JP2004100425A - 床材の施工方法及び構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床面1上にセメント系モルタル2が所定厚みに塗着されている。モルタル2が硬化を開始する前にシート3を該モルタル2の上に重ねる。このシート3はモルタル2の浸透性を有する。所定枚数の床材4を敷き並べた後、叩打具を用いて該床材4を軽く叩いて各床材4の上面を面一状に揃えて面精度を出す。次いで、目地に目地材5を充填する。床面1上にまず第1のシートを敷設し、その後モルタル2を塗着してもよい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイル、石材などの床材を床面上に施工する床材の施工方法及び構造に関するものであり、詳しくは、該床材を比較的容易に剥し取ることができ、しかも床材の上面の面精度も良好な床材の施工方法及び構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
床材を比較的容易に剥し取ることができるようにした床材の施工方法及び構造として、特開2001−12064に、床面に弾性材料よりなるネットを敷設し、その上にタイルを敷き並べる方法及び構造が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−12064号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の床材の施工構造にあっては、タイルを比較的容易に剥し取ることができるが、タイル上面の面精度は床スラブなどの床面の面精度通りとなるので、床面に不陸があったりした場合には、仕上り面精度が悪くなる。
【0005】
本発明は、床材を容易に剥し取ることができ、しかも床材の仕上り面精度が良好な床材の施工方法及び構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の床材の施工方法は、床面にモルタル又は接着剤を均一に塗着し、その上に可撓性を有するシートを敷き、該シートの上に床材を複数枚敷設した後、該床材の面調整を行う床材の施工方法であって、該シートが、該モルタル又は接着剤の浸透性機能と、該床材の滑り止め機能とのうちの少なくとも一方の機能を有することを特徴とするものである。
【0007】
かかる床材の施工方法によると、シート上に床材を敷設した後、床材の面調整を行うので、床材の仕上り面精度が良好なものとなる。しかも、シートを浸透してきたモルタル又は接着剤によって床材がシートに結合されるか、又は該シートが床材の滑り止め機能を有するので、施工後の床材がズレ動くこともない。シートが床材の滑り止め機能のみを有する場合には、床材を極めて簡単に剥し取ることができる。また、シートを浸透してきたモルタル又は接着剤によってシートと床材とが結合されている場合でも、この結合力は比較的低いので、床材をシートから比較的容易に剥し取ることができる。
【0008】
なお、モルタル又は接着剤の浸透性を有するシートとしては不織布が例示される(請求項2)。床材の滑り止め機能を有したシートとしては、基材シートと、該基材シートの上面に全面的に又は部分的に(例えば、散点状、網目状又は筋状に)付着されたゴム又は軟質樹脂とを有してなるシート、両者を組み合わせた不織布に部分的にすべり止めとしてゴム又は軟質樹脂を付着させたもの等が例示される(請求項3)。
【0009】
本発明は、また、かかる本発明方法(請求項1)によって施工された床材施工構造を提供するものである。
【0010】
即ち、本発明(請求項4)の床材の施工構造は、床面上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、その上に可撓性を有するシートが敷設され、該シートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、該モルタル又は接着剤が該シートを浸透し、このシートを浸透したモルタル又は接着剤によって該シートに対し床材が結合されていることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明(請求項5)の床材の施工構造は、床面上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、その上に可撓性を有するシートが敷設され、該シートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、該シートの上面は該床材の滑り止め機能を有することを特徴とするものである。
【0012】
本発明(請求項6)の床材の施工方法は、床面に可撓性を有した第1のシートを敷き、該第1のシート上にモルタル又は接着剤を均一に塗着し、その上に可撓性を有する第2のシートを敷き、該第2のシートの上に床材を複数枚敷設した後、該床材の面調整を行う床材の施工方法であって、該第2のシートが、該モルタル又は接着剤の浸透性機能と、該床材の滑り止め機能とのうちの少なくとも一方の機能を有することを特徴とするものである。
【0013】
かかる床材の施工方法は、床面上にモルタル又は接着剤を直接に塗着するのではなく、床面上に可撓性を有した第1のシートを敷くので、モルタル又は接着剤が床面に全く又は殆ど固着しない。このため、床材を床面から剥し取る作業が容易となる。
【0014】
なお、この請求項6の方法においても、第2のシート上に床材を敷設した後、床材の面調整を行うので、床材の仕上り面精度が良好なものとなる。しかも、第2のシートを浸透してきたモルタル又は接着剤によって床材が第2のシートに結合されるか、又は該第2のシートが床材の滑り止め機能を有するので、施工後の床材がズレ動くこともない。第2のシートが床材の滑り止め機能のみを有する場合には、床材を極めて簡単に剥し取ることができる。また、第2のシートを浸透してきたモルタル又は接着剤によって第2のシートと床材とが結合されている場合でも、この結合力は比較的低いので、床材を第2のシートから比較的容易に剥し取ることができる。
【0015】
第2のシートとしては、前記請求項2,3と同様のシートが好適である(請求項7,8)。
【0016】
本発明は、また、かかる本発明方法(請求項6)によって施工された床材施工構造を提供するものである。
【0017】
即ち、本発明(請求項9)の床材の施工構造は、床面上に第1のシートが敷設され、該第1のシートの上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、その上に可撓性を有する第2のシートが敷設され、該第2のシートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、該モルタル又は接着剤が該第2のシートを浸透し、第2のシートを浸透したモルタル又は接着剤によって該第2のシートに対し床材が結合されていることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明(請求項10)の床材の施工構造は、床面上に第1のシートが敷設され、該第1のシートの上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、その上に可撓性を有する第2のシートが敷設され、該第2のシートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、該第2のシートの上面は該床材の滑り止め機能を有することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係る床材の施工方法及び構造を示す模式的な断面斜視図である。
【0020】
コンクリート製床スラブあるいは土間コンクリート等よりなる床面1上にセメント系モルタル2が所定厚みに塗着されている。この実施の形態では、モルタル2は櫛目鏝を用いて3〜15mm好ましくは5〜10mm程度の一定厚みに塗着されている。図では櫛目(凹条)が示されているが、モルタル2の流動性が高いときには、櫛目は消失し、ほぼ一様厚みのモルタル層となる。また、モルタルを最初から平坦に塗布してもよい。
【0021】
このモルタル2が硬化を開始する前にシート3を該モルタル2の上に重ねる。この実施の形態では、シート3は、不織布などモルタル2の浸透性を有するものであるが、後述のように床材4の滑り止め機能を有するものであってもよい。また、両者を兼ね備えたものでもよい。上記のモルタル2が硬化する前に、このシート3の上に複数枚の床材4を敷き並べる。この実施の形態では、床材4は方形板状の石材又はタイルであり、床材4は目地間隔をあけて該シート3上に敷き並べられる。所定枚数の床材4を敷き並べた後、ゴムとんかち(頭部がゴム製となっている槌)や木槌、木片などの叩打具を用いて該床材4を軽く叩いて各床材4の上面を面一状に揃えて面精度を出す。
【0022】
その後、好ましくは養生時間をとり、モルタル2を硬化させると共に、シート3を浸透してきたモルタルによりシート3と床材4とを結合する。次いで、目地間隙に目地材5を充填し、床材の施工作業を終える。この目地材5としては、樹脂系の弾性目地材が好適であるが、セメント系目地材などであってもよい。弾性目地材は、後で床材を剥し取るときにカッターで容易に切ることができる。ただし、セメント系目地材であっても、床材の剥し取りに格別の支障は生じない。
【0023】
このように構成された床材の施工構造にあっては、叩打具によって面調整するので、床材の仕上り面精度が極めて良好である。なお、この面精度は、床面1に不陸があったり、床材4の厚みにムラがあっても、極めて良好なものとなる。また、シート3を浸透してきたモルタル2によりシート3と床材4とが結合されるため、床材4がズレ動くこともない。ただし、モルタル2の浸透量は少量であるから、この結合力はそれ程高くはなく、床材4を人力によって持ち上げようとした場合に床材4がシート3から剥れる程度のものである。従って、床材の張り替え等のために床材4を容易に剥し取ることができる。剥し取った床材は、必要に応じ、付着したモルタルや目地材を除去するだけで、再利用することができる。
【0024】
また、モルタル2の浸透量は少量であるから、叩打具で床材4を叩いても、目地間隙からモルタルがはみ出してくることもない。
【0025】
上記の浸透性を有するシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン等の合成樹脂繊維の不織布が好適である。この不織布の上面にゴムや軟質樹脂を散点状、網目状又は筋状に付着させることにより、さらに滑り止め機能が付与されてもよい。浸透性を有するシートとしては、不織布のように基材シートそれ自体が浸透性を有するシートのほか、基材シートそれ自体は浸透性を有しないが、多数の小孔を設けることによりモルタルがシートの上面側に滲み出すようにしたものであってもよい。
【0026】
なお、前記の通り、モルタルの代りに接着剤例えば有機系接着剤を用いてもよい。この接着剤はフィラーを含んでいてもよい。
【0027】
上記実施の形態では、シートは浸透性を有するものとなっているが、浸透性を有しておらず、その代りに滑り止め機能を有するものであってもよい。そのようなものとしては、ゴムシートが例示されるが、その他クラフト紙等の紙やフィルム、布などの基材シートの上面の全面に軟らかい樹脂層を形成したものや、同様の基材シートの上面に散点状(ドット状)、網目状又は筋状にゴムや軟質樹脂を付着させたものであってもよい。不織布の上面の全面に軟らかい樹脂層を形成したものであってもよい。
【0028】
また、滑り止め機能を有するシートは、基材シートの上面に自己吸着性を有する樹脂層を設けたものであってもよい。この自己吸着性樹脂層としては、合成樹脂材料を発泡させて独立気泡を有する発泡体とし、かつ表面部の該気泡体は外気と連通する開口を有する吸盤構造を形成した樹脂層が好適であり、具体的には感圧接着剤が例示される。
【0029】
図2は別の実施の形態に係る床材の施工方法及び構造を示す模式的な断面斜視図である。
【0030】
この実施の形態では、床面1上に第1のシート10を敷設した後、この第1のシート10上にセメント系モルタル2を所定厚みに塗着する。その後の工程は前記図1の実施の形態と全く同一である。なお、シート3が第2のシートに該当する。
【0031】
第1のシート10は、この実施の形態では不織布が用いられており、モルタル2の浸透性を有する。モルタル2の一部が第1のシート10を浸透することにより、第1のシート10と床面1とが結合されるので、シート10のズレが防止される。ただし、モルタル2の浸透量は少量であるから、この結合力はそれ程高くはなく、シート10を人力によって持ち上げようとすると、シート10が床面1から剥れる程度のものである。従って、床材の張り替えや、あるいは賃借していた店舗や貸室を返還するために床材4及びモルタル2を剥し取る解体時の作業が極めて容易となる。また、この作業に際して振動や塵が殆ど発生しない。シート10を剥しながらモルタル2をシート10に巻き取ることもでき、剥されたモルタル2がバラバラに飛散することがない。
【0032】
第1のシート10は可撓性を有しているので、床面1に不陸や歪があっても該シート10が不陸や歪に応じて曲がるので、シート10と床面1とが全面的に密着する。このシート10を部屋の隅から隅まで行き渡るように敷いてモルタル2を打設すると、硬化したモルタル2が部屋の壁に突き当った施工仕上りとなるので、モルタル2のズレが確実に防止される。
【0033】
第1のシート10として不織布を用いるときには、不織布を水にさっと漬けて引き上げた後、軽く絞り、適量の水を含ませてから床面1上に敷くのが好ましい。このようにしておくと、シート10上にモルタル2を塗着したときに、モルタル2中の水分がシート10に奪われることが無く、モルタル2をシート10上に延し易い。
【0034】
モルタル2を塗着する以降の工程の要領及び張り替えや解体時の要領は前記図1の実施の形態と同様であり、図1の実施の形態で奏される作用効果は図2の実施の形態でも得られる。
【0035】
不織布よりなる第1のシート10としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン等の合成樹脂繊維の不織布が好適である。浸透性を有するシートとしては、不織布のように基材シートそれ自体が浸透性を有するシートのほか、基材シートそれ自体は浸透性を有しないが、多数の小孔を設けることによりモルタルがシートの上面側に滲み出すようにしたものであってもよい。
【0036】
なお、図1の場合と同じく、モルタルの代りに接着剤例えば有機系接着剤を用いてもよい。この接着剤はフィラーを含んでいてもよい。
【0037】
図2の実施の形態では、第1のシート10は浸透性を有する不織布よりなるが、浸透性を有しておらず、その代りに床面1に対する滑り止め機能を有するものであってもよい。そのようなものとしては、ゴムシートが例示されるが、その他クラフト紙等の紙やフィルム、布などの基材シートの下面の全面に軟らかい樹脂層を形成したものや、同様の基材シートの下面に散点状(ドット状)、網目状又は筋状にゴムや軟質樹脂を付着させたものであってもよい。不織布の下面の全面に軟らかい樹脂層を形成したものであってもよい。
【0038】
また、第1のシート10として用いられるシートは、基材シートの下面に自己吸着性を有する樹脂層を設けたものであってもよい。この自己吸着性樹脂層としては、合成樹脂材料を発泡させて独立気泡を有する発泡体とし、かつ表面部の該気泡体は外気と連通する開口を有する吸盤構造を形成した樹脂層が好適であり、具体的には感圧接着剤が例示される。
【0039】
第1のシート10は、浸透性及び滑り止め機能のいずれをも有していないものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、面精度の良好な床材施工を行うことができる。この施工は容易であり、非熟練作業者でも迅速に行うことができる。また、床材を剥して張り替えたり、剥した床材を再利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の説明図である。
【図2】別の実施の形態の説明図である。
【符号の説明】
1 床面
2 モルタル
3 シート(第2のシート)
4 床材
5 目地材
10 第1のシート
Claims (10)
- 床面にモルタル又は接着剤を均一に塗着し、その上に可撓性を有するシートを敷き、該シートの上に床材を複数枚敷設した後、該床材の面調整を行う床材の施工方法であって、
該シートが、該モルタル又は接着剤の浸透性機能と、該床材の滑り止め機能とのうちの少なくとも一方の機能を有することを特徴とする床材の施工方法。 - 請求項1において、該シートは不織布であることを特徴とする床材の施工方法。
- 請求項1において、該シートは、基材シートと、該基材シートの上面に全面的に又は部分的に付着されたゴム又は軟質樹脂とを有してなることを特徴とする床材の施工方法。
- 床面上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、
その上に可撓性を有するシートが敷設され、
該シートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、
該モルタル又は接着剤が該シートを浸透し、このシートを浸透したモルタル又は接着剤によって該シートに対し床材が結合されていることを特徴とする床材の施工構造。 - 床面上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、
その上に可撓性を有するシートが敷設され、
該シートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、
該シートの上面は該床材の滑り止め機能を有することを特徴とする床材の施工構造。 - 床面に可撓性を有した第1のシートを敷き、
該第1のシート上にモルタル又は接着剤を均一に塗着し、
その上に可撓性を有する第2のシートを敷き、該第2のシートの上に床材を複数枚敷設した後、該床材の面調整を行う床材の施工方法であって、
該第2のシートが、該モルタル又は接着剤の浸透性機能と、該床材の滑り止め機能とのうちの少なくとも一方の機能を有することを特徴とする床材の施工方法。 - 請求項6において、該第1及び第2のシートは不織布であることを特徴とする床材の施工方法。
- 請求項6において、該第2のシートは、基材シートと、該基材シートの上面に全面的に又は部分的に付着されたゴム又は軟質樹脂とを有してなることを特徴とする床材の施工方法。
- 床面上に第1のシートが敷設され、
該第1のシートの上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、
その上に可撓性を有する第2のシートが敷設され、
該第2のシートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、
該モルタル又は接着剤が該第2のシートを浸透し、第2のシートを浸透したモルタル又は接着剤によって該第2のシートに対し床材が結合されていることを特徴とする床材の施工構造。 - 床面上に第1のシートが敷設され、
該第1のシートの上にモルタル又は接着剤の層が設けられ、
その上に可撓性を有する第2のシートが敷設され、
該第2のシートの上に複数枚の床材が敷設され、各床材の上面が面一状とされている床材の施工構造であって、
該第2のシートの上面は該床材の滑り止め機能を有することを特徴とする床材の施工構造。
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CN103422649A (zh) * | 2013-08-15 | 2013-12-04 | 浙江亚厦装饰股份有限公司 | 一种石材地板与地毯的拼接结构 |
CN106639247A (zh) * | 2016-12-12 | 2017-05-10 | 蓝振宁 | 一种铺设陶瓷地砖施工工艺 |
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2002
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