JP2004133794A - 認証装置、認証システム、および認証方法 - Google Patents

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平岩 明
Hiroyuki Manabe
真鍋 宏幸
Hiroki Hayashi
林 宏樹
Takeshi Ninchoji
忍頂寺 毅
Toshiaki Sugimura
杉村 利明
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Abstract

【課題】所定の機能を果たす個人用の機器に適用され、より悪用防止効果の高い認証装置を提供すること。
【解決手段】この認証装置10は、使用者が利用する所定の機能を果たす機能部101と、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得部102と、当該測定結果に基づいた使用者の認証に応じて、機能部101の所定の機能を使用者に対して利用可能な状態に遷移させる状態遷移部104と、を含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、認証装置、認証システム、および認証方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人間といった生体個々を認証する個人認証技術は、生体情報の種類に応じて様々なものが提案されている。例えば、指紋による認証や、眼球の虹彩、網膜パターンによる認証や、声紋による認証がある。別の生体情報に基づく認証技術として、生体の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を利用するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−178707号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在においては、携帯電話機・PDA(Personal Digital Assistance)・多機能腕時計といった所定の機能を有する個人用の情報機器が普及しているけれども、これらの個人用情報機器を他人が悪用する場合の防止措置としてはパスワードの入力といった手法が採用されている。しかしながら、パスワードは盗用されるおそれもあり、悪用防止措置としては不十分な場合もある。
【0005】
そこで本発明では、所定の機能を果たす個人用の機器に適用され、より悪用防止効果の高い認証装置、認証システム、および認証方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、所定の機能を有する個人用の情報機器の悪用防止措置としてのパスワードの入力に代えて、指紋による認証や、眼球の虹彩、網膜パターンによる認証や、声紋による認証といった生体情報による認証の適用を検討した。しかしながら、指紋は偽造が容易であり、虹彩や網膜パターンの場合は偽造が容易ではないけれども、他人の眼球をくりぬくような犯罪を誘発する恐れがある。つまり、指紋や虹彩や網膜パターンといった静的データでは、死体であっても認証されてしまうことを検討の過程で見いだした。特に、所定の機能を有する個人用の情報機器は、各使用者が携帯することが多いために静的データは適していない場合があることを本発明者らは見出した。また、声紋は動的データであるけれども、風邪で喉を痛めたような場合には認証エラーが発生する恐れがあり、周囲の騒音によっても影響を受けやすいことも検討の過程で見いだした。特に、所定の機能を有する個人用の情報機器は、各使用者が携帯して外出先で使用することが多いために認証エラーの発生が懸念されることを本発明者らは見出した。本発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
【0007】
本発明の認証装置は、使用者が利用する所定の機能を果たす機能部と、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得手段と、当該測定結果に基づいた使用者の認証に応じて、機能部の所定の機能を使用者に対して利用可能な状態に遷移させる状態遷移手段と、を含む。
【0008】
本発明の認証装置によれば、筋電位信号の変化に基づいて使用者を認証した結果に応じて所定の機能を利用可能な状態に遷移させるので、より確実に使用者の認証が可能となる。例えば、この認証装置を個人用の情報機器に適用すれば、使用者はパスワードを入力するといったことをせずに、第三者の悪用の可能性を効果的に低減できる。
【0009】
また本発明の認証装置では、筋電位取得手段の測定結果に基づいて、使用者の認証を行う認証手段を更に含むことも好ましい。認証装置が認証手段を含んでいれば、筋電位信号に基づいて使用者を認証する際に他の機器と通信を行わずに処理できる。
【0010】
また本発明の認証装置では、筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信手段と、当該送信した測定結果に基づいて返信される使用者の認証結果を受信する受信手段とを更に含むことも好ましい。測定した筋電位信号を所定の送信先装置に送信し、その送信に応じて認証結果を受信するので、例えばその送信先装置に含まれる認証手段によって使用者を認証することが可能となる。
【0011】
また本発明の認証装置では、筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、使用者の認証を行うことも好ましい。認証手段としてニューラルネットワークを用いれば、より信頼性の高い認証が可能となる。
【0012】
本発明の認証システムは、使用者が利用する所定の機能を果たす機能部と、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得手段と、筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信手段と、当該送信された測定結果に基づいて使用者の認証を行う認証手段と、当該認証結果を受信する受信手段と当該受信した認証結果に応じて、機能部の所定の機能を使用者に対して利用可能な状態に遷移させる状態遷移手段と、を含む。
【0013】
本発明の認証システムによれば、筋電位信号の変化に基づいて使用者を認証した結果に応じて所定の機能を利用可能な状態に遷移させるので、より確実に使用者の認証が可能となる。例えば、この認証システムを個人用の情報機器および認証サーバを含むシステムに適用すれば、使用者はパスワードを入力するといったことをせずに、第三者の悪用の可能性を効果的に低減できる。
【0014】
本発明の認証システムでは、筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、使用者の認証を行うことも好ましい。認証手段としてニューラルネットワークを用いれば、より信頼性の高い認証が可能となる。
【0015】
本発明の認証方法は、筋電位取得手段が、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得ステップと、当該測定結果に基づいた使用者の認証に応じて、状態遷移手段が、使用者が利用する機能部の所定の機能を利用可能な状態に遷移させる状態遷移ステップと、を含む。
【0016】
本発明の認証方法によれば、筋電位信号の変化に基づいて使用者を認証した結果に応じて所定の機能を利用可能な状態に遷移させるので、より確実に使用者の認証が可能となる。例えば、この認証方法を個人用の情報機器における認証に適用すれば、使用者はパスワードを入力するといったことをせずに、第三者の悪用の可能性を効果的に低減できる。
【0017】
本発明の認証方法では、筋電位取得手段の測定結果に基づいて、認証手段が使用者の認証を行う認証ステップを更に含むことも好ましい。認証ステップを含んでいれば、筋電位信号に基づいて使用者を認証できる。
【0018】
本発明の認証方法では、送信手段が筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信ステップと、受信手段が当該送信された測定結果に基づいて返信される使用者の認証結果を受信する受信ステップとを更に含むことも好ましい。測定した筋電位信号を所定の送信先装置に送信し、その送信に応じて認証結果を受信するので、例えばその送信先装置に含まれる認証手段によって使用者を認証することが可能となる。
【0019】
本発明の認証方法では、筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、認証ステップにおいて認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、使用者の認証を行うことも好ましい。認証手段としてニューラルネットワークを用いれば、より信頼性の高い認証が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0021】
本発明の第1実施形態である認証装置について図1を用いて説明する。図1は認証装置10を説明するための図である。認証装置10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、RAMやROMといったメモリ、筋電位信号を測定するための電極、所定の機能を果たす機能部などを備えた個人用の情報機器として構成されている。所定の機能は、認証装置10に求められる機能によって設定されるものであり、時計機能、電話機機能、データ管理機能、テレビ電話機能といった機能が適宜選択される。従って認証装置10は、所定の機能が時計機能であれば腕時計として機能し、所定の機能が電話機機能であれば携帯電話機として機能し、データ管理機能であればPDA(Personal Digital Assistance)として機能する。
【0022】
認証装置10は機能的な構成要素として、機能部101と、筋電位取得部(筋電位取得手段)102と、認証部(認証手段)103と、状態遷移部(状態遷移手段)104とを含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0023】
機能部101は、認証装置10の使用者が利用する所定の機能を果たす部分であり、時計機能、電話機機能、データ管理機能、テレビ電話機能といった機能を果たす部分である。機能部101は、定常状態においてはその機能が使用ができないようになっており、状態遷移部104からの指示信号に応じて機能が使用できるように構成されている。
【0024】
筋電位取得部102は、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する部分である。具体的には、筋電位取得部102は、第一電極102aおよび第二電極102bの一対の電極を含み、第一電極102aおよび第二電極102bが測定する筋電位の変化を筋電位信号として認証部103に出力する。この実施形態においては、筋電位取得部102は一対の電極によって構成されているけれども、電極の組を複数組有するようにしてもよい。
【0025】
複数組の電極を有した場合には、例えば図2に示すように、腕時計バンドの内側に10組の電極102k〜102uを有するようにすることが好ましい。このようにすれば、腕時計12を腕に装着することで、電極102k〜102uが皮膚に密着して筋電位信号を測定できる。また、図3に示すように、携帯電話機11の所定の場所に電極102c〜102jを有するようにすることも好ましい。このようにすれば、携帯電話機11を通常の使用状態の位置に持ってきて通話などをすると、口輪筋、大頬骨筋、顎二腹筋といった筋肉に対応する部位に電極102c〜102jが密着して筋電位信号を測定できる。
【0026】
認証部103は、筋電位取得部102が取得した筋電位信号に基づいて、使用者の認証を行う部分である。より具体的には、認証部103は、時系列の筋電位信号を高速フーリエ変換によって周波数領域の信号に変換する。認証部103は、この周波数領域の信号をニューラルネットワークに入力し、その入力に応じた出力結果に基づいて使用者が本人であるかどうかを認証する。認証部103は、使用者が本人であるかどうかの認証結果を状態遷移部104に出力する。
【0027】
図4にニューラルネットワークを用いた認証動作の一例を説明する図を示す。図4の例に拠れば、本実施形態のニューラルネットワーク40は、入力層40a、中間層40b、出力層40cからなる。入力層40aには筋電位信号を周波数領域の信号に変換した筋電位周波数スペクトル401が入力される。出力層40cからは、使用者が本人かどうかを識別するための認識結果402が出力される。この認識結果402に基づいて本人であるかどうかが判断される。より具体的には図5および図6に示すように、筋電位取得部102の第一電極102aおよび第二電極102bが取得した筋電位信号は、差動アンプ60、ローカットフィルタ61、ハイカットフィルタ62を経由し、FFT部63において3分の1オクターブ解析の高速フーリエ変換される。例えば、筋電位信号を3分の1オクターブ解析の高速フーリエ変換で10バンドの周波数帯域ごとに各バンドのパワー値501aを算出し、「0.12、0.54、0.30、0.42、0.60、0.54、0.20、0.15、0.66、0.30」といったデータセット501にし、そのデータセット501を筋電位周波数スペクトル401としてニューラルネットワーク40に入力する。この10バンドの周波数帯域の各中心周波数は低い方から(図5および図6においては左側から)、63Hz、80Hz、100Hz、125Hz、160Hz、200Hz、250Hz、315Hz、400Hz、500Hzである。本実施形態のように5本の出力信号502が得られる場合には、各信号ごとに例えば「A氏」「B氏」「C氏」「D氏」「E氏」が割り当てられ、出力が最大値となる信号に対応する人であることを示す。5本の出力信号502が「0.9、0.2、0.3、0.1、0.4」であれば、1本目の信号が最大値を取るので、その信号に割り当てられている「A氏」であることとなる。
【0028】
ニューラルネットワーク40は、入力層40aと中間層40b、中間層40bと出力層40cの間の層間結合の重み付けを更新しながら学習する。この学習は、筋電位周波数スペクトル401をニューラルネットワーク40に入力した際の認識結果402と、学習用教師信号パターン403とを比較して両者の誤差が所定の範囲内に入るかどうかを判定し、その判定結果に基づいて重み付けの更新を行うことで実行される。例えば、本実施形態のように5本の出力信号502が得られる場合には、各信号ごとに例えば「A氏」「B氏」「C氏」「D氏」「E氏」が割り当てられる。この場合に「A氏」に対応する教師信号は「1、0、0、0、0、0」であり、この教師信号と出力信号(例えば、「0.9、0.2、0.3、0.1、0.4」)とを比較した結果に応じて学習を行わせる。ニューラルネットワーク40の学習は、例えば、誤差逆伝搬法(バックプロパゲーション法)によって行う(例えば、麻生英樹著、「ニューラルネットワーク情報処理」、産業図書、1988年、参照)。
【0029】
状態遷移部104は、認証部103の認証結果に応じて、機能部101の所定の機能を利用可能な状態に遷移させる指示信号を機能部101に出力する部分である。より具体的には、状態遷移部104は、使用者が本人であれば機能部101の機能を利用可能な状態に遷移させる指示信号を機能部101に出力し、本人でなければその指示信号を出力しない。
【0030】
引き続いて、認証装置10を用いて使用者の認証を行う方法について図7を用いて説明する。図7は、使用者の認証を行う方法を示したフローチャートである。認証装置10の筋電位取得部102が使用者の筋電位信号を取得し、認証部103に出力する(ステップS01)。認証装置10が腕時計型の装置であれば、例えば、使用者が「グー(拳を握りしめる)、チョキ(拳を握りしめた状態から人差し指と中指を立てる)、パー(掌を広げる)」という予め定められた所定の動作をし、その動作に応じて筋電位信号を筋電位取得部102が取得し、筋電位信号を認証部103に出力する。
【0031】
認証部103は、時系列の筋電位信号を高速フーリエ変換し、筋電位周波数スペクトルとしてニューラルネットワークに入力する(ステップS02)。ニューラルネットワークからは認識結果が出力される(ステップS03)。この認識結果に基づいて使用者が本人であるかどうかが判断される(ステップS04)。使用者が本人であれば、認証部103はその旨の信号を状態遷移部104に出力する。状態遷移部104は、その出力に応じて機能部101の所定の機能が使用可能となるように指示信号を出力する(ステップS05)。機能部101は、その指示信号に応じて所定の機能が使用可能となり、所定の動作を行うことができる(ステップS06)。なおステップS04において、使用者が本人ではないと判断されればそのまま処理を終了する。
【0032】
本発明の第2実施形態である認証システムについて図8を用いて説明する。図8は認証装置20および外部認証装置(送信先装置)30を含む認証システム2を説明するための図である。認証装置20および外部認証装置30は、図示しない情報通信網を介してデータの送受信が可能なように構成されている。
【0033】
認証装置20は、物理的には、CPU(中央処理装置)、RAMやROMといったメモリ、筋電位信号を測定するための電極、所定の機能を果たす機能部、データの送受信を行うための変調復調部・アンテナ部などを備えた個人用の情報機器として構成されている。所定の機能は、認証装置20に求められる機能によって設定されるものであり、時計機能、電話機機能、データ管理機能、テレビ電話機能といった機能が適宜選択される。従って認証装置20は、所定の機能が時計機能であれば腕時計として機能し、所定の機能が電話機機能であれば携帯電話機として機能し、データ管理機能であればPDA(Personal Digital Assistance)として機能する。
【0034】
認証装置20は機能的な構成要素として、機能部101と、筋電位取得部(筋電位取得手段)102と、状態遷移部(状態遷移手段)104と、送信部(送信手段)201と、受信部(受信手段)202とを含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0035】
機能部101、筋電位取得部102、状態遷移部104のそれぞれの機能は第1実施形態で説明したのと同様であるから説明を省略する。なお、第2実施形態においては、筋電位取得部102が測定した筋電位信号は送信部201に出力される。また、状態遷移部104は、受信部202からの出力に応じて動作する。
【0036】
送信部201は、筋電位取得部102から出力される測定結果としての金電位信号を外部認証装置30に送信する部分である。より具体的には、送信部201は、筋電位信号を増幅・変調し、所定の電力まで電力増幅を行った後、電波を放射することで筋電位信号を送信する。この実施形態では、筋電位信号をアナログ信号のまま送信しているけれども、デジタル信号に変換してから送信してもよい。
【0037】
受信部202は、送信部201の筋電位信号の送信に基づいて返信される認証結果を受信し、状態遷移部104に出力する部分である。より具体的には、外部認証装置30から送信される認証結果を受信し、所定の復調処理等を施して状態遷移部104に出力する。
【0038】
引き続いて外部認証装置30について説明する。外部認証装置30は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置などを備えたコンピュータシステムとして構成されている。
【0039】
外部認証装置30は機能的な構成要素として、送信部301と、認証部302と、受信部303とを含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0040】
受信部303は、認証装置20から送信される筋電位信号を受信し、所定の復調処理等を施して認証部302に出力する部分である。認証部302は、受信部303が受信した筋電位信号に基づいて、使用者の認証を行う部分である。より具体的には、認証部303は、時系列の筋電位信号を高速フーリエ変換によって周波数領域の信号に変換する。認証部303は、この周波数領域の信号をニューラルネットワークに入力し、その入力に応じた出力結果に基づいて使用者が本人であるかどうかを認証する。認証部303は、使用者が本人であるかどうかの認証結果を送信部301に出力する。送信部301は、認証部302の認証結果を認証装置20に送信する部分である。
【0041】
引き続いて、認証システム2を用いて使用者の認証を行う方法について図9を用いて説明する。図9は、使用者の認証を行う方法を示したフローチャートである。認証装置20の筋電位取得部102が使用者の筋電位信号を取得し、送信部201に出力する(ステップS11)。送信部201は、筋電位信号を外部認証装置30に送信する(ステップS12)。外部認証装置30の受信部303は、筋電位信号を受信し認証部302に出力する(ステップS13)。
【0042】
認証部302は、時系列の筋電位信号を高速フーリエ変換し、筋電位周波数スペクトルとしてニューラルネットワークに入力する(ステップS14)。ニューラルネットワークからは認識結果が出力される(ステップS15)。この認識結果に基づいて使用者が本人であるかどうかが判断され、その判断結果は送信部301に出力される。送信部301はその判断結果を認証装置20に送信する(ステップS16)。
【0043】
外部認証装置30から送信された判断結果は認証装置20の受信部202が受信し、状態遷移部104に出力される(ステップS17)。状態遷移部104は、判断結果が本人であるかを判断する(ステップS18)。使用者が本人であるとの判断結果であれば、状態遷移部104は、機能部101の所定の機能が使用可能となるように指示信号を出力する(ステップS19)。機能部101は、その指示信号に応じて所定の機能が使用可能となり、所定の動作を行うことができる(ステップS20)。なおステップS18において、使用者が本人ではないと判断されればそのまま処理を終了する。
【0044】
上述の説明では、筋電位信号や筋電位周波数スペクトルをアナログ信号で取り扱っているが、デジタル信号で取り扱ってもよい。その場合には、例えば10対の電極対で測定される10バンドのレベルを8バイトの浮動小数点表現で表すことが好ましい。この場合、8バイト中の1バイトは、指数部であり、残りの7バイトは仮数部(小数部)とすることが好ましい例である。バンド数が10であれば、8バイトの値が10個必要となる。その結果、筋電位周波数スペクトルは80バイトで表現される。
【0045】
また、上述の説明では、手の動きによって認証する場合を説明しているけれども、例えば、図2に示すような携帯電話機型の認証装置とする場合には、予め定められた言葉を発することで認証を行うことができる。
【0046】
本実施形態においては、筋電位信号の変化に基づいて使用者を認証した結果に応じて所定の機能(時計機能、電話機機能、データ管理機能、テレビ電話機能)を利用可能な状態に遷移させるので、より確実に使用者の認証が可能となる。使用者はパスワードを入力するといったことをせずに、第三者の悪用の可能性を効果的に低減できる。
【0047】
第1実施形態においては、認証装置10が認証部103を含んでいるので、筋電位信号に基づいて使用者を認証する際に他の機器と通信を行わずに処理できる。
【0048】
第2実施形態においては、測定した筋電位信号を外部認証装置30に送信し、その送信に応じて認証結果を受信するので、その外部認証装置30に含まれる認証部302によって使用者を認証することが可能となる。
【0049】
また本実施形態においては、認証手段としてニューラルネットワークを用いているので、より信頼性の高い認証が可能となる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、筋電位信号の変化に基づいて使用者を認証した結果に応じて所定の機能を利用可能な状態に遷移させるので、より確実に使用者の認証が可能となる。例えば、この認証装置を個人用の情報機器に適用すれば、使用者はパスワードを入力するといったことをせずに、第三者の悪用の可能性を効果的に低減できる。従って本発明の目的とする、所定の機能を果たす個人用の機器に適用され、より悪用防止効果の高い認証装置、認証システム、および認証方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である認証装置を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態である認証装置を説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態である認証装置を説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態で用いられるニューラルネットワークを説明するための図である。
【図5】本発明の実施形態で用いられるニューラルネットワークを説明するための図である。
【図6】本発明の実施形態で用いられるニューラルネットワークを説明するための図である。
【図7】本発明の実施形態である認証装置を用いて認証を行う方法を示した図である。
【図8】本発明の実施形態である認証システムを説明するための図である。
【図9】本発明の実施形態である認証システムを用いて認証を行う方法を示した図である。
【符号の説明】
10…認証装置、101…機能部、102…筋電位取得部、102a…第一電極、102b…第二電極、103…認証部、104…状態遷移部。

Claims (10)

  1. 使用者が利用する所定の機能を果たす機能部と、
    前記使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得手段と、
    当該測定結果に基づいた前記使用者の認証に応じて、前記機能部の所定の機能を前記使用者に対して利用可能な状態に遷移させる状態遷移手段と、
    を含む認証装置。
  2. 前記筋電位取得手段の測定結果に基づいて、前記使用者の認証を行う認証手段を更に含む、請求項1に記載の認証装置。
  3. 前記筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信手段と、
    当該送信した測定結果に基づいて返信される前記使用者の認証結果を受信する受信手段とを更に含む、請求項1に記載の認証装置。
  4. 前記筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、前記認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、前記使用者の認証を行う、請求項2に記載の認証装置。
  5. 使用者が利用する所定の機能を果たす機能部と、
    前記使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得手段と、
    前記筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信手段と、
    当該送信された測定結果に基づいて前記使用者の認証を行う認証手段と、
    当該認証結果を受信する受信手段と
    当該受信した認証結果に応じて、前記機能部の所定の機能を前記使用者に対して利用可能な状態に遷移させる状態遷移手段と、
    を含む認証システム。
  6. 前記筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、前記認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、前記使用者の認証を行う、請求項5に記載の認証システム。
  7. 筋電位取得手段が、使用者の筋肉の運動によって生じる筋電位信号の変化を測定する筋電位取得ステップと、
    当該測定結果に基づいた前記使用者の認証に応じて、状態遷移手段が、前記使用者が利用する機能部の所定の機能を利用可能な状態に遷移させる状態遷移ステップと、
    を含む認証方法。
  8. 前記筋電位取得手段の測定結果に基づいて、認証手段が前記使用者の認証を行う認証ステップを更に含む、請求項7に記載の認証方法。
  9. 送信手段が前記筋電位取得手段の測定結果を所定の送信先装置に送信する送信ステップと、
    受信手段が当該送信された測定結果に基づいて返信される前記使用者の認証結果を受信する受信ステップとを更に含む、請求項7または8に記載の認証方法。
  10. 前記筋電位取得手段は、複数組の一対の電極によって構成され、
    前記認証ステップにおいて前記認証手段は、ニューラルネットワークを利用して情報処理を行い、前記使用者の認証を行う、請求項8に記載の認証方法。
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