JP2004110187A - 案内システム及び案内方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的地点に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性を向上させることが可能な案内システム提供する。
【解決手段】到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報を記憶すると共に携帯可能なICカードCと、目的地点情報に基づいて目的地点までの経路を探索する経路探索部1と、探索された経路をICカードCを携帯する利用者に表示する表示部Dと、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報を記憶すると共に携帯可能なICカードCと、目的地点情報に基づいて目的地点までの経路を探索する経路探索部1と、探索された経路をICカードCを携帯する利用者に表示する表示部Dと、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内システム及び案内方法の技術分野に属し、より詳細には、例えば多数の店舗等を含む大規模な建物内において、所望される目的地点までその店舗等の利用者を案内する案内システム及び案内方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レストラン又はブティック等の多数の店舗等を含む大規模なショッピングセンタ等が一つの建物の中に形成される場合が多くなってきている。
【0003】
ここで、そのような建物内の一つの目的地点(具体的には一つの店舗等)に到達しようとしている利用者が当該建物内におけるその目的地点の位置を自ら把握する場合、従来は、例えばその建物の入口にある案内板においてその目的地点の位置を確認したり、或いはいわゆるエレベータホールにある同様の案内板を見てそのフロア内にある目的地点の位置を確認したりする必要があった。そして、その確認した位置に加えて自己の現在位置、現在向いている方向等を総合的に把握してその目的地点までの経路を自ら探索する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如き案内板を自らが確認しつつ目的地点に到達しようとする従来の方法では、到達しようとする者自身が経路を探索しつつ当該目的地点まで向かう必要があるため、特に建物の階数や店舗数が多くなった場合にはその目的地点まで到達できないか、又は到達できたとしても予想外の時間と労力を要してしまう場合があるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的地点に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性を向上させることが可能な案内システム及び案内方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報を記憶すると共に携帯可能なICカード等の情報記憶媒体と、前記目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する経路探索部等の探索装置と、前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する表示部等の告知装置と、を備える。
【0007】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する入力部等の目的地点情報検出装置と、前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する経路探索部等の位置検出装置と、を更に備え、前記探索装置は、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索するように構成される。
【0009】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体は、前記者を識別するための識別情報を更に記憶すると共に、前記告知装置は、前記探索された経路と共に前記識別情報を前記者に告知するように構成される。
【0011】
よって、目的地点に到達しようとしている者を示す識別情報が経路と共に告知されるので、複数の者が一度に案内を受けるような場合でも、自己が経由すべき経路を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0012】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報を入力するために用いられる入力部等の入力手段と、前記入力された目的地点情報を前記情報記憶媒体に記憶させる記録部等の記憶手段と、を備える入力記憶装置を更に備える。
【0013】
よって、入力記憶装置により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させるので、例えば当該入力記憶装置を目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該情報記録媒体を携帯する者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されているように構成される。
【0015】
よって、目的地点情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体は、前記目的地点情報を磁気的に記憶すると共に、前記目的地点情報検出装置は、前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から磁気的に検出するように構成される。
【0017】
よって、磁気的な記憶手段により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体を情報記憶媒体として活用することができると共に、目的地点情報検出装置に近接した位置に情報記憶媒体を携帯する者が存在していることが必要となるので、より正確に当該者の現在位置を検出することができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体と、前記目的地点情報を当該情報記憶媒体から検出して無線送信するアンテナ等の送信手段と、を備える携帯型端末装置を更に備え、前記目的地点情報検出装置は、前記無線送信されている目的地点情報を受信することで当該目的地点情報を検出するように構成される。
【0019】
よって、目的地点情報を無線送信し、これを受信して上記現在位置の検出に用いるので、当該携帯型端末装置を携帯する者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、携帯可能なICカード等の情報記憶媒体であって、当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶する情報記憶媒体と、前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力するために用いられる入力部等の入力装置と、前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置の設置位置から前記目的地点までの経路を探索する経路探索部等の探索装置と、前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する入力部等の識別情報検出装置と、前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する表示部等の告知装置と、を備える。
【0021】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0022】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の案内システムにおいて、前記告知装置は、前記移動方向と共に前記識別情報を前記者に告知するように構成される。
【0023】
よって、移動方向と共にその移動方向で移動すべき者を識別するための識別情報が告知されるので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0024】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の案内システムにおいて、前記識別情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されている。
【0025】
よって、識別情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0026】
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報であって携帯可能なICカード等の情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する告知工程と、を備える。
【0027】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0028】
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の案内方法において、目的地点情報検出装置により前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する目的地点情報検出工程と、前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する位置検出工程と、を更に含み、前記探索工程においては、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索するように構成される。
【0029】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0030】
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、携帯可能な情報記憶媒体に対して当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶させる情報記憶工程と、入力装置において、前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力する入力工程と、前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置が設置されている位置から前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、識別情報検出装置において、前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する識別情報検出工程と、前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置が設置されている位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する告知工程と、を備える。
【0031】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は、多数の店舗等を含むショッピングセンタ等が一の建物内の複数階に渡って形成されている場合において、当該店舗等のうち訪問すべき店舗等までの経路を当該利用者に対して案内する案内システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0033】
(I)第1実施形態
始めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0034】
なお、図1は第1実施形態に係る案内システムの概要構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態に係る案内システムの細部構成等を示す図であり、図3は第1実施形態に係る案内システムにおいて実行される経路案内処理を示すフローチャートである。
【0035】
図1に示すように、第1実施形態に係る案内システムは、図1(a)に示す経路案内システムSと、図1(b)に示す入力記憶装置としての登録部RCと、により構成されている。
【0036】
そして、経路案内システムSは、図1(a)に示すように、相互に同じ構成を備える目的情報検出装置としての入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnと、相互に同じ構成を備える告知装置としての表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnと、探索装置及び位置検出装置としての経路探索部1と、により構成されている。
【0037】
ここで、経路探索部1内には、経路案内システムSが設置されている建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報が格納されており、後述する経路探索処理が実行可能とされている。
【0038】
また、登録部RCは、入力装置としての入力部INと、処理部CPと、第1実施形態に係る案内システムを利用する利用者が携帯する情報記憶媒体としてのIC(Integrated Circuit)カードCに設けられた磁気記憶部MGに対して磁気的に情報の読み書きを行う記憶手段としての記録部Rと、により構成されている。
【0039】
次に、上記経路案内システムSの細部構成について、図1(a)及び図2(a)を用いて説明する。
【0040】
図1(a)に示す経路案内システムSにおける入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnは、上記建物内におけるエレベータフロアや、各階における廊下が交差している交差地点等に複数配置される。
【0041】
一方、表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnは、当該エレベータフロア又は交差地点等における利用者が視認しやすい位置(例えば、天井から吊るされた位置)に、対応関係にある入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnに対応付けて配置されている。
【0042】
そして、各入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnは、夫々別個に経路探索部1に接続されている。
【0043】
次に、入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnの配置について、より具体的に図2(a)を用いて説明する。なお、図2(a)は当該入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnが配置された廊下の交差地点(四つ角)の例を俯瞰する図である。
【0044】
先ず、入力部M1、M2、M3及びM4(図2(a)の場合。以下同様。)は、図2(a)に示すように、交差地点CRに向かう各廊下CO1乃至CO4につき、当該各廊下CO1乃至CO4を交差地点CRに向かって進行してきた利用者が当該交差地点CRを通過する前に操作できる位置であって且つ当該利用者が操作し易い高さの壁W上の位置に、当該廊下CO1乃至CO4毎に夫々設けられている。ここで、図2(a)においては、入力部M4は廊下CO2を交差地点CRに向かって進行してきた利用者から見て右側の壁Wに設けられている。
【0045】
また、一つの交差地点CRに対応する位置に配置されている入力部M1、M2、M3及びM4に対しては、当該交差地点CRの直上の天井から吊るされたモニタDDが対応付けられて配置されている。
【0046】
このとき、モニタDDは、廊下CO1を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D1と、廊下CO2を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D2と、廊下CO3を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D3と、廊下CO4を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D4と、を、夫々の廊下CO1乃至CO4に対面する面に備えている。
【0047】
次に、各入力部M1乃至Mnの細部構成について、図2(b)を用いて説明する。なお、各入力部M1乃至Mnは相互に同一の構成を備えているので、以下の説明ではこれらを代表して入力部M1について説明すると共に、図2(b)は当該入力部M1の外観を示す斜視図である。
【0048】
図2(b)に示すように、第1実施形態に係る入力部M1は、外観上、上記ICカードCの磁気記憶部MGを差し通すためのスリットSLを備えている。そして、当該スリットSLの内側には、ICカードCが差し入れられたときその磁気記憶部MGと対面する位置に磁気検出部MRが設けられている。このとき、当該磁気検出部MRは、磁気記憶部MGが当該磁気検出部MRに対面している期間に当該磁気記憶部MGに記憶されている情報を磁気的に読み出す。
【0049】
次に、図1に示す案内システムの全体動作について説明する。
【0050】
初めに、図1(b)に示す登録部RCの全体動作について説明する。
【0051】
先ず、登録部RC自体は、例えば、利用者が利用しようとしている店舗等が存在する建物自体の入口に設けられているものである。
【0052】
そして、当該建物に入ろうとする利用者は、その入口にある入力部INにおいて、その者が利用しようとしている店舗等の名称等、当該店舗等を示す目的地点情報を入力する操作を行う。これにより、当該入力部INは、入力された目的地点情報を含む入力信号Sinを生成して処理部CPに出力する。
【0053】
次に、処理部CPは、当該入力されてきた入力信号Sinに含まれている目的地点情報を、ICカードCに記憶可能なフォーマットに変換し、記録信号Srとして記録部Rに出力する。
【0054】
そして、記録部Rは、当該記録信号Srを磁気的に磁気記憶部MGに記憶させることにより上記目的地点情報を磁気記憶部MGに記憶させる。
【0055】
なお、当該ICカードCには、各ICカードC毎に固有の識別情報が設定されており、当該識別情報は各ICカードCの表面に認識可能に記載されていると共に、磁気記憶部MG内にも磁気的に検出可能な状態で記憶されている。そして、当該ICカードCが、入力部INにおいて目的地点情報を入力した利用者により携帯される。
【0056】
次に、図1(a)に示す経路案内システムSの全体動作について説明する。なお、経路案内システムSにおける経路案内を実行するに当たっては、上記した登録部RCにおいてICカードCに対する目的地点情報の記録処理が完了していることが前提となる。また、各入力部M1乃至Mn並びに表示部D1乃至Dnは相互に同様の動作を行うので、以下の説明ではそれらを代表して入力部M1及び表示部D1が関与する経路案内処理について説明する。
【0057】
先ず、入力部M1においてICカードCがそのスロットSLに差し入れられたとき、当該スロットSL内の磁気検出部MRによりICカードCに記憶されている識別情報及び目的地点情報が磁気的に読み取られ、これらの情報と、当該読取処理が為された入力部M1を識別するための入力部識別情報と、を含む読取信号Spが、当該読取処理が為された入力部M1から経路探索部1に出力される。
【0058】
そして、経路探索部1は、当該読取信号Spに含まれている各情報に基づき、ICカードCを携帯する利用者が進行すべき経路の探索を行う。
【0059】
すなわち、先ず読取信号Spに含まれている上記入力部識別情報に基づいて読取処理が為された入力部M1の建物内における位置をその利用者の現在位置と認識する。
【0060】
そして、上述した建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報に基づいて、認識した現在位置から目的地点情報として入力されている目的地点である店舗等までの当該建物内における最短経路を探索する。
【0061】
その後、探索した最短経路に基づいて、利用者がその現在位置から進行すべき方向を示す方向信号Sdpを生成する。
【0062】
そして、上記読取信号Spとして入力されている入力部識別情報に基づいて、当該生成した方向信号Sdpを、目的地点情報の読取処理が為された入力部M1に対応すべき表示部D1に出力する。この方向信号Sdpの出力処理についてより具体的には、入力部M1において上述した目的地点情報の読取処理が実行された場合は、対応する方向信号Sdpは、図2(a)に示す表示部D1を用いて利用者に提示するべくモニタDDに出力されることとなる。
【0063】
以上説明した経路案内処理が、ICカードCを携帯する利用者がその建物を出るまで繰り返し継続されることとなる。
【0064】
次に、上述してきた一連の経路案内処理について、その全体の流れを纏めて図3を用いて説明する。
【0065】
図3に示すように、第1実施形態の経路案内処理においては、初めに、いずれかの入力部Mにおいて目的地点情報の読取処理が実行されたか否かが経路探索部1において監視されている(ステップS1)。そして、いずれの入力部Mにおいても目的地点情報の読取処理が実行されておらず上記読取信号Spが出力されていないときは(ステップS1;NO)そのまま監視を継続し、一方、いずれかの入力部Mにおいて目的地点情報の読取処理が実行され上記読取信号Spが出力されて来たときは(ステップS1;YES)、次に、当該出力されてきた読取信号Spに含まれている入力部識別情報に基づいて当該読取信号Spが出力された入力部Mの位置を利用者の現在位置として認識する(ステップS2)。
【0066】
次に、その認識された現在位置が、目的地点情報として入力されている目的地点の位置か否かを確認する(ステップS3)。そして、その現在位置と目的地点とが一致しているときは(ステップS3;YES)、その利用者は既に所望する目的地点に到達していることとなるので、その旨を、読取信号Spを出力してきた入力部Mに対応する位置にある表示部Dに表示し(ステップS6)、第1実施形態の経路案内処理を終了する。
【0067】
一方、ステップS3の判定において、認識された現在位置が未だ目的地点の位置ではないときは(ステップS3;NO)、次に、その現在位置から目的地点までの最短経路を探索し、更に現在位置から探索された最短経路に沿って移動するために進行すべき方向が演算される(ステップS4)。
【0068】
これにより、演算された方向を示す方向信号Sdpを対応する表示部Dに出力し、目的地点情報の読み取りを行った利用者が進行すべき方向を当該対応する表示部Dにおいて表示する(ステップS5)。このとき、当該方向信号Sdpには、進行すべき方向を示す情報と共に当該利用者が携帯するICカードCに対応する識別情報が含まれている。これにより、表示部Dにおいて進行すべき方向を表示する場合には、例えば図2(c)に示すように、表示部D内の識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示部D内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて進行すべき方向が矢印により表示される。
【0069】
そして、当該進行すべき方向が表示された後は、上記ステップS1に戻り、いずれかの入力部Mにおいて新たな目的地点情報及び識別情報の読込処理があるまで待機する。
【0070】
以上説明したように、第1実施形態の案内システムの動作によれば、目的地点に到達しようとしている利用者に携帯されているICカードCに記憶されている目的地点情報に基づいて当該利用者の目的地点までの経路を表示してその利用者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報としてICカードCに記憶させておくことにより、その利用者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0071】
また、ICカードCから目的地点情報を検出することにより当該ICカードCを携帯する利用者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該利用者の目的地点までの経路(進行方向)を表示してその利用者を案内するので、目的地点に到達しようとしている利用者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該利用者を案内することができる。
【0072】
更に、利用者が携帯するICカードCを示す識別情報が進行方向と共に表示されるので、複数の利用者が一度に案内を受けるような場合(より具体的に図2(a)を用いて説明すると、複数の利用者が廊下CO1を連なって進行してきた場合等)でも、各利用者が進むべき進行方向を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0073】
更にまた、登録部RCにより目的地点情報をICカードCに記憶させるので、例えば当該登録部RCを目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該利用者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0074】
また、磁気的な方法により目的地点情報をICカードCに記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体をICカードCとして活用することができると共に、入力部Mにより近接した位置にICカードCを携帯する利用者が存在していることが必要となるので、より正確に当該利用者の現在位置を検出することができる。
【0075】
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4及び図5を用いて説明する。
【0076】
上述してきた第1実施形態では、各入力部M1乃至Mnのうちのいずれかにおいて目的地点情報が入力されたことをきっかけとして経路の探索を行ったが、以下に説明する第2実施形態においては、店舗等を利用する利用者がその店舗等が存在する建物に入る際に目的地点情報を入力するときのみ経路の探索を行う。
【0077】
なお、図4は第2実施形態に係る案内システムの概要構成を示すブロック図であり、図5は第2実施形態に係る案内システムにおいて実行される経路案内処理を示すフローチャートである。
【0078】
図4に示すように、第2実施形態に係る案内システムは、図4(a)に示す経路案内システムSSと、図4(b)に示すICカードCCと、により構成されている。
【0079】
そして、経路案内システムSSは、図2(a)に示すように、相互に同じ構成を備える識別情報検出装置としての入力部MM1、MM2、…、MMn−1及びMMnと、相互に第1実施形態に係る各表示部Dと同じ構成を備える告知装置としての表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnと、探索装置としての経路探索部10と、第2実施形態に係る案内システムが構築されている建物の入口等に配置されている入力装置としての入力部INと、メモリ11と、により構成されている。
【0080】
ここで、経路探索部10内には、第1実施形態における経路探索部1と同様に、経路案内システムSSが設置されている建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報が格納されており、後述する経路探索処理が実行可能とされている。
【0081】
なお、上記経路案内システムSSに含まれる入力部MM1乃至MMn並びに表示部D1乃至Dnの外観上の構成並びに建物内における配置の態様は、第1実施形態における入力部M1乃至Mn並びに表示部D1乃至Dnの外観上の構成並びに建物内おける配置と同様であるので、細部の説明は省略する。
【0082】
次に、図4に示す第2実施形態に係る案内システムの全体動作について説明する。なお、第2実施形態に係る案内システムにおける経路案内処理においては、各入力部MM1乃至MMn並びに表示部D1乃至Dnは相互に同様の動作を行うので、以下の説明ではそれらを代表して入力部MM1及び表示部D1が関与する経路案内処理について説明する。
【0083】
初めに、第2実施形態に係るICカードCCにおける磁気記憶部MGには、各ICカードCCを識別するための識別情報のみが磁気的に記憶されている。
【0084】
そして、入力部INにおいては、利用者がその建物に入る際に、第1実施形態の場合と同様の目的地点情報と、その利用者が携帯するICカードCCの識別情報と、を入力する。そして、当該入力された目的地点情報及び識別情報を含む入力信号Sinが入力部INにおいて生成され、経路探索部10に出力される。
【0085】
次に、当該入力信号Sinが入力された経路探索部10においては、当該入力信号Sinに含まれている目的地点情報に基づいて、当該建物の入口(すなわち、入力部INが設定されている位置)からその目的地点情報により示される店舗までの最短経路を探索し、その結果をメモリ信号Smとしてメモリ11に出力することで探索した最短経路を対応する識別情報に関連付けて当該メモリ11に一時的に記憶させる。
【0086】
次に、入力部MM1においてICカードCCがそのスロットSLに差し入れられたとき、当該スロットSL内の磁気検出部MRによりICカードCCに記憶されている識別情報が磁気的に読み取られ、この識別情報と、当該読取処理が為された入力部MM1を識別するための入力部識別情報と、を含む読取信号Sidが、当該読取処理が為された入力部MM1から出力され経路探索部10に出力される。
【0087】
そして、経路探索部10は、当該読取信号Sidに含まれている識別情報に対応してメモリ11に記憶されている最短経路を、メモリ信号Smとして当該メモリ11から読み出す。
【0088】
その後、読み出した最短経路に基づいて、利用者がその現在位置から進行すべき方向を示す方向信号Sdpを生成する。このとき、当該利用者の現在位置は、第1実施形態の場合と同様に、読取信号Sidに含まれている上記入力部識別情報に基づいて読取処理が為された入力部MM1の建物内における位置をその利用者の現在位置と認識する。
【0089】
そして、上記読取信号Sidとして入力されている入力部識別情報に基づいて、当該生成した方向信号Sdpを、第1実施形態の場合と同様に目的地点情報の読取処理が為された入力部MM1に対応すべき表示部D1に出力する。
【0090】
以上説明した経路案内処理が、ICカードCCを携帯する利用者がその建物を出るまで繰り返し継続されることとなる。
【0091】
次に、上述してきた一連の経路案内処理について、その全体の流れを纏めて図5を用いて説明する。
【0092】
図5に示すように、第2実施形態の経路案内処理においては、初めに、建物の入口に設置されている入力部INにおいて、ICカードCCの識別情報と目的地点情報とが入力される(ステップS10)。
【0093】
そして、当該入力された各情報に基づいて、経路探索部10においてその利用者が向かうべき目的地点までの最短経路が演算され、その結果がメモリ11に記憶される(ステップS11)。
【0094】
次に、その利用者がその建物の中に入った以降は、いずれかの入力部MMにおいて識別情報の読取処理が実行されたか否かが経路探索部10において監視されている(ステップS12)。そして、いずれの入力部MMにおいても識別情報の読取処理が実行されておらず上記読取信号Sidが出力されていないときは(ステップS12;NO)そのまま監視を継続し、一方、いずれかの入力部MMにおいて識別情報の読取処理が実行され上記読取信号Sidが出力されて来たときは(ステップS12;YES)、次に、当該出力されてきた読取信号Sidに含まれている入力部識別情報に基づいて当該読取信号Sidが出力された入力部MMの位置を利用者の現在位置として認識する(ステップS13)。
【0095】
次に、その認識された現在位置が、目的地点情報として入力されている目的地点の位置か否かを確認する(ステップS14)。そして、その現在位置と目的地点とが一致しているときは(ステップS14;YES)、その利用者は既に所望する目的地点に到達していることとなるので、その旨を、読取信号Sidを出力してきた入力部MMに対応する位置にある表示部Dに表示し(ステップS17)、第2実施形態の経路案内処理を終了する。
【0096】
一方、ステップS14の判定において、認識された現在位置が未だ目的地点の位置ではないときは(ステップS14;NO)、次に、その現在位置から目的地点までの最短経路をメモリ11から読み出し、更に現在位置から読み出された最短経路に沿って移動するために進行すべき方向が演算される(ステップS15)。
【0097】
これにより、演算された方向を示す方向信号Sdpを対応する表示部Dに出力し、識別情報の読み取りを行った利用者が進行すべき方向を当該対応する表示部Dにおいて表示する(ステップS16)。このとき、当該方向信号Sdpには、第1実施形態の場合と同様に、進行すべき方向を示す情報と共に当該利用者が携帯するICカードCCに対応する識別情報が含まれている。これにより、表示部Dにおいて進行すべき方向を表示する場合には、表示部D内の識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示部D内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて進行すべき方向が矢印により表示される。
【0098】
そして、当該進行すべき方向が表示された後は、上記ステップS12に戻り、いずれかの入力部MMにおいて新たな識別情報の読込処理があるまで待機する。
【0099】
以上説明したように、第2実施形態に係る案内システムの動作によれば、目的地点に到達しようとしている利用者に携帯されているICカードCCに記憶されている識別情報を検出した入力部MMの設置位置から見た移動方向であって、入力部INの設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が表示されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に表示することで、その利用者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0100】
また、移動方向と共にその移動方向で移動すべき利用者に対応する識別情報が表示されるので、自己が経由すべき経路を他の利用者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0101】
(III)変形形態
次に、本発明に係る変形形態について説明する。
【0102】
先ず、第1の変形形態として、第1実施形態の入力部M又は第2実施形態の入力部MMに代えて、図6にその外観斜視図を示す如く、当該入力部M又は入力部MMとしての機能に加えて各実施形態における表示部Dとしての機能をも備えた入力表示部MDを、交差地点CRに近接した壁Wの位置に設けてもよい。
【0103】
この場合には、目的地点情報及び識別情報(第1実施形態の場合)又は識別情報のみ(第2実施形態の場合)のいずれかが入力された入力表示部MDの表示領域DPにおける識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示領域DP内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて、演算結果としての進行すべき方向が矢印により表示されることとなる。
【0104】
この第1の変形形態によれば、情報の入力機能を備える装置の設置位置と表示部Dとしての機能を備える装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の利用者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0105】
次に、第2の変形形態として、上記各実施形態においては、目的地点情報及び識別情報又は識別情報のみのいずれかの入力処理を磁気的な方法を用いて行っているが、これ以外に、無線通信方式によりこれらの情報の入力処理を行うこともできる。
【0106】
すなわち、図7に示すように、目的地点情報及び識別情報又は識別情報のみのいずれかを記憶可能な記憶部MYと、その記憶されている各情報を無線送信可能な送信手段としてのアンテナATTと、を少なくとも備える端末装置Tを、各実施形態におけるICカードC又はICカードCCに代えて携帯する。
【0107】
そして、入力部M又は入力部MMとしての機能に加えて、この端末装置Tから無線送信された情報を受信することが可能なアンテナATRを備えた受信部MVを交差地点CRに近接した壁Wの位置に設け、当該受信部MVにより当該送信された情報を受信する構成とすることもできる。
【0108】
この第2の変形形態によれば、各情報を携帯されている端末装置Tから無線送信し、これを受信して現在位置の検出等に用いるので、当該端末装置Tを携帯する利用者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0109】
更に、上述の各実施形態においては、利用者が携帯すべきものとしてICカードC又はICカードCCを用いる場合について説明したが、これ以外に、例えばいわゆるICタグ等の、情報の記憶・保持と読み出しが共に可能な携帯型の装置であればいずれの装置も本発明に適用することができる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0111】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0112】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0113】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者を示す識別情報が経路と共に告知されるので、複数の者が一度に案内を受けるような場合でも、自己が経由すべき経路を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0114】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加えて、入力記憶装置により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させるので、例えば当該入力記憶装置を目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該情報記録媒体を携帯する者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0115】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、目的地点情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0116】
請求項6に記載の発明によれば、請求項2から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、磁気的な記憶手段により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体を情報記憶媒体として活用することができると共に、目的地点情報検出装置に近接した位置に情報記憶媒体を携帯する者が存在していることが必要となるので、より正確に当該者の現在位置を検出することができる。
【0117】
請求項7に記載の発明によれば、請求項2から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、目的地点情報を無線送信し、これを受信して上記現在位置の検出に用いるので、当該携帯型端末装置を携帯する者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0118】
請求項8に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0119】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0120】
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、移動方向と共にその移動方向で移動すべき者を識別するための識別情報が告知されるので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0121】
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明の効果に加えて、識別情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0122】
請求項11に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0123】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0124】
請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0125】
請求項13に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0126】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする地点に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(a)は第1実施形態に係る経路案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(b)は第1実施形態に係る登録部の概要構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の構成部材の細部構成等を示す図であり、(a)は第1実施形態に係る入力部及び表示部の配置例を示す斜視図であり、(b)は第1実施形態に係る入力部の外観斜視図であり、(c)は第1実施形態に係る表示部の細部構成を示す図である。
【図3】第1実施形態に係る経路案内処理を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態の案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(a)は第2実施形態に係る経路案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(b)は第2実施形態に係るICカードを示す外観図である。
【図5】第2実施形態に係る経路案内処理を示すフローチャートである。
【図6】第1変形形態に係る入力表示部の外観斜視図である。
【図7】第2変形形態に係る端末装置及び受信部の外観斜視図である。
【符号の説明】
1、10…経路探索部
11…メモリ
S、SS…経路案内システム
RC…登録部
M1、M2、M3、M4、Mn−1、Mn、MM1、MM2、MMn−1、MMn…入力部
D1、D2、D3、D4、Dn−1、Dn…表示部
IN…入力部
CP…処理部
C、CC…ICカード
MG…磁気記憶部
R…記録部
CR…交差地点
CO1、CO2、CO3、CO4…廊下
W…壁
DD…モニタ
SL…スリット
MR…磁気検出部
IDD…識別情報表示領域
DR…進行方向表示領域
MD…入力表示部
MY…記憶部
ATT、ATR…アンテナ
T…端末装置
MV…受信部
Sin…入力信号
Sr…記録信号
Sp、Sid…読取信号
Sdp…方向信号
Sm…メモリ信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内システム及び案内方法の技術分野に属し、より詳細には、例えば多数の店舗等を含む大規模な建物内において、所望される目的地点までその店舗等の利用者を案内する案内システム及び案内方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レストラン又はブティック等の多数の店舗等を含む大規模なショッピングセンタ等が一つの建物の中に形成される場合が多くなってきている。
【0003】
ここで、そのような建物内の一つの目的地点(具体的には一つの店舗等)に到達しようとしている利用者が当該建物内におけるその目的地点の位置を自ら把握する場合、従来は、例えばその建物の入口にある案内板においてその目的地点の位置を確認したり、或いはいわゆるエレベータホールにある同様の案内板を見てそのフロア内にある目的地点の位置を確認したりする必要があった。そして、その確認した位置に加えて自己の現在位置、現在向いている方向等を総合的に把握してその目的地点までの経路を自ら探索する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如き案内板を自らが確認しつつ目的地点に到達しようとする従来の方法では、到達しようとする者自身が経路を探索しつつ当該目的地点まで向かう必要があるため、特に建物の階数や店舗数が多くなった場合にはその目的地点まで到達できないか、又は到達できたとしても予想外の時間と労力を要してしまう場合があるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的地点に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性を向上させることが可能な案内システム及び案内方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報を記憶すると共に携帯可能なICカード等の情報記憶媒体と、前記目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する経路探索部等の探索装置と、前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する表示部等の告知装置と、を備える。
【0007】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する入力部等の目的地点情報検出装置と、前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する経路探索部等の位置検出装置と、を更に備え、前記探索装置は、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索するように構成される。
【0009】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体は、前記者を識別するための識別情報を更に記憶すると共に、前記告知装置は、前記探索された経路と共に前記識別情報を前記者に告知するように構成される。
【0011】
よって、目的地点に到達しようとしている者を示す識別情報が経路と共に告知されるので、複数の者が一度に案内を受けるような場合でも、自己が経由すべき経路を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0012】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報を入力するために用いられる入力部等の入力手段と、前記入力された目的地点情報を前記情報記憶媒体に記憶させる記録部等の記憶手段と、を備える入力記憶装置を更に備える。
【0013】
よって、入力記憶装置により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させるので、例えば当該入力記憶装置を目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該情報記録媒体を携帯する者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記目的地点情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されているように構成される。
【0015】
よって、目的地点情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体は、前記目的地点情報を磁気的に記憶すると共に、前記目的地点情報検出装置は、前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から磁気的に検出するように構成される。
【0017】
よって、磁気的な記憶手段により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体を情報記憶媒体として活用することができると共に、目的地点情報検出装置に近接した位置に情報記憶媒体を携帯する者が存在していることが必要となるので、より正確に当該者の現在位置を検出することができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、前記情報記憶媒体と、前記目的地点情報を当該情報記憶媒体から検出して無線送信するアンテナ等の送信手段と、を備える携帯型端末装置を更に備え、前記目的地点情報検出装置は、前記無線送信されている目的地点情報を受信することで当該目的地点情報を検出するように構成される。
【0019】
よって、目的地点情報を無線送信し、これを受信して上記現在位置の検出に用いるので、当該携帯型端末装置を携帯する者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、携帯可能なICカード等の情報記憶媒体であって、当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶する情報記憶媒体と、前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力するために用いられる入力部等の入力装置と、前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置の設置位置から前記目的地点までの経路を探索する経路探索部等の探索装置と、前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する入力部等の識別情報検出装置と、前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する表示部等の告知装置と、を備える。
【0021】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0022】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の案内システムにおいて、前記告知装置は、前記移動方向と共に前記識別情報を前記者に告知するように構成される。
【0023】
よって、移動方向と共にその移動方向で移動すべき者を識別するための識別情報が告知されるので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0024】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の案内システムにおいて、前記識別情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されている。
【0025】
よって、識別情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0026】
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報であって携帯可能なICカード等の情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する告知工程と、を備える。
【0027】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0028】
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の案内方法において、目的地点情報検出装置により前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する目的地点情報検出工程と、前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する位置検出工程と、を更に含み、前記探索工程においては、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索するように構成される。
【0029】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0030】
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、携帯可能な情報記憶媒体に対して当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶させる情報記憶工程と、入力装置において、前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力する入力工程と、前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置が設置されている位置から前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、識別情報検出装置において、前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する識別情報検出工程と、前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置が設置されている位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する告知工程と、を備える。
【0031】
よって、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は、多数の店舗等を含むショッピングセンタ等が一の建物内の複数階に渡って形成されている場合において、当該店舗等のうち訪問すべき店舗等までの経路を当該利用者に対して案内する案内システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0033】
(I)第1実施形態
始めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0034】
なお、図1は第1実施形態に係る案内システムの概要構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態に係る案内システムの細部構成等を示す図であり、図3は第1実施形態に係る案内システムにおいて実行される経路案内処理を示すフローチャートである。
【0035】
図1に示すように、第1実施形態に係る案内システムは、図1(a)に示す経路案内システムSと、図1(b)に示す入力記憶装置としての登録部RCと、により構成されている。
【0036】
そして、経路案内システムSは、図1(a)に示すように、相互に同じ構成を備える目的情報検出装置としての入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnと、相互に同じ構成を備える告知装置としての表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnと、探索装置及び位置検出装置としての経路探索部1と、により構成されている。
【0037】
ここで、経路探索部1内には、経路案内システムSが設置されている建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報が格納されており、後述する経路探索処理が実行可能とされている。
【0038】
また、登録部RCは、入力装置としての入力部INと、処理部CPと、第1実施形態に係る案内システムを利用する利用者が携帯する情報記憶媒体としてのIC(Integrated Circuit)カードCに設けられた磁気記憶部MGに対して磁気的に情報の読み書きを行う記憶手段としての記録部Rと、により構成されている。
【0039】
次に、上記経路案内システムSの細部構成について、図1(a)及び図2(a)を用いて説明する。
【0040】
図1(a)に示す経路案内システムSにおける入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnは、上記建物内におけるエレベータフロアや、各階における廊下が交差している交差地点等に複数配置される。
【0041】
一方、表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnは、当該エレベータフロア又は交差地点等における利用者が視認しやすい位置(例えば、天井から吊るされた位置)に、対応関係にある入力部M1、M2、…、Mn−1及びMnに対応付けて配置されている。
【0042】
そして、各入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnは、夫々別個に経路探索部1に接続されている。
【0043】
次に、入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnの配置について、より具体的に図2(a)を用いて説明する。なお、図2(a)は当該入力部M1、M2、…、Mn−1及びMn並びに表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnが配置された廊下の交差地点(四つ角)の例を俯瞰する図である。
【0044】
先ず、入力部M1、M2、M3及びM4(図2(a)の場合。以下同様。)は、図2(a)に示すように、交差地点CRに向かう各廊下CO1乃至CO4につき、当該各廊下CO1乃至CO4を交差地点CRに向かって進行してきた利用者が当該交差地点CRを通過する前に操作できる位置であって且つ当該利用者が操作し易い高さの壁W上の位置に、当該廊下CO1乃至CO4毎に夫々設けられている。ここで、図2(a)においては、入力部M4は廊下CO2を交差地点CRに向かって進行してきた利用者から見て右側の壁Wに設けられている。
【0045】
また、一つの交差地点CRに対応する位置に配置されている入力部M1、M2、M3及びM4に対しては、当該交差地点CRの直上の天井から吊るされたモニタDDが対応付けられて配置されている。
【0046】
このとき、モニタDDは、廊下CO1を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D1と、廊下CO2を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D2と、廊下CO3を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D3と、廊下CO4を進行してきた利用者に対して提示すべき後述の進行方向情報のみを表示する表示部D4と、を、夫々の廊下CO1乃至CO4に対面する面に備えている。
【0047】
次に、各入力部M1乃至Mnの細部構成について、図2(b)を用いて説明する。なお、各入力部M1乃至Mnは相互に同一の構成を備えているので、以下の説明ではこれらを代表して入力部M1について説明すると共に、図2(b)は当該入力部M1の外観を示す斜視図である。
【0048】
図2(b)に示すように、第1実施形態に係る入力部M1は、外観上、上記ICカードCの磁気記憶部MGを差し通すためのスリットSLを備えている。そして、当該スリットSLの内側には、ICカードCが差し入れられたときその磁気記憶部MGと対面する位置に磁気検出部MRが設けられている。このとき、当該磁気検出部MRは、磁気記憶部MGが当該磁気検出部MRに対面している期間に当該磁気記憶部MGに記憶されている情報を磁気的に読み出す。
【0049】
次に、図1に示す案内システムの全体動作について説明する。
【0050】
初めに、図1(b)に示す登録部RCの全体動作について説明する。
【0051】
先ず、登録部RC自体は、例えば、利用者が利用しようとしている店舗等が存在する建物自体の入口に設けられているものである。
【0052】
そして、当該建物に入ろうとする利用者は、その入口にある入力部INにおいて、その者が利用しようとしている店舗等の名称等、当該店舗等を示す目的地点情報を入力する操作を行う。これにより、当該入力部INは、入力された目的地点情報を含む入力信号Sinを生成して処理部CPに出力する。
【0053】
次に、処理部CPは、当該入力されてきた入力信号Sinに含まれている目的地点情報を、ICカードCに記憶可能なフォーマットに変換し、記録信号Srとして記録部Rに出力する。
【0054】
そして、記録部Rは、当該記録信号Srを磁気的に磁気記憶部MGに記憶させることにより上記目的地点情報を磁気記憶部MGに記憶させる。
【0055】
なお、当該ICカードCには、各ICカードC毎に固有の識別情報が設定されており、当該識別情報は各ICカードCの表面に認識可能に記載されていると共に、磁気記憶部MG内にも磁気的に検出可能な状態で記憶されている。そして、当該ICカードCが、入力部INにおいて目的地点情報を入力した利用者により携帯される。
【0056】
次に、図1(a)に示す経路案内システムSの全体動作について説明する。なお、経路案内システムSにおける経路案内を実行するに当たっては、上記した登録部RCにおいてICカードCに対する目的地点情報の記録処理が完了していることが前提となる。また、各入力部M1乃至Mn並びに表示部D1乃至Dnは相互に同様の動作を行うので、以下の説明ではそれらを代表して入力部M1及び表示部D1が関与する経路案内処理について説明する。
【0057】
先ず、入力部M1においてICカードCがそのスロットSLに差し入れられたとき、当該スロットSL内の磁気検出部MRによりICカードCに記憶されている識別情報及び目的地点情報が磁気的に読み取られ、これらの情報と、当該読取処理が為された入力部M1を識別するための入力部識別情報と、を含む読取信号Spが、当該読取処理が為された入力部M1から経路探索部1に出力される。
【0058】
そして、経路探索部1は、当該読取信号Spに含まれている各情報に基づき、ICカードCを携帯する利用者が進行すべき経路の探索を行う。
【0059】
すなわち、先ず読取信号Spに含まれている上記入力部識別情報に基づいて読取処理が為された入力部M1の建物内における位置をその利用者の現在位置と認識する。
【0060】
そして、上述した建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報に基づいて、認識した現在位置から目的地点情報として入力されている目的地点である店舗等までの当該建物内における最短経路を探索する。
【0061】
その後、探索した最短経路に基づいて、利用者がその現在位置から進行すべき方向を示す方向信号Sdpを生成する。
【0062】
そして、上記読取信号Spとして入力されている入力部識別情報に基づいて、当該生成した方向信号Sdpを、目的地点情報の読取処理が為された入力部M1に対応すべき表示部D1に出力する。この方向信号Sdpの出力処理についてより具体的には、入力部M1において上述した目的地点情報の読取処理が実行された場合は、対応する方向信号Sdpは、図2(a)に示す表示部D1を用いて利用者に提示するべくモニタDDに出力されることとなる。
【0063】
以上説明した経路案内処理が、ICカードCを携帯する利用者がその建物を出るまで繰り返し継続されることとなる。
【0064】
次に、上述してきた一連の経路案内処理について、その全体の流れを纏めて図3を用いて説明する。
【0065】
図3に示すように、第1実施形態の経路案内処理においては、初めに、いずれかの入力部Mにおいて目的地点情報の読取処理が実行されたか否かが経路探索部1において監視されている(ステップS1)。そして、いずれの入力部Mにおいても目的地点情報の読取処理が実行されておらず上記読取信号Spが出力されていないときは(ステップS1;NO)そのまま監視を継続し、一方、いずれかの入力部Mにおいて目的地点情報の読取処理が実行され上記読取信号Spが出力されて来たときは(ステップS1;YES)、次に、当該出力されてきた読取信号Spに含まれている入力部識別情報に基づいて当該読取信号Spが出力された入力部Mの位置を利用者の現在位置として認識する(ステップS2)。
【0066】
次に、その認識された現在位置が、目的地点情報として入力されている目的地点の位置か否かを確認する(ステップS3)。そして、その現在位置と目的地点とが一致しているときは(ステップS3;YES)、その利用者は既に所望する目的地点に到達していることとなるので、その旨を、読取信号Spを出力してきた入力部Mに対応する位置にある表示部Dに表示し(ステップS6)、第1実施形態の経路案内処理を終了する。
【0067】
一方、ステップS3の判定において、認識された現在位置が未だ目的地点の位置ではないときは(ステップS3;NO)、次に、その現在位置から目的地点までの最短経路を探索し、更に現在位置から探索された最短経路に沿って移動するために進行すべき方向が演算される(ステップS4)。
【0068】
これにより、演算された方向を示す方向信号Sdpを対応する表示部Dに出力し、目的地点情報の読み取りを行った利用者が進行すべき方向を当該対応する表示部Dにおいて表示する(ステップS5)。このとき、当該方向信号Sdpには、進行すべき方向を示す情報と共に当該利用者が携帯するICカードCに対応する識別情報が含まれている。これにより、表示部Dにおいて進行すべき方向を表示する場合には、例えば図2(c)に示すように、表示部D内の識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示部D内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて進行すべき方向が矢印により表示される。
【0069】
そして、当該進行すべき方向が表示された後は、上記ステップS1に戻り、いずれかの入力部Mにおいて新たな目的地点情報及び識別情報の読込処理があるまで待機する。
【0070】
以上説明したように、第1実施形態の案内システムの動作によれば、目的地点に到達しようとしている利用者に携帯されているICカードCに記憶されている目的地点情報に基づいて当該利用者の目的地点までの経路を表示してその利用者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報としてICカードCに記憶させておくことにより、その利用者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0071】
また、ICカードCから目的地点情報を検出することにより当該ICカードCを携帯する利用者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該利用者の目的地点までの経路(進行方向)を表示してその利用者を案内するので、目的地点に到達しようとしている利用者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該利用者を案内することができる。
【0072】
更に、利用者が携帯するICカードCを示す識別情報が進行方向と共に表示されるので、複数の利用者が一度に案内を受けるような場合(より具体的に図2(a)を用いて説明すると、複数の利用者が廊下CO1を連なって進行してきた場合等)でも、各利用者が進むべき進行方向を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0073】
更にまた、登録部RCにより目的地点情報をICカードCに記憶させるので、例えば当該登録部RCを目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該利用者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0074】
また、磁気的な方法により目的地点情報をICカードCに記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体をICカードCとして活用することができると共に、入力部Mにより近接した位置にICカードCを携帯する利用者が存在していることが必要となるので、より正確に当該利用者の現在位置を検出することができる。
【0075】
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4及び図5を用いて説明する。
【0076】
上述してきた第1実施形態では、各入力部M1乃至Mnのうちのいずれかにおいて目的地点情報が入力されたことをきっかけとして経路の探索を行ったが、以下に説明する第2実施形態においては、店舗等を利用する利用者がその店舗等が存在する建物に入る際に目的地点情報を入力するときのみ経路の探索を行う。
【0077】
なお、図4は第2実施形態に係る案内システムの概要構成を示すブロック図であり、図5は第2実施形態に係る案内システムにおいて実行される経路案内処理を示すフローチャートである。
【0078】
図4に示すように、第2実施形態に係る案内システムは、図4(a)に示す経路案内システムSSと、図4(b)に示すICカードCCと、により構成されている。
【0079】
そして、経路案内システムSSは、図2(a)に示すように、相互に同じ構成を備える識別情報検出装置としての入力部MM1、MM2、…、MMn−1及びMMnと、相互に第1実施形態に係る各表示部Dと同じ構成を備える告知装置としての表示部D1、D2、…、Dn−1及びDnと、探索装置としての経路探索部10と、第2実施形態に係る案内システムが構築されている建物の入口等に配置されている入力装置としての入力部INと、メモリ11と、により構成されている。
【0080】
ここで、経路探索部10内には、第1実施形態における経路探索部1と同様に、経路案内システムSSが設置されている建物内の全ての廊下及び店舗等の位置を示す情報が格納されており、後述する経路探索処理が実行可能とされている。
【0081】
なお、上記経路案内システムSSに含まれる入力部MM1乃至MMn並びに表示部D1乃至Dnの外観上の構成並びに建物内における配置の態様は、第1実施形態における入力部M1乃至Mn並びに表示部D1乃至Dnの外観上の構成並びに建物内おける配置と同様であるので、細部の説明は省略する。
【0082】
次に、図4に示す第2実施形態に係る案内システムの全体動作について説明する。なお、第2実施形態に係る案内システムにおける経路案内処理においては、各入力部MM1乃至MMn並びに表示部D1乃至Dnは相互に同様の動作を行うので、以下の説明ではそれらを代表して入力部MM1及び表示部D1が関与する経路案内処理について説明する。
【0083】
初めに、第2実施形態に係るICカードCCにおける磁気記憶部MGには、各ICカードCCを識別するための識別情報のみが磁気的に記憶されている。
【0084】
そして、入力部INにおいては、利用者がその建物に入る際に、第1実施形態の場合と同様の目的地点情報と、その利用者が携帯するICカードCCの識別情報と、を入力する。そして、当該入力された目的地点情報及び識別情報を含む入力信号Sinが入力部INにおいて生成され、経路探索部10に出力される。
【0085】
次に、当該入力信号Sinが入力された経路探索部10においては、当該入力信号Sinに含まれている目的地点情報に基づいて、当該建物の入口(すなわち、入力部INが設定されている位置)からその目的地点情報により示される店舗までの最短経路を探索し、その結果をメモリ信号Smとしてメモリ11に出力することで探索した最短経路を対応する識別情報に関連付けて当該メモリ11に一時的に記憶させる。
【0086】
次に、入力部MM1においてICカードCCがそのスロットSLに差し入れられたとき、当該スロットSL内の磁気検出部MRによりICカードCCに記憶されている識別情報が磁気的に読み取られ、この識別情報と、当該読取処理が為された入力部MM1を識別するための入力部識別情報と、を含む読取信号Sidが、当該読取処理が為された入力部MM1から出力され経路探索部10に出力される。
【0087】
そして、経路探索部10は、当該読取信号Sidに含まれている識別情報に対応してメモリ11に記憶されている最短経路を、メモリ信号Smとして当該メモリ11から読み出す。
【0088】
その後、読み出した最短経路に基づいて、利用者がその現在位置から進行すべき方向を示す方向信号Sdpを生成する。このとき、当該利用者の現在位置は、第1実施形態の場合と同様に、読取信号Sidに含まれている上記入力部識別情報に基づいて読取処理が為された入力部MM1の建物内における位置をその利用者の現在位置と認識する。
【0089】
そして、上記読取信号Sidとして入力されている入力部識別情報に基づいて、当該生成した方向信号Sdpを、第1実施形態の場合と同様に目的地点情報の読取処理が為された入力部MM1に対応すべき表示部D1に出力する。
【0090】
以上説明した経路案内処理が、ICカードCCを携帯する利用者がその建物を出るまで繰り返し継続されることとなる。
【0091】
次に、上述してきた一連の経路案内処理について、その全体の流れを纏めて図5を用いて説明する。
【0092】
図5に示すように、第2実施形態の経路案内処理においては、初めに、建物の入口に設置されている入力部INにおいて、ICカードCCの識別情報と目的地点情報とが入力される(ステップS10)。
【0093】
そして、当該入力された各情報に基づいて、経路探索部10においてその利用者が向かうべき目的地点までの最短経路が演算され、その結果がメモリ11に記憶される(ステップS11)。
【0094】
次に、その利用者がその建物の中に入った以降は、いずれかの入力部MMにおいて識別情報の読取処理が実行されたか否かが経路探索部10において監視されている(ステップS12)。そして、いずれの入力部MMにおいても識別情報の読取処理が実行されておらず上記読取信号Sidが出力されていないときは(ステップS12;NO)そのまま監視を継続し、一方、いずれかの入力部MMにおいて識別情報の読取処理が実行され上記読取信号Sidが出力されて来たときは(ステップS12;YES)、次に、当該出力されてきた読取信号Sidに含まれている入力部識別情報に基づいて当該読取信号Sidが出力された入力部MMの位置を利用者の現在位置として認識する(ステップS13)。
【0095】
次に、その認識された現在位置が、目的地点情報として入力されている目的地点の位置か否かを確認する(ステップS14)。そして、その現在位置と目的地点とが一致しているときは(ステップS14;YES)、その利用者は既に所望する目的地点に到達していることとなるので、その旨を、読取信号Sidを出力してきた入力部MMに対応する位置にある表示部Dに表示し(ステップS17)、第2実施形態の経路案内処理を終了する。
【0096】
一方、ステップS14の判定において、認識された現在位置が未だ目的地点の位置ではないときは(ステップS14;NO)、次に、その現在位置から目的地点までの最短経路をメモリ11から読み出し、更に現在位置から読み出された最短経路に沿って移動するために進行すべき方向が演算される(ステップS15)。
【0097】
これにより、演算された方向を示す方向信号Sdpを対応する表示部Dに出力し、識別情報の読み取りを行った利用者が進行すべき方向を当該対応する表示部Dにおいて表示する(ステップS16)。このとき、当該方向信号Sdpには、第1実施形態の場合と同様に、進行すべき方向を示す情報と共に当該利用者が携帯するICカードCCに対応する識別情報が含まれている。これにより、表示部Dにおいて進行すべき方向を表示する場合には、表示部D内の識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示部D内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて進行すべき方向が矢印により表示される。
【0098】
そして、当該進行すべき方向が表示された後は、上記ステップS12に戻り、いずれかの入力部MMにおいて新たな識別情報の読込処理があるまで待機する。
【0099】
以上説明したように、第2実施形態に係る案内システムの動作によれば、目的地点に到達しようとしている利用者に携帯されているICカードCCに記憶されている識別情報を検出した入力部MMの設置位置から見た移動方向であって、入力部INの設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が表示されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に表示することで、その利用者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0100】
また、移動方向と共にその移動方向で移動すべき利用者に対応する識別情報が表示されるので、自己が経由すべき経路を他の利用者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0101】
(III)変形形態
次に、本発明に係る変形形態について説明する。
【0102】
先ず、第1の変形形態として、第1実施形態の入力部M又は第2実施形態の入力部MMに代えて、図6にその外観斜視図を示す如く、当該入力部M又は入力部MMとしての機能に加えて各実施形態における表示部Dとしての機能をも備えた入力表示部MDを、交差地点CRに近接した壁Wの位置に設けてもよい。
【0103】
この場合には、目的地点情報及び識別情報(第1実施形態の場合)又は識別情報のみ(第2実施形態の場合)のいずれかが入力された入力表示部MDの表示領域DPにおける識別情報表示領域IDDにその識別情報が表示されると共に、表示領域DP内の進行方向表示領域DR内に各識別情報に対応付けて、演算結果としての進行すべき方向が矢印により表示されることとなる。
【0104】
この第1の変形形態によれば、情報の入力機能を備える装置の設置位置と表示部Dとしての機能を備える装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の利用者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0105】
次に、第2の変形形態として、上記各実施形態においては、目的地点情報及び識別情報又は識別情報のみのいずれかの入力処理を磁気的な方法を用いて行っているが、これ以外に、無線通信方式によりこれらの情報の入力処理を行うこともできる。
【0106】
すなわち、図7に示すように、目的地点情報及び識別情報又は識別情報のみのいずれかを記憶可能な記憶部MYと、その記憶されている各情報を無線送信可能な送信手段としてのアンテナATTと、を少なくとも備える端末装置Tを、各実施形態におけるICカードC又はICカードCCに代えて携帯する。
【0107】
そして、入力部M又は入力部MMとしての機能に加えて、この端末装置Tから無線送信された情報を受信することが可能なアンテナATRを備えた受信部MVを交差地点CRに近接した壁Wの位置に設け、当該受信部MVにより当該送信された情報を受信する構成とすることもできる。
【0108】
この第2の変形形態によれば、各情報を携帯されている端末装置Tから無線送信し、これを受信して現在位置の検出等に用いるので、当該端末装置Tを携帯する利用者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0109】
更に、上述の各実施形態においては、利用者が携帯すべきものとしてICカードC又はICカードCCを用いる場合について説明したが、これ以外に、例えばいわゆるICタグ等の、情報の記憶・保持と読み出しが共に可能な携帯型の装置であればいずれの装置も本発明に適用することができる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0111】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0112】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0113】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者を示す識別情報が経路と共に告知されるので、複数の者が一度に案内を受けるような場合でも、自己が経由すべき経路を明確に認識しつつ案内を受けることができる。
【0114】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加えて、入力記憶装置により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させるので、例えば当該入力記憶装置を目的地点たる店舗等が存在する建物の入口に設けておくことで、当該情報記録媒体を携帯する者が簡易に当該建物内の案内を受けることができる。
【0115】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、目的地点情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0116】
請求項6に記載の発明によれば、請求項2から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、磁気的な記憶手段により目的地点情報を情報記憶媒体に記憶させると共に当該目的地点情報を磁気的に検出して現在位置の検出に用いるので、現在一般化している磁気カード型記憶媒体を情報記憶媒体として活用することができると共に、目的地点情報検出装置に近接した位置に情報記憶媒体を携帯する者が存在していることが必要となるので、より正確に当該者の現在位置を検出することができる。
【0117】
請求項7に記載の発明によれば、請求項2から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、目的地点情報を無線送信し、これを受信して上記現在位置の検出に用いるので、当該携帯型端末装置を携帯する者が歩きながら自己の目的地点への案内を受けることができる。
【0118】
請求項8に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0119】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0120】
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、移動方向と共にその移動方向で移動すべき者を識別するための識別情報が告知されるので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0121】
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明の効果に加えて、識別情報検出装置の設置位置と告知装置の設置位置とが隣接しているので、自己が経由すべき経路を他の者が進むべき経路と区別して明確に認識することができる。
【0122】
請求項11に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として情報記憶媒体に記憶させておくことにより、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0123】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする店舗等に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【0124】
請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体から目的地点情報を検出することにより当該情報記憶媒体を携帯する者の現在位置を検出し、その検出した現在位置に基づいて探索された当該者の目的地点までの経路を告知してその者を案内するので、目的地点に到達しようとしている者の現在位置が随時変更されてもその現在位置から当該目的地点までの経路に沿って当該者を案内することができる。
【0125】
請求項13に記載の発明によれば、目的地点に到達しようとしている者に携帯されている情報記憶媒体に記憶されている識別情報を検出した識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、入力装置の設置位置から探索した経路に沿って移動するための移動方向が告知されるので、例えば、多数の店舗等が存在する大規模な建物内のいずれかの店舗等を訪れるような場合でも、その店舗等の位置を目的地点情報として移動すべき経路を探索すると共に当該探索した経路に沿った移動方向を識別情報を検出する度に告知することで、その者が迷うことなくその目的とする店舗等に到達することができる。
【0126】
従って、多数の店舗等を含む大規模な建物であっても、その建物内の目的とする地点に迷うことなく迅速に到達することができ、利用者における利便性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(a)は第1実施形態に係る経路案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(b)は第1実施形態に係る登録部の概要構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の構成部材の細部構成等を示す図であり、(a)は第1実施形態に係る入力部及び表示部の配置例を示す斜視図であり、(b)は第1実施形態に係る入力部の外観斜視図であり、(c)は第1実施形態に係る表示部の細部構成を示す図である。
【図3】第1実施形態に係る経路案内処理を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態の案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(a)は第2実施形態に係る経路案内システムの概要構成を示すブロック図であり、(b)は第2実施形態に係るICカードを示す外観図である。
【図5】第2実施形態に係る経路案内処理を示すフローチャートである。
【図6】第1変形形態に係る入力表示部の外観斜視図である。
【図7】第2変形形態に係る端末装置及び受信部の外観斜視図である。
【符号の説明】
1、10…経路探索部
11…メモリ
S、SS…経路案内システム
RC…登録部
M1、M2、M3、M4、Mn−1、Mn、MM1、MM2、MMn−1、MMn…入力部
D1、D2、D3、D4、Dn−1、Dn…表示部
IN…入力部
CP…処理部
C、CC…ICカード
MG…磁気記憶部
R…記録部
CR…交差地点
CO1、CO2、CO3、CO4…廊下
W…壁
DD…モニタ
SL…スリット
MR…磁気検出部
IDD…識別情報表示領域
DR…進行方向表示領域
MD…入力表示部
MY…記憶部
ATT、ATR…アンテナ
T…端末装置
MV…受信部
Sin…入力信号
Sr…記録信号
Sp、Sid…読取信号
Sdp…方向信号
Sm…メモリ信号
Claims (13)
- 到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報を記憶すると共に携帯可能な情報記憶媒体と、
前記目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する探索装置と、
前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する告知装置と、
を備えることを特徴とする案内システム。 - 請求項1に記載の案内システムにおいて、
前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する目的地点情報検出装置と、
前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する位置検出装置と、
を更に備え、
前記探索装置は、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索することを特徴とする案内システム。 - 請求項2に記載の案内システムにおいて、
前記情報記憶媒体は、前記者を識別するための識別情報を更に記憶すると共に、
前記告知装置は、前記探索された経路と共に前記識別情報を前記者に告知することを特徴とする案内システム。 - 請求項2又は3に記載の案内システムにおいて、
前記目的地点情報を入力するために用いられる入力手段と、
前記入力された目的地点情報を前記情報記憶媒体に記憶させる記憶手段と、
を備える入力記憶装置を更に備えることを特徴とする案内システム。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、
前記目的地点情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されていることを特徴とする案内システム。 - 請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、
前記情報記憶媒体は、前記目的地点情報を磁気的に記憶すると共に、
前記目的地点情報検出装置は、前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から磁気的に検出することを特徴とする案内システム。 - 請求項2から5のいずれか一項に記載の案内システムにおいて、
前記情報記憶媒体と、
前記目的地点情報を当該情報記憶媒体から検出して無線送信する送信手段と、
を備える携帯型端末装置を更に備え、
前記目的地点情報検出装置は、前記無線送信されている目的地点情報を受信することで当該目的地点情報を検出することを特徴とする案内システム。 - 携帯可能な情報記憶媒体であって、当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶する情報記憶媒体と、
前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力するために用いられる入力装置と、
前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置の設置位置から前記目的地点までの経路を探索する探索装置と、
前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する識別情報検出装置と、
前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置の設置位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する告知装置と、
を備えることを特徴とする案内システム。 - 請求項8に記載の案内システムにおいて、
前記告知装置は、前記移動方向と共に前記識別情報を前記者に告知することを特徴とする案内システム。 - 請求項9に記載の案内システムにおいて、
前記識別情報検出装置と前記告知装置とが隣接して設置されていることを特徴とする案内システム。 - 到達すべき目的地点に関する情報である目的地点情報であって携帯可能な情報記憶媒体に記憶されている目的地点情報に基づいて前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、
前記探索された経路を、前記情報記憶媒体を携帯する者に告知する告知工程と、
を備えることを特徴とする案内方法。 - 請求項11に記載の案内方法において、
目的地点情報検出装置により前記目的地点情報を前記情報記憶媒体から検出する目的地点情報検出工程と、
前記目的地点情報を検出した前記目的地点情報検出装置が設置されている位置を、前記者の現在位置として検出する位置検出工程と、
を更に含み、
前記探索工程においては、前記検出された現在位置から前記目的地点までの経路を探索することを特徴とする案内方法。 - 携帯可能な情報記憶媒体に対して当該情報記憶媒体を携帯する者を識別するための識別情報を記憶させる情報記憶工程と、
入力装置において、前記者が到達すべき目的地点を示す目的地点情報を入力する入力工程と、
前記入力された目的地点情報に基づいて、前記入力装置が設置されている位置から前記目的地点までの経路を探索する探索工程と、
識別情報検出装置において、前記識別情報を前記情報記憶媒体から検出する識別情報検出工程と、
前記識別情報を検出した前記識別情報検出装置が設置されている位置から見た移動方向であって、前記探索された経路に沿った移動を行うための移動方向を前記者に告知する告知工程と、
を備えることを特徴とする案内方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002268984A JP2004110187A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 案内システム及び案内方法 |
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JP2004110187A true JP2004110187A (ja) | 2004-04-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007079780A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Denso Wave Inc | 案内報知システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08263555A (ja) * | 1995-03-28 | 1996-10-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 誘導制御システム装置 |
JP2001331605A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-30 | Hitachi Ltd | Icカードを利用した旅客案内システム、およびそのicカード |
JP2002234674A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | ビル管理システム |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268984A patent/JP2004110187A/ja active Pending
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