JP2004182760A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた洗浄力を有し環境に対する影響を十分に配慮した洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】下記成分(A)(B)(C)(D)を含有する洗浄剤組成物であって、該洗浄剤組成物が25℃において等方性界面活性剤連続相であるか若しくは等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系であることを特徴とする洗浄剤組成物である。
(A)両性界面活性剤
(B)アニオン界面活性剤
(C)モノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテルまたはモノ2−エチルヘキサン酸グリセリド
(D)水
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、毛髪や皮膚の洗浄、食器等のガラス製品の洗浄、住居の洗浄、工業製品の洗浄等に適するものであって、優れた洗浄力を有し環境に対する影響を十分に配慮した洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪及び皮膚、食器等のガラス類、住居用の各種洗浄剤としては、主に界面活性剤の特性である乳化、分散、可溶化作用などを利用した界面活性剤型洗浄剤が用いられてきた。
【0003】
また、一部の食器用洗浄剤や住居用洗浄剤にはアルカリ剤を使用したタイプがあり、このようなアルカリ型洗浄剤は汚れに含まれる油脂類が変成して生成した脂肪酸をケン化して石鹸を生成させ洗浄するものである。
【0004】
一方、浴室等の汚れに対しては酸型洗浄剤が用いられており、汚れの主成分である脂肪酸カルシウムを分解して洗浄するものである。さらに、工業製品の洗浄などにおいて非常に高い洗浄力が求められる特殊な用途を有する洗浄剤には、トリクロロエチレン等の溶剤を使用した溶剤型洗浄剤が用いられる場合もある。
【0005】
界面活性剤型洗浄剤は、大量に界面活性剤を使用した場合には廃液の環境への影響が懸念されるため、少量の界面活性剤によっても高い洗浄力を有する洗浄剤が求められている。
また、溶剤型洗浄剤はその毒性や環境への悪影響の課題がある。また、アルカリ型洗浄剤や酸型洗浄剤は、皮膚や目に対して危険であり、また、金属を腐食させ、環境に対する影響が大きいなどの問題点がある。
【0006】
これに対して、特許文献1には、界面活性剤型でありながら優れた洗浄性能を有する洗浄剤組成物として、等方性界面活性剤連続相を用いた洗浄剤が記載されている。しかしながら、この洗浄剤組成物は炭素原子数4〜8の液状アルコール/液状脂肪酸を用いることを特徴としており、そのような液状アルコール/液状脂肪酸は匂いの点で問題があった。
【0007】
また、非特許文献1には、脂肪酸メチルエステルαスルホン酸のカルシウム塩を界面活性剤とし、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドをコサーファクタントとして界面活性剤連続相を生成させる技術が記載されている。しかしながら、カルシウム塩の場合は、洗浄剤に求められる性能のうち泡立ちが低下する傾向がある。また、汚れの成分として油脂などに由来する脂肪酸を含む場合には不溶性の脂肪酸カルシウムを生成し洗浄性能が著しく低下する。さらに、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドはエステル結合によりグリセリンとモノ2−エチルヘキサン酸が化学結合しているため、長期間保存した場合にエステル結合が分解し、望ましくないモノ2−エチルヘキサン酸由来の臭いを生じる可能性がある。
【0008】
【特許文献1】
特願平2002−20791
【非特許文献1】
R. Beckら J. Phys. Chem. B 2002, 106, 3336
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上述の問題点に鑑み、特定の成分を含有する界面活性剤型洗浄剤を、等方性界面活性剤連続相であるか等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系に調整すると、優れた洗浄力を有し、環境に対する影響を十分に配慮した洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明の目的は、優れた洗浄力を有し、身体にも使用可能なほど安全であり、かつ環境に対しても十分に配慮した洗浄剤組成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、下記成分(A)(B)(C)(D)を含有する洗浄剤組成物であって、該洗浄剤組成物が25℃において等方性界面活性剤連続相であるか若しくは等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系であることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものである。
(A)両性界面活性剤
(B)アニオン界面活性剤
(C)モノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテルまたはモノ2−エチルヘキサン酸グリセリド
(D)水
【0012】
また、本発明は、上記洗浄剤組成物において、成分(A)と成分(B)との質量比が1:9〜9:1の範囲である洗浄剤組成物を提供するものである。
【0013】
さらに、本発明は、上記洗浄剤組成物において、成分(A)及び(B)の合計質量と、成分(C)の質量との質量比が、2:1〜1:3の範囲である洗浄剤組成物を提供するものである。
【0014】
また、本発明は、上記洗浄剤組成物において、成分(B)が一価アルカリ金属の塩又はトリエタノールアミンの塩である洗浄剤組成物を提供するものである。
【0015】
さらに、本発明は、上記洗浄剤組成物において、さらに塩化ナトリウムあるいは塩化カリウムを含有する洗浄剤組成物を提供するものである。
【0016】
また、本発明は、上記洗浄剤組成物が、OECDガイドラインに記載されたBOD(生物学的酸素要求量)法に基づく5日後の生分解性が50%を超えるものである洗浄剤組成物を提供するものである。
【0017】
さらに、本発明は、上記洗浄剤組成物が、皮膚又は毛髪洗浄用である洗浄剤組成物を提供するものである。
【0018】
また、本発明は、上記洗浄剤組成物が、ガラス、セラミックス又はプラスチック用である洗浄剤組成物を提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【0020】
本発明に用いる(A)成分の両性界面活性剤は、カチオン性官能基及びアニオン性官能基を少なくとも1つずつ有し、溶液が酸性のときにはカチオン性、アルカリ性のときにはアニオン性となり、等電点付近では非イオン界面活性剤に近い性質を有している。
両性界面活性剤は、アニオン基の種類により、カルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型およびリン酸エステル型に分類される。好ましくはカルボン酸型、硫酸エステル型およびスルホン酸型である。カルボン酸型はさらにアミノ酸型とベタイン型に分類される。本発明に好ましくはベタイン型である。具体的には、例えば、イミダゾリニウムベタイン、アルキルベタイン、アミドベタインが挙げられる。
【0021】
本発明に用いる(B)成分のアニオン界面活性剤は、脂肪酸石鹸、N−アシルグルタミン酸塩、アルキルエーテル酢酸等のカルボン酸塩型、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸型、高級アルコール硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩型、リン酸エステル塩型等に分類される。好ましくは、カルボン酸塩型、スルホン酸型および硫酸エステル塩型であり、特に好ましくは硫酸エステル塩型である。具体的には、例えば、アルキルエトキシサルフェート塩が挙げられる。
【0022】
また、スルホン酸塩型のうちアルキルベンゼンスルホン酸には分岐鎖アルキルタイプおよび直鎖アルキルタイプがあるが、これらは環境への影響(生分解性)の点で望ましくない。特に好ましくないものは分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩である。
【0023】
成分(A)の両性界面活性剤及び成分(B)のアニオン界面活性剤は、水溶液中で混合された場合に、油に対する界面張力が低下することが知られている。界面張力は特に油分の洗浄に対し重要な要因であり、油分との界面張力が低い溶液中で油汚れが自発的に球状になり基剤から脱離する、いわゆるローリングアップと呼ばれる汚れの除去過程は公知のものである。
(A)成分又は(B)成分の片方のみ用いた場合には、25℃において等方性界面活性剤連続相であるか等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系が得られないか、あるいは、得られた場合であっても界面張力が十分に低下していないためにその領域が狭く、実質上の使用にあたって安定性を十分に満たすことができない場合がある。
成分(A)の両性界面活性剤と成分(B)のアニオン界面活性剤の望ましい混合比は9:1〜1:9である。この範囲をはずれた場合には、界面張力の低下が充分でなく、洗浄効果が十分でない場合がある。
【0024】
本発明においては、成分(A)の両性界面活性剤と成分(B)のアニオン界面活性剤は混合して用いられるが、水溶液中で混合することで両者に静電的相互作用により複合体が生じ、目や皮膚に対する刺激が大きく減少する。
【0025】
本発明に用いる(C)成分のモノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテルまたはモノ2−エチルヘキサン酸グリセリドである。これらは、25℃で液状の界面活性助剤として機能する。すなわち、2−エチルヘキシル基が、親油基として機能する。また、グリセリンが有する3個の−OH基のうち、2−エチルヘキシル基のエステル結合又はエーテル結合により封鎖されている1個を除いた2つの−OH基が親水基として機能する。
(C)成分は界面活性剤と一定の比率で混合された界面膜を形成することで、系の親水性−親油性バランス(HLB)を変化させる。具体的には親水性の球状ミセル、棒状ミセルなどを形成する(A)成分および(B)成分の混合物であるアニオン/両性界面活性剤複合体のHLBをやや親油方向に変化させる。したがって(A)成分と(B)成分の総量と(C)成分の比率は非常に重要である。
本発明による洗浄剤を水で希釈した場合には(A)成分と(B)成分の総量と(C)成分の比率は一定に保持されるため、本洗浄剤の特徴である高い洗浄効果は維持される。
【0026】
本発明の(C)成分のうち、経時安定性の上で好ましくはモノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテルである。モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドはエステル結合により親油基及び親水基が結合しており、エステル結合は経時で加水分解する傾向があることから、モノ2−エチルヘキサン酸由来の臭いが若干生じることがある。
【0027】
本発明の洗浄剤組成物は、上記の成分(A)〜(C)と、成分(D)の水を含有し、25℃において等方性界面活性剤連続相一相溶液であるか等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系となっているものである。
等方性界面活性剤連続相は、界面活性剤が無限に会合した溶液のことであり、水および油の両方が連続であり、光学的に等方性の透明低粘度の溶液を意味する。ミドルフェーズマイクロエマルション相、バイコンティニュアス相、L相、D相などとも称され、本発明において、優れた洗浄効果を与える。本発明の組成をとることにより、広い組成範囲(領域)で安定に等方性界面活性剤連続相を得ることができる。
【0028】
本発明の洗浄剤組成物は、上記必須成分(A)(B)(C)と成分(D)の水とを混合し、必要に応じて洗浄料若しくは化粧料に配合されるその他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜添加し、目的とする剤形に応じて常法により製造される。特に塩化ナトリウム、塩化カリウムを配合することが好ましい。これらは、入手しやすく、安価であり、親水性の界面活性剤であるアニオン/両性活性剤複合系の親水性−親油性バランスを、塩析の効果により釣り合わせる、即ちやや親油性方向に変化させる効果があり、その結果としてモノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドの配合量を減じることができ望ましい添加剤である。
本発明のうち、等方性界面活性剤1相である洗浄料組成物は具体的には下記のステップにより製造出来る。
上記必須成分及び他の配合成分を添加した最終洗浄料組成物を、ねじ口試験管(サンプル)に入れ、激しく振とうし、25℃の恒温水槽中に静置する。目視にて、組成物溶液が1相になっていることを確認する。「1相である状態」とは溶液全体が均一で透明であることを指す(ファーストデターミンステップ)。
その後、このサンプルが低粘度であることをねじ口試験管を軽く振ることで確認する。試験管を逆さまにした場合に、すぐに溶液がねじ口側に落ちない場合やゲル化しており溶液がほとんど動かない場合は、液晶相である可能性がある。特に完全にゲル化している場合にはキュービック液晶相であるため、本発明の等方性界面活性剤1相領域ではない(セカンドデターミンステップ)。
さらに、洗浄料組成物溶液を、偏光板2枚を90度の位相差で組み合わせた間に保持し、光の透過がないことを確認する。光の透過がある場合にはラメラ液晶相あるいはヘキサゴナル液晶相であり、本発明の等方性界面活性剤1相領域ではない(サードデターミンステップ)。
最後に、組成物溶液の電気伝導度を測定する。等方性界面活性剤1相溶液の電気伝導度は同じ系で生成するミセル水溶液の値の約2/3であることが知られている。また、逆ミセル油溶液は電気伝導性を持たない。同じ系で生成するミセル水溶液を調製する場合、(C)成分であるモノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドを抜去すれば例外なく生成する。本発明で用いる(A)成分および(B)成分はイオン性であり親水性が高いため、(A)成分、(B)成分および(D)成分の水で構成される溶液はミセル水溶液であることは自明である。まれに(A)成分および/または(B)成分の疎水基の鎖長が長い場合など結晶が析出することがある。このような場合には、さらに(C)成分を添加した場合でも等方性界面活性剤1相は生成せず、従って得られた溶液は本発明の等方性界面活性剤1相溶液ではない。
すなわち、等方性界面活性剤連続相は光学的に等方性で透明な低粘度1相領域であり、以上のステップを確認できれば、本発明の等方性界面活性剤連続相の一相領域にあることが確認できる。
【0029】
また、等方性界面活性剤連続相の一相領域、または、他の相が共存する多相系になる洗浄料組成物を製造するためには、簡便には図1に示すような相図を作成することにより、必須成分(A)〜(D)の配合量を決定できる。
図1は、(A)両性界面活性剤に2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン5質量%、(B)アニオン界面活性剤にポリオキシエチレン(1.5モル)ラウリルエーテル硫酸カリウム5質量%、(C)モノ2−エチルヘキサン酸グリセリド1〜25質量%を使用し、(D)水を残渣とした場合の洗浄剤組成物の温度と、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドとの含有量をパラメーターとした場合における等方性界面活性剤連続相1相領域が生成する領域を表わしている。
はミセル水溶液相、Lαはラメラ液晶相、Dは等方性界面活性剤連続相、Oは油相(過剰なモノ2−エチルヘキサン酸グリセリド相)を表わす。本発明は25℃においてD(等方性界面活性剤連続相)が存在する1相または多相領域である。
すなわち、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン5質量%、(B)アニオン界面活性剤にポリオキシエチレン(1.5モル)ラウリルエーテル硫酸カリウム5質量%、(C)モノ2−エチルヘキサン酸グリセリド11.3〜22.5質量%、(D)水を残量となる組成範囲が本発明である。
この図の作成は下記の方法による。
1:まず、(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成分をねじ口試験管に秤量し、激しく振とうしたのち恒温水槽中に静置し溶液の状態を観察する。濁りがなく完全に透明であれば1相である。濁りがある場合にはさらに長期間静置しそれぞれの相の分離を待つ。相分離が完了した場合、存在するそれぞれの相は全て透明となる。まれに相分離が非常に遅く、成分の劣化などが懸念される場合には遠心分離装置を用いる。この場合、温度コントロールが可能なタイプを用いることが必要である。
2:次に溶液が1相の場合には等方性界面活性剤連続相、ミセル水溶液相、ラメラ液晶相などの可能性があるため、どの相であるかを決定する。決定の方法は、上記段落「0028」にて説明した粘度による判定、光学的等(異)方性、伝導度測定等の手法を用いる。
3:溶液が多相の共存状態である場合には、完全な相分離後に各相の光学的等(異)方性を確認する。また、この共存するいくつかの相のうち1つは、近接する1相領域の相である。確実に確認するためには、溶液の組成を近接する1相の領域に向かって徐々に変化させたいくつかの溶液を調製する、多相共存溶液のうち当該相の全溶液に占める容積が徐々に増加し、ついには1相となることから確認が可能である。また、比重を考慮し各相の試験管内の存在位置からの確認も可能である。本発明の等方性界面活性剤相は水相およびミセル水溶液相よりも比重が軽く、油相(過剰なモノ2−エチルヘキサン酸グリセリド)および逆ミセル油溶液相よりも比重が軽いことが普通である。等方性界面活性剤相とラメラ液晶相の比重は近いが、両者は光学的等方性により判別が可能である。
4:上記の手順により、多数の溶液を調製し、それぞれの組成において出現する相を特定し、領域を決定する。
5:次に、恒温水槽の温度を変化させ、繰り返し、領域の特定を行えば相図が完成する。
6:(A)と(B)との配合量が上記と異なる場合も図1の場合と全く同様にして相図を作成することができる。その図から、(C)の配合範囲を決定して、本発明の洗浄剤組成物を容易に製造することが可能である。
例えば、任意の(A)と(B)を選択し、目的とする製品の洗浄能力に応じて、(A):(B)=7:3になるような洗浄料組成物を製造する場合には、(A):(B)=7:3となるようにそれぞれの配合量をまず決める。そして、図1を作成した場合と同様にして相図を作成し、(C)のとり得る範囲を決定する。それを基本処方として、他の配合成分を添加し、25℃にて、等方性界面活性剤連続相の一相領域若しくはこの相と他の相とが共存していることを確認する。
【0030】
なお、本発明の要件である等方性界面活性剤連続相は熱力学的な平衡状態であり、添加順序に関わらず生成する。したがって、どのような添加順序でも製造することが可能である。しかしながら、最も速やかに平衡状態に到達させるためには、水、界面活性剤、塩など水溶性の物質を混合した後、モノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドを撹拌しながら徐添することが望ましい。特にモノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、モノ2−エチルヘキサン酸グリセリドを添加すると、比較的高粘度のラメラ液晶相が生成した後、等方性界面活性剤連続相が生成するため、添加にあたっては比較的強い撹拌力を用い、徐々に添加することが望ましい。
【0031】
成分(A)〜(D)を含有する洗浄剤組成物が、等方性界面活性剤連続相であるかどうかは、(1)外観による判定、(2)相平衡図の作成、(3)電気伝導度測定、(4)NMRによる自己拡散係数の測定、(5)フリーズフラクチャー法を用いて調製したレプリカの電子顕微鏡観察等により決定できる。いずれの方法により決定してもよい。
(1)外観による判定では、等方性界面活性剤連続相は透明な低粘度1相領域であり光学的には等方性である。光学的異方性の液晶相との区別は偏光板2枚を90度の位相差で組み合わせた間にサンプルを保持し、光の透過がないことを確認することで可能である。等方性界面活性剤連続相と他の等方性1相領域であるミセル水溶液、逆ミセル油溶液との区別には、さらに(2)〜(5)の方法が有効である。
(2)相平衡図の作成では、水/油/界面活性剤(界面活性剤にはコサーファクタントの界面活性助剤を含む)で構成される3成分系の相平衡図を作成すると、等方性透明低粘度1相領域で、かつ水および油頂点のいずれからも連続する領域でない等の特長を有していることで同定可能であるが、この特長は構成される系(成分)によって異なる。
(3)電気伝導度測定では、等方性界面活性剤連続相の電導度は同じ系で得られるミセル水溶液相の約2/3の値をとることが知られている。
(4)NMRによる自己拡散係数測定は、LindmanらによりJ. Colloid Interface Sci. 1981, 83, 569等に詳しく記載されている方法である。
(5)フリーズフラクチャー法を用いて調製した等方性界面活性剤連続相サンプルの電子顕微鏡観察によれば、水および油の両方が連続となった像を得ることが可能である。この像によれば水あるいは油が連続のミセル水溶液相で得られる球状の会合体像との区別が容易である。この方法については、今栄らによる文献Colloid polym. Sci. 1994, 272, 604に詳しく記載されている。
【0032】
本発明に配合される各種成分は環境への影響が少ない生分解性の良いことが求められる。アルキル基の場合、2重結合を有するものが最も生分解性が良好であり、次に直鎖アルキルが良好である。直鎖型の中では、アルキル鎖長の短いものが良好であるとされる。分岐鎖アルキルは生分解性が良好ではないとされる。また、ベンゼン環は生分解性に問題がある。環境への影響が少ない生分解性の高いものが望ましい。微生物による分解率(生分解率)の求め方はOECDガイドライン(経済協力開発機構)により規定されている。実際には、好気性菌の豊富な活性泥土により好気性分解で消費した酸素の量(BOD:Biological Oxygen Demand)を洗浄剤の化学構造から理論的に計算して得られるTOD(Theological OxygenDemand:理論的酸素要求量)で除し百分率とすることにより計算される。生分解性に問題があるとされる分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩および直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩はいずれも5日間の生分解率が5%未満である。
本発明の洗浄剤組成物は、環境を十分に配慮して、OECDガイドライン(化学物質検査法301C)に記載されたBOD(生物学的酸素要求量)法に基づく洗浄剤組成物の5日間の生分解率が50%以上であることが好ましい。
【0033】
本発明の洗浄剤組成物は、皮膚又は毛髪洗浄料として好ましく利用される。また、ガラス用洗浄剤、セラミックス用洗浄剤、プラスチック用洗浄剤、コンタクトレンズ用洗浄剤、食器用洗浄剤、容器用洗浄剤、工業用洗浄剤としても好ましく使用される。
【0034】
【実施例】
次に実施例により本発明をさらに具体的に詳細に説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。配合量は質量%を表わす。
【0035】
本発明の洗浄剤組成物の洗浄効果を確認するため、以下の洗浄効果テストを行なった。
「人工汚れの作成」
人工汚れ1:ワセリンをそのまま使用
人工汚れ2:ワセリンとステアリン酸を1:1の割合で、80℃で混合し自然冷却して作成
「洗浄効果評価法」
顕微鏡観察用のスライドグラスにあらかじめ2cm×2cmの領域を設定し、人工汚れ0.1gを均一に塗布した。洗浄液を一定の界面活性剤濃度となるようイオン交換水で希釈し200mlビーカー中に満たし、人工汚れの塗布されたスライドグラスを静かに洗浄液中に浸漬し5分間経過後に静かに引き上げ、直ちにガラス上の人工汚れ残存量を目視にて判定した。
「洗浄効果」の判定基準
◎:人工汚れ残存量が5%以下である
○:人工汚れ残存量が20%以下である
△:人工汚れ残存量が50%以下である
×:人工汚れ残存量が50%を越える
本洗浄剤組成物の臭いの有無を確認するため、専門パネルによる臭い判定を行った。
「臭い」の判定基準
○:臭いがほとんど認められない
△:臭いが認められる
×:臭いが強く認められる
本洗浄剤の泡立ち特性を確認するため、泡立ちの視感判定を行った。サンプルを100mlスクリュー管に50mlとり、激しく3回振とうした。5分後の泡の状態を目視にて確認した。
「泡立ち」の判定基準
○:泡が認められる
△:泡が僅かに認められる
×:泡が認められない
【0036】
各表に、実施例及び比較例、実施例及び/又は比較例をそれぞれ10倍、100倍に希釈した洗浄剤組成物についての洗浄効果評価結果および臭い評価結果を示す。
【0037】
【表1】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0038】
「表1」の結果より、実施例1および2の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても洗浄効果が高い優れた洗浄剤であることがわかる。また、実施例1は実施例2に比べて、長期保存後の臭い安定性が良好であることが判る。
【0039】
【表2】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0040】
「表2」の結果より、実施例3の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても、また汚れに脂肪酸が含まれている場合にも洗浄効果が高く、また、泡立ちの良好な優れた洗浄剤であることがわかる。
【0041】
【表3】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0042】
「表3」の結果より、実施例4の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても洗浄効果が高い優れた洗浄剤であることがわかる。
【0043】
【表4】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0044】
「表4」の結果より、実施例5の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても洗浄効果が高い優れた洗浄剤であることがわかる。
【0045】
【表5】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0046】
「表5」の結果より、実施例6の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても洗浄効果が高い優れた洗浄剤であることがわかる。
【0047】
【表6】
Figure 2004182760
製法:各成分を水に添加し攪拌する。
【0048】
「表6」の結果より、実施例7の洗浄剤組成物は、希釈時の界面活性剤が低濃度の場合においても洗浄効果が高い優れた洗浄剤であることがわかる。
【0049】
「生分解率」
実施例6の洗浄剤組成物の生分解率を、OECDガイドラインにより規定されているBOD法にて求めた。その結果、洗浄剤組成物の5日間の生分解率は55%であり、生分解性が高く環境に対して十分に配慮した洗浄剤であることが分かった。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた洗浄力を有し、少量の使用によっても充分な洗浄力を有するので、環境に対して十分に配慮した洗浄料であり、安全性が高く、身体に対しても使用でき、生分解性にも優れた洗浄剤組成物を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】等方性界面活性剤連続相の領域を表す相平衡図である。

Claims (9)

  1. 下記成分(A)(B)(C)(D)を含有する洗浄剤組成物であって、該洗浄剤組成物が25℃において等方性界面活性剤連続相であるか若しくは等方性界面活性剤連続相と他の相とが共存する多相系であることを特徴とする洗浄剤組成物。
    (A)両性界面活性剤
    (B)アニオン界面活性剤
    (C)モノ2−エチルヘキシルグリセリルエーテルまたはモノ2−エチルヘキサン酸グリセリド
    (D)水
  2. 成分(A)と成分(B)との質量比が1:9〜9:1の範囲であることを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 成分(A)及び(B)の合計質量と成分(C)の質量との質量比が2:1〜1:3の範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
  4. 成分(B)が一価アルカリ金属の塩又はトリエタノールアミンの塩であることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  5. 成分(B)がナトリウム又はカリウムの塩であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. 洗浄剤組成物が、さらに塩化ナトリウム又は塩化カリウムを含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  7. 洗浄剤組成物が、OECDガイドラインに記載されたBOD(生物学的酸素要求量)法に基づく5日後の生分解性が50%を超えるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  8. 洗浄剤組成物が、皮膚又は毛髪洗浄料であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  9. 洗浄剤組成物が、ガラス、セラミックス又はプラスチック用洗浄剤であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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