JP2004101943A - 表示パネルの検査装置及びその検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査時の作業性や位置決め精度を向上するとともに検査時における表示パネルの欠損を低減することのできる表示パネルの検査装置を提供する。
【解決手段】複数の液晶パネル101が個々に分割される前のマザーガラス基板100を位置決めして保持するステージ5を備えて検査装置1を構成する。これにより、ステージ5上に同時に複数の液晶パネル101を位置決め保持することができるので検査時の作業性が向上し、また、バリ等の影響による位置決め精度の低下を防止できる。さらに、各液晶パネル101は分割される前のマザーガラス基板100の状態でステージ5上に位置決め保持されるのでバリの欠損等による液晶パネル101の欠損を低減することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一のマザー基板から同時に複数形成される表示パネルの検査装置及びその検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的小型の液晶パネルや有機EL(エレクトロルミネッセント)パネル等の表示パネルは、一般に、マザーガラス基板等のマザー基板上に複数が同時に一体的に形成された後、個々に分割されることで製造される。
【0003】
ところで、完成した液晶パネル等の表示パネルは、モジュール化等がなされる前に、表示検査が行われる。この種の表示検査において、例えば、液晶パネルは、検査装置のチップテーブル上に位置決め固定され、TFT基板上の実装端子にプローブ等を介して所定の駆動信号が印加されることにより表示駆動される。この場合、一般に、チップテーブル上には複数の位置決めピンが立設されており、液晶パネルは、TFT基板の側面が位置決めピンに当接されて位置決めされた状態で、真空吸着されることによりチップテーブル上に固定される。例えば、特許文献1、特許文献2を参照。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−3636号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平9−218131号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように製造された液晶パネルは、TFT基板の側面に、分断によるバリが発生している場合がある。このため、チップテーブル上への位置決め時にTFT基板の位置がバリによってずれてしまうことがあり、プローブと実装端子との位置合わせができなくなって導通異常が生じ、正常にパネル表示検査を実施することができなくなってしまうという問題点があった。これに対処して、チップテーブルやプローブ等の位置を検査毎に微調整すると、表示検査が煩雑なものとなってしまう。
【0007】
また、液晶パネルをチップテーブル上に位置決め固定するに際し、TFT基板の側面を位置決めピンに当接させると、バリが欠けてしまい、この欠けによって表示領域周辺部の配線パターンが損傷を受け、表示不良が発生してしまうとう問題点もあった。
【0008】
このような問題点は、液晶パネルのみならず、有機ELパネル等の他の表示パネルにおいても、マザー基板から複数が分断されて製造された場合には発生し得る。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、検査時の作業性や位置決め精度を向上するとともに、検査時における表示パネルの欠損を低減することのできる表示パネルの検査装置及びその検査方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表示パネルの検査装置は、表示パネルの表示欠陥を検査する表示パネルの検査装置であって、複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板を位置決めして保持するステージを備えたことを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板をステージに位置決め保持することにより、検査時における各表示パネルの扱いが容易となり、各表示パネルのステージ上への位置決め精度を向上することができ、しかも、各表示パネルの欠損を低減することができる。
【0012】
上記ステージに位置決め保持された上記マザー基板上の各表示パネルに接離自在に接続されて所定の表示信号を伝達する信号伝達手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
このような構成によれば、ステージ上にマザー基板が精度よく位置決め保持されているので、マザー基板上の各表示パネルに信号伝達手段を精度よく容易に接続させることができる。
【0014】
上記信号伝達手段は、複数の上記表示パネルに対して表示信号を同時に伝達することを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、複数の表示パネルに対して表示信号を同時に伝達することにより、表示パネルの検査を効率的に行うことができる。
【0016】
上記表示信号が伝達された上記表示パネルを撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
このような構成によれば、表示信号が伝達された表示パネルを撮像することにより、表示パネルの検査を自動化させることができる。
【0018】
上記撮像手段は、上記ステージ上に位置決め保持される上記マザー基板と一体的に筐体内に配設されることを特徴とする。
【0019】
このような構成によれば、外乱の影響を受けることなく表示パネルの撮像を行うことができる。
【0020】
上記表示パネルは液晶パネルであって、上記ステージ内部に配設された光源と、上記ステージ上のマザー基板を挟み込む位置に配設された一対の偏光板とを有することを特徴とする。
【0021】
このような構成によれば、検査装置を液晶パネルに適用することができる。
【0022】
少なくとも一方の上記偏光板の偏光軸の角度を調節する角度調節手段を有することを特徴とする。
【0023】
このような構成によれば、液晶パネル内への異物の混入を精度よく検出することができる。
【0024】
上記ステージは、上記光源と上記マザー基板との間に侵入した塵埃を除去する塵埃除去手段を有することを特徴とする。
【0025】
このような構成によれば、光源とマザー基板との間に侵入した塵埃を除去することによって、液晶パネルの検査精度を向上することができる。
【0026】
本発明に係る液晶パネルの検査方法は、表示パネルの表示欠陥を検査する表示パネルの検査方法であって、複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板をステージ上に位置決めして保持する手順を備えたことを特徴とする。
【0027】
このような構成によれば、複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板をステージに位置決め保持することにより、検査時における各表示パネルの扱いが容易となり、各表示パネルのステージ上への位置決め精度を向上することができ、しかも、各表示パネルの欠損を低減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図4は本発明の実施の一形態に係わり、図1は検査装置の概略構成図、図2はステージ及びマザーガラス基板を示す斜視図、図3は検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図、図4は図3のマザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図である。
【0029】
図1において符号1は液晶パネルの検査装置を示す。ここで、この検査装置1は、各液晶パネル101がマザーガラス基板(マザー基板)100から個々に分割される前の工程で、各液晶パネル101の検査を行うものである。すなわち、検査装置1には、例えば図3に示すように、複数の液晶パネル101が連結されたままの状態のマザーガラス基板100が一体的に投入される。なお、図3中の符号102は対向基板を示し、符号103は実装端子を示す。また、図3において、各液晶パネル101の境界を破線で示す。ここで、本実施の形態において、各液晶パネル101は、例えば、液晶として90度ねじれのツイステッドネマティック(TN)型の液晶パネルで構成されている。
【0030】
検査装置1は、筐体2内に、マザーガラス基板100を所定に位置決めして保持する中空のステージ5と、ステージ5を筐体2内に移動可能に支持するステージ移動動構部6と、ステージ5内に配設された光源としての光源装置7と、ステージ5内で光源装置7の上部に配設された第1の偏光板8と、ステージ5上のマザーガラス基板100を介して第1の偏光板8に対向する第2の偏光板9と、マザーガラス基板100上の任意の液晶パネル101に接離自在に接続されて所定の表示信号を伝達する信号伝達手段としてのプローブカード10と、第2の偏光板9に対向配置された撮像手段としてのカメラ11とを有して要部が構成されている。
【0031】
ステージ5は、マザーガラス基板100の輪郭に略沿った形状の上部が開口された中空の筒状部材で構成され、ステージ5の頂面にマザーガラス基板100が載置されるようになっている。
【0032】
ここで、マザーガラス基板100は、検査装置1に併設された図示しないカセット内に複数用意されており、図示しない自動搬送機によって1枚毎に取り出され、ステージ5上に搬送されて載置される。自動搬送機は、マザーガラス基板100をステージ5上に載置する際には、マザーガラス基板100のオリフラ104を用いてラフな位置決めを行った後で、マザーガラス基板100上に設定されたアライメントマーク105(図3参照)を用いてさらに厳密な位置決めを行うようになっている。
【0033】
また、図2に示すように、ステージ5の頂面には複数の吸気口20が開口され、各吸気口20が図示しない真空ポンプに連通されている。真空ポンプはステージ5上にマザーガラス基板100が載置されて位置決めされた後に作動するようになっており、これにより、ステージ5は、位置決めされたマザーガラス基板100の縁辺部を、各吸気口20を介して真空吸着して保持するようになっている。
【0034】
また、ステージ5の側壁には、ステージ5内に端部が対向して露呈するエア吐出ポート21とエア吸入ポート22とが設けられている。これら両ポート21,22は図示しないエアブロー装置に連結されており、これにより、マザーガラス基板100保持時にステージ5内に侵入した塵埃を除去するための塵埃除去手段としての塵埃除去装置が構成されている。
【0035】
ステージ移動機構部6は、筐体2内でステージ5を水平方向及び垂直方向に3次元的に移動可能に支持するもので、これにより、ステージ5に位置決め保持されたマザーガラス基板100上の各液晶パネル101がプローブカード10に対して任意に相対移動可能となっている。本実施の形態において、ステージ移動機構部6は、検査装置1を統括的に制御する制御装置50によって駆動制御されるもので、例えばステージ精度が2μm以内の高精度で駆動制御されるようになっている。
【0036】
光源装置7は、ステージ5内の底部に一体的に配設され、ステージ5上に保持されたマザーガラス基板100の略全域に対して、検査光を均一に出射するようになっている。
【0037】
第1の偏光板8は、光源装置7の出射面の略全域に亘って対向するよう、保持板25を介してステージ5内に支持されている。一方、第2の偏光板9は、プローブカード10に形成された開口部31(後述する)に対向するよう、保持板26を介して筐体2内に保持されている。
【0038】
各保持板25,26には、これらを光軸に垂直な水平平面上で回転駆動させて各偏光板8,9の偏光軸の角度調節を行うための角度調節手段としての回転駆動機構部27,28が連設されている。これら回転駆動機構部27,28は、制御装置50で駆動制御され、各保持板25,26を回転駆動することによって、各偏光板8,9のぞれぞれの偏光軸が基準位置から所定に回動されるようになっている。ここで、第1,第2の偏光板8,9は、これらの間に位置する液晶パネル101に表示信号が印加されていない電圧無印加時に当該液晶パネル101に光が透過するノーマリホワイト(NW)表示となるよう、基準位置での互いの偏光軸のなす角度が90度に設定されている。
【0039】
プローブカード10は、液晶パネル101の実装端子103とパターン発生器51とを接続するため、実装端子103の配置に合わせて導電性のプローブ30を配列したカードであり、ステージ5上のマザーガラス基板100に対向する位置で、筐体2に交換可能に装着されている。
【0040】
図1,3,4に示すように、プローブカード10は、ステージ5上のマザーガラス基板100がステージ移動機構部6を介して移動されてマザーガラス基板100上のある液晶パネル101が検査対象として設定された際に、当該液晶パネル101の全面に対向するように設定されている。プローブカード10には、対向する液晶パネル101の表示領域に対応する開口部31が設けられており、表示領域を透過した検査光を第2の偏光板9に導くようになっている。
【0041】
カメラ11は、CCDカメラ等で構成され、第2の偏光板9を介して入射される液晶パネル101からの検査画像を撮像するようになっている。そして、検査画像の撮像結果は制御装置50に入力され、制御装置50内で画像解析が行われることにより液晶パネル101の点欠陥や異物の混入等による液晶パネル101の表示欠陥が自動検出されるようになっている。
【0042】
次に、このように構成された検査装置1の作用について説明する。
制御装置50は、図示しないカセット内のマザーガラス基板100を自動搬送機を介して検査装置1内に搬入し、ステージ5上に載置するとともに、マザーガラス基板100のオリフラ104及びアライメントマーク105を用いてステージ5上での位置決めを行う。そして、ステージ5上での位置決めがなされると、制御装置50は、図示しない真空ポンプを駆動し、マザーガラス基板100をステージ5上に吸着保持する。
【0043】
次の工程で、制御装置50は、ステージ移動機構部6を駆動してステージ5を水平移動させることにより、予め設定された各液晶パネル101の検査順序に従って、検査対象となる液晶パネル101をプローブカード10に対向させる。そして、ステージ5を垂直移動させることで、プローブカード10のプローブ30を検査対象となる液晶パネル101の実装端子103に電気的に接続させる。
【0044】
次の工程で、制御装置50は、パターン発生器51を駆動制御し、プローブ30を介して所定の表示信号を実装端子103に印加する。これにより、液晶パネル101に検査画像が表示させる。
【0045】
次の工程で、制御装置50は、カメラ11を駆動して検査対象となる液晶パネル101に表示された検査画像を撮像する。そして、制御装置50は、カメラ11の撮像結果を取り込み、画像解析を行うことにより、上記液晶パネル101の点欠陥等を自動検出する。その際、制御装置50は、回転駆動機構部27,28を駆動して偏光板8,9の偏光軸を所定に変化させ、偏光軸を変化させた状態での撮像結果を併せて解析することにより、液晶パネル101内への異物の混入を精度よく検出することができる。
【0046】
制御装置50は、上述のステージ5上にマザーガラス基板100を保持する工程以降の各工程を、各液晶パネル101に対して順次繰り返し行うことにより、全ての液晶パネル101に対する点欠陥等の自動検出を行う。
【0047】
このような実施の形態によれば、検査装置1は、個々に分割される前のマザーガラス基板100の状態で各液晶パネル101をステージ5上に位置決め保持する構成としたので、各液晶パネル101をステージ5上に精度よく位置決め保持することができる。
【0048】
すなわち、各液晶パネル101をマザーガラス基板100の状態でステージ5上に位置決め保持することは、位置決め時にバリ等の影響を受けることを防止できる。また、マザーガラス基板100のままの状態でステージ5上に位置決め保持することは、各液晶パネル101の位置決めに、マザーガラス基板100のオリフラやアライメントマークを利用することができ、位置決め精度を飛躍的に向上させることができる。
【0049】
また、各液晶パネル101のステージ5上への位置決めをマザーガラス基板100のままの状態で行うことは、複数の液晶パネル101のステージ5に対する位置決めを一度で行うことができ、検査時の作業性を向上することができる。
【0050】
また、各液晶パネル101のステージ5上への位置決めをマザーガラス基板100のままの状態で行うことは、各液晶パネル101の表示領域周辺の配線パターンの損傷等の発生を低減することができる。
【0051】
また、各液晶パネル101のステージ5上への位置決めを精度よく行うことができるので、各液晶パネル101への表示信号の伝達にプローブカード10を有効に利用することができる。すなわち、ステージ5上での各液晶パネル101の位置を正確に把握することができるので、プローブ30の実装端子103への接続を正確に行うことができる。
【0052】
また、液晶パネル101に表示された検査画像を撮像するカメラ11を設けることにより、液晶パネル101の検査を自動化することができる。さらに、カメラ11をマザーガラス基板100等と一体的に筐体2内に配設することにより、表示画像の撮像時における外光等の外乱の影響を防止することができる。
【0053】
また、ステージ5内に端部が露呈するエア吐出ポート21とエア吸入ポート22を設け、エアブロー装置によるステージ5内の塵埃除去を行うことにより、液晶パネルの検査精度を向上することができる。
【0054】
また、ステージ5内に光源装置7を一体的に配設することで、光源の確保と安定したマザーガラス基板100(各液晶パネル101)の移動とを同時に実現することができる。
【0055】
また、マザーガラス基板100の状態のままで各液晶パネル101の検査をすることにより、マザーガラス基板100上で表示欠陥が発生し易い部位等を統計的に特定することができ、このような検査結果を製造工程等にフィードバックすれば、歩留まりの向上等を図ることができる。
【0056】
なお、上述の構成による検査装置1において、光源装置7及び第1の偏光板8をプローブカード10と対向する位置で筐体2内に固定し、これらをステージ5と相対移動可能に構成してもよい。このような構成とすれば、光源装置7及び第1の偏光板8を小型化することができる。
【0057】
また、検査装置1において、プローブカード10に対してステージ5を相対移動させる構成に代えて、ステージ5を筐体2内に固定し、この固定されたステージ5に対してプローブカード10、第2の偏光板9、及びカメラ11等を相対移動させる構成としてもよい。
【0058】
次に、図5乃至図7は本発明の第2の実施の形態に係わり、図5は検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図、図6はマザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図、図7はプローブカードの変形例を示す斜視図である。なお、本実施の形態は、複数の液晶パネル101に対して同時に表示信号を印加可能するようプローブカード60を構成した点が上述の第1の実施の形態と異なる。その他、上述の第1の実施の形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
【0059】
本実施の形態において、プローブカード60は、図5,6に示すように、実装端子103の配列方向に沿う方向に配列された複数(図示の例では4個)の液晶パネル101に対して同時に表示信号を伝達するものである。
【0060】
すなわち、プローブカード60は、実装端子103の配列方向に沿う方向に長尺なカードに形成され、プローブカード60の縁辺部には、各液晶パネル101の実装端子103に対応する複数組のプローブ30が設けられている。
【0061】
本実施の形態において、プローブカード60は、検査対象となる各液晶パネル101への表示信号伝達時に、各液晶パネル101の実装端子103側にオフセットした位置で対向されるようになっており、これにより、検査対象となる各液晶パネル101の表示部は、光路をプローブカード60に遮蔽されることなく第2の偏光板9に対向されるようになっている。
【0062】
また、カメラ11は表示信号が伝達された全ての液晶パネル101の表示画像を撮像可能に設定されている。なお、このような設定に代えて、同時に表示信号が伝達される各液晶パネル101の数に対応して複数のカメラ11を筐体2内に設けてもよいことは勿論である。
【0063】
このような実施の形態では、上述の第1の実施の形態で得られる効果に加え、同時に複数の液晶パネル101に対する検査を行うことができるので検査効率を向上することができるという効果を奏する。
【0064】
ここで、本実施の形態においては、例えば、図7に示すように、プローブカード60に代えて、検査対象となる各液晶パネル101への表示信号伝達時に各液晶パネル101の全面に対向するようプローブカード61を構成してもよい。この場合、プローブカード61には、各液晶パネル101の表示部に対応する位置に、開口部31がそれぞれ開口される。このような構成においても、上述のプローブカード60と同様の効果を得ることができる。
【0065】
次に、図8乃至図10は本発明の第3の実施の形態に係わり、図8は検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図、図9マザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図、図10はプローブカードの変形例を示す平面図である。なお、本実施の形態は、複数の液晶パネル101に対して同時に表示信号を印加可能するようプローブカード70を構成した点が上述の第1の実施の形態と異なる。その他、上述の第1の実施の形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
【0066】
本実施の形態において、プローブカード70は、図8,9に示すように、実装端子103の配列方向に直交する方向に配列された複数(図示の例では2個)の液晶パネル101に対して同時に表示信号を伝達するものである。
【0067】
すなわち、プローブカード70は、実装端子103の配列方向に直交する方向に長尺なカードに形成され、プローブカード70には、各液晶パネル101の実装端子103に対応する複数組のプローブ30が設けられている。
【0068】
また、プローブカード70には、検査対象となる液晶パネル101の表示部に対応する位置に、開口部31がそれぞれ開口されている。これにより、検査対象となる各液晶パネル101の表示部は、光路をプローブカード70に遮蔽されることなく第2の偏光板9に対向されるようになっている。
【0069】
また、カメラ11は表示信号が伝達された全ての液晶パネル101の表示画像を撮像可能に設定されている。なお、このような設定に代えて、同時に表示信号が伝達される各液晶パネル101の数に対応して複数のカメラ11を筐体2内に設けてもよいことは勿論である。
【0070】
このような実施の形態では、上述の第1の実施の形態で得られる効果に加え、同時に複数の液晶パネル101に対する検査を行うことができるので検査効率を向上することができるという効果を奏する。
【0071】
ここで、本実施の形態においては、例えば、図10に示すように、プローブカード70に代えて、実装端子103の配列方向に直交する方向に配列された全ての液晶パネル101に対して同時に表示信号を伝達するようプローブカード71を構成してもよい。このような構成とすることにより、さらなる検査効率の向上を図ることができる。
【0072】
次に、図11及び図12は本発明の第4の実施の形態に係わり、図11は検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図、図12はマザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図である。なお、本実施の形態は、複数の液晶パネル101に対して同時に表示信号を印加可能するようプローブカード80を構成した点が上述の第1の実施の形態と異なる。その他、上述の第1の実施の形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
【0073】
本実施の形態において、プローブカード80は、図11,12に示すように、実装端子103の配列方向に沿う方向及び直交する方向に配列された複数(図示の例では2×2個)の液晶パネル101に対して同時に表示信号を伝達するものである。
【0074】
すなわち、プローブカード80は、実装端子103の配列方向に沿う方向及び直交する方向に長尺なカードに形成され、プローブカード80には、各液晶パネル101の実装端子103に対応する複数組のプローブ30が設けられている。
【0075】
また、プローブカード80には、検査対象となる液晶パネル101の表示部に対応する位置に、開口部31がそれぞれ開口されている。これにより、検査対象となる各液晶パネル101の表示部は、光路をプローブカード70に遮蔽されることなく第2の偏光板9に対向されるようになっている。
【0076】
また、カメラ11は表示信号が伝達された全ての液晶パネル101の表示画像を撮像可能に設定されている。なお、このような設定に代えて、同時に表示信号が伝達される各液晶パネル101の数に対応して複数のカメラ11を筐体2内に設けてもよいことは勿論である。
【0077】
このような実施の形態では、上述の第1の実施の形態で得られる効果に加え、同時に複数の液晶パネル101に対する検査を行うことができるので検査効率を向上することができるという効果を奏する。
【0078】
なお、上述の各実施の形態において、ステージ5は、複数(例えば2枚)に分割された比較的大板の基板(マザーガラス基板100)を位置決め保持する構成としてもよいことは勿論である。すなわち、本発明に係る検査装置に適用されるマザー基板とは、少なくとも2以上の液晶パネル101が分割されることなく連結された状態のマザー基板を云う。
【0079】
また、検査装置1は、液晶パネルの検査への適用に限定されるものではなく、例えば、有機ELパネル等の検査にも適用可能であることは勿論である。この場合、例えば、光源装置7及び第1,第2の偏光板8,9を省略した構成とするか、或いは、光源装置7を消灯し、第2の偏光板9を検査光路から退避させることにより検査装置1を有機ELパネルに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係わり、検査装置の概略構成図
【図2】同上、ステージ及びマザーガラス基板を示す斜視図
【図3】同上、検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図
【図4】同上、マザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わり、検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図
【図6】同上、マザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図
【図7】同上、プローブカードの変形例を示す斜視図
【図8】本発明の第3の実施の形態に係わり、検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図
【図9】同上、マザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図
【図10】同上、プローブカードの変形例を示す平面図
【図11】本発明の第4の実施の形態に係わり、検査時のマザーガラス基板及びプローブカードを示す平面図
【図12】同上、マザーガラス基板及びプローブカードを分離して示す斜視図
【符号の説明】
1…検査装置
2…筐体
5…ステージ
7…光源装置(光源)
8…第1の偏光板(偏光板)
9…第2の偏光板(偏光板)
10…プローブカード(信号伝達手段)
11…カメラ(撮像手段)
21…エア吐出ポート(塵埃除去手段)
22…エア吸入ポート(塵埃除去手段)
27…回転駆動機構部(角度調節手段)
28…回転駆動機構部(角度調節手段)
60…プローブカード(信号伝達手段)
61…プローブカード(信号伝達手段)
70…プローブカード(信号伝達手段)
71…プローブカード(信号伝達手段)
80…プローブカード(信号伝達手段)
100…マザーガラス基板(マザー基板)
101…液晶パネル(表示パネル)

Claims (9)

  1. 表示パネルの表示欠陥を検査する表示パネルの検査装置であって、
    複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板を位置決めして保持するステージを備えたことを特徴とする表示パネルの検査装置。
  2. 上記ステージに位置決め保持された上記マザー基板上の各表示パネルに接離自在に接続されて所定の表示信号を伝達する信号伝達手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の表示パネルの検査装置。
  3. 上記信号伝達手段は、複数の上記表示パネルに対して表示信号を同時に伝達することを特徴とする請求項2記載の表示パネルの検査装置。
  4. 上記表示信号が伝達された上記表示パネルを撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の表示パネルの検査装置。
  5. 上記撮像手段は、上記ステージ上に位置決め保持される上記マザー基板と一体的に筐体内に配設されることを特徴とする請求項4記載の表示パネルの検査装置。
  6. 上記表示パネルは液晶パネルであって、
    上記ステージ内部に配設された光源と、
    上記ステージ上のマザー基板を挟み込む位置に配設された一対の偏光板とを有することを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載の表示パネルの検査装置。
  7. 少なくとも一方の上記偏光板の偏光軸の角度を調節する角度調節手段を有することを特徴とする請求項6記載の表示パネルの検査装置。
  8. 上記ステージは、上記光源と上記マザー基板との間に侵入した塵埃を除去する塵埃除去手段を有することを特徴とする請求項6または請求項7記載の表示パネルの検査装置。
  9. 表示パネルの表示欠陥を検査する表示パネルの検査方法であって、
    複数の表示パネルが個々に分割される前のマザー基板をステージ上に位置決めして保持する手順を備えたことを特徴とする表示パネルの検査方法。
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