JP2004235230A - 短チャネル効果を抑制したmis型電解効果トランジスタ - Google Patents

短チャネル効果を抑制したmis型電解効果トランジスタ Download PDF

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徹 田中
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陽一 籾山
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    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

【課題】短チャネル効果を抑制したMIS型電界効果トランジスタを提供することができる。
【解決手段】MIS型電界効果トランジスタにおいて、チャネル領域と、当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域よりバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有する。ソース領域とチャネル領域との間に、ソース領域よりもバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層が形成されているので、ソース・ドレイン間にバイアス電圧が印加された状態であっても、ゲート電圧が印加されなければ、そのソースバリア層によりソース領域からのキャリアの注入が抑制され、ゲート電圧が印加されたときにソース領域からのキャリアがトンネル注入される。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MIS型の電界効果トランジスタに関し、特に短チャネル効果を抑制した短チャネルのMIS型電界効果トランジスタの新規な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリコンを利用したMIS型電界効果トランジスタ(FET)は、シリコン基板表面に形成したシリコン酸化膜をゲート絶縁膜として利用し、更にその上にゲート電極が形成されている。そして、ゲート電極の両側に高濃度のソース領域とドレイン領域とが形成される。そして、ゲート電極に印加されるゲート電圧(正確にはゲート・チャネル間電圧)によりソース・ドレイン間に流れるドレイン電流のオン・オフが制御される。
【0003】
図1は、従来の一般的なMIS型FETの断面図である。P型のシリコン基板10上に、ゲート酸化膜22、ゲート電極24が形成され、ゲート電極の両側にn型のソース領域12とドレイン領域14とが形成され、ソース領域12及びドレイン領域14とチャネルが形成される領域16との間に、不純物濃度が低いエクステンション領域18,20が形成される。ゲート電極24やソース領域12,ドレイン領域14には金属シリサイド層26G、26S、26Dが形成される。また、ゲート電極24の側壁両側には絶縁膜28が形成され、ソース領域12とドレイン領域14の両側には素子分離領域16が形成される。このようなMIS型電界効果トランジスタについては、例えば以下の非特許文献1に開示されている。
【0004】
図2は、図1のトランジスタのエネルギー準位図である。この図は、シリコン基板10の表面近傍のソース領域12から、チャネル領域16、ドレイン領域14に至る部分についてのエネルギー準位分布を示す。MIS型FETは、ソース・ドレイン間に所定のバイアス電圧Vdsを印加した状態で、ゲート電圧Vg(正確にはゲート・チャネル間電圧)を制御することにより、ドレイン電流のオン・オフを制御する。つまり、図2は、ソース・ドレイン間にバイアス電圧Vdsが印加された状態を示す。
【0005】
ソース・チャネル間及びドレイン・チャネル間にはPN接合がそれぞれ形成されている。そして、ソース領域からチャネル領域へのキャリアの供給は、PN接合での熱励起キャリア拡散注入により行われる。即ち、ソース・ドレイン間にバイアス電圧Vdsが印加された状態で、ゲート電圧が印加されない時は、実線に示すとおり、導電帯の底Ecと価電子帯の上端Evとは、チャネル領域16のソース領域12側でエネルギーレベルが高くなり、ソース領域12からチャネル領域16に注入されるキャリアはなく、ソース・ドレイン間を流れるキャリアは発生しない。それに対して、ゲート電圧が印加されると、破線に示すとおり、導電帯Ecと価電子帯Evのエネルギーレベル下がり、ソース領域12内のキャリアがチャネル領域16側に注入され、ソース・ドレイン間にドレイン電流が発生する。従って、バイアス電圧Vdsが印加された状態でも、チャネル領域内のエネルギーレベルがゲート電圧印加の有無によって上下して、ソース領域12からのキャリアの注入を確実に制御することで、ドレイン電流のオン・オフ比率を高くすることができる。
【0006】
ところで、ドレイン電流を多くして駆動能力を高めるためには、チャネル長を短くすることが必要である。従って、より高速で高駆動能力の要請から、MIS型FETのチャネル長は短くなる傾向にある。しかしながら、より短チャネル化することにより、ドレイン電流のオフリーク電流が増大して、オン・オフ比率が低下するという短チャネル効果が生じることが確認されている。
【0007】
図3は、短チャネル効果を説明するためのエネルギー準位図である。図3の例は、図2に比較するとチャネル長Lが短くなっていて、図2と同じソース・ドレイン電圧Vdsが印加されている。チャネル長Lが短くなったため、ドレイン領域14に印加された電圧による電界の影響が、チャネル領域16のソース領域12近傍まで及び、その結果、ゲート電圧Vgを印加しない状態でも、ソース・チャネル間のPN接合のエネルギーの障壁が低くなり、ソース領域12からキャリアが移動して、オフ状態でのリーク電流を招いてしまう。つまり、ソース・ドレイン間にバイアス電圧を印加した状態において、ゲート電圧にるドレイン電流のオン・オフ制御が適切に行うことができなくなる。これが、ゲート電流のオン・オフ比を低下させる理由であり、短チャネル効果による特性劣化の現象である。
【0008】
このような短チャネル効果を抑制するために、チャネル領域を高濃度にしたり、ドレイン領域14に近接するチャネル領域に高濃度のポケット領域を設けて、ドレイン電圧による電界の影響がチャネル領域のソース領域近傍にまで及ばないようにすることが提案されている。
【0009】
【非特許文献1】
Y. Momiyama, K. Okabe*, H. Nakao, M. Kase, M. Kojima, and T. Sugii 著、”Lateral Extension Engineering using Nitrogen Implantation (N−tub) for High−Performance 40−nm pMOSFETs,” International Electron Device Meeting Technical Digest, pp. 647−650, 2002.
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、チャネル長が10nm程度のMIS型FETまで微細化されると、従来のチャネル領域の高濃度化やドレイン領域近傍のポケット領域構造では、十分に短チャネル効果を抑制することは困難になることが予想される。そのため、ドレイン電流を増大させるなどの目的で微細化をすすめることが困難になることが予想される。また、チャネル領域を高濃度化したり、高濃度のポケット領域を設けると、PN接合の接合容量が大きくなり、高速動作の妨げになる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、トレイン電流のオン・オフ比の低下を伴わずに短チャネル化することができるMIS型FETを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、MIS型電界効果トランジスタにおいて、チャネル領域と、当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域よりバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とする。
【0013】
上記第1の側面によれば、ソース領域とチャネル領域との間に、ソース領域よりもバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層が形成されているので、ソース・ドレイン間にバイアス電圧が印加された状態であっても、ゲート電圧が印加されなければ、そのソースバリア層によりソース領域からのキャリアの注入が抑制され、ゲート電圧が印加されたときにソース領域からのキャリアがトンネル注入される。つまり、ソースバリア層を設けることにより、ドレイン電流の発生が、従来のキャリアの熱励起による拡散注入ではなく、キャリアのトンネル注入により生じる。従って、ゲート電圧を印加しない状態でリーク電流が発生する短チャネル効果が抑制され、ドレイン電流のオン・オフ比の低下を抑えることができる。また、従来例のように、チャネル濃度を高くする必要がないので、ソース・チャネル間及びドレイン・チャネル間のPN接合容量による寄生容量を低く抑えることができ、高速動作が可能になる。
【0014】
更に、第1の側面によれば、ソース・チャネル領域間にPN接合ではなく、ソースバリア層を設けている。従って、PN接合領域が製法上の理由から一定の長さにならざるを得ないことに起因して、PN接合領域でキャリアが散乱を受けて抵抗が高くなることが防止され、その分ドレイン電流を大きくすることができる。また、ソース・チャネル領域間のPN接合形成に伴って形成されていたソース領域とゲート電極との重なり領域がなくなり、ゲート・インデュースト・ドレイン・リーク電流を抑制することができ、低消費電力動作が可能になる。このリーク電流については後に詳述する。
【0015】
上記発明の第1の側面において、より好ましい実施例では、前記ドレイン・ソース間にバイアス電圧が印加された状態で、前記ゲート電極とチャネル領域間に印加される電圧に応じて、前記ソースバリア層のトンネル確率が制御されることを特徴とする。ゲート電極とチャネル領域間に印加される電圧を制御することにより、チャネル領域のエネルギーレベルを上下させることができ、それに伴って、ソース領域からのキャリアのトンネル確率を制御することができる。従来の熱励起注入によるキャリアの制御に比較して、トンネル確率を利用したキャリアの制御のほうが、オン・オフ比を高くすることができる。
【0016】
本発明の第2の側面は、MIS型電界効果型トランジスタにおいて、第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記ゲート電極の両側に設けられた前記第1導電型と反対の第2導電型の半導体からなるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい半導体材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とする。
【0017】
上記第2の側面において、好ましい実施例では、チャネル領域とソース領域及びドレイン領域はシリコン半導体からなり、ソースバリア層はシリコンカーバイド半導体からなる。これらの半導体は格子整合するので、チャネル領域上にソースバリア層をエピタキシャル成長させることができる。
【0018】
本発明の第3の側面は、MIS型電界効果型トランジスタにおいて、第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい材料であって、前記チャネル領域及びソース領域と格子整合する材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0020】
図4は、本実施の形態におけるMIS型FETの断面図である。本実施の形態のMIS型FETは、P型のシリコン半導体基板30の表面にN型のソース領域32とドレイン領域34とが形成されている。そして、ソース領域32とチャネル領域46との間に、ソース領域よりもバンドギャップが大きいソース・バリア層36が設けられる。また、ドレイン領域34とチャネル領域36との間にも、ドレイン領域よりもバンドギャップが大きいドレイン・バリア層38が設けられる。ソース、ドレイン領域32,34は、共にN型のシリコン半導体層で形成されているのに対して、ソース・バリア層36及びドレイン・バリア層38は、例えば、不純物がドープされていないi型のシリコンカーバイド層(SiC層)で形成される。SiCは、シリコン半導体に比較するとバンドギャップが大きく、従って、導電帯の底から真空準位までの電子親和力がSiCのほうがシリコンに比較すると小さい。そのため、ソース領域とチャネル領域間に形成されたSiCからなるソース・バリア層は、エネルギー障壁を形成する。また、ドレイン・バリア層も同様にエネルギー障壁を形成する。
【0021】
更に、このソース・バリア層36とドレイン・バリア層38とは、キャリアがトンネルする程度に薄く、例えば2nm程度に、形成されている。従って、ソース領域からのキャリアは、熱励起拡散注入ではなくトンネル注入によりチャネル領域内に注入される。
【0022】
ソース領域32とドレイン領域34間には、所定のバイアス電圧が印加されるが、ドレイン領域34側により高い電位が印加されると、ソース領域32から電子のキャリアがチャネル領域、ドレイン領域と流れる。この場合は、上記のとおり、ソース・バリア層36がエネルギー障壁として機能する。従って、後述するとおり、ゲート電圧Vgが低いとバリア層36のトンネル確率が低く、ソース領域からのキャリアのトンネル注入は行われずドレイン電流は抑制され、ゲート電圧Vgが高くなるとそのトンネル確率が高くなり、ソース領域からのトンネル注入が行われてドレイン電流が発生する。
【0023】
一方、ソース領域32側により高い電位が印加されると、ドレイン領域34がソース領域として機能し、そこから電子のキャリアが注入される。その場合は、ドレイン・バリア層38がエネルギー障壁を形成し、ゲート電圧Vgが低いとバリア層38のトンネル確率は低く、キャリアの注入はなく、ゲート電圧Vgが高いとバリア層38のトンネル確率が高くなり、ドレイン領域34のキャリアのトンネル注入が行われる。
【0024】
ソース領域32とドレイン領域34との間のチャネル領域46の上には、ゲート絶縁膜22と、ゲート電極24と、ゲートシリサイド層26Gとが形成される。このゲート電極構造は、従来例と同じである。なお、図4には、素子分離構造は省略されているが、図1の従来例と同様の構成が設けられる。また、シリコン基板30の表面がチャネル領域46となっているが、絶縁基板上に形成した単結晶シリコン層をチャネル領域46とする構成でもよい。
【0025】
図5は、本実施の形態のMIS型FETのエネルギー準位図である。図5(A)は、ソース・ドレイン間にバイアスが印加されておらず、ゲート電圧も印加されていない状態のエネルギー準位を示す。図中には、導電帯の底Ecと、価電子帯の上端Evと、フェルミーレベルEfとが示されている。ソース領域32及びドレイン領域34は、N型のシリコン層で形成され、チャネル領域46は、P型のシリコンで形成されている。また、バリア層36,38は、共にノンドープのシリコンカーバイド(SiC)で形成されている。SiCは、シリコンに比較すると、バンドギャップが大きく、電子親和力が小さい。そのため、シリコンからなるソース・チャネル領域間とドレイン・チャネル領域間にSiC層36,38を形成すると、コンダクションバンドEcにエネルギーバリアが形成される。
【0026】
図5(B)は、ソース・ドレイン間にバイアス電圧Vdsを印加した状態のエネルギー準位の変化を示す。ソース領域32に対してドレイン領域34側が高くなるようにバイアス電圧が印加された結果、ドレイン領域のエネルギーレベルが低くなり、それの影響でチャネル領域のエネルギーレベルの下がっている。図3に示した従来例では、ソース・チャネル領域間がPN接合のみであるので、ゲート電圧が印加されていなくてもソース領域内の電子のキャリアが熱励起注入によりチャネル領域内に注入され、リーク電流の原因になっていた。それに対して、図5(B)の例では、ゲート電圧が印加されない実線の状態では、チャンネル領域46のソース領域32に近い領域のエネルギーレベルは多少高くなっている。そして、ソース・チャネル領域間に設けられたSiCからなるソース・バリア層36がエネルギーバリアを形成している。従って、ソース領域内の電子のキャリアがソース・バリア層36をトンネルする確率は低い。つまり、ソース・バリア層36のチャネル側のエネルギーレベルが高く、そのエネルギーレベルに存在しうるソース領域内のキャリア密度が低いので、バリア層をトンネルする確率は低く抑えられ、キャリアのトンネル注入は非常に少なく抑えられる。一方、ゲート電圧が印加された破線の状態では、ソース・バリア層36に隣接するチャネル領域46のエネルギーレベルは低くなる。それに伴い、同じエネルギーレベルに存在しうるソース領域内のキャリア密度が高いので、バリア層をトンネルする確率は非常に高くなり、多くのキャリアがトンネル注入し、大きなドレイン電流が発生することになる。
【0027】
このように、本実施の形態のMIS型FETは、ソース・チャネル領域間にソース・バリア層36を設けたことにより、ソース領域からのキャリア注入が、トンネル注入となる。そして、ゲート・チャネル間の電圧を制御することにより、そのトンネル確率が制御され、オフ状態でのリーク電流を抑制し、ドレイン電流のオン・オフ比を高くすることができる。
【0028】
図5(B)の動作は、ソース領域側にドレイン領域よりも高い電圧を印加した場合も同じである。その場合は、ドレイン・チャネル間のバリア層38がキャリアのトンネル注入層として機能する。
【0029】
図6は、ドレイン電流のオン・オフ比を示す図である。横軸はゲート電圧Vgを縦軸はドレイン電流Idの対数logIdを示す。MIS型FETでは、ソース・ドレイン間に所定のバイアス電圧を印加した状態で、ゲート電圧Vg(正確にはゲート・チャネル間電圧)を変化させると、ドレイン電流がオフの状態からオンの状態に変化する。ゲート電圧Vgが所定のレベル以上になると、ドレイン電流は飽和する。
【0030】
図中、破線は、従来のMIS型FETのチャネル長を短くした場合の特性である。ゲート電圧Vgがゼロのオフ状態においても、リーク電流Ioffが発生し、オン・オフ比が悪くなっている。それに対して、実線は、図4の実施の形態のMIS型FETのチャネル長を短くした場合の特性である。ゲート電圧Vgがゼロのオフ状態におけるリーク電流Ioffは、従来例よりも3−4桁低くなっている。従って、オン・オフ比は改善されている。
【0031】
図7は、本実施の形態のMIS型FETの製造プロセスを示す図である。図7(A)では、P型のシリコン基板30上に、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁層22とポリシリコンからなるゲート電極層24とが形成される。ゲート電極層上にレジストが塗布され、露光、現像によりゲート電極を形成するマスクパターンが形成される。そして、図7(B)に示されるとおり、マスクパターン50を利用して、ゲート電極層24とゲート絶縁層22がエッチングされてパターニングされる。更に、マスクパターン50を利用して、シリコン基板30の表面がエッチングされ、凹部52が形成される。
【0032】
その後、図7(C)に示されるとおり、凹部52のシリコン基板上に、エピタキシャル成長法によりシリコンカーバイド層36,38を、2nm程度に薄く形成する。それに引き続いて、シリコンカーバイド層36,38上にN型不純物をドープしたシリコンをエピタキシャル成長してソース領域32とドレイン領域34とを形成する。その結果、図示されるとおり、ゲート電極24の両側にソース領域32及びドレイン領域34が形成される。好ましくは、ソース領域32とドレイン領域34は、ゲート電極24の両端部とオーバラップしない、若しくはわずかにオーバーラップするように形成される。このオーバーラップの程度は、PN接合形成時の熱アニール工程に比較するとより高い精度で制御することができる。
【0033】
図8は、ゲート・インデュースト・ドレイン・リーケージ(GIDL)現象を示す図である。図8には、図1に示した従来例のゲート電極24、ゲート絶縁膜22及びソース領域18方向のエネルギー準位図が示されている。この状態では、ゲート電圧Vgが低く制御されて、ゲート電極24のレベルが高くなっている。そのため、ゲート電極24と重なるゲート絶縁膜22直下のソース領域18のエネルギーレベルも、ゲート絶縁膜22のカップリングにより高くなり、その結果、ソース領域18内の価電子帯内の電子が、導電帯側にトンネル注入し、ソース領域からチャネル領域にキャリアが注入され、ドレイン電流が発生する。これが、GIDL現象であり、図6のグラフの一点鎖線で示した特性(GIDL)の原因となる。このように、ゲート電極とソース領域との重なりが大きくなると、ゲート電圧を下げた時の影響がソース領域内にもおよび、上記のようなオフ状態にもかかわらずドレイン電流が増加する現象を招くことになる。
【0034】
本実施の形態では、ソース領域とドレイン領域を不純物のイオン注入とアニール工程により形成しないので、ゲート電極とソース領域との重なりの程度を殆どゼロまたは非常に小さくすることができ、上記のようなGIDL現象を抑制することができる。つまり、図7(B)(C)に示した製造工程において、凹部52のエッチングにて、ゲート電極24の下へのアンダーエッチングをできるだけ小さくするように制御することで、そのような重なりを抑えることができる。
【0035】
本実施の形態のMIS型FETは、図4に示したチャネルが基板の表面に形成されるものに限定されない。例えば、FIN型や縦型構造であっても良い。図9は、FIN型のMIS型FETの一例を示す斜視図である。このFETは、少なくとも表面が絶縁材料からなる基板1の表面に、四角柱形状のシリコンからなるソース領域32と、SiCからなるソース・バリア層36と、ゲート電極24の中に埋め込まれているシリコンからなるチャネル領域(図示せず)と、SiCからなるドレイン・バリア層(図示せず)と、シリコンからなるドレイン領域34とが順に形成されている。そして、チャネル領域の左右と上側の3方向から囲むようにゲート電極24が、ゲート絶縁膜22を介して形成される。つまり、ゲート電極24の両側にソース領域32とドレイン領域34とが羽状(fin形状)に形成されている。ソース、ドレイン領域はそれぞれN型シリコン、図示しないチャネル領域はP型シリコンで形成されている。また、両バリア層はノンドープである。
【0036】
この構成において、ソース・チャネル領域間とドレイン・チャネル領域間に、それらよりもバンドギャップが大きく、電子親和力が小さいバリア層がそれぞれ形成されている。従って、ソース領域またはドレイン領域からチャネル領域へのキャリアの注入は、バリア層のトンネル注入により行われるので、ゲート電圧によるドレイン電流のオン・オフ電流比を大きくすることができる。
【0037】
図10は、本実施の形態における縦型のMIS型FETの一例を示す断面図である。このMIS型FETは、P型のシリコン基板30のひとつの水平面に、SiCからなるノンドープのドレインバリア層38と、N型のシリコンからなるドレイン領域34とが形成されている。また、シリコン基板30の縦方向の壁にゲート絶縁膜22を介してゲート電極24が形成されている。更に、シリコン基板30の別の水平面状に、SiCからなるノンドープのソースバリア層36と、N型のシリコンからなるソース領域32とが形成されている。従って、チャネルは、シリコン基板20の縦方向の壁とドレイン領域側の水平面の界面領域に形成される。
【0038】
この縦型構造のFETにおいても、ソース・チャネル領域間とドレイン・チャネル領域間に、それらよりもバンドギャップが大きく、電子親和力が小さいバリア層がそれぞれ形成されている。従って、ソース領域またはドレイン領域からチャネル領域へのキャリアの注入は、バリア層のトンネル注入により行われるので、ゲート電圧によるドレイン電流のオン・オフ電流比を大きくすることができる。
【0039】
上記の実施の形態では、ソース領域側とドレイン領域側の両側にSiCからなるバリア層を設けている。これは、トランジスタの動作は、ソース領域とドレイン領域のいずれかが、キャリアが注入されるソースとしての機能を有するようになるので、両側にバリア層を設けることが好ましい。
【0040】
また、上記の実施の形態では、ソース領域とドレイン領域がN型のシリコン半導体で形成されている。しかしながら、ソース領域及びドレイン領域が、電子親和力がバリア層より大きい金属材料(例えば、Mo,Ta,W)または金属シリサイド(例えば、CoSi2やNiSi)で形成されてもよい。その場合でも、図5に示したようなエネルギー準位を構成する構造であれば、ソース領域からチャネル領域へのキャリア注入を、バリア層のトンネル注入により行うことができ、そのトンネル注入をゲート・チャネル間の電圧で制御することができるので、短チャネル化されても、ドレイン電流のオン・オフ比を大きくすることができる。
【0041】
更に、上記の実施の形態では、バリア層は、SiCにより形成されているが、ソース領域よりバンドギャップが大きく、または電子親和力が小さく、それによりソース領域からみてエネルギーの障壁が形成される材料であれば他の材料でも良い。但し、シリコン半導体基板上にエピタキシャル成長可能な格子整合する材料である必要がある。また、バリア層の厚さは、ソース・ドレイン間にバイアス電圧が印加された状態で、ゲートに導通用の電圧が印加されない状態で、キャリアの注入を抑制するエネルギーバリアが形成され、ゲートに導通用の電圧が印加された状態で、トンネル注入が生じる程度であれば良い。
【0042】
以上、実施の形態例をまとめると以下の付記の通りである。
【0043】
(付記1)MIS型電界効果トランジスタにおいて、
チャネル領域と、
当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、
前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域よりバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層とを有し、
当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0044】
(付記2)付記1において、
前記ドレイン・ソース間にバイアス電圧が印加された状態で、前記ゲート電極とチャネル領域間に印加される電圧に応じて、前記ソースバリア層のトンネル確率が制御されることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0045】
(付記3)付記1において、
前記チャネル領域が、第1導電型の第1の半導体からなり、
前記ソース領域及びドレイン領域が、前記第1導電型と反対の第2導電型の第1の半導体からなり、
前記ソースバリア層は、前記第1の半導体よりもバンドギャップが大きい第2の半導体からなることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0046】
(付記4)付記3において、
前記第1の半導体がシリコンであり、前記第2の半導体がシリコンカーバイドであるあることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0047】
(付記5)付記1において、
更に、前記ドレイン領域とチャネル領域との間に、前記ドレイン領域よりバンドギャップが大きい材料からなるドレインバリア層を有し、当該ドレインバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがドレイン領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0048】
(付記6)MIS型電界効果型トランジスタにおいて、
第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、
当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側に設けられた前記第1導電型と反対の第2導電型の半導体からなるソース領域及びドレイン領域と、
前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい半導体材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0049】
(付記7)付記6において、
前記チャネル領域とソース領域及びドレイン領域は、シリコン半導体からなり、ソースバリア層はシリコンカーバイド半導体からなることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0050】
(付記8)付記6において、
更に、前記ドレイン領域とチャネル領域との間に、前記ドレイン領域より電子親和力が小さい半導体材料からなるドレインバリア層を有し、当該ドレインバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがドレイン領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0051】
(付記9)MIS型電界効果型トランジスタにおいて、
第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、
当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、
前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい材料であって、前記チャネル領域及びソース領域と格子整合する材料からなるソースバリア層とを有し、
当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0052】
(付記10)付記9において、
前記ソース領域は、金属材料または金属シリサイドのいずれかで形成されることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0053】
(付記11)付記9において、
更に、前記ドレイン領域とチャネル領域との間に、前記ドレイン領域より電子親和力が小さい材料からなるドレインバリア層を有し、当該ドレインバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがドレイン領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0054】
(付記12)付記1乃至11のいずれかにおいて、
前記ソース領域は、絶縁基板上に形成されていることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
【0055】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、短チャネル効果を抑制したMIS型電界効果トランジスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なMIS型FETの断面図である。
【図2】図1のトランジスタのエネルギー準位図である。
【図3】短チャネル効果を説明するためのエネルギー準位図である。
【図4】本実施の形態におけるMIS型FETの断面図である。
【図5】本実施の形態のMIS型FETのエネルギー準位図である。
【図6】ドレイン電流のオン・オフ比を示す図である。
【図7】本実施の形態のMIS型FETの製造プロセスを示す図である。
【図8】ゲート・インデュースト・ドレイン・リーケージ(GIDL)現象を示す図である。
【図9】FIN型のMIS型FETの一例を示す斜視図である。
【図10】本実施の形態における縦型のMIS型FETの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
22:ゲート絶縁膜、24:ゲート電極、32:ソース領域、
34:ドレイン領域、36:ソースバリア層、38:ドレインバリア層、
46:チャネル領域

Claims (7)

  1. MIS型電界効果トランジスタにおいて、
    チャネル領域と、
    当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、
    前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域よりバンドギャップが大きい材料からなるソースバリア層とを有し、
    当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  2. 請求項1において、
    前記ドレイン・ソース間にバイアス電圧が印加された状態で、前記ゲート電極とチャネル領域間に印加される電圧に応じて、前記ソースバリア層のトンネル確率が制御されることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  3. 付記1において、
    前記チャネル領域が、第1導電型の第1の半導体からなり、
    前記ソース領域及びドレイン領域が、前記第1導電型と反対の第2導電型の第1の半導体からなり、
    前記ソースバリア層は、前記第1の半導体よりもバンドギャップが大きい第2の半導体からなることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  4. 請求項3において、
    前記第1の半導体がシリコンであり、前記第2の半導体がシリコンカーバイドであるあることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  5. 請求項1において、
    更に、前記ドレイン領域とチャネル領域との間に、前記ドレイン領域よりバンドギャップが大きい材料からなるドレインバリア層を有し、当該ドレインバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがドレイン領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  6. MIS型電界効果型トランジスタにおいて、
    第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、
    当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極の両側に設けられた前記第1導電型と反対の第2導電型の半導体からなるソース領域及びドレイン領域と、
    前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい半導体材料からなるソースバリア層とを有し、当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
  7. MIS型電界効果型トランジスタにおいて、
    第1導電型の半導体からなるチャネル領域と、
    当該チャネル領域に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極の両側に設けられたソース領域及びドレイン領域と、
    前記ソース領域とチャネル領域との間に設けられ、当該ソース領域より電子親和力が小さい材料であって、前記チャネル領域及びソース領域と格子整合する材料からなるソースバリア層とを有し、
    当該ソースバリア層は、ゲート電圧が印加された時にキャリアがソース領域からチャネル領域にトンネル注入される程度に薄い膜厚を有することを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。
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