JP2004106668A - チャイルドシート - Google Patents

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JP2002270809A
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Masahiro Saito
齋藤 正弘
Kimihide Sakuma
佐久間 公英
Tadashi Narutani
成谷 忠志
Kenji Takada
高田 賢二
Takayuki Nishio
西尾 貴之
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【解決課題】衝突時にチャイルドシート本体が後方へ回動することにより、頭部移動量および乗員傷害値を有効に減少し得るチャイルドシートを提供する。
【解決手段】車両シート1のシートクッション2上に搭載するベース11と、ベース11に回動可能に軸支したチャイルドシート本体12とからなり、チャイルドシート本体12は、その重心Gよりも上方位置でベース11に支持される。チャイルドシート本体12がその支軸13のまわりに両方向に回動するのを規制する拘束手段を有し、チャイルドシート本体12の回動時には常態位置から適度な回動位置で停止させる。チャイルドシート本体12がその支軸13のまわりに回動する際の回動エネルギを吸収するエネルギ吸収手段を有し、チャイルドシート本体12の回動時にはその回動力が緩衝される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両に搭載装備されるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車などの車両には、幼児を安全に乗車させるためにCRS(Child Restraint System)を装備し得るようになっている。このようなCRSを装備した車両であっても、仮に車両衝突時にCRS本体が回転すると頭部の移動量が増大し、頭部の二次衝突の可能性が大きくなり、また、拘束力が弱いために傷害値が増大する等の問題があり、これらの問題を解消するために米国や豪州ではCRS本体の回転を抑止する「トップテザー」の装備が義務付けられている。
【0003】
一方、トップテザーの装備が義務付けられていないわが国では、CRS本体の回転を抑止するための「サポートレッグ」を使用するものが一部で採用されている。このサポートレッグを使用するISO−FIXタイプは、車両に装備されているシートベルトを使って固定するCRSとは異なり、車両側に専用のアンカーバーを設定し、このアンカバーでCRSを固定する構造となっている。
【0004】
図8および図9は、サポートレッグ付ISO−FIXタイプCRSの例を示している。CRS100はサポートレッグ101を備え、シートクッション2およびシートバック3からなる車両シート1に搭載される。CRS100を搭載する場合、図9に示すようにボディフロア部に設定されたISO−FIXアンカーバー102により固定される。かかるサポートレッグ付ISO−FIXタイプCRSによれば、車両のシートベルトを使って固定するCRSの場合よりもミスユースに対する性能が格段に向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなCRSが開発され、使用されているが、本発明は頭部移動量および乗員傷害値を有効に減少し得るさらに新規な構成のチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のチャイルドシートは、車両シートのシートクッション上に搭載されるベースと、このベースに回動可能に軸支されたチャイルドシート本体とからなり、チャイルドシート本体は、その重心よりも上方位置でベースに支持されることを特徴とする。
【0007】
本発明のチャイルドシートにおいて、好ましくは、チャイルドシート本体はその支軸のまわりに両方向に回動するのを規制する拘束手段を有し、チャイルドシート本体の回動時には常態位置から適度な回動位置で停止する。
【0008】
また、本発明のチャイルドシートにおいて、前記拘束手段として、前記支軸の両側それぞれでチャイルドシート本体および前記ベース間に張架された拘束バンドを含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のチャイルドシートにおいて、チャイルドシート本体がその支軸のまわりに回動する際の回動エネルギを吸収するエネルギ吸収手段を有し、チャイルドシート本体の回動時にはその回動力が緩衝されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明のチャイルドシートにおいて、前記エネルギ吸収手段として、前記支軸のまわりに装着した弾性体と、チャイルドシート本体の回動に伴ってこの弾性体に弾接する押圧片を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、チャイルドシート本体は、その重心よりも上方位置でベースに支持されるため、衝突時には頭部が後方へ移動するように回動する。したがって、頭部が前方へ移動しないため頭部の二次衝突を防ぐことができる。この場合、拘束手段により、チャイルドシート本体の回動時には常態位置から適度な回動位置で停止させ、またエネルギ吸収手段を設けることにより、チャイルドシート本体の回動力が緩衝されるため、乗員に対する高い安全性が確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるチャイルドシート10の構成例を示している。この例においてチャイルドシート10は、シートクッション2およびシートバック3からなる車両シート1に搭載されるものとする。
【0013】
チャイルドシート10は、車両シート1のシートクッション2上に搭載されるベース11と、このベース11に回動可能に軸支されたチャイルドシート本体12とから構成される。チャイルドシート本体12は、その重心Gよりも上方位置でベース11に支持されている。すなわち、チャイルドシート本体12の回転中心Pは、その重心Gよりも上方位置に設定される。図4にも示されるようにベース11は、両側で概略山形に立ち上がった支持部11aを有し、左右の支持部11aの間にチャイルドシート本体12を収容するようになっている。
【0014】
また、このチャイルドシート10は、チャイルドシート本体12がその支軸13のまわりに両方向に回動するのを規制する拘束手段を有している。この拘束手段は、チャイルドシート本体12の回動時には常態位置から適度な回動位置で停止するようにしたものである。拘束手段としては、図2に示されるように、支軸13の前後両側それぞれでチャイルドシート本体12およびベース11間に張架された拘束バンド14,15を含むよう構成している。
【0015】
拘束バンド14,15は典型的にはゴム等の弾性体でなり、一端がベース11の適所に固定される。図3に示したように各拘束バンド14,15の他端には掛止金具16が付設され、チャイルドシート本体12の適所に固着したフック17に掛止金具16を引っ掛けることで、拘束バンド14,15が張架される。一方の拘束バンド14は、図2においてチャイルドシート本体12の時計方向の回動を規制し得るよう、チャイルドシート本体のシートクッションの下部とベース11との間に固定されており、他方の拘束バンド15は反時計方向の回動を規制するよう、チャイルドシート本体のシートバックとベース11との間に固定されている。
【0016】
また、本実施形態のチャイルドシート10は、チャイルドシート本体12がその支軸13(図5、支持部11a)のまわりに回動する際の回動エネルギを吸収するエネルギ吸収手段を備えている。このエネルギ吸収手段は、チャイルドシート本体12の回動時にはその回動力が緩衝されるようにしたものである。エネルギ吸収手段としては、図6に示されるように、支軸13のまわりに装着した弾性体18と、チャイルドシート本体12の回動に伴って弾性体18に弾接する押圧片19を含んでいる。
【0017】
弾性体18は典型的にはゴム材等で形成され、支軸13が挿通するようになっている。ベース11の支持部11aには弾性体18の収容部20が設けられ、この収容部20内には弾性体18の動きを規制するストッパ21が設けられる。支軸13にはたとえば板状の押圧片19が一体化され、この押圧片19は弾性体18の切欠部18a内に配置されるようになっている。支軸13の端部にはEリング22が装着される。
【0018】
上記の場合、チャイルドシート10は車両に対して実質的に従来と同様なロック構造により結合される。すなわち、たとえば車両シート1はISO−FIXアンカーを備え、ベース11のロック機構を使って固定することができる。
【0019】
上記構成において、本発明によればチャイルドシート本体12は、その重心Gよりも上方位置でベース11に支持される。このように重心Gと支軸13とがオフセットされている。衝突時には図1の矢印のように減速するため、チャイルドシート本体12はその減速加速度により回転中心Pのまわりに時計方向に回動する。すなわちチャイルドシート本体12は図1の点線で示されるように、頭部が後方へ移動するように回動する。したがって、頭部が前方へ移動しないため頭部の二次衝突を防ぐことができる。
【0020】
このチャイルドシート本体12の回動時、拘束手段の拘束バンド14,15の拘束により、常態位置から適度な回動位置で停止させ、チャイルドシート本体12が過剰に回動するのを防止することができる。
また、エネルギ吸収手段によれば、チャイルドシート本体12の回動に伴って図7(b)で示す矢印のように、押圧片19が弾性体18に弾接し、弾性変形させる。これによりチャイルドシート本体12の回動力が緩衝されるため、乗員に対して高い安全性が確保される。
【0021】
このように衝突時に頭部が前方へ移動しないようにすることで頭部の二次衝突を防ぐことができる。この場合、従来では子供を拘束するためにシートベルト等を使っていたが、本発明ではチャイルドシート10のシートクッションおよびシートバックで拘束することにより子供の移動量および人体傷害を格段に減少させることができる。
【0022】
以上本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更等が可能である。たとえば拘束バンド14,15の個数等は、必要に応じて適宜設定可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のチャイルドシートにおいてチャイルドシート本体を重心よりも上方位置で支持することにより、頭部移動量および乗員傷害値を有効に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両シート搭載時のチャイルドシートの構成例を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるチャイルドシートの構成例を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る拘束バンドの例を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるチャイルドシートの構成例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるチャイルドシートの構成例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るエネルギ吸収手段の構成を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るエネルギ吸収手段の作用を示す断面図である。
【図8】従来のサポートレッグ付ISO−FIXタイプのCRSの例を示す斜視図である。
【図9】従来のサポートレッグ付ISO−FIXタイプのCRSに係るISO−FIXアンカーバーの例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  車両シート
2  シートクッション
3  シートバック
10  チャイルドシート
11  ベース
11a 支持部
12  チャイルドシート本体
13  支軸
14,15  拘束バンド
17  フック
18  弾性体
19  押圧片
20  収容部
21  ストッパ

Claims (5)

  1. 車両シートのシートクッション上に搭載されるベースと、該ベースに回動可能に軸支されたチャイルドシート本体とからなり、
    上記チャイルドシート本体は、その重心よりも上方位置で上記ベースに支持されることを特徴とするチャイルドシート。
  2. 前記チャイルドシート本体がその支軸のまわりに両方向に回動するのを規制する拘束手段を有し、前記チャイルドシート本体の回動時には常態位置から適度な回動位置で停止するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記拘束手段として、前記支軸の両側それぞれで前記チャイルドシート本体および前記ベース間に張架された拘束バンドを含むことを特徴とする、請求項2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記チャイルドシート本体がその支軸のまわりに回動する際の回動エネルギを吸収するエネルギ吸収手段を有し、前記チャイルドシート本体の回動時にはその回動力が緩衝されるようにしたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のチャイルドシート。
  5. 前記エネルギ吸収手段として、前記支軸のまわりに装着した弾性体と、前記チャイルドシート本体の回動に伴って上記弾性体に弾接する押圧片を含むことを特徴とする、請求項4に記載のチャイルドシート。
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