JP2004127339A - 光ヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ヘッド装置に設置するコリメートレンズ1は、その光軸を通る断面形状がフレネルレンズ状であって中心領域にはドーム状の凸レンズ14が形成され中心領域を囲む周辺領域には鋸歯形状の回折格子13が同心円状に形成されており、鋸歯の深さdは入射光に対する空気との光路長差が波長の整数倍であり、このコリメートレンズ1を光源と対物レンズとの間の光路中に設置する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光記録媒体の情報の記録・再生に使用する光ヘッド装置に用いられるコリメートレンズに関し、特に色収差の大きな対物レンズの色消しコリメートレンズおよびそれを用いた光ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVDなどの光記録媒体(以後、「光ディスク」という)の情報の記録・再生のために、光源として波長が790nm帯の半導体レーザとNA(開口数)が0.45から0.5までの対物レンズを用いたCD用光ヘッド装置、光源として波長が650nm帯の半導体レーザとNA(開口数)が0.60から0.65までの対物レンズを用いたDVD用光ヘッド装置が実用化されている。
【0003】
さらに、記録情報量を増大させるため、光源として波長が405nm帯の半導体レーザとNAが0.85の対物レンズ用いた光ヘッド装置が提案されている。波長が405nm帯の半導体レーザで使用する光ディスクを特にHD用の光ディスクという。
【0004】
405nmの波長域では一般に対物レンズ材料の屈折率波長分散が大きいとともに、開口数がNA=0.85と大きなため、対物レンズの中心と周辺でレンズ材料の大きな厚さ分布が生じる。
【0005】
その結果、DVD用やCD用の対物レンズでは問題とならなかったが、半導体レーザの出射光のわずかな波長変動に対してHD用の対物レンズの焦点距離が大きく変動するため、光を光ディスクの情報記録面に一定の微少スポットに集光できず、光ディスクの情報の記録・再生が安定しないといった問題があった。
【0006】
また、半導体レーザから出射された直線偏光を往路で光ディスクに集光し、光ディスクの情報記録面で反射された信号光を復路で光変検出器へ効率よく集光するため、往路と復路に光源の波長に対して位相差がπ/2となる位相板を配置して位相板を往復した偏光がレーザ出射光に対して直交偏光とするとともに、光検出器へ光路の光路切り替えに偏光ビームスプリッタが用いられている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−124905号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図8に、従来のHD用光ヘッド装置の側面図の例を示す。半導体レーザ3から放射された波長λ=405nmの直線偏光が偏光ビームスプリッタ7を透過し、コリメートレンズ4により平行光とされた後、位相差がπ/2の位相板19を透過して円偏光となり、NA=0.85に相当する光束がHD用に設計された対物レンズ2によりHD用の光ディスク5の情報記録面へ集光される。情報記録面で反射した信号光は元の経路を経て、位相差がπ/2の位相板6を透過して往路と直交する直線偏光となり、偏光ビームスプリッタ7を反射して光検出器8の受光面へ集光され、電気信号に変換される。
【0009】
HD用光ヘッド装置に用いる対物レンズの色収差を補正するために、屈折率の波長分散が異なる複数のガラス材料を用いて、凸レンズと凹レンズに加工して接合したいわゆる色消しレンズ9が、コリメートレンズ4と対物レンズ2の間に配置されている。
【0010】
しかし、従来の色消しレンズ9は、屈折率の波長分散が異なる複数のガラス材料を用いて精度良く球面研磨加工した後、接着するなど複雑な構成および加工プロセスであるため、コストアップとなるとともに、容積が大きいため光ヘッド装置の小型軽量化が難しい問題があった。
【0011】
本発明は、HD用の光ヘッド装置において用いられる対物レンズの色収差を補正するコリメートレンズを提供するとともに、HDの光ディスクの情報の記録・再生が効率よく安定して実現できる、光学特性に優れ、小型軽量化に適した光ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源から出射された発散光の一部を集光するためのコリメートレンズと、その光をさらに光記録媒体の情報記録面へ集光する対物レンズと、対物レンズにより集光されて光記録媒体により反射された信号光を検出するための光検出器とを備えた光ヘッド装置において、コリメートレンズは、その光軸を通る断面形状がフレネルレンズ状であって中心領域にはドーム状の凸レンズが形成され中心領域を囲む周辺領域には鋸歯形状の回折格子が同心円状に形成されており、鋸歯の深さは入射光に対する空気との光路長差が波長の整数倍であることを特徴とする光ヘッド装置を提供する。
【0013】
また、前記コリメートレンズは、透光性基板の一方の表面に前記凸レンズと前記回折格子とが形成され、透光性基板の他方の表面に波長λの入射光に対する位相差がπ/2である位相板が設置され一体化されている上記の光ヘッド装置を提供する。
【0014】
さらに、前記コリメートレンズの、前記回折格子が形成されている側または前記位相板が設置されている側に、偏光性ホログラム回折格子がさらに設置され一体化されている上記の光ヘッド装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のコリメートレンズ1の一例について、断面図を図1に、平面図を図2に示す。ガラスなどの透光性基板11の表面の入射光有効領域に、断面形状がフレネルレンズ状であって、中心領域にはドーム状の凸レンズが形成され中心領域を囲む周辺領域には鋸歯形状の回折格子が同心円状に形成されている。すなわち、中心領域には凸レンズ14が形成され、中心領域に接し中心領域を囲む周辺領域に鋸歯形状の回折格子13が形成されており、鋸歯形状の回折格子13は光軸を中心にして同心円状に連続した凹凸構造を有する微細形状が加工されている。
【0016】
対物レンズは屈折型の光学素子であり、鋸歯形状の格子を有する回折格子は回折型の光学素子である。屈折型の光学素子と回折型の光学素子では入射光の波長に対する光の分散方向が逆であるため、両光学素子を組み合わせることにより色収差を補正できる。
【0017】
図2では光軸を中心にして同心円状としたが、例えば半導体レーザ光源の放射角度分布に合わせて楕円形状としてもよい。
【0018】
鋸歯形状の回折格子13に加工された透光性基板11の屈折率をn、鋸歯の高さをdとすると、入射光の波長λに対して空気との光路長差(n−1)×dがλの自然数倍となるようにする。加工しやすさの点で、(n−1)×d=λとすることが好ましい。すなわち1倍とすることが好ましい。
【0019】
波長λの入射光が中心領域のドーム状の凸レンズを透過した場合、透過波面は凹形状となり、また周辺領域の鋸歯形状の回折格子を透過した場合、透過波面は鋸歯形状に応じて傾斜するとともに、隣り合う鋸歯形状部の波面は波長の整数倍の位相差はあるが連続した透過波面となる。したがって、鋸歯形状の回折格子13の同心円半径の空間分布状況に応じて透過波面を変換できる。以下、鋸歯形状の回折格子に関して主に説明する。
本発明のコリメートレンズ1の場合、半導体レーザ光源から放射された球面波を平面波に変換する同心円状の鋸歯形状の回折格子13としている。
【0020】
半導体レーザ光源から放射された波長λ=405nmの球面波の波面の一例を図4の(a)に示す。横軸はコリメートレンズ1の開口径に対応したNAであり、縦軸は光軸上の光線(NA=0)に対する各NA値での光線の位相差の断面を表す。実際にはほぼ軸対称の3次元形状で、放物面状の分布をなす。横に引いた複数本の横線は波長λの整数倍の等位相波面を示し、横線の各間隔は波長λとなっている。
【0021】
図4の(a)に示す方物線状の波面から波長λの対応する整数倍を差し引いた位相差の大きさがλ以下の波面が、本発明のコリメートレンズ1の鋸歯形状13を透過した後平面波となるように鋸歯形状13の同心円輪帯半径が決められる(半径の定義に関しては後述)。
【0022】
具体的には、本発明のコリメートレンズ1に入射した平面波が透過後に図4の(b)に示す波面となるよう、回折格子の断面形状を図1に示す鋸歯形状とすればよい。
【0023】
図1では断面が鋸歯形状の場合について示したが、鋸歯形状を多段の階段状に近似した断面形状に加工しても同様の効果が得られる。階段形状の段数が多い程理想的な鋸歯形状に近づくため好ましい。
【0024】
このように加工された本発明のコリメートレンズ1に、λより短波長の光が入射した場合、鋸歯形状の回折格子13を透過して進行する等位相波面の間隔が波長λに比べ短くなるため、実質的に焦点距離が長いコリメートレンズとなる。一方、λより長波長の光が入射した場合、鋸歯形状の回折格子13を透過して進行する等位相波面の間隔が波長λに比べ長くなる、実質的に焦点距離が短いコリメートレンズとなる。すなわち、負の屈折率波長分散を有するレンズ材を用いた凸状のレンズに相当する機能となる。
【0025】
本発明のコリメートレンズ1を、通常の正の屈折率波長分散を有するレンズ材を用いた凸状のレンズである対物レンズと組み合わせて光ヘッド装置に用いた側面図の例を図3に示す。従来のHD用光ヘッド装置の側面図8における色消しレンズ9とコリメートレンズ4が本発明の単一のコリメートレンズ1に置き換わった構成となっている。なお、図3の符号で図8と同じものは同じ要素を表す。
【0026】
その結果、対物レンズ2の有する色収差をコリメートレンズ1の色収差が補正することとなり、半導体レーザ光源3の発振波長λの変動と対物レンズ2の色収差に起因した、光ディスクの情報記録面への集光性の劣化が改善できる。
【0027】
コリメートレンズ1の一例に位相板を一体化した、本発明のコリメートレンズの他の例について、断面図を図5に示す。鋸歯形状13が加工された透光性基板11とガラスなどの透光性基板12を用い、波長λに対して位相差がπ/2の奇数倍となる位相板6がに挟み込まれて一体化されたコリメートレンズ10としている。また、位相板6の片面をガラス基板11の片面に接着した構成でもよい。その場合、透光性基板12は不要である。
【0028】
位相板6としては複屈折性を有する材料であればいずれでもよい。例えば、高分子液晶、水晶などの光学結晶や、一軸延伸により複屈折性が発現するポリカーボネートなどでもよい。
【0029】
複屈折層を薄くして波長λに対する位相差がπ/2となる位相板が作製しやすい高分子液晶またはポリカーボネートなどを用いることにより、位相差の入射光角度依存性が低減できるため、発散光が入射するコリメートレンズ10に一体化して用いた場合でも出射偏光状態が安定するため好ましい。
【0030】
このような位相板6が一体化されたコリメートレンズ10を用いることにより、光ヘッド装置に用いる部品点数がさらに減り、小型軽量化が実現する。
また、図3のプリズム形状の偏光ビームスプリッタ7の代わりに偏光性ホログラムビームスプリッタを用い、本発明のコリメートレンズに一体化した素子構成例の断面図を図6に示す。
【0031】
透光性基板12の片面に例えば複屈折性を有する高分子液晶層を形成し、フォトリソグラフィの技術により高分子液晶層を凹凸格子形状17に加工する。次に、高分子液晶の常光屈折率に一致する均質屈折率充填材18をその凹部に埋め、位相板6を鋸歯形状の回折格子13が加工された透光性基板11で挟み込み、コリメートレンズと偏光性ホログラム回折格子と位相板とが平板素子として一体化されたコリメートレンズ20が得られる。
【0032】
ここで、偏光性ホログラム回折格子19に常光偏光が入射した時、高分子液晶と均質屈折率充填材18の屈折率が等しいため、回折光は発生しない。一方、異常光偏光が入射した時、高分子液晶と均質屈折率充填材18との屈折率差と高分子液晶層の凹凸格子深さに応じて回折光が発生する。ここで、高分子液晶層を凹凸格子形状パターン設計に応じて回折光の集光位置を設定できるため、ビームスプリッタとして機能する。
【0033】
【実施例】
本実施例のコリメートレンズ10の断面図を図5に、平面図を図2に示す。屈折率n=1.47で厚さ0.5mmのガラス基板11の片面において、外周直径0.26mmの円である中心領域14を囲む、外周直径4.4mmの素子の周辺領域に、N=8レベル(7段)の段数を有する階段形状により近似した鋸歯形状の回折格子13を輪帯形状を加工した。
【0034】
ここで、鋸歯の深さである全階段の高さdは、波長λ=405nmの入射光に対して透過波面がほぼ1波長分の位相差で揃うよう、次式の関係を満たす値とした。Nの数が大きくなる程、位相差が1波長に近づく。
【0035】
【数1】
【0036】
すなわち、8レベル合計でd=754nmである。鋸歯形状の回折格子13のそれぞれの最大凹凸差をなすところ、すなわち各谷底と隣接するそれぞれの頂上が一致するの位置で定義される各輪帯半径は、焦点距離20mmのコリメートレンズに相当する波面変換機能を有する面となるように決定した。
【0037】
すなわち、平面波が透過したときの透過波面光路長差φ(μm)を近似的に示す図4の(a)が次式で記述されるよう、鋸歯形状の回折格子13の各輪帯半径とした。rはmm単位の素子中心を中心とする円の半径を示す。
【0038】
【数2】
【0039】
ここで、C1=−24.8162、
C2=0.01551、
C3=−0.000019。
【0040】
式2から算出された隣接する各輪帯半径の間隔すなわち各鋸歯形状の底辺の幅は、中心から外周に向かい狭くなり、最小幅は3.7μmであった。このような鋸歯形状の回折格子13は、フォトマスクを用いたリソグラフィの技術と反応性イオンエッチングの技術によりガラス基板11の表面を直接加工した。
【0041】
加工後の表面には波長405nm用の反射防止膜を形成した。(図示せず)さらに、図5に示すようにガラス基板11の裏面に、位相板6の形成された厚さ0.3mmのガラス基板12を一体化して、コリメートレンズ10とした。
【0042】
ここで、位相板6として常光屈折率no=1.55および異常光屈折率ne=1.60の複屈折材料である高分子液晶層を用いた。液晶モノマーの溶液をガラス基板12上の配向処理の施された配向膜上に塗布し、液晶分子の配向ベクトル(分子配向軸)をガラス基板12と平行な面内の特定方向に揃うように配向させた後、紫外線などの光を照射して重合硬化させ高分子液晶層とした。
【0043】
位相板6の厚さは波長λ=405nmに対して位相差がπ/2すなわち1/4波長板となるように(λ1/4)/(ne−no)=2025nmとした。このようにして得られたコリメートレンズ10を、波長405nmの光に対する屈折率が1.716で、屈折率波長分散が0.00022/nmであるガラス材料からなる対物レンズ2と組み合わせて、光ヘッド装置に用いた。
【0044】
図3において、コリメートレンズ1と位相板6とが一体化され、コリメートレンズ10として配置されている。対物レンズ2は、焦点距離が2.3mm、開口数がNA=0.85であり、カバー層厚0.1mmのポリカーボネートの光ディスクに対して、波長405nmの平面波が対物レンズに入射したとき波面収差がほぼゼロとなるように設計されている。
【0045】
半導体レーザ光源3からの出射光の波長が405nmから±1nm変動したとき、コリメートレンズ10と対物レンズ2により光ディスク5の情報記録面に集光された光の自乗平均波面収差は40mλ以下の小さな値となり、HD用光ディスクの安定した記録再生に充分な集光性能が得られた。
【0046】
比較のため、波長が405nmから±1nm変動した平行光が単独の対物レンズ2に入射した場合、対物レンズ2により光ディスク5の情報記録面に集光された光の自乗平均波面収差は400mλ以下と大きな値となり、半導体レーザ光源3の出射光が高速で波長変動した場合、HD用光ディスクの記録再生ができなかった。
【0047】
また、高分子液晶からなる1/4波長板が位相板6としてコリメートレンズに一体化されているため、発散入射光に対して空間的に揃った位相差を有する1/4波長板として機能するとともに、部品点数の削減に伴い透過波面収差が安定して低い値に保つことができた。
【0048】
【発明の効果】
本発明のコリメートレンズは、色収差の大きな対物レンズが用いられる光ヘッド装置に搭載することにより、対物レンズの色収差を低減できる。その結果、半導体レーザ光源の出射光の波長が高速に変動しても、HD用光ディスクの情報記録面に充分小さなビーム径で集光できるため、安定した記録再生が実現できる。
【0049】
さらに、各中心厚が1mm以上と厚い、対物レンズの色収差補正用に用いられた色消しレンズとコリメートレンズと位相板とは別部品として用いられたが、本発明のコリメートレンズでは素子厚1mm以下で上記の全ての機能を実現できるため、光ヘッド装置の小型・軽量化につながる。
【0050】
さらに、部品点数の削減により部品毎に発生していた波面収差が低減できるため、HD用光ディスクの情報記録面への集光性が向上する。
【0051】
また、偏光ビームスプリッタとして偏光プリズムの代わりに偏光性ホログラム回折格子を用い、本発明のコリメートレンズと位相板に一体化することにより、さらに光ヘッド装置の小型軽量化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコリメートレンズの一例を示す断面図。
【図2】本発明のコリメートレンズの一例を示す平面図。
【図3】本発明のコリメートレンズを搭載した光ヘッド装置を示す構成図。
【図4】本発明のコリメートレンズの透過波面の光路長差を示すグラフで、(a)は半導体レーザから放射されたレーザ光の波面の一例を示すグラフ。
(b)はレーザ光透過波面の位相差の絶対値を1波長以下とするために、位相差の大きさに応じて波長の整数倍の値を引き去ったグラフ。
【図5】本発明のコリメートレンズの他の例を示す断面図。
【図6】本発明のコリメートレンズの別の例を示す断面図。
【図7】図6に示すコリメートレンズを搭載した光ヘッド装置を示す構成図。
【図8】従来の光ヘッド装置を示す構成図。
【符号の説明】
1、10:コリメートレンズ
2:対物レンズ
3:半導体レーザ
4:従来のコリメートレンズ
5:光ディスク
6:位相板
7:偏光ビームスプリッタ
8:光検出器
9:色収差補正レンズ
11、12:透光性基板
13:鋸歯形状の回折格子
14:凸レンズ
17:高分子液晶層(凹凸格子)
18:充填材
19:偏光性ホログラム回折格子
Claims (3)
- 光源から出射された発散光の一部を集光するためのコリメートレンズと、その光をさらに光記録媒体の情報記録面へ集光する対物レンズと、対物レンズにより集光されて光記録媒体により反射された信号光を検出するための光検出器とを備えた光ヘッド装置において、
コリメートレンズは、その光軸を通る断面形状がフレネルレンズ状であって中心領域にはドーム状の凸レンズが形成され中心領域を囲む周辺領域には鋸歯形状の回折格子が同心円状に形成されており、鋸歯の深さは入射光に対する空気との光路長差が波長の整数倍であることを特徴とする光ヘッド装置。 - 前記コリメートレンズは、透光性基板の一方の表面に前記凸レンズと前記回折格子とが形成され、透光性基板の他方の表面に波長λの入射光に対する位相差がπ/2である位相板が設置され一体化されている請求項1記載の光ヘッド装置。
- 前記コリメートレンズの、前記回折格子が形成されている側または前記位相板が設置されている側に、偏光性ホログラム回折格子がさらに設置され一体化されている請求項2記載の光ヘッド装置。
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