JP2004166120A - 遠隔設備制御システム及び遠隔制御システムのパスワード設定方法 - Google Patents

遠隔設備制御システム及び遠隔制御システムのパスワード設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、受信する電子メールを選択することができる遠隔設備制御システム及び遠隔設備制御システムのパスワード設定方法に関する。
【解決手段】本発明では、端末装置18を用いてインターネット17及びメールサーバ16を含むLモードゲートウェイ15を介して設備アダプタ13に設備制御の電子メールを送信して設備コントローラ14で住設機器11を制御する電子メール使用設備制御システム100において、メールサーバ16は、設備アダプタ13からパスワードを設定可能な状態にすること要求された場合にあって端末装置18からパスワードが通知された場合にはパスワード登録テーブルにパスワードを仮登録すると共に、この仮登録の場合にあって設備アダプタ13から本登録することを要求された場合には、仮登録したパスワードを本登録する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住戸内に設置される各住設機器を遠隔から電子メールを用いて制御する遠隔設備制御システムに関し、特に、受信する電子メールを選択することができる遠隔設備制御システムに関する。そして、このような遠隔設備制御システムに用いられるパスワード設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、住戸内に設置される各住設機器を遠隔から制御する設備制御装置は、Web技術を用いたシステムが知られている。
【0003】
図11は、従来の遠隔設備制御システムの構成を示す図である。図11において、遠隔設備制御システム200は、住戸内に設置される1又は複数の住設機器111(111−A、111−B、・・・、111−X)と、住設機器111を制御すると共にネットワークに応じたプロトコルにデータを変換して該データをやり取りするネットワークインターフェース112と、ネットワークインターフェース112から送信されたデータを宛先に応じてルーティングするルータ113と、ネットワークインターフェース112にインタネット接続サービスを提供するインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)114と、ブラウザ機能を備えた携帯端末120と、ISP114と携帯端末120との間で通信を可能とするインターネット116とを備えて構成されいる。
【0004】
このような従来の遠隔設備制御システム200では、住設機器111からの機器状態をネットワークインターフェース112がHTML(Hyper Text Markup Language)形式で集中管理する。携帯端末120が住設機器111の機器状態を表示する場合には、ネットワークインターフェース112のURL(Uniform Resource Locator)を指定し、ネットワークインターフェース112が集中管理している情報をTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などのプロトコルを用いて送信していた。また、住設機器111の機器状態を変更したい場合には、即ち、住設機器111を遠隔制御したい場合には、携帯端末120が制御データをTCP/IPやHTTPなどのプロトコルを用いてネットワークインターフェース112に送信し、ネットワークインターフェース112の制御用のページを書き換え、この制御用のページの情報に基づいてネットワークインターフェース112が住設機器111に制御信号を送信することによって住設機器を制御していた。また、インターネットを利用した遠隔設備制御システムの先行技術としては、例えば、特許文献1がある。この特許文献1には、一定時間毎に雨量や湿度等の気象状況を検出する気象センサの検出出力をインターネット利用して共用情報盤に送信し、共用情報盤がこの検出出力に基づいてローカルネットワークに接続される住設機器を制御する技術が開示されている。
【0005】
一方、インターネットでは、近年、迷惑メールが社会問題となっており、迷惑メールの受信を拒否する技術が開発されている。例えば、特許文献2には、受信を拒否したいメールアドレスを記憶する記憶手段を受信端末に備え、電子メールが着信すると、この電子メールのメールアドレスと記憶されているメールアドレスとが一致するか否かによって受信を許否したり、受信を許可するパスワードを記憶する記憶手段に受信端末に備え、電子メールが着信すると、この電子メールのパスワードと記憶されているパスワードとが一致するか否かによって受信を許否したりする技術が記載されている。そして、この特許文献2では、これら受信拒否したいメールアドレスや受信許可のためのパスワードは、端末装置が備える入力手段より入力している。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−97843号公報
【特許文献2】
特開2002−94517号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の遠隔設備制御システムでは、インターネットの接続にISPを利用するので、ISPとの契約費用、ネットワークインターフェースとISPとを繋ぐルータの設備費用及びネットワークインターフェースの設備費用等の種々の大きな費用が掛かっていた。特に、ネットワークインターフェースは、送受信データをTCP/IPやHTTPなどのプロトコルに従って変換しなければならないため、そのためのハードウェアやソフトウェアを搭載する必要があり、高価になりがちであった。また、ネットワークインターフェースとISPの間では、ADSL、ISDN及びCATV等の様々な方式があり、これに対応する必要があった。そして、これに対応したとすれば設置工事の際に個々に調整が必要となる一方、様々に対応しているのでトラブルの可能性が高く信頼性が低下してしまう。さらに、従来の遠隔設備制御システムでは、常時接続することも可能であるが、通常より多くの費用がかかり、一方、遠隔制御の都度ダイヤルアップをする場合では操作性が常時接続よりも劣ってしまう。
【0008】
そこで、TCP/IPなどのプロトコルに従ってインタネット用にデータを変換し、ルータやISPの機能を備えたLモード(東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社の商標登録出願商標)を使用することが考えられる。この場合には、ネットワークインターフェースは、Lモード用のプロトコルにのみ対応すればよく、ハードウェアやソフトウェアを簡略することができ得る。また、一つの事業者が住戸とインターネットとの間を接続するため、信頼性に優れ、さらに、従来の方式に較べて低価格で常時接続が可能である。
【0009】
ところが、Lモードを利用する場合、Lモードのメールサーバからメールが在ることが通知されると当該メールの内容に拘わらずメールサーバに当該メールを読出しに行ってしまう。そのため、通信料金が課金されてしまう。特に、当該メールの内容が設備制御に無関係な電子メールである場合には、無駄な通信料金が課金されるという問題が生じる。
【0010】
そこで、設備制御に無関係な電子メールを受信拒否するために、従来技術のように特定のメールアドレスやパスワードを遠隔設備制御システムにおける設備制御側の装置に登録することが考えられる。ところが、この場合にもメールサーバに当該メールを読み出しに行くため、通信料金が課金されてしまう。そして、従来の技術では、これらを入力するキーボード等の入力装置も設備制御側の装置に備えられるため、勝手にパスワードが設定される危険があり、セキュリティーの問題が生じる。しかも、従来の技術では、入力装置が設備制御側の装置に必要となり、設備制御側の装置の大型化やコストアップを生じてしまう。
【0011】
本発明では、上記事情に鑑みて為された発明であり、受信する電子メールを選択することができる遠隔設備制御システム及び該遠隔設備制御システムのパスワード設定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記第1通信網と第2通信網との間にあってメールサーバを含むゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおいて、前記設備アダプタは、パスワードを設定可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する指示を入力する第1入力手段及びパスワードを本登録することを前記メールサーバに要求する指示を入力する第2入力手段を更に備え、前記メールサーバは、前記設備アダプタに割り当てられたメールアドレスとパスワードとパスワードの登録状態を示すフラグとの対応関係を示すパスワード登録テーブルを記憶する記憶手段及び該パスワード登録テーブルの登録内容を操作する操作手段を更に備え、前記操作手段は、前記設備アダプタから前記第1入力手段に入力があったことが通知された場合には、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードを登録可能な状態に該パスワード登録テーブルを操作し、前記操作手段は、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが登録可能な状態において、前記端末装置から該設備アダプタのメールアドレスとパスワードとを含む設定電子メールが通知された場合には、該設定電子メールのパスワード及び仮登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに登録し、前記操作手段は、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが仮登録状態において、前記設備アダプタから前記第2入力手段に入力があったことが通知された場合には、本登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに登録し、前記操作手段が該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードにパスワードを仮登録した場合には、仮登録中である旨の電子メールを前記端末装置に返信することで構成される。
【0013】
そして、請求項4に記載の発明では、第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記設備アダプタに割り当てられたメールアドレスとパスワードとパスワードの登録状態を示すフラグとの対応関係を示すパスワード登録テーブルを記憶する記憶手段及び該パスワード登録テーブルの登録内容を操作する操作手段を含むメールサーバを含む前記第1通信網と第2通信網との間にあるゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおける、パスワードを設定するパスワード設定方法において、前記メールサーバは、設備アダプタからパスワードを設定可能な状態にすること要求された場合には、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードを登録可能な状態に前記操作手段によって操作する第1ステップと、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが登録可能な状態において、前記端末装置から該設備アダプタのメールアドレスとパスワードとを含む設定電子メールが通知された場合には、該設定電子メールのパスワード及び仮登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに前記操作手段によって登録する第2ステップと、前記第2ステップを行った場合には、仮登録中である旨の電子メールを前記端末装置に返信する第3ステップと、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが仮登録状態において、前記設備アダプタからパスワードを本登録することを要求された場合には、本登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに前記操作手段によって登録する第4ステップとを備えて構成される。
【0014】
このような遠隔設備制御システム及び遠隔設備制御システムのパスワード設定方法では、端末装置を用いてメールサーバにパスワードを通知するので、メールサーバや設備アダプタにパスワードを入力するための入力装置を備える必要がない。そして、パスワード登録テーブルを設定可能な状態にするために、端末装置とは別の設備アダプタを用いるので、端末装置だけあるいは設備アダプタだけでは、パスワードを登録することができない。さらに、パスワードの登録は、設備アダプタ及び端末装置の間でパスワード登録テーブルのパスワード登録状態を仮登録状態から本登録状態に段階的に変更しながら行う。このため、パスワードの登録に対するセキュリティーが従来より増す。
【0015】
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の遠隔設備制御システムにおいて、前記メールサーバは、前記操作手段が該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードにパスワードを本登録した場合には、本登録した旨の電子メールを前記端末装置に更に送信することで構成される。
【0016】
このような構成の遠隔設備制御システムでは、メールサーバは、パスワードを通知する電子メールを送信した端末装置にパスワードを本登録した旨を通知するので、ユーザは、電子メールに記載したパスワードが本登録されたことを知ることができる。そして、ユーザは、端末装置が一定時間経過しても本登録した旨の電子メールを受信しない場合には、本登録に失敗したと判断することができる。
【0017】
そして、請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の遠隔設備制御システムにおいて、前記メールサーバは、電子メールを受信した場合には、該電子メールのメールアドレスと一致するメールアドレスを含むレコードを前記パスワード登録テーブルから検索し、検索したレコードのパスワードと該電子メールのパスワードとを比較して、一致する場合にのみ該電子メールのメールアドレスが割り振られた設備アダプタに電子メールの存在を通知することで構成される。
【0018】
このような構成の遠隔設備制御システムでは、メールサーバが、電子メールを受信した場合に、この電子メールの宛先メールアドレス及びパスワードがパスワード登録テーブルの登録内容と一致する場合にのみに、該当する設備アダプタに電子メールが有る旨を通知する。このため、設備アダプタが、設備制御に無関係な電子メールを受信することを抑制することができ、無駄な通信料金が課金されることを防止することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明では、第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記第1通信網と第2通信網との間にあってメールサーバを含むゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおいて、前記設備アダプタは、メールアドレスを変更可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する指示を入力する入力手段を更に備え、前記演算処理手段は、更に、 前記入力手段に入力があった場合には前記メールサーバに該入力手段に入力があった旨を通知し、前記入力手段に入力があった後に前記端末装置から該設備アダプタの変更後のメールアドレスを含む変更電子メールが通知された場合には、該変更電子メールの変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知し、該変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知した後に、メールアドレスを変更する処理が終了した旨の電子メールを該端末装置に返信し、前記メールサーバは、前記設備アダプタに割り当てられた電話番号とメールアドレスとの対応関係を示す電話番号アドレス対応テーブルを記憶する記憶手段及び該電話番号アドレス対応テーブルの登録内容を操作する操作手段を更に備え、前記操作手段は、前記設備アダプタから前記入力手段に入力があったことが通知された場合には、前記電話番号パスワード対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスを変更可能な状態に該電話番号アドレス対応テーブルを操作し、前記操作手段は、前記電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスが変更可能な状態において、該設備アダプタから変更後のメールアドレスが通知された場合には、該電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに該変更後のメールアドレスを登録することで構成される。
【0020】
そして、請求項6に記載の発明では、第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、該設備アダプタに割り当てられた電話番号とメールアドレスとの対応関係を示す電話番号アドレス対応テーブルを記憶する記憶手段及び該電話番号アドレス対応テーブルの登録内容を操作する操作手段を含むメールサーバを含む前記第1通信網と第2通信網との間にあるゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおける、パスワードを設定するパスワード設定方法において、前記演算処理手段は、入力手段に入力があった場合にはメールアドレスを変更可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する第1ステップと、前記入力手段に入力があった後に前記端末装置から該設備アダプタの変更後のメールアドレスを含む変更電子メールが通知された場合には、該変更電子メールの変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知する第2ステップと、該変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知した後に、メールアドレスを変更する処理が終了した旨の電子メールを該端末装置に返信する第3ステップと、前記メールサーバは、前記設備アダプタから前記第1ステップの要求がなされた場合には、前記電話番号パスワード対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスを変更可能な状態に前記操作手段によって操作する第4ステップと、前記電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスが変更可能な状態において、前記第2ステップにおける変更後のメールアドレスの通知がなされて場合には、該電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに該変更後のメールアドレスを前記操作手段によって登録する第5ステップとを備えることで構成される。
【0021】
このような遠隔設備制御システム及び遠隔設備制御システムのパスワード設定方法では、端末装置を用いて変更後のメールアドレスを設備アダプタを介してメールサーバに通知するので、メールサーバや設備アダプタに変更後のメールアドレスを入力するための入力装置を備える必要がない。そして、電話番号アドレス対応テーブルを変更可能な状態にするために、端末装置とは別の設備アダプタを用いるので、端末装置だけあるいは設備アダプタだけでは、メールアドレスを変更することができない。さらに、メールアドレスの変更は、設備アダプタによって電話番号アドレス対応テーブルを変更可能な状態にした後に、端末装置から変更後のメールアドレスを受け付けるというように段階的に行う。このため、メールアドレスの変更に対するセキュリティーが従来より増す。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。図2は、第1の実施形態における電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタの構成を示す図である。図3は、第1の実施形態におけるLモードゲートウェイのメールサーバの構成を示す図である。
【0023】
図1において、第1の実施形態における電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100は、通信回線で接続された1又は複数の住設機器11(11−A、11−B、・・・、11−X)と、この通信回線を介して住設機器11を制御するLモード設備コントローラ14と、一般電話機12及びLモード設備コントローラ14とLモードゲートウェイ15との間のインターフェースである電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13と、メールサーバ16を備えたLモードゲートウェイ15と、インターネット17と、電子メールを送受信する電子メール送受信端末(e−メール送受信端末)18とを備えて構成される。
【0024】
住設機器11は、住戸10に設置される電気・電子機器であり、例えば、住戸10内の環境を検出する、温度センサ、煙センサ、ガスセンサ及び明暗センサなどのセンサ機器や、住戸10内の環境を調整する、照明器具、エアコンディショナー(エアコン)及び加湿器などの家庭電化製品や、防犯装置や、血圧、体温、心拍等を監視する健康管理装置などである。住設機器11とLモード設備コントローラ14とを接続する通信回線は、例えば、イーサネット(Ethernet、登録商標)であり、これらはローカルエリアネットワークを形成する。
【0025】
Lモード設備コントローラ14は、Lモード設備アダプタ13からの制御用電子メールによる制御データ又は各住設機器11からの検出データに基づいて各住設機器11を制御する機能と、各住設機器11からの検出データに基づいて検出データをLモード設備アダプタ13を介して電子メール送受信端末18に報知するためのデータを作成する機能とを有する。
【0026】
電子メール送受信端末18は、電子メールを送受信することができる端末装置であり、例えば、Lモード機能を備えるLモード電話機18−1、電子メールソフト(メーラー)を搭載したパーソナルコンピュータ(PC)18−2、及び、電子メールソフトを搭載した携帯電話やPDAなどのメール携帯端末18−3などである。電子メール送受信端末18は、住戸10の住人が携帯したり、住戸10内の住設機器11における機器状態を集中管理する管理センターやガス会社等のエネルギー供給元事業者などに配置される。電子メール送信プロトコルには、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)が使用され、電子メール受信プロトコルには、例えば、POP3(Post Office Protocol version 3)が使用される。
【0027】
図2において、電子メール選択機能付きのLモード設備アダプタ13は、一般電話機12のオフフックを検出するオフフック検出部21と、信号の種別に応じてLモードゲートウェイ15の接続先を切り替える回線切替部22と、後述のパスワード設定モード通知信号や本登録要求信号等の送信を指示する入力部23と、Lモードゲートウェイ15から受信したデータが呼である場合には当該呼を再生して回線切替部22に出力するモデム制御部25と、Lモード設備アダプタ13の動作状態等を表示する表示部26と、Lモードゲートウェイ15から受信したデータが呼である場合にはLモードゲートウェイ15と一般電話機12との間にオフフック検出部21を介して回線が確立するように回線切替部22を制御する回線切替部制御部27と、音声の入出力を行う音声部28と、Lモード設備アダプタ13の制御プログラム、制御プログラムに必要なデータ及び制御プログラム実行中のデータ等を記憶する記憶部29と、Lモード設備アダプタ13とLモード設備コントローラ14との間で所定のプロトコルに従ってデータの送受信を可能とする通信制御部30と、これらオフフック検出部21、回線切替部22、入力部23、モデム制御部25、表示部26、回線切替部27、音声部28、記憶部29及び通信制御部30に接続されこれら各部と入出力を行いながら各部を制御する演算処理部24とを備えて構成される。
【0028】
入力部23は、例えば、パスワード設定モードの指示を入力するパスワード設定用押し釦スイッチと本登録の指示を入力する本登録用押し釦スイッチとを備えて構成される。表示部26は、例えば、Lモード設備アダプタ13がパスワード設定モードであることを示すLEDと、本登録要求中であることを示すLEDと、Lモード設備アダプタ13が通常動作モードであることを示すLEDとを備えて構成される。
【0029】
演算処理部24は、例えばマイクロプロセッサ等で構成される。演算処理部24は、Lモードゲートウェイ15から信号を回線切替部22を介して受信すると、信号の内容を判断する。判断の結果、信号が呼の場合には、演算処理部24は、Lモードゲートウェイ15と一般電話機12との間でオフフック検出部21を介して回線を繋ぐように回線切替部制御部27を用いて回線切替部22を制御すると共に、モデム制御部25に当該呼を再生させる。一般電話機12は、モデム制御部25で再生された呼を回線切替部22及びオフフック検出部21を介して受信し、呼出音を生成する。一方、判断の結果、信号が制御用電子メールの場合には、演算処理部24は、制御用電子メールから制御データを取り出し、通信制御部30を介してLモード設備コントローラ14に送信する。Lモード設備コントローラ14は、この制御データに基づいて住設機器11を制御する。また、オフフック検出部21からオフフックを検出した旨の信号を受信すると、演算処理部24は、Lモードゲートウェイ15と一般電話機12との間で回線を繋ぐように回線切替部制御部27を用いて回線切替部22を制御する。そして、住設機器11からの検出データは、Lモード設備コントローラ14に収集され、通信制御部30を介して演算処理部24に受信される。演算処理部24は、住設機器11からの検出データを受信すると検出データを内容とする電子メールを作成し、記憶部29に記憶されている電子メールアドレス宛てに送信する。
【0030】
なお、制御用電子メールは、例えば、第1行目に制御用電子メールであることを示す識別子、第2行目にパスワード、第3行目に制御対象の住設機器11を特定する識別子及び制御内容を記載するというように、フォーマットを予め規定するとよい。
【0031】
図3において、メールサーバ16は、Lモードゲートウェイ15内に設けられた電子メールを送受信するコンピュータであり、Lモード外部のネットワークにおけるユーザに電子メールを送信するSMTPサーバ部41と、Lモードのネットワーク内におけるユーザ宛てに送られてきた電子メールを保管しユーザからの受信要求に対応するPOP3サーバ部42と、パスワード登録テーブル44及びパスワード登録テーブル44を操作するパスワード登録テーブル操作部43を備えて構成される。
【0032】
パスワード登録テーブル44は、Lモードメールアドレス51、パスワード52及び登録状態フラグ53の各フィールドを備え、Lモードメールアドレス51毎にレコードが作成される。Lモードメールアドレス51には、Lモード設備アダプタ13のメールアドレスが登録される。パスワード52には、Lモード設備アダプタ13に送信される電子メールが当該Lモード設備アダプタ13に対して正規なユーザであるか否かを認証するための符号が登録される。登録状態フラグ53には、パスワード52における状態が登録され、符号が登録されていない未登録状態、符号が登録されているが確定されていない仮登録状態及び符号が登録され且つ確定している本登録状態である。そして、登録状態フラグ53において、未登録状態は例えば「0」や「NYT」等で表示され、仮登録状態は例えば「1」や「TEM」等で表示され、本登録状態は例えば「2」や「REA」等で表示される。
【0033】
次に、電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100の動作を説明する。
(第1の実施形態の動作)
図4は、メールサーバにパスワードを設定する動作を示すフローチャートである。ユーザは、例えば電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13の使用を開始する際に、パスワードを設定すべくパスワード設定モードを入力部23を用いてLモード設備アダプタ13に入力する。パスワード設定モードは、Lモード設備アダプタ13と当該Lモード設備アダプタ13に関してメールサーバ16とをパスワードを設定するように動作させるモードである。
【0034】
演算処理部24は、入力部23よりパスワード設定モードの入力を受けると、メールサーバ16を当該Lモード設備アダプタ13に関してパスワード設定モードとすべく、自己のメールアドレス及びパスワード設定モードで動作するように要求する旨の情報を含むパスワード設定モード通知信号を生成し、メールサーバ16に送信する(S11−L)。
【0035】
メールサーバ16は、パスワード設定モード通知信号を受信すると、送信元の当該Lモード設備アダプタ13のメールアドレスでパスワード登録テーブル44を参照し、このメールアドレスのレコードが無い場合には新たなレコードを追加し、追加したレコードの登録状態フラグ53を未登録状態である旨のフラグを登録する。また、このメールアドレスのレコードがある場合にはこのレコードの登録状態フラグ53を未登録状態である旨のフラグに書き換える。そして、メールサーバ16は、電子メール送受信端末18よりパスワードを設定するパスワード設定メールを受信するための待機状態となる(S12−M)。
【0036】
ユーザは、電子メール送受信端末18を用いて、パスワードを記載した電子メールを作成し当該Lモード設備アダプタ13宛てに電子メール(パスワード設定メール)を送信する(S13−C)。
【0037】
なお、パスワード設定メールは、例えば、第1行目にパスワード設定メールであることを示す識別子、第2行目にパスワードを記載するというように、フォーマットを予め規定するとよい。
【0038】
メールサーバ16は、電子メールを受信すると、受信した電子メール(受信メール)における送信先のメールアドレスに基づいてパスワード登録テーブル44のLモードメールアドレス51を参照し、登録状態フラグ53を検索する。検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が未登録状態である場合には受信電子メールをパスワード設定メールと判断し、受信電子メールの内容をパスワード52に登録すると共に、登録状態フラグ53を仮登録状態である旨のフラグを登録する。また、検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が仮登録中である場合には正規ユーザではない第三者からの電子メールと判断し、受信電子メールを破棄する。そして、検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が本登録状態である場合には受信電子メールを制御用電子メールと判断し、受信電子メールの内容からパスワードを抽出して、抽出したパスワードとパスワード登録テーブル44におけるパスワード52の内容とを比較する。比較の結果、一致する場合には、POP3サーバ部42に受信電子メールを転送し、POP3サーバ部42は、Lモード設備アダプタ13に電子メールを受信した旨を通知する。一方、不一致の場合には正規ユーザではない第三者からの電子メールと判断し、受信電子メールを破棄する。なお、パスワード登録テーブル44を参照した結果、受信電子メールにおける送信先のメールアドレスに該当するレコードが無い場合にも受信電子メールを破棄する(S14−M)。
【0039】
次に、メールサーバ16は、登録状態フラグ53を仮登録状態にした場合には、パスワード設定メールを受信して仮登録状態にした旨の情報を含む電子メール(受信・仮登録通知メール)を作成し、受信元の電子メール送受信端末18に返信する(S15−M)。
【0040】
電子メール送受信端末18は、電子メールを受信すると、電子メールを受信した旨を表示する(S16−C)。ユーザは、受信した電子メールが受信・仮登録通知メールであるか否かを判断し、受信・仮登録通知メールである場合には、パスワードを本登録すべく本登録要求を入力部23を用いてLモード設備アダプタ13に入力する。本登録要求は、当該Lモード設備アダプタ13に関してメールサーバ16に仮登録中のパスワードを本登録させる要求である。
【0041】
演算処理部24は、入力部23より本登録要求の入力を受けると、当該Lモード設備アダプタ13に関してパスワードを本登録すべく、自己のメールアドレス及び本登録するように要求する旨の情報を含む本登録要求信号を生成し、メールサーバ16に送信する。そして、Lモード設備アダプタ13は、パスワード設定モードを解除する(S17−L)。
【0042】
メールサーバ16は、本登録要求信号を受信すると、本登録要求信号のメールアドレスに基づいてパスワード登録テーブル44のLモードメールアドレス51を参照し、登録状態フラグ53を検索する。検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が未登録状態である場合及び本登録状態である場合には本登録要求信号を破棄する。また、検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が仮登録中である場合には、登録状態フラグ53を本登録状態である旨のフラグを登録する。なお、パスワード登録テーブル44を参照した結果、受信電子メールにおける送信先のメールアドレスに該当するレコードが無い場合にも受信電子メールを破棄する。そして、メールサーバ16は、パスワード設定モードを解除する(S18−M)。
【0043】
以上のように、本実施形態に係る電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100では、パスワードの設定において、メールサーバ16をパスワード設定モードに動作させること及び本登録させることと、メールサーバ16にパスワードを送信することとをLモード設備アダプタ13と電子メール送受信端末18との異なる2系統で行うので、正規ユーザではない第三者が電子メール送受信端末18を用いて不正にパスワードを設定することを防止することができる。さらに、パスワードの登録を仮登録及び本登録の2段階で行うので、正規ユーザではない第三者が電子メール送受信端末18を用いて不正にパスワードを設定することをより確実に防止することができる。
【0044】
そして、以後の動作において、メールサーバ16は、電子メールを受信した場合にはS14−Mで説明したように、受信電子メールにおける送信先のメールアドレスに基づいてパスワード登録テーブル44のLモードメールアドレス51を参照し、登録状態フラグ53を検索する。検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が未登録状態又は仮登録状態である場合には正規ユーザではない第三者からの電子メールと判断し、受信電子メールを破棄する。そして、検索の結果、該当するレコードにおける登録状態フラグ53が本登録状態である場合には受信電子メールを制御用電子メールと判断し、受信電子メールの内容からパスワードを抽出して、抽出したパスワードとパスワード登録テーブル44におけるパスワード52の内容とを比較する。比較の結果、一致する場合には、POP3サーバ42に受信電子メールを転送し、POP3サーバ部42は、Lモード設備アダプタ13に電子メールを受信した旨を通知する。一方、不一致の場合には正規ユーザではない第三者からの電子メールと判断し、受信電子メールを破棄する。
【0045】
動作中においてメールサーバ16がこのように動作するので、正規ユーザではない第三者が、電話番号の部分を適当に作成することによって“電話番号@pipopa.ne.jp”のメールアドレスを適当に作成し、このメールアドレスに電子メールを送信したとしても、パスワードの認証により正規ユーザではない第三者からの電子メールと判断することができる。そして、この判断をした場合には受信電子メールを破棄し、POP3サーバ部42は、Lモード設備アダプタ13に電子メールを受信した旨を通知しない。このため、電子メールが正規ユーザではない第三者からLモード設備アダプタ13に送信されたとしても、Lモード設備アダプタ13は、メールサーバ16に当該電子メールを読み出しに行くことは無いので、通信料金が課金されることが無い。本実施形態に係るLモード設備アダプタ13は、正規ユーザからの制御用電子メールと第三者からの電子メールを選択的に受信することができるから、第三者からの例えばいたずらメールや広告メール等の迷惑メールに対し受信を遮断することができる。また、正規ユーザではない第三者からの電子メールを遮断することができるので、第三者が住設機器11を不正に制御することを防止することができ、住設機器11の制御におけるセキュリティーが確保される。
【0046】
なお、上述の実施形態において、図4に破線で示すように、メールサーバ16は、S19−Mの処理の後にパスワード52を本登録した旨を通知する本登録通知メールを作成し、電子メール送受信端末18に送信し(S19−M)、電子メール送受信端末18は、この本登録通知メールを受信して、本登録通知メールを受信したことを表示させるようにしてもよい(S20−C)。このような処理を追加することによって、ユーザは、パスワードが本登録されたことを確実に知ることができる。
【0047】
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態の構成)
第2の実施形態における電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム101は、通信回線で接続された1又は複数の住設機器11(11−A、11−B、・・・、11−X)と、この通信回線を介して住設機器11を制御するLモード設備コントローラ14と、一般電話機12及びLモード設備コントローラ14とLモードゲートウェイ15との間のインターフェースである電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13’と、メールサーバ16’を備えたLモードゲートウェイ15と、インターネット17と、電子メールを送受信する電子メール送受信端末(e−メール送受信端末)18とを備えて構成される。即ち、第2の実施形態における電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム101は、図1に示すLモード設備アダプタ13をLモード設備アダプタ13’に代え、メールサーバ16をメールサーバ16’に代えた点を除き、第1の実施形態における電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100と同様である。
【0048】
図5は、第2の実施形態における電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタの構成を示す図である。図6は、第2の実施形態におけるLモードゲートウェイのメールサーバの構成を示す図である。
【0049】
図5において、第2の実施形態における電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13’は、オフフック検出部21、回線切替部22、入力部23’、演算処理部24’、モデム制御部25、表示部26’、回線切替部27、音声部28、記憶部29’及び通信制御部30を備えて構成される。即ち、第2の実施形態におけるLモード設備アダプタ13’は、第1の実施形態におけるLモード設備アダプタ13における入力部23、演算処理部24、表示部26及び記憶部29に代えて入力部23’、演算処理部24’、表示部26’及び記憶部29’を用いる点を除き、第1の実施形態と同様の構成である。
【0050】
入力部23’は、例えば、アドレス変更モードの指示を入力するアドレス変更用押し釦スイッチを備えて構成される。表示部26は、例えば、Lモード設備アダプタ13’がアドレス変更モードであることを示すLEDと、Lモード設備アダプタ13’が通常動作モードであることを示すLEDとを備えて構成される。演算処理部24’は、例えばマイクロプロセッサ等で構成され、回線制御の処理や制御用電子メールの処理に関し第1の実施形態における演算処理部24と同様に動作する他、メールアドレスの変更に関し後述のように動作する。記憶部29’は、Lモード設備アダプタ13’の制御プログラム、制御プログラムに必要なデータ及び制御プログラム実行中のデータ等を記憶する。
【0051】
図6において、メールサーバ16’は、第1の実施形態のメールサーバ16と同様にSMTPサーバ部41とPOP3サーバ部42とを備え、さらに、Lモード設備アダプタ13’の電話番号とメールアドレスとの対応関係を示す電話番号アドレス対応テーブル操作部47と電話番号アドレス対応テーブル47を操作する電話番号アドレス対応テーブル操作部46とを備えて構成される。
【0052】
電話番号アドレス対応テーブル操作部47は、Lモード設備アダプタ13’の電話番号56及びLモードメールアドレス51’の各フィールドを備え、電話番号56毎にレコードが作成される。
(第2の実施形態の動作)
図7は、Lモード設備アダプタにおけるメールアドレスを変更する動作を示すフローチャートである。図8は、LモードのOSIモデルによる各プロトコルレイアのプロトコルを示す図である。
【0053】
図7において、ユーザは、例えば電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13’の使用を開始する際に、メールアドレスを変更すべくアドレス変更モードを入力部23’を用いてLモード設備アダプタ13’に入力する。アドレス変更モードは、Lモード設備アダプタ13’と当該Lモード設備アダプタ13’に関してメールサーバ16’とをメールアドレス変更可能に動作させるモードである。
【0054】
演算処理部24’は、入力部23’よりアドレス変更モードの入力を受けると、メールサーバ16を当該Lモード設備アダプタ13’に関してメールアドレスを変更すべく、自己のメールアドレス及びアドレス変更モードで動作するように要求する旨の情報を含むアドレス変更モード通知信号を生成し、メールサーバ16’に送信する(S31−L)。メールサーバ16’は、アドレス変更モード通知信号を受信すると、送信元の当該Lモード設備アダプタ13の電話番号に基づいて電話番号アドレス対応テーブルを参照し、該当するレコードのメールアドレスを“電話番号@pipopa.ne.jp”に初期化する(S32−M)。そして、演算処理部24’は、電子メール送受信端末18よりメールアドレスを変更するアドレス変更メールを受信するための待機状態となる(S33−L)。
【0055】
ユーザは、電子メール送受信端末18を用いて、変更後のメールアドレスを記載した電子メールを作成し当該Lモード設備アダプタ13’宛てに電子メール(アドレス変更メール)を送信する(S34−C)。
【0056】
Lモードのメールアドレスは、デフォルトが“電話番号@pipopa.ne.jp”となっており、ドメイン名は、変更できないので、変更後のメールアドレスは、例えば“電話番号”と“@”との間に所定桁数のパスワードを挿入することによって構成する。パスワードを例えば4桁の英数字で構成することとすると、変更後のメールアドレスは、“電話番号4桁の英数字@pipopa.ne.jp”となる。このように変更後のメールアドレスに電話番号を残すことによって、契約者の電話番号とメールアドレスを常に関連付けておくことにより、メールアドレスの重複をなくすことができるという効果がある。
【0057】
なお、アドレス変更メールは、例えば、第1行目にアドレス変更メールであることを示す識別子、第2行目に変更後のメールアドレスを記載するというように、フォーマットを予め規定するとよい。
【0058】
次に、Lモード設備アダプタ13’の演算処理部24’は、アドレス変更モード中にアドレス変更メールを受信すると(S35−L)、受信したアドレス変更メールの変更後のメールアドレスをSMTPソフト用に記憶部29’に記憶すると共に、変更後のメールアドレスを通知するアドレス変更通知をメールサーバ16’に送信する(S36−L)。
【0059】
メールサーバ16’は、アドレス変更モード中にアドレス変更通知を受信すると、電話番号アドレス対応テーブル47における、アドレス変更通知の送信元の電話番号に対応するLモードメールアドレス51’の登録内容を変更後のメールアドレスに書き換える(S37−M)。
【0060】
次に、Lモード設備アダプタ13’の演算処理部24’は、電話番号アドレス対応テーブル47のLモードメールアドレス51’の登録内容を変更後のメールアドレスに変更したことを通知する処理終了メールを作成し、電子メール送受信端末18に返信し、アドレス変更モードを終了する(S38−L)。
【0061】
電子メール送受信端末18は、処理終了メールを受信すると、これを表示する(S39−C)。ユーザは、アドレス変更メールを送信した電子メール送受信端末18によって処理終了メールの受信を確認する。これによってユーザは、正規にアドレスが変更されたことを確認することができる。
【0062】
ここで、処理終了メールを受信しなかった場合、変更後のメールアドレスを忘却してしまった場合、あるいは、再度メールアドレスを変更したい場合等では、ユーザは、アドレス変更モードを入力部23を用いてLモード設備アダプタ13’に入力することによって、上述のメールアドレスの変更を最初から行う。
【0063】
なお、OSI(Open System Interconnection)モデルに基づいてLモードの各レイアを示すと、図8に示すようになる。Lモードでは第2層にLモード特有の拡張SLIPというプロトコルを採用しており、第1層から第4層までのプロトコルを用いてLモードゲートウェイ15とLモード設備アダプタ13、13’との通信を確立している。電子メールの送信を行うSTMPや電子メールの受信を行うPOP3は、「各種サーバ類」にあたり、第5層〜第7層のプロトコルである。このため、メールアドレスを変更したとしても、処理終了メールを受信しなかった場合、変更後のメールアドレスを忘却してしまった場合、あるいは、再度メールアドレスを変更したい場合等において、Lモードゲートウェイ15とLモード設備アダプタ13’との通信を確立することができる。
【0064】
以上のように、本実施形態に係る電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム101では、変更後のメールアドレスを記載した電子メールを送信した電子メール送受信端末18にメールアドレスの変更の確認を返信するので、正規ユーザではない第三者が電子メール送受信端末18を用いて不正にメールアドレスを変更するを防止することができる。
【0065】
そして、Lモード設備アダプタ13’のメールアドレスは、Lモードメールアドレスのデフォルト“電話番号@pipopa.ne.jp”から“電話番号パスワード@pipopa.ne.jp”となるので、正規ユーザではない第三者が“電話番号@pipopa.ne.jp”のメールアドレスを適当に作成して、このメールアドレスに電子メール(迷惑メール)を送信したとしても、Lモード設備アダプタ13’には送信されることが無い。このため、通信料金が課金されることが無い。また、正規ユーザではない第三者からの電子メールを遮断することができるので、第三者が住設機器11を不正に制御することを防止することができ、住設機器11の制御におけるセキュリティーが確保される。
【0066】
なお、上述の第1及び第2の実施形態において、電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100、101は、一般電話機に電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13とLモード設備コントローラ14によって住戸10内のシステムを構築したが、図9に示すように、Lモード電話機51に電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13における諸機能を組み込んでもよい。
【0067】
図9は、Lモード電話機を利用した電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。図9において、このような電子メール使用設備制御システム100’、101’は、1又は複数の住設機器11(11−A、11−B、・・・、11−X)と、住設機器11を制御するLモード設備コントローラ14と、Lモード設備コントローラ14とLモードゲートウェイ15との間のインターフェース機能及び上述の電子メール選択受信機能を兼ね備えたLモード電話機51と、メールサーバ16を備えたLモードゲートウェイ15と、インターネット17と、電子メールを送受信する電子メール送受信端末18とを備えて構成される。このようなLモード電話機51を利用することにより、低価格化及び省スペース化に実現することができる。
【0068】
そして、上述の第1及び第2の実施形態において、電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ13とLモード設備コントローラ14の代わりに、図10に示すように、両機能を併せ持った電子メール選択受信機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラ52によって電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100”、101”を構築してもよい。
【0069】
図10は、電子メール選択受信機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラを用いた電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。図10において、このような電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システム100”、101”は、1又は複数の住設機器11(11−A、11−B、・・・、11−X)と、住設機器11を制御すると共に、一般電話機12及び住設機器11とLモードゲートウェイ15との間のインターフェース機能及び上述の電子メール選択受信機能を兼ね備えた電子メール選択受信機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラ52と、メールサーバ16を備えたLモードゲートウェイ15と、インターネット17と、電子メールを送受信する電子メール送受信端末18とを備えて構成される。このような電子メール選択受信機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラ52を利用することにより、省スペース化を実現することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、請求項1及び請求項4に記載の発明では、端末装置を用いてメールサーバにパスワードを通知するので、メールサーバや設備アダプタにパスワードを入力するための入力装置を備える必要がない。そして、パスワード登録テーブルを設定可能な状態にするために、端末装置とは別の設備アダプタを用いるので、端末装置だけあるいは設備アダプタだけでは、パスワードを登録することができない。さらに、パスワードの登録は、設備アダプタ及び端末装置の間でパスワード登録テーブルのパスワード登録状態を仮登録状態から本登録状態に段階的に変更しながら行う。このため、パスワードの登録に対するセキュリティーが従来より増す。
【0071】
そして、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明における効果に加えて、メールサーバは、パスワードを通知する電子メールを送信した端末装置にパスワードを本登録した旨を通知するので、ユーザは、電子メールに記載したパスワードが本登録されたことを知ることができる。そして、ユーザは、端末装置が一定時間経過しても本登録した旨の電子メールを受信しない場合には、本登録に失敗したと判断することができる。
【0072】
また、請求項3に記載の発明では、請求項1及び請求項2の発明における効果に加えて、メールサーバが、電子メールを受信した場合に、この電子メールの宛先メールアドレス及びパスワードがパスワード登録テーブルの登録内容と一致する場合にのみに、該当する設備アダプタに電子メールが有る旨を通知する。このため、設備アダプタが設備制御に無関係な電子メールを受信することを抑制することができ、無駄な通信料金が課金されることを防止することができる。
【0073】
さらに、請求項5及び請求項6に記載の発明では、端末装置を用いて変更後のメールアドレスを設備アダプタを介してメールサーバに通知するので、メールサーバや設備アダプタに変更後のメールアドレスを入力するための入力装置を備える必要がない。そして、電話番号アドレス対応テーブルを変更可能な状態にするために、端末装置とは別の設備アダプタを用いるので、端末装置だけあるいは設備アダプタだけでは、メールアドレスを変更することができない。さらに、メールアドレスの変更は、設備アダプタによって電話番号アドレス対応テーブルを変更可能な状態にした後に、端末装置から変更後のメールアドレスを受け付けるというように段階的に行う。このため、メールアドレスの変更に対するセキュリティーが従来より増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態における電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタの構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるLモードゲートウェイのメールサーバの構成を示す図である。
【図4】メールサーバにパスワードを設定する動作を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態における電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタの構成を示す図である。
【図6】第2の実施形態におけるLモードゲートウェイのメールサーバの構成を示す図である。
【図7】Lモード設備アダプタにおけるメールアドレスを変更する動作を示すフローチャートである。
【図8】LモードのOSIモデルによる各プロトコルレイアのプロトコルを示す図である。
【図9】Lモード電話機を利用した電子メール選択受信機能付きの電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。
【図10】電子メール選択受信機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラを用いた電子メール使用設備制御システムの構成を示す図である。
【図11】従来のブラウザを用いた遠隔設備制御システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 住設機器
13、13’ 電子メール選択受信機能付きのLモード設備アダプタ
14 Lモード設備コントローラ
15 Lモードゲートウェイ
16、16’ メールサーバ
18 電子メール送受信端末
23、23’ 入力部
24、24’ 演算処理部
26、26’ 表示部
29、29’ 記憶部
41 パスワード登録テーブル操作部
42 パスワード登録テーブル
46 電話番号アドレス対応テーブル操作部
47 電話番号アドレス対応テーブル
61 電子メール選択機能付きのLモード電話機
62 電子メール選択機能及びアダプタ機能付きLモード設備コントローラ

Claims (6)

  1. 第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記第1通信網と第2通信網との間にあってメールサーバを含むゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおいて、
    前記設備アダプタは、パスワードを設定可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する指示を入力する第1入力手段及びパスワードを本登録することを前記メールサーバに要求する指示を入力する第2入力手段を更に備え、
    前記メールサーバは、前記設備アダプタに割り当てられたメールアドレスとパスワードとパスワードの登録状態を示すフラグとの対応関係を示すパスワード登録テーブルを記憶する記憶手段及び該パスワード登録テーブルの登録内容を操作する操作手段を更に備え、
    前記操作手段は、前記設備アダプタから前記第1入力手段に入力があったことが通知された場合には、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードを登録可能な状態に該パスワード登録テーブルを操作し、
    前記操作手段は、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが登録可能な状態において、前記端末装置から該設備アダプタのメールアドレスとパスワードとを含む設定電子メールが通知された場合には、該設定電子メールのパスワード及び仮登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに登録し、
    前記操作手段は、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが仮登録状態において、前記設備アダプタから前記第2入力手段に入力があったことが通知された場合には、本登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに登録し、
    前記操作手段が該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードにパスワードを仮登録した場合には、仮登録中である旨の電子メールを前記端末装置に返信すること
    を特徴とする遠隔設備制御システム。
  2. 前記メールサーバは、前記操作手段が該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードにパスワードを本登録した場合には、本登録した旨の電子メールを前記端末装置に更に送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の遠隔設備制御システム。
  3. 前記メールサーバは、電子メールを受信した場合には、該電子メールのメールアドレスと一致するメールアドレスを含むレコードを前記パスワード登録テーブルから検索し、検索したレコードのパスワードと該電子メールのパスワードとを比較して、一致する場合にのみ該電子メールのメールアドレスが割り振られた設備アダプタに電子メールの存在を通知すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔設備制御システム。
  4. 第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記設備アダプタに割り当てられたメールアドレスとパスワードとパスワードの登録状態を示すフラグとの対応関係を示すパスワード登録テーブルを記憶する記憶手段及び該パスワード登録テーブルの登録内容を操作する操作手段を含むメールサーバを含む前記第1通信網と第2通信網との間にあるゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおける、パスワードを設定するパスワード設定方法において、
    前記メールサーバは、
    設備アダプタからパスワードを設定可能な状態にすること要求された場合には、前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードを登録可能な状態に前記操作手段によって操作する第1ステップと、
    前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが登録可能な状態において、前記端末装置から該設備アダプタのメールアドレスとパスワードとを含む設定電子メールが通知された場合には、該設定電子メールのパスワード及び仮登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに前記操作手段によって登録する第2ステップと、前記第2ステップを行った場合には、仮登録中である旨の電子メールを前記端末装置に返信する第3ステップと、
    前記パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するパスワードが仮登録状態において、前記設備アダプタからパスワードを本登録することを要求された場合には、本登録状態を示すフラグを該パスワード登録テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに前記操作手段によって登録する第4ステップとを備えること
    を特徴とするパスワード設定方法。
  5. 第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、前記第1通信網と第2通信網との間にあってメールサーバを含むゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおいて、
    前記設備アダプタは、メールアドレスを変更可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する指示を入力する入力手段を更に備え、
    前記演算処理手段は、更に、
    前記入力手段に入力があった場合には前記メールサーバに該入力手段に入力があった旨を通知し、
    前記入力手段に入力があった後に前記端末装置から該設備アダプタの変更後のメールアドレスを含む変更電子メールが通知された場合には、該変更電子メールの変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知し、
    該変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知した後に、メールアドレスを変更する処理が終了した旨の電子メールを該端末装置に返信し、
    前記メールサーバは、前記設備アダプタに割り当てられた電話番号とメールアドレスとの対応関係を示す電話番号アドレス対応テーブルを記憶する記憶手段及び該電話番号アドレス対応テーブルの登録内容を操作する操作手段を更に備え、前記操作手段は、前記設備アダプタから前記入力手段に入力があったことが通知された場合には、前記電話番号パスワード対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスを変更可能な状態に該電話番号アドレス対応テーブルを操作し、
    前記操作手段は、前記電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスが変更可能な状態において、該設備アダプタから変更後のメールアドレスが通知された場合には、該電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに該変更後のメールアドレスを登録すること
    を特徴とする遠隔設備制御システム。
  6. 第1通信網に接続され受信信号が電子メールか通話かに応じて出力先を設備を制御する設備コントローラか電話機かに切り換える回線切替手段及び電子メールから該設備の制御信号を生成して該設備コントローラに出力する演算処理手段を含む設備アダプタと、該設備アダプタに割り当てられた電話番号とメールアドレスとの対応関係を示す電話番号アドレス対応テーブルを記憶する記憶手段及び該電話番号アドレス対応テーブルの登録内容を操作する操作手段を含むメールサーバを含む前記第1通信網と第2通信網との間にあるゲートウェイと、前記第2通信網に接続可能であって電子メールを送受信可能な端末装置とを備えた遠隔設備制御システムにおける、パスワードを設定するパスワード設定方法において、
    前記演算処理手段は、
    入力手段に入力があった場合にはメールアドレスを変更可能な状態にすることを前記メールサーバに要求する第1ステップと、
    前記入力手段に入力があった後に前記端末装置から該設備アダプタの変更後のメールアドレスを含む変更電子メールが通知された場合には、該変更電子メールの変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知する第2ステップと、
    該変更後のメールアドレスを前記メールサーバに通知した後に、メールアドレスを変更する処理が終了した旨の電子メールを該端末装置に返信する第3ステップと、
    前記メールサーバは、
    前記設備アダプタから前記第1ステップの要求がなされた場合には、前記電話番号パスワード対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスを変更可能な状態に前記操作手段によって操作する第4ステップと、
    前記電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するメールアドレスが変更可能な状態において、前記第2ステップにおける変更後のメールアドレスの通知がなされて場合には、該電話番号アドレス対応テーブルにおける該設備アダプタに関するレコードに該変更後のメールアドレスを前記操作手段によって登録する第5ステップとを備えること
    を特徴とするパスワード設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009516465A (ja) * 2005-11-16 2009-04-16 ロジックプラント 遠隔地コンピュータを用いたモバイル機器用インターネットメールクライアントシステムおよびその制御方法

Cited By (1)

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JP2009516465A (ja) * 2005-11-16 2009-04-16 ロジックプラント 遠隔地コンピュータを用いたモバイル機器用インターネットメールクライアントシステムおよびその制御方法

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