JP2004141850A - 高速発酵乾燥装置 - Google Patents
高速発酵乾燥装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004141850A JP2004141850A JP2003103554A JP2003103554A JP2004141850A JP 2004141850 A JP2004141850 A JP 2004141850A JP 2003103554 A JP2003103554 A JP 2003103554A JP 2003103554 A JP2003103554 A JP 2003103554A JP 2004141850 A JP2004141850 A JP 2004141850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- air
- outside
- discharged
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE
- B09B3/00—Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
- B09B3/40—Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless involving thermal treatment, e.g. evaporation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Abstract
【課題】各種の腐敗性有機物を内容物として投入し加熱および混合して処理できるようにした高速発酵乾燥装置を提供する。
【解決手段】投入された腐敗性有機物形態の内容物が発酵および乾燥される内部で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を本体の外部に設けられている密閉循環機具に給送させて水分は凝縮水の形態に分離、排出させ、水分の取り除かれた低温低湿な空気は予熱過程によって高温低湿な状態に変換させた後、再び本体内に給送させる循環的な作動を行い、外部には悪臭を漏出させずに高速に発酵および乾燥できるようにし、攪拌効果も向上させる。
【選択図】図1
【解決手段】投入された腐敗性有機物形態の内容物が発酵および乾燥される内部で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を本体の外部に設けられている密閉循環機具に給送させて水分は凝縮水の形態に分離、排出させ、水分の取り除かれた低温低湿な空気は予熱過程によって高温低湿な状態に変換させた後、再び本体内に給送させる循環的な作動を行い、外部には悪臭を漏出させずに高速に発酵および乾燥できるようにし、攪拌効果も向上させる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭の飲食物、市場の野菜類、屠畜した肉類、海産物などの各種農畜水産物の副産物や、豆腐工場から発生するトウフ粕、パルプ工場などで発生する泥沼板など各種の腐敗性有機物を内容物として投入して加熱および混合し、その内容物から発生する高温多湿な空気を強制的に外部に密閉状態で循環給送するものの、このとき凝縮水を外部に排出させて水分が取り除かれ、予熱された状態の空気を再び内部に復帰させる反復的な循環作動を通じて内容物を濃縮し、高速に発酵/乾燥処理することで飼料、肥料または燃料化できるようにした高速発酵乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発酵/乾燥装置では、内容物を加熱し乾燥および発酵する時に発生する高温多湿な内部空気を装置外に排出させる過程において脱臭塔を通じて浄化された後外部に排出されるようにしていたが、その脱臭効果が稼動初期にはある程度持続されてから稼動時間の経過につれて急減してしまうので、悪臭が確実に除去または浄化されなかった状態で脱臭塔から外部へ排出され、周辺環境を汚す問題があった。
勿論、その都度脱臭塔内の脱臭材料を入れ替えることである程度は持続的に脱臭作用が可能とされるが、このような保守・管理には多くの時間とコストがかかり、また、入替え作業時には稼動を中断しなければならないため、稼働率が低下し、実際の稼動環境に大きな妨げとなってきた。
【0003】
しかも、内部の空気は前述のように外部に排出させるとは言えども、排出される空気分だけ水分が含有され、温度差の相対的に大きい状態の外部空気がそのまま内部に流入されるため、乾燥や発酵作用には極めて不利に作用し、装置内の内容物から水分を取り除かせて乾燥させるとは言っても内部に流入される外部空気に含有された湿度以下に内容物を乾燥させることはできなかった。その結果、内容物の乾燥および発酵に長時間がかかることは勿論、処理済みの内容物においても品質にばらつきが見られ、品質が著しく劣化する問題があった。
また、装置内に設けられる攪拌翼は、その構造的な欠陥によって攪拌作動中に内容物の殆どが装置の内壁に絡み付いて攪拌・混合が円滑にできなく、攪拌翼の負荷が漸次加重されるとともに、攪拌作動の効率が低下し、発酵および乾燥の効果も低下し実用化し難いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、その目的は、投入された腐敗性有機物形態の内容物が発酵および乾燥される本体内で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を直ぐ外部に排出させるのではなく、密閉された循環状態で水分を取り除いた後、再び装置の内部に給送させることで悪臭の発生を根本的に遮断し作動中の悪臭発生の問題を解決して外気汚染を防止できるようにし、添加剤を別に使用せずにも短時間でより迅速で円滑に乾燥および発酵過程ができるようにすることにある。
【0005】
本発明の他の目的は、装置の内部から発生して外部に排出される高温多湿な空気から水分を取り除くために冷却させて凝縮水を排出させる過程や、このような凝縮水の排出過程によって水分の取り除かれた低温低湿な空気を高温低湿な状態に変化させた後、装置内に再び給送するために予熱させる過程で使用される熱交換器と凝縮器の構造を画期的に改善し、エネルギー節減と副産物のリサイクル効果を向上させることにある。
【0006】
本発明のさらに他の目的は、本体の内部で回転作動する攪拌翼の螺旋方向を異ならせて内・外側2重の形態に形成することによって内容物の循環移動が連続的にできるようにするなどその構造を画期的に改善し、混合および攪拌移送効果をさらに向上させて低速回転稼動時にもより速い攪拌作動ができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、投入口から投入された腐敗性有機物形態の内容物が本体の内部で外部加熱源によって加熱され、内部の攪拌翼によって混合されながら発酵および乾燥されるようにし、発酵および乾燥された内容物は排出口を通じて外部に排出させる発酵乾燥装置において、作動中に本体内の内容物から発生する高温多湿な空気を本体の外部に設けられている密閉循環機具に排出させるものの、この密閉循環機具を通りながら水分は凝縮器によって凝縮水の形態に分離されて外部に排出され、水分の取り除かれた低温低湿な空気は熱交換器によって予熱されて高温低湿な状態に変換された後、再び本体の内部に給送される循環的な構造を採用することによって、外部には悪臭が漏出されないながらも内容物が高速に発酵乾燥されるようにした高速発酵乾燥装置を提供する。
【0008】
このとき、前記凝縮器は、 本体から排出された空気の流入口側には冷却媒体の排出口が位置し、空気排出口側には冷却媒体の流入口が位置し、 前記熱交換器は、前記凝縮器を経て排出される空気が流入される流入口側には加熱媒体の排出口が位置し、空気が排出されて再び本体に給送される排出口側には加熱媒体の流入口が位置する。
【0009】
また、前記攪拌翼は互いに螺旋方向を異ならして内・外側2重の形態に設け て内容物の循環移動が連続的にできるように構成してなる高速発酵乾燥装置を提供する。
【0010】
また、本体の内部から高温多湿な空気を外部に排出させる通路に着脱自在なフィルタ網を設けてなる高速発酵乾燥装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1ないし図10に示すように、本発明の多数の実施例は共通的に、投入口2から投入された腐敗性有機物形態の内容物が本体1の内部で外部加熱源3によって加熱され、内部の攪拌翼4によって混合されながら発酵および乾燥されるようにし、発酵および乾燥された内容物は排出口5を通じて外部に排出させる通常の発酵/乾燥装置において、作動中に本体1内の内容物から発生する高温多湿な空気はフィルタ6を経由し本体1の外部に設けられている強制給送機具7によって密閉循環機具8に排出させるものの、この密閉循環機具8を通りながら水分は凝縮器9によって凝縮水の形態に分離されて外部に排出され、水分の取り除かれた低温低湿な空気は熱交換器10によって予熱されて高温低湿な状態に変換された後、再び本体1の内部に給送される循環的な構造を採用することによって、外部には悪臭が漏出されないながらも内容物が高速に発酵/乾燥される。
【0012】
このとき、前記強制給送機具7は、図1に示すように、前記凝縮器9と熱交換器10との間に給送ファンの形態で設けられているが、その配設位置は、本体1の内部空気が外部に排出され、密閉循環機具8を経て再び本体1の内部に給送されるのが可能ならば、いずれの位置でもいい。
また、外部加熱源3は、図1および図2に示すように、例えばボイラー30から発生した加熱媒体であって、スチームやその他の加熱媒体が本体1の外部に設けた加熱部32を通過しながら本体1の内部を加熱させるように構成すればいいが、前述のようにボイラー30を設けずに直接加熱部32を電気的ヒータで構成してもよく、本体1の内部を加熱させる形態ならば従来の加熱源の中から適切なものを選択して活用してもいい。
【0013】
また、前記凝縮器9は、図1ないし図4に示すように、本体1から排出された空気の流入口側11には冷却媒体の排出口12が位置し、空気排出口側13には冷却媒体の流入口14が位置し、凝縮水はドレーン15を経て外部に排出されるように構成され、前記熱交換器10は、図1ないし図3、および図5に示すように、前記凝縮器9を通じて排出される空気が流入される流入口側21には加熱媒体の排出口22が位置し、空気が排出されて再び本体1に給送される排出口側23には加熱媒体の流入口24が位置するように構成するのが好ましい。
【0014】
詳しくは、前記凝縮器9は、内側にそれぞれ空間100、102、128、130が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体104、106と、前記内・外側筒体104、106の上、下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれの通路108、110を形成する上・下部仕上板材112、114と、前記内・外側筒体104、106の中間部を横切って塞いだ形態で、外側筒体106と内側筒体104との間に形成される空間102、128部位に該当する部位にのみ通路116を形成した中間仕切り板材118と、多数の通孔104a、104bが形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管122が取り囲まれるように 設けられた内側筒体104とから構成される。ここで、前記内側筒体104の下部に位置する通路110は内側上方に突出した突出部124を有するように設けられ、前記突出部124と内側筒体104との間において下部仕上板材114にはドレーン15が設けられる。
【0015】
勿論、前述した冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管122は冷却機具150と連結されてなるものの、前記冷却機具150は、冷却水の回収および補充のためのタンク152と冷却塔154が連結設置されてなり得る。
【0016】
このように構成される凝縮器9は、図1ないし図3に示すように、一対のユニットを直列に連結して設けてもよく、図示してはいないが一つのユニットだけを設けるなど、必要に応じて適宜組み合わせて使用すればいい。
【0017】
また、熱交換器10は、前記凝縮器と略同一な構成を有するが、内側にそれぞれ空間200、202、228、230が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体204、206と、前記内・外側筒体204、206の上・下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれ通路208、210を形成した上・下部仕上板材212、214と、前記内・外側筒体204、206の中間部を横切って塞いだ形態で、外側筒体206と内側筒体204との間に形成される空間202、228部位に該当する部位にのみ通路216を形成した中間仕切り板材218と、多数の通孔204a、204bが形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管222が取り囲まれるように設けられた内側筒体204とから構成される。
【0018】
このように構成される熱交換器10は、図1および図2に示すように、一対のユニットを直列に連結して使用してもよく、図示してはいないが一つのユニットのみを設けるなど、必要に応じて適宜組み合わせて使用すればいい。
【0019】
また、前記攪拌翼4は、図2、図6ないし図9に示すように多様な形態に構成できるが、それらはいずれも中心軸40に一定間隔に形成された複数の固定部材42によって取り付けられているが、その隣接する固定部材42には、互いに螺旋方向を異ならせて内・外側に設置位置を異ならせて構成した2重形態の内・外側攪拌翼44、46がそれぞれ取り付けられることによって、内容物の循環移動時、本体1の内部で中心部位と外側部位における混合および給送方向をお互い異ならせ、循環・混合作動が連続的に行われるようにしている。
【0020】
次いで、前記フィルタ6は、図2または図10に示すように、本体1の投入口2と隣接するように設置部60を設け、この設置部60にフィルタ部材62を着脱自在に設置するのが好ましい。
未説明符号34は加熱媒体の回収および補充のためのタンクであり、52は駆動モータ、54はチェーンのような動力伝達機具をそれぞれ表す。
【0021】
以上のように構成される本発明の作動について説明すると、下記のようになる。
まず、投入口2を通じて処理したい腐敗性有機物、例えば、家庭から排出される各種燃えないごみ、屠畜場で廃棄される屠畜副産有機物、農水産副産物、廃水や汚物の処理時に発生する脱水された形態のケーキなどの内容物を本体1の内部に一定量投入した後、投入口2を閉じ密閉した状態を保持しながら外部加熱源3によって本体1の内部を加熱する。
【0022】
このように本体1の内部を加熱する状態で攪拌翼4を駆動モータ52および動力伝達機具54によって徐々に回転駆動させると、中心軸40と固定部材42に取り付けられた攪拌翼44、46も共に徐々に動きながら内容物を攪拌・混合させるが、攪拌翼44、46の螺旋方向がお互い反対に異なっている故、内容物が本体1の内部で循環給送されながら、例えば図6のように攪拌・混合される。
このように本体1内の内容物が加熱されながら続いて攪拌・混合されると、本体1内では水分が蒸発しながら水蒸気が発生するが、このとき、強制給送機具7を駆動させて密閉循環機具8を稼動させるため、本体1内から発生した高温多湿な空気はフィルタを経て凝縮器9に流入される。
【0023】
前記凝縮器9に流入された高温多湿な空気は、図4に示すように、上部仕上板材112に形成された通路108を経て空間100、通路104a、空間102、中間仕切り板材118の通路116、空間128、通路104b、空間130、そして通路13を移動しながら内側筒体104の外部を包んだ蛇腹管122の内部を通過していた冷却媒体の急速な吸熱作用によって冷却凝縮され、高温多湿状態の空気中に含有された水分が凝縮水の形態に変化し、内・外側筒体104、106によって形成される空間100、130、102、128の内部に落下しドレーン15を経て外部に排出され、一方、凝縮器9内で水分の取り除かれた低温低湿状態の空気は外部に排出され強制給送機具7を経て待機していた熱交換器10に給送される。
【0024】
このとき、冷却媒体はタンク152から給送されて冷却塔154を通過しながら冷たい状態に変化し、このように冷たく変化した冷却媒体が凝縮器9内に設けられた蛇腹管122に給送されるものの、空気排出口側13に位置した流入口14から空気の流入口側11に位置した冷却媒体の排出口12を通過しながら経路上全体的な熱交換がより活発になり、凝縮効果をより向上させることができる。また、このような凝縮過程によって温度が上昇した冷却媒体は、再びタンク152内に給送された後、前述したような冷却凝縮過程を繰り返し行う。
次いで、前記熱交換器10に流入された低温低湿な空気は、図5に示すように、上部仕上板材212に形成された通路208を経て空間200、通路204a、空間202、中間仕切り板材218の通路216、空間228、通路204b、空間230、そして通路23を移動しながら内側筒体204の外部を包んだ蛇腹管222の内部を通過していた加熱媒体の急速な加熱作用によって加熱され、前記低温低湿な状態の空気は高温低湿な状態に変化された後、通路210を通じて外部に排出され、このように加熱された状態の空気が本体1の内部に給送される。
【0025】
このとき、加熱媒体は、タンク34からボイラー30に給送され、ボイラー30内で十分に加熱された後、加熱部32に給送されて本体1の内部を加熱して内容物が加熱されるようにする基本的な加熱作動を行った後、熱交換器10に給送され、熱交換器10内に設けられた蛇腹管22に給送されるものの、空気排出口側23に位置した流入口24から空気の流入口側21に位置した加熱媒体の排出口22を通りながら経路上全体的な熱交換がより活発になり、加熱効果をより向上させることができる。このような熱交換過程によって温度の下降される加熱媒体は再びタンク34内に給送された後、前述したように本体1の加熱と熱交換器10内での通過空気の加熱を繰り返し行う。
【0026】
このように本体1の内部から発生する高温多湿な空気が凝縮器9、強制給送機具7、熱交換器10を経て本体1に繰返し給送されながら本体1内にあった内容物は連続的に発酵および乾燥されるが、凝縮器9内で水分が取り除かれて 低温低湿な状態に変化された空気をそのまま本体1内に給送するのではなく、いったん熱交換器10を通過させ高温低湿な状態に変化させた後、本体1内に給送させ、既に本体1内で内容物から発生していた高温多湿な空気の内部に混入されるようにする。その結果、お互い温度差は少なく湿度の差だけが存在する状態で混入されるため、本体1の内部状態に熱衝撃を与えず、持続的な発酵および乾燥作動が可能になり、その効率を極大化する効果がある。
【0027】
【発明の効果】
以上に述たように、本発明の装置によれば、投入された腐敗性有機物形態の内容物を発酵および乾燥させる本体1の内部で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を直ぐ外部に排出させるのではなく、密閉された循環状態で水分を取り除いた後再び装置の内部に給送させるので、悪臭発生を根本的に遮断して作動中の悪臭発生問題を解決し、外気汚染を防止することができ、また、別の添加剤無しにも短時間でより迅速で円滑な乾燥および発酵ができる。尚、本体の内部から発生し外部に排出される高温多湿な空気から水分を取り除くために冷却凝縮させて凝縮水を排出させる過程や、このような凝縮水の排出過程によって水分が除去された状態の低温低湿な状態の空気を高温低湿な状態に変化させた後、装置の内部に再び給送するために予熱させる過程で使用される凝縮器と熱交換器の構造を画期的に改善したので、発酵および乾燥効率をより向上させ、エネルギーの節減および処理された副産物のリサイクルを可能になる。
【0028】
また、本体の内部で回転作動される攪拌翼も、互いに螺旋方向を異ならして内・外側2重形態に設けて内容物の循環移動が連続的にできるようにするなどその構造を画期的に改善したので、混合および攪拌移送効果をより向上させ、低速回転稼動時にもより速い攪拌作動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の全体構成を示す系統図。
【図2】図1における本体を中心に好ましい一例を示す縦断面図。
【図3】図2の部分左側面図。
【図4】本発明に適用される1次熱交換器の拡大縦断面図。
【図5】本発明に適用される2次熱交換器の拡大縦断面図。
【図6】本発明に適用される攪拌翼による攪拌・混合と給送の概念を説明するための概略的な平面系統図。
【図7】本発明に適用される他の形態の攪拌翼を示す縦断面図。
【図8】本発明に適用されるさらに他の攪拌翼を示す縦断面図。
【図9】図2に例示した形態の攪拌翼だけを分離して示す斜視図。
【図10】本体に取り付けられるフィルタ部位を抜粋した部分切欠拡大斜視図。
【符号の説明】
1:本体 2:投入口
3:加熱源 4:攪拌翼
5:排出口 6:フィルタ
7:強制給送機具 8:密閉循環機具
9:凝縮器 10:熱交換器
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭の飲食物、市場の野菜類、屠畜した肉類、海産物などの各種農畜水産物の副産物や、豆腐工場から発生するトウフ粕、パルプ工場などで発生する泥沼板など各種の腐敗性有機物を内容物として投入して加熱および混合し、その内容物から発生する高温多湿な空気を強制的に外部に密閉状態で循環給送するものの、このとき凝縮水を外部に排出させて水分が取り除かれ、予熱された状態の空気を再び内部に復帰させる反復的な循環作動を通じて内容物を濃縮し、高速に発酵/乾燥処理することで飼料、肥料または燃料化できるようにした高速発酵乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発酵/乾燥装置では、内容物を加熱し乾燥および発酵する時に発生する高温多湿な内部空気を装置外に排出させる過程において脱臭塔を通じて浄化された後外部に排出されるようにしていたが、その脱臭効果が稼動初期にはある程度持続されてから稼動時間の経過につれて急減してしまうので、悪臭が確実に除去または浄化されなかった状態で脱臭塔から外部へ排出され、周辺環境を汚す問題があった。
勿論、その都度脱臭塔内の脱臭材料を入れ替えることである程度は持続的に脱臭作用が可能とされるが、このような保守・管理には多くの時間とコストがかかり、また、入替え作業時には稼動を中断しなければならないため、稼働率が低下し、実際の稼動環境に大きな妨げとなってきた。
【0003】
しかも、内部の空気は前述のように外部に排出させるとは言えども、排出される空気分だけ水分が含有され、温度差の相対的に大きい状態の外部空気がそのまま内部に流入されるため、乾燥や発酵作用には極めて不利に作用し、装置内の内容物から水分を取り除かせて乾燥させるとは言っても内部に流入される外部空気に含有された湿度以下に内容物を乾燥させることはできなかった。その結果、内容物の乾燥および発酵に長時間がかかることは勿論、処理済みの内容物においても品質にばらつきが見られ、品質が著しく劣化する問題があった。
また、装置内に設けられる攪拌翼は、その構造的な欠陥によって攪拌作動中に内容物の殆どが装置の内壁に絡み付いて攪拌・混合が円滑にできなく、攪拌翼の負荷が漸次加重されるとともに、攪拌作動の効率が低下し、発酵および乾燥の効果も低下し実用化し難いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、その目的は、投入された腐敗性有機物形態の内容物が発酵および乾燥される本体内で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を直ぐ外部に排出させるのではなく、密閉された循環状態で水分を取り除いた後、再び装置の内部に給送させることで悪臭の発生を根本的に遮断し作動中の悪臭発生の問題を解決して外気汚染を防止できるようにし、添加剤を別に使用せずにも短時間でより迅速で円滑に乾燥および発酵過程ができるようにすることにある。
【0005】
本発明の他の目的は、装置の内部から発生して外部に排出される高温多湿な空気から水分を取り除くために冷却させて凝縮水を排出させる過程や、このような凝縮水の排出過程によって水分の取り除かれた低温低湿な空気を高温低湿な状態に変化させた後、装置内に再び給送するために予熱させる過程で使用される熱交換器と凝縮器の構造を画期的に改善し、エネルギー節減と副産物のリサイクル効果を向上させることにある。
【0006】
本発明のさらに他の目的は、本体の内部で回転作動する攪拌翼の螺旋方向を異ならせて内・外側2重の形態に形成することによって内容物の循環移動が連続的にできるようにするなどその構造を画期的に改善し、混合および攪拌移送効果をさらに向上させて低速回転稼動時にもより速い攪拌作動ができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、投入口から投入された腐敗性有機物形態の内容物が本体の内部で外部加熱源によって加熱され、内部の攪拌翼によって混合されながら発酵および乾燥されるようにし、発酵および乾燥された内容物は排出口を通じて外部に排出させる発酵乾燥装置において、作動中に本体内の内容物から発生する高温多湿な空気を本体の外部に設けられている密閉循環機具に排出させるものの、この密閉循環機具を通りながら水分は凝縮器によって凝縮水の形態に分離されて外部に排出され、水分の取り除かれた低温低湿な空気は熱交換器によって予熱されて高温低湿な状態に変換された後、再び本体の内部に給送される循環的な構造を採用することによって、外部には悪臭が漏出されないながらも内容物が高速に発酵乾燥されるようにした高速発酵乾燥装置を提供する。
【0008】
このとき、前記凝縮器は、 本体から排出された空気の流入口側には冷却媒体の排出口が位置し、空気排出口側には冷却媒体の流入口が位置し、 前記熱交換器は、前記凝縮器を経て排出される空気が流入される流入口側には加熱媒体の排出口が位置し、空気が排出されて再び本体に給送される排出口側には加熱媒体の流入口が位置する。
【0009】
また、前記攪拌翼は互いに螺旋方向を異ならして内・外側2重の形態に設け て内容物の循環移動が連続的にできるように構成してなる高速発酵乾燥装置を提供する。
【0010】
また、本体の内部から高温多湿な空気を外部に排出させる通路に着脱自在なフィルタ網を設けてなる高速発酵乾燥装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1ないし図10に示すように、本発明の多数の実施例は共通的に、投入口2から投入された腐敗性有機物形態の内容物が本体1の内部で外部加熱源3によって加熱され、内部の攪拌翼4によって混合されながら発酵および乾燥されるようにし、発酵および乾燥された内容物は排出口5を通じて外部に排出させる通常の発酵/乾燥装置において、作動中に本体1内の内容物から発生する高温多湿な空気はフィルタ6を経由し本体1の外部に設けられている強制給送機具7によって密閉循環機具8に排出させるものの、この密閉循環機具8を通りながら水分は凝縮器9によって凝縮水の形態に分離されて外部に排出され、水分の取り除かれた低温低湿な空気は熱交換器10によって予熱されて高温低湿な状態に変換された後、再び本体1の内部に給送される循環的な構造を採用することによって、外部には悪臭が漏出されないながらも内容物が高速に発酵/乾燥される。
【0012】
このとき、前記強制給送機具7は、図1に示すように、前記凝縮器9と熱交換器10との間に給送ファンの形態で設けられているが、その配設位置は、本体1の内部空気が外部に排出され、密閉循環機具8を経て再び本体1の内部に給送されるのが可能ならば、いずれの位置でもいい。
また、外部加熱源3は、図1および図2に示すように、例えばボイラー30から発生した加熱媒体であって、スチームやその他の加熱媒体が本体1の外部に設けた加熱部32を通過しながら本体1の内部を加熱させるように構成すればいいが、前述のようにボイラー30を設けずに直接加熱部32を電気的ヒータで構成してもよく、本体1の内部を加熱させる形態ならば従来の加熱源の中から適切なものを選択して活用してもいい。
【0013】
また、前記凝縮器9は、図1ないし図4に示すように、本体1から排出された空気の流入口側11には冷却媒体の排出口12が位置し、空気排出口側13には冷却媒体の流入口14が位置し、凝縮水はドレーン15を経て外部に排出されるように構成され、前記熱交換器10は、図1ないし図3、および図5に示すように、前記凝縮器9を通じて排出される空気が流入される流入口側21には加熱媒体の排出口22が位置し、空気が排出されて再び本体1に給送される排出口側23には加熱媒体の流入口24が位置するように構成するのが好ましい。
【0014】
詳しくは、前記凝縮器9は、内側にそれぞれ空間100、102、128、130が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体104、106と、前記内・外側筒体104、106の上、下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれの通路108、110を形成する上・下部仕上板材112、114と、前記内・外側筒体104、106の中間部を横切って塞いだ形態で、外側筒体106と内側筒体104との間に形成される空間102、128部位に該当する部位にのみ通路116を形成した中間仕切り板材118と、多数の通孔104a、104bが形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管122が取り囲まれるように 設けられた内側筒体104とから構成される。ここで、前記内側筒体104の下部に位置する通路110は内側上方に突出した突出部124を有するように設けられ、前記突出部124と内側筒体104との間において下部仕上板材114にはドレーン15が設けられる。
【0015】
勿論、前述した冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管122は冷却機具150と連結されてなるものの、前記冷却機具150は、冷却水の回収および補充のためのタンク152と冷却塔154が連結設置されてなり得る。
【0016】
このように構成される凝縮器9は、図1ないし図3に示すように、一対のユニットを直列に連結して設けてもよく、図示してはいないが一つのユニットだけを設けるなど、必要に応じて適宜組み合わせて使用すればいい。
【0017】
また、熱交換器10は、前記凝縮器と略同一な構成を有するが、内側にそれぞれ空間200、202、228、230が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体204、206と、前記内・外側筒体204、206の上・下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれ通路208、210を形成した上・下部仕上板材212、214と、前記内・外側筒体204、206の中間部を横切って塞いだ形態で、外側筒体206と内側筒体204との間に形成される空間202、228部位に該当する部位にのみ通路216を形成した中間仕切り板材218と、多数の通孔204a、204bが形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管222が取り囲まれるように設けられた内側筒体204とから構成される。
【0018】
このように構成される熱交換器10は、図1および図2に示すように、一対のユニットを直列に連結して使用してもよく、図示してはいないが一つのユニットのみを設けるなど、必要に応じて適宜組み合わせて使用すればいい。
【0019】
また、前記攪拌翼4は、図2、図6ないし図9に示すように多様な形態に構成できるが、それらはいずれも中心軸40に一定間隔に形成された複数の固定部材42によって取り付けられているが、その隣接する固定部材42には、互いに螺旋方向を異ならせて内・外側に設置位置を異ならせて構成した2重形態の内・外側攪拌翼44、46がそれぞれ取り付けられることによって、内容物の循環移動時、本体1の内部で中心部位と外側部位における混合および給送方向をお互い異ならせ、循環・混合作動が連続的に行われるようにしている。
【0020】
次いで、前記フィルタ6は、図2または図10に示すように、本体1の投入口2と隣接するように設置部60を設け、この設置部60にフィルタ部材62を着脱自在に設置するのが好ましい。
未説明符号34は加熱媒体の回収および補充のためのタンクであり、52は駆動モータ、54はチェーンのような動力伝達機具をそれぞれ表す。
【0021】
以上のように構成される本発明の作動について説明すると、下記のようになる。
まず、投入口2を通じて処理したい腐敗性有機物、例えば、家庭から排出される各種燃えないごみ、屠畜場で廃棄される屠畜副産有機物、農水産副産物、廃水や汚物の処理時に発生する脱水された形態のケーキなどの内容物を本体1の内部に一定量投入した後、投入口2を閉じ密閉した状態を保持しながら外部加熱源3によって本体1の内部を加熱する。
【0022】
このように本体1の内部を加熱する状態で攪拌翼4を駆動モータ52および動力伝達機具54によって徐々に回転駆動させると、中心軸40と固定部材42に取り付けられた攪拌翼44、46も共に徐々に動きながら内容物を攪拌・混合させるが、攪拌翼44、46の螺旋方向がお互い反対に異なっている故、内容物が本体1の内部で循環給送されながら、例えば図6のように攪拌・混合される。
このように本体1内の内容物が加熱されながら続いて攪拌・混合されると、本体1内では水分が蒸発しながら水蒸気が発生するが、このとき、強制給送機具7を駆動させて密閉循環機具8を稼動させるため、本体1内から発生した高温多湿な空気はフィルタを経て凝縮器9に流入される。
【0023】
前記凝縮器9に流入された高温多湿な空気は、図4に示すように、上部仕上板材112に形成された通路108を経て空間100、通路104a、空間102、中間仕切り板材118の通路116、空間128、通路104b、空間130、そして通路13を移動しながら内側筒体104の外部を包んだ蛇腹管122の内部を通過していた冷却媒体の急速な吸熱作用によって冷却凝縮され、高温多湿状態の空気中に含有された水分が凝縮水の形態に変化し、内・外側筒体104、106によって形成される空間100、130、102、128の内部に落下しドレーン15を経て外部に排出され、一方、凝縮器9内で水分の取り除かれた低温低湿状態の空気は外部に排出され強制給送機具7を経て待機していた熱交換器10に給送される。
【0024】
このとき、冷却媒体はタンク152から給送されて冷却塔154を通過しながら冷たい状態に変化し、このように冷たく変化した冷却媒体が凝縮器9内に設けられた蛇腹管122に給送されるものの、空気排出口側13に位置した流入口14から空気の流入口側11に位置した冷却媒体の排出口12を通過しながら経路上全体的な熱交換がより活発になり、凝縮効果をより向上させることができる。また、このような凝縮過程によって温度が上昇した冷却媒体は、再びタンク152内に給送された後、前述したような冷却凝縮過程を繰り返し行う。
次いで、前記熱交換器10に流入された低温低湿な空気は、図5に示すように、上部仕上板材212に形成された通路208を経て空間200、通路204a、空間202、中間仕切り板材218の通路216、空間228、通路204b、空間230、そして通路23を移動しながら内側筒体204の外部を包んだ蛇腹管222の内部を通過していた加熱媒体の急速な加熱作用によって加熱され、前記低温低湿な状態の空気は高温低湿な状態に変化された後、通路210を通じて外部に排出され、このように加熱された状態の空気が本体1の内部に給送される。
【0025】
このとき、加熱媒体は、タンク34からボイラー30に給送され、ボイラー30内で十分に加熱された後、加熱部32に給送されて本体1の内部を加熱して内容物が加熱されるようにする基本的な加熱作動を行った後、熱交換器10に給送され、熱交換器10内に設けられた蛇腹管22に給送されるものの、空気排出口側23に位置した流入口24から空気の流入口側21に位置した加熱媒体の排出口22を通りながら経路上全体的な熱交換がより活発になり、加熱効果をより向上させることができる。このような熱交換過程によって温度の下降される加熱媒体は再びタンク34内に給送された後、前述したように本体1の加熱と熱交換器10内での通過空気の加熱を繰り返し行う。
【0026】
このように本体1の内部から発生する高温多湿な空気が凝縮器9、強制給送機具7、熱交換器10を経て本体1に繰返し給送されながら本体1内にあった内容物は連続的に発酵および乾燥されるが、凝縮器9内で水分が取り除かれて 低温低湿な状態に変化された空気をそのまま本体1内に給送するのではなく、いったん熱交換器10を通過させ高温低湿な状態に変化させた後、本体1内に給送させ、既に本体1内で内容物から発生していた高温多湿な空気の内部に混入されるようにする。その結果、お互い温度差は少なく湿度の差だけが存在する状態で混入されるため、本体1の内部状態に熱衝撃を与えず、持続的な発酵および乾燥作動が可能になり、その効率を極大化する効果がある。
【0027】
【発明の効果】
以上に述たように、本発明の装置によれば、投入された腐敗性有機物形態の内容物を発酵および乾燥させる本体1の内部で加熱および混合されながら発生する高温多湿な空気を直ぐ外部に排出させるのではなく、密閉された循環状態で水分を取り除いた後再び装置の内部に給送させるので、悪臭発生を根本的に遮断して作動中の悪臭発生問題を解決し、外気汚染を防止することができ、また、別の添加剤無しにも短時間でより迅速で円滑な乾燥および発酵ができる。尚、本体の内部から発生し外部に排出される高温多湿な空気から水分を取り除くために冷却凝縮させて凝縮水を排出させる過程や、このような凝縮水の排出過程によって水分が除去された状態の低温低湿な状態の空気を高温低湿な状態に変化させた後、装置の内部に再び給送するために予熱させる過程で使用される凝縮器と熱交換器の構造を画期的に改善したので、発酵および乾燥効率をより向上させ、エネルギーの節減および処理された副産物のリサイクルを可能になる。
【0028】
また、本体の内部で回転作動される攪拌翼も、互いに螺旋方向を異ならして内・外側2重形態に設けて内容物の循環移動が連続的にできるようにするなどその構造を画期的に改善したので、混合および攪拌移送効果をより向上させ、低速回転稼動時にもより速い攪拌作動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の全体構成を示す系統図。
【図2】図1における本体を中心に好ましい一例を示す縦断面図。
【図3】図2の部分左側面図。
【図4】本発明に適用される1次熱交換器の拡大縦断面図。
【図5】本発明に適用される2次熱交換器の拡大縦断面図。
【図6】本発明に適用される攪拌翼による攪拌・混合と給送の概念を説明するための概略的な平面系統図。
【図7】本発明に適用される他の形態の攪拌翼を示す縦断面図。
【図8】本発明に適用されるさらに他の攪拌翼を示す縦断面図。
【図9】図2に例示した形態の攪拌翼だけを分離して示す斜視図。
【図10】本体に取り付けられるフィルタ部位を抜粋した部分切欠拡大斜視図。
【符号の説明】
1:本体 2:投入口
3:加熱源 4:攪拌翼
5:排出口 6:フィルタ
7:強制給送機具 8:密閉循環機具
9:凝縮器 10:熱交換器
Claims (5)
- 投入口から投入された腐敗性有機物形態の内容物が本体の内部で外部加熱源によって加熱され、内部の攪拌翼によって混合されながら発酵および乾燥されるようにし、発酵および乾燥された内容物は排出口を通じて外部に排出させる発酵乾燥装置において、
前記本体内の内容物から発生する高温多湿な空気はフィルタを経由し本体の外部に設けられている強制給送機具によって密閉循環機具に排出させるものの、
前記密閉循環機具は、通過する前記高温多湿な空気中の水分を凝縮水の形態に分離して外部に排出させる凝縮器と、前記凝縮器を通りながら水分の取り除かれた低温低湿な空気を予熱過程によって高温低湿な状態に変換させた後、再び本体内に給送させる熱交換器とから構成され、
前記凝縮器は、本体から排出された空気の流入口側には冷却媒体の排出口が位置し、空気排出口側には冷却媒体の流入口が位置し、凝縮水はドレーンを経て外部に排出されるように構成され、
前記熱交換器は、前記凝縮器を通じて排出される空気が流入される流入口側には加熱媒体の排出口が位置し、空気が排出されて再び本体に給送される排出口側には加熱媒体の流入口が位置するように構成されることを特徴とする高速発酵乾燥装置。 - 前記凝縮器は、
内側にそれぞれ空間が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体と、
前記内・外側筒体の上、下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれの通路を形成する上・下部仕上板材と、
前記内・外側筒体の中間部を横切って塞いだ形態で、外側筒体と内側筒体との間に形成される空間部位に該当する部位にのみ通路を形成した中間仕切り板材と、多数の通孔が形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管が取り囲まれる内側筒体と、から構成され、
前記内側筒体の下部に位置する通路は内側上方に突出した突出部を有するように設けられ、前記突出部と内側筒体との間において下部仕上板材にはドレーンが設けられることを特徴とする請求項1に記載の高速発酵乾燥装置。 - 前記熱交換器は、
内側にそれぞれ空間が形成されるように設けられた異なる直径の2重管形態の内・外側筒体と、
前記内・外側筒体の上・下部をそれぞれ塞いだ状態でそれぞれ通路を形成した上・下部仕上板材と、
前記内・外側筒体の中間部を横切って塞いだ形態で、前記外側筒体と内側筒体との間に形成される空間部位に該当する部位にのみ通路を形成した中間仕切り板材と、
多数の通孔が形成され、外側には冷却媒体通路の役割を果たす蛇腹管が取り囲まれる内側筒体と、から構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高速発酵乾燥装置。 - 前記攪拌翼は、中心軸に一定間隔に複数の固定部材が設けられ、これら隣接する固定部材に、互いに螺旋方向を異ならせて内・外側に設置位置を異ならせて構成した2重形態の内・外側攪拌翼がそれぞれ取り付けられることによって、内容物の循環移動時、本体内で中心部位と外側部位における混合および給送方向をお互い異ならせて循環・混合作動が連続的に行われるように構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいすれかに記載の高速発酵乾燥装置。
- 前記フィルタは、本体の投入口と隣接するように設置部を設け、前記設置部にフィルタ部材を着脱自在に設置してなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の高速発酵乾燥装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR10-2002-0065707A KR100515197B1 (ko) | 2002-10-26 | 2002-10-26 | 고속 발효 건조 장치 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004141850A true JP2004141850A (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=32464429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003103554A Pending JP2004141850A (ja) | 2002-10-26 | 2003-04-08 | 高速発酵乾燥装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004141850A (ja) |
KR (1) | KR100515197B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106823923A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-06-13 | 金华市欣生沸石开发有限公司 | 改性机、改性冷却系统及改性工艺 |
CN107603864A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-01-19 | 佛山市川梭生物科技有限公司 | 一种接菌设备 |
CN111076531A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 烘干装置的控制方法、烘干装置和控制器 |
CN114082768A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-02-25 | 北京高能时代环境技术股份有限公司 | 一种沼渣低碳热循环生物干化系统及处理方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040036496A (ko) * | 2002-10-26 | 2004-04-30 | 윤종호 | 부패성 유기물 고체연료 제조방법, 장치 및 그 고체연료의연소 가열장치 |
KR100857612B1 (ko) * | 2007-04-24 | 2008-11-14 | 김태곤 | 고형물 고속 발효 교반기 |
KR101982552B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2019-05-27 | 고진기 | 가구용 판재의 표면코팅공정을 위한 건조장치 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970014851A (ko) * | 1997-01-03 | 1997-04-28 | 김동규 | 음식물 쓰레기의 건조발효방법 및 그 건조발효장치 |
KR100219909B1 (ko) * | 1997-01-06 | 1999-10-01 | 신일호 | 유기성 폐기물 발효건조장치 및 발효건조방법 |
KR100298293B1 (ko) * | 1998-08-05 | 2001-11-30 | 박종일 | 유기성폐기물을이용한발효,건조방법및장치 |
KR200262921Y1 (ko) * | 1999-05-14 | 2002-03-18 | 민병욱 | 유기성폐기물의 발효,건조시 발생되는 고온 다습한 공기의 냉각 |
KR100414470B1 (ko) * | 2000-09-19 | 2004-01-07 | 민병욱 | 밀폐순환방식의 연속건조방법 |
-
2002
- 2002-10-26 KR KR10-2002-0065707A patent/KR100515197B1/ko not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-04-08 JP JP2003103554A patent/JP2004141850A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106823923A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-06-13 | 金华市欣生沸石开发有限公司 | 改性机、改性冷却系统及改性工艺 |
CN107603864A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-01-19 | 佛山市川梭生物科技有限公司 | 一种接菌设备 |
CN111076531A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 烘干装置的控制方法、烘干装置和控制器 |
CN114082768A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-02-25 | 北京高能时代环境技术股份有限公司 | 一种沼渣低碳热循环生物干化系统及处理方法 |
CN114082768B (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-19 | 北京高能时代环境技术股份有限公司 | 一种沼渣低碳热循环生物干化系统及处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20040036495A (ko) | 2004-04-30 |
KR100515197B1 (ko) | 2005-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100724686B1 (ko) | 밀폐 순환 건조장치 | |
KR101659814B1 (ko) | 디스크 건조기 | |
KR100219909B1 (ko) | 유기성 폐기물 발효건조장치 및 발효건조방법 | |
KR100282014B1 (ko) | 유기성 폐기물 및 농축산 부산물을 이용한 퇴비화 및 사료화를위한 혼합 건조 장치. | |
JP2004141850A (ja) | 高速発酵乾燥装置 | |
JP2007105565A (ja) | 汚泥の乾燥処理装置及び乾燥処理方法 | |
KR101855615B1 (ko) | 음식물 쓰레기 처리장치 | |
KR102224084B1 (ko) | 디스크 타입 건조기 | |
KR100298293B1 (ko) | 유기성폐기물을이용한발효,건조방법및장치 | |
JP2004344710A (ja) | 生物系有機廃棄物を処理するための加熱方法とその装置 | |
KR19980063228U (ko) | 폐열회수 및 공기순환 음식물 쓰레기 건조장치 | |
KR100918647B1 (ko) | 유기성폐기물 처리기에 사용되는 혼합기체 흐름 제어장치 | |
KR200214056Y1 (ko) | 음식물쓰레기의고속진공발효건조기 | |
CN214747141U (zh) | 一种适用于垃圾干燥的搅拌设备 | |
KR20020041753A (ko) | 음식쓰레기 처리장치 | |
JP4146611B2 (ja) | ヒーティングミキサー | |
JP4014944B2 (ja) | 汚泥処理装置および汚泥処理方法 | |
KR100320363B1 (ko) | 부패성유기물의 고속발효건조장치 | |
KR20110089483A (ko) | 전열순환 발효건조기의 방법 및 장치 | |
JP2004041858A (ja) | 含液廃棄物の処理プラント | |
KR102505482B1 (ko) | 순환 열매체유와 미생물을 이용한 유기성 폐기물 처리 장치 | |
KR102130345B1 (ko) | 트윈 스파이럴 스팀 건조기 | |
KR200216298Y1 (ko) | 건조발효장치 | |
KR20230007186A (ko) | 음식물쓰레기 처리기용 탈취시스템 | |
KR200358420Y1 (ko) | 음식물 쓰레기 처리를 위한 건조,발효장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |