately from each other, and the bulging portions 3f are formed with rib mounting holes 3c for fastening tools, for example, screws 6. I have.
[0035]
On the back surface of the door trim body 2 facing the door body 1 side, a plurality of plate-like ribs 4 are formed upright near the flange portion 2b of the waist portion 2a, and the plate-like rib 4 has an upper end 4a. A lower end 4b extends below the door trim main body 2 while reaching the waist 2a. The lower end 4b is partially cut away to form an engagement recess 4c that opens below the door trim body 2, and the engagement recess 4c engages the upper mounting flange 3a of the inside handle unit 3. It has become. The engagement recess 4c is slightly cut out on the door body side to form a lower part 4e.
[0036]
On the back surface of the door trim main body 2, a pair of lower mounting bosses 5 are formed upright apart from and below the plate-shaped rib 4 so as to be separated from each other.
[0037]
The lower mounting boss 5 has a screw hole 5a into which the screw 6 is screwed.
[0038]
In order to equip the door trim main body 2 with the inside handle unit 3, first, the inside handle unit 3 is attached from the back side of the door trim main body 2, so that the notch 3e of the upper mounting flange portion 3a is formed in a plate shape. After matching with the lower portion 4e of the engaging recess 4c formed in the rib 4, the inside handle unit 3 is moved upward to fit the mounting flange 3a into the engaging recess 4c of the plate-like rib 4, and then, After the screw 6 is inserted into the rib mounting hole 3c on the lower mounting flange 3b side, the screw 6 is screwed into a screw hole 5a as a mounting hole of the lower mounting boss 5 respectively.
[0039]
At this time, the upper mounting flange portion 3a engages with the engaging concave portion 4c, thereby fixing the upper side of the inside handle unit 3 to the back side of the door trim body 2, and the lower side of the inside handle unit 3 , Screws 6 and the lower side mounting boss 5, and the inside handle unit 3 is fixedly mounted on the back side of the door trim main body 2.
[0040]
As a result, the inside handle unit 3 is exposed to the front side of the door trim main body 2, that is, the interior of the vehicle interior through the view window hole 2 c formed in the door trim main body 2 in advance, and the steering wheel 3 d is operated to swing from the interior side of the vehicle interior. As a result, the door lock of the door body 1 can be operated.
[0041]
With this configuration, in order to mount the upper side of the inside handle unit 3, an engagement recess 4 c is formed in the door trim body 2 instead of a conventional mounting boss or the like, and the engagement recess 4 c protrudes from the rear surface of the door trim body 2. It is configured by notching the plate-like rib 4.
[0042]
Since the plate-like ribs 4 are formed so as to extend in the vertical direction of the door trim main body 2, the extending direction of the plate-like ribs 4 and the moving direction of the moving piece are the same, so that the flange portion 2b The movable piece can be used as a molding die for the waist portion 2a with the label.
[0043]
As a result, it is not necessary to cut out a part of the flange portion as in the related art, and the overall rigidity of the door trim main body 2 can be kept high.
[0044]
At the same time, the inside handle unit 3 can be mounted on the upper end side of the door trim body 2 in the vicinity of the waist portion 2a by engaging the mounting flange portion 3a of the inside handle unit 3 with the engagement recess 4c as a locking piece. In addition, it is possible to prevent the inside handle unit 3 from interfering with other attachment parts (not shown) of the door trim main body 2, thereby increasing the degree of freedom in design.
[0045]
Further, a lower mounting boss located below the engaging recess 4c is provided on the rear surface of the door trim main body 2, but the lower mounting boss 5 no longer faces the flange portion 2b of the waist portion 2a and moves away. Therefore, it is a matter of course that a moving piece can be used in molding this portion.
[0046]
Further, the inside handle unit 3 is attached to the door trim body 2 by engaging the attachment flange portion 3a of the inside handle unit 3 with the engagement recess 4c as a locking piece, so that high-frequency melting and fixing of fasteners and the like are performed. Means can be abolished, and costs can be reduced.
[0047]
The lower portion of the inside handle unit is mounted on the back side of the door trim body 2 by screwing a screw 6 to the lower mounting boss 5, but the present invention is not limited to this. Instead of providing a screw hole in 5, a small-diameter projection is formed at the tip of the lower mounting boss 5, and the projection is inserted into the rib mounting hole 3 c of the inside handle unit 3, and then swaged by high-frequency melting or the like. By clamping the lower mounting flange 3b between the caulked portion and the shoulder of the lower mounting boss 5, the lower side of the inside handle unit 3 is fixed to the back side of the door trim body 2. Is also good.
[0048]
Next, a second embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0049]
FIG. 5 is an exploded perspective view of the second embodiment, FIG. 6 is a perspective view of the door trim main body drawn from the direction of a thick arrow in FIG. 5, and FIG. 7 is a sectional view corresponding to FIG.
[0050]
According to FIGS. 5 to 7, a box-shaped cover body 7 is formed on the back side of the door trim main body 2 so as to cover the plate-shaped rib 4, and the lower part of the cover body 7 is an opening 7 a. There is a gap S between the inner surface of the front wall 7b of the cover body 7 and the plate-like rib 4, and the gap forms the engagement recess 4c.
[0051]
The mounting flange portion 3a on the upper side of the inside handle unit 3 has a central portion protruding to form a locking piece 8.
[0052]
Therefore, in order to equip the inside handle unit 3 on the back side of the door trim main body 2, the upper side of the inside handle unit 3 will engage the locking piece 8 with the engagement recess 4c, and the lower side will Similarly to the first embodiment, the lower mounting flange 3b is screwed to the lower mounting boss 5 by using the screw 6, thereby connecting the inside handle unit 3 to the door trim main body 2. It will be fixed on the back side.
[0053]
In the second embodiment, even if the cover 7 surrounding the plate-like rib 4 is formed, the lower part of the cover 7 is the opening 7a, so that the cover 7 is formed. The wall extends in the vertical direction of the door trim main body 2 in the same manner as the plate-like rib 4, and a moving piece is used as a molding die for the waist 2a with the flange 2b as in the first embodiment. Will be able to do that.
[0054]
As a result, it is not necessary to cut out a part of the flange portion as in the related art, and the overall rigidity of the door trim main body 2 can be kept high.
[0055]
At the same time, by engaging the locking piece 8 of the inside handle unit 3 with the engagement recess 4c, the inside handle unit 3 can be mounted on the upper end side of the door trim main body 2 near the waist 2a, 3 can be prevented from interfering with other mounting components (not shown) of the door trim main body 2, and the degree of freedom in design increases.
[0056]
Further, since the inside handle unit 3 is attached to the door trim main body 2 by engaging the inside handle unit 8 with the engagement concave portion 4c, fixing means such as high-frequency melting and fasteners can be eliminated, and cost can be reduced. be able to.
[0057]
In the above embodiment, the engaging recess 4c is formed in the plate-like rib 4 on the back side of the door trim main body 2, and the mounting flange 3a is formed on the upper side of the inside handle unit 3. However, the present invention is not limited to this. Instead, the engaging recess 4c may be formed by using the mounting flange 3a as a plate-like rib, and the plate-like rib 4 may be used as the mounting flange 3a. In this case, the engagement recess 4c opens above the door trim main body 2.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, in order to mount the upper part of the mounting component, the engaging recess is formed in the door trim body instead of the conventional mounting boss or the like, so that the engaging recess protrudes from the back surface of the door trim body, for example. It can be configured by notching a plate-like rib.
[0059]
If the plate-like rib is formed so as to extend in the vertical direction of the door trim main body, the moving piece can be used as a mold for the waist portion with the flange portion.
[0060]
As a result, it is not necessary to cut out a part of the flange portion as in the related art, and the overall rigidity of the door trim main body can be kept high.
[0061]
At the same time, by engaging the locking piece of the mounting component with the engaging recess, the mounting component can be mounted on the upper end side of the door trim main body near the waist, and the mounting component can be mounted on the other part of the door trim main body. Interference with parts can be prevented, and the degree of freedom in design increases.
[0062]
Further, by attaching the attachment component to the door trim main body by engaging the engagement piece with the engagement concave portion, fixing means such as high-frequency melting and a fastening tool can be eliminated, and cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a door trim structure for an automobile adopting a first embodiment of the present invention, which is drawn from a passenger compartment side.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a perspective view in which a main part is enlarged and drawn by partially cutting out the same.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the same.
FIG. 5 is an exploded perspective view according to a second embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of the door trim main body drawn from the direction of the thick arrow in FIG. 5;
FIG. 7 is a sectional view corresponding to FIG. 2;
FIG. 8 is a perspective view illustrating a conventional door trim structure.
FIG. 9 is a sectional view taken along the line CC in FIG. 8;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Door main body 2 Door trim main body 2a Waist part 2b Flange part 3 Inside handle unit 3a Mounting flange part (locking piece)
4 Plate-shaped rib 4c Engagement recess 5 Lower side mounting boss 6 Screw (fastener)
8 Locking pieces
Claims (1)
前記ドアトリム本体の前記裏面における前記フランジ部近傍又は前記取付け部品の上部側のいずれか一方に、当該他方側に開口する係合凹部を形成すると共に、該係合凹部に対して下方に離間位置するように、前記ドアトリム本体裏面に前記ドア本体側に延在突出する取付けボスを立設して、前記係合凹部に前記取付け部品の上部側又は前記フランジ部近傍のうちいずれか他方に形成した係止片を係合すると共に、前記取付けボスを前記取付け部品の下部側の取付け孔に嵌合して溶着或いは締着部品を用いて取着することにより、前記取付け部品を前記ドアトリム本体裏面の前記フランジ部近傍に装備したことを特徴とする自動車用ドアトリム構造。The interior side of the door body of the automobile is equipped with a door trim body, a waist portion bent and formed on the door body side is formed at the upper end portion of the door trim body, and the waist portion extends downward at the tip end portion of the waist portion. A door trim structure for an automobile, comprising a flange portion and an attachment part such as an inside handle unit provided on an upper portion of a rear surface of the door trim body near the door body near the flange portion,
An engaging recess opening to the other side is formed in one of the vicinity of the flange portion on the back surface of the door trim main body and the upper side of the attachment component, and is located below and spaced apart from the engaging recess. In this manner, a mounting boss is provided on the rear surface of the door trim main body, the mounting boss extending and protruding toward the door main body, and the engaging recess is formed on one of the upper side and the vicinity of the flange portion of the mounting component. By engaging a stop piece and fitting the mounting boss into a mounting hole on the lower side of the mounting component and mounting it using a welding or fastening component, the mounting component is attached to the rear surface of the door trim main body. A door trim structure for an automobile, which is provided near a flange portion.
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