JP2004212192A - 操船支援システム、操船支援プログラムおよび操船支援のための三次元像生成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】海底地形Bの深度をグリッド毎に記載した海底データ4Bを記憶する大容量メモリ4と、船舶の現在位置P,船速V,針路Dを計測するGPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3と、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3により計測された船舶の現在位置Pを基準として、現在位置P周辺における海底データ4B’の深度を針路Dと逆方向上空から斜めに見下ろして鳥瞰図に変換し、V−RAM8に記憶するCPU5と、V−RAM8に記憶された鳥瞰図を表示するディスプレイ10とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
操船中の船舶の水域における水底地形や陸上地形を表示して、船舶の安全な操船を支援する操船支援システム、操船支援プログラムおよび操船支援のための三次元像生成方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
船舶の操船に必要不可欠であった紙の海図は、近年のコンピュータ技術の大発展にともなって、電子海図に取って代わられた(2002年4月から)。電子海図とは、紙の海図に記載されたあらゆる情報をデジタルデータ化したものであり、代表的な電子海図表示システムなどのように、いわば船舶用のカーナビゲーションシステムとしての操船支援システムで用いられる。
【0003】
図14は従来の操船支援システムに表示された電子海図の一例を示す図である。
図14において、L1〜L3は陸地、Mは陸地L1〜L3を取り囲む海域、Pは電子海図上における操船中の船舶の現在位置である。
【0004】
陸地L1〜L3には、平均水面を高度の基準面として計測した等高線が表示されており、海岸線の形状や灯台、橋、塔など、陸上の建造物も把握できるようになっている。また、海域Mには、陸地L1〜L3の等高線と同じように、干潮時の最低水面を水深の基準面として計測した等深線が表示されており、各ポイントにおける水深値や底質、場合によっては沈船や暗礁なども記載されている。
【0005】
このように電子海図では、紙の海図と同等に、操船中に視認可能な陸地L1〜L3の陸上地形に加えて、水面下にあって操船中に視認困難な海域Mの海底地形までも表現している。
【0006】
操船支援システムは、例えばGPS(Global PositioningSystem)衛星との通信によって船舶の現在位置Pを常時取得し、図14の電子海図上に表示する。操船者は、船舶の現在位置Pに応じて、電子海図上に表示された陸地L1〜L3の陸上地形や海域Mの海底地形を把握し、座礁などの事故を回避するように船舶を操船する。
【0007】
このように、操船支援システムを用いることで、陸地L1〜L3の沿岸付近の地形、灯台の位置、水深、底質などの操船に有用な情報を取得することができる。また、GPS通信技術と組み合わせることで、船舶の現在位置Pを取得して電子海図上に表示することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の操船支援システムは以上のように構成されているので、例えば電子海図のように、水底地形を2次元状で表示するだけでは、操船中の船舶に対する水底地形の状況を直感的に把握できないという課題があった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、操船中の船舶に対する水底地形の状況を直感的に把握でき、一層安全に船舶を操船することが可能な操船支援システム、操船支援プログラムおよび操船支援のための三次元像生成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の操船支援システムは、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援システムにおいて、水面と、水底地形とを表示するための情報を記憶した記憶手段と、記憶手段の情報に基づいて、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する三次元像生成手段と、三次元像生成手段が生成した三次元像を表示する表示手段とを備えるようにしたものである。
【0011】
請求項2記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、船舶に設けられ、船舶の位置を計測する船位計測手段をさらに備え、三次元像生成手段は、船位計測手段が計測した船舶の位置を三次元像の水面上に合成するようにしたものである。
【0012】
請求項3記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、記憶手段は、陸上地形を表示するための情報を記憶し、三次元像生成手段は、記憶手段の情報に基づいて、陸上地形を三次元像に合成するようにしたものである。
【0013】
請求項4記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、記憶手段は、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報を情報として記憶するようにしたものである。
【0014】
請求項5記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、記憶手段は、船舶の操船に利用するための操船利用情報を記憶し、三次元像生成手段は、操船利用情報を重ねて三次元像を生成するようにしたものである。
【0015】
請求項6記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、三次元像生成手段は、三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、三次元像に合成するようにしたものである。
【0016】
請求項7記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、三次元像生成手段は、三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、三次元像に合成するようにしたものである。
【0017】
請求項8記載の操船支援システムは、請求項1記載の操船支援システムにおいて、三次元像の水面の面積は、操作に応じて増減されて表示手段に表示されるようにしたものである。
【0018】
請求項9記載の操船支援プログラムは、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する手段として、コンピュータを機能させる操船支援プログラムにおいて、水面と、水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する手段、三次元像を生成する手段が生成した三次元像を表示させる手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0019】
請求項10記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、船舶で計測した船舶の位置を三次元像の水面上に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0020】
請求項11記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、陸上地形を表示するために予め記憶した情報に基づいて、陸上地形を三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0021】
請求項12記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、情報として予め記憶され、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報に基づいて、三次元像を生成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0022】
請求項13記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、船舶の操船に利用するために予め記憶した操船利用情報を重ねて三次元像を生成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0023】
請求項14記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0024】
請求項15記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像を生成する手段をさらに、三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0025】
請求項16記載の操船支援プログラムは、請求項9記載の操船支援プログラムにおいて、三次元像の水面の面積を、操作に応じて増減して表示させる手段、としてコンピュータを機能させるようにしたものである。
【0026】
請求項17記載の操船支援のための三次元像生成方法は、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援のための三次元像生成方法において、水面と水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、表示手段に表示させるために、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成するようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による操船支援システムの構成を示す図である。
図1において、1は不図示のGPS衛星からGPS電波を受信して船舶の現在位置を計測するGPS受信器(船位計測手段)、2は船舶の対水船速を測定する電磁ログやドップラーログなどの船速計測器、3は船舶の針路を検出するジャイロコンパスなどの針路計測器、4は陸上データ4L,海底データ4B,海象データ(操船利用情報)4M,海域利用データ(操船利用情報)4A,海図データ(操船利用情報)4Sを記憶した大容量メモリ(記憶手段)である。
【0028】
また、図1において、5はCPU(三次元像生成手段)であり、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3が計測した船舶の現在位置、船速、針路を参照し、大容量メモリ4を用いて鳥瞰図(三次元像)を作成する。6はCPU5が読取って実行する操船支援プログラムを記憶したROM,7はCPU5の演算結果を記憶するRAM(三次元像生成手段)、8はCPU5が作成した鳥瞰図などの表示データを記憶するV−RAM(表示手段)、9は操船支援システムを操作するためのユーザインタフェース、10はV−RAM8に記憶された表示データを表示するディスプレイ(表示手段)である。
【0029】
さらに、図1において、11はI/F回路であり、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3,大容量メモリ4,CPU5,ROM6,RAM7,V−RAM8,ユーザインタフェース9およびディスプレイ10は、I/F回路11を介して相互に接続されている。なお、大容量メモリ4,CPU5,ROM6,RAM7,V−RAM8,ユーザインタフェース9,ディスプレイ10,I/F回路11は、市販のパーソナルコンピュータを用いて構成できる。
【0030】
大容量メモリ4の陸上データ4L,海底データ4Bは、例えば緯度・経度などのグリッド毎に陸上地形の高度、海底地形の深度を記載したマトリクス形式の数値データである(図2の一例参照)。代表的なものとして、座標系中心を地球の重心として構築された地心座標系や、地球の正確な形状と大きさに基づいて構築された世界測地系が挙げられる。
【0031】
なお、陸上データ4L,海底データ4Bは、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報であり、陸上地形の高度、海底地形の深度に関するデータであれば特に限定されない。加えて、陸上データ4L,海底データ4Bがグリッドデータの場合、そのグリッド間隔は特に限定されず、例えば50m間隔でも良いし、5cm間隔でも良い。グリッド間隔を細かくするほど、陸上や海底地形をより詳細に表示できるようになる。
【0032】
また、大容量メモリ4には、以下のような海図データ4Sが記憶されている。海図データ4Sは、電子海図中に記載されている情報と同様に、船舶の操船に利用される情報である。
【0033】
<海図データ4S>
岸線、地名(岬・島・山・浅瀬・暗礁・港湾・海峡・水道・…の名称)、地形名称、地理的特徴(山高・著樹・河川・滝・…)、地上物(道路・鉄道・架空線・橋・…)、建造物(港湾施設・海事関係官署・使用対象施設・目標物・…)、底の名称(浅瀬・暗礁・…)、底質(海底の地質または堆積物)、海底危険物(沈船・魚礁・海底輸送管・障害物・…)、海洋の名称(港湾・海峡・水道・…)、航路標識(灯台・灯標・灯柱・灯浮標・各種通信局・…)、海底危険物(サンドウェーブ・沈船・魚礁・海底線・海底輸送管・水中障害物・…)、海上区域(航路・港界・港区界・航路界・投錨禁止区域・航泊禁止区域・土砂捨場・…)など。
【0034】
海域利用データ4Aも船舶の操船に利用される情報であり、例えばイケスや魚網、給油施設、給水施設の位置情報のように、船舶の使用目的などに応じて、電子海図に記載されていないデータが含まれている。さらに、これに加えて、船舶自動識別システム(AIS:Automatic Indentification System)やレーダを使って取得した他の船舶の位置情報など時間変化する情報を海域利用データ4Aに含めても良い。
【0035】
さらに、海象データ4Mは、潮流の流向流速・水温・塩分・風向・風速・波浪などを記憶したものである。この海象データ4Mは、潮流の流向流速・水温・塩分・風向・風速・波浪などの情報を予め記憶させても良いし、公知の計算式による計算や各種センサによる実測などのリアルタイムな情報であっても良い。
【0036】
次に動作について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートである。また、図4はディスプレイ10に表示する鳥瞰図の概要を説明するための図、図5は図3の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【0037】
図5において、L1,L2は陸地、Mは陸地L1,L2を取り囲む海域、Bは海底地形、Pは電子海図上における操船中の船舶の現在位置、Tは船舶の航路であり、図5のLHは陸地L1に建造された灯台である。
【0038】
ユーザインタフェース9によって鳥瞰図の表示が指定されると、まず図3のステップST1で、CPU5は、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3が計測した船舶の現在位置P,船速V,針路Dを参照し、次のステップST2で、現在位置P周辺の陸上データ4L’,海底データ4B’を大容量メモリ4から検索して、I/F回路11を介してRAM7に記憶する。陸上データ4L’,海底データ4B’の検索は、例えば船舶の現在位置Pから針路Dの方向へ、船速Vで決まる範囲までをRAM7に記憶させる。
【0039】
次のステップST3では、図4に示すように、グリッドを一致させて配置した陸上データ4L’,海底データ4B’上の現在位置Pから見て、針路Dと逆方向上空に視点EPを設定する。そして、陸上データ4L’,海底データ4B’を視点EPから斜めに見下ろして鳥瞰図に変換する。
【0040】
鳥瞰図の作成は、矩形のディスプレイ10を通して視点EPから視認される台形の陸上データ4L’の高度、海底データ4B’の深度を、視点EPを基準としてディスプレイ10上へ座標変換している。この際に、陸上データ4L,海底データ4Bの各計測基準面が異なっている(例えば陸上データ4Lの高度は平均水面、海底データ4Bの深度は干潮時の最低水面など)場合には、計測基準面を一致させるように各データを補正してから鳥瞰図に変換する。そして、この計測基準面を海面として、陸上データ4L’,海底データ4B’の鳥瞰図中に合成する。
【0041】
この鳥瞰図は、I/F回路11を介してV−RAM8に表示データとして現在位置Pとともに記憶され、例えば図5に示した陸地L1,L2,海底地形B,海域Mのように、ディスプレイ10に表示される(ステップST3)。なお、海域Mの表示データは鳥瞰図の海底地形Bの表示を妨げないようにステップST3で半透明に加工している。
【0042】
図5の鳥瞰図の実例を見ると分かるように、現在位置Pを示す海域Mの海面と海底地形Bとを合成して鳥瞰図を生成しディスプレイ10に表示しているので、海域Mの海面上の現在位置Pに対する海底地形Bの状況を直感的に把握できる。また、電子海図と併用することで、一層安全に船舶を操船することができる。
【0043】
なお、陸上地形L1,L2は船舶の操船に必ずしも必要ではないため、鳥瞰図表示を省略することも可能であるが、陸上地形L1,L2を海域Mの海面および海底地形Bとともに鳥瞰図に変換して表示することで、船舶の現在位置Pから実際に見える風景と同様の陸上地形がディスプレイ10に表示されるようになり、鳥瞰図を実感的に見ることができ、船舶をより安全に操船できるようになる。
【0044】
図3の説明に戻って、ステップST3で鳥瞰図が表示されると、次のステップST4では、現在位置P周辺の海象データ4M,海図データ4S,海域利用データ4Aを大容量メモリ4からI/F回路11を介してRAM7に読み出す。そしてステップST5で、これらの海象データ4M,海図データ4S,海域利用データ4Aを前述の鳥瞰図に重畳表示するために表示データとして加工し、V−RAM8に記憶する。こうして加工されたV−RAM8の海象データ4M,海図データ4S,海域利用データ4Aの表示データは鳥瞰図とともにディスプレイ10に表示される。
【0045】
図5の航路Tや灯台LHは海図データ4Sを使ってステップST4,ST5で表示したものである。航路Tや灯台LHなども重ねてディスプレイ10に鳥瞰図表示することで、電子海図と同様に、船舶の操船に有用な情報を取得することができる。特に海図データ4S中の地上物や建造物は鳥瞰図中に3次元表示することが可能である。
【0046】
また、海域利用データ4Aを利用することで、電子海図には記載されていない情報を鳥瞰図に重ねて表示でき、電子海図では取得できない有用な情報を取得できる(図5では図示を省略)。例えば、AISやレーダによって他の船舶の位置情報などを海域利用データ4Aとして取得している場合には、他の船舶の位置情報などを海域利用データ4Aから読み出して鳥瞰図に重ねて表示することで、自船と他船との位置関係が鳥瞰図され、船舶の操船をより一層安全にすることができる。
【0047】
さらに、海象データ4Mを利用することで、潮流の流向流速・水温・塩分・風向・風速・波浪などを鳥瞰図中の海面に重ねてディスプレイ10に表示でき、船舶の操船に有用な情報を取得できるようになる(図5では図示を省略)。例えば、船舶の位置周辺において、時々刻々と変化する潮位(潮汐情報)を公知の計算式によって算出し、計算した潮位を鳥瞰図中の水面に表示する。このようにすることで、海面から海底地形までの水深を正確に表示できるようになり(ダイナミック水深)、一層安全な操船が可能になる。
【0048】
続いてステップST6では、ステップST1と同様に、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3の計測した船舶の現在位置P,船速V,針路Dを参照し、ステップST7で船舶の現在位置Pを表示データとしてV−RAM8に記憶すると、船舶の操船とともに、ディスプレイ10の鳥瞰図上を現在位置Pが移動して表示される。
【0049】
ステップST8では、船舶が所定の距離だけ進んだかどうかを判定する。所定の距離とは、鳥瞰図の書き換えの要否を判断するための閾値である。船舶が所定の距離を航行していない間は(ステップST8でNO)現在位置P,船速V,針路Dを参照し(ステップST6)、現在位置Pの表示(ステップST7)を繰り返す。船舶が所定の距離を進むと(ステップST8でYES)ステップST2へ戻って鳥瞰図を新たに作成し、以下、ステップST2〜ST8の動作を繰り返し行う。
【0050】
なお、このステップST8での鳥瞰図の書き換えは、閾値による判断に限らず、ユーザインタフェース9によってCPU5に書き換え指令を発して、鳥瞰図を任意のタイミングで書き換えさせることも可能である。また同様に、ユーザインタフェース9による拡大・縮小指令に応じて、CPU5に鳥瞰図を拡大・縮小させるようにしても良い。
【0051】
以上のように、この実施の形態1によれば、海底地形Bの深度をグリッド毎に記載した海底データ4Bを記憶する大容量メモリ4と、船舶の現在位置P,船速V,針路Dを計測するGPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3と、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3により計測された船舶の現在位置Pを基準として、現在位置P周辺における海底データ4B’の深度を針路Dと逆方向上空から斜めに見下ろして鳥瞰図に変換し、V−RAM8に記憶するCPU5と、V−RAM8に記憶された鳥瞰図を表示するディスプレイ10とを備えるようにしたので、海域M上の船舶の現在位置Pに対する海底地形Bの状況を直感的に把握でき、電子海図と併用することで、一層安全に船舶を操船できるという効果が得られる。
【0052】
また、この実施の形態1によれば、大容量メモリ4は、陸上地形L1,L2の高度をグリッド毎に記載した陸上データ4Lを記憶し、CPU5は、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3により計測された船舶の現在位置Pを基準として、海底データ4B’とともに、現在位置P周辺における陸上データ4L’の高度を針路Dと逆方向上空から斜めに見下ろして鳥瞰図に変換してV−RAM8に記憶するようにしたので、操船中の船舶から実際に見える風景と同様の映像がディスプレイ10に表示されるようになり、船舶の現在位置Pと海底地形Bとの対応が一層把握でき、より安全に操船できるという効果が得られる。
【0053】
さらに、この実施の形態1によれば、大容量メモリ4は、船舶を操船する際に利用される海象データ4M,海図データ4S,海域利用データ4Aを記憶し、CPU5は、ディスプレイ10に表示された鳥瞰図に対して、船舶の現在位置P周辺の海象データ4M,海図データ4S,海域利用データ4Aを鳥瞰図中に重ねて表示するようにしたので、船舶の操船に有用な情報を鳥瞰図の海域利用データ4Aから取得できるという効果が得られる。
【0054】
実施の形態2.
海底地形Bをさらに直感的に把握するために、例えば船舶の現在位置Pを海底地形B上に投影して表示しても良い。
【0055】
図6はこの発明の実施の形態2による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートであり、図3と同一符号は同一または相当するステップを表している。また、図7は図6の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図であり、図5と同一符号は同一または相当する構成要素である。なお、この実施の形態2の構成は図1と同様であるため、図示を省略する。
【0056】
次に動作について説明する。
実施の形態1と同様に、ステップST1〜ST7までの動作が行われると、図6のステップST9において、CPU5は、ディスプレイ10の鳥瞰図中の海底地形Bに対して、ステップST6でGPS受信器によって得られた船舶の現在位置Pの影Prjを投影し、表示データとしてV−RAM8に記憶する。影Prjの表示データは、鳥瞰図中の地球の中心から現在位置Pまでを結ぶ直線が海底地形B上で交差する交点を中心に生成する。
【0057】
このようにすることで、図7に示すように、船舶の現在位置Pとともに、影Prjがディスプレイ10の鳥瞰図上に表示されるようになる。影Prjは、その後のステップST8以降の処理によって、船舶の操船(現在位置Pの変化)に応じて海底地形B上を移動するため、現在位置Pの直下にある海底地形Bをさらに直感的に把握でき、より一層安全に船舶を操船することができる。
【0058】
以上のように、この実施の形態2によれば、CPU5は、ディスプレイ10に表示された鳥瞰図中の海底地形4Bに対して船舶の現在位置Pを投影した影Prjを算出し、ディスプレイ10の鳥瞰図とともに影Prjを表示するようにしたので、現在位置Pの変化とともに鳥瞰図の海底地形B上を影Prjが移動して表示され、現在位置P直下の海底地形Bをさらに直感的に把握でき、より一層安全に船舶を操船できるという効果が得られる。
【0059】
なお、この実施の形態2の手法は、海域Mの海面上から海底地形B上に対する現在位置Pの投影に限らず、必要であれば、海面上や海中の任意の位置(浮遊物や水中の物体、広い範囲などであっても良い)を海底地形B上へ投影するようにしても良い。また逆に、図8に示すように、海底地形B上の位置X(または海中の位置や範囲)を海域Mの海面上に投影し、その投影として例えば旗Flgを鳥瞰図に表示しても良い。位置Xとしては、錨かきのポイントや沈船の位置、釣りのスポット、水中パイプライン、また魚礁や暗礁などの広い範囲など、任意の位置であって良い。これらの任意の位置は、ステップST9の前の処理で、現在位置Pの参照や、大容量メモリ4の海域利用データ4Aを使ってユーザインタフェース9などによって設定される。
【0060】
このように、海域Mの海面上や海中から海底地形B上へ、または海底地形B上や海中から海域Mの海面上へ、任意の位置を投影して鳥瞰図中に表示することで、海底地形Bに対する海域Mの海面上や海中の位置の対応関係、または海域Mの海面上に対する海底地形B上や海中の位置の対応関係を理解しやすくでき、より一層安全に船舶を操船できる。
【0061】
実施の形態3.
海底地形Bをさらに把握できるようにするために、海域Mの海面の表示に工夫を施すようにしても良い。
【0062】
図9はこの発明の実施の形態3による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートであり、図3と同一符号は同一または相当するステップを表している。また、図10は図9の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図であり、図5と同一符号は同一または相当する構成要素である。なお、この実施の形態3の構成は図1と同様であるため、図示を省略する。
【0063】
次に動作について説明する。
実施の形態1と同様に、ステップST1〜ST7までの動作が行われると、図9のステップST10において、CPU5は、ステップST6でGPS受信器1によって得られた船舶の現在位置Pを参照し、現在位置Pを通過して海域Mの海面上で航路Tと交差するエッジEを算出し、エッジEから航路T後方の海象データ4MをRAM7から削除して、表示データとしてV−RAM8に記憶する。
【0064】
このようにすることで、図10に示すように、エッジEより航路T後方の海域Mを除去した鳥瞰図がディスプレイ10に表示されるようになる。つまり、エッジEより航路T後方では、海底地形Bに海域Mが重畳表示されなくなり、このため海底地形Bを視認しやすくなる。エッジEは、その後のステップST8以降の処理によって、船舶の操船(現在位置Pの変化)に応じて海域Mの海面上を移動するため、現在位置P直下の海底地形Bをさらに直感的に把握でき、より一層安全に船舶を操船することができる。
【0065】
以上のように、この実施の形態3によれば、CPU5は、ディスプレイ10に表示された鳥瞰図中の海域Mの海面上において、任意の位置で航路Tと交差するエッジEを算出し、エッジEから航路T後方の海象データ4Mを除去した鳥瞰図をディスプレイ10に表示するようにしたので、エッジEより航路T後方では海域Mが海底地形Bに重畳表示されなくなって海底地形Bの視認が容易になり、海底地形Bをさらに直感的に把握でき、より一層安全に船舶を操船できるという効果が得られる。
【0066】
なお、この実施の形態3は、現在位置Pに応じてエッジEを変化させるだけでなく、例えばユーザインタフェース9に付属した不図示のマウスでエッジEをドラッグし、ドラッグの位置に応じて、エッジEの位置をスライドさせるようにしても良い(図11参照)。このように、任意の位置に応じて海域Mの海面上で航路Tと交差するエッジEを算出することで、現在位置Pより航路T前方の海底地形Bや、エッジEによって表示されなくなった海域Mの海面上の情報を操船者の操作によって確認できるようになり、より一層安全に船舶を操船することができる。
【0067】
また、この実施の形態3は、実施の形態1に単独で適用するだけでなく、実施の形態2と組み合わせて実施の形態1に適用しても良く、より一層安全な操船を可能にすることができる。
【0068】
さらに、この実施の形態3は、エッジEに限定されるものではなく、例えばユーザインタフェース9などを使って、鳥瞰図中の海域Mの海面上に所定の領域を指定すると、CPU5がこの所定の領域に相当する海面の表示データを除去して鳥瞰図を生成するようにしても良い。このことにより、指定された所定の領域ではディスプレイ10に海面が表示されなくなり、海底地形の確認を容易に行うことができる。
【0069】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、大容量メモリを船舶に設けるようにしていたが、例えば無線通信技術を適用し、陸上の基地局から各データを船舶に提供しても良い。
【0070】
図12はこの発明の実施の形態4による操船支援システムの構成を示す図であり、図13はこの発明の実施の形態4による操船支援システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0071】
図12において、20は船舶局、30はGPS衛星(船位計測手段)、40は基地局、50は船舶局20と基地局40との間の無線通信を実現する通信衛星である。船舶局20には、GPS受信器(船位計測手段)21,コンピュータ(表示データ生成手段)22,衛星通信用の送受信器23およびディスプレイ(表示手段)24が設けられており、また基地局40には、衛星通信用の送受信器41,ホストコンピュータ(表示データ生成手段)42および大容量メモリ(記憶手段)43が設けられている。
【0072】
なお、大容量メモリ43は、実施の形態1〜3で示した大容量メモリ4と同等のものである。この図12では、大容量メモリを船舶局20に設けていない構成であるが、後述するように、船舶局20および基地局40の両者に大容量メモリを設けても良い。
【0073】
図13を使って、図12の操船支援システムの動作を説明する。
まず、船舶局20では、GPS衛星30のGPS信号をGPS受信器21が受信して計測した船舶の現在位置P・針路D・船速Vなどをコンピュータ22が参照する(タイミングT1)。次に、コンピュータ22は、タイミングT1で計測した船舶の現在位置・針路・船速などから、船舶の操船中の海域を操船エリアとして特定し、送受信器23,通信衛星50を使って基地局40へ操船エリアを通知する(タイミングT2)。
【0074】
基地局40では、船舶局20の操船エリアを送受信器41で受信すると(タイミングT3)、操船エリア周辺の陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データをホストコンピュータ42が大容量メモリ43から検索する(タイミングT4)。該当する陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データが検索されると、ホストコンピュータ42は、送受信器41,通信衛星50を使って船舶局20へこれらのデータを返信する(タイミングT5)。
【0075】
船舶局20では、該当する陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを基地局40から送受信器23で受信すると(タイミングT6)、実施の形態1〜3で示したように、コンピュータ22がこれらのデータから鳥瞰図を生成し(タイミングT7)、この生成した鳥瞰図をディスプレイ24に表示する(タイミングT8)。
【0076】
このように、この実施の形態4では、基地局40に大容量メモリ43を設けるようにし、船舶局20と基地局40との間で陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データのやりとりを通信衛星50の無線通信回線によって実現している。そして、この無線通信回線で船舶局20から基地局40へ操船エリアが通知され、大容量メモリ43から検索された操船エリア周辺の陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを基地局40から船舶局20へ無線通信回線で返信するようにしている。
【0077】
このことにより、船舶局20に大容量メモリを設けていないにも係らず、ディスプレイ24に鳥瞰図を表示でき、操船中の船舶に対する海底地形の状況を直感的に把握でき、電子海図と併用することで、一層安全に船舶を操船することが可能となる。
【0078】
また、上記の効果に加えて、基地局40に大容量メモリ43が設けられているので、大容量メモリ43の陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを容易にバージョンアップ(更新)することが可能である。
【0079】
さらに、図12では、船舶局20側には大容量メモリを設けていない構成であるが、船舶局20側にも大容量メモリを備えた場合であっても、この実施の形態4は有効である。
【0080】
すなわち例えば、何らかの不備などによって、操船エリアに関する各データが船舶局20自身の大容量メモリに記憶されていない場合であっても、操船エリアに関する各データを基地局40から無線通信回線を通じて取得できるため、不測の事態にも対応可能になり、操船の安全性を向上できる。
【0081】
また例えば、船舶局20自身の大容量メモリのデータをバージョンアップしたり、更新する必要(例えば時刻に応じて変化する潮汐情報)が生じた場合に、バージョンアップ用のデータや、更新用のデータの全てを基地局40から無線通信回線を通じて取得できるため、船舶局20自身の大容量メモリを容易にバージョンアップまたは更新できる。したがって、船舶局20は最新データを常に入手することができる。
【0082】
なお、図13では、操船エリアの特定(タイミングT2)を船舶局20で行うようにしているが、船舶局20のコンピュータ22の負荷を軽減するために、船舶の現在位置・針路・船速などを船舶局20から基地局40へ送信し、基地局40で操船エリアの特定を行っても良い。
【0083】
また、この実施の形態4は、実施の形態1と技術的に等価で、実施の形態2,3を適用可能である。
【0084】
以上のように、この実施の形態4によれば、陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを記憶した大容量メモリ43を備えるとともに、通信衛星50の無線通信回線によって船舶局20から操船エリアが通知されると、操船エリア周辺の陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを大容量メモリ43から検索し、検索した陸上データ、海底データ、海象データ、海図データ、海域利用データを通信衛星50の無線通信回線を使って船舶局20へ返信して、船舶局20のディスプレイ24に鳥瞰図を表示させる基地局40を設けるようにしたので、船舶局20のディスプレイ24に鳥瞰図が表示され、操船中の船舶に対する海底地形の状況を直感的に把握でき、電子海図と併用することで、一層安全に船舶を操船できるという効果が得られる。
【0085】
以上の実施の形態1〜3では、GPS受信器1,船速計測器2,針路計測器3を用いて船舶の現在位置P,船速V,針路Dを計測するようにしていたが、船速V,針路DはGPS受信器(DGPS(ディファレンシャルGPS),RTK−GPS(リアルタイムキネマティックGPS),ロランシーなども船位計測手段として含む)によって計測しても良く(実施の形態4など)、基本的に現在位置Pが計測できれば良い。
【0086】
また、様々な公知の自動車用ナビゲーションシステムの技術を本願発明に適用することができる。
【0087】
さらに、各実施の形態1〜4で示したフローチャートやタイミングチャートは説明のための一例であって、本願発明はこれらに限定されるものではなく、その処理内容や順序などは必要に応じて変更が可能である。
【0088】
さらに、本願発明は海域を操船される船舶に限定されるものではなく、河川や湖など、あらゆる水域の船舶に適用可能である。加えて、本願発明は、あらゆる船舶の操船(停泊中の船舶の場合も含む)に適用可能であり、飛行機のフライトシミュレータのように、船舶の操船シミュレータとして、仮想的な船舶の水域上の操船に対しても適用可能である。
【0089】
<請求項1> 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援システムにおいて、
上記水面と、上記水底地形とを表示するための情報を記憶した記憶手段と、
上記記憶手段の情報に基づいて、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する三次元像生成手段と、
上記三次元像生成手段が生成した三次元像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする操船支援システム。
このことにより、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0090】
<請求項2> 上記船舶に設けられ、上記船舶の位置を計測する船位計測手段をさらに備え、
上記三次元像生成手段は、上記船位計測手段が計測した船舶の位置を上記三次元像の水面上に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0091】
<請求項3> 上記記憶手段は、陸上地形を表示するための情報を記憶し、上記三次元像生成手段は、上記記憶手段の情報に基づいて、上記陸上地形を三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、船舶から実際に見える風景と同様の陸上地形が表示され、三次元像を実感的に見ることができ、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0092】
<請求項4> 上記記憶手段は、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報を情報として記憶することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、地形情報を正確に記述でき、詳細な三次元像を生成できるという効果が得られる。
【0093】
<請求項5> 上記記憶手段は、上記船舶の操船に利用するための操船利用情報を記憶し、
上記三次元像生成手段は、上記操船利用情報を重ねて上記三次元像を生成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、船舶が操船する際に利用する操船利用情報を三次元像から取得できるという効果が得られる。
【0094】
<請求項6> 上記三次元像生成手段は、上記三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、上記三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、水底地形上の位置と水面上または水中の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0095】
<請求項7> 上記三次元像生成手段は、上記三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、上記三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、水底地形上または水中の位置と水面上の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0096】
<請求項8> 上記三次元像の水面の面積は、操作に応じて増減されて上記表示手段に表示されることを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
このことにより、任意の領域の水面が三次元像中に表示されなくなり、水底地形の確認が容易になって、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0097】
<請求項9> 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する手段として、コンピュータを機能させる操船支援プログラムにおいて、
上記水面と、上記水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する手段、
上記三次元像を生成する手段が生成した三次元像を表示させる手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする操船支援プログラム。
このことにより、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0098】
<請求項10> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記船舶で計測した上記船舶の位置を上記三次元像の水面上に合成する手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0099】
<請求項11> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
陸上地形を表示するために予め記憶した情報に基づいて、上記陸上地形を三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、船舶から実際に見える風景と同様の陸上地形が表示され、三次元像を実感的に見ることができ、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0100】
<請求項12> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
情報として予め記憶され、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報に基づいて、三次元像を生成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、地形情報を正確に記述でき、詳細な三次元像を生成できるという効果が得られる。
【0101】
<請求項13> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記船舶の操船に利用するために予め記憶した操船利用情報を重ねて上記三次元像を生成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、船舶が操船する際に利用する操船利用情報を三次元像から取得できるという効果が得られる。
【0102】
<請求項14> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、上記三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、水底地形上の位置と水面上または水中の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0103】
<請求項15> 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、上記三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、水底地形上または水中の位置と水面上の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0104】
<請求項16> 上記三次元像の水面の面積を、操作に応じて増減して表示させる手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。
このことにより、任意の領域の水面が三次元像中に表示されなくなり、水底地形の確認が容易になって、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0105】
<請求項17> 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援のための三次元像生成方法において、
上記水面と上記水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、表示手段に表示させるために、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成することを特徴とする三次元像生成方法。
このことにより、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0106】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援システムにおいて、水面と、水底地形とを表示するための情報を記憶した記憶手段と、記憶手段の情報に基づいて、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する三次元像生成手段と、三次元像生成手段が生成した三次元像を表示する表示手段とを備えるようにしたので、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0107】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、船舶に設けられ、船舶の位置を計測する船位計測手段をさらに備え、三次元像生成手段は、船位計測手段が計測した船舶の位置を三次元像の水面上に合成するようにしたので、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0108】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、記憶手段は、陸上地形を表示するための情報を記憶し、三次元像生成手段は、記憶手段の情報に基づいて、陸上地形を三次元像に合成するようにしたので、船舶から実際に見える風景と同様の陸上地形が表示され、三次元像を実感的に見ることができ、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0109】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、記憶手段は、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報を情報として記憶するようにしたので、地形情報を正確に記述でき、詳細な三次元像を生成できるという効果が得られる。
【0110】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、記憶手段は、船舶の操船に利用するための操船利用情報を記憶し、三次元像生成手段は、操船利用情報を重ねて三次元像を生成するようにしたので、船舶が操船する際に利用する操船利用情報を三次元像から取得できるという効果が得られる。
【0111】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、三次元像生成手段は、三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、三次元像に合成するようにしたので、水底地形上の位置と水面上または水中の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0112】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、三次元像生成手段は、三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、三次元像に合成するようにしたので、水底地形上または水中の位置と水面上の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0113】
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、三次元像の水面の面積は、操作に応じて増減されて表示手段に表示されるようにしたので、任意の領域の水面が三次元像中に表示されなくなり、水底地形の確認が容易になって、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0114】
請求項9記載の発明によれば、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する手段として、コンピュータを機能させる操船支援プログラムにおいて、水面と、水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する手段、三次元像を生成する手段が生成した三次元像を表示させる手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0115】
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、船舶で計測した船舶の位置を三次元像の水面上に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【0116】
請求項11記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、陸上地形を表示するために予め記憶した情報に基づいて、陸上地形を三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、船舶から実際に見える風景と同様の陸上地形が表示され、三次元像を実感的に見ることができ、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0117】
請求項12記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、情報として予め記憶され、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報に基づいて、三次元像を生成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、地形情報を正確に記述でき、詳細な三次元像を生成できるという効果が得られる。
【0118】
請求項13記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、船舶の操船に利用するために予め記憶した操船利用情報を重ねて三次元像を生成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、船舶が操船する際に利用する操船利用情報を三次元像から取得できるという効果が得られる。
【0119】
請求項14記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、水底地形上の位置と水面上または水中の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0120】
請求項15記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像を生成する手段をさらに、三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、三次元像に合成する手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、水底地形上または水中の位置と水面上の位置との対応関係を理解しやくすなり、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0121】
請求項16記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、三次元像の水面の面積を、操作に応じて増減して表示させる手段、としてコンピュータを機能させるようにしたので、任意の領域の水面が三次元像中に表示されなくなり、水底地形の確認が容易になって、船舶を一層安全に操船できるという効果が得られる。
【0122】
請求項17記載の発明によれば、船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援のための三次元像生成方法において、水面と水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、表示手段に表示させるために、水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成するようにしたので、船舶が位置する水面下の水底地形を直感的に把握でき、船舶を安全に操船できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による操船支援システムの構成を示す図である。
【図2】大容量メモリ4に記憶した陸上データ、海底データ、海象データの一例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】ディスプレイ10に表示する鳥瞰図の概要を説明するための図である。
【図5】図3の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【図8】図6の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【図9】この発明の実施の形態3による操船支援システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【図11】図6の動作によってディスプレイ10に表示された鳥瞰図の一例を模式的に示す図である。
【図12】この発明の実施の形態4による操船支援システムの構成を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態4による操船支援システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図14】従来の操船支援システムに表示された電子海図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 GPS受信器(船位計測手段)
2 船速計測器
3 針路計測器
4 大容量メモリ(記憶手段)
4L 陸上データ
4B 海底データ
4M 海象データ(操船利用情報)
4A 海域利用データ(操船利用情報)
4S 海図データ(操船利用情報)
5 CPU(三次元像生成手段)
6 ROM
7 RAM(三次元像生成手段)
8 V−RAM(表示手段)
9 ユーザインタフェース
10 ディスプレイ(表示手段)
11 I/F回路
20 船舶局
21 GPS受信器(船位計測手段)
22 コンピュータ(三次元像生成手段)
23 送受信器
24 ディスプレイ(表示手段)
30 GPS衛星(船位計測手段)
40 基地局
41 送受信器
42 ホストコンピュータ(三次元像生成手段)
43 大容量メモリ(記憶手段)
50 通信衛星
Claims (17)
- 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援システムにおいて、
上記水面と、上記水底地形とを表示するための情報を記憶した記憶手段と、
上記記憶手段の情報に基づいて、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する三次元像生成手段と、
上記三次元像生成手段が生成した三次元像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする操船支援システム。 - 上記船舶に設けられ、上記船舶の位置を計測する船位計測手段をさらに備え、
上記三次元像生成手段は、上記船位計測手段が計測した船舶の位置を上記三次元像の水面上に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。 - 上記記憶手段は、陸上地形を表示するための情報を記憶し、
上記三次元像生成手段は、上記記憶手段の情報に基づいて、上記陸上地形を三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。 - 上記記憶手段は、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報を情報として記憶することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
- 上記記憶手段は、上記船舶の操船に利用するための操船利用情報を記憶し、
上記三次元像生成手段は、上記操船利用情報を重ねて上記三次元像を生成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。 - 上記三次元像生成手段は、上記三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、上記三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
- 上記三次元像生成手段は、上記三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、上記三次元像に合成することを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
- 上記三次元像の水面の面積は、操作に応じて増減されて上記表示手段に表示されることを特徴とする請求項1記載の操船支援システム。
- 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する手段として、コンピュータを機能させる操船支援プログラムにおいて、
上記水面と、上記水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成する手段、
上記三次元像を生成する手段が生成した三次元像を表示させる手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記船舶で計測した上記船舶の位置を上記三次元像の水面上に合成する手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
陸上地形を表示するために予め記憶した情報に基づいて、上記陸上地形を三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
情報として予め記憶され、予め定めた地形上の点に関して、予め定めた原点から計測した相対位置情報に基づいて、三次元像を生成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記船舶の操船に利用するために予め記憶した操船利用情報を重ねて上記三次元像を生成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記三次元像の水面上または水中での任意の位置に対応する水底地形上の位置を割り出して、上記三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像を生成する手段をさらに、
上記三次元像の水底地形上または水中での任意の位置に対応する水面上の位置を割り出して、上記三次元像に合成する手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 上記三次元像の水面の面積を、操作に応じて増減して表示させる手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9記載の操船支援プログラム。 - 船舶が位置する水面下の水底地形を表示して船舶の操船を支援する操船支援のための三次元像生成方法において、
上記水面と上記水底地形とを表示するために予め記憶した情報に基づいて、表示手段に表示させるために、上記水面と、この水面下に位置する水底地形とを合成して三次元像を生成することを特徴とする三次元像生成方法。
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