JP2004110020A - 波長変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力信号光のSN比を改善することができる波長変換器を提供する。
【解決手段】 励起光源150より出力された励起光λは、光カプラ130を経て、反射手段121を透過し、この光ファイバ110を導波する。励起光λが供給された光ファイバ110では非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長の発生光λが光増幅されて発振する。入力端101に入力した入力信号光λも、光カプラ130を経て、反射手段121を透過し、この光ファイバ110を導波する。そして、光ファイバ110では、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生する。光ファイバ110で発生した出力信号光λは、反射手段122を透過して共振器外へ出力され、更に外部光フィルタ140をも透過して、出力端102より出力される。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、第1波長の入力信号光を入力して、この入力信号光と同一の情報を持つ第2波長の出力信号光を発生させて出力する波長変換器に関するものである。
 波長変換器は、第1波長の入力信号光を入力して、この入力信号光と同一の情報を持つ第2波長の出力信号光を発生させて出力するものである。波長変換器は、例えば、多数のノードが光ファイバ伝送路網により相互に接続されている光通信ネットワークにおいてノードに設けられ、そのノードに到達した入力信号光の波長を変換したものを出力信号光として出力する。
 例えば特許文献1に開示された波長変換器は、半導体光増幅器および共振器を備えるものであり、半導体光増幅器より放出された励起光を共振器により共振させるとともに、外部より共振器内へ入力信号光を入力し、波長変換媒体である半導体光増幅器における励起光と入力信号光との相互作用により出力信号光を発生させて、この出力信号光を共振器より外部へ出力するものである。この波長変換器は、半導体光増幅器が自ら励起光を放出するので、励起光を発生させる励起光源を別に設ける必要が無く、このことから、装置の小型化が可能であるという利点を有する。
特開2001−42368号公報
 しかしながら、上記の波長変換器は、半導体光増幅器より放出される自然放出光を利用するものであることから、その自然放出光の波長域と出力信号光の波長とが重なり、出力信号光のSN比が悪い。特に、半導体光増幅器が持つゲイン特性に応じて使用出来る波長範囲が決まってしまい、帯域が広く取れない等の欠点も有する。
 本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、出力信号光のSN比を改善することができる波長変換器を提供することを目的とする。
 本発明に係る波長変換器は、第1波長の入力信号光を入力して、この入力信号光と同一の情報を持つ第2波長の出力信号光を発生させて出力する波長変換器であって、(1) 第3波長の励起光を出力する励起光源と、(2) 励起光が供給されることにより第4波長の発生光を発生させ、この発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により出力信号光を発生させる光ファイバと、(3) この光ファイバを挟んで設けられた第1反射手段および第2反射手段を含み、第1反射手段より入力信号光を入力し、第2反射手段より出力信号光を出力し、第1反射手段と第2反射手段との間で発生光を共振させる共振器とを備えることを特徴とする。
 本発明によれば、励起光源より出力された第3波長の励起光は、第1反射手段および第2反射手段を含む共振器の内部へ供給され、その共振器内にある光ファイバを導波する。励起光が供給された光ファイバでは新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長である第4波長の発生光が光増幅されて発振する。第1波長の入力信号光も、共振器の内部へ供給され、その共振器内にある光ファイバを導波する。そして、光ファイバでは、発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により第2波長の出力信号光が発生する。光ファイバで発生した出力信号光は、共振器外へ出力される。
 本発明に係る波長変換器は、光ファイバの実効断面積が20μm以下であるのが好適である。この場合には、励起光のパワーに対する発生光の発生効率が優れ、また、発生光のパワーに対する出力信号光の発生効率が優れる。すなわち、高効率に入力信号光が出力信号光に波長変換される。
 本発明に係る波長変換器は、光ファイバが偏光方位を保持して光を導波させる偏波保持光ファイバであるのが好適である。この場合には、光ファイバへ入射するときの励起光および入力信号光それぞれの偏光方位を互いに同一としておけば、同一の偏光方位の発生光が発生し、互いに同一偏光方位の発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により出力信号光が高効率に発生する。すなわち、高効率に入力信号光が出力信号光に波長変換される。
 本発明に係る波長変換器は、光ファイバの零分散波長が第4波長と略等しいのが好適である。この場合には、発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により出力信号光が高効率に発生する。第1波長および第2波長それぞれが波長1.55μm付近の値であるとき、光ファイバとして、波長1.55μm付近において零分散波長を有する分散シフト光ファイバが好適に用いられる。
 本発明に係る波長変換器は、光ファイバの零分散波長が第4波長以下であるのが好適である。この場合には、発生光のパワーが大きいときに、四光波混合の際に位相整合条件を満たす波長が零分散波長より長波長側にシフトするので、発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により出力信号光が高効率に発生する。
 本発明に係る波長変換器では、光ファイバのカットオフ波長が第4波長より短いのが好適である。この場合には、発生光が光ファイバをシングルモードで導波することから、発振が安定に行なわれ、波長変換器の信頼性が向上する。
 本発明に係る波長変換器では、光ファイバのカットオフ波長は、第4波長より、光周波数で13THz以上高いのが好適である。この場合には、励起光が光ファイバをシングルモードで導波することから、発生光が高効率で発生し、ひいては出力信号光が高効率に発生する。
 本発明に係る波長変換器は、第1反射手段および第2反射手段それぞれの第4波長における反射率が90%以上であるのが好適である。この場合には、光ファイバへの励起光の供給により生じた発生光が高効率に発振して、高パワーの発生光が得られる。それ故、高効率に入力信号光が出力信号光に波長変換される。
 本発明に係る波長変換器は、第1反射手段および第2反射手段それぞれが、光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであるのが好適である。この場合には、共振器の損失を小さく抑えることができ、構成も簡易である。
 本発明に係る波長変換器は、第1反射手段および第2反射手段それぞれが、光ファイバと融着接続された他の光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであるのが好適である。この場合には、作製が容易であり、歩留まりを向上させることができ、また、融着接続により共振器の損失を小さく抑えることができる。
 本発明に係る波長変換器は、共振器の外部であって出力信号光が出力する側に設けられ、発生光を遮断するとともに、出力信号光を透過させる外部光フィルタを更に備えるのが好適である。この場合には、外部光フィルタにより、共振器外に出力された光のうち、発生光が遮断されるとともに、出力信号光が透過するので、高品質の信号光伝送が可能である。
 本発明に係る波長変換器は、第1反射手段および第2反射手段それぞれの反射波長を調整する変換波長調整手段を更に備えるのが好適である。この場合には、第1反射手段および第2反射手段それぞれの反射波長が変換波長調整手段により調整されることにより、出力信号光の波長が可変である。
 本発明に係る波長変換器は、変換波長調整手段が、第1反射手段および第2反射手段それぞれの反射波長を互いに等しく調整するのが好適である。この場合には、共振器の発振が安定なものとなる。
 本発明に係る波長変換器は、共振器の外部であって出力信号光が出力する側に設けられ、透過波長が可変であり、発生光を遮断するとともに、出力信号光を透過させる外部光フィルタを更に備え、変換波長調整手段が、第1反射手段および第2反射手段それぞれの反射波長を互いに等しく調整し、それにあわせて変化する出力信号光の波長と外部光フィルタの透過波長とを互いに等しく調整するのが好適である。この場合には、発生光の波長の変化に伴う出力信号光の波長の変化に外部光フィルタの透過波長が追従することになり、出力信号光のパワーの減少を回避できる。
 本発明に係る波長変換器は、共振器の外部であって入力信号光が入力する側に設けられ、入力信号光の進行方向と逆の方向に進む発生光を遮断する光アイソレータを更に備えるのが好適である。また、共振器の外部であって出力信号光が出力する側に設けられ、出力信号光の進行方向と逆の方向に進む光を遮断する光アイソレータを更に備えるのが好適である。これらの場合には、光アイソレータにより、信号光伝送方向とは逆の方向に進む光が遮断されるので、共振器の発振が安定なものとなり、また、信号光伝送が高品質となる。
 本発明によれば、励起光源より出力された第3波長の励起光は、第1反射手段および第2反射手段を含む共振器の内部へ供給され、その共振器内にある光ファイバを導波する。励起光が供給された光ファイバでは新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長である第4波長の発生光が光増幅されて発振する。第1波長の入力信号光も、共振器の内部へ供給され、その共振器内にある光ファイバを導波する。そして、光ファイバでは、発生光と入力信号光との間の非線形光学現象により第2波長の出力信号光が発生する。光ファイバで発生した出力信号光は、共振器外へ出力される。本発明では、非線形光学現象により発生して共振器により共振された波長の光を発生光として利用するものであることから、その発生光の帯域幅が狭く、それ故、出力信号光のSN比が優れたものとなる。
 以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
 (第1実施形態)
 先ず、本発明に係る波長変換器の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る波長変換器1の構成図である。この図に示される波長変換器1は、入力端101より第1波長λの入力信号光(以下「入力信号光λ」と記す場合がある)を入力して、この入力信号光λと同一の情報を持ち異なる波長の第2波長λの出力信号光(以下「出力信号光λ」と記す場合がある)を発生させ、この出力信号光λを出力端102より出力する。この波長変換器1は、入力端101から出力端102へ向かって順に、光カプラ130、反射手段121、石英系の光ファイバ110、反射手段122および外部光フィルタ140を備えており、また、光カプラ130に接続された励起光源150を備えている。
 励起光源150は、第3波長λの励起光(以下「励起光λ」と記す場合がある)を出力するものであり、例えば、半導体レーザ光源が好適に用いられる。光カプラ130は、外部より入力端101に入力した入力信号光λと、励起光源150より出力された励起光λとを入力し、これら入力信号光λおよび励起光λを合波して反射手段121へ出力する。
 反射手段121,122それぞれは、光ファイバ110の端部に設けられていて、共振器を構成している。反射手段121は、光カプラ130により合波されて出力された入力信号光λおよび励起光λを透過させて光ファイバ110へ入力させる。反射手段122は、光ファイバ110で発生した出力信号光λを透過させて、共振器外に設けられた外部光フィルタ140へ入力させる。また、反射手段121,122それぞれは、光ファイバ110へ励起光λが供給されることにより非線形光学現象により生じた光のうち第4波長λの発生光(以下「発生光λ」と記す場合がある)を反射させる。すなわち、反射手段121,122からなる共振器は、反射手段121と反射手段122との間で上記の発生光λを共振させる。
 共振器内に設けられた光ファイバ110は、反射手段121を透過して共振器内に入力した励起光λを導波させることにより、非線形光学現象(ラマン散乱現象)が生じて、これにより発生光λを含む光を発生させる。そのうち発生光λは、光ファイバ110の両端に設けられた反射手段121,122からなる共振器により共振され、光ファイバ110において光増幅される。また、この光ファイバ110は、反射手段121を透過して共振器内に入力した入力信号光λを導波させ、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象(四光波混合)により出力信号光λを発生させる。すなわち、この光ファイバ110は、光増幅媒体および波長変換媒体の双方として用いられる。
 外部光フィルタ140は、共振器の外部に設けられており、反射手段122より共振器外に出力された光のうち、発生光λを遮断するとともに、出力信号光λを透過させる。
 例えば、第1波長λ、第2波長λおよび第4波長λそれぞれは、波長1.55μm付近の互いに異なる波長である。また、第3波長λは、光ファイバ110においてラマン散乱現象により第4波長λを含む帯域の光を発生させることができる波長であり、光ファイバ110が石英系のものである場合には、第4波長λより100nm程度だけ短波長のものである。
 この波長変換器1は以下のように動作する。励起光源150より出力された励起光λは、光カプラ130を経て、反射手段121を透過し、光ファイバ110に入射して、この光ファイバ110を導波する。励起光λが供給された光ファイバ110では非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長の発生光λが光増幅されて発振する。入力端101に入力した入力信号光λも、光カプラ130を経て、反射手段121を透過し、光ファイバ110に入射して、この光ファイバ110を導波する。そして、光ファイバ110では、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生する。光ファイバ110で発生した出力信号光λは、反射手段122を透過して共振器外へ出力され、更に外部光フィルタ140をも透過して、出力端102より出力される。
 このように、本実施形態では、励起光λが供給された光ファイバ110において非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、発生光λが反射手段121,122からなる共振器において光増幅されて発振する。そして、この発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生して、この出力信号光λが共振器外へ出力される。この出力された出力信号光λは、入力した入力信号光λと同一の情報を持ち、入力信号光λと異なる波長のものである。したがって、本実施形態に係る波長変換器1は、非線形光学現象(ラマン散乱現象)により発生して共振器により共振された波長の光を発生光λとして利用するものであることから、その発生光λの帯域幅が狭く、それ故、出力信号光λのSN比が優れたものとなる。
 また、ラマン散乱現象は、励起光に対し、それよりも長い波長帯を増幅することができるが、その帯域は励起波長に依存するので、励起波長を変えれば、ファイバを変えることなく、波長帯を変えることができる。また、光反射手段121,122の反射波長を変えれば容易に発生光λの波長を変えることも可能である。
 本実施形態に係る波長変換器1は、光ファイバ110における非線形光学現象を利用するものであることから、光ファイバ110の非線形性が高いほど好ましい。光ファイバ110の実効断面積が20μm以下であれば、励起光λのパワーに対する発生光λの発生効率が優れ、また、発生光λのパワーに対する出力信号光λの発生効率が優れる。すなわち、高効率に入力信号光λが出力信号光λに波長変換される。
 図2は、光ファイバ110の実効断面積と必要励起光パワーとの関係を示す図である。ここでは、図1に示されるように入力信号光λおよび励起光λが光ファイバ110を互いに同一方向に導波するものとし、出力信号光λのパワーが入力信号光λのパワーと一致するようにして、そのときに必要な励起光λのパワーを求めた。この図に示されるように、光ファイバ110の実効断面積が小さいほど、必要励起光パワーが小さくてよい。光ファイバ110の実効断面積が20μm以下であれば、必要励起光パワーが50mW以下でよく、このようなパワーの励起光を出力する半導体レーザ光源が容易に入手できるので、この点でも好適である。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、光ファイバ110における非線形光学現象を利用するものであることから、光ファイバ110においては各光が同一の偏光方位で導波するのが好ましく、光ファイバ110が偏波保持光ファイバであるのが好適である。この場合には、光ファイバ110へ入射するときの励起光λおよび入力信号光λそれぞれの偏光方位を互いに同一としておけば、同一の偏光方位の発生光λが発生し、互いに同一偏光方位の発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により出力信号光λが高効率に発生する。すなわち、高効率に入力信号光λが出力信号光λに波長変換される。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、光ファイバ110における四光波混合を利用するものであることから、光ファイバ110の零分散波長λが発生光の波長λと略等しいのが好適である。この場合には、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により出力信号光λが高効率に発生する。第1波長λおよび第2波長λそれぞれが波長1.55μm付近の値であるとき、光ファイバ110として、波長1.55μm付近において零分散波長を有する分散シフト光ファイバが好適に用いられる。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、光ファイバ110の零分散波長λが発生光の波長λ以下であるのが好適である。この場合には、発生光λのパワーが大きいときに、四光波混合の際に位相整合条件を満たす波長が零分散波長λより長波長側にシフトするので、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により出力信号光λが高効率に発生する。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、光ファイバ110におけるラマン散乱現象を利用するものであることから、光ファイバ110のカットオフ波長は、発生光の波長λより、光周波数で13THz以上高いのが好適である。この場合には、励起光λが光ファイバ110をシングルモードで導波することから、発生光λが高効率で発生し、ひいては出力信号光λが高効率に発生する。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、反射手段121,122それぞれの第4波長λにおける反射率が90%以上であるのが好適である。この場合には、光ファイバ110への励起光λの供給により生じた発生光λが高効率に発振して、高パワーの発生光λが得られる。それ故、高効率に入力信号光λが出力信号光λに波長変換される。図3は、反射手段121,122それぞれの第4波長λにおける反射率と連続発振時間との関係を示す図である。この図に示されるように、反射手段121,122それぞれの第4波長λにおける反射率が大きいほど連続発振時間が長くなり、反射率が90%以上であれば、連続発振時間が24時間以上となる。
 また、本実施形態に係る波長変換器1に含まれる反射手段121,122それぞれは、光ファイバ110に形成された光ファイバブラッググレーティングであるのが好適である。この場合には、共振器の損失を小さく抑えることができ、構成も簡易である。また、光ファイバ110と融着接続された他の光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであるのも好適である。この場合には、作製が容易であり、歩留まりを向上させることができ、また、融着接続により共振器の損失を小さく抑えることができる。また、本実施形態に係る波長変換器1に含まれる外部光フィルタ140も、光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであるのが好適である。
 また、本実施形態に係る波長変換器1は、外部光フィルタ140により、反射手段122より共振器外に出力された光のうち、発生光λを遮断するとともに、出力信号光λを透過させるのが好適である。この場合には、発生光λが出力端102より出力されることがない。
 (第2実施形態)
 次に、本発明に係る波長変換器の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る波長変換器2の構成図である。この図に示される波長変換器2は、入力端201より入力信号光λを入力して、この入力信号光λと同一の情報を持ち異なる波長の出力信号光λを発生させ、この出力信号光λを出力端202より出力する。この波長変換器2は、入力端201から出力端202へ向かって順に、光カプラ230、反射手段221、石英系の光ファイバ210、反射手段222および外部光フィルタ240を備えており、また、光カプラ230に接続された励起光源250を備え、更に変換波長調整手段260を備えている。
 第2実施形態に係る波長変換器2に含まれる光ファイバ210、光カプラ230および励起光源250それぞれは、第1実施形態に係る波長変換器1に含まれる同一名称のものと同様のものである。また、第2実施形態に係る波長変換器2に含まれる反射手段221,222および外部光フィルタ240それぞれは、第1実施形態に係る波長変換器1に含まれる同一名称のものと略同様のものである。ただし、第1実施形態の波長変換器1と比較すると、第2実施形態の波長変換器2は、反射手段221,222それぞれの反射波長が可変である点、外部光フィルタ240の透過波長が可変である点、および、変換波長調整手段260を更に備える点で相違する。
 反射波長が可変である反射手段221,222それぞれは、光ファイバ210または他の光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであって、張力または温度の調整により反射波長が可変であるのが好適である。透過波長が可変である外部光フィルタ240は、光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであって、張力または温度の調整により透過波長が可変であるのが好適である。
 変換波長調整手段260は、反射手段221,222それぞれの反射波長を調整する。このとき、変換波長調整手段260は、反射手段221および反射手段222それぞれの反射波長を互いに等しく調整するのが好適である。また、変換波長調整手段260は、外部光フィルタ240の透過波長を調整し、このとき、反射手段221,222それぞれの反射波長を互いに等しく調整し、それにあわせて変化する出力信号光の波長と外部光フィルタ240の透過波長とを互いに等しく調整するのが好適である。この場合には、発生光の波長の変化に伴う出力信号光の波長の変化に外部光フィルタ240の透過波長が追従することになり、出力信号光のパワーの減少を回避できる。
 第2実施形態に係る波長変換器2は、第1実施形態に係る波長変換器1と同様に動作する。ただし、反射手段221,222それぞれの反射波長が可変であることにより、反射手段221,222からなる共振器の共振波長(すなわち発生光の波長λ)が可変であり、したがって、出力信号光の波長λも可変である。また、本実施形態では、励起光λが供給された光ファイバ210においてラマン散乱現象により発生光λを発生させるので、この発生光の波長λの可変の範囲が、従来のものと比較して広い。
 また、反射手段221,222それぞれの反射波長が変換波長調整手段260により互いに等しく調整されることにより、反射手段221,222からなる共振器の発振が安定なものとなる。また、反射手段221,222それぞれの反射波長に加えて外部光フィルタ240の透過波長も変換波長調整手段260により調整されることにより、発生光の波長の変化に伴う出力信号光の波長の変化に外部光フィルタ240の透過波長が追従することになり、出力信号光のパワーの減少を回避できる。
 例えば、光ファイバ210として波長1.55μm付近において零分散波長を有する分散シフト光ファイバが用いられる場合を想定する。この光ファイバ210は、波長1.55μmにおいて伝送損失が0.2dB/kmであり、長さが5kmであり、実効断面積が50μmである。このとき、出力信号光λのスペクトル幅(ピークパワーに対し3dB下がったパワーとなる波長幅)は略7nmである。これは、光ファイバ210として標準的なシングルモード光ファイバを用いた場合と比較すると、3倍以上広い。
 (第3実施形態)
 次に、本発明に係る波長変換器の第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態に係る波長変換器3の構成図である。この図に示される波長変換器3は、入力端301より入力信号光λを入力して、この入力信号光λと同一の情報を持ち異なる波長の出力信号光λを発生させ、この出力信号光λを出力端302より出力する。この波長変換器3は、入力端301から出力端302へ向かって順に、光アイソレータ370、反射手段321、石英系の光ファイバ310、反射手段322、光カプラ330および外部光フィルタ340を備えており、また、光カプラ330に接続された励起光源350を備えている。
 第3実施形態に係る波長変換器3に含まれる光ファイバ310、反射手段321,322および励起光源350それぞれは、第1実施形態に係る波長変換器1に含まれる同一名称のものと同様のものである。第1実施形態の波長変換器1と比較すると、第3実施形態の波長変換器3は、反射手段322と外部光フィルタ340との間に光カプラ330が設けられている点、および、光アイソレータ370を更に備える点で相違する。
 光カプラ330は、反射手段322より出力されて到達した出力信号光λを外部光フィルタ340へ出力し、励起光源350より出力されて到達した励起光λを反射手段322へ出力する。すなわち、本実施形態では、励起光λが逆方向に供給される。
 光アイソレータ370は、反射手段321,322からなる共振器の外部であって、入力信号光λが入力する側に設けられている。この光アイソレータ370は、入力端301から反射手段321へ向かう入力信号光λを通過させるが、逆方向に進む光を遮断する。特に、光アイソレータ370は、入力信号光λの進行方向と逆の方向に進む発生光λを遮断する。
 この波長変換器3は以下のように動作する。励起光源350より出力された励起光λは、光カプラ330を経て、反射手段322を透過し、光ファイバ310に入射して、この光ファイバ310を導波する。励起光λが供給された光ファイバ310では非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長の発生光λが光増幅されて発振する。入力端301に入力した入力信号光λは、光アイソレータ370を経て、反射手段321を透過し、光ファイバ310に入射して、この光ファイバ310を導波する。そして、光ファイバ310では、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生する。光ファイバ310で発生した出力信号光λは、反射手段322を透過して共振器外へ出力され、更に光カプラ330および外部光フィルタ340をも透過して、出力端302より出力される。
 このように、本実施形態では、励起光λが供給された光ファイバ310において非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、発生光λが反射手段321,322からなる共振器において光増幅されて発振する。そして、この発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生して、この出力信号光λが共振器外へ出力される。この出力された出力信号光λは、入力した入力信号光λと同一の情報を持ち、入力信号光λと異なる波長のものである。したがって、本実施形態に係る波長変換器3は、非線形光学現象(ラマン散乱現象)により発生して共振器により共振された波長の光を発生光λとして利用するものであることから、その発生光λの帯域幅が狭く、それ故、出力信号光λのSN比が優れたものとなる。また、本実施形態では、光アイソレータ370が設けられていることにより、信号光伝送方向とは逆の方向に進む光が遮断されるので、反射手段321,322からなる共振器の発振が安定なものとなり、また、信号光伝送が高品質となる。
 例えば、光ファイバ310として高非線形性光ファイバが用いられる場合を想定する。この光ファイバ310は、零分散波長が1549nmであり、長さが3kmであり、実効断面積が10μmであり、また、光の偏波を保持したまま該光を導波させることができる。第1波長λが1545nmであり、第3波長λが1450nmであり、第4波長λが1550nmである。励起光λのパワーが20dBm以上であると、出力信号光λのパワーも大きく、パラメトリック増幅が生じる。また、光ファイバ310が偏波保持光ファイバであることから、偏波保持で無く零分散波長が1550nmである場合と比較すると、出力信号光λのパワーが大きい。
 なお、光アイソレータは、外部光フィルタ340の直前や直後のように出力側に配置されてもよいが、更に、入力側と出力側の双方に配置されてもよい。また、第1実施形態または第2実施形態の構成と同様に用いられてもよい。
 (第4実施形態)
 次に、本発明に係る波長変換器の第4実施形態について説明する。図6は、第4実施形態に係る波長変換器4の構成図である。この図に示される波長変換器4は、入力端401より入力信号光λを入力して、この入力信号光λと同一の情報を持ち異なる波長の出力信号光λを発生させ、この出力信号光λを出力端402より出力する。この波長変換器4は、入力端401から出力端402へ向かって順に、光カプラ431、反射手段421、石英系の光ファイバ410、反射手段422、光カプラ432、光カプラ430および外部光フィルタ440を備えている。また、波長変換器4は、光カプラ430に接続された可変光減衰器490、この可変光減衰器490に接続された励起光源450、および、光カプラ432に接続された光パワーメータ480を備えている。
 第4実施形態に係る波長変換器4に含まれる光ファイバ410、反射手段421,422、光カプラ430、外部光フィルタ440および励起光源450それぞれは、第3実施形態に係る波長変換器3に含まれる同一名称のものと同様のものである。第3実施形態の波長変換器3と比較すると、第4実施形態の波長変換器4は、入力端401と反射手段421との間に光アイソレータに替えて光カプラ431を備える点、反射手段422と光カプラ430との間に光カプラ432を備える点、光カプラ432に接続された光パワーメータ480を備える点、および、光カプラ430と励起光源450との間に可変光減衰器490を備える点で相違する。
 可変光減衰器490は、励起光源450から出力された励起光λを入力し、この励起光λに損失を与えて励起光λのパワーを調整し、このパワーを調整した励起光λを光カプラ430へ出力する。励起光λに与えられる損失は可変である。
 光カプラ432は、反射手段422から出力されて到達した出力信号光λを光カプラ430へ出力する。また、光カプラ432は、励起光源450から出力され可変光減衰器490および光カプラ430を経て到達した励起光λを入力し、その励起光λのパワーの一部(例えば1%)を分岐して、その分岐した励起光λの一部を光パワーメータ480へ出力し、励起光λの残部を反射手段422へ出力する。
 光パワーメータ480は、光カプラ432により分岐されて到達した励起光λを受光し、この励起光λのパワーを検出して、光ファイバ410に供給される励起光λのパワーをモニタする。
 光カプラ431は、入力端431に入力して到達した入力信号光λを反射手段421へ出力し、反射手段421から到達した励起光λおよび発生光λが入力端431へ出力されるのを遮断する。
 この波長変換器4は以下のように動作する。励起光源450より出力された励起光λは、可変光減衰器490によりパワーが調整され、光カプラ430および光カプラ432を経て、反射手段422を透過し、光ファイバ410に入射して、この光ファイバ410を導波する。励起光λが供給された光ファイバ410では非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、共振器における共振波長の発生光λが光増幅されて発振する。入力端401に入力した入力信号光λは、光カプラ431を経て、反射手段421を透過し、光ファイバ410に入射して、この光ファイバ410を導波する。そして、光ファイバ410では、発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生する。光ファイバ410で発生した出力信号光λは、反射手段422を透過して共振器外へ出力され、更に光カプラ432,光カプラ430および外部光フィルタ440を透過して、出力端402より出力される。
 このように、本実施形態では、励起光λが供給された光ファイバ410において非線形光学現象により新たな波長の光が発生し、そのうち、発生光λが反射手段421,422からなる共振器において光増幅されて発振する。そして、この発生光λと入力信号光λとの間の非線形光学現象により新たな波長の出力信号光λが発生して、この出力信号光λが共振器外へ出力される。この出力された出力信号光λは、入力した入力信号光λと同一の情報を持ち、入力信号光λと異なる波長のものである。したがって、本実施形態に係る波長変換器4は、非線形光学現象(ラマン散乱現象)により発生して共振器により共振された波長の光を発生光λとして利用するものであることから、その発生光λの帯域幅が狭く、それ故、出力信号光λのSN比が優れたものとなる。
 更に、発振に用いる光ファイバと波長変換に用いる光ファイバとを同じにしてしまうので、別々の光ファイバを用いる場合と比較して、短尺化、小型化および低コスト化が期待される。
 また、本実施形態では、光アイソレータと同様の作用を奏する光カプラ431が設けられていることにより、信号光伝送方向とは逆の方向に進む光が遮断されるので、反射手段421,422からなる共振器の発振が安定なものとなり、また、信号光伝送が高品質となる。
 さらに、本実施形態では、光ファイバ410へ供給される励起光λのパワーを調整する可変光減衰器490が設けられるとともに、光ファイバ410へ供給される励起光λのパワーをモニタする光パワーメータ480が設けられていることにより、光ファイバ410へ供給される励起光λのパワーを所望値とすることができる。
 次に、本実施形態の波長変換器4について更に具体的に説明する。励起光源450は、半導体レーザ光源であってもよいし、また、ファイバラマンレーザ光源であるのも好適である。光ファイバ410は、発生光の波長λの付近に零分散波長を有する高非線形性の分散シフト光ファイバであるのが好適である。また、光ファイバ410は、発生光の波長λにおける分散スロープの絶対値が小さい高非線形性の分散フラット光ファイバであるのも好適である。また、光ファイバ410は、高非線形性のフォトニッククリスタル光ファイバであるのも好適である。これらの光ファイバは、発生光の波長λにおいて非線形係数γが例えば10W−1km−1以上であり、発生光λを発生する上で好都合である。
 例えば、光ファイバ410は、長さが500mであり、波長1480nmにおける伝送損失が0.8dB/kmであり、零分散波長が1460nmであり、波長1460nmにおける分散スロープが0.03ps/nm/kmであり、波長1460nmにおける非線形係数γが21W−1km−1であり、波長1460nmにおける偏波モード分散が0.03ps/km1/2であるとする。励起光源450は、波長1370nmの励起光を出力するファイバラマンレーザ光源であるとする。また、反射手段421,422それぞれの中心反射波長(すなわち、発生光の波長λ)は、光ファイバ410の零分散波長1460nmに等しいとする。この場合の波長変換効率の波長依存性が図7に示されている。この図に示されるように、波長域1455nm〜1464nmで、−5dB以上であって略一様な波長変換効率が得られている。
 また、例えば、光ファイバ410は、長さが500mであり、波長1300nmにおける伝送損失が1.3dB/kmであり、零分散波長が1330nmであり、波長1330nmにおける分散スロープが0.08ps/nm/kmであり、波長1330nmにおける非線形係数γが6W−1km−1であり、波長1330nmにおける偏波モード分散が0.1ps/km1/2であるとする。励起光源450は、波長1250nmの励起光を出力するファイバラマンレーザ光源であるとする。また、反射手段421,422それぞれの中心反射波長(すなわち、発生光の波長λ)は、光ファイバ410の零分散波長1330nmに等しいとする。この場合の波長変換効率の波長依存性が図8に示されている。この図に示されるように、波長域1327nm〜1333nmで、−10dB程度であって略一様な波長変換効率が得られている。
第1実施形態に係る波長変換器1の構成図である。 光ファイバ110の実効断面積と必要励起光パワーとの関係を示す図である。 反射手段121,122それぞれの第4波長λにおける反射率と連続発振時間との関係を示す図である。 第2実施形態に係る波長変換器2の構成図である。 第3実施形態に係る波長変換器3の構成図である。 第4実施形態に係る波長変換器4の構成図である。 第4実施形態に係る波長変換器4の波長変換効率の波長依存性の一例を示すグラフである。 第4実施形態に係る波長変換器4の波長変換効率の波長依存性の他の例を示すグラフである。
符号の説明
 1〜4…波長変換器、110…光ファイバ、121,122…反射手段、130…光カプラ、140…外部光フィルタ、150…励起光源、210…光ファイバ、221,222…反射手段、230…光カプラ、240…外部光フィルタ、250…励起光源、260…変換波長調整手段、310…光ファイバ、321,322…反射手段、330…光カプラ、340…外部光フィルタ、350…励起光源、370…光アイソレータ、410…光ファイバ、421,422…反射手段、430〜432…光カプラ、440…外部光フィルタ、450…励起光源、480…光パワーメータ、490…可変光減衰器。

Claims (16)

  1.  第1波長の入力信号光を入力して、この入力信号光と同一の情報を持つ第2波長の出力信号光を発生させて出力する波長変換器であって、
     第3波長の励起光を出力する励起光源と、
     前記励起光が供給されることにより第4波長の発生光を発生させ、この発生光と前記入力信号光との間の非線形光学現象により前記出力信号光を発生させる光ファイバと、
     この光ファイバを挟んで設けられた第1反射手段および第2反射手段を含み、前記第1反射手段より前記入力信号光を入力し、前記第2反射手段より前記出力信号光を出力し、前記第1反射手段と前記第2反射手段との間で前記発生光を共振させる共振器と
     を備えることを特徴とする波長変換器。
  2.  前記光ファイバの実効断面積が20μm以下であることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  3.  前記光ファイバが偏光方位を保持して光を導波させる偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  4.  前記光ファイバの零分散波長が前記第4波長と略等しいことを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  5.  前記光ファイバの零分散波長が前記第4波長以下であることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  6.  前記光ファイバのカットオフ波長が前記第4波長より短いことを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  7.  前記光ファイバのカットオフ波長は、前記第4波長より、光周波数で13THz以上高いことを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  8.  前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれの前記第4波長における反射率が90%以上であることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  9.  前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれが、前記光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  10.  前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれが、前記光ファイバと融着接続された他の光ファイバに形成された光ファイバブラッググレーティングであることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  11.  前記共振器の外部であって前記出力信号光が出力する側に設けられ、前記発生光を遮断するとともに、前記出力信号光を透過させる外部光フィルタを更に備えることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  12.  前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれの反射波長を調整する変換波長調整手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  13.  前記変換波長調整手段が、前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれの反射波長を互いに等しく調整することを特徴とする請求項12記載の波長変換器。
  14.  前記共振器の外部であって前記出力信号光が出力する側に設けられ、透過波長が可変であり、前記発生光を遮断するとともに、前記出力信号光を透過させる外部光フィルタを更に備え、
     前記変換波長調整手段が、前記第1反射手段および前記第2反射手段それぞれの反射波長を互いに等しく調整し、それにあわせて変化する前記出力信号光の波長と前記外部光フィルタの透過波長とを互いに等しく調整する
     ことを特徴とする請求項12記載の波長変換器。
  15.  前記共振器の外部であって前記入力信号光が入力する側に設けられ、前記入力信号光の進行方向と逆の方向に進む前記発生光を遮断する光アイソレータを更に備えることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  16.  前記共振器の外部であって前記出力信号光が出力する側に設けられ、前記出力信号光の進行方向と逆の方向に進む光を遮断する光アイソレータを更に備えることを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
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