JP2004135896A - 蒸気発生装置および足浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】美容やヘルスケアの機器に蒸気を供給する、小型で、取り扱いが容易で、かつ、経済的な蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】電歪振動子21の超音波振動によりミスト化された水を含む空気8を出力するミスト化機構2と、その空気8を加熱して蒸気を含む空気9を出力するミスト加熱器3とを有する蒸気発生装置1を提供する。ミスト加熱器3は、空気がその中を通過する屈曲した蛇腹状の配管31と、その蛇腹状の配管の少なくとも屈曲した部分の外周面に取付けられた電熱線による伝熱部35とを備えており、コンパクトでありながら、伝熱効率が高く、出口33における温度分布を一様にできる蒸気発生装置1を提供できる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気を含む空気を発生する蒸気発生装置、及び、その蒸気を利用する足浴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開昭63−214259号公報には、超音波振動により水を微細粒子化し、ブロワーにて送り出す際に、直管内に設置された遠赤外線ヒータにより加熱して蒸気として噴出することが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭63−214259号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
美容やヘルスケア用の機器などの家電製品の中には蒸気を噴出すことを前提とするものがある。美顔器は蒸気を利用する装置の1つであり、肌に潤いを与えるなどの目的で顔に向かって適温の蒸気を吹き付ける機能を備えたものがある。槽の中に蓄えられた水を加熱して蒸気を得る方法がある。この方法は、構成が簡易であるが、起動してから所定の温度の蒸気が得られるまでに時間がかかり、手軽に利用することは難しい。業務用としては問題ないとしても、家庭用の蒸気利用機器としては、時間のない現代人にとっては使い勝手のよい装置とはいえない。また、槽に蓄えられた水を熱水にして蒸気を得るので、温度制御が難しく、さらに、使用終了後に槽に残った熱水または温水の処理が大変である。
【0005】
蒸気を得る異なる方法として、適量の水を、超音波振動を利用してミスト化し、棒状の遠赤外線ヒータを配管内に、配管の軸に平行して配置して加熱し、蒸気にした上で供給する方法がある。この方法によれば、起動後、短時間で蒸気が使用でき、蒸気を加熱することにより温度制御ができるので、適温の蒸気が短時間で得られる使い勝手の良い蒸気発生装置を提供できることが期待される。また、使用後に熱水や温水が残らないというメリットもある。しかしながら、低温のミスト化された水を加熱することにより得られる蒸気は、温度分布が一様にならず、アンバランスになるという問題がある。たとえば、蒸気が流れる管を中心から加熱する方法では、管の周囲を流れる蒸気の温度を上げようとすると管の中央を流れる蒸気の温度が上がりすぎて人体にそのまま供給するのは危険である。一方、管の中央を流れる蒸気の温度を適温に制御しようとすると周囲を流れる蒸気の温度があがらないので、部分的に冷たい蒸気が供給されることになり、肌に冷たい蒸気が当たるのでは蒸気を利用する側の利用価値が低減する。
【0006】
このような温度分布は、蒸気を加熱するための管の後に適当な混合装置を取り付けることによりある程度解消できるはずである。しかしながら、混合装置を取り付けるためのスペースが必要となり大型化になり、さらに、製造コストが上昇するので、家電製品としては好ましくない。さらに、混合装置内における圧力損失を補償するためにファンサイズが大きくなるなどの問題もある。
【0007】
また、接触により低温のミスト化された水を加熱しようとすると、ヒータの伝熱面積を大きくする必要があり、ヒータを設置する部分の配管が長くなり、その長い配管を納めるために装置全体が大きくなったり、装置内の配置が制約を受けたりする問題がある。したがって、起動時間がかかるが、水槽を加熱して蒸気を得る方法は手軽で、安全な方法であり、現状では主流となっている。
【0008】
そこで、本発明では、美容やヘルスケア用として家庭で取り扱われるのに適した、取り扱いが容易で、かつ、経済的な蒸気発生装置を提供することを目的としている。さらに、簡易な機構で、コンパクトでありながら、供給される蒸気の温度を均一にできる蒸気発生装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の蒸気発生装置は、ミスト化された水自体、あるいはミスト化された水を含む空気などの流体(第1の状態の流体)を屈曲した蛇腹状の配管(蛇腹管)を通し、その蛇腹管の外側に電熱線を配置して適温の蒸気が得られるようにする。すなわち、本発明の蒸気発生装置は、超音波振動によりミスト化された水を含む第1の状態の流体を出力するミスト化機構と、その第1の状態の流体を加熱して蒸気を含む第2の状態の流体を出力するミスト加熱器とを有し、そのミスト加熱器は、第1の状態の流体がその中を通過する屈曲した蛇腹状の配管と、その蛇腹状の配管の少なくとも屈曲した部分の外周面に取付けられた電熱線とを備えている。
【0010】
第1の状態の流体を壁面が凹凸した蛇腹管を通すことにより、壁面に沿って流れるミスト化された水(低温の蒸気)を含む流体が乱流化された状態で加熱され、第1の状態の流体に対する熱伝達率が向上する。それと共に、少なくとも壁面の近傍では乱流化しやすいので、壁面の近傍の流れと蛇腹管の中央部分の流れとが混合し、蛇腹管の内部の温度を均一化しやすい状態になる。そして、蛇腹管をさらに屈曲させることにより、蛇腹管の流れに大きな変化を与えることができるので、さらに蛇腹管を流れる蒸気を含む流体の温度を均一化できる。すなわち、本発明の蒸気発生装置においては、凹凸状の壁面による小さな単位の乱流あるいは流れの変化と、配管を曲げることによる大きな単位での流れの変化により、配管の中を流れる第1の状態の流体の乱流度が上がりやすく、温度分布を均一にできる。そして、乱流度が上がることにより、配管の外周面に取付けられた電熱線からの熱の伝達率が向上して熱交換面積が少なくてすみ、その結果、電熱線を設置する蛇腹管の長さを短くできるという効果も得られる。
【0011】
管の壁面を凹凸にすることに加えて、屈曲することは通常は容易ではなく、経済的でもない。しかしながら、蛇腹状の管は、壁面が凹凸状になっていることに加えて、フレキシブルパイプとも称されることがあるように屈曲したアレンジは容易である。したがって、蛇腹状の管を用いることにより、上記のような配管経路を現実的な蒸気発生装置に組み込むことが可能となる。そして、配管を屈曲させることにより、直管の場合に比べてスペース効率を向上できるので、配置が容易となるとともに蒸気発生装置を小型化でき、取り扱いも容易で、経済的な蒸気発生装置となる。
【0012】
さらに、蛇腹管の壁面は流路に対して直交方向に凹凸が伸びているので、乱流化しやすい。同時に、その凹凸をガイドとして電熱線を配管の外周に適当なピッチで設置することが可能であり、電熱線の支持材としても使用できる。したがって、配管が屈曲している部分には通常、配線を適当な間隔で設置することが容易ではないが、蛇腹管を用いることにより電熱線を適当なピッチで取り付けることが容易となり、配管内の流体の乱流度が最も高くなる湾曲あるいは屈曲部を覆うように電熱線を取付けることも容易となる。
【0013】
そして、第1の状態の流体は、電熱線からの熱を受けながら、屈曲した蛇腹管を、乱流あるいは変流によってかき回されながら通過し、その出口では極めて均一な温度の第2の状態の流体を得ることが可能となる。このように、本発明の蒸気発生装置においては、屈曲した蛇腹管内を通過する際に、第1の状態の流体が混合しながら加熱されるので、混合装置などを別途配置する必要もなく、それに伴うコスト増、スペース増およびファンのサイズアップなどの問題もない。
【0014】
また、本発明の蒸気発生装置においては、蛇腹状の配管の出口においては、ある程度の高温になったドライな蒸気が得られるが、第1の状態の流体はウェットな状態であるので、蛇腹管内でドレン化する可能性がある。したがって、第1の状態の流体が流入する入口に対し第2の状態の流体が流出する出口が下になるように、ほぼ単調に傾いているのが望ましい。ほぼ単調に傾けて配置することにより、ドレンの溜まりを防ぎ、あるいは、ドレンの溜まりを最小限に押さえることができる。そして、上述したように、蛇腹管は、屈曲させて配置することが好ましいので、狭いスペースで単調に傾けた配置にすることが可能となる。これにより、配管内を流れる蒸気の温度が低下したときや機器の停止時にドレンが生じても、配管に設けられた勾配により出口に向かって流れ、ほとんど配管内に停滞することがないので、腐食の原因になったり、次の起動時の障害になったりすることが少なく、取り扱いの容易な蒸気発生装置とすることができる。また、出口にドレン溜りを設けることにより、蒸気発生装置から蒸気が供給される装置にドレンが持ち込まれることを防止できるという効果も得られる。
【0015】
本発明の蒸気発生装置においては、出口において温度分布がほぼ均一な第2の状態の流体が得られるので、サンプリングする場所によって温度変化が生ずることも少なく、電熱線の出力を調節して第2の状態の流体の温度を制御する制御機構も簡易にできる。また、人体に対して適温の蒸気を含む流体を供給することが可能となり、安全で、肌に当てても冷たさを感じない心地良い状態の蒸気を供給可能な蒸気発生器を提供できる。
【0016】
このように、本発明の蒸気発生装置は、人体に対して適温で心地よい状態の蒸気を安全に供給できるので、美顔器などの開放的な条件で蒸気を使用する装置に限らず、閉鎖的な環境で蒸気を利用する装置の蒸気発生源として有効である。したがって、本発明の蒸気発生装置を利用することにより、蒸気による足浴装置を提供できる。すなわち、本発明においては、少なくとも足先からすねの一部を上部から挿入可能な足浴槽であって、内部に通気性を有する足乗台を備え、その足乗台の下方に蒸気が導かれる足浴槽を有する蒸気を利用した足浴装置を提供できる。そして、多孔性、棒状などの通気性のある足乗台の下方に本発明の蒸気発生装置から第2の状態の流体が導かれるようにすれば、心地よい蒸気を足元に供給できる。本発明には、少なくとも足先からすねの一部をその上部から挿入可能な大きさと構造を持つ足浴槽を主体として、その足浴槽中に挿入した足の裏を乗せる足乗台を備えており、その足乗台の下方に本発明の蒸気発生装置からの第2の状態の流体、すなわち、蒸気を含んだ流体を導くようになっている足浴装置も含まれる。
【0017】
温水を用いた足浴装置は、足の血行をよくしてむくみや冷えを取り疲労回復や美容の効果があるヘルスケア商品として注目されており、家庭で利用したり、ホテルの各部屋で利用できるようにすることがサービスの一環として行われている。しかしながら、足が入るだけの浴槽なので小さいといっても数リットルの温水が必要であり、それを足浴槽に入れたり、利用した後に廃棄したりするのは手間である。また、足浴なので、バスルームに限らず、リビングなどにおいてリラックスした環境で使用したいが、万一、足浴槽を倒してしまったときを考慮するとリビングやベッドルームでは安心して利用できないという状況である。
【0018】
これに対し、本発明にかかる蒸気を利用した足浴装置は、蒸気で加温するので、温水を足浴槽に注入したり、足浴した後に廃棄したりという手間が一切不要である。そして、万一、足浴槽を倒してもリビングやベッドルームに被害を与えることもなく、いつでもどこでも安心して利用できる。そして、本発明にかかる蒸気発生装置は、コンパクトでありながら、人体に対して安全で心地良い蒸気を提供できるので、本発明の蒸気発生装置と組み合わせることにより、家庭やホテルにおいても手軽に利用できる足浴装置を提供することができる。
【0019】
足乗台は、すのこ状の板、多孔性の板、あるいは、つぼ押し効果のある凹凸のある板に多数の穴を開けたものなど、通気性を持つ構造であればよく、足乗台の下に導かれた蒸気を含んだ流体が、直に、かつ、集中して肌に当たる不快感や危険を防止すると同時に、足裏に最も温度の高い蒸気を当てることができるので、足裏のつぼを刺激してより高いマッサージ効果が得られる。
【0020】
さらに、通気性を有する足乗台の下に導かれた蒸気を含んだ流体は、適当に分散されて足浴槽内全体に広がるので、別途、蒸気を含んだ流体を足浴槽内に分散させる設備やスペースを必要とせず、それだけ足浴槽全体をコンパクトにすることができる。したがって、小型な本発明の蒸気発生装置と本足浴装置を組み合わせることにより、全体が小型になり、かつ、本発明の蒸気発生装置の有する効果を十分発揮することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1は、蒸気浴式の足浴装置5の概要を示している。この足浴装置5は、蒸気(スチーム、ホットミスト)を発生する蒸気発生装置1と、足浴槽50とを備えている。ユーザ70が足先71からすね72にかけての部分を足浴槽50に挿入することにより、蒸気発生装置1から供給される蒸気で足を加温でき、わずかな水量で足浴効果を得ることができ、ふくらはぎを含めた足全体の疲れを癒すことができる。
【0022】
図2に、足浴装置5の蒸気発生装置1および足浴槽50の概略の構成を示してある。蒸気発生装置1はミスト化機構2と、ミスト加熱器3と、これらを制御する制御パネル40とを備えており、それらがハウジング4の中に納められている。ミスト化機構2は、底部に電歪振動子21が配置された霧化容器(霧化ユニット)22と、ミスト化される水23を蓄えた給水タンク24と、給水タンク24から霧化ユニット22に給水する給水管25と、霧化ユニット22に空気7を送り込んでミスト化された水を含む空気8を霧化ユニット22から出力する送風機26を備えている。
【0023】
蒸気発生装置1は、送風機26を起動し、霧化ユニット22の中を通ってミスト加熱器3に繋がるように垂直方向に延びた配管27への空気の流れ8を作る。一方、霧化ユニット22の電歪振動子21には制御パネル40に内蔵された発振回路により適切な周波数の交流電圧が印加され、それによる超音波振動により、給水タンク24から給水された水23を微細なミスト状態に変化させ、ファン26による空気の流れ8をミスト化された水が含まれるものにする。霧化ユニット22に対する水23の供給量は蒸気を使用する装置側、本例では足浴槽50の種類や要求に応じて、水位の落差を利用して調整弁などにより制御パネル40から制御される。
【0024】
ミスト化された水を含む空気の流れ(第1の状態の流体)8は、ほぼ垂直に延びた配管27を通ってミスト加熱器3へ送られ、ミスト加熱器3において加熱することにより、空気中に含まれる水のミストは蒸気の状態になり、蒸気を含む空気(第2の状態の流体)9となって蒸気発生装置1から出力される。
【0025】
ミスト加熱器3は、ステンレス鋼で作られた蛇腹状の配管(以下「蛇腹管」という)31を備えている。この蛇腹管31は、入口側32が蒸気発生装置1のほぼ垂直に延びた出力配管27に接続され、入口側32に対して出力側33が下になるようにほぼ単調に傾きながら屈曲した状態で配置されている。さらに、蛇腹管31の少なくとも屈曲した部分の外周面に電熱線34が取付けられ、伝熱部35が構成されている。
【0026】
図3に伝熱部35の詳細を断面図により示してある。伝熱部35においては、絶縁被覆36に覆われた電熱線34がコイル状に蛇腹管31の溝31aを利用して巻き付けられており、その上を断熱材37が覆っている。蛇腹管31は管の長手方向に対して垂直な方向(周方向)に延びた凹部31aおよび凸部31bが長手方向に交互に形成された管であり、その凹部31aを利用して電熱線34を配置することにより、場所を取らず、かつ、蛇腹管31の自由な変形を妨げることなく電熱線34を取り付けできる。さらに、蛇腹管31の形状が電熱線34を取り付けるベースあるいは支持部となるので、蛇腹管31を屈曲させた部分でも、電熱線34がずれることなく、所定のピッチで蛇腹管31に巻きつけることが可能である。したがって、蛇腹管31は、フレキシブルな形状で配置できるので以下に述べるような伝熱に適した形状にアレンジできると共に、どのような形状に配管がアレンジされても電熱線34も所定のピッチで取り付けるのに適した形態となっている。
【0027】
ミスト加熱器3においては、ミスト発生器2の配管27から蛇腹管入口32に流入したミスト化された水を含む空気8が、蛇腹管31の途中に設けられた伝熱部35を通過する間に加熱され、空気に含まれていたミスト化された水は蒸気となり、蒸気を含んだ空気9となって蛇腹管出口33から出力される。そして、出口管39と、出口管39に取り付けられたホース51を介して足浴槽50に供給される。
【0028】
伝熱部35においては、屈曲した蛇腹管31の中を流れることにより空気の乱流度が上がり、電熱線34からの熱の伝達率が向上し、熱交換面積が少なくてすむので、伝熱部35の長さが短くなり、短い距離の伝熱部35により、蛇腹管出口33では極めて均一な温度の蒸気を含む空気9を得ることができる。すなわち、蛇腹管31は凹凸状の壁面31wが連続した管であり、その管31の壁面31wが電熱線34により加熱された状態となっている。したがって、凹凸状の壁面31wに沿って、ミスト化された水(低温の蒸気)を含む空気8が流れることにより、乱流化された状態で加熱され、ミスト化された水を含む空気8に対する熱伝達率が向上する。それと共に、壁面31wの近傍では乱流化されるので、壁面31wの近傍の流れと蛇腹管31の中央部分の流れとが混合し、蛇腹管31の内部の温度を均一化しやすい状態になる。そして、蛇腹管31をさらに屈曲させることにより、蛇腹管31の流れに大きな変化を与えることができるので、さらに蛇腹管を流れる蒸気を含む流体の温度を均一化できる。したがって、伝熱部35においては、凹凸状の壁面31wによる小さな単位の乱流あるいは流れの変化と、配管31を曲げることによる大きな単位での流れの変化により、配管31の中を流れる空気の乱流度が上がり、出口33における温度分布を均一にできる。そして、乱流度が上がることにより、配管31の外周面に取付けられた電熱線34からの熱の伝達率が向上して熱交換面積が少なくてすみ、その結果、電熱線34を設置する蛇腹管31の長さを短くできるという効果も得られる。
【0029】
さらに、蛇腹管31を屈曲して配置することにより、ハウジング4の内部にコンパクトに納めることができ、小さなハウジング4の中に蒸気発生装置1を纏めることができる。たとえば、5ml(リットル)/minの水を霧化できる霧化ユニット22と、0.5m/minの流量を供給できるファン26とを備えたミスト化器2と、長さ約530mm(凹凸が74)で外径(凸部の外側)約32.5mm、内径(凹部の内側)約24mm、厚さ0.3mmのSUS316製のワンダー形式のフレキシブルチューブを少なくとも2回湾曲させたミスト加熱器3とを組み合わせることにより、人体に当てても、温度の違いなどの違和感のない蒸気を得ることができる。
【0030】
さらに、蛇腹管入口32に対して蛇腹管出口33が下になるように、ほぼ単調に傾いた状態で蛇腹管31が配置されており、蛇腹状31の配管の内面の凹部に全くドレンが溜まらないようにしている。このような配置にすることにより、蛇腹管内の空気温度が低下したときや機器の停止時にドレンが生じても蛇腹管出口33に向かって流して、蛇腹管31の内部に滞留するドレン量を最小限に抑えることにより、腐食の原因になったり、次の起動時の障害になったりする問題を解決できる。また、ドレンが出力される空気9に混じって人体に当たって違和感が生じるような事態も防止できる。また出口33から排出されたドレンが足浴槽50に供給されることがないように、出口管39にはU字型になったドレンタンク(排水タンク)38が形成されており、ドレン38aをトラップできるようになっている。
【0031】
蒸気発生装置1から出力される蒸気を含んだ空気9の温度は、蛇腹管出口33に配置された温度検出器28により、制御ユニット40にフィードバックされる。制御ユニット40は、蛇腹管出口33から出力される空気9の温度が所定の温度範囲になるように、電熱線34の出力を調節する。本例の蒸気発生装置1は、ミスト化された後の空気8を流す過程で加熱しているので、出力される空気9の温度制御は容易である。さらに、上述したように出口空気9の温度分布がないあるいはほぼ一定になるので、検出器28のサンプリングポイントのずれや検出器28を通過する空気の流れの状態によって制御対象となる出口空気9の温度が大きく変動することはなく、出口空気9の温度を精度良く安定して制御することができる。したがって、人体に心地良い温度の蒸気を安定して、安全に供給することができる。また、蒸気の供給を受ける蒸気利用装置側の要求に応じて目標温度の設置をすることにより出口空気9の温度を制御することも容易であり、その要求に柔軟に応じることができ、取り扱いが容易な蒸気発生装置1となっている。
【0032】
図4に、蒸気発生装置1の外観を示してある。図4(a)は正面図であり、空気を取り入れるための吸気口49が配置されている。裏面はほぼ正面図と対称に現れ、吸気口49の面積が正面側で十分であれば裏面に設けられない。図4(b)は平面図であり、制御ユニット40を操作するスイッチ類と表示類を備えたパネル41と、電源スイッチ42が配置されている。図4(c)は左側面図であり、霧化ユニット22を取り出して水を補給したり、霧化ユニット22の清掃などのメンテナンスができるように開閉する扉48が設けられている。さらに、図4(d)は右側面図であり、出口パイプ39と、ミスト出口39aが配置されている。また、電源用のインレット47も設けられている。
【0033】
図5に、蒸気発生装置1の内部配置を示してある。図5(a)は正面から見た配置であり、ハウジング4の内部には、霧化ユニット22およびファン26などを備えたミスト化機構2と、下方に向かって屈曲した配置の蛇腹管を用いた伝熱部35を備えたミスト加熱器3とが配置されている。さらに、電源用のトランス46と、電源基板45も配置されている。図5(b)は上方から見た配置であり、図5(c)は左側面から見た配置であり、図5(d)は右側面から見た配置を示してある。
【0034】
図6には本蒸気発生装置1からの蒸気の利用に最適な足浴槽50の概要を示してある。また、図2に、足浴槽50が蒸気発生装置1と組み合わされた足浴装置5を示してある。足浴槽50は、ユーザ70の少なくとも足先71からすね72の一部を、上部の開口53から挿入できる構造の浴槽54と、その中に配置された通気性を有する足乗台56とを備えている。浴槽54の大きさは、用途に応じてすね52の一部まで入れることができる大きさでも良いし、膝上まで入るものでも良い。また、膝の部分を覆う取り外し可能な、または伸縮性のカバーを設けることも可能である。
【0035】
蒸気発生装置1のミスト加熱器3の出口33から出力された蒸気を含んだ空気9は、ホース51を介して足乗台56の下方に設けられた噴射管58に導かれる。噴射管58に導かれた適温の蒸気を含む空気9は、噴射管58に設けられたノズル孔59から噴出して足乗台56の下方の空間を満たし、そこから足乗台56の隙間を通って足裏に達し、一部は足乗台56の前後あるいは両側の開口部を通って浴槽54全体に充満する。足乗台56は足裏を受け、マッサージ効果の高い足裏77に加温された蒸気を当てるようにするだけでなく、浴槽54の中に蒸気を含んだ空気を適切に配分する設備あるいはスペースとして働く。したがって、本例の足浴槽50においては、蒸気発生装置1から送られた蒸気を含んだ空気9が、直に、あるいは集中して肌に当たり、肌を部分的に加熱して高温となる不快感や危険を防止すると同時に、マッサージ効果の高い足裏77に最も温度の高い蒸気を優先的に当てることができるので、足裏77のつぼを刺激してより高いマッサージ効果を得られる。
【0036】
図6に示した例では、足乗台56は、通気性があるように板状の部材が隙間を開けて配置された、すのこ状の構成であるが、足載台はこれに限定されるものではない。足載台56はその下方に導かれた蒸気を含む空気が足裏に達するように通気性を有する部材あるいは構成であればよく、図7(a)のように複数の丸棒61を適当な間隔をあけて平行して整列させた状態でささえ板62に固定したもの、図7(b)のように足裏のつぼに合わせて凹凸を作ってあり、描かれた足形に足裏を合わせて乗るとつぼ押し効果がある板63に複数の通気孔64を開けたものなどであっても良い。
【0037】
また、上記では蒸気発生装置1と、足浴槽50とを配管51でつないだ足浴装置5を示しているが、蒸気発生装置1と足浴槽50が一体型となった足浴装置5を提供することも可能である。図8(a)はその一例であり、足浴槽50の側面に蒸気発生装置1が一体となって取り付けられた足浴装置5を示している。したがって、図8(b)に示すように、ユーザは足浴装置5を好みの適当な場所に設置して足浴を楽しむことができる。さらに、本例では、伸縮可能なベロー55により足の上方まで包み込んでより広範囲を蒸気に当てることができるようになっている。
【0038】
本発明に係る足浴装置5は、蒸気式(ホットミスト式)なので温水が必要であり、温水を作って浴槽に入れたり、利用した後の温水を廃棄したりする手間が不要である。そして、浴槽を万一倒してしまった場合でも、浴槽に水がはられていないので水漏れが発生するような心配はなく、バスルームに限らず、リビングやベッドルームなどで使用しても安全である。したがって、ユーザはテレビを見ながら、あるいは音楽を聴きながら、リラックスした環境で、手軽に足浴を楽しむことが可能であり、足、さらには全身をリラックスさせて疲れを癒すことができる。特に、本発明に係る蒸気発生装置1は、コンパクトで、簡易な構成でありながら、温度が均一化された蒸気を安定して出力することができる。したがって、本発明により、低コストで、小型の蒸気発生装置および足浴装置を提供することが可能であり、家庭やホテルなどにおいても手軽に利用できる足浴装置を提供することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の蒸気発生装置は、超音波振動を利用したミスト化機構と屈曲した蛇腹状の配管に電熱線を組み合わせたミスト加熱器の採用しており、蒸気を利用する装置側の蒸気量や温度に対する要求に応じやすく、出口において蒸気温度が均一で、取り扱いが容易で、かつ、小型で経済的の蒸気発生装置を提供できる。
【0040】
さらに、本発明の足浴装置は、本発明の蒸気発生装置の有する効果を十分発揮することができ、その出力である蒸気を含む空気を足載台を介してマッサージ効果の高い足裏に導くことにより、高いマッサージ効果が得られるようにすると共に、蒸気が肌に集中的にあたってしまうような状態を未然に防止することができる。
【0041】
したがって、本発明の蒸気発生装置を用いた足浴装置は小型であり、さらに、処理が面倒な温水が不要な足浴装置となるので、いつでもどこでも手軽に利用できる足浴装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】足浴装置の概要を示す図である。
【図2】図1に示す足浴装置の概略構成を示す図である。
【図3】蒸気発生装置のミスト加熱器の伝熱部の構成を示す拡大図である。
【図4】蒸気発生装置の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は左側面図である。
【図5】蒸気発生装置の内部の配置を示す図であり、(a)は正面から見た図、(b)は平面から見た図、(c)は右側から見た図、(d)は左側から見た図である。
【図6】足浴槽の概略構成を示す図である。
【図7】足載台の異なる例を示す図である。
【図8】足浴装置の異なる例を示す図である。
【符号の説明】
1   蒸気発生装置
2   ミスト化機構
3   ミスト加熱器
4   ハウジング
5   足浴装置
21   電歪振動子、 22   霧化容器(霧化ユニット)
24   給水タンク、 26   送風機
31   蛇腹管、 32   蛇腹管入口、 33   蛇腹管出口
34   電熱線、 35   伝熱部
40   制御ユニット
50   足浴槽、 54   浴槽、 55   カバー
56   足乗台

Claims (5)

  1. 超音波振動によりミスト化された水を含む第1の状態の流体を出力するミスト化機構と、
    前記第1の状態の流体を加熱して蒸気を含む第2の状態の流体を出力するミスト加熱器とを有し、
    前記ミスト加熱器は、前記第1の状態の流体がその中を通過する屈曲した蛇腹状の配管と、前記蛇腹状の配管の少なくとも屈曲した部分の外周面に取付けられた電熱線とを備えている蒸気発生装置。
  2. 請求項1において、前記蛇腹状の配管は、前記第1の状態の流体が流入する入口に対し前記第2の状態の流体が流出する出口が下になるように、ほぼ単調に傾いている蒸気発生装置。
  3. 請求項1において、前記電熱線の出力を調節して前記ミスト加熱器から出力される前記第2の状態の流体の温度を制御する制御機構を有する蒸気発生装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の蒸気発生装置と、
    少なくとも足先からすねの一部を上部から挿入可能な足浴槽であって、内部に通気性を有する足乗台を備え、その足乗台の下方に前記蒸気発生装置から前記第2の状態の流体が導かれる足浴槽とを有する足浴装置。
  5. 少なくとも足先からすねの一部を上部から挿入可能な足浴槽であって、内部に通気性を有する足乗台を備え、その足乗台の下方に蒸気が導かれる足浴槽を有する足浴装置。
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