【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自走式耐火物流し込み装置に係り、特に高炉樋の耐火物施工に用いて最適な自走式耐火物流し込み装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
高炉から流出する溶銑を流す高炉樋は、通常不定形耐火物を型に流し込んで構築される。
【０００３】
上記耐火物材料の流し込み施工には、走行車を用いて不定形耐火物を流し込んで行く手段がとられている。
【０００４】
従来のこの種の耐火物流し込み装置としては、施工箇所にレールを施設し、このレール上に載装される台車に不定形耐火物容器を搭載し、この容器から不定形耐火物を施工箇所へ流下させて施工するようになされたもの（特許文献１参照）、あるいは多段式のブームを備えた無限軌道車にミキサおよびポンプを搭載し、ブームに併設されるホースを通じブームの先端位置から不定形耐火物を吐出させて流し込み施工を行うようになされたもの（特許文献２参照）がある。
【０００５】
【特許文献１】
実開平７−３８１６３号公報
【特許文献２】
実開平６−２７３０６４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかして前記特許文献１に記載の装置では、施工場所の両側にレールを施設することが必要となるので、流し込み施工に先立っての段取りに著しく手数と時間を要するという問題点がある。
【０００７】
前記特許文献２に記載のものでは、余分な段取りの必要がなく、施工時間の短縮および少ない人員での施工が可能である反面、混練された不定形耐火物をポンプにより圧送することから、高粘度あるいは大きい粒子を配合した耐火物の流し込み材では圧送することができず、使用する流し込み材に限定を受けるという問題点がある。
【０００８】
本発明はこれに鑑み、施工に関する段取りが容易であり、かつ使用する流し込み材に限定を受けることのない自走式耐火物流し込み装置を提供することを課題としてなされたものである。
【０００９】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、自走可能な台車にミキサおよびこのミキサから排出される耐火物の流し込み材を受けとって所定の箇所へ搬送する搬送手段を搭載し、この搬送手段は如何なる耐火物による流し込み材にも対応可能なベルトコンベアで構成されていることを特徴とする。
【００１０】
前記ベルトコンベアは台車の走行方向に対し直交する方向に設けることが好ましい。
【００１１】
また、前記台車は少なくとも前後一対ずつの車輪を備えるようにし、一方の一対の車輪を操向させる操向装置を設けて任意方向に自走可能とすることが自由度を増すうえで好ましい。
【００１２】
いずれにおいても、流し込み施工に先立つ段取りがきわめて少なくてすむとともに、施工時に流し込み材の耐火物材料をミキサに投入するだけでよく、これらにより作業工数の削減と施工時間の大幅な短縮を図ることができる。
【００１３】
また耐火物の流し込み位置への搬送はベルトコンベアによるので、如何なる性状の耐火物による流し込み材であっても支障なく行なえ、使用目的に叶う耐火物の選定の自由度を増大させることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【００１５】
図１は本発明による自走式耐火物流し込み装置の一実施形態の側面図を、図２は同平面図を、そして図３は同正面図を示しており、台車１は上部架台２と下部フレーム３とで平面視長方形状に形成され、下部フレーム３の長手方向両端近くの位置に設けられた軸受に一対ずつのタイヤ式の車輪４，４，５，５が軸支されている。
【００１６】
前記上部架台２上には台車走行用のモータ６が搭載され、このモータ６の出力軸と一端側の車輪５，５の車軸７とに固着のスプロケット８，９にチェン１０が巻装されてモータ６の回転が車軸５，５に伝達されるようになっている。
【００１７】
他端側の車軸４，４は操向装置１１により操向可能とされている。図示の実施形態におけるこの操向装置１１は、上部架台２の下面に固設された旋回台１２、１２と、この旋回台１２，１２に回転自在に支持され前記車輪４，４の軸受１３，１３を支持する旋回軸１４，１４と、この旋回軸１４、１４に半径方向に突設された旋回アーム１５，１５と、前記上部架台２の下部に支持された双頭型の電動シリンダ１６とを備え、この電動シリンダ１６の各ロッド１６ａ、１６ａが前記旋回アーム１５，１５の先端に連結されていて、該シリンダ１６の作動により各旋回アーム１５，１５が同方向に同角度回動して車輪４、４を操向させるように構成されている。
【００１８】
前記上部架台２の中央上部にはミキサ１７が搭載され、このミキサ１７の上部には耐火材料の供給を受ける供給口１８が設けられ、同下端の吐出口１９は、上部架台２の下部に向けて開口されている。この吐出口１９は、上部架台２に搭載のモータ２０により図示しないゲート部材を作動させて混練済みの耐火材料（流し込み材）の排出が制御されるようになっている。
【００１９】
前記ミキサ１７の一端側の上部架台２上には水タンク２１が搭載され、前記ミキサ１７と水タンク２１とを連通するパイプ２２を通じてミキサ１７に混練用の水を計量して供給するようになっている。このパイプ２２の途中部にはバルブ２２ａが設けられている。
【００２０】
前記ミキサ１７内の混練羽根（図示せず）は、上部架台２に搭載の混練用モータ２３によりチエン２４を介して混練羽根軸２５を回動することにより混練羽根が回動し、耐火材料を混練する。
【００２１】
図中符号２６は、水タンク２１へ水を補給するためのホースを巻回するホースリール、２７は給電用ケーブル巻回する給電ケーブル用リールを示す。
【００２２】
前記上部架台２の長手方向中央位置の下部には、該架台２に直交する方向にベルトコンベア構造の搬送手段３０が設けられている。
【００２３】
この実施形態においては、搬送手段３０が水平面内で旋回動可能とされているとともに、その長手方向に移動可能とされており、その旋回中心となる位置のベルト３１の上面中心が前記ミキサ１７の吐出口１９の中心に位置するように正対しておかれている。
【００２４】
上記搬送手段３０の旋回および移動機構は下記のようになっている。すなわち下部フレーム３に固設された旋回台３２と、この旋回台３２に回転自在に立設された旋回軸３３と、この旋回軸３３に固定された支持架台３４と、この支持架台３４の両側部に垂直軸により軸受された鍔付きの支持ローラ３５，３５と、これら支持ローラ３５，３５間に支持されるベルト枠３６とで構成され、このベルト枠３６の前後に設けられたプーリー間にベルト３１が無端回動自在に巻装支持されている。このプーリーの一つが前記支持架台３４に搭載の図示しないモータにより駆動されるようになっており、ベルト３１を回動させるようになっている。
【００２５】
前記旋回軸３３には図示しないモータにより回転が与えられるようになっていて、該旋回軸３３を中心にベルト枠３６が水平面内で所定の範囲内で旋回動されるようになっており、また前記支持ローラ３５，３５には同じく図示しないモータにより回転が与えられるようになっていて、該ローラ３５，３５の回転でベルト枠３６が進退移動されるようになっている。
【００２６】
図中符号３７は制御盤、３８は操作盤、３９は耐火材料投入時に発塵する塵埃を吸引する発塵防止用集塵機を示す。
【００２７】
次に上記実施形態の作用を説明する。
【００２８】
図４，図５は高炉樋の施工例を示しており、図４は平面図を、図５は断面図を示している。
【００２９】
図５において４０は高炉樋の裏張り、４１は中子、４２はこの中子４１を支持する支持部材、４３は前記裏張り４０と中子４１との間で構成される流し込み空間を示している。
【００３０】
上記流し込み空間４３への流し込み材の流し込み施工に際しては、まず台車１を図４、図５のように所定の位置へ自走させて停車させる。それに先き立つか、または停車後にミキサ１７内にその供給口１８から耐火材料を供給するとともにバルブ２２ａを開けて水タンク２１から所定量の水を供給したのちモータ２３を駆動して撹拌羽根軸２５を回動させ、その撹拌羽根により撹拌を行う。
【００３１】
次いで搬送手段３０の旋回軸３３を回動させるとともに支持ローラ３５，３５を回動してベルト３１の末端位置を前記流し込み空間４３の直上位置に臨ませる。
【００３２】
こうしたのち搬送手段３０のベルト３１を駆動するとともにミキサ１７の投入口１９を開口して混練済みの流し込み材をベルト３１上に供給する。
【００３３】
ベルト３１上に供給された流し込み材は、そのベルト３１の回動によりその末端から前記流し込み空間４３内へ流し込まれる。
【００３４】
流し込み材の流し込み位置を変えるには、支持ローラ３５，３５を駆動してベルト枠３６を進退移動および旋回軸３３を回動して旋回動させて行うが、これでは間に合わないときは台車１を走行させて行う。その間、ミキサ１７における混練作業は継続して行う。
【００３５】
図６は台車１の一端部にジブクレーン４４の基柱４５を立設し、このジブクレーン４４の基柱４５の上端に油圧シリンダ４６により起状動自在に枢支されたアーム４７でフレキシブルコンテナバッグ４８を吊持するようにし、耐火材料をミキサ１７の供給口１８に投入するようにした場合を示している。
【００３６】
このようにすれば、他に既設のクレーンの使用制限があるようなとき、アイドルタイムを削減して効率よく作業を進めることができる。
【００３７】
図６における他の構成は図１〜図３と同じであることから、これと対応する部分には同一符号を付すに留め、その詳細な説明は省略する。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、流し込み施工に先立っての段取りがきわめて少なくてすむと同時に、施工時に耐火物の材料をミキサに投入するだけでよいから、施工時の作業工数の削限と施工時間の大幅な短縮を図ることができる。
【００３９】
また、耐火材の流し込みはベルトコンベアにより行なうので、耐火物の如何にかかわらず支障なく行うことができ、対象となる施工箇所の要求に速やかに対応することができる。
【００４０】
請求項２のようにベルトコンベアを台車の走行方向に対し直交する方向に設ければ、台車を施工箇所の横に位置させればよいので、周辺のどこへでも移動させて作業を進めることができ、作業の自由度を増すことができる。
【００４１】
請求項３のように台車に操向装置を付設すれば、任意所望の位置への位置付けが容易にでき、作業性を向上させることができる。
【００４２】
請求項４，５によれば、ベルトコンベアによる流し込み位置の微妙な位置合わせが容易にでき、正確な流し込みができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による自走式耐火物流し込み装置の一実施形態を示す側面図。
【図２】同、平面図。
【図３】同、正面図。
【図４】同、作業状態を示す平面図。
【図５】同、正面図。
【図６】同、他の実施形態を示す側面図。
【符号の説明】
１ 台車
２ 上部架台
３ 下部フレーム
４、５ 車輪
１１ 操向装置
１２ 旋回台
１４ 旋回軸
１５ 旋回アーム
１６ 電動シリング
１７ ミキサ
１８ 供給口
１９ 吐出口
２１ 水タンク
２５ 混練羽根軸
３０ 搬送手段
３１ ベルト
３２ 旋回台
３３ 旋回軸
３４ 支持架台
３５ 支持ローラ
３６ ベルト枠
４０ 高炉樋の内張り
４１ 中子
４３ 流し込み空間
４４ ジブクレーン
４８ フレキシブルコンテナバッグ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a self-propelled refractory distribution device, and more particularly to a self-propelled refractory distribution device optimally used for refractory construction of a blast furnace gutter.
[0002]
[Prior art]
A blast furnace gutter for flowing hot metal flowing out of a blast furnace is usually constructed by pouring an amorphous refractory into a mold.
[0003]
In the casting of the above-mentioned refractory material, means for pouring an irregular-shaped refractory using a traveling vehicle is used.
[0004]
As a conventional refractory logistics device of this type, a rail is installed at the construction site, an irregular refractory container is mounted on a truck mounted on this rail, and the irregular refractory is transferred from this container to the construction site. A mixer and a pump are mounted on a crawler that is constructed to flow down (see Patent Document 1) or a multi-stage boom equipped with a boom, and is indefinite from the end of the boom through a hose attached to the boom. There is one in which a refractory is discharged to perform pouring work (see Patent Document 2).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-38163 [Patent Document 2]
JP-A-6-273064
[Problems to be solved by the invention]
However, in the apparatus described in Patent Document 1, it is necessary to provide rails on both sides of the construction site, and therefore, there is a problem in that the setup prior to the pouring work requires a lot of trouble and time.
[0007]
According to the above-mentioned Patent Document 2, there is no need for extra setup, and it is possible to shorten the construction time and to perform the construction with a small number of people. There is a problem that a refractory pouring material containing viscous or large particles cannot be fed by pressure and is limited by the pouring material used.
[0008]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a self-propelled refractory logistics dispensing apparatus that can be easily set up for construction and is not limited by a pouring material to be used.
[0009]
[Means for solving the problem]
As a means for solving the above-mentioned problems, the present invention has a self-propelled bogie equipped with a mixer and conveying means for receiving a refractory pouring material discharged from the mixer and conveying the material to a predetermined location. It is characterized by being constituted by a belt conveyor that can also be used for casting materials made of refractories.
[0010]
It is preferable that the belt conveyor be provided in a direction orthogonal to the traveling direction of the cart.
[0011]
In addition, it is preferable that the bogie has at least a pair of front and rear wheels, and a steering device that steers one pair of wheels is provided so that the bogie can run in an arbitrary direction to increase the degree of freedom.
[0012]
In each case, the setup prior to casting is extremely small, and the refractory material of the casting material only needs to be charged into the mixer at the time of construction, which can reduce the number of work steps and drastically shorten the construction time. it can.
[0013]
In addition, since the refractory is transported to the pouring position by the belt conveyor, it is possible to use any type of refractory pouring material without any trouble, and it is possible to increase the degree of freedom in selecting a refractory suitable for the purpose of use.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to embodiments shown in the drawings.
[0015]
1 is a side view of one embodiment of a self-propelled refractory logistics loading device according to the present invention, FIG. 2 is a plan view thereof, and FIG. 3 is a front view thereof. A pair of tire-type wheels 4, 4, 5, and 5 are supported by bearings formed in a rectangular shape in plan view with the frame 3 and provided at positions near both ends in the longitudinal direction of the lower frame 3.
[0016]
A carriage 6 is mounted on the upper gantry 2 and a chain 10 is wound around sprockets 8 and 9 fixed to the output shaft of the motor 6 and the axles 7 of the wheels 5 and 5 at one end. The rotation of the motor 6 is transmitted to the axles 5 and 5.
[0017]
The axles 4 and 4 at the other end can be steered by a steering device 11. The steering device 11 in the illustrated embodiment includes a swivel base 12, 12 fixedly provided on the lower surface of the upper gantry 2, and a bearing 13 for the wheels 4, 4 rotatably supported by the swivel base 12, 12. The pivot shafts 14, 14 for supporting the pivot 13, the pivot arms 15, 15 protruding from the pivot shafts 14, 14 in the radial direction, and a double-headed electric cylinder 16 supported at a lower portion of the upper base 2. Each of the rods 16a, 16a of the electric cylinder 16 is connected to the tip of the turning arm 15, 15, and the operation of the cylinder 16 causes the turning arm 15, 15 to turn in the same direction by the same angle to rotate the wheel. 4 and 4 are configured to be steered.
[0018]
A mixer 17 is mounted on the upper center of the upper pedestal 2, and a supply port 18 for receiving a supply of a refractory material is provided on the upper part of the mixer 17. It is open. The discharge port 19 is configured such that a gate member (not shown) is operated by a motor 20 mounted on the upper base 2 to control the discharge of the kneaded refractory material (cast material).
[0019]
A water tank 21 is mounted on the upper pedestal 2 at one end of the mixer 17, and the water for kneading is measured and supplied to the mixer 17 through a pipe 22 communicating the mixer 17 and the water tank 21. ing. A valve 22a is provided in the middle of the pipe 22.
[0020]
The kneading blades (not shown) in the mixer 17 are rotated by a kneading blade shaft 25 via a chain 24 by a kneading motor 23 mounted on the upper pedestal 2 so that the kneading blades rotate, and the refractory material is removed. Knead.
[0021]
In the drawing, reference numeral 26 denotes a hose reel for winding a hose for supplying water to the water tank 21, and 27 denotes a power supply cable reel for winding a power supply cable.
[0022]
Below the center of the upper gantry 2 in the longitudinal direction, a conveyor 30 having a belt conveyor structure is provided in a direction orthogonal to the gantry 2.
[0023]
In this embodiment, the conveying means 30 is capable of turning in a horizontal plane and is movable in the longitudinal direction, and the center of the upper surface of the belt 31 at the position of the turning center is the position of the mixer 17. It faces directly so that it may be located in the center of the discharge port 19.
[0024]
The turning and moving mechanism of the transfer means 30 is as follows. That is, a swivel 32 fixed to the lower frame 3, a swivel shaft 33 rotatably provided on the swivel 32, a support frame 34 fixed to the swivel shaft 33, and both sides of the support frame 34 It is composed of flanged support rollers 35, 35 which are supported by a vertical shaft at a portion, and a belt frame 36 supported between the support rollers 35, 35, between pulleys provided before and after the belt frame 36. A belt 31 is wound and supported so as to be endlessly rotatable. One of the pulleys is driven by a motor (not shown) mounted on the support base 34, and rotates the belt 31.
[0025]
The turning shaft 33 is provided with rotation by a motor (not shown), and the belt frame 36 is turned around a predetermined range in a horizontal plane about the turning shaft 33. The support rollers 35, 35 are also rotated by a motor (not shown), and the rotation of the rollers 35, 35 causes the belt frame 36 to move forward and backward.
[0026]
In the drawing, reference numeral 37 denotes a control panel, 38 denotes an operation panel, and 39 denotes a dust-prevention dust collector that sucks dust generated when a refractory material is charged.
[0027]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
[0028]
4 and 5 show examples of the construction of the blast furnace gutter, FIG. 4 shows a plan view, and FIG. 5 shows a sectional view.
[0029]
In FIG. 5, reference numeral 40 denotes a lining of a blast furnace gutter, 41 denotes a core, 42 denotes a supporting member for supporting the core 41, and 43 denotes a pouring space formed between the backing 40 and the core 41. I have.
[0030]
At the time of pouring the pouring material into the pouring space 43, the carriage 1 is first self-propelled to a predetermined position as shown in FIGS. Prior to this, or after stopping, the refractory material is supplied into the mixer 17 from the supply port 18 and a predetermined amount of water is supplied from the water tank 21 by opening the valve 22a, and then the motor 23 is driven to drive the stirring blade shaft. 25 is rotated and the stirring is performed by the stirring blades.
[0031]
Next, the turning shaft 33 of the conveying means 30 is turned and the supporting rollers 35, 35 are turned so that the end position of the belt 31 faces the position immediately above the pouring space 43.
[0032]
After that, the belt 31 of the conveying means 30 is driven, and the inlet 19 of the mixer 17 is opened to supply the kneaded pouring material onto the belt 31.
[0033]
The pouring material supplied onto the belt 31 is poured into the pouring space 43 from the end by the rotation of the belt 31.
[0034]
To change the pouring position of the pouring material, the supporting rollers 35, 35 are driven to move the belt frame 36 forward and backward, and the turning shaft 33 is turned so as to be swiveled. Make it run. Meanwhile, the kneading operation in the mixer 17 is continuously performed.
[0035]
In FIG. 6, a base column 45 of a jib crane 44 is erected at one end of the bogie 1, and a flexible container bag 48 is mounted on an upper end of the base column 45 of the jib crane 44 by an arm 47 pivotally supported by a hydraulic cylinder 46 so as to be able to move. Is suspended, and a refractory material is supplied to the supply port 18 of the mixer 17.
[0036]
In this way, when there is another restriction on the use of the existing crane, the idle time can be reduced and the work can be performed efficiently.
[0037]
Since other configurations in FIG. 6 are the same as those in FIGS. 1 to 3, the same reference numerals are given to the corresponding portions, and detailed description thereof will be omitted.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the setup prior to casting is extremely small, and at the same time, only the refractory material needs to be charged into the mixer at the time of construction. And the construction time can be greatly reduced.
[0039]
In addition, since the refractory material is poured by the belt conveyor, the refractory material can be poured regardless of the refractory material, and the request for the target construction site can be promptly responded.
[0040]
If the belt conveyor is provided in a direction perpendicular to the traveling direction of the cart as in claim 2, the cart can be positioned beside the construction location, so that it is possible to move the cart to anywhere in the vicinity and proceed with the work. And the degree of freedom of work can be increased.
[0041]
If the steering device is attached to the truck as in claim 3, positioning at any desired position can be easily performed, and workability can be improved.
[0042]
According to the fourth and fifth aspects, fine positioning of the pouring position by the belt conveyor can be easily performed, and accurate pouring can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of a self-propelled refractory physical distribution device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the same.
FIG. 3 is a front view of the same.
FIG. 4 is a plan view showing the same working state.
FIG. 5 is a front view of the same.
FIG. 6 is a side view showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Dolly 2 Upper gantry 3 Lower frame 4, 5 Wheel 11 Steering device 12 Swivel base 14 Swivel shaft 15 Swivel arm 16 Electric silling 17 Mixer 18 Supply port 19 Discharge port 21 Water tank 25 Kneading blade axis 30 Transport means 31 Belt 32 Rotation Table 33 Revolving shaft 34 Support stand 35 Support roller 36 Belt frame 40 Blast furnace gutter lining 41 Core 43 Pour space 44 Jib crane 48 Flexible container bag
