JP2004138546A - チップ部品測定用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極が下底面にしかない微小なチップ部品であっても安定的にセットして測定器で測定できるチップ部品測定用治具の提供。
【解決手段】チップ部品51の下底表面52の各電極53と接触する各接触端子16を表出させた定置台部13を固定した基台12と、各接触端子16に電極53を各別に接触させてチップ部品51を位置固定する保持機構22とからなり、該保持機構22は、基台12上に配設される支台部23と、該支台部23上に直立配置されるボルト軸部31と、該ボルト軸部31にその長さ方向を直交させ、かつ、上昇方向への付勢力が付与されて遊挿される昇降腕部38と、該昇降腕部38の押し下げを自在にボルト軸部31に螺着されるナット部45とで少なくとも構成され、昇降腕部38の先端側に垂設された圧接部40の押圧力により位置固定してチップ部品51を定置できるようにした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微小なチップ部品をその底面側を介して電気的な特性を測定しようとする際に電気的な接触関係を安定的に確保しながら位置固定することができるチップ部品測定用治具に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来からあるチップ部品測定用治具の要部を拡大して示す説明図であり、LCRテスタなどの測定器本体1には、チップ部品101を落とし込むための溝部2aを有する基台部2と、溝部2aを介して載置されたチップ部品101の一方の電極端面102に電気的に接触させるため固定側支腕部3を介して固定配置された一側測定ピン4と、チップ部品101の他方の電極端面103に電気的に接触させるため可動側支腕部5に支持され、かつ、介装させたコイルバネ7の押圧力を鍔部8で受けて常に進出方向へと押圧付勢されている他側測定ピン6とが配設されている。
【0003】
このため、非測定時は、一側測定ピン4の先端面に対し他側端子ピン6の先端面が当接しているものの、測定時は、他側端子ピン6が備える操作レバー9を介してその付勢力に抗して他側端子ピン6を押し込んで一側測定ピン4の側との間に形成した空隙内にチップ部品101を配置した後、一側測定ピン4は一方の電極端面102に、他側測定ピン6は他方の電極端面103にそれぞれ自動的に電気的に接触させることができる。なお、図中の符号10は、一側測定ピン4と他側端子ピン6とに各別に直付けされている引出し線をそれぞれ示す。
【0004】
また、従来からあるチップ部品測定用治具には、より寸法の小さい表面実装型のチップ部品であっても測定が可能であり、また、測定端子とチップ部品の電極との再接続ごとに測定値が変化することのないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−105262号公報(段落番号「0007」〜「0009」,図6)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示す従来例による場合には、微小なチップ部品101の一方の電極端面102には一側測定ピン4を、他方の電極端面103には他側測定ピン6をそれぞれ接触させるものであることから、チップ部品が微小化すればするほどその電極も小さくなって安定した測定ができなくなるばかりでなく、電極が両端面ではなく底面側に設けられているチップ部品に対しては対応できないという不都合もあった。
【0007】
また、特許文献1の開示技術は、4端子法に好適な測定用治具に関するものであり、チップ部品が微小化すればするほど安定した測定ができなくなるほか、電極が両端面ではなく底面側に設けられているチップ部品に対しては対応できないという点で、図9に示す従来例と同様の課題を抱えるものであった。
【0008】
本発明は、従来例にみられた上記課題に鑑み、チップ部品が微小化の程度を強めても安定的にセットでき、電極が底面にしかないチップ部品であってもLCRテスタなどの測定器により測定することができるチップ部品測定用治具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、測定されるべきチップ部品が下底表面側に備える一対の電極と個別に接触する各接触端子を表出させてなる定置台部を固定した基台と、該基台上に配設されて前記接触端子に前記電極を各別に接触させた状態のもとで前記定置台部との間で前記チップ部品を位置固定する保持機構とからなり、該保持機構は、前記基台上に配設される支台部と、該支台部上にその雄ねじ側を突出させて直立配置されるボルト軸部と、該ボルト軸部にその長さ方向を直交させ、かつ、上昇方向への付勢力が付与されて遊挿される昇降腕部と、付勢力に抗した該昇降腕部の押し下げを自在に前記ボルト軸部に螺着されるナット部とで少なくとも構成され、前記定置台部上の前記チップ部品は、前記昇降腕部の先端側に垂設された圧接部の押圧力による定置を自在としたことに構成上の特徴がある。
【0010】
この場合、前記保持機構には、前記ボルト軸部に対し前記ナット部を緊締方向に回転させた際、昇降腕部の前記圧接部が前記定置台部上の前記チップ部品と正対する位置関係のもとで前記昇降腕部を回動停止させるストッパーを具備させることができる。
【0011】
また、前記支台部は、昇降腕部の前記圧接部が定置台部の前記接触端子と正対する位置方向での進退を自在にして前記基台に位置固定させるのが好ましい。さらに、前記定置台部の各接触端子は、平面視が略三角形状を呈し、かつ、それぞれの頂角部側を対向させて隣接配置するのが望ましい。さらにまた、少なくとも圧接部が位置する昇降腕部は、その上下方向での透視が自在な透明性を付与して形成しておくこともできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は縦断面図を、(b)はその要部平面図をそれぞれ示す。また、図2は、図1(a)の要部拡大図である。
【0013】
これらの図によれば、チップ部品測定用治具11の全体は、測定されるべきチップ部品51が水平な下底表面52側に備える一対の電極53,53と個別に接触する各接触端子16を表出させてなる定置台部13を固定した筐体などからなる基台12と、該基台12上に配設されて接触端子16に電極3を各別に接触させた状態のもとで定置台部13との間でチップ部品51を位置固定する保持機構22とで構成されている。
【0014】
このうち、定置台部13は、基台12側にねじ止めするなどして固定配置される絶縁樹脂材などの絶縁材からなる台本体部14と、該台本体部14の略中央部にチップ部品51の大きさとの関係で定まる縦横幅が付与された凹部15と、該凹部15上の適宜位置に平面視が略三角形状を呈し、かつ、それぞれの頂角部16a側を対向させて隣接配置された例えば真鍮基材に金メッキを施してなる導電性の一対の接触端子16,16とを備えて形成されている。一対の接触端子16,16をこのようにそれぞれの頂角部16a側を対向させて対向面積を極力小さなものとして隣接配置することにより、接触端子16,16相互間の静電容量Cが減少して測定値に与える影響を小さくすることができる。
【0015】
一方、保持機構22は、基台12上に位置固定を自在に配設される支台部23と、該支台部23上にその雄ねじ32側を突出させて直立配置されるボルト軸部31と、該ボルト軸部31にその長さ方向を直交させ、かつ、上昇方向への付勢力を伴って遊挿される昇降腕部38と、付勢力に抗した昇降腕部38の押し下げを自在にボルト軸部31に螺着されるナット部45と、昇降腕部38を回動停止させるストッパー46とで形成されている。これにより、定置台部13上のチップ部品51は、昇降腕部38の先端側に垂設された圧接部40の押圧力によりその位置が固定された状態のもとで定置されることになる。
【0016】
すなわち、支台部23は、台本体部14の凹部15内に入り込む狭幅部25をその前端部24に備えており、さらに昇降腕部38が備える圧接部40が定置台部13の接触端子16と正対する位置方向での進退を自在にして基台12側に位置固定されている。具体的には、支台部23は、その後端部26に進退方向を長さ方向とした長孔27が設けられており、該長孔27を介して導入される位置決めボルト材30を基台12の対応部位に設けられている螺孔17に螺着することにより、狭幅部25の進退を自在とすることで圧接部40を接触端子16に正対させて位置固定できるようになっている。
【0017】
ボルト軸部31は、支台部23の略中央部に位置する上面側に設けられた穴部28と、該穴部28と連通させてその下面側に設けられた小孔部29とを介して挿通させた基端部33側が備える小径雄ねじ部34を下方に突出させ、該小径雄ねじ部34にナット材35を緊締螺着することにより支台部23側に固定されている。
【0018】
昇降腕部38は、定置台部13の凹部15内に入り込む大きさのもとで形成された圧接部40を先端側に備えているほか、略中央部位を含む適宜位置にてその上下方向に設けられた通孔39を備え、該通孔39を介してボルト軸部31に遊挿配置されている。また、少なくとも圧接部40が位置する昇降腕部38の上下方向を透明樹脂などで透視できるようにして形成しておくならば、定置させたチップ部品51を上方からより確実に目視確認することができる。
【0019】
この場合、通孔39は、その上側を昇降腕部38に遊挿される小径孔部39aとし、下側を該小径孔部39aよりは口径の大きな大径孔部39bとすることでその全体が形成されている。
【0020】
また、支台部23の穴部28と昇降腕部38の大径孔部39bとの間に位置するボルト軸部31には、引張用コイルスプリング36が介装配置されており、これにより昇降腕部38が上昇方向への付勢力を伴ってボルト軸部31に遊挿されることになる。
【0021】
しかも、ボルト軸部31の雄ねじ32側には、遊挿されている昇降腕部38をその付勢力に抗して押し下げることができるように、袋ナットなどからなるナット部45が螺着されている。
【0022】
さらに、支台部23には、ボルト軸部31に対しナット部45を緊締方向へと回転させた際、圧接部40が定置台部13の凹部15内に定置されているチップ部品51と正対する位置にて昇降腕部38の掛止部41と掛合してその回動を停止させるストッパー46が配設されている。
【0023】
これを図1に示す例に基づいて詳しく説明すれば、支台部23にあって位置決めボルト材30とボルト軸部31との間の適宜位置には、適宜長さのストッパー46が立設されている。
【0024】
また、ナット部45を緊締方向へと回転させた際に従動する昇降腕部38には、圧接部40が定置台部13の凹部15内に定置されているチップ部品51と正対する位置にてストッパー46に掛止される掛止部41が、その後端側に凹曲掛止片部42として形成されており、これによりその回動を停止させることができるようになっている。
【0025】
一方、図7は、本発明の他例を示す全体斜視図であり、この例においては、支台部23にあってボルト軸部31よりも前側に位置する部位に適宜長さのストッパー46が立設されている。
【0026】
また、ナット部45を緊締方向へと回転させた際に従動する昇降腕部38には、圧接部40が定置台部13の凹部15内に定置されているチップ部品51と正対する位置にてストッパー46に掛止される掛止部41が、その略中央部にて従動方向を開口させた凹曲溝部43として形成されており、これにより図8に示すようにその回動を停止させることができるようになっている。なお、その他の構成は、図1に示す例と同じなので、同一の部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】
次に、上記構成からなる本発明の作用を図1に示す例に基づいて説明すれば、昇降腕部38は、ナット材45を抓むなどして緩めることにより、図2からも明らかなように圧縮用コイルスプリング36の付勢力により自動的に押し上げられて上昇する。
【0028】
ナット材45を緩めた後は、昇降腕部38をナット材45を緩める回転方向に円滑に回動させることができるので、その圧接部40も図1(b)や図3に示されているように接触端子16,16上から待避させることができることになる。
【0029】
この場合、チップ部品51の大きさによっては、定置台部13の凹部15内に入り込んでいる支台部23の狭幅部25の位置を移動させる必要がある。図4は、支台部23の移動状況を示すものであり、そのうちの(a)は、位置決めボルト材30を緩めて支台部23を後退させた後に位置決めボルト材30を再度緊締して支台部23を位置固定したパターンを、(b)は、位置決めボルト材30を緩めて支台部23を前進させた後に位置決めボルト材30を再度緊締して支台部23を位置固定したパターンそれぞれ示す。
【0030】
このようにして昇降腕部38を回動させ、必要に応じ支台部23を移動させた後は、定置台部13の凹部15が表出されることになるので、今回測定するチップ部品51がその下底表面52に有する一対の電極53,53を対応する接触端子16に各別に接触する配置関係でのもとでチップ部品51を載置してセットする。
【0031】
チップ部品51のセットを終えた後は、ナット材45を緊締方向に回転させることにより、昇降腕部38も圧縮用コイルスプリング36の付勢力に抗して押し下げられることになる。
【0032】
しかも、圧縮用コイルスプリング36を介してナット部45と圧接している昇降腕部38は、ナット部45を緊締方向へと回転させることにより従動して回動し、その後端側に形成されている凹曲掛止片部42がやがて図1(b)に示されているようにストッパー46に掛止されるに至る。
【0033】
この場合、その掛止位置は、圧接部40が定置台部13の凹部15内に定置されているチップ部品51と正対する位置となっているので、以後、ナット部45を緊締し続けることにより昇降腕部38の圧接部40もチップ部品51に向かって降下して圧接するに至る。
【0034】
かくして、チップ部品51は、保持機構22により定置台部13の側に各電極を53を対応する接触端子16に各別に確実に接触させて位置固定することにより、図5と図6とに示すように定置された状態のもとで必要な測定作業に入ることができる。
【0035】
しかも、本発明によれば、鉢巻き状の電極を両端部側に備える一般的な微小チップ部品のほか、電極を下底表面にしか備えていない微小チップ部品であっても、これを定置させて測定作業に入ることができる。
【0036】
一方、図7に示す例による場合には、ナット材45を緩めることにより、圧縮用コイルスプリング36の付勢力により昇降腕部38も自動的に押し上げられて上昇する。
【0037】
ナット材45を緩めた後は、昇降腕部38をナット材45を緩める回転方向に円滑に回動させることができるので、その圧接部40も接触端子16,16上から待避させることができることになる。
【0038】
この場合、チップ部品51の大きさによっては、定置台部13の凹部15内に入り込んでいる支台部23の狭幅部25の位置を移動させる必要がある。その際の移動状況は、図4(a),(b)に示す手順と同様にして行うことができるので説明を省略する。
【0039】
このようにして昇降腕部38を回動させ、必要に応じ支台部23を移動させた後は、定置台部13の凹部15が表出されることになるので、今回測定するチップ部品51がその下底表面52に有する一対の電極53,53を対応する接触端子16に各別に接触する配置関係でのもとでチップ部品51を載置してセットする。
【0040】
チップ部品51のセットを終えた後は、ナット材45を緊締方向に回転させることにより、昇降腕部38も圧縮用コイルスプリング36の付勢力に抗して押し下げられることになる。
【0041】
しかも、ナット部45と圧接している昇降腕部38は、ナット部45を緊締方向へと回転させることにより従動して回動し、その略中央部にて従動方向を開口させて形成されている凹曲溝部43がやがて図8に示されているようにストッパー46に掛止されるに至る。
【0042】
この場合、その掛止位置は、圧接部40が定置台部13の凹部15内に定置されているチップ部品51と正対する位置となっているので、以後、ナット部45を緊締し続けることにより昇降腕部38の圧接部40もチップ部品51に向かって降下して圧接するに至る。
【0043】
かくして、チップ部品51は、保持機構22により定置台部13の側に各電極53を対応する接触端子16に各別に接触させて位置固定することにより、定置された状態のもとで必要な測定作業に入ることができる。
【0044】
以上は、本発明の実施形態を図示例に即して説明したものであり、その具体的な実施の形態例はこれに限定されるものではない。例えば、定置台部13に配設される一対の接触端子16,16は、チップ部品51の電極53に各別に確実に接触させることができるものでさえあれば、略三角形状の平面形状以外にも略方形や線状を呈するなど、適宜の平面形状を呈するものを所望に応じ採用することができる。
【0045】
また、保持機構22は、その昇降腕部38の掛止部41と、これに対応するストッパー46とを設けない簡素な構造により形成することもできる。さらに、必要により支台部23は、進退移動できないように固定配置しておくものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、保持機構は、支台部上に直立配置したボルト軸部と、該ボルト軸部に上昇方向への付勢力を付与して遊挿された昇降腕部と、該昇降腕部の押し下げを自在に螺着したナット部とで少なくとも構成されているので、昇降腕部の圧接部の押圧力によりチップ部品の下底表面に設けられている電極を定置台部の接触端子と確実に接触させた状態で位置固定することにより、必要な電気的な特性を安定的に測定することができる。
【0047】
したがって、電極を下底表面にしか備えていない微小チップ部品であっても、これを容易に定置させて測定作業に入ることができる。また、圧接部の位置する昇降腕部が上下方向での透視を自在にして形成されている場合には、その位置を目視確認しながらチップ部品を定置することができる。
【0048】
さらに、昇降腕部の掛止部とこれに対応するストッパーとを設けて保持機構が形成されている場合には、チップ部品を位置固定させる際に圧接部を容易に正対させることができるので、作業性の効率化を実現することができる。また、保持機構を構成している支台部を進退自在に配設してある場合には、個々のチップ部品の大きさなどに柔軟に対応させてその位置を調整して定置することができる。
【0049】
なお、一対の接触端子のそれぞれの頂角部側を対向させて対向面積を極力小さなものとして隣接配置してある場合には、接触端子相互間の容静電量を減少させて測定精度向上に有効に寄与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は縦断面図を、(b)はその要部平面図をそれぞれ示す。
【図2】図1(a)の要部拡大図である。
【図3】図1に示す例につき昇降腕部を回動させた状態のもとで示す全体斜視図。
【図4】図1に示す例につき支台部の移動状況を示す説明図であり、そのうちの(a)は後退させた状態での平面図を、(b)は前進させた状態での平面図をそれぞれ示す。
【図5】図1に示す例につき昇降腕部をストッパーに掛止させて回動停止させた状態のもとで示す全体斜視図。
【図6】図5に示す状態におけるチップ部品と保持機構との配置関係を示す要部拡大平面図。
【図7】本発明の他例につき昇降腕部を回動させた状態のもとで示す全体斜視図。
【図8】図7に示す例につき昇降腕部をストッパーに掛止させて回動停止させた状態のもとで示す全体斜視図。
【図9】従来からあるチップ部品測定用治具の一例をその要部を拡大して示す説明図。
【符号の説明】
11 チップ部品測定用治具
12 基台
13 定置台部
14 台本体部
15 凹部
16 接触端子
16a 頂角部
17 螺孔
22 保持機構
23 支台部
24 前端部
25 狭幅部
26 後端部
27 長孔
28 穴部
29 小孔部
30 位置決めボルト材
31 ボルト軸部
32 雄ねじ
33 基端部
34 小径雄ねじ部
35 ナット材
36 引張用コイルスプリング
38 昇降腕部
39 通孔
39a 小径孔部
39b 大径孔部
40 圧接部
41 掛止部
42 凹曲掛止片部
43 凹曲溝部
45 ナット部
46 ストッパー
51 チップ部品
52 下底表面
53 電極

Claims (5)

  1. 測定されるべきチップ部品が下底表面側に備える一対の電極と個別に接触する各接触端子を表出させてなる定置台部を固定した基台と、該基台上に配設されて前記接触端子に前記電極を各別に接触させた状態のもとで前記定置台部との間で前記チップ部品を位置固定する保持機構とからなり、
    該保持機構は、前記基台上に配設される支台部と、該支台部上にその雄ねじ側を突出させて直立配置されるボルト軸部と、該ボルト軸部にその長さ方向を直交させ、かつ、上昇方向への付勢力が付与されて遊挿される昇降腕部と、付勢力に抗した該昇降腕部の押し下げを自在に前記ボルト軸部に螺着されるナット部とで少なくとも構成され、
    前記定置台部上の前記チップ部品は、前記昇降腕部の先端側に垂設された圧接部の押圧力による定置を自在としたことを特徴とするチップ部品測定用治具。
  2. 前記保持機構には、前記ボルト軸部に対し前記ナット部を緊締方向に回転させた際、昇降腕部の前記圧接部が前記定置台部上の前記チップ部品と正対する位置関係のもとで前記昇降腕部を回動停止させるストッパーを具備させた請求項1に記載のチップ部品測定用治具。
  3. 前記支台部は、昇降腕部の前記圧接部が定置台部の前記接触端子と正対する位置方向での進退を自在にして前記基台に位置固定させた請求項1または2に記載のチップ部品測定用治具。
  4. 前記定置台部の各接触端子は、平面視が略三角形状を呈し、かつ、それぞれの頂角部側を対向させて隣接配置した請求項1ないし3のいずれかに記載のチップ部品測定用治具。
  5. 少なくとも圧接部が位置する昇降腕部は、その上下方向での透視が自在な透明性を付与して形成した請求項1ないし4のいずれかに記載のチップ部品測定用治具。
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