JP2004193022A - 車両用灯具 - Google Patents

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久弥 森下
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Abstract

【課題】車両用灯具を車両用ヘッドランプ等として使用する場合、車両のデザインの関係により寸法が制限される場合があるが、制限された寸法に収めることと、性能との両立が困難である。そのような場合でも、寸法と性能とを両立することを目的とする。
【解決手段】リフレクタをメインリフレクタ11と第1サブリフレクタ13と第2サブリフレクタ14とから構成する。電球6が照射する光の一部は、メインリフレクタ11で直接前方へ反射し、残りの光は、第1サブリフレクタ13で第2サブリフレクタ14の方向へ反射後、第2サブリフレクタ14で前方に反射する。第1サブリフレクタ13は、電球6の近傍に設けたことにより、照射された光が拡散する前に、第1サブリフレクタ13でこの光を反射させるので、第1サブリフレクタ13の寸法を小さくできる。この結果、前方を照らす性能を高め、且つ、寸法も小さくできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用灯具にかかるものである。特に、この発明の目的は、車両のデザインの自由度をさらに大幅アップすることができる灯具を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灯具には、反射鏡の奥行きが深くならずに光源からの光の利用効率を向上させることにより、車両デザインに沿うことができるもの(特許文献1)がある。この従来の灯具は、1つの光源と、該光源を焦点としすれ違いビーム配光が設定された放物面系の第1反射面(符号3)と、前記光源の前方を覆い且つ左右両側に開口を有すると共に前記光源を第1焦点とし左右いずれかの開口付近を第2焦点とする回転楕円面等の楕円面系の第2反射面(符号4)と、前記第1反射面の裏側に設けられ且つ前記第2反射面の第2焦点を焦点として走行ビーム配光が設定された放物面系の第4反射面(符号6)とを備える。これらの構成により、光源からの光が第1反射面、第2反射面、第4反射面の反射によって灯具の前方に照射される。これにより、反射鏡の奥行きが深くならずに光源からの光の利用効率を向上させることにより、車両のデザインに沿うことができる。また、近年の車両のデザインは斬新なものが多い。例えば、車両の外形形状が上下に大きく傾斜、または湾曲しているものや、車両の外形形状が左右に(車両中央から側方にかけて、または車両側方から中央にかけて)大きく湾曲しているものなどがある。このような車両デザインの場合、反射鏡の奥行き寸法がさらに浅くなるように制限されることとなる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−100218号公報(第3−4頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の灯具は、光源の前方に第2反射面が位置するので、反射鏡の奥行き寸法を浅くするには限界がある。このために、従来の灯具では、斬新な車両デザインに沿うことができない場合がある。
【0005】
そこでこの発明は、第1サブリフレクタに光源が挿通する挿通孔を設けている。この結果、この発明は、第1サブリフレクタに設けた挿通孔中に光源を挿通することにより、リフレクタ(反射鏡)の奥行き寸法を、光源の前方に第2反射面(符号4)が位置する従来の車両用灯具と比較して、従来の光源と第2反射面(符号4)との間の距離分、浅くすることができる。このために、この発明は、反射鏡の奥行き寸法がさらに浅くなるように制限される斬新な車両デザインに沿うことができ、これにより、車両デザインの自由度がさらに大幅にアップすることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、光源と、光源からの光の一部分を所定の方向に反射させるメインリフレクタと、光源からの光の残り部分をメインリフレクタの所定の反射方向と異なる方向に反射させる第1サブリフレクタと、第1サブリフレクタからの反射光をメインリフレクタの所定の反射方向とほぼ同方向に反射させる第2サブリフレクタとを備え、第1サブリフレクタは、光源の近傍に位置し、第2サブリフレクタは、メインリフレクタの中央側に位置し、光源からの光の残り部分は、メインリフレクタの最前端よりも前方に照射される部分であり、第1サブリフレクタおよび第2サブリフレクタには、光源を挿通させる挿通孔が、それぞれ設けられていることを特徴とする。
【0007】
即ち、この車両用灯具では、リフレクタをメインリフレクタと、第1サブリフレクタ及び第2サブリフレクタとに分け、光源からの光も二つの範囲に分けてメインリフレクタ及び第1サブリフレクタと第2サブリフレクタの組み合わせによって反射させることにより、メインリフレクタを小さくすることができる。さらに、第1サブリフレクタに光源挿通用の挿通孔が設けられていることにより、第1サブリフレクタと第2サブリフレクタとの距離を小さくことができる。この結果、リフレクタの奥行き及び全幅を減少できるので、車両用灯具全体の寸法を小さくすることができる。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、光源と、光源からの光の一部分を所定の方向に反射させるメインリフレクタと、光源からの光の残り部分をメインリフレクタの所定の反射方向と異なる方向に反射させる第1サブリフレクタと、第1サブリフレクタからの反射光をメインリフレクタの所定の反射方向とほぼ同方向に反射させる第2サブリフレクタと、第2サブリフレクタを外側に逃がす逃げ部とを備え、第1サブリフレクタは、光源の近傍に位置し、第2サブリフレクタは、第1サブリフレクタより後方で、且つ、その内側に設けられた逃げ部により前記第1サブリフレクタよりも外側に逃がされ、メインリフレクタは、第2サブリフレクタの外側に位置し、光源からの光の残り部分は、メインリフレクタの最前端よりも前方に照射される部分であり、第1サブリフレクタおよび逃げ部には、光源が挿通する挿通孔が、それぞれ設けられていることを特徴とする。
【0009】
即ち、この車両用灯具では、上記と同様にリフレクタを分け、それぞれを最適な位置に配置することにより、車両用灯具全体の寸法を小さくできると共に、光源が照射する光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、前記第1サブリフレクタの光源からの光を反射する面の反対側は、外部からの光を反射する面を形成、または、所定の色に着色していることを特徴とする。これにより、車両用灯具の非点灯時の外観が、飛躍的に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。尚、車両用電球として、ハロゲン電球、白熱電球および放電灯があるが、実施の形態としてハロゲン電球について説明する。
【0012】
以下の説明は、本発明の車両用灯具を車両用ヘッドランプとして使用した場合と同様、車両用灯具が照射する方向を前方、電球の口金方向を後方として説明する。図1は、この発明の実施の形態に係る車両用灯具を示す断面図である。図2は、図1に示した車両用灯具の照射光の反射経路を示す図である。図3は、図1に示した車両用灯具の要部の斜視図である。尚、この実施の形態では、電球6に内設している発光部7は、実際には所定の大きさを有しているが、便宜上、点状で形成しているものとして説明している。同図に示す車両用灯具1は、ランプハウジング2とランプレンズ3とにより、灯室4が区画されている。灯室4内には、車両用灯具1の光源として電球6が配置されている。この電球6は、ゴムキャップ5を介してランプハウジング2に固定されている。電球6内には、通電により発光するフィラメントが発光部7および走行用発光部7aとして2つ内設しており、発光部7の後方に走行用発光部7aが設けられている。これらの発光部は、発光部7が車両の走行時のすれ違い時用、走行用発光部7aが車両の走行時用として設けられている。また、灯室4内には、一体に形成されたメインリフレクタ11および第2サブリフレクタ14および逃げ部18と、第1サブリフレクタ13とがそれぞれ配置されている。
【0013】
メインリフレクタ11と、第2サブリフレクタ14と、逃げ部18とは、外側から内側にかけて一体に成形されている。その形状は、メインリフレクタ内側端部11bと、第2サブリフレクタ外側端部14aとによって、第1角部19が形成されている。この第1角部19は、外側或いは後方に山状となって形成されている。また、第2サブリフレクタ内側端部14bと逃げ部外側端部18aにより第2角部20が外側或いは後方に山状に形成されている。この逃げ部18は、逃げ部内側端部18bが前記逃げ部外側端部18aより前方に位置するように傾けられている。これらメインリフレクタ11、サブリフレクタ14、逃げ部18は、前方から見てほぼ円形を成している。逃げ部18には、逃げ部内側端部18bの内側にメイン挿通孔24が設けられている。
【0014】
第1サブリフレクタ13は、電球6の発光部7の近傍に配置されている。また、第1サブリフレクタ13の後方側、つまり、逃げ部18側の面には複数のボス21が後方に向けて設けられている。さらに、逃げ部18には、当該ボス21と横方向が同じになる位置に、固定部23がボス21と同数設けられている。このボス21と固定部23を固定部材22で接続することにより、第1サブリフレクタ13は逃げ部18に固定されている。第1サブリフレクタ13は、前方から見てほぼ円形を成している。また、第1サブリフレクタ13には、前方から見た場合のほぼ中央部に、サブ挿通孔25が設けられている。さらに、第1サブリフレクタ13の前面(ランプレンズ3と対向する側の面)には化粧面26を有し、アルミ蒸着等が施されている。
【0015】
メインリフレクタ11の前面には、メイン反射面15が、第1サブリフレクタ13の後面(化粧面23と反対側の面)には、一次反射面16が、第2サブリフレクタ14の前面には、二次反射面17が、それぞれ設けられている。メイン反射面15は、発光部7の近傍F1を焦点とする放物面状の曲面の一部から形成されている。この結果、メイン反射面15は、発光部7から照射される光のうち、最後端照射光30から中間照射光29までの光を前方に反射させることができる。
【0016】
一次反射面16は、発光部7の近傍に有する焦点F1と、発光部7から、横方向および前後方向にずれた所定に位置に有する第2焦点F2との、2つの点を焦点とする楕円の一部を、電球6の中心を前後方向に通る直線、つまり、焦点F1を通る前後方向の直線である中心線31を中心として1回転してできた曲面とほぼ一致する形状となっている。この結果、一次反射面16は、発光部7からの光うち、中間照射光29から最前端照射光28までの光を二次反射面17側に反射させることができる。二次反射面17は、逃げ部18により外側に逃がされ、二次反射面17で反射した光が第1サブリフレクタ13に遮られない位置まで外側に位置している。二次反射面17は、第2焦点F2を焦点とする放物線の一部を、中心線31を中心として1回転してできた曲面と、ほぼ一致する形状となっている。この結果、二次反射面17は、一次反射面16で反射し、第2焦点F2を通過後、二次反射面17に到達した光を前方に反射させることができる。なお、メイン反射面15の焦点距離は、二次反射面17の焦点距離よりも長い。このために、メイン反射面15は、二次反射面17よりも外側に位置する。すなわち、メインリフレクタ11は、第2サブリフレクタ14の外側に位置することとなる。また、走行用発光部7aからの照射光も同様に、走行用最後端照射光30aから走行用中間照射光29aまでの範囲の光をメイン反射面15で前方に反射させることができる。また、走行用中間照射光29aから走行用最前端照射光28aまでの範囲の光を一次反射面16で二次反射面17側に反射し、二次反射面17に到達した光を当該二次反射面17で前方に反射させることができる。
【0017】
電球6は前記逃げ部18のメイン挿通孔24に通し、さらに、第1サブリフレクタ13のサブ挿通孔25に通して、当該電球6の発光部7が所定に位置にくるように組み立てられる。この時、前記逃げ部18の傾きによってできた空間27に、電球6の口金8は収まっている。この状態の位置にある発光部7を基準として、当該車両用灯具1のリフレクタは構成されている。また、電球6の口金8にはコネクタ9が着脱可能に接続され、電気が供給される。
【0018】
以下、この車両用灯具1の動作について説明する。コネクタ9が口金8に接続された状態でランプスイッチ(図示省略)を通電側にすると、電球6内にある発光部7が通電により発光する。この発光により発光部7から照射される光のうち、最後端照射光30から、中間照射光29までの範囲の光は、メイン反射面15で前方に反射される。また、発光部7から照射される残りの光、つまり、中間照射光29から最前端照射光28までの範囲の光は、一次反射面16によって二次反射面17に向けて反射される。二次反射面17に向けて反射された光は、第2焦点F2を通過後、二次反射面17に到達し、二次反射面17によって前方に反射される。その際、第2サブリフレクタ14は、前記反射光がその前方にある第1サブリフレクタ13に遮られない位置まで、逃げ部18により外側に逃がしてあるので、第2サブリフレクタ14からの反射光は、いずれのものにも遮られることなく前方を照射できる。これらと同様に、前記のランプスイッチを走行用にすると、走行用発光部7aが発光し、当該走行用発光部7aからの照射光が各反射面で反射される。照射光は範囲ごとにメイン反射面15、一次反射面16で分けて反射され、走行用最後端照射光30aから走行用中間照射光29aまでの範囲の光はメイン反射面15で前方に反射される。走行用中間照射光29aから走行用最前端照射光28aまでの範囲の光は一次反射面16で二次反射面17に向けて反射され、二次反射面17に到達した光は当該二次反射面17で前方に反射される。
【0019】
以上の車両用灯具1は、電球6の発光部7が照射する光のうち、最前端照射光28から中間照射光29までの範囲の光を、一次反射面16で反射させている。通常この範囲の光は、当該車両用灯具1におけるメインリフレクタ外側端部11aの前方、つまり、メインリフレクタ11の前方で、且つ、外側の位置にある反射面(仮想メインリフレクタ32)で前方に反射させるが、当該車両用灯具1は、この範囲の光を反射する一次反射面16を電球6の近傍に設けてある。このため、発光部7からの照射光が拡散する前に一次反射面16に到達するので、面積を小さくすることができ、よって、この一次反射面16を有する第1サブリフレクタ13の寸法を小さくすることができる。また、通常の車両用灯具においては前記の範囲の光を反射する為に必要な仮想メインリフレクタ29が、当該車両用灯具1では不要になる。そのため、メインリフレクタ外側端部11aと電球先端6aとが、前後方向において同一に近い位置になるまでメインリフレクタ11の前後の寸法を大幅に小さくでき、また、横方向においても同様に、仮想メインリフレクタ32の広がりの分だけ小さくできる。
【0020】
これらの結果、車両用灯具1全体の前後方向、及び全幅の寸法を共に減少できる。また、発光部7から照射される光を2つの範囲に分けて、それぞれをメインリフレクタ11、サブリフレクタ12で前方に反射することにより、照射されるほぼ全域の光を、無駄なく一方向を照らす光として利用できる。また、メイン反射面15の形状とほぼ同一の放物面の焦点であると同時に、一次反射面16の形状とほぼ同一の楕円の2つの焦点のうちの一つでもある焦点F1よりも、走行用発光部7aは後方にある。そのため、メイン反射面15で反射した走行用発光部7aからの照射光は、発光部7からの照射光を反射した光と比較して拡散されることとなる。また、一次反射面16で反射した走行用発光部7aからの照射光は、一次反射面16で反射した発光部7からの照射光と比較して、二次反射面17の内側寄りに到達する。このため、これらの光を二次反射面17で反射する場合も、発光部7からの光よりも、走行用発光部7aからの光の方が、拡散して前方に反射されることとなる。従って、走行用発光部7aを発光させた場合は車両前方の、より広い範囲を照らすことができる。また、発光部7からの光を前方に反射させた場合の光は、通常すれ違い用として遠方を照らさないようにしてあるため、この場合に走行用発光部7aからの光を反射させた光は、より遠方を照らすことができる。
【0021】
また、メインリフレクタ11の前方に第1サブリフレクタ13が設けられているため、第1サブリフレクタ13に遮られて外部からは電球6の口金8付近を見ることができず、車両用灯具1の非点灯時に外観を向上させることができる。さらに、この第1サブリフレクタ13の前側の面には化粧面26が設けられているので、外部から見た場合のイメージを、さらに向上させることができる。これらの結果、寸法が制限されている車両用灯具1において、所定の寸法に収めることが出来る上に、電球6が照射するほぼ全ての光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。また、この車両用灯具1を車両用ヘッドランプとして使用することにより、車両のデザインの自由度を飛躍的に高めることができ、さらに、車両用灯具自体の外観も向上しているので、商品力の向上を図ることができる。
【0022】
また、第1サブリフレクタ13に設けたサブ挿通孔25に電球6を挿通することにより、従来の車両用灯具のように電球の前方に反射面が設けられている場合と比較して、リフレクタ全体の奥行き寸法を、従来の車両用灯具における電球と反射面との間の距離分浅くすることができる。このために、この発明は、リフレクタの奥行き寸法がさらに浅くなるように制限される斬新な車両デザインに沿うことができ、これにより、車両デザインの自由度がさらに大幅にアップすることができる。
【0023】
なお、前記の実施の形態では、化粧面26はアルミ蒸着を施しているが、任意の色で着色しても構わない。従来の車両用灯具には無い色を使用することによって車両用灯具1の外観を向上させることができる。さらに、車両のデザインと合わせて色を決めることにより、車両のデザインと車両用灯具1の両方の外観の相乗効果的な向上を図ることができる。また、実施の形態では、リフレクタを前方から見た形状が円形状になっているが、図4に示すように、メインリフレクタ11の上下若しくは左右、または一部等、任意の位置を平らにしてもよい。実施の形態では、サブリフレクタ12の組み合わせにより効率の良い車両用灯具を実現しているので、メインリフレクタの面積が多少減少しても前方を照らすのに必要な性能は確保でき、当該車両用灯具のメインリフレクタ11の任意の位置を平らにすることで、車両のデザインの自由度がさらに向上する。また、実施の形態ではハロゲン電球を説明したが、電球はハロゲン電球以外の、白熱電球または放電灯でもよい。また、この発明は、車両用ヘッドランプに限らず、電球をとリフレクタを使用し、一方向に照射する灯具ならば、その用途は問わない。
【0024】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、リフレクタの奥行き、及び全幅の寸法を減少させることにより、車両用灯具全体の寸法を小さくすることができる。
【0025】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、リフレクタをメインリフレクタとサブリフレクタとに分け、それぞれを最適な位置に配置することにより、光源が照射する光を有効に活用出来るため、前方を照らす性能を高めることができる。
【0026】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)によれば、リフレクタで反射面として使用しない部分に着色等を施すことにより、車両用灯具の非点灯時の外観の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両用灯具の実施の形態を示す一部断面図である。
【図2】実施の形態の照射光の反射経路を示す図である。
【図3】実施の形態の要部の斜視図である。
【図4】実施の形態の変形例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用灯具
6 電球
7 発光部(すれ違い用)
7a 走行用発光部
8 口金
9 コネクタ
11 メインリフレクタ
12 サブリフレクタ
13 第1サブリフレクタ
14 第2サブリフレクタ
15 メイン反射面
16 一次反射面(第1サブリフレクタ)
17 二次反射面(第2サブリフレクタ)
18 逃げ部
18a 逃げ部外側端部
18b 逃げ部内側端部
19 第1角部(メインリフレクタ〜第2サブリフレクタ)
20 第2角部(第2サブリフレクタ〜逃げ部)
24 メイン挿通孔
25 サブ挿通孔
26 化粧面
28 最前端照射光
28a 走行用最前端照射光
29 中間照射光
29a 走行用中間照射光
30 最後端照射光
30a 走行用最後端照射光
F1 焦点
F2 第2焦点

Claims (3)

  1. 光源と、
    光源からの光の一部分を所定の方向に反射させるメインリフレクタと、
    光源からの光の残り部分をメインリフレクタの所定の反射方向と異なる方向に反射させる第1サブリフレクタと、
    第1サブリフレクタからの反射光をメインリフレクタの所定の反射方向とほぼ同方向に反射させる第2サブリフレクタとを備え、
    第1サブリフレクタは、光源の近傍に位置し、
    第2サブリフレクタは、メインリフレクタの中央側に位置し、
    光源からの光の残り部分は、メインリフレクタの最前端よりも前方に照射される部分であり、第1サブリフレクタおよび第2サブリフレクタには、光源を挿通させる挿通孔が、それぞれ設けられていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源と、
    光源からの光の一部分を所定の方向に反射させるメインリフレクタと、
    光源からの光の残り部分をメインリフレクタの所定の反射方向と異なる方向に反射させる第1サブリフレクタと、
    第1サブリフレクタからの反射光をメインリフレクタの所定の反射方向とほぼ同方向に反射させる第2サブリフレクタと、
    第2サブリフレクタを外側に逃がす逃げ部とを備え、
    第1サブリフレクタは、光源の近傍に位置し、
    第2サブリフレクタは、第1サブリフレクタより後方で、且つ、その内側に設けられた逃げ部により前記第1サブリフレクタよりも外側に逃がされ、
    メインリフレクタは、第2サブリフレクタの外側に位置し、
    光源からの光の残り部分は、メインリフレクタの最前端よりも前方に照射される部分であり、第1サブリフレクタおよび逃げ部には、光源が挿通する挿通孔が、それぞれ設けられていることを特徴とする車両用灯具。
  3. 前記第1サブリフレクタの光源からの光を反射する面の反対側は、外部からの光を反射する面を形成、または、所定の色に着色していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008177037A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯
CN102748593A (zh) * 2011-04-18 2012-10-24 北京地调科技发展有限公司 Led灯

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