JP2004104112A - 受動冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気流源から気流を受け入れ低騒音、効率的廃熱放散可能な受動冷却装置の提供。
【解決手段】部品から放熱する受動冷却装置(10)は、ヒートマスと、 該ヒートマスに接続されて外延するステム(13)を備える。ステムはステムフィン(24)とステムフィン間のステムスロット(SS)とを備える。フィン(23)を有する複数のベイン(21)がステムを囲んでチャンバー(30)を形成する。ベインの上面(29)にダクトが接続され、気流源から正負の気流が導入される。部品は熱伝導ベース(17)取り付け面(19)に取り付けられ、熱伝導ベース(17)を介して前記ヒートマスに接続される。ステムスロット(SS)、一次スロット(P)、および前記二次スロット(S)を流れる気流により、部品から放熱される。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、概して接続された部品から放熱するための受動冷却装置に関し、より詳細には、気流源と受動冷却装置との間に気流を導くダクトを含む受動冷却装置に関する。
 電子装置と接触させてヒートシンクを配置して、該電子装置の動作により発生した廃熱をヒートシンク内に熱的に転送し、それによって電子装置を冷却することは電子技術分野で既知である。マイクロプロセッサ(μP)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および特定用途向け集積回路(ASIC)などのクロック速度が速い電子装置の出現に伴い、それらの電子装置により発生する廃熱量とそれらの電子装置の動作温度とは、クロック速度に正比例している。したがって、より高速のクロック速度により、廃熱の発生が増大し、これは次に、電子装置の動作温度を上昇させることとなる。しかしながら、電子装置の効率的な動作には、廃熱が継続的かつ効果的に除去されることが必要である。
 ヒートシンク装置は、上述の電子装置からの廃熱を放散するのに好ましい手段として、一般的に用いられるようになった。通常の用途では、冷却すべき部品は、プリント基板上に取り付けられたコネクタにより保持されている。ヒートシンクは、たとえばクリップまたはファスナを用いてコネクタに取り付けられて部品に取り付けられる。あるいは、ヒートシンクは、電子装置を保持するプリント基板に取り付けられ、ファスナなどが、プリント基板にあけられた穴を介してヒートシンクをプリント基板に接続するために用いられる。
 通常、クロック速度が速い現代の電子装置とともに用いられるヒートシンクは、ヒートシンクの上部か、またはヒートシンクの冷却フィン/ベインにより形成されるキャビティ内かに取り付けられる電気ファンを含む。冷却フィンは、ヒートシンクの面積を増大させ、ヒートシンクからヒートシンクを取り巻く周囲空気への熱伝達を最大にする。ファンは、冷却フィンの周囲を空気が循環するようにし、それによって、冷却フィンから周囲空気へ熱が伝達される。
 上述のように、クロック速度が増加し続けることにより、電子装置により発生する廃熱量も増加してきた。したがって、これらの電子装置を十分に冷却するためには、より大きいヒートシンクおよび/またはより大きいファンが必要である。ヒートシンクのサイズを増大させることにより、吸蓄熱材と、放熱され得る面積とがより大きくなる。より大きなファンにより、冷却フィンを通る気流が増大する。
 ファンおよびヒートシンクのサイズを増大させることには欠点がある。第1に、ヒートシンクのサイズが垂直方向(すなわち、プリント基板を横断する方向)に増大すると、ヒートシンクの高さが増し、デスクトップコンピュータのシャーシなどの多くの用途における上下空間内にはまることができない。第2に、プリント基板が垂直の向きである場合、背が高く重いヒートシンクは、プリント基板および/または電子装置を機械的に圧迫し、装置またはプリント基板の故障をもたらす。
 第3に、背が高いヒートシンクは、ファンから十分な気流を出入りさせるために、ヒートシンクとヒートシンクが収容されるシャーシとの間に垂直方向のクリアランスの追加を必要とする。第4に、ヒートシンクのサイズが水平方向に増大すると、他の電子装置を取り付けるためにプリント基板上で利用可能な面積が減少する。第5に、ヒートシンクの形状が、フィンにより円筒形に形成される場合、このようなヒートシンクをいくつか互いに近接して取り付けることが不可能であることが多い。これは、フィンから出入りする気流が、隣接するヒートシンクにより遮断され、その結果冷却効率が低下するからである。
 最後に、冷却能力を増大させるためにファンのサイズを増大させると、ファンにより発生する騒音が増大する。デスクトップコンピュータまたはポータブルコンピュータなどの多くの用途では、騒音の発生を最小限に抑えることが極めて望ましい。電力供給をバッテリに依存するポータブル用途では、より大きなファンの電力消費増大は、廃熱の除去のために許容可能な解決策ではない。
 冷却フィンを有する上述のヒートシンクには、フィンにより形成されるキャビティ内にファンを取り付ける際のさらなる欠点がある。第1に、ファンがヒートマス(heat mass:吸熱、蓄熱、熱伝達をおこなう部材)に直接取り付けられているため、ヒートシンクのヒートマスの大部分がファンにより部分的に遮られる。したがって、ファンからの空気はヒートマスの遮られた部分には循環せず、ヒートマスからの熱放散経路になり得る経路が遮られる。
 第2に、ファンがなければ、フィンの深さはヒートマスの中心までずっと延在することができる。しかしながら、フィンの深さおよび面積は、ファンの直径により縮小される。これは、ファンが、ファンの直径よりわずかに大きい直径を有するキャビティ内に取り付けられて、ファンブレードにクリアランスを与えるようになっているからである。結果として、ヒートシンクのヒートマスは、フィンの縮小された面積を補償するように広くされなければならない。より広いヒートマスは、ヒートシンクのサイズ、コスト、および重量を増大させる。
 第3に、フィンの深さを短縮することにより、損傷を受けた場合にフィンが曲がりやすくなる。曲がったフィンにより生じると考えられる結果の1つとして、フィンがファンブレードに接触して損傷を与え、かつ/またはファンを止めてしまい、それによってファンに損傷を与えるか、またはファンを故障させる。第4に、ファンがフィンにより形成されるキャビティ内に取り付けられるため、ファン用の電源リード線が、フィン間の空間を通して引かれなければならない。フィンの鋭い縁部は、電源リード線を切断するか、または電気的短絡を生じさせる可能性がある。いずれの場合も、結果は、ファンが故障するということである。第5に、ファンをヒートシンクに取り付けるために、通常は接着剤が用いられ、接着剤がファンに入り込んでファンを故障させる。上述の故障態様のいずれも、ヒートシンクが冷却するように設計された電子装置の故障につながり得る。これは、ファンが発生させる空気循環が、電子装置から廃熱を効果的に放散させるのに不可欠だからである。
 最後に、ファン自体が、通常はヒートシンクのフィンに接続されるか、またはフィン間のキャビティ内に位置付けられる。したがって、ヒートシンクは、フィンを通る気流を発生させるファンとの直接接続により、能動的に冷却される。ファンがフィンに近接しているため、気流が乱れ、ファン自体の動作により発生する騒音に加えて、その乱流により騒音が発生する。
 結果として、従来の能動冷却によるファンを利用したヒートシンクに関連する上述の欠点を克服する受動冷却装置が必要である。さらに、受動冷却装置に直接接続されていない気流源から気流を受け入れる受動冷却装置が必要である。最後に、層流を受け入れるようになっており、低減された騒音レベルで効率的に廃熱を放散する受動冷却装置が必要である。
 概して、本発明は、冷却すべき部品から放熱するための受動冷却装置で実施される。本受動冷却装置は、ヒートマスと、上記ヒートマスに接続されて上記ヒートマスの外側に延出するステムとを含む。上記ステムは、上記ヒートマスの軸の周りに対称に位置付けられ、ダイバータ面、端面、および隣接するステムフィン間のステムスロットを画定するように離間して配置される複数のステムフィンを含む。上記ステムスロットは、上記ヒートマスまで延在する。熱伝導ベースが上記ヒートマスに接触しており、上記ヒートマスを上記部品に熱的に接続するようになっている取り付け面を含む。
 複数のベインが、上記ヒートマスに接続され、隣接するベイン間の一次スロットを画定するように離間して配置される。上記一次スロットは、上記ヒートマスまで延在する。各ベインはまた、その中に少なくとも1つの二次スロットを含み、上記二次スロットは、上記ベインの一部を通って延在し、各ベインの複数のフィンを画定する。
 各ベインまた、上面で終端する内壁を含む。すべての上記ベインの上記内壁は、上記ステムを包囲するチャンバを画定する。上記内壁および上記ステムの一部はキャビテーション部を画定する。各ベインは、同様に上記上面で終端する外壁をさらに含む。
 本受動冷却装置は、気流を発生させる気流源と、上記気流源と本受動冷却装置との間に上記気流を導くダクトとをさらに含む。上記ダクトは、上記上面に隣接して位置付けられる第1の開口と、上記気流源と接続するようになっている第2の開口とを含む。上記ステム、上記ステムフィン、上記フィン、および上記ベインを通過して、上記ステムスロット、上記一次スロット、および上記二次スロットを流れる上記気流により、上記部品から放熱され、それによって、上記部品から伝導されて上記ヒートマスに入る熱が、上記気流に伝達される。
 上記気流源は、本受動冷却装置に直接接続されていないため、ファンブレードは曲がったフィンにより損傷を受けない。上記ファン用の電源リード線などのワイヤが、上記ベインにより切断または短絡されることはない。これは、上記電源リード線が上記ベインを通して引かれる必要がなく、上記ベインから離れて位置付けられるからである。
 さらに、本発明のベインは、上記ヒートマス内の深くまで延在し得る。これは、上記ファンが上記ヒートマスと接触しておらず、上記ベイン間に位置付けられていないことによって、上記ヒートマスが上記ファンにより遮断されないからである。結果として、上記ベインの面積は、従来のヒートシンクのデザインより増大させることができ、その増大した面積により、上記ヒートマスからの放熱が改善される。
 ファンの騒音および空気の乱流に関連する上述の問題はまた、本発明によって低減される。これは、上記ダクト内の上記気流が空気の乱流によって生じる騒音を低減するため、および、上記ファンブレードが上記ベインおよびフィンから離れて位置付けられ、それによって、空気の乱流騒音がさらに低減されるためである。
 本発明の他の態様および利点は、本発明の原理を一例として示す添付図面とともに以下の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
本発明の主要な効果として冷却効率の大きい受動冷却装置が得られる。
 以下の詳細な説明および図面のいくつかの図において、同様の要素には同様の参照番号が付してある。例示のために図面に示すように、本発明は、部品から放熱するための受動冷却装置で実施される。本受動冷却装置は、ヒートマスと、ヒートマスに接続されてヒートマスの外側に延出するステムとを含む。ステムは、ヒートマスの軸の周りに対称に位置付けられ、ダイバータ面、端面、および隣接するステムフィン間のステムスロットを画定するように離間して配置される複数のステムフィンを含む。ステムスロットはヒートマスまで延在する。熱伝導ベースはヒートマスと接触しており、ヒートマスを部品に熱的に接続するようになっている取り付け面を含む。
 複数のベインが、ヒートマスに接続され、隣接するベイン間の一次スロットを画定するように離間して配置される。一次スロットはヒートマスまで延在する。各ベインは、ベインの一部を通って延在し、各ベインの複数のフィンを画定する、少なくとも1つの二次スロットも含む。
 各ベインはまた、上面と、第1の非平面部分を含む内壁とを含み、第1の非平面部分は、ステムから延出して第1の中間部分で終端し、第1の中間部分は、上面で終端する第2の非平面部分まで延在する。すべてのベインの内壁は、ステムを包囲するチャンバを画定し、チャンバは、第1の非平面部分とステムとの間にキャビテーション部を含む。各ベインは、第3の非平面部分を含む外壁も含み、第3の非平面部分は、熱伝導ベースから延出して第2の中間部分で終端し、第2の中間部分は上面で終端する。
 本受動冷却装置は、気流を発生させる気流源と、気流源と本受動冷却装置との間に気流を導くダクトとをさらに含む。ダクトは、上面に隣接して位置付けられた第1の開口と、気流源に接続されるようになっている第2の開口とを含む。熱は、ステム、ステムフィン、フィン、およびベインを通過する気流と、ステムスロット、一次スロット、および二次スロットを流れる気流とにより部品から放散されて、それによって、部品からヒートマス内へ伝導される熱が気流に伝達される。
 図1〜図7dにおいて、部品(図示せず)から放熱するための受動冷却装置10は、ヒートマス11およびヒートマス11に接続されたステム13を含む。ステム13は、ヒートマス11の外側に延出し、ヒートマス11の軸Zの周りに対称に配置されている。ステム13は、ダイバータ面15、端面16、および隣接するステムフィン24間のステムスロットSSを画定するように離間して配置される複数のステムフィン24を含む。ステムスロットSSはヒートマス11まで延在する。熱伝導ベース17は、ヒートマス11に接続され、部品をヒートマス11に熱的に接続するようになっている取り付け面19を含む。
 複数のベイン21が、ヒートマス11に接続され、隣接するベイン21間の一次スロットPを画定するように離間して配置される。一次スロットPはヒートマス11まで延在する。各ベイン21は、各ベイン21の複数のフィン23を画定するようにベイン21の一部を通って延在する少なくとも1つの二次スロットSを含む。各ベイン21は、上面29と、第1の非平面部分25を含む内壁22とをさらに含み、第1の非平面部分25は、ステム13から延出して第1の中間部分26で終端し、第1の中間部分26は、上面29で終端する第2の非平面部分27まで延在する。すべてのベイン21の内壁22は、ステム13を包囲するチャンバ30を画定する。チャンバ30は、第1の非平面部分25とステム13との間にキャビテーション部C1(図5、図6b、図8、図9、図14、および図15を参照)を含む。
 キャビテーション部C1は、チャンバ30を通る気流(すなわち、チャンバ30から出入りする気流)により生成され、チャンバ30を画定するベイン21、フィン23、およびステム13の物理的形状により生成されるのではない。第1の非平面部分25とステム13との間が開空間なので、負気流、正気流それぞれに応じて低圧領域または高圧領域がキャビテーション部C1に生成される。それらの気流がキャビテーション部C1に入ると、キャビテーションが生じ、気流は、ヒートマス11、ステム13、およびベイン21の面を循環して、それらの面から気流への熱伝達が増す。
 各ベイン21は、第3の非平面部分33を含む外壁32も含み、第3の非平面部分33は、ベース17から延出して第2の中間部分35で終端し、第2の中間部分35は上面29で終端する。
 第1の非平面部分25、第2の非平面部分27、および第3の非平面部分33は、図8および図9に示されるような弧状の外形、傾斜状の外形、または弧状および傾斜状の外形の組み合わせである外形を有し得る。
 内壁22の第1の中間部分26および外壁32の第2の中間部分35は、図8および図9に示されるような実質的に平面状の外形、傾斜状の外形、弧状の外形、または実質的に平面状、傾斜状、および弧状の外形の組み合わせを有し得る。
 本明細書で定義する傾斜状の外形は、実質的に平面状の外形が軸Zと実質的に平行であるのに対して、傾斜状の外形は軸Zに対してある角度を有するという点で、実質的に平面状の外形とは異なる。
 図7a〜図7dにおいて、受動冷却装置10は、気流Fを発生させる気流源70と、気流源70と受動冷却装置10との間に気流Fを導くダクト90とを含む。ダクト90は、ベイン21の上面29に隣接して位置付けられる第1の開口91と、気流源70に接続されるようになっている第2の開口93とを含む。
 部品(図示せず)の熱は、ヒートマス11、ステム13、ステムフィン24、フィン23、およびベイン21を通過する気流Fと、ステムスロットSS、一次スロットP、および二次スロットSを流れる気流Fとにより放散される。
 図7dにおいて、N−N線に沿ったダクト90の断面図は、気流源70からの気流Fが正気流または負気流でダクト90を流れる様子を示す。正気流とは、空気が軸Zに沿って上面29からベース17への方向に受動冷却装置10を通って押し進められる(すなわち、気流Fが上面29を介してチャンバ30に入る)流れであり、負気流とは、空気が軸Zに沿ってベース17から上面29への方向に受動冷却装置10を通って引き込まれる(すなわち、気流Fが上面29を介してチャンバ30から出る)流れである。
 本発明の一実施形態では、図8に示すように、気流Fは負気流FNである。この実施形態では、空気が、ベース17から上面29への方向に、受動冷却装置10を通って引き込まれる、すなわち吸い込まれる(すなわち、気流源70は吸引モードで動作している)。負気流FNは、キャビテーション部C1において第1の低圧領域を生成するために作用する。第1の低圧領域は、負気流FNにより生成されてキャビテーション部C1において利用可能な自由空気を除去し、それによって第1の低圧領域は気流に対する抵抗が最も小さい経路であるようにする。空気は、キャビテーション部C1から出ると、一次スロットPおよび二次スロットSを介してキャビテーション部C1へ誘導される空気に置換される。それらの気流はヒートマス11、ベイン21、フィン23、ステムスロットSS、およびステム13を通過して、それらの面から放熱する。
 したがって、第1の低圧領域は、一次スロットPおよびステムスロットSSを介して第1の吸気流N1を誘導する。第1の吸気流N1は、第1の低圧領域を通過し、次に、チャンバ30およびステムスロットSSを通過する。第1の吸気流N1は、ベイン21、ステム13、およびヒートマス11から放熱する。さらに、負気流FNは、一次スロットPおよび二次スロットSを介して第2の吸気流N2を誘導するようにも作用する。第2の吸気流N2は、ヒートマス11、ベイン21、フィン23、およびステム13から放熱する。
 負気流FNの1つの利点は、第1の低圧領域がベイン21の一次スロットPおよびステム13のステムスロットSSを通る気流を増大させ、それによって、ベイン21、ステム13、およびヒートマス11からの廃熱除去を増大させることである。
 さらに、負気流FNは、ステムスロットSSにおいて第2の低圧領域C2を生成するためにも作用し、第2の低圧領域C2は、第1の吸気流N1がヒートマス11、ステム13を流れてステムスロットSSを通るように誘導し、それによってそれらの面からさらに放熱するようにする。
 本発明の一実施形態では、図7dに示すように、負気流FNは、実質的に軸Zと整列している実質的に層流である気流Lである。実質的に層流である気流Lは、ダクト90全体にわたって層流である必要はない。実質的に層流である気流Lは、上面29を介してチャンバ30から出る前に、軸Zと実質的に整列した層流であればよい。負気流FNは、ダクト90内部に低圧領域を生成する。負気流FNは、低圧領域に向かって流れ、実質的に層流である気流Lとなる。
 実質的に層流である気流Lの利点は、空気の乱流を低減し、続いて、受動冷却装置10を通過する際の気流により発生する騒音が低減されることである。強制空気冷却ヒートシンクにより発生する騒音の低減は、家庭および職場での騒音レベルを低減するため、コンピュータには非常に望ましい。
 本発明の別の実施形態では、図9に示すように、気流Fは正気流FPである。この実施形態では、空気が、上面29からベース17への方向に、受動冷却装置10を通って押し出される、すなわち押し進められる。正気流FPは、キャビテーション部C1において第1の高圧領域を生成するために作用する。キャビテーション部C1は、正気流FPが最小の抵抗を受けて流れる区域であり、ダイバータ面15および第2の非平面部分27は、正気流FPの一部をキャビテーション部C1へそらす(divert)ために作用する。結果として、第1の高圧領域内でキャビテーションが生じ、正気流FPは、ヒートマス11、ステム13、およびベイン21を循環して、それらの面から放熱する。第1の高圧はまた、一次スロットPおよびステムスロットSSを通る正気流FPを増大させ、それによって、ベイン21、ステム13、およびヒートマス11からの廃熱除去を増大させる。
 正気流FPは、第1の流れP1、第2の流れP2、第3の流れP3、第4の流れP4、および第5の流れP5を含む、受動冷却装置10を通る複数の気流に分岐する。第1の流れP1は、一次スロットPおよび二次スロットSを通過する。第1の流れP1は、ベイン21、フィン23、およびヒートマス11から放熱する。第2の流れP2は、第2の非平面部分27からそれて、チャンバ30を通過して一次スロットPから出る。第2の流れP2は、ベイン21、フィン23、およびヒートマス11から放熱する。第3の気流P3は、チャンバ30に入って一次スロットPから出る。第3の流れP3は、ベイン21およびヒートマス11から放熱する。第4の気流P4は、チャンバ30に入り、ステム13のダイバータ面15からそれて、一次スロットPから出る。第4の流れP4は、ベイン21、ステム13、およびヒートマス11から放熱する。第5の流れP5は、ステムスロットSSを通過して一次スロットPから出る。第5の流れP5は、ステム13、ステムフィン24、ベイン21、およびヒートマス11から放熱する。正気流FPの一部(P1、P2、P3、P4、およびP5)は、一次スロットPから出る前にキャビテーション部C1の低圧領域を通過する。
 受動冷却装置10を通る気流Fは増大させることができ、かつ/またはヒートマス11からの廃熱除去は、図8および図9に示されるように、フィン23の二次スロットSをヒートマス11まで延在させることにより増大させることができる(破線S1を参照)。二次スロットS1をヒートマス11まで延在させることにより、二次スロットS1を通る気流Fは、ヒートマス11を通過し、ヒートマス11からの廃熱除去を増大させる。気流Fは、負気流FNであっても正気流FPであってもよい。二次スロットS1は、軸Zの片側のみにヒートマス11まで延在するように図示されているが、二次スロットS1は軸Zの両側にヒートマス11まで延在するものであり、図8および図9の負気流FNおよび正気流FPをそれぞれ明瞭に示すために片側に省略した。
 本発明の一実施形態では、図7dに示すように、正気流FPは、実質的に軸Zと整列している実質的に層流である気流Lである。実質的に層流である気流Lは、ダクト90の全体にわたって層流である必要はない。実質的に層流である気流Lは、上面29を介してチャンバ30に入る前に、軸Zと実質的に整列した層流であればよい。正気流FPが気流源70を出る際には、正気流FPは乱流である。乱流は、正気流FPがダクト90を通って移動し、チャンバ30に入る前に実質的に層流である気流Lに変化する際に低減される。さらに、実質的に層流である気流Lは、ダクト90の90度のベンドにより改善され得る(図7a〜図7dを参照)。90度のベンドにより、正気流FPの乱流が低減され、気流がより層流になる。
 上述のように、実質的に層流である気流Lの利点は、空気の乱流を低減し、続いて、気流が受動冷却装置10を通過する際に発生する騒音が低減されることを含む。
 図7dにおいて、実質的に層流である気流L(正気流FPまたは負気流FNに関して)は、ダクト90の第1の直径D1に対する第1の長さL1を増大させることにより達成され得る。第1の長さL1を増大させることにより、乱流が低減され、気流がより完全な層流になる。
 ダクト90は、金属およびプラスチックからなる任意の材料から作製され得る。選択される材料は、受動冷却装置10により冷却すべき部品により発生する予想温度範囲の熱に適応できねばならない。第1の開口91は、上面29に隣接するか、または外壁32と接触して位置付けられ得るため、第1の開口91および/またはダクト90の材料は、受動冷却装置10に熱的に伝導されるいかなる廃熱にも耐えることができるべきである。
 ダクト90は、ベンド、カーブ、またはエルボーを有してもよく、または直線状であってもよい。ダクト90は、円形、矩形、または別のタイプの断面を有することができる。本発明は、本明細書に図示および記載されるようなダクト90の形状または構造に限定されない。さらに、ダクト90は、単一の部品か、または互いに接続される複数の部品であり得る。
 第1の開口91および第2の開口93の形状は、ダクトの形状ならびに受動冷却装置10および気流源70の形状を補完するように選択されるべきである。たとえば、気流源70が矩形の断面を有するファンであり、ダクト90が円形の断面を有する場合、第2の開口93は、それらの断面外形を補完するように設計されるべきである。同様に、第1の開口91は、上面29および/または外壁32およびダクト90の断面外形を補完するように設計されるべきである。
 図7cおよび図7dにおいて、ダクト90の第1の開口91は外壁32の部分dと接触している。たとえば、第1の開口91の内法寸法は、外壁32の外形寸法にはまるように適当にサイズ決めされ得る。好ましくは、部分dは、上面29に隣接し、第2の中間部分35のわずかな部分のみをカバーして、気流Fが一次スロットPおよび二次スロットSから出入りすることができるように、第1の開口91がベイン21およびフィン23の一次スロットPおよび二次スロットSそれぞれを遮断しないようにする。たとえば、Oリングまたはガスケットなどの材料が、第1の開口91と外壁32との間にシールをもたらすために用いられ得る。あるいは、摩擦嵌合またはクランプが、第1の開口91を外壁32に接続するために用いられ得る。
 たとえば、ダクト90は、ゴム材料などの軟質材料から作製することができ、クランプなどを、第1の開口91を外壁32に接続するために用いることができる。ファスナを受け入れるようになっており、かつ外壁32に接続される取り付けリングが、ファスナを用いて第1の開口91を取り付けリングに接続するために用いられ得る。フィン23に形成されるノッチ31(図6aを参照)が、第1の開口91にあり相補的形状を有するフィンガ(図示せず)と噛み合って、第1の開口91が外壁32への取り付け後に回転または歪曲するのを防ぐためにダクト90が外壁32と適切に整列できるようにし得る。
 図7dにおいて、第2の開口93は、ファンブレード(図7bの参照番号77を参照)の直径に合致するように選択され得、ダクト90の第2の直径D2は、第2の開口93の寸法を補完するように、直径が滑らかかつ漸進的に縮小するように選択され得る。第1の直径D1および第2の直径D2は、互いに等しい必要はない。ダクト90の第2の長さL2および第2の直径D2は、第2の開口93の気流源70への噛み合いを容易にするために選択され得る。たとえば、第2の長さL2および第2の直径D2は、第2の開口93の内径と噛み合う外径を有するカラーなど、気流源70上の補完的な接続具に合致するように選択され得る。第2の長さL2は、気流源70から出入りする際の気流Fの空気の乱流を低減するために増大することもできる。第1の長さL1および第2の長さL2は、互いに等しい必要はない。
 気流源70は、専用ファン、システムファン、専用ブロワ、およびシステムブロワを含むがこれらに限定されない、任意のタイプの空気発生源であってよい。図7a〜図7cにおいて、気流源70は専用ファン、すなわち、気流Fを受動冷却装置10内に供給するためだけにダクト90の第2の開口93に接続されるファンである。このファンは、ハブ79に接続された複数のファンブレード77、ファンハウジング73、および気流源70を第2の開口93に接続するためにファスナを受け入れるようになっている取り付け穴75を含むハブ79などの、電子機器を冷却するために用いるファンによく見られる特徴を含む。クリップなどの他のファスナ手段も、気流源70を第2の開口93に接続するために用いることができる。ファンは、無蓋ファンであってもよい。気流源70をACまたはDC電源に接続する電源リード線(図示せず)を、気流源70に接続することができる。
 本発明の1つの利点は、ファンブレード77および電源リード線が受動冷却装置10から離れて位置付けられ、それによって、ファンブレード77がフィン23またはベイン21に接触して気流源70を停止させる危険がなくなり、電源リード線がフィン23またはベイン21により切断または短絡されることに関連する危険もなくなる。さらに、ファンブレード77を上面29またはチャンバ30から離れて配置することにより、ファンブレード77により発生する騒音が低減され、その結果上述の利益をもたらす。
 システムファンは、ファンが気流Fを受動冷却装置10内に供給し、システムファンを有するシステムに別の気流を供給するものである。たとえば、システムは、PCなどのコンピュータであってよく、この場合、システムファンはPC内の部品を冷却する気流を供給し、システムファンに接続されたダクト90を通して気流Fも供給する。
 専用ブロワは、軸方向に取り付けられたファンブレードとは対照的に、ブロワは通常羽根車羽根を組み込んでいることを除いて、上述の専用ファンと同様の気流源である。同様に、システムブロワは、羽根車羽根を組み込んでいることを除いて、上述のシステムファンと同様の気流源である。用いられる気流源70のタイプおよび気流源70により発生される気流Fの量は、用途によって異なるであろう。
 いずれの場合も、第2の開口93は、気流源70のダクト90への取り付けに適応するように設計され得る。たとえば、ダクト90はプラスチックから作製されてよく、第2の開口93は、気流源70のハウジングを補完する形状の一体的または別個の部品であってよい。ブロワが気流源70として用いられる場合、たとえば、ダクト90は、90度のベンドを有さない直線状部であり得る。
 さらに、気流源70を受動冷却装置10から離れて位置付けることの別の利点は、ステム13の端面16が、上面29と同一平面上の位置、上面29より凹んだ位置、または上面29の外側に延出した位置を含む、ベイン21の上面29(図5の破線T―Tを参照)に対する位置を有し得るということである。端面16が上面29を超えて(すなわち、破線Tより上に)延出する場合、気流源70の遠隔位置決めにより、端面16およびステム13の一部が、ファンブレード77に接触する危険なしにダクト90内に延在することが可能になり、ステム13、ステムフィン24、およびステムスロットSSの面積が増大し、それによって、廃熱を除去するのに利用可能な面積が増大する。
 ステム13の端面16は、実質的に平面状の形状(図16aを参照)、傾斜状の形状(図16bを参照)、および弧状の形状(図16cを参照)を含むが、それらに限定されない形状を有することができる。
 図10bにおいて、ヒートマス11は、取り付け面19と部品50との間の直接接続により、部品50と熱的に連通している。すなわち、部品50は、取り付け面19に接続されている。あるいは、図13bにおいて、熱インタフェース材60が取り付け面19と接触しており、部品50が熱インタフェース材60と接触している。熱インタフェース材60は、ヒートマス11を部品50に熱的に接続するよう作用する。用途によっては、熱インタフェース材を用いることにより、部品50とヒートマス11との間の熱伝達の効率を増すことが望ましい場合がある。
 熱インタフェース材60に適した材料は、熱伝導性ペースト、熱伝導性グリース、シリコーン、パラフィン、グラファイト、コーティングされたアルミニウム(Al)箔、相転移材料、および炭素繊維を含むが、これらに限定されない。熱インタフェース材60は、取り付け面19および/または部品50に糊付けするか、接着剤で接着するか、またはスクリーン印刷することができる。
 受動冷却装置10を通る気流Fおよびヒートマス11からの廃熱除去は、ベイン21の一次スロットPに一体化されるステムスロットSSの数を事前選択することにより増減することができる。図11aおよび図11bにおいて、ステムスロットSSは一次スロットPのすべてとは一体にならない。例示のためにのみ、図11aおよび図11bのステムスロットSSは、一次スロットPと1つおきに一体になる。一方、本発明の別の実施形態では、図12aおよび図12bに示すように、ステムスロットSSは、すべての一次スロットPと一体になる。気流Fに接触する面積は、ステムスロットSSの数の増加により増大し、その結果、ステム13、ステムフィン24、およびヒートマス11からの放熱が改善される。ステム13に形成され得るステムスロットSSの数は、用いられる製造プロセスによって異なる。たとえば、ステムスロットSSが切断プロセスにより形成される場合、一次スロットPに合致するようにステム13において切断され得るステムスロットSSの数には上限がある。
 図13a〜図13cにおいて、ステム13は、軸Zの周りに対称的に位置付けられ、かつ端面16の内側に延在するステムキャビティ18を含み得る(図13cを参照)。ステムキャビティ18は、端面16に隣接するアパーチャ18’を含む。ステムスロットSSは、ステムキャビティ18と一体になり、気流FがステムスロットSSおよびアパーチャ18’を通ってステムキャビティ18に入り、かつ/またはステムキャビティ18から出る経路を提供して、ステムキャビティ18がステムスロットSSを通る気流Fに対する抵抗を低減するようにする(図13cの参照番号20を参照)。ステムキャビティ18の直径は、端面16が排除されてアパーチャ18’がダイバータ面15につながるようにされ得る(図13aおよび図13bを参照)。
 図14において、ステムキャビティ18の1つの利点は、ステムキャビティ18およびステムスロットSS内に第3の低圧領域C3が生成されることである。負気流FNは、一次スロットPおよびステムスロットSSを通して第3の吸気流N3を誘導するために作用し、第3の吸気流N3は、ステムスロットSSを通過してステムキャビティ18から出る。第3の吸気流N3は、ベイン21、フィン23、およびステム13から放熱する。
 負気流FNは、一次スロットPを通して第2の吸気流N2を誘導する。第2の吸気流N2は、キャビテーション部C1における第1の低圧領域を通過し、チャンバ30を出る。第2の吸気流N2は、ベイン21、ステム13、およびヒートマス11から放熱する。負気流FNは、二次スロットSを通して第1の吸気流N1を誘導するためにも作用する。第1の吸気流N1は、チャンバ30およびベイン21の上面29から出る。第1の吸気流N1は、ヒートマス11、ベイン21、およびフィン23から放熱する。
 図15において、ステムキャビティ18は、図9を参照して上述したように正気流FPを変更する。これは、第5の流れP5が、一次スロットPから出る前にステムスロットSSを通過するためである。第5の流れP5は、ステム13、ステムフィン24、ベイン21、およびヒートマス11から放熱する。第5の流れP5の一部は、一次スロットPから出る前に、キャビテーション部C1における第1の高圧領域を通過する。ステムキャビティ18は、第5の流れP5を増大させ、それによって、ステム13、ヒートマス11、およびベイン21からの熱除去を増大させる。
 図17aおよび図17bにおいて、ステムスロットSSは、軸Zに対してある向きを有し得る。図17aでは、ステムスロットSSは、ステムスロットSSおよび軸Zの両方に実質的に平行である線24aにより示されるように、実質的に軸Zと整列した向きを有する。
 これに対して、図17bでは、ステムスロットSSは、ステムスロットSSに実質的に平行であり、軸Zと角度θをなす線24bにより示されるように、軸Zに対して角度θの向きにある。
 ステムスロットSSを軸Zと整列させることの1つの利点は、気流の騒音が低減され、正気流FPが実質的に層流である気流Lである場合に気流の騒音がさらに低減されることである。一方、ステムスロットSSが軸Zに対して角度θにある場合、ステムスロットSSから一次スロットPおよび二次スロットSまでの正気流FPに対する抵抗が低減される。正気流FPに対する抵抗のこのような低減はまた、気流の騒音および空気の乱流を低減し、ステムフィン24、ベイン21、およびフィン23からの熱除去を改善する。
 図18において、一次スロットPおよび二次スロットSは、軸Zに対して、線Kで示されるように実質的に軸Zと整列した向きを有し得る。一次スロットPおよび二次スロットSを軸Zと整列させることの1つの利点は、気流F(正気流FPまたは負気流FN)が、気流Fに対する抵抗が最小である状態で、一次スロットPおよび二次スロットSを通過することである。結果として、気流の騒音が低減される。
 一方、一次スロットPおよび二次スロットSは、線21aで示されるように軸Zに対してある角度、つまり、一次スロットPおよび線23aの場合は角度β、二次スロットSの場合は角度Δにある、軸Zに対する向きを有し得る。角度βおよびΔは、同一の角度であってよく(すなわち、β=Δ)、または、互いに異なっていてもよい(すなわち、β≠Δ)。一次スロットPおよび二次スロットSを軸Zに対してある角度に向けることの1つの利点は、気流F(正気流FPまたは負気流FN)に濡らせる面積が増大して、ベイン21、フィン23、およびヒートマス11からの放熱を増大させることである。たとえば、DELTA(商標)AFB0812VHDファンでは、角度βおよびΔは約12度〜約14度である。一次スロットPおよび二次スロットSに角度をつける際には、面積の増大による気流の騒音の増大と放熱の増大とのバランスをとることが必要となろう。角度βおよびΔの実際値は、用途によって異なるであろう。
 ベース17の取り付け面19は、軸Zと角度αをなし得る。好ましくは、角度αは、部品50への取り付けを容易にするために、軸Zに垂直である(すなわち、α=90度)。ベース17は、ベースプレート101(図7aおよび図7bを参照)などの構造体への受動冷却装置10の取り付けを容易にするために、差込部分38および一対の対向したフラット28(図2および図4を参照)を任意に含み得る。ベースプレート101は、ベースプレート101をプリント基板またはチップキャリア(図示せず)に接続するための穴103を含み得る。たとえば、ねじなどのファスナが、ベースプレート101をチップキャリアまたはプリント基板に接続するために穴103に挿入され得る。ベースプレート101は、取り付け面19を部品50に接触させて位置付けて、部品50の熱がヒートマス11に熱的に伝達されるようにする。上述のように、熱インタフェース材60は、取り付け面19および/または部品50とともに任意に用いられ得る。
 受動冷却装置20に適した材料は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銅−真鍮、銀(Ag)、シリコン基板(Si)、MONEL(登録商標)製品、あるいは上述の材料の合金または組み合わせを含むが、これらに限定されない。ダクト90は、金属、ゴム、プラスチック、アスベスト、硬質の紙、およびTherma-coalを含むがそれらに限定されない材料から作製することができる。
 気流源70に適した部品は、市販の既製品のDC軸流ファン、マイクロブロワ、およびDC Slim Blower(DELTA(商標))を含むが、これらに限定されない。気流源70の立方フィート/分(CFM)単位での出力および気流源70により送出される気圧は、部品50から放散される熱エネルギーの総量によって決まる。部品50は、放熱するのが望ましく、ASIC、マイクロプロセッサ(μP)などの電子装置を含むがそれらに限定されない任意の装置であり得る。
 受動冷却装置10は、さまざまなプロセスを用いて製造され得る。たとえば、受動冷却装置10がアルミニウム(Al)からできている場合、算出量のアルミニウムが、受動冷却装置10の外部形状を形成するために鍛造され得る。受動冷却装置10は、ベース17および取り付け面19を形成するために機械加工され得る。次に、受動冷却装置10は、割出し台に締め付け固定され得、すり割鋸が、ベイン21、フィン23、およびステムフィン24を形成するために用いられ得る。すり割鋸の直径、すり割鋸の位置、およびすり割鋸の傾斜角は、ベイン21の谷径および軸Zに対するそれらの角度によって異なるであろう。すり割り加工プロセスの後、受動冷却装置10はバリ取りおよび脱脂され得る。受動冷却装置10を部品50に取り付けるためにベースプレート101(図7aおよび図7bを参照)を用いることが望ましい場合、好適なベースプレート101がベース17上に圧着され得る。圧力嵌めまたは摩擦嵌めが、ベースプレート101をベース17に固定接続するために用いられ得るか、または取り付け面19がクリンプされ得る。さらに、熱インタフェース材60は、受動冷却装置10を部品50に取り付ける前に、取り付け面19および/または部品50に塗布され得る。
 あるいは、受動冷却装置10は棒材から加工することができ、その後、ベイン21をヒートマス11に接合するためにブレージングプロセスが行われる。ステム13もまた、ブレージングプロセスを用いてヒートマス11に接合され得る。ベイン21およびステム13は、ヒートマス11に接合される前に予備製造することができ、二次スロットSは、ブレージングプロセス前にフィン23を画定するようにベイン21に予備形成され得る。
 好ましくは、受動冷却装置10のヒートマス11、ベース17、ステム13、ステムフィン24、ベイン21、およびフィン23は、一様に形成されたユニットである。
 本発明のいくつかの実施形態を開示および図示したが、本発明は、そのように説明および図示された部品の特定の形態または構成に限られない。本発明は、特許請求の範囲にのみ限定される。
本発明は、電子装置や電子装置の部品の効率的冷却に利用することができる。
本発明による受動冷却装置の外形図である。 本発明による受動冷却装置の底面外形図である。 本発明による受動冷却装置の上面外形図である。 本発明による受動冷却装置の側面図である。 図4のA−A線に沿った受動冷却装置の断面図である。 本発明による受動冷却装置のチャンバ内を見た平面図である。 図6aのE−E部の詳細図である。 本発明による受動冷却装置のダクトおよび気流源の外形図である。 本発明による受動冷却装置のダクトおよび気流源の外形図である。 本発明による受動冷却装置のダクトおよび気流源の側面図である。 本発明による、気流を導くダクトを示す断面図である。 本発明による受動冷却装置を通る負気流を示す断面図である。 本発明による受動冷却装置を通る正気流を示す断面図である。 本発明による受動冷却装置の平面図である。 図10aのC−C線に沿った受動冷却装置の断面図である。 本発明による、事前選択された数の一次スロットと一体になるステムスロットを示す平面図である。 図11aのF−F部の拡大平面図である。 本発明によるすべての一次スロットと一体になるステムスロットを示す平面図である。 図12aのG−G部の拡大平面図である。 本発明によるステムキャビティを含む受動冷却装置の平面図である。 図13aのC−C線に沿った本発明による受動冷却装置の断面図である。 図13aのC−C線に沿った本発明の受動冷却装置の部分拡大断面図である。 本発明によるステムキャビティでの受動冷却による負気流を示す断面図である。 本発明によるステムキャビティでの受動冷却による正気流を示す断面図である。 本発明によるステムの実質的に平面状の形状を有する端面を示す断面図である。 本発明によるステムの実質的に傾斜状の形状を有する端面を示す断面図である。 本発明によるステムの実質的に弧状の形状を有する端面を示す断面図である。 本発明による、実質的に軸と整列したステムスロットを有するステムを示す側面図である。 本発明による、実質的に軸とある角度をなす向きにされたステムスロットを有するステムを示す側面図である。 本発明による受動冷却装置の軸と実質的に整列した向きおよび角度をなす向きにある一次および二次スロットを示す側面図である。
符号の説明
 10 受動冷却装置
 11 ヒートマス
 13 ステム
 15 ダイバータ面
 16 端面
 17 熱伝導ベース
 19 取り付け面
 21 ベイン
 22 内壁
 23 フィン
 24 ステムフィン
 25 第1の非平面部分
 26 第1の中間部分
 27 第2の非平面部分
 29 上面
 30 チャンバ
 32 外壁
 33 第3の非平面部分
 35 第2の中間部分
 50 部品
 70 気流源
 90 ダクト
 91 第1の開口
 93 第2の開口
 C1 キャビテーション部
 F  気流
 P  一次スロット
 S  二次スロット
 SS ステムスロット

Claims (20)

  1. 部品から放熱するための受動冷却装置であって、
     ヒートマスと、
     該ヒートマスに接続されて該ヒートマスの外側に延出し、該ヒートマスの軸の周りに対称的に位置付けられるステムであって、ダイバータ面、端面、および前記ヒートマスまで延在するステムスロットを間に画定するように離間して配置される複数のステムフィンを含むステムと、
     前記ヒートマスに接続され、前記部品を前記ヒートマスに熱的に接続するようになっている取り付け面を含む熱伝導ベースと、
     前記ヒートマスに接続され、前記ヒートマスまで延在する一次スロットを間に画定するように離間して配置される複数のベインであって、それぞれが、複数のフィンを画定するように該ベインの一部を通って延在する少なくとも1つの二次スロット、上面、および前記ステムから延在して第1の中間部分で終端する第1の非平面部分を含む内壁を含み、前記第1の中間部分は、前記上面で終端する第2の非平面部分まで延在し、すべての前記ベインの内壁は、前記ステムを包囲するチャンバを画定し、かつ前記第1の非平面部分と前記ステムとの間にキャビテーション部を含んでいるベインと、
     前記熱伝導ベースから延在して、前記上面で終端する第2の中間部分で終端する第3の非平面部分を含む外壁と、
     気流を発生させる気流源と、
     該気流源と該受動冷却装置との間に前記気流を導くダクトであって、前記上面に隣接して位置付けられる第1の開口、および前記気流源に接続されるようになっている第2の開口を含むダクトとを備え、
      前記ヒートマス、前記ステム、前記ステムフィン、前記フィン、および前記ベインを通過して、前記ステムスロット、前記一次スロット、および前記二次スロットを流れる前記気流により、前記部品から放熱することを特徴とする受動冷却装置。
  2. 前記気流は、前記キャビテーション部において第1の低圧領域を生成するために作用する負気流であり、前記第1の低圧領域は、前記一次スロットおよび前記ステムスロットを通る第1の吸気流を含み、前記負気流は、前記第1の吸気流が前記ステムスロットを流れるように誘導する、該ステムスロットにおける第2の低圧領域を生成するために作用し、前記負気流は、第2の吸気流が前記一次スロットおよび前記二次スロットを通るように誘導するために作用することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  3. 前記負気流は、実質的に前記軸と整列する実質的に層流である気流であることを特徴とする、請求項2に記載の受動冷却装置。
  4. 前記気流は、前記キャビテーション部において第1の高圧領域を生成するために作用する正気流であり、該正気流は、前記一次スロットおよび前記二次スロットを通過する第1の流れ、前記第2の非平面部分からそれて前記一次スロットから出る第2の気流、前記チャンバに入り前記一次スロットから出る第3の気流、前記ダイバータ面からそれて前記一次スロットから出る第4の気流、および前記ステムスロットを通過して前記一次スロットから出る第5の気流を含み、前記第1、第2、第3、第4、および第5の気流の一部は前記第1の低圧領域を通過することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  5. 前記正気流は、実質的に前記軸と整列する実質的に層流であることを特徴とする、請求項4に記載の受動冷却装置。
  6. 前記ヒートマスは、前記取り付け面と前記部品との間の直接接続により、該部品に熱的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  7. 前記取り付け面に接続され、前記ヒートマスを前記部品に熱的に接続するために作用する熱インタフェース材をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  8. 前記第1の非平面部分、前記第2の非平面部分、および前記第3の非平面部分のうちの選択された1つまたは複数は、弧状の外形、傾斜状の外形、ならびに弧状および傾斜状の外形の組み合わせからなる群から選択される外形を含むことを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  9. 前記内壁の前記第1の中間部分、および前記外壁の前記第2の中間部分のうちの選択された1つまたは複数は、実質的に平面状の外形、傾斜状の外形、弧状の外形、ならびに実質的に平面状、弧状、および傾斜状の外形の組み合わせからなる群から選択される外形を含むことを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  10. 前記気流源は、専用ファン、システムファン、専用ブロワ、およびシステムブロワからなる群から選択される源であることを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  11. 前記ステムスロットは、前記ベインの前記一次スロットのすべてとは一体にならないことを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  12. 前記ステムスロットは、前記ベインの前記一次スロットのすべてと一体になることを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  13. 前記ステムの前記端面は、前記ベインの前記上面に対して、前記ベインの前記上面と実質的に同一平面上の位置、前記ベインの前記上面(29)より凹んだ位置、および前記ベイン(21)の前記上面(29)の外側に延出した位置からなる群から選択される位置を有することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  14. 前記端面は、実質的に平面状の形状、傾斜状の形状、および弧状の形状からなる群から選択される形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  15. 前記ステムは、前記軸の周りに対称に配置され、前記端面の内側に延出し、該端面に隣接したアパーチャを含むステムキャビティを含み、前記ステムスロットは、前記ステムキャビティと一体になり、該ステムキャビティは、前記ステムスロットを通る前記気流に対する抵抗を低減するために作用することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  16. 前記フィンの前記二次スロットは、前記ヒートマスまで延在することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  17. 前記ステムスロットは、実質的に前記軸と整列した向きおよび前記軸に対して角度をなす向きからなる群から選択される、前記軸に対する向きを有することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  18. 前記一次スロットおよび前記二次スロットは、実質的に前記軸と整列した向きおよび前記軸に対してある角度にある向きからなる群から選択される、前記軸に対する向きを有することを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  19. 前記ダクトの前記第1の開口は、前記外壁の部分dと接触していることを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
  20. 前記ヒートマス、前記ベース、前記ステム、前記ステムフィン、前記ベイン、および前記フィンは、一様に形成されたユニットであることを特徴とする、請求項1に記載の受動冷却装置。
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