JP2004215475A - チョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用モータ - Google Patents

Abstract

【解決手段】複數個のピン結合孔５４２を有する締結突起５４０が突設されたエンドカバー５４と；上記エンドカバー５４の締結突起と結合される締結溝９２を具備したコネクタレグ９８が形成され，上記コネクタレグ９８の上側にはワイヤハネスとの結合の爲の結合端９４が一體に形成され，その内部に複数個のピンが埋設されたコネクタ９０と；及びモータ驅動時發生される電磁界波を遮斷する爲，上記複數個のピン９６と接觸するようコネクタレグ９８に内設されたチョークコイル９９を包含する。
【効果】モータ驅動の爲の電源が印加されるリード線の管理が容易で，モータがＲＦＩ（電磁波遮蔽）機能を持たせるチョークコイル設置空間を別途にモータ内に確保する必要が無い。このため，モータの生産性を向上させることができるのは勿論、内部空間が充分でない小型モータの場合にも，ＲＦＩ機能を裝着することができる。
【選択図】 図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本發明は車輛のコンデンサ用クーリングファンモータに關するもので，これは特に，クーリングファンモータのアマチュアシャフト終端が回轉されて支持するようにしたベアリングが内挿されるエンドカバーにチョークコイルが内藏された直接附着式コネクタハウジングを裝着することで，モータ驅動の爲に電源が印加されるリード線の管理が容易であるぱかりでなく，不必要なケーブル及びターミナル等の部品數を減らしてリード線上に發生する電壓降下を最小化し，上記の如き部品縮小に依りモータの生産性を向上させることができるようにし，内藏されたチョークコイルに依り電磁波遮蔽機能を持たせるようにしたチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用クーリングファンモータに關するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に，クーリングファンを回轉させてコンデンサを通過する冷媒を冷却させる爲には上記クーリングファンを回轉させるようにするモータが具備される。
【０００３】
圖１はこのようなクーリングファンを回轉させてコンデンサを通過する冷媒を冷却させる爲の從來のコンデンサ用クーリングファンモータを示している。
【０００４】
從來のコンデンサ用クーリングファンモータは，軸が貫通される貫通孔（１０ａ）と第１ベアリング（３０）が收納される第１收納部（１０ｂ）を持つハウジング（１０）と，フランジ（１４ａ）を通じてハウジング（１０）と對向して結合され第２ベアリング（３２）が收納される第２收納部（１４ｂ）を持つエンドカバー（１４）と，一端がハウジング（１０）の貫通孔（１０ａ）を貫通し延長された状態で第１ベアリング（３０）に依り回轉可能に支持され，他端は第２ベアリング（３２）に依り回轉可能に支持されるアマチュアシャフト（２０）と，このアマチュアシャフト（２０）の外周部に狹まれるアマチュア（２２）と，このアマチュア（２２）とエンドカバー（１４）に配置されている整流子（２４）と，スプリング（２８）に依り彈性加壓された状態で電池から印加された電氣を整流子（２４）を通じてアマチュア（２２）に供給するブラシ（２６）で構成されている。
【０００５】
エンドカバー（１４）の外側面には締結孔（１６ａ）が形成されたマウンチングブラケット（１６）が附着されている。
【０００６】
ハウジング（１０）の内側面上にはアマチュア（２２）と對向してマグネット（１２）が附着される構成でなされている。
【０００７】
上記の樣に構成された從來のコンデンサ用クーリングファンモータは，ブラシ（２６）を通じて整流子片（２５）に印加された電氣がワイヤ（３８）を通じてアマチュア（２２）に供給されると，マグネット（１２）の磁力に依り回轉力が發生されながらアマチュアシャフト（２０）を回轉させることになる。この時，アマチュアシャフト（２０）の一端に形成されたファン裝着部（２０ａ）にはクーリングファンが固定されるので，アマチュアシャフト（２０）の強力な回轉力に依りクーリングファンが高速で回轉しながらコンデンサに流れる冷媒を冷却させることになる。
【０００８】
上記のクーリングファンモータの組立時には，エンドカバー（１４）をジグに固定させた状態で，第２收納部（１４ｂ）に第２ベアリング（３２）を押入した後，整流子（２４）とアマチュア（２２）が裝着されているアマチュアシャフト（２０）の一端を第２ベアリング（３２）に挾む一方，他端には第２ベアリング（３２）を挾んた後、別途のジグを使用しハウジング（１０）を結合して組立を完了することになる。
【０００９】
この時，第１ベアリング（３０）と第２ベアリング（３２）を使用してアマチュアシャフト（２０）を回轉可能に裝着するためエアキヤップが發生するようになり，組立ラインではこのエアキヤップの間隔だけ適切な大きさのワシャ（３４， ３６）を挾めアマチュアシャフト（２０）の長さ方向の流動を制止する。
【００１０】
一方，上記クーリングファンモータに電源を印加させるようにするリード線（４２）を包含するケーブル（４４）の一端は，モータ外部からエンドカバー（１４）のターミナルを通じてその内部に形成されたブラシ（２６）に各各連結され，その他端は電池から印加された電源を供給するワイヤハネス（圖示省略）と結合されるようになるコネクタ（４０）に連結される。
【００１１】
しかし，上記の樣な構成になされた從來のコンデンサ用クーリングファンモータは，モータに電源を供給する爲には，モータの製作過程から別途の工程を介してブラシと延設されるターミナルにモータの外部に引出されるリード線を連結させなければならなかったので，モータ製作に從う製作工程が追加されるのは勿論，これに依りモータの組立性が低下される短點があった。
【００１２】
また，上記の樣にターミナルを通じてブラシに連結されるリード線に對する管理が複雜になるのは勿論，モータ後面部に引出されたリード線他端を，更にワイヤハネスが結合されるコネクタに連結させなければならない煩雜さがあったし，上記の樣にコネクタとモータの間にリード線が存在することによって，コネクタを通じて入力された電源がリード線を介しながら電壓が降下する缺點があった。
【００１３】
一方，最近はＥＭＩ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｍａｇｎｅｔｉｃ Ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ）規制に對する要求が深刻になりながら，全てのモータに電磁波遮蔽（ＲＦＩ）機能の爲にチョークコイル（Ｃｈｏｋｅ−Ｃｏｉｌ）を設置するようにし，上記チョークコイルに依りモータから發生される高周波を抑制させるようにしている。
【００１４】
しかし，從來は大部分のモータがその内部にチョークコイルが内藏されるモータ内藏型で構成されることで，チョークコイルが安定されなかったばかりでなく，これをモータハウジングに内設させて裝着する爲には，裝着するのに必要なモータ内の充分な設置空間を確保しなければいけないが，最近出市されるモータの場合にはモータの必須構成品を設置して殘りのチョークコイル空間を確保するのに多大な困難に遭ったし，これに依りモータの組立性が顯著に低下される等の多い問題があった。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
本發明は上記の樣な從來技術の各種問題點を改善させる爲に案出されたものでその目的は，クーリングファンモータのアマチュアシャフト終端が回轉されて支持するようにしたベアリングが内挿されるエンドカバーにチョークコイルが内藏された直接附着式コネクタハウジングを裝着することで，モータ驅動の爲に電源が印加されるリード線の管理が容易であるばかりでなく，不必要なケーブル及びターミナル等の部品數を減らしてリード線上に發生する電壓降下を最小化し，上記の樣な部品縮小に依り，モータの生産性を向上させることができるチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用モータを提供するのにある。
【００１６】
また，本發明の他の目的は上記の樣な直附式コネクタの内部にチョークコイルを内藏させることで，内藏されたチョークコイルに依り電磁波遮蔽（ＲＦＩ）機能を持つようにするのにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する爲の技術的な手段として本發明は，コンデンサ用クーリングファンモータに於いて；
複數個のピン結合孔を有する締結突起が突設されたエンドカバーと；
上記エンドカバーの締結突起と結合される締結溝を具備したコネクタレグが形成され，上記コネクタレグの上側にはワイヤハネスと結合の爲の結合端が一體に形成されたコネクタと；
入力された電源を印加する爲に上記コネクタの結合端内側にその一端が突出され，他端はコネクタレグの締結溝上面に突出形成され，その中間部はコネクタレグに埋設された複數個のピン；及び
モータ驅動時發生される電磁界波を遮斷する爲に上記複數個のピンと接觸されるようにコネクタレグに内設されたチョークコイルを包含して構成されるのを，特徴とするチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用モータを具備するのである。
【００１８】
以下，添附圖面に依據し本發明の望ましい實施例を詳細に説明すれば次の樣である。
【００１９】
【実施例】
圖２は本發明に從うチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用クーリングファンモータの全體的な構成状態を圖示した斷面圖である。
【００２０】
先ず，添附された圖２を參照し本發明に從うチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用クーリングファンモータの全體的な構成状態を見回すと，内壁にマグネット（５２）が附着されたハウジング（５０）と，このハウジング（５０）と對向して結合されるエンドカバー（５４）と，外周部にアマチュア（６２）を具備し，一端のファン裝着部（６０ａ）にはクーリングファンが固定される上記ハウジング（５０）内で回轉可能に支持されるアマチュアシャフト（６０）と，このアマチュア（６２）とエンドカバー（５４）の間に配置される整流子（６４）と，スプリング（６８）に依り彈性加壓された状態で電池から印加された電氣を上記整流子（６４）を通じてアマチュア（６２）に供給するブラシ（６６）で構成されている。
【００２１】
また，エンドカバー（５４）の外側面には締結孔（５６ａ）が形成されたマウンチングブラケット（５６）が附着されており，ハウジング（５０）とエンドカバー（５４）は從來の樣にフランジ部（圖示省略）を通じて對向して結合固定される。そして，アマチュア（６２）の内部のコア（８０）両側面にはスペイサ（８２， ８３）が挾まれている。
【００２２】
つづいて，アマチュアシャフト（６０）の一端はシールドタイプのボールベアリング（７０）である第１ベアリングに依りハウジング（５０）に對し回轉可能に裝着し，他端は第２ベアリングに依りエンドカバー（５４）に對し回轉可能に裝着されている。ここで，第１ベアリングが收納される第１收納部（５０ａ）の外側端部にはウォタカイド（８４）が鎔接等の方法で附着される。
【００２３】
エンドカバー（５４）の第２收納部（５４ａ）に收納されてアマチュアシャフト（６０）を回轉可能に支持する第２ベアリングはシールドタイプのボールベアリング（７２）か燒結ベアリング（ｓｉｎｔｅｒｅｄ ｔｙｐｅ）中で選擇的に使用することができる。
【００２４】
ボールベアリング（７０）近傍のアマチュアシャフト（６０）上にはキヤップ（ｇ）調節用ワシャ（７４）が挾まれでおり，エンドカバー（５４）と整流子（６４）の間にはリテイナ（７６）が配置されるような構成でなされている。
【００２５】
從って，エアコンの作動でブラシ（６６）を通じて整流子片（６５）に印加された電氣がワイヤ（７８）を通じてアマチュア（６２）に供給されると，マグネット（５２）の磁力に依り回轉力が發生されながらアマチュアシャフト（６０）を回轉させるようになる。この時，アマチュアシャフト（６０）の一端に形成されたファン裝着部（６０ａ）にはクーリングファンが固定されるので，アマチュアシャフト（６０）の強力な回轉力に依りクーリングファンが高速で回轉しながらコンデンサに流れる冷媒を冷却させることになる。
【００２６】
本發明は特に，前述した樣な構成でなされて作動されるモータで２ピンタイプの直接附着式コネクタを利用してモータ内部に電源を供給するが，上記直附式コネクタがチョークコイルを内藏するようにしたことで，電池から電源の供給をうけてモータにこれを印加するワイヤハネスと連結されるコネクタをピンタイプの直接附着式で構成し別途のリード線無しに，コネクタが直接モータに連結されて電源を供給するようにしたもので，また内藏されたチョークコイルに依りＲＦＩ（電磁波遮蔽）機能を持つようになるのである。
【００２７】
これは特に，圖２に圖示された如くエンドカバー（５４）の背面一側に締結突起（５４０）が突出形成され，上記締結突起（５４０）には２ピンタイプの直附式コネクタ（９０）が裝着される。
【００２８】
ここで，上記締結突起（５４０）の内側にはモータ内のブラシ（６６）と連通された複數個の結合孔（５４２）が形成される。
【００２９】
圖３は上記の樣な２ピンタイプの直附式コネクタを圖示した斜視圖で，上記２ピンタイプの直附式コネクタ（９０）は，その上端にはワイヤハネスと結合の爲の結合端（９４）が形成され，上記結合端（９４）の下側にはコネクタレグ（９８）が一體に形成される。
【００３０】
上記コネクタレグ（９８）の内にはその一端が結合端（９４）の内側から突設されて入力された交流電流を傳導する一對のピン（９６）が埋設される。
【００３１】
つづいて，上記の樣にコネクタレグ（９８）に埋設されたピン（９６）の他端は上述したエンドカバー（５４）の締結突起（５４０）が挿入されて締結されるようにコネクタレグ（９８）の一側面に形成された一對の締結溝（９２）の前面に外向突設される。
【００３２】
一方，上記コネクタレグ（９８）の内にはコイル形式で卷線されたチョークコイル（９９）がピン（９６）と接續されるように内藏される（圖２參照）。
【００３３】
從って，上記の樣に構成されたチョークコイルが内藏された２ピンタイプの直附式コネクタをモータのエンドカバー背面に裝着させるようにすると，コネクタレグ（９８）の一面に形成された締結溝（９２）がエンドカバー（５４）背面に突設された締結突起（５４０）に結合されながら相互間に締結がなされるようになり，この締結溝（９２）前面に突設された複數個のピン（９６）が結合孔（５４２）を通じてモータ内のブラシ（６６）と連結されることで，外部から印加された電源をピン（９６）を通じてモータ内のブラシ（６６）に供給することになる。
【００３４】
ここで，圖４に圖示された樣に，エンドカバー（５４）背面に直附式コネクタ（９０）を裝着するに於いて，コネクタレグ（９８）の両側に形成された補強部（９８ａ）がモータのエンドカバー（５４）に相互リベット（Ｒｉｖｅｔ）繼ぎを通じて結合されるような構成でなされる。
【００３５】
從って，上記の樣に構成された本發明の作用及び効果に對し説明すると次の樣である。
【００３６】
圖２乃至圖４を參照し説明すると，チョークコイル（９９）が内藏された直附式コネクタ（９０）をモータのエンドカバー（５４）背面に裝着させれば，コネクタレグ（９８）の一面に形成された締結溝（９２）がエンドカバー（５４）背面に突設された締結突起（５４０）に結合されながら相互間に締結が成されるようになり，この締結溝（９２）の前面に突設された複數個のピン（９６）が結合孔（５４２）を通じて，モータ内のブラシ（６６）と連結されることで，外部から印加された電源がピン（９６）を通じてモータ内のブラシ（６６）に供給される。
【００３７】
ここで，上記コネクタ（９０）の結合端（９４）には電池から印加された外部電源を供給するワイヤハネス（圖示省略）が連結されて電池から供給された外部電源がワイヤハネスを通じてコネクタ（９０）に印加され，コネクタに印加された電源は先に説明した樣にコネクタ（９０）の内に埋設された多數個のピン（９６）を通じてモータに内設されたブラシ（６６）に電源が供給されアマチュアシャフト（６０）を回轉させてモータを驅動させることができるようになるのである。
【００３８】
即ち，本發明はモータ背面に電源を印加させるように設置されるコネクタが直附式で裝着されることで，不必要なケーブル及びターミナル等の部品數を減らして製作單價を節減させることができるようになる。
【００３９】
特に，本發明は上記コネクタ（９０）の内部にチョークコイル（９９）が内藏されることで，モータ驅動時發生される電磁界波を效果的に遮斷することができる。
【００４０】
【発明の効果】
以上で見回した樣に本發明であるチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用モータに依れば，本發明は前述した如く直附式コネクタを通じて外部電源がクーリングファンモータに供給されるようにすることで，モータ驅動の爲に電源が印加されるリード線の管理が容易であるばかりでなく，從來の不必要なケーブル及びターミナル等の部品數を減らしてリード線上に發生する電壓降下を最小化することができる。
【００４１】
また，モータがＲＦＩ（電磁波遮蔽）機能を持つようにする爲，具備されるチョークコイル設置空間を別途にモータ内に確保する必要が無いので，モータの生産性を向上させることができるのは勿論，内部空間が充分でない小型モータの場合にも，ＲＦＩ機能を裝着することができるという等の優秀な効果がある。
【００４２】
本發明は特定な實施例に關して圖示し説明したが，以下の特許請求の範圍に依り具備される本發明の精神と分野を逸脱しない限度内で，本發明が多樣に改造及び變化されられることを當業界で通常の知識を持つ者は容易に分ることを明らかにしでおきたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】從來技術に從うコンデンサ用クーリングファンモータの全體的な構成状態を圖示した斷面圖。
【図２】本發明に從うチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用クーリングファンモータの全體的な構成状態を圖示した斷面圖。
【図３】圖２に從うチョークコイル内藏型直附式コネクタを圖示した斜視圖。
【図４】本發明に從うチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用クーリングファンモータの結合状態を圖示した背面圖。
【符号の説明】
５０ ハウジング
５０ａ 第１收納部
５２ マグネット
５４ エンドカバー
５４ａ 第２收納部
５６ マウンチンブラケット
６０ アマチュアシャフト
６２ アマチュア
６４ 整流子
６６ ブラシ
６８ スプリング
７０，７２ ベアリング
７６ リテイナ
８０ コア
８２，８３ スペイサ
９０ 直附式コネクタ
９２ 締結溝
９４ 結合端
９６ ピン
９８ コネクタレグ
９８ａ 補強部
９９ チョークコイル
５４０ 締結突起
５４２ 結合孔

Claims (1)

1. コンデンサ用クーリングファンモータに於いて；
   複數個のピン結合孔を有する締結突起が突設されたエンドカバーと；
   上記エンドカバーの締結突起と結合される締結溝を具備したコネクタレグが形成され，上記コネクタレグの上側にはワイヤハネスと結合の爲の結合端が一體に形成されたコネクタと；
   入力された電源を印加する爲に上記コネクタの結合端の内側にその一端が突出され，他端はコネクタレグの締結溝上面に突出形成され，その中間部はコネクタレグに埋設された複數個のピン；及び
   モータ驅動時發生される電磁界波を遮斷する爲に上記複數個のピンと接觸されるようにコネクタレグに内設されたチョークコイルを包含して構成されるのを特徴とするチョークコイル内藏型直附式コネクタが裝着されたコンデンサ用モータ。

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