JP2004102830A - 医療情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療機関において複数のX線検査装置にそれぞれ受診者を割り当て、検査を実施、実施進行を管理する医療情報管理システムで受診者の待ち時間を平均化する。
【解決手段】受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、検査予約進行データベース内の情報更新時、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、検査予約進行データベース内の情報更新時、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院において複数のX線検査装置に対して受診者を割り当て、かつ現在の割り当て状況を受診者に提供する医療情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
病院,医院などの医療機関において、成人病検診,健康診断,人間ドックと呼ばれる各種検査が行われている。前記挙げた各種検査の中で医療機関は多数の受診者を対象にしてX線撮影による検査行うが、複数のX線検査装置が設置された医療機関においては受診者が複数のX線検査装置のどれによって検査を受診すべきかを決定し、X線検査装置に対して受診者を割り当てる処理を行っている。従来において受診者の割り当ては、受付時に固定的な順序に沿って受診者の検査装置を割り当てる、あるいは現在の検査装置の予約人数によって予約人数が少ない検査装置に割り当てるといった方法でX線検査装置に対する受診者を割り当てる処理を行っている。また、複数のX線検査装置のうち、少なくとも1つの検査装置が使用できなくなった場合に、該X線検査装置に予約された受診者はその他のX線検査装置に対して、現在割り当てられている受診者以降に割り当てる処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例において、次のような問題がある。
【0004】
固定的な順序で検査装置が割り当てられると、受診者によって撮影枚数の多い人と少ない人がいるため、現在検査を待っている受診者の撮影枚数によって各検査装置に同一人数を割り当てると検査装置ごとの待ち時間に違いが発生する。このため割り当て時にあらかじめ検査を待つ人数と撮影数を勘案して検査装置への受診者割り当てを行うことも考えられるが、検査を行う時点で撮影部位数を増やす、あるいは撮影時間の差によって検査時間が変わってしまうため、検査装置ごとの待ち時間に違いが生じてしまい、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされてしまうという問題が生じる。さらには少なくとも1つのX線検査装置が使用不能になった場合には、該X線検査装置に割り当てられている受診者は他のX線検査装置に現在割り当てられている受診者以降に割り当てられ、待ち時間が増大するという問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、第1の目的は上記従来例において複数の受診者を複数のX線検査装置によって検査実施する場合に、各X線検査装置に割り当てられた受診者の待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされる事のない医療情報管理システムを提供することであり、第2の目的は、上記従来例において複数の受診者を複数のX線検査装置によって検査実施する場合に、少なくとも1台のX線検査装置が使用不能となった場合に該X線検査装置に割り当てられた受診者と他のX線検査装置に割り当てられた受診者との待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされる事のない医療情報管理システムを提供することである。
【0006】
上記第1の目的は、受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムであって、検査予約進行データベース内の情報更新時、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって達成される。
【0007】
また上記第2の目的は受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの使用不能を示す通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、複数のX線検査装置の内、少なくとも1台のX線検査装置からの使用不能を示す通知を受診した場合に検査予約進行データベース内の情報更新を行い、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は本発明を実施した医療情報管理システム(以下システムと示す)の全体構成を示した図である。システムは受診者と各受診者の検査までの待ち時間を管理するホストシステム1と受診者情報を入力する入力装置4、各受診者の待ち時間情報を表示するための情報表示装置5、および複数のX線検査装置6から構成される。ホストシステム1は受診者情報と各受診者が受診すべきX線検査装置および各受診者の受診までの待ち時間を格納する検査予約進行データベース3と入力装置4から入力された受信者情報と現在検査予約進行データベース3に格納されている情報から受診者情報と各受診者が受診すべきX線検査装置および各受診者の受診までの待ち時間を更新し、検査予約進行データベース3に格納するホストコンピュータ2から構成される。X線検査装置6はホストシステム1に接続され、検査すべき受信者情報をホストシステム1内のホストコンピュータ2から受信し、受信した受信者情報を元に検査を行い、検査終了時点で検査終了をホストコンピュータ2に通知する。
【0010】
図2はシステムに受診者が登録される場合の処理を示すフローチャートを示し、図2および図3を用いてシステムに受診者が登録される場合の動作を説明する。図2、101において新たな受診者情報が入力装置4から入力されると、102で入力された受診者の受診X線検査装置、受診までの待ち時間を検査予約進行データベース内の情報を元に計算する。図3に検査予約進行データベース内の格納情報の例を示す。図3を用いて待ち時間計算処理102を説明する。図3に示す予約検査室欄の検査室には各検査室に対して1台のX線検査装置が設置されているとし、図1との関連ではX線検査装置6と検査室が1:1に対応するとする。図3の7に示す受診者データが検査予約進行データベースに格納されていた場合に8で示す新しい受診者が受け付けられると7の予約検査室、および予定待ち時間を走査し、予約検査室欄の各検査室に対して割り付けられている最大の予定待ち時間を比較し、予定待ち時間が最短の検査室を受け付けた受診者に割り当てるとともに、予定待ち時間として受診者を割り当てた予約検査室の現在の最大予定待ち時間に1検査の平均検査時間を加算したものを割り当てる。図3の例では検査室1および検査室2が存在し、各検査室の最大予定待ち時間が検査室2が25分、検査室1が30分となっているので待ち時間が最短である検査室2に受付受診者を割り当てる。また、予定待ち時間については、図3の例では1検査の平均検査時間を5分と定義し、25分に5分を加えた30分とする。なお、各検査室の最大予定待ち時間が同一であった場合にはあらかじめ定義した検査室の優先順位に沿って検査室を割り当てる処理が行われる。図2の待ち時間計算処理102を行った後、受付受診者情報と予約検査室、および予定待ち時間を検査予約進行データベース3に登録する(図2の103)。次に登録した内容を元に情報表示装置5の表示内容を更新する。更新後の情報表示装置5の表示内容例を図4に示す。図4においては受診者のプライバシー保護の観点から受信者名を表示せず、受診番号と各受診者の予約検査室と予定待ち時間を表示するよう構成している。以上の処理によって受診者の受付処理が終了する。
【0011】
次に受診者の検査終了に伴うX線検査装置6からの終了通知受け取り時の処理について図5を用いて説明する。図5の105においてX線検査装置6からの終了通知を受診すると、106において検査予約進行データベース3から検査終了者の情報を削除する。次に107において検査予約進行データベース3内に格納されている受診者情報の予定待ち時間を更新する。予定待ち時間の更新を行った後、検査予約進行データベース3から次の受診者の受付番号と予定待ち時間を取得する。次に109において、検査予約進行データベース3上の108で取得した受診者の次受診者情報と108で取得した受診者情報を比較し、次の受診者との差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に、110で検査予約進行データベース3上の108で取得した受診者情報以降の全受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新後、112で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。109の比較処理で条件に合致しない場合には111ですべての受診者情報に対して処理を行ったかを検査し、すべての受診者情報に対して処理を行った場合に112で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。全ての受診者情報に対して処理を行っていない場合には108以降の処理を繰り返す。110における予約検査室、予定待ち時間の更新処理は、108で取得した受診者情報以降の情報について予約検査室および予定待ち時間の情報を消去し、予約検査室および予定待ち時間の情報を消去した情報に対して受付番号の順に図2の待ち時間計算処理102と同様の処理を行うことによって予約検査室、予定待ち時間の情報を求めることで処理を行う。
【0012】
図6および図7を例にとり、具体的に予約検査室情報の入れ替え処理について説明する。図6は図5に示す処理106までを行った検査予約進行データベース3の内容例であり処理108以降は行われていない状態である。図7は図6の内容に対して図5の処理108以降を実施した結果の検査予約進行データベース3の内容例である。図6に示す情報に対して処理108以降を実施すると、受付番号10と受付番号11の間で処理109に示す条件に合致する。すなわち受付番号10と受付番号11の予定待ち時間の差がマイナスであり、予定待ち時間の差が10分となり、1検査の平均時間5分を超えている。このため、図5の処理110によって受付番号10以降の情報について予約検査室、予定待ち時間の更新処理が行われる。このとき、受付番号10以降の予定待ち時間を消去した状態で検査室1の最大予定待ち時間が0分であり検査室2の最大予定待ち時間が10分になっている。この状態で図2の待ち時間計算処理102を受付番号10以降の情報に行うと、受付番号10の情報については最大予定待ち時間が0分である検査室1に予約され、予定待ち時間は現在の待ち時間0に1検査の平均検査時間5分を加算して5分となる。以降受付番号11以降について同様の処理を行うことによって、図7に示すように検査予約進行データベース3の内容が更新される。図8に予約検査室および予定待ち時間情報更新処理を行った結果を情報表示装置5に表示した表示例を示す。
【0013】
以上の処理によって検査予約進行データベース3内の個々の受診者の予定待ち時間が変更されることによって特定の検査室に予約された受診者の予定待ち時間が他の検査室に予約された受診者の予定待ち時間よりも長くなる問題を解決できる。
【0014】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では図5の109において、検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者の次受診者情報と108で取得した受診者情報を比較し、次の受診者との差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に、110で検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者情報以降の全受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新しているが、その結果として、図6、図7の例では、受付番号10の受診者の予定待ち時間が15分であったものが5分に変更になっている。待ち時間の更新処理が行われる前までは受付番号10の受診者の予定待ち時間は15分なので、15分の間で出かけてしまうことも考えられ、その場合、待ち時間の更新処理によって待ち時間が短縮されたにもかかわらず、受付番号10の受診者が検査を受けるまでは検査室1のX線検査装置が空いているにもかかわらず検査を実施することができず、検査の効率が低下することが考えられる。
【0015】
このため、109の比較処理の条件として、108で取得した受診者と次の受診者との予定待ち時間の差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に加えて検査予約進行データベース3内で比較対象の受診者よりも前に登録されている受診者の予定待ち時間の最大値があらかじめ決定している時間以上である場合に110の処理を行い、検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者以降の受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新することも可能である。
【0016】
図9および図10は、あらかじめ決定している時間を15分として本実施実施形態の検査予約進行データベース3内受診者情報の更新処理を実施した例を示しており、受付番号16以降の受診者に対して予約検査室および予定待ち時間情報を更新している。図11は図10に示す検査予約進行データベース3内受診者情報の更新処理を実施した結果を情報表示装置5に表示した表示例である。
【0017】
本実施形態においてはあらかじめ決定している時間以内の予定待ち時間を有する受診者の予定待ち時間を変化させることがないため、受診者受付時に受診者に対してあらかじめ決定している時間および、該時間に受診者が自分の予定待ち時間を確認することを案内することで、該時間に受診者が確認した予定待ち時間は以降本実施形態における図5の109、110に示す比較、および予約検査室および予定待ち時間情報更新処理による変更は発生せず確定しているために、受診者は確認した予定待ち時間を元に受診を待つことができ、検査の効率が低下することを防ぐことができる。
【0018】
(第3の実施の形態)
本発明における第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステムの全体構成は第1の実施形態に示した図1と同様のものである。図14はX線検査装置6からの使用不能を示す通知を受信した場合のシステムの動作を示すフローチャートであり、図14を用いて本実施形態におけるシステムの動作を説明する。
【0019】
図14の113においてX線検査装置6からの使用不能を示す通知を受信すると、114において検査予約進行データベース3内に格納されている受診者情報の予定待ち時間を更新する。予定待ち時間の更新を行った後、115で検査予約進行データベース3上の全ての受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新後、116で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。115における予約検査室、予定待ち時間の更新処理は、検査予約進行データベース3内の全ての受診者情報について予約検査室および予定待ち時間の情報を消去し、予約検査室および予定待ち時間の情報を消去した情報に対して受付番号の順に図2の待ち時間計算処理102と同様の処理を行うことによって予約検査室、予定待ち時間の情報を求めることで処理を行う。このとき、受診者の検査予約進行データベース3への登録処理では使用不能を示す通知を受信したX線検査装置以外のX線検査装置に対して受診者の登録を行う。
【0020】
図12および図13を例にとり、具体的に予約検査室情報の入れ替え処理について説明する。図12、および図13においては、予約検査室欄の各検査室に対して1台のX線検査装置が割り当てられているとする。図12は図14に示す処理114までを行った検査予約進行データベース3の内容例であり処理115以降は行われていない状態である。図13は図14の処理113で検査室2のX線検査装置から使用不能を示す通知を受信した場合に、図12の内容に対して図14の処理115以降を実施した結果の検査予約進行データベース3の内容例である。図12に示す情報に対して処理115以降を実施すると、受付番号1以降の情報について予約検査室、予定待ち時間の更新処理が行われる。このとき、受付番号1以降の予約検査室、予定待ち時間を消去した状態で検査室1の最大予定待ち時間が0分であり検査室3の最大予定待ち時間が0分になっている。また検査室2についてはX線検査装置から使用不能を示す通知を受信したため、受診者の登録作業を行わない。この状態で図2の待ち時間計算処理102を受付番号1以降の情報に行うと、受付番号1の情報については最大予定待ち時間が0分である検査室1に予約され、予定待ち時間は現在の待ち時間0に1検査の平均検査時間5分を加算して5分となる。以降受付番号2以降について同様の処理を行うことによって、図13に示すように検査予約進行データベース3の内容が更新される。図15に予約検査室および予定待ち時間情報更新処理を行った場合の情報表示装置5の表示例を示す。
【0021】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0022】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0023】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0024】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0025】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0026】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0027】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0028】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0029】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、検査予約進行データベース内の情報更新時に次受診者と次々受診者との待ち時間の差が1検査の平均時間を超えた場合に次受診者以降の予約X線検査装置を入れ替えることによって各受診者の待ち時間を平均化し、特定の受診者の待ち時間が長くなることを防止し、受診者へのサービスが向上するという効果がある。
【0031】
また本発明によれば受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの使用不能を示す通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、複数のX線検査装置の内、少なくとも1台のX線検査装置からの使用不能を示す通知を受信した場合に検査予約進行データベース内の情報更新を行い、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって使用不能となったX線検査装置に割り当てられた受診者と他のX線検査装置に割り当てられた受診者との待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも待ち時間が長くなることを防止し、受診者へのサービスが向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した医療情報管理システムの全体構成を示した図である。
【図2】システムに受診者が登録される場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】新たな受診者が登録される前の検査予約進行データベースの内容と登録される受診者情報を示した図である。
【図4】実施形態1における新たな受診者が登録された後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図5】実施形態1における受診者の検査終了に伴うX線検査装置からの終了通知受け取り時の処理を示すフローチャートである。
【図6】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図7】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図8】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図9】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図10】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図11】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図12】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図13】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図14】X線検査装置からの使用不能を示す通知を受信した場合のシステムの動作を示すフローチャートである。
【図15】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 受診者と各受診者の検査までの待ち時間を管理するホストシステム
2 ホストコンピュータ
3 検査予約進行データベース
4 受診者情報入力装置
5 受診者情報表示装置
6 X線検査装置
7 検査予約進行データベースの登録内容
8 新規登録受診者情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院において複数のX線検査装置に対して受診者を割り当て、かつ現在の割り当て状況を受診者に提供する医療情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
病院,医院などの医療機関において、成人病検診,健康診断,人間ドックと呼ばれる各種検査が行われている。前記挙げた各種検査の中で医療機関は多数の受診者を対象にしてX線撮影による検査行うが、複数のX線検査装置が設置された医療機関においては受診者が複数のX線検査装置のどれによって検査を受診すべきかを決定し、X線検査装置に対して受診者を割り当てる処理を行っている。従来において受診者の割り当ては、受付時に固定的な順序に沿って受診者の検査装置を割り当てる、あるいは現在の検査装置の予約人数によって予約人数が少ない検査装置に割り当てるといった方法でX線検査装置に対する受診者を割り当てる処理を行っている。また、複数のX線検査装置のうち、少なくとも1つの検査装置が使用できなくなった場合に、該X線検査装置に予約された受診者はその他のX線検査装置に対して、現在割り当てられている受診者以降に割り当てる処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例において、次のような問題がある。
【0004】
固定的な順序で検査装置が割り当てられると、受診者によって撮影枚数の多い人と少ない人がいるため、現在検査を待っている受診者の撮影枚数によって各検査装置に同一人数を割り当てると検査装置ごとの待ち時間に違いが発生する。このため割り当て時にあらかじめ検査を待つ人数と撮影数を勘案して検査装置への受診者割り当てを行うことも考えられるが、検査を行う時点で撮影部位数を増やす、あるいは撮影時間の差によって検査時間が変わってしまうため、検査装置ごとの待ち時間に違いが生じてしまい、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされてしまうという問題が生じる。さらには少なくとも1つのX線検査装置が使用不能になった場合には、該X線検査装置に割り当てられている受診者は他のX線検査装置に現在割り当てられている受診者以降に割り当てられ、待ち時間が増大するという問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、第1の目的は上記従来例において複数の受診者を複数のX線検査装置によって検査実施する場合に、各X線検査装置に割り当てられた受診者の待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされる事のない医療情報管理システムを提供することであり、第2の目的は、上記従来例において複数の受診者を複数のX線検査装置によって検査実施する場合に、少なくとも1台のX線検査装置が使用不能となった場合に該X線検査装置に割り当てられた受診者と他のX線検査装置に割り当てられた受診者との待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも長時間待たされる事のない医療情報管理システムを提供することである。
【0006】
上記第1の目的は、受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムであって、検査予約進行データベース内の情報更新時、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって達成される。
【0007】
また上記第2の目的は受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの使用不能を示す通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、複数のX線検査装置の内、少なくとも1台のX線検査装置からの使用不能を示す通知を受診した場合に検査予約進行データベース内の情報更新を行い、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は本発明を実施した医療情報管理システム(以下システムと示す)の全体構成を示した図である。システムは受診者と各受診者の検査までの待ち時間を管理するホストシステム1と受診者情報を入力する入力装置4、各受診者の待ち時間情報を表示するための情報表示装置5、および複数のX線検査装置6から構成される。ホストシステム1は受診者情報と各受診者が受診すべきX線検査装置および各受診者の受診までの待ち時間を格納する検査予約進行データベース3と入力装置4から入力された受信者情報と現在検査予約進行データベース3に格納されている情報から受診者情報と各受診者が受診すべきX線検査装置および各受診者の受診までの待ち時間を更新し、検査予約進行データベース3に格納するホストコンピュータ2から構成される。X線検査装置6はホストシステム1に接続され、検査すべき受信者情報をホストシステム1内のホストコンピュータ2から受信し、受信した受信者情報を元に検査を行い、検査終了時点で検査終了をホストコンピュータ2に通知する。
【0010】
図2はシステムに受診者が登録される場合の処理を示すフローチャートを示し、図2および図3を用いてシステムに受診者が登録される場合の動作を説明する。図2、101において新たな受診者情報が入力装置4から入力されると、102で入力された受診者の受診X線検査装置、受診までの待ち時間を検査予約進行データベース内の情報を元に計算する。図3に検査予約進行データベース内の格納情報の例を示す。図3を用いて待ち時間計算処理102を説明する。図3に示す予約検査室欄の検査室には各検査室に対して1台のX線検査装置が設置されているとし、図1との関連ではX線検査装置6と検査室が1:1に対応するとする。図3の7に示す受診者データが検査予約進行データベースに格納されていた場合に8で示す新しい受診者が受け付けられると7の予約検査室、および予定待ち時間を走査し、予約検査室欄の各検査室に対して割り付けられている最大の予定待ち時間を比較し、予定待ち時間が最短の検査室を受け付けた受診者に割り当てるとともに、予定待ち時間として受診者を割り当てた予約検査室の現在の最大予定待ち時間に1検査の平均検査時間を加算したものを割り当てる。図3の例では検査室1および検査室2が存在し、各検査室の最大予定待ち時間が検査室2が25分、検査室1が30分となっているので待ち時間が最短である検査室2に受付受診者を割り当てる。また、予定待ち時間については、図3の例では1検査の平均検査時間を5分と定義し、25分に5分を加えた30分とする。なお、各検査室の最大予定待ち時間が同一であった場合にはあらかじめ定義した検査室の優先順位に沿って検査室を割り当てる処理が行われる。図2の待ち時間計算処理102を行った後、受付受診者情報と予約検査室、および予定待ち時間を検査予約進行データベース3に登録する(図2の103)。次に登録した内容を元に情報表示装置5の表示内容を更新する。更新後の情報表示装置5の表示内容例を図4に示す。図4においては受診者のプライバシー保護の観点から受信者名を表示せず、受診番号と各受診者の予約検査室と予定待ち時間を表示するよう構成している。以上の処理によって受診者の受付処理が終了する。
【0011】
次に受診者の検査終了に伴うX線検査装置6からの終了通知受け取り時の処理について図5を用いて説明する。図5の105においてX線検査装置6からの終了通知を受診すると、106において検査予約進行データベース3から検査終了者の情報を削除する。次に107において検査予約進行データベース3内に格納されている受診者情報の予定待ち時間を更新する。予定待ち時間の更新を行った後、検査予約進行データベース3から次の受診者の受付番号と予定待ち時間を取得する。次に109において、検査予約進行データベース3上の108で取得した受診者の次受診者情報と108で取得した受診者情報を比較し、次の受診者との差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に、110で検査予約進行データベース3上の108で取得した受診者情報以降の全受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新後、112で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。109の比較処理で条件に合致しない場合には111ですべての受診者情報に対して処理を行ったかを検査し、すべての受診者情報に対して処理を行った場合に112で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。全ての受診者情報に対して処理を行っていない場合には108以降の処理を繰り返す。110における予約検査室、予定待ち時間の更新処理は、108で取得した受診者情報以降の情報について予約検査室および予定待ち時間の情報を消去し、予約検査室および予定待ち時間の情報を消去した情報に対して受付番号の順に図2の待ち時間計算処理102と同様の処理を行うことによって予約検査室、予定待ち時間の情報を求めることで処理を行う。
【0012】
図6および図7を例にとり、具体的に予約検査室情報の入れ替え処理について説明する。図6は図5に示す処理106までを行った検査予約進行データベース3の内容例であり処理108以降は行われていない状態である。図7は図6の内容に対して図5の処理108以降を実施した結果の検査予約進行データベース3の内容例である。図6に示す情報に対して処理108以降を実施すると、受付番号10と受付番号11の間で処理109に示す条件に合致する。すなわち受付番号10と受付番号11の予定待ち時間の差がマイナスであり、予定待ち時間の差が10分となり、1検査の平均時間5分を超えている。このため、図5の処理110によって受付番号10以降の情報について予約検査室、予定待ち時間の更新処理が行われる。このとき、受付番号10以降の予定待ち時間を消去した状態で検査室1の最大予定待ち時間が0分であり検査室2の最大予定待ち時間が10分になっている。この状態で図2の待ち時間計算処理102を受付番号10以降の情報に行うと、受付番号10の情報については最大予定待ち時間が0分である検査室1に予約され、予定待ち時間は現在の待ち時間0に1検査の平均検査時間5分を加算して5分となる。以降受付番号11以降について同様の処理を行うことによって、図7に示すように検査予約進行データベース3の内容が更新される。図8に予約検査室および予定待ち時間情報更新処理を行った結果を情報表示装置5に表示した表示例を示す。
【0013】
以上の処理によって検査予約進行データベース3内の個々の受診者の予定待ち時間が変更されることによって特定の検査室に予約された受診者の予定待ち時間が他の検査室に予約された受診者の予定待ち時間よりも長くなる問題を解決できる。
【0014】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では図5の109において、検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者の次受診者情報と108で取得した受診者情報を比較し、次の受診者との差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に、110で検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者情報以降の全受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新しているが、その結果として、図6、図7の例では、受付番号10の受診者の予定待ち時間が15分であったものが5分に変更になっている。待ち時間の更新処理が行われる前までは受付番号10の受診者の予定待ち時間は15分なので、15分の間で出かけてしまうことも考えられ、その場合、待ち時間の更新処理によって待ち時間が短縮されたにもかかわらず、受付番号10の受診者が検査を受けるまでは検査室1のX線検査装置が空いているにもかかわらず検査を実施することができず、検査の効率が低下することが考えられる。
【0015】
このため、109の比較処理の条件として、108で取得した受診者と次の受診者との予定待ち時間の差がマイナスであり、かつ2つの情報の予定待ち時間の差が1検査の平均時間を超えている場合に加えて検査予約進行データベース3内で比較対象の受診者よりも前に登録されている受診者の予定待ち時間の最大値があらかじめ決定している時間以上である場合に110の処理を行い、検査予約進行データベース3内の108で取得した受診者以降の受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新することも可能である。
【0016】
図9および図10は、あらかじめ決定している時間を15分として本実施実施形態の検査予約進行データベース3内受診者情報の更新処理を実施した例を示しており、受付番号16以降の受診者に対して予約検査室および予定待ち時間情報を更新している。図11は図10に示す検査予約進行データベース3内受診者情報の更新処理を実施した結果を情報表示装置5に表示した表示例である。
【0017】
本実施形態においてはあらかじめ決定している時間以内の予定待ち時間を有する受診者の予定待ち時間を変化させることがないため、受診者受付時に受診者に対してあらかじめ決定している時間および、該時間に受診者が自分の予定待ち時間を確認することを案内することで、該時間に受診者が確認した予定待ち時間は以降本実施形態における図5の109、110に示す比較、および予約検査室および予定待ち時間情報更新処理による変更は発生せず確定しているために、受診者は確認した予定待ち時間を元に受診を待つことができ、検査の効率が低下することを防ぐことができる。
【0018】
(第3の実施の形態)
本発明における第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステムの全体構成は第1の実施形態に示した図1と同様のものである。図14はX線検査装置6からの使用不能を示す通知を受信した場合のシステムの動作を示すフローチャートであり、図14を用いて本実施形態におけるシステムの動作を説明する。
【0019】
図14の113においてX線検査装置6からの使用不能を示す通知を受信すると、114において検査予約進行データベース3内に格納されている受診者情報の予定待ち時間を更新する。予定待ち時間の更新を行った後、115で検査予約進行データベース3上の全ての受診者情報の予約検査室および予定待ち時間情報を更新後、116で情報表示装置5の表示情報を更新して処理を終了する。115における予約検査室、予定待ち時間の更新処理は、検査予約進行データベース3内の全ての受診者情報について予約検査室および予定待ち時間の情報を消去し、予約検査室および予定待ち時間の情報を消去した情報に対して受付番号の順に図2の待ち時間計算処理102と同様の処理を行うことによって予約検査室、予定待ち時間の情報を求めることで処理を行う。このとき、受診者の検査予約進行データベース3への登録処理では使用不能を示す通知を受信したX線検査装置以外のX線検査装置に対して受診者の登録を行う。
【0020】
図12および図13を例にとり、具体的に予約検査室情報の入れ替え処理について説明する。図12、および図13においては、予約検査室欄の各検査室に対して1台のX線検査装置が割り当てられているとする。図12は図14に示す処理114までを行った検査予約進行データベース3の内容例であり処理115以降は行われていない状態である。図13は図14の処理113で検査室2のX線検査装置から使用不能を示す通知を受信した場合に、図12の内容に対して図14の処理115以降を実施した結果の検査予約進行データベース3の内容例である。図12に示す情報に対して処理115以降を実施すると、受付番号1以降の情報について予約検査室、予定待ち時間の更新処理が行われる。このとき、受付番号1以降の予約検査室、予定待ち時間を消去した状態で検査室1の最大予定待ち時間が0分であり検査室3の最大予定待ち時間が0分になっている。また検査室2についてはX線検査装置から使用不能を示す通知を受信したため、受診者の登録作業を行わない。この状態で図2の待ち時間計算処理102を受付番号1以降の情報に行うと、受付番号1の情報については最大予定待ち時間が0分である検査室1に予約され、予定待ち時間は現在の待ち時間0に1検査の平均検査時間5分を加算して5分となる。以降受付番号2以降について同様の処理を行うことによって、図13に示すように検査予約進行データベース3の内容が更新される。図15に予約検査室および予定待ち時間情報更新処理を行った場合の情報表示装置5の表示例を示す。
【0021】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0022】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0023】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0024】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0025】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0026】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0027】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0028】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0029】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、検査予約進行データベース内の情報更新時に次受診者と次々受診者との待ち時間の差が1検査の平均時間を超えた場合に次受診者以降の予約X線検査装置を入れ替えることによって各受診者の待ち時間を平均化し、特定の受診者の待ち時間が長くなることを防止し、受診者へのサービスが向上するという効果がある。
【0031】
また本発明によれば受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの使用不能を示す通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、複数のX線検査装置の内、少なくとも1台のX線検査装置からの使用不能を示す通知を受信した場合に検査予約進行データベース内の情報更新を行い、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることによって使用不能となったX線検査装置に割り当てられた受診者と他のX線検査装置に割り当てられた受診者との待ち時間を平均化し、特定の検査装置に割り当てられた受診者が他の検査装置に割り当てられた受診者よりも待ち時間が長くなることを防止し、受診者へのサービスが向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した医療情報管理システムの全体構成を示した図である。
【図2】システムに受診者が登録される場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】新たな受診者が登録される前の検査予約進行データベースの内容と登録される受診者情報を示した図である。
【図4】実施形態1における新たな受診者が登録された後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図5】実施形態1における受診者の検査終了に伴うX線検査装置からの終了通知受け取り時の処理を示すフローチャートである。
【図6】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図7】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図8】実施形態1における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図9】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図10】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図11】実施形態2における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【図12】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行う前の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図13】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行った後の検査予約進行データベースの内容例を示す図である。
【図14】X線検査装置からの使用不能を示す通知を受信した場合のシステムの動作を示すフローチャートである。
【図15】実施形態3における受診X線装置入れ替え処理を行った後の情報表示装置への表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 受診者と各受診者の検査までの待ち時間を管理するホストシステム
2 ホストコンピュータ
3 検査予約進行データベース
4 受診者情報入力装置
5 受診者情報表示装置
6 X線検査装置
7 検査予約進行データベースの登録内容
8 新規登録受診者情報
Claims (8)
- 受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの検査終了通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、検査予約進行データベース内の情報更新時、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることを特徴とする医療情報管理システム。
- 前記請求項1記載の受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させるのは、次受診者と次々受診者との待ち時間の差が1検査の平均時間を超えた場合であることを特徴とする請求項1記載の医療情報管理システム。
- 前記請求項1記載の受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させるのは、前記請求項2記載の次受診者と次々受診者との待ち時間の差が1検査の平均時間を超えた場合の次受診者以降の全ての受診者であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の医療情報管理システム。
- 前記請求項1記載の受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させるのは、前記請求項2記載の次受診者と次々受診者との待ち時間の差が1検査の平均時間を超え、かつあらかじめ規定した待ち時間以上の待ち時間の受診者以降の全ての受診者であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の医療情報管理システム。
- 前記請求項1記載の受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を前記請求項1記載のホストシステムに接続された表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の医療情報管理管理システム。
- 受診者情報を入力する入力装置と複数のX線検査装置および入力装置から入力された受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を管理するホストシステムと前記受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を保持する検査予約進行データベースから構成され、X線検査装置からの使用不能を示す通知によって前記検査予約進行データベース内の情報を更新する医療情報管理システムにおいて、複数のX線検査装置の内、少なくとも1台のX線検査装置からの使用不能を示す通知を受信した場合に検査予約進行データベース内の情報更新を行い、受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させることを特徴とする医療情報管理システム。
- 前記請求項6記載の受診者が受診すべきX線検査装置を動的に変化させるのは、使用不能であるX線検査装置に予約された次受診者以降の全ての受診者を対象とすることを特徴とする請求項6記載の医療情報管理システム。
- 前記請求項6記載の受診者が受診すべきX線検査装置と受診までの待ち時間を前記請求項6記載のホストシステムに接続された表示装置に表示することを特徴とする請求項6記載の医療情報管理システム。
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Cited By (3)
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JP2007202678A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Toshiba Corp | 医用画像撮影制御装置及び医用画像撮影システム |
JP2008264361A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Toshiba Corp | 検査予約装置 |
JP2018160133A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 小林クリエイト株式会社 | 採血業務支援システム |
-
2002
- 2002-09-11 JP JP2002265980A patent/JP2004102830A/ja not_active Withdrawn
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