JP2004100818A - ブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な工具を必要とすることなく、ブレーキシューの脱着作業、ひいてはリターンスプリングの脱着作業を容易に行え、かつ、安全な脱着作業を実現しうるブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置を提供する。
【解決手段】リターンスプリングを係止する係止ピンを、ブレーキシューに揺動自在に設けられた揺動カムに取り付ける。揺動カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと、第2のカムストッパとをブレーキシューに設ける。揺動カムが第1のカムストッパに係合するとき、リターンスプリングの脱着を行え、第2のカムストッパに係合するとき、リターンスプリングのばね力が、揺動カムをして第2のカムストッパに係合する方向に付勢するようにし、この状態で、揺動カムをロック手段でブレーキシューに揺動しないように拘束した。
【選択図】 図1
【解決手段】リターンスプリングを係止する係止ピンを、ブレーキシューに揺動自在に設けられた揺動カムに取り付ける。揺動カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと、第2のカムストッパとをブレーキシューに設ける。揺動カムが第1のカムストッパに係合するとき、リターンスプリングの脱着を行え、第2のカムストッパに係合するとき、リターンスプリングのばね力が、揺動カムをして第2のカムストッパに係合する方向に付勢するようにし、この状態で、揺動カムをロック手段でブレーキシューに揺動しないように拘束した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキシュー用のリターンスプリングの脱着作業を、特殊な工具を使用することなく、安全に行えるブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブレーキシュー用のリターンスプリングは、図4に示されるように、一対のブレーキシュー1のウェブ2に、係止ピン3が設けられ、この係止ピン3にリターンスプリング4が張力を呈するように掛け渡されている(張装)。車輌整備点検時、ブレーキシュー1やライニングを取り替え交換する場合には、リターンスプリング4を係止ピン3から取り外したり、取り付けたりする脱着作業が必要となるが、その場合、特殊な形状をなす特殊工具5(専用工具)を使い、矢印A方向に特殊工具5を動かして係止ピン3に係合するリターンスプリング4の端部をこじたり、力を入れたりすることで行っていた。
【0003】
また、別のリターンスプリング取り付け装置として、例えば実公昭45−8966号公報が公知である。この公報所載の技術は、図5、図6に示されるように、一対のブレーキシュー1のウェブ2に承板6がピン7の回りに揺動するように軸支され、その左右一対の承板6間にリターンスプリング4が張装される。このとき、承板6は、ブレーキシュー1のウェブ2側に穿たれた孔2aに止め軸8を貫通させることで位置決め固定され、リターンスプリング4のばね力が常時復帰方向に作用するように形成されている。ブレーキ力作用時には、ホイールシリンダ9の流体圧力により、ブレーキシュー1は、リターンスプリング4のばね力に抗してピン10回りを中心に外側へ拡開してブレーキドラム11と摩擦接触し、車輌の制動を制御している。ブレーキ力解除時には、このリターンスプリング4のばね力により直ちにブレーキシュー1がブレーキドラム8から離脱するように復帰を助成するようにしている。そして、リターンスプリング4を交換する場合には、図6の二点鎖線に示すようにb−bの通常使用状態位置にあった承板6は、孔2aから止め軸5を抜き取り、実線に示すa−aに示す位置に回動させ、その位置でリターンスプリング4の交換あるいは脱着などを行う。リターンスプリング4を装着した後は、図5のように、工具スパナ12で反時計方向に強制的に回動して止め軸8を孔2aに挿通することで脱着作業を行うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す従来のものにおいては、特殊な形状をした専用工具5を使用して、てこの原理を応用してこりったりしなければならないため、それだけ熟練を要し、しかもリターンスプリング4は、通常1平方ミリメートル当たり40〜50kgものばね反力があるため、そのばね反力を伴って飛び出したリターンスプリング4に身体に当たったりして安全作業を困難にする恐れが生じる問題があった。
また、図5,図6に示される上記従来のものでは、特殊な工具を必要としないものの、リターンスプリング4を張装するときには、工具スパナ12で承板6をb−bの状態を維持するように力を加えながら、止め軸8を差し込まなければならず、そのため、リターンスプリング4の取り付け作業を両手で行う必要があり、また、それだけ労力を要してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて工夫されたものであり、特殊な工具を必要とすることなく、ブレーキシューの脱着作業、すなわちリターンスプリングの脱着作業を容易に行え、かつ、安全な脱着作業を実現しうるブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、次のような構成を有する。すなわち、請求項1記載の発明に係るブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置は、制動力解除時のブレーキシューの復帰を助成するリターンスプリングを、一対の各ブレーキシューに設けた係止ピンを介して張装するようにしたブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置において、上記いずれか一方のブレーキシューに軸支ピンを介して揺動するように偏心カムを設けると共に、この偏心カム上に上記係止ピンを取り付けて上記リターンスプリングを係止可能にし、また、上記偏心カム近傍のブレーキシューに上記偏心カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと第2のカムストッパとを設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの脱着作業を可能とする位置を、上記第2のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの通常使用状態を可能とする位置をそれぞれ形成し、さらに、上記偏心カムが上記第2のカムストッパに係合する位置を保持するロック手段を、上記ブレーキシューと上記偏心カムとの間に設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパに係合する位置で、上記リターンスプリングを上記係止ピンに係止した後、上記偏心カムを、上記リターンスプリングのばね力に抗して揺動させて上記第2のカムストッパに係合させたとき、上記リターンスプリングのばね力により上記偏心カムが、上記第2のカムストッパに係合する方向に揺動して位置決めされるようにしたことを特徴とする。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、リターンスプリングは、第1のカムストッパと第2のカムストッパとの間を揺動変位する偏心カム上の係止ピンに係止させたので、例えばメガネレンチといった通常の工具を係止ピンに引っ掛け、軸支ピン回りに偏心カムを揺動(回動)するだけで、リターンスプリングを伸ばして張装したり、脱着する方向に縮めたりするようにしたので、安全に脱着作業を行える。また、リターンスプリングを装着、すなわち張装する場合には、第1のカムストッパに係合する位置でリターンスプリングを係止ピンに係止すればよいので、リターンスプリングの係止作業が容易に行える。そしてこの状態から、偏心カムをリターンスプリングのばね力に抗して第2のカムストッパに係合する方向に揺動していき、偏心カムが第2のカムストッパに係合する位置に達したときには、リターンスプリングのばね力により、偏心カムは第2のカムストッパに係合する方向に付勢されて位置決めされる。この状態では、偏心カムから偏心カムを揺動させる力を除荷しても、偏心カムは第2のカムストッパに係合したままの状態を維持する。これにより、片手でロック手段をロック状態にすることが可能となる。また、ロック手段でロック状態にされた偏心カムのブレーキシューに対する揺動変位は拘束される結果、偏心カムはブレーキシューに固定されることとなる。こうして、リターンスプリングの張装が完了することとなり、これによりブレーキシューが通常使用状態にセットされる。通常使用状態時では、リターンスプリングのばね力は、偏心カムの軸支ピンだけでなく、第2のカムストッパにも荷重分散されるように作用するため、リターンスプリングの支持強度は増大する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて詳述する。符号20は、ブレーキシューアッセンブリーを総括的に示し、ブレーキシュー21の外側にブレーキライニング22が取り付けられ、ブレーキシュー21のウェブ23には、制動力解除時にブレーキシュー21の復帰をアシストするリターンスプリング24の取り付け装置25が設けられている(図1,図3におけるリターンスプリングは、黒色で塗りつぶして図示)。
リターンスプリングの取り付け装置25の構成要素は、軸支ピン26の回りに揺動(回動)するように設けられた円盤状の偏心カム27と、この偏心カム27上に取り付けられたリターンスプリング24係止用の係止ピン28(スプリングピン)と、偏心カム27近傍のウェブ23に設けられた第1のカムストッパ29および第2のカムストッパ30と、偏心カム27のウェブ23に対する揺動変位を拘束したり、フリーに揺動するように制御するロック手段31とからなる。
【0009】
上記係止ピン28は、その頭部28aと偏心カム27との間に存在する隙間Lに、リターンスプリング24のU字状自由端部が係止される。また、頭部28aは、ボルト頭部のように六角形の形状をなし、メガネレンチなどの工具が掛けやすくなるようにし、軸支ピン26回りに偏心カム27を揺動可能にする。
【0010】
こうして、偏心カム27は第1のカムストッパ29と第2のカムストッパ30とに当接する範囲内で揺動することができ、図3(b)のように第1のカムストッパ29に係合する状態では、リターンスプリング24の脱着作業を行える。また、図1,図3(a)のように第2のカムストッパ30に係合する位置では、リターンスプリング24の通常使用状態が可能となる位置を形成するものである。この場合には、リターンスプリング24は、係止ピン28に仮止めされるが、揺動カム27の軸支ピン26回りに、腕の長さをRとするリターンスプリング24のばね力によるモーメントが作用し、偏心カム27が第2のカムストッパ30に係合する方向に揺動し、これにより、第2のカムストッパ30は偏心カム27の回り止めと、位置決めの機能とを有するように形成されている。
【0011】
次に、上記ロック手段31についてであるが、これは、ロックボルト31aと、偏心カム27に穿たれた孔31bと、ウェブ23に穿たれた孔31cとで形成されている。ウェブ23に設けられる孔31cは、偏心カム27が、リターンスプリング24を通常使用位置にセットするとき、すなわち、偏心カム27が第2のカムストッパ30に係合する位置にあるときにおける偏心カム27側の孔31bに対応する位置に穿って形成される。ロックボルト31aを孔31b、31cにねじ込んで偏心カム27をウェブ23に緊締することにより、偏心カム27の動きは拘束されはウェブ23に一体化される。
【0012】
次に、図3に基づいて上記実施の形態におけるリターンスプリング24の脱着作業を説明する。
図3(a)において、リターンスプリング24が偏心カム27の係止ピン28に係止され、通常使用状態にあるとする。ブレーキシュー21を整備点検するため、リターンスプリング24をブレーキシュー21から取り外す場合には、先ずロック手段31によりロックボルト31aを緩めて抜き取り、図示されないメガネレンチを係止ピン28の頭部28aに掛けながら軸支ピン26を揺動中心として矢印B方向に回す。すると、図3(b)のように、偏心カム27は、リターンスプリング24のばね力とも相まって揺動し、第1のカムストッパ29に係合して停止する。リターンスプリング24のばね力は弱められているため、リターンスプリング24を容易に係止ピン28から取り外すことができる。
【0013】
反対に、図3(b)の状態において、リターンスプリング24を装着する場合には、リターンスプリング24のU字状自由端部を係止ピン28の隙間Lに引っかける。この状態で、係止ピン28の頭部28aにメガネレンチを掛け、軸支ピン26を中心として偏心カム27を矢印C方向に回す。すると、図3(c)に示されるように、リターンスプリング24は長さMだけ伸ばされ、偏心カム27は第2のカムストッパ30に係合して停止する。ここで、メガネレンチによる係止ピンの頭部28aに作用させる揺動トルクを除荷しても、偏心カム27にはリターンスプリング24による第2のカムストッパ30に係合する方向のモーメントが作用しているため、反時計方向(図3(a)のB方向)へは戻ることはない。この状態で、ロックボルト31aを孔31b、31cにねじ込んで偏心カム27をブレーキシューのウェブ23に締結する(図1,図3(c)参照)。
こうして、リターンスプリング24は、偏心カム27の係止ピン28に張装することができる。
【0014】
本実施の形態によれば、従来のようにリターンスプリングを伸ばしながら係止させなくてよく、図3(b)のように、ただ単にリターンスプリング24が戻っている状態で、リターンスプリング24を係止ピン28に掛けるだけで係止できるので、容易にリターンスプリングの係止ピンに対する係止を容易に行え、係止した後は、偏心カム27を軸支ピン26回りに回転するだけで、リターンスプリングを引っ張れるため、ブレーキシュー21の脱着作業が容易になり、従来のように特殊な工具を必要としない。また、リターンスプリング24を係止ピン28に引っ掛けてから偏心カム27を第2のカムストッパ30に係合するまで揺動するようにして、リターンスプリングを引っ張るため、従来のように、特殊な工具でこじったりすることがなく、安全な脱着作業を実現できる。また、ロックボルト31aでロックする時には、片手でロックボルト31aを孔31b、31cに締め付けることが行える。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載のブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置は、制動力解除時のブレーキシューの復帰を助成するリターンスプリングを、一対の各ブレーキシューに設けた係止ピンを介して張装するようにしたブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置において、上記いずれか一方のブレーキシューに軸支ピンを介して揺動するように偏心カムを設けると共に、この偏心カム上に上記係止ピンを取り付けて上記リターンスプリングを係止可能にし、また、上記偏心カム近傍のブレーキシューに上記偏心カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと第2のカムストッパとを設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの脱着作業を可能とする位置を、上記第2のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの通常使用状態を可能とする位置をそれぞれ形成し、さらに、上記偏心カムが上記第2のカムストッパに係合する位置を保持するロック手段を、上記ブレーキシューと上記偏心カムとの間に設け、上記リターンスプリングを上記係止ピンに係止して張装させた上記偏心カムを、上記リターンスプリングのばね力に抗して揺動させるとき、リターンスプリングのばね力により偏心カムが、上記第2のカムストッパに係合する方向に揺動して位置決めされるようにした構成を採用している。
【0016】
このような構成を採用しているため、揺動カムが第1のカムストッパに係合する位置に戻っている状態で、リターンスプリングを引っ掛けることができ、そのため、リターンスプリングを伸ばしながら引っ掛ける必要がなくなり、リターンスプリングの係止ピンに対する係止作業を容易に行える効果を有する。また、係止ピンを偏心カムに取り付けたので、係止ピンの頭部にメガネレンチなどの工具を掛けて偏心カムを軸支ピンを中心にして回転させるだけで、リターンスプリングをばね力に抗して伸ばすことができ、ブレーキシューの脱着作業が容易となり、特殊な工具を必要とせず、さらに、リターンスプリングを係止ピンに引っ掛けてからリターンスプリングを引っ張るため、特殊な工具を使用してこじったりすることがなく、安全に脱着作業を行える効果を奏する。また、偏心カムをリターンスプリングのばね力に抗して第2のカムストッパに係合する方向に揺動していき、偏心カムが第2のカムストッパに係合する位置に達したときには、リターンスプリングのばね力により、偏心カムは第2のカムストッパに係合する方向に付勢されて位置決めされる。この状態では、偏心カムから偏心カムを揺動させる力を除荷しても、揺動カムは第2のカムストッパに係合したままの状態を維持する。これにより、片手でロック手段をロック状態にすることができ、脱着作業の容易化を図れる効果を奏する。また、ロック手段でロック状態にされた偏心カムのブレーキシューに対する揺動変位は拘束される結果、偏心カムはブレーキシューに固定されることとなる。こうして、リターンスプリングの張装が完了することとなり、これによりブレーキシューが通常使用状態にセットされと、リターンスプリングのばね力は、偏心カムの軸支ピンだけでなく、第1のカムストッパにも荷重分散されるように作用するため、リターンスプリングの支持強度を増大できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置の要部拡大側面図である。
【図2】図1のII−II線における矢視平断面図である。
【図3】上記実施の形態におけるリターンスプリングの脱着作業手順を説明する図で、(a)はリターンスプリングが張装された通常使用状態を示す作用説明図、(b)はリターンスプリングを脱着する状態を示す作用説明図、(c)は再びリターンスプリングを装着する状態を説明する作用説明図である。
【図4】従来装置におけるブレーキシューの脱着作業を、一部透視図で示して説明する外観斜視図である。
【図5】別の従来装置におけるブレーキシューの側面図である。
【図6】上記別の従来装置におけるリターンスプリングの取り付けを説明する部分拡大説明図である。
【符号の説明】
20…ブレーキシューアッセンブリー
21…ブレーキシュー
22…ブレーキライニング
23…ウェブ
24…リターンスプリング
25…リターンスプリングの取り付け装置
26…軸支ピン
27…偏心カム
28…係止ピン
28a…頭部
28b、28c…孔
29…第1のカムストッパ
30…第2のカムストッパ
31…ロック手段
31a…ロックボルト
31b、31c…孔
L…隙間
M…リターンスプリングの伸長量
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキシュー用のリターンスプリングの脱着作業を、特殊な工具を使用することなく、安全に行えるブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブレーキシュー用のリターンスプリングは、図4に示されるように、一対のブレーキシュー1のウェブ2に、係止ピン3が設けられ、この係止ピン3にリターンスプリング4が張力を呈するように掛け渡されている(張装)。車輌整備点検時、ブレーキシュー1やライニングを取り替え交換する場合には、リターンスプリング4を係止ピン3から取り外したり、取り付けたりする脱着作業が必要となるが、その場合、特殊な形状をなす特殊工具5(専用工具)を使い、矢印A方向に特殊工具5を動かして係止ピン3に係合するリターンスプリング4の端部をこじたり、力を入れたりすることで行っていた。
【0003】
また、別のリターンスプリング取り付け装置として、例えば実公昭45−8966号公報が公知である。この公報所載の技術は、図5、図6に示されるように、一対のブレーキシュー1のウェブ2に承板6がピン7の回りに揺動するように軸支され、その左右一対の承板6間にリターンスプリング4が張装される。このとき、承板6は、ブレーキシュー1のウェブ2側に穿たれた孔2aに止め軸8を貫通させることで位置決め固定され、リターンスプリング4のばね力が常時復帰方向に作用するように形成されている。ブレーキ力作用時には、ホイールシリンダ9の流体圧力により、ブレーキシュー1は、リターンスプリング4のばね力に抗してピン10回りを中心に外側へ拡開してブレーキドラム11と摩擦接触し、車輌の制動を制御している。ブレーキ力解除時には、このリターンスプリング4のばね力により直ちにブレーキシュー1がブレーキドラム8から離脱するように復帰を助成するようにしている。そして、リターンスプリング4を交換する場合には、図6の二点鎖線に示すようにb−bの通常使用状態位置にあった承板6は、孔2aから止め軸5を抜き取り、実線に示すa−aに示す位置に回動させ、その位置でリターンスプリング4の交換あるいは脱着などを行う。リターンスプリング4を装着した後は、図5のように、工具スパナ12で反時計方向に強制的に回動して止め軸8を孔2aに挿通することで脱着作業を行うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す従来のものにおいては、特殊な形状をした専用工具5を使用して、てこの原理を応用してこりったりしなければならないため、それだけ熟練を要し、しかもリターンスプリング4は、通常1平方ミリメートル当たり40〜50kgものばね反力があるため、そのばね反力を伴って飛び出したリターンスプリング4に身体に当たったりして安全作業を困難にする恐れが生じる問題があった。
また、図5,図6に示される上記従来のものでは、特殊な工具を必要としないものの、リターンスプリング4を張装するときには、工具スパナ12で承板6をb−bの状態を維持するように力を加えながら、止め軸8を差し込まなければならず、そのため、リターンスプリング4の取り付け作業を両手で行う必要があり、また、それだけ労力を要してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて工夫されたものであり、特殊な工具を必要とすることなく、ブレーキシューの脱着作業、すなわちリターンスプリングの脱着作業を容易に行え、かつ、安全な脱着作業を実現しうるブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、次のような構成を有する。すなわち、請求項1記載の発明に係るブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置は、制動力解除時のブレーキシューの復帰を助成するリターンスプリングを、一対の各ブレーキシューに設けた係止ピンを介して張装するようにしたブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置において、上記いずれか一方のブレーキシューに軸支ピンを介して揺動するように偏心カムを設けると共に、この偏心カム上に上記係止ピンを取り付けて上記リターンスプリングを係止可能にし、また、上記偏心カム近傍のブレーキシューに上記偏心カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと第2のカムストッパとを設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの脱着作業を可能とする位置を、上記第2のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの通常使用状態を可能とする位置をそれぞれ形成し、さらに、上記偏心カムが上記第2のカムストッパに係合する位置を保持するロック手段を、上記ブレーキシューと上記偏心カムとの間に設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパに係合する位置で、上記リターンスプリングを上記係止ピンに係止した後、上記偏心カムを、上記リターンスプリングのばね力に抗して揺動させて上記第2のカムストッパに係合させたとき、上記リターンスプリングのばね力により上記偏心カムが、上記第2のカムストッパに係合する方向に揺動して位置決めされるようにしたことを特徴とする。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、リターンスプリングは、第1のカムストッパと第2のカムストッパとの間を揺動変位する偏心カム上の係止ピンに係止させたので、例えばメガネレンチといった通常の工具を係止ピンに引っ掛け、軸支ピン回りに偏心カムを揺動(回動)するだけで、リターンスプリングを伸ばして張装したり、脱着する方向に縮めたりするようにしたので、安全に脱着作業を行える。また、リターンスプリングを装着、すなわち張装する場合には、第1のカムストッパに係合する位置でリターンスプリングを係止ピンに係止すればよいので、リターンスプリングの係止作業が容易に行える。そしてこの状態から、偏心カムをリターンスプリングのばね力に抗して第2のカムストッパに係合する方向に揺動していき、偏心カムが第2のカムストッパに係合する位置に達したときには、リターンスプリングのばね力により、偏心カムは第2のカムストッパに係合する方向に付勢されて位置決めされる。この状態では、偏心カムから偏心カムを揺動させる力を除荷しても、偏心カムは第2のカムストッパに係合したままの状態を維持する。これにより、片手でロック手段をロック状態にすることが可能となる。また、ロック手段でロック状態にされた偏心カムのブレーキシューに対する揺動変位は拘束される結果、偏心カムはブレーキシューに固定されることとなる。こうして、リターンスプリングの張装が完了することとなり、これによりブレーキシューが通常使用状態にセットされる。通常使用状態時では、リターンスプリングのばね力は、偏心カムの軸支ピンだけでなく、第2のカムストッパにも荷重分散されるように作用するため、リターンスプリングの支持強度は増大する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて詳述する。符号20は、ブレーキシューアッセンブリーを総括的に示し、ブレーキシュー21の外側にブレーキライニング22が取り付けられ、ブレーキシュー21のウェブ23には、制動力解除時にブレーキシュー21の復帰をアシストするリターンスプリング24の取り付け装置25が設けられている(図1,図3におけるリターンスプリングは、黒色で塗りつぶして図示)。
リターンスプリングの取り付け装置25の構成要素は、軸支ピン26の回りに揺動(回動)するように設けられた円盤状の偏心カム27と、この偏心カム27上に取り付けられたリターンスプリング24係止用の係止ピン28(スプリングピン)と、偏心カム27近傍のウェブ23に設けられた第1のカムストッパ29および第2のカムストッパ30と、偏心カム27のウェブ23に対する揺動変位を拘束したり、フリーに揺動するように制御するロック手段31とからなる。
【0009】
上記係止ピン28は、その頭部28aと偏心カム27との間に存在する隙間Lに、リターンスプリング24のU字状自由端部が係止される。また、頭部28aは、ボルト頭部のように六角形の形状をなし、メガネレンチなどの工具が掛けやすくなるようにし、軸支ピン26回りに偏心カム27を揺動可能にする。
【0010】
こうして、偏心カム27は第1のカムストッパ29と第2のカムストッパ30とに当接する範囲内で揺動することができ、図3(b)のように第1のカムストッパ29に係合する状態では、リターンスプリング24の脱着作業を行える。また、図1,図3(a)のように第2のカムストッパ30に係合する位置では、リターンスプリング24の通常使用状態が可能となる位置を形成するものである。この場合には、リターンスプリング24は、係止ピン28に仮止めされるが、揺動カム27の軸支ピン26回りに、腕の長さをRとするリターンスプリング24のばね力によるモーメントが作用し、偏心カム27が第2のカムストッパ30に係合する方向に揺動し、これにより、第2のカムストッパ30は偏心カム27の回り止めと、位置決めの機能とを有するように形成されている。
【0011】
次に、上記ロック手段31についてであるが、これは、ロックボルト31aと、偏心カム27に穿たれた孔31bと、ウェブ23に穿たれた孔31cとで形成されている。ウェブ23に設けられる孔31cは、偏心カム27が、リターンスプリング24を通常使用位置にセットするとき、すなわち、偏心カム27が第2のカムストッパ30に係合する位置にあるときにおける偏心カム27側の孔31bに対応する位置に穿って形成される。ロックボルト31aを孔31b、31cにねじ込んで偏心カム27をウェブ23に緊締することにより、偏心カム27の動きは拘束されはウェブ23に一体化される。
【0012】
次に、図3に基づいて上記実施の形態におけるリターンスプリング24の脱着作業を説明する。
図3(a)において、リターンスプリング24が偏心カム27の係止ピン28に係止され、通常使用状態にあるとする。ブレーキシュー21を整備点検するため、リターンスプリング24をブレーキシュー21から取り外す場合には、先ずロック手段31によりロックボルト31aを緩めて抜き取り、図示されないメガネレンチを係止ピン28の頭部28aに掛けながら軸支ピン26を揺動中心として矢印B方向に回す。すると、図3(b)のように、偏心カム27は、リターンスプリング24のばね力とも相まって揺動し、第1のカムストッパ29に係合して停止する。リターンスプリング24のばね力は弱められているため、リターンスプリング24を容易に係止ピン28から取り外すことができる。
【0013】
反対に、図3(b)の状態において、リターンスプリング24を装着する場合には、リターンスプリング24のU字状自由端部を係止ピン28の隙間Lに引っかける。この状態で、係止ピン28の頭部28aにメガネレンチを掛け、軸支ピン26を中心として偏心カム27を矢印C方向に回す。すると、図3(c)に示されるように、リターンスプリング24は長さMだけ伸ばされ、偏心カム27は第2のカムストッパ30に係合して停止する。ここで、メガネレンチによる係止ピンの頭部28aに作用させる揺動トルクを除荷しても、偏心カム27にはリターンスプリング24による第2のカムストッパ30に係合する方向のモーメントが作用しているため、反時計方向(図3(a)のB方向)へは戻ることはない。この状態で、ロックボルト31aを孔31b、31cにねじ込んで偏心カム27をブレーキシューのウェブ23に締結する(図1,図3(c)参照)。
こうして、リターンスプリング24は、偏心カム27の係止ピン28に張装することができる。
【0014】
本実施の形態によれば、従来のようにリターンスプリングを伸ばしながら係止させなくてよく、図3(b)のように、ただ単にリターンスプリング24が戻っている状態で、リターンスプリング24を係止ピン28に掛けるだけで係止できるので、容易にリターンスプリングの係止ピンに対する係止を容易に行え、係止した後は、偏心カム27を軸支ピン26回りに回転するだけで、リターンスプリングを引っ張れるため、ブレーキシュー21の脱着作業が容易になり、従来のように特殊な工具を必要としない。また、リターンスプリング24を係止ピン28に引っ掛けてから偏心カム27を第2のカムストッパ30に係合するまで揺動するようにして、リターンスプリングを引っ張るため、従来のように、特殊な工具でこじったりすることがなく、安全な脱着作業を実現できる。また、ロックボルト31aでロックする時には、片手でロックボルト31aを孔31b、31cに締め付けることが行える。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載のブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置は、制動力解除時のブレーキシューの復帰を助成するリターンスプリングを、一対の各ブレーキシューに設けた係止ピンを介して張装するようにしたブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置において、上記いずれか一方のブレーキシューに軸支ピンを介して揺動するように偏心カムを設けると共に、この偏心カム上に上記係止ピンを取り付けて上記リターンスプリングを係止可能にし、また、上記偏心カム近傍のブレーキシューに上記偏心カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと第2のカムストッパとを設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの脱着作業を可能とする位置を、上記第2のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの通常使用状態を可能とする位置をそれぞれ形成し、さらに、上記偏心カムが上記第2のカムストッパに係合する位置を保持するロック手段を、上記ブレーキシューと上記偏心カムとの間に設け、上記リターンスプリングを上記係止ピンに係止して張装させた上記偏心カムを、上記リターンスプリングのばね力に抗して揺動させるとき、リターンスプリングのばね力により偏心カムが、上記第2のカムストッパに係合する方向に揺動して位置決めされるようにした構成を採用している。
【0016】
このような構成を採用しているため、揺動カムが第1のカムストッパに係合する位置に戻っている状態で、リターンスプリングを引っ掛けることができ、そのため、リターンスプリングを伸ばしながら引っ掛ける必要がなくなり、リターンスプリングの係止ピンに対する係止作業を容易に行える効果を有する。また、係止ピンを偏心カムに取り付けたので、係止ピンの頭部にメガネレンチなどの工具を掛けて偏心カムを軸支ピンを中心にして回転させるだけで、リターンスプリングをばね力に抗して伸ばすことができ、ブレーキシューの脱着作業が容易となり、特殊な工具を必要とせず、さらに、リターンスプリングを係止ピンに引っ掛けてからリターンスプリングを引っ張るため、特殊な工具を使用してこじったりすることがなく、安全に脱着作業を行える効果を奏する。また、偏心カムをリターンスプリングのばね力に抗して第2のカムストッパに係合する方向に揺動していき、偏心カムが第2のカムストッパに係合する位置に達したときには、リターンスプリングのばね力により、偏心カムは第2のカムストッパに係合する方向に付勢されて位置決めされる。この状態では、偏心カムから偏心カムを揺動させる力を除荷しても、揺動カムは第2のカムストッパに係合したままの状態を維持する。これにより、片手でロック手段をロック状態にすることができ、脱着作業の容易化を図れる効果を奏する。また、ロック手段でロック状態にされた偏心カムのブレーキシューに対する揺動変位は拘束される結果、偏心カムはブレーキシューに固定されることとなる。こうして、リターンスプリングの張装が完了することとなり、これによりブレーキシューが通常使用状態にセットされと、リターンスプリングのばね力は、偏心カムの軸支ピンだけでなく、第1のカムストッパにも荷重分散されるように作用するため、リターンスプリングの支持強度を増大できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置の要部拡大側面図である。
【図2】図1のII−II線における矢視平断面図である。
【図3】上記実施の形態におけるリターンスプリングの脱着作業手順を説明する図で、(a)はリターンスプリングが張装された通常使用状態を示す作用説明図、(b)はリターンスプリングを脱着する状態を示す作用説明図、(c)は再びリターンスプリングを装着する状態を説明する作用説明図である。
【図4】従来装置におけるブレーキシューの脱着作業を、一部透視図で示して説明する外観斜視図である。
【図5】別の従来装置におけるブレーキシューの側面図である。
【図6】上記別の従来装置におけるリターンスプリングの取り付けを説明する部分拡大説明図である。
【符号の説明】
20…ブレーキシューアッセンブリー
21…ブレーキシュー
22…ブレーキライニング
23…ウェブ
24…リターンスプリング
25…リターンスプリングの取り付け装置
26…軸支ピン
27…偏心カム
28…係止ピン
28a…頭部
28b、28c…孔
29…第1のカムストッパ
30…第2のカムストッパ
31…ロック手段
31a…ロックボルト
31b、31c…孔
L…隙間
M…リターンスプリングの伸長量
Claims (1)
- 制動力解除時のブレーキシューの復帰を助成するリターンスプリングを、一対の各ブレーキシューに設けた係止ピンを介して張装するようにしたブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置において、上記いずれか一方のブレーキシューに軸支ピンを介して揺動するように偏心カムを設けると共に、この偏心カム上に上記係止ピンを取り付けて上記リターンスプリングを係止可能にし、また、上記偏心カム近傍のブレーキシューに上記偏心カムの揺動範囲を規定する第1のカムストッパと第2のカムストッパとを設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの脱着作業を可能とする位置を、上記第2のカムストッパと係合する位置では、上記リターンスプリングの通常使用状態を可能とする位置をそれぞれ形成し、さらに、上記偏心カムが上記第2のカムストッパに係合する位置を保持するロック手段を、上記ブレーキシューと上記偏心カムとの間に設け、上記偏心カムが上記第1のカムストッパに係合する位置で、上記リターンスプリングを上記係止ピンに係止した後、上記偏心カムを、上記リターンスプリングのばね力に抗して揺動させて上記第2のカムストッパに係合させたとき、上記リターンスプリングのばね力により上記偏心カムが、上記第2のカムストッパに係合する方向に揺動して位置決めされるようにしたことを特徴とするブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263422A JP2004100818A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | ブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002263422A JP2004100818A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | ブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置 |
Publications (1)
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JP2004100818A true JP2004100818A (ja) | 2004-04-02 |
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ID=32263143
Family Applications (1)
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JP2002263422A Withdrawn JP2004100818A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | ブレーキシュー用リターンスプリングの取り付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004100818A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006044280B4 (de) * | 2006-09-20 | 2008-11-06 | Hermann Peters Gmbh & Co. | Exzentrischer Spannstift und Bremsbacke für exzentrischen Spannstift sowie System aus Spannstift und Bremsbacke |
US9217270B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-12-22 | GM Global Technology Operations LLC | Decklid hinge spring installation mechanism |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002263422A patent/JP2004100818A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9217270B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-12-22 | GM Global Technology Operations LLC | Decklid hinge spring installation mechanism |
DE102012218040B4 (de) | 2011-10-06 | 2020-01-16 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Einbaumechanismus für eine Kofferraumdeckel-Scharnierfeder |
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